JP2000515047A - 止血クリップ支持具 - Google Patents

止血クリップ支持具

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Abstract

(57)【要約】 クリップ(5)のウェブ部(51,52)とのみ係合してクリップ両側腕部(50)は自由とするクリップ支承・保持手段を備えた止血クリップ支持具。支承手段はクリップのウェブ部(51,52)を支承するための少なくとも一つの支持面(200)を備え、一方保持手段は押さえタブを形成したクリップ高さ以上の薄い弾性舌片を備える。タブは通常はウェブ部(52)を保持し、クリップに上向の引き抜き力が作用した際にはクリップの取り出しのためにクリップ面からほぼ直角方向に押し退けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 止血クリップ支持具 本発明は止血クリップ支持具に関するものである。 止血クリップは、通常は金属製のほぼU字状をした小さなクランプであり、外 科手術中に血管に装着して閉じることによって血管を閉鎖するように設計されて いる。 このようなクリップは複数本が一般にカートリッジまたはストリップと呼ばれ ている支持具に取り付けられて利用者に供され、この支持具は、或る適当数、例 えば1ダースのクリップを並べた状態で担持している。 手術中、外科医は特殊な鉗子を用いて必要に応じてクリップを一個づつ摘み取 り、同じ鉗子を用いてクリップを血管上に装着して押し潰し、血管を挟みつけて 閉鎖する。 一般にクリップ支持具はストリップの長手方向を横切る方向に延在する収納部 を或る数だけ備え、その中にクリップが上下逆向き(逆U字状態)に嵌め込まれ ている。 この種の支持具は、例えば米国特許第3,326,216号明細書や米国特許第4,696,3 96号明細書に記載されている。 これら公知の支持具では、クリップはそのU字の両側腕との摩擦で保持される ようになっており、両側腕には閉じる方向に圧縮応力が加えられていてストリッ プの壁部に或る摩擦力でクランプされるようになっている。 この保持力はどちらかと言えば予測しにくく、またクリップ支持具がクリップ の抜き取りに用いる鉗子と共に持ち上がり易いのが常であるので、鉗子でクリッ プを抜き取るのは必ずしも容易ではない。 このため、しばしば両手を使う必要が生じるが、これでは外科医にとって実用 的ではない。 国際公開第91/04925号(WO91/04925)公報にも上記の種類のクリップ支持具が示 されている。この場合、クリップは、上下逆向きのクリップの両側腕と係合する 切欠きを有した弾性舌片により保持されている。 この支持具は理論的には上述の欠点を解消するものであるが、それにも関わら ず、鉗子と保持用舌片とが干渉し合うという問題が依然として残されており、こ れは、クリップの両側腕に保持用舌片が押しつけられているのに、クリップの同 じ側腕部分に鉗子を押し込まなければならないからである。 これにより抜き取りの失敗が多くなる。加えて、クリップの両側に変形可能な 舌片が横向きに存在するので、ストリップの幅がかなり広くなってしまう。 米国特許第4,961,499号明細書の主題となっている支持具では、各クリップは クリップ保持用の一対の硬質横断壁の間に設けられた相補的な形状の固定部材に 跨って装着されている。この目的のため、各横断壁はクリップのウェブ中央部を 支承するのに適合した形状の互いに向い合った突起を有している。両横断壁は、 それらの肉厚の一部に形成された溝の存在によって或る程度の可撓性をもち、カ ム作用によって一時的に拡開離反させることによりクリップの出し入れに際して クリップを通過可能としている。 ところで、これら横断壁の剛性は比較的高く、またこの支持具では一定の弱い 力が加えられてもクリップが抜けないようになっているが、一方でこれが操作者 に難点を与え、また実際問題として開いた溝を先端に有する鉗子を使用して抜き 取りを行うことは不可能である。即ち、このタイプの鉗子では、鉗子のジョーと クリップとは摩擦力だけで接することになり、強く或いは急激に加わる反力にう ち勝つことができないのである。 同様の欠点は米国特許第4,076,120号明細書及びヨーロッパ特許公開第0 482 8 61号公報に記載された支持具でも遭遇し、これらの支持具では、上記支持具と同 様に、クリップのウェブ中央部をクリップの面に対して対称的に互いに向かい合 う二つのエレメントで支承しているが、これらエレメントは極めて限られたスト ロークでしか変形できない。 ヨーロッパ特許公開第0 583 151号公報に記載された支持具は、ヨーロッパ特 許公開第0 482 861号公報に記載された発明に由来するもので、特殊な非対称形 状のクリップを対象としている。この支持具は、クリップに対して横向きに作用 する 鈎状の小さな弾性舌片を備えている。この支持具は舌片に弾性変形ストロークを 与える構成を有しているが、その変形範囲はやはり非常に限定されており、加え てU字クリップの保持には適合していない。 本発明は以上の各問題点を解決しようとするものであり、全体がほぼU字状の 複数のクリップを収容するように設計された前記形式の止血クリップ支持具、即 ち、単純なデザインで、クリップを全て適正に保持でき、製造工場でクリップを 支持具に装着する際も、或いは手術中に外科医がクリップを取り出す際にも共に 使い易く、開いた溝を有する鉗子を使う場合でさえ比較的弱い一定の力を加えな がらクリップを取り出すことのできる止血クリップ支持具を提供する。 このクリップ支持具は、ほぼU字形状でそれぞれがウェブ部とその両側の一対 の側腕部とを備えた1セットのクリップを保持対象とし、各クリップを上下逆向 きに細長い帯状領域にその横断面と平行に並べて個々に支承保持するための保持 手段を備え、該保持手段は専らクリップのウェブ部にのみ作用してクリップの両 側腕部には作用せず、両側腕部は自由にする構成となっている。 この支持具で特に注目すべき点は、各クリップのための保持手段が少なくとも クリップウェブ部支承用支持面を有する固定部と薄い舌片状の可動部との対面構 成を備えている点であり、この舌片状可動部は弾性変形で曲がることができ、そ の長さはクリップの高さと少なくとも同等以上であって、クリップのウェブ部の 中央部を押さえて保持する隆起した凸状の押さえタブをその上端に備え、またこ れら固定部と可動部の対向面は、クリップを案内すると共にクリップ装着時に押 さえタブを一時的に離反させるための窄んだ入口間隙を形成している。 従って、本発明の支持具においては、各クリップを支承保持する手段がクリッ プ面に対して対称的に構成されているのではなく、一方の側でクリップを支承す る(固定)手段と、他方の側でクリップを押さえる(可動)手段とに分かれてい る。 舌片状可動部は長く薄いので、極めて可撓性に富み(剛性が低い)、そのため 先端の溝が開いている鉗子であっても、ほぼ一定の弱い力でクリップを掴んで「 優しく」抜き取ることが可能である。 この可撓性の舌片状可動部は、固定部から離れる方向、即ちクリップ面に対し て直交する方向に曲げることができる。 本発明の幾つかの付加的且つ非限定的な特徴を挙げれば以下の通りである。 ・固定部がクリップのウエブ中央部と側腕部との間に位置する中間領域を支持 するための二つの支承面を有するもの。 ・固定部がクリップ取り外し用鉗子のためのストローク端を定める衝合面を有 するもの。 ・複数の固定部と可動部とがそれぞれ対構成で前後に並び、末端以外の各固定 部が二つずつの変形可能なタブと連携してクリップを二つずつ保持するようにな ったもの。 このような構成によって支持具を一層コンパクトにすることができる。 特に小形から中形サイズのクリップに適合する一実施形態においては、舌片状 可動部は幅がクリップ幅より実質的に狭く、この舌辺状可動部はクリップの両側 腕部が対面する固定部の一対のエレメントの間に配置されている。 このような構成によって、鉗子の両方のジョーが必然的に固定部のエレメント に対面して位置することになるので、鉗子を不正確な位置に当てた場合でも、早 まって舌片に力が加えられてクリップが不適切なタイミングで取り出されるとい う危険には至らない。 本発明のその他の特徴と利点は、添付図面を参照した以下の好適な実施形態の 説明から明らかである。添付図面において、 図1は、一部を長手方向の縦断面で示す本発明の実施形態による支持具の側面 図、 図2は、一部を水平面での断面で示す図1の支持具の平面図、 図3及び図4は、それぞれ図1のIII−III矢視及びIV-IV矢視断面図、 図5は、鉗子によるクリップの取り出し方を示す説明断面図、 図6は、クリップの一例を示す正面図、 図7は、支持具にクリップが係合してクランプされる様子(工場での装着時) を示す拡大図である。 また、図8〜13は本発明による支持具の変形例を示し、 図8、図9及び図10は、それぞれ変形例に係る支持具の底面図、部分断面側 面図及び平面図、 図11A、図11B及び図11Cは、それぞれ図9のA−A矢視、B−B矢視 (不連続断面)及びC−C矢視(不連続断面)断面図、 図12は、支持具の一つの先端部を示す図9の部分詳細図、 図13は、図9にXIIIで表された円内の詳細を示す拡大部分詳細図である。 図1〜図4に示した止血クリップ支持具1は、適度な弾性を有するプラスチッ ク材料のブロックからなり、例えばポリカーボネートの射出成形品である。この ブロックはほぼ矩形の平行六面体であり、その底部10は硬質で、机やその他の 水平な支持面上に置けるように平坦な底面を有している。 このクリップ支持具は、通常は拇指と人差指とでその両端を掴んで把持される 。支持具を楽に且つ確実に掴めるように、好ましくは支持具の両側面と両端面は 軽度の襞付きの凹面とし、人間工学的な形状に成形して外科用手袋が濡れていて も支持具を滑り落す恐れが少なくなるようにするとよい。 ブロックの頂部は、1セットの止血クリップ5を図1〜図4に破線で示したよ うに並べて収容する構成となっている。 図6に示すように、クリップ5は二つの側腕部部50とウェブ部51,52と を有するほぼ逆U字形状をしている。 ウェブ部は、その中央部52とその両肩部51とによってほぼV字形状となっ ている。 このV字形状のなす角度αは例えば90°である。 クリップの両側腕部50も僅かではあるが拡開しており、その角度βは15° 程度である。 勿論、用途に応じて様々な寸法形状のクリップを用いることができる。 例えば、大型のクリップでは高さl1は約11mm、幅l2は約10mmである。 また小型のクリップでは、l1とl2は共に3mm〜4mm程度である。 クリップは、線材、好ましくはチタン線材からなり、その断面形状は角に丸み を付けたほぼ正三角形で、断面寸法(正三角形の各辺の長さ)は例えば0.2mm 〜1mm程度の範囲内である。 勿論、支持具の寸法形状は収容するクリップの寸法形状に適合させてある。 例えば小型クリップ用の支持具1の寸法を例示すれば、長さ28mm、幅12mm 、高さ9mm程度である。 この支持具は10個のクリップを並べて上下逆向きに(U字の開口部を下に向 けて)収容でき、収容状態でクリップが横たわる平面は図1に符号Tで表したよ うにブロック長手方向に直角な縦の横断面上にある。 各クリップ5は、固定部2及び弾性変形可動部3との間に捕捉されて保持され る。 これら固定部と可動部は底部10と一体成形された部分である。 固定部2及び可動部3はほぼ横断方向の板の形状をしており、相対的に厚いほ うの板である固定部2は変形しにくく、これに対して相対的に薄い方の板である 可動部3はブロック長手方向(横断面Tに直角)に弾性変形で曲げることのでき る舌片状となっている。 各舌片状可動部は、このような曲げ変形を可能とする弾性特性を有するプラス チック材料で構成してあるので、支持具の底部10と接合する領域に対して曲が ることができる。 本発明の重要な特徴によれば、舌片状可動部3の可撓性領域の長さlはクリッ プの高さl1に対して少なくとも同等であり、好ましくはそれよりも長い。 図3及び図4に示すように、ブロック両側には長手方向のリブ100が支持具 1のブロックを補強のために設けられており、使用者によって加えられる把持力 がクリップの取り出しを妨げることがないようになっている。加えて、これら両 側のリブはクリップを保護する壁ともなっている。 両端の固定部2a及び2bを除いて各固定部2はそれそれの逆向きの二面で各 一つずつの弾性変形可動部3と連携作用し、この組み合わせは図1及び図2から 明らかなように背中合わせの構成となっている。 それぞれ弾性変形可動部3に対面する固定部2の各面は二本の平行な縦リブ2 0を備え(図3参照)、各縦リブの上端200は面取りされており、クリップのウ エブ部の両肩部51を下から支承する形状となっている。 各固定部2は、縦リブ上端200の支承面より高い位置に、クリップの中央部 52近傍を背面から支承する形状の切り子面21を備えている。 図7に詳細を示すように、この切り子面21は上から下へ向かって徐々に可動 部3に接近する方向に傾斜しており、下方では可動部3と平行となっている。 各弾性変形可動部3は、対となる固定部2に向かい合う面に隆起した凸状の押 さえタブ30を備えている。 この押さえタブは、切り子面21で支承される面とは反対側の正面側からクリ ップの中央部52の頂端に適切に押し当てられるような形状と位置で成形されて いる。 図2に示すように、各押さえタブ30の軸心位置は、対面する固定部2の二本 の縦リブ20の間に位置する。 これら縦リブ20に対面する部分では可動部3は抜けていて二本の縦溝31を 形成している。 図7に示すように、隆起凸状押さえタブ30は、固定部側の切り子面21の傾 斜に対してほぼ対称的(横断面に関して)な配置の傾斜入口面300を備えてい る。同図には、クリップ、具体的にはその中央部52を、角に丸みを付けた三角 形の輪郭の断面で示してある。 この三角形はほぼ正三角形であり、その一辺は水平配置されている。工場で実 施される作業でクリップを支持具に装着する場合、クリップを下方に押し込むに 従ってその中央部52が傾斜した切り子面21と入口面30の間に導入されるこ とは理解されるとおりである。 固定部側の切り子面21は、クリップをブロック軸方向に変位させて弾性のタ ブ30を押圧する(図7の矢印F)ための傾斜面として機能する。 クリップ中央部52の断面の基部がタブ30の隆起部を通過すれば、該タブは 或る限られたストローク内で矢印Fの逆方向に戻って中央部52を押圧する状態 となるので、それにより中央部52が縦リブ上端200と切り子面21の基部に 対して弾性的に押し当てられることになる。 このように弾性変形可動部の押さえタブ30は、クリップの断面が三角形であ るこのにより固定部2に向けてブロック軸方向及び下方に作用する力を及ぼす。 こうしてクリップは、その中央部52とその両肩部51で支持具に確実に保持 される。 一方、クリップの両側腕部50は完全に自由で両側方から掴むことができるの で、鉗子でクリップを取り出すのに非常に便利である。 図7において、POはクリップ装着前の可動部3の輪郭を示し、PMはクリップ 装着時の可動部3の最大撓み位置を示し、PFはタブ30がクリップをその支承 部に保持している状態の可動部3の最終位置を示す。 図7に示した各種の機能的寸法形状を例示すれば以下の通りである。 ・切り子面21と入口面300との間の入口間隔e=2mm ・可動部のタブの最大押し戻しストロークd=0.33mm ・クリップ保持時のタブ30の押し戻しストロークd'=0.15mm ・可動部のタブ30を押し戻すためのクリップ下降ストロークh=1.35mm ・押し下げ時のクリップのブロック軸方向変位i=0.24mm 図5はクリップを鉗子で掴んで取り出す様子を示しており、鉗子の2つのジョ ーを符号Mで示してある。 一点鎖線MOはクリップに係合する前の鉗子のジョーの位置を示す。 このジョーには、従来の通り、長手方向に延在する開いた溝R(開口底部)が 設けられており、両側のジョーの溝によってクリップ両側腕部50を外側から挟 み込むようになっている。 図5において、これらの溝の一つを左側のジョーに断面で示してある。 図5から判るように、ジョーMが動く領域には支持具1の部品は何も存在しな いので、ジョーを自由に下降させることができる。 ジョーは下降の途中(従ってクリップのU字を閉じる途中)でクリップを或る 程度挟むので、摩擦力によってクリップを保持できるようになる。 鉗子の下降ストロークは、縦リブ20から両側外方に延在して衝合面を形成す る水平面220によって限界が定められている。 従って、操作者は適正な掴み位置を手探りする必要はなく、鉗子の下降ストロ ーク端で鉗子のジョーの間にクリップを正しく掴むことができる。 操作者に必要なことはクリップ面Tに沿って鉗子ごとクリップを上へ引き抜く ことだけである。 既に図7を参照して述べたように、クリップは、装着時とは逆方向に作用する 傾斜面の作用によって支持具との係合を解かれる。 クリップのウエブ中央部52がタブ30の隆起面と擦れ合って該タブを矢印F 方向に押し退け、これによりクリップが係合から迅速に解放される。 鉗子を使用してクリップを片手で取り出すことができ、クリップの取り出しに 必要な力は小さく一様で、また特に殆ど一定(途中に力を入れる点がなく)であ ると共に、支持具が一緒に持ち上がることがない程度の力である。 但し、本発明の支持具においても、従来と同様に重い台座に嵌め込むことは有 用である。 この例を図4に示すが、そこでは台座の輪郭を一点鎖線で示してある。 このような目的に対しては、支持具の底部10の両側面を傾斜面とし、台座に 相補的な形状で設けられた溝(スライド溝)にぴったり嵌合するアリ継ぎを形成 するようにするとよい。 別の解決策として、支持具1の底面に両面接着フィルムを貼る方法もある。こ のようにすれば、手術時に操作者が支持具1を適宜な支持体、例えば操作者の一 方の手袋に接着することも可能となる。 本発明の支持具の更に別の変形例(図示せず)では、鉗子を支持具内に挿入す るにつれて鉗子の動きによってタブ30をF方向に押し退けるようにしてある。 この目的のためには、鉗子が下降するにつれて鉗子のジョーの側部を支承できる 適宜な形状の傾斜面を弾性変形可動部3に設ければよく、これによりクリップを 係合から解放することができる。このように構成すると、クリップ抜き取りに要 する力を減らすことができる。 図8〜図13に示す変形例の支持具は、特に小形から中形のクリップ向けの例 である。この例による支持具には6個のクリップが収容される。 これらの図において、同一符号は前述の各例の支持具と同一または対応する部 分を表している。 支持具1の底部には重量を減らすために凹部101が設けられており、その一 部は固定部2の内側まで延在している。この支持具の両端部102は手で掴みや すいように凹んでいる。 図9、図11A及び図11Bに詳細に示したように、薄肉で弾性を有する舌片 状可動部3の幅iは狭く、支持具の中央部の一部のみを占めている。またその厚 みは(図9に示すように)上方に向かって徐々に薄くなっていて、断面がほぼ三 角形のようになっている。こうすることによって、曲げ応力が高さ方向全体にわ たってほぼ一定になる。 図11Bに示すように、舌片状可動部の高さはクリップの高さ位置よりも高く なっている。なお、同図においてはクリップ(支持具に装着されている)を一点 破線で示してある。 隆起凸状の押さえタブ30は、舌片状可動部の上部中央部を占めている。その 幅kは、例えば幅iの半分である。 図11Cにおいて、jは固定部の縦リブ20の幅を表している。 この幅は上記幅iよりも明らかに広い。 舌片状可動部3は、その両側で上方に延在する固定エレメント6に対面してい る。部両エレメント6の上端60は僅かに面取りされている。 両エレメント6は支柱を構成し、その下端部で支持具1の底部に接続されてい る。 所属の固定部2に対面する両エレメント6の横断方向の両面は、舌片状可動部 3の対応する面とほぼ同一面にある。 従って、クリップの自由な両側腕部50が二つの固定面の間に位置することに なり、クリップを取り出す位置に鉗子を挿入した際に弾性の舌片状可動部に力が 不適切なタイミングで加わる恐れがない。舌片状可動部に力が加わるのは、鉗子 の両側のジョーの溝が両側腕部50に適切に係合した後のクリップ引き抜き時だ けである。両エレメントの面取りされた端面60が鉗子の導入をガイドするのに 役立つ。 両エレメント6(及びその端面60)の高さは、鉗子のジョーがクリップに接 する前であってもジョーをガイドできる高さである。 固定部側の切り子面21は、例えば頂角の1/2が75°の裁頭円錐体の円錐 斜面を形成しており、この裁頭円錐体の見掛けの頂点は図12に点Cで示すよう に付属の舌片状可動部のほぼ中央にある。 この裁頭円錐体部分は舌片状可動部の両側でブロック横断面方向の縦面22で 区切られている(図11C参照)。 一例として、例えば高さl1が約4mm〜5mmのクリップを収容するための支持 具の寸法は、l=8mm〜10mm、j=2.5mm〜3.5mm、i=2mm、k=1mm である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ほぼU字形状でそれぞれがウェブ部(51,52)と一対の側腕部(50)とを備え た複数のクリップ(5)を保持するための止血クリップ支持具(1)であって、各クリ ップを上下逆向きに細長い帯状領域にその横断面と平行な面(T)内で並べて個々 に支承保持する保持手段を備え、該保持手段がクリップ(5)のウェブ部(51、52) にのみ係合してクリップの両側腕部(50)は自由とする構成を持つ止血クリップ支 持具において、各クリップ(5)を支承保持するための前記保持手段が、クリップ( 5)のウェブ部(51,52)を支承する支持面(200)を有する固定部(2)と、薄い舌片形 状の弾性変形可能な可動部(3)とを備え、該可動部の長さ(l)はクリップの高さ( l1)と同等以上であり、該可動部の上端にはクリップのウェブ部の中央部(52)を 保持するための隆起した凸状の押さえタブ(30)が設けられ、これら固定部と可動 部との二つの部分(2,3)がクリップ(5)の導入ガイドおよびクリップ装着時の一時 的な押さえタブ(30)の押し退け用の窄んだ入口間隙(21,300)を形成していること を特徴とする止血クリップ支持具。 2.固定部(2)がクリップ(5)のウエブ中央部(52)と両側腕部(50)との間に位置 するウエブ中央両肩部(51)を支承するための二つの支承面(200)を有しているこ とを特徴とする請求項1に記載の止血クリップ支持具。 3.固定部(2)がクリップ取り出し用鉗子のためのストローク端衝合面(220)を 有していることを特徴とする請求項1または2に記載の止血クリップ支持具。 4.複数の固定部と可変部(2,3)がそれぞれ対構成で向かい合わせに配列され、 末端の固定部(2a,2b)以外の各固定部(2)が二つずつの弾性変形可能なタブ(30)と 連携してそれぞれ二つずつのクリップ(5)を保持可能としたことを特徴とする請 求項1〜3のいずれか1項に記載の止血クリップ支持具。 5.舌片状可動部(3)の幅(i)がクリップ(5)の幅よりも実質的に狭く、且つこ れら可動部がクリップの両側腕部(50)に対面する一対の固定エレメント(6)の問 に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の止血ク リップ支持具。
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