JP2000500780A - 水不溶性高分子量油性化合物を含むヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

水不溶性高分子量油性化合物を含むヘアコンディショニング組成物

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JP2000500780A
JP2000500780A JP10-506892A JP50689298A JP2000500780A JP 2000500780 A JP2000500780 A JP 2000500780A JP 50689298 A JP50689298 A JP 50689298A JP 2000500780 A JP2000500780 A JP 2000500780A
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(57)【要約】 少なくとも約800の分子量、少なくとも約0.9の比重を有し、25℃で液体形態であり、下記式(I)を有する水不溶性高分子量油性化合物: ここでA1、A2、A3及びA4は、それぞれ、C1から約C30を有するアルキル、アルケニル、アリール、アルキルアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシル、アルコキシアルキル、アシル、アシルアルキル及びアルキルアシロキシル基又は、式−(CH2)n−O−OCRであって、ここでRはC1から約C30の分岐若しくは直鎖アルキル若しくはアルケニルであり、nは1から約30の整数である;と、約800未満の分子量、少なくとも約0.8の比重を有し、25℃で液体形状である不揮発性水不溶性低分子量油性化合物;と、キャリヤーと、を含むヘアコンディショニング組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 水不溶性高分子量油性化合物を含むヘアコンディショニング組成物 技術分野 本発明は、水不溶性高分子量油性化合物及び不揮発性水不溶性低分子量油性化 合物を含むヘアコンディショニング組成物に関する。 発明の背景 ヒトのヘア(髪)は、周囲環境との接触のため及び頭皮から分泌される皮脂に より汚れる。ヘアの汚れは、ヘアを不潔な又は油っこい感じと美しくない外観に する。ヘアの汚れは、定期的にシャンプーすることを必要とする。 シャンプーすることは、過剰な汚れ及び皮脂を取り除くことによってヘアをき れいにする。しかしながら、シャンプーすることは、ヘアを濡らし、もつれさせ 、一般的に制御できない状態にしてしまう。ヘアは一旦乾燥すると、ヘアの自然 な油と他の天然のコンディショニング及びモイスチャライジング成分の除去のた めに、ヘアは、しばしば乾燥し、荒れて、つやのない又は縮れた状態となる。ヘ アは更に、乾燥に際して、櫛通りの邪魔をする静電気レベルの上昇を残し、「飛 んでいるヘア」と普通言われる状態を生じ、又は特に長いヘアの場合に、望まし くない現象である「枝毛」の一因となってしまう。 種々の試みがこれらのシャンプー後の問題を軽減するために開発されている。 これらの試みは、ヘアコンディショナー、例えばリーブ・オン及びリンス・オフ 製品をシャンプーの次に塗布することから、単一の製品によってヘアを清浄化し 調子を整えるように試みるヘアコンディショニングシャンプーにまで及ぶ。ある 消費者は、コンディショナーを含有する簡単で便利なシャンプーを好むが、多数 の消費者は、シャンプーとは別の段階として、通常、シャンプーに続けてヘアに 塗布される一層慣習的なコンディショナー配合物を好む。コンディショニング配 合物は、リンス・オフ製品又はリーブ・オン製品の形態にすることができ、また エマルジョン、クリーム、ジェル、スプレー及びムースの形態にすることができ る。慣習的なコンディショナー配合物を好むような消費者は、比較的高いコンデ ィショニング効果、又はヘア若しくはヘアの部分の調子に基づいてコンディショ ニングの量を変えることの簡便性を評価する。更に、消費者は、ヘアに滑らかさ 及び柔らかさをもたらし、また濡れたときの櫛通り利益をもたらすコンディショ ナーを好む。 ヘアにコンディショニング利益をもたらす一般的な方法は、ヘアコンディショ ニング剤、例えばカチオン性界面活性剤及びポリマー、シリコーンコンディショ ニング剤、並びに炭化水素及び他の有機油、及び固形脂肪族、例えば脂肪アルコ ールの使用によるものである。カチオン性界面活性剤及びポリマー、並びに油及 び脂肪族は、ヘアの輝きを高め、ヘアに潤い、柔軟性及び静電気制御をもたらす ことが知られているが、べとつき又は油状の若しくは蝋状の感触をもたらすこと も知られている。 高分子量物質、例えばシリコーンポリマーは、滑らかさ及び櫛通り良さのよう なコンディショニング利益をもたらすことも知られている。シリコーンポリマー の低い表面張力のために、シリコーンポリマーは、ヘアに対して有利なコンディ ショニング利益をもたらすと信じられているが、この理論に拘束されない。しか しながら、大量のシリコーンポリマー化合物は、乾燥した感触又は縮れた状態を 起こす。 特開昭55-124711号は、分岐エステル例えばペンタエリスリトールモノイソス テアレート、メチルフェニルシリコーン化合物、ポリオキシエチレン脂肪酸エス テル及び水を含むヘア組成物を開示している。特開平5-124921号は、少なくとも 1つの長鎖分岐アルキル又はアルケニル基とラメラ液晶の構造を有する非イオン 性両親媒性化合物を含む化粧組成物を開示している。非イオン性両親媒性には、 ペンタエリスリトールのメチル分岐脂肪酸エステルが含まれる。 滑らかさ、柔軟性及びヘアが濡れているときの櫛通り良さのような改良された コンディショニング利益を有するヘアコンディショニング組成物を提供すること の要求性は残されている。 本発明では、水不溶性高分子量油性化合物及び不揮発性水不溶性低分子量油性 化合物を含むヘアコンディショニング組成物が開発された。本発明に用いられる 水不溶性高分子量油性化合物は、少なくとも約800の分子量、少なくとも約0 .9の比重を有し、25℃で液体形状をしている。本発明で用いられる不揮発性 水不溶性低分子量油性化合物は、約800未満の分子量、少なくとも約0.8の 比重を有し、25℃で液体形状をしている。このヘアコンディショニング組成物 は、改良されたコンディショニング利益、例えば滑らかさ、柔軟性及びヘアに対 する櫛通り良さを、潤い、さらさら感(free flowing)、べとつきの減少及び静電 気制御に加えてもたらし、またこれは、既知のコンディショニンク剤を組成物中 に組み込むことができる。 発明の要約 本発明は、ヘアコンディショニング組成物に関し、これは: (a)少なくとも約800の分子量、少なくとも約0.9の比重を有し、25 ℃で液体形態であり、下記式(I)を有する水不溶性高分子量油性化合物: ここでA1、A2、A3及びA4は、それぞれ、C1から約C30を有するアルキル 、アルケニル、アリール、アルキルアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ ル、アルコキシアルキル、アシル、アシルアルキル及びアルキルアシロキシル基 又は、式−(CH2)n−O−OCRであって、ここでRはC1から約C30の分岐若 しくは直鎖アルキル若しくはアルケニルであり、nは1から約30の整数である ;と、 (b)約800未満の分子量、少なくとも約0.8の比重を有し、25℃で液 体形状である不揮発性水不溶性低分子量油性化合物;と、 (c)キャリヤーと、 を含む。 このような組成物は、改良されたコンディショニング利益、滑らかさ、柔軟性 及びヘアに対する櫛通り良さを、潤い、さらさら感、べとつきの減少及び静電気 制御に加えて有し、既知のコンディショニング剤を当該組成物に組み込むことが できるヘアコンディショニング組成物に対する要求を満足するものである。 発明の詳細な記載 ここでの全てのパーセンテージは、他に示さない限り、組成物の重量によるも のである。全ての割合は、他に示さない限り、重量割合である。ここで言及され る成分の全てのパーセンテージ、割合及びレベルは、重量換算によるものであり 、成分の実際量に基づいており、他に示さない限り、溶媒、充填剤、又は市販製 品として配合剤と組み合わされ得る他の物質を含まない。 本発明は、ここで記述される必須成分と、またここで記述される如何なる好ま しい若しくは任意の成分とを含み、これらからなり又はこれらから本質的になる ことができる。 ここで言及される全ての刊行物、特許出願及び発行特許を、全文援用して本文 の一部とする。水不溶性高分子量油性化合物 本発明のヘアコンディショニング組成物は、水不溶性高分子量油性化合物及び キャリヤーを含む。本発明の水不溶性高分子量油性化合物は、優れたコンディシ ョニング利益、例えばヘアに対する滑らかさ及び櫛通り良さを与えるものである 。本発明の水不溶性高分子量油性化合物は、ヘアに付着することができ、ヘアの 調子を整えることができるが、この理論に拘束されない。また、この水不溶性高 分子量油性化合物は、ヘアの表面を覆い、その結果、ヘアの摩擦を減少させてヘ アに滑らかさをもたらす。水不溶性高分子量油性化合物は、通常の使用及び保管 状態において化学的に安定である。 ここで用いられる場合、用語「水不溶性油性化合物」とは、室温において水に 十分に可溶性でないことを意味する。この化合物が1.0%よりも高い濃度で、 好ましくは0.5%よりも高い濃度で水と混合している場合に、化合物が水に一 時的に分散して不安定なコロイドを形成し、それから短期間で素早く水から2つ の相へ分離する。 本発明に有用な水不溶性高分子量油性化合物は、化合物が少なくとも約0.9 の比重を有し、25℃で液体形態である限り、少なくとも約800、好ましくは 少なくとも約1000、より好ましくは少なくとも約1200の分子量を有する 。 本発明に有用な水不溶性高分子量油性化合物には、下記式(I)のものが含ま れる: ここでA1、A2、A3及びA4は、それぞれ、C1から約C30を有するアルキル、 アルケニル、アリール、アルキルアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシル 、アルコキシアルキル、アシル、アシルアルキル及びアルキルアシロキシル基又 は、式−(CH2)n−O−OCRであり、ここでRはC1から約C30の分岐若しく は直鎖アルキル若しくはアルケニルであり、nは1から約30の整数、好ましく は1である。 好ましくは、本発明の水不溶性高分子量油性化合物は、A1、A2、A3及びA4 の全てがエステル基であるか、A1、A2、A3及びA4のうちの3つがエステル基 であり、残りはアルキル基であるエステルである。より好ましくは、本発明の水 不溶性高分子量油性化合物は、約C12から約C22の脂肪酸とペンタエリスリトー ルとのエステル、約C12から約C22の脂肪酸とトリメチロールアルカンとのエス テル、及びこれらの混合物である。 好ましい水不溶性高分子量油性化合物は、A1、A2、A3及びA4に対して同一 の置換基を有するものであり、ここで、これらの置換基はエステル基である。 好ましい本発明の水不溶性高分子量油性化合物は、ペンタエリスリトールテト ライソステアレート、トリメチロールプロパントリイソステアレート、ペンタエ リスリトールテトラオレエート、トリメチロールプロパントリオレエート及びこ れらの混合物である。 適当なエステル化合物には、例えば、Kokyo AlcoholからKAKPTI及びKAKTTIの 商品名で入手可能なペンタエリスリトールテトライソステアレート及びトリメチ ロールプロパントリイソステアレートと、Shinnihon RikaからPTO及びENUJERUBU TP3S0の商品名としてそれぞれ入手可能なペンタエリスリトールテトラオレエー ト及びトリメチロールプロパントリオレエートが含まれる。 水不溶性高分子量油性化合物は、組成物の約0.1重量%から約20.0重量 %、好ましくは約0.1重量%から約10.0重量%、より好ましくは約0.2 重量%から約5.0重量%のレベルで用いられる。キャリヤー 本発明のヘアコンディショニング組成物は、キャリヤーを含む。キャリヤーの レベル及び種類は、他の成分との相溶性及び製品の所望される特徴に従って選択 される。 本発明に有用なキャリヤーには、水、低級アルキルアルコール、多価アルコー ル及びこれらの混合物が含まれる。ここで有用な低級アルキルアルコールは、C1 −C6アルキル一価アルコール、好ましくはC2−C3アルキルアルコールである 。好ましい低級アルキルアルコールは、エチルアルコール、イソプロピルアルコ ール及びこれらの混合物である。ここで有用な多価アルコールには、例えばプロ ピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン及びプロパンジオール及 びこれらの混合物が含まれる。不揮発性水不溶性低分子量油性化合物 本発明のヘアコンディショニング組成物は、更に、不揮発性水不溶性低分子量 油性化合物を含む。本発明の不揮発性水不溶性低分子量油性化合物は、優れたコ ンディショニング利益をヘアへ提供するものである。不揮発性水不溶性低分子量 油性化合物は、ヘアに容易に浸透し、その結果、ヘアに柔軟性をもたらし、ヘア 可撓性を増加し得る。 ここで用いられる場合、用語「不揮発性」とは、水不溶性低分子量油性化合物 が周囲条件下で、例えば25℃、1気圧で、顕著な蒸気圧をかなり低く又は全く 示さないことを意味する。 本発明に有用な不揮発性水不溶性低分子量油性化合物は、化合物が少なくとも 約0.8の比重を有し、25℃で液体形態である限り、約800よりも小さい、 好ましくは約500よりも小さい、最も好ましくは約300よりも小さい分子量 を有する。 好ましくは、ここで有用な不揮発性水不溶性低分子量油性化合物は、約10か ら約40の炭素原子を有する炭化水素、約10から約30の炭素原子を有する脂 肪アルコール、約10から約30の炭素原子を有する脂肪酸、脂肪酸誘導体、脂 肪アルコール誘導体及びこれらの混合物からなる群より選択される。 有用な炭化水素には、直鎖、環状及び分岐鎖炭化水素が含まれ、これは飽和又 は不飽和とすることができる。10から約40の炭素原子を有する適当な炭化水 素には、例えばイソパラフィン及び鉱油が含まれる。これらの炭化水素は、例え ばExxon Chemical Co.からIsoparの商品名で及びWitco Corp.からBenolの商品名 で入手可能である。 ここで有用な脂肪アルコールには、約10から約30の炭素原子、好ましくは 約12から約22の炭素原子、より好ましくは約16から約22の炭素原子を有 するものが含まれる。これらの脂肪アルコールは、直鎖又は分岐鎖アルコールで あることができ、飽和又は不飽和アルコール、好ましくは不飽和アルコールであ ることができる。適当な脂肪アルコールには、オレイルアルコール、イソステア リルアルコール、トリデシルアルコール、デシルテトラデシルアルコール及びオ クチルドデシルアルコールが含まれる。これらのアルコールは、例えばShinniho n Rikaから入手可能である。 ここで有用な脂肪酸には、約10から約30の炭素原子、好ましくは約12か ら約22の炭素原子、より好ましくは約16から約22の炭素原子を有するもの が含まれる。これらの脂肪酸は、直鎖又は分岐鎖酸であることができ、飽和又は 不飽和であることができる。適当な脂肪酸には、例えばオレイン酸、リノール酸 、イソステアリン酸、リノレン酸及びエチルリノレン酸が含まれる。 脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体は、例えば、脂肪アルコールのエステ ル、アルコキシル化脂肪アルコール、脂肪アルコールのアルキルエーテル、アル コキシル化脂肪アルコールのアルキルエーテル、及びこれらの混合物を含むとこ こで定義される。脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体の非限定例には、例え ば、メチルリノレエート、エチルリノレエート、イソプロピルリノレエート、イ ソデシルオレエート、イソプロピルオレエート、エチルオレエート、オクチルド デシルオレエート、オレイルオレエート、デシルオレエート、ブチルオレエート 、メチルオレエート、オクチルドデシルステアレート、オクチルドデシルイソス テアレート、オクチルドデシルイソパルミテート、オクチルイソペラルゴネート 、オクチルペラルゴネート、ヘキシルイソステアレート、イソプロピルイソステ アレート、イソデシルイソノナノエート及びOleth-2が含まれる。 かなり好ましい不揮発性水不溶性低分子量油性化合物は、オクチルドデシルイ ソステアレート、メチルミリステート、オレイルアルコール、約14から約40 の炭素原子を有する炭化水素及びこれらの混合物からなる群より選択される。 上記化合物の非限定例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary, 第5版,1993 及び CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,第2版,1992に見出すこと ができ、これらを全文援用して本文の一部とする。 不揮発性水不溶性低分子量油性化合物は、組成物の約0.1重量%から約10 .0重量%、好ましくは約0.2重量%から約5.0重量%、より好ましくは約 0.2重量%から約2.0重量%のレベルで含まれる。固形水不溶性脂肪族化合物 本発明のヘアコンディショニング組成物は、更に、固形水不溶性脂肪族化合物 を含むことができる。本発明の固形水不溶性脂肪族化合物は、ヘア表面を覆い、 ヘアに滑らかな感触を与え、摩擦係数を減少させることによって櫛通り良さをも たらすと思われるが、この理論に拘束されない。 ここで用いられる場合、用語「固形水不溶性」脂肪族化合物は、室温において 水に十分に可溶性でない化合物を意味する。化合物が1.0%よりも高い濃度、 より好ましくは0.5%よりも高い濃度で水と混合されている場合、化合物は、 元々の状態で残り、溶解しない。用語「固形」とは、化合物が圧力に抵抗性であ り、容易に形状変化せず、25℃でガム、ペースト、液体又は気体特性と区別さ れることを意味する。 本発明に有用な固形水不溶性脂肪族化合物には、少なくとも約20の炭素原子 を有する炭化水素、少なくとも約14の炭素原子を有する飽和脂肪アルコール、 少なくとも約10の炭素原子を有する脂肪酸、脂肪酸誘導体、脂肪アルコール誘 導体、及びこれらの混合物が含まれる。炭化水素、飽和脂肪アルコール、脂肪酸 、脂肪酸誘導体又は脂肪アルコール誘導体のような固形水不溶性脂肪族化合物は 、その特徴の違いから、「不揮発性水不溶性低分子量油性化合物」の部分で例示 された化合物と区別される。 これらの化合物のいくつかは、非イオン性界面活性剤としての特性を有するこ とができ、或いは、そのように分類されることができると理解される。しかしな がら、成された分類は、特定の化合物における限定を意味するものと意図される ものではなく、分類及び命名法の都合からそのように成されたものである。 ここで有用な飽和脂肪アルコールは、少なくとも約14の炭素原子、好ましく は約14から約22の炭素原子を有するものである。これらの飽和脂肪アルコー ルは、直鎖又は分岐鎖アルコールであることができる。適当な飽和脂肪アルコー ルには、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコ ールが含まれる。これらは、例えば、Shinnihon RikaからKonolシリーズの商品 名で又はNippon OilからNAAシリーズの商品名で市販されている。 ここで有用な脂肪酸は、少なくとも約10の炭素原子を有するものである。こ れらの脂肪酸は、直鎖又は分岐鎖酸であることができ、飽和又は不飽和であるこ とができる。また、二酸及び三酸及び、ここで要求される炭素数に適合する他の 多酸も含まれる。適当な脂肪酸には、例えば、ステアリン酸、ベヘン酸、パルミ チン酸、アラキドン酸及びセバシン酸が含まれる。これらは、例えばAkzoからNo e-Fatの商品名で及びWitco Corp.からHystreneの商品名で、又はVevyからderma の商品名で入手可能である。 脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体は、ここでは、脂肪酸のエステルを含 むと定義され、これには、この酸の脂肪アルコールエステル及びこの酸のエトキ シル化アルコールエステルが含まれる。脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体 の非限定例には、例えば、グリセリルモノステアレート、ステアリルステアレー ト、エチルステアレート、セチルステアレート、セチルパルミテート及びミリス チルミルステートが含まれる。 適当なステロイドには、例えば、NikkoからNikkol Aguasome LAの商品名のコ レステロールが含まれる。 かなり好ましい固形水不溶性脂肪族化合物は、約C14から約C22を有する飽和 脂肪アルコールである。 上記化合物の非限定例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary, 第5版,1993 及びCTFA Cosmetic Ingredient Handbook,第2版,1992に見出され、 これらを全文援用して本文の一部とする。 固形水不溶性脂肪族化合物は、組成物の約0.1%から約20%、好ましくは 約1%から約15%、より好ましくは約4%から約10%のレベルで含まれる。追加コンディショニング剤 更に、当産業において既知の他のコンディショニング剤は、本発明に含まれ得 る。適当なコンディショニング剤には、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリ マー、シリコーン化合物及びこれらの混合物が含まれる。これらのコンディショ ニング剤は、本発明のコンディショニング組成物の約0.01%から約20%の レベルで含まれる。カチオン性界面活性剤 本発明のヘアコンディショニング組成物は、更に、1以上のカチオン性界面活 性剤をコンディショニング剤として含むことができる。 ここで有用なカチオン性界面活性剤は、技術者に既知のいずれかのものである 。 中でも本発明に有用なカチオン性界面活性剤は、下記の一般式(I)の相当す るものである: ここで、R1、R2、R3及びR4の少なくとも1つは、8から30の炭素原子を有 する脂肪族、又は約22までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキ シアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキ ルアリール基から選択され、R1、R2、R3及びR4の残りは、それぞれ、1から 約22の炭素原子の脂肪族基、又は約22までの炭素原子を有する芳香族、アル コキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリー ル若しくはアルキルアリール基から選択され;Xは塩形成アニオン、例えばハロ ゲン(例えばクロリド、ブロミド)、アセテート、シトレート、ラクテート、グ リコレート、ホスフェート、ニトレート、スルホネート、スルフェート、アルキ ルスルフェート及びアルキルスルホネート基から選択されたものである。脂肪族 基は、炭素及び水素原子と共に、エーテル結合及びアミノ基のような他の基を含 むことができる。より長鎖の脂肪族基、例えば約12以上の炭素のものは、飽和 又は不飽和であることができる。好ましくは、R1、R2、R3及びR4が、それぞ れ、C1から約C22アルキルから選択される。本発明に有用なカチオン性界面活 性剤の非限定例には、下記のCTFA規格にあるものが含まれる:quaternium-8、qu aternium-24,quaternium-26、quaternium-27、quaternium-30、quaternium-33 、quaternium-43、quaternium-52、quaternium-53、quaternium-56、quaternium -60、quaternium-62、quaternium-70、quaternium-72、quaternium-75、quatern ium-77、quaternium-78、quaternium-80、quaternium-81、quaternium-82、quat ernium-83、quaternium-84、及びこれらの混合物。 また、親水性置換カチオン性界面活性剤も好ましく、それは、置換基の少なく とも1つが、置換基として又は基鎖中の結合として存在する芳香族、エーテル、 エステル、アミド又はアミノ部分を1つ以上含有し、ここで、R1−R4基の少な くとも1つが、アルコキシ(好ましくはC1−C3アルコキシ)、ポリオキシアル キレン(好ましくはC1−C3ポリオキシアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロ キシアルキル、アルキルエステル及びこれらの組み合わせから選択された1以上 の親水性部分を含むものである。好ましくは、親水性置換カチオン性コンディシ ョニング界面活性剤は、上述した範囲内に位置する2から約10の非イオン性親 水性部分を含む。好ましい親水性置換カチオン性界面活性剤は、下記式(II)か ら式(VII)のものを含む:ここで、nは8から約28であり、x+yは2から約40であり、Z1は、短鎖 アルキル、好ましくはC1−C3アルキル、より好ましくはメチル、又は−(CH2 CH2O)2Hであって、ここでx+y+zは60までであり、Xは上記で定義さ れた塩形成アニオンである; ここで、mは1から5であり、R5、R6及びR7の1つ以上が、それぞれC1−C30 アルキルであって、残りは−CH2CH2OHであり、R8、R9及びR10の1又 は2つが、それぞれC1−C30アルキルであって、残りが−CH2CH2OHであ り、Xは上述した塩形成アニオンである; ここで、Z2は、アルキル、好ましくはC1−C3アルキル、より好ましくはメチ ルであり、Z3は、短鎖ヒドロキシアルキル、好ましくはヒドロキシメチル又は ヒドロキシエチルであり、q及びpは、それぞれ2から4の整数であって、これ らは好ましくは2から3であり、一層好ましくは2であり、R11及びR12は、そ れぞれ、置換又は未置換のヒドロカルビル、好ましくはC12−C20アルキル又は アルケニルであり、Xは上記で定義された塩形成アニオンである;ここで、R13は、ヒドロカルビル、好ましくはC1−C3アルキル、より好ましく はメチルであり、Z4及びZ5は、それぞれ短鎖ヒドロカルビル、好ましくはC2 −C4アルキル又はアルケニル、より好ましくはエチルであり、aは2から約4 0、好ましくは約7から約30であり、Xは上記で定義された塩形成アニオンで ある; ここで、R14及びR15は、それぞれC1−C3アルキル、好ましくはメチルであり 、Z6はC12−C22ヒドロカルビル、アルキルカルボキシ又はアルキルアミドで あり、Aはタンパク質、好ましくはコラーゲン、ケラチン、乳タンパク質、シル ク、大豆、小麦タンパク質、又はこれらの水素化形態であり;Xは上記で定義さ れた塩形成アニオンである; ここで、bは2又は3であり、R16及びR17は、それぞれC1−C3ヒドロカルビ ル、好ましくはメチルであり、Xは上記で定義された塩形成アニオンである。本 発明で有用な親水性置換カチオン性界面活性剤の非限定例には、下記のCTFA規格 にある物質が含まれる:quaternium-16、quaternium-61、quaternium-71、quate rnium-79水素化コラーゲン、quaternium−79水素化ケラチン、quaternium-79水 素化乳タンパク質、quaternium-79水素化シルク、quaternium-79水素化大豆タン パク質、及びquaternium-79水素化小麦タンパク質。かなり好ましい化合物には 、次の市販物質が含まれる;Witco ChemicalからのVARIQUAT K1215及び638、Mcl ntreからのMACKPRO KLP、MACKPRO WLW、MACKPRO MLP、MACKPRO NSP、MACKPRO NL W、MACKPRO WWP、MACKPRO NLP、MACKPRO SLP、AkzoからのETHOQUAD 18/25、ETHO QUAD O/12PG、ETHOQUAD C/25、ETHOQUAD S/25、及びETHODUOQUAD、Henkelからの DEHYQUAT SP並びにICI AmericasからのATLAS G265。 一級、二級及び三級脂肪アミンの塩も、適したカチオン性界面活性剤である。 このようなアミンのアルキル基は、好ましくは約12から約22の炭素原子を有 し、置換及び未置換であることができる。特に有用なのは、アミノ置換三級脂肪 アミンである。ここで有用なこのようなアミンには、ステアロアミドプロピルジ メチルアミン、ステアロアミドプロピルジエチルアミン、ステアロアミドエチル ジエチルアミン、ステアロアミドエチルジメチルアミン、パルミトアミドプロピ ルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジエチルアミン、パルミトアミドエ チルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロ ピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチ ルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピ ルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエ チルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエ チルステアロアミドが含まれる。ジメチルステアロアミン、ジメチルソイアミン 、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン 、N−タロウプロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドとの )ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、及びアラキジルベ ヘニルアミンも有用である。これらのアミンは、酸、例えばL−グルタミン酸、 乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、L−グ ルタルヒドロクロリド、及びこれらの混合物と組み合わせて用いることもでき; より好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸である。本発明に有用なもの の中でもカチオン性アミン界面活性剤は、1981年6月23日発行のNachtigalらの米 国特許第4,275,055号に開示されており、これを全文援用して本文の一部とする 。 ここで用いられるカチオン性界面活性剤は、複数のアンモニウム四級部分若し くはアミノ部分又はこれらの混合物を含むこともできる。 ここで用いられるカチオン性界面活性剤は、本組成物において乳化剤として用 いられ得る。カチオン性ポリマー 本発明のヘアコンディショニング組成物は、更に1以上のカチオン性ポリマー をコンディショニング剤として含むことができる。ここで用いられる場合、用語 「ポリマー」とは、1タイプのモノマーの重合によって作られた物質又は、2以 上のタイプのモノマーによって作られた物質(すなわち、コポリマー)を含む。 好ましくは、カチオン性ポリマーは、水溶性カチオン性ポリマーである。「水 溶性」カチオン性ポリマーとは、25℃の水中において0.1%の濃度で裸眼に 対して実質的に透明な溶液を形成するために、水に十分可溶性であるポリマーを 意味する。好ましいポリマーは、0.5%の濃度で、より好ましくは1.0%の 濃度で実質的に透明な溶液を形成するために十分可溶性であり得る。 本発明のカチオン性ポリマーは、一般的に少なくとも約5,000、普通は少 なくとも約10,000であり、約1000万を越えない重量平均分子量を有す る。好ましくは、分子量は、約100,000から約200万である。カチオン 性ポリマーは、一般に、カチオン性窒素含有部分、例えば四級アンモニウム又は カチオン性アミノ部分、及びこれらの混合物を有し得る。 カチオン電荷密度は、好ましくは少なくとも約0.1meq/gram、より好ましく は少なくとも約1.5meq/gram、更に好ましくは少なくとも約1.1meq/gram、 一層更に好ましくは少なくとも約1.2meq/gramである。カチオン性ポリマーの カチオン電荷密度は、ケルダール法によって測定することができる。当業者は、 アミノ含有ポリマーの電荷密度がpH及びアミノ基の等電点に依存して変化し得 ることを理解できる。電荷密度は、意図された使用でのpHにおいて上記制限内 にするべきである。 如何なるアニオン性対イオンも、水溶性基準が適合する限りカチオン性ポリマ ーに利用することができる。適当な対イオンには、ハロゲン(例えば、Cl、B r、I又はF、好ましくはCl、Br又はI)、硫黄、及びメチルスルフェート が含まれる。このリストは排除するためのものではないので、他のものも使用で きる。 カチオン性窒素含有部分は、一般に、カチオン性ヘアコンディショニングポリ マーの全モノマーユニットのフラクション上の置換体として存在し得る。従って 、カチオン性ポリマーは、四級アンモニウム若しくはカチオン性アミン置換モノ マーユニット及びここでスペーサーモノマーユニットと呼ばれる他の非カチオン 性ユニットのコポリマー、ターポリマーなどを含むことができる。このようなポ リマーは、当業界では既知であり、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary,第3 版, Estrin,Crosley及びHaynes編,(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Associ ation,Inc.,Washington,D.C.,1982)に、その多様なものを見出すことができる。 適当なカチオン性ポリマーには、例えば、カチオン性アミン若しくは四級アン モニウム官能性を有するビニルモノマーと、水溶性スペーサーモノマー、例えば アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、 アルキル及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメ タクリレート、ビニルカプロラクトン並びにビニルピロリドンとのコポリマーが 含まれる。アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくは、C1−C7アル キル基、より好ましくはC1−C3アルキル基を有する。他の適当なスペーサーモ ノマーには、ビニルエステル、ビニルアルコール(ポリビニルアセテートの水和 により作製)、マレイン酸無水物、プロピレングリコール及びエチレングリコー ルが含まれる。 カチオン性アミンは、一級、二級又は三級アミンであることができ、これは、 組成物の特定の種及びpHに依存している。一般に、二級及び三級アミン、特に 三級アミンはが好ましい。 アミン置換ビニルモノマーは、アミン形態で重合することができ、それから場 合によっては、四級化反応によってアンモニウムに転化することができる。また 、アミンはポリマーの形成に続けて同様に四級化されることもできる。例えば、 三級アミン官能物は、式R'Xの塩と反応することによって四級化でき、ここで R'は、短鎖アルキル、好ましいC1−C7アルキル、より好ましくはC1−C3ア ルキルであり、Xは四級化アンモニウムによって水溶性塩を形成するアニオンで ある。 適当なカチオン性アミノ及び四級アンモニウムモノマーには、例えば、ジアル キルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、 モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタク リレート、トリアルキルメタクリロキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキル アクリロキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル四級アンモニウム塩で置換され たビニル化合物、並びに環状カチオン性窒素含有環、例えばピリジニウム、イミ ダゾリウム及び四級化ピロリドンを有するビニル四級アンモニウムモノマー、例 えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビ ニルピロリドン塩が含まれる。これらのモノマーのアルキル部分は、好ましくは 、低級アルキル、例えばC1−C3アルキル、より好ましくはC1−C2アルキルで ある。ここでの使用に適当なアミン置換ビニルモノマーには、ジアルキルアミノ アルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキル アミノアルキルアクリルアミド及びジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド であって、ここでアルキル基は、好ましくはC1−C7ヒドロカルビル、より好ま しくはC1−C3アルキルであるものが含まれる。 ここでのカチオン性ポリマーは、アミン−及び/又は四級アンモニウム−置換 モノマー及び/又は適合性スペーサーモノマーから誘導されるモノマーユニット の混合物を含むことができる。 適当なカチオン性ヘアコンディショニングポリマーには、例えば、1−ビニル −2−ピロリドン及び1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えばクロリ ド塩)のコポリマー(Cosmetic,Toiletry and Fragrance Association,“CTFA"に より当産業界ではPolyquaternium-16と呼ばれている)、例えばBASF Wyandotte C orp.(Parsippany,NJ,USA)からLUVIQUATの商品名で市販されているもの(例えばLU VIQUAT FC 370;1−ビニル−2−ピロリドン及びジメチルアミノエチルメタク リレートのコポリマー(CTFAにより当業界ではPolyquaternium-11と呼ばれている )、例えば Gaf Corporation(Wayne,NJ.USA)からGAFQUATの商品名で市販されてい るもの(例えばGAFQUAR 755N);カチオン性ジアリル四級アンモニウム含有ポリ マー、これには例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー並 びにアクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマーと が含まれ、当産業界(CTFA)ではそれぞれPolyquaternium 6及びPolyquaternium 7 と呼ばれているもの;並びに、3から5の炭素原子を有する不飽和カルボン酸の ホモ及びコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩であって、援用して本文 の一部とされる米国特許第4,009,256号に記述されているものが含まれる。 使用できる他のカチオン性ポリマーには、多糖ポリマー、例えばカチオン性セ ルロース誘導体及びカチオン性デンプン誘導体が含まれる。 ここでの使用に適するカチオン性多糖ポリマー物質には、下記の式のものが含 まれる: ここで:Aはアンヒドログルコース残基、例えばデンプン又はセルロースアンヒ ドログルコース残基であり、Rはアルキレンオキシアルキレン、ポリオキシアル キレン若しくはヒドロキシアルキレン基又はこれらの組み合わせであり、R1、 R2及びR3は、それぞれアルキル、アリール、アルキルアリール、アルコキシア ルキル又はアルコキシアリール基であり、各基は、約18までの炭素原子を有し 、各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、R1、R2及びR3の炭素原子の合 計)は、好ましくは約20以下であり、Xは、既述のアニオン性対イオンである 。 カチオン性セルロースは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとの反応に よるヒドロキシエチルセルロースの塩であるPolymer JR(商品名)及びLR(商品 名)シリーズのポリマーとしてAmerchol Corp.(Edison,NJ.USA)から入手可能で あり、これは当産業界(CTFA)でPolyquaternium10と呼ばれている。カチオン性セ ルロースの他のタイプには、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドとの 反応によるヒドロキシエチルセルロースの高分子四級アンモニウム塩が含まれ、 これは当産業界(CTFA)でPolyquaternium24と呼ばれている。これらの物質は、Po lymer LM-200の商品名でAmerichol Corp.(Edison,NJ,USA)から入手可能である。 ここで使用できる他のカチオン性ポリマーには、カチオン性グアーガム誘導体 、例えばグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Jaguar Rシリーズと してCelanese Corp.から市販されている)が含まれる。他の物質には、四級窒素 含有セルロースエーテル(例えば、援用して本文の一部とされる米国特許第3,96 2,418号に記述されているもの)及びエーテル化セルロースとデンプンとのコポ リマー(例えば、援用して本文の一部とされる米国特許第3,958,581号に記述さ れているもの)が含まれる。シリコーン化合物 ここで有用な他のコンディショニング剤には、シリコーン化合物が含まれる。 本発明のヘアコンディショニング組成物は、揮発可溶性若しくは不溶性、又は不 揮発可溶性若しくは不溶性のシリコーンコンディショニング剤を含むことができ る。可溶性とは、シリコーンコンディショニング剤が、組成物のキャリヤーと、 同一相の一部を形成するように混和性であることを意味する。不溶性とは、シリ コーンが、シリコーンの小滴のエマルジョン又は分散物の形態であるようなキャ リヤーと分離した不連続の相を形成することを意味する。 ここで用いられる不揮発性分散シリコーンは、好ましくは25℃で約1,00 0から約2,000,000センチストーク、より好ましくは約10,000か ら約1,800,000、更により好ましくは約100,000から約1,50 0,000の粘度を有することができる。粘度は、Dow Corning Corporate Test Method CTM0004,1970年7月20日に説明されたガラスキャピラリ粘度計の測定に より測定でき、これを全文援用して本文の一部とする。適当なシリコーン流体に は、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリール シロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、及びこれらの混合物が含まれ る。ヘアコンディショニング特性を有する他の不揮発性シリコーン化合物も使用 できる。 ここでの不揮発性分散シリコーン化合物には、また下記の構造(I)を有する ポリアルキル又はポリアリールシロキサンも含まれる: ここで、Rはアルキル又はアリールであり、xは約7から約8000の整数であ る。“A”は、シリコーン鎖の末端を封止する基を表す。シロキサン鎖(R)に おいて又はシロキサン鎖の末端(A)で置換されたアルキル又はアリール基は、 得られたシリコーンが室温で流動性を保持し、分散性であり、ヘアに塗布したと きに刺激も毒性も他の有害性もなく、組成物の他の成分と相溶性があり、通常の 使用及び保管状態で化学的に安定であり、ヘアに付着してその性能を整えること ができる限り、如何なる構造をも有することができる。適当なA基には、ヒドロ キシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びアリーロキシが含まれる。 ケイ素原子の2つのR基は、同一の基又は異なる基を表し得る。好ましくは、2 つのR基は、同一の基を表す。適当なR基には、メチル、エチル、プロピル、フ ェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルが含まれる。好ましいシリコーン化 合物は、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェ ニルシロキサンである。ポリジメチルシロキサンは、ジメチコーンとしても既知 であり、特に好ましい。ここで使用できるポリアルキルシロキサンには、例えば ポリジメチルシロキサンが含まれる。これらのシリコーン化合物は、例えば、Ge neral Electric CompanyからViscasilR及びSF96シリーズとして、並びにDow Cor ningからDow Corning200シリーズとして入手可能である。 ポリアルキルアリールシロキサン流体も使用でき、これには、例えばポリメチ ルフェニルシロキサンが含まれる。これらのシロキサンは、例えばGeneral Elec tric CompanyからSF1075メチルフェニル流体として、又はDow Corningから566 C osmetic Grade Fluidとして入手可能である。 ヘアのつや特性を高めるためには、高度アリール化シリコーン化合物、例えば 、約1.46以上、特に約1.52以上の屈折率を有する高度フェニル化ポリエ チルシリコーンが特に好ましい。これらの高屈折率シリコーン化合物を用いる場 合、これらは、後述するように表面張力を減らし、物質の薄膜形成能を高めるた めに、展着剤、例えば界面活性剤又はシリコーン樹脂と、混合されるべきである 。 使用できる不揮発性分散シリコーン化合物には、例えば、ポリプロピレンオキ シド改質ポリジメチルシロキサンが含まれるが、エチレンオキシド又はエチレン オキシド及びプロピレンオキシドの混合物も使用できる。エチレンオキシド及び ポリプロピレンオキシドのレベルは、シリコーンの分散特性を干渉しないように 十分低くすべきである。これらの物質はまた、ジメチコーンコポリオールとして も既知である。 他の不揮発性分散シリコーン化合物には、アミノ置換物質が含まれる。適当な アルキルアミノ置換シリコーン化合物には、下記の構造(II)によって表されるも のが含まれる: ここで、Rは、CH3又はOHであり、x及びyは分子量に依存した整数であり 、平均分子量は、およそ5,000から10,000の間となる。このポリマー はまた、「アモジメチコーン」としても既知である。 適当なアミノ置換シリコーン流体には、式(III)で表されるものが含まれる: (R1)aG3-a-Si-(-OSiG2)n-(-OSiGb(R1)2-b)m-O-SiG3-a(R1)a (III) 式中Gは水素、フェニル、OH、C1−C8アルキルからなる群より選択され、好 ましくはメチルであり;aは0又は1から3の整数を表し、好ましくは0と等し く;bは0又は1を表し、好ましくは1と等しく;n+mの合計は1から2,0 00の数であり、好ましくは50から150であって、nは0から1,999の 数を表すことができ、好ましくは49から149であり、mは1から2,000 の整数を表すことができ、好ましくは1から10であり;R1は一価の基である 式Cq2qLであって、式中qは2から8の間の整数であり、Lは下記の基から 選択され、 -N(R2)CH2-CH2-N(R2)2 -N(R2)2 -N(R2)3A- -N(R2)CH2-CH2-NR2H2A- 式中、R2は水素、フェニル、ベンジル、飽和炭化水素基、好ましくは1から2 0の炭素原子を含有するアルキル基からなる群から選択され、A-はハライドイ オンを表す。 式(III)に相当する特に好ましくはアミノ置換シリコーンは、式(IV)の「トリ メチルシリルアモジメチコーン」として既知のポリマーである: この式中、n及びmは所望される化合物の実際の分子量に依存して選択される 。 使用できる他のアミノ置換シリコーンポリマーは、式(V)で表されるもので ある: ここでR3は、1から18の炭素原子を有する一価の炭化水素基を表し、好まし くはアルキル又はアルケニル基例えばメチルであり;R4は炭化水素基を表し、 好ましくはC1−C18アルキレン基又はC1−C18、より好ましくはC1−C8アル キレンオキシ基であり;Q-はハライドイオン、好ましくはクロリドであり;r は2から20、好ましくは2から8の平均統計学的値(average statistical vat ue)を表し;sは20から200、好ましくは20から50の平均統計学的値を 表す。このクラスの好ましいポリマーは、“UCAR SILICONE ALE 56"の名称で Un ion Carbideから入手可能である。 適当な不揮発性分散シリコーン化合物を開示する参考文献には、Greenの米国 特許第2,826,551号;1976年6月22日発行のDrakoffの米国特許第3,964,500号;Pa derの米国特許第4,364,837号;及びWoolstonの英国特許第849,433号が含まれ、 これら全てを全文援用して本文の一部とする。また、1984年にPetrarch Systems Inc.,から刊行の“Silicon Compounds"も、全文援用して本文の一部とする。こ の文献は適当なシリコーン化合物の拡張リストを与えるものであって、排除のた めのものではない。 特に有用であり得る他の非揮発性分散シリコーンは、シリコーンガムである。 用語「シリコーンガム」とは、ここで用いられる場合、1000000センチス トークよりも大きい又はこれに等しい25℃での粘度を有するポリオルガノシロ キサン物質を意味する。ここで記述されるシリコーンガムはまた、上記で開示さ れたシリコーン化合物といくつか重複することができると理解される。この重複 は、これらの物質のいずれかに限定するためのものではない。シリコーンガムは 、Petrarchによって記述されており、また他には1979年5月1日発行のSpitzerら の米国特許第4,152,416号及びNoll,Walter,Chemistry and Technology of Silic ones,New York:Academic Press 1968年が含まれる。General Electric Silicon Rubber Product Data Sheets SE30,SE33,SE54及びSE76も記述されたシリコー ンガムである。これらを全て全文援用して本文の一部とする。「シリコーンガム 」は、普通約200,000を越える質量分子量、一般には約200,000と 約1,000,000の間の質量分子量を有することができる。特定例には、ポ リジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサンメチルビニルシロキサン)コ ポリマー、ポリ(ジメチルシロキサンジフェニルシロキサンメチルビニルシロキ サン)コポリマー及びこれらの混合物が含まれる。 シリコーン樹脂も有用であり、これは高度に架橋された高分子シリコーン系で ある。架橋は、シリコーン樹脂の製造において一官能性又は二官能性或いはこれ ら双方のシランを用いて三官能性及び四官能性のシランを組み込むことにより導 入される。当業界でよく理解されるように、得られるシリコーン樹脂のために要 求される架橋度は、シリコーン樹脂に組み込まれる特定のシランユニットに応じ て変わることができる。一般に、十分なレベルの三官能性及び四官能性シロキサ ンモノマーユニットを有するシリコーン物質は、このため、乾燥して硬質の又は 堅い薄膜となるような十分なレベルの架橋が、シリコーン樹脂となるために考慮 される。酸素原子対ケイ素原子の割合は、特定のシリコーン物質における架橋レ ベルを示す。ケイ素原子当たり少なくとも1.1酸素原子を有するシリコーン物 質は、一般にここでは、シリコーン樹脂であろう。好ましくは、酸素:ケイ素原 子の割合は、少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造に用い られるシランには、モノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェニル− 、ジフェニル−、メチルフェニル−、モノビニル−及びメチルビニルクロロシラ ン並びにテトラクロロシランが含まれ、メチル置換シランが最も普通に用いられ る。好ましい樹脂は、General ElectricからGE SS4230及びSS4267として提供さ れている。市販のシリコーン樹脂は、一般に低粘度の揮発性又は不揮発性シリコ ーン流体中の分散形態で供給され得る。ここで使用されるシリコーン樹脂は、当 業者にすぐに明らかであるように、このような分散形態で供給され、本発明の組 成物に組み込まれる。シリコーン樹脂はヘアへの他のシリコーン化合物の付着を 高めることができ、高い屈折率値のヘアの光沢に高めることができる。 他の有用なシリコーン樹脂は、CTFA規格のポリメチルシルセキオキサン(polym ethylsilsequioxane)が与えられている物質のようなシリコーン樹脂粉末であり 、これはToshiba SiliconesからTospearl(商品名)として市販されている。 シリコーン化合物におけるバックグラウンド物質は、シリコーン流体、ガム及 び樹脂及びシリコーン化合物の製造を論議する部分に含まれるが、これはEncycl opedia of Polymer Science and Engineering,第15巻、第2版、pp204-308,John Wiley & Sons,Inc.,1989年に見出すことができ、これを全文援用して本文の一部 とする。 シリコーン物質及び、特にシリコーン樹脂は、“MDTQ”命名法として当業 者に周知の短縮化命名法によって、簡便に同定することができる。この方法では 、シリコーンはシリコーンを作り上げる種々のシロキサンモノマーユニットの存 在によって記述される。簡単に言えば、シンボルMは一官能性ユニット(CH3)3 SiO.5を表し;Dは二官能性ユニット(CH3)2SiOを表し;Tは三官能性ユ ニット(CH3)SiO1.5を表し;及びQは四価の若しくは四官能性ユニットSi O2を表す。ユニットシンボルのプライム、例えばM'、D'、T'及びQ'は、メ チル以外の置換基を表し、それぞれの場合について特別に定義されなければなら ない。普通に変えられる置換体には、例えばビニル、フェニル、アミノ、ヒドロ キシなどの基が含まれる。種々のユニットのモル比は、シリコーン中の各タイプ のユニットの合計数又はその平均を示すシンボルに付されたサブスクリプトの用 語であっても、又は分子量との組み合わせの割合を特別に示すものであっても、 MDTQ 法によりシリコーン物質の記述を完結する。シリコーン樹脂中のT、Q、T'及 び/又はQ'からD、D'、M及び/又はM'のより高い相対モル量は、より高いレ ベルの架橋を示す。しかしながら、前で述べたように、架橋のすべてのレベルは 、また酸素対ケイ素比によっても示すことができる。 ここで使用される好ましいシリコーン樹脂は、MQ、MT、MTQ、MQ及び MDTQ樹脂である。従って、好ましいシリコーン置換物は、メチルである。特 に好ましいのは、M:Qの割合が約0.5:1.0から約1.5:1.0であり 、樹脂の平均分子量が約1000から約10000であるMQ樹脂である。追加界面活性剤 本発明のヘアコンディショニング組成物は、さらに、追加界面活性剤を含み得 る。このような追加界面活性剤は、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、 非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及びこれらの混合物であって、本 発明のコンディショニング組成物に影響しないものが含まれる。 追加界面活性剤は、スプレー又はムースの形態の組成物に特に有用であり、こ こで追加界面活性剤は、キャリヤー中で不溶性のコンディショニング剤及び他の 成分を懸濁するために用いられる。追加界面活性剤は、普通、組成物の約0.1 重量%から約15重量%、好ましくは約0.3重量%から約10重量%のレベル で含まれる。レベル及び種は、他の成分との相溶性及び製品の所望される特性に よって選択される。両性及び双性イオン性界面活性剤 本発明のヘアコンディショニング組成物は、両性及び/又は双性イオン性界面 活性剤を含むことができる。 ここで使用される両性界面活性剤には、脂肪族二級及び三級アミンの誘導体が 含まれ、この脂肪族基は、直鎖又は分岐されており、脂肪族置換物の1つは、約 8から約18の炭素原子を含み、1つはアニオン性の水溶性化基、例えばカルボ キシ、スルホート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートを含む。 ここで使用される双性イオン性界面活性剤には、脂肪族四級アンモニウム、ホ スホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体が含まれ、この脂肪族基は直鎖又は 分岐されており、ここで脂肪族置換物の1つは約8から約18の炭素原子を含み 、 1つはアニオン性基、例えばカルボキシ、スルホネート、スルフェート、ホスフ ェート又はホスホネートを含む。これらの化合物の一般式は下記のものであり:ここでR2は、約8から約18の炭素原子のアルキル、アルケニル又はヒドロキ シアルキル基、0から約10のエチレンオキシド部分及び0から約1のグリセリ ル部分を含み;Yは、窒素、リン及び硫黄原子からなる群より選択され;R3は 、1から約3の炭素原子を含むアルキル又はモノヒドロキシアルキル基であり; Xは、Yが硫黄原子の場合に1であり、Yが窒素又はリン原子の場合には2であ り;R4は、1から約4の炭素原子のアルキレン又はヒドロキシアルキレンであ り、Zは、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスホネート及び ホスフェート基からなる群より選択された基である。 両性及び双性イオン性界面活性剤の例には、またスルタイン及びアミドスルタ インも含まれる。スルタインには、アミドスルタインが含まれるが、例えばココ ジメチルプロピルスルタイン、ステアリルジメチルプロピルスルタイン、ラウリ ル−ビス−(2−ヒドロキシエチル)プロピルスルタインなど;並びに、アミド スルタイン、例えばコカミドジメチルプロピルスルタイン、ステアリルアミドド ジメチルプロピルスルタイン、ラウリルアミド−ビス−(2−ヒドロキシエチル )プロピルスルタインなどが含まれる。好ましいのは、アミドヒドロキシスルタ イン、例えばC12−C18ヒドロカルビルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、 特にC12−C14ヒドロカルビルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、例えばラ ウリルアミドプロピルヒドロキシスルタイン及びコカミドプロピルヒドロキシス ルタインである。他のスルタインは、米国特許第3,950,417号に記述されており 、これを全文援用して本文の一部とする。 他の適当な両性界面活性剤は、式RNH(CH2)nCOOMのアミノアルカノエ ート、式RN[(CH2)mCOOM]2のイミノジアルカノエート及びこれらの混合 物であり;ここで、n及びmは1から約4の数であり、RはC8−C22のアルキ ル又はアルケニルであり、Mは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ ニウム又はアルカノールアンモニウムである。 適当なアミノアルカノエートの例には、n−アルキルアミノプロピオネート及 びn−アルキルイミノジプロピオネートが含まれ、この特定例には、N−ラウリ ル−ベータ−アミノプロピオン酸又はその塩と、N−ラウリル−ベータ−イミノ ジプロピオン酸又はその塩と、これらの混合物とが含まれる。 他の適当な両性界面活性剤には、下記の式で表されるものが含まれる: ここでR1は、C8−C22のアルキル又はアルケニルであり、好ましくはC12−C16 であり、R2及びR3は、それぞれ、水素、−CH2CO2M、−CH2CH2OH 、−CH2CH2OCH2CH2COOM、又は−(CH2CH2O)mHであって、こ こでmは1から約25の整数であるものから成る群より選択され、R4は水素、 −CH2CH2OH又はCH2CH2OCH2CH2COOMであり、Zは、CO2M 又はCH2CO2Mであり、nは2又は3、好ましくは2であり、Mは水素又はカ チオン、例えばアルカリ金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム)、ア ルカリ土類金属(ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バ リウム)又はアンモニウムである。このタイプの界面活性剤は、時としてイミダ ゾリンタイプ両性界面活性剤として分類されるが、イミダゾリン中間体を直接的 に又は間接的に介して誘導されなければならない必要はないことは理解されるべ きである。適当なこのタイプの物質は、商品名MIRANOLとして販売され、 複数種の複合混合物を含むものと理解されており、R2に水素を持つことができ る種については、pHに依存して、プロトン化種及び非プロトン化種で存在する ことができる。このような変化又は種の全ては、上記の式によって包含されると 意味される。 上記式の界面活性剤の例は、モノカルボキシレート及びジカルボキシレートで ある。これらの物質の例には、ココアンフォカルボキシプロピオネート、ココア ンフォカルボキシプロピオン酸、ココアンフォカルボキシグリシネート(又は、 ココアンフォジアセテートとして呼ばれている)、及びココアンフォアセテート が含まれる。 市販の両性界面活性剤には、商品名MIRANOL C2M CONC.N.P.、MIRANOL C2M CO NC.O.P.、MIRANOL C2M SF、MIRANOL CM SPECIAL(Miranol,Inc.);ALKATERIC 2C IB(Altaril Chemicals);AMPHOTERGE W-2(Lonza,Inc.,);MONATERIC CDX-38、MO NATERIC CSH-32(Mona Industries);REWOTERIC AM-2C(Rewo Chemical Group); 及び、SHERCOTERIC MS-2(Scher Chemicals)として販売されているものが含まれ る。 本コンディショニング組成物における使用に適するベタイン界面活性剤、即ち 双性イオン性界面活性剤は、下記の式で表されるものである: ここで、R1は次のものからなる群より選択されたものであり COOM及びCH(OH)CH2SO3M R2は、低級アルキル又はヒドロキシアルキルであり;R3は、低級アルキル又は ヒドロキシアルキルであり;R4は、水素及び低級アルキルからなる群より選択 されたものであり;R5は、高級アルキル又はアルケニルであり;Yは、低級ア ルキル、好ましくはメチルであり;mは2から7、好ましくは2から3の整数で あり;nは1又は0の整数であり;Mは、水素又は既述のカチオン、例えばアル カリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムである。用語「低級アルキル」又 は「ヒドロキシアルキル」は、直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族炭化水素基及び1か ら約3炭素原子を有する置換炭化水素基、例えばメチル、エチル、プロピル、イ ソプロピル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシエチルなどを意味する。用語「高 級アルキル又はアルケニル」は、約8から約20の炭素原子を有する直鎖又は分 岐鎖の飽和(即ち「高級アルキル」)及び不飽和(即ち「高級アルケニル」)脂 肪族炭化水素基、例えばラウリル、セチル、ステアリル、オレイルなどを意味す る。用語「高級アルキル又はアルケニル」が、1以上の中間結合、例えばエーテ ル若しくはポリエーテル結合、又は非官能性置換物、例えばヒドロキシ若しくは ハロゲン基であって、ここで基は疎水性特性であることを保持しているものを含 み得る基の混合物を含むことを理解すべきである。 ここで有用な、式中nが0である上記式のベタインの界面活性剤の例には、ア ルキルベタイン、例えばココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメ チルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチル−アルファ−カルボキシエチ ルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリル−ビス−(2 −ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、ステアリル−ビス−(2−ヒ ドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチル−ガンマ−カ ルボキシプロピルベタイン、ラウリル−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−アル ファ−カルボキシエチルベタインなどが含まれる。スルホベタインは、ココジメ チルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラ ウリル−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−スルホプロピルベタインなどで表さ れ得る。 本コンディショニング組成物に有用なアミドベタイン及びアミドスルホベタイ ンの特定例には、アミドカルボキシベタイン、例えばコカミドジメチルカルボキ シメチルベタイン、ラウリルアミドジメチルカルボキシメチルベタイン、セチル アミドジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルアミド−ビス−(2−ヒド ロキシエチル)−カルボキシメチルベタイン、コカミド−ビス−(2−ヒドロキ シエチル)−カルボキシメチルベタインなどが含まれる。アミドスルホベタイン は、コカミドジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルアミドジメチルスル ホプロピルベタイン、ラウリルアミド−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−スル ホプロピルベタインなどで表され得る。非イオン性界面活性剤 本発明のヘアコンディショニング組成物は、非イオン性界面活性剤を含むこと ができる。非イオン性界面活性剤には、アルキレンオキシド基、これは実際は親 水性であるが、これと有機疎水性化合物、実際は脂肪族又はアルキル芳香族とな り得る化合物との縮合によって生成された化合物が含まれる。 ここで用いられる好ましい非イオン性界面活性剤の非限定例は以下のものであ る: (1)アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、直鎖又は 分岐鎖形状の約6から約20の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルフェ ノールと、エチレンオキシドとの縮合生成物であり、ここでエチレンオキシドは 、アルキルフェノール1モルあたり約10から約60モルのエチレンオキシドと 等しい量で存在する; (2)エチレンオキシドと、プロピレンオキシド及びエチレノジアミン産物の 反応から得られた生成物との縮合により誘導されたもの; (3)約8から約18の炭素原子を有し、直鎖又は分岐鎖形状の脂肪族アルコ ールとエチレンオキシドとの縮合生成物であり、例えば、ココナッツアルコール 1モル当たり約10から約30モルのエチレンオキシドを有するココナッツアル コールエチレンオキシド縮合物であって、ココナッツアルコール部分は約10か ら約14炭素原子を有するもの; (4)式[R123N→O]の長鎖三級アミンオキシドであって、ここで、 R1は、約8から約18の炭素原子を有するアルキル、アルケニル又はモノヒド ロキシアルキル基と、0から約10のエチレンオキシド部分と、0から約1のグ リセリル部分とを含み、R2及びR3は、約1から約3の炭素原子と0から約1の 水酸基とを含み、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル又はヒド ロキシプロピル残基である; (5)式[RR’R”P→O]の長鎖三級ホスフィンオキシドであって、ここ でRは、鎖長が約8から約18の炭素原子の範囲のアルキル、アルケニル又はモ ノヒドロオキシアルキル残基と、0から約10のエチレンオキシド部分と、0か ら約1のグリセリル部分とを含み、R’及びR”はそれぞれ約1から約3の炭素 原子を含むアルキル又はモノヒドロキシアルキル基である; (6)約1から約3の炭素原子のアルキル又はヒドロキシアルキル基(通常、 メチル)の1つの短鎖と、約8から約20の炭素原子を含むアルキル、アルケニ ル、ヒドロキシアルキル若しくはケトアルキル基を含む1つの長鎖の疎水性基と 、0から約10のエチレンオキシド部分と、0から約1のグリセリル部分と、を 含む長鎖ジアルキルスルホキシド; (7)アルキル多糖(APS)界面活性剤(例えば、アルキルポリグリコシド )であり、このような界面活性剤の例は、米国特許第4,565,647号に記述されて おり、これを全文援用して本文の一部とするが、これは、約6から約30の炭素 原子を有する疎水性基と、親水性基としての多糖(例えばポリグリコシド)とを 有するAPS界面活性剤を開示している;場合によっては、疎水性及び親水性部 分を結合するポリアルキレン−オキシド基を持つことができる;そして、アルキ ル基(即ち、疎水性部分)は、飽和若しくは不飽和、分岐若しくは非分岐、並び に非置換若しくは置換(例えばヒドロキシ又は環状環による)とすることができ る;好ましい物質は,Henkel,ICI Americas及びSeppicから市販されているアル キルポリグルコシドである; (8)ポリオキシエチルアルキルエーテル、例えば式RO(CH2CH2)nHの もの、及びポリエチレングリコール(PEG)グリセリル脂肪酸エステル、例え ば式R(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2CH2)nOHのものであって、ここ で、nは約1から約200、好ましくは約20から約100であり、Rは約8か ら約22の炭素原子を有するアルキルである。他の任意成分 広範な種々の他の成分が、場合によっては本発明の組成物に配合できる。これ らには、次のものが含まれる:他のコンディショニング剤、例えば加水分解コラ ーゲン、加水分解ケラチン、タンパク質、植物抽出物及び栄養素;ヘア保持ポリ マー;他の界面活性剤、例えばアニオン性界面活性剤;追加増粘剤及び懸濁化剤 、例えばキサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセ ルロース、デンプン及びデンプン誘導体;粘性改質剤、例えば長鎖脂肪酸のメタ ノールアミド、例えばココモノエタノールアミド;真珠箔助剤、例えばエチレン グリコールジステアレート;防腐剤、例えばベンジルアルコール、メチルパラベ ン、プロピルパラベン及びイミダゾリジニル尿素;溶媒、例えばポリビニルアル コール、エチルアルコール並びに、揮発性及び不揮発性の低分子量シリコーン流 体; pH調整剤、例えばクエン酸、ナトリウムシトレート、コハク酸、リン酸、ナト リウムヒドロオキシド、ナトリウムカーボネート;塩、一般に、例えばカリウム アセテート及びナトリウムクロリド;着色剤、例えばFD&C又はD&C染料のいずれ か;ヘア酸化(漂白)剤、例えば過酸化水素、パーボレート及びパースルフェー ト塩;ヘア還元剤、例えばチオグリコレート;香料;金属イオン封止剤、例えば ジナトリウムエチレンジアミンテトラアセテート;並びに、ポリマー可塑剤、例 えばグリセリン、ジソブチルアジペート、ブチルステアレート及びプロピレング リコール;並びに、紫外線及び赤外線スクリーニング及び吸収剤、例えばオクチ ルサリチレート、並びに噴射剤例えばフルオロ炭化水素、ジメチルエーテル、二 酸化炭素、窒素及びLPGガス。このような任意成分は一般に、それぞれ、組成 物の約0.01重量%から約10.0重量%、好ましくは約0.05重量%から 約5.0重量%のレベルで用いられる。 使用方法 本発明ヘアコンディショニング組成物は、コンディショニング利益、例えば、 滑らかさ、柔軟性及びヘアに対する櫛通り良さを、潤い、さらさら感、べとつき の減少及び静電気制御に加えてもたらすために慣用のやり方で用いられる。この ような使用方法は、用いられる組成物のタイプに依存しているが、一般にヘアに 対する有効量の製品の塗布に関係しており、これは、それからヘアからすすぎ落 とされ(ヘアリンスの場合)又はヘアに保持(ジェル、ローション、スプレー、 ムース及びクリームの場合)され得る。「有効量」とは、コンディショニング利 益をもたらすために十分な量を意味する。一般に、約1gから約50gのヘアコ ンディショニング組成物が、ヘアに及び/又は頭皮に塗布される。組成物が、単 一の条件下でない、例えば2相に分離しているならば、使用前に組成物は混合さ れる必要がある。組成物は、普通、ヘア及び頭皮を擦り又はマッサージすること によって、ヘア全体に分配される。好ましくは、組成物は、ヘアの乾燥前に濡れ た又は湿ったヘアに塗布される。このような組成物がヘアに塗布された後、ヘア は乾燥され、ユーザの好みに従ってスタイリングされる。或いは、組成物は、乾 燥したヘアに塗布され、それからユーザの好みに従って櫛でとかされ又はスタイ リングされる。実施例 下記の実施例は、本発明の範囲内の好適実施形態を更に説明し、実証する。実 施例は、説明の目的にのみ与えられるので、本発明の制限として取り扱われるべ きではなく、その多くの変更は、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく可能 である。配合剤は、化学名又はCTFA名によって、さもなくば下記で定義され ることによって、同定される。 本発明でのヘアコンディショニング成分は、別に特定されない限り、全組成物 の重量パーセントで表される。 下記で示される成分は、当業界で周知の慣用方法のいずれによっても調製でき る。適当な方法及び配合は下記の通りである:実施例I−VI 実施例I−VIでは、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリドとL−グルタ ミン酸又はMATMACとの組み合わせを、70℃よりも高い温度で撹拌しなが ら水に添加する。それから、ステアリルアルコール及びセチルアルコールを、撹 拌しながら添加する。60℃未満に冷やした後、変性エチルアルコール及び香料 以外の他の配合剤を上記のものに添加して、撹拌する。得られた混合物を50℃ よりも低い温度まで冷やした後、変性エチルアルコール及び香料を添加する。得 られた組成物は、ヘアに滑らかさと柔らかい感触をもたらす。 *1 MATMAC;C20−C22アルキルを有するモノアルキルトリメチル アンモニウムクロリド *2 シリコーン混合物;D5シクロメチコーン及びジメチコーンガムの 85%/15%(重量基準)混合物 (約400,000から約600,000の重量平均分子量) 実施例VII−Xでは、全ての配合剤を、撹拌しながら変性エチルアルコールに 添加する。得られた組成物を、スプレー器を備えたパッケージに充填して、コン ディショニングスプレーを作製する。得られた組成物は、ヘアに滑らかさと柔ら かい感触をもたらす。 *1 MATMAC;C20−C22アルキルを有するモノアルキルトリメチル アンモニウムクロリド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,NC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)少なくとも約800の分子量、少なくとも約0.9の比重を有し、 25℃で液体形態であり、下記式(I)を有する水不溶性高分子量油性化合物: ここでA1、A2、A3及びA4は、それぞれ、C1から約C30を有するアルキル 、アルケニル、アリール、アルキルアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ ル、アルコキシアルキル、アシル、アシルアルキル及びアルキルアシロキシル基 又は、式−(CH2)n−O−OCRであって、ここでRはC1から約C30の分岐若 しくは直鎖アルキル若しくはアルケニルであり、nは1から約30の整数である ;と、 (b)約800未満の分子量、少なくとも約0.8の比重を有し、25℃で液 体形状である不揮発性水不溶性低分子量油性化合物;と、 (c)キャリヤーと、 を含むヘアコンディショニング組成物。 2.請求項1に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記キャリヤ ーが水、低級アルキルアルコール及びこれらの混合物からなる群より選択された 当該ヘアコンディショニング組成物。 3.請求項2に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記低級アル キルアルコールがC2−C3アルキル一価アルコールである当該ヘアコンディショ ニング組成物。 4.請求項2に記載のヘアコンディショニング組成物であって、A1、A2、A3 及びA4の少なくとも2つが、それぞれ、−(CH2)n−O−OCRであって、こ こでRはC1から約C30の分岐若しくは直鎖アルキル若しくはアルケニルであり 、nは1から約30の整数であり、A1、A2、A3及びA4の残りが、それぞれ、 C1から約C30を有するアルキル基である当該ヘアコンディショニング組成物。 5.請求項4に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記水不溶性 高分子量油性化合物が、C12から約C22の脂肪酸とペンタエリスリトールとのエ ステル、C12から約C22の脂肪酸とトリメチロールアルカンとのエステル、並び にこれらの混合物からなる群より選択された当該ヘアコンディショニング組成物 。 6.請求項5に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記水不溶性 高分子量油性化合物が、ペンタエリスリトールテトライソステアレート、トリメ チロールプロパントリイソステアレート、ペンタエリスリトールテトラオレエー ト、トリメチロールプロパントリオレエート、及びこれらの混合物からなる群よ り選択された当該ヘアコンディショニング組成物。 7.請求項2に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記不揮発性 水不溶性低分子量油性化合物が、10から約40の炭素原子を有する炭化水素、 脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪酸誘導体、脂肪アルコール誘導体、及びこれらの 混合物からなる群より選択された当該ヘアコンディショニング組成物。 8.請求項7に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記不揮発性 水不溶性低分子量油性化合物が、オクチルドデシルイソステアレート、メチルイ ソステアレート、オレイルアルコール、約10から約40の炭素原子を有する炭 化水素、並びにこれらの混合物からなる群より選択された当該ヘアコンディショ ニング組成物。 9.請求項1に記載のヘアコンディショニング組成物であって、固形水不溶性 脂肪族化合物、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、シリコーン化合物 、及びこれらの混合物からなる群より選択された追加コンディショニング剤を更 に含む当該ヘアコンディショニング組成物。 10.請求項9に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記固形水 不溶性脂肪族化合物が、少なくとも20の炭素原子を有する炭化水素、飽和脂肪 アルコール、脂肪酸、脂肪酸誘導体、脂肪アルコール誘導体、ステロイド及びこ れらの混合物からなる群より選択された当該ヘアコンディショニング組成物。 11.請求項10に記載のヘアコンディショニング組成物であって、前記固形 水不溶性脂肪族化合物が、C14−約C22を有する飽和脂肪アルコールからなる群 より選択された当該ヘアコンディショニング組成物。 12.(a)約0.1%から約20%の、少なくとも約800の分子量、少な くとも約0.9の比重を有し、25℃で液体形態であり、下記式(I)を有する 水不溶性高分子量油性化合物: ここでA1、A2、A3及びA4は、それぞれ、C1から約C30を有するアルキル 、アルケニル、アリール、アルキルアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ ル、アルコキシアルキル、アシル、アシルアルキル及びアルキルアシロキシル基 又は、式−(CH2)n−O−OCRであって、ここでRはC1から約C30の分岐若 しくは直鎖アルキル若しくはアルケニルであり、nは1から約30の整数である ;と、 (b)約0.1%から約10%の、約800未満の分子量、少なくとも約0. 8の比重を有し、25℃で液体形状である不揮発性水不溶性低分子量油性化合物 ;と、 (c)約0.1%から約20%の固形水不溶性脂肪族化合物;と、 (d)水、低級アルキルアルコール及びこれらの混合物からなる群より選択さ れたキャリヤーと、 を含むヘアコンディショニング組成物。
JP10-506892A 1996-12-06 水不溶性高分子量油性化合物を含むヘアコンディショニング組成物 Pending JP2000500780A (ja)

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JP2007297351A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Pola Chem Ind Inc 毛髪のトリートメント用の化粧料
JP2010120917A (ja) * 2008-10-23 2010-06-03 Milbon Co Ltd 毛髪化粧料
JP2010138107A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Milbon Co Ltd 毛髪処理剤
US11986542B2 (en) 2016-01-29 2024-05-21 The Procter & Gamble Company Composition for enhancing hair fiber properties

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