JP2001000757A - 小型レザー用具 - Google Patents
小型レザー用具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取扱性に重点をおき、使用者にとってレザー
部の使い勝手を最大限に発揮できるレザー用具を開発す
る。 【解決手段】 少なくとも1本の指を挿入して保持する
装着部5と、装着部5から突設して刃8を取り付けるレ
ザー部6とからなる小型レザー用具1であり、(1)装着
部5が、親指を挿入して保持できるように形成した環体
からなり、(2)レザー部6が、髪を梳くことはできるが
指を切らないように保護片7で挟持した刃8を取り付け
てなる。
部の使い勝手を最大限に発揮できるレザー用具を開発す
る。 【解決手段】 少なくとも1本の指を挿入して保持する
装着部5と、装着部5から突設して刃8を取り付けるレ
ザー部6とからなる小型レザー用具1であり、(1)装着
部5が、親指を挿入して保持できるように形成した環体
からなり、(2)レザー部6が、髪を梳くことはできるが
指を切らないように保護片7で挟持した刃8を取り付け
てなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容院又は美容院
にて、シャギーやカットをはじめとするレザー作業に使
用する小型レザー用具に関する。
にて、シャギーやカットをはじめとするレザー作業に使
用する小型レザー用具に関する。
【0002】
【従来の技術】美容院又は理容院(以下美容院等)での作
業は、大きく、ハサミを用いるカット作業と、レザー用
具(カミソリ)を用いるレザー作業とに分類できる。かつ
てのレザー作業は、髪の量感を抑えるために、髪を梳い
て嵩減らしすることを主目的としていたが、近年では積
極的に髪型のバリエーションを増やす用法として多用さ
れるに至っている。この髪型のバリエーションを増やす
用法としてのレザー作業では、単にレザー用具だけでは
なく、梳いた髪を櫛で整えながら作業を進められるよう
に、櫛とレザー用具とを交互に使用する例が多い。レザ
ー作業は細かな作業であるから、作業者は利き手でレザ
ー用具及び櫛を使う必要があるため、どうしても頻繁な
交換が必要になるのである。
業は、大きく、ハサミを用いるカット作業と、レザー用
具(カミソリ)を用いるレザー作業とに分類できる。かつ
てのレザー作業は、髪の量感を抑えるために、髪を梳い
て嵩減らしすることを主目的としていたが、近年では積
極的に髪型のバリエーションを増やす用法として多用さ
れるに至っている。この髪型のバリエーションを増やす
用法としてのレザー作業では、単にレザー用具だけでは
なく、梳いた髪を櫛で整えながら作業を進められるよう
に、櫛とレザー用具とを交互に使用する例が多い。レザ
ー作業は細かな作業であるから、作業者は利き手でレザ
ー用具及び櫛を使う必要があるため、どうしても頻繁な
交換が必要になるのである。
【0003】こうした背景から、持ち替えが容易であり
ながら不用意に脱落しないように、レザー用具の持ち手
部位に対して様々な改良がなされることになる。例え
ば、特開平11-90060号では、替え刃の挿し部と柄部とか
らなり、前記柄部の長手略中央に設けた指輪に対し、髪
梳き作業(レザー作業)中は指を通して柄部を握り、他の
作業には前記指を通したままレザーホルダを半回転させ
て前記挿し部を小指側に仕舞うことができる「レザーホ
ルダ」が提示されている。
ながら不用意に脱落しないように、レザー用具の持ち手
部位に対して様々な改良がなされることになる。例え
ば、特開平11-90060号では、替え刃の挿し部と柄部とか
らなり、前記柄部の長手略中央に設けた指輪に対し、髪
梳き作業(レザー作業)中は指を通して柄部を握り、他の
作業には前記指を通したままレザーホルダを半回転させ
て前記挿し部を小指側に仕舞うことができる「レザーホ
ルダ」が提示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レザー用具の基本構造
は、髪梳きに用いるレザー部(上述の「レザーホルダ」(特
開平11-90060号)に言う替え刃の挿し部)と、レザー用具
を保持するための柄部とからなることがわかる。ここ
で、レザー部は使用目的から必須であるが、レザー用具
が安易に脱落しない手段さえあれば、柄部は必ずしも必
要でないことが分かる。従来のレザー用具における柄部
は、使用者がレザー作業中思い通りにレザー部を扱い、
不使用時に持ち替えを助けることを目的としているか
ら、前記主旨に則れば、柄部の形状又は構造は自由であ
る。例えば、上述の「レザーホルダ」(特開平11-90060号)
では、従来にない指輪を柄部に設けている。
は、髪梳きに用いるレザー部(上述の「レザーホルダ」(特
開平11-90060号)に言う替え刃の挿し部)と、レザー用具
を保持するための柄部とからなることがわかる。ここ
で、レザー部は使用目的から必須であるが、レザー用具
が安易に脱落しない手段さえあれば、柄部は必ずしも必
要でないことが分かる。従来のレザー用具における柄部
は、使用者がレザー作業中思い通りにレザー部を扱い、
不使用時に持ち替えを助けることを目的としているか
ら、前記主旨に則れば、柄部の形状又は構造は自由であ
る。例えば、上述の「レザーホルダ」(特開平11-90060号)
では、従来にない指輪を柄部に設けている。
【0005】使用者にとって、レザー部を自由自在に取
り扱えることが一番である。この観点から鑑みると、柄
部が過剰に長いのは取扱性を損なう原因になる。また、
「レザーホルダ」(特開平11-90060号)のような指輪は、確
かに持ち替えの便を助けてくれるが、レザーホルダ全体
を半回転させても脱落しないように指輪に指を通すこと
で着脱性が阻害されてしまい、これも取扱性に優れてい
るとは言えない。近年のレザー作業の形態からは、着脱
が自在で、必要により櫛等との持ち替えが容易になる柄
部が好ましい。そこで、こうした取扱性に重点をおき、
レザー部の使い勝手を最大限に発揮できるレザー用具を
開発するべく、検討した。
り扱えることが一番である。この観点から鑑みると、柄
部が過剰に長いのは取扱性を損なう原因になる。また、
「レザーホルダ」(特開平11-90060号)のような指輪は、確
かに持ち替えの便を助けてくれるが、レザーホルダ全体
を半回転させても脱落しないように指輪に指を通すこと
で着脱性が阻害されてしまい、これも取扱性に優れてい
るとは言えない。近年のレザー作業の形態からは、着脱
が自在で、必要により櫛等との持ち替えが容易になる柄
部が好ましい。そこで、こうした取扱性に重点をおき、
レザー部の使い勝手を最大限に発揮できるレザー用具を
開発するべく、検討した。
【0006】
【課題を解決するための手段】検討の結果、開発したも
のが、少なくとも1本の指を挿入して保持する装着部
と、この装着部から突設して刃を取り付けるレザー部と
からなる小型レザー用具である。この小型レザー用具で
は、(1)装着部が、親指を挿入して保持できるように形
成した環体からなり、(2)レザー部が、髪を梳くことは
できるが指を切らないように保護片で挟持した刃を取り
付けた構成が好ましい。本発明の特徴は、従来必要と思
われていた柄部を省き、あたかも指の延長としてレザー
部を保持できるように、指を挿入して保持する装着部を
新たに採用した点にある。
のが、少なくとも1本の指を挿入して保持する装着部
と、この装着部から突設して刃を取り付けるレザー部と
からなる小型レザー用具である。この小型レザー用具で
は、(1)装着部が、親指を挿入して保持できるように形
成した環体からなり、(2)レザー部が、髪を梳くことは
できるが指を切らないように保護片で挟持した刃を取り
付けた構成が好ましい。本発明の特徴は、従来必要と思
われていた柄部を省き、あたかも指の延長としてレザー
部を保持できるように、指を挿入して保持する装着部を
新たに採用した点にある。
【0007】刃は保護片と一体に交換可能とし、例えば
装着部から突設したレザー部に対して、保護片と共に刃
を交換可能に抜き差しできるとよい。また、レザー部に
刃を取り付けた状態では、少なくとも刃を包む大きさの
カバーをレザー部に被せるとよい。これにより、小型レ
ザー用具をポケットに入れたり、複数個をキーホルダー
に束ねて持ち運べるようになる。この交換可能な刃及び
保護片を除き、レザー部、装着部は共に金属製として、
別体で製造して溶接やネジ留め又はリベット留めしても
よいし、一体のダイキャスト製又は削り出しにて製造で
きる。美容院等で使用するので、外観を整える目的と公
衆衛生上の目的とから、レザー用具全体をメッキ処理又
は抗菌処理するとよい。
装着部から突設したレザー部に対して、保護片と共に刃
を交換可能に抜き差しできるとよい。また、レザー部に
刃を取り付けた状態では、少なくとも刃を包む大きさの
カバーをレザー部に被せるとよい。これにより、小型レ
ザー用具をポケットに入れたり、複数個をキーホルダー
に束ねて持ち運べるようになる。この交換可能な刃及び
保護片を除き、レザー部、装着部は共に金属製として、
別体で製造して溶接やネジ留め又はリベット留めしても
よいし、一体のダイキャスト製又は削り出しにて製造で
きる。美容院等で使用するので、外観を整える目的と公
衆衛生上の目的とから、レザー用具全体をメッキ処理又
は抗菌処理するとよい。
【0008】小型レザー用具としては、挿入した親指に
内周縁が引っ掛かるような環体(より好ましくは円環体)
の装着部から親指の延長方向にレザー部を突設する構造
が好ましい。実際のレザー作業では、環体の装着部を親
指と人指し指で挟むように保持し、手首のスナップを利
用してレザー部を操る。このため、レザー部の刃は手首
のスナップ方向に向ける。レザー部が、対称方向からそ
れぞれ刃を取り付けられるようにすれば、刃の付け替え
だけで刃の向きを変えることができる。
内周縁が引っ掛かるような環体(より好ましくは円環体)
の装着部から親指の延長方向にレザー部を突設する構造
が好ましい。実際のレザー作業では、環体の装着部を親
指と人指し指で挟むように保持し、手首のスナップを利
用してレザー部を操る。このため、レザー部の刃は手首
のスナップ方向に向ける。レザー部が、対称方向からそ
れぞれ刃を取り付けられるようにすれば、刃の付け替え
だけで刃の向きを変えることができる。
【0009】レザー部が、髪を梳くことはできるが指を
切らないように保護片で挟持した刃を取り付けた構成で
あれば、残る4指で包むように親指を曲げ、人指し指を
除く3指でレザー部を保持しながら装着部を人指し指で
押し出して、容易に装着部から親指を引き抜くように小
型レザー用具を取り外すことができる。この場合、装着
部外面に補助突起を設け、この補助突起に人指し指を引
っ掛けると取り外しやすい。取り外した小型レザー用具
は、そのまま3指で保持しながら、主として親指と人指
し指で櫛を持ち、別作業できる。小型レザー用具を再度
装着するには、親指を内向きに曲げて小型レザー用具の
装着部に親指を挿入し、そのまま持ち上げればよい。
切らないように保護片で挟持した刃を取り付けた構成で
あれば、残る4指で包むように親指を曲げ、人指し指を
除く3指でレザー部を保持しながら装着部を人指し指で
押し出して、容易に装着部から親指を引き抜くように小
型レザー用具を取り外すことができる。この場合、装着
部外面に補助突起を設け、この補助突起に人指し指を引
っ掛けると取り外しやすい。取り外した小型レザー用具
は、そのまま3指で保持しながら、主として親指と人指
し指で櫛を持ち、別作業できる。小型レザー用具を再度
装着するには、親指を内向きに曲げて小型レザー用具の
装着部に親指を挿入し、そのまま持ち上げればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明の小型レ
ザー用具1の一例を表した斜視図、図2は同小型レザー
用具1の装着状態(使用状態)を表した斜視図、図3は同
装着状態を手のひら側から見た側面図、図4は小型レザ
ー用具1を取り外すために親指2を内向きに折り曲げた
状態を表した図3相当側面図であり、図5は補助突起3
に人指し指4をかけて親指2から小型レザー用具1を取
り外した状態を表した図3相当側面図である。本例は、
本発明における一例であり、装着部5は円環体(リング
状)、レザー部6は髪を梳くことはできるが指を切らな
いように保護片7で挟持した刃8を両者一体で交換可能
に取り付けた構成である。
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明の小型レ
ザー用具1の一例を表した斜視図、図2は同小型レザー
用具1の装着状態(使用状態)を表した斜視図、図3は同
装着状態を手のひら側から見た側面図、図4は小型レザ
ー用具1を取り外すために親指2を内向きに折り曲げた
状態を表した図3相当側面図であり、図5は補助突起3
に人指し指4をかけて親指2から小型レザー用具1を取
り外した状態を表した図3相当側面図である。本例は、
本発明における一例であり、装着部5は円環体(リング
状)、レザー部6は髪を梳くことはできるが指を切らな
いように保護片7で挟持した刃8を両者一体で交換可能
に取り付けた構成である。
【0011】本発明の小型レザー用具1は、図1に見ら
れるように、極めて簡素な構造であり、外観的には従来
のレザー用具に比べて、柄部がなく、非常に小さくなっ
ている。装着状態が図2に見られるような感じになる
(保持する手と比較対照)ことからも、本発明の小型レザ
ー用具1の大きさを窺い知ることができる。このような
小型レザー用具1は、手の中で装着、取り外しが自在に
できる取扱性を備え(図3〜図5参照)、レザー部6が親
指2の動きに追随して感覚的に操作できるので、指先の
感覚を重んじる美容院等での使用に好ましい用具となっ
ている。
れるように、極めて簡素な構造であり、外観的には従来
のレザー用具に比べて、柄部がなく、非常に小さくなっ
ている。装着状態が図2に見られるような感じになる
(保持する手と比較対照)ことからも、本発明の小型レザ
ー用具1の大きさを窺い知ることができる。このような
小型レザー用具1は、手の中で装着、取り外しが自在に
できる取扱性を備え(図3〜図5参照)、レザー部6が親
指2の動きに追随して感覚的に操作できるので、指先の
感覚を重んじる美容院等での使用に好ましい用具となっ
ている。
【0012】レザー部6は、金属板を折り返して一方向
から刃8を抜き差しできる構造で、刃8は波形縁部10を
備える保護片7で挟持して一体になっている。刃8は、
波形縁部10の隙間から覗くので、この隙間を使って髪を
梳くことはできるが、波形縁部10の隙間より大きな指は
切らないようになっており、既知の交換用刃として広く
提供されている。本例では、不使用時に小型レザー用具
1を手の中に保持することを想定しているため、前記の
ような保護片7を備えた刃8を用いているが、目的の一
つであるレザー部6の使用感の向上の観点からは、旧来
の剥き出しの刃(いわゆるカミソリ)であってもよい。い
ずれにしても、レザー部6全体に被せることができるカ
バー(図示せず)を設け、刃8は交換可能にすることが好
ましい。また、刃8はレザー部6先端から装着部5との
連結部位までの長さとすることもできるが、実際上、装
着部5から一定長さの範囲には、刃を設けないほうが、
レザー作業がしやすく、また安全である。
から刃8を抜き差しできる構造で、刃8は波形縁部10を
備える保護片7で挟持して一体になっている。刃8は、
波形縁部10の隙間から覗くので、この隙間を使って髪を
梳くことはできるが、波形縁部10の隙間より大きな指は
切らないようになっており、既知の交換用刃として広く
提供されている。本例では、不使用時に小型レザー用具
1を手の中に保持することを想定しているため、前記の
ような保護片7を備えた刃8を用いているが、目的の一
つであるレザー部6の使用感の向上の観点からは、旧来
の剥き出しの刃(いわゆるカミソリ)であってもよい。い
ずれにしても、レザー部6全体に被せることができるカ
バー(図示せず)を設け、刃8は交換可能にすることが好
ましい。また、刃8はレザー部6先端から装着部5との
連結部位までの長さとすることもできるが、実際上、装
着部5から一定長さの範囲には、刃を設けないほうが、
レザー作業がしやすく、また安全である。
【0013】装着部5は、全体として環体様であれば、
閉じていなくてもよいが、装着時の安定性や着脱の際に
不要な引っ掛かりを防ぐ意味から、完全な環体、できれ
ば円環体が好ましい。こうした装着部5は、使用時には
親指2と人指し指4とで挟む格好となるから、環内径が
親指2より大きくても構わない。むしろ、取り外しの円
滑性を重視すれば、親指2よりも若干大きい方がよい。
金属製の円環体は摩擦も少なく、着脱性を向上させる。
本例では、最も使用感が自然となる親指2への装着を例
示しているが、このほか人指し指、中指や薬指に装着し
てもよいし、親指及び人指し指の2本に装着する装着部
であってもよい。更に、本例の装着部5外周には、取り
外しの際に人指し指4を掛ける補助突起3を設けてい
る。この補助突起3が親指2の爪と並ぶように装着する
ことで、小型レザー用具1の刃8の方向を常に一定に保
つことができる。
閉じていなくてもよいが、装着時の安定性や着脱の際に
不要な引っ掛かりを防ぐ意味から、完全な環体、できれ
ば円環体が好ましい。こうした装着部5は、使用時には
親指2と人指し指4とで挟む格好となるから、環内径が
親指2より大きくても構わない。むしろ、取り外しの円
滑性を重視すれば、親指2よりも若干大きい方がよい。
金属製の円環体は摩擦も少なく、着脱性を向上させる。
本例では、最も使用感が自然となる親指2への装着を例
示しているが、このほか人指し指、中指や薬指に装着し
てもよいし、親指及び人指し指の2本に装着する装着部
であってもよい。更に、本例の装着部5外周には、取り
外しの際に人指し指4を掛ける補助突起3を設けてい
る。この補助突起3が親指2の爪と並ぶように装着する
ことで、小型レザー用具1の刃8の方向を常に一定に保
つことができる。
【0014】刃8を挟持する保護片7は合成樹脂製又は
金属製であってもよい。この保護片7を除き、保護片7
を保持するレザー部6及び装着部5はいずれも金属製
で、表面にメッキ処理を施している。このメッキ処理に
より、本発明の小型レザー用具1は、指先において金属
光沢を放ち、美感に優れた用具となり、外観を重視する
美容院等では好ましくなる。また、金属製にすること
で、指先に一定の重量感が得られので、手首のスナップ
を利用してレザー部6を操って髪を梳くレザー作業が、
容易かつ適切に実施できるようになる。更に、メッキ処
理は、公衆衛生上の目的や防錆の意味もある。
金属製であってもよい。この保護片7を除き、保護片7
を保持するレザー部6及び装着部5はいずれも金属製
で、表面にメッキ処理を施している。このメッキ処理に
より、本発明の小型レザー用具1は、指先において金属
光沢を放ち、美感に優れた用具となり、外観を重視する
美容院等では好ましくなる。また、金属製にすること
で、指先に一定の重量感が得られので、手首のスナップ
を利用してレザー部6を操って髪を梳くレザー作業が、
容易かつ適切に実施できるようになる。更に、メッキ処
理は、公衆衛生上の目的や防錆の意味もある。
【0015】小型レザー用具1は、図2及び図3に見ら
れるように、手首のスナップを利かせながら髪を梳くレ
ザー作業に供する。装着時には、図3に見られるよう
に、装着部5がしっかりと親指2に嵌め込まれるほか、
親指2と人指し指4とで装着部5を挟持することになる
ので、不用意に脱落することはない。また、図3から明
らかなように、軽く握った手からレザー部6だけが突出
するような装着状態となっている。これにより、使用者
は、自身の手を振る感覚で、レザー部6を取り扱うこと
ができ、従来にはない極めて自然かつ思い通りのレザー
作業をすることができるようになる。
れるように、手首のスナップを利かせながら髪を梳くレ
ザー作業に供する。装着時には、図3に見られるよう
に、装着部5がしっかりと親指2に嵌め込まれるほか、
親指2と人指し指4とで装着部5を挟持することになる
ので、不用意に脱落することはない。また、図3から明
らかなように、軽く握った手からレザー部6だけが突出
するような装着状態となっている。これにより、使用者
は、自身の手を振る感覚で、レザー部6を取り扱うこと
ができ、従来にはない極めて自然かつ思い通りのレザー
作業をすることができるようになる。
【0016】この小型レザー用具1を取り外すには、も
ちろん装着部5を親指2から素直に引き抜いてもよい。
しかし、実際の作業では、櫛等の他の用具と適宜交換し
ながらレザー用具を使う場合が多いので、一時的に櫛と
持ち替えて手に保持しておくような取り外し形態が好ま
しい。こうした場合、まず、図4に見られるように、そ
れまでレザー部6を支えていた4指を開いて親指2を折
り曲げる。そして、親指2及び人指し指4を除く3指で
レザー部6を保持し、人指し指4を補助突起3に引っ掛
けながら親指2を上方へ引き抜くと、容易に小型レザー
用具1を取り外すことができる。同時に、レザー部6を
3指で保持しているので、親指2から取り外した小型レ
ザー用具1は脱落することなく、次に装着するまで手の
中に隠しておくことができる。次に装着する際には、前
記手順とは逆に、手の中に保持した小型レザー用具1の
装着部5に対して親指2を折り曲げて挿入し、装着部5
の周縁に親指を係止しながら持ち上げるだけでよい。
ちろん装着部5を親指2から素直に引き抜いてもよい。
しかし、実際の作業では、櫛等の他の用具と適宜交換し
ながらレザー用具を使う場合が多いので、一時的に櫛と
持ち替えて手に保持しておくような取り外し形態が好ま
しい。こうした場合、まず、図4に見られるように、そ
れまでレザー部6を支えていた4指を開いて親指2を折
り曲げる。そして、親指2及び人指し指4を除く3指で
レザー部6を保持し、人指し指4を補助突起3に引っ掛
けながら親指2を上方へ引き抜くと、容易に小型レザー
用具1を取り外すことができる。同時に、レザー部6を
3指で保持しているので、親指2から取り外した小型レ
ザー用具1は脱落することなく、次に装着するまで手の
中に隠しておくことができる。次に装着する際には、前
記手順とは逆に、手の中に保持した小型レザー用具1の
装着部5に対して親指2を折り曲げて挿入し、装着部5
の周縁に親指を係止しながら持ち上げるだけでよい。
【0017】こうした取り外し、再装着の一連の作業
は、慣れれば素早い動作でこなせるようになり、指先で
小型レザー用具1が回転するかのようにも見え、格好よ
く見せることができる。こうした取り外し、再装着は、
必ずしもレザー用具1としての本質的な要求には当たら
ないが、用具の取扱いが外見的に優れていると、レザー
作業の流れがスマートに見えて、技術的に高級感を臭わ
せることになり、美容院等では好ましい。このように、
本発明の小型レザー用具1は、使用感、取扱性を向上さ
せるだけでなく、レザー作業全体の見栄えをよくする効
果を有する。
は、慣れれば素早い動作でこなせるようになり、指先で
小型レザー用具1が回転するかのようにも見え、格好よ
く見せることができる。こうした取り外し、再装着は、
必ずしもレザー用具1としての本質的な要求には当たら
ないが、用具の取扱いが外見的に優れていると、レザー
作業の流れがスマートに見えて、技術的に高級感を臭わ
せることになり、美容院等では好ましい。このように、
本発明の小型レザー用具1は、使用感、取扱性を向上さ
せるだけでなく、レザー作業全体の見栄えをよくする効
果を有する。
【0018】
【発明の効果】本発明には、レザー作業に供するレザー
用具の取扱性を向上させ、従来にない自然な使用感が得
られるレザー用具の提供を可能にする効果がある。本発
明の小型レザー用具には柄部がないので、持ち替えやレ
ザー作業時に柄部が邪魔になることはなく、大きさも柄
部が省略された分だけ小さくなることが、取扱性の向上
に繋がっている。また、指先の延長としてレザー部を扱
えるようになることが、自然な使用感を与えることにな
る。とりわけ、使用感の向上は、柄部を有する従来のレ
ザー用具では得られない効果である。
用具の取扱性を向上させ、従来にない自然な使用感が得
られるレザー用具の提供を可能にする効果がある。本発
明の小型レザー用具には柄部がないので、持ち替えやレ
ザー作業時に柄部が邪魔になることはなく、大きさも柄
部が省略された分だけ小さくなることが、取扱性の向上
に繋がっている。また、指先の延長としてレザー部を扱
えるようになることが、自然な使用感を与えることにな
る。とりわけ、使用感の向上は、柄部を有する従来のレ
ザー用具では得られない効果である。
【0019】構造的には簡素であるから、製造コストも
低く、従来のレザー用品と変わらない値段での提供が可
能である。形状が従来のレザー用具とまったく異なるた
め、最初は取扱に違和感を感じるかも知れないが、上述
の使用感の向上がすぐに違和感を払拭し、比較的円滑な
導入を約束してくれる。加えて、指先での持ち替えに際
するアクションが、客の目を引くなど、導入することで
新たな付加価値を見せる側面を有する。このように、本
発明の小型レザー用具は、多岐にわたる効果をもたらす
のである。
低く、従来のレザー用品と変わらない値段での提供が可
能である。形状が従来のレザー用具とまったく異なるた
め、最初は取扱に違和感を感じるかも知れないが、上述
の使用感の向上がすぐに違和感を払拭し、比較的円滑な
導入を約束してくれる。加えて、指先での持ち替えに際
するアクションが、客の目を引くなど、導入することで
新たな付加価値を見せる側面を有する。このように、本
発明の小型レザー用具は、多岐にわたる効果をもたらす
のである。
【図1】本発明の小型レザー用具の一例を表した斜視図
である。
である。
【図2】同小型レザー用具の装着状態(使用状態)を表し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図3】同装着状態を手のひら側から見た側面図であ
る。
る。
【図4】小型レザー用具を取り外すために親指を内向き
に折り曲げた状態を表した図3相当側面図である。
に折り曲げた状態を表した図3相当側面図である。
【図5】補助突起に人指し指をかけて親指から小型レザ
ー用具を取り外した状態を表した図3相当側面図であ
る。
ー用具を取り外した状態を表した図3相当側面図であ
る。
1 小型レザー用具 2 親指 3 補助突起 4 人指し指 5 装着部 6 レザー部 7 保護片 8 刃 10 波形縁部
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1本の指を挿入して保持する
装着部と、該装着部から突設して刃を取り付けるレザー
部とからなる小型レザー用具。 - 【請求項2】 装着部が、親指を挿入して保持できるよ
うに形成した環体からなる請求項1記載の小型レザー用
具。 - 【請求項3】 レザー部が、髪を梳くことはできるが指
を切らないように保護片で挟持した刃を取り付けてなる
請求項1記載の小型レザー用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178509A JP2001000757A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 小型レザー用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178509A JP2001000757A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 小型レザー用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001000757A true JP2001000757A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16049723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178509A Withdrawn JP2001000757A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 小型レザー用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001000757A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527928A (ja) * | 2008-07-14 | 2011-11-10 | ザ ジレット カンパニー | カミソリハンドル |
CN105690431A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 王立云 | 一种指套式刮胡刀 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178509A patent/JP2001000757A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527928A (ja) * | 2008-07-14 | 2011-11-10 | ザ ジレット カンパニー | カミソリハンドル |
CN105690431A (zh) * | 2016-04-18 | 2016-06-22 | 王立云 | 一种指套式刮胡刀 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |