JP2000516501A - 耳管内の音響パワー流量測定方法および装置 - Google Patents

耳管内の音響パワー流量測定方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 被検者の耳管内のパワー流量を正確に決定するシステムおよび方法。較正装置(300)を、空洞の周波数応答を測定するプローブ装置(400)と共に使用する。プローブ(400)はイヤホン(440)を備え、患者の耳に挿入される。変換器(460,470)は、周期的な信号を耳管に発射する。また、変換器(460,470)は、耳管の周波数応答を測定し、そのデータをデジタル信号処理装置に送る。その後、同じプローブ機構(400)を、既知の幾何学的形状を持つ複数の空洞(340a,340b,340c,340d)の周波数応答を測定することによって較正する。平均空洞長は、複数の空洞の既知の幾何学的形状に基づいて解かれる。また、ソース変換器発射による拡散質量波現象をも考慮される。較正のための空洞温度は、体温にできるだけ近く維持され、これによってさらなる誤差源が否定される。空洞インピーダンスと圧力反射率とを含むいくつかの測定値を、得られた周波数応答データから計算する。このデータは、次々に、ヒトの耳障害を決定するための貴重な診断情報をもたらす。本発明の方法および装置は、速くて、簡単で、そして効率的であり、よって臨床使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 耳管内の音響パワー流量測定方法および装置 関連出願の記載 本出願は、“METHOD AND APPARATUS FOR MEASURING THE ACOUSTIC POWER FLOW WITHIN THE EAR CANAL”と称する1996年8月2日出願の米国仮出願第60/ 023,834号に関連しその優先権を主張するものであり、その出願の内容は すべてこの中に織り込まれ言及されている。 発明の背景 1.発明の技術分野 本発明は、ヒトの耳管内のいろいろな点で音響パワー流量を正確かつ迅速に測 定するシステムと装置に向けられている。 2.関連技術の記載 聴覚学の分野において大抵の診断ツールの主な目的は、耳管パワー流量から推 定される広帯域の中耳パワー流量を正確に測定することである。単位面積当たり のパワー流量は、音響強度として知られている。音響強度の正確な読取りは、ヒ トの聴覚系の障害に関する臨床診断の向上に必要である。しかし、正確さだけで は、臨床的に容認できる診断システムを提供するには不十分である。測定値は、 迅速にかつ費用効率のいい方法で得ることができなければならない。したがって 、本発明の目的は、ヒトの聴覚系内の音響強度を測定する費用効率のよい、迅速 で、かつ正確なシステムを提供することである。特に、そのようなシステムによ って、耳の障害の早期発見をもたらす聴力スクリーニングプログラムに著 しい利益が与えられる。 気導聴力検査、骨導聴力検査、誘発反応聴力検査、および誘発耳音響放射など の診断ツールは、音響音場の正確な測定に強く依存している。もっとはっきり言 うと、音響強度は、望ましい測定値である。音響強度は、単位面積当たりのパワ ー流量の測定値である。あいにく、直接に強度を測定することはきわめて困難で ある。 もっと簡単にできる測定は、音響強度に対するものとしての音圧の測定である 。聴覚学では圧力計が広く使われている。しかし、圧力は、定在波が存在しない とき、換言すれば、パワーが一方向にのみ、すなわち音響反射成分を持たない音 場を流れているときには、ただ強度を推定するだけである。音響反射成分を持つ 音場の場合には、定在波が生じ、圧力の測定は効果がない。 反射が存在しないとき、パワー流量は、圧力の2乗に耳管に沿う面積を掛けた ものに比例する。反射のない較正された圧力場では、パワーは周波数から独立し ていることができる。しかし、耳管内に反射が存在する場合には、たとえ圧力場 が較正されたとしても、管インピーダンスは耳管内の位置の関数である。この場 合、圧力の2乗はパワー流量の特性を示さない。耳管内に反射が存在するとき、 音圧と音響強度とは複雑な関係を有する。したがって、ソース変換器の特性付け をしない限り、圧力を測定するだけでは耳管内の音響パワー流量を決定できない 。ソース変換器は、耳管内に置かれた小型の、スピーカとレシーバを組み合わせ たものである。これを行うためには少なくとも2つの独立した測定が必要である 。特性付けは、ソース変換器の開路圧力およびそのソースインピーダンスを決定 することを必要とする。しかし、信号強度の測度として圧力を用いることは、ソ ース変換器の開路圧力やソース変換器のインピーダンスを考慮に入れるものでは なく、したがって反射のため定在波 が存在する耳管内の実際の音響強度を決定することはできない。 聴力検査の初期(1930年ごろ)には、音のレベルは、音圧と音響強度とが 等価である自由音場(すなわち、定在波のない音場)において較正された。まも なく耳上のヘッドホンが、使いやすさの向上、音響分離、および低周波較正の変 わりやすさの低減のために普及した。これらのヘッドホンは、一般に、標準化さ れた音響カプラ(すなわち、人工の耳)によって較正された。この較正方法は、 不適当にも、カプラの音響インピーダンスが検査される耳の音響インピーダンス とほとんど同じであると仮定していた。その結果、聴力損失を正確に指摘するた めの実用的で、なおかつ合理的な方法を発達させるに際して多大の困難に遭遇し た。「聴力の標準閾値」を定義する際に持ち上がった一つの実際的な問題は、同 じ被検者に対して異なる聴力検査用ヘッドホン、例えばアメリカ製のTDH−3 9ヘッドホンとイキリス製のSTLヘッドホンを使用したところ、両方のヘッド ホンを同じ標準カプラで較正したにもかかわらず、聴力閾値について異なる値が 得られたということである。 実際的な妥協に至ったのは、1969年で、オージオメータに対する国際標準 基準ゼロ(International Standard Reference Zero)の標準化によってであっ た。この標準は、今日、広く一般に受け入れられている。聴力レベルを測定する ためには、標準カプラで較正された標準ヘッドホンを用いる必要がある。標準の 一対のヘッドホンとカプラ以外の変換器またはカプラを使用する場合には補正係 数が必要とされる。 聴力レベルの測定に対する上記アプローチは、標準的な成人の耳に対して4k Hz未満で適度にうまくいくだけである実際的な妥協を表している。しかし、当 該アプローチは、扱いにくく、誤差が生じやすいままである。二つの重要な誤差 源は、被検者間で鼓膜の音響インピーダンスや耳管の断面積が変化しうる可能性 と、鼓膜のインピーダンスと耳管の 特性インピーダンスとの間のインピーダンス不整合に起因する耳管内の定在波と である。これらの誤差は、この方法を使えなくするほど十分に大きく、4kHz を超えている。 上記の誤差源は、乳児や子供の聴力レベルを測定する際に特に重要である。彼 らの耳管の身体的サイズはより小さく、音響インピーダンスが平均的な標準成人 の耳の音響インピーダンスと違っているからである。同様に、中耳障害が存在す るときの聴力レベルの測定もまた誤差をもたらすことがある。中耳の音響インピ ーダンスが正常な耳の音響インピーダンスから大きくはずれることがあるからで ある。これら二つの誤差源は、子供の中耳炎の発生率が高いため、小児聴覚学に おいてしばしばさらに度を増す。 関連する問題は、補聴器によって生じる音響信号レベルを測定することである 。耳型または管内補聴器の存在によって耳管内の音場に大きな変化が生じる。こ の状態にあっては、カプラによって測定される予測耳管音圧レベルは、間違った 結果を非常に招きそうなところがある。 現在の技術の範囲を前提とすれば、この問題に対する一つのアプローチは、耳 管内の強度ではなく圧力の測定の正確さを上げることである。例えば、ここ10 年以内で「本物の耳」測定システムが普及してきた。これらのシステムは、標準 カプラと検査される耳との間の不確実性を少なくしようとして耳管内の圧力を推 定する。しかし、定在波が存在する場合には、鼓膜から離れている耳管内の圧力 は鼓膜圧力と同じでなく、耳管内の音響パワー流量(すなわち、真の強度)の特 性も示さない。 ここ5年から10年で、ひずみ成分などの誘発耳音響放射が、蝸牛の外毛細胞 機能を特性付ける重要な新しい方法であることがわかった。ひずみ成分誘発耳音 響放射は、小さな非線形蝸牛後退信号である。この非線形測定は、聴力損失を診 断する際の重要で明確なステップを表すとと もに、中耳反射のため定在波による影響も受ける。較正マイクロホンが、前進波 を部分的に打ち消す反射(後進)圧力波によって生成される一次圧ゼロの状態に あるとき、測定点の圧力と鼓膜の圧力とが任意の大きな量だけ違っていることが ある。最近、挿入変換器で密封された成人の耳において20dBの定在波が3. 5kHzと低い周波数で観測された。この状態では、耳管の音響強度は正確には 較正されない。ひずみ成分誘発耳音響放射その他の臨床手段は刺激の強さに依存 するため、較正の信頼性はきわどい。 この問題は、新生児や乳児の場合は出生後の最初の数日以内の管のヴァネック ス(vernex)のため、また、乳児や幼い子供の場合は中耳感染のために悪化させ られる。 これらの場合のすべてにおいて、音響エネルギーのかなりの割合が、中耳によ って病理的な中耳インピーダンス不整合のために反射されるであろう。 このインピーダンス不整合問題の実際上の結果は、重大である。例えば、乳児 に対する一般的な聴力スクリーニングプログラムを考える。スクリーニングされ た1000人の乳児に対して、我々は、わずか2、3人の割合で蝸牛障害であり (すなわち、人口の0.2〜0.3%)、また、50から100人の割合で(5〜 10%)ある種の中耳障害を持っていると予想するかもしれない。これらグルー プの両方とも誘発耳音響放射スクリーニングプログラムにおいて陽性の評価を得 るであろう。中耳「陽性」は、蝸牛障害に関して、同定が必要な疑似陽性の大き なグループを意味する。この理由は、プロセスの次の段階が、行動試験および/ または聴覚脳幹誘発反応聴力検査(ABER)のような、もっと時間のかかる高 価な処置を用いて、すべての陽性の症例を評価することだからである。 スクリーニングツールとしての誘発耳音響放射は、試験の速さ、容易さ、およ び本技術の客観性のため、急速にその利用が増大している。誘発耳音響放射を用 いるスクリーニングプログラムの費用を実効あるものにするためには、中耳問題 による蝸牛障害に関する疑似陽性の高い割合をかなり下げることが不可欠である 。この問題に対する有効な解決策は、誘発耳音響放射スクリーニング段階で蝸牛 「陽性」を中耳「陽性」から区別し、これら症例のおのおのに対して評価と介入 の適当な形態を新たに立てることであろう。 上記したすべての問題は、耳管内の音響パワー流量が分かれば、すっかりなく なるか、あるいは、少なくともかなり減らすことができる。これらの利点に加え て、耳管内の音響パワー流量を測定することができる器械の開発に対する他のも っと緻密な考慮がある。 正常なヒトの中耳の場合、耳管と中耳の両インピーダンスは800Hzを超え る周波数に対してほとんど整合しており、耳管から蝸牛への効率的なパワー流量 を可能にしている。鼓膜のインピーダンスは、中耳が、例えば、中耳間隙内の静 圧のために、または、耳海綿状態(耳硬化症)による小骨インピーダンスの変化 や小骨靭帯の堅さの変化のようなもっと重大な状態にあって正常に働かないとき 、変化する。インピーダンスの不整合が大きいとき、パワー反射率は1に近づく (すなわち、パワーの100%が反射される)。この状態にあっては、出力され る音響強度は入力された音響強度とほとんど等しく、また、前進波と後進波とは 大きさがほとんど同じである。その結果、圧力は、1/4音響波長または反射点 からの1/2波長ラウンドトリップに対応する周波数でほとんど相殺する。圧力 は、この周波数に対して測定点で非常に小さくなり、誤った圧力較正をもたらす 。なぜなら、この周波数に対する測定点での耳管圧力は、鼓膜圧力かまたは中耳 や蝸牛で吸入されたパワーかどちらか の有益または正確な測度ではないからである。 中耳や蝸牛で吸収されるパワーを測定することは、特に、中耳障害がある4k Hzを超える周波数でのとき、または、耳の身体的サイズが標準的な成人の耳と かなり違っているときに、聴覚学に多くの利点を提供する。このことは、従来の カプラ測定が鼓膜の音圧レベルを誤って評価させるような場合に典型的である。 正常な耳に対して三つの重要な情報が観察によって得られた。第一に、中耳のイ ンピーダンス不整合はヒトからヒトへの変わりやすさの大きな原因である。第二 に、ネコの中耳はほとんど無損失系である。第三に、アレチネズミの聴力閾値で のパワー流量は一定であることがわかった。 第一の情報は、較正の変わりやすさの有意の身体的源を同定する。第二の情報 は、中耳に流れ込むパワーはほとんどすべて蝸牛に伝達されることを意味してい る。第三の情報は、音響パワー流量は蝸牛聴力閾値と重要な相関があるという考 えと矛盾しない。 中耳によって吸収されたパワーを測定するためには、中耳の音響インピーダン スを測定することが必要である。しかし、耳の音響インピーダンスを測定する現 在の臨床使用の器械は、音響インピーダンスを直接に測定するものではなく、相 対インピーダンスの大きさ、すなわち、正常な耳のインピーダンスの大きさに対 するインピーダンスの大きさを測定するものである。また、これらの器械は、し ばしば、可聴周波数の範囲全体にわたって音響インピーダンスを測定するよりは むしろ数個の標準試験周波数(例えば、220Hzと600Hz)に限定される 。 変換器の開発の最近の進歩や、耳の音伝送特性の計算機化測定の付随的進歩は 、音響インピーダンスと、そしてさらに重要なことには、耳による音パワーの吸 入とを測定する実用的な手段を可能にする。本発明の器械は、Jont B.Allen,“ Measurement of Eardrum Acoustic Impedan ce”,Peripheral Auditory Mechanism,pp.44-51(1986)によって展開された技 術に対して著しい改良を加えたものである。アレンの方法論では、2つの変換器 を耳管に挿入する。一方の変換器は試験音を発生し、他方のマイクロホンは検査 する耳の中の圧力を測定する。その後、2つの変換器を4つの空洞に置き、そこ で空洞の圧力を測定する。その後、この情報を解析して管の反射率を推定する。 上記の測定方法は、動物、成人、側頭骨、および乳児に適用される。しかし、ア レンの実験で使用された計装は、高価、複雑であり、したがって臨床用のセッテ ィングには利用できない。 概要 本発明の目的は、被検者の耳管内の音響強度を測定するための簡単な装置を提 供することである。本発明は、信号発生手段と、該信号発生手段と接続されたイ ヤホン/マイクロホンを持つプローブ装置と、未知の平均長さの関数であり既知 のインピーダンスを持つ複数の較正空洞とを有する。プローブは被検者の耳管に 挿入され、信号発生手段はイヤホンを介して周期的信号を被検者の耳管に放射す る。耳管の圧力応答を測定し記録する。較正空洞はその圧力応答が測定され、プ ローブは、較正応答を計算し未知の平均空洞長を探索しすなわち解くことによっ て較正される。この較正方法の基本仮定は、較正されているプローブ装置の線形 性である。その後、被検者の耳管の圧力応答から、耳管内の音響インピーダンス と強度を推定することができる。本発明の方法および装置は、最小限度のトレー ニングのみを必要とする臨床用のセッティングを目的とする。また、耳の障害の 早期発見は、耳の損傷をさらに減らすのにも役立つ。 図面の簡単な説明 図1は、イヤホンのテビニン(Thevinin)パラメータを測定するための従来技 術の較正機構を示している。 図2は、図1の従来技術の機構をモデル化した、拡散質量表現なしに拡散質量 Msを示す等価電気回路を示している。 図3は、本発明の好適な実施例による較正装置を示している。 図4は、本発明の好適な実施例によるプローブ装置を示している。 図5および図6は、プローブチップを含む本発明の好適な実施例によるプロー ブ装置を示している。 図7は、空洞の較正中のプローブと較正装置を示している。 図8は、被検者の耳のパワー流量を測定するためのステップを示している。 図9は、空洞内のレシーバを較正するためのステップを示している。 図10は、耳管などの空洞内の点音源からの音の流れを示している。 図11は、本発明の他の実施例による較正装置を示している。 図12は、図11の較正装置の正面図である。 図13は、較正装置の他の部分を除いた較正装置のシリンダの斜視図を示して いる。 図14は、図13に示すシリンダの正面図である。 図15は、シリンダを取り除いた図11の背面図を示し、また、空洞を一定の 体温に維持するのに用いられる発熱体システムをも示している。 詳細な説明 以下、同じ番号を使用して本発明を記述するいろいろな図面上の同じ要素を説 明する。 実験は、正常聴力を持つ10人のヒトの被検者に対して、0.1から 15.0kHzの間の音響耳管インピーダンスと反射率の大きさに関して行なっ た。これらの実験の結果は、スーザンE.ボスとジョンB.アレンによって「ヒ トの耳管の音響インピーダンスと反射率の測定」95 J.ACOUST協会Am.372(1994 年1月)と題され、アメリカの音響学会によって新聞紙上に記録されている。 図1の従来技術に示されるように、音響変換装置は、フォームイヤチップ(foa m ear tip)で終るイヤホンとマイクロホンから成る。耳管音響インピーダンス Ze(f)を測定するためには、まず変換装置を較正しなければならない。この ことは、テビニン(Thevenin)パラメータ(図2)、開回路源圧力P0(f)とソ ースインピーダンスZ0(f)とを測定することを意味する。テビニンパラメー タが解れば、耳管圧力Peの測定値から所望の耳管インピーダンスZeが決定で きる。対応する空洞長L1とL2がわかれば、2つの空洞圧力値P1(f)とP 2(f)のいずれからも、2つのテビニンパラメータP0とZ0が計算できる。 問題は、これらの音響長、すなわち図10に示すような波(Ms)の拡散による 長さが正確に知られていないことである。 図10から解るように、音響流量は出口開口部から広がり、伝わる長さは、出 口開口部から空洞管の端部までの実際の物理的距離よりも長い。これは、有効音 響長を生じる周波数依存効果である。この音響長は、図2における電気インダク ター230としてモデル化し、一連の質量表現(Ms)に置き換えて表すことが できる。このインダクタンスの大きさは拡散の角度に依存し、変換器と被検者の 耳管の幾何学的形状に依存する。このように、この質量の大きさは、それそれの 状態において知られてなく、未知のパラメータと見做さなければならない。 たとえテビニンパラメータの基本方程式が線形であるとしても、空洞長(Δ1 =L1−L0)と拡散質量(Ms)の数学的な検索間隔は非線 形である。このことは、うわべで多くの極小値や唯一ではない解答がされるとい う誤りを引き起こす。複数の次元を考察することが問題を含むことは知られてい る。異なる空洞長(Δ1=L1−L0)を強いれば、一次元の長さについての探 索を減らし、問題を単順化し、独特な全体的な最小限の解答をもたらす。拡散質 量(Ms)は、テビニンパラメータが周波数の広い範囲に渡って正確な表現であれ ば、説明されなければならない空洞の周波数依存長を効果的に導く。拡散質量( Ms)の大きさは、プローブの幾何学的形状と耳管の幾何学的形状に依存するため 、拡散質量(Ms)の大きさを知ることはできない。 拡散質量(Ms)はよく単一のパラメータで表されるが、本発明では、平均空洞 長(L)を決定するために使用されるのと同様の探索方法を用いて推定すること ができるということを認識することによって、また、異なる空洞長(Δ1=L1 −L0)は測定する空洞へのイヤホンの挿入深さの関数ではないということを認 識することによって、1986年にアレンによって紹介され、ボスとアレンが記述し た「ヒトの耳管の音響インピーダンスと反射率の測定」95 J.ACOUST協会Am.372 (1994年1月)の較正方法の正確さと有用性を大いに改良する。 ボスとアレンが記述した方法には、本発明の本質を成す3つの重要な外延があ る。第1は、平均空洞長の探索に限定すると、4次元探索から一次元探索にまで 探索が減るということである。第2は、音の出口付近のより良い状態での方法の 効果は、拡散質量の探索によって補償されることである。最後に、空洞は、室温 ではなく耳管(すなわち体温)として同じ温度で維持されるということである。 前述のアレンによる従来の実験では、10人の被検者のそれそれが測定された それそれの耳管インピーダンスを持っていた。この測定は、7つの複合周波数応 答、すなわち、4つの密封された空洞、2つの抵抗器 空洞及び被検者の耳について行なった(図1参照)。個々の圧力周波数応答測定 はそれそれ2.6秒とした。4つの空洞に対する4つの音響長L1からL4は、 測定された空洞圧力から最小二乗勾配処理を用いて計算される。空洞イピーダン スは、音響ロッシイトランスミッション(lossy-transmission)線形方程式を用い て計算される。2つのテビニンパラメータ、ソースインピーダンスZs(ω)、 開回路圧力Ps(ω)、またはそれらのノートン等価Ys(ω)とUs(ω)は 、音響長が決まれば、それそれの周波数において、4つの測定された空洞圧力と 計算された空洞負荷インピーダンスから解る。較正は、2つの抵抗器圧力から2 つの音響抵抗器のインピーダンスを決定することによって行なわれた。測定され た抵抗器反射率が許容範囲内にある場合には、被検者の耳管インピーダンスは測 定された空洞圧力から計算される。許容範囲内にない場合には、較正と測定が繰 り返される。このように、抵抗器は較正上の対象標準として用いられた。 アレン/ボスの方法は、それそれの空洞長が解っていてそれを用いることを前 提としている。これは、4次元探索間隔を構成する。本発明は、この探索間隔を 1次元に減らす。減少させることができるのは、ペアになったときの4つの空洞 間の長さの相違が解っており、正確に制御することができるからである。これは たとえプローブマイクロホンの先端から空洞の端部までの絶対的な長さが解らな かったとしても真実である。たとえば、たとえL1、L2、L3とL4が解らな かったとしても、L1−L0、L2−L0、L3−L0とL4−L0は解る。こ れは、空洞内のイヤホンの平均挿入深さL0を正確に制御することができないか らである。このように、空洞長の探索は、たとえば4つの空洞の内の最も短い1 つの空洞長のための検索に拘束される。較正のために使用される空洞の数は変わ ることがある。空洞の数を増加すると、より正確 な長さの測定ができるが、非常に多くの時間が必要になる。実験に基づく結果は 、4つの空洞長が正確さと測定に要求される時間との間の合理的な妥協であるこ とを示している。 アレン/ボスの方法論の第2の外延は、音の出口付近の音響拡散の影響を訂正 することである。図10は、点音源開口部のため音響が耳管のすみずみまでどの ように拡散するかを示している。音波の拡散は、図2に示されるように、拡散質 量表現Msとして取り扱われ、空洞インピーダンスに加えられる。そのため、まさ しく、未知の平均空洞長L0が探索され非常に詳細なテビニン方程式において見 逃し誤差を最小限度にするように、それを探索することによってこの知られてい ない質量表現を推定することができる。未知のパラメータMsを加えると2次元の 探索間隔(すなわち、L0とMs)となる。拡散質量Msと全長L0に対する2次元 探索を“収束”させた後、既知の異なる長さを仮定し、全ての5次元(L1、L 2、L3、L3及びMs)のオプションの最終の探索が真の極小であると決定され る。 拡散質量(MS)は、空洞の周波数依存長を効果的に導き、したがって、広範囲 の周波数に渡って測定する際には解っていなければならない。この質量の大きさ はプローブと耳管の幾何学的形状に依るので、その大きさを予め知ることは不可 能である。その大きさが単一のパラメータによって適切に表され、空洞長を補償 するために用いる同一の探索方法によって推定することができるということを認 識することによって較正方法の正確さと有用性を大いに改良している。 第3の外延は、耳管としての空洞を同じ温度で維持する必要があるということ である。予め空洞は室温になっており、一方、耳管は体温またはそれに近い。結 果として、小さな周波数依存誤差は、開回路圧力とテビニンソースインピーダン スで導かれる。空洞を体温に維持することに よって、これらの誤差は不必要な人為的な周波数を減らすことによって除去する ことができる。テビニンパラメータは、また、温度の平方根によって音響放射管 の音速を評価することによって変換器の温度を変更するための補正をすることが できる。 図3は、本発明の好適な実施例における較正装置300を示す。較正装置30 0は、L型の基部とスタンド310を有し、スタンド310は、回転可能に連結 されスタンド310から伸延するシリンダ320を有している。 シリンダ320は、零点L0を同じにしシリンダ320に伸延する4つの空洞 を有する。それそれの空洞は、シリンダ320に異なる長さ(L1、L2、L3 、L4)でシリンダ320に伸延し、それによってそれそれの空洞を異なる幾何 学形状としている。零点は、シリンダ320には伸延しない。どちらかと言えば 、プローブ/イヤホンの組み合わせが較正装置内に深く挿入されることから防止 する。正しい深さに挿入されると、シリンダは、それそれの空洞に回転され測定 が行なわれる。空洞は堅い壁内で終り、既知の音響インピーダンスを有する。 スタンド310は、4つの空洞の直径と等しい寸法の環状の内径340を有す る。シリンダ320は、シリンダがスタンドの背面に対して平らになるように、 また独自の軸について回転できるように、スタンド310の前面からシリンダ3 20の軸の全長に及ぶねじによってスタンド310に接続される。プローブヘッ ドレストバー330はスタンド310の面全体を伸延し、プローブヘッドを受け る半円に形づくられた切断部分を有している。この切断部分は、環状の内径34 0に対して一直線に配置される。 図4は、図3の較正装置300と共に使用されるプローブ装置400を図示す る。プローブ装置400は、一端がデジタル信号処理装置(D SP)に他端がプローブヘッド420に接続されたプローブケーブルを有する。 プローブヘッド420は円筒状に形成され、プローブヘッドレストバー330の 切断部分にぴったり合うように設計されている。図5と図6を参照すると、プロ ーブヘッド420は、プローブ先端430にテーパを付けている。プローブ先端 430は、一対のレシーバ管460とマイクロホン管470で終っている。イヤ ホン440は、プローブ先端430に取り付けられた音響放射管450を有する 。音響放射管450は、イヤホン440の全長に渡って縦に伸延し、レシーバ管 460とマイクロホン管470の両方から受け取るための3つのレセプタクルを 有する。 較正装置の空洞を室温よりむしろ体温に維持するために、小さい環状の発熱体 375は、スタンド310の垂直部分に埋め込まれている。これはヒートポケッ トを避けるのと均等な方法でシリンダ320に熱が伝わることを許す。これらの 発熱体375は、較正装置300のプラグアダプタ385によって電気的に駆動 される。空洞温度は、正常体温で空洞を維持するためのスタンド310に埋め込 まれる温度フィードバックサーボ機構380によって絶えずモニターされる。温 度表示390は、また、オペレータに現在の空洞温度を知らせるために含めても よい。 先端がプローブ先端430に適合するような形状のイヤホン440とすれば、 プローブ装置は使用の準備ができる。それは、被検者の耳の中 にイヤホンを挿 入し、記録され分析された耳管内に周期的な信号を放射することによって、ヒト の耳管の周波数応答を測定することに使用することができる。図7に示されるよ うに、較正空洞(350a、350b、350c、350d)のすべての周波数 応答を測定することに使用することもできる。 図8は、被検者の耳管の臨床診断に関係している手順を説明している。 まず試験装置をセットアップする。セットアップは、局所のコンピュータ上のデ ジタル信号処理(DSP)基盤を配列することから成る。プローブ電線410は 、DSP基盤に直接接続される。コンピュータがスイッチを入れられ、流量測定 アプリケーションがスタートする。後述するように、流量測定アプリケーション がプローブ400からデータを受け取り、それを複合周波数、インピーダンス、 反射率及び送信されたパワ一測定値に変換する。 次に、テストされる被検者または個人は、彼のまたは彼女の耳管の障害が検査 され、耳聴管観察の下に明確にされる。適切なイヤホン440を有するプローブ ヘッド420は、被検者の耳管内に挿入される。適切なイヤホンは、耳管を完全 に密封するのに十分大きいものである。プローブ400は、被検者のために快適 であるように耳管に深く挿入されるべきである。通常、イヤホンのフォームチッ プ(form tip)は、挿入前にきつくしぼることが可能なフレキシブルな材料で製造 される。そして、挿入された後、イヤホンはその原形に戻るべく拡張し、それに よって良好なシール与える。それそれのイヤホンは、異なるが既知の寸法であり 、その寸法は、テビニンパラメータの後の計算のために記憶しておくことが重要 である。 そして、被検者の耳管の圧力周波数応答が測定される820。被検者は、耳の まわりの繊細な筋肉を固めることによって、変化した測定値にならないようにす るために口を僅かに開けて2、3秒の間静かにするように頼まれる。一様なパワ ースペクトラムを有する周期的信号は、生成され耳管内に放射される。周期的信 号は、チャープ(chirp)、掃かれた正弦曲線またはノイズであるかもしれない。 一様なパワースペクトラムは、音響放射管450の伝達物質または出力であり、 それによって、音圧の点源拡散質量が作られる。挿入されたプローブ400は、 プローブ ケーブル410を介してDSP基盤が捕らえるデータを伝送するマイクロホン4 70を有することによって耳管の周波数応答を決定する。周波数応答を得るには 2、3秒だけかかる。それから周波数応答は分析され、フォームチップと耳管の 間のシールにおいていかなる漏れがあるかを決定するために表示される。漏れの あるシールの明らかな表示は、表示結果において、100Hzと300Hzの間 または300Hz以下の低い圧力で鋭いノッチ部を示す。漏れのあるシールがみ つかると、プローブを元通りに差し込まれなければならないし、また、再び検査 し直さなければならない。避けられるべき他の誤差源は、プローブケーブル41 0の過剰な操作である。プローブケーブル410のわずかな動揺でさえも結果と してこのノイズによる誤差になる。 次の手順は、それそれの空洞を較正するために周波数応答を測定することであ る830。好適な実施例では較正される4つの空洞があるが、これらは2つと同 じ位小さくできる。空洞を付加すると精度が増すが、増加された精度の効果は、 4つ以上の空洞が用いられるときに要求される作業と比較しても無視し得る程度 である。空洞の周波数応答は、被検者の耳であったと同様に正確に測定される。 プローブ400は、イヤホン440に接続され、プローブヘッドレストバー33 0に位置され、零点L0に相当するL型のスタンドの内径340にプローブがそ れ以上挿入できなくなるまでさし込まれる。シリンダ320は、4つのうちの1 つの空洞位置まで回転され、周期的な信号は較正する空洞に入れられ、周波数応 答が測定される。この作業は、それそれの空洞に対して繰り返される。再度、正 確な周波数の測定値を得るためには、自由に漏れてしまうようなシールは危険で ある。 次に、被検者の他の耳は、彼または彼女の1番目の耳のように適格な方法で周 波数応答の測定がされる840。較正空洞では、イヤチップが 2番目の耳に対して替えられなければならないいかなる理由があっても850、 新しいチップはまた測定されなければならない860。−方、同じチップが両方 の耳を測定するために使用される場合には、空洞の較正の手順は一回実行されな ければならないだけである。今我々は、被検者の両方の耳に対してまた4つのそ れぞれの空洞の較正に対して周波数応答の読みを有する。 テスターがフォームイヤチップの寸法または型を入力すると、既存のデータフ ァイルが空洞の平均長さL0、2つの異なる空洞長(Δi=Li−L0、i=1 ,2,3,4)、検査空洞Dの直径、拡散質量MSについてアクセスされる。こ れらの7つのパラメータは、L0とMSの新しい値のための勾配探索を初期化す るために使用される。較正空洞の周波数応答の測定値は、ソース変換器の開回路 圧力Ps(ω)とソースインピーダンスZs(ω)に変換される。被検者の耳管 内において測定された圧力応答とともにこれらの2つの応答は、被検者の耳管イ ンピーダンスおよび/または反射率を計算するのに十分である。 装置の設計において重要な考察は、音響パワー流量の放射において、インピー ダンスよりむしろ反射率の使用である。反射率は2つの主要な理由のために使用 される。第一に、反射率は、測定値の見通しから適切なパワー流量に関して直接 の解釈を有する。第2の、そして、より重要なのは、音響インピーダンスが一つ のポートシステム(例えば鼓膜インピーダンス)の完全な説明を用意するもので はないということである。たとえば、インピーダンスはそれらの間、すなわち入 射から反射まで間の相違を説明するだけであるから、鼓膜インピーダンスの知識 では入射と反射の間のパワー流量の区別ができない。このように、インピーダン スは一つのポートシステムのためのパワー変換関数(伝送/入射)の不完全な説 明となる。しかしながら、圧力反射率は、大きさと位相の両方 に関してパワー伝達機能を明確にする。この定義は、特性インピーダンス(Z0 )と、以下のような式で示されるスペクトル(ω)及び空間(spatial)(χ) の合成を有するエネルギーで供給された速度(c)とを有する分散しない伝送線 によって説明されるパワー放射システムの付加的な思想を必要とする。 ここで、P+は、伝送線上の前方に進行している圧力波であり、ωは、角周波 数であり、χは伝送線に沿った位置であり、tは時間である。 有効電力II+は、鼓膜の方へ進行しているパワーとして耳管内で前方に進行し ている圧力波P+に関して明確にされる。それは、 ここで、Z0=ρc/Aは、耳管の特性インピーダンスであり、ρは、空気の 密度であり、cは、音の速度であり、Aは、耳管の横断面積である。同様に、反 射と非線形蝸牛メカニズムのための逆行するまたは後方に後退しているパワーII −は、 入射圧力と逆戻りのものの比は、以下のように圧力反射率を明確にする そして、その二乗の大きさはパワー反射率を下記のように明確にし、 そして、関係する緩衝パワーは、 正常な耳は、約800Hzから8kHzまでのパワーを吸収する。吸収される II+/IIAに関係するパワーがいくつかの閾値、たとえば0.25未満であると きには、耳または中耳は機能しない。吸収される関係パワーの標準値は、0.7 5よりも大きい。この標準値よりも低いいかなる値も障害を示し、吸収されるパ ワーの割合により重くなる。 上記に由来する測定値の特に有効な他の使用は、耳の障害を診断すること以外 に、それらを必要とする個人の補聴器を正確に較正し合わせることである。補聴 器を頼りにする人は、正確に補聴器を調節する方法を決定するために、彼等の耳 で測定される音響パワー流量を持つことができる。前述のシステムと方法を使用 することによって、補聴器のユーザーの補聴器を最適化する方法を提供できる。 代わりの較正装置設計は、図11〜14に示される。その理由は、異なる寸法 のイヤホンを適応させるためである。このように、装置は、乳児(非常に小さい イヤホン)のために、子供(小さいイヤホン)のために、大人(より大きいイヤ ホン)のために動く。 図11は、図3に示されるのと同様の較正装置を示す。しかし、これは、それ それの角に1本づつ合計4本のネジ390によって、スタンド310の直立した 部分に取り付けられる付加面板370を有する。面板370は、詰め物がされた 材料380によって包囲される切断部分に似た「4つ葉のクローバ」を有する。 それそれのクローバの「葉」は、プローブ/イヤホンの組み合わせを受けるよう に設計される。詰め物がさ れた材料380、好ましくはゴムは、較正過程の間プローブ400を保持し、そ こに位置させる。 図12は、図11の正面図である。直径(D1、D2、D3、D4)が異なる 4つの穴は、スタンド310の直立した部分に示される。ねじ360は、スタン ド310にシリンダ320を連結し、シリンダの回転を許すメカニズムとして役 立つ。最初の一対の穴(より小さい直径)D1とD2は、シリンダ320内で同 心円を分配し、第2の一対の穴(より大きい直径)D3とD4は、シリンダ32 0内でわずかにより大きい同心円を分配する。これらの同心円は、図13〜14 を見るときに難無く明らかになる。図13は、較正装置の残りの部分とは別のシ リンダアタッチメントの斜視図である。シリンダ320は、スタンド310の直 立した部分のそれぞれの4つの穴(D1、D2、D3、D4)が5つのそれぞれ のシリンダ位置(L0、L1、L2、L3、L4)に合わせられるように回転可 能になっている。図11に図示した1つの較正装置を結果として達成するために は、図3において図示されるような4つの分離した較正装置が必要になる。 本発明は、従来技術を越える多くの有意な利点を提供する。第一に、中耳にお いて吸収される音響強度は、簡単な使いやすい機器において直接測定することが できる。第2に、音響強度の測定は、中耳内の可変音響インピータンスに付随す る問題を排除する。第3に、正常の中耳機能を持つ成人の耳の聴力レベル測定値 が変わりすくなることを、被験者間の音響インピーダンスの差により変わりやす い較正を減らすことによって抑えている。第4に、中耳の障害と同様に、子供と 乳児の耳を測定する際の誤差が減少する。第5に、広い周波数範囲(すなわち4 0〜12,000Hz)に渡る蝸牛に至る音声パワーの比較的正確な測定値を得 ることができる。最後に、上記の目的の全ては魅力的なコストで達成する ことができ、一般的なものよりも時間を省いて達成することができる。 結果は、従来技術の代表的なABERシステム3〜4時間に対しておよそ2〜3 分で得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN 【要約の続き】 床使用に適している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 空洞内の音響パワー流量を測定するシステムで、 信号処理手段と、 前記信号処理手段と接続されたプローブ手段と、 複数の不等長キャリブレーションを持つ空洞較正手段とを有し、 前記プローブ手段を前記空洞に挿入し、周期的な信号を前記プローブ手段によ って前記空洞に導入して、前記空洞の周波数応答を測定して前記信号処理手段に 送り、その後、前記プローブ手段を各較正空洞に挿入し、周期的な信号を各前記 較正空洞に導入して、各前記較正空洞の周波数応答を測定して前記信号処理手段 に送り、前記信号処理手段は、前記測定された空洞周波数応答および前記較正空 洞周波数応答を利用して前記空洞の音響パワー流量を計算する、前記システム。 2. 前記プローブ手段と取外し自在に接続可能なイヤホン手段をさらに有し 、当該イヤホン手段は、前記プローブ手段と前記空洞との間および前記プローブ 手段と前記較正空洞との間に気密シールを提供する軟質弾性材料からなり、また 、当該イヤホン手段は、該イヤホン手段の軸に沿って伸長し前記周期的信号を前 記空洞または前記較正空洞に中継する音伝達管手段をさらに有する、請求の範囲 第1項に記載のシステム。 3. 前記空洞較正手段は、さらに、 L字形のベースおよびスタンド構造体と、当該スタンドは円形穴を持っている 、 前記スタンドから外側に伸長し前記複数の不等長空洞を持つシリンダと、前記 複数の不等長空洞は当該シリンダの軸と平行である、 シリンダ軸の長さだけ伸長して前記スタンド内を貫通し、前記シリンダを前記 スタンドに固定するとともに前記シリンダがその軸の回りに回転するのを許容す るねじ手段と、 を有する、請求の範囲第2項に記載のシステム。 4. 前記空洞較正手段は、さらに、前記スタンドを横切って伸長するプロー ブヘッド台架手段を有し、当該プローブヘッド台架手段は、前記プローブ手段を 前記円形穴に受け入れて固定するため、前記スタンドに前記円形穴と一列に並べ られた部分的に切り取られた半円形部分を有する、請求の範囲第3項に記載のシ ステム。 5. 前記プローブ手段は、プローブチップの所で終わり、当該プローブチッ プは、マイクロホンと1対のレシーバとからなり前記信号処理手段と電気的に接 続されているソース変換器を有する、請求の範囲第4項に記載のシステム。 6. 前記イヤホン音伝達管手段は、前記ソース変換器を受け入れるように構 成されている、請求の範囲第5項に記載のシステム。 7. 前記較正空洞は、該較正空洞をヒトの体温とおおよそ等しいほぼ一定の 温度に維持するために複数の発熱体に近くにある、請求の範囲第6項に記載のシ ステム。 8. 前記較正空洞は、堅い壁の所で終わっている、請求の範囲第7 項に記載のシステム。 9. 前記較正空洞は、既知のインピーダンスの所で終わっている、請求の範 囲第7項に記載のシステム。 10. 前記信号処理手段は、デジタル信号処理装置である、請求の範囲第1項 に記載のシステム。 11. 前記空洞は、ヒトの耳管である、請求の範囲第1項に記載のシステム。 12. 前記空洞較正手段は、さらに、 L字形のベースおよびスタンド構造体と、当該スタンドは複数の不等直径円形 穴を持っている、 前記スタンド上に重ねて取り付けられ、前記複数の不等直径円形穴を露出させ るパッド切抜き部分を持つ面板と、 前記スタンドから外側に伸長し前記複数の不等長空洞を持つシリンダと、前記 複数の不等長空洞は当該シリンダの軸と平行である、 シリンダ軸の長さだけ伸長して前記スタンド内を貫通し、前記シリンダを前記 スタンドに固定するとともに前記シリンダがその軸の回りに回転するのを許容す るねじ手段と、 を有する、請求の範囲第2項に記載のシステム。 13. 耳管内の音響パワー流量を測定するシステムで、 信号処理装置と、 プローブチップの所で終わり、マイクロホンと1対のレシーバとからなり前記 信号処理装置と電気的に接続されているソース変換器を有するプローブと、 前記プローブと取外し自在に接続可能で、前記ソース変換器を受け入れるよう に構成されているイヤホンと、当該イヤホンは、前記プローブと前記耳管との間 に気密シールを提供する軟質弾性材料からなり、また、当該イヤホンは、該イヤ ホンの軸に沿って伸長し周期的な信号を前記耳管に中継する音伝達管をさらに有 している、 円形穴を持つL字形のベースおよびスタンド構造体と、前記スタンドから外側 に伸長し当該シリンダの軸と平行である複数の不等長空洞を持つシリンダと、前 記シリンダを前記スタンドに固定するとともに前記シリンダがその軸の回りに回 転するのを許容するためにシリンダ軸の長さだけ伸長して前記スタンド内を貫通 するねじ手段とを有する較正装置と、 前記スタンドを横切って伸長し、前記プローブを前記円形穴に受け入れて固定 するために前記スタンドに前記円形穴と一列に並べられた部分的に切り取られた 半円形部分を有するプローブヘッドレストバーと、 を有し、 前記プローブを前記耳管に挿入し、周期的な信号を前記変換器によって前記耳 管に導入して、前記耳管の周波数応答を測定して前記信号処理装置に送り、その 後、前記プローブを各較正空洞に挿入し、周期的な信号を各前記較正空洞に導入 して、各前記較正空洞の周波数応答を測定して前記信号処理装置に送り、前記信 号処理装置は、前記測定された耳管周波数応答および前記較正空洞周波数応答を 利用して前記耳管の音響パワー流量を計算する、前記システム。 14. ヒトの耳管内の音響パワー流量を測定する方法で、 a. 周期的な信号をソース変換器から前記耳管内に導入してその周期的信号 の周波数応答を記録することによって、被検者の耳管の周波数応答を測定するス テップと、 b. 前記周期的信号をソース変換器から既知の幾何学的形状を持つ複数の空 洞内に導入してその周期的信号の周波数応答を記録することによって、前記複数 の空洞の周波数応答を測定するステップと、 c. 被検者の耳管の測定周波数応答および前記複数の空洞の測定周波数をソ ース変換器の開路圧力Ps(ω)およびソースインピーダンスZs(ω)に変換 するステップと、 d. 下式に従って耳管内の有効パワーII+を決定するステップと、 ここで、 P+は、鼓膜に向かって進む耳管内の前進圧力波であり、 ωは、角周波数であり、 z0は、ρを空気の密度、cを音の速度、Aを耳管の断面積としたとき 、z0=ρc/Aによって計算される耳管の特性インピーダンスである 、 e. 下式に従って耳管内の後進パワーII−を決定するステツプと、 ここで、 P−は、耳管内の後進圧力波であり、 ωは、角周波数であり、 z0は、ρを空気の密度、cを音の速度、Aを耳管の断面積としたとき 、z0=ρc/Aによって計算される耳管の特性インピーダンスである 、 f. 下式に従って圧力反射率を決定するステップと、 g. 下式に従ってパワー反射率を決定するステップと、 h. 下式に従って耳管内の相対吸収音響パワー流量を決定するステップと、 を有する、前記方法。
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