JP2000513637A - 改良された柔らかいバリヤーカフスを有する使い捨て吸収体 - Google Patents

改良された柔らかいバリヤーカフスを有する使い捨て吸収体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は使い捨て吸収体に向けられる。この使い捨て吸収体は、液体浸透性トップシートと、トップシートと組合わされた液体不浸透性バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアと、バリヤーカフスとを備えており、バリヤーカフスは近位縁部と遠位縁部とを有し、近位縁部はトップシートに接合され、遠位縁部はトップシートの上部表面から離れている。このバリヤーカフスは、少なくとも約150mmH2Oの耐水性値(water resistance value)を有しており、約25mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値(average bending force value)を有する単一層ウエブを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された柔らかいバリヤーカフスを有する使い捨て吸収体 発明の分野 本発明は、使い捨て吸収体に関する。このような使い捨て吸収体の例には、使 い捨て下着、テープ留めおむつ、穿くタイプのおむつ、排泄しつけ用パンツ、失 禁用製品、月経用装置、及び月経用の使い捨てパンティーが含まれる。本発明は より詳しくは、改良された柔らかいバリヤーカフスを有する使い捨て吸収体に関 する。 発明の背景 使い捨て吸収体、例えば使い捨て下着、テープ留めおむつ、穿くタイプのおむ つ、排泄しつけ用パンツ、失禁用製品、月経用装置、及び月経用の使い捨てパン ティー等は当技術においてよく知られている。使い捨て吸収体の主な機能は、体 内からの滲出物を吸収して封じ込めることである。このような製品はまた、体内 からの滲出物が、装着者と接触する衣類又はその他の製品、例えば寝具を汚した り、濡らしたり、あるいは汚染するのを防ぐためのものである。このような製品 について最も一般的な失敗の仕方は、体内からの滲出物が、製品と装着者の脚又 はウエストとの間にある隙間から、隣接する衣類に漏れる時に生じる。これは、 滲出物が吸収体内に即座に吸収されないからである。このことは、吸収体によっ て容易には吸収されず、吸収体の上部表面に「浮かぶ」傾向がある、ゆるい便物 質(loose fecal material)の場合に最も顕著である。 使い捨て吸収体による封じ込めを改善するために、使い捨て吸収体にバリヤー カフス又はフラップを備えることがよく知られている。このようなバリヤーカフ ス又はフラップの例は、次のような様々な刊行物(publications)に開示されてい る。すなわち、1990年3月20日にAzizらに発行された、発明の名称が「弾性化フラ ップを有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Article Having Elasticiz ed Flaps)」という米国特許第4,909,803号;1987年9月22日にLawsonに発行された 、発明の名称が「二重カフスを有する吸収体(Absorbent Article Having Dual Cu ffs)」 という米国特許第4,695,278号;及び1989年1月3日にDragooに発行された、発明 の名称が「漏れ抵抗性二重カフスを有する吸収体(Absorbent Article Having Lea kage-Resistant Dual Cuffs)」という米国特許第4,795,454号である。 このような多くのバリヤーカフス又はフラップの場合、そこに使われている不 織布ウエブの柔らかくて形に沿いやすい特性が期待されるが、使い捨て吸収体の 封じ込め機能を確保するためには、これのバリヤー特性も重要である。1996年2 月20日に父親の方の(Sr.)Buttらに発行された、発明の名称が「改良された封じ込 め手段を備えた使い捨て衣類(Disposable Garment With Improved Containment Means)」という米国特許第5,492,751号は、スパンボンド−メルトブローンラミネ ートウエブ及びスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドラミネートウエブ が、バリヤーカフス又はフラップの封じ込め機能を改良すると示唆している。し かしながらこれらのラミネートウエブは、十分には柔らかくなく、形に沿いやす くなく、通気性がないことがあり、従って装着者の皮膚に皮膚障害を引起こすこ とがある。このような障害には、おむつ発疹、紅斑(すなわち赤み)、熱発疹、擦 過傷、及び圧痕(pressure marks)が含まれる。その結果、使い捨て吸収体の封じ 込め機能を確保しつつ、バリヤーカフスの柔らかくて形に沿いやすい特性を改良 する必要性が依然として存在する。 概要 本発明は使い捨て吸収体に関する。この使い捨て吸収体は、液体浸透性トップ シートと、トップシートと組合わされた液体不浸透性バックシートと、トップシ ートとバックシートとの間に配置された吸収性コアと、バリヤーカフスとを備え ており、バリヤーカフスは近位縁部と遠位縁部とを有し、近位縁部はトップシー トに接着され、遠位縁部はトップシートの上部表面から離れている。このバリヤ ーカフスは、少なくとも約150mmH2Oの耐水性値を有しており、約25mgcm2 /cmより小さい平均曲げ力値を有する単一層ウエブを備えている。 本発明のこれらの特徴及びその他の特徴、側面、及び長所は、本開示を読めば 当業者には明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 明細書はこの発明を特に指摘し、明確にクレームする特許請求の範囲で結論付 けてはいるが、本発明は添付図面と共に考慮される好ましい実施形態の次の記載 から、よりよく理解されるものと考えられる。図面において、同様な記号は実質 的に同一の要素を示すために用いられている。 図1は、製品の内側表面が見る人の方に向いた、下部構造を見せるために部分 的に切り取られている、本発明の使い捨て吸収体の好ましい実施形態の平面図で あり、 図2は、図1の断面線2−2に沿う好ましい実施形態の横断面図であり、 図3は、図1の断面線3−3に沿うもう1つの好ましい実施形態の横断面図で あり、 図4は、典型的な使用形状にある、本発明の使い捨て吸収体のもう1つの好ま しい実施形態の透視図であり、 図5は、図4の断面線5−5に沿う横断面図であり、 図6A及び6Bは、曲げ力値を測定するために用いられる試験片(specimen)を 示す概略図であり、 図7は、測定された試験片の曲げヒステリシス曲線を示すグラフである。 詳細な説明 すべての引例は、その全体が参照してここに組込まれる。あらゆる参考文献の 引用は、特許が請求されている発明の先行技術としてのその有効性に関する決定 として認めているわけではない。 ここで用いられている「吸収体」という用語は、体内からの滲出物を吸収して封 じ込める装置のことを言い、より特定すれば、体内から排出される様々な滲出物 を吸収して封じ込めるために、装着者の体に、あるいは体の近くに配置される装 置のことを言う。「使い捨て」という用語はここでは、洗濯されたり、あるいはま た吸収体として復元又は再使用されるためのものではない吸収体について記載す るために用いられる(すなわち、これらはただ1回の使用後に捨てられるもので あり、好ましくはリサイクルされるか、堆肥にされるか、あるいはまた環境に優 しい方法で処分されるものである)。本発明の吸収体の好ましい実施形態は、図 1に示されている使い捨て吸収体、すなわちおむつ20である。ここで用いられ ている「おむつ」という用語は、一般に乳幼児又は失禁者が装着する吸収体のこと を言い、装着者の胴体下部の周りに装着されるものである。しかしながら本発明 はまた、その他の吸収体、例えば穿くタイプの衣類、失禁用ショーツ、失禁用下 着、おむつホルダー及びライナー、女性用衛生衣類、排泄しつけ用パンツ等にも 適用可能と理解すべきである。ここで用いられている「接着された」という用語は 、要素をもう一方の要素に直接付着させて、要素がもう一方の要素に直接固定さ れる形状、及びこれ自体がもう一方の要素に付着されている1つ又は複数の中間 部材に要素を付着させて、要素が間接的にもう一方の要素に固定される形状をも 包含する。 すでに述べられているように、使い捨て吸収体による封じ込めを改良するため に、使い捨て吸収体にバリヤーカフス又はフラップを備えることはよく知られて いる。 I.バリヤーカフス 本発明のバリヤーカフスは、近位縁部と遠位縁部とを有する。この近位縁部は 吸収体のトップシートに接着され、一方、遠位縁部はトップシートの上部表面か ら離れている。遠位縁部がトップシートの上部表面から間隔をあけて配置される ように、遠位縁部は吸収体のその他のどの部分にも固定されない。遠位縁部は好 ましくは、バリヤーカフスが製品の封じ込め特性を強化するために流路(channel )を形成するように、トップシートの上部表面から間隔をあけて配置されている 。ここで用いられている「間隔をあけて配置されている(spaced)」という用語は、 遠位縁部が、トップシートの上部表面に対して1つ又はそれ以上の位置にあるよ うな場合であって、トップシートの上部表面に隣接した位置に来ることもある場 合をも含む形態を含んでいる。遠位縁部とトップシートの上部表面との距離は、 遠位縁部が、トップシートからできるだけ離れて間隔をあけて配置されるような 位置にある時(すなわち弾性的収縮位置にある場合)、遠位縁部からトップシート の最も近い部分まで引かれた線に沿って測定される。好ましくは遠位 縁部は、トップシートから少なくとも約2mm、より好ましくは約5mm〜約60 mmの高さだけ間隔をあけて配置されている。 流路は、少なくとも近位縁部及び遠位縁部と、バリヤーカフスの内側表面とに 沿って形成されている。この流路は、滲出物がトップシートにおいて動くか又は 浮かぶ傾向がある場合、滲出物の流れに対するバリヤーを形成する。従って流路 は、おむつを取り除くことができるようになるまで、滲出物を保持して封じ込め る。 好ましくは使い捨ておむつはさらに、遠位縁部をトップシートの上部表面から 間隔をあけて配置するために、バリヤーカフスと組合わされた間隔あけ手段を備 えている。この間隔あけ手段は、滲出物の漏れに対する抑制を生じるために、バ リヤーカフスに沿って流路が形成されるように、ギャザーを付け、収縮させ、剛 化し、短縮し、あるいはまたバリヤーカフスに働きかけるあらゆる手段であって もよい。 好ましくは間隔あけ手段は、バリヤーカフスの内側に、遠位縁部に隣接して固 定された間隔あけ弾性部材を備えている。間隔あけ弾性部材は、好ましくは弾性 的に収縮可能な状態でバリヤーカフスに固定され、従って正常な非抑制形状にお いて、間隔あけ弾性部材は、バリヤーカフスを効果的に収縮させるか、ギャザー を寄せる。 好ましい実施形態において、本発明のバリヤーカフスは、バリヤーレッグカフ スあるいはバリヤーウエストカフス、あるいはその両方である。ここで用いられ ている「バリヤーレッグカフス」という用語は、バリヤーカフスが、吸収体のサイ ド縁部にほぼ平行に備えられていることを記載するために用いられている。好ま しくはバリヤーレッグカフスは、吸収体のサイド縁部に沿って備えられているガ スケットカフスの内側に、より好ましくはこれに隣接して備えられている。ここ で用いられている「バリヤーウエストカフス」という用語は、バリヤーカフスが、 吸収体の末端縁部にほぼ平行に備えられていることを記載するために用いられて いる。好ましくはバリヤーウエストカフスは、吸収体の末端縁部に沿って備えら れているウエストバンドの内側に、より好ましくはこれに隣接して備えられてい る。 本発明のバリヤーカフスは、単一層ウエブを備えている。ここで用いられてい る「単一層」という用語は、ここではウエブが第一表面と、第一表面の反対側にあ る第二表面を有していることを記載するために用いられている。この場合、第一 表面および第二表面の少なくとも対応部分は、本発明の吸収体に接着される前に 、その他のあらゆる材料に接着されていない。もう1つの好ましい実施形態にお いて、バリヤーカフスはさらに、単一層ウエブに接着されてバリヤーカフスを形 成するもう1つのウエブを備えている(一例が図5に示されている)。さらにもう 1つの好ましい実施形態において、バリヤーカフスは単一層ウエブの二層構造を 備えている。ここで用いられている「二層構造」という用語は、ここでは2つの単 一層ウエブの少なくとも一部が接着されている構造について記載するために用い られている。好ましくは二層構造は、単一層ウエブの少なくとも一部を折り畳む ことによって形成されている(実施例が図2及び3に示されている)。 本発明の単一層ウエブは、少なくとも約150mmH2Oの耐水性値を有している 。好ましくはこの単一層ウエブは、少なくとも約200mmH2O、より好ましくは 約300mmH2Oの耐水性値を有している。この耐水性値は、JIS L 1092の「テキ スタイルの耐水性テスト方法(Testing Methods for Water Resistance of Texti les)」という名称の節に記載されている「水静圧方法(Water static pressure met hod)」によって測定される。耐水性値は、前記方法に従って測定された静水ヘッ ド値(hydrosttic head value)(mmH2O)の平均値として得られる。 本発明の単一層ウエブは、約25mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有 する。好ましくはこの単一層ウエブは、約20mg cm2/cmより小さい、より 好ましくは約15mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する。平均曲げ力 値は、次の測定及び計算によって決定される。 曲げ力値の測定及び計算 曲げ力値は、試験片を曲げるのに必要な力の測定値である。変形方法は、曲 率K=-2.5cm-1〜2.5cm-1の純粋曲げである。測定のための効果的な大きさ は、長さが20cm、幅が1.0cm(長方形)である。試験片は図6A及び6Bに示 されているように曲げられる。曲げ率は、0.5cm-1/secである。その結果、図 7に示されているような曲げヒステリシス曲線が、測定によって得られる。水平 軸 は、曲率Kcm-1を示し、垂直軸はモーメントM(gf・cm/cm)を示す。Bの 曲げ力値は、次のように計算される: B=(Bf+Bb)/2 (1) ここにおいてBf及びBbは、各々K=0.5cm-1〜1.5cm-1とK=-0.5c m-1〜-1.5cm-1との間ヒステリシス曲線の勾配である。 測定は、同じウエブ試験片のMD及びCD方向において実施される。平均曲げ 力値は、試験片のMD及びCD方向についての測定から得られた前記B値の平均 値である。 好ましい実施形態において、バリヤーカフスは、少なくとも約150mmH2Oの 耐水性値、及び約21mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する単一層ウ エブの二層構造を備えている。好ましくは単一層ウエブは、少なくとも約200m mH2Oの耐水性値、及び約13mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する 。 好ましくは本発明の単一層ウエブは、約3g/m2〜約30g/m2の坪量を有する。 より好ましくは単一層ウエブは、約7g/m2〜約20g/m2、さらに好ましくは約10g /m2〜約15g/m2の坪量を有する。 好ましい実施形態において、本発明の単一層ウエブは、少なくとも約10cm3/ cm2/secの通気性値を有する。より好ましくは単一層ウエブは、少なくとも20 cm3/cm2/sec、より好ましくは少なくとも30cm3/cm2/secの通気性値を有 する。通気性値は、JIS L 1096の「通気性」という名称の節6.27に記載されて いるフラジール(Frazir)型テスターを用いて測定される。通気性値は、前記方法 に従って測定された試験片を通る空気の体積として(cm3/cm2/sec)得られる 。 好ましくは本ウエブの単一層ウエブは、少なくとも約0.7kgfの最大引張り強度 値を有する。より好ましくは単一層ウエブは、少なくとも10kgf、より好ましく は少なくとも1.3kgfの最大引張り強度値を有する。最大引張り強度値は、JIS L 1085の「引張り強度と伸長率比(Tensile Strength and Extension Ratio)」とい う名称の5.4節に従って測定及び決定される。試験片は、長さが30cm、幅が5 cmである。測定される試験片保持距離(すなわち2つの保持グリップ間の距離) は20cmである。引張り率は20cm/minである。最大引張り強度値は、試験 片が完全に壊される前の引張り強度(kgf)の最大値として得られる。 単一層ウエブは、柔軟で、感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。 好ましい実施形態において単一層ウエブは、合成繊維、例えばポリエステル、ポ リオレフィン(すなわちポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、プロピレンラ ンダムコポリマー等)のようなポリマー繊維、及びスチレン熱可塑性エラストマ ー繊維、及びこれらの繊維の混合物からできているメルトブローン不織布ウエブ である。好ましくはメルトブローン不織布ウエブは、ポリプロピレン(PP)の細い 繊維からできている。メルトブローン不織布ウエブは、単一層ウエブが前記範囲 の値(すなわち耐水性値及び曲げ力値)を有する限り、当技術において当業者に知 られているあらゆる通常の製造方法によって製造することができる。メルトブロ ーン不織布ウエブの好ましい製造方法は、1976年8月31日のBuntinらの米国特許 第3,978,185号、及び1986年11月11日のMcAmishらの米国特許第4,622,259号に開 示されている。 より好ましい実施形態において、ウエブがその製造ラインから製造されている 間及び/又はその後であって、かつこれが吸収体に接合される前、単一層ウエブ は、その縦方向に沿って伸ばすことによって形成され、これによって単一層ウエ ブがより柔らかくされる。好ましい伸び率は、約5%〜約150%、より好ましくは 60%〜80%である。好ましい実施形態において、単一層ウエブは、合成繊維から できているメルトブローン不織布ウエブである。好ましくはメルトブローン不織 布ウエブは、ポリプロピレン(PP)の細い繊維からできている。 より好ましい実施形態において、単一層ウエブは、エンボスパターンを有して いる。ここで用いられている「エンボス」という用語はここでは、ウエブが、本発 明の使い捨て吸収体に用いられる前に圧縮されて、加熱された少なくとも1つの 部分を有することを記載するために用いられる。ここで用いられている「パター ン」という用語はここでは、ウエブのエンボス部分が予め決められた配置を有す ることを記載するために用いられる。好ましい実施形態において、予め決められ ている配置、複数の離散エンボス部分を備えている。エンボスパターンは、当業 者によって知られているあらゆるパターンであってもよい。例えばスポット、ラ チス、対角線、断続線等である。好ましくはエンボスパターンは、ウエブを一対 の加熱接着ロール(すなわちエンボスロール)の間に通して形成される。これらの ロールは、所望のエンボスパターンに対応するパターンを有するものである。ウ エブは、特別なフィラメント及び/又は繊維が接着されているエンボスパターン を生じるために、ロール上のパターンに従って接着ロールによって圧縮され、加 熱される。エンボスパターンは、製品が用いられる時に装着者の皮膚によって加 えられる摩擦に対するウエブの強度を増すことができる。摩擦に対するウエブの 強度を増すことに関する改良は、マーチンデイル摩擦テスト(Martindale Fricti on Test)によって確認することができる。 単一層ウエブのエンボス比は、加熱接着ロールの非エンボス部分の総面積に対 するエンボス部分の総面積の比によって決定される。好ましくは単一層ウエブの エンボス比は、少なくとも0.5%、より好ましくは約1%〜約35%である。 II.吸収体 図1は、おむつ20の広げられて非収縮状態にある(すなわち弾性誘発収縮が 引張って延ばされている)平面図である。構造のいくつかの部分が、おむつ20 の構成をより明確に示すために切り取られており、装着者に面しているおむつ2 0の部分、すなわち内側表面40が見る人の方に向けられている。図1に示され ているように、おむつ20は好ましくは、液体浸透性トップシート24;トップ シートに接着された液体不浸透性バックシート26;及びトップシート24とバ ックシート26との間に配置された吸収性コア28を備えている封じ込め集成体 22を備えている。おむつは好ましくはさらに、サイドパネル30;弾性化レッ グカフス32;弾性化ウエストバンド34;及び好ましくは一対の固定部材37 及びランディング部材38を備えた留め具装置36を備えている。バックシート 26は、吸収性コア28に吸収されて封じ込められた滲出物が、おむつ20と接 触するもの、例えばベッドシーツ及び下着を濡らすのを防ぐ。 おむつ20は、内側表面40(図1の見る人の方に向いているもの)、内側表面 40の反対側の外側表面42、後部ウエスト部44、後部ウエスト部44の反対 側の前部ウエスト部46、後部ウエスト部44と前部ウエスト部46との間に配 置された股部48、及びおむつ20の外側境界又は縁部によって画定されている 周辺部であって、サイド縁部が50、末端縁部が52として示されているものを 有する。おむつ20の内側表面40は、使用中に装着者の体に隣接して配置され ているおむつ20の部分を備えている(すなわち内側表面40は一般に、トップ シート24の少なくとも一部、及びトップシート24に接着されているその他の 要素によって形成される)。外側表面42は、装着者の体から離して配置された おむつ20の部分を備えている(すなわち外側表面42は一般に、バックシート 26の少なくとも一部、及びバックシート26に接合されたその他の要素によっ て形成されている)。後部ウエスト部44及び前部ウエスト部46は、周辺部の 末端縁部52から股部48まで延びている。 おむつ20はまた、2つの中心線、すなわち長手方向中心線100及び横断方 向中心線110を有している。ここで用いられている「長手方向」という用語は、 おむつ20が装着されている時に、立っている装着者を左半身と右半身とに二分 する垂直平面と一般に一直線にされた(例えばほぼ平行な)おむつ20の平面にお ける線、軸、又は方向のことを言う。ここで用いられている「横断方向」という用 語は、長手方向に一般に垂直なおむつ平面内にある線、軸、又は方向のことを言 う(これは装着者を前半身と後半身とに分ける)。 トップシート24及びバックシート26は、吸収性コア28よりも長さ及び幅 が一般に大きい。トップシート24及びバックシート26は、吸収性コア28の 縁部を越えておむつ20の周辺部の方へ延びている。トップシート24、バック シート26、及び吸収性コア28は、様々なよく知られた形状に組立てられても よいが、封じ込め集成体形状の例は、一般に次の特許に記載されている。すなわ ち、1975年1月14日にKenneth B.Buellに発行された、発明の名称が「使い捨てお むつ用の収縮可能サイド部分(Contractable Side Portions for Disposable Dia per)」という米国特許第3,860,003号;及び1992年9月29日にKenneth B.Buellらに 発行された、発明の名称が「予め配置された弾性柔軟性ヒンジを有する動的弾性 ウエスト部材を備えた吸収体(Absorbent Article With Dynamic Elastic Waist Feature Havig A Predisposed Resilient Flexural Hinge)」という米国特許第5, 151,092号である。 吸収性コア28は、一般に圧縮可能で、形に沿いやすく、装着者の皮膚に刺激 を与えず、液体、例えば尿及びその他のいくつかの体内からの滲出物を吸収して 保持可能なあらゆる吸収性部材であってもよい。吸収性コア28は、非常に様々 なサイズ及び形状(例えば長方形、砂時計形、「T」形状、非対称等)において、使 い捨ておむつ及びその他の吸収体に通常用いられている非常に様々な液体吸収性 材料から製造することができる。例えば一般にエアフェルトと呼ばれる微粉砕木 材パルプである。その他の適切な吸収性材料の例には、クレープセルロースワッ ディング;コフォームを含むメルトブローンポリマー;化学的剛化、変性、ある いは架橋セルロース繊維;ティシューラップ及びティシューラミネートを含むテ ィシュー;吸収性フォーム;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル化 材料;あるいはあらゆる同等の材料又は材料の組合わせを含んでいる。 吸収性コア28の形状及び構成は様々であってもよい(例えば吸収性コアは、 様々なキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、あるいは比較的低い平均 密度及び比較的低い平均坪量の受入れゾーンを有していてもよく;あるいは1つ 又はそれ以上の層又は構造を備えていてもよい)。さらには吸収性コア28のサ イズ及び吸収能力もまた、乳幼児から大人までの幅広い装着者に合わせるために 、様々なものであってもよい。しかしながら吸収性コア28の総吸収能力は、お むつ20の設計負荷及び意図された用途と相容れるものである方がよい。 図1に示されているように、おむつ20の好ましい実施形態は、前部ウエスト 部に耳部を有するが後部ウエスト部が一般に長方形であるような、非対称、変性 T形状吸収性コア28を有する。広く受入れられ、商品としても成功した吸収性 コア28として用いられるためのその他の吸収構造の例は、次の特許に記載され ている。すなわち、1986年9月9日にWeismanらに発行された、発明の名称が「高密 度吸収構造(High-Density Absorbent Structures)」という米国特許第4,610,678 号;1987年6月16日にWeismanらに発行された、発明の名称が「二重層コアを備え た吸収体(Absorbent Articles With Dual-Layered Cores)」という米国特許第4,6 73,402号;1989年12月19日にAngstadtに発行された、発明の名称が「ダスチング 層を有する吸収性コア(Absorbent Core Having A Dusting Layer)」という米国特 許第4,888,231号;及び1989年5月30日にAlemanyらに発行された、発明の名称が「 比較的低密度及び比較的低い坪量の受入れゾーンを有する高密度吸収性部材(Hig h Density Absorbent Members Having Lower Density and Lower Basis Weight Acquisition Zones)」という米国特許第4,834,735号である。吸収性コア はさらに、次の特許に詳細に記載されているような吸収性貯蔵コアの上に配置さ れた化学的剛化繊維の受入れ/分配コアを含んでいる二重コア装置を備えていて もよい。これらの特許とはすなわち、1993年8月10日にAlemanyらに発行された、 発明の名称が「弾性ウエスト部材を備え、吸収性が強化された吸収体(Absorbent Article With Elastic Waist Feature and Enhanced Absorbency)」という米国特 許第5,234,423号;及び1992年9月15日にYoungとLaVonとTaylorに発行された、発 明の名称が「失禁管理のための高い効率の吸収体(High Efficiency Absorbent Ar ticles For Incontinence Management)」という米国特許第5,147,345号である。 トップシート24は、吸収性コア28の内側表面に隣接して配置され、好まし くは当技術でよく知られているもののような接着手段(図示されていない)によっ てこれと接着され、バックシート26とも接着される。バックシート26は、当 業者によく知られているあらゆる適切な方法によって、吸収性コア28に接合さ れてもよい。好ましい実施形態において、トップシート24及びバックシート2 6は、おむつ周辺部において直接互いに接合され、あらゆる適切な接着手段によ って直接これらを吸収性コア28に接合させることによって、間接的に接合され る。 トップシート24は、好ましくは柔軟で、感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺 激を与えない。さらにはトップシート24は、液体浸透性であり、液体(例えば 尿)がその厚さを容易に浸透するようにしている。適切なトップシート24は、 広い範囲の材料から製造することができる。例えば織布及び不織布材料;ポリマ ー材料、例えば開口成形熱可塑性フィルム、開ロプラスチックフィルム、及び油 圧成形熱可塑性フィルム;多孔質フォーム;網状化フォーム;網状化熱可塑性フ ィルム;及び熱可塑性スクリムである。適切な織布及び不織布材料は、天然繊維 (例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリマー繊維、例えばポリエス テル、ポリプロピレン、あるいはポリエチレン繊維)、又は天然繊維と合成繊維 との組合わせから構成されていてもよい。トップシート24は好ましくは、トッ プシート24を通過し、吸収性コア28に封じ込められた液体から装着者の皮膚 を隔離するため(すなわち再湿潤を防ぐため)に、疎水性材料からできている。ト ップシート24が疎水性材料でできている場合、トップシート24の少なくとも 上部表面は、液体がトップシートをさらに素早く移動するように、親水性処理さ れている。これによって、体内からの滲出物が、トップシート24を通って吸込 まれて吸収性コア28に吸収されずに、トップシート24から流れ落ちる可能性 が減らされる。トップシート24は、界面活性剤で処理することによって親水性 にすることができる。トップシート24を界面活性剤で処理するための適切な方 法には、トップシート24の材料に界面活性剤を噴霧する方法、及びこの材料を 界面活性剤中に浸漬する方法が含まれる。このような処理及び親水性についての より詳細な考察は、次の特許に含まれている。すなわち、1991年1月29日にReisi ngらに発行された、発明の名称が「多層吸収層を備えた吸収体(Absorbent Articl es with Multiple Layer Absorbent Layers)」という米国特許第4,988,344号、及 び1991年1月29日にReisingに発行された、発明の名称が「急速受入れ吸収性コア を備えた吸収体(Absorbent Articles with Rapid Acquiring Absorbent Cores)」 という米国特許第4,988,345号である。 好ましい実施形態において、トップシート24は、表面が濡れる傾向を減らす ことができ;その結果、コア28によって吸収された尿を、濡れた後、使用者の 皮膚から離したままにすることが容易になる不織布ウエブである。 好ましいトップシート材料の1つは、ファイバーウエブ・ノース・アメリカ社 (Fiberweb North America,Inc.)(米国サウスカロライナ州シンプソンビル(Simp sonville,South Carolina))からコード番号P-8として入手可能な通常の熱接着カ ードウエブである。もう1つの好ましいトップシート材料は、日本国ハヴィック ス社(Havix Co.)からコード番号S-2355として入手可能なものである。この材料 は二層複合材であり、カード及び通風技術を用いて合成界面活性剤処理された二 種類の二成分繊維からできている。第一トップシート層は好ましくは、ポリプロ ピレン/ポリプロピレン二成分繊維であり、例えばシースにおける比較的低い融 解温度のポリプロピレンと、繊維のコアにおける比較的高い融解温度のポリプロ ピレンである。第二トップシート層は好ましくは、ポリエチレン/ポリエチレン テレフタレート二成分繊維、例えばシースにおける比較的低い融解温度のポリエ チレンと、繊維のコアにおける比較的高い融解温度のより弾性の高いポリエ チレンテレフタレートである。第一トップシート層は好ましくは弱い親水性の界 面活性剤を有しており、第二トップシート層は好ましくは通常の親水性界面活性 剤を有している。典型的な材料の総坪量は、約20〜22g/m2である。 図2を参照すると、おむつ20の好ましい実施形態において、封じ込め集成体 22はさらに、トップシート24と吸収性コア28との間に受入れ/分配層96 を備えている。受入れ/分配層96は、トップシート24の表面湿潤傾向を減ら すのを助けるために備えられている。受入れ/分配層96は好ましくは、カード 樹脂接着ハイロフト不織布材料、例えば北米のポリマー・グループ社(Polymer G roup,Inc.North America)(米国ニュージャージー州ランディシビル(Landisivill e,New Jersey,U.S.A.))からコード番号FT-6860として入手可能なものを備えてい る。これは、6dtexのポリエチレンテレフタレート繊維からできており、約43g/ m2の坪量を有する。もう1つの好ましい実施形態において、受入れ/分配層9 6は、化学処理された剛化セルロース繊維材料を備えていてもよい。これはウエ イヤーヘウザー社(Weyerhaeuser Co.)(米国)から商品名CMCとして入手可能であ る。さらにもう1つの好ましい実施形態において、受入れ/分配層96は、通常 のセルロース毛羽材料を備えており、これも同様に、ウエイヤーヘウザー社(米 国)から商品名フリントリバー(FLINT RIVER)として入手可能な木材パルプ繊維と して知られている。 もう1つの好ましいトップシート24は、開口成形フィルムを備えている。開 口成形フィルムがトップシート24には好ましいが、その理由は、これらが体内 からの滲出物に浸透性があるのに、非吸収性であり、液体が逆流して装着者の皮 膚を再び濡らす傾向が減らされるからである。従って体と接触する成形フィルム の表面は、乾燥したままであり、これによって体が汚れることが減り、装着者に より快適な感触を生じる。適切な成形フィルムは次の特許に記載されている。す なわち、1975年12月30日にThompsonに発行された、発明の名称が「テーパー毛管 を有する吸収構造(Absorptive Structures Having Tapered Capillaries)」とい う米国特許第3,929,135号;1982年4月13日にMullaneらに発行された、発明の名 称が「歪抵抗性トツプシートを有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Art icle Having A Strain Resistant Topsheet)」という米国特許第4,324,246号;19 82年8月 3日にRadelらに発行された、発明の名称が「繊維様特性を示す弾性プラスチック ウエブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber-Like Properties)」という米 国特許第4,342,314号;1984年7月31日にAhrらに発行された、発明の名称が「非光 沢可視表面及び布様触感を示す巨視的膨張三次元プラスチックウエブ(Macroscop ically Expanded Three-Dimensional Plastic Web Exhibiting Non-Glossy Visi ble Surface and Cloth-Like Tactile Impression)」という米国特許第4,463,045 号;及び1991年4月9日にBairdに発行された、発明の名称が「多層ポリマーフィル ム(Multilayer Polymeric Film)」という米国特許第5,006,394号である。 再び図2を参照すると、バックシート26は、おむつ20の最も外側の部分に 配置された不織布ウエブ90を備えている。これは吸収体の最も外側の部分の少 なくとも一部をカバーしている。好ましい実施形態において、不織布ウエブ90 は、おむつ20の最も外側の部分の面積の少なくとも30%、より好ましくは少な くとも70%、最も好ましくは少なくとも90%をカバーしている。好ましい実施形 態において、バックシート26はさらに、外側に向いた表面と体側に向いた表面 とを有しているプラスチックフィルム27を備えており、不織布ウエブ90は、 プラスチックフィルム27の外側に向いた表面と接合されてラミネートを形成す る(すなわちバックシート26)。不織布ウエブ90は、当技術において知られて いるあらゆる適切な接着手段によってプラスチックフィルム27に固定されても よい。例えば不織布ウエブ90は、均一連続接着剤層、パターン接着剤層、ある いは一列の別々の接着剤線、螺旋、又はスポットによって、プラスチックフィル ム27に接着されてもよい。適切な接着剤は、日本国大阪のニッタ・フィンドレ イ株式会社(Nitta Findley Co.,Ltd.)からH-2476-01として入手可能なホットメ ルト接着剤、及び日本国大阪のエイチ・ビー・フラー・ジャパン社(H.B.Fuller Japan Co.,Ltd.)からJM-6064として入手可能なホットメルト接着剤を含んでい る。好ましくは不織布ウエブ90とプラスチックフィルム27との間に塗布され る接着剤の密度は、約0.05g/m2〜約7.0g/m2、より好ましくは約0.1g/m2〜約5 .0g/m2、最も好ましくは約0.2g/m2〜約1.5g/m2である。 プラスチックフィルム27は、好ましくは液体(例えば尿)不浸透性であり、好 ましくは薄いプラスチックフィルムから製造される。しかしながら好ましくはプ ラスチックフィルムは、蒸気をおむつ20から逃がすことができる。好ましい実 施形態において、プラスチックフィルム27には微孔質ポリエチレンフィルムが 用いられる。適切な微孔質ポリエチレンフィルムは、日本国名古屋の三井東圧化 学(Mitui Toatsu Chemicals,Inc.)によって製造され、エスポワール(Espoir)番 号の商品として販売されているものである。 プラスチックフィルム27に適した材料は、厚さが約0.012mm(0.5ミル)〜約 0.051mm(2.0ミル)の熱可塑性フィルムであり、好ましくはポリエチレン又はポ リプロピレンを備えている。好ましくはこのプラスチックフィルムは、約5g/m2 〜約35g/m2の坪量を有する。しかしながらその他の柔軟性液体不浸透性材料も 用いることができることに注目すべきである。ここで用いられている「柔軟性が ある」という用語は、柔軟であって、装着者の体の一般的形状及び輪郭に沿いや すい材料のことを言う。 好ましい実施形態において、プラスチックフィルム27は、封じ込め集成体区 域22にのみ存在し(サイドパネル区域30に存在しない)、一方で不織布ウエブ 90は、封じ込め集成体区域22とサイドパネル区域30の両方に存在する。こ の実施形態において、不織布ウエブ90は、プラスチックフィルム27の外側に 面した表面70のすべてをカバーしている。 好ましい実施形態において、不織布ウエブ90は、例えば日本国岐阜のハヴィ ックス株式会社からE-2341として入手可能なカード不織布ウエブである。不織布 ウエブは、ポリエチレン(PE)とポリエチレンテレフタレート(PET)との二成分繊 維からできている。PE/PET比は約40/60である。PE/PET二成分繊維は、大きさが2 d×51mmである。 もう1つの好ましい実施形態において、不織布ウエブ90は、例えば日本国東 京の三井石油化学工業株式会社(Mitsui Petrochemical Industries,Ltd.)から入 手可能なスパンボンド不織布ウエブである。この不織布ウエブは、ポリエチレン (PE)とポリプロピレン(PP)との二成分繊維からできている。PE/PP比は約80/20で ある。PE/PP二成分繊維は、厚さが約2.3dである。 バックシート26は好ましくは吸収性コア28の外側表面に隣接して配置され ており、好ましくは当技術で知られているあらゆる適切な接着手段によってこれ に接合されている。例えばバックシート26は、均一連続接着剤層、パターン接 着剤層、あるいは一列の別々の接着剤線、螺旋、又はスポットによって、吸収性 コア28に固定されてもよい。満足すべきものであることが分かっている接着剤 は、ミネソタ州セントポール(St.Paul,Minnesota)のエイチ・ビー・フラー社(H. B.Fuller Company)によって製造され、HL-1258として販売されているものである 。接着剤フィラメントのオープンパターンネットワークを備える適切な接着手段 の例は、1986年3月4日にMinetolaらに発行された、発明の名称が「使い捨て排泄 物封じ込め衣類(Disposable Waste-Contalnment Garment)」という米国特許第4,5 73,986号に開示されている。渦巻き状に螺旋パターンにされたいくつかの接着剤 フィラメント線を備えるもう1つの適切な接着手段は、次の特許に示されている 装置及び方法によって例証されているものである。これらの特許とは、1975年10 月7日にSprague,Jr.に発行された米国特許第3,911,173号;1978年11月22日にZie ckerらに発行された米国特許第4,785,996号;及び1989年6月27日にWereniczに発 行された米国特許第4,842,666号である。あるいはまた接着手段は、熱接着、圧 力接着、超音波接着、動的機械的接着、あるいは当技術で知られているその他の あらゆる適切な接着手段、又はこれらの接着手段の組合わせを備えていてもよい 。 好ましい実施形態において、吸収性コア28は、前部ウエスト部46及び後部 ウエスト部44により大きい伸長性を与えるために、バックシート26及び/又 はトップシート24に接合されていない。追加の部材、例えば液体不浸透性バリ ヤー材料(図示されていない)が、吸収性コア28の外側表面とバックシート28 との間に配置されているようなもう1つの実施形態も考えられる。このようなバ リヤー部材のどれも、吸収性コア28に接合されていてもよく、接着されていな くてもよい。さらにはバックシート26は、バックシート26と吸収性コア28 との間に配置されているあらゆるバリヤー材料に接合されていてもよく、接着さ れていなくてもよい。 サイドパネル30のすべてにおいて、あるいは一部において、おむつに伸長性 又は弾性を与えることも望ましいであろう。(ここで用いられている「伸長性」と いう用語は、不当な破断(unduer upture)を伴なわずに少なくとも1つの方向に ある程度まで伸長可能な材料のことを言う。「弾性(elasticity)」及び「弾性的伸 長性」という用語は、材料を伸長させた力が取り除かれた後で、ほぼそのもとの 大きさに戻る能力を有する伸長性材料のことを言う。ここで用いられている「伸 長性がある」として記載されているあらゆる材料又は要素も、その外の規定がな されていない限り、弾性的伸長性があってもよい。)伸長性サイドパネル30は 、当初からおむつを装着者の形に沿うようにフィットさせて、おむつに滲出物が 負荷されたずっと後でも、装着の間中このフィットを維持させることによって、 より快適で輪郭に沿ったフィットを与える。これは、サイドパネルによっておむ つのサイド部が伸縮可能だからである。伸長性サイドパネル30はさらに、おむ つ20のより効果的な装着を与えるが、これは、おむつを装着させる人が、装着 させている間、一方のサイドパネル30をもう一方のサイドパネル30よりもさ らに多く(非対称に)引張る場合でさえ、おむつ20が装着中に「自己調節」するか らである。伸長性サイドパネル30は、いくつかの形状に構成されていてもよい が、伸長性サイドパネルを備えたおむつの例は、次の特許に開示されている。す なわち1989年8月15日にWoodらに発行された、発明の名称が「シャーリングされ た耳部を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having Shirred Ears)」とい う米国特許第4,857,067号;1983年5月3日にSciaraffaらに発行された米国特許第 4,381,781号;1990年7月3日にVan Gompelらに発行された米国特許第4,938,753号 ;及び1992年9月29日にBuellらに発行された米国特許第5,151,092号である。 伸長性サイドパネル30、あるいは伸長性又は弾性が望まれるおむつ20のそ の他のあらゆる要素、例えばウエストバンド34は、「予備歪(prestrained)され た」あるいは「機械的予備歪された」(すなわち材料を永久に伸ばすために、ある程 度局部化されたパターンの機械的伸長に付された)材料、あるいは下記のような 構造弾性様ウエブ(SELF)を備えていてもよい。材料は、当技術で知られているよ うな深いエンボス技術を用いて予備歪されてもよい。あるいはまたこの材料は、 次の特許に記載されたインクリメンタルな機械的伸長に材料を通すように仕向け て予備歪されてもよい。この特許は、1994年7月19日にBuellらに発行された、発 明の名称が「機械的予備歪された部分を有する弾性部材を備えた吸収体(Absorben t Article With Elastic Feature Having A Portion Mechanically Prestrained)」という米国特許第5,330,458号である。ついで材料は、その実質的 に非張力の状態に戻される。従って少なくとも当初伸長点まで伸長性のあるゼロ 歪ストレッチ材料が形成される。ゼロ歪材料のいくつかの例は、次の特許に開示 されている。すなわち1937年3月30日にGalliganに発行された米国特許第2,075,1 89号;1962年3月13日にHarwoodに発行された米国特許第3,025,199号;各々1978 年8月15日及び1980年6月24日にSissonに発行された、米国特許第4,107,364号及 び第4,209,563号;1989年5月30日にSabeeに発行された米国特許第4,834,741号; 及び1992年9月29日にBuellらに発行された米国特許第5,151,092号である。 あるいはまた、伸長性サイドパネル30又はサイドパネル30のあらゆる部分 、あるいはサイドパネル又は伸長性が望まれるおむつ20のその他のあらゆる要 素に含まれる材料は、構造弾性様フィルム(SELF)ウエブを備えていてもよい。構 造弾性様フィルムウエブは、追加の弾性材料を用いずに伸び方向に弾性様挙動を 示す伸長性材料である。SELFウエブは、少なくとも2つの隣接した異なる非相似 部位を有する歪可能な(strainable)ネットワークを含んでいる。部位の1つは、 もう一方の部位の実質的部分が、加えられる伸びに対して有意な抵抗力を生じる 前に、予め決められた軸に対して平行な方向に加えられる軸方向の伸びに応じて 抵抗力を示すような形状をしている。これらの部位のうちの少なくとも1つは、 材料が非張力状態にある間に、予め決められた軸に対して実質的に平行に測定さ れた場合に、もう1つの部位の表面経路長さよりも長い表面経路長さを有してい る。長い方の表面経路長さを示す部位は、もう一方の部位の平面を越えて延びて いる1つ又はそれ以上の変形を含んでいる。SELFウエブは、予め決められた軸に 対して平行な方向に加えられる伸びに付された時に、少なくとも1つの予め決め られた軸に沿う伸びに対する制御された抵抗力に関して、少なくとも2つの有意 に異なる段階を示す。SELFウエブは、ウエブの伸びが十分に大きくなり、長い方 の表面経路長さを有する部位の実質的な部分が、加えられる伸びの平面に入るよ うになるまで、加えられる伸びに対して第一抵抗力を示す。そこでSELFウエブは 、さらなる伸びに対して第二抵抗力を示す。伸びに対する総対抗力は、第一部位 によって与えられる伸びに対する第一抵抗力より大きい。このようなウエ ブの製造に適したSELFウエブ及び製造方法は、次の特許にさらに完全に記載され ている。すなわち、1994年2月24日にDonald C.Roeらによって出願され許可され た、発明の名称が「多ゾーン構造弾性様フィルムウエブ伸長性ウエスト部材を備 えた吸収体(Absorbent Article With Multiple Zone Structural Elastic-Like Film Web Extensible Waist Feature)」という共に出願中の(co-pending)共に譲 渡された米国特許出願番号第08/203,456号;及び1994年2月28日にCharles W.Cha ppelらによって出願された、発明の名称が、「弾性様挙動を示すウエブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」という、共に出願中の共に譲 渡された米国特許出願番号第08/203,087号である。 おむつ20は好ましくはさらに、改良されたフィット及び封じ込めを与える弾 性化ウエストバンド34を備えている。弾性化ウエストバンド34は、弾性的に 収縮して装着者のウエストに動的にフィットさせるためのおむつ20の部分又は ゾーンである。弾性化ウエストバンド34は好ましくは、吸収性コア28のウエ スト縁部の少なくとも1つから長手方向に外側に延びており、一般におむつ20 の末端縁部の少なくとも一部を形成する。使い捨ておむつは一般に、2つの弾性 化ウエストバンドを有するように構成されており、これの1つが後部ウエスト部 に配置され、1つが前部ウエスト部に配置されている。但しおむつは、単一の弾 性化ウエストバンドを備えて構成されていてもよい。さらに弾性化ウエストバン ド34あるいはその構成要素のどれも、おむつ20に付着された別の要素を備え ていてもよく、弾性化ウエストバンド34は、おむつのその他の要素、例えばバ ックシート26又はトップシート24、好ましくはバックシート26とトップシ ート24の両方の伸長部として構成されていてもよい。弾性化ウエストバンド3 4が、ウエスト部に通気性を与えるように、前記のような開口部を備えている実 施形態も考えられる。弾性化ウエストバンド34は、次の特許に記載されている ものを含むいくつかの異なる形状で構成されていてもよい。これらの特許とは、 1985年5月7日にKievitらに発行された、発明の名称が「弾性的に収縮可能なウエ ストバンドを備えた使い捨ておむつ(Disposable Diapers with Elastically Con tractible Waistbands)」という米国特許第4,515,595号、及びBuellに発行された 前記引例の米国特許第5,151,092号である。 おむつ20はさらに、液体及びその他の体内からの滲出物の改良された封じ込 めを与えるために、弾性化バリヤーレッグカフス32を備えている。バリヤーレ ッグカフス32は、脚部において体内からの滲出物の漏れを減らすために、いく つかの異なる実施形態から構成されていてもよい。実施例の例は、次の米国特許 に開示されている。1990年3月20日にAzizらに発行された、発明の名称が「弾性化 フラップを有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Article Having Elast icized Flaps)」という米国特許第4,909,803号は、脚部の封じ込めを改良するた めの「立ち上った」弾性化フラップ(バリヤーカフス)を有する使い捨ておむつにつ いて記載している。1987年9月22日にLawsonに発行された、発明の名称が「二重カ フスを有する吸収体(Absorbent Article Having Dual Cuffs)」という米国特許第 4,695,278号;及び1989年1月3日にDragooに発行された、発明の名称が「漏れ抵抗 性二重カフスを有する吸収体(A absorbent Article Having Leakage-Resistant Dual Cuffs)」という米国特許第4,795,454号は、ガスケットカフスとバリヤーカ フスとの両方を含んでいる二重カフスを有する使い捨ておむつについて記載して いる。1987年11月3日にBuellに発行された、発明の名称が「使い捨てウエスト封 じ込め衣類(Disposable Waist Containment Garment)」という米国特許第4,704,1 15号は、自由な液体を衣類内に封じ込めるような形状のサイド縁部漏れガード溝 を有する使い捨ておむつ又は失禁用衣類について開示している。 図2は、図1に示されているおむつの断面線2−2に沿う横断面図である。図 2を参照すると、弾性化レッグカフス32は、近位縁部33と遠位縁部35とを 有している。弾性化レッグカフス32の遠位縁部35は、おむつ20が装着され ている時、おむつの封じ込め集成体22から間隔をあけて配置されている弾性化 レッグカフス32の部分である。近位縁部33は、おむつ20の封じ込め集成体 22に接合されている弾性化レッグカフス32の部分である。近位縁部33は一 般に、おむつ20の周辺部の側面方向に内側に位置している。しかしながら弾性 化レッグカフス32の一部は、近位縁部33から側面方向に外側に延びていても よく、従って材料は、バックシート26の外側部の少なくとも一部をカバーして いる(図示されていない)。バックシート26の外側部の大部分又は全部の上で側 面方向に外側に延びている部分を有する弾性化カフス32の例は、Dragooに発 行された前記引例の米国特許第4,795,454号に記載されている。 図2に示されている弾性化バリヤーレッグカフス32は、メルトブローン不織 布ウエブ91の単一層ウエブによって形成されている。メルトブローン不織布ウ エブ91は、遠位縁部35において折り畳まれて、間隔あけ弾性部材95を取囲 んでいる。メルトブローン不織布ウエブ91は、おむつ20のサイド縁部50ま で延びている。好ましくはメルトブローン不織布ウエブ91は、少なくとも約20 0mmH2Oの耐水性値を有しており、約20mg cm2/cmより小さい平均曲げ 力値を有する。より好ましくはメルトブローン不織布ウエブ91は、少なくとも 約300mmH2Oの耐水性値を有しており、約15mg cm2/cmより小さい平均 曲げ力値を有する。 封じ込め集成体22は、トップシート24と吸収性コア28との間に、受入れ /分配層96を備えている。吸収性コア28は、ティシューウエブ97によって 包まれていてもよい。 弾性化バリヤーレッグカフス32のもう1つの好ましい実施形態が、図3に示 されている。図3の弾性化バリヤーレッグカフス32は、メルトブローン不織布 ウエブ92の単一層ウエブによって形成された二層構造を備えている。メルトブ ローン不織布ウエブ92は、遠位縁部35で折り畳まれて、間隔あけ弾性部材9 5を取囲み、二層構造を形成する。メルトブローン不織布ウエブ92は、おむつ 20のサイド縁部50まで延びている。好ましくはメルトブローン不織布ウエブ 92は、少なくとも約200mmH2Oの耐水性値を有しており、約13mg cm2/ cmより小さい平均曲げ力値を有する。 図1を参照すると、おむつ20はまた、サイド閉鎖を形成する留め具装置36 を備えており、これは、後部ウエスト部44と前部ウエスト部46を重なり合っ た形状に維持し、従って側面張力がおむつの周辺部の周りに維持され、おむつを 装着者に保持する。留め具装置の例は、次の特許に開示されている。すなわち、 1974年11月19日にBuellに発行された米国特許第3,848,594号;1987年5月5日にHi rotsu及びRobertsonに発行された米国特許第4,662,875号;1989年9月26日にScri ppsに発行された米国特許第4,869,724号;1989年7月11日にScrippsに発行された 米国特許第4,846,815号;1990年1月16日にNestegardに発行された米国特許 第4,894,060号;1990年8月7日にBattrellに発行された米国特許第4,946,527号; 及び1994年7月5日にDavid J.K.Goulaitに発行された、発明の名称が「再び留め ることができる留め具装置用の女性用不織布要素及びこれの製造方法(Nonwoven Female Component For Refastenable Fastening Device And Method of Making the Same)」という米国特許第5,326,612号である。 図4は、本発明による使いすて吸収体の典型的な使用形状にあるもう1つの好 ましい実施形態の透視図である。図4の使い捨て吸収体は、穿くタイプのおむつ 120を示している。ここで用いられている「穿くタイプのおむつ」という用語は 、画定されたウエスト開口部と、一対の脚部開口部とを有しており、脚を脚部開 口部の中に挿入し、この製品を引張ってウエストに被せることによって装着者の 体に引張って身に付ける、装着用おむつのことを言う。 図4を参照すると、穿くタイプのおむつ120は、前部ウエスト部146、後 部144、及び前部ウエスト部146と後部144との間の股部148を有する シャシー122を備えている。シャシー122は、液体浸透性トップシート12 4、トップシート124と組合わされた液体不浸透性バックシート126、及び トップシート124とバックシート126との間に配置された吸収性コア128 (図4には示されていない)を備えている。穿くタイプのおむつ120はさらに、 前部ウエスト部146において各々がシャシー122の対応するサイドから側面 方向に外側に延びている前部サイドパネル130f、及び後部144において各 々がシャシー122の対応するサイドから側面方向に外側に延びている後部サイ ドパネル130bを備えている。ここで用いられている「パネル」という用語は、 ここでは穿くタイプの衣類の1つの区域又は要素を示すのに用いられている(パ ネルは一般に異なる区域又は要素ではあるが、パネルは隣接パネルと幾分一致( 機能的に対応)していてもよい。)穿くタイプのおむつ120はさらに、前部サイ ドパネル130f及び後部サイドパネル130bの各々から側面方向に外側に延 びているシームパネル166;及び各々がシームパネル166から側面方向に外 側に延びている引裂きオープンタブ(tear open tabs)131を備えている。穿く タイプのおむつ120のもう1つの好ましい例は、1996年10月29日のBuellらの 米国特許第5,569,234号に開示されている。 前部サイドパネル130f及び後部サイドパネル130bは、シャシー122 の対応するサイド縁部から側面方向に外側に延びているあらゆる部材であっても よい。好ましい実施形態において、前部サイドパネル130f及び後部サイドパ ネル130bの各々は、シャシー122から側面方向に外側に突き出ている突出 部材である。好ましくは前部サイドパネル130f及び後部サイドパネル130 bは、穿くタイプのおむつの一体型要素である(すなわちこれらは、穿くタイプ のおむつに固定された別々に操作される要素ではなく、むしろ穿くタイプのおむ つの様々な層の1つ又はそれ以上から形成されており、これらの延長部である。 )より好ましくはシームパネル166の各々は、対応する前部サイドパネル13 0f及び後部サイドパネル130bの延長部であるか、あるいはそこで用いられ ている成分要素の少なくとも1つ、あるいは要素のその他のあらゆる組合わせで ある。好ましくは引裂きオープタブ131の各々は、対応するシームパネル16 6の延長部であるか、あるいはそこで用いられている成分要素の少なくとも1つ 、あるいは要素のその他のあらゆる組合わせである。好ましい実施形態において 、前部サイドパネル130f及び後部サイドパネル130bは、シャシー122 から連続的に延びている連続部材である。より好ましくは前部サイドパネル13 0f及び後部サイドパネル130bの両方は、連続シート又はフィルム材料14 2を備えている。この材料は、シャシー122の一部を形成し、シャシー122 から連続的に延びているものである。もう1つの実施形態において、前部サイド パネル130f及び後部サイドパネル130bは、シャシー122のサイド縁部 に接着された別々の部材である(図面には示されていない)。 好ましい実施形態において、前部サイドパネル130f及び後部サイドパネル 130bは、少なくとも側面方向に弾性的伸長性がある。ここで用いられている「 弾性的伸長性」という用語は、張力(一般にサイドパネルの場合側面方向の張力) が加えられた時に少なくとも1つの方向(好ましくはサイドパネルの場合側面方 向)に延び、張力が取り除かれた場合に、大体その以前のサイズ及び形状に戻る セグメント又は部分を意味する。より好ましくは前部サイドパネル130f及び 後部サイドパネル130bは、側面方向と長手方向の両方において、弾性的伸長 性がある。 穿くタイプのおむつ120はさらにシーム139を備えている。これらは各々 、対応するシームパネル166を、重なり合うように接合し、重なり合ったシー ム構造を作り、これによって2つの脚部開口部134とウエスト開口部136を 形成する。シーム139の接着は、シームパネルに用いられている特定の材料に 適した、当技術で知られているあらゆる適切な手段によって実施することができ る。従って超音波シール、ヒートシール、圧力接着、接着剤、あるいは凝集接着 、縫合、自己加熱接着(autogeneous bonding)等が、適切な技術であろう。好ま しくはシームパネル166は、熱/圧力パターン又は超音波溶接によって接着さ れる。 連続ベルト138がウエスト開口部136の周りに形成される。連続ベルト1 38は、フィット力を動的に作り出し、装着中に動的に発生した力を分配する働 きをする。従って穿くタイプのおむつ120は好ましくは、シャシー層140; 第一ベルト層142;及び第二ベルト層144を備えている。好ましくは弾性ウ エスト部材150が、前部ウエスト部146と後部144との両方に備えられる 。穿くタイプのおむつ120はさらに、弾性脚部部材152を備えている。より 好ましくは、開口部又は換気孔(図示されていない)が、穿くタイプのおむつ12 0の少なくともサイドパネル130f及び130bに備えられ、通気性及び換気 を与える。第一ベルト層142及び第二ベルト層144は好ましくは、布の外見 を有する不織布ウエブであり、シャシー層140は好ましくはプラスチックフィ ルムであり、穿くタイプのおむつ120は、股部148に封じ込めという利点が 感じられる一方で、ウエスト部において、衣服様の快適性と感触を有すると、介 護者及び装着者によって認識されるという点において、独特の美的特徴を有する 。 連続ベルト138は、サイドパネル130f及び130bにおいて弾性的伸長 性があり、穿くタイプのおむつ120を装着者に当初から形に合うようにフィッ トさせて、おむつに滲出物が負荷されたずっと後でも、ウエストと脚の両方に沿 って力を分散させて、装着の間中このフィットを維持させることによって、より 快適で輪郭に合ったフィットを与える。これは、穿くタイプのおむつのサイド部 が伸縮可能だからである。連続ベルト138は、いくつかの様々な材料及び層か ら形成されてもよい。 図5は、図4に示されている穿くタイプの使い捨ておむつの断面線5−5に沿 う横断面図である。弾性化レッグカフス132は、近位縁部133と遠位縁部1 35を有する。弾性化レッグカフス132の遠位縁部135は、おむつ120が 装着された時に、おむつの封じ込め集成体122から間隔をあけて配置されてい る弾性化レッグカフス132の部分である。近位縁部133は、おむつ120の 封じ込め集成体122に接着されている弾性化レッグカフス132の部分である 。近位縁部133は一般に、おむつ120の周辺部の側面方向に内側に位置する 。しかしながら弾性化レッグカフス132は、近位縁部133から側面方向に外 側に延びていてもよく、従ってこの材料はバックシートの外側部の少なくとも一 部をカバーする(図示されていない)。バックシート126の外側部の大部分又は 全部の上で、側面方向に外側に延びている部分を有する弾性化レッグカフス13 2の例が、Dragooに発行された前記引例の米国特許第4,795,454号に記載されて いる。 図5に示されている弾性化バリヤーレッグカフス132は、2つの単一層ウエ ブ93及び94によって形成されている。2つの単一層ウエブのうちの1つは、 メルトブローン不織布ウエブ93であり、もう一方はスパンボンド不織布ウエブ 94である。メルトブローン不織布ウエブ93及びスパンボンド不織布ウエブ9 4は、接合されて弾性化バリヤーレッグカフス132を形成する。スパンボンド 不織布ウエブ94は、遠位縁部135において折り畳まれて、間隔あけ弾性部材 195を取囲んでいる。スパンボンド不織布ウエブ94は、好ましくはおむつ1 20のサイド縁部150まで延びている。好ましくはメルトブローン不織布ウエ ブ93は、少なくとも約200mmH2Oの耐水性値を有しており、約20mg cm2 /cmより小さい平均曲げ力値を有する。より好ましくはメルトブローン不織布 ウエブ93は、少なくとも約300mmH2Oの耐水性値を有しており、約15mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する。 好ましいスパンボンド不織布ウエブ94は、米国サウスカロライナ州(SC,USA) のファイバーウエブ社(Fiberweb Co.,Ltd.)からソフスパン(Sofspan)として入手 可能なポリプロピレンのスパンボンド不織布である(DAPP,33g/m2)。もう1つの 好ましい実施形態において、スパンボンド不織布ウエブ94は、二成分繊維から できているスパンボンド不織布である。二成分繊維は、ポリエチレンと ポリプロピレンとを含んでいる。より好ましくは二成分繊維は、ポリプロピレン のコアとポリエチレンのシースを有している。好ましい実施形態において、二成 分繊維は、ポリエチレン約55重量%〜約95重量%を有する。最も好ましくは二成 分繊維は、ポリエチレン約70重量%〜約90重量%を有する。 III.実施例 実施例I 日本国大阪のクラレ株式会社(Kuraray Co.,Ltd.)から、PC0010EMとして入手可 能なメルトブローン不織布ウエブ10g/m2を準備する。この不織布ウエブは、ポ リプロピレン(PP)の細い繊維からできている。これらの繊維は、約3μm〜約5μ mの厚さを有する。この不織布ウエブは、300mmH2Oの耐水性値、及び6mg cm2/cmの曲げ力値を有する。(エンボスロールの)エンボス比は3.3%である 。通気性値は、47.0cm3/cm2/secである。最大引張り強度値は1.04kfgである 。この不織布ウエブは、図5のメルトブローン不織布ウエブ93に用いられるの に適している。 実施例II 日本国大阪のクラレ株式会社から、PC0013EMとして入手可能なメルトブローン 不織布ウエブ13g/m2を準備する。この不織布ウエブは、ポリプロピレン(PP)の 細い繊維からできている。これらの繊維は、約3μm〜約5μmの厚さを有する。 この不織布ウエブは、400mmH2Oの耐水性値、及び13mg cm2/cmの曲げ 力値を有する。(エンボスロールの)エンボス比は3.3%である。通気性値は、33. 1cm3/cm2/secである。最大引張り強度値は1.39kfgである。この不織布ウエ ブも、図5のメルトブローン不織布ウエブ93に用いられるのに適している。 実施例III 日本国大阪のクラレ株式会社から、PC0015EMとして入手可能なメルトブローン 不織布ウエブ15g/m2を準備する。この不織布ウエブは、ポリプロピレン(PP)の 細い繊維からできている。これらの繊維は、約3μm〜約5μmの厚さを有する。 この不織布ウエブは、500mmH2Oの耐水性値、及び21mg cm2/cmの曲げ 力値を有する。(エンボスロールの)エンボス比は3.3%である。通気性値は、 24.5cm3/cm2/secである。最大引張り強度の値は2.06kfgである。この不織布 ウエブも、図5のメルトブローン不織布ウエブ93に用いられるのに適している 。 実施例IV 日本国大阪のクラレ株式会社から、KE7701(テストサンプル番号)として入手可 能なメルトブローン不織布ウエブ12g/m2を準備する。この不織布ウエブは、ポ リプロピレン(PP)の細い繊維からできている。これらの繊維は、約7μm〜約8μ mの厚さを有する。このウエブは、ウエブの製造後、引張力によって縦方向に伸 ばされる。伸び率は約70%である。もとのウエブの(エンボスロールの)エンボス 比は約20%である。この不織布ウエブは、190mmH2Oの耐水性値、及び9mg cm2/cmの曲げ力値を有する。通気性値は、116.7cm3/cm2/secである。最 大引張り強度値は2.00kfgである。この不織布ウエブは、図3のメルトブローン 不織布ウエブ93に用いられるのに適している。 本発明の特別な実施形態が例証され、記載されてはいるが、本発明の精神及び 範囲から逸脱することなく、様々なその他の変化及び変更を行なうことができる ことは当業者には明白であろう。ここに記載された実施例及び実施形態は、例証 を目的とするにすぎず、様々な変更又は変化が、本発明の範囲から逸脱すること なく、当業者に示唆されるものであると理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体浸透性トップシートと、 前記トップシートと組合わされた液体不浸透性バックシートと、 前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収性コアと、 バリヤーカフスとを備えており、このバリヤーカフスは近位縁部と遠位縁部と を有し、近位縁部はトップシートと接着され、前記遠位縁部は前記トップシート の上部表面から離れており、 前記バリヤーカフスが、少なくとも約150mmH2Oの耐水性値、及び約25mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する単一層ウエブを有している使い捨て 吸収体。 2.前記単一層ウエブは、約3g/m2〜約30g/m2の坪量を有している、請求項 1に記載の使い捨て吸収体。 3.前記単一層ウエブは、少なくとも約10cm3/cm2/secの通気性値を有し ている、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 4.前記単一層ウエブは、少なくとも約0.7kgfの最大引張り強度値を有してい る、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 5.前記単一層ウエブがメルトブローン不織布ウエブである、請求項1に記載 の使い捨て吸収体。 6.前記メルトブローン不織布ウエブが、ポリオレフィンの細い繊維からでき ている、請求項5に記載の使い捨て吸収体。 7.前記単一層ウエブが1つのエンボスパターンを有している、請求項1に記 載の使い捨て吸収体。 8.前記単一層ウエブのエンボス比が少なくとも0.5%である、請求項7に記 載の使い捨て吸収体。 9.前記単一層ウエブが、前記吸収体に接着される前に、その縦方向に沿う伸 びによって形成される、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 10.前記伸び率が、約5%〜約150%である、請求項9に記載の使い捨て吸収 体。 11.前記バリヤーカフスが、少なくとも約150mmH2Oの耐水性値、及び約 21mg cm2/cmより小さい平均曲げ力値を有する前記単一層ウエブの二層構 造を備えている、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 12.前記二層構造が、前記単一層ウエブの少なくとも一部を折り畳むことに よって形成される、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 13.さらに、前記遠位縁部を前記トップシートの上部表面から間隔をあけて 配置するための、前記バリヤーカフスと組合わされた間隔あけ手段を備えている 、請求項1に記載の使い捨て吸収体。 14.前記間隔あけ手段が、間隔あけ弾性部材を有している、請求項13に記 載の使い捨て吸収体。 15.前記バリヤーカフスが、バリヤーレッグカフス又はバリヤーウエストカ フスである、請求項13に記載の使い捨て吸収体。
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