JP2000511376A - セルラー通信システムでコーンオブサイレンスを提供するための方法及び機器 - Google Patents

セルラー通信システムでコーンオブサイレンスを提供するための方法及び機器

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Abstract

(57)【要約】 通信ネットワークにおいて、遠隔ユニット(125)は、少なくとも1つの基地局(B1A)を介して別のユーザと通信する。そのネットワークは、1つの移動交換センター(MSC−I)によって制御される複数の基地局(B1A−B1F)を有する。複数の基地局(B1A−B1E)の各基地局は、識別するパイロット信号を送信する。基地局のセットとその遠隔ユニット(125)の間の通信が禁じられている領域を画定し、補助アンテナ(130)は無音地域識別パイロット信号を送信する。その遠隔ユニット(125)は、近接セットの基地局(B2A−B2E)に対応する識別パイロット信号のセットの信号強度を測定し、無音地域識別パイロット信号の信号強度を測定する。その遠隔ユニット(125)は、遠隔ユニット(125)が通信を確立した第1基地局(B1A)を介してパイロット強度測定レポートを移動交換センター(MSC−I)に送信する。遠隔ユニット(125)と第1基地局(B1A)の間で確立された通信のハンドオフは、パイロット強度測定レポートが無音地域識別パイロット信号に対応するエントリを含む場合に開始される。

Description

【発明の詳細な説明】 セルラー通信システムでコーンオブサイレンスを提供するための方法及び機器 発明の背景 I.発明の分野 本発明は、概して、複数の基地局が配置されるセルラー通信システムに関し、 特に、異なるセルラーシステムの基地局の間で通信をハンドオフするための新規 の改善された技術に関する。 II.関連技術の説明 コード分割多重アクセス(CDMA方式:code division multiple occess) 変調技術は、多数のシステムユーザが存在している状況下での通信を容易にする ための技術の内の1つである。他の技街としては時分割多重アクセス方式(TD MA)と周波数分割多重アクセス方式(FDMA)等が既知であるが、CDMA 方式はこれら変調技術に優る重大な優位点を有する。多元アクセス通信システム でのCDMA方式の使用は、本発明の出願人によってなされ、その開示が参照に より本明細書に組み込まれる「衛星または地上中継器を使用するスペクトラム拡 散多元アクセス通信システム(SPREAD SPECTRUM MULTIPL E ACCESS COMMUNICATION SYSTEM USING SA TELLITE OR TERRESTRIAL REPEATERS)」と題する 米国特許第4, 901,307号に開示されている。 この特許には、それぞれがトランシーバ(遠隔ユニット)を有する大多数の移 動電話システムのユーザが、CDMAスペクトラム拡散通信信号を使用し、衛星 中継器または地上基地局(基地局またはセルサイトともいう)を通して通信する 、多元アクセス技術が開示されている。CDMA方式によれば、周波数スペクト ルを、複数回再利用することができる。このようなCDMA方式によれば、他の 多元アクセス技術と比較してはるかに高いスペクトル効率を得られ、それによっ てシステムユーザの容量を増加できる効果がある。 米国内で使用されている従来のFMセルラーシステムは、一般的には、アンプ ス(セルラー式移動体電器サービス)(AMPS:Advanced Mobile Phone Serv ice)と呼ばれ、米国電子工業会規格EIA/TIA−533「移動局−地上局 互換性仕様(Mobile Station−Land Station Com patibility Specification」に詳しく説明されている 。このような従来のFMセルラー電話システムにおいては、使用可能な周波数バ ンドは、典型的には、帯域幅で30キロヘルツ(kHz)のチャンネルに分割さ れる。そして、システムサービスエリアは、地理学的に、サイズがさまざまとな ることがある基地局カバレージエリアに分割される。また、上記使用可能な周波 数チャンネルは、セットに分割される。その周波数セットは同一チャンネル干渉 の可能性を最小限にするように前記カバレージエリアに割り当てられる。例えば 、7つの周波数セットがあり、カバレージエリアが同等なサイズの六角形である システムを考えてみる。この場合1つのカバレージエリアで使用される周波数セ ットは、6つの最も近い隣接するカバレージエリアでは使用されないことになる 。 従来のセルラーシステムでは、遠隔ユニットが2つの異なる基地局のカバレー ジエリアの境界を横切るときでも通信コネクションが続行できるようにするため 、ハンドオフスキームを使用する。前記アンプス(AMPS)システムでは、ア クティブ基地局内の受信機が、遠隔ユニットから受信した信号強度が所定のしき い値を下回ったことの通知を受け取ったことに基づいて、ある基地局から別の基 地局へのハンドオフが開始される。信号強度の低下は、遠隔ユニットが基地局の カバレージエリア境界近くにいることを示す。信号強度レベルが所定しきい値を 下回ると、アクティブ基地局は、システムコントローラに、隣接する基地局が現 在の基地局よりも好ましい状態の信号強度の遠隔ユニット信号を受信するかどう かを判断するように依頼する。 次いで、このシステムコントローラは、アクティブ基地局からの照会に応えて 、ハンドオフ要求と共に隣接する基地局にメッセージを送信する。アクティブ基 地局に隣接する基地局のそれぞれは、それが動作しているチャンネルで遠隔ユニ ットからの信号を探す特殊スキャニング受信機を利用する。隣接する基 地局の内の1つがシステムコントローラに対し適切な信号レベルを報告すると、 現在ではターゲット基地局と名称が付けられているその隣接する基地局に対し、 ハンドオフが試みられる。ついで、ハンドオフが、ターゲット基地局で使用され るチャンネルセットからアイドルチャンネルを選択することによって始動される 。制御メッセージは、遠隔ユニットに送信され、それにカレントチャンネルから ターゲット基地局によってサポートされる新規チャンネルに切り替えるように命 令する。同時に、システムコントローラは、回線接続をアクティブ基地局からタ ーゲット基地局に切り替える。このプロセスがハードハンドオフと呼ばれる。「 ハード」という用語は、ハンドオフの「ブレーク・ビフォア・メーク」という特 徴を特徴付けるために使用される。 従来のシステムでは、ターゲット基地局へのハンドオフが不成功に終わると、 回線接続はドロップ、つまり切断される。ハードハンドオフの失敗が発生するの には多くの理由がある。まず、ターゲット基地局で使用できるアイドルチャンネ ルがない場合、ハンドオフは失敗する可能性がある。ハンドオフは、事実上、基 地局が、実際には離れた基地局と通信するために同じチャンネルを使用して別の 遠隔ユニット信号を受信しているときに、隣接する基地局の内の1つがその遠隔 ユニットからの信号の受信を報告する場合にも失敗する。この報告エラーが発生 すると、誤った基地局、通常は、実際の遠隔ユニットからの信号強度が通信を維 持するのには不十分である基地局に回線接続が転送される結果となる。さらに、 遠隔ユニットがチャンネルを切り替えるためのコマンドを受信できない場合、ハ ンドオフは失敗する。実際の動作経験によれば、ハンドオフ失敗が頻繁に発生す ると、システムの信頼性は著しく低下することになる。 従来のアンプス(AMPS)システムでの別の共通の問題は、遠隔ユニットが 、2つのカバレージエリアの間の境界近くに長時間とどまるときに発生する。こ の状況では、信号レベルは、遠隔ユニットが位置を変更するにつれて、またはカ バレージエリア内の他の反射オブジェクトまたは減衰化オブジェクトが位置を変 更するにつれて、各基地局に関して変動する傾向がある。信号レベルが変動する と、2つの基地局の間で通話をあちこちにハンドオフするように要求が繰り返し なされる「たらいまわし」状態が発生することがある。このような 追加の不必要なハンドオフのため、通話(call)が不注意に切断されるとい う確率が増す。さらに、繰り返されるハンドオフは、たとえ成功しても、信号品 質に悪影響を及ぼす可能性がある。 本特許出願の出願人よる「CDMAセルラー電話システムでの通信でソフトハ ンドオフ(soft handoff)を提供するための方法とシステム(ME THOD AND SYSTEM FOR PROVIDING A SOFT HA NDOFF IN COMMUNICATIONS IN A CDMA CELLU LAR TELEPHONE SYSTEM)」と題する米国特許第5,101, 501号(1992年3月31日に発行)では、CDMA通話のハンドオフ中に 複数の基地局を通した遠隔ユニットとの通信を提供するための方法とシステムが 開示される。セルラーシステムにおいてこの方式によるハンドオフ通信を用いる ことで、通信はアクティブ基地局からターゲット基地局へのハンドオフによって 中断されないことになる。このハンドオフ方式は、第1アクティブ基地局との通 信が終了する前に第2アクティブ基地局になるターゲット基地局と並行通信が確 立されるという点で、「ソフト」ハンドオフと見なされることがある。 さらに改善されたソフトハンドオフ技術が、本特許出願の出願人による261 号特許、すなわち1993年11月30日に発行された、「CDMAセルラー通 信システムで移動局によって補助されるソフトハンドオフ(MOBILESTA TION ASSISTED SOFT HAND OFF IN A CDMA C ELLULAR COMMUNICATIONS SYSTEM)」と題する、米 国特許第5,267,261号内に開示されている。261号特許のシステムで は、ソフトハンドオフプロセスは、システム内の各基地局によって送信される「 パイロット」信号の強度の遠隔ユニットでの測定値によって基づいて制御される 。これらのパイロット強度測定は、存続可能な(viable)基地局ハンドオ フ候補の識別を容易にすることによってソフトハンドオフプロセスを補助する。 さらに具体的には、261号の特許のシステムでは、遠隔ユニットは、隣接す る基地局からのパイロット信号の信号強度をモニタする。隣接する基地局の カバレージエリアは、アクティブな通信が確立される基地局のカバレージエリア に実際に境を接している必要はない。隣接する基地局の内の1つからのパイロッ ト信号の測定された信号強度が指定されたしきい値を上回る場合、遠隔ユニット は、アクティブ基地局を介してシステムコントローラに信号強度メッセージを送 信する。システムコントローラは、ターゲット基地局に対し、遠隔ユニットとの 通信を確立するように命令し、アクティブな基地局を介して遠隔ユニットに対し 、アクティブ基地局との通信を維持しつつ、ターゲット基地局を通る同時存在通 信を確立するように命令する。このプロセスは、追加基地局に対しても続行する 可能性がある。 遠隔ユニットが通信している1つ基地局に対応するパイロットの信号強度が所 定レベルを下回るとき、遠隔ユニットは、アクティブ基地局を介し、システムコ ントローラに対し、前記基地局の測定された信号強度を報告する。そのシステム コントローラは、1つまたは複数の他のアクティブ基地局を通した通信を維持す る一方で、特定された基地局を通した通信を終了するように、特定された基地局 と遠隔ユニットにコマンドメッセージを送信する。 この技術は、同じシステムコントローラによって制御される同じセルラーシス テム内の基地局間の通話の転送に適しているが、遠隔ユニットが別のセルラーシ ステムの基地局によってサービスを受けているカバレージエリアに移動する場合 にはさらなる問題が生じる。このような「システム間」ハンドオフでの1つの複 雑な要因とは、各システムが別のシステムコントローラによって制御されており 、通常、第1のシステムの基地局と第2のシステムのシステムコントローラの間 、およびその逆で、直接的なリンクが存在しないという点である。その2つのシ ステムは、それによって同時遠隔ユニット通信をハンドオフプロセス中に複数の 基地局を通して実行されないようになる。2つのシステムの間のシステム間リン クの存在がシステム間ソフトハンドオフを容易にするために使用できるときにも 、その2つのシステム間の特性の相違は、大部分の場合、ソフトハンドオフプロ セスをさらに複雑にする。 システム間ソフトハンドオフを実施するためにリソースが使用できないときに 、連続サービスが維持されなければならないのであれば、あるシステムから 別のシステムへの回線接続の「ハード」ハンドオフは重大になる。システム間ハ ンドオフは、システム間の回線接続の転送が無事に行われるようなロケーション で、一度に実行されなければならない。例えば、以下のときにだけハンドオフを 試行しなければならない結果になる。 (i)アイドルチャンネルがターゲット基地局で使用できるとき。 (ii)遠隔局がターゲットステーションとアクティブ基地局の範囲内にあると き。 (iii)遠隔局が、それがチャンネルを切り替えるためのコマンドを受信する ことを保証される位置にあるとき、および 理想的には、このような各システム間ハードハンドオフは、さまざまなシステム の基地局間でハンドオフ要求を「たらいまわしにする」可能性を最小限にするよ うに実施されなければならない。 既存のシステム間ハンドオフ技術のこれらの短所およびそれ以外の短所は、セ ルラー通信の品質を損なわせ、競合するセルラーシステムが増え続けるにつれて さらに性能を低下させると考えられている。したがって、さまざまなシステムの 基地局の間で通話のハンドオフを確実に実行できるシステム間ハンドオフ技術が 要望されている。 発明の概要 本発明は、通信ネットワーク内で地域を識別するための方法および装置である 。特に、コーンオブサイレンス(cone of silence)が、2地点間マイクロ波リ ンクの回りに構築される。コーンオブサイレンスとは、パイロット信号を検出す る遠隔ユニットに対する基準信号としての機能を果たすパイロット信号のことで ある。遠隔ユニットがコーンオブサイレンスに対応するパイロット信号の検出を 報告するとき、システムコントローラは、そのパイロット信号が、存在可能な( viable)候補パイロット信号よりむしろコーンオブサイレンスの表示であ ることを知る。システムコントローラは、コーンオブサイレンスパイロット信号 の受信をハードハンドオフを開始するため起因として使用する。その他の種類の ハンドオフを実行してもよいが、通常、実行されるハード オフはシステム内のCDMAからCDMAへの異なる周波数のハンドオフである 。 コーンオブサイレンスパイロット信号は、任意の基地局と特には対応していな い。通常、コーンオブサイレンスパイロット信号は、2地点間マイクロ波リンク を提供する指向性マイクロ波アンテナと一所に置かれるパイロットビーコン装置 によって生成される。使用することができる2種類の異なるコーンオブサイレン ストポロジーがある。第1トポロジーでは、狭伝送帯域が、2地点間マイクロ波 リンクの両側を保護する。第2トポロジーでは、コーンオブサイレンスパイロッ ト信号と2地点間マイクロ波リンクは、実際には同じカバレージエリアに重なる 。 図面の簡単な説明 本発明の特徴、目的、および優位点は、図面とともに解釈されるときに、以下 に述べられる詳細な説明からさらに明らかになるだろう。 図1は、セルラーWLL、PCSまたは無線PBXシステムの例示的な図であ り、 図2は、第1(MSC−I)と第2(MSC−II)移動交換センターによっ てそれぞれ制御される第1セルラーシステムと第2セルラーシステムを具備する セルラー通信網を示し、 図3は、2つの指向性マイクロ波アンテナの間の2地点間マイクロ波リンクと 同じ場所に配置されるセルラー式通信システムを示し、 図4Aは、FMシステムのハードハンドオフ領域のきわめて理想化された表現 を示し、 図4Bは、CDMAシステムのハードハンドオフ領域とソフトハンドオフ領域 のきわめて理想化された表現を示し、 図4Cは、CDMAからCDMAに異なる周波数ハンドオフに対応するハンド オフ領域のきわめて理想化された表現をし、 図5は、内部、遷移、および第2システム基地局のセットを示し、遠隔ユニッ ト測定指向型ハードハンドオフテーブルの機能を示すのに使用され、 図6は、3つのセクタに分割された基地局のアンテナパターンを示し、 図7は、CDMAからCDMAへの同じ周波数ハンドオフでの検出規則の用途 を示し、 図8は、CDMAからCDMAへの異なる周波数ハンドオフでの検出規則の用 途を示し、 図9は、CDMAからCDMAへの異なる周波数ハンドオフを提供する構成の 2つの同じ場所に配置された基地局を示し、 図10は、CDMAシステムから、別の技術を使用してサービスを提供するシ ステムへのハンドオフを示し、 図11は、複数のセクタに分割された単一基地局を使用してCDMAからCD MAへの異なる周波数ハンドオフを提供する代替構成を示し、 図12は、受信ダイバシティを構成する従来の技術による基地局のブロック図 であり、 図13は、経路ダイバシティを作り出すための送信ダイバシティを有する境界 基地局のブロック図であり、 図14は、ハードハンドオフを実行するために同じ場所に配置された基地局の 用途を表し、 図15は、ハードハンドオフを実行するためにカバレージエリアの重複のかな りの部分を有する密接に配置される基地局の用途を表し、 図16は、2地点間マイクロ波リンクによって交差されるCDMAシステムで の「コーンオブサイレンス」の用途を示し、および 図17は、コーンオブサイレンスカバレージエリアとマイクロ波リンクカバレ ージエリアが、実質上同じである2地点間マイクロ波リンクによって交差される CDMAシステムでの「コーンオブサイレンス」の用途を示す。 実施例 セルラーシステム、無線交換機(PBX)システム、無線市内線(WLL)、パ ーソナルコンピュータシステム(PCS)システム、またはそれ以外の類似した 無線通信システムの例示的な図が図1に提供される。代替実施例では、図 1の基地局は、衛星をベースにしている可能性がある。図1に図解されるシステ ムは、大多数の遠隔ユニットと、複数の基地局の間での通信を容易にするために 多様な多元アクセス変調技法を示すことがある。時分割多重アクセス方式(TD MA)、周波数分割多重アクセス方式(FDMA)、コード分割多重アクセス( CDMA)、および振幅圧縮単一波帯のような振幅変調(AM)スキームなどの 数多くの多元アクセス通信システム技法が、技術で既知である。ただし、CDM Aのスペクトラム拡散変調技法は、多元アクセス通信システム用のこれらの変調 技法に優る重要な優位点を有している。多元アクセス通信システムでのCDMA 技法の用途は、本発明の譲受人に譲渡され、参照によってここに組み込まれてい る「衛星または地上中継器を使用するスペクトル拡散多元アクセス通信システム (SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACCESS COMMU NICATION SYSTEM USING SATELITE OR TERR ESTRIAL REPEATERS)」と題する、1990年2月13日に発行 される、米国特許第4,901,307号に開示される。ここに開示される好ま しい実施態様はCDMAシステムに関して説明されるが、ここに説明される考え の多くは、多岐に渡る通信技法とともに使用することができる。 前記に参照される米国特許第4,901,307号では、大多数の移動電話シ ステムユーザのそれぞれが、CDMAスペクトル拡散通信信号を使用して、衛星 中継器または地上基地局を通してトランシーバに通信させる多元アクセス技法が 開示される。CDMA通信を使用する上で、同じ周波数スペクトルは、複数の別 個の通信信号を通信するために、複数回再利用することができる。CDMAを使 用すると、他の多元アクセス技法を使用して達成できるよりはるかに高いスペク トル効率をもたらし、このようにしてシステムユーザの容量を増加することがで きる。 典型的なCDMAシステムでは、各基地局は一意のパイロット信号を送信する 。好ましい実施態様では、パイロット信号は、1つの共通した擬似ランダム雑音 (PN)拡散符号を使用する各基地局によって連続的に送信される、未変調の直 接シーケンススペクトル拡散信号である。各基地局または基地局セクタ は、他の基地局から、時間内に共通したパイロットシーケンスオフセットを送信 する。遠隔ユニットは、それが基地局から受信するパイロット信号の符号位相オ フセットに基づいて基地局を特定することができる。また、パイロット信号は、 ハンドオフ決定で使用される信号強度測定の干渉性のな復調と基礎に位相基準を 提供する。 図1を再び参照すると、移動交換センター(MSC)とも呼ばれる、システム コントローラと交換機10は、通常、システム制御を基地局に提供するためにイ ンタフェースと処理回路を含む。コントローラ10は、適切な遠隔局への伝送の ために、電話呼の公衆加入電話網(PSTN)から適切な基地局への経路選択を 制御する。コントローラ10は、少なくとも1つの基地局を介する遠隔局からの 呼のPSTNへの経路選択も制御する。制御装置10は、適切な基地局を介して 遠隔ユニット間で呼を向ける。 典型的な無線通信システムは、複数のセクタを有するいくつかの基地局を具備 する。複数のセクタに分割された基地局は、独立した処理回路だけではなく、複 数の独立した送信アンテナと受信アンテナを備える。本発明は、セクタ化された された基地局の各セクタと、単一セクタから成る独立基地局に等しく適用する。 基地局という用語は、基地局の1つのセクタか、または単一セクタから成る基地 局のどちらかを指すと仮定できる。 コントローラ10は、専用電話回線、光ファイバーリンクのような多様な手段 によって、またはマイクロ波通信リンクによって基地局に結合されることがある 。図1は、例示的な基地局12、14、16と例示的な遠隔ユニット18を示す 。遠隔ユニット18は、車両をベースにした電話、ハンドーヘルド型携帯型装置 、PCS装置、または固定ロケーション無線市内線装置、あるいはそれ以外の準 拠する音声またはデータ通信デバイスである場合がある。矢印20A−20Bは 、基地局12と遠隔ユニット18の間の考えられる通信リンクを示す。矢印22 A−22Bは、基地局14と遠隔ユニット18の間の考えられる通信リンクを示 す。同様に、矢印24A−28Bは、基地局16と遠隔ユニット18の間の考え られる通信リンクを示す。 基地局ロケーションは、そのカバレージエリア内に位置する遠隔ユニットに サービスを提供するために設計されている。遠隔ユニットがアイドルであるとき 、つまり、呼が進行中でないとき、遠隔ユニットはつねに近くの各基地局からの パイロット信号伝送をモニタする。図1に示されるように、パイロット信号は、 基地局12、14、および16によって、通信リンク20B、22Bおよび24 Bそれぞれの上で遠隔ユニット18に送信される。一般的には、順方向リンクと いう用語は、基地局から遠隔ユニットへのコネクションを指す。一般的には、逆 方向リンクという用語は、遠隔ユニットから基地局へのコネクションを指す。 図1に示される例では、遠隔ユニット18は、基地局16のカバレージエリア 内にあると考えられることがある。そのようなものとして、遠隔ユニット18は 、それがモニタする他のパイロット信号より高いレベルで基地局16からパイロ ット信号を受信する傾向がある。遠隔ユニット18がトラフィックチャンネル通 信(つまり、電話呼)を開始すると、制御メッセージが基地局16に送信される。 基地局16は、呼要求メッセージを受け取ると、コントローラ10に信号で知ら せ、被呼者電話番号を転送する。すると、コントローラ10はPSTNを介して 意図された受取人に呼を接続する。 呼がPSTNから開始される場合、コントローラ10は、遠隔ユニットがもっ とも最近その存在を登録したロケーションの近傍に位置する基地局のセットに呼 情報を伝送する。基地局は、返しに、ページングメッセージを一斉送信する。意 図された遠隔ユニットは、そのページメッセージを受信すると、それは、最も近 い基地局に送信される制御メッセージで応答する。その制御メッセージは、コン トローラ10に、この特定の基地局が遠隔ユニットと通信していることを通知す る。コントローラ10は、最初、この基地局を通して呼を遠隔局に送る。 遠隔ユニット18が、初期基地局、例えば基地局16のカバレージエリアを出 て行くと、通信が別の基地局に転送される。通信を別の基地局に送信するプロセ スが、ハンドオフと呼ばれる。好ましい実施態様では、遠隔ユニットはハンドオ フプロセスを開始し、補助する。 通常は簡単にIS−95と呼ばれる「二重モード広帯域スペクトル拡散セル ラーシステム用の移動局−基地局互換性規格(Mobile Station−B ase Station Compatibility Standard for Dual−Mode Wideband Spread Spectrum Ce llular System)」、TIA/EIA/IS−95に従って、「遠隔 ユニットによって補助される」ハンドオフは、遠隔ユニット自体によって開始さ れてもよい。その遠隔ユニットには、それ以外の機能を実行することに加え、隣 接する基地局のパイロット信号伝送がないかスキャンするために使用される探索 受信機が具備される。例えば基地局12である、隣接する基地局の1つのパイロ ット信号が指定されたしきい値より大きいと判明すると、遠隔ユニット18は、 メッセージを現在の基地局、基地局16に送信する。情報は、基地局16を介し て制御装置10に通信される。コントローラ10はこの情報を受信すると、遠隔 局18と基地局12の間のコネクションを開始できる。コントローラ10は、基 地局12がリソースを呼に割り当てることを要求する。好ましい実施態様では、 基地局12は、呼を処理するためにチャンネル要素を割り当て、このような割当 てをコントローラ10に報告して返す。コントローラ10は、基地局12からの 信号を探索するために基地局16を介して遠隔ユニット18に知らせ、基地局1 2に遠隔局トラフィックチャンネルパラメータを知らせる。遠隔ユニット18は 、基地局12と16の両方を通して通信する。このプロセスの間、遠隔ユニット は、それが受信するパイロット信号の信号強度を特定、測定し続ける。このよう にして、遠隔ユニットによって補助されるハンドオフが達成される。 前記プロセスは、遠隔ユニットが、複数の基地局を通して同時に通信するとい う点で「ソフト」ハンドオフであると考えられる可能性がある。ソフトハンドオ フの間、MSCは、遠隔ユニットが通信中の各基地局から受信される信号の間で 結合または選択することができる。MSCは、PSTNからの信号を、遠隔ユニ ットが通信中の各基地局に中継する。遠隔ユニットは、それが各基地局から受信 する信号を結合し、一つに集められた結果を作り出す。 ソフトハンドオフをレビューすると、MSCがプロセスの集中制御を提供する ことが明らかである。遠隔ユニットによって補助されるハンドオフは、遠隔 ユニットが、同じセルラーシステム内にはない、つまり同じMSCによって制御 されていない2つまたは3つ以上の基地局のカバレージエリア内にたまたま位置 する場合にさらに複雑となる傾向がある。 図2は、それぞれ第1移動交換センターと第2移動交燥センター、MSC−I とMSC−IIの制御を受ける第1セルラーシステムと第2セルラーシステムを 備えるセルラー通信網30を示す。MSC−IとMSC−IIは、専用電話回線 、光ファイバーリンクなどの多様な手段によって、またはマイクロ波通信リンク によってそれぞれ第1セルラーシステムと第2セルラーシステムの基地局に結合 される。図2では、図によって表記される、第1システムのカバレージエリアC1A −C1E内でそれぞれ提供する5つのこのような例示的な基地局B1A−B1Eと、 第2セルラーシステムのカバレージエリアC2A−C2E内でそれぞれ提供する5つ の基地局B2A−B2Eがある。 説明の便宜のために、図2のカバレージエリアC1A−C1EとC2A−C2E、およ び、それ以降ここに導入される図3に示されるカバレージエリアは、環状または 六角形であるとして図示され、きわめて理想化されている。実際の通信環境にお いては、基地局カバレージエリアは、サイズと形状が変化する可能性がある。基 地局カバレージエリアは、理想的な環状または六角形の形状とは異なるカバレー ジエリア形状を画定するカバレージエリア境界と重複する傾向がある。さらに、 基地局は、技術でよく知られているように、3つのセクタなどにセクタ分割され ることもある。 以下では、カバレージエリアC1C−C1EとC2C−C2Eは、これらのカバレージ エリアは第1セルラーシステムと第2セルラーシステムの間の境界にもっとも近 いため、境界または遷移カバレージエリアと呼ばれることがある。各システム内 のカバレージエリアの残りは、カバレージエリアの内部または内側と呼ばれる。 図2をすばやく調べると、MSC−IIが、基地局B1A−B1Eと通信するため の直接的なアクセスを持たず、MSC−Iが基地局B2A−B2Eと通信するための 直接的なアクセスを持たないことが明らかになる。図2に示されるように、MS C−IとMSC−IIは、互いと通信することができる。例えば、 「セルラー無線電気通信システム間運用(Celular Radio Tele communication Intersystem Operations) 」と題するEIA/TIA/IS−41と、そのそれ以降の改訂は、図2のシス テム間データリンク34によって示されるような異なった動作領域の交換機の間 の基準を定める。基地局B1C−B1Eの1つと基地局B2C−B2Eの1つの間でソフ トハンドオフを提供するには、多数の呼信号と電力制御情報が、MSC−IとM SC−IIの間で通過しなければならない。その交換機から交換機へのコネクシ ョンの遅延性の性質、および大量の呼信号と電力制御の情報によって、過度な遅 延が引き起こされ、不適当なリソースが犠牲にされる可能性がある。ソフトハン ドオフを提供する上でのもう1つの障害は、MSC−Iによって制御されるシス テムとMSCI−IIによって制御されるシステムのアーキテクチャが甚だしく 異なる可能性があるという点である。また、2つのシステムによって使用される 電力制御の方法もきわめて異なることがある。したがって、本発明は、2つのシ ステムの間でハードハンドオフの機構を提供し、システム間ソフトハンドオフの 複雑さと費用を回避することに関する。 ハードハンドオフのための機構は、複数の状況で使用することができる。例え ば、MSC−IIによって制御されるシステムは、信号を通信するためにCDM Aを使用するのではなく、代りにFM、TDMAまたは別の方法を使用する可能 性がある。このような場合、システム間ソフトハンドオフのための機構がMSC −Iによって制御されるシステムで提供されるにしても、両方のシステムがCD MAを使用して動作している場合にだけソフトハンドオフが可能であるため、ハ ードハンドオフが必要とされる。したがって、本発明は、さまざまなエアインタ フェースを利用する2つのシステム間の遠隔ユニットをハンドオフするために使 用できるだろう。第2システムは、パイロット信号や他のCDMAビーコンを送 信し、ハードハンドオフプロセスの開始を助けるように修正される必要があるこ とがある。パイロットビーコンを利用するシステムは、1995年3月30日に 提出された、「代替システムハードハンドオフに対する移動局によって補助され るCDMAのための方法と機器(METHOD AND APPARATUS FO R MOBILE UNIT ASSISTED CDMA TO ALTERNATIVE SYSTEM HARD HANDOF F)」と題する同時出願中の米国特許出願番号第08/413,306号に詳しく 説明される。代りのシステムは、その両方ともが本発明の譲受人に譲渡される、 1995年8月31日に提出された「同じ周波数、時分割デュプレックス中継器 (SAME FREQUENCY, TIME−DIVISION−DUPLEX REPEATER)」と題する同時出願中の米国特許出願番号第08/522, 469号に詳しく説明される。システムは、1995年10月13日に提出され 、本発明の譲受人に譲渡された、「さまざまなセルラー通信システムの間のハン ドオフのための方法と機器(METHOD AND APPARATUS FOR HANDOFF BETWEEN DIFFERENT CELLULAR COM MUNICATIONS SYSTEMS)」と題する同時出願中の米国特許出願 第08/322,817号に詳しく説明されるパイロットビーコン装置を使用す ることがある。 ハードハンドオフが有効となる可能性があるもう1つの状況とは、遠隔ユニッ トが、それが動作する周波数を変更しなければならない場合である。例えば、P CSバンド内で、2地点間マイクロ波リンクがCDMA通信システムと共存して 動作することがある。図3では、2地点間マイクロ波リンク140は、指向性マ イクロ波アンテナ130と指向性マイクロ波アンテナ135の間に図示される。 基地局40、100、および110は、2地点間マイクロ波リンク140による 周波数バンドの使用を回避し、それによってこの2つのシステムの間の干渉を回 避する必要があることがある。指向性マイクロ波アンテナ130と指向性マイク ロ波アンテナ135はきわめて指向性であるため、2地点間マイクロ波リンク1 40は非常に狭いフィールドを有する。そのようなものとして、基地局115、 120のようなこのシステムの他の基地局と、セクタ50と70は、2地点間マ イクロ波リンク140と干渉しないで動作できる。このようにして、遠隔ユニッ ト125は、2地点間マイクロ波リンク140として同じ周波数バンド内のCD MAチャンネル上で動作する可能性がある。遠隔ユニット125が、遠隔ユニッ ト125が現在その上で動作中の周波数での通信をサポートしない基地局110 に向かって移動する場合、基地局115から基 地局110へのソフトハンドオフを完了することはできない。代りに、基地局1 15は、基地局110によってサポートされる別の周波数バンドへのハードハン ドオフを実行するように遠隔ユニット125に命令することがある。 ハードハンドオフが有効となることがあるもう1つの状況とは、遠隔ユニット が、さらに均一に負荷を分配するために、それが動作している周波数を変更しな ければならない場合である。例えば、PCSバンド内で、CDMAは、周波数バ ンドf1と周波数バンドf2のような複数の周波数バンドでトラフィックチャンネ ル信号と通信している。周波数バンドf2が周波数f1より、アクティブ通信信号 でさらに激しく負荷をかけられる場合、周波数バンドf2から周波数バンドf1へ アクティブ通信信号の一部の負荷を軽減することが有利である可能性がある。負 荷の共用を達成するために、周波数バンドf2で動作中の1つまたは複数の遠隔 ユニットが、システム内ハードハンドオフを実行することによって、周波数バン ドf2での動作を開始するように命令される。 ハードハンドオフを実行する最も信頼できる方法とは、基地局115にそれ自 体の中の代替周波数に対するハードハンドオフを実行させることである可能性が ある。したがって、遠隔ユニット125がかなり大きい信頼できる信号を基地局 115から受信しているある時点で、基地局115は、遠隔局125に、基地局 115によってサポートされる別の周波数で動作するように命令する。基地局1 15は送信を開始し、その新しい周波数で遠隔ユニットによって送信される信号 を受信しようとする。代りに、ハードハンドオフが、基地局115の第1周波数 と基地局110の第2周波数の間で発生することもあるだろう。この2種類のハ ードハンドオフのどちらも、システム間通信を必要としない。 再び図2を参照すると、第1移動交換センター(MSC−I)は、指定された 遠隔ユニットへの伝送のために、PSTNから適切な基地局B1A−B1Eに電話呼 を送ることを制御する。MSC−Iは、少なくとも1つの基地局を介して、カバ レージエリア内での遠隔ユニットからPSTNに対し呼を送ることも制御する。 MSC−IIは、PSTNと基地局B2A−B2の間で呼を送るために基地局B2A −B2Eの動作を管理する類似した方法で動作する。制御メッセージなどは、IS −41またはそれ以降の改訂規格のような業界規格を使用し て、システム間データリンク34上でMSC−IとMSC−IIの間で通信され ることがある。 遠隔ユニットが、内部基地局のカバレージエリア内に位置するとき、遠隔ユニ ットは、隣接する基地局のセットからのパイロット信号をモニタするためにプロ グラムされる。遠隔ユニットがカバレージエリアCID内に位置するが、カバレ ージエリアC2Dに近づいている場合を考える。この例では、遠隔ユニットは、 基地局B1Dと、遠隔ユニットが現在通信中であるあらゆる他の基地局(複数の場 合がある)に対し報告されるだろう、基地局B2Dからの使用可能な信号レベルを 受信し始めるだろう。使用可能な信号レベルが遠隔ユニットによって受信されて いる時間は、受信された信号の1つまたは複数の定量化可能なパラメータ(例え ば、信号強度、信号対雑音比、フレームエラー率、フレーム消去率、ビットエラ ー率、および/または相対時間遅延)を測定することによって求められる。好ま しい実施態様においては、この測定は遠隔ユニットによって受信されるパイロッ ト信号強度に基づいている。遠隔ユニットでの使用できる受信された信号レベル のこのような検出と、信号強度または品質メッセージを使用する基地局B1Dへの その報告の後、基地局B1Dから基地局B2Dへの同じ周波数の遠隔ユニットによ って補助されるハードハンドオフは、以下のように進むだろう。 (i)基地局B1Dは、基地局B2Dから受信された遠隔ユニットの報告された信 号レベルを、基地局B2DがMSC−IIによって制御されていることを認識して いるMSC−Iに中継する。 (ii)MSC−Iは、システム間データリンク34上でMSC−IIから、チ ャンネルリソースと基地局B2での2つのシステムの間のシステム間中継線設備 を要求する。 (iii)MSC−IIは、システム間データリンク34を介して、他の情報だ けではなく、通信が確立されなければならないチャンネルを特定するMSC−I に情報を供給することによって要求に応える。加えて、コントローラは、基地局 B2D内で、遠隔ユニットと中継線リソースとの通信のために指定されたチャン ネルを予約する。 (iv)MSC−Iは、基地局B1Dを介して新しいチャンネル情報を遠隔ユニッ トに供給し、遠隔ユニットが基地局B2Dと通信を開始しなければならない時間を 指定する。 (v)指定された時間に遠隔ユニットと基地局B2Dの間でハードハンドオフを介 して通信が確立される。 (vi)MSC−IIは、MSC−Iに対し、遠隔ユニットのシステム内への遷 移が成功したことを肯定応答する。 このアプローチでの1つの障害は、MSC−Iが、遠隔ユニットからの信号が 、その時点での通信をサポートするのに十分なレベルで基地局B2Dによって受信 されるかどうかを知らないという点である。そのMSC−Iは、遠隔ユニットに 、基地局B2Dとの通信を確立するように命令する。同様に、基地局B2Dは、遠隔 ユニットから使用できる信号レベルを受信していない可能性もある。その結果、 回線接続は、制御をMSC−IIに転送するプロセスの間にドロップされる可能 性がある。回線接続がドロップされると、肯定応答よりむしろエラーメッセージ がMSC−IIからMSC−Iに送信されるだろう。 ハードハンドオフを提供する上でのもう1つの障害とは、CDMAシステムの カバレージエリア境界の性質である。アンプスのようなFMシステムでは、カバ レージエリア重複地域はかなり広い。カバレージエリア重複地域とは、通信が遠 隔局と、2つの異なる基地局のどちらか一方だけの間でサポートできる領域のこ とである。FMシステムでは、このようなカバレージエリア重複地域は、遠隔ユ ニットがカバレージエリア重複地域に配置されるときだけ、ハードハンドオフが 無事に発生できるため、幅広くなければならない。例えば、図4Aは、FMシス テムのきわめて理想化された表現である。基地局150と基地局165は、遠隔 ユニットへの順方向と逆方向のリンクFM通信を提供することができる(順方向 リンクとは、基地局から遠隔ユニットへのコネクションを指す。逆方向リンクと は、遠隔ユニットから基地局へのコネクションを指す)。地域160内では、両 方の基地局150と基地局165からの信号強度は、遠隔ユニット115との通 信をサポートするために十分なレベルにある。FMシステムの性質のため、基地 局150と165は、遠隔ユニット155と同時に 通信できないことに注意する。基地局150から基地局165へのハードハンド オフが地域160内で発生すると、基地局150と遠隔ユニット155の間で使 用されたの比べて、新しい周波数が基地局165と遠隔ユニット155の間の通 信のために使用される。基地局165は、基地局150によって使用される周波 数で絶対に送信しないため、基地局165は、名目上、基地局150と、それが 通信中である遠隔ユニットの間の通信になんの干渉も与えない。境界182は、 基地局165から遠隔ユニット155への通信が可能ではないロケーションを示 す。同様に、境界188は、基地局150から遠隔ユニット155への通信が可 能ではないロケーションを示す。明らかに、図4Bと図4Cだけでなく、図4A は一定の比例に縮小して描画されておらず、現実には、カバレージエリア重複地 域は、各基地局の総カバレージエリアに比較して相対的に狭い。 CDMAソフトハンドオフを使用する場合、通信を2つの基地局の1つだけで 完全にサポートすることができるカバレージエリア重複地域の存在は重大ではな い。ソフトハンドオフが発生する地域では、通信が2つまたは3つ以上の基地局 と同時に確立される場合に、信頼できる通信が維持できることで十分である。C DMAシステムでは、通常、アクティブ基地局と隣の基地局は、同じ周波数で動 作する。したがって、遠隔ユニットが隣の基地局のカバレージエリアに接近する と、アクティブ基地局からの信号レベルは低下し、隣の基地局からの干渉レベル が増加する。隣の基地局からの干渉が増えるため、ソフトハンドオフが確立しな い場合、アクティブ基地局と遠隔ユニットの間のコネクションは、危険にさらさ れることになる。信号が、隣の基地局に関してではなく、アクティブな基地局に 関してフェードする場合に、そのコネクションは特に危険にさらされる。 図4Bは、CDMAシステムのきわめて理想化された表現である。CDMA基 地局200とCDMA基地局205は、遠隔ユニット155への順方向リンクと 逆方向リンクのCDMA通信を提供することができる。もっとも色が濃い地域1 70内では、両方の基地局200と基地局205からの信号強度は、基地局20 0または基地局205の内の一方とだけ確立されても、遠隔ユニット 155との通信をサポートするのに十分なレベルである。境界184を超えると 、基地局205だけを通した通信は信頼できない。同様に、境界186を超える と、基地局200だけを通した通信は信頼できない。 地域175A、170および175Bは、遠隔ユニットが基地局200と20 5の間のソフトハンドオフにあるだろう領域を表す。地域175A内での遠隔ユ ニットとの基地局205に対する通信リンクが、それだけでは通信をサポートす るのに信頼できない場合にも、両方の基地局200と205を通る通信を確立す ることによって、システムの総体的な信頼性は改善される。境界180を超える と、基地局205からの信号レベルは、ソフトハンドオフでさえ遠隔ユニット1 55との通信をサポートするには不十分である。境界190を超えると、基地局 20からの信号レベルは、ソフトハンドオフでさえ、遠隔ユニット155との通 信をサポートするのに不十分である。 図4Aと図4Bが、互いに関して描画されていることに注意する。境界180 、182、184、186、188および190を指定するために使用される参 照番号は、基地局150と基地局200からの距離が増加するに従って、値が増 加する。そのようなものとして、境界180と190の間のソフトハンドオフ地 域は、最も広い地域である。境界182と188の間のFMカバレージエリア重 複地域は、CDMAソフトハンドオフ地域内にある。CDMA「ハードハンドオ フ」地域は、境界184と186の間のもっとも狭い地域である。 基地局200が第1システムに属し、基地局205が第2システムに属する場 合、基地局200と基地局205は、遠隔ユニット155との同時通信をできな いことがあることに注意する。したがって、通信が、基地局200から基地局2 05に転送される必要がある場合、基地局200から基地局205へのハードハ ンドオフが実行される必要がある。ハードハンドオフが高い成功の確率を得るた めには、遠隔ユニットは、地域170の境界184と186の間のCDMAハー ドハンドオフ地域に位置しなければならないことに注意する。その障害は、ハー ドハンドオフ領域170が厳しく狭く、遠隔措置155がハードハンドオフ地域 170の中に、およびその中から移動するのに要する時間が非常に少ない可能性 があるという事実にある。加えて、遠隔ユニット155が ハードハンドオフ地域170内にあるかどうかを識別することは困難である。遠 隔ユニット155がハードハンドオフ地域170内にあることがいったん判断さ れると、どの基地局に対し、いつハードハンドオフが発生する必要があるのかに ついて判断が下されなければならない。本発明は、これらの問題に取り組む。 本発明の第1面は、ハードハンドオフが必要であるだけではなく、無事に達成 されるだろうカバレージエリア内の地域と、基地局のどれにハードハンドオフを 試行する必要があるのかを判断するためのシステムと方法である。図3に示され る六角形の並べて表示される配置は、きわめて理想化されている。システムが実 際に配置されると、その結果生じるカバレージエリアはかなり違った形状をして いる。図5は、基地局のセットのさらに現実的な表現を示す。基地局T1−T3と 基地局I1−I3は、システム1コントローラ212によって制御される第1通信 システムの一部である。基地局I1−I3は、同じシステムの他の基地局とだけ接 する内側基地局である。基地局T1−T3は、別のオペレーティングシステムに属 する基地局のカバレージエリアに境を接するカバレージエリアを有する遷移基地 局または境界基地局である。基地局S1−S3は、システムコントローラ214に よって制御される第2システムの一部である。基地局S3、基地局I1−I3、お よび基地局T2−T3を囲む、一番外側の濃い同心円は、対応する基地局との通信 を確立できる基地局の理想化されたカバレージエリアを示す。基地局S1−S2と 基地局T1を囲む一番外側の濃い波状の線は、対応する基地局のさらに現実的な カバレージエリアを示す。例えば、波状の線228は、基地局S1のカバレージ エリアを表す。カバレージエリアの形状は、カバレージエリア内の木、丘、およ びその他の障害物だけではなく、カバレージエリア内のアンテナが取り付けられ る高さ、数、反射率、および高い建物の高さのような、基地局がその中にある地 形によって大きく影響を受ける。現実的なカバレージエリアは、図面を簡略化す るために、基地局ごとに図示されない。 実際のシステムでは、基地局のいくつかは、3つのセクタのように、セクタ化 されることがある。図6は、3つのセクタに分割された基地局のアンテナパ ターンを示す。図面を簡略化するために、3つのセクタに分割された基地局は、 図5では図示されていない。本発明の概念はセクタ化された基地局に直接的に適 用できる。 図6では、カバレージエリア300Aが、最も細かい幅線によって表される。 カバレージエリア300Bは、媒体幅線によって表される。カバレージエリア3 00Cは、最も濃い線によって表される。図6に示される3つのカバレージエリ アは、標準的な指向性双極子アンテナによって作り出される形状である。カバレ ージエリアの縁は、遠隔ユニットがそのセクタを通る通信をサポートするために 必要な最小信号レベルを受け取るロケーションと考えることができる。遠隔ユニ ットがそのセクタの中に移動していくに従って、遠隔ユニットによって知覚され る基地局から受信される信号強度は上昇する。点302での遠隔ユニットは、セ クタ300Aを通して通信できる。点303での遠隔ユニットは、セクタ300 Aとセクタ300Bを通して通信できる。点304での遠隔ユニットは、セクタ 300Bを通して通信できる。遠隔ユニットがセクタの縁を通り越して移動する と、そのセクタを通る通信が品質を低下させる可能性がある。図6の基地局と図 示されていない隣の基地局の間でソフトハンドオフモードで動作している遠隔ユ ニットは、セクタの内の1つの端近くに位置するだろう。 図3の基地局60は、さらに理想化される3つのセクタに分割される基地局を 表す。基地局60には、そのそれぞれが基地局カバレージエリアの120度を超 えてカバーする3つのセクタがある。途切れていない線55によって示されるカ バレージエリアを持つセクタ50は、粗い破線75によって示されるカバレージ エリアを持つセクタ70のカバレージエリアに重複する。セクタ50は、細かい 破線80によって示されるようなカバレージエリアがあるセクタ80も重複する 。例えば、Xによって示されるロケーション90は、セクタ50とセクタ70の 両方のカバレージエリア内に位置する。 一般的には、基地局は、基地局を通して通信できる遠隔ユニットの数を増加す る一方で、基地局のカバレージエリア内に位置する遠隔ユニットに対する総干渉 電力を削減する。例えば、セクタ80は、ロケーション90にある遠隔ユニット に意図される信号を送信しないので、セクタ80内に位置する遠隔ユニ ットは、ロケーション90にある遠隔ユニットの基地局60との通信によって著 しく干渉されない。 ロケーション90に配置される遠隔ユニットの場合、総干渉は、セクタ50と 70、および基地局115と120からの寄与を受ける。ロケーション90にあ る遠隔ユニットは、セクタ50と70とのソフトハンドオフにある可能性がある 。ロケーション90にある遠隔ユニットは、同時に、基地局115と120のど ちらかまたは両方とのソフトハンドオフにある可能性がある。 遠隔ユニットによって補助されるソフトハンドオフは、その遠隔ユニットによ って測定されるように、複数の基地局セットのパイロット信号強度に基づいて動 作する。アクティブセットとは、アクティブな通信が確立される基地局のセット である。隣のセットとは、通信を確立するために十分なレベルの信号強度を持つ 高い確率のある基地局を含む、アクティブ基地局を囲む基地局のセットである。 候補セットとは、通信を確立するために十分な信号レベルでのパイロット信号強 度を持つ基地局のセットである。 通信が最初に確立されると、リモート装置は、第1基地局を通して通信し、ア クティブセットは、第1基地局だけを含む。遠隔ユニットは、アクティブセット 、候補セット、および近接セットの基地局のパイロット信号強度をモニタする。 近接セットの基地局のパイロット信号が所定のしきい値レベルを超えると、基地 局は候補セットに加えられ、遠隔ユニットで近接セットから除去される。その遠 隔ユニットは、新しい基地局を識別する第1基地局にメッセージを通信する。シ ステムコントローラは、新しい基地局と遠隔ユニットの間で通信を確立するかど うかを判断する。システムコントローラが確立することを決定すると、システム コントローラは、遠隔ユニットについての識別情報とそれとの通信を確立するた めのコマンドのある、新規基地局にメッセージを送信する。また、メッセージは 、第1基地局と新しい基地局を含む新しいアクティブセットを識別する。遠隔ユ ニットは、新しい基地局によって送信された情報信号を探索し、第1基地局を通 る通信を終了せずにこの新しい基地局と通信が確立される。このプロセスは、追 加基地局で続行できる。 遠隔ユニットは、複数の基地局を通して通信するとき、それはアクティブセ ット、候補セットおよび近接セットの基地局の信号強度をモニタし続ける。アク ティブセットの基地局に対応する信号強度が、所定の時間期間の間、所定のしき い値以下にドロップ(drop)すると、遠隔ユニットはそのイベントを報告す るためのメッセージを生成し、送信する。システムコントローラは、遠隔ユニッ トが通信している基地局の少なくとも1つを通してこのメッセージを受け取る。 システムコントローラは、弱いパイロット信号強度を有する基地局を通る通信を 終了することを決定することがある。 そのシステムコントローラは、基地局を通る通信の終了を決定すると、基地局 を識別する新しいアクティブセットを識別するメッセージを生成する。その新し いアクティブセットは、それを通して通信が終了されなければならない基地局を 含まない。それを通して通信が確立される基地局は、メッセージを遠隔ユニット に送信する。また、システムコントローラは、遠隔ユニットとの通信を終了する ために基地局に情報を通信する。遠隔ユニット通信は、このようにして、新しい アクティブセットで特定される基地局を通してだけ送られる。 遠隔ユニットがソフトハンドオフにあるとき、システムコントローラは、アク ティブセットのメンバーである基地局のそれぞれから復号化されたパケットを受 信する。システムコントローラは、その信号のセットから、PSTNに伝送する ための1つの単一の信号を作成しなければならない。各基地局内では、1つの共 通した遠隔ユニットから受信される信号は、それらが復号化され、このようにし て受信された複数の信号を完全に利用する前に結合される。各基地局からの復号 化された結果は、システムコントローラに提供される。いったん信号は復号化さ れると、信号は他の信号と容易にかつ有利に「結合する」ことはできない。好ま しい実施態様では、システムコントローラは、通信が確立されている基地局に1 対1で対応する複数の復号化された信号の間で選択しなければならない。もっと も有利な復号化された信号が基地局からの信号のセットから選択され、他の信号 は単に廃棄される。 ソフトハンドオフに加えて、システムは、「ソフター(softer)」ハンド オフを利用することがある。ソフターハンドオフとは、通常、1つの共通した基 地局のセクタ間でのハンドオフを指す。1つの共通した基地局のセクタは はるかに親密に接続されているため、1つの共通した基地局のセクタの間のハン ドオフは、復号化されたデータを選択するよりむしろ、復号化されていないデー タを結合することによって実行することができる。本発明は、ソフターハンドオ フがどちらのシステムで利用できるかどうかに関係なく、等しく適用する。ソフ ターハンドオフのプロセスは、そのそれぞれが本発明の譲請け人に譲渡される、 1993年10月10日に提出され、現在は破棄されている、「1つの共通した 基地局のセクタ間でハンドオフを実行するための方法と機器(METHOD AN D APPARATUS FOR PERFORMING HANDOFF BET WEEN SECTORS OF A COMMON BASESTATION)」と 題する、米国特許出願番号第08/405,611号に記述される。 好ましい実施態様では、選択プロセスは、セレクタバンクサブシステム(SB S)内のシステムコントローラによって実行される。SBSは、セレクタのセッ トを具備する。各セレクタは、1つの遠隔ユニットのアクティブ通信を取り扱う 。回線接続の終了時に、セレクタは、別のアクティブ遠隔ユニットに割り当てら れる。セレクタは、遠隔ユニットと基地局の両方の制御機能のすべての様式を規 定する。セレクタは、基地局からのメッセージを送受する。このようなメッセー ジの例としては、基地局と遠隔ユニットの間の往復遅延がしきい値量分変化する たびに、基地局によって送信されるメッセージである。また、セレクタは基地局 に遠隔ユニットへのメッセージを送信するように命令することができる。このよ うなメッセージの例は、それに遠隔ユニットにパイロット強度測定メッセージ( PSMM)の提供を命令するように命じる基地局に送信される。これらの信号の 両方を使用することは、以下にさらに詳細に説明される。もっとも一般的な実施 例では、ハンドオフプロセスを制御するのはセレクタである必要はなく、どのよ うな様式の通信制御装置でも、好ましい実施態様ではセレクタに委任される機能 を実行することができる。 遠隔ユニットが基地局との通信を確立したとき、基地局は、遠隔ユニットに対 応する往復遅延(RTD)を測定することができる。その基地局は、時間内に、 遠隔ユニットへのその伝送を、普遍的な時間に基づいて位置調整する。そ の信号は、基地局から遠隔ユニットに無線エアリンク上で伝送される。送信され た信号は、基地局から遠隔ユニットへの移動にある程度の時間を必要とする。遠 隔ユニットは、それが基地局に送り返す伝送を位置調整するために、基地局から 受信する信号を使用する。基地局が遠隔ユニットから受信する信号の時間位置調 整を基地局が遠隔ユニットの送信した信号の位置調整と比較することによって、 基地局は、往復遅延を決定することができる。往復遅延は、基地局と遠隔ユニッ トの間の距離を概算するために利用することができる。好ましい実施態様に従っ て、往復遅延が所定の量を上回って変化するときにはつねに、基地局は往復遅延 をセレクタに報告する。 本発明の1つの面は、遠隔ユニットのロケーションを識別するために、アクテ ィブセットと候補セットのメンバーである遠隔ユニットと基地局の間の往復遅延 を使用する。候補セットのメンバーである遠隔ユニットと基地局の間の往復遅延 を得ることは、アクティブセットのメンバーの往復遅延を求めるよりいくぶん複 雑である。候補セットのメンバーである基地局が遠隔ユニットからの信号を復調 しないために、往復遅延は候補基地局によって直接的に測定できない。 候補セットとアクティブセットのメンバーのパイロット信号情報を含む遠隔ユ ニットから基地局に送信されるメッセージは、パイロット強度測定メッセージ( PSMM)と呼ばれる。PSMMは、基地局からの要求に答えて、または近接セ ットの基地局の信号強度がしきい値を越えたか、候補セットの基地局の信号強度 が、所定の量、アクティブセットの基地局の内の1つの強度を越えたため、ある いはハンドオフドロップタイマーの満了のために、遠隔ユニットによって送信さ れる。 4つのパラメータがソフトハンドオフプロセスを制御する。第1に、パイロッ ト検出しきい値、T ADDは、近接セットのメンバーである基地局のパイロッ ト信号強度が、候補セットのメンバーとして分類されるようになるために越えな ければならないレベルを指定する。パイロットドロップしきい値、T DROP は、アクティブセットまたは候補セットのメンバーである基地局のパイロット信 号強度が、タイマをトリガするためにそれ以下に低下しなければな らないレベルを指定する。トリガされたタイマの期間は、T TDROPによっ て指定される。T TDROPによって指定される時間が過ぎた後、パイロット 信号強度が依然としてT DROPレベルを下回っている場合、遠隔ユニットは 、それが現在属しているセットから対応する基地局の除去を開始する。アクティ ブセット対候補セットの比較しきい値T COMPは、候補セットのメンバーの パイロット信号強度が、PSMMをトリガするためにアクティブセットのメンバ ーのパイロット信号強度を越えなければならない量を設定する。これら4つのパ ラメータのそれぞれが、遠隔ユニットに記憶される。これら4つのパラメータの それぞれは、基地局から送信されるメッセージによって新しい値にプログラムし 直すことができる。 PSMMは、本発明に関する2個の情報を含む。そのPSMMは、アクティブ セットまたは候補セットのメンバーである基地局に対応するパイロット信号ごと のレコードを含む。第1に、PSMMは、信号強度の基準を含む。第2に、PS MMは、パイロット信号位相の基準を含む。遠隔ユニットは、候補セットのパイ ロット信号ごとにパイロット信号位相を測定する。パイロット信号位相は、候補 パイロット信号の最も早く到達する使用できるマルチパス構成要素の位相を、ア クティブセットのメンバーの最も早く到達する使用できるマルチパス構成要素に 比較することによって、遠隔ユニットで測定される。そのパイロット信号位相は 、相対的なPNチップで測定されることがある。最も早く到達する信号を提供す るアクティブセット内での基地局のパイロット信号は、基準パイロット信号と呼 ばれる。 システムコントローラは、以下の等式を使用して、パイロット信号位相を往復 遅延の概算に変換できる。 RTDcan1=RTDref+2*(Pilotphasecan1−ChannelO ffsetcan1 *PilotInc) 等式1 この場合、 RTDcan1=候補セットにエントリを有する基地局の往復遅延の計算された概算 である。 RTDref=基準パイロット信号に報告された往復遅延である。 Pilot Phasecan1=PNチップ単位の、PSMMで報告される遠隔ユ ニットの知覚される汎用時間を基準にした位相である。 ChannelOffetcan1=単位なし(unitless)の数である候補 基地局のチャンネルオフセットである。 PilotInc=チャンネルあたりPNチップの単位でシステム全体のシーケ ンスオフセットインデックス増分である。 基準パイロット信号に報告される往復遅延、RTDrefは、対応する基地局によ ってセレクタに提供される。基準パイロット信号の往復遅延は、遠隔ユニットと 、候補セットのメンバーである基地局の間の往復遅延を概算するための基礎とし て役立つ。好ましい実施態様では、遠隔ユニットが、パイロット信号の符号位相 オフセットに基づいて基地局を特定できるように、各基地局が時間内に同じパイ ロットシーケンスオフセットを送信する。パイロットシーケンスオフセットイン デックス増分、PilotIncは、基地局パイロット信号がそれによってオフ セットされる符号位相オフセット増分である。候補基地局のチャンネルオフセッ ト、ChannelOffsettcan1は、符号位相のどれが候捕基地局に割り 当てられるのかを示す。候補基地局の相対的な位相、PilotPhasecan1 は、PNチップ単位の基準パイロット信号に比較して遠隔ユニットによって測定 されるように、候補基地局の符号位相オフセットである。PilotPhasecan1 は、PSMMの基地局に報告される。ChannelOffsetcan1 とPilotIncは、セレクタに既知である。 システム内の伝送で遅延がないならば、候補基地局の位相は、チャンネルオフ セット、ChannelOffsetcan1と、システム全体パイロットシーケン スオフセットインデックス増分PilotIncの積だろう。システムには伝送 遅延があるため、遠隔ユニットは、さまざまな変化する遅延がある基準パイロッ ト信号と候補基地局パイロット信号の両方を知覚する。システムに誘導されたP Nオフセット(=ChannelOffsetcan1とPilotIncの積)を 知覚されたパイロットオフセット(=PilotPhasecan1)から差し引く と、基準パイロット信号と、候補基地局のパイロット信 号の間の相対的なオフセットが生じる。差異が負の場合、基準基地局と遠隔ユニ ットの間のRTDは候補基地局と遠隔ユニットの間のRTDより大きい。遠隔ユ ニットによって知覚される差異は、順方向リンク相対遅延だけを反映する。その 順方向リンク相対遅延は、完全往復遅延を考慮するために二倍にされる。 例のため、システム全体パイロットシーケンスオフセットインデックス増分は 64PNチップであり、往復遅延の測定の基礎には以下の情報が使用されると仮 定する。 xxxx(基地局Id=12) xxxx(基地局Id=14、相対オフセット52PN) xxxx(基地局Id、相対オフセット−15PN) 好ましい実施態様では、各基地局または基地局セクタは、時間内に同じパイロッ トシーケンスオフセットを送信し、基地局識別は、パイロット信号を送信するた めに基地局によって使用されるチャンネルPNオフセットと見なすことができる 。さらに、(図1に示される基地局を参照すると仮定される)基地局12と14 がアクティブセットのメンバーであり、基地局12と14によって測定されるR TD測定が、それぞれ137PNチップと244PNチップとして報告されてい ると仮定する。 基地局14のパイロット位相と往復遅延データの右側に注記されるのが、計算 された相対オフセットである。基地局14の測定されたパイロット位相は、94 8PNチップである。基地局14の固定されたオフセットは、基地局ID(14 )に、896PNチップに等しいパイロットシーケンスオフセット増分(64) をかけたものに等しい。測定されたパイロット位相と基地局のパイロット位相オ フセットの間の差異は、基地局と遠隔ユニットの間の相対的なオフセットであり 、この場合は52PNチップ(=948−896)である。基地局14はアクテ ィブセットのメンバーであるため、基地局14は往復遅延測定を直接行うので、 基地局14と遠隔ユニットの間の往復遅延を計算するためにこれらの数を使用す ることは不必要である。 ただし、基地局16は、候補セットのメンバーであるため、往復遅延測定は基 地局16によって直接行われず、上記等式1が往復遅延を求めるために使用 されなければならない。基地局16の場合、パラメータは以下の通りである。 RTDref=137PNチップ PilotPhasecan=1009PNチップ ChannelOffsetcan1=16、および PilotInc=チャンネルあたり64PNチップ これらの数を直接的に等式1に差し込む(plugging)と、107PNチ ップという遠隔ユニットと基地局16の間の往復遅延が生じる。前記に注記され たように、候補基地局の絶対オフセットを見つけるためには、ChannelO ffsetcan1とPilotIncの積が、この場合、−15PNチップを生じ させるPilotPhasecan1から差し引かれる。1つの興味深い注記は、基 地局16と遠隔ユニットの間の往復遅延は、基地局12の間の往復遅延を下回る という点である。 遠隔ユニットのロケーションを識別する第1方法は、特殊遠隔ユニット測定指 向型ハードハンドオフ(MDHO)状態の使用に依存する。処理影響を最小限に 抑えるために、システムは、アクティブセットの任意のメンバーが遷移基地局と 記されるときにだけ、MDHO状態になる。代替実施例では、システムは、アク ティブセットのすべてのメンバーが遷移基地局であるときだけMDHO状態にな る。第3の実施例では、システムは、アクティブセット内に1つの基地局だけし かなく、その基地局が遷移基地局である場合にだけMDHO状態になる。第4の 実施例では、MDHO状態がつねにアクティブであるように、十分な処理資源が 存在する。MDHO状態にいる間、セレクタは、アクティブセットのメンバーの 往復遅延をモニタし、候補セットのメンバーの往復遅延を計算する。MDHO状 態をトリガする状態が変化した後、MDHO状態が終了されることがある。 MDHO状態はMDHOテーブルに基づく。MDHOテーブルでは、各行が、 カバレージ領域重複地域であるカバレージ領域地域のセクションを表す。前記に 定められるように、カバレージエリア重複領域は、遠隔ユニットと、2つの異な った基地局の内のどちらか1つの間だけでサポートされる領域のことである。各 行には、基地局識別番号の組と往復遅延範囲のリストが含まれる。往復 遅延範囲は、最小往復遅延と最大往復遅延という点で指定される。 MDHOテーブルを使用するためには、ネットワーク計画ツールまたは経験的 なデータのどちらかが使用され、地域のセットと地域ごとに対応する適切な処置 を識別する。代りに、規則をベースにしたシステム、つまり専門家システムは、 MDHOテーブルを作成するために使用できるだろう。前記に注記されるように 、図5は、内側、遷移、および第2システム基地局のセットを示し、遠隔ユニッ ト測定指向型ハードハンドオフテーブルの機能を示すために使用される。基地局 の回りの網掛け線は、往復遅延遅延測定しきい値を示す。例えば、基地局S2を 丸で囲む網掛け線222は、基地局S2から網掛け線222上の遠隔ユニットへ の直接的な経路が、200PNチップという往復遅延を示すロケーションを表す 。基地局S2を丸で囲む網掛け線220が、網掛け線222上に位置する遠隔ユ ニットに対する基地局S2からの直接的な経路が、220PNチップという往復 遅延を示すロケーションを表す。したがって、網掛け線220と網掛け線222 の間に位置する任意の遠隔ユニットは、200PNチップと220PNチップの 間の往復遅延を示すだろう。 同様に、基地局T1を囲む網掛け線226は、基地局T1から、網掛け線226 上に位置する遠隔局への直接的な経路が160PNチップという往復遅延を示す ロケーションを表す。基地局T1を囲む網掛け線224は、基地局T1から網掛け 線224上に位置する遠隔ユニットへの直接経路が180PNチップという往復 遅延を示すロケーションを表す。したがって、網掛け線224と網掛け線226 の間に位置する遠隔ユニットは、160PNチップと180PNチップの間の往 復遅延を示すだろう。 また、基地局S1を囲む網掛け線232は、基地局S1から網掛け線232に位 置する遠隔ユニットへの直接経路が、170PNチップという往復遅延を示すロ ケーションを表す。基地局S1を囲む網掛け線230は、基地局S1から網掛け線 230に位置する遠隔ユニットへの直接経路が、18OPNチップという往復遅 延を示すロケーションを表す。したがって、網掛け線230と網掛け線232の 間に位置する遠隔ユニットは、基地局S1に関して170と180PNチップの 間の往復遅延を示すだろう。 前記に注記されるように、遠隔ユニットと基地局の間の直接経路を取らないマ ルチパス信号が、環境内の反射要素によって作り出される。その信号が直接経路 を取らない場合、往復遅延が増加される。最も早く到着する信号とは、遠隔ユニ ットと基地局の間で最短経路を取った信号のことである。往復遅延を概算するた めに本発明とともに測定されるのは最も早く到着する信号である。 特殊地域は、多様な基地局の間の往復遅延によって識別できることに注意する 。例えば、カバレージ地域240と242は、遠隔ユニットと基地局T1の間の 往復遅延が160PNチップと180PNチップの間であり、遠隔ユニットと基 地局S2の間の往復遅延が200PNチップと220PNチップの間であるとい う事実によって識別することができる。カバレージエリア242は、さらに、往 復遅延がどのようであっても、基地局S1からのパイロット信号が知覚できると いう事実によって、さらに画定される。領域240内に位置し、現在基地局T1 と通信中である遠隔ユニットに対する適切な処置とは、CDMA基地局S2に対 する同じ周波数ハードハンドオフを実行することであると仮定する。さらに、地 域242では、総干渉が非常に高いので、唯一の代替策は、基地局S1によって サポートされるアンプスシステムへのハードハンドオフを実行することであると 仮定する。 テーブルIは、例示的なMDHOテーブルの一部を示す。第1欄は、どのカバ レージエリア重複地域が、MDHOテーブルの中の行に対応するのかを示す。例 えば、カバレージエリア242は、テーブルIでのカバレージ地域Nに相当し、 カバレージエリア240はテーブルIでのカバレージエリアN+1に相当する。 カバレージエリア242内に位置する遠隔ユニットは、カバレージエリア240 に指定されるパラメータに一致することに注意する。例示的な実施例においては 、MDHOテーブルは、数の順で注意深く検討され(traversed)、指定 されたパラメータに一致する第1地域は、パラメータの指定されたセットを地域 N+1に比較する唯一の方法が、地域Nが考えられるロケーションとしてすでに 排除されている場合にそれとなるように選択される。第2欄には、第1基地局I Dが入る。第3欄には、行によって示されるカバレージ地域に相当する往復遅延 の範囲が含まれる。第4欄と第5欄は、第6欄と第7 欄が示すように、第2基地局IDと往復遅延の組を示す。基地局IDと往復遅延 の組を示すさらに多くの欄が、必要に応じて加えられることがある。 好ましい実施態様では、MDHOテーブルは、セレクタバンクサブシステムコ ントローラ(SBSC)に記憶される。SBSCは、近接リストとパイロットオ フセットを提供するパイロットデータベース、および標準動作に対する他のこの ようなデータニーズをすでに記憶する。好ましい実施態様では、セレクタは、新 しいPSMMが受け取られるたびに、およびアクティブ基地局のどれかのRTD 測定がかなりの量、変化するときはつねに、SCSCがMDHOテーブルにアク セスすることを要求する。 1) カバレージ地域 2) RTD範囲 3)処置 4)システムID 5)ターゲットBSId テーブルI 処置と名前が付けられた欄は、遠隔ユニットのロケーションがカバレージ地域 の内の1つにマップするときに講じられなければならない処置を説明する。以下 のように、講じられる可能性のある処置の複数の例示的なタイプがある。システ ム間基地局CDMAからアンプスへのハードハンドオフ、 システム内基地局CDMAからアンプスへのハードハンドオフ、 システム内基地局CDMAからCDMAへのハードハンドオフ、 システム間CDMAから異なる周波数のCDMAへのハードハンドオフ、および システム間CDMAから同じ周波数のCDMAハードハンドオフ。 遠隔ユニットのロケーションを特定するためにさらに多くの往復遅延情報が必 要とされる場合、T ADDしきい値とT DROPしきい値は、遠隔ユニット がMDHO状態にあるときに修正できる。T_DROPしきい値とT A DDしきい値の両方を減少することによって、低い方のパイロット信号強度が、 候補セットとアクティブセットのメンバーシップに関し対応する基地局を適格化 し、低い方のパイロット信号強度が、ドロップされる前にさらに長く候補セット とアクティブセットにとどまる。候補セットとアクティブセットに一覧される基 地局の増加した数は、遠隔ユニットの位置を突き止めるために使用できる往復遅 延データポイントの数を増加する。T ADDとT DROPをシステム全体で 減少させると、ハンドオフの各遠隔ユニットが2つの基地局からシステムリソー スを使用するという点で負の影響を及ぼすことがある。各基地局でリソースを保 全し、容量を最大限にするためには、ハンドオフでの遠隔ユニットの数を最小限 に抑えることが望ましい。したがって、好ましい実施態様では、T ADDとT DROPは、遷移基地局だけで減少される。また、TTDROPによって指定 される時間の長さは、T_DROP以下に低下した後に基地局がアクティブセッ トに残る時間の量を伸ばすために増加することができる。 好ましい実施態様では、第2システムが、第1システムで使用されている周波 数上の境界基地局からのCDMAパイロット信号をすでに送信していない場合、 第2システムはパイロット信号または他のCDMAビーコンを送信するために修 正され、前述の米国特許出願番号第08/413,306号と米国特許出願第0 8/522,469号に詳しく説明されるようなハードハンドオフの開始を助け る。代替実施例では、システムがすでにCDMAパイロット信号を境界基地局か ら送信していなくても、第2システムの境界基地局はパイロット信号を作成せず 、基地局S1−S3に対応するMDHOテーブルの基地局ID欄にエントリはない 。パイロットビーコン装置は、2地点間マイクロ波リンクによって影響を受ける 地方を識別するのに役立つように内側基地局で使用できることもある。 いくつかの状況では、遠隔ユニットのロケーションを識別する手段としての候 補基地局の使用を排除し、それによってアクティブ基地局情報だけを残し、遠隔 ユニットロケーションを求めることも可能である場合がある。例えば、賢いネッ トワークプランニングを使用すると、カバレージエリア重複地域は、ア クティブセットのメンバーの往復遅延だけを使用して効果的に識別することがで きる可能性がある。 前記に注記されるように、セクタ化されていない基地局が、図面を簡略化する ために図5に示される。実際には、セクタ化の存在は、遠隔ユニットが位置する 可能性がある地域を狭めることによって位置発見プロセスを助ける。例えば、図 3の基地局60のジオメトリに注意する。往復遅延が考慮される前に、基地局6 0のカバレージエリアは6つの異なった地域に分割されている。つまり、セクタ 50だけによってカバーされる領域、セクタ50とセクタ70によってカバーさ れる領域、およびセクタ70だけによってカバーされる領域、セクタ70とセク タ80によってカバーされる領域、セクタ80だけによってカバーされる領域、 およびセクタ80とセクタ50によってカバーされる領域である。3つのセクタ に分割された局を2つのシステム間の境界に沿ってだけ向けるためにネットワー クプランニングが使用される場合、システム2境界基地局内でのパイロットビー コンの使用と候補基地局往復遅延決定の使用を排除することができる。 システムの各基地局は、最初は、デシベルで測定された負荷をかけられていな い(unloaded)受信機経路とデシベル単位で測定された希望されるパイ ロット電力の総計がある定数に等しくなるように校正される。この校正定数は、 基地局のシステム全体で一貫している。システムが負荷をかけられるようになる と(つまり、遠隔ユニットが基地局との通信を開始すると)、逆方向リンクハンド オフ境界が、基地局に向かって効果的に接近してくる。したがって、順方向リン クで同じ効果を模倣するために、補償ネットワークは、負荷が増加するに従って パイロット電力を減少させることによって、基地局で受け取られる逆方向リンク 電力と基地局から送信されるパイロット電力の間の一定の関係性を維持する。順 方向リンクハンドオフ境界を逆方向リンクハンドオフ境界に釣り合わせるプロセ スが、1996年8月20日に発行され、本発明の譲受人に譲渡された「セルラ ー通信システムで順方向リンクハンドオフ境界を逆方向リンクハンドオフ境界に 釣り合わせるための方法と機器(METHOD AND APPARATUS FO R BALANCING THE FORWA RD LINK HANDOFF BOUNDARY TO THE REVERSE LINK HANDOFF BOUNDARY IN A CELLULAR CO MMUNICATION SYSTEM)」と題する、米国特許番号第5,548 ,812号に詳しく説明される、基地局休止と呼ばれる。 休止のプロセスは、MDHO状態での動作に悪影響を及ぼす可能性がある。再 び図4Bを参照すると、基地局200によって伝えられる電力が基地局205に よって伝えられる電力に比較して減少すると、カバレージエリア重複境界は基地 局200により近く、基地局205からより遠く移動する。その信号レベルは、 任意の1つのロケーションにある遠隔ユニットと基地局の間の往復遅延に影響を 及ぼさない。したがって、実際の境界が変化した可能性があるときは、MDHO テーブルは、ハンドオフに適宜に同じロケーションを特定し続ける。 休止の問題に対処する複数の方法がある。1つの方法は、カバレージエリア重 複地域が、休止の現在の状態に関係なく有効であり続けるように、MDHOテー ブルに記憶される画定されたカバレージエリア重複地域を十分に狭めることであ る。 基地局休止の問題に対処する第2の方法とは、境界基地局での休止をディスエ ーブルするか、制限することである。休止機構は、順方向リンク信号で動作し、 順方向リンク性能に、強制的に逆方向リンクの自然な反応を負荷のレベルまで模 倣させる。したがって、休止の排除によって、境界が逆方向リンクでの負荷に伴 い変化し、それによってシステムが休止を利用しなくても負荷が要因であり続け るリスクは取り除かれない。 基地局休止の問題に対処する第3の方法は、ネットワークプランニングを通し てである。第2システムの境界基地局が、第1システムの境界基地局によって使 用されろ周波数でトラフィックチャンネル信号(つまり、アクティブ遠隔ユニッ ト特殊信号)を送信しない場合、休止の影響は最小限に抑えられる。境界基地局 がパイロットビーコン装置からのパイロット信号を送信すると、パイロットビー コン装置を使用するときにトラフィックチャンネル信号が作成されないため、や はり休止の影響は最小限に抑えられる。パイロットビーコン装置 によって出力される電力は、時間を経ても一定のままである。 基地局休止の問題点に対処する第4の方法とは、規則をベースにしたシステム を使用することによる。境界基地局が休止している場合、休止パラメータが、各 基地局からシステムコントローラに送信される。システムコントローラは、休止 の現在の値に基づいてMDHOテーブルを更新する。通常、システムコントロー ラは、MDHOテーブルの往復遅延値を増大し、休止の影響を反映する。 休止の影響は、大部分の状況ではまったく問題ではない。これらの境界領域は 従来技術的な問題点かつ事業の問題点であったため、ネットワークプランニング は、通常、低いトラフィック領域内の2つのシステムの間に境界を配置しようと 努力する。トラフィックの量が低いほど、休止の影響はさらに小さくなる。 MDHOテーブルを記憶し、アクセスすることを回避することが望ましい場合 がある。このような場合には、ハンドオフを達成するために、他の方法が使用で きる。例えば、代替実施例では、ハンドオフをトリガするために2つの手段が使 用される。第1方法は、検出規則と呼ばれる。一定の基地局(または基地局セク タ)は、基準基地局、Rと呼ばれる。遠隔ユニットが基準基地局のカバレージエ リア内にあって、それがトリガパイロット信号PBの検出を報告すると、セレク タは、データセット(R、PB)によって決定されるターゲット基地局とのハン ドオフをトリガする。検出規則は、通常パイロットビーコン装置といっしょに使 用されるが、つねにパイロットビーコン装置と使用されるわけではない。 第2方法はハンドダウン(hand−down)規則と呼ばれる。一定の基地 局は、境界基地局と記される。遠隔ユニットアクティブセットが1つしか基地局 を具備せず、その基地局が境界基地局であり、基準パイロット信号往復遅延がし きい値を超えると、セレクタはハンドオフをトリガする。代りに、遠隔ユニット アクティブセットに、境界基地局である基地局だけが含まれ、基準パイロット信 号往復遅延がしきい値を超えると、セレクタがハンドオフをトリガする。通常、 しきい値は基地局の間で変化し、アクティブセットの残りから独立してる。ハン ドダウン処置は、現在の基準パイロットによって決定される。 ハンドダウン規則は、測定指向型ハンドオフに対する一式の規則の中で初めての 規則である可能性がある。境界基地局と呼ばれる基地局に、別のシステムの基地 局のカバレージエリアに境を接するカバレージエリアがあることが必要とされて いないことに注意する。ハンドダウン規則は、システム間ハンドオフとシステム 内ハンドオフの両方に使用することができる。 検出規則とハンドダウン規則の両方とも、システムの物理的な特性に依存する 可能性がある。これらの2つの規則の使用は、基地局の配置、複数のセクタに分 割される基地局内でのセクタの向き、およびアンテナの物理的な配置のようなネ ットワークの設計に負担をかける可能性がある。 遠隔ユニットまたは基地局が境界基地局内で呼を開始しようとすると、遠隔ユ ニットと基地局はアクセスチャンネル上で発呼メッセージを交換する。好ましい 実施態様では、架空チャンネルマネージャが基地局内に常駐し、アクセスチャン ネルを制御する。架空チャンネルマネージャは、発呼メッセージから計算される 往復遅延概算を調べる。往復遅延概算がしきい値を超えると、架空チャンネルマ ネージャが、基地局に命令することがある移動交換センターが遠隔ユニットにサ ービス向け直し(redirection)メッセージを送信することを通知す る。サービス向け直しメッセージは、アンプス機能のある遠隔ユニットをアンプ スシステムまたは別のCDMA周波数やシステムに向けることがある。向け直し メッセージは、遠隔ユニットによって要求されているサービスのタイプにも依存 する。音声コネクションよりむしろデータコネクションが要求される場合、アン プスシステムがコネクションをサポートできない可能性がある。このため、講じ られる処置は、一般的には遠隔ユニットの機能とステータスに依存しなければな らない。通常、システム内の各遠隔局には、その機能を指定するクラス名称が付 けられている。遠隔ユニットのカレントステータスは基地局によって照会され、 決定が返される情報に基づいて下すことができる。 図7は、CDMAからCDMAへの同じ周波数ハンドオフでの検出規則の使用 を説明する。遠隔ユニットが、CIA/C2地域内のシステムS1からシステム S2に移動すると仮定する。遠隔ユニットはC2に近づくにつれて、それ は、それによって送信されるパイロット信号を知覚し始める。検出規則を使用す ると、C1Aが基準基地局である場合、セレクタはカバレージエリアC1Aと一所に 置かれたアンプス基地局へのハンドオフを要求する。前記に注記されるように、 FMアンプスシステムから別のFMアンプスシステムへのハードハンドオフは、 CDMAシステムから同じ周波数で動作する別のCDMAシステムへのハードハ ンドオフよりはるかに広い実際の地域で達成されることがある。境界基地局のC DMA基地局カバレージエリアとアンプス基地局カバレージエリアの間には、1 対1のマッピングまたは少なくともかなりの重複がなければなければならないこ とに注意する。FMアンプス動作に切り替わるならば、FMシステムの間のシス テム間ハードハンドオフの成功の確率は高い。 図8は、CDMAからCDMAへの異なる周波数ハンドオフでの検出規則の使 用を説明する。図8では、システムS2に対応する領域は、システムS2が周波 数f2でトラフィックチャンネル信号と通信中であるが、周波数f1でトラフィッ クチャンネル信号と通信中ではないことを示すために網掛けされている。図8で は、システムS1に対応する領域は、システムS1が周波数f1でトラフィックチ ャンネル信号と通信中であるが、周波数f2ではトラフィックチャンネル信号と 通信中ではないことを示すために網掛けされていない。システムS1またはシス テムS2のどちらかまたは両方の境界基地局で動作するパイロットビーコン装置 がある場合もあれば、ない場合もある。パイロットビーコン装置がある場合、検 出規則を使用することができる。代りに、C1AとC1Bがアクティブセットで唯一 の基地局となる場合には、いったん往復遅延測定がしきい値を超えると、ハンド ダウン規則を適用することができる。どちらの場合でも、ハンドオフは、C1Aま たはC1B内の一所に置かれるアンプス基地局に対して行われるだろう。 図8の構成は、図7の構成に優る大きな優位点を持つ。図4Cは、図4Aと図 4Bと同じ形式に従う2つの異なるCDMA周波数を利用するハンドオフ地域の きわめて理想化された表記である。図4Cでは、基地局205は、基地局205 と遠隔ユニット155から出る破線の伝送矢印によって表されるように、基地局 200と同じ周波数でトラフィックチャンネル信号を送信していない。 境界189は、それに対する信頼できる通信が、周波数F1で遠隔ユニット15 5と基地局200の間で確立できる点を表す。境界180と境界189の間の地 域176は、基地局200と通信中に基地局205がパイロットビーコン装置を 具備する場合に、遠隔ユニット155がパイロット信号を基地局205から検出 できる領域を表す。 図4Bと図4Cの間の比較は、異なる周波数のハンドオフの優位点を明らかに する。基地局205がパイロット信号を送信していない場合、基地局205から 基地局200と遠隔ユニット155の間の信号に対する干渉はない。基地局20 5がパイロット信号を送信していると、基地局205から基地局200と遠隔ユ ニット155の間の信号へのパイロット信号のための干渉の量は、基地局205 がトラフィックチャンネル信号を送信している場合に生じる干渉よりはるかに少 ない。したがって、境界189は、境界186より基地局205にはるかに近く なる。 境界181は、それに対する信頼できる通信が、周波数F2で遠隔ユニット1 55と基地局205の間で確立できる点を表す。境界181と境界190の間の 地域178は、基地局205を通して通信している間に、基地局200が周波数 F2で動作しているパイロットビーコン装置を具備する場合に、基地局200か らのパイロット信号を検出することができる領域を表す。再び、境界181が、 境界184よりどれほど基地局200に近いのかに注意する。境界181と境界 189の間の地域174は、周波数F1での基地局200からの周波数F2での 基地局205への通信のハンドオフまたはその逆が達成できる領域を示す。地域 174が図4Bの地域170よりどれほど大きいのかに注意する。地域174の 大きい方のサイズは、ハードハンドオフプロセスに大いに有利である。2つの異 なった周波数が使用されるという事実は、同じ周波数または異なった周波数のケ ースのどちらかで、通信の転送が「ブレークビフォアメーク」ハードハンドオフ 特徴を持つため、ハードハンドオフプロセスに大きく影響しない。異なる周波数 のケースの唯一のわずかに不利な点とは、遠隔ユニットが第1周波数から第2周 波数に動作を切り替えるためにある程度の量の時間が必要とされるという点であ る。 好ましい実施態様では、基地局と遠隔ユニットの両方が、受信用とは異なる伝 送用の周波数を使用する。図4Cと他の図、および2つの異なるCDMA動作周 波数の間でのハンドオフを説明する本文では、本文と図面が、簡略さを期すため に、送信周波数と受信周波数のセットの使用を指定するために(周波数F1のよ うな)単一周波数を参照していても、ハンドオフが行われた後に送信周波数と受 信周波数の両方が異なっていると仮定される。 図8を再び参照すると、システムS2の各基地局は、周波数F1で動作するのを やめる必要はない。システムS2の境界基地局と、おそらく内側基地局の次の層 が周波数F1で動作するのをやめることが必要なだけである。システムS2での内 側基地局は、CDMA、またはFM、またはTDMA、または2地点間マイクロ 波リンク、あるいはそれ以外の任意の機能のために周波数F1を使用する可能性 がある。 図9は、まだ2つのシステムの間の遷移領域の別の代替実施例を示す。図9の 構成は、第1システムと第2システムのサービスプロバイダ間の協力を必要とし 、2つのシステムが同じサービスプロバイダに属する場合、もっとも適切である 可能性がある。図9は、CDMAからCDMAへの異なる周波数ハンドオフを提 供する、2つの一所に置かれた、または実質上一所に置かれた基地局B1とB2を 示す。基地局B1と基地局B2の両方とも、カバレージエリア310にカバレー ジを提供する二分割された基地局である。システムS1の基地局B1は、セクタα とセクタβの両方の周波数F1でCDMAサービスを提供し、システムS2の基地 局B2は、周波数F2での両方のセクタαとセクタβの両方でCDMAサービスを 提供する。 カバレージエリア310が、高速道路312によって交差されていることに注 意する。遠隔ユニットは、周波数F1を使用してシステムS1からカバレージエリ ア310の中に移動するので、標準的なシステム内ソフトハンドオフが、呼制御 を基地局B1、セクタβに移すために使用される。遠隔ユニットが高速道路31 2を下り続けると、ソフトハンドオフまたはソフターハンドオフが使用され、通 信を基地局B1、セクタβから基地局B1、セクタαに移す。基地局B1のセクタ αがアクティブセット内の唯一のセクタになると、ハンドダウ ン規則が、周波数F2で、基地局B2のシステムS2セクタBへハンドオフのトリ ガを適用する。 システムS2からシステムS1へ移動する遠隔ユニット用ハンドオフは、基地 局B2のセクタαと基地局B1のセクタβの間で同じように発生する。基地局B1 のセクタαは基地局B2のセクタβと一所に置かれ、基地局B2のセクタαは基 地局B1のセクタβと一所に置かれるため、各ケースでは、遠隔ユニットがター ゲット基地局のカバレージエリア内にないことを恐れなくてもハードハンドオフ を無事に完了することができる。 図9の構成には複数の優位点がある。システムS1からシステムS2へのハン ドオフが実行される領域が、システムS2からシステムS1へのハンドオフが実行 される領域と同じではないため、たらいまわし状況の確率は最小限に抑えられる 。例えば、システムS1からシステムS2へのハンドオフが実行される領域が、シ ステムS2からシステムS1へのハンドオフが実行される領域と実質上同じである 場合、ハンドオフ領域に入り、それから移動を停止するか、地域内で移動する遠 隔ユニットは、1つのシステムに引き続いてハンドオフしてから、別のシステム に戻る。図9の構成は、空間ヒステリシスを導入する。いったん遠隔ユニットが 、カバレージエリア310の下半分でシステムS1からシステムS2へ制御を遷 移すると、遠隔ユニットは、基地局B2セクタαが遠隔ユニットのアクティブセ ットの唯一のメンバーであるように、それが方向を変更し、カバレージエリア3 10の上半分に完全に入り直さない限り、システムS1に戻る制御を遷移しない だろう。 図8の構成での場合のように、システム2内の各基地局が周波数F1を使用す るのをやめることは図9の構成では必要ではない。システムS2の境界基地局と おそらく内側基地局の次の層が周波数F1を使用するのを止めることが必要なだ けである。システム2での内側基地局は、CDMAまたはFMまたはTDMAま たは2地点間マイクロ波リンクを送信するため、またはそれ以外の機能のために 周波数F1を使用することがある。また、図9では、基地局が正確に2つのセク タを含むことは必要ではなく、相当数のセクタが使用できるだろう。 図10は、CDMAシステムが別の技術を使用してサービスを提供するシステ ムの境をなす状況を示す。この状況は、図8より類似する様式で処理できる。図 10は、米国ミシガン州デトロイトの特殊トポロジーを示す。デトロイトは一方 の側でカナダに境を接している。川がデトロイトとカナダの間の境界を定める。 いくつかの橋が川を渡って、2つの国を繋いでいる。 川の米国側では、CDMAシステムS1が配備されている。川のカナダ側には 、TDMAシステムS2が配備されている。米国側とカナダ側の両方とも、選択 されたデジタル技術に加えてアンプスシステムを運用している。システムのデト ロイト側を移動する遠隔ユニットは、おそらくソフトハンドオフとソフターハン ドオフで、連続的にCDMAカバレージ内にいる。ただし、遠隔ユニットがカバ レージエリアCAのセクタαのカバレージ内、またはカバレージエリアCCのセ クタα内だけにあるとき、それぞれのひとまとめにされるアンプス基地局へのハ ンドオフは、ハンドダウン規則を使用し、いったん往復遅延が所定しきい値を超 えるとトリガされる。水上での遠隔ユニットは、選択されたRTDしきい値に応 じてCDMAカバレージエリア内にとどまることもあれば、とどまらないことも ある。ネットワークプランニングが、アンプス基地局が遷移セクタに基づいて一 意にに決定でき、これらのセクタがアクティブセットの唯一のセクタとなるとき に、呼がドロップしないように、アンテナが適切に向けられ、基地局が配置され ることを保証しなければならない。 図14は、2つのシステムを運用する通信事業者が2つの基地局をひとまとめ にできる本発明の実施例を示す。図14は、図による表記である。カバレージエ リアC1Aは、周波数f1で動作するシステムS1の内側基地局に相当する。カバ レージエリアC1Bは、周波数f1で動作するシステムS1の遷移基地局に相当する 。パイロットビーコンP1は、カバレージエリアC2Aとひとまとめにされる周波 数f1で動作するパイロットビーコン装置である。カバレージエリアC2Aは、 周波数f2で動作するシステムS2での内側基地局に相当する。カバレージエリ アC2Bは、周波数f2で動作するシステムS2での遷移基地局に相当する。パイロ ットビーコンP2は、カバレージエリアC1Aとひとまとめにされる周波数f2 で動作するパイロットビーコン装置である。 図14の構成では、基地局C1Bと基地局C2Bの間のハードハンドオフが、遠隔 ユニットがシステムS1とシステムS2の間で移動するのに従って実行されなけ ればならないことに注意する。内側基地局は、ハードハンドオフが行われる周波 数でトラフィックチャンネル信号を送信していないため、周波数f1での基地局 C1BとカバレージエリアC1BとC2に位置する遠隔ユニットの間の通信の信頼性 は高い。同様に、周波数f2での基地局C2BとカバレージエリアC1BとC2B内に 位置する遠隔ユニットの間の通信の信頼性も高い。 図14の構成での1つの問題点とは、カバレージエリアC1BとC2Bが一所に配 置されていることである。基地局のひとまとめの配置には、通常、2つのシステ ムオペレータの問である程度の調整が必要になる。2つのシステムが異なる通信 事業者によって運用される場合、その通信事業者が物理的な施設を共用したいと 考えることがある。また、ひとまとめに配置すると、規制上の問題が持ち上がる 可能性もある。図15は、カバレージエリアC1BとカバレージエリアC2Bが完全 にいっしよに配置されないという点を除き、図14に類似している。この実施例 の原則は、2つの基地局カバレージエリアが実質上重複するケースに適用する。 空間ヒステリシス地域は、ほぼ2つのカバレージエリアが互いにオフセットされ る量縮小される。 図14または図15のどちらかを使用する場合、運用は同じで、きわめて単純 である。システムS1内をシステムS2に向かって移動する遠隔ユニットは、最 初は、周波数f1を使用してカバレージエリアC1Aと通信している。遠隔ユニッ トが2つのひとまとめにされたカバレージエリアに近づくにつれて、周波数f1 でのソフトハンドオフが、カバレージエリアC1Bへ通信を移すために使用される 。遠隔ユニットがシステムS2に向かって続行すると、遠隔ユニットはパイロッ トビーコンP1からパイロット信号を検出し始める。アクティブセットにカバレ ージエリアC1Bに対応する基地局だけしか含まれない、および/またはパイロッ ト信号P1のパイロット信号強度が一定のしきい値を超えるときには、カバレー ジエリアC1Bに対応する基地局から、カバレージエリアC2Bに対応する基地局へ のハードハンドオフが実行される。遠隔ユニットがシステムS2に向かって続行 するに従って、ソフトハンドオフが、カバレージ エリアC2Bに対応する基地局と、カバレージエリアC2Aに対応する基地局の間の 通信を遷移するために使用される。互恵的な運用は、システムS2からシステム S1へのハンドオフを完了するために使用される。 図14と図15の構成は、それらが空間ヒステリシスのなんらかの基準を導入 するという点で図9の構成に類似している。例えば、システムS1からシステム S2に移動する遠隔ユニットのコネクションは、破線356で表される。遠隔ユ ニットが矢印350によって示されるロケーションに到達するまで、それが、カ バレージエリアC1Bに対応する基地局の側で、周波数f1でのシステムS1によっ てサービスを受けるままとなることに注意する。同様に、システムS2からシス テムS1に移動する遠隔ユニットのコネクションは、破線354によって表され る。遠隔ユニットは、矢印352によって示されるロケーションに達するまで、 それはカバレージエリアC2Bに対応する基地局によってサービスを受けるままと なる。したがって、矢印350と矢印352の間では、通信を遠隔ユニットに提 供するサービスは、遠隔ユニットがその地域に入ったときにどのシステムが通信 を提供していたのかに依存する。遠隔ユニットは、2つのシステムの間でハンド オフしないで、矢印352と350の間の地域内で動き回る可能性がある。 再び図4Bを参照すると、ハードハンドオフのジレンマに対するもう1つの解 決策とは、ハードハンドオフ地域170のサイズを拡大することである。地域が 非常に狭い理由の1つは、フェージングの影響のためである。ハードハンドオフ 地域170内に位置する遠隔ユニットは基地局200または基地局205の内の どちらかと通信を確立することができるだけなので、信号がアクティブ基地局に 関してフェージングするが、イナクティブ基地局に関してフェージングしない場 合、イナクティブ基地局からの干渉はかなりなものになる。地域のサイズを拡大 し、その地域内での通信の信頼性を上げる1つの方法は、この地域内の遠隔ユニ ットによって経験されるフェージングの量を最小限に抑えることである。ダイバ シティーは、フェージングの心身に有害な影響を弱めるための1つのアプローチ である。3つの主要なタイプのダイバシティーが存在する。つまり、時間ダイバ シティー、周波数ダイバシティー、および空間ダイバ シティーである。時間ダイバシティーと周波数ダイバシティーは、スペクトル拡 散CDMAシステムに固有に存在する。 経路ダイバシティーとも呼ばれる空間ダイバシティーは、1つの共通した信号 の複数の信号経路によって作成される。経路ダイバシティーは、さまざまな伝播 遅延で到着する信号を別個に受信、処理することによってスペクトル拡散処理を 通して有利に利用できる。経路ダイバシティー利用の例は、ともに本発明の譲受 人に譲渡される、1992年3月31日に発行された、「CDMAセルラー電話 システムでのソフトハンドオフ(SOFT HANDOFF IN A CDMA C ELLULAR TELEPHONE SYSTEM)」と題する米国特許番号第 5,101,501号と、1992年4月28日に発行された「CDMAセルラ ー電話システムでのダイバシティー受信機(DIVERSITY RECEIVE R IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM)」 と題する米国特許番号第5,109,390号に説明される。 マルチパス環境が存在することによって、経路ダイバシティーが広帯域CDM Aシステムに提供できる。2つまたは3つ以上の信号経路が1チップ期間より大 きい差動経路遅延で作成されると、単一基地局または遠隔ユニット受信機で別個 に信号を受信するために2台またはそれ以上の受信機を利用することができる( 必要とされる1チップ経路遅延差動は、時間追跡調査を受信機内で達成する手段 の関数である)。信号は別個に受信されてから、それらは復号化プロセスの前に ダイバシティー結合することができる。したがって、複数の経路から結合された 総エネルギーは、復号化プロセスで使用され、このようにして復号化プロセスの エネルギーと確度を高める。マルチパス信号は、通常、フェージングでの独立性 を示す。つまり、さまざまなマルチパス信号は、通常同時にフェージングしない 。したがって、2つの受信機の出力がダイバシティー結合できる場合は、両方の マルチパス信号が同時にフェージングするときにだけ、性能のかなりの損失が発 生する。 再び、図4Bを参照する場合、基地局200がアクティブ基地局であると仮定 する。遠隔ユニット155によって受信される基地局200からの2つの別 個の信号構成要素がある場合、その2つの別個の信号は、独立してまたはほぼ独 立してフェージングする。したがって、基地局200からの総合的な信号は、1 個の別個の信号だけを受信するときに発生する深いフェードを経験しない。その 結果、基地局205からの信号が基地局200から遠隔ユニット155までの信 号を支配するという尤度はさらに少なくなる。 自然におよび統計的に作成されたマルチパス信号に頼るよりむしろ、マルチパ スは人工的に導入することができる。典型的な基地局には2本の受信アンテナと 1本の送信アンテナがある。たいていの場合、その送信アンテナは受信アンテナ の内の1本と同じである。このような基地局構成は、図12に示される。 図12では、送信機330が、同様に信号をアンテナ334に供給するダイプ レクサ332に送信信号を供給しする。アンテナ334は、第1受信信号を受信 機338のポート1に供給し、アンテナ336は第2受信信号を受信機338の ポート2に供給する。受信機338内では、ポート1とポート2の受信信号が別 個に受信されてから、最大利点を得るための復号化の前に結合される。アンテナ 334とアンテナ336は、各アンテナからの信号が他方から受信された信号と は無関係にフェージングするように構成される。アンテナ334と336からの 受信信号はさまざまな受信機に供給され、信号が受信機338内で復調された後 まで結合されないため、アンテナ334で受信される信号は、少なくとも1PN チップ方向分、アンテナ336で受信される信号からオフセットされることは重 大ではない。 図12のシステムにダイバシティーを導入するには、第2ダイプレクサが使用 され、以前は受信専用だったアンテナに送信信号を遅延回線を通して結合する。 このような構成が図13に示される。 図13では、送信機330が、同様に信号をアンテナ334に供給するダイプ レクサ332に送信信号を供給する。加えて、送信機330が、遅延回線340 とダイプレクサ342、およびアンテナ336に(大部分の基本的な実施例では オリジナルの送信信号と同じ信号を含む)送信信号を供給する。図12でのよう に、アンテナ334とアンテナ336は、遠隔ユニットでの各アンテナから受信 されるような信号が個別にフェージングするように構成される。両 方の信号とも遠隔ユニットで単一アンテナを通して受信されるため、フェージン グでの独立性に加え、2つの信号は、遠隔ユニットが信号を別個に区別できるよ うに時間的に十分に分離されなければならない。遅延回線は、アンテナ336に よって発射される信号が遠隔ユニットに、その遠隔ユニットが信号を区別し、そ れらを別個に受信し、変調できるように、アンテナ334からの信号を基準とし て1チップを上回る遅延をもって到達するように十分な遅延を追加する。好まし い実施態様では、図13のダイバシティー基地局構成は、境界基地局だけで使用 される。 代替実施例では、遅延回線340は利得調整要素を備える。その利得調整要素 は、アンテナ336によって送信される信号のレベルをアンテナ334によって 送信される信号を基準にして調整するために使用することができる。この構成の 利点とは、アンテナ336からの信号がシステムの他の信号と著しく干渉しない という点である。しかし、アンテナ336からの、アンテナ334からの信号レ ベルを基準にした信号レベルはアンテナ334からの信号がフェージングすると かなりになる。したがって、好ましい実施態様では、アンテナ334からの信号 が遠隔ユニットに関して深いフェードを経験する場合、アンテナ336からの信 号はそのフェードの期間信頼できる通信を提供するほど十分に大きい。 少なくとも1つの遠隔ユニットがハードハンドオフ領域に位置するときにだけ 、アンテナ336から信号を供給することが有利となる可能性がある。この技法 は、以下の代替実施例のどれかにも適用できる。 さらに異なる実施例が、アンテナ336での伝送用に別の信号のセットを搬送 する別個の信号経路を作り出すことがある。この実施例では、基地局は、どの遠 隔ユニットがダイバシティーを必要とするのか(つまり、どの遠隔ユニットがハ ードハンドオフ地域に位置するのか)を判断する。アンテナ336上で送信され る信号のセットは、ハードハンドオフ地域の遠隔ユニットのためのトラフィック チャンネル信号とパイロット信号だけを含むことがある。代りに、ページングと 同期チャンネル伝送も含めることができるだろう。前記に直接的に注記されるよ うに、少なくとも1つの遠隔ユニットがハードハンドオフ地域 に位置するときにだけ、アンテナ336からパイロット信号と他の信号を供給す ることが有利となる可能性がある。ダイバシティーを必要とする遠隔ユニットは 、例えば、なんらかのしきい値より大きい送信電力を必要とする遠隔ユニットを 検出することによって、あるいは往復遅延に基づいて特定できるだろう。2つの 送信機を使用すると、送信される電力の正味の量が削減され、したがって、基地 局205との通信中である、ハードハンドオフ地域170内の遠隔ユニットに対 する干渉を含む、システム内の干渉が削減されるだろう。図13では、破線34 8は、別の信号のセットを搬送する2つの別個の信号経路が使用される第2実施 例を示す。必要であるその2つの信号の間の遅延は、送信機330内で誘導され ると仮定される。 第2放熱器が基地局とひとまとめにされる必要がないことにも注意しなければ ならない。それは、大きな距離別個にされ、ハードハンドオフ境界の近くに位置 する可能性がある。代りに、以前は受信専用だったアンテナを使用してダイバシ ティー信号を送信する代りに、信号は、別個のアンテナから送信できるだろう。 別個のアンテナは、エネルギーをハードハンドオフ領域に集中するきわめて指向 性のスポットアンテナとなるだろう。 特に有利な構成は、別個のアンテナとともに別の信号経路を使用することによ って達成される可能性がある。この場合、さらに多くのダイバシティーが、別個 のアンテナによって送信される信号を、名目上送信機330に割り当てられるP Nオフセットとは異なるPNオフセット分割り当てることによって達成される可 能性がある。このようにして、基地局は、遠隔ユニットが別個のアンテナのカバ レージエリアに入ると、ソフターハンドオフを実行する。別個のPNオフセット を使用することは、遠隔ユニットがハードハンドオフ領域内に位置するときを識 別する上で有効である。前記実施例は、同じ結果を提供するために、種々の異な るトポロジーで実現することができる。 また、システムにダイバシティーを導入する複数の方法があることも注記され る。例えば、フェージングの影響は、ダイバシティーアンテナからの信号の位相 の動揺(vacillation)によって最小限に抑えることができる。位相 の動揺は、チャンネルで深いフェードを作り出すことがあるマルチパス信 号の振幅と位相の位置調整を混乱させる。このようなシステムの例は、1996 年7月25日に発行され、本発明の譲受人に譲渡された、「屋内マイクロセルラ ー通信システムでのマルチパスダイバシティー用アンテナシステム(ANTEN NA SYSTEM FOR MULTIPATH DIVERSITY IN AN INDOOR MICROCELLULAR COMMUNICATION SY STEM)」米国特許番号第5,437,055号に詳しく説明される。 フェージングの体に有害な影響は、送信電力を制御することによって、CDM Aシステム内である程度までさらに制御できる。遠隔ユニットによって基地局か ら受信される電力を削減するフェードは、基地局によって送信される電力を増加 することによって、補償することができる。電力制御機能は、時間定数に従って 動作する。電力制御ループの時間定数とフェードの時間の長さに応じて、システ ムは、基地局の送信電力を増大することによってフェードを補償できる。基地局 から遠隔ユニットに送信される名目電力レベルは、遠隔ユニットが、ハードハン ドオフが実行される地域内にあるときに上げることができるだろう。再び、増大 された電力を必要とする遠隔ユニットが、例えば、往復遅延に基づいて、あるい はしきい値を超えるパイロット信号の報告によって特定できるだろう。必要とさ れるそれらの遠隔ユニットに伝達される電力を増大することによって、送信され た電力の正味の量が削減され、このようにしてシステムの総干渉が削減される。 図3に関連して前記に注記されるように、ハードハンドオフが実行される必要 がある1つの状況とは、遠隔ユニットが、それが単一システム内で動作する周波 数を変更しなければならない状況である。例えば、このようなハンドオフが、C DMAからCDMAへの異なる周波数のハンドオフがシステムの境界で発生でき るように、CDMA通信システムと共存して動作するか、あるいはすべてのトラ フィックチャンネル信号を単一周波数に遷移する2地点間マイクロ波リンクとの 干渉を回避するために行われることがある。図3では、2地点間マイクロ波リン ク140は、指向性マイクロ波アンテナ130と指向性マイクロ波アンテナ13 5の間に図示される。指向性マイクロ波アンテナ130と指 向性マイクロ波アンテナ135は、きわめて指向性であるため、2地点間マイク ロ波リンク140は非常に狭いフィールドを有する。そのようなものとして、基 地局115、120、およびセクタ50、70、および80のようなシステムの それ以外の基地局は、2地点間マイクロ波リンク140との干渉なしに動作でき る。 好ましい実施態様では、CDMA信号は、マイクロ波周波数で送信されており 、したがってシステムを交差する2地点間リンクは、それがマイクロ波周波数と 動作する場合にだけ、干渉する。もっとも一般的な実施例の2地点間リンクは、 マイクロ波周波数と一般的に呼ばれる周波数より高いか、低い周波数で動作でき る。 ここに前述された技法はこのようなハードハンドオフにとって適切であるが、 通常、その間でハンドオフが完了されなければならない2つの基地局が同じコン トローラによって完了され、制御されるという点で、システム内ハードハンドオ フは、システム間ハードハンドオフに優る利点を持つ。図11は、複数のセクタ に分割されたただ1つの基地局を使用してCDMAからCDMAへの異なる周波 数のハンドオフを提供するための代替実施例を示す。基地局B1Aと基地局B1Bの 両方とも、セクタαとセクタβと名前が付けられた2つの指向性セクタを有する 。基地局B1Aでは、セクタαとセクタβは周波数f1で動作する。基地局B1Bで は、セクタαとセクタβは周波数f2で動作する。基地局B1Aと基地局B1Bの両 方とも、その基地局内の指向性セクタとは異なる周波数で動作する1つの無指向 性セクタγを有する。例えば、基地局B1Aでは、セクタγは周波数f2で動作し 、基地局B1Bでは、セクタγは周波数f1で動作する。 図11は、ハンドダウン規則を使用する。その無指向性セクタγは、0という 往復遅延しきい値が設定される境界セクタとして記され、γセクタのどちらかが アクティブセット内の唯一の基地局である場合には、往復遅延がいくつであるの かに関係なく、ハンドオフがただちにトリガされることを意味する。γセクタが 実際には2つのシステムの間の境界セクタではないが、遠隔ユニットの視点から は、講じられる処置は同じであることに注意する。遠隔ユニットが、 周波数f1でシステムS1内の境を接するカバレージエリアから基地局B1Aの中に 移動してくると、ソフトハンドオフが使用され、基地局B1Aのセクタαとの通信 を確立し、ソフトハンドオフまたはソフターハンドオフが使用され、そのコネク ションを基地局B1Aのセクタβに移す。それから、ソフトハンドオフが使用され 、境界基地局と記される基地局B1Bのセクタγにコネクションを移す。基地局B1B のセクタγがアクティブセットの唯一のメンバーになるとすぐに、基地局B1B のセクタγから基地局B1Bのセクタβへのハードハンドオフが行われる。 この構成も、動作がいったん周波数f2に移されると、遠隔ユニットが基地局 B1Aのセクタγのカバレージエリアに、それがアクティブセットの唯一のメンバ ーとなる程度まで入り込まない限り動作は周波数f1に戻されないという点で、 空間ヒステリシスを導入することに注意する。また、3つの異なったセクタを使 用する選択肢が、大部分の複数のセクタに分割された基地局が、3っのセクタか ら構成されており、したがって使用可能な基地局設備は通常3つのセクタをサポ ートするという事実を当てにしていることにも注意する。そのようなものとして 、3つのセクタを使用する設計は、実際的な意味をなす。言うまでもなく、さら に多いまたはさらに少ない数のセクタを利用できるだろう。 これらは、このような構成が使用できる2種類の異なった状況である。図11 の構成は、すべてのトラフィックが周波数を変更しなければならないロケーショ ンで使用することができる。このようなケースでは、基地局B1Aの左側の基地局 は、周波数f2を使用せず、基地局B1Bの右側にある基地局は周波数f1を使用 しない。このようなケースでは、一方の側に入り、他方の側から出るすべての遠 隔ユニットは周波数を遷移しなければならない。代替状況では、基地局B1Bの右 側の基地局は、例えば、マイクロ波リンクがその領域での周波数f1の使用を禁 じるなどのため、周波数f2だけを使用する。ただし、基地局B1Aの左側の基地 局は、周波数f1または周波数f2のどちらかで動作できる。このようなケースで は、基地局B1Bから基地局B1Aに移動する遠隔ユニットのすべて、いくつかが周 波数f2から周波数f1に遷移するか、あるいはどれも遷移しない。 2地点間マイクロ波リンクまたは1つのスペクトルがクリアされる必要のある その他の領域に対処する第2の非常に異なった方法が、図16に示される。図1 6では、「コーンオブサイレンス」が、ビーム364と366によって示される ように、2地点間マイクロ波リンク140の回りに構築される。そのコーンオブ サイレンスとは、それを検出する遠隔ユニットにとって基準信号の役を勤めるパ イロット信号のことである。遠隔ユニットが、そのコーンオブサイレンスに対応 するパイロット信号の検出を報告すると、システムコントローラは、パイロット 信号が、実行可能な候補パイロット信号というよりむしろコーンオブサイレンス の表示であることを理解する。そのシステムコントローラは、コーンオブサイレ ンスに対応するパイロット信号の受信をハードハンドオフを開始するための刺激 として使用する。他の種類のハンドオフを実行することもできるが、通常、実行 されるハンドオフは、システム内のCDMAからCDMAへの異なる周波数のハ ンドオフのことである。 コーンオブサイレンスの興味深い面とは、コーンオブサイレンスパイロット信 号が、特に任意の基地局と対応していないという点である。通常、コーンオブサ イレンスパイロット信号は、指向性マイクロ波アンテナ130と135と一所に 置かれたパイロットビーコン装置によって生成される。使用することができる2 種類の異なったコーンオブサイレンストポロジーがある。図6に示される第1の トポロジーでは、ビーム364と366は、実際には、2地点間マイクロ波リン ク140のどちらかの側を防護する狭い伝送バンドである。図17に示される第 2のトポロジーでは、ビーム360と362はパイロット信号伝送カバレージエ リアの縁を画定する。図17では、パイロット信号カバレージエリアと2地点間 マイクロ波リンク140カバレージエリアは、実際には、同じ地域に重なる。通 常、ビーム364と366は、マイクロ波アンテナとは別個の2つの別々のアン テナによって作成される。ビーム360と362は、マイクロ波信号と同じアン テナ、別であるが同一のアンテナまたは前記マイクロ波アンテナよりわずかに幅 広いカバレージエリアを画定するアンテナによって作成される。 図16の第1トポロジーは、コーンオブサイレンスパイロット信号が、2地 点間マイクロ波リンクがコーンオブサイレンスパイロット信号と同じ周波数で動 作する場合にも、2地点間マイクロ波リンクと干渉しないという利点を備える。 第1トポロジーは、遠隔ユニットが、信号を検出せず、周波数を変更せずにコー ンオブサイレンスパイロット信号ビームを通過する場合、コネクションがドロッ プされるか、コネクションが続行し、2地点間マイクロ波リンクに干渉を生じさ せる可能性があるという不利な点を有する。また、電力が、遠隔ユニットがビー ム364と366内に位置する間に遠隔ユニットに適用される場合、遠隔ユニッ トはパイロット信号を検出できず、マイクロ波リンクに干渉を引き起こす可能性 がある。 マイクロ波リンクは双方向であることがあり、そのようなものとして、リンク の動作には2つのCDMA周波数チャンネルを必要とすることがある。1つの実 施例では、2つのCDMA逆方向リンクチャンネルが、2地点間マイクロ波リン クを処理するためにクリアされる。2つの異なる順方向リンクコーンオブサイレ ンスパイロット信号は、2地点間マイクロ波リンクのためにクリアされた2つの 逆方向リンクチャンネルのそれぞれに対応するコーンオブサイレンスカバレージ エリアで送信される。このようにして、2つのパイロット信号は、周波数ダイバ シティーのために2つの指向性アンテナ間の実際の通信と干渉しないで、2地点 間マイクロ波リンクカバレージエリアに重なる。 さらに第3実施例では、パイロット信号は、2地点間マイクロ波リンクにかな りの量の干渉を生じさせずに、2地点間マイクロ波リンクと、同じ周波数で共存 できる可能性がある。CDMAパイロット信号は、広帯域低電力スペクトラム拡 散信号である。この種の信号は、他の種類の通信システムにとっての単なるガウ ス雑音として知覚される。固有のCDMA信号特性によって、かなりの干渉を誘 導しなくても、それは独特に他の通信システムと共存できるようになる。 2地点間マイクロ波リンクアンテナの間の距離は、典型的な基地局と、それが 画定するカバレージエリアの縁の間の距離よりはるかに大きくなる。したがって 、遠隔ユニットがコーンオブサイレンスパイロット信号を知覚する遅延は、セル ラーシステムに通常対応する遅延よりかなり長くなることがある。そのよ うなものとして、コーンオブサイレンスパイロット信号が、連続パイロット信号 オフセットの内の1つとして認識されることが必要である可能性がある。例えば 、コーンオブサイレンスパイロット信号で誘導される遅延は、パイロット信号間 の通常のオフセットより大きく、知覚されたパイロット信号オフセットを次の連 続パイロット信号オフセットにマッピングさせる。典型的なシステムは、7つご と、つまり8番目のオフセットだけを使用するため、この種の動作は通常問題で はない。コーンオブサイレンス信号が予想されるオフセットのセットは、遠隔ユ ニットが、それが他の近接リストエントリを探索するのと同じ方法でこれらの信 号を探索するように、近接セットに追加される。 コーンオブサイレンスパイロット信号を検出すると、講じられる処置は、アク ティブ通信が確立される基地局に応じる。同じコーンオブサイレンスパイロット 信号は、多くの基地局カバレージエリアを横断するため、パイロット信号自体は 、遠隔ユニットのロケーションや講じる必要のある処置に関して、ほとんど情報 を提供しない。基地局と、ハンドオフが行われなければならない周波数は、パイ ロット信号が知覚されるときのアクティブセットのメンバーに基づいている。ま た、講じられる処置は、アクティブセットと候補セットのメンバーによって決定 されるだろう。さらに、講じられる処置は、コーンオブサイレンスパイロット信 号の知覚されたPNオフセットに基づくだろう。また、コーンオブサイレンスパ イロット信号の信号強度が第2に高いしきい値を超えるまで、講じられる処置を 前記することが有利である場合がある。コーンオブサイレンスパイロット信号は ほとんど情報を提供しないため、同じパイロット信号オフセットが、システム全 体で使用され、複数の異なる2地点間マイクロ波リンクを保護する。図16では 、ビーム364と366のすべては、同じまたは4つの異なったPNオフセット で動作できる。 2つの2地点間マイクロ波リンクアンテナの間の距離が長くなりすぎるとパイ ロット信号のカバレージを拡張するために中継器を使用することが必要になる可 能性がある。中継器をCDMAシステムで提供するための方法と機器は、199 5年8月31日に提出され、本発明の譲受人に譲渡された「同じ周波数、時分割 デュプレックス中継器(Same Frequency,Time−D ivision−Duplex Repeater)」と題する同時出願中の米国 特許出願番号第08/522,469号に詳しく説明される。 代りに、同じまたは異なったオフセットパイロットシーケンスを提供する一連 のアンテナは、コーンオブサイレンス領域をさらに狭く、正確に、かつ確実に画 定するために、マイクロ波調の経路に沿って設置することができる。 本発明の概念の多くは、結合することができる。例えば、システム内とシステ ム間の空間ヒステリシスの両方を提供する、検出とハンドダウンの規則は、物理 的なカバレージエリア構成とともに使用することができる。規則は、CDMAか らCDMAの異なる周波数のハンドオフの使用のような最大利点を提供するため に、他のネットワークプランニング構成と結合することもできる。ソフトハンド オフプロセスを制御するパラメータは、候補セットとアクティブセットのメンバ ーの数を増加するために増大できる。基地局休止も増大される可能性がある。遠 隔ユニット測定指向型ハードハンドオフ概念は、システム内とシステム間の空間 ヒステリシスの両方を提供する物理的なカバレージエリア構成と結合することが できる。また、それは、CDMAからCDMAへの異なる周波数のハンドオフの 使用のような、最大利点を提供するために、他のネットワークプランニング構成 と結合することもできる。 好ましい実施態様の以前の説明は、当業者が、本発明を作成または使用できる ようにするために提供される。これらの実施例に対する多様な修正は、当業者に 容易に明らかとなり、ここに定められる一般原則は、本発明の機能を使用しなく とも他の実施例に適用できる。したがって、本発明は、ここに示される実施例に 限られることを意図されるのではなく、ここに開示される原則と新規機能と一貫 したもっとも広い範囲を与えられなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を介して別のユーザと通信する通 信するネットワークにおいて、 前記ネットワークが移動交換センターによって制御される複数の基地局を含み 、 複数の基地局のセットと前記遠隔ユニットの間の通信が指定された周波数で禁 じられる領域を画定するための方法であって、 識別パイロット信号を前記複数の基地局のそれぞれから送信するステップと、 無音地域識別パイロット信号を補助アンテナから送信するステップと、 前記遠隔ユニットで、近接する基地局のセットに対応する識別パイロット信号 のセットの信号強度を測定するステップと、 前記遠隔ユニットで、前記無音地域識別パイロット信号の信号強度を測定する ステップと、 前記遠隔ユニットが、通信を確立している第1の基地局を介して前記移動交換 センターにパイロット強度測定レポートを報告するステップであって、前記パイ ロット強度測定レポートが、所定のしきい値を超える信号強度を有する測定済み パイロットオフセットのリストを含むステップと、 前記パイロット強度測定レポートが、前記無音地域識別パイロット信号に対応 するエントリを含む場合に、前記遠隔ユニットと前記第1基地局の間で前記確立 された通信のハンドオフを開始するステップと を備えることを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、 さらに、前記複数の基地局のそれぞれから1つの共通したパイロットシーケン スを送信するステップを含み、前記複数の基地局のそれぞれが、前記識別パイロ ット信号を提供するように、識別チャネルオフセットで前記共通パイロットシー ケンスを送信することを特徴とする方法。 3.請求項1記載の方法において、 前記無音地域識別パイロット信号が、パイロットビーコン装置によって生成さ れることを特徴とする方法。 4.請求項1記載の方法において、 さらに、 アクティブ通信が確立される各基地局に対応するエントリを含むアクティブな 基地局のリストを前記遠隔ユニットに記憶するステップと、 それを通してアクティブな通信は可能である場合があるが、確立されていない 各基地局に対応するエントリを含む候補基地局のリストを前記遠隔ユニットで記 憶するステップと、 前記候補基地局のリストがその中から選択される近接基地局のリストを前記遠 隔ユニットに記憶し、前記無音地域識別パイロット信号に対応する少なくとも1 つのエントリを備えるステップと、 を備えることを特徴とする方法。 5.請求項4記載の方法において、 近接基地局の前記リストが、前記無音地域識別パイロット信号に対応する一連 の連続エントリを備えることを特徴とする方法。 6.請求項1記載の方法において、 さらに、前記移動交換センター内のアクティブ通信制御装置によって通信の前 記ハンドオフを指揮する(direct)ステップを備え、前記アクティブ通信 制御装置が、前記遠隔ユニットが通信を確立したすべての基地局と通信すること ができることを特徴とする方法。 7.請求項6記載の方法において、 前記アクティブ通信制御装置がセレクタであることを特徴とする方法。 8.請求項6記載の方法において、 さらに、前記アクティブ通信制御装置によって、試行されなければならないハ ンドオフのタイプを判断するステップを備えることを特徴とする方法。 9.請求項8記載の前記ハンドオフのタイプが、第2周波数で代替変調技術を 使用して動作中の前記第1基地局に対する第1周波数でコード分割多重アクセス (CDMA)を使用して前記遠隔ユニットと通信している前記第1基地局からの ハンドオフであることを特徴とする方法。 10.請求項9記載の方法において、 前記代替変調技術が周波数変調(FM)であることを特徴とする方法。 11.請求項9記載の方法において、 前記代替変調技術が時分割多重アクセス(TDMA)であることを特徴とする 方法。 12.請求項8記載の方法において、 講じられなければならない前記処置タイプが、CDMAを使用して前記遠隔ユ ニットと第1周波数で通信中の前記第1基地局からCDMAを使用して第2周波 数で通信中の前記第1基地局へのハンドオフであることを特徴とする方法。 13.請求項4記載の方法において、 さらに、アクティブ基地局の前記リストに基づき開始されなければならない処 置のタイプを決定するステップを備えることを特徴とする方法。 14.請求項4記載の方法において、 さらに、アクティブ基地局の前記リストと候補基地局の前記リストに基づき開 始されなければならないハンドオフのタイプを決定するステップを備えることを 特徴とする方法。 15.請求項4記載の方法において、 さらに、アクティブ基地局の前記リストと、前記無音地域識別パイロット信号 が受信される符号位相に基づき開始されなければならないハンドオフのタイプを 決定するステップを備えることを特徴とする方法。 16.請求項1記載の方法において、 前記無音地域識別パイロット信号が、第2所定しきい値を超える場合に前記開 始するステップが実行されることを特徴とする方法。 17.請求項2記載の方法において、 前記遠隔ユニットが擬似ランダム雑音(PN)シーケンスによって拡散される スペクトラム拡散信号を使用して前記第1基地局と通信し、前記識別チャネルオ フセットがPNチップ単位で指定されることを特徴とする方法。 18.請求項1記載の方法において、 前記補助アンテナから2地点間信号を送信するステップを含み、前記2地点間 信号が、前記遠隔ユニットと通信するために前記通信ネットワークによって 使用される信号ではないことを特徴とする方法。 19.請求項18記載の方法において、 前記2地点間信号と前記無音地域識別パイロット信号が、共通周波数で共通カ バレージエリア内で動作することを特徴とする方法。 20.請求項18記載の方法において、 前記2地点間信号が、前記無音地域識別パイロット信号を送信するために使用 される通信ネットワーク順方向リンク周波数バンドに対応する通信ネットワーク 逆方向リンク周波数バンドで動作することを特徴とする方法。 21.請求項18記載の方法において、 前記2地点間信号が2つの異なる周波数で動作する双方向リンクであり、その 各リンクが通信ネットワーク逆方向リンク周波数バンドで動作し、前記無音地域 識別パイロット信号が、前記2つの通信ネットワーク逆方向リンク周波数バンド の内の1つに対応する通信ネットワーク順方向リンク周波数バンドで動作するこ とを特徴とする方法。 22.請求項1記載の方法において、 前記補助アンテナが2地点間信号を送信するために使用される2地点間アンテ ナと一所に置かれ、前記補助アンテナが、前記2地点間アンテナによって作成さ れるカバレージエリアに大幅に重ならない保護周波数帯カバレージエリアを提供 することを特徴とする方法。 23.請求項22記載の方法において、 第2補助アンテナが前記2地点間アンテナと一所に置かれ、前記第2補助アン テナが、前記2地点間アンテナによって作成される前記カバレージエリアに大幅 に重ならない第2保護周波数帯カバレージエリアを提供し、前記保護周波数帯カ バレージエリアと前記第2保護周波数帯カバレージエリアが、前記2地点間アン テナによって作成される前記カバレージエリアの両側に位置することを特徴とす る方法。 24.請求項1記載の方法において、 前記補助アンテナが2地点間送信機と一所に置かれ、さらに、第2補助アンテ ナから、第2無音地域識別パイロット信号を送信するステップを備え、前記 第2補助アンテナが、前記2地点間送信機によって送信される2地点間信号を受 信するための2地点間受信機と一所に置かれることを特徴とする方法。 25.前記複数の基地局のそれぞれが、擬似ランダム雑音(PN)シーケンス によって拡散される1つの共通したパイロットシーケンスを送信し、前記複数の 基地局のそれぞれが、PNチップ単位で指定される識別チャネルオフセットで前 記共通パイロットシーケンスを送信して前記識別パイロット信号を提供する、請 求項24に記載される方法。 26.前記識別チャネルオフセットが、全システムに及ぶパイロットシーケン スオフセットインデックス増分のすべての倍数(multiples)であり、 前記無音地域識別パイロット信号が、連続する一連の前記識別チャネルオフセッ トと対応する、請求項25に記載される方法。 27.前記無音地域識別パイロット信号が第1識別チャネルオフセットで生成 され、前記第2無音地域識別パイロット信号が前記第1識別チャネルオフセット で生成される、請求項25に記載される方法。 28.前記無音地域識別パイロット信号が第1識別チャネルオフセットで生成 され、前記第2無音地域識別パイロット信号が前記識別チャネルオフセットで生 成される、請求項25に記載される方法。 29.前記無音地域識別パイロット信号が、パイロットビーコン装置で生成さ れる、請求項28に記載される方法。 30.前記補助アンテナが、2地点間送信機と一所に置かれ、さらに、第2補 助アンテナから、第2無音地域識別パイロット信号を送信するステップを含み、 前記第2補助アンテナが、第2の2地点間送信機と一所に置かれる、請求項1に 記載される方法。 31.前記複数の基地局のそれぞれが、PNチップ単位で指定される識別チャ ネルオフセットで前記共通パイロットシーケンスを送信して前記識別パイロット 信号を提供する、擬似ランダム雑音(PN)シーケンスによって拡散される1つ の共通したパイロットシーケンスを前記複数の基地局のそれぞれから送信する請 求項30に記載される方法。 32.前記識別チャネルオフセットが、全システムに及ぶパイロットシーケ ンスオフセットインデックス増分のすべての倍数であり、前記無音地域識別パイ ロット信号が、連続する一連の前記識別チャネルオフセットと対応する、請求項 31に記載される方法。 33.前記無音地域識別パイロット信号が、第1識別チャネルで生成され、前 記第2無音領域識別パイロット信号が、前記第1識別チャネルオフセットで生成 される、請求項32に記載される方法。 34.前記無音地域識別パイロット信号が、第1識別チャネルオフセットで生 成され、前記第2無音地域識別パイロット信号が、第2識別チャネルオフセット で生成される、請求項30に記載される方法。 35.前記第2無音領域識別パイロット信号が、パイロットビーコン装置によ って生成される、請求項34に記載される方法。 36.さらに、 中間中継器で前記無音地域識別パイロット信号を受信するステップと、 前記無音地域識別無音地域パイロット信号を前記中間中継器から再送信するス テップと、 を備える、請求項1に記載される方法。 37.前記中継器が、時分割デュプレックス中継器である、請求項36に記載 される方法。 38.通信システムの領域を設計するための機器であって、前記通信システム が別のユーザと通信するために少なくとも1つの遠隔ユニットによって使用され 、前記通信システムが、それぞれが識別パイロット信号を送信する複数の基地局 を具備し、遠隔ユニットが、近接セットの基地局に対応する識別パイロット信号 のセットの信号強度を測定し、パイロット強度測定メッセージを、通信が確立さ れる第1基地局を介して移動交換センターに報告し、前記機器が、 地域識別パイロット信号を生成するためのパイロットビーコン装置と、 前記2地点間信号が、前記少なくとも1つの遠隔ユニットと通信するために、 前記通信システムによって使用される信号ではない、前記地域識別パイロット信 号と2地点間信号を送信するためのアンテナシステムと、 を含む機器。 39.前記2地点間信号と前記地域識別パイロット信号が、1つの共通周波数 で前記アンテナシステムによって作成される1つの共通カバレージエリアで動作 する、請求項38に記載される機器。 40.前記2地点間信号が、前記通信システムの逆方向リンク周波数内にある 周波数で動作し、前記領域識別パイロット信号が、前記逆方向リンク周波数バン ドで対応する順方向リンク周波数バンド内にある周波数で動作する、請求項38 に記載される機器。 41.前記2地点間信号と前記地域識別パイロット信号が、前記アンテナシス テムによって作成される1つの共通したカバレージエリアで動作する、請求項4 0に記載される機器。 42.前記2地点間信号が2つの異なる周波数で動作する双方向リンクの一部 であり、その各リンクが通信システム逆方向リンク周波数バンドで動作し、前記 地域識別パイロット信号が、前記通信システム逆方向リンク周波数バンドの内の 1つに対応する通信システム順方向リンク周波数で動作する、請求項38に記載 される機器。 43.前記2地点間信号と前記領域識別パイロット信号が、前記アンテナシス テムによって作成される1つの共通した領域で動作する、請求項42に記載され る機器。 44.前記アンテナシステムが、第1カバレージエリア上で前記2地点間信号 を送信するために使用される2地点間アンテナと、前記2地点間アンテナによっ て作成される前記カバレージエリアからオフセットされる第1保護周波数帯カバ レージエリア上で前記領域識別パイロット信号を送信するために使用されるパイ ロット信号アンテナを備える、アンテナのセットである、請求項38に記載され る機器。 45.前記アンテナシステムが、前記2地点間アンテナによって作成される前 記カバレージエリアからオフセットされる前記保護周波数帯カバレージエリアで 第2地域識別パイロット信号を送信するために使用される第2パイロット信号ア ンテナを備え、前記第1保護周波数帯カバレージエリアと前記第2保護周波数帯 カバレージエリアが、前記2地点間アンテナによって作成される前記 カバレージエリアの両側に位置する、請求項44に記載される機器。 46.前記複数の基地局のそれぞれが、擬似ランダム雑音(PN)シーケンス によって拡散される1つの共通したパイロットシーケンスを送信し、前記複数の 基地局のそれぞれが、前記識別パイロット信号を提供するように、PNチップ単 位で指定される識別チャネルオフセットで前記共通パイロットシーケンスを送信 する、請求項45に記載される機器。 47.前記識別するチャネルオフセットが、システム全体パイロットシーケン スオフセットインデックス増分のすべての倍数であり、前記地域識別パイロット 信号が、連続する一連の前記識別チャネルオフセットと対応する、請求項46に 記載される機器。 48.前記地域識別パイロット信号が、第1識別チャネルオフセットで生成さ れ、前記第2領域識別パイロット信号が、前記第1識別パイロット信号が、前記 第1識別チャネルオフセットで生成される、請求項46に記載される機器。 49.前記地域識別パイロット信号が、第1識別チャネルオフセットで生成さ れ、前記第2地域識別パイロット信号が、第2識別チャネルオフセットで生成さ れる、請求項46に記載される機器。 50.さらに、第2地域識別パイロット信号を送信し、前記アンテナシステム によって送信される前記2地点間信号を受信するための前記第2アンテナを具備 する、請求項38に記載される機器。 51.前記複数の基地局のそれぞれが、擬似ランダム雑音(PN)シーケンス によって拡散される1つの共通したパイロットシーケンスを送信し、前記複数の 基地局のそれぞれが、前記識別パイロット信号を提供するように、PNチップ単 位で指定される識別チャネルオフセットで前記共通パイロットシーケンスを送信 する、請求項50に記載される機器。 52.前記識別チャネルオフセットが、システム全体パイロットシーケンスオ フセットインデックス増分のすべての倍数であり、前記地域識別パイロット信号 が、連続する一連の前記識別チャネルオフセットと対応する、請求項51に記載 される機器。 53.前記地域識別パイロット信号が、第1識別チャネルオフセットで生成 され、前記第2地域識別パイロット信号が前記第1識別チャネルオフセットで生 成される、請求項51に記載される機器。 54.前記地域識別パイロット信号が第1識別チャネルオフセットで生成され 、前記第2地域識別パイロット信号が、第2識別チャネルオフセットで生成され る、請求項51に記載される機器。 55.前記領域識別パイロット信号が、パイロットビーコン装置によって生成 される、請求項50に記載される機器。 56.さらに、前記地域識別パイロット信号を受信する中間中継器を具備し、 前記中間中継器から前記地域識別無音地域パイロット信号を再送信する、請求項 38に記載される機器。 57.前記中継器が、時分割デュプレックス中継器である、請求項56に記載 される機器。
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