JP2001001723A - タイヤの摩耗予測方法 - Google Patents

タイヤの摩耗予測方法

Info

Publication number
JP2001001723A
JP2001001723A JP11177410A JP17741099A JP2001001723A JP 2001001723 A JP2001001723 A JP 2001001723A JP 11177410 A JP11177410 A JP 11177410A JP 17741099 A JP17741099 A JP 17741099A JP 2001001723 A JP2001001723 A JP 2001001723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wear
tire
wear energy
running
energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11177410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3631394B2 (ja
Inventor
Shinichi Matsuura
真一 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP17741099A priority Critical patent/JP3631394B2/ja
Publication of JP2001001723A publication Critical patent/JP2001001723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3631394B2 publication Critical patent/JP3631394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの摩耗を精度良く予測する。 【解決手段】 台上摩耗エネルギー測定装置によりタイ
ヤの定常走行時の摩耗エネルギーe1、旋回走行時の摩
耗エネルギーe2、加速走行時の摩耗エネルギーe3及
び減速走行時の摩耗エネルギーe4を測定する台上摩耗
エネルギー測定処理と、実車走行パターン中の前記定常
走行、旋回走行、加速走行及び減速走行が占める各発生
頻度に基づいて定常走行の重み付け係数a、旋回走行の
重み付け係数b、加速走行の重み付け係数c及び減速走
行の重み付け係数dを決定する重み付け係数決定処理
と、前記各摩耗エネルギーe1〜e4にそれぞれの前記
重み付け係数a〜dを乗じて合算し実車走行により生じ
るタイヤの全摩耗エネルギーEtを推定する全摩耗エネ
ルギー推定処理と、このタイヤの全摩耗エネルギーEt
を用いてタイヤの摩耗を予測する摩耗予測処理とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの摩耗を精
度良く予測しうるタイヤの摩耗予測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤの摩耗を評価する際には、
車両を長距離走行させることによりタイヤを実際に摩耗
させる実車摩耗評価が行われていた。しかし、このよう
な評価方法では、多く時間、労力、コストを必要とする
不具合がある。そこで近年では、台上摩耗エネルギー測
定装置などを用いてタイヤの摩耗エネルギーを測定し、
この値を評価することが行われている。
【0003】タイヤの摩耗エネルギーは、トレッド面の
接地圧とすべり量との積で表され、この値が大きいほど
タイヤは早期に摩耗することが知られている。また、近
年では、定常走行、旋回走行、加速走行などを台上で疑
似的に再現しうるよう測定装置の改良が進み、各走行状
態での摩耗エネルギーが夫々測定しうるようになってい
る。これらの摩耗エネルギーを調べることにより、実車
摩耗評価を行うことなくタイヤの摩耗寿命などを予測す
ることが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実車走
行に際しては、タイヤは上述のように定常走行(自由転
動)、旋回走行、加速走行、減速走行などの走行状態が
含まれるほか、これらの2種以上が同時に発生すること
もある。つまり、実車走行時の前記各走行状態はその走
行パターン中での発生頻度が種々異なる。従って、単に
台上摩耗測定装置を用いて摩耗エネルギーを測定しただ
けでは、現実の実車走行によるタイヤの摩耗を精度良く
予測することは困難である。
【0005】本発明は以上のような問題点に鑑み案出な
されたもので、台上摩耗エネルギー測定装置を用いて得
られ定常、旋回、加速、減速の各摩耗エネルギーに、実
車走行時の各走行状態の発生頻度に基づいた重み付けを
行なうことを基本として、タイヤの実車走行時の摩耗を
精度良く予測することが可能なタイヤの摩耗予測方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、台上摩耗エネルギー測定装置によりタイヤ
の定常走行時の摩耗エネルギーe1、旋回走行時の摩耗
エネルギーe3、加速走行時の摩耗エネルギーe3及び
減速走行時の摩耗エネルギーe4を測定する台上摩耗エ
ネルギー測定処理と、実車走行パターン中の前記定常走
行、旋回走行、加速走行及び減速走行が占める各発生頻
度に基づいて定常走行の重み付け係数a、旋回走行の重
み付け係数b、加速走行の重み付け係数c及び減速走行
の重み付け係数dを決定する重み付け係数決定処理と、
前記各摩耗エネルギーe1〜e4にそれぞれの前記重み
付け係数a〜dを乗じて合算し実車走行により生じるタ
イヤの全摩耗エネルギーEtを推定する全摩耗エネルギ
ー推定処理と、このタイヤの全摩耗エネルギーEtを用
いてタイヤの摩耗を予測する摩耗予測処理とを含むこと
を特徴とするタイヤの摩耗量予測方法である。
【0007】また請求項2記載の発明は、前記台上摩耗
エネルギー測定処理により測定された定常走行時の摩耗
エネルギーe1、加速走行時の摩耗エネルギーe3及び
減速走行時の摩耗エネルギーe4に、実車のタイヤのト
ー角αにより定まる摩耗エネルギー変化量ΔXを加える
第1の補正処理を含むことを特徴とする請求項1記載の
タイヤの摩耗量予測方法である。
【0008】また請求項3記載の発明は、前記台上摩耗
エネルギー測定処理により測定された加速走行時の摩耗
エネルギーe3及び減速走行時の摩耗エネルギーe4
に、実車の制動中に生じるタイヤの荷重変動に応じて各
摩耗エネルギーを増減する第2の補正処理を含むことを
特徴とする請求項1又は2記載のタイヤの摩耗量予測方
法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。本実施形態では、先ず台上摩耗エ
ネルギー測定装置によりタイヤの定常走行時の摩耗エネ
ルギーe1、旋回走行時の摩耗エネルギーe2、加速走
行時の摩耗エネルギーe3及び減速走行時の摩耗エネル
ギーe4を測定する台上摩耗エネルギー測定処理を行な
う。
【0010】前記台上摩耗エネルギー測定装置として
は、例えば特許第2829249号公報に示されるもの
を用いうる。この測定装置1は、例えば図1、図2に略
示する如く、リム組みされたタイヤtを着脱自在に取付
けできかつタイヤ回転軸に軸心を揃えた駆動ないし遊転
自在なタイヤ支持軸2と、基部F上に支持されかつ水平
方向に往復動可能に配された平板状のタイヤ接地台3
と、タイヤの摩耗エネルギーを測定する測定器4と、前
記タイヤ接地台3を往復駆動させる接地台駆動手段5
と、前記タイヤ支持軸2を回転駆動させるタイヤ支持軸
駆動手段6とを含んでいる。
【0011】前記タイヤ接地台3は、例えば上、下各面
が平滑面で形成され、前記基部F上に配された複数の受
けローラ7に受持されて往復動自在となっている。また
本例では前記基部Fの両側にナット部材9が突設され、
このナット部材9により一対のスクリューシャフト1
0,10が螺進退自在に保持されている。またスクリュ
ーシャフト10は、一点鎖線で省略して示す連結具12
により、前記タイヤ接地台3と分離可能に連結されてい
る。
【0012】前記連結具12は、前記タイヤ接地台3と
スクリューシャフト10に着脱自在であって、スクリュ
ーシャフト10に対しては、該スクリューシャフト10
の回転を許容しつつ軸方向に移動不能に軸受などを介し
て取付けられる。また、前記接地台駆動手段5は、例え
ば第1のモータM1と、この第1のモータM1の回転力
がベルト、チエーン等の伝導具13を介して伝達されし
かも前記スクリューシャフト10に噛合する歯車14と
を含む。またタイヤ支持軸駆動手段6は、第2のモータ
M2と、この第2のモータM2の回転力を前記タイヤ支
持軸2に係脱自在に伝達しうるクラッチ等の係脱手段1
5とを含んでいる。
【0013】なお詳細は図示していないが、タイヤ支持
軸2は、タイヤtへの負荷を調整できるように、上下の
位置調節を自在とする他、タイヤの回転を不能とする制
動具などが付設される。また、本例の台上摩耗エネルギ
ー測定装置1は、タイヤtを前記タイヤの接地台3の往
復動方向に対して所定角度でスリップ角及びキャンバー
角を与えることができる装置(図示せず)を有し、台上
で旋回状態もシミュレーションしうるように構成されて
いる。
【0014】前記測定器4は、本例では図3に例示する
如く、複数の歪ゲージ17を具えた第1のセンサ部4A
と、複数の歪ゲージ19を具えた第2のセンサ部4Bと
を含んでいる。前記第1のセンサ部4A及び第2のセン
サ部4Bは、前記タイヤ接地台3に設けられるととも
に、その同一の往復動方向線上で位置をずらせて配され
ている。また各センサ部4A、4Bの夫々の先端部(上
端部)は、タイヤ接地台3に設けた孔部20、21から
該タイヤ接地台3のほぼ表面の高さまで臨ませてあり、
タイヤtのトレッド面が接触可能となっている。また前
記第1のセンサ部4Aは、本例ではタイヤtとタイヤ接
地台3との接地面内での接地圧力(応力)を測定し、ま
た第2のセンサ部4Bは、タイヤtとタイヤ接地台3と
のすべり量を測定しうる。
【0015】前記定常走行時の摩耗エネルギーe1と
は、タイヤが定常走行状態、つまりタイヤが路面との摩
擦力により自由転動している時の摩耗エネルギーであ
る。このような定常走行状態は、例えば前記係脱手段1
5を切り、タイヤ支持軸2を回転自在の状態としかつタ
イヤtを接地台3に実車装着時の負荷荷重にほぼ等しい
負荷(以下同じ)を与えて接地させるとともに、タイヤ
接地台3を水平方向に移動してタイヤtを転動させるこ
とにより再現できる。
【0016】またこのときの摩耗エネルギーを測定する
ことにより定常走行時の摩耗エネルギーe1が得られ
る。なお摩耗エネルギーは、〔接地圧×すべり量〕、あ
るいは、〔前後力・横力(応力)×すべり量〕、として
計算され、上述のように接地圧は第1のセンサ部4Aで
測定され、またすべり量は第2のセンサ部4Bにて測定
されうる。なお、これらの第1、第2のセンサ部4A、
4Bを同軸上に配することもできる。
【0017】また旋回走行時の摩耗エネルギーe2と
は、タイヤが旋回走行状態、つまり車両の進行方向に対
してタイヤにスリップ角が与えられて走行している時に
生じるタイヤの摩耗エネルギーである。このような旋回
走行状態は、例えばタイヤ支持軸2を回転自在の状態と
しかつタイヤtを所定のスリップ角(例えば1゜)を与
えて接地台3に負荷を与えて接地させるとともに、タイ
ヤ接地台3を水平方向に移動させタイヤtを転動させる
ことにより再現できる。このときの摩耗エネルギーを測
定することにより旋回走行時の摩耗エネルギーe2が得
られる。
【0018】同様に、加速走行時の摩耗エネルギーe3
とは、タイヤの速度が路面の移動速度よりも大で走行し
ている時にタイヤに生じる摩耗エネルギーである。この
ような加速走行状態は、例えばタイヤ接地台3を移動不
能の状態としかつタイヤtを接地台3に負荷を与えて接
地させて所定のトルクで回転させることにより再現でき
る。また減速走行時の摩耗エネルギーe4とは、タイヤ
の速度が路面の移動速度よりも小で走行している時にタ
イヤに生じる摩耗エネルギーである。このような減速走
行状態は、例えばタイヤ支持軸2を回転不能の状態とし
かつタイヤtを接地台3に負荷を与えて接地させ、該タ
イヤ接地台3を所定の向きに移動させることにより再現
できる。これらの各状態で摩耗エネルギーを測定するこ
とにより、加速走行時の摩耗エネルギーe3、減速走行
時の摩耗エネルギーe4を得ることができる。ただし、
各摩耗エネルギーの測定方法は上記の例に限定されるも
のではない。
【0019】また各摩耗エネルギーは、タイヤ1の摩耗
を測定する位置(例えばトレッドのクラウン部又はショ
ルダ部など)が、第1のセンサー部4Aと第2のセンサ
部4Bの両方を通過するようにして測定し、これをタイ
ヤ巾方向に複数位置で行ない、その平均値を採用するこ
とが望ましい。このようにして測定されたタイヤ摩耗エ
ネルギーe1〜e4の一例を示すグラフを図4(A)〜
(D)に例示している。なおグラフ中、縦軸は各摩耗エ
ネルギーを示し、横軸はトレッド面の巾方向位置を示す
(符号1と10がトレッド部の巾方向の各端部とな
る)。
【0020】次に、本実施形態では、実車で所定の経路
を走行し、その走行パターンから実車走行中に定常走
行、旋回走行、加速走行及び減速走行がどのような頻度
で発生しているのかを調べた。本例では評価対象のタイ
ヤを4輪に装着した四輪自動車を用い、高速道路を約5
0%、山岳路を約25%、一般道を約25%の割合で合
計約330kmを走行した。そして、全走行距離におい
て、先ず左右の加速度、前後の加速度の発生頻度(距離
頻度)の分布を調べたところ、図5、図6に示すような
結果が得られた。
【0021】本例では図5において、左右の加速度(左
右G)が0.1G以上を実質的な旋回状態とし、また図
6において、前後の加速度(前後G)が0.1G以上を
実質的な加速乃至減速状態として定め各加速度の分布を
表1のように決定した。
【0022】
【表1】
【0023】ここで、単純比率では、 定常(直線+旋回):旋回:加速:減速=0.74:
0.14:0.06:0.06 となるが、直進走行と推定されるもの(左右の加速度が
0.1G未満)の中には、定常走行、加速走行又は減速
走行が同時に含まれている。なお旋回走行時には、加速
及び減速が同時に生じないことを前提とすると、表1か
ら、定常走行、旋回走行、加速走行及び減速走行が占め
る各発生頻度に基づいて定常走行の重み付け係数a、旋
回走行の重み付け係数b、加速走行の重み付け係数c及
び減速走行の重み付け係数dを決定すると表2に示すよ
うになる(a+b+c+d=1とする)。
【0024】
【表2】
【0025】次に、前記台上摩耗エネルギー測定装置1
により得られた各摩耗エネルギーe1〜e4と前記重み
付け係数a〜dを用いて実車走行により生じるタイヤの
全摩耗エネルギーEtを推定する全摩耗エネルギー推定
処理を行う。全摩耗エネルギーEtは、本例では前記各
摩耗エネルギーe1〜e4にそれぞれの前記重み付け係
数a〜dを少なくとも乗じるが、より具体的には下記式
により求めるものが例示される。 Et=a×e12 +b×e22 +c×e32 +d×e42
【0026】式では、台上摩耗エネルギー測定装置に
より得られた摩耗エネルギーe1ないしe4がそれぞれ
2乗されて、それぞれの前記重み付け係数a〜dが乗じ
られている。この理由は、タイヤの摩耗量は、接地力
(外力)の2乗に比例するという Schallamachの理論式
(摩耗量A=k・F2 /c、 k:定数、F:接地力
(外力)、c:剛性)に基づくためである(例えば、Ru
bber Chem.Technol.,41,209(1968))。
【0027】次に、タイヤの全摩耗エネルギーEtを用
いてタイヤの摩耗量を予測する摩耗予測処理を行う。こ
の全摩耗エネルギーEtは、一般的な実車走行パターン
を考慮したときの単位走行距離当たりのタイヤの摩耗エ
ネルギーにほぼ等しい。したがって、この全摩耗エネル
ギーEtが大きいほど実車での摩耗が早いことを示す。
そして、この値を種々比較することにより、耐摩耗性の
善し悪しなどを比較検討でき、より実車摩耗評価テスト
に近い摩耗解析が可能になる。
【0028】図7には、前記全摩耗エネルギーEtとタ
イヤ接地面のゴム強度に比例するゴム強度指数Hdとの
比(Hd/Et)と、実車の耐摩耗性評価テストの結果
との関係を示す。図において、縦軸は、タイヤを実車に
装着して前記実車走行経路を走行しそのときのタイヤの
単位摩耗量当たりの走行距離、横軸は、本実施形態の摩
耗予測方法によって得られた前記比(Hd/Et)を示
している。図から明らかなように、前記比(Hd/E
t)が大きくなると、単位摩耗量当たりの走行距離が増
大している。これはゴム強度が大である程摩耗し難い知
見とも一致し、実車テストと本実施形態の摩耗予測方法
とは非常に良い相関を示していることが分かる。
【0029】上記の実施形態においては、実車走行パタ
ーンを高速道路、山岳路、一般道を所定の割合で走行し
たものを例示したが、これに限定することなく評価を行
おうとするタイヤに応じた種々の走行パターンを設定す
ることができるのは言うまでもない。また、評価対象車
をFF又はFRとする場合には、従動輪については加速
走行時の摩耗エネルギーを省略することもできる。さら
に、先に重み付け係数を決定した後、台上摩耗エネルギ
ー測定処理を行っても良い。また、上記の例では、平均
の摩耗エネルギーを用いたが、トレッド面の各位置毎に
調べることもできる。
【0030】次に本発明の他の実施形態について説明す
る本例では、実車の走行状態には、台上摩耗エネルギー
測定装置では再現し得ない種々の状況を考慮に入れて前
記台上摩耗エネルギー測定装置により測定された摩耗エ
ネルギーを補正するものである。例えば、現実の車両で
生じる加速度、減速度は、種々の値をとりうるが、台上
摩耗エネルギ−測定装置では、これらは一定値で測定さ
れる。また実車では、タイヤにトー角を与えることがあ
る。さらに、実車の加速、減速時には前、後輪の荷重の
変化が生じる。このような状況は、台上摩耗エネルギー
測定装置では再現が実質的に困難であり、前記摩耗エネ
ルギーにはこれらに基づく誤差が含まれると考えられ
る。本例では、これらの誤差を補正することを特徴とし
ている。
【0031】先ず、加速度の変動については、加速走行
時の摩耗エネルギーe3に、測定装置上で再現された台
上加速度α1と前記実車走行パターンの加速走行時にお
ける平均加速度αvとの比(αv/α1)を乗じること
により補正を行う。同様に、減速走行時の減速度の変動
については、摩耗エネルギーe4に、測定装置上で再現
された台上減速度β1と前記実車走行パターンの減速走
行時における平均減速度βvとの比(βv/β1)を乗
じることにより補正を行う。なお平均加速度(減速度)
は、前後加速度(減速度)が0.1G〜0.5Gについ
て、各加速度(減速度)とその発生頻度を乗じて合算
し、これを全頻度で除すことにより得られる。このよう
な補正処理を行うことにより、より精度の高い摩耗予測
評価を行うことができる。
【0032】次に、実車にトー角が与えられている場合
の補正処理について説明する。前記トー角とは、図8に
示す如く、車両Mを上から見た場合において、タイヤt
の中心線と、車両の中心線と平行な直線とのなす角度θ
である。とりわけ乗用車などでは、直進性を高めるため
に、前輪側のタイヤを「ハ」の字状の如くトー角を与え
ることが多い。この場合、実車の直進定常走行時におい
て、タイヤには微小なスリップ角が与えられ、その分だ
け台上での摩耗エネルギーよりも大きな摩耗エネルギー
が働くことになる。
【0033】そこで本実施形態では、台上摩耗エネルギ
ー測定処理により測定された定常走行時の摩耗エネルギ
ーe1、加速走行時の摩耗エネルギーe3及び減速走行
時の摩耗エネルギーe4に、実車のタイヤのトー角θに
応じた摩耗エネルギー変化量ΔXを加える第1の補正処
理を含むものが例示される。つまり、各摩耗エネルギー
は、次のようにしてe1’、e2’、e4’に補正され
る。 e1’=e1+ΔX1 e3’=e3+ΔX3 e4’=e4+ΔX4
【0034】図9は、前記トー角θと摩耗エネルギー増
分δとの関係を示している。図から明らかなように、ト
ー角θと摩耗エネルギー増分δとは比例関係にある。そ
して、この前記摩耗エネルギー変化量ΔXは、摩耗評価
しようとする対象車両のトー角により図9のグラフから
摩耗エネルギー増分δを読みとり、前記重み付け係数を
乗じて下記の如く求めることができる。この摩耗エネル
ギー変化量ΔXを前記定常走行時の摩耗エネルギーe
1、加速走行時の摩耗エネルギーe2及び減速走行時の
摩耗エネルギーe4にそれぞれ加えておくことにより、
より実車走行に近い摩耗エネルギーへ補正でき、より一
層精度の良い摩耗評価を行うことが可能になる。
【0035】ΔX1=a×(δ)2 ΔX2=b×(δ)2 ΔX3=c×(δ)2
【0036】また図10(A)に示す車両Mの定常走行
から同図(B)の加速走行に移行した場合、車体が重心
G回りに回転し、いわゆるノーズアップ(車体前方の浮
き上がり)が生じ、前輪側のタイヤtfの負荷荷重は減
少しかつ後輪側のタイヤtrの負荷荷重は増大する。逆
に、定常走行から減速走行に移行した場合、同図(C)
に示すように、車体が重心G回りに回転し、いわゆるノ
ーズダイブ(車体前方の沈み込み)が生じる。この場
合、前輪側のタイヤtfの負荷荷重は増大しかつ後輪側
のタイヤtrの負荷荷重は減少する。
【0037】そこで本例では、前記台上摩耗エネルギー
測定処理により測定された加速走行時の摩耗エネルギー
e3及び減速走行時の摩耗エネルギーe4に、実車の駆
動中に生じるタイヤの荷重変動に応じて各摩耗エネルギ
ーを増減する第2の補正処理を含むものを例示してい
る。加速ないし減速時のタイヤの負荷荷重W’は、次式
により補正することができる。 W’=W×(1±β) β=(h×A)/L
【0038】ここで、W :定常走行時の荷重 h :車両の重心高さ A :前後加速度 L :車両のホイールベース ±の符号:加速時、前輪タイヤは−、後輪タイヤは+ 減速時、前輪タイヤは+、後輪タイヤは−
【0039】そして、前記加速走行時の摩耗エネルギー
e3、減速走行時の摩耗エネルギーe4に、この荷重
W’と台上摩耗エネルギー測定装置時の負荷荷重wとの
比(W’/w)を乗じることにより荷重変動分を補正す
ることができる。 e3’=e3×(W’/w) e4’=e4×(W’/w)
【0040】
【実施例】タイヤサイズが195/65R15の乗用車
用タイヤについて本発明方法を適用し摩耗予測を行っ
た。各走行状態の摩耗エネルギーの測定結果は、表3に
示すとおりであり、また対象となる車両は国産乗用車で
あって、仕様は表4の通りである。
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】次に、前輪タイヤについて、重み付け係
数、実車走行データの結果を表5に示す。
【0044】
【表5】
【0045】これらから計算したところ、前輪のタイヤ
の全摩耗エネルギーは513.8(J/m2 )であっ
た。そしてゴム強度指数を234として、また経験式よ
り、単位摩耗量当たりの走行可能距離は前輪のタイヤで
約8872km/mm、摩耗ライフは、有効溝深さ6.0mm
とすると約53232kmと予測される。そして、このタ
イヤを実車摩耗テストに供して摩耗ライフを調べたとこ
ろ、8261km/mmとなり、本発明の予測方法誤差は9
3%となり精度の良いことが確認できた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤの
摩耗予測方法によれば、実車の走行パターンから定常、
旋回、加速及び減速の各走行状態にその発生頻度に基づ
いた重み付けを行い、台上摩耗試験により得られた摩耗
エネルギーにこれらの重み付けを考慮してタイヤの全摩
耗エネルギーを求めているため、実車に近い状態で摩耗
予測が可能となり、精度の良い摩耗予測を行うことがで
きる。
【0047】また請求項2記載の発明では、現実の車両
で採用されるトー角に応じて摩耗エネルギーを補正する
ため、より実車イメージに近づけて精度の高い摩耗予測
を行うことができる。
【0048】また請求項3記載の発明では、現実の車両
で生じる加減速時の前、後輪の荷重の変化などに応じて
摩耗エネルギーを補正するため、より実車イメージに近
づけて精度の高い摩耗予測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】台上摩耗エネルギー測定装置の外観側面図であ
る。
【図2】その正面図である。
【図3】測定器を例示する断面図である。
【図4】(A)〜(D)は、定常、旋回、加速及び減速
時の各摩耗エネルギーe1〜e4の一例を示すグラフで
ある。
【図5】実車走行パターン中の左右の加速度の発生頻度
を示すグラフである。
【図6】実車走行パターン中の前後の加速度の発生頻度
を示すグラフである。
【図7】単位摩耗量当たりの走行距離と、比(ゴム強度
指数/全摩耗エネルギー)との関係を示すグラフであ
る。
【図8】トー角を説明する車両の概略平面図である。
【図9】摩耗エネルギー変化量ΔXと、トー角θとの関
係を示すグラフである。
【図10】(A)は定常走行、(B)は加速走行、
(C)は減速走行の各条対を示す側面図である。
【符号の説明】
1 台上摩耗エネルギー測定装置 t タイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台上摩耗エネルギー測定装置によりタイヤ
    の定常走行時の摩耗エネルギーe1、旋回走行時の摩耗
    エネルギーe2、加速走行時の摩耗エネルギーe3及び
    減速走行時の摩耗エネルギーe4を測定する台上摩耗エ
    ネルギー測定処理と、 実車走行パターン中の前記定常走行、旋回走行、加速走
    行及び減速走行が占める各発生頻度に基づいて定常走行
    の重み付け係数a、旋回走行の重み付け係数b、加速走
    行の重み付け係数c及び減速走行の重み付け係数dを決
    定する重み付け係数決定処理と、 前記各摩耗エネルギーe1〜e4にそれぞれの前記重み
    付け係数a〜dを乗じて合算し実車走行により生じるタ
    イヤの全摩耗エネルギーEtを推定する全摩耗エネルギ
    ー推定処理と、 このタイヤの全摩耗エネルギーEtを用いてタイヤの摩
    耗を予測する摩耗予測処理とを含むことを特徴とするタ
    イヤの摩耗予測方法。
  2. 【請求項2】前記台上摩耗エネルギー測定処理により測
    定された定常走行時の摩耗エネルギーe1、加速走行時
    の摩耗エネルギーe3及び減速走行時の摩耗エネルギー
    e4に、実車のタイヤのトー角αにより定まる摩耗エネ
    ルギー変化量ΔXを加える第1の補正処理を含むことを
    特徴とする請求項1記載のタイヤの摩耗予測方法。
  3. 【請求項3】前記台上摩耗エネルギー測定処理により測
    定された加速走行時の摩耗エネルギーe3及び減速走行
    時の摩耗エネルギーe4に、実車の制動中に生じるタイ
    ヤの荷重変動に応じて各摩耗エネルギーを増減する第2
    の補正処理を含むことを特徴とする請求項1又は2記載
    のタイヤの摩耗予測方法。
JP17741099A 1999-06-23 1999-06-23 タイヤの摩耗予測方法 Expired - Fee Related JP3631394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17741099A JP3631394B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 タイヤの摩耗予測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17741099A JP3631394B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 タイヤの摩耗予測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001001723A true JP2001001723A (ja) 2001-01-09
JP3631394B2 JP3631394B2 (ja) 2005-03-23

Family

ID=16030447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17741099A Expired - Fee Related JP3631394B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 タイヤの摩耗予測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3631394B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050190A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Bridgestone Corp タイヤ摩耗寿命予測方法
JP2004522953A (ja) * 2001-01-26 2004-07-29 ブリヂストン/フアイヤーストーン・ノース・アメリカン・タイヤ・エルエルシー タイヤ摩耗試験方法
JP2005189143A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Railway Technical Res Inst 鉄道車両の滑走防止制御における車輪損傷の定量評価方法
WO2006090686A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤの摩耗予測方法、タイヤの設計方法、タイヤの製造方法、タイヤの摩耗予測システム及びプログラム
WO2007060836A1 (ja) * 2005-11-22 2007-05-31 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. タイヤ摩耗試験方法
JP2007290544A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP2009214696A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤモデルの作成方法及びタイヤモデルの作成用コンピュータプログラム
JP2009292434A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの摩耗状態推定方法及びその装置
JP2010237023A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Bridgestone Corp タイヤ摩耗のシミュレーション方法、装置、及びプログラム
JP2011149879A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの使用条件評価方法及び装置、並びにタイヤの摩耗予測方法及び装置
JP2011148465A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ接地面が路面から受ける物理量を予測する方法、タイヤ摩耗の予測方法、タイヤ摩耗の予測装置、および、プログラム
JP2012221407A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Denso Corp 車両の評価指標作成システム
JP2013113724A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Bridgestone Corp タイヤ摩耗予測方法及びタイヤ摩耗予測装置
JP2013213779A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの摩耗評価方法
JP2014133527A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Bridgestone Corp タイヤの摩耗予測方法、及びタイヤの摩耗予測プログラム
JP2015128940A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
EP2960080A1 (en) 2014-06-25 2015-12-30 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method and system for estimating wear of axially divided tread zones of tire
JP2017110976A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 住友ゴム工業株式会社 タイヤ摩耗性能予測方法及びタイヤのシミュレーション方法
WO2017149954A1 (ja) * 2016-03-04 2017-09-08 三菱重工業株式会社 タイヤの摩耗寿命推定システム
JP2019006401A (ja) * 2018-10-18 2019-01-17 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
JP2019026263A (ja) * 2018-10-18 2019-02-21 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
JP2019113522A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 姿勢同定方法及びプログラム
JP2019200137A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤの使用条件頻度分布取得方法及び装置
JP2019218021A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 住友ゴム工業株式会社 タイヤの使用条件頻度分布取得方法、及び、装置、並びに、タイヤの摩耗量予測方法
CN112277533A (zh) * 2020-10-28 2021-01-29 肇庆骏鸿实业有限公司 一种特种沙地轮胎及其耐磨检测装置
WO2021128227A1 (zh) * 2019-12-26 2021-07-01 山东玲珑轮胎股份有限公司 一种轮胎磨耗性能数值评估和优化方法
EP3726195A4 (en) * 2017-12-14 2021-08-25 Bridgestone Corporation WEAR ORDER PREDICTION METHOD, WEAR ORDER FORECAST DEVICE AND WEAR-ASSISTED PREDICTION PROGRAM

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004522953A (ja) * 2001-01-26 2004-07-29 ブリヂストン/フアイヤーストーン・ノース・アメリカン・タイヤ・エルエルシー タイヤ摩耗試験方法
JP4602605B2 (ja) * 2001-08-03 2010-12-22 株式会社ブリヂストン タイヤ摩耗寿命予測方法
JP2003050190A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Bridgestone Corp タイヤ摩耗寿命予測方法
JP2005189143A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Railway Technical Res Inst 鉄道車両の滑走防止制御における車輪損傷の定量評価方法
US7680610B2 (en) 2005-02-23 2010-03-16 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Tire abrasion predicting method, tire designing method, tire manufacturing method, tire abrasion predicting system, and program
WO2006090686A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤの摩耗予測方法、タイヤの設計方法、タイヤの製造方法、タイヤの摩耗予測システム及びプログラム
JP2006232011A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの摩耗予測方法、タイヤの設計方法、タイヤの製造方法、タイヤの摩耗予測システム及びプログラム
US7819000B2 (en) 2005-11-22 2010-10-26 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Tire wear test method
JP2007139708A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ摩耗試験方法
WO2007060836A1 (ja) * 2005-11-22 2007-05-31 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. タイヤ摩耗試験方法
JP2007290544A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP2009214696A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤモデルの作成方法及びタイヤモデルの作成用コンピュータプログラム
JP2009292434A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの摩耗状態推定方法及びその装置
JP2010237023A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Bridgestone Corp タイヤ摩耗のシミュレーション方法、装置、及びプログラム
JP2011149879A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの使用条件評価方法及び装置、並びにタイヤの摩耗予測方法及び装置
JP2011148465A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ接地面が路面から受ける物理量を予測する方法、タイヤ摩耗の予測方法、タイヤ摩耗の予測装置、および、プログラム
JP2012221407A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Denso Corp 車両の評価指標作成システム
JP2013113724A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Bridgestone Corp タイヤ摩耗予測方法及びタイヤ摩耗予測装置
JP2013213779A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの摩耗評価方法
JP2014133527A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Bridgestone Corp タイヤの摩耗予測方法、及びタイヤの摩耗予測プログラム
JP2015128940A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
EP2960080A1 (en) 2014-06-25 2015-12-30 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method and system for estimating wear of axially divided tread zones of tire
US10005328B2 (en) 2014-06-25 2018-06-26 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method and system for estimating wear of axially divided tread zones of tire
JP2017110976A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 住友ゴム工業株式会社 タイヤ摩耗性能予測方法及びタイヤのシミュレーション方法
WO2017149954A1 (ja) * 2016-03-04 2017-09-08 三菱重工業株式会社 タイヤの摩耗寿命推定システム
US11519824B2 (en) 2017-12-14 2022-12-06 Bridgestone Corporation Wear amount estimation method, wear amount estimation device, and wear amount estimation program
EP3726195A4 (en) * 2017-12-14 2021-08-25 Bridgestone Corporation WEAR ORDER PREDICTION METHOD, WEAR ORDER FORECAST DEVICE AND WEAR-ASSISTED PREDICTION PROGRAM
JP2019113522A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 姿勢同定方法及びプログラム
JP7257116B2 (ja) 2017-12-21 2023-04-13 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 姿勢同定方法及びプログラム
JP2019200137A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤの使用条件頻度分布取得方法及び装置
JP7070076B2 (ja) 2018-05-16 2022-05-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤの使用条件頻度分布取得方法及び装置
JP2019218021A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 住友ゴム工業株式会社 タイヤの使用条件頻度分布取得方法、及び、装置、並びに、タイヤの摩耗量予測方法
JP2019026263A (ja) * 2018-10-18 2019-02-21 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
JP2019006401A (ja) * 2018-10-18 2019-01-17 横浜ゴム株式会社 タイヤの摩耗予測方法、及び摩耗予測用コンピュータプログラム
WO2021128227A1 (zh) * 2019-12-26 2021-07-01 山东玲珑轮胎股份有限公司 一种轮胎磨耗性能数值评估和优化方法
CN112277533A (zh) * 2020-10-28 2021-01-29 肇庆骏鸿实业有限公司 一种特种沙地轮胎及其耐磨检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3631394B2 (ja) 2005-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001001723A (ja) タイヤの摩耗予測方法
EP0955534B1 (en) Method for estimating a tire wear life
US7483794B2 (en) Method for predicting the wear of a tire and system for implementing it
US6269690B1 (en) Method for estimating a tire wear life
Xiong et al. Rolling deformation of truck tires: Measurement and analysis using a tire sensing approach
JP5778560B2 (ja) タイヤ摩耗予測方法及びタイヤ摩耗予測装置
CN107076645A (zh) 铁道车辆用车轮的轮缘磨损测定方法
JP5504912B2 (ja) タイヤの使用条件評価方法及び装置、並びにタイヤの摩耗予測方法及び装置
JPWO2005016670A1 (ja) センサ内蔵タイヤ及びタイヤ状態推定方法
EP2243640B1 (en) Method of determining parameter used in air pressure reduction detecting method
CN106918459B (zh) 货车超载判定方法
JP4602605B2 (ja) タイヤ摩耗寿命予測方法
JP4629756B2 (ja) 路面状態推定方法と路面状態推定装置
JP5889605B2 (ja) ゴム摩耗試験方法
Becker et al. Agricultural tyre stiffness change as a function of tyre wear
JP3277155B2 (ja) タイヤ摩耗寿命予測方法
KR100827181B1 (ko) 타이어 동하중 반경 측정 장치 및 방법
Walters Uneven wear of vehicle tires
CN1662408A (zh) 通过轮胎胎圈内的应力测量最大抓着力系数
JPH0353142A (ja) タイヤ摩耗の予測方法
JP3320654B2 (ja) ゴム摩耗度測定方法
JPH11326144A (ja) タイヤ摩耗寿命予測方法
CN102057267B (zh) 通过比较分析估计一对轮胎的横向抓地力的方法
JPH0926382A (ja) 台上摩耗エネルギー測定試験機
CN114728557B (zh) 用于评估车辆沿着路段行驶期间的车身运动的方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3631394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees