JP2001002076A - ディップ容器付き紙カップ - Google Patents

ディップ容器付き紙カップ

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JP2001002076A
JP2001002076A JP11168398A JP16839899A JP2001002076A JP 2001002076 A JP2001002076 A JP 2001002076A JP 11168398 A JP11168398 A JP 11168398A JP 16839899 A JP16839899 A JP 16839899A JP 2001002076 A JP2001002076 A JP 2001002076A
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JP
Japan
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paper cup
dip container
container
dip
paper
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JP11168398A
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Naoyuki Tsuchiya
直之 土屋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用前には、ソースなどの調味料、粘液状のシ
ロップやチョコレートなどの副食材を収納するディップ
容器と紙カップ本体とを一体化してあり、輸送、保管、
販売での扱いに便利であり、使用時には、簡単にディッ
プ容器を取り外すことができ、主食材と共に副食材を食
べる時に便利なディップ容器付き紙カップを提供する。 【解決手段】本発明は、紙カップ本体とディップ容器と
からなるディップ容器付き紙カップで、前記ディップ容
器を、前記紙カップ本体の底部に嵌入するか、あるいは
ディップ容器の底部の外側の凹部に紙カップ本体を嵌入
して組み合わせてなることを特徴とするディップ容器付
き紙カップである。また、前記ディップ容器が紙カップ
あるいはプラスチックカップであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菓子、食品などの
二種類の内容物を別々に収納することができるディップ
容器付き紙カップに関し、さらに詳しくは紙カップの底
部にディップ容器を嵌入するか、ディップ容器の底部に
紙カップを嵌入して組み合わせたディップ容器付き紙カ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ソースなどの調味料、粘液状
のシロップやチョコレートなどを付けて食べる菓子、食
品などにおいて、これらのソースなどの調味料、粘液状
のシロップやチョコレートなどの副食材を収納するため
に主食材とは別の容器、所謂ディップ容器を添付した包
装容器は、一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主食材
を収納する容器である容器本体と、ソースなどの調味
料、粘液状のシロップやチョコレートなどの副食材を収
納する容器であるディップ容器とが、使用する前の段階
では、別々であるため一体感に欠け、輸送、保管、販
売、および使用の時に不便をきたしている。また、ディ
ップ容器を容器本体の中に挿入した形式のカップも一部
使用されているが、全般的に、構造が複雑で、外観が良
くないという問題がある。
【0004】これに対して本発明は、使用前には、ソー
スなどの調味料、粘液状のシロップやチョコレートなど
の副食材を収納するディップ容器を、主食材を収納する
紙カップ本体の底部の外側の凹部に嵌入するか、あるい
はディップ容器の底部の外側の凹部に紙カップ本体を嵌
入して一体化してあり、輸送、保管、販売での扱いに便
利であり、使用時には、簡単にディップ容器を取り外す
ことができ、主食材と共に副食材を食べる時に便利なデ
ィップ容器付き紙カップを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
すべく検討した結果、本発明は、紙カップ本体とディッ
プ容器とからなるディップ容器付き紙カップで、前記デ
ィップ容器を、前記紙カップ本体の底部に嵌入するか、
あるいはディップ容器の底部の外側の凹部に紙カップ本
体を嵌入して組み合わせてなることを特徴とするディッ
プ容器付き紙カップである。また、前記ディップ容器が
紙カップあるいはプラスチックカップであることを特徴
とする。
【0006】本発明によれば、使用前には、ソースなど
の調味料、粘液状のシロップやチョコレートなどの副食
材を収納するディップ容器を、主食材を収納するカップ
本体の底部の外側の凹部に嵌入するか、あるいはディッ
プ容器の底部の外側の凹部に紙カップ本体を嵌入して一
体化してあり、輸送、保管、販売での扱いに便利であ
り、使用時には、カップ本体から簡単にディップ容器を
取り外すことができ、主食材と共に副食材を食べる時に
便利なディップ容器付き紙カップを得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明について、さらに詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明によるディップ容器付き紙
カップの第一の実施の形態の一実施例を示す図である。
本発明によるディップ容器付き紙カップAは、紙カップ
本体1とディップ容器10とから構成され、使用前で
は、図1に示すように、逆さになった紙カップ本体1の
底部3に、同じく逆さになったディップ容器10が嵌入
され、紙カップ本体1とディップ容器10とが一体とな
っている。
【0009】使用時には、紙カップ本体1の底部3に嵌
入されたディップ容器10を底部3から取り出し、別々
となった紙カップ本体1とディップ容器10とを正立さ
せて開封して使用する。
【0010】つぎに、本発明によるディップ容器付き紙
カップAの形状および材料構成について説明する。
【0011】まず、紙カップ本体1は、図2に示すよう
に、一般的な紙カップでよく、胴部2と底部3と蓋部4
とからなっている。この胴部2の上端にトップカール部
5を形成していることが、蓋部4をシールするために必
要である。
【0012】底部3の形状としては、ディップ容器10
を凹部に嵌入するが、底紙の周辺部を胴部の下縁で挟ん
で形成する一般的な紙カップの底部であればよい。
【0013】この紙カップ本体1の胴部2と底部3の材
料構成としては、紙を主強度材とし、最内層に熱可塑性
樹脂を有することを基本としている。例えば、紙/ポリ
エチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチレン、ポリプロ
ピレン/紙/ポリプロピレン、紙/ポリエチレン/アル
ミニウム/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチ
レン/アルミニウム/ポリエチレン、ポリエチレン/ア
ルミニウム/紙/ポリエチレンなどが挙げられる。
【0014】蓋部4は、トップカール部5に熱シールさ
れるが、イージーピール性のある材料を選定する。例え
ば、ポレエチレンテレフタレート/アルミ蒸着/ポリエ
チレン/ホットメルト接着剤、アルミニウム箔/ホット
メルト接着剤などの構成があげられる。
【0015】つぎに、ディップ容器10は、紙カップで
あっても、プラスチックカップであってもよい。紙カッ
プの場合には、図3に示すように、紙カップ本体1と同
様に、胴部11と底部12と蓋部13とからなってお
り、胴部11の上端にトップカール部14を設けてい
る。プラスチックカップの場合には、図4に示すよう
に、容器本体15と蓋部13とからなっており、容器本
体15の上端にはフランジ部16を設けている。このよ
うに紙カップの場合には、胴部11の上端にトップカー
ル部14を設け、プラスチックカップの場合には、容器
本体15の上端にはフランジ部16を設けることによっ
て、ディップ容器10を紙カップ本体1の底部3の凹部
に嵌入した時に、ディップ容器10を確実に保持するこ
とができる。
【0016】いずれにしろ、紙カップ本体1の底部3の
外側の凹部の内径に合わせて、ディップ容器10の上端
の外径を設定する必要がある。紙カップ本体1の底部3
の適切な寸法の凹部の内径およびディップ容器10の適
切な寸法の上端の外径とすることによって、ディップ容
器10が、紙カップ本体1の底部3の凹部に嵌入された
時に、確実に保持される。その際に、紙カップ本体1の
底部3とディップ容器10との嵌合をより確実にするた
めに、紙カップ本体1の底部3とディップ容器10と
を、ホットメルト接着剤などを使用して、部分的に接着
固定してもよい。
【0017】このディップ容器10の材料としては、紙
カップの場合には、紙カップ本体1と同様に、紙を主強
度材とし、最内層に熱可塑性樹脂を有することを基本と
している。プラスチックカップの場合には、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ポリスチレン樹脂など
のプラスチックを使用することができる。
【0018】本発明のディップ容器付き紙カップAを製
造するには、まず、紙カップ本体1を作成する。一般的
な紙カップと同様にして、紙カップ成形機で作成する。
この紙カップ本体1の形状は、一般的な紙カップと同様
であるが、使用する材料構成としては、充填する内容物
に対して適宜選定する。また、蓋部4をシールし易いよ
うに、トップカール部5を潰す、いわゆるフランジプレ
ス加工を施してもよい。
【0019】つぎに、ディップ容器10を作成する。紙
カップの場合には、紙カップ本体1と同様に、一般的な
紙カップ成形機で作成する。プラスチックカップの場合
には、上記のプラスチック材料からなるシートを真空成
形などで成形することにより作成することができる。ま
たは、上記のプラスチック材料を用いて、押し出し成形
などにより製造することもできる。
【0020】つづいて、紙カップ本体1およびディップ
容器10のそれぞれに内容物を充填し、紙カップ本体1
のトップカール部5を蓋部4でシールし、そして、ディ
ップ容器10のトップカール部14あるいはフランジ部
16を蓋部13でシールして内容物を密封する。
【0021】さらに、紙カップ本体1の底部3にディッ
プ容器10を嵌入して、ディップ容器10を紙カップ本
体1に固定することによって、紙カップ本体1とディッ
プ容器10とを一体化し、本発明のディップ容器付き紙
カップAを作成することができる。その際に、紙カップ
本体1の底部3とディップ容器10とを、ホットメルト
接着剤などを使用して、部分的に接着固定することもで
きる。
【0022】上記のディップ容器付き紙カップAでは、
図1に示すように、紙カップ本体1を逆さにして、底部
3を上側にし、蓋部4を下側にし、一方、ディップ容器
10も逆さにして、蓋部13を下側とし、底部12を上
側として、紙カップ本体1の底部3に嵌入し、ディップ
容器10が上側に、紙カップ本体1が下側になって一体
化されている。この場合には、紙カップ本体1を大き
く、ディップ容器10を小さくすることができ、紙カッ
プ本体1に主食材を入れ、ディップ容器10に副食材を
入れて使用することができる。
【0023】図5は、本発明によるディップ容器付き紙
カップの第二の実施の形態の一実施例を示す図である。
本発明による紙カップBでは、ディップ容器10の底部
12を下側にし、蓋部13を上側にし、下側の底部12
に紙カップ本体1の上部を嵌入し、紙カップ本体1がデ
ィップ容器10の下側になり一体化されている。この場
合には、容器の安定性の点から、下側の紙カップ本体1
を大きくする必要があり、内容物を、下側の紙カップ本
体1に主食材を入れ、上側のディップ容器10に副食材
を入れて使用することができる。その逆に、ディップ容
器10に主な材料を入れ、紙カップ本体1に副材料を入
れてもよい。
【0024】使用時には、ディップ容器10の底部12
に嵌入された紙カップ本体1を底部12から取り出し、
別々となった紙カップ本体1とディップ容器10とを開
封して使用する。
【0025】つぎに、本発明によるディップ容器付き紙
カップBの形状および材料構成について説明する。
【0026】ディップ容器付き紙カップAと同様に、紙
カップ本体1は、一般的な紙カップでよく、胴部2と底
部3と蓋部4とトップカール部5とからなっている。こ
の紙カップ本体1の胴部2と底部3の材料構成も、紙を
主強度材とし、最内層に熱可塑性樹脂を有することを基
本としている。蓋部4も、イージーピール性のある材料
を選定する。
【0027】本発明によるディップ容器付き紙カップB
のディップ容器10は、紙カップであっても、プラスチ
ックカップであってもよいが、いずれの場合において
も、底部12に紙カップ本体1を嵌入できる形状とする
ことが必要である。紙カップの場合には、図3に示すデ
ィップ容器付き紙カップAの場合と同様に、胴部11と
底部12とトップカール部14と蓋部13とからなって
いる。底部12の形状としては、紙カップ本体1を凹部
に嵌入するが、底紙の周辺部を胴部の下縁で挟んで形成
する一般的な紙カップの底部であればよい。プラスチッ
クカップの場合には、図6に示すように、容器本体15
と蓋部13とフランジ部16とからなっている。容器本
体15には、底部12が形成され、底部12の形状とし
ては、紙カップ本体1を嵌入することができるように、
凹部を有する形状とする。
【0028】いずれにしろ、ディップ容器10の底部1
2の外側の凹部の内径に合わせて、紙カップ本体1の上
端の外径を設定する必要がある。ディップ容器10の底
部12の適切な寸法の凹部の内径および紙カップ本体1
の適切な寸法の上端の外径とすることによって、紙カッ
プ本体1が、ディップ容器10の底部12の凹部に嵌入
された時に、確実に保持される。その際に、ディップ容
器10の底部12と紙カップ本体1との嵌合をより確実
にするためには、ディップ容器10の底部12と紙カッ
プ本体1とを、ホットメルト接着剤などを使用して、部
分的に接着固定してもよい。あるいは、紙カップ本体1
とディップ容器10とを一体した後に、全体または一部
をシュリンクフィルムで包装してもよい。
【0029】このディップ容器10の材料としては、デ
ィップ容器付き紙カップAと同様に、紙カップの場合に
は、紙カップ本体1と同様に、紙を主強度材とし、最内
層に熱可塑性樹脂を有することを基本としている。プラ
スチックカップの場合には、ポリプロピレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体健か経過物などのプラスチックおよびそれ
らを複合したプラスチックを使用することができる。
【0030】本発明のディップ容器付き紙カップBを製
造するには、ディップ容器付き紙カップAと同様に、ま
ず、紙カップ本体1を作成する。一般的な紙カップと同
様にして、紙カップ成形機で作成する。この紙カップ本
体1の形状は、一般的な紙カップと同様であるが、使用
する材料構成としては、充填する内容物に対して適宜選
定する。また、蓋部4をシールし易いように、トップカ
ール部5を潰す、いわゆるフランジプレス加工を施して
もよい。
【0031】つぎに、ディップ容器10を作成する。紙
カップの場合には、紙カップ本体1と同様に、一般的な
紙カップ成形機で作成する。プラスチックカップの場合
には、容器本体15の底部12に凹部を形成するため
に、上記のプラスチック材料を用いて、射出成形などに
より製造することができる。
【0032】つづいて、紙カップ本体1およびディップ
容器10のそれぞれに内容物を充填し、紙カップ本体1
のトップカール部5を蓋部4でシールし、そして、ディ
ップ容器10のトップカール部14あるいはフランジ部
16を蓋部13でシールして内容物を密封する。
【0033】さらに、ディップ容器10の底部12に紙
カップ本体1を嵌入して、ディップ容器10を紙カップ
本体1に固定することによって、紙カップ本体1とディ
ップ容器10とを一体化し、本発明のディップ容器付き
紙カップBを作成することができる。
【0034】実際に、本発明のディップ容器付き紙カッ
プの使用方法について具体的に説明する。
【0035】まず、図6−aに示すように、紙カップ本
体1の底部3に嵌入されているディップ容器10を、紙
カップ本体1から取り外す。あるいは、図6−bに示す
ように、ディップ容器10の底部12に嵌入されている
紙カップ本体1を、ディップ容器10から取り外す。つ
ぎに、図6−cに示すように、紙カップ本体1の蓋部4
およびディップ容器10の蓋部13を、剥がして内容物
を取り出せるように開封する。このように紙カップ本体
1とディップ容器10とを別々に開封した後、図6−d
に示すように、紙カップ本体1の内容物の主食材を取り
出し、ディップ容器10に収納された副食材を付けて食
べることができる。
【0036】本発明のディップ容器付き紙カップは、ア
イスクリームなどの氷菓類、ケーキなどの菓子類、サラ
ダなどの惣菜類などの食品類に限らずに、接着剤などの
化学製品、薬品など、二つの内容物を混ぜて使用する用
途に広く使用することができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明について実施例をあげて、さら
に具体的に説明する。
【0038】〔実施例1〕まず、紙カップ本体として坪
量280g/m2 のカップ原紙を用い、表面に、40μ
の厚さの低密度ポリエチレン樹脂層を、裏面には、15
μの低密度ポリエチレンを押し出しコーティング法によ
って設けた積層体を作成した。この積層体の表面に絵柄
などを印刷し、そして、打ち抜き加工で胴部用のブラン
クにし、紙カップ成型機によって紙カップ本体を作成し
た。この紙カップ本体については、内容量が300CC
(満注時)、胴部上端内径が88mm、底部内径が65
mm、そして高さが105mmとした。
【0039】一方、ディップ容器については、厚さ1m
mのポリプロピレン樹脂のシートを使用して、真空成形
において成形し、フランジの外径を65mmとした図2
に示す形状に作成した。
【0040】上記の紙カップ本体には、主食材であるア
イスクリームを充填し、蓋部で熱シールした、ディップ
容器には、副食材である粘液状のソース(チョコレー
ト)を充填し、蓋で熱シールし、紙カップ本体の底部を
上側にして、その底部にディップ容器を底部を上側にし
て嵌入して本発明のディップ容器付き紙カップを作成し
た。
【0041】実際に使用する時に、まず、紙カップ本体
の底部に嵌入されているディップ容器を取り外し、紙カ
ップ本体およびディップ容器のそれぞれの蓋部を剥がし
取り、内容物を取り出せるように開封した。このように
紙カップ本体とディップ容器とを別々に開封した後、デ
ィップ容器に収納された副食材であるソースを、紙カッ
プ本体に収納された主食材であるアイスクリームにかけ
て食べることができた。
【0042】〔実施例2〕まず、ディップ容器として坪
量230g/m2 のカップ原紙を用い、表面に、40μ
の厚さの低密度ポリエチレン樹脂層を、裏面には、15
μの低密度ポリエチレンを押し出しコーティング法によ
って設けた積層体を作成した。この積層体の表面に絵柄
などを印刷し、そして、打ち抜き加工で胴部用のブラン
クにし、紙カップ成型機によってディップ容器を作成し
た。このディップ容器については、内容量が100CC
(満注時)、胴部上端内径が88mm、底部内径が68
mm、そして高さが30mmとした。
【0043】一方、紙カップ本体については、坪量28
0g/m2 のカップ原紙を用い、表面に、40μの厚さ
の低密度ポリエチレン樹脂層を、裏面には、15μの低
密度ポリエチレンを押し出しコーティング法によって設
けた積層体を作成した。この積層体の表面に絵柄などを
印刷し、そして、打ち抜き加工で胴部用のブランクに
し、紙カップ成型機によって紙カップを作成した。この
紙カップについては、内容量が180CC(満注時)、
胴部上端外径が68mm、底部外径が55mm、そして
高さが95mmとした。
【0044】上記のディップ容器には、副食材である粘
液状のチョコレートを充填し、蓋で熱シールし、紙カッ
プ本体には、主食材であるスティック状の菓子を充填
し、蓋部で熱シールした、ディップ容器の底部を下側に
して、その底部に紙カップ本体を蓋部を上側にして嵌入
して本発明のディップ容器付き紙カップBを作成した。
【0045】実際に使用する時に、まず、ディップ容器
の底部に嵌入されている紙カップ本体を取り外し、ディ
ップ容器および紙カップ本体のそれぞれの蓋部を剥がし
取り、内容物を取り出せるように開封した。このように
ディップ容器と紙カップ本体とを別々に開封した後、紙
カップ本体に収納された主食材であるスティック状の菓
子を取り出し、ディップ容器に収納された副食材である
粘液状のチョコレートを付けて食べることができた。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、使用前には、ソースな
どの調味料、粘液状のシロップやチョコレートなどの副
食材を収納するディップ容器を、主食材を収納する紙カ
ップ本体の胴部あるいは蓋に貼付して一体にしてあり、
使用時には、紙カップ本体の蓋を開封後、紙カップ本体
の上縁部に、簡単にディップ容器を固定することがで
き、主食材を副食材と共に食べる時に便利なディップ容
器付き紙カップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディップ容器付き紙カップの第一
の実施の形態の一実施例を示す斜視図と断面図である。
【図2】本発明によるディップ容器付き紙カップの紙カ
ップ本体を示す斜視図と断面図である。
【図3】本発明によるディップ容器付き紙カップのディ
ップ容器を示す斜視図と断面図である。
【図4】本発明によるディップ容器付き紙カップの別の
ディップ容器を示す斜視図と断面図である。
【図5】本発明によるディップ容器付き紙カップの第二
の実施の形態の一実施例を示す斜視図と断面図である。
【図6】本発明によるディップ容器付き紙カップのさら
に別のディップ容器を示す斜視図と断面図である。
【図7】本発明によるディップ容器付き紙カップを使用
している図である。
【符号の説明】
A ディップ容器付き紙カップ B ディップ容器付き紙カップ 1 紙カップ本体 2 胴部 3 底部 4 蓋部 5 トップカール部 10 ディップ容器 11 胴部 12 底部 13 蓋部 14 トップカール部 15 容器本体 16 フランジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙カップ本体とディップ容器とからなる
    ディップ容器付き紙カップで、前記ディップ容器を、前
    記紙カップ本体の底部の外側の凹部に嵌入して組み合わ
    せてなることを特徴とするディップ容器付き紙カップ。
  2. 【請求項2】 紙カップ本体とディップ容器とからなる
    ディップ容器付き紙カップで、前記紙カップ本体を、前
    記ディップ容器の底部の外側の凹部に嵌入して組み合わ
    せてなることを特徴とするディップ容器付き紙カップ。
  3. 【請求項3】 前記ディップ容器が紙カップであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載するディップ容器付
    き紙カップ。
  4. 【請求項4】 前記ディップ容器が、プラスチックカッ
    プであることを特徴とする請求項1又は2に記載するデ
    ィップ容器付き紙カップ。
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