JP3497515B2 - 使用中における体への向上した適合を有している使い捨て衣類 - Google Patents

使用中における体への向上した適合を有している使い捨て衣類

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    • A61F13/4902Form-fitting, self-adjusting disposable diapers with elastic means characterised by the elastic material

Description

【発明の詳細な説明】 分野 本発明は、使い捨て衣類に関係している。このような
使い捨て衣類の例には、使い捨て下着、引上げ装着型式
のおむつ及びトレーニングパンツを含む使い捨ておむ
つ、及び月経用使い捨てパンティーが含まれる。より特
定すれば本発明は、使用中における体への向上した適合
を有している使い捨て衣類に関係している。
背景 幼児及びその他の失禁者は、尿及びその他の体の排泄
物を受け入れて封じ込めるために、使い捨て衣類、例え
ばおむつを装着している。「テープ型」と呼ばれること
が多い使い捨て衣類の1つの種類は、使い捨て衣類を装
着者の腰区域に保持するための留め具装置を有してい
る。留め具装置としては、接着剤型装置、あるいは機械
的留め具装置がしばしば用いられる。最近、この種類の
使い捨て衣類には好ましくは弾性的に引っ張り可能なサ
イドパネルが用いられている。その理由は、これらが留
め具装置と共同で作用することによって装着者の腰区域
によりよい適合を与えることができるからである。「パ
ンツ型」又は「引上げ装着(pull−on)」と呼ばれるこ
とが多いもう1つの種類の吸収性衣類は、固定サイド部
を有しており、歩くことができ、多くの場合排泄トレー
ニング中である子供に用いるためのものとして一般的な
ものになっている。これらの引上げ装着衣類は、縁が互
いに継ぎ合わされて2つの脚開口と1つの腰開口とを形
成するサイドパネルを有している。これらの引上げ装着
衣類は、体の排泄物を封じ込めるために、胴部の定位置
から垂れ下がったり、たるんだり、ずれ落ちたりせず
に、装着者の腰と脚の周りにぴったりと適合する必要が
ある。これらの引上げ装着衣類の例は、例えば、イガウ
エその他(Igaue et al.)への米国特許第5,171,239
号、ストロービーンその他(Strohbeen et al.)への
米国特許第4,610,681号、1993年9月16日に刊行された
第WO 93/17648号、ヴァン ゴンペルその他(Van Gom
pel et al.)への米国特許第4,940,464号、ハッセそ
の他(Hasse et al.)への米国特許第5,246,433号、
そしてブエルその他(Buell et al.)への米国特許第
5,569,234号中に記載されている。
これらの使い捨て衣類は、サイドパネルに引っ張り
(stretch)積層体を有していて、着用者上への衣類の
より良好な適合を提供する。引っ張り積層体は通常は、
使い捨て衣類の適合の為の重要な要素を有している弾性
材料を有している。より詳細には、弾性材料の引っ張り
力,回復力,保持力,そして可能な引っ張り(伸び(ex
tension))を含んでいる伸び特性が、使用中における
適合の性能中の重要な考慮である。これらはまた、引上
げ装着衣類の為の適用引っ張りの適切な程度を達成する
為の適用者の能力に影響する。
この間に、使い捨て衣類は典型的には液体不透過性バ
ックシートを有していて吸収された液体が衣類を通過
し、衣類やベッド用品やこれらに類似の物の様な隣接し
ている物体を汚すのを阻止している。液体不透過性バッ
クシートが人体の一般的な形状に対して従順であって容
易に形を一致させるのに十分柔軟であることは一般的に
考えられている。しかしながら、液体不透過性バックシ
ートとサイドパネル中で使用されている弾性材料との間
の構造的な関係に従って、弾性材料は期待されている特
性を十分に提供することが出来ず、使用中の使い捨て衣
類の適合の性能における損失という結果になっている。
従って現存している技術のいずれもが、本発明の長所及
び利点の全てを提供しない。
概要 この発明は使い捨て衣類に向けられていて、使い捨て
衣類は、長手方向中心線,前部分,後部分,そして前部
分と後部分との間の股部分を有しており、液体透過性ト
ップシート,トップシートに対応されている液体不透過
性バックシート,そしてトップシートとバックシートと
の間に配置されている吸収性コアを備えているシャシ
ー;そして、前または後部分中においてシャシーから側
方の外側に伸びている少なくとも一対のサイドパネル;
を備えている。バックシートは不織外側カバー及び外側
カバーに対して接合されている液体不透過性フィルムを
備えている。液体不透過性フィルムは、前,後,そして
股部分中を長手方向に伸びており、一様でない側方幅を
有していて股部分の少なくとも一部分中に第一部分を形
成するとともに前または後部分の少なくとも一部分中に
第二部分を形成している。第二部分は第一部分の側方幅
寸法よりも小さな側方幅寸法を有していてフィルムが少
なくとも一対のサイドパネル中に伸びていない。少なく
とも1つのサイドパネルが、シャシーから側方の外側に
伸びているエラストマー材料を備えていて、エラストマ
ー材料は液体不透過性フィルムの第二部分に対して接合
されている。
本発明のこれらの及びその他の特徴,局面,及び利点
は、本開示を読むことから当業者に明らかになるであろ
う。
図面の簡単な説明 明細書は本発明を特に指摘し明確に請求している請求
の範囲で結論付けているが、本発明は添付図面と関連し
ている好ましい実施例の次の記載からより良く理解され
ることを信じており、そして図面において同様な記号は
実質的に同一な構成要素を指摘するために用いられてい
る。ここにおいて: 図1は、使用の形態における典型的なこの発明の使い
捨て引上げ装着衣類の好適な実施例の斜視図であり; 図2は、衣類の様々なパネル又は区域(zone)を示し
ている平坦な非収縮状態における図1中に示されている
実施例の簡略的な平面図であり; 図3は、図2の断面線3−3に沿った好適な実施例の
断面図であり; 図4は、好適な実施例の弾性部材70の断面図であり; 図5は、図4中に示されている弾性部材70の断片的な
拡大された側面図であり;そして、 図6は、好適な実施例におけるエラストマー材料のヒ
ステリシス曲線の2つのサイクルを示しているグラフで
ある。
詳細な説明 引用された文献の記載内容はすべて、この全体が参照
により本願の明細書中に組み込まれる。あらゆる参考文
献の引用は、この特許請求されている発明に対する先行
技術としての有効性に関する決定に関して承認している
わけではない。
ここで用いられている用語「引上げ装着(pull−on)
衣類」は、画定された腰開口と一対の脚開口とを有し、
かつ脚を脚開口に挿入し、この製品を引き上げて腰に被
せることによって装着者の体に装着する製品のことを言
う。用語「使い捨て」はここでは、洗濯されたり、ある
いは衣類として復元されるか再使用されるためのもので
はない衣類について記載するために用いられている(す
なわちこれらはただ1回の使用後に捨てられるものであ
り、好ましくはリサイクルされるか、堆肥にされるか、
あるいは環境に優しい方法で処分されるものである)。
「一体型」引上げ装着衣類とは、統合されて調和した物
体を形成する別々の部品から形成されているが、サイド
パネルがこの衣類の中央パネル又はシャシーをも形成す
る少なくとも1つの層によって形成されている点におい
て、サイドパネルは別のシャシーに接合された別々の要
素ではない、引上げ装着衣類のことを言う(すなわちこ
の衣類は別々に操作されるパネル、例えば別々のシャシ
ーと別々のサイドパネルとを必要としない)。この引上
げ装着衣類はまた、体内から排出された様々な排泄物を
吸収して封じ込めるために、好ましくは「吸収性」であ
る。本発明の引上げ装着衣類の好ましい実施例は、図5
に示されている一体型使い捨て吸収性引上げ装着衣類、
すなわち引上げ装着おむつ20である。ここで用いられて
いる「引上げ装着おむつ」とは、尿及び便を吸収して封
じ込めるために、幼児及び他の失禁者が一般に着用する
引上げ装着衣類のことを言う。しかしながら本発明はま
た、その他の引上げ装着衣類、例えばトレーニングパン
ツ、失禁用ブリーフ、女性用衛生衣類又はパンティー等
にも適用しうると理解すべきである。ここで用いられて
いる用語「パネル」はここでは、引上げ装着衣類の区域
又は要素を示すために用いられている。(パネルは一般
に別の区域又は要素であるが、パネルは隣接パネルと幾
分一致(機能的に対応)していてもよい。ここで用いら
れている用語「接合された(joined)」又は「接合して
いる(joining)」は、要素をもう一方の要素に直接付
着させることによって要素がもう一方の要素に直接固定
される形態、及びもう一方の要素に付着されている中間
部材に要素を付着させることによって、要素が間接的に
もう一方の要素に固定される形態を包含する。
図1を参照すると、本発明の使い捨て衣類20は、前部
26、後部28、及び前部26と後部28との間にある股部30を
有するシャシー41;及び前部26又は後部28においてシャ
シー41から側方の外側に延びている少なくとも一対のサ
イドパネル46又は48を備えている。サイドパネル46又は
48の少なくとも1つは、シャシー41から側方の外側に延
びているエラストマー材料124(図1には示されていな
い)を備えている。シャシー41は、液体透過性トップシ
ート24、トップシート24と組合わされた液体不透過性バ
ックシート22、及びトップシート24とバックシート22と
の間に配置された吸収性コア25(図1には示されていな
い)を備えている。
この発明のバックシート22は液体不透過性フィルム68
を備えている。液体不透過性フィルムは68は前,後,そ
して股部26,28,そして30中を延出しており、そして一様
でない側方幅LWを有していて股部30の少なくとも一部分
中に第一部分94を形成し、前または後部28及び28の少な
くとも一部分中に第二部分96を形成している。第二部分
96は第一部分94の側方幅よりも小さな側方幅を有してい
て、液体不透過性フィルム68は少なくとも一対のサイド
パネル(即ち、前サイドパネル46または後サイドパネル
48)中に伸びていない。エラストマー材料124は液体不
透過性フィルム68の第二部分96に接合されている。液体
不透過性フィルム68がサイドパネル46または48中に伸び
ていないので、エラストマー材料124の伸び特性は液体
不透過性フィルム68によって影響されず、これによって
サイドパネル46または48は使用中における着用者の体へ
の向上された適合を提供する。
好適な実施例において、液体透過性フィルム68の側方
幅LWは、例えば、図2中に示されている如く、腰縁152
に向かい序々に減少しており、その結果として、エラス
トマー材料124の有効な側方長さは腰縁152に向かい増大
されることが出来る。
サイドパネルの少なくとも一対は、一対の前サイドパ
ネル46であるか、あるいは一対の後サイドパネル48であ
ってもよい。使い捨て衣類20がテープ型使い捨ておむつ
であるような好ましい実施例においては、サイドパネル
の少なくとも一対は後サイドパネル48の一対である。使
い捨て衣類20が引上げ装着使い捨ておむつであるような
べつの好ましい実施例において、サイドパネルの少なく
とも一対は、前部26に備えられている一対の前サイドパ
ネル46と、後部28に備えられている一対の後サイドパネ
ル48とを備えており、この使い捨て衣類20はさらに、サ
イドパネル46及び48の対応する縁部を各々接合している
シーム32を備えており、これによって2つの脚開口34
と、1つの腰開口36とが形成される。
図1は本発明の使い捨て衣類の1つの好ましい実施例
(すなわち引上げ装着おむつ20)を示している。この引
上げ装着おむつ20は、前部26、後部28、及び前部26と後
部28との間にある股部30を有するシャシー41を備えてい
る。シャシー41は、液体透過性トップシート24、トップ
シート24と組合わされた液体不透過性バックシート22、
及びトップシート24とバックシート22との間に配置され
た吸収性コア25(図1ではなく図2に示されている)を
備えている。引上げ装着おむつ20はさらに、各々前部26
においてシャシー41の対応する側から側方の外側に伸び
ている前サイドパネル46と、各々後部28においてシャシ
ー41の対応する側から側方の外側に延びている後サイド
パネル48とを備えている。好ましい前サイドパネル46及
び後サイドパネル48のうちの少なくとも一対は、少なく
とも側方向に弾性的に伸びが可能である。引上げ装着お
むつ20はさらに、各々前サイドパネル46及び後サイドパ
ネル48の各々から側方の外側に延びているシームパネル
66;及び各々シームパネル66から側方の外側に延びてい
る引裂開放(tear open)タブ31を備えている。引上げ
装着おむつ20のその他の好ましい例は、1996年10月29日
付けのブエルその他(Buell et al.)の米国特許第5,
569,234号に開示されている。
好ましくは前サイドパネル46及び後サイドパネル48の
対の少なくとも1つ、より好ましくは両方に弾性的に伸
びが可能である。ここで用いられている用語「伸びが可
能な(extensible)」は、不当な破断を伴わずに少なく
とも1つの方向にある程度まで伸びうる材料について言
う。用語「弾性的(elasticity)」及び「弾性的に伸び
が可能な(elastically extensible)」は、材料を伸
ばした力が除去された後でほぼそのもとの大きさに戻る
能力を有する伸び可能な材料について言う。ここで用い
られている「伸びが可能」として記載されているあらゆ
る材料又は要素もまた、他の記載がなければ弾性的に伸
びが可能であるものであってもよい。伸びが可能なサイ
ドパネル46及び/又は48は、おむつを装着者の形に合う
ように当初から適合させ、おむつに排泄物が負荷された
ずっと後でも装着の間中この適合を持続させることによ
って、より快適で輪郭に合った適合を与える。これは、
サイドパネル46及び/又は48によって、おむつのサイド
パネル部が伸縮しうるからである。
好ましい実施例において、前サイドパネル46及び後サ
イドパネル48は、側方向にのみ弾性的に伸びが可能であ
る。もう1つの実施例において、前サイドパネル46及び
後サイドパネル48は、側方向と長手方向の両方に弾性的
に伸びが可能である。
連続ベルト38は、前部サイドパネル46及び後部サイド
パネル48、及びウエスト開口部36の周りのシャシー41の
一部から形成されている。好ましくは弾性化ウエストバ
ンド50が、前部26と後部28との両方に備えられている。
引上げ装着おむつ20はさらに弾性脚部材(features)52
を備えている。
連続ベルト38は、装着者に配置された時に、引上げ装
着おむつ20に適合力を動的に生じさせ、体の排泄物が負
荷された時でさえ装着者にこの引上げ装着おむつ20を維
持し、従って吸収性コア25を装着者の非常に近い場所に
保持し、装着中に動的に発生した力を腰の周りに分散さ
せ、これによって吸収性コア25を撚じれさせたり塊にさ
せたりすることなく、吸収性コア25に補足的支持を与え
る働きをする。
前サイドパネル46及び後サイドパネル48は、引上げ装
着おむつ20の一体型要素によって形成されていてもよい
(すなわちこれらは引上げ装着おむつ20に固定されてい
る別々に操作される要素ではなく、引上げ装着おむつの
様々な層の1つ又はそれ以上の延長部から形成され、か
つこれらの延長部である)。好ましい実施例において、
前サイドパネル46及び後サイドパネル48の各々は、シャ
シー41の突出部材である(図2により明らかに示されて
いる)。好ましくは前サイドパネル46及び後サイドパネ
ル48は、少なくとも1つの一体型要素又は連続シート材
料(例えば図3におけるバックシート不織布23)を備え
ている。これはシャシー41の一部を形成するものであ
り、前サイドパネル46及び後サイドパネル48まで連続的
に延びている。
好ましい実施例において、シームパネル66の各々は、
対応する前サイドパネル46及び後サイドパネル48の延長
部であるか、あるいはここで用いられている構成要素の
少なくとも1つであるか、あるいはこれらの要素のその
他のあらゆる組合わせである。好ましい引裂き開放タブ
31の各々はまた、対応するシームパネル66の延長部であ
るか、あるいはここで用いられているこれらの構成要素
の少なくとも1つであるか、あるいはこれらの要素のそ
の他のあらゆる組合わせである。
あるいはまた前サイドパネル46及び後サイドパネル48
は、シャシー41の一部を形成する一体型要素を有してい
ない別々の部材であってもよい(図面には示されていな
い)。前及び後サイドパネルは、別々の部材をシャシー
41のサイド縁部に接合することによって形成される。
引上げ装着おむつ20はさらに、前サイドパネル46及び
後サイドパネル48の対応する縁部を各々接合し、これに
よって2つの脚開口34及び1つの腰開口36を形成するシ
ーム32を備えている。好ましくは前サイドパネル46及び
後サイドパネル48は継ぎ合わされ、より好ましくはシー
ムパネル66を通して、重なり合ったシーム構造を形成す
るように重ね合わせて継ぎ合わされている。あるいはま
た前サイドパネル46及び後サイドパネル48は、突合わせ
継目(butt seam)方法で継ぎ合わされてもよい(図面
には示されていない)。シーム32の接着は、前サイドパ
ネル46及び後サイドパネル48に用いられている特定材料
に適切な、当該技術において知られているあらゆる適切
な手段によって実施されてもよい。従って音波シール、
熱密着、圧力接着、接着剤又は凝集接着、縫合、自己加
熱接着等が適切な技術であろう。好ましくはシームパネ
ル66は、装着中におむつ20に発生した力及び応力に耐え
るように予め決められたパターンの熱/圧力又は超音波
溶接によって接合される。
図2は、平らに広げられた非収縮状態(すなわち緩和
状態にされているサイドパネル46及び48以外は弾性誘発
された収縮が引張られて広げられている)にある図1の
引上げ装着おむつ20の一部切り取られた平面図であり、
トップシート24が見る人の方を向いており、サイドパネ
ル46及び48がシーム32によって互いに接合される前のも
のである。引上げ装着おむつ20は、前部26、前部26とは
反対側を向いている後部28、前部26と後部28との間に位
置する股部30、及び引上げ装着おむつ20の外側外辺部又
は縁部によって画定されている周辺部であって、サイド
縁部が150、末端縁部又は腰縁部が152として示されてい
るものを有する。トップシート24は、使用中に装着者の
体の近くに配置されている引上げ装着おむつ20の体側表
面を有する。バックシート22は、装着者の体から離れた
位置にある引上げ装着おむつ20の外側表面を有する。引
上げ装着おむつ20は、液体透過性トップシート24;トッ
プシート24と組合わされた液体不透過性バックシート2
2;及びトップシート24とバックシート22との間に位置す
る吸収性コア25を備えたシャシー41を備えている。おむ
つ20はさらに、シャシー41から側方の外側に延びている
前サイドパネル46及び後サイドパネル48;弾性化されて
いる脚カフス52;及び弾性化されている腰バンド50を備
えている。トップシート24とバックシート22は、長さと
幅の大きさが吸収性コア25のものよりも一般に大きい。
トップシート24とバックシート22は、吸収性コア25の縁
部を越えて延びており、これによっておむつ20の周辺部
が形成される。液体不透過性バックシート22は、好まし
くはバックシート不織布23に接合されている液体不透過
性プラスチックフィルム68を備えている。
トップシート24、バックシート22、及び吸収性コア25
は、多様なよく知られた形状に組み立てられてもよい
が、シャシー形状の例は一般に次の特許に記載されてい
る。すなわち、1975年1月14日にケニイ ビイ.ブエル
(Kenneth B.Buell)に発行され「使い捨ておむつ用の
収縮しうるサイド部分(Contractible Side Portions
for Disposable Diaper)」と題されている米国特
許第3,860,003号;及び1992年9月29日にケニス ビ
イ.ブエル(Kenneth B.Buell)に発行され「予め配置
された弾性柔軟性ヒンジを有している動的弾性腰形態を
伴っている吸収体(Absorbent Article With Dynami
c Elastic Waist Feature Having A Predispose
d Resilient Flexural Hinge)」と題されている米
国特許第5,151,092号である。
この引上げ装着おむつ20はまた、2つの中心線、すな
わち長手方向中心線100と横断方向中心線110とを有す
る。ここで用いられている用語「長手方向」は、引上げ
装着おむつ20が装着された時に、立っている装着者を左
半身と右半身とに二分する垂直平面と概略的に一直線に
なる(例えばほぼ平行になる)引上げ装着おむつ20の平
面における線、軸、又は方向のことを言う。ここで用い
られている用語「横断方向」または「側方向」は相互交
換可能であり、一般に長手方向に直交するおむつの平面
内にある線、軸、又は方向のことを言う(これは装着者
を前半身と後半身とに分ける)。引上げ装着おむつ20及
びその構成要素材料はまた、使用者の装着者の皮膚に面
している体側表面と、体側表面の反対側表面である外側
表面とを有する。
図3は、図2の断面線3−3に沿う好適な実施例の横
断面図である。引上げ装着おむつ20は、液体透過性トッ
プシート24;トップシート24と組合わされた液体不透過
性バックシート22;及びトップシート24とバックシート2
2との間に位置する吸収性コア25を備えたシャシー41を
備えている。このおむつはさらに、各々がシャシー41か
ら側方の外側に延びている前サイドパネル46と、弾性化
されている脚カフス52とを備えている。図3は前サイド
パネル46の構造のみを示しているが、好ましくは後サイ
ドパネル48は同様な構造を有している。好ましくはシャ
シー41はさらに、トップシート24と吸収性コア25との間
に受け入れ/分配層82及び/又は受け入れ/分配コア84
を備えている。前サイドパネル46の各々は、バリヤーフ
ラップ56の延長部分72、弾性部材70、及びバックシート
不織布74の積層によって形成されている。
吸収性コア25は、一般に圧縮可能であり、形に沿いや
すく、装着者の皮膚に刺激を与えず、液体、例えば尿及
びあるいくつかのその他の体の排泄物を吸収して保持し
うる吸収性部材であってもよい。吸収性コア25は、非常
に様々な寸法及び形状(例えば長方形、砂時計形、
「T」形、非対称形等)で、使い捨ておむつ及びその他
の吸収体に通常用いられている非常に様々な液体吸収性
材料、例えば一般にエアフェルト(airfelt)と呼ばれ
ている微粉砕木材パルプから製造することができる。そ
の他の適切な吸収性材料の例には、クレープセルロース
ワッディング(creped cellulose wadding);コフォ
ーム(coform)を含む溶融吹き込みポリマー;化学的剛
化、変性又は架橋セルロース繊維;薄片ラップ(tissue
wrap)及び薄片積層体(tissue laminate)を含む薄
片;吸収性フォーム(foam);吸収性スポンジ;超吸収
性ポリマー;吸収性ゲル化材料;又はその他のあらゆる
同等の材料又は材料の組合わせが含まれる。
吸収性コア25の形状及び構成も様々なものであっても
よい(例えば吸収性コア25は、様々な高さ領域、親水性
勾配、超吸収性勾配、又は比較的低い平均密度及び比較
的低い平均坪量の受入れ区域を有していてもよく;ある
いは1つ又はそれ以上の層又は構造を備えていてもよ
い)。さらには吸収性コア25の寸法及び吸収能力も、幼
児から大人までの様々な装着者に合わせて様々なもので
あってもよい。しかしながら吸収性コア25の総吸収能力
は、おむつ20の設計負荷及び意図された用途に適合した
ものであるべきである。
おむつ20の好ましい実施例は、前腰部26及び後腰部28
に耳部を有する、非対称の変形された砂時計形状の吸収
性コア25を有する。広く受け入れられて商品としても成
功を収めた、吸収性コア25として用いるための吸収構造
のその他の例は、次の特許に記載されている。すなわ
ち、1986年9月9日にワイスマンその他(Weisman et
al.)に発行され「高密度吸収構造(High−Density
Absorbent Structures)」と題された米国特許第4,61
0,678号;1987年6月16日にワイスマンその他(Weisman
et al.)に発行され「二重層コアを有する吸収体(A
bsorbent Articles With Dual−Layered Cores)」
と題された米国特許第4,673,402号;1989年12月19日にア
ングスタッド(Angstadt)に発行され「清掃層を有する
吸収性コア(Absorbent Core Having A Dusting
Layer)」と題された米国特許第4,888,231号;及び1989
年5月30日にアルメニーその他(Alemany et al.)に
発行され「比較的低い密度及び比較的低い坪量の受け入
れ区域を有する高密度吸収性部材(High Density Abs
orbent Members Having Lower Density and Lowe
r Basis Weight Acquisition Zones)」と題されて
いる米国特許第4,834,735号である。
シャシー41はさらに、吸収性コア25の上に配置された
化学的剛化繊維の受入れ/分配コア84を備え、これによ
って二重コアシステムが形成されてもよい。好ましい二
重コアシステムは、次の特許に開示されている。すなわ
ち、1993年8月10日にアレメニイその他(Alemany et
al.)に発行され「弾性腰形態及び向上した吸収性を
有する吸収体(Absorbent Article With Elastic W
aist Feature and Enhanced Absorbency)」と題さ
れた米国特許第5,234,423号;及び1992年9月15日にヤ
ング ラボン(Young、LaVon)、及びテイラー(Taylo
r)に発行され「失禁管理のための高効率吸収体(High
Efficiency Absorbent Articles For Incontinen
ce Management)」と題されている米国特許第5,147,34
5号である。好ましい実施例において、受け入れ/分配
コア84は、化学処理された剛化セルロース繊維材料を備
えている。これは、ベイヤーホイザー社(Weyerhaeuser
/Co.)(米国)からCMCという商品名で入手しうるもの
である。
より好ましくはシャシー22はさらに、図3に示されて
いるように、トップシート24と受け入れ/分配コア84と
の間に受け入れ/分配層82を備えている。受け入れ/分
配層82は、トップシート24の表面湿潤の傾向を減らすの
を助けるために備えられている。受け入れ/分配層82
は、好ましくは毛羽立てられた樹脂接着高嵩不織布材料
を備えている。これは例えば、北米のポリマー・グルー
プ社(Polymer Group,Inc.)(米国ニュージャージー
州ランディシビル(Landisiville,New Jersey,U.S.
A.)からコード番号FT−6860として入手しうるものであ
り、これは6dtexのポリエチレンテレフタレート繊維か
らできており、約43g/m2の坪量を有する。
トップシート24は、好ましくは柔軟で感触が柔らか
く、装着者の皮膚に刺激を与えない。さらにはトップシ
ート24は柔軟透過性であり、液体(例えば尿)がその厚
さを容易に透過することができる。適切なトップシート
24は、広い範囲の材料から製造することができる。例え
ば織布及び不織布材料;ポリマー材料、例えば開口成形
熱可塑性フィルム、開口プラスチックフィルム、及び油
圧成形熱可塑性フィルム;多孔質フォーム(foam);網
状化フォーム;網状化熱可塑性フィルム;及び熱可塑性
スクリムである。適切な織布及び不織布材料は、天然繊
維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポ
リマー繊維、例えばポリエステル、ポリプロピレン、又
はポリエチレン繊維)から構成されていてもよく、ある
いは天然繊維と合成繊維との組み合わせから構成されて
いてもよい。トップシート24は、トップシート24を通過
して吸収性コア25に含じ込められた液体から装着者の皮
膚を隔離するため(すなわち再湿潤を防ぐため)に、好
ましくは疎水性材料からできている。トップシート24が
疎水性材料からできている場合、トップシート24の少な
くとも上部表面は、液体がより素早くトップシートを通
って移動するように親水性になるように処理されてい
る。これによって、体の排泄物がトップシート24を通っ
て引き込まれて、吸収性コア25によって吸収されるので
はなく、トップシート24から流れ落ちる可能性が減る。
トップシート24は、これを界面活性剤で処理することに
よって親水性にされてもよい。トップシート24を界面活
性剤で処理するのに適した方法には、トップシート24の
材料に界面活性剤を噴霧すること、及びこの材料を界面
活性剤中に浸漬することが含まれる。このような処理及
び親水性についてのより詳細な考察は、次の特許に含ま
れている。すなわち、1991年1月29日にライジングその
他(Reising et al.)に発行され「多層吸収層を有す
る吸収体(Absorbent Articles with Multiple Lay
er Absorbent Layers)」と題された米国特許第4,98
8,344号、及び1991年1月29日にライジング(Reising)
に発行され「急速受け入れ吸収性コアを有する吸収体
(Absorbent Articles with Rapid Acquiring Abs
orbent Cores)」と題された米国特許第4,988,345号で
ある。
好ましい実施例において、トップシート24は不織布ウ
エブであり、このウエブは、表面が湿潤する傾向を少な
くし、その結果、コア25によって吸収された尿を、湿潤
後に使用者の皮膚から遠ざけておくのが容易にされる。
好ましいトップシート材料の1つは、ファイバーウエブ
・ノースアメリカ社(米国サウスカロライナ州シンプソ
ンビル(Simpsonville,South Carolina,U.S.A.))か
らコード番号P−8として入手しうる熱接着されて毛羽
立てられているウエブである。もう1つの好ましいトッ
プシート材料は、日本国ハビックス社(Havix Co.)の
コード番号S−2355として入手しうるものである。この
材料は、二重複合材料であり、毛羽立て(carding)及
び通風技術を使用することにより、合成界面活性剤処理
された2種類の二成分繊維から形成されている。さらに
もう1つの好ましいトップシート材料は、アモコ・ファ
ブリックス社(Amoco Fabrics,Inc.)(ドイツ国グロ
ナウ(Gronau)のコード番号プロフリース(Profleec
e)スタイル040018007として入手しうる熱接着されて毛
羽立てられている接着カードウエブである。
もう1つの好ましいトップシート24は、開口成形フィ
ルムを備えている。開口成形フィルムがトップシート24
には好ましいが、その理由は、これらが体の排泄物に対
して透過性があるのに非吸収性であり、液体が逆流して
装着者の皮膚を再び濡らす傾向が少なくなるからであ
る。従って体と接触している成形フィルムの表面は乾い
たままであり、これによって体が汚れることが少なくな
り、装着者にとってより快適な感触が生じる。適切な成
形フィルムは次の特許に記載されている。すなわち1975
年12月30日にトンプソン(Thompson)に発行され「先細
り毛管を有している吸収構造(Absorptive Structures
Having Tapered Capillaries)」と題されている米
国特許第3,929,135号;1982年4月13日にムラーノその他
(Mullane et al.)に発行され「汚れ抵抗性トップシ
ートを有している使い捨て吸収体(Disposable Absorb
ent Article Having A Stain Resistant Topshe
et)」と題されている米国特許第4,324,246号;1982年8
月3日にラデルその他(Radel et al.)に発行され
「繊維状特性を示す弾性プラスチックウエブ(Resilien
t Plastic Web Exhibiting Fiber−Like Properti
es)」と題されている米国特許第4,342,314号;1984年7
月31日にアーその他(Ahr et al.)に発行され「光沢
のない可視表面及び布状触感を示す巨視的に膨張されて
いる三次元プラスチックウエブ(Macroscopically Exp
anded Three−Dimensional Plastic Web Exhibitin
g Non−Glossy Visible Surface and Cloth−Like
Tactile Impression)」と題されている米国特許第
4,463,045号;及び1991年4月9日にベアード(Baird)
に発行され「多層ポリマーフィルム(Multilayer Poly
meric Film)」と題されている米国特許第5,006,394号
である。
好ましい実施例においてバックシート22は、例えば図
3に示されているような液体不透過性フィルム68を備え
ている。液体不透過性フィルム68は、体側表面79と外側
表面77とを有している。液体不透過性フィルム68は、好
ましくは液体(例えば尿)不透過性であり、好ましくは
薄いプラスチックフィルムから製造される。しかしなが
らより好ましくは、プラスチックフィルムは蒸気をおむ
つ20から逃がすことができる。好ましい実施例におい
て、プラスチックフィルム68には微孔質ポリエチレンフ
ィルムが用いられる。適切な微孔質ポリエチレンフィル
ムは、日本国名古屋市の三井東圧化学(Mitui Toatsu
Chemical,Inc.)によって製造され、エスポワール(E
spoir)番号の商品名で販売されているものである。
プラスチックフィルム68に適した材料は、約0.012mm
(0.5ミル)乃至約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有する
熱可塑性フィルムであり、好ましくはポリエチレン又は
ポリプロピレンを備えている。好ましくはこのプラスチ
ックフィルムは、約5g/m2乃至約35g/m2の坪量を有す
る。しかしながらその他の柔軟な液体不透過性材料も用
いることができることに注目すべきである。ここで用い
られている用語「柔軟な(flexible)」は、従順であ
り、かつ装着者の体の一般的形状及び輪郭に沿いやすい
材料のことを言う。
好ましくはバックシート22はさらに、プラスチックフ
ィルム68の外側表面と接合されて積層体(すなわちバッ
クシート22)を形成する不織布ウエブ23を備えている。
不織布ウエブ23は、おむつ20の最も外側の部分に配置さ
れ、おむつ20の最も外側の部分の少なくとも一部を覆っ
ている。好ましい実施例において不織布ウエブ23は、お
むつ20の最も外側の部分の面積のほとんど全部を覆って
いる。不織布ウエブ23は、当該技術分野においてで知ら
れているあらゆる適切な接着手段によってプラスチック
フィルム68に接合されてもよい。例えば不織布外側カバ
ー23は、均一連続接着剤層、模様にされた接着剤、ある
いは接着剤の分離された線、渦巻き、または点の配列に
よってプラスチックフィルム68に固定されていてもよ
い。適切な接着剤には、日本国大阪のニッタ・フィンド
レイ株式会社(Nitta Findley Co.,Ltd.)からH−21
28として入手しうる熱溶融接着剤、及び日本国大阪のエ
イチ・ビー・フラー・ジャパン株式会社(H.B.Fuller
Japan Co.,Ltd.)からJM−6064として入手しうる熱溶
融接着剤が含まれる。
好ましい実施例において、不織布外側カバー23は、例
えば日本国岐阜のハビックス株式会社(Havix Co.,Lt
d.)からE2341として入手しうる毛羽立てられている不
織布ウエブである。不織布外側カバー23は、ポリエチレ
ン(PE)とポリエチレンテレフタレート(PET)との二
成分繊維からできている。PE/PET比は約40/60である。P
E/PET二成分繊維は、2d×51mmの大きさを有する。もう
1つの好ましい毛羽立てられている不織布ウエブは、日
本国大阪のチッソ社(Chisso Corp.)から入手しう
る。不織布外側カバー23もまた、ポリエチレン(PE)と
ポリエチレンテレフタレート(PET)との二成分繊維か
らできている。PE/PET比は約30/70である。
もう1つの好ましい実施例において、この不織布ウエ
ブは、例えば日本国東京の三井石油化学工業(Mitui P
etrochemical Industries,Ltd.)から入手しうるスパ
ンボンド不織布ウエブである。この不織布ウエブは、ポ
リエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)との二成分繊
維からできている。PE/PP比は約80/20である。PE/PP二
成分繊維は、約2.3dの厚さを有する。
バックシート22は、好ましくは吸収性コア25の外側表
面に隣接して配置されており、好ましくはこの技術で知
られているあらゆる適切な接着手段によってこれに接続
されている。例えばバックシート22は、均一連続接着剤
層、模様にされた接着剤層、あるいは接着剤の分離され
ている線、螺旋、又は点の配列によって吸収剤コア25に
固定されていてもよい。満足すべきことが分かっている
接着剤は、ミネソタ州セントポール(St.Paul,Minnesot
a)のエイチ・ビー・フラー社(H.B.Fuller Company)
によって製造され、HL−1358Jとして販売されているも
のである。接着剤フィラメントの開放模様網状物(open
pattern network)を備える適切な接着手段の一例
は、1986年3月4日にミネトーラその他(Minetola et
al.)に発行され「使い捨て排泄物封じ込め衣類(Dis
posable Waste−Containment Garment)」と題されて
いる米国特許第4,573,986号に開示されている。渦巻か
れて螺旋模様にされた接着剤フィラメントのいくつかの
線を備えたもう1つの適切な取り付け手段は、次の特許
に示されている装置及び方法によって例証されている。
すなわち、1975年10月7日にスプラーグ ジュニア(Sp
rague Jr.)に発行された米国特許第3,911,173号;1978
年11月22日にジッカーその他(Ziecker et al.)に発
行された米国特許第4,785,996号;及び1989年6月27日
にウェレニッツ(Werenicz)に発行された米国特許第4,
842,666号である。あるいはまた取り付け手段は、熱接
着、圧力接着、超音波接着、動的機械的接着、あるいは
当該技術分野で知られているその他のあらゆる適切な手
段又はこれらの接着手段の組合わせを備えていてもよ
い。
もう1つの実施例において、吸収性コア25は、前部26
及び後部28に、より大きい伸び可能性を与えるために、
バックシート22及び/又はトップシート24に接合されて
いない。
引上げ装着おむつ20は好ましくはさらに、液体及びそ
の他の体の排泄物の改良された封じ込めを与えるため
に、弾性化されている脚カフス52を備えている。弾性化
されている脚カフス52は、脚部における体の排泄物の漏
れを減らすために、いくつかの様々な実施例を備えてい
てもよい。(脚カフスは、脚バンド、サイドフラップ、
バリヤーカフス、又は弾性カフスであってもよく、そう
呼ばれることもある。)米国特許第3,860,003号は、弾
性化されている脚カフス(ガスケットカフス)を備えさ
せるために、サイドフラップ及び1つ又はそれ以上の弾
性部材を有する収縮可能な脚開口を備えている使い捨て
おむつについて記載している。1990年3月20日にアジズ
その他(Aziz et al.)に発行され「弾性化フラップ
を有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Art
icle Having Elasticized Flaps)」と題されている
米国特許第4,909,803号は、脚部の封じ込めを改良する
ために、「立ち上った」弾性化されているフラップ(バ
リヤーカフス)を有する使い捨ておむつについて記載し
ている。1987年9月22日にローソン(Lawson)に発行さ
れ「二重カフスを有する吸収体(Absorbent Article
Having Dual Cuffs)」と題された米国特許第4,695,2
78号;及び1989年1月3日にドラグー(Dragoo)に発行
され「漏れ抵抗二重カフスを有する吸収体(Absorbent
Article Having Leakage−Resistant Dual Cuff
s)」と題されている米国特許第4,795,454号は、ガスケ
ットカフスとバリヤーカフスとを含む二重カフスを有す
る使い捨ておむつについて記載している。1987年11月3
日にブエル(Buell)に発行され「使い捨て腰ト封じ込
め衣類(Disposable Waist Conatinment Garmen
t)」と題されている米国特許第4,704,115号は、遊離液
体を衣類内部に封じ込めるような形状のサイド縁部漏れ
防止溝部を有する使い捨ておむつ又は失禁用衣類を開示
している。
個々の弾性化されている脚カフス52は、前記のような
脚バンド、サイドフラップ、バリヤーカフス、又は弾性
カフスのどれかに似ているような形状であってもよい
が、個々の弾性化されている脚カフス52は内側バリヤー
カフス54を備えるのが好ましい。これらのバリヤーカフ
スの各々は、前に引例された米国特許第4,909,803号中
に記載されているように、(図1及び2に示されている
ような)バリヤーフラップ56と間隔あけ手段58とを備え
ているものである。好ましい実施例において、弾性化さ
れている脚カフス52はさらに、前に引例された米国特許
第4,695,278号及び第4,795,454号に記載されているよう
なバリヤーカフス54の外側に配置された、1つ又はそれ
以上の弾性ストランド64(図2に示されている)を備え
た弾性ガスケットカフス62を備えている。
引上げ装着おむつ20は好ましくはさらに、改良された
適合及び封じ込めを与える弾性化されている腰バンド50
を備えている。この弾性化されている腰バンド50は、装
着者の腰に動的な適合を与えるように弾性的に伸縮する
ための、引上げ装置おむつ20の部分又は区域である。弾
性化されている腰バンド50は、好ましくは吸収性コア25
の腰縁部の少なくとも1つから長手方向に外側に延びて
おり、一般に引上げ装着おむつ20の末端縁部の少なくと
も一部を形成する。好ましくは引上げ装着おむつ20は、
2つの弾性化されている腰バンド50を備えており、1つ
が後部28に位置しており、1つが前部26に位置してい
る。但し単一の弾性化されている腰バンドを用いて、そ
の他の引上げ装着おむつを構成することもできる。弾性
化されている腰バンド50は、いくつかの異なる形状で構
成されてもよい。これらの形状には、1985年5月7日に
キビエトその他(Kievit et al.)に発行され「弾性
的に収縮しうる腰バンドを有する使い捨ておむつ(Disp
osable Diapers with Elastically Contractible
Waistbands)」と題されている米国特許第4,515,595
号、及びブエル(Buell)に発行された前に引例されて
いる米国特許第5,151,092号に記載されているものも含
まれる。
腰バンド50は、「予じめ歪まされている(prestraine
d)」又は「機械的に予じめ歪まされている」(すなわ
ち材料を永久に伸ばすために、ある程度の局部化されて
いる模様の機械的引っ張りに付された)材料を備えてい
てもよい。これらの材料は、当該技術分野で知られてい
る深いエンボス技術を用いて予かじめ歪まされていても
よい。あるいはまたこれらの材料は、1994年7月19日に
ブエルその他(Buell et al.)に発行され「機械的に
予かじめ歪されている部分を有する弾性部材を備えた吸
収体(Absorbent Article With Elastic Feature
Having A Portion Mechanically Prestrained)」
と題されている米国特許第5,330,458号に記載されてい
るような段階的(incremental)な機械的引っ張り装置
に材料を通して予かじめ歪まされていてもよい。次にこ
れらの材料は、その実質的に非張力の状態に戻され、従
って少なくとも当初引っ張り点まで伸び可能性のあるゼ
ロ歪引っ張り材料が形成される。ゼロ歪材料の例は次の
特許に開示されている。すなわち、1937年3月30日にガ
リガン(Galligan)に発行された米国特許第2,075,189
号;1962年3月13日にハーウッド(Harwood)に発行され
た米国特許第3,025,199号;各々が1978年8月15日と198
0年6月24日にシソン(Sisson)に発行された米国特許
第4,107,364号と第4,209,563号;1989年5月30日にサビ
ー(Sabee)に発行された米国特許第4,834,741号;そし
て1992年9月29日にブエルその他(Buell et al.)ら
に発行された米国特許第5,151,092号である。
図3を参照すると、前及び後サイドパネルの少なくと
も1つ(すなわちこの実施例においては前サイドパネル
46)は、弾性部材70を備えている。弾性部材70は、装着
者の腰区域において最適な保持(又は持続)力を発生さ
せることによって良好な適合を与えるために、好ましく
はシャシー41からの側方の外側に延びているエラストマ
ー材料124を備えている。好ましくはエラストマー材料1
24は、少なくとも1つの方向に、好ましくは側方にベク
トル成分を有する方向に伸びが可能であり、引上げ装着
おむつ20が装着者の皮膚に赤い痕を生じることなく、胴
部の定位置から垂れ下がったり、たるんだり、ずれ落ち
たりするのを防ぐのに最適な保持(又は持続)力を発生
させる。好ましい実施例において、前サイドパネル46と
後サイドパネル48の両方は、エラストマー材料124を備
えている。
エラストマー材料124(図3には示されていない)を
備えた弾性部材70は、前サイドパネル46と後サイドパネ
ル48において不織布ウエブ72と74の少なくとも1つに操
作によって(operatively)接合され、弾性部材70が少
なくとも側方に弾性的に伸びることが出来るようにされ
る。好ましい実施例において、弾性部材70は、実質的に
非張力(ゼロ歪)状態にある間、不織布ウエブ72及び74
の少なくとも1つ、好ましくは両方にこれらを固定する
ことによって不織布ウエブ72及び74に操作によって接合
される。
弾性部材70は、断続的な接着形態又は実質的に連続し
た接着形態のどちらかを用いて、不織布ウエブ70及び74
に操作によって接合することができる。ここで用いられ
ている「断続的に(intermittently)」接合された積層
ウエブとは、プライが間隔があけられている離散地点に
おいて当初から互いに接合されている積層ウエブ、又は
プライが間隔が開けられている離散区域において互いに
実質的に接合されていない積層ウエブを意味する。逆に
「実質的に連続的に(substantially continuousl
y)」接着された積層ウエブとは、プライが界面区域全
体において当初から互いに実質的に連続的に接合されて
いる積層ウエブを意味している。非弾性ウエブ(すなわ
ち不織布ウエブ72及び74)が、破断を生じることなく伸
びかあるいは引張られるように、引っ張り積層体が引っ
張り積層体の全部又はかなり大きい部分において接着さ
れているのが好ましく、かつ引っ張り積層体の層が好ま
しくは段階的な(incremental)機械的な引っ張り操作
後に引っ張り積層体の層のすべてを互いに対して相対的
に密接な接着に維持する形態において接着されているの
で、弾性パネル部材及び引っ張り積層体のその他のプラ
イは、接着剤を用いて実質的に連続的に互いに接着され
ている。特に好ましい実施例において、選定された接着
剤は、螺旋模様(例えば米国特許第3,911,173号(スプ
ラーグ ジュニア(Sprague,Jr))及び米国特許第4,84
2,666号(ウェレニッソ(Werenicz))に示されている
ようなもの)で、約0.00116グラム/平方cm(0.0075グ
ラム/平方インチ)の坪量で塗布される。螺旋は、幅が
約1.9cm(0.75インチ)であり、どちらも互いにすぐ隣
りに配置されるか、あるいはわずかに(2mm以下)重な
り合う。接着剤は好ましくは、フィンドレイ・アドヒー
シブス社から、H2120という名称で入手可能な接着剤で
ある。あるいはまた、弾性パネル部材及び引っ張り積層
体のその他のあらゆる要素は、熱接着、圧力接着、超音
波接着、動的機械的接着、又はこの技術で知られている
その他のあらゆる方法を用いて、互いに断続的又は連続
的に接着されてもよい。
弾性部材70が、不織布ウエブ72及び74の少なくとも1
つに操作によって接合された後、ついで結果として生じ
た複合材引っ張り積層体の少なくとも一部は、例えば不
織布ウエブ72及び74である非弾性要素を永久伸びさせる
のに充分な機械的な引っ張りに付される。ついで複合材
引っ張り積層体はその実質的に非張力の状態に戻され
る。従って前サイドパネル46及び後サイドパネル48の少
なくとも一対、好ましくは両方が、「ゼロ歪」引っ張り
積層体に形成される。(または、弾性部材70は引っ張ら
れている状態において動作的に(operatively)接合さ
れて、次に機械的な引っ張りにさらされることが出来
る:しかしながら、これは「ゼロ歪」引っ張り積層体と
して好ましくはない。)ここで用いられている用語「ゼ
ロ歪」引っ張り積層体は、実質的な引っ張られていない
(「ゼロ歪」)状態にある間に、その同一の広がりを持
つ表面の少なくとも1つの部分に沿って互いに固定され
ている少なくとも2プライの材料から構成されている積
層体のことを言う。これらのプライの1つは引っ張りが
可能であってエラスマー性があり(すなわち加えられた
引張り力が解放された後にその引っ張られていない寸法
に実質的に戻るものである)材料を備えており、第二の
プライは伸長可能(elongatable)であって(しかしな
がら必ずしもエラストマー性ではない)、その結果とし
て、引っ張りにより第二プライは少なくともある程度ま
で永久に伸ばされ、その結果として、加えられた引張り
力が解放された時に、それはその元の非変形の形状は充
分に戻らない。結果として生じた引っ張り積層体はこれ
によって、当初の引っ張り方向に、少なくとも当初の引
っ張り点まで弾性的に伸びることが可能である。特に、
引っ張り積層体の製造に用いられるのに好ましい方法及
び装置は、要素を機械的に引っ張るためのかみ合い波形
ロールを用いている。特に好ましい装置及び方法は、次
の特許に開示されている。すなわち、1992年12月1日に
ウェーバーその他(Weber et al.)に発行された米国
特許第5,167,897号;1990年10月20日にブエルその他(Bu
ell et al.)に発行された米国特許第5,156,793号;
及び1992年9月1日にウェーバーその他(Weber et a
l.)に発行された米国特許第5,143,679号である。これ
らの米国特許の同等の日本出願は、日本語で、各々特開
平第6−505681号、第6−505408号、及び第6−505446
号として刊行(公開)されていることに注目すべきであ
る。
弾性部材70は、好ましくは図3に示されている接着剤
76によって液体透過性フィルム(すなわちプラスチック
フィルム68)の各縁部78に接合され、より好ましくはこ
れに直接固定される。好ましい実施例においては、弾性
部材70は、図3に示されている如く外側表面77において
プラスチックフィルム68の各縁部78に接合されている。
もう1つの実施例において弾性部材70は、体側表面79に
おいてプラスチックフィルム68の各縁部78に接合されて
いてもよい(図では示されていない)。好ましくは接着
剤76は、ビーズとして塗布される。好ましい実施例にお
いて、接着剤76は非晶質の結晶化成分を備えた柔軟性接
着剤である。このような好ましい接着剤は、フィンドレ
イ・アドヒーシプ社から、H9224という名称で製造され
ている。あるいはまた弾性部材70は、当該技術分野にお
いて知られているその他のあらゆる接着手段によって、
プラスチックフィルム68の各縁部78に接合されてもよ
い。この手段は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的
機械的接着、又はこれらの接着手段の組合わせを備えて
いる。
図4を参照すると、弾性部材70は、第一表面150とこ
の第一表面150の反対側にある第二表面152とを有するエ
ラストマー材料124と、エラストマー材料124の第一表面
150に接合されている第一カバー素材層122とを備えてい
る。好ましい実施例において、第一カバー素材層122
は、例えば図5に示されているような接着剤160によっ
て、エラストマー材料124の第一表面150に接合されてい
る。より好ましくはエラストマー部材70はさらに、接着
剤164によってエラストマー材料124の第二表面152に接
合されている第二カバー素材層126を備えている。
好ましくは、弾性部材70は、図3中に示されている如
く、外側対面表面77においてプラスチックフィルム68の
個々の縁78に接合されている。別の実施例において、弾
性部材70は、体対面表面79においてプラスチックフィル
ム68の個々の縁78に接合されていることが出来る(図示
されていない)。
エラストマー材料124は、非常に多様な寸法、形態、
及び形状に形成されていてもよい。好ましい実施例にお
いて、エラストマー材料124は連続平面層の形態にあ
る。連続平面層の好ましい形態には、スクリム、穿孔
(又は開口形態)フィルム、エラストマー織布又は不織
布等が含まれる。もう1つの実施態様において、エラス
トマー材料124は、連続平面層を形成するために互いに
連結されていないストランド(又はストリング)の形態
にある。連続平面層は、サイドパネルに適切に備えうる
あらゆる形状を有していてもよい。連続平面層の好まし
い形状には、長方形及び正方形を含む四辺形、台形、及
びその他の多角形が含まれる。
エラストマー材料124に特に適していることが分かっ
ているエラストマー材料は、スチレンブロックコポリマ
ーベースのスクリム材料、穿孔(又は開口)弾性フィル
ムであり、好ましくは厚さが約0.05mm乃至約1.0mm(0.0
02インチ乃至0.039インチ)のものである。エラストマ
ー材料124に適したその他のエラストマー材料には、
「生きた(live)」合成又は天然ゴム、その他の合成又
は天然ゴムフォーム(foam)、エラストマーフィルム
(熱収縮性エラストマーフィルム)、エラストマー織布
又は不織布ウエブ、エラストマー複合材等が含まれる。
エラストマー材料124の引っ張り特性、例えば100%伸
びにおける第一サイクル引っ張り力(FCEF100%)、200
%伸びにおける第一サイクル引っ張り力(FCEF200
%)、及び50%伸びにおける第二サイクル回復力(SCRF
50%)は、使い捨て衣類の性能における重要な考慮事項
である。エラストマー材料124は好ましくは、規定され
た範囲内にある引っ張り特性を有する。FCEF100%及びF
CEF200%は、使い捨て衣類の装着/除去の間に全体とし
て感知される「ストレッチ性」の尺度である。これらの
2つの特性はまた、装着させる人が適切な程度の装置ス
トレッチを得ることができるかどうかにも影響を与え
る。相対的に高いFCEF100%及びFCEF200%を有するエラ
ストマー材料124は、使い捨て衣類を装着者に装着させ
るのを難しくさせることがある(すなわち装着の容易さ
の問題)。他方で相対的に低いFCEF100%及びFCEF200%
を有するエラストマー材料124は、適切な水準の体適合
/快適性(conformity)を得ることができない。SCRF50
%はまた、装着者に対する使い捨て衣類の体適合/快適
性と密接な関連がある。相対的に高いSCRF50%を有する
エラストマー材料124は、装着者の皮膚に赤い痕を付け
る傾向があり、使用中装着者にとって不快なことがあ
る。相対的に低いSCRF50%を有するエラストマー材料12
4は、おむつを装着者の定位置に維持するのに十分な弾
性力を与えることはできず、良好な体適合を与えること
もできない。
FCEF100%、FCEF200%、及びSCRF50%は、引張り試験
機を用いて測定することができる。引張り試験機は、上
部ジョー(jaw)とこの上部ジョーの下に位置する下部
ジョー(jaw)とを備えている。上部ジョーは移動可能
であり、引っ張り力測定手段に連結されている。下部ジ
ョーは、机(又は床)に固定されている。幅が約2.54cm
(1.0インチ)、長さが約12.75cm(5インチ)の試験片
(すなわち測定されるエラストマー材料)が準備され、
上部ジョーと下部ジョーとの間で挟持される。従って有
効試験片長さ(L)(すなわちゲージ長)は約5.08cm
(2.0インチ)である。引っ張り力は上部ジョーを通し
て試験片に加えられる。引っ張り力が試験片に加えられ
ない時、試験片はそのもとの長さにある(すなわち0%
伸び)。この発明において用いるのに適した引張り試験
機は、インストロン社(Instron Corporation)(米国
マサチューセッツ州02021、カントン、ロイヤルストリ
ート100番地(100 Royal Street,Canton,MA02021,U.
S.A.)から、コード番号インストロン5564として入手し
うるものである。
図6は、エラストマー材料124の2サイクルヒステリ
シスに関する引っ張り力及び回復力の曲線の1つの好ま
しい例を示している。曲線E1は、第一サイクルにおける
引っ張り力を示すが、一方曲線R1は第一サイクルにおけ
る回復力を示している。曲線E2(破線で示されている)
は、第二サイクルにおける引っ張り力を示すが、一方曲
線R2は第二サイクルにおける回復力を示す。引っ張り特
性及び回復特性は次のように測定される。
第一サイクルにおいて試験片は、約23℃においてクロ
スヘッド速度50.8cm/分(20インチ/分)で当初引っ張
り力に付され、200%伸びで30秒間維持される。ついで
テスト標本は同じ速度でもとの状態に緩和される(すな
わち0%伸び)。試験片は、同じ速度及び条件で(第二
サイクルの場合)第二引っ張り力に付される前、1分間
非拘束状態(unconstrained)にされる。
好ましい実施例において、エラストマー材料124のFCE
F100%は、少なくとも約100グラム/インチである。よ
り好ましくはFCEF100%は、装着者に最もよく適合する
には約120と約220グラム/インチとの間であり、最も好
ましくは約150グラム/インチと約190グラム/インチと
の間である。FCEF200%は、好ましくは約160グラム/イ
ンチと約320グラム/インチとの間であり、より好まし
くは約180グラム/インチと約260グラム/インチとの間
であり、さらになお好ましくは約200グラム/インチと
約240グラム/インチとの間である。
エラストマー材料124のSCRF50%は、好ましくは約40
〜約130グラム/インチであり、より好ましくは約65グ
ラム/インチと約105グラム/インチであり、さらによ
り好ましくは約75グラム/インチと約95グラム/インチ
である。
図4に示されている好ましい実施例において、エラス
トマースクリム124は、複数の第一ストランド125と複数
の第二ストランド127とを有する。複数の第一ストラン
ド125は、複数の第二ストランド127と、予め決定された
角度αで交点130において交差し、複数の開口部132を有
する網状開放構造を形成する。各開口部132は、少なく
とも2つの隣接第一ストランドと少なくとも2つの隣接
第二ストランドとによって画定され、従って開口部132
は実質的に形状が長方形である。開口部132のその他の
形状、例えば平行四辺形、正方形、あるいは円弧区画も
備えることができる。好ましくは第一ストランド125と
第二ストランド127は実質的に真っ直ぐであり、互いに
実質的に平行である。好ましくは第一ストランド125は
第二ストランド127と、角度αが約90゜になるようにノ
ード130において交差する。第一ストランド125と第二ス
トランド127は、好ましくは交点90において接合される
か又は接着される。
好ましいエラストマースクリム124は、コンウェド・
プラスチックス社(Conwed Plastics Conpany)によ
って、XO2514という名称で製造されている。この材料
は、構造方向Bにおいて1インチあたり約12の弾性スト
ランドを有し(すなわち第一ストランド125)、構造方
向Dにおいて1インチあたり約7の弾性ストランドを有
する(すなわち第二ストランド127)。
図4に示されている実施例において、弾性部材70は、
第一カバー素材層122及び第二カバー素材層126、及び第
一カバー素材層122及び第二カバー素材層126に配置され
たエラストマー材料124を備えている。第一カバー素材
層122は、内側表面142と外側表面144とを有する。第一
カバー素材層122の内側表面142は、エラストマー材料12
4に面した位置にある表面である。第二カバー素材層126
もまた、内側表面146と外側表面148とを有する。第二カ
バー素材層126の内側表面146は、エラストマー材料124
に面した位置にある表面である。エラストマー材料124
はまた、2つの平らな表面、すなわち第一表面150と第
二表面152とを有する。これらの各々は、第一カバー素
材層122及び第二カバー素材層126の平面と実質的に平行
である。第一表面150は、第一カバー素材層122の内側表
面142の最も近くに隣接したエラストマー材料の124の平
らな表面である。第二表面152は、第二カバー素材層126
の内側表面146の最も近くに隣接したエラストマー材料1
24の平らな表面である。
エラストマー部材70が使用前及び使用中に機械的な引
っ張りに付されるので、第一カバー素材層122及び第二
カバー素材層126は、好ましくは相対的に高い破断点引
っ張りを有しており、より好ましくはストレッチ性があ
るか、あるいは伸長性があり、さらに好ましくは延伸性
があり(drawable)(しかしながら必ずしもエラストマ
ー性ではない)、不当な裂け又は引裂きがなく、好まし
くはこれが全くない。さらには第一カバー素材層122及
び第二カバー素材層126は、好ましくは柔軟で感触が柔
らかく、装着者の皮膚に刺激を与えず、この製品に布製
衣類の感触と快適性とを与える。第一カバー素材層122
及び第二カバー素材層126に適した材料は、非常に様々
な材料から製造することができる。例えばプラスチック
フィルム、開口プラスチックフィルム、天然繊維(例え
ば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、又は
ポリプロピレン繊維)、又は天然繊維及び/又は合成繊
維の組合わせの織布又は不織布ウエブ、あるいは被覆織
布又は不織布ウエブである。
好ましくは第一カバー素材層122及び第二カバー素材
層126は、同一の圧縮(consolidated)不織布材料であ
る。好ましい不織布材料の例は、ファイバーウエブ社
(FiberWeb Company)によってソフスパン(Sofspan)
200という名称で製造されているものである。この材料
は、圧縮前の坪量が25g/m2であり、圧縮後の坪量が約63
g/m2である。ここで用いられている「坪量」とは、1平
方メートルの平らなウエブ材料の重量である。あるいは
また高度に歪可能な(strainable)不織布材料を用いて
もよい。あるいはまた第一カバー素材層122及び第二カ
バー素材層126は、所望の性能要件、例えば弾性性能、
柔らかさ、柔軟性、通気性、及び耐久性が満たされる限
り、同一材料のものである必要はない。ここで用いられ
ている「圧縮不織布材料」とは、材料が低い力の下で構
造方向Dに引っ張りることができるように、構造方向D
において機械的引っ張り力下にひだが寄せられるか、あ
るいは首絞めされた不織布材料を意味する。
図5は、積層体120(すなわち弾性部材70)の構造方
向Bを見ている断片的な拡大された側面図を示してい
る。サイドアンカーゾーンAが生じるように積層体120
が接着されるか、あるいはアンカー留めされている(an
chored)場合、このような積層体120は高度に弾性があ
り、同時に実質的に離層及びクリープがなく、一方です
べての性能分野において非常に良好な性能特性を与え、
必要とされる性能特性間にトレードオフがないことが分
かった。サイドアンカー留めは、積層プロセスの一部と
してカバー素材層122と126との間でエラストマー材料12
4をアンカー留めするために、好ましくは接着剤ビーズ
でのサイドグルーイングによって実施される。あるいは
またサイドアンカーは、縫合、熱密着、超音波接着、ニ
ードルパンチ、これに代る接着プロセスによって、ある
いは当業者に知られているその他のあらゆる手段によっ
て実施されてもよい。もう1つの方法は、エラストマー
及びカバー素材要素の積層が実施された後、積層構造の
層をサイドアンカー留めすることである。
好ましくは積層体120は、特に装着者及び消費者に非
常に良好な柔らかい感触を与えることができる。消費者
は柔らかさを評価するのでこのことは重要である。通常
の積層において、クリープを除去する試みは、柔らかさ
を許容しえないほど減少させる必要があることが多く、
活性化能力の許容しえないほどの低下を伴なうことが多
かった。その理由は、このような以前の試み(クリープ
の除去に至らなかった)は、追加の溶融吹き込み接着剤
の塗布に焦点が当てられ、全体の被覆パターンを生じる
ことが多く、接着を強化しようとしたからである。一般
にこの結果として、積層体の望ましくない全体的な剛化
が生じた。しかしながら好ましい実施例の積層体は、消
費者が望む柔らかい感触を失わず、活性化能力と妥協す
ることもなく、クリープの除去を生じる。
図5を参照すると、第一接着剤170は、積層構造120の
外側縁部180の各々と対応する位置において、第二カバ
ー素材層126の内側表面146に塗布されている。あるいは
また、又はこれに加えて、第一接着剤170は第一カバー
素材層122の内側表面142に塗布されてもよい。例証しや
すくするために、説明及び図面は、第二カバー素材層12
6のみへの塗布に関するものである。
このパターンによってサイドアンカーゾーンAが生じ
る。このことによって以前に知られていた積層体と関連
する離層及びクリープが排除され、これによって積層体
120がクリープも離層も伴わずにより高い歪を受けるこ
とができる。第一接着剤170をラミネート構造120の縁部
区域180に限定することによって、積層体120の伸び可能
性を妨げることが避けられ、同様にカバー素材層122及
び126において引裂けが避けられることも発見された。
好ましくは第一接着剤170は、図5に示されているよう
に、複数のビーズ168として塗布される。好ましくは第
一接着剤170は、非晶質及び結晶化要素を有する柔軟性
接着剤である。このような好ましい接着剤は、フィンド
レイ・アドヒーシブ社(Findley Adhesive Company)
によってH9224という名称で製造されている。
より好ましくは積層体120は、第二接着剤164を含んで
いる。第二接着剤164は、好ましくはエラストマー材料1
24の第二表面152に塗布されるが、あるいはまたエラス
トマー材料124の第一表面150に塗布されてもよいであろ
う。第二接着剤164は好ましくは螺旋噴霧パターン166で
塗布され、これによって、線状噴霧塗布によって形成さ
れるものよりも離散した接着点167bが形成される。理論
によって結び付けられるわけではないが、このように噴
霧された第二接着剤164の大部分は、構造方向Dに一直
線になると考えられる。従って螺旋噴霧の結果、非常に
良好な活性化特性が生じることが分かった。ここで用い
られている「活性化」とは、ストレッチ能力のことを言
う。
エラストマー材料124の第二表面152に第二接着剤164
層を直接噴霧することは、第二接着剤164を反対側の
(すなわち第二)カバー素材層126へ塗布するより好ま
しいことが分かった。その理由は、第二接着剤164が、
エラストマー材料124の表面に残留することがあるあら
ゆる残留加工剤又は油を通って浸透する傾向があるから
である。このような残留材料は、エラストマー材料124
に残ったままにされるならば、時間がたつにつれて接着
剤接着を弱め、従って積層体構造120を弱めることがあ
る。例えばこれらの残留材料がそのまま残されるなら
ば、積層体120を形成するために用いられた接着剤は、
消費者がこの製品を購入する前の時間の間に弱まること
がある。
螺旋接着剤区域における積層体120についての剥離値
(peel value)は、螺旋166が反対側(すなわち第二)
カバー素材層126に塗布される場合よりもエラストマー
材料124に直接塗布される場合に、一般により高い。こ
こで用いられている「剥離値」とは、2つのカバー素材
材料層122及び126を互いから分離するのに必要な力の量
のことを言う。一般に剥離値が高くなればなるほど、使
用中の離層の機会が少なくなる。
第三接着剤160も、好ましくは第一カバー素材層122の
内側表面142に塗布されてもよい。好ましくは第三接着
剤160はエラストマー接着剤である。第二螺旋接着剤塗
布166に関連して記載されている方法と同様に、第一接
着剤160は、好ましくは螺旋噴霧パターン162で塗布さ
れ、これによって、線状噴霧塗布によって形成される場
合よりもより離散した接着点167aが形成される。理論に
よって結び付けられるわけではないが、このように噴霧
された第一接着剤160の大部分は、構造方向Dに一直線
になると考えられる。
好ましくは第二及び第三接着剤160及び164は、同じエ
ラストマー接着剤である。第二及び第三接着剤螺旋噴霧
162及び166に用いられるのに好ましい接着剤は、フィン
ドレイ・アドヒーシブ社によってH2120という名称で製
造されているものである。好ましくは第二及び第三接着
剤螺旋噴霧162及び166の各々についての添加水準は、1
平方インチあたり約4乃至約12ミリグラム、より好まし
くは1平方インチあたり約8ミリグラムである。
ここに記載されている例及び実施例は図示の目的の為
だけであり、この発明の権利範囲から離れることなしに
種々の修正または変更は当該技術分野において習熟した
人々には示唆される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61F 13/72 (72)発明者 リチャードソン、ジェイムス・ウイリア ム アメリカ合衆国、オハイオ州 45242、 モントゴメリー、ディアシャドウ・レー ン10700 合議体 審判長 鈴木 公子 審判官 松縄 正登 審判官 山崎 豊 (56)参考文献 特開 平5−92023(JP,A) 特開 平4−200543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 5/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部,後部,そして前部と後部との間の股
    部を有しており、液体透過性トップシート,トップシー
    トに対応されている液体不透過性バックシート,そして
    トップシートとバックシートとの間に配置されている吸
    収性コアを備えているシャシー;そして、 前部または後部においてシャシーから側方の外側に伸び
    ている少なくとも一対のサイドパネル; を備えており、 バックシートは前,後,そして股部中を長手方向に伸び
    ている液体不透過性フィルムを備えていて、液体不透過
    性フィルムは一様でない側方幅を有していて股部の少な
    くとも一部分中に第一部分を形成するとともに前部また
    は後部の少なくとも一部分中に第二部分を形成してお
    り、第二部分は第一部分の側方幅寸法よりも小さな側方
    幅寸法を有していて液体不透過性フィルムが前記少なく
    とも一対のサイドパネル中に伸びておらず; 前記少なくとも1つのサイドパネルがシャシーから側方
    の外側に伸びているエラストマー材料を備えていて; エラストマー材料は液体不透過性フィルムの第二部分に
    対して接合されている、 使い捨て衣類。
  2. 【請求項2】液体不透過性フィルムが体側表面と外側表
    面とを有しており、エラストマー材料が体側表面におい
    て液体不透過性フィルムの第二部分に対して接合されて
    いる、請求項1に記載の使い捨て衣類。
  3. 【請求項3】液体不透過性フィルムの側方幅が腰縁に向
    い徐々に減少されている、請求項1に記載の使い捨て衣
    類。
  4. 【請求項4】前記少なくとも一対のサイドパネルが後部
    においてシャシーから側方の外側に伸びている一対の後
    サイドパネルである、請求項1に記載の使い捨て衣類。
  5. 【請求項5】前記少なくとも一対のサイドパネルが、実
    質的に引っ張られていないゼロ歪状態にある間に、その
    同一の広がりを持つ表面の少なくとも1つの部分に沿っ
    て互いに固定されている少なくとも2プライの材料から
    構成されている積層体から形成されている、請求項1に
    記載の使い捨て衣類。
  6. 【請求項6】前部においてシャシーから側方の外側に伸
    びている一対の前サイドパネル及び後部においてシャシ
    ーから側方の外側に伸びている一対の後サイドパネルを
    備えているとともに、一対の前サイドパネル及び一対の
    後サイドパネルの対応する縁部を夫々接合し、これによ
    って2つの脚開口と1つの腰開口とを形成するシームを
    備えている、請求項1に記載の使い捨て衣類。
  7. 【請求項7】前サイドパネル及び後サイドパネルは重ね
    合わさせて継ぎ合わされて重なり合ったシーム構造を形
    成している、請求項6に記載の使い捨て衣類。
  8. 【請求項8】バックシートが液体不透過性フィルムに接
    合されている不織布外側カバーを備えている、請求項1
    に記載の使い捨て衣類。
  9. 【請求項9】エラストマー材料がエラストマースクリム
    である、請求項1に記載の使い捨て衣類。
  10. 【請求項10】エラストマー材料が穿孔フィルムであ
    る、請求項1に記載の使い捨て衣類。
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