JP2000515851A - GABA▲下Aα5▼レセプターサブタイプの逆アゴニストとしての置換のあるトリアゾロピリダジン誘導体 - Google Patents

GABA▲下Aα5▼レセプターサブタイプの逆アゴニストとしての置換のあるトリアゾロピリダジン誘導体

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JP2000515851A JP09543111A JP54311197A JP2000515851A JP 2000515851 A JP2000515851 A JP 2000515851A JP 09543111 A JP09543111 A JP 09543111A JP 54311197 A JP54311197 A JP 54311197A JP 2000515851 A JP2000515851 A JP 2000515851A
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カーリング,ウイリアム・ロバート
マクレオド,アングス・ムーレイ
ムカナン,ルス
リーブ,オーステイン・ジヨン
スターンフエルド,フランチン
ストリート,レスリー・ジヨージフ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)[式中、Lは、O、S又はNH;Xは、アミノ、フェニル、又は5員もしくは6員の複素環(それらの各々は場合によっては置換されている);YはC1-4アルキリデン;Zは場合によっては置換された5員もしくは6員の複素環;及びnは1又は2]の化合物又は医薬として許容できるその塩もしくはそのプロドラッグ、それらの製造方法、認知力を高めるためのそれらの使用、及びそれらの投与を特徴とする治療方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】GABAA α5レセプターサブタイプの逆アゴニストとしての置換のあるトリアゾ ロピリダジン誘導体 本発明は、一群の置換のあるトリアゾロピリダジン誘導体及び治療におけるそ れらの使用に関する。より詳細には、本発明は、GABAA α5レセプターのリガ ンドであり、そのため認知力増大が必要とされる治療に有用である置換のある1 ,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン誘導体に関する。 主要な抑制性神経伝達物質であるγ−アミノ酪酸(GABA)のレセプターは 、2種の主なクラス、即ち(1)リガンドゲーテッドイオンチャンネルスーパー ファミリーのメンバーであるGABAAレセプターと、(2)Gタンパク質共役 レセプタースーパーファミリーのメンバーである可能性のあるGABABレセプ ターに分類される。個々のGABAAレセプターサブユニットをコードする第1 のcDNAがクローニングされたので、哺乳動物ファミリーの既知のメンバーの 数は13にまでなった(αサブユニット6種、βサブユニット3種、及びγサブ ユニット1種)。更なるサブユニットがまだ発見されていな いという可能性もあるが、1993年以来全く報告されていない。 GABAAレセプター遺伝子ファミリーの多様性の知識は、このリガンドゲー テッドイオンチャンネルを理解するうえで前進の大きな一歩であるけれども、サ ブタイプ多様性の程度の理解はまだ初期段階である。1個のαサブユニット、1 個のβサブユニット、及び1個のγサブユニットが、一過性にcDNAを細胞に トランスフェクションすることによって発現させた完全に機能のあるGABAA レセプターを形成するために最小の必要性であることが示された。上記のように 、δサブユニットも存在するが、ネイティブレセプターでは共通ではないらしい 。 電子顕微鏡によるレセプターの大きさと可視化の研究によって、このリガンド ゲーテッドチャンネルファミリーの他のメンバーのように、ネイティブGABAA レセプターは五量体として存在することが結論される。13種のレパートリー から、少なくとも1個のα、少なくとも1個のβ、少なくとも1個のγサブユニ ットの選択からは、10,000以上の五量体のサブユニットの組合せがありう る。更に、この計算には、イオンチャンネルの廻りの配置が束縛をうけなければ 可能である更なる 順列が含まれていない(即ち、5個の異なるサブユニットからなるレセプターの 場合、可能な変化体が120種ありうる)。 存在するレセプターサブタイプアッセンブリィは、α1β2γ2、α2β2/ 3γ2、α3βγ2/3、α2βγ1、α5β3γ2/3、α6βγ2、α6β δ及びα4βδを含む。α1サブユニットを含むサブタイプアッセンブリィは脳 の大部分の区域に存在し、ラットでGABAAレセプターの40%以上ある。α 2とα3を含むサブタイプアッセンブリィは、ラットでGABAAレセプターの それぞれ約25%と17%である。α5サブユニットを含むサブタイプアッセン ブリィは、主に海馬にあり、ラットでレセプターの約4%ある。 幾つかのGABAAレセプターの特徴的性質は幾つかの調節部位の存在であり 、そのうち最も研究されたものはベンゾジアゼピン(BZ)結合部位である。そ れを介してジアゼパムやテマゼパムなどの不安緩解剤は効果を発揮する。GAB AAレセプター遺伝子ファミリーのクローニング前に、ベンゾジアゼピン結合部 位は、放射性リガンド結合研究に基づき、歴史的に2種のサブタイプ、BZ1と BZ2に細分類された。BZ1サブタイプは、α1サブユニットを、β2とγ2 と組合せて含むG ABAAレセプターに薬理学的に等価であることが示された。これは、最も豊富 なGABAAレセプターサブタイプであり、脳の全てのGABAAレセプターの約 半分である。 アルツハイマー症などの幾つかの痴呆性疾患は、患者の認知力の進行性悪化を 特徴とする。このような治療を望む患者、例えば痴呆性疾患を患う患者で、認知 力を高めることが望ましいのは明白であろう。 McNamaraとSkeltonは、Psychobiology,21:101-108で、ベンゾジアゼピンレセ プター逆アゴニストβ−CCMは、モリス水迷路で空間学習を高めることを報告 した。しかし、β−CCMと他の通常のベンゾジアゼピン逆アゴニストは痙攣促 進剤であり、ヒトで認知力増大薬剤として使用できないことは明白である。 しかし、本発明者らは現在、認知力増大効果を有するが、ベンゾジアゼピンレ セプター半又は完全逆アゴニストに関し以前記載された痙攣促進効果を有しない 医薬を得ることは可能であることを発見している。 α1及び/又はα2及び/又はα3サブタイプレセプター結合部位で比較的に活 性のないα5サブタイプレセプター半又は完 全逆アゴニストを用いて、認知力増大のために有用であるが、痙攣促進的ではな い医薬を提供できることを現在発見している。α1及び/又はα2及び/又はα3 で活性がないが、α5に選択的である、α5での逆アゴニストも使用できる。α5 に選択でもあり、α1、α2及びα3レセプター結合部位で比較的活性のなくもあ る逆アゴニストが好ましい。 EP−A−0085840及びEP−A−0134946は、抗不安活性を有 すると記載されている1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン誘導体 の関連系列を記載している。しかし、トリアゾロフタラジン環系のベンゾ部分を 任意の他の官能基で置き換えることについて、これらの特許出願公開に開示も示 唆も全くなく、化合物が認知力増大性を有するという示唆もない。 本発明は、式(I) [式中、 Lは、O、S又はNHである; Xは、NR23;R6、ハロゲン、CN及びOR6(式中、R6は、C1-6アルキル 、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル又はCF3である)から独立に選択される 1個もしくは2個の基で場合によっては置換されたフェニル、又はメチレンジオ キシもしくはエチレンジオキシ基で場合によっては置換されたフェニル;あるい は酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される1個、2個、3個もしくは4個のヘ テロ原子を含む5員の複素芳香環(ここで、ヘテロ原子の最大1個は酸素又は硫 黄である)、又は1個、2個、3個もしくは4個の窒素原子を含む6員の複素芳 香環(ここで、環は、場合によってはベンゼン環に融合し、R7、OR7、OCO R7、NR89、NR8COR9、CN及びCF3(式中、R7は独立に、R6のため に定義されているとおりであり、R8は独立に、R2のために定義されているとお りであり、R9は独立に、R3のために定義されているとおりである)から独立に 選択される1個以上の基で場合によっては置換されている;6員複素芳香環がピ リジンのとき、それは場合によってはN−オキシドの形態である)である; Yは、場合によってはオキソ基で置換された、場合によっては 分岐したC1-4アルキリデンである; Zは、ピラジン、ピリミジン、あるいは最低1個の窒素又は1個の酸素を含み、 酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される1個、2個もしくは3個の他のヘテロ 原子を場合によっては含む5員の複素芳香環(ここで、他のヘテロ原子の最大1 個は酸素又は硫黄であり、環は、R1、NR23、NR2COR3、CN、CF3、 フェニル、ベンジルもしくはピリジル基で場合によっては置換されている)であ る; R1は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル又はCF3である; R2及びR3は各々独立に、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アル キニル又はCF3である、あるいはR2及びR3はそれらが結合する窒素原子と一 緒に4員〜7員の環を形成する;及び nは1又は2である] の化合物、又は医薬として許容できるその塩もしくはそのプロドラッグを提供す る。 一実施態様で、式I’[式中、L’、X’、Y’及びZ’は、L、X、Y及びZに関し定義されたとお りである] の化合物又は医薬として許容できるその塩もしくはそのプロドラッグを提供する 。 本明細書で使用する“C1-6アルキル”という用語は、メチル及びエチル基、 並びに直鎖、分岐鎖又は環式のプロピル、ブチル、ペンチル及びヘキシル基を含 む。特別なアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル及びt −ブチル、並びにシクロヘキシルである。“C2-6アルケニル”や“C2-6アリキ ニル”などの派生用語は同様に理解すべきである。 適切な5員及び6員の複素芳香環は、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニ ル、ピラジニル、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イ ソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリ ル及びチアジアゾリル基を含む。 本明細書で使用する“ハロゲン”という用語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ 素、特にフッ素、塩素及び臭素を含む。 (CH2n部分を含む融合環は、n=2のとき[2.2.2]ビシクロオクテ ニル環であり、n=1のとき[2.2.1]ビシクロヘプテニル環である。 Lは酸素原子であることが好ましい。 好ましくは、Xは、場合によってはベンゼン環に融合し、場合によってはN− オキシドの形態であるピリジニルであるか、又はXは、フェニル、イミダゾリル もしくはチアゾリルであり、Xは、C1-6アルキル、シアノ及びハロゲンから選 択される、好ましくはメチル、シアノ及び臭素から選択される1個もしくは2個 の基で場合によっては置換されているか、又はXはNR23基(R2及びR3は独 立にC1-6アルキルを表すか、又はそれらが結合している窒素原子と一緒に4〜 7員環、好ましくは5員環を形成する)である。 Yの適切な基は、場合によってはオキソ基で置換された、CH2、CH(CH3 )、CH2CH2及びCH2CH2CH2を含む。好ましくはYはCH2又はCH2C Oであり、最も好ましくはCH2である。 適切なZ基は、場合によってはC1-6アルキル、ピリジル又 はアミノで置換された、ピリミジニル、ピラジニル、ピロリル、オキサゾリル、 イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル及びチアジ アゾリルを含む。 Zの好適な基は、フラン、ピリミジン、ピラジン、イソオキサゾール、オキサ ゾール、チアゾール、オキサジアゾール及びチアジアゾール(それらの各々は場 合によってはC1-6アルキル、ピリジル又はアミノで置換されている)である。 より好ましくは、Zは、場合によってはC1-6アルキル又はピリジルで置換され た、オキサジアゾール、フラン、ピリミジン、ピラジン、オキサゾール又はイソ オキサゾールである。更により好ましくは、Zは、メチル、エチル、イソプロピ ル又はピリジルで場合によっては置換されている。 上記の一実施態様では、本発明は、上記のように好ましく置換された式I’の 化合物を提供する。 更なる実施態様では、式I” [式中、L”、X”、Y”及びZ”は、上記L、X、Y及びZに関し定義されて いるとおりである] の化合物を提供する。 式I”の化合物の特に好適な実施態様では、L”はOであり、Y”はCH2で あり、X”は非置換の、又はC1-6アルキルで置換されたピリジルであり、Z” は非置換の、又はC1-6アルキルで置換された、フラン、イソオキサゾール、又 はピラジンである。 好ましくは、X”は非置換の、又はメチルで置換された、イソオキサゾリル、 フリル又はピラジニルであり、より好ましくはX”は、メチルイソオキサゾリル 、フリル又はピラジニルである。 好ましくは、Z”は非置換の、又はメチルで置換された、イソオキサゾリル又 はフリルであり、より好ましくはZ”は、メチルイソオキサゾリル又はフリルで ある。 本発明の一実施態様では、Zはフリルではない。 医薬として使用するために、式Iの化合物の塩は医薬として許容できる塩であ る。それ故、好適な面で、本発明は、式Iの化合物及び医薬として許容できるそ の塩を提供する。しかし、 他の塩も、本発明の化合物又はそれらの医薬として許容できる塩の製造に有用で ありうる。本発明の化合物の適切な医薬として許容できる塩は、例えば本発明の 化合物の溶液を、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、フマル酸、マレイン酸、コハ ク酸、酢酸、安息香酸、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、又はリン酸などの医薬と して許容できる塩の溶液と混合して生成することができる酸付加塩を含む。更に 、本発明の化合物が酸性部分を有する場合、適切な医薬として許容できるそれら の塩には、アルカリ金属塩、例えばナトリウム又はカリウム塩;アルカリ土類金 属塩、例えばカルシウム又はマグネシウム塩;適切な有機リガンドで形成される 塩、例えば第4級アンモニウム塩がありうる。 本発明はその範囲内に上記式Iの化合物のプロドラッグを含む。一般的に、こ のようなプロドラッグは、式Iの必要な化合物にインビボで容易に変換できる式 Iの化合物の機能性誘導体である。適切なプロドラッグ誘導体の選別と製造の通 常の方法は、例えばDesign of Prodrugs,H.Bundgaard編,Elsevier,1985に記載さ れている。 本発明の化合物が少なくとも一つの不斉中心を有する場合、それ故、本発明の 化合物は対掌体として存在しうる。本発明の 化合物が2個以上の不斉中心を有する場合、更にジアステレオマーとして存在し うる。このような全ての異性体及び任意の割合のそれらの混合物は本発明の範囲 に包含されることを理解すべきである。 本発明の化合物の一つの適切なグループは、式(II) [式中、 Zは式(I)に関し定義されている; X1は、1個又は2個のC1-6アルキル基で場合によっては置換された1個又は2 個の窒素原子を含む6員の複素芳香環(ここで、環は、ベンゼン環に場合によっ ては融合し、6員複素環がピリジンのとき、それは場合によってはN−オキシド の形態である);1個又は2個の窒素原子と、場合によっては窒素、酸素又は硫 黄から選択される1個の更なるヘテロ原子を含み、C1-6アルキルで場合によっ ては置換された5員の複素芳香環;式NR1011のアミン(式中、R10及びR11 は独立に、 水素もしくはC1-6アルキルであるか、又はそれらが結合する窒素原子と一緒に 結合し、4員〜7員環を形成する);又はBrもしくはCNで場合によっては置 換されたフェニル環である;及び Y1はCH2又はCHCOである] であり、及び医薬として許容できるその塩である。 X1の特別の基には、シアノフェニル、ブロモフェニル、チアゾリル、ピリジ ニル、メチルピリジニル、ジメチルピリジニル、N−オキソピリジニルに融合し たベンゼンピリジニル、イミダゾリル及びN−メチルイミダゾリルがある。 本発明の範囲内の特別の化合物には、 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン− 2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタ ノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−フリル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ− 7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(2−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル )−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メ チルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−( 7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(2−ピ リジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(3−ピ リジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチ ル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン ; 6−(4,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチ ル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン ; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)6−(2−キノ リノ)メチルオキシ−−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)6−(2−ピリ ジル−N−オキシド)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7, 10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(2−イミダゾリル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4−オ キサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エ タノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−[2−(1−メチル)イミダゾリル]メチルオキシ−3−(3−メチル− 1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ− (7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−[2−(シアノ)フェニル]メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2, 4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,1 0−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(2−ブロモフェニル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4− オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10− エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(4−チ アゾロ)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(N−ピ ロリジニルカルボニル)メチルオキシ−7,8, 9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3 ,4−a]フタラジン; 3−(3−エチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メ チルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−( 7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−( 6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン ; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン −3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジン; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン −4−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジ ン; 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピ リジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9, 10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4 −a]フタラジン; 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオキ シ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(6−メチルピリジン−2− イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 並びに医薬として許容できるその塩及びプロドラッグがある。 更なる特別の化合物は、 3−(5−メチルオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオキ シ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタ ラジン; 3−(5−メチルオキサゾル−3−イル)−6−(2−シアノフェニル)メチ ルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2, 4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(3−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル )−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(2−ピラジニル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9, 10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4 −a]フタラジン; 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチル オキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4 −トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン− 2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタ ノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン; 並びに医薬として許容できるその塩及びプロドラッグである。 本発明の化合物は、α5サブユニットに対する結合アフィニティ(Ki)が10 0nM以下、典型的には50nM以下、好ましくは10nM以下である。一好適 実施態様では、本発明の化合物は、α1、α2及びα3サブユニットに対し、α5サ ブユニットに対する結合選択性が、最低2倍、適切には最低5倍、好ましくは最 低10倍、最適には最低50倍である。 本発明はまた、1種以上の本発明の化合物と医薬として許容できる担体を含む 医薬製剤を提供する。好ましくは、これらの製剤は、錠剤、丸薬、カプセル、粉 末、顆粒、滅菌非経口溶液もしくは懸濁液、計量済エアゾールもしくは液体スプ レー、ドロップ、アンプル、自動注入装置、又は座薬などの、あるいは経口、非 経口、鼻内、舌下又は直腸投与のための、あるいは吸入もしくは通気による投与 のための単位投与形態でありうる。錠剤などの固体製剤の製造のために、主活性 成分を、医薬担体、 例えばコーンスターチ、乳糖、砂糖、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、ス テアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、又はゴムなどの通常の錠剤化成 分、及び他の医薬希釈剤、例えば水と混合し、本発明の化合物又は医薬として許 容できるその塩の均一混合物を含む予め製剤化された固体製剤を形成する。これ らの予め製剤化された製剤を均一というとき、活性成分は製剤中に一様に分散し 、製剤が、錠剤、丸薬及びカプセルなどの等しく有効な単位投与形態に容易に細 分割できることを意味する。次いで、この予め製剤化された製剤を、本発明の活 性成分0.1〜約500mgを含む上記タイプの単位投与形態に細分割する。典 型的な単位投与形態は、活性成分を1〜100mg、例えは1、2、5、10、 25、50又は100mgを含む。この新規製剤の錠剤又は丸薬は被覆し、又は さもなければ混合して、長時間作用の利点を有する投与形態を得ることができる 。例えば、錠剤又は丸薬は、内部投与成分と、それの被覆の形態である外部投与 成分を含みうる。2種の成分は腸層で分離できるが、その腸層は、胃での崩壊に 抵抗し、内部成分を十二指腸にそのまま入らせ、又は放出を遅らせるように働く 。種々の材料をこのような腸層又は被覆として使用できるが、こ のような材料には、多数のポリマー性酸、及びポリマー性酸と、シェラック、セ チルアルコール及びセルロースアセテートのような材料との混合物がある。 本発明はまた、ヒト又は動物の身体の治療で用いるための本発明の化合物を提 供する。好ましくは、治療は、α5サブユニットを含むGABAAレセプター関連 疾患に対し、及び/又は認知力増大のためにである。 本発明は更に、認知力増大用の医薬の製造における本発明の化合物の使用も提 供する。 認知力不足を患う患者の治療方法であって、該患者に有効量の本発明の化合物 を投与することを特徴とする該方法も開示する。 経口又は注射投与のために本発明の新規化合物を含めることができる液体剤形 には、水溶液、適切に風味のあるシロップ、水もしくは油懸濁液、及び綿実油、 ゴマ油、ココナッツ油もしくはピーナッツ油などの食用油との風味のあるエマル ション、並びにエリキシル剤及び同様の医薬ビヒクルがある。水懸濁液用の適切 な分散剤又は懸濁剤には、トラガカントやアラビアのような合成及び天然のゴム 、アルギン酸、デキストラン、カル ボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニル−ピロリド ン又はゼラチンがある。 認知力増大のために、適切な投与量レベルは、1日につき約0.01〜250 mg/kg、好ましくは1日につき約0.05〜100mg/kg、特に1日に つき約0.05〜5mg/kgである。本発明の化合物は、1日につき1〜4回 の投与法で投与できる。 本発明の化合物は、式IIIの化合物を、式IV [式中、n、L、X、Y及びZは上記定義のとおりであり、Gは塩素のような脱 離基である] の化合物と反応させることを特徴とする方法で製造できる。 式IIIの化合物は本発明の更なる面を表す。式Iの化合物にとって好適なZ基 は、これらの化合物にとっても同様に好適である。 化合物IIIとIVの反応は、適切な溶媒、典型的にはN,N −ジメチルホルムアミド中、強塩基、例えば水素化ナトリウム又はリチウムヘキ サメチルジシリルアジドの存在化、典型的には加熱せずに、反応物質を攪拌して 行わせるのが好ましい。 上記式IIIを有する中間体は、本発明の更なる面を構成する式Vの化合物を、 式VI [式中、G、n及びZは上記定義のとおりであり、Wは、カルボン酸エステル、 塩素又はヒドロキシなどの適切な脱離基を表す] の化合物と反応させて製造できる。 反応は、不活性溶媒中、一般的には有機窒素塩基の存在下行わせるのが好まし い。適切な溶媒には、キシレン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、及び低級脂 肪族ハロゲン化炭化水素と芳香族炭化水素がある。使用できる適切な有機窒素塩 基には、トリアルキルアミンとピリジンがある。一般的には、反応は、温度範囲 、室温〜反応混合液の還流温度で、使用する反応物質と 反応を行わせる温度に依存する時間行わせる。1,1’−ジカルボニルジイミド のような化合物と反応させることによって反応前に、式VIの化合物を活性化し、 ケトヒドラジンを生成させることができる。 式(V)の化合物は、式(VII) [式中、G及びnは上記定義のとおりである] の化合物を、ヒドラジン(通常その一水和物の形で)と、一般的にはエタノール などの溶媒中で反応させ、一般的には14〜24時間のような適切な時間還流し て製造する。 式IV、VI及びVIIの出発物質が市販されていない場合、それらは、実施例に記 載の方法と類似の方法で、又は当業者公知の標準的方法で製造できる。 上記方法で最初に得られた式Iの化合物はいずれも、適切な場合、次いで当業 界公知の技術で式Iの更なる化合物に変換することができることが理解されよう 。 2種以上の異性体が反応から得ることができる場合、異性体の得られた混合物 は通常の手段で分離できることも理解されよう。 本発明の化合物の製造のための上記方法により、立体異性体の混合物が得られ る場合、これらの異性体は、分取クロマトグラフィーなどの通常の技術で分離で きる。新規化合物はラセミ体として製造できるし、又は個々の対掌体はエナンチ オ特異的合成か分割によって製造できる。新規化合物は、例えば、分取HPLC などの標準的技術によって、又は光学活性酸、例えば(−)−ジ−p−トルオイ ル−d−酒石酸及び/又は(+)−ジ−p−トルオイル−1−酒石酸との塩形成 によるジアステレオマー対の生成、次いで分別結晶化と遊離塩基の再生成によっ て、成分対掌体に分割できる。新規化合物はまた、ジアステレオマーエステル又 はアミドの生成、次いでクロマトグラフィー分離、キラル助剤の除去によっても 分割できる。 上記合成順序の任意のものの過程で、関係する分子の任意のもの上の感受性又 は反応性基を保護することは必要であるか、及び/又は望ましいかもしれない。 このことは、通常の保護基、例えばProtective Groups in Organic Chemistry,J .F.W.McOmie, Plenum Press,1973;及びT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organ ic Synthesis,John Wiley & Sons,1991に記載のものにより達成できる。保護基 は、当業界公知の方法を用いて次の好都合な段階で除去できる。 以下の実施例で本発明の化合物の製造を説明する。 本発明の化合物は、Ltk-細胞で安定に発現した、α5サブユニットを含むヒ トGABAAレセプターのベンゾジアゼピン結合部位への[3H]−フルマゼニル の結合を強力に阻害する。 試薬 ・リン酸緩衝化生理食塩水(PBS) ・アッセイ緩衝液:10mM KH2PO4、100mM KCl、室温でpH7 .4 ・アッセイ緩衝液中の[3H]−フルマゼニル(α1β3γ2細胞に対しては1 8nM;α2β3γ2細胞に対しては18nM;α3β3γ2細胞に対しては1 0nM;α5β3γ2細胞に対しては10μM) ・フルニトラゼパム アッセイ緩衝液中100μM ・アッセイ緩衝液中に再懸濁した細胞(1トレイ 10mL) 細胞の取得 細胞から上清を取除く。PBS(約20mL)を加える。細胞をかきとり、5 0mL遠心チューブに入れる。この方法をPBSの更なる10mlで繰返し、細 胞の大部分が取除かれていることを確実にする。机上型遠心機で3000rpm で20分間遠心して細胞をペレットにし、次いで所望ならば凍結する。ペレット を、細胞のトレイ(25cm×25cm)当り緩衝液10mLに再懸濁する。 アッセイ 深型96ウエルプレート中、又はチューブ中行うことができる。各チューブは 、 ・アッセイ緩衝液300μL ・[3H]−フルマゼニル50μL(α1β3γ2については最終濃度1.8n M;α2β3γ2については1.8nM;α3β3γ2については1.0nM; α5β3γ2については1.0nM) ・緩衝液又は溶媒担体(例えば10% DMSO)50μL[化合物が10% DMSO(総量で)に溶解するならば];試験化合物又はフルニトラゼパム(非 特異的結合を測定するため) 最終濃度10μM ・細胞100μL を含む。 アッセイ液を40℃で1時間インキュベートし、次いでGF/Bフィルター上 Tomtec又はBrandelセルハーベスターを用いて濾過し、次いで氷冷アッセイ緩衝 液3mLを用いての洗浄3回をおこなう。フィルターを乾燥し、液体シンチレー ション計測で計測する。液体シンチレーション計測を用いるならば、全結合の予 期値は、全カウント3000〜4000dpmであり、非特異的結合2000d pm未満であり、又はメルチレックス固体シンチラントで計測するならば、全カ ウント1500〜2000dpmで、非特異的結合200dpm未満である。結 合パラメーターは非線型最小二乗回帰分析で決定し、それから阻害定数Kiを各 試験化合物について計算できる。 実施例の化合物を上記アッセイで試験し、全てのものは、ヒトGABAAレセ プターのα5サブユニットから[3H]Ro 15−1788の置換のKi値が 25nM以下であることを見出した。参考例1 3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2,7]ド デカ−2(7),3,5−トリエン a)4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2(7)−エン −3,6−ジオン ビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン−2,3−ジカルボン酸無水物(J. Org.Chem.,1993,6740-6744に記載されたように製造)(60.8g,0.34 2mol)を、酢酸ナトリウム三水和物(55.5g,1.2mol eq)と ヒドラジン水和物(19.82mL,1.2mol eq)を含む50%酢酸水 溶液(1600mL)に溶解した。反応混合液を16時間加熱還流し、次いで冷 却した。生成した固体を濾過で集め、水とジエチルエーテルで洗浄し、次いで真 空オーブン中80℃で乾燥し、必要な生成物を得た(59.3g,m.p.=2 14℃) b)3,6−ジクロロ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデ カ−2(7),3,5−トリエン 実施例1工程a)からの生成物(59.2g)をオキシ塩化リン(300mL )中に溶解し、14時間加熱還流した。溶媒を真空除去し、トルエンと2回共沸 させた。残渣をジクロロメタン(200mL)中に溶解し、急速攪拌し、溶液を 、固体と水溶液の炭酸水素ナトリウムの添加で中和した(注意深く)。発泡が止 んだとき、有機層を分離し、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出し た。一緒にした有機層を乾燥し(MgSO4)、濾過し、蒸発させ、必要な生成 物を得た(59.5g,m.p.>370℃)。 c)3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2,7 ]ドデカ−2(7),3,5−トリエン 前述の生成物(40.0g,0.175mol)を、エタノール(600mL )中のヒドラジン一水和物(56.8g,1.13mol)の攪拌溶液に加え、 溶液を18時間還流した。混合液を室温に冷却し、溶媒を真空除去した。水(1 50mL) を残渣に加え、混合液を5N塩酸でpH1〜2に酸性化した。水層をジクロロメ タン(3回)で抽出し、次いで粉末K2CO3で塩基性化し、ジクロロメタン(3 回)で抽出した。一緒にしたジクロロメタンを乾燥し(MgSO4)、蒸発させ 、淡黄色固体(29.0g,78%)を得た。 実施例1 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン−2 −イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)6−クロロ−3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−7,8,9, 10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4 −a]フタラジン DMF(50mL)中の5−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸の攪拌 溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾー ル(2.0g,12.6mmol)を加えた。溶液を0.5時間撹拌し、次いで 前述のヒドラジン(2.63g,11.7mmol)を加えた。室温で1時間後 、溶液を水に注ぎ、得られた沈殿を濾過し、水(30mL)とヘキサン(100 mL)で洗浄し、真空乾燥し、ケトヒドラジン(3.1g,79%)を得た;M S(ES+)m/e334[MH]+。キシレン(30mL)中のケトヒドラジン (1.0g,3.0mmol)とトリエチルアミン塩酸塩(0.2g,1.45 mmol)の溶液を4時間加熱還流した。溶液を室温に冷却し、溶媒を真空除去 した。残渣に酢酸エチルで溶出するシリカケルクロマトグラフィーを行い、標記 フタラジン(0.60g,63%)を得た。 b)3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン −2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エ タノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン DMF(50mL)中の6−メチル−2−ピリジルカルビノ ール(0.47g,3.8mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(油中60% 分散液を0.15g,3.8mmol)を加え、混合液を室温で0.25時間撹 拌した。この時点後、前述の生成物(1.0g,3.2mmol)を加え、反応 混合液を55℃で16時間撹拌した。溶媒を真空除去し、残渣を酢酸エチルと水 の間で分配した。水層を分離し、酢酸エチルで更に抽出した(3回)。一緒にし た抽出液を乾燥し(Na2SO4/MgSO4)、蒸発させ、残渣に酢酸エチルで 溶出するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、必要な生成物(0.35g,2 8%)を得た。 分析;実測値C,64.91;H,5.38;N,20.28。C222262 ・3H2OからはC,64.79;H,5.58;N,20.60%が要求され る。実施例2 3−(3−フリル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7 ,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾ ロ[3,4−a]フタラジン a)6−クロロ−3−(3−フリル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン キシレン(20mL)中の3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5−4,5−ジ アザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2(7),3,5−トリエン( 1.0g,4.45mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.67g,6. 7mmol)と塩化3−フロイル(0.58g,4.4mmol)を加えた。 混合液を室温で1時間撹拌し、次いで16時間加熱還流した。溶液を室温に冷却 し、溶媒を減圧蒸発させ、残渣をジクロロメタン(150mL)と水(30mL )の間で分配した。水層を分離し、ジクロロメタンで更に抽出した(2回)。一 緒にした抽出液を乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、残渣に、酢酸エチルで溶出 するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、標記生 成物を得た(0.75g,56%)。 b)3−(3−フリル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ −7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリ アゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程bに記載の方法を用いて、前述の生成物と6−メチル−2−ピリ ジルカルビノールから標記化合物を製造した。分析;実測値C,67.23;H,5.41;N,17.51。C222152 ・0.25H2OからはC,67.41;H,5.53;N,17.87%が要 求される。実施例3 3−(2−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジン 実施例2工程aに記載の方法を用いて、3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5 −4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2(7),3,5 −トリエンと塩化2−フロイルから標記化合物を製造した。実施例1工程bに記 載の方法を用いて、得られたトリアゾロピリダジンを2−ピリジルカルビノール と反応させ、所望の生成物を得た。 分析:実測値C,67.37;H,5.03;N,18.80。C211952 からはC,67.55;H,5.13;N,18.76%が要求される。実施例4 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル) −7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリ アゾロ[3,4−a]フタラジン a)6−クロロ−3−(2−ピラジニル)−7,8,9,10−テトラヒドロ− (7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程aに記載の方法を用いて、3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5 −ジアザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2(7),3,5−トリエ ンとピラジン−2−カルボン酸から標記化合物を製造した。 b)6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニ ル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4− トリアゾロ[3,4−a]フタラジン DMF(10mL)中の6−メチル−2−ピリジルカルビノール塩酸塩(0. 275g,1.72mmol)の溶液に、NaH(油中60%分散液を0.13 8g,3.45mmol)を加え、混合液を室温で0.25時間攪拌した。実施 例4工程aからの生成物(0.225g,0.72mmol)を加え、混合液を 室温で2時間、次いで60℃で15時間攪拌した。溶媒を真空除去し、残渣を水 (20mL)と酢酸エチル(100mL)の間で分配した。水層を酢酸エチルで 更に抽出し(2回)、一緒にした有機層を乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。 残渣を酢酸エチルで摩砕し、標記化合物を得た(0.16g,56%)。 実施例5 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メチ ルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 中間体16−クロロ−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7 ,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾ ロ[3,4−a]フタラジン a)[3−(メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)]カルボン酸エ チル 室温で窒素下、1,2−ジクロロエタン中のアセトアミドオキシム(10.0 g,0.135mol)の攪拌懸濁液に、ピリジン(32.7mL,0.404 mol)を滴下添加した。混合液を0℃に冷却し、塩化エチルオキサリル(22 .6mL,0.202mol)を0.2時間で滴下添加した。0℃で0.1時間 攪拌後、混合液を室温に0.3時間温め、次いで80℃に温め、2.1時間攪拌 した。混合液をCH2Cl2(200mL)で希釈し、2N HCl(100mL )、H2O(2×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。溶液を 乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させ、標記オキサジアゾール(20.05g, 95%)を得た。b)6−クロロ−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル) −7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリ アゾロ[3,4−a]フタラジン 無水ジオキサン(28mL)中の3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5−ジア ザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2(7),3,5−トリエン(1 .18g,5.3mmol)の溶液に、[3−(メチル−1,2,4−オキサジ アゾル−5−イル)]カルボン酸エチル(0.987g,6.32mmol)を 加え、反応混合液を3日間還流攪拌した。溶媒を真空除去し、残渣をジクロロメ タン(120mL)と水(30mL)の間で分配した。ジクロロメタンを分離し 、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させ、残渣に、15%酢酸エチル/ジクロロ メタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーを行ない、標記生成物(0.3 2g,19%)を得た。 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メチ ルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例4工程bに記載の方法を用いて、前述の生成物と6−メチル−2−ピリ ジニルカルビノール塩酸塩から標記化合物を製造した。分析:実測値C,61.90;H,5.10;N,23.50。C212172 ・0.1(酢酸エチル)・0.2H2OからはC,61.81;H,5.38; N,23.58%が要求される。 実施例6 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(2−ピリ ジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例4工程bに記載の方法を用いて、中間体1と2−ピリジルカルビノール から標記化合物を製造した。 分析:実測値C,61.56;H,4.96;N,24.72。C201972 ・0.1H2OからはC,61.40;H,4.95;N,25.06%が要求 される。 実施例7 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(3−ピリ ジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 室温、窒素下、DMF(8mL)中の3−ピリジルカルビノール(112mg ,1.03mmol)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム(油中60%分散液を6 3mg,1.6mmol)を加え、混合液を0.8時間攪拌した。この時点で、 中間体1(250mg,0.789mmol)を加え、反応混合液を 22時間攪拌した。水(34mL)を加え、得られた沈殿を1.25時間攪拌し 、次いで濾過で集めた。酢酸エチルで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグ ラフィー、次いで再結晶化(酢酸エチル/ジエチルエーテル)により、標記生成 物を得た(132mg,43%)。 分析:実測値C61.44;H4.94;N24.89。C20197Oからは C61.69;H4.92;N25.18%が要求される。 実施例8 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチル −1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ −(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法に従い、塩基としてリチウムヘキサメチルジシリルアジ ドを用い、中間体1と2−ヒドロキシメチル −5,6−ジメチルピリジン(特許WO93/21158に記載のように製造) から標記化合物を製造した。 実施例9 6−(4,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチル −1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ −(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例8に記載の方法を用い、中間体1と2−ヒドロキシメチル−4,6−ジ メチルピリジン(J.Am.Chem.Soc.,1954,76,1286に記載の方法と類似の方法で製 造)から標記化合物を製造した。mp 204−205℃;MS(ES+)m/ e418[MH]+実施例10 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)6−(2−キノリ ノ)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)− 1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)2−(ヒドロキシメチル)キノリン DMF(40mL)中の2−(クロロメチル)キノリン塩酸塩(1.50g, 7.00mmol)と酢酸ナトリウム三水和物(2.86g,21.0mmol )の混合液を、窒素下、100℃で6時間加熱した。反応混合液をエーテルに注 ぎ、水で洗浄し(3回)、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させた。残渣をメタ ノール/水(9:1)(40mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(0.50g, 12.5mmol)を加え、混合液を0.75時間加熱還流した。溶媒を真空蒸 発させ、残渣をジクロロメタンと水の間で分配した。有機層を分離し、水で洗浄 し(1回)、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させた。残渣に、酢酸エチル/ヘ キサン(4:1)で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーを行い、 標記アルコールを得た(0.85g,76%)。 b)3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(2− キノリノ)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタ ノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用い、中間体1と前述のアルコールから標記化合物を 製造した。 分析:実測値C64.81;H4.51;N21.74。C242172・0. 3H2OからはC64.79H4.89;N22.04%が要求される。 実施例11 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)6−(2−ピリジ ル−N−オキシド)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,1 0−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 室温、窒素下、ジクロロメタン(3mL)中の3−(3−メ チル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(2−ピリジル)メチル オキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4 −トリアゾロ[3,4−a]フタラジン(43mg,0.11mmol)の攪拌 溶液に、m−クロロ過安息香酸(純度55%のサンプルを62mg,0.20m mol)を加えた。17時間攪拌後、混合液をジクロロメタンで希釈し、飽和炭 酸カリウム溶液(2回)と水(1回)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空蒸 発させた。残渣に、5%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロ マトグラフィーを行い、次いで再結晶化し(酢酸エチル/ヘキサン)、標記生成 物を得た(21mg,47%)。分析:実測値C56.54;H4.69;N22.91。C201973・H2 OからはC56.73;H4.99;N23.15%が要求される。実施例12 6−(2−イミダゾリル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4−オキ サジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタ ノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)2−(ヒドロキシメチル)−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メ チル}−イミダゾール 0℃で、メタノール(30mL)中の1−{[2−トリメチルシリル]エトキシ] メチル}−1H−イミダゾール−2−カルボキサルデヒド(7.45g,33mmo l)(J.Org.Chem.,1986,51,1891に記載のように製造)の攪拌溶液に、水素化ホ ウ素ナトリウム(0.42g,11mmol)を加えた。溶液を0.67時間0 ℃で攪拌し、ブライン(15mL)を加え、混合液を0.25時間室温で攪拌し た。メタノールを真空蒸発させ、水溶液を酢酸エチルで洗浄した(3×50mL )。一緒にした有機層を乾燥し(Na2SO4)、真空蒸発させ、油状物を得、そ れは0℃で結晶化した。固体を洗浄し、再結晶化し(ヘキサン)、標記イミダゾ ールを無色結晶として得た(1.99g,26%)。 b)3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−[2− { 1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}イミダゾリル]メチルオキ シ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用いて、中間体1と前述のアルコールから標記化合物 を製造した。 c)6−(2−イミダゾリル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4− オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10− エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 5N HCl(14mL)中の前述の生成物(355mg,0.698mmo l)の攪拌溶液を2.3時間40℃で加熱した。エタノールを加え、混合液を真 空蒸発させた。残渣をエタノールと共に共沸させ(2回)、ジクロロメタンと水 の間で分配し、飽和炭酸カリウム溶液で塩基性化した。有機層を分離し、水相を ジクロロメタンで再抽出した(1回)。一緒にした有機抽出液を水で洗浄し(1 回)、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させ、残渣を再結晶化させ(酢酸エチル −ヘキサン)、標記化合物を得た(190mg,72%)。 分析:実測値C57.30;H4.84;N29.14。C181882・0. 05H2OからはC57.00;H4.81;N29.54%が要求される。 実施例13 6−[2−(1−メチル)イミダゾリル]メチルオキシ−3−(3−メチル−1 ,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−( 7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用いて、中間体1と1−メチル−2−(ヒドロキシメ チル)イミダゾールから標記化合物を製造した。 分析:実測値C57.91;H5.02;N28.07。C192082・0. 2H2OからはC57.62;H5.19;N28.29%が要求される。 実施例14 6−[2−(シアノ)フェニル]メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4 −オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10 −エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)2−シアノベンジルアルコール 0℃、窒素下、エタノール(20mL)中の2−シアノベンズアルデヒド(3 .00g,22.9mmol)の攪拌懸濁液に、水素化ホウ素ナトリウム(0. 87g,23.0mmol) を加えた。混合液を室温で0.8時間攪拌し、次いで溶媒を真空蒸発させた。残 渣をジクロロメタン(60mL)と水(60mL)の間で分配し、水層を分離し 、ジクロロメタン(60mL)で再抽出した。一緒にした有機抽出液を乾燥し( MgSO4)、真空蒸発させ、残渣に、5%メタノール/ジクロロメタンで溶出 するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、標記アルコールを得た(1.71g ,56%)。b)6−[2−(シアノ)フェニル]メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2 ,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7, 10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用いて、中間体1と前述のアルコールから標記化合物 を製造した。 分析:実測値C63.62;H,4.40;N23.38。 C221972からはC63.91;H4.63;N23.72%が要求される 。 実施例15 6−(2−ブロモフェニル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4−オ キサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エ タノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用い、中間体1と2−ブロモベンジルアルコールから 標記化合物を製造した。 実施例16 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(4−チア ゾロ)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例8に記載の方法を用い、中間体1と4−ヒドロキシメチルチアゾール( J.Am.Chem.Soc.,1954,76,1286に記載の方法と類似の方法で製造)から標記化 合物を製造した。mp119−121℃;MS(ES+)m/e418[MH]+実施例17 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(N−ピロ リジニルカルボニル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7, 10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)N−ヒドロキシメチルカルホニルピロリジン ピロリジン(16.0g,225mmol)中のグリコール酸メチル(2.0 g,22.2mmol)の攪拌溶液を90℃で3時間加熱した。ピロリジンを蒸 留で除去し、残渣をジクロロメタン(150mL)と2N HCl(30mL) の間で分配した。水層を分離し、ジクロロメタンで再抽出した(2回)。一緒に した有機層を乾燥し(Na2SO4)、真空蒸発させ、標記ピロリジンを得た(2 .0g,70%)。 b)3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(N− ピロリジニルカルボニル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−( 7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用い、中間体1と前述のアルコールから標記化合物を 製造した。mp234−235℃。 分析:実測値C58.47;H5.72;N23.47。C202373・0. 15H2OからはC58.28;H5.70;N23.79%が要求される。 実施例18 3−(3−エチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メチ ルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例5に記載の方法を用い、プロピオンアミドオキシムから標記化合物を製 造した。 分析:実測値C63.28;H23.49;N23.24。C222372から はC63.29;H5.55;N23.49%が要求される。 実施例19 3−(3−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6 −メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ −(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例5に記載の方法を用いて、2−メチルプロピオンアミドオキシムから標 記化合物を製造した。mp185−187℃。 分析:実測値C63.68;H5.45;N22.38。C232572からは C64.02;H5.84;N22.72%が要求される。 実施例20 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン− 3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10−テ トラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フ タラジン a)3−ピリジルカルボキサミドオキシム エタノール(100mL)中の3−シアノピリジン(10.0g,96mmo l)の溶液を、エタノール(150mL)中のヒドロキシルアミン塩酸塩(13 .3g,192mmol)と炭酸カリウム(15.9g,120mmol)の攪 拌溶液に加えた。混合液を16時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、セライト 床で濾過し、真空蒸発させ、標記オキシムを得た。 b)[3−(ピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル] カルボン酸エチル THF(120mL)中の前述のアミドオキシム(3.0g,22mmol) と4Åモレキュラーシーブの混合液を、窒素下、室温で激しく攪拌した。水素化 ナトリウム(油中60%分散液を0.96g,24mmol)を加え、混合液を 0.1時間攪拌し、次いで塩化エチルオキサリル(3.0g,22mmol)を 加えた。混合液を1時間加熱還流し、室温に冷却し、セライトで濾過した。溶媒 を真空蒸発させ、残渣をジクロロメタンに溶解し、水で洗浄し(2回)、乾燥し (MgSO4)、真空蒸発させた。残渣に、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で 溶出するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、標記生成物を得た(1.30g ,28%)。 c)6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジ ン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン 実施例5工程b−cに記載の方法を用いて、前述のエステルから標記化合物を 製造した。 分析:実測値C55.05;H5.18;N20.45。C252282・1. 2H2OからはC55.31;H4.81;N20.64%が要求される。 実施例21 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン− 4−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10−テ トラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フ タラジン 実施例20に記載の方法を用い、4−シアノピリジンから標記化合物を製造し た。 分析:実測値C64.80;H4.56;N23.62。C252282・0. 1(CH2Cl2)からはC64.37;H4.56;N24.02%が要求され る。 実施例22 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリ ジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,1 0−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4− a]フタラジン 実施例5工程b及び実施例9に記載の方法を用い、[3−(ピリジン−3−イ ル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]カルボン酸エチル、3−クロロ −6−ヒドラジノ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2]ドデカ−2(7) ,3,5−トリエン及び2−ヒドロキシメチル−5,6−ジメチルピリジンから 標記化合物を製造した。分析:実測値C65.14;H4.75;N23.12。C262482からは C64.99;H5.03;N23.32%が要求される。 実施例23 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ −7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリ アゾロ[3,4−a]フタラジン a)(2−メチル−2−オキサゾリン−4−イル)カルボン酸エチル 0℃、窒素下、ジタロロメタン(150mL)中のL−セリンエチルエステル 塩酸塩(5.00g,29.5mmol)とエチルアセトイミデート塩酸塩(3 .64g,29.5mmol)の攪拌混合液に、トリエチルアミン(8.2mL ,59mmol)を加えた。混合液を0℃で1.25時間、室温で19時間攪拌 し、次いでジクロロメタンと水の間で分配した。有機層を分離し、水で洗浄し( 3回)、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させ、残渣にジエチルエーテルで溶出 するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、標記エステルを得た(2.68g, 37%)。 b)(2−メチルオキサゾル−4−イル)カルボン酸エチル −15℃、窒素下、ジクロロメタン(90mL)中の前述の化合物(2.18 g,13.9mmol)とN−ブロモスクシンイミド(3.70g,20.8m mol)の攪拌混合液を7時間照射した。二回目のN−ブロモスクシンイミド( 0.45g,2.5mmol)を加え、混合液を更に4時間照射した。反応混合 液を濾過し、濾液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し(3回)、乾燥し(M gSO4)、真空蒸発させた。残渣に、ジエチルエーテル/ヘキサン(70:3 0)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーを行い、標記エステルを得た(0 .95g,44%)。 c)2−メチルオキサゾール−4−カルボン酸 水(10mL)中の水酸化ナトリウム(0.97g,24mmol)の溶液を 、メタノール(6mL)中の前述のエステル (0.94g,6.1mmol)の攪拌溶液に加えた。室温で1.25時間後、 メタノールを真空蒸発させ、水溶液を0〜5℃に冷却し、5N HClでpH1 に酸性化した。エタノールを加え、溶媒を真空蒸発させ、残りをエタノールと共 沸させた。得られた固体をエタノールと混合し、濾過し、真空蒸発させた。この 方法を繰返し、標記酸を得た(0.776g,100%)。 d)6−クロロ−3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン 室温、窒素下、DMF(20mL)中の前述の酸(0.755g,5.94m mol)の攪拌溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.011g, 6.23mmol)を加えた。溶液を1.1時間攪拌し、次いで3−クロロ−6 −ヒドラジノ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.2.2,7]ドデカ−2( 7),3,5−トリエン(1.335g,5.94mmol)を加えた。2.5 時間後、溶媒を真空蒸発させ、残渣を水で摩 砕した。固体を濾過し、水とヘキサンで洗浄し、真空乾燥し、ケトヒドラジンを 得た(1.645g,83%)。MS(ES+)m/e334[MH]+。キシレ ン(28mL)中のケトヒドラジン(1.855g,5.56mmol)とトリ エチルアミン塩酸塩(0.186g,0.556mmol)の溶液を3時間加熱 還流した。溶液を室温に冷却し、溶媒を真空蒸発させた。残渣をジクロロメタン に溶解し、水で洗浄し(3回)、乾燥し(MgSO4)、真空蒸発させ、粗生成 物に、7%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィ ーを行い、標記フタラジンを得た(0.917g,52%)。 e)3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオ キシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4− トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用いて、前述のフタラジンと2−ピリジルカルビノー ルから標記化合物を製造した。mp222− 224℃。 分析:実測値C65.04;H5.11;N21.33。C212062からは C64.94;H5.19;N21.64%が要求される。 実施例24 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(6−メチルピリジン−2−イ ル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)− 1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例7に記載の方法を用い、6−クロロ−3−(2−メチルオキサゾル−4 −イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2, 4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンと6−メチル−2−ピリジルカルビノ ールから標記化合物を製造した。mp195−197℃。 分析:実測値C65.36;H5.51;N21.02。C222262からは C65.66;H5.51;N20.88%が要求される。 実施例25 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオ キシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4− トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程bに記載の方法を用い、6−クロロ−3−(5−メチルイソオキ サゾル−3−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンと2−ピリジルカルビノー ルから標記化合物を製造した。 実施例26 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−シアノフェニル)メ チルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2 ,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程bの方法を用い、6−クロロ−3−(5−メチルイソオキサゾル −3−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1, 2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジンと2−シアノベンジルアルコール から標記化合物を製造した。 分析:実測値C64.52;H4.90;N19.40。C23 2062・0.9H2OからはC64.44;H5.13;N19.61%が 要求される。 実施例27 6−(3−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル) −7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリ アゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程bに記載の方法を用い、6−クロロ−3−(2−ピラジニル)− 7,8,9,10−テトラヒドロー(7,10−エタノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジンと3−メチル−2−ピリジルカルビノールから標 記化合物を製造した。 分析:実測値C66.39;H5.36;N24.53。C222172からは C66.15;H5.30;N24.55%が要求される。実施例28 3−(2−ピラジニル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,1 0−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4− a]フタラジン 実施例1工程bに記載の方法を用い、6−クロロ−3−(2−ピラジニル)− 7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジンと2−ピリジルカルビノールから標記化合物を製 造した。 分析:実測値C64.34;H4.99;N24.74。C21197O・0. 5H2OからはC63.95;H5.11;N24.86%が要求される。 実施例29 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオ キシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4− トリアゾロ[3,4−a]フタラジン a)3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5−ジアザトリシクロ[6.2.1.2 ,7]ウンデカ−2(7),3,5−トリエン 参考例1工程aでビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン−2,3−ジカル ボン酸無水物の代わりに2−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物を用い 、参考例1工程a−cに記載の方法を用いて製造した。b)3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチ ルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2, 4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程aに記載の方法を用いて、前述のヒドラジンと5−メチルイソオ キサゾール−3−カルボン酸を結合させた。実施例1工程bに記載の方法を用い 、得られたトリアゾロピリダジンを2−ピリジルカルビノールと反応させた。 分析:実測値C63.08;H4.67;N21.61。C201862・0. 45H2OからはC62.88;H4.98;N21.97%が要求される。 実施例30 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン−2 −イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン 実施例1工程aに記載の方法を用いて、3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5 −ジアザトリシクロ[6.2.1.2,7]ウンデカ−2(7),3,5−トリ エンと5−メチルイソオキサゾール−3−カルボン酸を結合させた。実施例1工 程bに記載の方法を用い、得られたチアゾロピリダジンを6−メチル−2−ピリ ジルカルビノールと反応させ、標記化合物を得た。 実施例31 3−(3−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジン 実施例1工程aに記載の方法を用いて、3−クロロ−6−ヒドラジノ−4,5 −ジアザトリシクロ[6.2.1.2,7]ウンデカ−2(7),3,5−トリ エンと3−フロ酸を結合させた。実施例1工程bに記載の方法を用い、得られた トリアゾロピリダジンを2−ピリジルカルビノールと反応させ、標記化合物を得 た。 分析:実測値C65.04;H4.60;N18.77%。C201752・0 .6H2OからはC64.89;H4.96;N18.92%が要求される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マクレオド,アングス・ムーレイ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ムカナン,ルス イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 リーブ,オーステイン・ジヨン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 スターンフエルド,フランチン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ストリート,レスリー・ジヨージフ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式I [式中、 Lは、O、S又はNHである; Xは、NR23;R6、ハロゲン、CN及びOR6(式中、R6は、C1-6アルキル 、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル又はCF3である)から独立に選択される 1個もしくは2個の基で場合によっては置換されたフェニル、又はメチレンジオ キシもしくはエチレンジオキシ基で場合によっては置換されたフェニル;あるい は酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される1個、2個、3個もしくは4個のヘ テロ原子を含む5員の複素芳香環(ここで、ヘテロ原子の最大1個は酸素又は硫 黄である)、又は1個、2個、3個もしくは4個の窒素原子を含む6員の複素芳 香環(ここで、環は、場合によってはベンゼン環に融合し、 R7、OR7、OCOR7、NR89、NR8COR9、CN及びCF3(式中、R7 は独立に、R6のために定義されているとおりであり、R8は独立に、R2のため に定義されているとおりであり、R9は独立に、R3のために定義されているとお りである)から独立に選択される1個以上の基で場合によっては置換されている ;6員複素芳香環がピリジンのとき、それは場合によってはN−オキシドの形態 である)である; Yは、場合によってはオキソ基で置換された、場合によっては分岐したC1-4ア ルキリデンである; Zは、ピラジン、ピリミジン、あるいは最低1個の窒素又は1個の酸素を含み、 酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される1個、2個もしくは3個の他のヘテロ 原子を場合によっては含む5員の複素芳香環(ここで、他のヘテロ原子の最大1 個は酸素又は硫黄であり、環は、R1、NR23、NR2COR3、CN、CF3、 フェニル、ベンジルもしくはピリジル基で場合によっては置換されている)であ る; R1は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル又はCF3である; R2及びR3は各々独立に、水素、C1-6アルキル、C2-6ア ルケニル、C2-6アルキニル又はCF3である、あるいはR2及びR3はそれらが結 合する窒素原子と一緒に4員〜7員の環を形成する;及び nは1又は2である] の化合物、又は医薬として許容できるその塩もしくはそのプロドラッグ。 2. 式II [式中、 Zは請求項1に定義されている; X1は、1個又は2個のC1-6アルキル基で場合によっては置換された1個又は2 個の窒素原子を含む6員の複素芳香環(ここで、環は、ベンゼン環に場合によっ ては融合し、6員複素環がピリジンのとき、それは場合によってはN−オキシド の形態である);1個又は2個の窒素原子と、場合によっては窒素、酸素又は硫 黄から選択される1個の更なるヘテロ原子を含み、 C1-6アルキルで場合によっては置換された5員の複素芳香環;式NR1011の アミン(式中、R10及びR11は独立に、水素もしくはC1-6アルキルであるか、 又はそれらが結合する窒素原子と一緒に結合し、4員〜7員環を形成する);又 はBrもしくはCNで場合によっては置換されたフェニル環である;及び Y1はCH2又はCHCOである] の請求項1に記載の化合物、又は医薬として許容できるその塩。 3. 式I” [式中、 L”はOである; X”は非置換のピリジル又はC1-6アルキルで置換されたピリジルである; Y”はCH2である;及び Z”は、非置換であるか、又はC1-6アルキルで置換された、 フラン、イソオキサゾール又はピラジンである] の請求項1に記載の化合物又は医薬として許容できるその塩。 4. 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジ ン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10− エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−フリル)−6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ− 7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリア ゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(2−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル )−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メ チルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7, 8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ [3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(2−ピ リジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(3−ピ リジル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチ ル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン ; 6−(4,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(3−メチ ル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン ; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル) 6−(2−キノリノ)メチルオキシ−−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)6−(2−ピリ ジル−N−オキシド)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7, 10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(2−イミダゾリル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4−オ キサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エ タノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−[2−(1−メチル)イミダゾリル]メチルオキシ−3−(3−メチル− 1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ− (7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−[2−(シアノ)フェニル]メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2, 4−オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,1 0−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(2−ブロモフェニル)メチルオキシ−3−(3−メチル−1,2,4− オキサジアゾル−5−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10− エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(4−チ アゾロ)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ )−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(N−ピ ロリジニルカルボニル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7 ,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−エチル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−(6−メ チルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−( 7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル)−6−( 6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒド ロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン −3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジン; 6−(6−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピリジン −4−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9,10− テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a] フタラジン; 6−(5,6−ジメチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−[3−(ピ リジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾル−5−イル]−7,8,9, 10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4 −a]フタラジン; 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(2−ピリジル)メチルオキ シ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタ ラジン; 3−(2−メチルオキサゾル−4−イル)−6−(6−メチルピリジン−2− イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ) −1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 並びに医薬として許容できるその塩及びプロドラッグ; である化合物。 5. 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メ チルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2 ,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−シアノフェニル) メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1, 2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 6−(3−メチルピリジン−2−イル)メチルオキシ−3−(2−ピラジニル )−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−ト リアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(2−ピラジニル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9, 10−テトラヒドロ−(7,10−エタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4 −a]フタラジン; 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(2−ピリジル)メチル オキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4 −トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(5−メチルイソオキサゾル−3−イル)−6−(6−メチルピリジン− 2−イル)メチルオキシ−7,8,9,10−テトラヒドロ−(7,10−メタ ノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a]フタラジン; 3−(3−フリル)−6−(2−ピリジル)メチルオキシ−7,8,9,10 −テトラヒドロ−(7,10−メタノ)−1,2,4−トリアゾロ[3,4−a ]フタラジン; 並びに医薬として許容できるその塩及びプロドラッグ; である化合物。 6. 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物又は医薬として許容できるその塩 と、医薬として許容できる担体を含む医薬製剤。 7. 治療において使用するための請求項1〜5のいずれかに記載の化合物又は 医薬として許容できるその塩。 8. 認知力を高める医薬の製造のための請求項1〜5のいずれかに記載の化合 物又は医薬として許容できるその塩の使用。 9. 認知力不足を患う患者の治療方法であって、該患者に有効量の請求項1〜 5のいずれかに記載の化合物又は医薬として許容できるその塩を投与することを 特徴とする該方法。 10. 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の製造方法であって、式IIIの 化合物を、式IV [式中、n、L、X、Y及びZは上記定義のとおりであり、Gは脱離基である] の化合物と反応させることを特徴とする該方法。
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