JP2000513079A - 卓状組立基盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、バルブユニット（３）を取外し可能に取付けるための卓状組立基盤（２）に関する。該組立基盤（２）は、モジュール式設計により、堅固な単一体として共に連結される複数の個別の基礎セグメント（２３）から成る。バルブユニット（３）は、幾つかのバルブモジュール（４）から成る。基礎セグメント（２３）として、バルブモジュール（４）と連結される幾つかの接続セグメント（２５）が配置される。それらは、バルブモジュール（４）と連通すると共に、少なくとも部分的にそれらと結合された電気及び／又は流体パワー機能装置（３８）を有する負荷ダクト（３３）を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 卓状組立基盤 本発明は、幾つかのバルブモジュールが組立集合体として共に配置されている バルブユニットを取外し可能に取付けるための卓状組立基盤に関するものであり 、更に、制御されるべき負荷と接続される負荷ダクトが、該組立基盤内に形成さ れ、またそれらの負荷ダクトは、バルブユニットの異なるバルブモジュールと集 合体をなして連結され、バルブユニットが取付けられた際に、それぞれに連結さ れるバルブモジュールのパワーダクトと連通するように構成された卓状組立基盤 に関するものである。 ドイツ特許公報第４，４１３，６５７ Ｃ１号は、一つのユニットの形成と共 に集合させられる、末端に配置された端末モジュールと共に列をなして配置され る幾つかのバルブモジュールから成るバルブユニットについて開示している。駆 動されるべき負荷との必要な接続は、該ユニットの下側で開口しているパワー流 体ダクトにより、該負荷に通じる圧力媒介線をそれぞれのバルブモジュールに直 接接続することによってなされる。 あるいは、譲受人により販売されている卓状組立基盤としての平板状の“空気 マルチポール”を用いて負荷との接続を行うこともできる。この点において問題 となるのは、予め組立てられたバルブユニットが、取外し可能な様式でその上に そのまま取付けられる平板である。この場合、負荷に通じる圧力媒介線は、必要 な時に圧力媒介線を別途取外すことなくバルブユニットを取外すことができるよ うに、組立基盤に接続される。更に、例えば圧縮空気のような、バルブモジュー ルの作動に必要な圧力媒体の供給と除去は、組立基盤を介して行うことができる 。 しかしながら、平板形状で設計された周知の空気マルチボールについては、柔 軟性と適応性に関し、絶えず増加する要求をいつも正当に扱うことができるわけ ではないということが判明している。このため、バルブモジュールの数によって 、異なる大きさの組立基盤が必要となる。またこれによって、在庫管理や部品調 達について多くの異なる措置をとることが必要となり、製造コストへの影響は免 れない。更に、ユニットを更に展開させる必要がある場合、バルブユニットのオ ペレータは、卓状組立基盤を完全に取り替えなければならない。 従って、本発明の一つの目的は、冒頭に記載したような型の卓状組立基盤、す なわち製造コストを減じる一方で、実質的により柔軟で適応性のある利用が可能 となる卓状組立基盤を創作することである。 この目的を達成するために、該組立基盤は、堅固な単一体として共に結合され る複数の個別の基礎セグメントから成るモジュール様式のものとする。そして、 それらの単一体は、少なくとも一つのバルブモジュールと連結され、少なくとも 一つの負荷ダクト集合体を有する複数の接続セグメントを含み、それらの接続セ グメントには、負荷ダクトと連結された少なくとも一つの電気及び／又は流体パ ワー機能装置が部分的に取付けられている。 従って、本発明は、やはり平板状で堅固な特性を有し、流体パワーマルチポー ルとして用いることのできる組立基盤を意図している。しかしながら、組立基盤 の個々のアセンブリが、連結されたバルブユニットへの適応として可能であるた め、先行技術と比べて、実質的により優れた普遍的利用の可能性が存在する。続 くバルブユニットの増設は、適切な数の接続セグメントを組立基盤に適切に追加 することにより、困難を伴わずに行うことができる。ある一定数の規格化された 接続セグメントを基に、多数の異なる組立基盤を製造することができるため、該 組立基盤 の製造に関わる在庫管理と部品調達の複雑性はかなり減じられる。更に、モジュ ール式設計の組立基盤を用いることにより、極めて簡潔な方法でその機能性をも 増大させることができることが判明している。このため、個々の接続セグメント に、あるいは複数の接続セグメントに共有で、電気及び／又は流体パワー機能装 置を備えることが可能となる。そして、その電気及び／又は流体パワー機能装置 は、所望の方法で、接続された負荷に対する圧力媒体の供給を左右し、そのよう な圧力媒体の供給を監視し、あるいは圧力媒体の供給によって幾つかの所望の機 能が一つの方法で果たされるようにするために、連結された接続セグメントに延 在する一つ以上の負荷ダクトと協働する。後に必要となった場合に、適切に取付 けられた接続セグメントの取替え、あるいは追加が可能となるように、所望の機 能装置を有する接続セグメントは、たった一つ備え付けられればよい。このよう に、本発明によれば、構造に対する機械上の側面に関してだけでなく、機能性に 関しても、極めて適応性と柔軟性を有する組立基盤が提供される。 本発明の更に有利な展開は、請求項において述べられる。使用される機能装置 の選択には、実質的に制限がない。このため、例えば、チェックバルブや、圧力 制御器や、いわゆるチョーク・チェックバルブと呼ばれるチョークとチェックバ ルブの組合せといったごく普通の流体パワー機能装置を使用することができる。 “電気”は、ここでは電子的構造を意味する用語としても理解されるのであるが 、電気機能装置としては、例えば、p/e変換器に基づいて作動し、圧力スイッチ として用いられる圧力検出装置が可能であろう。その圧力検出装置は、ある一定 の圧力レベルに達すると、また真空利用の場合にも、例えばバルブユニット、あ るいは少なくともそこに連結されたバルブモジュールを制御するための、更に処 理されるべく信号を生み出す。完全に電気的な問合せ機能も、 もちろん可能である。 全ての、又は少なくとも幾つかの機能装置が、連結される接続セグメント内に 統合されるか、あるいはその中に備え付けられれば、とりわけコンパクトな構造 が生み出される。 もし必要であれば、接続セグメントは、バルブユニットがその上に組立てられ た状態で、ただ一つのモジュール、あるいは隣接配置された幾つものモジュール が同時に配置されるように設計されてもよい。この場合、より大きい流速を考慮 に入れて、負荷ダクトがより大きな断面積を有するように、負荷ダクトの単一集 合体を共通の接続セグメントに連結させることも可能である。 組立方向の末端にあたる位置に、連結セグメントという形で設計され、更なる 構成要素の集合体を連結させることを可能にする基礎セグメントを配置すること が可能である。その際、本発明によれば、更なる要素の連結の可能性は、必ずし も組立基盤に制限されない。 更に、接続セグメントの列の末端に、あるいは連結セグメントが存在する場合 には、接続セグメントの配置とそれぞれの連結セグメントとの間に端末セグメン トを配置することが効果的である。それらの端末セグメントには、供給及び／又 は放出ダクトが取付けられ、それらのダクトは、バルブユニットが据付けられた 時、供給及び通気ダクトと連通し、それらの供給及び通気ダクトは、バルブユニ ットの一つあるいは二つの接続モジュール内に形成され、それらのダクトにはバ ルブモジュールを介して圧力媒体が供給され、あるいはそれらのダクトを介して 、負荷及びいずれかのパイロットバルブから流れてきた排出空気が放出されるよ うにしてもよい。 組立基盤の個々の基礎セグメントが、組立方向に延在する連結部材によって強 固に留められた場合、とりわけ簡潔な構造が作り出され、その 結果、必要な場合には、個々の接続セグメントを取替えたり、特別の接続セグメ ントを追加したり、あるいはもはや必要でなくなった接続セグメントを取除いた りすることが可能となる。 これより本発明は、付随の図面を参照に、詳細に説明される。 図１は、組立基盤とバルブユニットとから成る一つの構造的単位を斜視図で示 したものである。 図２は、図１の装置の側面図であって、部分的に図示されたバルブユニットが 定位置に配置されたところを、図１の矢印IIの方向から見たものである。 図１及び図２は、卓状の、あるいは平板状の組立基盤２とブロック状のバルブ ユニット３とから成るバルブ装置を示している。 バルブユニット３は、複数の平らなバルブモジュール４を有し、本実施例では 、４つのバルブモジュールが設けられている。これらのバルブモジュール４は、 平板の平面が互いに平行になるように並んで配置されている。バルブモジュール ４の列が、二つの端末モジュール５及び５’の間に配置されるように、第１及び 最終のバルブモジュール４は、他のバルブモジュールの反対側で、同じく平らな 端末モジュール５及び５’と接している。モジュール配置全体は、ブロック状の 単一体として強固に固定され、図１では、幾つかの連結部材６の端が示されてい る。連結部材は、二つの端末モジュール５及び５’に作用して、中間に配置され たバルブモジュール４がしっかりと固定されるように、モジュール列の方向に端 末モジュール５及び５’を固定している。こうして、バルブユニット３は、一つ の本体として取扱うことができる。 個々のバルブモジュール４の構造は、適切であればいかなる形にしてもよい。 しかしながら、全てのモジュールは、組立基盤２と向かい合う各バルブモジュー ル４の組立て側に通じて開口している、少なくとも一 つの流体パワーダクト７を備えている。本実施例においては、二つのそのような ダクトが設けられている。 開口部から離れた対向側では、流体パワーダクト７は、連結されたバルブモジ ュール４内で、バルブスプール受入れ空間（図示なし）に通じている。そのバル ブスプール受入れ空間では、バルブスプールが、二つの切換え位置間を往復運動 できるように配置されている。バルブスプールの切換えの位置によって、流体パ ワーダクト７は、それぞれ、供給ダクト１２、あるいは通気ダクト１３，１３’ のいずれかに接続される。切換え操作は、パイロットバルブによってもたらされ るため、各バルブモジュール４には、一つ、好ましくは二つのそのようなパイロ ットバルブが取付けられている。パイロットバルブは、電気的に駆動されるいわ ゆるソレノイドバルブであって、図１では、各パイロットバルブにあたるものと して二つの電磁石が、各バルブモジュール４に対して示されている。 操作の間、電磁石１４は、選択されたシーケンスをもって電気駆動信号を与え られる。これは、電気リード（詳細な図示なし）を用いて行われ、この電気リー ドは、図１に示された接続突部１５と接続可能であり、それぞれに操作される電 磁石１４は、パイロット制御ダクト１６，１６’を介して供給される流体パイロ ット制御媒体、より明確には圧縮空気が、連結されたバルブスプールに届くよう にパイロットバルブを開放し、それによってバルブスプールが、その切換え位置 へと移動する。 上述のように簡潔化されたバルブモジュール４の構造は、ドイツ特許公報第４ ，４１３，６５７ Ｃ１号においてより詳細に記載されており、この言及により その内容はここに組込まれるため、それについての更なる詳細な記載を省く。 供給ダクト１２、パイロットダクト１６，１６'、並びに通気ダクト １３，１３’は、それぞれ、端末モジュール５，５’のいずれか一方に起点を有 し、組立基盤２に向けられた端末モジュール５，５’の組立て面８に向かって開 口している。その開口部から発して、それらは、バルブモジュール４が組合され た方向１７におけるバルブモジュール４の全列を最終的に通過し、バルブスプー ル受入れ空間に通じるために、連結された端末モジュール５，５’の内部に延在 している。図示された実施例においては、供給ダクト１２及び二つのパイロット ダクト１６，１６’が、前方の端末モジュール５の組立て面８に端部を有し、二 つの通気ダクト１３，１３’が、後方の末端モジュール５’の組立て面８に端部 を有するように、配置が設計されている。しかしながら、これ以外の開口部の配 置も可能であり、例えば、前記ダクトの全てを一つの同じ端末モジュールにおい て開口させることも可能である。 図２において、供給ダクト１２、通気ダクト１３，１３’、並びにパイロット ダクト１６，１６’は、簡潔化のため、鎖線で示されているのみである。 バルブ装置１の組立基盤２は、卓状の形状を有している。バルブユニット３に 対向する側で、それは、平らな据付け面１８を規定している。バルブユニット３ は、その据付け面８がそこに接触した状態で、そこに据付けられてもよい。バル ブユニット３を取付けるため、それを正しい位置に配置した後、適切な取付け手 段２２、例えば、取付けねじのような形状のものが用いられ、それによって、組 立基盤とバルブユニット３とを、互いに取外し可能に、強固に留めたり、あるい は固定することができる。 組立基盤２は、モジュール式の設計であり、複数の個別の基礎セグメント２３ から成っており、それらの基礎セグメント２３は、強固に固定された単一体を構 成するため、組立て方向１７に平行な積付け方向２１ に共に配置されている。強固な密着性は、複数の接続要素２４によって確保され 、その接続要素２４には、例えば、固着連結部材の形状のものが用いられ、それ らは、積付け方向２１に平行な基礎セグメント２３の列を通じて延在し、二つの 端末基礎せグメント２３で固着されている。 組立基盤２は、異なる型の基礎セグメント２３から成っている。その一つには 、直接隣接型の連続的接続セグメント２５の集合体が存在し、それぞれの接続セ グメント配置２６は、その両端が、端末セグメント２７，２７’の側面に位置し ている。更に、その端末セグメント２７，２７’は、その役割上、接続セグメン ト配置２６の反対側で、基礎セグメント２３の末端を成す連結セグメント２８と 接している。 図示された実施例においては、接続セグメント２５の数は、バルブモジュール ４の数と同じになっている。更に、各接続セグメント２５の積付け方向２１にお いて測定される幅は、連結されるバルブモジュール４の適切に測定された幅と同 一である。各接続セグメント２５は、据付け面１８側に組立て領域３２を規定し 、バルブユニット３が据付けられる際には、その領域上に、連結されるバルブモ ジュールの組立て面８が置かれる。 各接続セグメント２５は、負荷ダクト３３の集合体を有し、各ダクト集合体は 、少なくとも一つの、本実施例においては二つの負荷ダクトを有している。それ ぞれの接続セグメント２５の負荷ダクト３３は、それらの開口部と、連結される バルブモジュール４のパワーダクト７の開口部とが対で並ぶように、連結される 据付け領域３２で開口している。これは、バルブモジュール４の一つのパワーダ クト７が、連結される接続セグメント２５の一つの負荷ダクト３３と合流するこ とを意味している。その境界部分をシールするために、適切なシール手段がその 間に置かれているが、それについての詳細な図示は、図面から省略されている。 各 負荷ダクト３３は、連結された接続セグメント２５を通じて延在し、それぞれの 接続セグメント２５の外面に位置する（据付け領域３２の外部の）接続開口部３ ４で開口している。接続開口部は、接続セグメント２５の、連結される据付け領 域３２の反対側に位置するように配置されることが望ましいことがこれまでにわ かっている。それに該当する接続セグメント２５の面は、ここでは接続面３５と 呼ぶが、その接続面３５は、バルブユニット３が正しい位置に置かれる際の据付 け領域８と同じ方向、すなわち下方を向いている。 接続開口部を介して、負荷、より明確には流体パワー負荷が接続可能となり、 そのような負荷の例としては、圧力媒体により作動されるシリンダが挙げられる 。接続は、媒介物、より明確には、可撓性圧力媒介線３６を用いて成され、その 可撓性圧力媒介線３６は、一端では負荷と接続され、他端では接続開口部３４の 一つと接続されている。接続開口部３４との接続は、例えば、圧力媒介線を直接 ねじで留めることによって成されるか、あるいは、接続装置３７を用いて接続さ れてもよい。その接続装置３７は、その役割上、接続開口部で接続セグメント２ ５にねじ留めされる。接続装置３７としては、例えば、接続セグメントに固着さ れるプラグ接続手段があり、そのプラグ接続手段に、それぞれの圧力媒介線３６ を取外し可能な密封方式で差込むことができる。 本発明の実施例において、各バルブモジュール４は、それらのために備えられ た各自の接続セグメント２５を有しているが、異なる設計の構造もまた可能であ る。その場合、一つ以上の接続セグメント２５が存在し、それは二つ以上の据付 け領域を有すると共に、バルブユニット３が定位置に置かれた時、複数のバルブ モジュール４が、同時にそこに取付けられるようにしてもよい。この点において 、更に、各バルブモジュール４が、各自の負荷ダクト３３の集合体を有すること ができる。しかし ながら、複数のバルブモジュール４が、一つの負荷ダクト集合体に共同で連結さ れることも可能であって、その場合には、この方法でより大きな流れを制御する ために、負荷ダクト３３の流れ断面積をより大きくすることが好都合である。 更に、異なる接続寸法を備えた、複数の接続セグメント２５の接続開口部３４ を提供することが可能であり、例えば、異なる規格の接続ねじ山を有することも 可能である。このように、適切に取付けられる接続セグメント２５の選択的使用 によって、組立基盤を個々の方法で特注生産することができる。 存在する接続セグメントの少なくとも一部が、負荷ダクト３３と連結される電 気及び／又は流体パワー機能装置３８を備えている場合、組立基盤２の構造の多 様性の幅が更に増大される。そしてそれは、負荷ダクト内を流動している圧力媒 体（この圧力媒体という用語は、真空の意味でも用いられているのであるが）と 協働して、その機能により異なる効果が生じる。図示された実施例においては、 存在する機能装置３８が、それぞれに連結された接続セグメント２５において一 体化され、それぞれの接続セグメント２５のハウジングにそれぞれ組込まれてい るという更なる側面が存在する。機能装置３８は、簡潔化のため、図２において 鎖線で示されている。 一つの接続セグメント２５内に延在している負荷ダクト３３を異なる機能装置 ３８に連結させることも可能である。本実施例においては、個々の接続セグメン ト２５内の負荷ダクト３３が、同一の機能装置３８を共有するように配置されて いる。以下で、使用される機能装置３８について詳細に説明する。 図２の右側から見て行くと、圧力調整器４２と称される機能装置３８が、第１ 接続セグメント２５の各負荷ダクト３３上に配置されている。 それは、接続開口部３４で入手可能な流体圧力を、必要に合わせて設定すること を可能にする。 次の接続セグメント２５は、機能装置として、チョーク・チェックバルブ４３ 、すなわち外部方向への流れを阻止するためのチョークとチェックバルブ４１の 組合せを備えている。チョーク４０は、外部へ流動する圧力媒体を必要に合わせ て抑制できるように調整可能であることが望ましい。 次に隣接した接続セグメント２５には、いかなる機能装置３８も備えられてい ない。そこには、そこを通じて延在する二本の負荷ダクト３３が設けられている のみであり、それらの負荷ダクト３３は、機能装置３８と協働して作用すること はない。 第４の接続セグメント２５は、圧力検出装置４４という形の組合せ式電気・流 体パワー機能装置３８を有している。それは、p/e変換器に基づいて作動し、検 出された圧力は、電気信号に変換され、その電気信号は、電気リード４５を介し て、更なる処理手段、例えば、電子制御手段という形のものに供給され、それに よってバルブユニット３の作動が制御される。更に、圧力検出装置４４は、連結 された負荷ダクト３３においてある一定の圧力が検出されると始動する表示要素 ４５を有している。 圧力検出装置４４は、例えば、連結された負荷ダクト３３における真空度が、 与えられた水準を下回った場合、真空生成手段を作動させるために、真空用途に おいて用いられるような、いわゆる圧力感知スイッチと呼ばれるものであっても よい。そのような用途の場合、バルブモジュール４を、例えばエジェクタ型の真 空生成手段が内部に統合されているバキュームモジュールにすることが可能であ る。 電子機能装置を含めて、完全に電気的な機能装置３８を備えてもよい ことは明らかである。 実際、組立基盤２がモジュール式の設計であるため、いかなる所望の型の接続 セグメントであっても、共に連結させることが可能であって、また接続要素は、 いかなる所望の順番においても、必要とされる一定の機能装置３８と共に使用可 能である。 バルブユニット３が正しい位置に取付けられた場合、二つの接続モジュール５ ，５’が、端末セグメント２７，２７’上にそれぞれ配置される。そして、一つ の端末モジュール５内に形成された供給ダクト１２、及びパイロットダクト１６ ，１６’が、連結される端末セグメント２７を通じて延在する供給ダクト４６と 通じる。反対の接続面３５に存在するこれらの供給ダクト４６の開口部で、圧力 媒介線４７を取外し可能に接続することも可能であって、それらの線を介して、 作動用圧力媒体、及びパイロット圧力媒体を供給することができる。 対向する端末セグメント２７’は、二つの通気ダクト４８を有し、バルブユニ ット３が取付けられた時、それらの通気ダクト４８は、連結する接続モジュール ５’内の通気ダクト１３，１３’と通じる。接続面３５に存在するそれらの開口 部で、圧力媒介線５２を接続することも可能であって、そこから消費された空気 を逃がすことができる。あるいは、この位置に消音器を設置することも可能であ る。 端末セグメント２７，２７'、並びに接続セグメント２５によって規定される 平面は、バルブユニット３の平面と同一にすることが最適である。従って、連結 セグメント２８は、この平面を越えて組立て方向に突出した形となり、その結果 、バルブユニット３からも突出している形となる。その連結セグメント２８によ って、更なる構成要素、より明確には、更に類似のバルブ装置１の一つ以上の組 立基盤の連結が可能となる。その連結を容易にするために、連結セグメント２８ には、それぞれの連 結セグメント２８の長手方向に延在する、及び／又は、据付け面１８に対して直 角に連結セグメント２８を横断する幾つかの通り穴が、特別に設けられている。 端末セグメント２７，２７’に関しては、更に、そこに延在するダクトは、接 続側３５に開口部を有する必要はなく、開口部は、例えば、それぞれの端末セグ メント２７，２７’に存在することができるということに着目すべきである。 組立てられた状態で、互いにしっかり支え合い、極めて堅固な組立基盤２を形 成するように、組立基盤セグメント２３には、一般的に、平板状、あるいはレー ル状のものが用いられる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年１月２０日（１９９９．１．２０） 【補正内容】 請求の範囲（補正後） １．卓状組立基盤（２）に取外し可能に据付けられる複数のバルブモジュール（ ４）を備えたバルブ装置であって、前記卓状組立基盤（２）には、駆動されるべ き負荷と接続可能に負荷ダクト（３３）が形成され、前記ダクトは、バルブユニ ット（３）の異なるバルブモジュール（４）と集合体をなして連結されると共に 、バルブモジュール（４）が据付けられた際、それぞれに連結されるバルブモジ ュール（４）の負荷ダクト（７）と連通するように構成され、前記組立基盤（２ ）は、堅固な単一体として共に集合させられる複数の個別の基礎セグメント（２ ３）から成るモジュール様式で設計され、前記セグメントは、少なくとも一つの バルブモジュール（４）と連結されると共に、負荷ダクト（３３）の集合体を有 する幾つかの接続セグメント（２５）を含み、前記接続セグメント（２５）には 、少なくとも一つの負荷ダクト（３３）と連結された少なくとも一つの電気及び ／又は流体パワー機能装置（３８）が少なくとも部分的に取付けられた構成のバ ルブ装置であって、 バルブモジュール（４）が、小組立部品のように共に集合させられて、単一体 として取扱い可能なようにバルブユニット（３）を形成し、該バルブユニット（ ３）が、卓状組立基盤（２）上に取外し可能に据付けられること、並びに 機能装置（３８）が、連結される接続セグメント（２５）内に、少なくとも部 分的に統合されることを特徴とするバルブ装置。 ２．少なくとも一つの機能装置（３８）が、チェックバルブ（４１）を備えるか 、あるいはそれによって構成されていることを特徴とする、請求項１に記載のバ ルブ装置。 ３．少なくとも一つの機能装置（３８）が、特に、調整可能なチョーク（４０） とチェックバルブ（４１）との組合せによって構成されていることを特徴とする 、請求項１あるいは２に記載のバルブ装置。 ４．少なくとも一つの機能装置（３８）が、圧力調整器（４２）によって構成さ れていることを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載のバルブ装置。 ５．少なくとも一つの機能装置（３８）が、圧力検出装置（４４）、特に、圧力 応答スイッチによって構成されていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれ かに記載のバルブ装置。 ６．負荷に通じると共に、接続されるべき圧力媒介線（３６）用の異なる接続サ イズを有する複数の接続セグメント（２５）によって特徴づけられる、請求項１ 〜５のいずれかに記載のバルブ装置。 ７．バルブユニット（３）が据付けられた時、少なくとも一つの接続セグメント （２５）が、そこに連結される幾つかのバルブモジュールを有することを特徴と する、請求項１〜６のいずれかに記載のバルブ装置。 ８．組立方向に次々と配置された複数の接続セグメント（２５）から成る接続セ グメント配置（２６）によって特徴づけられると共に、前記配置の両端が端末セ グメント（２７，２７'）によって接せられ、前記端末セグメント（２７，２７' ）の少なくとも一方には、バルブユニット（３）が据付けられた際、バルブユニ ット（３）の端部に配置された少 なくとも一方の端末モジュール（５，５'）内の供給及び通気ダクト（１２，１ ３，１３'）と連通する供給及び／又は通気ダクト（４６，４８）が取付けられ ることを特徴とする、請求項１〜７のいずれかに記載のバルブ装置。 ９．基礎セグメント（２３）の列が、少なくともその一端に、好ましくはその両 端に連結セグメント（２８）を備え、それによって更なる構成要素、特に、更な る組立基盤の連結が可能となることを特徴とする、請求項１〜８のいずれかに記 載のバルブ装置。 １０．基礎セグメント（２３）が、組立方向（２１）に延在する連結部材（２４ ）により、まとめて留められることを特徴とする、請求項１〜９のいずれかに記 載のバルブ装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．幾つかのバルブモジュール（４）が組立集合体として共に配置されているバ ルブユニット（３）を取外し可能に据付けるための卓状組立基盤であって、制御 されるべき負荷と接続される負荷ダクト（３３）が組立基盤（２）内に形成され 、それらの負荷ダクトは、バルブユニット（３）の異なるバルブモジュール（４ ）と連結されると共に、バルブユニット（３）が据付けられた際にそれぞれに連 結されるバルブモジュール（４）のパワーダクト（７）と連通するように構成さ れた卓状組立基盤であって、 該組立基盤（２）が、堅固な単一体として共に結合される複数の個別の基礎セ グメント（２３）から成るモジュール様式で設計され、 前記単一体が、少なくとも一つのバルブモジュール（４）と連結されると共に 、少なくとも一つの負荷ダクト（３３）集合体を有する複数の接続セグメント（ ２５）を含み、 前記接続セグメント（２５）には、負荷ダクト（３３）と連結された少なくと も一つの電気及び／又は流体パワー機能装置（３８）が少なくとも部分的に取付 けられていることを特徴とする、卓状組立基盤。 ２．少なくとも一つの機能装置が、チェックバルブ（４１）を備えるか、あるい はそれによって構成されていることを特徴とする、請求項１に記載の組立基盤。 ３．少なくとも一つの機能装置（３８）が、特に、調整可能なチョーク（３８） とチェックバルブ（４２）との組合せによって構成されていることを特徴とする 、請求項１あるいは２に記載の組立基盤。 ４．少なくとも一つの機能装置（３８）が、圧力調整器（４２）によって構成さ れていることを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の組立基盤。 ５．少なくとも一つの機能装置（３８）が、圧力装置（４４）、特に、圧力応答 スイッチによって構成されていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれかに 記載の組立基盤。 ６．存在する機能装置が、連結されている接続セグメント（２５）内に少なくと も部分的に統合されていることを特徴とする、請求項１〜５のいずれかに記載の 組立装置。 ７．負荷に通じると共に、接続されるべき圧力媒介負荷線（３６）用の異なる接 続サイズを有する複数の接続セグメント（２５）によって特徴づけられる、請求 項１〜６のいずれかに記載の組立基盤。 ８．バルブユニット（３）が据付けられた時、少なくとも一つの接続セグメント （２５）が、そこに接続される複数のバルブモジュール（４）を有することを特 徴とする、請求項１〜７のいずれかに記載の組立基盤。 ９．組立方向（２１）に配置された複数の接続セグメント（２５）から成る接続 セグメント配置（２６）によって特徴づけられると共に、該配置の二つの両端が 端末セグメント（２７，２７'）によって接せられ、少なくとも一つの端末セグ メント（２７，２７'）には、バルブユニット（３）が据付けられた際、バルブ ユニット（３）上に配置された少な くとも一つの端末モジュール（５，５'）内の供給及び通気ダクト（１２，１３ ，１３'）とそれぞれ連通する供給及び／又は通気ダクト（４６，４８）が取付 けられることを特徴とする、請求項１〜８のいずれかに記載の組立基盤。 １０．基礎セグメント（２３）の列が、少なくともその一端に、好ましくはその 両端に連結セグメント（２８）を備え、それによって更なる構成要素、特に、更 なる組立基盤の連結が可能となることを特徴とする、請求項１〜９のいずれかに 記載の組立基盤。 １１．基礎セグメント（２３）を、組立方向（２１）に延在する連結部材（２４ ）により、堅固にまとめて留めることを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか に記載の組立基盤。