JP2000513382A - 親水的に置換されたカチオン性界面活性剤および高融点化合物を含有するヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

親水的に置換されたカチオン性界面活性剤および高融点化合物を含有するヘアコンディショニング組成物

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浩孝 内山
新 三ツ松
雪香 溝口
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Abstract

(57)【要約】 (a)親水的に置換されたカチオン性界面活性剤;(b)約5重量%〜約20重量%の高融点化合物;(c)付加的カチオン性界面活性剤;及び(d)水;を含有し、その際β/α<4000であり、αは高融点化合物の重量%であり、βは一定剪断速度2秒-1における1分後の組成物の粘度(cps)であって、約35000センチポアズ未満である、ヘアコンディショニング組成物が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 親水的に置換されたカチオン性界面活性剤および 高融点化合物を含有するヘアコンディショニング組成物 技術分野 本発明は高レベルのコンディショニング剤を含有するヘアコンディショニング 組成物に関する。より詳しくは、本発明は親水的に置換されたカチオン性界面活 性剤および高融点化合物を含有するヘアコンディショニング組成物に関する。 発明の背景 人の髪は周囲環境と接するために及び頭皮から分泌される皮脂から汚れるよう になる。髪の汚れは、髪に不潔な又はべとべとした感触、及び魅力のない外観を 引き起こす。髪の汚れは定期的にシャンプーをすることを必要する。 シャンプーすることは過剰な汚れ及び皮脂を除去することにより髪を清潔にする 。しかしながら、シャンプーすることは髪に湿り気、もつれ、及び一般に取り扱 いにくい状態を与える。髪を乾燥したとき、髪本来の油及び他の天然のコンディ ショニング及び湿気成分の除去のために、しばしば髪を乾いた、ラフな、光沢の ない又は縮れた状態にする。さらに、髪は、櫛がけを妨げる乾燥時の静電気のレ ベルが増加し、通常「跳びはねた髪」と云われる状態となり、あるいは特に長い 髪では、「枝毛」の望ましくない現象を与える。 これらのシャンプー後の問題を緩和するために種々のアプローチが展開されて いる。これらのアプローチはリーブオン及びリンスオフ製品のようなヘアコンデ ィショナーのシャンプー後の適用から、単一製品で髪を洗い且つコンディショニ ングすることを試みたヘアコンディショニングシャンプーまでの範囲にわたる。 幾人かの消費者はコンディショナーを含む容易で、便利なシャンプーを好むけれ ども、実質的に大部分の消費者はシャンプーとは別の、通常はシャンプーした後 の手段として髪に適用されるより慣用なコンディショナー配合物を好む。コンデ ィショニング配合物はリンスオフ製品又はリーブオン製品の形態で、及びエマル ジョン、クリーム、ジェル、スプレー又はムースの形態であることができる。慣 用のコンディショナー配合物を好むこのような消費者は、比較的高いコンディシ ョニング効果、又は髪あるいは髪の部分の状態に基づいてコンディショニングの 量を変える便利さを評価している。さらに、消費者は滑らかさ及び柔らかさを髪 に与え且つウエット櫛がけ利益を与えるコンディショナーを好む。 髪にコンディショニング利益を与える普通の方法は、ヘアコンディショニング 剤、例えばカチオン性界面活性剤及びポリマー、シリコーンコンディショニング 剤、及び炭化水素類及び他の有機油、及び脂肪アルコールのような固体脂肪族炭 化水素(aliphatics)の使用するものである。カチオン性界面活性剤及びポリマ ー、並びに油及び脂肪族炭化水素は、髪の輝きを高め且つ髪に湿り気、柔らかさ 、ウエット及びドライ櫛がけ利益、及び静電気制御を与えることは知られている 。しかしながら、これらはねばねばした又はべたべたした又はろう状の感触を与 えることも知られている。 また、ある種の望ましいヘアコンディショニング剤、特に固体の脂肪族炭化水 素及び高融点化合物、例えば脂肪アルコールの、ヘアコンディショニング組成物 中の、レベルを増加させることは困難であった。これは、組成物中に存在するコ ンディショニング剤のレベルが増加すると、ヘアコンディショニング組成物の粘 度が増加するためである。組成物の粘度が非常に増加し過ぎると、組成物は加工 及び包装が困難となり、さらに消費者に対して美感的に望ましくない。 髪が濡れているとき及び髪を乾かした後の両方で改良されたコンディショニン グ利益、例えば滑らかさ、柔らかさ、容易な櫛がけを与えることができる増加さ れたレベルのコンディショニング剤を含有するが、許容し得ないほど粘稠ではな いヘアコンディショニング組成物を提供することが望まれている。現存する技術 で、本発明の利点及び利益の全てを提供するものは何もない。 発明の要約 本発明は,(a)親水的に置換されたカチオン性界面活性剤;(b)約5重量%〜 約20重量%の高融点化合物;(c)付加的カチオン性界面活性剤;及び(d) 水;を含有し、その際β/α<4000であり、αは高融点化合物の重量%であ り、βは一定剪断速度2秒-1における1分後の組成物の粘度(cps)であって、 約35000センチポアズ未満である、ヘアコンディショニング組成物に関する ものである。 本発明のこれらの及び他の特徴、観点及び利点は、与えられる開示を読むこと により当業者に明らかとなろう。 詳細な記載 明細書は、特に発明を指摘し且つ直接請求する請求の範囲を結論づけるが、以 下の記載から本発明がより良く理解されるものと信ずる。 特記しないかぎり、全てのパーセントは全組成物の重量である。特記しないか ぎる、全ての割合は重量割合である。特記しないかぎり、ここで言及される成分 の全てのパーセント、割合及びレベルは、成分の実質量を基準とし、該成分が商 業的に入手可能な製品として組み合わせうる溶剤、充填剤又は他の物質を含まな い。 ここで使用されているように、「含有する」とは、最終の結果に影響を与えない 他の工程及び他の成分を付加しうることを意味する。この用語は「からなる」及 び「から本質的になる」という用語を包含する。 全ての引用文献はそれらの全体がここに参考として合体されるものである。い かなる文献の引用も、請求された発明に対する先行技術としの利用性に関するい かなる決定に関して容認するものではない。親水的に置換されたカチオン性界面活性剤 本発明のヘアコンディショニング組成物は親水的に置換されたカチオン性界面 活性剤を含有し、その際置換基の少なくとも1つは、ラジカル鎖中の結合として 又は置換基として存在する、1種以上の芳香族エーテル、エステル、アミド、又 はアミノ部分を含有し、該ラジカルの少なくとも1つはアルコキシ(好ましくは C1〜C3のアルコキシ)、ポリオキシアルキレン(好ましくはC1〜C3のポリオキ シアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル及び それらの組み合わせから選ばれる1種以上の親水性部分を含有する。 理論に拘束されないが、このような親水的に置換されたカチオン性界面活性剤 の使用は本発明の高融点コンディショニング剤の増加されたレベルの付加を可能 にし、このようなコンディショニング剤のより高いレベルは一般に髪に対して改 良されたコンディショニング利益を与えるので望ましいことであると思われる。 さらに、本発明の親水的に置換されたカチオン性界面活性剤と高融点コンディシ ョニング剤との相互作用は以下のように説明することができるものと思われる。 これらのコンディショニング剤が固体の脂肪族炭化水素であり、これが多量添加 されると組成物の粘度が望ましくない高レベルに増大する傾向があるために、本 発明の組成物中のコンディショニング剤の高められたレベルになりがちな粘度増 大を補償するように組成物の粘度を減少させる必要がある。親水的に置換された カチオン性界面活性剤は本発明の組成物の粘度を減少させ、従って他の水素化又 は部分水素化カチオン性界面活性剤では見られない粘度減少を与えるものと思わ れる。それが本発明の組成物に増加されたレベルの高融点コンディショニング剤 を添加することを可能にする粘度減少である。 さらに、下記の流動学的性質は本発明の組成物を説明するものと思われる: β/α<4000 αは組成物中に存在する高融点コンディショニング剤の重量%であり;βは一定 剪断速度2秒-1における1分後の組成物の粘度(cps)である。 好ましくは、αは組成物の約5重量%〜約20重量%である。好ましくは、β は35000センチポアズ(cps)未満、より好ましくは32000cps未満であ る。好ましい組成物においては、β/αは3000未満、より好ましくは250 0未満である。 好ましくは、親水的に置換されたカチオン性界面活性剤は上記した範囲内にあ る2から約10のノニオン性親水性部分を含有する。好ましい親水的に置換され たカチオン性界面活性剤としては、下記(I)〜(VII)の式のものがある: 式中、nは8から約28であり、x+yは2から約40であり、Z1は短鎖アル キル、好ましくはC1〜C3アルキル、より好ましくはメチル、又は−(CH2CH2 O)zHであり、xfy+Zは60までであり、Xは上記に定義したような塩形 成アニオンである; 式中、mは1から5であり、R5,R6及びR7の1つ以上は独立してC1〜C30の アルキルであり、残りは−CH2CH2OHであり、R8,R9及びR10の1又は2 つは独立してC1〜C30のアルキルであり、残りは−CH2CH2OHであり、X は上記に定義したような塩形成アニオンである; 式中、式(III)及び(IV)については独立してZ2はアルキル、好ましくはC1 〜C3アルキル、より好ましくはメチルであり、Z3は短鎖ヒドロキシアルキル、 好ましくはヒドロキシメチル又はヒドロキシエチルであり、p及びqは独立して 2〜4、好ましくは2〜3、より好ましくは2の整数であり、R11及びR12は独 立して置換又は未置換のヒドロカルビル、好ましくはC12−C20のアルキル又は アルケニルであり、Xは上記に定義したような塩形成アニオンである; 式中、R13はヒドロカルビル、好ましくはC1〜C3アルキル、より好ましくはメ チルであり、Z4及びZ5は独立して短鎖ヒドロカルビル、好ましくはC2〜C4の アルキル又はアルケニル、より好ましくはエチルであり、aは2から約40、好 ましくは7〜約30であり、Xは上記に定義したような塩形成アニオンである; 式中、R14及びR15は、独立してC1〜C3のアルキル、より好ましくはメチルで あり、Z6はC12〜C22のヒドロカルビル、アルキルカルボキシ又はアルキルア ミドであり、Aはプロテイン、好ましくはコラーゲン、ケラチン、ミルクプロテ イン、シルク、大豆プロテイン、小麦プロテイン、又はそれらの加水分解形であ り、Xは上記に定義したような塩形成アニオンである; 式中、bは2又は3であり、R16及びR17は独立してC1〜C3のヒドロカルビル 、好ましくはメチルであり、Xは上記に定義したような塩形成アニオンである。 本発明において有用な親水的に置換されたカチオン性界面活性剤の非限定的な例 としては、下記のCTFA指定を有する物質がある:quaternium-16, quaternium-26,quaternium-27,quaternium-30,quaternium-33,quaternium-43 ,quaternium-52,quaternium-53,quaternium-56,quaternium-60,quaternium- 61,quaternium-62,quaternium-70,quaternium-71,quaternium-72,quaterniu m-75,quaternium-76加水分解コラーゲン,quaternium-77,quaternium-78,quat ernium-79加水分解コラーゲン,quaternium-79加水分解ケラチン,quaternium-79 加水分解ミルクプロテイン,quaternium-79加水分解シルク,quaternium-79加水 分解大豆プロテイン,及びquaternium-79加水分解小麦プロテイン,quaternium-8 0,quaternium-81,quaternium-82,quaternium-83,quaternium-84,及びそれら の混合物がある。 非常に好ましい親水的に置換されたカチオン性界面活性剤としては、ジアルキ ルアミドエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウ ム塩、ジアルコイルエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルコイルエチルジ モニウム塩、及びそれらの混合物、例えば次記の商品名で商業的に入手可能なも のがある:VARISOFT110,VARIQUAT K1215及び638(Witco Chemicalから);MACKPRO K LP,MACKPRO WLW,MACKPRO MLP,MACKPRO NSP,MACKPRO NLW,MACKPRO WWP,MACKPRO NLP,MACKPRO SLP(Mclntyreから);ETHOQUAD 18/25,ETHOQUAD O/12PG,ETHOQUAD C/25,ETHOQUAD S/25及びETHODUOQUAD(Akzoから);DEHYQUAT SP(Henkelから) およびATLAS G265(ICI Americansから)。VARISOFT 110がより好ましい。 本発明の組成物は、好ましくは約20重量%まで、より好ましくは約10重量 %までの親水的に置換されたカチオン性界面活性剤を含有する。高融点化合物 本発明のヘアコンディショニング組成物は、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪ア ルコール誘導体、脂肪酸誘導体、炭化水素、ステロイド、及びそれらの混合物か らなる群から選ばれる少なくとも約25℃の融点を有する高融点化合物を含有す る。理論に拘束されないが、これらの高融点化合物は髪の表面及び減少摩擦をカ バーし、それにより髪に滑らかな感触及び容易な櫛がけを与えるものと思われる 。本明細書のこの文節に記載の化合物は、例えば2以上のクラスに属することが でき、例えば幾つかの脂肪アルコール誘導体は脂肪酸誘導体として分類すること ができるものと技術者には理解される。しかしながら、与えられた分類がある特 定 の化合物における限定であるという意図はないが、分類及び命名の便利さのため にそうするのである。さらに、二重結合の数及び位置、および分岐の長さ及び位 置により、ある種の必要炭素原子を有するある種の化合物は約25℃未満の融点 を有していてもよいものと技術者には理解される。このような低融点の化合物を この文節に含ませるつもりはない。高融点化合物の非限定的な例は、Internatio nal Cosmetic Ingredient Dictionary第5版,1993及びCTFA Cosmetic Ingredien t Handbook第2版,1992に見出される(両文献とも、それらの全てがここに参考 として合体される)。 ここで有用な脂肪アルコールは約14〜約30、好ましくは約12〜約22、 より好ましくは約16〜約22の炭素原子を有するものである。これらの脂肪ア ルコールは直鎖又は分岐鎖のアルコール、及び飽和又は不飽和であることができ る。また、脂肪アルコールの非限定的な例としては、セチルアルコール、ステア リルアルコール、ベヘニルアルコール、及びそれらの混合物がある。 ここで有用な脂肪酸は約10〜約30、好ましくは約12〜約22、より好ま しくは約16〜約22の炭素原子を有するものである。これらの脂肪酸は直鎖又 は分岐鎖の酸、及び飽和又は不飽和であることができる。また、本発明の要求に 合致する二酸、三酸及び他の多酸も含まれる。また、これらの脂肪酸の塩も含ま れる。脂肪酸の非限定的な例としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン 酸、ベヘニン酸、セバシン酸及びそれらの混合物がある。 ここで有用な脂肪アルコール誘導体及び脂肪酸誘導体としては、脂肪アルコー ルのアルキルエーテル、アルコキシル化脂肪アルコール、アルコキシル化脂肪ア ルコールのアルキルエーテル、脂肪アルコールのエステル、エステル化可能なヒ ドロキシ基を有する化合物の脂肪酸エステル、ヒドロキシ置換脂肪酸、及びそれ らの混合物がある。脂肪アルコール誘導体及び脂肪酸誘導体の非限定的な例とし ては、メチルステアリルエーテル;セチルアルコールのエチレングリコールエー テルであるCeteth-1からCeteth-45(数字は存在するエチレングリコール部分の 数を示す)のようなCeteth系化合物;ステアレスアルコールのエチレングリコー ルエーテルであるsteareth-1からsteareth-10(数字は存在するエチレングリコ ール部分の数を示す)のようなsteareth系化合物;セテアレスアルコー ル、即ち主としてセチルアルコール及びステアリルアルコールを含有する脂肪ア ルコールの混合物のエチレングリコールエーテルであるceteareth-1からceteare th-10(数字は存在するエチレングリコール部分の数を示す);上記のセテス、ス テアレス及びセテアレス化合物のC1−C30アルキルエーテル;ベヘニルアルコ ールのポリオキシエチレンエーテル;エチルステアレート、セチルステアレート 、セチルパルミテート、ステアリルステアレート、ミリスチルミリステート、ポ リオキシエチレンセチルエーテルステアレート、ポリオキシエチレンステアリル エーテルステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテルステアレート、エ チレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポ リオキシエチレンジステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、プ ロピレングリコールジステアレート、トリメチロールプロパンジステアレート、 ソルビタンステアレート、ポリグリセリルステアレート、グリセリルモノステア レート、グリセリルジステアレート、グリセリルトリステアレート、及びそれら の混合物がある。 ここで有用な炭化水素は少なくとも約20の炭素を有する化合物を包含する。 ここで有用なステロイドはコレステロールのような化合物を包含する。 高純度の単一化合物の高融点化合物が好ましい。純粋なセチルアルコール、ス テアリルアルコール、及びベヘニルアルコールからなる群から選ばれる純粋な脂 肪アルコールの単一化合物が非常に好ましい。ここで「純粋」とは、その化合物 が少なくとも約90%、好ましくは少なくとも95%の純度を有することを意味 する。これらの高純度の単一化合物は、消費者が本組成物を洗い流したとき、髪 からの良好なリンス性を与える。 ここで有用な商業的に入手可能な高融点化合物としては、商品名KONOL系列の セチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール(New Japan Chemicalから)及びNAA系列(NOF(日本)から入手可能);商品名1-DOCOSANOLの 純粋なベヘニルアルコール(WAKO(日本)から)、商品名NEO-FAT(Akzoから入手 可能)HYSTRENE(Witcoから入手可能)、およびDERMA(Vevy,イタリアから入手可 能)の種々の脂肪酸;および商品名NIKKOL AGUASOME LA(Nikkoから入手可能) がある。 本発明の組成物は約5重量%〜約20重量%の高融点化合物を含有することが 好ましい。付加的カチオン性界面活性剤 本発明の組成物は付加的カチオン性界面活性剤を含有する。本発明の付加的カ チオン性界面活性剤は、ここに記載の親水的に置換されたカチオン性界面活性剤 以外の、技術者には公知のものである。本発明の付加的カチオン性界面活性剤は 約0.01%〜約20.0%、好ましくは約0.1%〜約15.0%、より好ま しくは約0.25%〜約10.0%のレベルで使用される。 本発明で有用な付加的カチオン性界面活性剤は下記一般式(I)に相当するも のである: 式中、R1,R2,R3及びR4の少なくとも1つは8〜30の炭素原子を有する脂 肪族基又は約22までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアル キレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール又はアルキルアリール 基から選ばれ、R1,R2,R3及びR4の残りは独立して1〜約22の炭素原子を 有する脂肪族基又は約22までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオ キシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール又はアルキル アリール基から選ばれ;Xは塩形成アニオン、例えばハロゲン(例えば、塩素、 臭素)、アセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、 ニトレート、スルホネート、スルフェート、アルキルスルフェート、及びアルキ ルスルフェートラジカルから選ばれるものである。脂肪族基は、炭素及び水素原 子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基のような他の基を含有することができ る。長鎖脂肪族基、例えば約12又はそれ以上の炭素のものは飽和又は不飽和で あることができる。R1,R2,R3及びR4が独立してC1から約C22のアルキル から選ばれる場合が好ましい。本発明で有用なカチオン性界面活性剤の非 限定的な例としては、下記CTFA指定;quaternium-8,quaternium-14,quate rnium-18,quaternium-18メトスルフェート,quaternium-24及びそれらの混合物 がある。 1級、2級及び3級脂肪アミンの塩も適当な付加的カチオン性界面活性剤であ る。このようなアミンのアルキル基は約12〜約22の炭素原子を有することが 好ましく、置換又は未置換であることもできる。特に有用なものは、アミド置換 3級脂肪アミンである。ここで有用なこのようなアミンとしては、ステアラミド プロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミド エチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パラミタミドプロ ピルジメチルアミン、パラミタミドプロピルジエチルアミン、パラミトアミドエ チルジエチルアミン、パラミトアミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピ ルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエ チルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチル アミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン、アラキダミドエチルジエチルア ミン、アラキダミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミド がある。ステアラミドプロピルジメチルアミンはここでは好ましく、商品名AMID OAMINE MPS(Nikkoから);ANDOGEN S-18(witcoから);CHEMIDEX S(Chemronから) ;INCROMINE SB(Croda,Inc.から);LEXAMINE S-13(Inolexから);MACKINE301(M clntyreから);MIRAMINE SODI(Rhone-Poulencから)SHCHERCODINE S(Scherから) ;TEGAMINE 18及びTEGOAMID S 18(Goldschmidtから);UNIZEEN SA(UPIから)入 手可能なものがある。 また、ジメチルステアラミン、ジメチルソイアミン、ソイアミン、ミリスチル アミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、も有用である。N-タロ ウプロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドを有する)ステ アリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、及びアラキジルベヘニル アミンも有用である。また、これらのアミンはL-グルタミン酸、乳酸、塩酸、 リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマール酸、酒石酸、クエン酸、L-グルタミン塩 酸、及びそれらの混合物のような酸と組み合わせて使用することもでき、より好 ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸である。これらのものを包含する有 用なカチオン性アミン界面活性剤は、ここに全てが参考として合体されるNachti galらの米国特許第4,275,055号(1981年6月23日発行)に開示されている。 ここで使用される付加的カチオン性界面活性剤は複数のアンモニウム4級部分 又はアミノ部分、あるいはそれらの混合を含有することができる。GENAMIN KDM( Hoescht Celanese/Colorants & Surfactantsから);INCROQUAT TMC-80及び-95(C roda,Inc.から);及びVARISOFT BT-185(Witcoから)を含む種々の商品名で商業 的に入手可能な、ベヘニントリモニウムクロリドがここでは有用である。ここで 特に適当なものは、揮発性溶剤、例えば1〜3の炭素を有する低級アルキルアル コール、例えばエタノール、プロパノール;非揮発性溶剤、例えば3より多い炭 素を有するアルキルアルコール、及び多価アルコール、例えば1,2-プロパンジオ ール又はプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、ヘキシレングリコール 、グリセリン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2-ブチレン グリコール、及び1,4-ブチレングリコール;及びそれらの混合物を予め混合した 、利用可能なベヘニントリモニウムクロリドである。 本発明の組成物は水を含有する。さらに、本発明の組成物は有機溶剤、例えば 他の液体、水混和性又は水溶性溶剤、例えば低級アルキルアルコール、例えばC1 −C5のアルキル1価アルコール及びC2−C3のアルキルアルコールを実質的に 含まない。しかしながら、成分の物質それ自身がこのような溶剤を少量含有する から、ここでは一般に、このような有機溶剤は組成物の約5.0重量%までのレ ベルで許容しうる。 ここで有用な水は脱イオン水及び鉱物カチオンを含有する天然源からの水を包 含する。脱イオン水が好ましい。付加的コンディショニング剤 本発明の組成物はさらに約0.01重量%〜約20.0重量%、好ましくは約 1.0重量%〜約15.0重量%、より好ましくは約2.0重量%〜約10.0 重量%の付加的コンディショニング剤を含有することができる。ここで有用な適 した付加的コンディショニング剤としては油状化合物、カチオン性ポリマー、シ リコーン化合物及びノニオン性ポリマーがある。油状化合物 本発明の組成物は付加的に、第1油状化合物、第2油状化合物、及びそれらの 混合物からなる群から選ばれる、約25℃以下の融点を有する油状化合物を含有 することができる。ここで有用な油状化合物は揮発性又は非揮発性であることが できる。理論に拘束されないが、油状化合物は髪に浸透して髪のヒドロキシ結合 を変性し、それにより髪に柔らかさと柔軟性を与えるものと思われる。油状化合 物はここに記載した第1油状化合物又は第2油状化合物を含有することができる 。第1油状化合物と第2油状化合物の混合物を使用することが好ましい。この文 節の油状化合物は上記した高融点化合物と区別される。油状化合物の非限定的な 例はCosmetic Ingredient Dictionary第5版,1993及びCTFA Cosmetic Ingredien t Handbook,第2版,1992(これら全体がここに参考として台体される)に見出さ れる。第1油状化合物 ここで有用な脂肪アルコールとしては、約10〜約30、好ましくは約12〜 約22、より好ましくは約16〜約22の炭素原子を有するものがある。これら の脂肪アルコールは直鎖又は分岐鎖アルコール及び飽和又は不飽和アルコール、 好ましくは不飽和アルコールであることができる。これらの化合物の非限定的な 例としては、オレイルアルコール、パルミトオレインアルコール、イソステアリ ルアルコール、イソセチルアルコール、ウンデカノール、オクチルドデカノール 、オクチルデカノール、オクチルアルコール、カプリンアルコール、デシルアル コール及びラウリルアルコールがある。 ここで有用な脂肪酸としては、約10〜約30、好ましくは約12〜約22、 より好ましくは約16〜約22の炭素原子を有するものがある。これらの脂肪酸 は直鎖又は分岐鎖の酸及び飽和又は不飽和であることができる。適当な脂肪酸と しては、例えばオレイン酸、リノレイン酸、イソステアリン酸、リノレニン酸、 エチルリノレニン酸、エチルリノレイン酸、アラキドン酸及びリシノリン酸があ る。 脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体は、例えば脂肪アルコールのエステル 、 アルコキシル化アルコール、脂肪アルコールのアルキルエーテル、アルコキシル 化脂肪アルコールのアルキルエーテル及びそれらの混合物を含むものと定義され る。脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体の非限定的な例としては、例えばメ チルリノレエート、エチルリノレエート、イソプロピルリノレエート、イソデシ ルオレエート、イソプロピルオレエート、エチルオレエート、オクチルドデシル オレエート、オレイルオレエート、デシルオレエート、ブチルオレエート、メチ ルオレエート、オクチルドデシルステアレート、オクチルドデシルイソステアレ ート、オクチルドデシルイソパルミテート、オクチルイソペラルゴネート、オク チルペラルゴネート、ヘキシルイソステアレート、イソプロピルイソステアレー ト、イソデシルイソノナノエートがある。Oleth-2,ペンタエリスリトールテト ラオレエート、ペンタエリスリトールテトライソステアレート、トリメチロール プロパントリオレエート、及びトリメチロールプロパントリイソステアレートが ある。 ここで有用な商業的に入手可能な第1油状化合物としては、商品名UNJECOL 90 BHR(New Japan Chemicalから入手可能)のオレイルアルコール;商品名KAKPTI及 びKAKTTI(Kokyu Alcoholから入手可能)のペンタエリスリトールテトライソス テアレート及びトリメチロールプロパントリイソステアレート:同じ商品名(Ne w Japan Chemicalから入手可能)のペンタエリスリトールテトラオレエート、商 品名ENUJERUBU系列(New Japan Chemicalから入手可能)のトリメチロールプロ パントリオレエート;商品名SCHERCEMOL系列(Scherから入手可能)の種々の液 状エステル;及び商品名HISのヘキシルイソステアレート、及び商品名ZPISのイ ソプロピルイソステアレート(Kokyu Alcoholから)がある。第2油状化合物 ここで有用な第2油状化合物は、25℃以下の融点を有する限り、飽和又は不 飽和であることができる直鎖、環状及び分岐鎖炭化水素を包含する。これらの炭 化水素は約12〜約40、好ましくは約12〜約30、より好ましくは約12〜 約22の炭素原子を有する。また、アルケニルモノマーの高分子炭化水素、例え ばC2-6のアルケニルモノマーのポリマーもここに包含される。これらのポリマ ーは直鎖又は分岐鎖ポリマーであることができる。直鎖ポリマーは典型的には比 較的長さが短く、上記したような全炭素原子数を有する。分岐鎖ポリマーは実質 的に長い鎖長さを有することができる。このような物質の数平均分子量は幅広く 変えられるが、典型的には約500まで、好ましくは約200〜約400、より 好ましくは約300〜約350である。また、種々の品質の鉱油がここでは有用 である。鉱油は石油から得られる炭化水素の液状混合物である。適当な炭化水素 物質の特定の例としては、パラフィンオイル、ミネラルオイル、ドデカン、イソ ドデカン、ヘキサデカン、イソヘキサデカン、エイコセン、イソエイコセン、ト リデカン、テトラデカン、ポリブテン、ポリイソブテン、及びそれらの混合物が ある。ミネラルオイル、イソドデカン、イソヘキサデカン、ポリブテン、ポリイ ソブテン、及びそれらの混合物がここでの使用に好ましい。 ここで有用な商業的に入手可能な第2油状化合物としては、商品名PERMETHYL 99A,101A及びPERMETHYL 1082(Presperseから入手可能)のイソドデカン、イソ ヘキサデカン及びイソエイコセン;商品名INDOPOL H-100(Amoco Chemicalsから 入手可能)のイソプテンとノーマルブテンのコポリマー;商品名BENOL(Witcoから 入手可能)のミネラルオイル;商品名ISOPAR(Exxon Chemical Co.から入手可能 )のイソパラフィン;商品名PURESYN(Mobil Chemical Co.から入手可能)のα- オレフィンオリゴマー;商品名MOBIL ESTER(Mobil Chemical Co.から入手可能 )トリメチロールプロパントリカプリレート/トリカプレートがある。カチオン性ポリマー ここで使用されるように、用語「ポリマー」とは、1つのタイプのモノマーの 重合により造られ又は2つ(即ちコポリマー)あるいはそれ以上のモノマーによ り造られる物質を包含する。 カチオン性ポリマーは水溶性カチオン性ポリマーであることが好ましい。「水 溶性」カチオン性ポリマーとは、水に十分に溶解して、25℃で水(蒸留水又は その等価物)中で0.1%の濃度において裸眼で実質的に透明な溶液を形成する ポリマーをいう。好ましいポリマーは十分に溶解して0.5%、より好ましくは 1.0%の濃度において実質的に透明な溶液を形成するであろう。 カチオン性ポリマーは一般に少なくとも約5000、典型的には少なくとも約 10,000の重量平均分子量を有し、約1000万未満である。好ましくは、 分子量は約100,000〜約200万である。カチオン性ポリマーは一般にカチオン 性窒素含有部分、例えば4級アンモニウム又はカチオン性アミノ部分、及びそれ らの混合物を有するであろう。 カチオン性電荷密度は好ましくは少なくとも約0.1meq/g,より好ましくは 少なくとも1.5meq/g,さらにより好ましくは少なくとも1.1meq/g,なおよ り好ましくは少なくとも1.2meq/g,である。カチオン性ポリマーのカチオン 性電荷密度はKjedahl法により決定することができる。当業者は電荷密度がpH 及びアミノ基の等電点に依存して変化しうることを知っているであろう。電荷密 度は使用を意図したpHにおける上限以内にすべきである。 いかなるアニオン性対イオンも水溶解度基準を満たすかぎりカチオン性ポリマ ーのために使用することができる。適当な対イオンとしては、ハライド(例えば Cl,Br,I又はF,好ましくはCl,Br又はI)、スルフェート、及びメチルスルフェー トがある。このリストから除外されていないように、他のものも使用することが できる。 カチオン性窒素含有部分は、カチオン性ヘアコンディショニングポリマーの全 モノマー単位の機能上、一般に置換基として存在する。従って、カチオン性ポリ マーは4級アンモニウム又はカチオン性アミン置換モノマー単位及び他の非カチ オン性単位、ここではスペーサー単位という、のコポリマー、ターポリマーなど を含有する。このようなポリマーは当該技術において公知であり、多様のものが Estrin,Crosley及びHaynes編,CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,第3版(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.,1982)に見出される。 適当なカチオン性ポリマーとしては、例えばカチオン性アミン又は4級アンモ ニウム官能基を有するビニルモノマーと水溶性スペーサーモノマー、例えばアク リルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、アル キル及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタク リレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリドンとのコポリマーがある。 アルキル及びジアルキル置換モノマーは好ましくはC1−C7のアルキル基、より 好ましくはC1−C3のアルキル基を有する。他の適当なスペーサーモノマーとし ては、ビニルエステル、ビニルアルコール(ポリビニルアセテートの加水分 解により製造)、無水マレイン酸、プロピレングリコール、及びエチレングリコ ールがある。 カチオン性アミンは、組成物のpH及び特定の種に基づいて1級、2級又は3 級アミンであることができる。一般に、2級又は3級アミン、特に3級アミンが 好ましい。 アミン置換ビニルモノマーはアミンの形態に重合され、ついで場合により4級 化反応によりアンモニウムに転換させることができる。また、アミンは単に4級 化し、ついでポリマーを形成させることもできる。例えば、3級アミン官能基を 式:R'X(R'は短鎖アルキル、好ましくはC1−C7のアルキル、より好ましく はC1−C3のアルキルであり、Xは4級アンモニウムにより水溶性塩を形成する アニオンである)の塩と反応させることにより4級化することができる。 適当なカチオン性アミノ及び4級化アンモニウムモノマーとしては、例えばジ アルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレー ト、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメ タクリレート、トリアルキルメタクリロキシアルキルアクリレート、モノアルキ ルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタクリレート、 トリアルキルメタクリロキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアクリロキ シアルキルアンモニウム塩、ジアルキル4級アンモニウム塩、及び環式カチオン 性窒素含有環、例えばピリジニウム、イミダゾリニウム及び4級化ピロリドン、 を有するビニル4級アンモニウムモノマー、例えばアルキルビニルイミダゾリニ ウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩で置換された ビニル化合物がある。これらのモノマーのアルキル部分は低級アルキルが好まし く、例えばC1−C3のアルキル、より好ましくはC1−C2のアルキルである。こ こでの使用に適したアミン置換ビニルモノマーとしては、ジアルキルアミノアル キルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミ ノアルキルアクリルアミド及びジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドがあ り、その際アルキル基は好ましくはC1−C7のアルキル、より好ましくはC1− C3のアルキルである。 ここでのカチオン性ポリマーはアミン−及び/又は4級アンモニウム置換モノ マー及び/又は混和しうるスペーサーモノマー由来のモノマー単位の混合物を含 有する。 適当なカチオン性ヘアコンディショニングポリマーとしては、例えば1-ビニル -2-ピロリドンと1-ビニル-3-メチルイミダゾリニウム塩(例えばクロリド塩)( 工業界ではThe Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,"CTFN"により,P olyquaternium-16と言われる)のコポリマー、例えば、商品名LUVIQUAT(例えば LUVIQUAT FC 370)でBASF Wyandotte Corp.から商業的に入手可能なもの;1-ビ ニル-2-ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレート(工業界ではCTFAに よりPolyquaternium-11と言われる)、例えば商品名GAFQUAT(例えばGAFQUAT 755 N)でGaf Corp.から商業的に入手可能なもの;例えばジメチルジアリルアンモ ニウムクロリドホモポリマー、及びアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニ ウムクロリドのコポリマー、これらは工業界(CTFA)ではそれぞれPolyquaterni um6及びPolyquaternium7と言われるものを含むカチオン性ジアリル4級アンモ ニウム含有ポリマー;及びここに参考として合体される米国特許第4,009,256号 に記載されているような、3〜5の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモ− 及びコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸の塩;がある。 使用することのできる他のカチオン性ポリマーとしては、ポリサッカライドポ リマー、例えばカチオン性セルロース誘導体及びカチオン性澱粉誘導体がある。 ここでの使用に適するカチオン性ポリサッカライドポリマー物質としては、下記 式のものがある: 式中、Aは無水グルコース残基、例えば澱粉又はセルロース無水グルコース残基 であり;Rはアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン又はヒドロ キシアルキレン基、またはそれらの組み合わせであり;R1,R2及びR3は独立 してアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシア ルキル、又はアルコキシアリール基であり、各々の基は約18までの炭素原子を 有し、各々のカチオン部分についての炭素原子の総数(即ち、R1,R2及びR3 中の炭素原子の合計)は好ましくは約20以下であり、Xは上記したようなアニ オン性対イオンである。 カチオン性セルロースは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させ たヒドロキシエチルセルロースの塩として、これは工業界(CTFA)ではPolyquat ernium10と言われる、Polymer JR及びLR系列ポリマーでAmerichcol Corp.から入 手可能である。カチオン性セルロースの他のタイプのものは、ラウリルジメチル アンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの高分子 4級アンモニウム塩、これは工業界(CTFA)ではPolyquaternium 24と言われる 、がある。これらの物質は商品名Polymer LM-200でAmerchol Corp.から入手可 能である。 使用することのできる他のカチオン性ポリマーとしては、カチオン性グアガム 誘導体、例えばグアヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Jaguar R系列で Celanese Corp.から商業的に入手可能)がある。他の物質としては、4級窒素含 有セルロースエーテル(例えば、ここに参考として合体される米国特許第3,962, 418号に記載されている)及びエーテル化セルロース及び澱粉のコポリマー(例 えば、ここに参考として合体される米国特許第3,958,581号に記載されている) がある。シリコーン化合物 ここで有用な付加的コンディショニング剤としてはシリコーン化合物がある。 ここでのシリコーン化合物は、揮発性の溶解又は不溶解、あるいは非揮発性の溶 解又は非溶解性シリコーンコンディショニング剤を包含することができる。溶解 とは、シリコーン化合物が同じ相の一部を形成するように組成物のキャリヤーと 混和しうることを意味する。不溶解とは、シリコーン化合物が、例えばシリコー ンの液滴の乳化液又は懸濁液の形態で、キャリヤーから別の非連続相を形成する ことを意味する。 適当なシリコーン流体としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロ キサン、環状シロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロ キサンコポリマー及びそれらの混合物がある。ヘアコンディショニング性を有す る他の非揮発性シリコーン化合物も使用することができる。 また、ここでのシリコーン化合物は下記式(I)のポリアルキル又はポリアリ ールシロキサンを包含する: 式中、Rはアルキル又はアリールであり、xは約7〜約8000の整数である。 "A"はシリコーン鎖の末端をブロックする基を表わす。シリコーン鎖(R)又は シリコーン鎖(A)の末端に置換したアルキル又はアリール基は、室温で得られ たシリコーンが流体で残っており、分散可能であり、髪に適用したときに刺激、 毒性も害もなく、組成物の他の成分と混和性であり、通常の使用及び貯蔵条件下 で化学的に安定であり、そして髪に沈着且つ整えることが可能である程度に長い 構造を有することができる。適当なA基としては、ヒドロキシ、メチル、メトキ シ、エトキシ、プロポキシ及びアリールオキシである。珪素原子上の2つのRは 同じでも、異なっていてもよい。好ましくは、2つのRは同じ基である。適当な R基は、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメ チルを包含する。好ましいシリコーン化合物はポリジメチルシロキサン、ポリジ エチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンである。ジメチコーンと して知られているポリジメチルシロキサンが特に好ましい。使用することのでき るポリアルキルシロキサンとしては、例えばポリジメチルシロキサンがある。こ れらのシリコーン化合物は、例えばViscasilR及びSF 96系列でGeneral Electric Companyから、及びDow Corning 200系列でDow Corningから入手可能である。 環状シリコーンとしては下記構造(II)を有するシクロメチコーンがある: 式中、nは3〜10の値の整数である。シクロメチコーンは単一種又は2つ以上 の種の組み合わせであることができる。これらのシクロメチコーンは、例えばSI LIBIOE OILS 70045,70045 V2,70045 V3,及び70045 V5でRhone-Poulencから、又 はSILOXANE F-222,F-223,F-250,F-251,SWS-03314又はSWS-03400としてWacker Si liconesから入手可能である。 また、ポリアルキルアリールシロキサン流体は、例えばポリメチルフェニルシ ロキサンを使用することができ、これを包含する。これらのシロキサンは、例え ばGeneral Electric CompanyからSF 1075メチルフェニル流体として、又はDow C orningから556 Cosmetic GradeFluidとして入手可能である。 髪の輝き性を高めるためには、高アリール化シリコーン化合物、例えば約1. 46以上、特に約1.52以上の屈折率を有する高フェニル化ポリエチルシリコ ーンが特に好ましい。これらの高屈折率シリコーン化合物を使用するときは、展 着剤、例えば表面張力を低下させ且つ物質のフィルム形成能力を高めるための下 記するようなシリコーン樹脂又は界面活性剤を混合すべきである。 使用することのできるシリコーン化合物としては、例えばエチレンオキシド又 はエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの混合物も使用することができるが 、ポリプロピレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンがある。エチレンオキシ ド及びプロピレンオキシドのレベルはシリコーンの分散性を阻害しないように十 分に低くなければならない。これらの物質はジメチコーンコポリオールとしても 知られている。 他のシリコーン化合物としてはアミノ置換物質がある。適当なアルキルアミ ノ置換シリコーン化合物としては下記構造(III)で表されるものがある: 式中、RはCH3又はOHであり、x及びyは分子量に基づく整数であって、 平均分子量はほぼ5,000〜10,000であり、a及びbは1〜5の整数である。この ポリマーも「アモジメチコーン」として知られている。 適当なアミノ置換シリコーン流体としては式(IV)で表されるものがある:式中、Gは水素、フェニル、OH、C1−C8のアルキル及び好ましくはメチル; aは0又は1〜3の整数を表わし、好ましくは0に等しく;bは0又は1を表わ し、好ましくは1に等しく;n+mの合計は1〜2,000の数であり、好ましくは 50〜150であり、nは0〜1,999の数であり、好ましくは49〜149であ り、mは1〜2,000の整数を表わし、好ましくは1〜10であり;R1は式:Cq 2qLの1価のラジカルであり、qは2〜8の整数であり、Lは下記の基から選 ばれる: 式中、R2は水素、フェニル、ベンジル、飽和炭化水素ラジカル、好ましくは1 〜20の炭素原子を有するアルキルラジカルからなる群から選ばれ;A-はハロ ゲンイオンである。 式(IV)に対応する特に好ましいアミノ置換シリコーンは、式(V)の「トリ メチルシリルアモジメチコーン」として知られているポリマーである: この式において、n及びmは所望の化合物の実際の分子量に基づいて選ばれ、a 及びbは1〜5の整数である。 使用することのできる他のアミノ置換シリコーンポリマーは式(VI)で表わす ことができる: 式中、R3は1〜18の炭素原子を有する1価の炭化水素、好ましくはアルキ ル、アルケニルラジカル、例えばメチルであり;R4は炭化水素ラジカルを表わ し、好ましくはC1〜C18のアルキレンラジカル又はC1〜C18、より好ましくは C1〜C8のアルキレンオキシラジカルであり;Q-はハライドイオン、好ましく はクロリドてあり;rは2〜20、好ましくは2〜8の平均統計値を表わし;s は20〜200、好ましくは2〜50の平均統計値を表わす。このクラスの好ま しいポリマーは"UCAR SILICONE EALE 56"の名前でUnion Carbideから入手可能 である。 シリコーン化合物が分散される適当な非揮発物を開示する文献としては、Geen の米国特許第2,826,551号;Drakoffの米国特許第3,964,500号(1976年6月22日 発行);Parderの米国特許第4,364,837号;Woolstonの英国特許第849,433号があ り、これら全てはその全体が参考としてここに合体される。また、Petrarch Systems,Inc.,1984より頒布されている"Silicone Compounds"もその全体が参考 として合体される。この文献は適当なシリコーン化合物の広範な、除外しないが 、リストを提供している。 特に有用なシリコーンが分散される他の非揮発物はシリコーンガムである。こ こで使用される用語「シリコーンガム」とは、1,000,000センチストークスより 大きい又は等しい25℃での粘度を有するポリオルガノシロキサン物質を意味す る。ここに記載のシリコーンガムも上記のシリコーン化合物と幾つか重複するこ とができることはよく知られている。この重複はこれらのいずれの物質も限定す る意図はない。シリコーンガムはPerarch、及びSpitzerらの米国特許第4,152,41 6号(1979年5月1日発行)及びNoll,Walter,のChemistry and Technology of Sil icone,New York:Academic Press 1968を含む他のものに記載されている。また 、シリコーンガムはGeneral Electric Silicone Rubber Product Data Sheets S E 30,SE 33,SE 54及びSE 76にも記載されている。これらの記載文献の全てはそ れらの全体が参考としてここに合体される。"シリコーンガム"は典型的には、約 200,000以上、通常は約200,000〜約1,000,000の質量分子量を有するであろう。 特定の例としては、ポリジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサンメチル ビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサンジフェニルシロキサ ンメチルビニルシロキサン)コポリマー、及びそれらの混合物がある。 また、高架橋高分子シロキサン系であるシリコーン樹脂も有用である。架橋は 、シリコーン樹脂の製造中に、3官能性及び4官能性シランを1官能性又は2官 能性シラン、あるいはその両者と合体することにより導入される。当該技術にお いてよく理解されているように、シリコーン樹脂中に生じさせるために必要な架 橋の程度はシリコーン樹脂中に合体される特定のシラン単位により変えられるで あろう。一般に、シリコーン物質が硬く又は強固なフィルムに乾燥するように、 3官能性及び4官能性シロキサンモノマー単位の充分なレベル、及び従って架橋 の充分なレベルを有するシリコーン物質がシリコーン樹脂として考慮される。酸 素原子と珪素原子の割合は特定のシリコーン物質中の架橋レベルを指示するもの である。少なくとも約1.1の酸素原子/珪素原子を有するシリコーン物質は一 般に本発明におけるシリコーン樹脂であろう。好ましくは、酸素:珪素の割合は 少 なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造に使用されるシランと しては、モノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェニル、ジフェニル −、メチルフェニルー、モノビニルー、及びメチルビニルクロロシラン、及びテ トラクロロシランがあり、メチル置換シランが最も普通に利用される。好ましい 樹脂はGeneral ElectricによりGE SS4230及びSS4267として提供される。商業的 に入手可能なシリコーン樹脂は一般に低粘度揮発性又は非揮発性シリコーン流体 中に溶解した形態で供給される。本発明で使用するためのシリコーン樹脂は、当 業者には容易に明らかなように、溶解された形態で供給され、本発明の組成物に 合体されるべきである。理論に拘束されないが、シリコーン樹脂は他のシリコー ン化合物の髪への沈着を高め、且つ高い屈折率容量を有する髪の輝きを高めるも のと思われる。 他の有用なシリコーン樹脂はシリコーン樹脂粉体、例えばCTFA指定が与えられ ているポリメチルシルセキオキサンであり、TospearlとしてToshiba Silicones から商業的に入手可能である。これらのシリコーン化合物の製造方法はEncyclop edia of Polymer Science and Engineering,第5巻,第2版,pp 204-308,John Wi ley & Sons,Inc.,1989(ここにその全体が参考として合体される)に見出すこと ができる。 シリコーン物質及びシリコーン樹脂は特に"MDTQ"命名法として当業者によ く知られている簡略命名系により同定することが便利である。この系においては 、シリコーンはシリコーンを造り上げる種々のシロキサンモノマー単位の存在に より記述されている。詳しくは、シンボルMは1官能性単位(CH3)3SiO).5 を表わし;Dは2官能性単位(CH3)2SiOを表わし;Tは3官能性単位(CH3 )SiO1.5を表わし;Qは4官能性単位SiO2を表わす。単位シンボルの最初 、例えばM'D'T'及びQ'はメチル以外の置換基を表わし、各々発生するごとに 特別に定義されなければならない。典型的な代替置換基としては、ビニル、フェ ニル、アミノ、ヒドロキシなどのような基がある。種々の単位のモル比は、シリ コーン中の各タイプの単位の総数、又はその平均により、あるいは分子量と組み 合わせた特別に示す比率として、MDTQ系でのシリコーン物質の記載を完結す る。シリコーン樹脂中のT,Q,T'及び/又はQ'からD,D',M及び/又はM'の 比較的高 いモル量は架橋のより高いレベルを示す。しかしながら、上記したように架橋の 全体のレベルは酸素と珪素の比率により指示される。 ここで使用するためのシリコーン樹脂はMQ、MT、MTQ、MQ及びMDT Q樹脂が好ましい。従って、好ましいシリコーン置換基はメチルである。特に好 ましいのは、M:Qの比率が約0.5:1.0〜約1.5:1.0で且つ樹脂の 平均分子量が約1000〜約10000のMQ樹脂である。ノニオン性ポリマー ここで有用なノニオン性ポリマーとしては、セルロース誘導体、疎水性に変性 されたセルロース誘導体、エチレンオキシドポリマー及びエチレンオキシド/プ ロピレンオキシド系ポリマーがある。適当なノニオン性ポリマーはセルロース誘 導体であって、商品名BENECELのメチルセルロース、商品名NATROSOLのヒドロキ シエチルセルロース、商品名KLUCELのヒドロキシプロピルセルロース、商品名PO LYSURFのセチルヒドロキシエチルセルロースが包含され、これら全てHerculusに より供給される。他の適当なノニオン性ポリマーは、全てAmercholから供給され る商品名CARBOWAX PEGs,POLYOX WASRs及びUCON FLUIDSのエチレンオキシド/プ ロピレンオキシド系ポリマーである。 ポリアルキレングルコース これらの化合物は髪に柔らかい湿った感触を与えるためにデザインされた組 成物に特に有用である。ポリアルキレングリコールは、存在させる場合は、典型 的には、約0.025%〜約1.5%、好ましくは約0.05%〜約1%、より 好ましくは約0.1%〜約0.5%のレベルで使用される。 ポリアルキレングリコールは下記一般式により特徴づけられる: 式中、RはH、メチル及びそれらの混合からなる群から選ばれる。RがHである 場合は、これらの物質はポリエチレンオキシド、ポリオキシエチレン、及びポリ エチレングリコールとしても知られているエチレンオキシドのポリマーである。 Rがメチルである場合は、これらの物質はポリプロピレンオキシド、ポリオキシ プロビレン、及びポリプロピレングリコールとしても知られているプロピレンオ キシドのポリマーである。Rがメチルである場合は、得られたポリマー種々の位 置異性体が存在しうることも理解される。 上記の構造において、nは約1500〜約25,000、好ましくは約2500〜約20,000、 より好ましくは、約3500〜約15,000の平均値を有する。 ここで有用なポリエチレングリコールは、RがHであり且つnが約2000の平均 値を有するPEG-2M(PEG-2MはUnion Carbaideから入手可能であるPolyox WRSR N-1 0として、及びPEG-2000としても知られている);RがHであり且つnが約5000の 平均値を有するPEG-5M(PEG-5MはUnion Carbaideから共に入手可能であるPolyox WSR N-35及びPolyox WSR N-80として、及びPEG-5000及びPolyethylene Glycol 3 0,000としても知られている);RがHであり且つnが約7000の平均値を有するPE G-7M(PEG-7MはUnion Carbaideから入手可能であるPolyox WSR N-750としても知 られている);RがHであり且つnが約9000の平均値を有するPEG-9M(PEG-9MはUn ion Carbaideから入手可能であるPolyox WSR N-3333としても知られている);R がHであり且つnが約14,000の平均値を有するPEG-14M(PEG-14MはUnion Carbai deから入手可能であるPolyox WSR N-3000としても知られている)である。 他の有用なポリマーとしてはポリプロピレングリコール及び混合ポリエチレン グリコール/ポリプロピレングリコールがある。他の任意成分 本発明の組成物は、製品の所望の性質によって技術者が選ぶことができ且つよ り化粧品的に又は美感的に許容しうる組成物を与えるために又は付加的な使用利 益を組成物に与えるために適する他の任意成分を含有することができる。このよ うな任意成分は各々、一般に組成物の約0.001重量%〜約10.0重量%、 好ましくは約0.01重量%〜約5.0重量%のレベルで使用される。 幅広い範囲の他の任意成分を本発明の組成物に配合することができる。これ らは他のコンディショニング剤、例えばHormelから入手可能な商品名Peptein 20 00の加水分解コラーゲン、Eisaiから入手可能な商品名Emix-dのビタミンE、 Rocheから入手可能なパンテノール、Rocheから入手可能なパンテニルエチルエー テル、加水分解ケラチン、プロテイン、植物抽出物、及び栄養素;髪固定ポリマ ー、例えば両性固定ポリマー、カチオン性固定ポリマー、アニオン性固定ポリマ ー、ノニオン性固定ポリマー、及びシリコーングラフトポリマー;防腐剤、例え ばベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、及びイミダゾリジ ニルウレア;pH調整剤、例えばくえん酸、くえん酸ナトリウム、コハク酸、燐 酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム;塩、一般には、例えば酢酸カリウム及 び塩化ナトリウム;着色剤、例えばFD&C又はD&C染料;髪酸化(漂白)剤、例え ば過酸化水素、過硼酸塩及び過硫酸塩;髪還元剤、例えばチオグリコレート;香 料;及び金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム; 紫外線及び赤外線スクリーニング及び吸収剤、例えばオクチルサリシクレート、 ふけ防止剤、ピリジネチオン亜鉛;及び光学漂白剤、例えばポリスチリルスチル ベン、トリアジンスチルベン、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、トリアゾ ール、ピラゾリン、オキサゾール、ピレン、ポルフィリン、イミダゾール及びそ れらの混合物がある。 実施例 下記の実施例は本発明の範囲内の好ましい態様をさらに記載し且つ説明するも のである。それらの種々の改変がその精神と範囲に逸脱せずに可能であるから、 これらの例は単に説明の目的のために与えられおり、本発明を限定するものと解 すべきではない。成分は化学名又はCTFA名又は以下の定義により同定される 。調製方法 本発明の組成物を調製する適当な方法は親水的に置換されたカチオン性界面活 性剤及び水を約60℃以上の温度でまず混合し、ついで約60℃以上の温度に維 持しながら高融点化合物を加え、冷却し、そして最後に残りの熱感受性成分を加 える。定義* 1 Varisoft 110,Witcoから* 2 Konol系列,ShinNihon Rikaから* 3 Konol系列,ShinNihon Rikaから* 4 Varisoft BT-85,Witcoから* 5 Amidoamine MPS,Nikkoから* 6 Polymer LR-400,Amercholから* 7 KAK PTI,Kokyu Alcoholから* 8 Silicone blend,ShinEtsuから* 9 Peptein 2000,Hormelから* 10 Emix,Eisaiから* 11 パンテノール,Rocheから* 12 パンテニルエチルエーテル,Rocheから 上記の例より開示され且つ代表される態様は多くの利点を有する。例えば、組 成物の粘度の許容しえない高い増加を引き起こすことなく、高レベルのコンディ ショニング剤を提供することができる。さらに、ウエット及びドライ櫛がけ利益 および髪が湿っているときの良好な感触を含む改良されたコンディショニング利 益を与えることができる。 ここに記載の例及び態様は単に説明の目的のためのものであり、発明の精神及 び範囲を逸脱しなければ、種々の改変及び変更が当業者には可能であることが理 解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 溝口 雪香 兵庫県神戸市灘区徳井町3丁目1―5― 503

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)親水的に置換されたカチオン性界面活性剤; (b)約5重量%〜約20重量%の高融点化合物; (c)付加的カチオン性界面活性剤;及び (d)水; を含有し、その際β/α<4000であり、αは高融点化合物の重量%であり; βは一定剪断速度2秒-1における1分後の組成物の粘度(cps)であって、約3 5000センチポアズ未満である、ヘアコンディショニング組成物。 2.前記親水的に置換されたカチオン性界面活性剤が、ジアルキルアミドエチ ルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウム塩、ジアル コイルエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルコイルエチルジモニウム塩、 及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1記載のヘアコンディショニ ング組成物。 3.前記高融点化合物が、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニ ルアルコール、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項2記載のヘア コンディショニング組成物。 4.前記付加的界面活性剤が、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ベヘン トリモニウムクロリド、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項3記 載のヘアコンディショニング組成物。 5.さらに、油状化合物、カチオン性ポリマー、シリコーン化合物、ノニオン 性ポリマー、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる付加的コンディショニ ング剤を含有する請求項4記載のヘアコンディショニング組成物。 6.前記βが約32000センチポアズ未満である請求項1〜5のいずれか1 項記載のヘアコンディショニング組成物。 7.前記β/αが約3000未満である請求項6記載のヘアコンディショニン グ組成物。 8.前記β/αが約2500未満である請求項7記載のヘアコンディショニン グ組成物。 9.(a)約20重量%までの親水的に置換されたカチオン性界面活性剤; (b)約5重量%〜約20重量%の高融点化合物; (c)約0.01重量%〜約20重量%の付加的カチオン性界面活性剤;及び (d)水; を含有するヘアコンディショニング組成物。 10.前記親水的に置換されたカチオン性界面活性剤が、ジアルキルアミドエ チルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウム塩、ジア ルコイルエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルコイルエチルジモニウム塩 、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項9記載のヘアコンディショ ニング組成物。 11.前記高融点化合物が、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘ ニルアルコール、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項10記載の ヘアコンディショニング組成物。 12.前記付加的界面活性剤が、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ベヘ ントリモニウムクロリド、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1 1記載のヘアコンディショニング組成物。 13.さらに、油状化合物、カチオン性ポリマー、シリコーン化合物、ノニオ ン性ポリマー、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる付加的コンディショ ニング剤を含有する請求項12記載のヘアコンディショニング組成物。 14.約10%までの親水的に置換されたカチオン性界面活性剤を含有する請 求項10記載のヘアコンディショニング組成物。
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