JP2001000400A - 放射温度計 - Google Patents

放射温度計

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JP2001000400A
JP2001000400A JP11173335A JP17333599A JP2001000400A JP 2001000400 A JP2001000400 A JP 2001000400A JP 11173335 A JP11173335 A JP 11173335A JP 17333599 A JP17333599 A JP 17333599A JP 2001000400 A JP2001000400 A JP 2001000400A
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measurement
temperature
sensor
time
measured
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Tetsuya Sato
哲也 佐藤
Hiroyuki Ota
弘行 太田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を増加させることなく熱伝導の影響を
回避して温度測定の精度を高めることが可能な放射温度
計を提供する。 【解決手段】制御手段が、第1の基準時点においてセン
サ温度測定部により測定された第1のセンサ温度を記憶
し、測定終了時または第2の基準時点において前記セン
サ温度測定部により測定される第2のセンサ温度の前記
第1のセンサ温度に対する変化量に基づき測定誤差を補
正する補正機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象から放射
される赤外線により測定対象の温度を測定する放射温度
計に関し、例えば、人体の耳孔内の鼓膜を測定対象と
し、鼓膜から放射される赤外線を検出して測定対象内部
の温度を測定する放射温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の放射温度計としては、例えば国
際公開WO97/24588号公報に開示されている赤
外線温度計のように、人体の耳孔内の鼓膜から放射され
る赤外線を検出する赤外線センサと、鼓膜からの赤外線
を取り込むプローブと、取り込まれた赤外線を赤外線セ
ンサに導く導波管と、赤外線センサそのものの温度を測
定する温度センサと、赤外線センサの出力および温度セ
ンサの出力に基づいて温度(体温)を算出する演算部と
を備える。この赤外線温度計を用いた体温の測定では、
プローブが外耳道(耳孔)に挿入されと、外耳道と鼓膜
から放射された赤外線がプローブおよび導波管を介して
赤外線センサに到達するので、その赤外線センサの出力
および温度センサの出力から演算部が体温を算出する。
【0003】このような赤外線温度計では赤外線センサ
と外耳道に接触したプローブや導波管との間に温度差が
あると、その温度差に伴い高温側から低温側へ熱が伝達
される。例えば外耳道で暖められたプローブから導波管
を通じて赤外線センサへ熱が伝達され、その結果赤外線
センサの検出結果に誤差を生じるという問題があった。
これを防止するため、例えば上記国際公開WO97/2
4588号公報に開示された発明ではプローブや導波管
に放熱部を配置して外耳道から赤外線センサへの熱の伝
導を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、上記熱伝導による誤差は回
避できるものの、別途放熱部の製造と体温計への組み込
みを必要とし、部品点数が増加するため、低価格の体温
計には採用できないという問題を生じている。
【0005】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、部品点数を
増加させることなく上記熱伝導の影響を回避して温度の
測定の精度を高めることが可能な放射温度計を提供する
ことを目的とする。
【0006】さらに本発明は、上記のような補正によっ
ても信頼性の高い測定結果が得られない場合に、測定に
係る処理や測定結果の表示を停止して、信頼性の低い測
定結果を表示してしまうことを防止することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために以下の構成を採用する。
【0008】即ち、本発明は、測定対象から放射される
赤外線を検出する赤外線センサと、その赤外線センサの
センサ温度を測定するセンサ温度測定部と、前記赤外線
センサの出力と前記センサ温度測定部によって測定され
たセンサ温度とに基づいて測定対象の温度を算出する制
御手段とを備え、前記制御手段が、第1の基準時点にお
いてセンサ温度測定部によって測定された第1のセンサ
温度を記憶し、測定対象の温度の測定終了時に前記セン
サ温度測定部によって測定された第2のセンサ温度の前
記第1のセンサ温度に対する変化量に基づき温度の測定
誤差を補正する放射温度計である。
【0009】この第1の基準時点としては、測定対象の
温度の測定開始時、または特定操作によって指示された
時点のいずれかの時点が好適である。
【0010】また、放射温度計に電源スイッチをさらに
備え、前記電源スイッチによる電源投入時,測定対象の
温度の測定開始時,特定操作によって指示された時点の
いずれかの時点を前記第1の基準時点としてもよい。
【0011】さらに、放射温度計がタイマー手段をさら
に備え、測定対象の温度の測定開始時,前記測定開始時
から所定時間前,前記測定開始時から所定時間経過後,
測定対象の温度の測定終了時から所定時間前,特定操作
によって指示された時点のいずれかの時点を第1の基準
時点としてもよい。
【0012】さらに、放射温度計が電源スイッチとタイ
マー手段とをさらに備え、前記電源スイッチによる電源
投入時,電源投入時から所定時間経過後,測定対象の測
定開始時,前記測定開始時から所定時間前,前記測定開
始時から所定時間経過後,測定終了時から所定時間前,
特定操作によって指示された時点のいずれかの時点を第
1の基準時点としてもよい。
【0013】上述のような第1の基準時点における赤外
線センサの温度と測定終了時の赤外線センサの温度との
種々の組み合わせに対し、測定対象の温度を予め測定し
ておき、両時点における赤外線センサの温度のずれに対
して補正量を実験的に求めておくことができる。
【0014】したがって、測定対象の実際の測定時、上
記の第1の基準時点における赤外線センサの温度と測定
終了時の赤外線センサの温度とが分かれば、この補正量
を決定することができ、放射温度計、特に赤外線センサ
への外部からの熱伝導の影響による測定誤差が生じるこ
とを防止することができる。
【0015】また、本発明は、測定対象から放射される
赤外線を検出する赤外線センサと、その赤外線センサの
センサ温度を測定するセンサ温度測定部と、前記赤外線
センサの出力と前記センサ温度測定部によって測定され
たセンサ温度とに基づいて測定対象の温度を算出する制
御手段とを備え、制御手段が、第1の基準時点において
センサ温度測定部により測定される第1のセンサ温度を
記憶し、第2の基準時点においてセンサ温度測定部によ
り測定される第2のセンサ温度を記憶し、前記第1のセ
ンサ温度と前記第2のセンサ温度との間の変化量に基づ
き測定対象の温度の測定誤差を補正する放射体温計であ
る。
【0016】この第1および第2の基準時点は、上述と
同様、前記電源スイッチによる電源投入時,電源投入時
から所定時間経過後,測定対象の温度の測定開始時,前
記測定開始時から所定時間前,前記測定開始時から所定
時間経過後,測定対象の温度の測定終了時,前記測定終
了時から所定時間前,前記測定終了時から所定時間経過
後,特定操作によって指示された時点のうちから選ばれ
る2つの時点が好適である。
【0017】本発明による放射温度計は、前記変化量ま
たは補正量が所定値を上回る場合には測定ができないこ
とを表示する表示手段をさらに備えていても良い。表示
手段は、前記変化量,前記補正量,前記第1のセンサ温
度または前記第2のセンサ温度を所定の単位で表示する
ように構成しても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を説明する。
【0019】(実施の形態1)図1,図2,図6,図7
および図17を参照して、本発明の実施の形態1に係る
放射温度計を説明する。実施の形態1による放射温度計
は、測定対象としての鼓膜の温度(体温:測定対象の温
度に相当)を測定する耳式の体温計である。
【0020】図1は、体温計の構成を示すブロック図で
ある。図1において、体温計は、耳孔から放射される赤
外線を検出する赤外線センサ1と、この赤外線センサ1
自身の温度を測定する温度センサ2(センサ温度測定部
に相当)と、耳孔に挿入されて鼓膜およびその周辺から
の赤外線を赤外線センサに導く図示しないプローブと、
赤外線センサ1の出力を受けてこれを増幅する増幅器3
と、増幅器3により増幅されたセンサ1の出力および温
度センサ2の出力をデジタル量に変換するA/Dコンバー
タ4とを備える。さらに、この体温計は測定シーケンス
を制御するCPU5を有しており、このCPU5には、上記し
たA/Dコンバータ4と、電源をオン/オフする電源スイ
ッチ7と、体温の測定開始を指示する測定開始スイッチ
8と、メモリ9と、液晶ディスプレイ6(表示手段に相
当)とが接続されている。
【0021】赤外線センサ1と温度センサ2とはプロー
ブの奥に配置され、温度センサ2は赤外線センサ1に接
触している。赤外線センサ1の出力は増幅器3に入力さ
れて増幅され、A/Dコンバータ4によりデジタル信号に
変換され、CPU5に取り込まれる。一方、この体温計で
は、温度センサ2の出力は、そのままA/Dコンバータ4
によりデジタル信号に変換され、CPU5に送られる。
【0022】CPU5はメモリ9に保持された所定の制御
プログラムを実行することで、赤外線センサ1の出力お
よび温度センサ2の出力に基づいて体温を算出する機能
を有する(制御手段に相当)。
【0023】CPU5は、さらに制御プログラムの実行に
より、図17に示すグラフに従った体温の測定誤差を補
正する補正機能を実現する。この補正機能は特定の2つ
の時点(以下第1および第2の基準時点と呼ぶ)におけ
る赤外線センサ1自身の温度(以下センサ温度と呼ぶ)
の変化による誤差を補正するものである。これらの時点
はCPU5に内蔵された図示しないタイマーによって計時
される。
【0024】このため、図17には、横軸が第1の基準
時点と第2の基準時点との間の赤外線センサ1の温度変
化率ΔTa/Δtであり、そのような温度変化を赤外線セン
サ1に与えた状態で種々の温度の基準赤外線放射体から
の赤外線を赤外線センサ1に検出させ、真のセンサ出力
との誤差ΔEを測定した値を縦軸としてプロットしたグ
ラフが図示されている。図17に示すように、赤外線セ
ンサ1の温度変化率ΔTa/Δtに対するセンサ出力の誤差
ΔEのプロットは実験的には特定の直線または曲線に載
ることが分かっている。そこで、このような実験値を収
集し、例えば最小2乗法等の方法を用いて図17に示す
ような実験式の直線または2次式、3次式等の曲線を得
ることができる。
【0025】なお、理解の便宜のため図17で横軸の温
度変化の単位は“°C/s"としたが、本実施の形態では温
度センサ2としてサーミスタを使用し、その抵抗値の温
度に対する変化をとらえて温度を検出するため、実際に
測定される信号は抵抗値またはその抵抗の両端の電圧値
として得られる。
【0026】このようにして得られた誤差曲線(または
直線)に係るデータは(以下「誤差データ」と称す
る)、CPU5の制御プログラム実行に際して使用される
データとしてメモリ9に保持されている。実際の体温の
測定段階では、同様の温度変化率ΔTa/Δtを求めた後、
メモリ9に保持された誤差データを用いて、赤外線セン
サへの外部からの熱伝導に伴う温度の測定誤差を補正す
ることで補正機能を実現する。
【0027】次に上記のように構成した体温計の全体の
動作を図2のフローチャート、図6および図7のタイム
チャートを用いて説明する。
【0028】まず、電源スイッチ1をオンにすると(ス
テップ101(以下S101と略す))、CPU5が所定
の初期設定を行った後、測定待機状態に入る(S10
2)。この状態で体温計のプローブが耳孔に挿入され、
測定スイッチ8が押されると(S103)、体温の測定
が開始される。最初に測定開始時点の赤外線センサ1の
温度Ta1が測定されメモリ9に記憶される(S10
4)。このTa1を「第1のセンサ温度」と呼ぶことにす
る。
【0029】その後、タイマーがセットされ(S10
5)、所定時間t1の経過後にタイマーがストップし(S
106)、赤外線センサ1の温度Ta2および赤外線セン
サ1の出力Eが測定される(S107)。このTa2を「第
2のセンサ温度」と呼ぶことにする。
【0030】すると、CPU5は、現在測定されている赤
外線センサ1の温度Ta2およびメモリ9に記憶されてい
る測定開始時の赤外線センサ1の温度Ta1並びに測定期
間t1により赤外線センサの温度変化率ΔTa/t1 = (Ta2 -
Ta1)/t1を算出する(S109)。CPU5はメモリ9
に保持されている誤差データを読み出し、求めた温度変
化率ΔTa/t1 = (Ta2 - Ta1)/t1から体温の補正値Tadj
を求める(S110)。ここでS110の処理でfと
は、上記誤差データによって規定される実験式である。
【0031】次に、CPU5は赤外線センサ1の出力と温
度センサ2の出力から体温Tx'を算出する(S11
1)。次にCPU5は体温Tx'に上述の体温補正値Tadjを加
えてることで、誤差の除去された体温Txを算出し(S1
12)、この体温Txを液晶ディスプレイ6に表示する
(S113)。
【0032】図6は以上の動作をタイムチャートに表し
たものである。電源スイッチ7がオンになり、測定開始
スイッチ8が押されて、体温の測定が開始され、測定開
始時点(第1の基準時点)で赤外線センサ1の温度Ta1
(第1のセンサ温度)が測定されメモリ9に記憶され
る。所定時間t1の経過後(第2の基準時点)に測定が終
了し、その時の赤外線センサ1の温度Ta2(第2のセン
サ温度)が測定され、上記体温の算出と補正計算がなさ
れる。この場合は上述のように測定終了時に第2のセン
サ温度が測定されるので、第2のセンサ温度をメモリ9
にかならずしも保持しておく必要はない。ただし、体温
算出の便宜上、これをメモリ9に保持してもよい。
【0033】このように、本実施の形態1の体温計で
は、CPU5が補正機能を有し、赤外線センサ1の温度
変化率から温度の測定誤差を補正するので、測定中に測
定対象である人体の耳孔(外耳道)から赤外線センサ1に
プローブ等を通じて熱伝導があった場合も、正確な体温
の測定が可能になる。
【0034】従って、従来のように、上記熱伝導を防止
するための部品を必要としないので、部品点数が増加す
ることを防止することができ、部品点数の増加に伴うコ
スト上昇を抑えることができる。
【0035】なお、本実施の形態1では、温度センサ2
としてはサーミスタを使用するが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の測温抵抗材料(抵抗の温度係
数が既知の金属材料),ダイオード等の半導体センサ,
あるいは熱電対を使用することもできる。
【0036】また、本実施の形態では、温度センサ2の
出力は、そのままA/Dコンバータ4によりデジタル信号
に変換され、CPU5に取り込まれるが、温度センサ2の
出力が微弱な場合は、その出力をA/Dコンバータ4に入
力する前に増幅器により増幅してもよい。
【0037】さらに、本実施の形態では、測定開始スイ
ッチ8を電源スイッチ7とは別に設けているが、これら
を兼用してもよい。例えば、CPU5からスイッチの押下
による導通時間を測定し、連続して5秒以上スイッチの
押下があった場合には電源オン/オフとし、電源オン状
態で連続して5秒に満たないスイッチの押下があった場
合には測定開始と判定すればよい。
【0038】さらに、電源スイッチ7と測定開始スイッ
チ8は必ずしも備える必要はなく、常に電源オンとし、
CPU5が待機状態で赤外線センサ1および温度センサ2
の出力を監視し、急峻な温度変化をとらえて、これをト
リガにして測定を開始してもよい。図7は電源スイッチ
や測定開始スイッチのない構成で本発明を実施する体温
計のタイムチャートの例である。さらに上述では測定開
始から測定終了までの期間をタイマーで測定したが、タ
イマーを使用せず、赤外線センサ1の出力をCPU5がモ
ニターし、その変化が一定値以内に収束した時点を測定
終了とするように、CPU5が制御プログラムに従って制
御を行う構成としてもよい。
【0039】また、図17では赤外線センサの温度の変
化に伴うセンサ出力Eの測定誤差ΔEを測定し、実験式を
求めているが、センサ出力Eの測定誤差ΔEを換算した測
定体温の誤差として実験式を求め、測定体温そのものを
補正してもよい。また、上記では体温補正値Tadjを求め
たが、センサ1の出力Eの補正値Eadjを求めてセンサ1
の出力を直接補正してもよい。
【0040】実施の形態1は、本発明を体温計に適用し
たものであるが、本発明の実施はこれに限らない。例え
ば、地熱温度の測定や外気にさらされた状態での特定の
測定対象からの赤外線放射に基づき温度を測定する場合
に適用できる。その場合、本実施の形態1のようにプロ
ーブを通じた熱伝導に限らず、外気温等の測定環境の影
響によって赤外線センサに温度変化がある場合一般にお
ける測定誤差の補正に対して本発明は適用可能である。
【0041】(実施の形態2)図8から図16は本発明
の実施の形態2を示すタイムチャートである。上記実施
の形態1では、図6、図7のように赤外線センサ1のセ
ンサ温度を測定開始時(第1の基準時点)および測定終
了時(第2の基準時点)に測定するものであるが、実施
の形態2は、このセンサ温度を測定する時期(第1の基
準時点、第2の基準時点)を変更するものである。これ
は、CPU5の制御プログラムにおいて複数の処理時点で
温度センサ2の出力の取り込みの実行を指示するフラグ
を設けておき、そのフラグ設定を変更すること実現でき
る。CPU5によって実行される制御プログラム以外の構
成および作用については実施の形態1と同一であり、必
要に応じて図1を用いて説明する。
【0042】図8から図11は、いずれも赤外線センサ
1の第1の基準温度Ta1を測定する第1の基準時点を変
更したタイムチャートである。図8は電源スイッチ7が
オンにされた直後に第1のセンサ温度Ta1を測定するも
のである。図9は、電源スイッチ7がオンにされた後の
所定時間経過後に第1のセンサ温度Ta1を測定するもの
である。
【0043】図10は測定開始から所定時間前を第1の
基準時点としたタイムチャートである。これは、Cycle1
〜Cycle6で示される所定周期ごとにCPU5内でタイマー
により制御プログラムに対し割り込みを掛け、その時点
で測定開始前か否かを制御プログラムに判断させ、測定
開始前であれば温度センサ2の出力を第1の基準温度Ta
1として取り込ませるという制御を繰り返すことで、タ
イマーの起動周期を最大の時間誤差として実現すること
ができる。
【0044】また、図11は測定開始から所定時間経過
後を第1の基準時点としたタイムチャートである。図1
1では各サイクルは電源スイッチのオンによって開始し
ているが測定開始スイッチが設けられている場合には、
測定開始スイッチが押された時点からタイマーで時間を
測定してもよい。
【0045】図12は測定終了から所定期間前の時点を
第1の基準時点としたタイムチャートである。これは、
Cycle1〜Cycle6で示される所定周期ごとにCPU5内でタ
イマーにより制御プログラムに対し割り込みを掛け、各
時点で温度センサ2の出力を第1の基準温度Ta1として
取り込ませるという制御を繰り返すことで、タイマーの
起動周期を最大の時間誤差として実現することができ
る。
【0046】図13から図17は第1の基準時点を電源
スイッチ1がオンにされた時点とし、第2の基準時点を
変更したタイムチャートの例である。この場合、上述の
ように体温の測定の測定終了時を第2の基準時点にする
場合と異なり、第2の基準時点における赤外線センサ1
の温度Ta2をメモリに保持する必要がある。
【0047】図13は第2の基準時点を体温測定開始か
ら所定時間前とした場合、図14は測定開始と同一の時
刻とした場合である。
【0048】図15は測定終了から所定時間前、図16
は測定終了から所定時間経過後を第2の基準時点とした
場合である。
【0049】以上の図13から図16は第1の基準時点
を電源スイッチ7がオンにされた時点としたが、これを
測定開始時や測定開始時から所定時間前、あるいは所定
時間経過後としても好適である。
【0050】すなわち、赤外線センサ1の第1の基準温
度を測定する第1の基準時点および第2の基準温度を測
定する第2の基準時点は、放射体温計の電源投入時,電
源投入時から所定時間経過後,測定対象の温度の測定開
始時,前記測定開始時から所定時間前,前記測定開始時
から所定時間経過後,測定対象の温度の測定終了時,前
記測定終了時から所定時間前,前記測定終了時から所定
時間経過後,特定操作によって指示された時点のうちか
ら選ばれる2つの時点にするのが好適である。ここで特
定操作によって指示された時点とは、例えば電源スイッ
チ7と測定開始スイッチ8とが同時に押された時点や専
用の赤外線センサ1のセンサ温度測定指示のボタンを設
けておいて押されたような場合をいう。
【0051】いずれにしてもセンサ温度を測定するタイ
ミングをどこにするかに応じて、個別に図17のような
補正曲線を実測して、その誤差データをメモリ9に保持
して使用するのが好適である。
【0052】(実施の形態3)図3は、実施の形態3を
示すフローチャートである。上述した実施の形態1で
は、赤外線センサ1の温度変化による誤差を補正する体
温計の例を示したが、その補正限界を越えた場合の対応
がなされていなかった。本実施形態3では補正可能な限
界を越えるような温度変化が及んだ場合に、信頼性の低
い測定結果の表示を防止する放射体温計を示す。
【0053】CPU5によって実行される制御プログラム
以外の構成および作用については実施の形態1と同一で
あり、必要に応じて図1を用いて説明する。
【0054】図3に示すフローチャートにおいて、電源
オン(S121)から体温補正値算出(S130)まで
の処理は図2のS101からS110の処理と同様であ
る。これに対し、本実施の形態では、CPU5がS130
の処理の次に、体温補正値Tadjが所定の許容値以上か否
かを判断し、許容値を越えている場合は、体温測定がで
きないというエラーメッセージを表示し(S135)、
さらにエラー表示を終了させるためのリセット指示を受
け(S136)、測定待機状態(S122)に戻る。こ
のようにすることで、赤外線センサの温度変化が急峻で
温度の補正量が非常に大きく、たとえ補正しても十分な
測定精度が得られない場合に、信頼性の低い体温の測定
を防止することができる。
【0055】このような補正の限界は、例えば図17に
おいて誤差曲線(実験式)と実際の測定値との乖離が一
定範囲内の領域を補正可能領域とし、その補正可能領域
の上限として求めることができる。
【0056】上記では、補正量Tadjが許容値を越えてい
るか否かで判定を行ったが、温度変化率ΔTa/t1=(Ta2 -
Ta1)/t1や温度変化ΔTa=(Ta2 - Ta1)そのものが許容
値を越えているか否かで判断することも好適である。
【0057】さらに、上記エラーメッセージの表示にお
いて、赤外線センサ1の温度変化ΔTa=(Ta2 - Ta1)、
温度変化率ΔTa/Δtや補正量Tadjを表示してもよい。そ
のようにすることで、測定がエラーになるような環境変
化の程度を体温計のユーザが知ることができ、使用が制
限される環境を認識できるようになる。
【0058】本実施の形態3では、補正量Tadjが許容値
を越えているか否かをCPU5の制御プログラムが判断し
て、体温の測定が可能か否かを判定する。この判断は温
度センサ2から得られる環境温度そのものに基づいて行
うことも可能である。図4はその場合のCPU5の制御プ
ログラムの処理を示すフローチャートである。図4の処
理では電源スイッチ1がオンにされた直後にCPU5が温
度センサ2の出力を取り込むことによって赤外線センサ
1のセンサ温度を測定し、これが設定範囲にあるか否か
によって体温の測定が可能であるか否かを制御プログラ
ムが判定する。
【0059】図4に示すように電源スイッチ1がオンに
された後(S141)、温度センサ2が環境温度として
赤外線センサ1の温度を測定する(S142)。CPU5
は温度センサ2によって測定された環境温度が設定範囲
内にあるか否かを判断し(S143)、上記環境温度が
設定範囲内であれば図2のS102や図3のS122の
処理と同様の待機状態に移行するが、上記環境温度が設
定範囲内になければ、エラーメッセージとともにその環
境温度を液晶ディスプレイ6に表示し(S145)、さ
らに所定時間後に電源をオフにする(S146)。ただ
し、電源スイッチ1がオフにされるまで上記表示を続け
てもよい。また、液晶ディスプレイ6にはその環境温度
を表示するようにしてもよい。
【0060】このようにすることで、例えば長時間低温
あるいは高温で放置され体温計としての動作が不可能な
状態での誤動作の防止ができる。さらに環境温度の表示
によって、なぜエラーになったか、使用可能な環境温度
が何度であるかをユーザが理解し、決められた環境温度
外での使用を防止できるようになる。
【0061】上記では、電源スイッチ1をオンにした直
後の赤外線センサ1の温度等の環境温度を測定し、これ
が設定範囲にあるか否かで体温の測定が可能であるか否
かをCPU5が判定するものであるが、体温算出直後に環
境温度が設定範囲にあるか否かを判定してもよい。
【0062】すなわち、図5に示すように、電源スイッ
チ1がオンにされた後(S151)、測定待機状態とな
り(S152)、測定スイッチ8が押されると測定を開
始する(S154)。その後、環境温度測定(S15
5)、体温の算出(S156)がなされる。この体温の
算出おいて、実施の形態1に示したような赤外線センサ
1の温度変化に対する補正がなされるのはもちろんであ
る。
【0063】この体温算出の後、環境温度が設定範囲内
か否かをCPU5が判断し(S157)、設定範囲内であ
れば、通常通り体温を液晶ディスプレイに表示する(S
158)。一方、環境温度が設定範囲になければ、環境
温度と体温を交互に表示し、測定できない環境温度にあ
ることをユーザに知らせるのである。
【0064】以上の図4および図5の処理では、温度セ
ンサ2によって環境温度を測定したが、さらに別途温度
センサを設けて、体温計の周囲温度ないしプローブ温度
等を測定してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による放射
温度計は、制御手段が赤外線センサのセンサ温度の変化
に対して測定温度の補正を行う機能を有し、測定対象か
らの熱の伝導や環境温度の変化による誤差を防止する。
このため、放射温度計の部品点数を増加させることなく
上記熱伝導の影響を回避して温度の測定の精度を高める
ことができる。
【0066】また、本発明による放射温度計は、赤外線
センサが補正不可能な温度変化を検出した場合には、温
度測定に係る処理や測定結果の表示を停止するので、信
頼性の低い測定結果が表示されてしまうことを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放射体温計の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る放射体温計の作用
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態3に係る放射体温計の作用
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態3の変形例に係る放射体温
計の作用を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3の変形例に係る放射体温
計の作用を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1に係る測定のタイムチャートであ
る。
【図7】実施の形態1の変形例に係る測定のタイムチャ
ートである。
【図8】実施の形態2に係る測定のタイムチャートであ
る。
【図9】実施の形態2に係る測定のタイムチャートであ
る。
【図10】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図11】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図12】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図13】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図14】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図15】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図16】実施の形態2に係る測定のタイムチャートで
ある。
【図17】本発明の実施の形態に係る補正機能のための
実験的に求めた補正曲線の例である。
【符号の説明】
1 赤外線センサ 2 温度センサ 3 増幅器 4 A/Dコンバータ 5 CPU 6 液晶ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 弘行 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究所 内 Fターム(参考) 2G066 AC13 BB11 BC11 CA15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象から放射される赤外線を検出する
    赤外線センサと、その赤外線センサのセンサ温度を測定
    するセンサ温度測定部と、前記赤外線センサの出力と前
    記センサ温度測定部によって測定されたセンサ温度とに
    基づいて測定対象の温度を算出する制御手段とを備え、 前記制御手段は、第1の基準時点において前記センサ温
    度測定部によって測定された第1のセンサ温度を記憶
    し、測定対象の温度の測定終了時に前記センサ温度測定
    部によって測定された第2のセンサ温度の前記第1のセ
    ンサ温度に対する変化量に基づいて前記算出された測定
    対象の温度の測定誤差を補正する放射温度計。
  2. 【請求項2】前記第1の基準時点は、測定対象の温度の
    測定開始時または特定操作によって指示された時点の一
    方の時点である請求項1記載の放射温度計。
  3. 【請求項3】電源スイッチをさらに備え、 前記第1の基準時点は、前記電源スイッチによる電源投
    入時,測定対象の温度の測定開始時,特定操作によって
    指示された時点のいずれかの時点である請求項1記載の
    放射温度計。
  4. 【請求項4】タイマー手段をさらに備え、 前記第1の基準時点は、測定対象の温度の測定開始時,
    前記測定開始時から所定時間前,前記測定開始時から所
    定時間経過後,測定対象の温度の測定終了時から所定時
    間前,特定操作によって指示された時点のいずれかの時
    点である請求項1記載の放射温度計。
  5. 【請求項5】電源スイッチとタイマー手段とをさらに備
    え、 前記第1の基準時点は、前記電源スイッチによる電源投
    入時,電源投入時から所定時間経過後,測定対象の温度
    の測定開始時,前記測定開始時から所定時間前,前記測
    定開始時から所定時間経過後,測定対象の温度の測定終
    了時から所定時間前,特定操作によって指示された時点
    のいずれかの時点である請求項1記載の放射温度計。
  6. 【請求項6】測定対象から放射される赤外線を検出する
    赤外線センサと、その赤外線センサのセンサ温度を測定
    するセンサ温度測定部と、前記赤外線センサの出力と前
    記センサ温度測定部によって測定されたセンサ温度とに
    基づいて測定対象の温度を算出する制御手段とを備え、 前記制御手段は、第1の基準時点において前記センサ温
    度測定部により測定される第1のセンサ温度を記憶し、
    第2の基準時点において前記センサ温度測定部により測
    定される第2のセンサ温度を記憶し、前記第1のセンサ
    温度と前記第2のセンサ温度との間の変化量に基づいて
    前記算出された測定対象の温度の測定誤差を補正する放
    射温度計。
  7. 【請求項7】前記第1の基準時点および第2の基準時点
    は、測定対象の温度の測定開始時,測定対象の温度の測
    定終了時,特定操作によって指示された時点のうちから
    選ばれる2つの時点である請求項6記載の放射温度計。
  8. 【請求項8】電源スイッチをさらに備え、 前記第1の基準時点および第2の基準時点は、前記電源
    スイッチによる電源投入時,測定対象の温度の測定開始
    時,測定対象の温度の測定終了時,特定操作によって指
    示された時点のうちから選ばれる2つの時点である請求
    項6記載の放射温度計。
  9. 【請求項9】タイマー手段をさらに備え、 前記第1の基準時点および第2の基準時点は、測定対象
    の温度の測定開始時,前記測定開始時から所定時間前,
    前記測定開始時から所定時間経過後,測定対象の温度の
    測定終了時,前記測定終了時から所定時間前,前記測定
    終了時から所定時間経過後,特定操作によって指示され
    た時点のうちから選ばれる2つの時点である請求項6記
    載の放射温度計。
  10. 【請求項10】電源スイッチとタイマー手段とをさらに
    備え、 前記第1の基準時点および第2の基準時点は、前記電源
    スイッチによる電源投入時,電源投入時から所定時間経
    過後,測定対象の温度の測定開始時,前記測定開始時か
    ら所定時間前,前記測定開始時から所定時間経過後,測
    定対象の温度の測定終了時,前記測定終了時から所定時
    間前,前記測定終了時から所定時間経過後または特定操
    作によって指示された時点のうちから選ばれる2つの時
    点である請求項6記載の放射温度計。
  11. 【請求項11】前記変化量または補正量が所定値を上回
    る場合には測定ができないことを表示する表示手段をさ
    らに備えた請求項1〜10の何れかに記載の放射温度
    計。
  12. 【請求項12】前記表示手段は、前記変化量,前記補正
    量,前記第1のセンサ温度または前記第2のセンサ温度
    を所定の単位で表示する請求項11記載の放射温度計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7329044B2 (en) 2001-06-04 2008-02-12 Omron Healthcare Co., Ltd. Infrared clinical thermometer and temperature state estimation method, information notification method, and measurement operation method thereof
JP2013016071A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Seiko Epson Corp 検出装置及び検出方法
CN106725361A (zh) * 2017-01-06 2017-05-31 南京明伟达电子科技有限公司 一种基于蓝牙技术的体温监测方法、系统及装置

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