JPH11250960A - 端子台構造 - Google Patents

端子台構造

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JPH11250960A
JPH11250960A JP6784598A JP6784598A JPH11250960A JP H11250960 A JPH11250960 A JP H11250960A JP 6784598 A JP6784598 A JP 6784598A JP 6784598 A JP6784598 A JP 6784598A JP H11250960 A JPH11250960 A JP H11250960A
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JP
Japan
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terminal
screw
connection terminal
terminal block
washer
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Pending
Application number
JP6784598A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsubota
康弘 坪田
Tsunetoshi Oba
恒俊 大場
Takatoshi Otomo
高敏 大伴
Katsutaka Tanabe
勝隆 田邊
Yoko Murabayashi
陽康 村林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続端子の落下による紛失の危険性がなくな
るし、また、接続端子を端子台部から完全に取り外すこ
となく、丸型の圧着端子の取付を可能にする。 【解決手段】 端子台部2の絶縁用リブ3の対向面3A
に、それぞれ接続端子捩じ込み方向イに接続端子7を案
内するガイド手段を設けると共に、端子台部2に、これ
のベース部4のねじ孔5を外れた接続端子7を仮止めす
る接続端子仮止め手段を設け、ガイド手段を、接続端子
7のねじ座金9に形成した係合凹部10a、10bと、
絶縁用リブ3の互いに対向する対向面3Aにそれぞれ接
続端子捩じ込み方向イに形成されて係合凹部10a、1
0bに摺動可能に挿入する凸条6とで構成し、接続端子
仮止め手段を、ねじ座金9に形成した保持片部13と、
端子台部2に設けられて保持片部13を着脱可能に挟持
するクリップ12とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電源と、
この電源から電力の供給を受ける電子機器との接続等に
使用されるものや制御機器に設けられる端子台構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の端子台構造としては、
図21に示すように、電源接続用の接続端子70と、電
源から電力の供給を受ける種々の電子機器が接続される
複数の機器接続用の接続端子71とを一つの端子台本体
72に設けた構成である。そして、接続端子70、71
は端子ねじ75に四角形状のねじ座金76を回転可能に
装着した構成である。
【0003】すなわち、端子台本体72には、左右方向
に所定の間隔をおいて、複数の端子台部73が、その隣
り合うものを絶縁用リブ74で仕切って設けてあり、こ
れらの端子台部73の金属から成るベース部73Aには
ねじ孔78が形成してあって、端子台部73には接続端
子70、71がねじ止めしてある。
【0004】そして、電源接続用の接続端子70に電源
からのリード線を接続し、複数の機器接続用の接続端子
71に種々の電子機器のリード線を接続して使用されて
いる。この場合、リード線80の端末には、図22に示
すように丸型(O型)の圧着端子79が取り付けてあっ
て、この圧着端子79に、それぞれの端子ねじ75を挿
通して、これらの端子ねじ75を端子台部73のねじ孔
78に螺合して、ねじ座金76と端子台部73のベース
部73Aとで圧着端子79を圧着していた。また、制御
機器のの前面部にも、上記した端子台構造と同様な端子
台構造が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
端子台構造にあっては、図23の(1)、(2)に示す
ように電源接続用及び機器接続用の接続端子70、71
のそれぞれの端子ねじ75を端子台部73のねじ孔78
から取り外した場合、接続端子70、71が落下して、
紛失する危険性があるだけでなく、接続端子70、71
を端子台部73に取り付ける場合に、その端子ねじ75
にリード線80の圧着端子79を取り付けた状態で、接
続端子70、71を端子台部73の奥のねじ孔78まで
持っていくことは、接続端子70、71が不安定な状態
であるために、作業性が悪いという問題点があったし、
また、圧着端子79を端子台部73に圧着する場合に
は、片手で圧着端子79の孔部とねじ孔78とを合わ
せ、もう一方の手で端子ねじ75の位置決めするので作
業性が悪いという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、端子ねじが
ねじ孔より外れても、接続端子が端子台部から落下する
ことがなく、この落下に伴う接続端子の紛失の危険性が
なくなるし、また、接続端子を端子台部から完全に取り
外すことなく、丸型(O型)の圧着端子の取付が可能に
なって、その作業性を大きく改善することができる端子
台構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係る端子台構造は、端子台本体
に、複数の端子台部を、その隣り合うものを絶縁用リブ
で仕切って設け、これらの端子台部に設けたベース部に
ねじ孔を形成し、接続端子を端子ねじにねじ座金を回転
可能に装着して構成し、前記接続端子を、前記端子ねじ
を前記ねじ孔に螺合して前記端子台部に取り付けた端子
台構造において、前記絶縁用リブの互いに対向する対向
面に、それぞれ接続端子捩じ込み方向イに前記接続端子
を案内するガイド手段を設けると共に、前記端子台部
に、前記ベース部の前記ねじ孔を外れた接続端子を仮止
めする接続端子仮止め手段を設けたことを特徴とする。
【0008】かかる構成により、接続端子を緩めて、こ
の接続端子の端子ねじをねじ孔より外し、この接続端子
をねじ座金と共に指で押し上げて、接続端子仮止め手段
により接続端子を保持(仮留め)させて、ねじ座金が浮
いた状態にして、このねじ座金から接続端子がぶら下が
る。このように、端子ねじがねじ孔より外れても、接続
端子が端子台部から落下しないために、この落下に伴う
接続端子の紛失の危険性がなくなるし、また、接続端子
を端子台部から完全に取り外すことなく、丸型(O型)
の圧着端子の取付が可能になって、その作業性を大きく
改善することができる。
【0009】また、接続端子が垂直方向以外には移動で
きないようにねじ座金がガイド手段により案内されてい
るために、ねじ孔の位置決めをする必要がなく、配線効
率が向上するし、接続端子の端子ねじをねじ孔より外
し、この接続端子をねじ座金と共に指で押し上げて、接
続端子仮止め手段により保持(仮留め)できるので、配
線効率が向上する。更には、接続端子仮止め手段により
保持(仮留め)して、接続端子の端子ねじを外した状態
で出荷できるために、初回配線時の配線効率が向上す
る。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記ガイド手段を、前記接続端子の前
記ねじ座金に形成した凹部と、前記絶縁用リブの互いに
対向する対向面にそれぞれ接続端子捩じ込み方向イに形
成されて前記凹部に摺動可能に挿入する凸条とで構成
し、前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に形成し
た保持片部と、前記端子台部に設けられて前記保持片部
を着脱可能に挟持するクリップとで構成した。
【0011】かかる構成により、接続端子を緩めて、こ
の接続端子の端子ねじをねじ孔より外し、この接続端子
をねじ座金と共に指で押し上げて、保持片部をクリップ
で保持(仮留め)させて、ねじ座金が浮いた状態にし
て、このねじ座金から接続端子がぶら下がる。このよう
に、端子ねじがねじ孔より外れても、接続端子が端子台
部から落下しないために、この落下に伴う接続端子の紛
失の危険性がなくなるし、また、接続端子を端子台部か
ら完全に取り外すことなく、丸型(O型)の圧着端子の
取付が可能になって、その作業性を大きく改善すること
ができる。
【0012】また、接続端子が垂直方向以外には移動で
きないようにねじ座金が、その係合凹部を凸条に摺動可
能に係合させて案内されているために、ねじ孔の位置決
めをする必要がなく、配線効率が向上するし、接続端子
の端子ねじをねじ孔より外し、この接続端子をねじ座金
と共に指で押し上げて、保持片部をクリップで保持(仮
留め)できるので、配線効率が向上する。更には、保持
片部をクリップで保持(仮留め)して、接続端子の端子
ねじを外した状態で出荷できるために、初回配線時の配
線効率が向上する。
【0013】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記接続端子仮止め手段を永久磁石で
構成した。
【0014】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ
座金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
で構成した。
【0016】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ
座金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
で構成し、この収納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ
抜出し防止手段を設けた。
【0018】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の仮止めを容易に行うことができ、しかも、抜出
し防止手段によりねじ座金の抜け出しを防ぐことができ
る。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ
座金に、ばね性を有する保持片部を設け、前記端子台部
に、前記保持片部を前記端子台部の壁部に弾性的に摺接
させて前記接続端子の停止位置で摩擦係止するようにし
た。
【0020】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0021】また、上記の目的を達成するために、請求
項7の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ
座金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
で構成し、この収納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ
抜出し防止手段と、前記ねじ座金に干渉して前記接続端
子を保持する保持手段とを設けた。
【0022】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の仮止めを容易に行うことができ、しかも、抜出
し防止手段によりねじ座金の抜け出しを防ぐことができ
る。
【0023】また、上記の目的を達成するために、請求
項8の発明に係る端子台構造は、請求項1に記載の端子
台構造において、端子台本体の複数の端子台部に、端部
にねじ孔を有するねじ座台部材を設け、これらねじ座台
部材内に、ねじ座金と、このねじ座金を前記ねじ座台部
材の端部側に付勢する弾性付勢部材とを配置し、前記ね
じ座台部材の前記ねじ孔に端子ねじを螺合し、この端子
ねじを前記ねじ座金に螺合したことを特徴とする。
【0024】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、接
続端子の端子ねじを動かすことなく、圧着端子(丸端
子)でねじ座金を押圧して、このねじ座金を弾性付勢部
材に抗して押し下げ、このねじ座金と端子ねじの端部と
の間に隙間を明けて、この隙間に圧着端子を挿入して、
この圧着端子に端子ねじを挿通することができて、圧着
端子を簡単に接続端子に取り付けることができる。
【0025】また、ねじ座金と端子ねじとを離した状態
であっても、接続端子の端子ねじがねじ座台部材に螺合
しているために、接続端子の紛失等がなく、接続端子の
端子ねじを締め付けずに、端子台を出荷することができ
る。
【0026】また、上記の目的を達成するために、請求
項9の発明に係る端子台構造は、端子台本体に、複数の
端子台部を、その隣り合うものを絶縁用リブで仕切って
設け、これらの端子台部に設けたベース部にねじ孔を形
成し、接続端子を端子ねじにねじ座金を回転可能に装着
して構成し、前記接続端子を、前記端子ねじを前記ねじ
孔に螺合して前記端子台部に取り付けた端子台構造にお
いて、前記ベース部に、リード線の端末に設けた圧着端
子を挿入することで、この圧着端子を仮止めする圧着端
子仮止め手段を設けたことを特徴とする。
【0027】かかる構成により、端子台部にリード線を
結線する場合に、リード線の端末の圧着端子(丸端子)
が圧着端子仮止め手段によって仮止めされるために、両
手でねじの位置決め、ねじ締めの作業が可能になり、端
子台が垂直な状態でも容易に配線することができ、作業
効率が向上する。また、端子数が多い場合、一度にすべ
てのリード線の端末の圧着端子を圧着端子仮止め手段に
よって仮止めした後に、ねじ締めすることができて、一
度に全てのリード線の結線が可能になり、作業性を向上
させることができる。
【0028】また、上記の目的を達成するために、請求
項10の発明に係る端子台構造は、請求項9の端子台構
造において、前記圧着端子仮止め手段を、ばね性を有す
る金属板を二つ折りして底面部と上面部とを有し、この
上面部に押え部を設けて、この押え部を弾性で底面部に
当接させ、前記上面部に、前記接続端子の前記端子ねじ
が挿入される挿入部を設けて構成した。
【0029】かかる構成により、上記した請求項9の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】(実施の形態例1)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例1)を図1乃至図5に示す。図1は本
発明に係る端子台構造(実施の形態例1)の一部省略し
た斜視図、図2は同端子台構造における端子台部の分解
状態の斜視図である。
【0032】本発明に係る端子台構造は合成樹脂の成形
品である端子台本体1を備えており、この端子台本体1
には、左右方向に所定の間隔をおいて、複数の端子台部
2が、その隣り合うものを絶縁用リブ3で仕切って設け
てある。これらの端子台部2には金属製のベース部4が
形成してあり、このベース部4の面部4Aにはねじ孔5
が形成してあり、ベース部4の端子部分(図示せず)
は、端子台本体1内に突入していて、この端子台本体1
内に収納されたプリント基板(図示せず)に接触するも
のである。
【0033】そして、絶縁用リブ3の互いに対向する対
向面3Aには、それぞれ接続端子捩じ込み方向イに沿う
凸条6が形成してあり、これらの凸条6は絶縁用リブ3
の中央センターSに合わせてある。また、端子台部2の
端面部3Bの先端には、接続端子仮止め手段であるクリ
ップ12が設けてある。このクリップ12は、図4の
(1)に示すように端子台部2の端面部3Bの先端から
端子台部2側に折れ込んだばね片部12Aを有してい
て、このばね片部12Aの先側には、ばね片部12Aを
内側に湾曲させたカール部12Bが形成してあって、ば
ね片部12Aのばね力によって、カール部12Bが端面
部3Bに当接している。
【0034】また、接続端子7は、端子ねじ8に四角形
状のねじ座金9を回転可能に装着した構成であり、この
ねじ座金9の一方の対向する辺縁部9a、9bの中央に
は係合凹部(凹部)10a、10bが形成してある。そ
して、ねじ座金9の端縁部9cには、このねじ座金9の
面部に対して直角に立ち上がる保持片部13が形成して
ある。
【0035】そして、接続端子7は、そのねじ座金9の
係合凹部10a、10bを、絶縁用リブ3の対向面3A
の凸条6に摺動可能に挿入して、その端子ねじ8をベー
ス部4のねじ孔5に螺合して端子台部2に取り付けてあ
る。この場合、保持片部13は端子台部2の端面部3B
に摺接している。
【0036】また、リード線11の端末には、図3の
(1)に示すように丸型(O型)の圧着端子14が取り
付けてある。この圧着端子14はリング状の圧着部14
Aを有している。
【0037】次に、リード線11の接続端子7への取付
けと、その取り外しとを説明する。図3の(1)、図4
の(1)に示すように接続端子7を緩める方向に回転さ
せると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは反対
側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の係合凹
部10a、10bは凸条6に対して摺動する。さらに、
接続端子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8がね
じ孔5を外れると、この接続端子7とねじ座金9とを、
図3の(2)、図4の(2)に示すように指(図示せ
ず)で押し上げて、保持片部13を、クリップ12のば
ね片部12Aのカール部12Bと端面部3Bとの間に強
制的に差し込んで、カール部12Bの押圧力で保持片部
13を挟み付け、この保持片部13をクリップ12が保
持する。このために、ねじ座金9は浮いた状態になっ
て、接続端子7を保持する。
【0038】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーDで接続端子7を押し下げて、ねじ座金9の保持
片部13をクリップ12から外し、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0039】また、リード線11の取り外しは、図4の
(1)〜(3)に示すように接続端子7を緩める方向に
回転させて、この接続端子7の端子ねじ8をねじ孔5よ
り外し、この接続端子7をねじ座金9と共に指で押し上
げて、保持片部13をクリップ12で保持(仮留め)さ
せて、ねじ座金9が浮いた状態にして、接続端子7の端
子ねじ8より圧着端子14のリング状の圧着部14Aを
外す。
【0040】上記した実施の形態例1にあっては、接続
端子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8をねじ孔
5より外し、この接続端子7をねじ座金9と共に指で押
し上げて、保持片部13をクリップ12で保持(仮留
め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にして、このねじ
座金9から接続端子7がぶら下がる。このように、端子
ねじ8がねじ孔5より外れても、接続端子7が端子台部
2から落下しないために、この落下に伴う接続端子7の
紛失の危険性がなくなるし、また、接続端子7を端子台
部2から完全に取り外すことなく、丸型(O型)の圧着
端子14の取付が可能になって、その作業性を大きく改
善することができる。
【0041】また、接続端子7が垂直方向以外には移動
できないようにねじ座金9が、その係合凹部10a、1
0bを凸条6に摺動可能に係合させて案内されているた
めに、ねじ孔5の位置決めをする必要がなく、配線効率
が向上するし、接続端子7の端子ねじ8をねじ孔5より
外し、この接続端子7をねじ座金9と共に指で押し上げ
て、保持片部13をクリップ12で保持(仮留め)でき
るので、配線効率が向上する。更には、保持片部13を
クリップ12で保持(仮留め)して、接続端子7の端子
ねじ8を外した状態で出荷できるために、初回配線時の
配線効率が向上する。
【0042】なお、接続端子7は、端子ねじ8に四角形
状のねじ座金9を回転可能に装着して構成し、このねじ
座金9の一方の対向する辺縁部9a、9bの中央に係合
凹部10a、10bを形成し、ねじ座金9の端縁部9c
に、このねじ座金9の面部に対して直角に立ち上がる保
持片部13を形成したが、図5の(2)に示すように、
ねじ座金9に保持片部13を形成することなく、ねじ座
金9とは別に薄板材の補助プレート15を用意して、こ
の補助プレート15に係合凹部10a、10bと保持片
部13とを形成し、この補助プレート15をねじ座金9
と共に端子ねじ8に回転可能に装着して接続端子7を構
成してもよい。
【0043】(実施の形態例2)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例2)を図6に示す。この本発明に係る
端子台構造(実施の形態例2)にあっては、接続端子仮
止め手段としてクリップ12に代えて永久磁石16を端
子台部2の端面部3Bの先端に固着したものであり、他
の構成は、上記した実施の形態例1の端子台構造の構成
と同様であるために、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0044】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の係
合凹部10a、10bは凸条6に対して摺動する。さら
に、接続端子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8
がねじ孔5を外れると、この接続端子7とねじ座金9と
を指で押し上げて、保持片部13を、永久磁石16に吸
着させて、ねじ座金9を浮いた状態になし、接続端子7
をぶら下げる。
【0045】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーDで接続端子7を押し下げて、ねじ座金9の保持
片部13を永久磁石16から外し、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0046】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で押し上げて、保持片部13を永久磁石16
で保持(仮留め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にし
て、接続端子7の端子ねじ8より圧着端子14のリング
状の圧着部14Aを外す。
【0047】(実施の形態例3)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例3)を図7及び図8に示す。この本発
明に係る端子台構造(実施の形態例3)にあっては、ね
じ座金9の一方の対向する辺縁部9a、9bの中央に係
合凹部10a、10bを形成すると共に、辺縁部9a、
9bに二股状の保持片部13を形成し、しかも、絶縁用
リブ3の互いに対向する対向面3Aの先端部(上縁部)
に接続端子仮止め手段としてクリップ12もしくは永久
磁石16を配設したものであり、他の構成は、上記した
実施の形態例1の端子台構造の構成と同様であるため
に、同一符号を付して説明を省略する。
【0048】したがって、図7の(1)に示すように接
続端子7を緩める方向に回転させると、接続端子7は接
続端子捩じ込み方向イとは反対側(上側)に移動する。
このとき、ねじ座金9の係合凹部10a、10bは凸条
6に対して摺動する。さらに、接続端子7を緩めて、図
7の(2)に示すように、この接続端子7の端子ねじ8
がねじ孔5を外れると、この接続端子7とねじ座金9と
を指で押し上げて、保持片部13を、クリップ12で把
持させ(もしくは永久磁石16に吸着させて)、ねじ座
金9を浮いた状態になし、接続端子7をぶら下げる。
【0049】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーDで接続端子7を押し下げて、ねじ座金9の保持
片部13をクリップ12(もしくは永久磁石16)から
外し、接続端子7の端子ねじ8を締める方向に回転して
ねじ孔5に螺合して、ねじ座金9とベース部4の面部4
Aとで圧着端子14を圧着して、リード線11を接続端
子7で端子台部2に取り付ける。
【0050】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で押し上げて、保持片部13をクリップ12
(もしくは永久磁石16)で保持(仮留め)させて、ね
じ座金9が浮いた状態にして、接続端子7の端子ねじ8
より圧着端子14のリング状の圧着部14Aを外す(図
7の(3)参照)。
【0051】なお、接続端子7は、端子ねじ8に四角形
状のねじ座金9を回転可能に装着して構成し、このねじ
座金9の一方の対向する辺縁部9a、9bの中央に係合
凹部10a、10bを形成すると共に、辺縁部9a、9
bに二股状の保持片部13を形成して構成したが、図8
の(2)に示すように、ねじ座金9に保持片部13を形
成することなく、ねじ座金9とは別に薄板材の補助プレ
ート17を用意して、この補助プレート17に係合凹部
10a、10bと保持片部13とを形成し、この補助プ
レート17をねじ座金9と共に端子ねじ8に回転可能に
装着して接続端子7を構成してもよい。
【0052】(実施の形態例4)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例4)を図9に示す。この本発明に係る
端子台構造(実施の形態例4)にあっては、補助プレー
ト17に係合凹部10a、10bと保持片部13とを形
成し、この補助プレート17をねじ座金9と共に端子ね
じ8に回転可能に装着して構成された接続端子7を有し
ており、しかも、絶縁用リブ3の互いに対向する対向面
3Aに、保持片部13が摺動するための摺動用溝部18
を形成し、接続端子7は、そのねじ座金9の保持片部1
3を、摺動用溝部18に摺動可能に且つ摩擦保持可能に
挿入して、そのベース部4のねじ孔5に螺合して端子台
部2に取り付けてある。
【0053】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の保
持片部13は摺動用溝部18に対して摺動する。さら
に、接続端子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8
がねじ孔5を外れると、この接続端子7とねじ座金9と
を指で押し上げて、保持片部13と摺動用溝部18との
間の摩擦によりねじ座金9を浮いた状態になし、接続端
子7をぶら下げる。
【0054】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーで接続端子7を押し下げて、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0055】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指Uで、圧着端子14のリング状の圧着部14
Aを介して押し上げて、保持片部13を摩擦保持(仮留
め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にして、接続端子
7の端子ねじ8より圧着端子14のリング状の圧着部1
4Aを外す。
【0056】(実施の形態例5)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例5)を図10に示す。この本発明に係
る端子台構造(実施の形態例5)にあっては、複数の端
子台部2における互いに対向する絶縁用リブ3に互いに
対向する縦方向の片状部20、20を形成して、これら
の片状部20、20と端子台部2の端面部20Bとの間
に収納部21を形成し、また、接続端子7のねじ座金9
の一方の対向する辺縁部9a、9bの後部に切欠き部2
1a、21bを形成すると共に、これらの切欠き部21
a、21bが成す括れ部9dに、ねじ座金9の面部に対
して直角に保持片部13を立ち上げて形成し、そして、
接続端子7を、そのねじ座金9の切欠き部21a、21
bを片状部20、20に挿入して、保持片部13を収納
部21に収納し、その端子ねじ8をベース部4のねじ孔
5に螺合して端子台部2に取り付けてある。
【0057】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の保
持片部13は収納部21内を移動する。さらに、接続端
子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8がねじ孔5
を外れると、この接続端子7とねじ座金9とを指で押し
上げてねじ座金9を浮いた状態になし、接続端子7をぶ
ら下げる。
【0058】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーで接続端子7を押し下げて、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0059】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で、圧着端子14のリング状の圧着部14A
を介して押し上げて、保持片部13を指で保持(仮留
め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にして、接続端子
7の端子ねじ8より圧着端子14のリング状の圧着部1
4Aを外す。
【0060】(実施の形態例6)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例6)を図11に示す。この本発明に係
る端子台構造(実施の形態例6)にあっては、上記した
本発明に係る端子台構造(実施の形態例5)の構成に、
接続端子7の抜止め手段を加えたものである。この抜止
め手段は、端子台部2における互いに対向する絶縁用リ
ブ3の上部に抜止め用突起部23を形成して構成してあ
る。
【0061】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の保
持片部13は収納部21内を移動する。さらに、接続端
子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8がねじ孔5
を外れると、この接続端子7とねじ座金9とを指で押し
上げてねじ座金9を浮いた状態になし、接続端子7をぶ
ら下げる。この場合、ねじ座金9が抜止め用突起部23
に干渉するために、ねじ座金9が抜け出ない。
【0062】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーで接続端子7を押し下げて、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0063】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で、圧着端子14のリング状の圧着部14A
を介して押し上げて、保持片部13を指で保持(仮留
め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にして、接続端子
7の端子ねじ8より圧着端子14のリング状の圧着部1
4Aを外す。この場合、ねじ座金9が抜止め用突起部2
3に干渉するために、ねじ座金9が抜け出ない。
【0064】このように、配線時に、接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外しても、接続端子7が容易に端
子台部2から外れることがなく、接続端子7を落とすこ
とがないために、作業効率が向上する。
【0065】(実施の形態例7)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例7)を図12に示す。この本発明に係
る端子台構造(実施の形態例7)にあっては、上記した
本発明に係る端子台構造(実施の形態例5)の構成に、
接続端子7の抜止め手段と保持手段とを加えたものであ
る。この抜止め手段は、端子台部2における互いに対向
する絶縁用リブ3の上部に抜止め用突起部23を形成し
て構成してあり、また、保持手段は、絶縁用リブ3の中
間部に、抜止め用突起部23の下方に位置させて保持用
突起部24を形成して構成してある。
【0066】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の保
持片部13は収納部21内を移動する。さらに、接続端
子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8がねじ孔5
を外れると、この接続端子7とねじ座金9とを指で押し
上げて、ねじ座金9の左、右端部9a、9bを、強制的
に保持用突起部24に越えさせて、このねじ座金9を保
持用突起部24と抜止め用突起部23との間に位置させ
て、ねじ座金9の左、右端部9a、9bを保持用突起部
24に掛けて浮いた状態になし、接続端子7をぶら下げ
る。この場合、例え、ねじ座金9がが上方に移動しても
抜止め用突起部23に干渉するために、ねじ座金9が抜
け出ない。
【0067】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーで接続端子7を押し下げて、ねじ座金9の左、右
端部9a、9bを、強制的に保持用突起部24に越えさ
せて、ねじ座金9を保持用突起部24より下方に位置さ
せて、接続端子7の端子ねじ8を締める方向に回転して
ねじ孔5に螺合して、ねじ座金9とベース部4の面部4
Aとで圧着端子14を圧着して、リード線11を接続端
子7で端子台部2に取り付ける。
【0068】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で、圧着端子14のリング状の圧着部14A
を介して押し上げて、ねじ座金9の左、右端部9a、9
bを、強制的に保持用突起部24に越えさせて、このね
じ座金9を保持用突起部24と抜止め用突起部23との
間に位置させて、ねじ座金9の左、右端部9a、9bを
保持用突起部24に掛けて浮いた状態になし、接続端子
7をぶら下げる。このようにねじ座金9が浮いた状態に
して、接続端子7の端子ねじ8より圧着端子14のリン
グ状の圧着部14Aを外す。この場合、ねじ座金9が抜
止め用突起部23に干渉するために、ねじ座金9が抜け
出ない。
【0069】このように、配線時に、接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外しても、接続端子7が容易に端
子台部2から外れることがなく、接続端子7を落とすこ
とがないために、作業効率が向上する。
【0070】(実施の形態例8)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例8)を図13に示す。この本発明に係
る端子台構造(実施の形態例8)にあっては、複数の端
子台部2における互いに対向する絶縁用リブ3に互いに
対向する縦方向の収納溝部25、25を形成し、また、
接続端子7のねじ座金9の一方の対向する辺縁部9a、
9bの後部に、ねじ座金9の面部に対して直角に保持片
部26を立ち上げて形成し、そして、接続端子7を、そ
の左右の保持片部26を収納溝部25に収納し、その端
子ねじ8をベース部4のねじ孔5に螺合して端子台部2
に取り付けてある。
【0071】したがって、接続端子7を緩める方向に回
転させると、接続端子7は接続端子捩じ込み方向イとは
反対側(上側)に移動する。このとき、ねじ座金9の保
持片部25は収納溝部26内を移動する。さらに、接続
端子7を緩めて、この接続端子7の端子ねじ8がねじ孔
5を外れると、この接続端子7とねじ座金9とを指で押
し上げてねじ座金9を浮いた状態になし、接続端子7を
ぶら下げる。
【0072】この状態で、接続端子7の端子ねじ8に、
圧着端子14のリング状の圧着部14Aを嵌めて、ドラ
イバーで接続端子7を押し下げて、接続端子7の端子ね
じ8を締める方向に回転してねじ孔5に螺合して、ねじ
座金9とベース部4の面部4Aとで圧着端子14を圧着
して、リード線11を接続端子7で端子台部2に取り付
ける。
【0073】また、リード線11の取り外しは、接続端
子7を緩める方向に回転させて、この接続端子7の端子
ねじ8をねじ孔5より外し、この接続端子7をねじ座金
9と共に指で、圧着端子14のリング状の圧着部14A
を介して押し上げて、保持片部13を指で保持(仮留
め)させて、ねじ座金9が浮いた状態にして、接続端子
7の端子ねじ8より圧着端子14のリング状の圧着部1
4Aを外す。
【0074】(実施の形態例9)本発明に係る端子台構
造(実施の形態例9)を図14乃至図16に示す。この
本発明に係る端子台構造(実施の形態例9)にあって
は、合成樹脂の成形品である端子台本体1の樹脂製のケ
ース30を備えており、このケース30の前面部30A
には開口部31が、左右方向に所定の間隔をおいて複数
個形成してあり、また、ケース30の上面部30Bに
は、開口部31に対応したねじ挿入孔32が左右方向に
所定の間隔をおいて複数個形成してある。
【0075】そして、端子台本体1内に設けた基板33
には、金属製のねじ座台部材34が設けてある。すなわ
ち、このねじ座台部材34は、上面部34Aと左、右面
部34B、34Cとを有しており、上面部34Aにはね
じ孔35が形成してあり、左、右面部34B、34Cの
下縁部には端子部36、37が形成してある。また、左
面部34Bの前縁部にはねじ座金の抜け止めを兼ねたガ
イド部34Dが形成してある。そして、ねじ座台部材3
4は、その端子部36、37を基板33のスルーホール
33a、33bに差し込んではんだ付けにより、この基
板34に実装してある。
【0076】そして、ねじ座台部材34内には、弾性付
勢部材であるコイルばね38とねじ座金39とが収納し
てあり、このねじ座金39は、その左、右縁部を、ねじ
座台部材34の左、右面部34B、34Cの内面に摺接
していて、上下方向に移動可能になってある。また、ね
じ座台部材34の上面部34Aのねじ孔35には接続端
子40の端子ねじ41が螺合してあり、この端子ねじ4
1はねじ座金39のねじ孔39Aに螺合している。
【0077】そして、端子台本体1にケース30を被せ
た状態では、接続端子40の端子ねじ41の頭部41A
がケース30の上面部30Bの挿入孔32から表出して
おり、ケース30の前面部30Aの開口部31内にコイ
ルばね38とねじ座金39とがねじ座金39の上面部3
4Aと位置している。
【0078】したがって、電線42を接続端子40に結
線する場合には、図15の(1)に示すように端子ねじ
41からねじ座金39を外した状態で、ケース30の開
口部31から、電線42をねじ座金39とねじ座台部材
34の上面部34Aとの間に挿入し、ドライバ(図示せ
ず)を用いて端子ねじ41を回転して、この端子ねじ4
1をねじ座金39のねじ孔39Aに螺合し、図15の
(2)に示すようにねじ座金39をねじ送りにより持ち
上げて、このねじ座金39とねじ座台部材34の上面部
34Aとで、電線42の芯線部42Aを挟持して電線4
2を接続端子40に結線する。
【0079】また、電線42を接続端子40から外す場
合には、ドライバ(図示せず)を用いて端子ねじ41を
逆回転して、ねじ座金39をねじ送りにより押し下げ
て、このねじ座金39とねじ座台部材34の上面部34
Aとの間の間隔を大きくし、ねじ座金39とねじ座台部
材34の上面部34Aとによる電線42の芯線部42A
の挟持を解除して行う。
【0080】また、圧着端子である丸端子43を接続端
子40に結線する場合には、図16に示すように端子ね
じ41からねじ座金39を外した状態で、ケース30の
開口部31から、丸端子43をねじ座金39とねじ座台
部材34の上面部34Aとの間に挿入し、この丸端子4
3でねじ座金39を押圧して、このねじ座金39をコイ
ルばね38に抗して押し下げ、このねじ座金39と端子
ねじ41の下端部41cとの間に隙間を明けて、この隙
間に丸端子43を挿入して、ねじ座金39の押圧を解除
することにより、この丸端子43に端子ねじ41を挿通
させる。
【0081】そして、ドライバ(図示せず)を用いて端
子ねじ41を回転して、この端子ねじ41をねじ座金3
9のねじ孔39Aに螺合し、ねじ座金39をねじ送りに
より持ち上げて、このねじ座金39とねじ座台部材34
の上面部34Aとで、丸端子43を挟持して接続端子4
0に結線する。
【0082】また、丸端子43を接続端子40から外す
場合には、ドライバ(図示せず)を用いて端子ねじ41
を逆回転して、ねじ座金39をねじ送りにより下げて、
この端子ねじ41をねじ座金39のねじ孔39Aより外
し、丸端子43でねじ座金39を押圧して、このねじ座
金39をコイルばね38に抗して押し下げ、このねじ座
金39と端子ねじ41の下端部41cとの間に隙間を明
けて、この隙間から丸端子43を引き出して、丸端子4
3を接続端子40から外す。
【0083】上記した本発明に係る端子台構造(実施の
形態例9)によれば、接続端子40の端子ねじ41を動
かすことなく、丸端子43でねじ座金39を押圧して、
このねじ座金39をコイルばね38に抗して押し下げ、
このねじ座金39と端子ねじ41の下端部41cとの間
に隙間を明けて、この隙間に丸端子43を挿入して、こ
の丸端子43に端子ねじ41を挿通することができて、
丸端子43を簡単に接続端子40に取り付けることがで
きる。また、ねじ座金39と端子ねじ41とを離した状
態であっても、接続端子40の端子ねじ41がねじ座台
部材34の上面部34Aのねじ孔に螺合しているため
に、接続端子40の紛失等がなく、接続端子40の端子
ねじ41を締め付けずに、端子台を出荷することができ
る。
【0084】(実施の形態例10)本発明に係る端子台
構造(実施の形態例10)を図17乃至図20に示す。
この本発明に係る端子台構造(実施の形態例10)にあ
っては、合成樹脂の成形品である端子台本体1の複数の
端子台部50の底面部には金属製のベース58が設けて
あり、このベース58の面部にはねじ孔59が設けてあ
り、また、ベース58の端子部分(図示せず)は、端子
台本体1内に突入していて、プリント基板(図示せず)
に接触している。また、ベース58には圧入凹部51が
形成してあり、この圧入凹部51には圧着端子の仮止め
が可能な端子板部材53が圧入して取り付けてある。
【0085】この端子板部材53は一種のクリップで構
成してあり、ばね性を有する金属板材を二つ折りして構
成してある。すなわち、端子板部材53は金属板材から
成る底面部54と、この底面部54の端部を屈曲して、
この底面部54に重ねられた上面部55とを有してお
り、この上面部55は上方に凸に湾曲してあり、また、
上面部55の先部は湾曲部55aとは逆方向にカールし
た押え部55bが形成してあり、上面部55は、その弾
性で押え部55bを底面部54に当接している。そし
て、上面部55の湾曲部55aには挿入孔56が形成し
てある。
【0086】また、接続端子57は、端子ねじ60に四
角形状のねじ座金61を回転可能に装着して構成してあ
る。
【0087】そして、端子台部50にリード線62を結
線する場合には、図18、図19に示すように、リード
線62の端末に接続した圧着端子である丸端子63を、
端子板部材53の押え部55bの先側部の反り返り55
cと底面部54との間に挿入して、押え部55bと底面
部54との間から端子板部材53の内部に挿入する。し
たがって、丸端子63は押え部55bと底面部54とで
挟持されるために、丸端子63は端子板部材53によっ
て、仮止めされる。
【0088】この状態で、ドライバ64で、接続端子5
7の端子ねじ60を、端子板部材53の挿入孔56から
丸端子63に挿通して、ベース58のねじ孔59に螺合
し、端子ねじ60を締め付けることで、端子台部50に
リード線62を結線する。
【0089】また、リード線62を端子台部50から外
す場合には、ドライバ64を用いて端子ねじ60を逆回
転して、この端子ねじ60をベース58のねじ孔59よ
り外し、丸端子63を端子板部材53から引き出す。
【0090】上記したように、端子台部50にリード線
62を結線する場合に、リード線62の端末の丸端子6
3が端子板部材53によって仮止めされるために、両手
でねじの位置決め、ねじ締めの作業が可能になり、端子
台が垂直な状態でも容易に配線することができ、作業効
率が向上する。また、端子数が多い場合、一度にすべて
のリード線62の端末の丸端子63を端子板部材53に
よって仮止めした後に、ねじ締めすることができて、一
度に全てのリード線62の結線が可能になり、作業性を
向上させることができる。
【0091】また、図20に示すように端子板部材53
としては、上面部55に、その押え部55bの先側部の
反り返り55cの縁部から中央部にかけてスリット66
を形成しても良い。このスリット66を形成した端子板
部材53の場合、端子板部材53に挿入された丸端子6
3又はY端子がスリット66から見えるために、丸端子
63又はY端子の位置決めが容易になって、作業性を向
上させることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る端子
台構造によれば、接続端子を緩めて、この接続端子の端
子ねじをねじ孔より外し、この接続端子をねじ座金と共
に指で押し上げて、接続端子仮止め手段により接続端子
を保持(仮留め)させて、ねじ座金が浮いた状態にし
て、このねじ座金から接続端子がぶら下がる。このよう
に、端子ねじがねじ孔より外れても、接続端子が端子台
部から落下しないために、この落下に伴う接続端子の紛
失の危険性がなくなるし、また、接続端子を端子台部か
ら完全に取り外すことなく、丸型(O型)の圧着端子の
取付が可能になって、その作業性を大きく改善すること
ができる。
【0093】また、接続端子が垂直方向以外には移動で
きないようにねじ座金がガイド手段により案内されてい
るために、ねじ孔の位置決めをする必要がなく、配線効
率が向上するし、接続端子の端子ねじをねじ孔より外
し、この接続端子をねじ座金と共に指で押し上げて、接
続端子仮止め手段により保持(仮留め)できるので、配
線効率が向上する。更には、接続端子仮止め手段により
保持(仮留め)して、接続端子の端子ねじを外した状態
で出荷できるために、初回配線時の配線効率が向上す
る。
【0094】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記ガイド手段を、前記接続端子の前記ねじ座金に形成
した凹部と、前記絶縁用リブの互いに対向する対向面に
それぞれ接続端子捩じ込み方向イに形成されて前記凹部
に摺動可能に挿入する凸条とで構成し、前記接続端子仮
止め手段を、前記ねじ座金に形成した保持片部と、前記
端子台部に設けられて前記保持片部を着脱可能に挟持す
るクリップとで構成することにより、接続端子を緩め
て、この接続端子の端子ねじをねじ孔より外し、この接
続端子をねじ座金と共に指で押し上げて、保持片部をク
リップで保持(仮留め)させて、ねじ座金が浮いた状態
にして、このねじ座金から接続端子がぶら下がる。この
ように、端子ねじがねじ孔より外れても、接続端子が端
子台部から落下しないために、この落下に伴う接続端子
の紛失の危険性がなくなるし、また、接続端子を端子台
部から完全に取り外すことなく、丸型(O型)の圧着端
子の取付が可能になって、その作業性を大きく改善する
ことができる。
【0095】また、接続端子が垂直方向以外には移動で
きないようにねじ座金が、その係合凹部を凸条に摺動可
能に係合させて案内されているために、ねじ孔の位置決
めをする必要がなく、配線効率が向上するし、接続端子
の端子ねじをねじ孔より外し、この接続端子をねじ座金
と共に指で押し上げて、保持片部をクリップで保持(仮
留め)できるので、配線効率が向上する。更には、保持
片部をクリップで保持(仮留め)して、接続端子の端子
ねじを外した状態で出荷できるために、初回配線時の配
線効率が向上する。
【0096】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記接続端子仮止め手段を永久磁石で構成することによ
り、接続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0097】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に、このねじ
座金の面部に対して屈曲した保持片部と、前記端子台部
に設けられて前記保持片部が移動可能に且つ前記接続端
子の停止位置で摩擦係止する収納部とで構成することに
より、接続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0098】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に、このねじ
座金の面部に対して屈曲した保持片部と、前記端子台部
に設けられて前記保持片部が移動可能に且つ前記接続端
子の停止位置で摩擦係止する収納部とで構成し、この収
納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ抜出し防止手段を
設けることにより、接続端子の仮止めを容易に行うこと
ができ、しかも、抜出し防止手段によりねじ座金の抜け
出しを防ぐことができる。
【0099】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に、ばね性を
有する保持片部を設け、前記端子台部に、前記保持片部
を前記端子台部の壁部に弾性的に摺接させて前記接続端
子の停止位置で摩擦係止するようにしたことにより、接
続端子の仮止めを容易に行うことができる。
【0100】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に、このねじ
座金の面部に対して屈曲した保持片部と、前記端子台部
に設けられて前記保持片部が移動可能に且つ前記接続端
子の停止位置で摩擦係止する収納部とで構成し、この収
納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ抜出し防止手段
と、前記ねじ座金に干渉して前記接続端子を保持する保
持手段とを設けるおとにより、接続端子の仮止めを容易
に行うことができ、しかも、抜出し防止手段によりねじ
座金の抜け出しを防ぐことができる。
【0101】また、本発明に係る端子台構造によれば、
端子台本体の複数の端子台部に、端部にねじ孔を有する
ねじ座台部材を設け、これらねじ座台部材内に、ねじ座
金と、このねじ座金を前記ねじ座台部材の端部側に付勢
する弾性付勢部材とを配置し、前記ねじ座台部材の前記
ねじ孔に端子ねじを螺合し、この端子ねじを前記ねじ座
金に螺合することにより、接続端子の端子ねじを動かす
ことなく、圧着端子(丸端子)でねじ座金を押圧して、
このねじ座金を弾性付勢部材に抗して押し下げ、このね
じ座金と端子ねじの端部との間に隙間を明けて、この隙
間に圧着端子を挿入して、この圧着端子に端子ねじを挿
通することができて、圧着端子を簡単に接続端子に取り
付けることができる。
【0102】また、ねじ座金と端子ねじとを離した状態
であっても、接続端子の端子ねじがねじ座台部材に螺合
しているために、接続端子の紛失等がなく、接続端子の
端子ねじを締め付けずに、端子台を出荷することができ
る。
【0103】また、本発明に係る端子台構造によれば、
端子台本体に、複数の端子台部を、その隣り合うものを
絶縁用リブで仕切って設け、これらの端子台部に設けた
ベース部にねじ孔を形成し、接続端子を端子ねじにねじ
座金を回転可能に装着して構成し、前記接続端子を、前
記端子ねじを前記ねじ孔に螺合して前記端子台部に取り
付けた端子台構造において、前記ベース部に、リード線
の端末に設けた圧着端子を挿入することで、この圧着端
子を仮止めする圧着端子仮止め手段を設けたことによ
り、端子台部にリード線を結線する場合に、リード線の
端末の圧着端子(丸端子)が圧着端子仮止め手段によっ
て仮止めされるために、両手でねじの位置決め、ねじ締
めの作業が可能になり、端子台が垂直な状態でも容易に
配線することができ、作業効率が向上する。また、端子
数が多い場合、一度にすべてのリード線の端末の圧着端
子を圧着端子仮止め手段によって仮止めした後に、ねじ
締めすることができて、一度に全てのリード線の結線が
可能になり、作業性を向上させることができる。
【0104】また、本発明に係る端子台構造によれば、
前記圧着端子仮止め手段を、ばね性を有する金属板を二
つ折りして底面部と上面部とを有し、この上面部に押え
部を設けて、この押え部を弾性で底面部に当接させ、前
記上面部に、前記接続端子の前記端子ねじが挿入される
挿入部を設けて構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子台構造(実施の形態例1)の
一部省略した斜視図である。
【図2】同端子台構造(実施の形態例1)の端子台部の
一部省略した分解状態の斜視図である。
【図3】(1)、(2)は同端子台構造(実施の形態例
1)における圧着端子の取外し動作の斜視図である。
【図4】(1)、(2)、(3)は同端子台構造(実施
の形態例1)における圧着端子の取外し動作の説明図で
ある。
【図5】(1)は接続端子の斜視図である。(2)は他
の接続端子の斜視図である。
【図6】本発明に係る端子台構造(実施の形態例2)の
一部省略した側面図である。
【図7】(1)、(2)、(3)は本発明に係る端子台
構造(実施の形態例3)における圧着端子の取外し動作
の斜視図である。
【図8】(1)は接続端子の斜視図である。(2)は他
の接続端子の斜視図である。
【図9】(1)、(2)は本発明に係る端子台構造(実
施の形態例4)における圧着端子の取外し動作の斜視図
である。
【図10】本発明に係る端子台構造(実施の形態例5)
における端子台部の斜視図である。
【図11】本発明に係る端子台構造(実施の形態例6)
における端子台部の斜視図である。
【図12】本発明に係る端子台構造(実施の形態例7)
における端子台部の斜視図である。
【図13】(1)は本発明に係る端子台構造(実施の形
態例8)における端子台部の斜視図である。(2)は接
続端子の斜視図である。
【図14】本発明に係る端子台構造(実施の形態例9)
の分解状態の斜視図である。
【図15】(1)、(2)は同端子台構造(実施の形態
例9)の動作説明図である。
【図16】同端子台構造(実施の形態例9)の動作説明
図である。
【図17】本発明に係る端子台構造(実施の形態例1
0)の構成説明図である。
【図18】同端子台構造(実施の形態例10)における
圧着端子の端子板取付部材への差し込みの説明図であ
る。
【図19】同端子台構造(実施の形態例10)における
圧着端子の取付の説明図である。
【図20】他の端子板取付部材の斜視図である。
【図21】従来の端子台構造の一部省略した斜視図であ
る。
【図22】同端子台構造の端子台部の一部省略した分解
状態の斜視図である。
【図23】(1)、(2)は同端子台構造における圧着
端子の取外し動作の斜視図である。
【符号の説明】
1 端子台本体 2 端子台部 3 絶縁用リブ 3A 対向面 4 ベース部 5 ねじ孔 6 凸条 7 接続端子 8 端子ねじ 9 ねじ座金 10a 係合凹部(凹部) 10b 係合凹部(凹部) 11 リード線 12 クリップ 13 保持片部 14 圧着端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邊 勝隆 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 村林 陽康 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子台本体に、複数の端子台部を、その
    隣り合うものを絶縁用リブで仕切って設け、これらの端
    子台部に設けたベース部にねじ孔を形成し、接続端子を
    端子ねじにねじ座金を回転可能に装着して構成し、前記
    接続端子を、前記端子ねじを前記ねじ孔に螺合して前記
    端子台部に取り付けた端子台構造において、 前記絶縁用リブの互いに対向する対向面に、それぞれ接
    続端子捩じ込み方向イに前記接続端子を案内するガイド
    手段を設けると共に、前記端子台部に、前記ベース部の
    前記ねじ孔を外れた接続端子を仮止めする接続端子仮止
    め手段を設けたことを特徴とする端子台構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段を、前記接続端子の前記
    ねじ座金に形成した凹部と、前記絶縁用リブの互いに対
    向する対向面にそれぞれ接続端子捩じ込み方向イに形成
    されて前記凹部に摺動可能に挿入する凸条とで構成し、
    前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座金に形成した保
    持片部と、前記端子台部に設けられて前記保持片部を着
    脱可能に挟持するクリップとで構成した請求項1に記載
    の端子台構造。
  3. 【請求項3】 前記接続端子仮止め手段を永久磁石で構
    成した請求項1に記載の端子台構造。
  4. 【請求項4】 前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座
    金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
    と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
    に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
    で構成した請求項1に記載の端子台構造。
  5. 【請求項5】 前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座
    金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
    と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
    に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
    で構成し、 この収納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ抜出し防止
    手段を設けた請求項1に記載の端子台構造。
  6. 【請求項6】 前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座
    金に、ばね性を有する保持片部を設け、前記端子台部
    に、前記保持片部を前記端子台部の壁部に弾性的に摺接
    させて前記接続端子の停止位置で摩擦係止するようにし
    た請求項1に記載の端子台構造。
  7. 【請求項7】 前記接続端子仮止め手段を、前記ねじ座
    金に、このねじ座金の面部に対して屈曲した保持片部
    と、前記端子台部に設けられて前記保持片部が移動可能
    に且つ前記接続端子の停止位置で摩擦係止する収納部と
    で構成し、 この収納部に前記ねじ座金の抜け出しを防ぐ抜出し防止
    手段と、前記ねじ座金に干渉して前記接続端子を保持す
    る保持手段とを設けた請求項1に記載の端子台構造。
  8. 【請求項8】 端子台本体の複数の端子台部に、端部に
    ねじ孔を有するねじ座台部材を設け、これらねじ座台部
    材内に、ねじ座金と、このねじ座金を前記ねじ座台部材
    の端部側に付勢する弾性付勢部材とを配置し、前記ねじ
    座台部材の前記ねじ孔に端子ねじを螺合し、この端子ね
    じを前記ねじ座金に螺合したことを特徴とする端子台構
    造。
  9. 【請求項9】 端子台本体に、複数の端子台部を、その
    隣り合うものを絶縁用リブで仕切って設け、これらの端
    子台部に設けたベース部にねじ孔を形成し、接続端子を
    端子ねじにねじ座金を回転可能に装着して構成し、前記
    接続端子を、前記端子ねじを前記ねじ孔に螺合して前記
    端子台部に取り付けた端子台構造において、 前記ベース部に、リード線の端末に設けた圧着端子を挿
    入することで、この圧着端子を仮止めする圧着端子仮止
    め手段を設けたことを特徴とする端子台構造。
  10. 【請求項10】 前記圧着端子仮止め手段を、ばね性を
    有する金属板を二つ折りして底面部と上面部とを有し、
    この上面部に押え部を設けて、この押え部を弾性で底面
    部に当接させ、前記上面部に、前記接続端子の前記端子
    ねじが挿入される挿入部を設けて構成した請求項9の端
    子台構造。
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