JP2001002232A - ガラスびん排除装置 - Google Patents

ガラスびん排除装置

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JP2001002232A
JP2001002232A JP17947999A JP17947999A JP2001002232A JP 2001002232 A JP2001002232 A JP 2001002232A JP 17947999 A JP17947999 A JP 17947999A JP 17947999 A JP17947999 A JP 17947999A JP 2001002232 A JP2001002232 A JP 2001002232A
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sensor
glass bottle
signal
bottle
conveyor
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JP17947999A
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Eizo Ikeda
栄造 池田
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Toyo Glass Co Ltd
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Toyo Glass Co Ltd
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形機で成形されたガラスびんがコンベアに
よりコーティングを行うチャンバーに移動するまでに、
成形不良、倒れ状態のガラスびんを排除する装置におい
て、煩雑な設定を簡素化し、排除ミスを減少させ、効率
よくガラスびんの成形が行われるようにする。 【解決手段】 コンベアの移動速度を検知する速度セン
サと、成形機からの排除信号、倒びんセンサ及び詰まり
センサからの異常信号、速度センサからの速度信号に基
づいて排除手段を動作させる制御部を設け、制御部は、
成形機からの排除信号を受けた場合には、設定されたタ
イミングで排除手段を動作させ、倒びんセンサからの異
常信号を受けた場合には、コンベアの速度センサからの
速度信号により排除手段の動作タイミングを演算し、そ
のタイミングで排除手段を動作させ、詰まりセンサから
の異常信号を受けた場合には、直ちに又は設定したタイ
ミングで排除手段を動作させ、ガラスびんを廃棄部に排
除する。排除手段の動作及び廃棄部の蓋の開閉動作を1
つの制御部で処理することとしたので、制御盤が1つで
よく、設定作業が簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形機で成形され
たガラスびんがコンベアによりコーティングを行うチャ
ンバーに移動するまでに、成形不良のガラスびん、倒れ
や接触状態となったガラスびんを排除し、さらにチャン
バー入口でガラスびんが詰まった場合に後続のガラスび
んを排除するガラスびん排除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6に基づいて、従来のガラスび
ん排除装置を説明する。図3は成形機1で成形されたガ
ラスびんGがチャンバー7に至るまでの説明図である。
成形機1はIS成形機といわれる最も一般的なもので、
複数のセクション(図3の場合は10のセクション)か
らなり、各セクションは粗型2、仕上型3、反転機構
4、取出機構5を備えている。図示しない供給装置から
ゴブ(ガラス塊)が粗型に供給され、粗型によりパリソ
ンに成形され、パリソンは反転機構4により仕上型3に
移されてガラスびんの最終成形が行われる。成形された
ガラスびんGは取出機構5によりコンベア6上に移され
る。コンベア6は矢印方向に移動し、ガラスびんGをチ
ャンバー7方向に移動する。チャンバー7では、ガラス
びんの擦り傷防止などのためのコーティング(いわゆる
ホットエンドコーティング)が行われる。
【0003】コンベア6に近接して、成形機1のすぐ下
流に倒びんセンサ10が、チャンバー7のすぐ手前には
詰まりセンサ11が設けられている。倒びんセンサ10
は、センサの正面にガラスびんが存在するか否かを検知
するものであり、ガラスびんがコンベア上で倒れている
場合、及び、複数のガラスびんが接触している場合は、
正常の場合と遮光時間(ガラスびんがセンサの正面を通
過するときにセンサの発する光(赤外線など)を遮る時
間)が異なるので、異常を発見することができる。詰ま
りセンサ11も同様にセンサの正面にガラスびんが存在
するか否かを検知するものであり、チャンバー入口でガ
ラスびん詰まりが発生するとガラスびんが停滞するの
で、異常を発見することができる。
【0004】倒びんセンサ10と詰まりセンサ11の間
には排除手段8及び廃棄部9が設けられている。排除手
段8はエアノズルやプッシャーなどで、異常時にガラス
びんをコンベア6上から廃棄部9内に排除する。廃棄部
9内は非常に高温であるので、工場内の作業環境を良好
にするために、通常開閉自在な蓋(図示せず)が設けら
れている。
【0005】図4は成形機1でガラスびんを成形する際
に何らかの異常が発生した場合の信号の流れを示すブロ
ック図である。この場合、成形機1に設けられている成
形機制御部12に異常信号が送られる。異常信号は、型
に塗油した後などに自動的に送られるものと、成形不良
を発見したオペレータがそのセクションのボタンを押す
ことで送られるものとがある。異常信号を受けた成形機
制御部12は、異常信号を受けたときからそのガラスび
んがコンベア6上に送り出されるまでのタイミングを演
算し、さらに、そのセクションから送り出されたガラス
びんが排除手段8に到達するまでの設定されたタイミン
グを加えたタイミングで、排除手段8に対して排除信号
を送る。排除手段8は排除信号を受けることで動作し、
そのガラスびんを廃棄部9内に排除する。このようなタ
イミングの調節は成形機がその動作速度に比例して発生
するマシンパルスに基づいて(マシンパルスをカウント
することで)行われる。
【0006】廃棄部9には、蓋制御部13及び蓋制御盤
14が付属している。成形機制御部12からの排除信号
は同時に蓋制御部13にも送られる。排除信号を受けた
蓋制御部13は、予め蓋制御盤14で設定されている所
定のタイミングで蓋開閉手段15に開閉信号を送ってこ
れを作動し、蓋を開閉させる。すなわち、ガラスびんが
廃棄部9に入る寸前で蓋が開き、ガラスびんが廃棄部9
に入った直後に蓋が閉まる。
【0007】図5はコンベア上で倒びんやびんの接触と
いう異常が発生した場合の信号の流れを示すブロック図
である。倒びんセンサ10からの、該センサの前にガラ
スびんがあるか無いかの信号は、倒びん制御部16に送
られる。倒びん制御部16には倒びん制御盤17が付随
して設けられている。倒びん制御盤17では、倒びんセ
ンサ10からの信号を倒びんなどの異常信号と判断すべ
き遮光時間や、異常信号と判断した後に排除信号を送る
タイミング(時間)などが設定される。このタイミング
(時間)は、倒びんセンサ10から異常信号を受けてか
らそのガラスびんが排除手段8に至るまでの時間であ
る。
【0008】倒びん制御部16は、倒びんセンサ10か
らの信号が異常な信号であると判断したとき、すなわ
ち、倒びんセンサ10から異常信号が送られてきたと
き、所定のタイミングで排除信号を排除手段8及び蓋制
御部13に送る。排除手段8は排除信号を受けることで
動作し、そのガラスびんを廃棄部9内に排除する。排除
信号を受けた蓋制御部13は所定のタイミングで蓋開閉
手段15に開閉信号を送ってこれを作動し、蓋を開閉さ
せる。すなわち、ガラスびんが廃棄部9に入る寸前で蓋
が開き、ガラスびんが廃棄部9に入った直後に蓋が閉ま
る。
【0009】図6はチャンバー7入口でガラスびんが詰
まる異常が発生した場合の信号の流れを示すブロック図
である。詰まりセンサ11からの、該センサの前にガラ
スびんがあるか無いかの信号は、詰まり制御部18に送
られる。詰まり制御部18には詰まり制御盤19が付随
して設けられている。詰まり制御盤19では、詰まりセ
ンサの11からの信号を異常信号と判断すべき遮光時間
や、場合によっては、排除手段を作動させるまでの排除
時間などを設定する。
【0010】詰まり制御部18は、詰まりセンサ11か
らの信号が異常な信号であると判断したとき、すなわ
ち、詰まりセンサ11から異常信号が送られてきたと
き、直ちに又は所定のタイミングで排除信号を排除手段
8及び蓋制御部13に送る。排除手段8は排除信号を受
けることで動作し、詰まりが解除されるまでの間、後続
のガラスびんを廃棄部9内に排除する。排除信号を受け
た蓋制御部13は蓋開閉手段15に所定のタイミングで
開閉信号を送ってこれ作動し、蓋を開閉させる。すなわ
ち、ガラスびんが廃棄部9に入る寸前で蓋が空き、ガラ
スびんが廃棄部9に入った直後に蓋が閉まる。また、詰
まり制御部18は詰まりセンサ11から異常信号を受け
ると、アラーム手段23に異常信号を送り、アラーム手
段を作動させ、作業員に知らせる。作業員が詰まったガ
ラスびんを取り除けば、正常状態に復帰する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】成形機1で異常が発生
した場合、成形機制御部12がマシンパルスに基づいて
(設定されているマシンパルス数をカウントして)排除
信号を送り、排除手段8を動作させる。したがって、マ
シンパルス間隔よりも短い間隔で排除信号の送信を制御
することができず、より精密な精度で排除手段を動作さ
せるように調整することができない。1マシンパルス間
隔にコンベア6が移動する距離は5mm程度、あるいはそ
れ以上の場合もあるので、必ずしもガラスびんがコンベ
ア上の最適の位置にあるときに排除手段8を動作できる
とは限らず、排除ミスによる倒びんが発生することがあ
った。また、これを防ぐためには、排除手段8の位置を
微妙に移動するなどの煩雑な調整が必要であった。
【0012】コンベア6上で倒びんやびん接触の異常が
あった場合、倒びんセンサ10から異常信号を受けた倒
びん制御部16はそのときから所定の時間送らせて排除
手段8に排除信号を送りそのガラスびんを排除する。こ
の場合、前記のごとく、倒びん制御盤17で、異常信号
と判断すべき遮光時間や、排除信号を送るまでの時間
(排除時間)が設定されるが、この遮光時間や排除時間
はコンベア6の移動速度によって変わってくるものであ
る。一般に、コンベアの移動速度は成形するガラスびん
の種類によってまちまちであるから、成形するガラスび
んの種類が変わるごとに、これらの設定をやり直さなけ
ればならず、非常に煩雑である。
【0013】また、倒びん制御部16が倒びんセンサ1
0から異常信号を受けてから排除信号を送るまでのタイ
ミングは時間(排除時間)で設定されている。コンベア
6の移動速度は必ずしも一定ではなく、種々の原因で微
妙に変化する。すなわち、一定の排除時間では、必ずし
もガラスびんがコンベア上の最適の位置にあるときに排
除手段8を動作できるとは限らず、排除ミスが発生する
ことがあった。
【0014】また、従来のガラスびん排除装置は、蓋制
御盤、倒びん制御盤及び詰まり制御盤のそれぞれについ
て煩雑な設定を行わなければならなかったので、型替え
の場合(成形するガラスびんの種類を変える場合)、設
定作業に相当の時間を必要としていた。
【0015】本発明は、このような煩雑な設定を簡素化
し、排除ミスを減少させ、効率よくガラスびんの成形が
行われるようにすることを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形機から送
り出されたガラスびんをコーティングを行うチャンバー
に移動するコンベアと、コンベアに付随して成形機とチ
ャンバーの間に設けられた倒びんセンサ、排除手段、廃
棄部及び詰まりセンサとを有し、成形機、倒びんセンサ
及び詰まりセンサの異常信号に基づいて排除手段を動作
させ、ガラスびんを廃棄部に排除する装置において、コ
ンベアの移動速度を検知する速度センサと、成形機から
の排除信号、倒びんセンサ及び詰まりセンサからの異常
信号、速度センサからの速度信号に基づいて排除手段を
動作させる制御部とを有し、制御部は、成形機からの排
除信号を受けた場合には、設定されたタイミングで排除
手段を動作させ、倒びんセンサからの異常信号を受けた
場合には、コンベアの速度センサからの速度信号により
排除手段の動作タイミングを演算し、そのタイミングで
排除手段を動作させ、詰まりセンサからの異常信号を受
けた場合には、直ちに又は設定したタイミングで排除手
段を動作させ、ガラスびんを廃棄部に排除することを特
徴とするガラスびん排除装置である。
【0017】本発明のガラスびん排除装置は、成形機か
らの排除信号、倒びんセンサ及び詰まりセンサからの異
常信号に基づく排除手段の動作及び廃棄部の蓋の開閉動
作を1つの制御部で処理することとしたので、制御盤も
1つでよく、設定作業が簡単である。
【0018】成形機から排除信号が出された場合、その
排除信号はいったん制御部に入力され、制御部で所定の
タイミング調整を行った後、排除手段に対して排除信号
が出力される。制御部は、マシンパルス間隔に拘束され
ずに精細な制御が可能であるから、従来のマシンパルス
間隔の調整よりもさらに精度の良い調整を行うことがで
きる。したがって、ガラスびんがコンベア上の最適の位
置にあるときに排除手段を動作することで排除ミスを防
ぐことができ、排除手段8の位置を微妙に移動するなど
の煩雑な調整が不要となる。
【0019】コンベアには速度センサが設けられ、速度
信号は制御部に入力され、倒びんセンサ及び詰まりセン
サからの信号が異常信号であることの判断(遮光時
間)、さらには、排除手段を動作させるまでの時間(排
除時間)調節は、速度信号に基づいて行われる。速度信
号はガラスびんの移動速度に正確に比例するものである
から、異常信号の判断や最適なびん位置での排除手段の
動作が正確なものとなる。従来は、型替えに際して、各
制御盤で遮光時間、排除時間を調整しながら設定してい
たが、本発明装置においては、1つの制御盤に対して成
形するびん径を設定すればよく、細かい調整はほとんど
不要となる。
【0020】コンベアの速度センサを、コンベアが所定
距離移動するごとにパルスを発生するアブソコーダと
し、アブソコーダのパルス間隔を成形機のマシンパルス
間隔よりも短くすることで、異常信号の判断や排除手段
などの動作を容易かつ高精度で行うことができる。コン
ベア上のガラスびんの移動距離は、アブソコーダのパル
スをカウントすることで容易に取得でき、パルス間隔が
短いほど、正確なガラスびんの位置を把握できるからで
ある。
【0021】廃棄部が開閉自在の蓋を有するものである
場合、制御部は排除手段の動作に連動して蓋の開閉を容
易に制御することができる。排除手段の動作のタイミン
グと蓋の開閉動作のタイミングは一定の関係にあるか
ら、排除手段の動作のタイミングを取得すれば、容易に
蓋の開閉動作のタイミングを決定できるからである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、実施例に関する図1、2に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1は実施例のガラ
スびん排除装置の要部説明図、図2はこのガラスびん排
除装置における信号の流れを示すブロック図である。
【0023】図3に示す成形機と同様の成形機1で成形
されたガラスびんはコンベア6上を矢印方向に流れる。
コンベア6に近接して、成形機1のすぐ下流に倒びんセ
ンサ10が、チャンバー7のすぐ手前には詰まりセンサ
11が設けられている。倒びんセンサ10及び詰まりセ
ンサ11は従来のものと同様のものでよい。倒びんセン
サ10と詰まりセンサ11の間には排除手段8及び廃棄
部9が設けられている。排除手段は、成形機1の成形不
良により動作する2個の排除手段8a、倒びん・びん接
触により動作する1個の排除手段8b、チャンバー入口
のびん詰まりにより動作する1個の排除手段8cの4個
の排除手段により構成されている。排除手段8aが2個
設けられているのは、成形機1が各セクションにおいて
同時に2個のガラスびんを成形するものであるからであ
る。なお、これらの排除手段を1個で兼用することも可
能である。廃棄部9には図示しない開閉可能な蓋が設け
られている。
【0024】コンベア6には、コンベアの移動速度を検
知する速度センサ22が設けられている。速度センサ2
2はアブソコーダでコンベアが1mm移動するごとに1パ
ルスを発生する。このパルス間隔は、成形機1のマシン
パルスの間隔の5分の1程度である。
【0025】成形機1でガラスびんを成形する際に何ら
かの異常が発生した場合、成形機1に設けられている成
形機制御部12に異常信号が送られる。異常信号を受け
た成形機制御部12は、異常信号を受けたときからその
ガラスびんがコンベア6上に送り出されるまでのタイミ
ングを演算し、さらに、そのセクションから送り出され
たガラスびんが排除手段8の直前に到達するまでの設定
されたタイミングを加えたタイミングで、制御部20に
対して排除信号を送る。排除信号を受けた制御部20
は、設定されている所定のタイミングの後、排除手段8
aに対して排除信号を送り排除手段8aを作動させガラ
スびんを廃棄部9に排除する。また、これに伴って制御
部20は蓋開閉手段15を作動させ、廃棄部の蓋を開閉
する。制御部20が排除信号を送る所定のタイミングは
アブソコーダのパルス数で設定されており、制御部20
のシフトレジスタが設定されているパルス数をカウント
したときに排除手段8aに排除信号を送り出す。コンベ
アはアブソコーダの1パルス間隔に1mm移動するから、
排除手段が作動するときのガラスびんの位置を1mmの精
度で調整することが可能であり、排除ミスを防ぐことが
できる。タイミング(パルス数)の設定は制御盤21に
より行う。
【0026】倒びんセンサ10からの信号、及び、詰ま
りセンサ11からの信号を異常信号と判断する遮光時間
は、成形されるガラスびんの径に応じてアブソコーダの
パルス数で設定されている。制御部20のシフトレジス
タが遮光時間のパルス数をカウントし、所定のパルス数
を越えたときに、その信号が異常信号であると認識され
る。設定は制御盤21により行う。型替えのときには成
形するガラスびんの径(又はびん径に相当するアブソコ
ーダのパルス数)を設定すればよい。
【0027】制御部20には、倒びんセンサ10で検知
されたガラスびんが排除手段8bに至るまでの距離がア
ブソコーダのパルス数として設定されている。倒びん・
びん接触により倒びんセンサ10からの信号が異常信号
と判定された場合、制御部20のシフトレジスタはその
異常信号を受けたときからアブソコーダのパルス数をカ
ウントし、設定されているパルス数をカウントしたとき
に排除手段8bに排除信号を送り、これ作動させる。こ
のとき、そのガラスびんは正確に排除手段8bの正面の
最適な位置にあり、確実に廃棄部9に排除される。ま
た、これに伴って制御部20は蓋開閉手段15を作動さ
せ、廃棄部9の蓋を開閉する。ガラスびんが排除手段8
bに至るまでのアブソコーダのパルス数は制御盤21に
より設定する。この排除手段を作動させるまでの時間
(排除時間)は固定された時間ではなくアブソコーダの
パルス数で設定されているので、コンベアの速度が微妙
に変化しても、確実にガラスびんが所定の位置(1mmの
精度)に来たときに排除手段を作動させることができ、
排除ミスを防ぐことができる。また、型替えを行ってコ
ンベアの移動速度が異なることとなっても、排除時間を
設定し直す必要がない。コンベア速度が異なっても倒び
んセンサ10で検知されたガラスびんが排除手段8bに
至るまでのアブソコーダのパルス数は同じだからであ
る。
【0028】チャンバー7入口でびん詰まりが発生し、
詰まりセンサ11からの信号が異常信号であると判定さ
れた場合、制御部20は直ちに排除手段8cに対して排
除信号を送り、これ作動させガラスびんを廃棄部9に排
除する。また、これに伴って制御部20は蓋開閉手段1
5を作動させ、廃棄部の蓋を開閉する。制御部20は同
時にアラーム手段23に対して異常信号を送り、アラー
ム手段を作動させ、びん詰まりを作業員に知らせる。作
業員が詰まったガラスびんを取り除けば、詰まりセンサ
11からの信号は正常な信号となり、排除手段8cへの
排除信号は停止され、排除手段8cの作動が停止し、正
常状態に復帰する。
【0029】
【発明の効果】本発明のガラスびん排除装置は、成形機
で成形異常が発生した場合、コンベア6上で倒びんやび
ん接触の異常があった場合のびん排除を、そのびんが正
確に所定の位置に流れて来たときに排除手段を作動させ
ることができるので、排除ミスを防止することができ
る。また、型替えの際の設定は、1つの制御盤に対して
成形するガラスびんの径を設定すればよく、細かい調整
はほとんど不要となり、また、排除手段の位置の微調整
も行う必要がないので、型替えをスムースに行うことが
でき、ガラスびんの成形が効率よく行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガラスびん排除装置の要部説明図であ
る。
【図2】実施例のガラスびん排除装置における信号の流
れを示すブロック図である。
【図3】成形機1で成形されたガラスびんGがチャンバ
ー6に至るまでの説明図である
【図4】成形機1で成形異常が発生した場合の信号の流
れを示すブロック図である
【図5】コンベア6上で倒びんなどの異常が発生した場
合の信号の流れを示すブロック図である。
【図6】チャンバー7入口でガラスびんが詰まる異常が
発生した場合の信号の流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 粗型 3 仕上型 4 反転機構 5 取出機構 6 コンベア 7 チャンバー 8 排除手段 9 廃棄部 10 倒びんセンサ 11 詰まりセンサ 12 成形機制御部 13 蓋制御部 14 蓋制御盤 15 蓋開閉手段 16 倒びん制御部 17 倒びん制御盤 18 詰まり制御部 19 詰まり制御盤 20 制御部 21 制御盤 22 速度センサ 23 アラーム手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機1から送り出されたガラスびんG
    をコーティングを行うチャンバーに移動するコンベア6
    と、コンベア6に付随して成形機とチャンバーの間に設
    けられた倒びんセンサ10、排除手段8、廃棄部9及び
    詰まりセンサ11とを有し、成形機1、倒びんセンサ1
    0及び詰まりセンサ11の異常信号に基づいて排除手段
    8を動作させ、ガラスびんを廃棄部9に排除するガラス
    びん排除装置において、コンベア6の移動速度を検知す
    る速度センサ22と、成形機1からの排除信号、倒びん
    センサ10及び詰まりセンサ11からの異常信号、速度
    センサ22からの速度信号に基づいて排除手段8を動作
    させる制御部20とを有し、制御部20は、成形機1か
    らの排除信号を受けた場合には、設定されたタイミング
    で排除手段8を動作させ、倒びんセンサ10からの異常
    信号を受けた場合には、コンベアの速度センサ22から
    の速度信号により排除手段8の動作タイミングを演算
    し、そのタイミングで排除手段8を動作させ、詰まりセ
    ンサ11からの異常信号を受けた場合には、直ちに又は
    設定したタイミングで排除手段8を動作させ、ガラスび
    んGを廃棄部9に排除することを特徴とするガラスびん
    排除装置
  2. 【請求項2】 請求項1のガラスびん排除装置におい
    て、前記コンベア6の速度センサ22が、コンベアが所
    定距離移動するごとにパルスを発生するアブソコーダで
    あり、該アブソコーダのパルス間隔を成形機1のマシン
    パルス間隔よりも短くしたことを特徴とするガラスびん
    排除装置
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のガラスびん排除装置に
    おいて、前記廃棄部9が開閉自在の蓋を有しており、前
    記制御部20が前記排除手段8の動作に連動して該蓋の
    開閉を制御することを特徴とするガラスびん排除装置
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