JP2004180366A - 電気部品保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定板にプリント基板や配線を固定することができ、固定板に対する着脱を一方向から簡単な操作で行うことができ、汎用性に優れている電気部品保持具を提供すること。
【解決手段】電気部品等を保持する保持手段と、当該保持手段を被固定部材に固定する固定部とを備えた電気部品保持具1であって、前記固定部は、前記被固定部材に開口された固定孔に挿入される可動及び固定の逆止爪4,4’付きの係止脚部3を支柱6の下側先端部に設けてあり、この可動逆止爪4の延長上に形成された、被固定部材から当該部品保持具を取り外す際の解除機構となる弾性変形する押圧操作片5を備え、該押圧操作片5に被固定部材への当該部品保持具1の着脱の操作を容易にする手段を設けた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、シャーシやパネル等の被固定部材に、プリント基板や配線等の電気部品を所定の間隔を隔てて安定して固定する電気部品保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電気機器の内部に配置されるシャーシ、プリント基板及び配線等の電気部品を絶縁状態で所定の間隔をおいて電気機器の被固定部材(例えばシャーシやパネル。以下「固定板」とする)等に固定し、機器内のスペースの有効利用を図る手段として様々な電気部材保持具が使用されている。このような電気部材保持具としては、通常、所定の長さを有する支柱の一端に電気部品を保持する保持手段を備え、他端にこれを固定板に固定する固定部を備えたものが使用されており、予め固定板に開口された取り付け用孔に前記固定部を差し込み固定することで、電気部材保持具を固定板に固定している。
【0003】
具体的には、例えば図11の正面図に示すように、電気部品保持具が固定されるための被固定部材である基板110に、予め貫通形成された取り付け用孔112を介して基板110の両面を挟持する固定部130と、固定部130と所定の間隔をおいて対向した位置に形成されかつ電気部品118を所定の方法で保持する保持部120とを備えているもの(実開昭58−158490の図1参照)がある。
【0004】
この固定部130は、基板110の電気部品118が保持される側の面(以下、この面を「表面」という)を抑止する側断面が弓状をした拘止片116と、拘止片116の中央から延出した連結板113と、連結板113の先端に形成され、基板110の表面側から取り付け用孔112を貫通して基板110の裏側(以下「裏面」という)を抑止する矢じり状の弾性逆止片114とから構成されている。すなわち、この固定部130は拘止片116と取り付け用孔112を貫通した弾性逆止片114とで、基板110の両面を挟持することにより基板110に固定されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
昨今、機材類等のリサイクルが提唱され、電気部品保持具の取り外しやすさが課題となっている。前記のような従来形状の電気部品保持具は、挿入セット時には一方向からの挿入作業で完了するが、取り外しの際には固定板の裏面から作業を行う必要があるため、取り外しが困難であるという問題があった。
【0006】
また、取り外し方式を備えた部品保持具も存在するが、これらは可動する爪と固定爪が対をなしているため、可動爪を押し込んでも固定爪が固定板に引っかかったまま残ってしまうため、引き抜く際には固定爪の引っかかり量の分だけ本体をスライドさせる必要があり、取り外しにくいという問題がある。
【0007】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決することを課題とするものであり、固定板にプリント基板や配線を固定することができ、固定板に対する着脱を一方向から簡単な操作で行うことができ、汎用性に優れている電気部品保持具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような構成を採用している。
【0009】
つまり、本発明の電気部品保持具は、電気部品等を保持する保持手段と、当該保持手段を固定板に固定する固定部とを備えており、前記固定部は、前記固定板に開口された固定孔に挿入される固定または可動の逆止爪付きの係止脚部を設けてあり、この逆止爪のうち可動逆止爪の延長上に形成された、固定板から当該部品保持具を取り外す際の解除機構となる弾性変形する押圧操作片を備え、該押圧操作片に被固定部材への当該部品保持具の着脱の操作を容易にする手段を設けている。
【0010】
前記可動逆止爪の端の延長上に設けられた押圧操作片に、逆止爪と反対側の面に突起を付け、当該部品保持具を取り外す際に、押圧操作片を内側に押し込むと、この突起が固定孔のエッジにあたり、その反力で自動的に部品保持具本体がスライドし、固定逆止爪が固定板から外れる構造となっている。
【0011】
前記係止脚部には、固定板の一方の面に圧接する弾性支持片を形成してある。
【0012】
本発明は、以上のような構成であるから、固定板にプリント基板や配線を固定することができ、固定板に対する着脱を一方向から簡単な操作で行うことができ、汎用性に優れている電気部品保持具を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】
本発明に係る電気部品保持具の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は電気部品保持具の斜視図、図2は電気部品保持具の正面図、図3は側面図(図2での右側から見た側面)、図4は使用状態で示す電気部品保持具の正面図である。
本発明の電気部品保持具1は、図1、図2に示すように、保持部2、該保持部2と一体に形成された係止脚部3からなり、係止脚部3は矢形状の可動逆止爪4と固定逆止爪4’、可動逆止爪4と一体に形成された弾性変形自在な押圧操作片5と、支柱6と、弾性支持片7とを備えている。また、押圧操作片5には可動逆止爪4の反対側の面に突起12が設けられている。この突起12は下側が大きくなるように湾曲して形成されている。
【0014】
この電気部品保持具は材料に弾性のある材料(例えばポリアミド等の合成樹脂)を使用している。
【0015】
まず、押圧操作片5について説明する。図2に示すように、係止脚部3は、保持部2の底面から支柱6が左右対称に2本形成されており、この支柱6は係止脚部3の先端部9にて繋がるように形成され、先端にいくに従い徐々に先細りする方向に傾くテーパー状に形成されている。支柱6と支柱6の間は縦方向が長い長方形にくり抜かれた形になっている。
【0016】
図3の側面図に示すとおり、前述の先端部9からの延長上に形成された押圧操作片5は、可動逆止爪4と、操作部10を備えている。操作部10は固定板の表面側に位置することになるので、本部品保持具を被固定部材に取り付け、取り外しをする際は表面側から作業ができる。
【0017】
図6は図2の背面図である。前述の2本の支柱6は係止脚部3の先端部9にて繋がるように形成され、先端にいくに従い徐々に先細りする方向に傾くテーパー状に形成されている。支柱6と支柱6の間は縦方向が長い長方形にくり抜かれた形になっている。支柱6の背面側は途中に固定逆止爪4’がそれぞれ形成され、この固定逆止爪4’は固定孔のエッジに係合し、本電気部品保持具1を固定板に保持する。
【0018】
続いて、係止脚部3の取り付けについて説明する。係止脚部3を固定板の一側面(以下「表面」という)から固定孔(番号つけること)に差し込むと、3つある逆止爪のうち押圧操作片5側のもの(可動逆止爪4)が、固定孔によって押され、本体素材の弾性により図5(a)に示す切り欠き11を支点として支柱6と支柱6’の間の空間に向かってわずかに傾く。可動逆止爪4が固定板のもう一方の側(以下「裏面」という)に出たところで弾性復元力によって元の形に戻り、し、弾性支持片7の自由端8が固定板の表側に当接し、可動逆止爪4と固定逆止爪4’は固定板の裏側から固定孔のエッジ部分に係合する。これによりこの電気部品保持具は固定板に抜け止め状に固定される。
【0019】
次に弾性支持片7について説明する。前記弾性支持片7は係止脚部3の支柱6から分岐形成されており、この弾性支持片7の先端である自由端8は、係止脚部3の先端9が貫通した固定板の表面に圧接するように形成されている。図2に示す、押圧操作片5の底面から自由端8の先端までの垂直方向への長さCの距離が、押圧操作片の底面から逆止爪4までの長さDより長いため、固定板を表面側から抑える役割を果たしている。(長さDは本電気部品保持具1が対応できる固定板の厚さの限界である)。なおかつ、弾性支持片7は本体素材である合成樹脂等の弾性を利用し上下方向に若干たわむようになっている。このため固定板の厚さの変更にもある程度対応可能である。
【0020】
次に電線を保持した状態について説明する。本発明の電気部品保持具1は前記係止脚部3と一体に形成された保持部2を備えている。この保持部2は係止脚部3上に設けられた略コの字状の弾性体13と、その反対側の端に係合部14を備えている。
【0021】
前述の弾性体13はその長手方向中程に、弾性体13を略90度内側に折り曲げることができるように切り欠き15が設けられている。また、前述弾性体13の自由端には、鉤形係合歯16が設けられている。
【0022】
前記係合部14は、弾性体15の自由端を貫通挿入する挿入孔17と、挿入孔17に貫通挿入された自由端の鉤形係合歯16と係合する係合片18とを備えている。この保持部2にケーブル等の電気部品を保持する際には、まず所望の本数のケーブル(ケーブル束)を保持部2の、略コの字状部分の内側に位置させた後、切り欠き15を支点にして弾性体13を略90度内側に折り曲げ、弾性体13の自由端を係合部14に接近させる。次に、弾性体13の自由端を挿入孔17に挿入するとともに、鉤形係合歯16を係合片18に係合して、保持部2内にケーブル束を固定する。
【0023】
一方、保持部2からケーブル束を取り外す際には、係合片18と鉤形係合歯16との係合を解除して、弾性体13の自由端を挿入孔17から抜き出せばよい。
【0024】
次に、押圧操作片5の突起で係止脚を自動スライドさせる様子について説明する。図5(a)、(b)、(c)は図3の本体側面図(使用状態)の拡大要部断面図である。実際に固定板から取り外し操作をした際の順番に(a)、(b)、(c)と並んでいる。押圧操作片5は、先端部9から分岐する個所を図1の操作部10と反対側、図5の断面図での矢印B方向に折り曲げることができるよう、その一部が薄くなった切り欠き11を形成してある。これにより、押圧操作片5の操作部10を図5(a)の矢印Bが示す方向に押すと、切り欠き11部分が曲がり図5(b)の状態になり、逆止爪4は当接していた取り付け用孔112のエッジから外れ、突起12が取り付け用孔112のエッジに当接し、その反力によって本電気部品保持具1本体が図の左方向(図5(c)の矢印で示した方向)へ自動的にスライドし、支柱6に設けられている逆止爪4’も当接していた取り付け用孔112のエッジから外れ、図5(c)の状態となり、固定板110の裏面に係止していた部分が全て外れたので、本電気部品保持具1は開放された状態となる。
【0025】
この逆止爪の部分が外れる様子を、断面図を使ってさらに説明する。図10は、図5に示すA−A断面図である。本電気部品1を固定板110に取り付けた状態(つまり図5(a)の状態)の時は、可動逆止爪4と固定逆止爪4’は図10に点線で示す場所にそれぞれ位置し、取り付け用孔112のエッジに系合している。図5(c)の状態になると押圧操作片5が図5の矢印B方向に押されて切り欠き11部分が曲がることにより、可動逆止爪4は取り付け用孔112のエッジを外れ、図10の実線(斜線を引いた部分)にて示す場所へと移動する。また、押圧操作片5が押され突起12が取り付け用孔112のエッジに当接したための反力により本電気部品1が図5(c)の矢印方向に移動し、その移動に伴い、固定逆止爪4’は点線で示した部分から外れるとともに取り付け用孔112のエッジから外れて、図10の実線(斜線を引いた部分)で示す場所に移動する。これにより、可動・固定両方の逆止爪は取り付け用孔112のエッジに係合していない状態となり、固定板110の裏面に係止していた部分が全て外れたため、本電気部品保持具1は開放された状態となる。これにより本電気部品保持具を上方に持ち上げるだけで取り付け用孔112から容易に外すことができるようになる。操作部10をわずかに押すという一動作だけで、自動的に係止部分である逆止爪4、逆止爪4’が外れるので、従来のものより操作が簡単である。また、本体を手でスライド操作することがないので操作スペースが従来技術のものよりも狭くてすむ。
【0026】
本発明は、上記実施例に限らず、保持部の形状を変えることより様々な電気部品を保持することが出来る。以下、その例について説明する。
【0027】
図7の正面図に示す電気部品保持具は、プリント基板等の板状のものを固定するものである。点線E−Eで示す部分の下側(つまり係止脚部3部分)は、前述の電気部品保持具と全く同様の形状となっており、点線E−Eの上側(保持部2)の形状のみを変えて形成されたものである。係止脚部3の支柱6の上部に支柱101を形成してあり、その先に、先端にいくに従い徐々に先細りする方向に傾くテーパー状に形成されている差込部分102と、支柱101から分岐して形成された弾性押止片103を備えている。弾性押止片の先には鉤状の押止部105を備えている。
【0028】
あらかじめ取り付け用の孔をあけておいた固定板の一側面(以下「裏面」という)から、前述の孔に差込部分102を挿入する。挿入の際、弾性押止片103は固定板に押されて外側方向にたわむ(たわむのは本体素材である合成樹脂の弾性変形を利用している)。固定板は裏面が板止め104の上部に接して止まり、弾性押止片103は弾性復元し、押止部105が固定板の表面に係合し、図7の電気部品保持具は固定板を保持する。かつ、弾性押止片103は弾性変形するので、固定板の厚さの変更にもある程度対応できる。
【0029】
上記(図7の)電気部品保持具は、保持部2、係止脚部3ともに一体に形成されるため、ある程度の強度を保つことができる。
【0030】
図8の正面図に示す電気部品保持具は、電線やケーブル等を固定するものである。点線E−Eで示す部分の下側(つまり係止脚部3部分)は、前述の電気部品保持具と全く同様の形状となっており、点線E−Eの上側(保持部2)の形状のみを変えて形成されたものである。
【0031】
係止脚部3の支柱6の上部に略ロの字状の保持部2が形成されており、保持部2の上部は開口している。開口部分に一対の鉤状腕部301が左右対称に向かい合わせで形成されており、それぞれの先端部302が近接して相対向する形になっており、先端部302の手前で、鉤型の曲がる部分を薄く切り欠き状に形成してある(切り欠き303)。
【0032】
保持部2に電線やケーブル束等の被固定物を保持させるには、前述の先端部302を押し、切り欠き303部分を支点に先端部302部分をそれぞれ内側方向にたわませて(たわむのは、本体素材である合成樹脂の弾性を利用している。)、先端部2と先端部2の間を広げ、被固定物である電線等が前述の先端部302同士の間を通り抜け、該一対の先端部302は弾性復元力により元の形状に戻り、電線等の被固定物は保持部2内に保持される構成となっている。
【0033】
一方、保持部からケーブル束を取り出す場合には、対向するそれぞれの鉤状腕部301を外側方向にたわませて、先端部2同士の間を広げることにより出来た隙間から抜き出せば良い。
【0034】
図9に示す電気部品保持具は、電線やケーブル等を固定するものである。点線E−Eで示す部分の下側(つまり係止脚部3部分)は、本発明である前述の電気部品保持具1と全く同様の形状となっており、点線E−Eの上側(保持部2)の形状のみを変えて形成されたものである。
【0035】
図9の正面図に示す電気部品保持具は、係止脚部3の支柱6の上部に支柱401を形成してあり、その先に束ね具402を備えている。係止脚部3や支柱6、支柱401と束ね具402は一体に形成してあり、ある程度の強度を保つことが出来る。前記束ね具402は束ねるべき部材の形状に応じた輪郭を有する把持部403と、該把持部の開放両端部から相互に向かってまず内方に、次いで外方に延びる湾曲部404と、湾曲部の両端に設けられた、両側に半球状の凸部を有する段付きの係止部405とからなり、前記把持部と湾曲部とを弾性体として連続して一体に形成し、前記係止部の外側よりの付根に嵌まり込む他方の付根の断面形状に応じた形状の切り欠き406を設けて、切り欠きと嵌まり込む付根とが面で接触するようにするとともに、該切り欠きの末端をエッジにし、かつ前記半球状の凸部は切り欠きに嵌まり込む付根の断面の大きさの分だけ小さく形成してある。
【0036】
この電気部品保持具(図9)は、以上のような構成なので、係止部405はそれぞれ半球状の凸部を備えて肉厚方向に隆起しているため指に引っ掛かり易いので、指で係止部をねじる作業がし易く、かつ指で係止部を湾曲部404が交差するようにねじると、互いの係止部405の切り欠き406に互いの付根部が接して噛み合い、切り欠きは嵌合する付根の断面形状に応じた形状に形成され、切り欠き406と嵌合する付根との噛み合わせはぴったり合って面で接触して安定した抵抗を得ることができる。また、把持部403が外側に向かってふくれる方向に引っ張られても、互いの係止部405の末端のエッジに互いの係止部405の付根が引っ掛かって抵抗になる。また、係止部405が互いに噛み合っている時、誤って何かが接触しても係止部405に肉厚方向と直角に外れる方向に力がかかっても半球状の凸部同士が絡み合って抵抗になる。
【0037】
把持部403はこの例の場合、略円形となっているが、保持する部品の種類によって形状を変化させて対応することも出来る(円形状でなくとも構わない。)。
【0038】
この電気部品保持具に電線等の電気部品を保持させる際には、湾曲部404同士を外側方向にたわませ、電線等を403把持部内に通す。次に、係止部405同士に指をかけて湾曲部404が交差するようにねじり、互いの係止部405の切り欠き406に互いの付根部が接して噛み合い、電線等を固定する。
【0039】
一方、把持部403から電線等を取り外す際は、係止部405に指をかけ、湾曲部404の交差状態を解き、電線等を取り除けば良い。
【0040】
本実施例では、電気部品としてプリント基板、ケーブル等を挙げたが、これに限らず、係止脚部3をそのままの形状にし保持部2の形状を変更することにより、その他の部品を保持することもできる。
【0041】
【発明の効果】
前述のように、本発明の電気部品保持具によれば、被固定部材にプリント基板や配線等の電気部品を取り付け、取り外す際に、力も要らず極めて簡単な操作で行えるので、作業者の効率が上がるという効果を奏する。
【0042】
また、本発明の電気部品保持具は、被固定部材に簡単に取り付けることができるとともに、操作部を押して上方に持ち上げるだけで簡単に取り外すことができるため、リサイクルに対する適応性も向上することができる。
【0043】
上記操作部は被固定部材(固定板)の表面側に位置するので、取り付けや取り外しをする際は表面側から作業が出来る。
【0044】
さらに、保持部の形状を自由に設定できるため、電気部品保持具の汎用性を大幅に向上することができるという効果も得られる。
【0045】
また、固定部と保持部を一体に形成することにより、一層強度が増した電気部品保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電気部品保持具の斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る電気部品保持具の正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る電気部品保持具の側面図である。図2の正面図での右側から見た図となる。
【図4】本発明の実施例に係る電気部品保持具の正面図である。
【図5】各(a)(b)(c)の図は、本発明の実施例に係る電気部品保持具の拡大要部断面図であり、(a)(b)(c)の順に逆止爪が固定孔から外れていく様子を示す。
【図6】本発明の実施例に係る電気部品保持具の背面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る電気部品保持具の正面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る電気部品保持具の正面図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る電気部品保持具の正面図である。
【図10】図5のA−A断面図である。
【図11】従来技術に係る電気部品保持具の正面図である。
【符号の説明】
1 電気部品保持具
2 保持部
3 係止脚部
4 可動逆止爪
4’ 固定逆止爪
5 押圧操作片
6 支柱
7 弾性支持片
8 自由端
10 操作部
11 切り欠き
12 突起
13 弾性体
14 係合部
15 切り欠き
16 鉤形係合歯
17 挿入孔
18 係合片
201 支柱
202 差込部分
203 弾性押止片
204 板止め
205 押止部
301 略V字状腕部
302 先端部
401 支柱
402 束ね具
403 把持部
404 湾曲部
405 係止部
406 切り欠き

Claims (3)

  1. 電気部品等を保持する保持手段と、当該保持手段を被固定部材に固定する固定部とを備えた電気部品保持具であって、前記固定部は、前記被固定部材に開口された固定孔に挿入される可動及び固定の逆止爪付きの係止脚部を支柱の下側先端部に設けてあり、この可動逆止爪の延長上に形成された、被固定部材から当該部品保持具を取り外す際の解除機構となる弾性変形する押圧操作片を備え、該押圧操作片に被固定部材への当該部品保持具の着脱の操作を容易にする手段を設けたことを特徴とする電気部品保持具。
  2. 前記可動逆止爪の端の延長上に設けられた押圧操作片に可動逆止爪と反対側の面に突起を付け、当該部品保持具を取り外す際に、押圧操作片を内側に押し込むと、この突起が固定孔のエッジにあたり、その反力で自動的に部品保持具本体がスライドし、固定逆止爪が被固定部材から外れる構造を特徴とする請求項1記載の電気部品保持具。
  3. 前記係止脚部に、被固定部材の表面に圧接する弾性支持片を形成した、請求項1または2に記載の電気部品保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101856522B1 (ko) 2016-10-07 2018-05-11 주식회사 서연이화 도어트림용 카페트의 결합 구조

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