JP2000510088A - 爆発性調合物 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
当該組成物のショック感度を統計的に有意な量で低下させるショック減感剤で被覆された爆発性組成物。
Description
【発明の詳細な説明】
爆発性調合物
発明の分野
10年以上にもわたって、軍は大量の調査と開発を行って、弾薬中の主たる炸
薬の衝撃及びショック感度を低下させることを目指した研究プロジェクトに資金
をつぎ込んできた。主たる目標は、性能を落とすことなく、また同時に大きなコ
スト増なしに、主炸薬の感度を低下させることである。爆発性調合物中の主炸薬
の一つは、シクロトリメチン−トリニトラミン(RDX)及びシクロテトラメチ
レン−テトラニトラミン(HMX)である。知られているこれらの調合物の感度
を低下させる唯一の実用的な方法は、不活性物質の量を増やし、その中の感度成
分を減らして爆発性調合物の感度を低くすることであるが、この方法は爆発性調
合物の性能も低下させる。この問題の多くの議論が、米国特許第4,842,6
59号明細書に記載されている。この特許明細書では、軍用輸送手段の戦闘生存
性を改善するために、不感受性爆薬を開発せねばならないと記載されている。い
くつかの武器システムに利用されている爆薬は殉爆に無防備であることが分かっ
た。例えば、これらの輸送手段に乗せて保存されている砲身口径弾薬は、成形爆
薬ジェットによる起爆及びその後の殉爆による反応の伝搬に弱い。
この殉爆及び伝搬シナリオは次のように要約することができる:完成弾が成形
爆薬ジェットに当たると起爆する。結果として爆風によって生成した破片が、そ
れに隣接する別の完成弾に衝突する。そして、後者の完成弾が起爆し、全体的な
反応並びに輸送手段、クルー、及び他の爆薬に与える損害の原因となる。完成弾
周りの起爆反
応のメカニズムは、前述した隣接する完成弾に衝突する爆風と破片による。殉爆
の確率をいくつかの方法で小さくすることができる。これは輸送手段内の弾薬区
画を変更することによって行うことができる。また、弾薬と一緒にアンチフラト
リサイド物質を充填することによって行うこともできる。しかし、前述の解決法
方のいずれも弾薬保存可能なスペースを狭くする。最も容認できるこの問題の解
決方法は、高エネルギー物質の殉爆に対する感度を小さくすることである。より
感度の小さい高エネルギー物質を導入することによって、その輸送手段に保存さ
れる完成弾の数を減らすことなく引用した脅威に由来する起爆のぜい弱性を小さ
くする。これらの爆薬に用いられる高エネルギー物質の殉爆に対するぜい弱性を
小さくすることによって、破局反応の確率を最小限にすることができることがわ
かった。
爆発物の世界で一般的に受け入れられている爆薬もしくは火薬のメカニズムは
、高温の非常に局在化した領域(ホットスポット)を生成することである。爆発
物に衝撃もしくはショックを与えると次のようにホットスポットを生成すること
ができる:即ち、(1)爆発物に取り込まれるかもしくは故意に導入した気泡(
もしくは爆発性蒸気)の断熱圧縮、(2)結晶間摩擦、(3)衝撃面の摩擦、(
4)先の尖った衝撃面の塑性変形、及び(5)衝撃面の周辺を衝撃を受けた物質
が流れる際の粘性加熱である。
衝撃もしくはショックによる爆発物結晶の圧縮及び移動によって、RDX及び
HMXのような爆薬がH2O、CO、N2、H2、CH2O、HCN、及びC2H2、
並びにフリーラジカル及び不安定中間体のようなより簡単な生成物に急速に変化
する。この生成物の混合物は不安定であり、静電気のスパークに誘導される低強
度のショックに曝されるとデトネーションを受ける。静電気の生成及び蓄
積は、爆発物及びその分解生成物のデトネーションの一因となる追加のエネルギ
ー源となることができる。
発明の要約及び目的
本発明はRDX及びHMX爆発性組成物をショック減感剤で表面被覆してこの
組成物のショック感度を小さくした爆発性組成物に向けられている。
本発明に有用であることが分かった薬剤は、四種類の基本的なクラスの化合物
に由来するものであった。即ち、1)第四級アンモニウム塩類;2)アニオン性
脂肪族及び芳香族化合物;3)脂肪酸エステル;及び4)アミン誘導体である。
「第四級アンモニウム塩類」は、上記のアミン誘導体で検討するような4種類
の脂肪族基もしくは芳香族基を有するカチオン性窒素含有化合物である。選択さ
れるアニオンは、一般的に、ハロゲン、アセテート、ホスフェート、ニトレート
、もしくはメトスルフェート基である。このカテゴリーに含まれるものは、イミ
ダゾール環内に二つの脂肪族基結合を有する第四級イミダゾリウム塩類である。
「アニオン性脂肪族及び芳香族化合物」は、親水性基が結合している水不溶性
脂肪族基を直鎖状に有する化合物である。これらは界面活性剤として用いられる
ことが多い。これらのアニオン性化合物の親水性部分は、ホスフェート、スルフ
ェート、スルホネート、もしくはカルボキシレートであり;スルフェート類及び
スルホネート類が優れている。
「脂肪酸エステル」は、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール及びそれらの誘導
体を含む多種多様の非イオン性物質をカバーする広範に用いられる用語である。
一旦、天然脂肪及びオイルから得られる化合物に限定されると、「脂肪族」の用
語は、たとえ合成方法で得
られようとも、脂肪及びオイルから得ることができる物質に対応する化合物を意
味するようになる。それらを、一般的に、(1)脂肪族エステル(例えば、ソル
ビタンエステル(例えば、モノ及びジグリセリド)、(2)、脂肪族アルコール
、及び(3)多価エステル−アルコール類として下位分類することができる。こ
れらの化合物を正確に分類すると、多官能基の存在のために非常に混乱する場合
がある。例えば、少なくとも一つのフリー−OH基を有するエーテルはアルコー
ルの定義に入る(例えば、グリセロール−1,3−ジステアリルエーテル)。ポ
リエチレングリコールエステルのような合成化合物もこのカテゴリーに含むこと
ができる。
「アミン誘導体」は、多種多様の脂肪族窒素塩基及びそれらの塩類を記述する
。アミン類及びそれらの誘導体は、一つ以上の水素が脂肪族基で置換されている
アンモニアの誘導体と考えられる。好ましいアミン塩類は、対応する塩類を生成
するカルボン酸との反応によって生成される。アミン及びカルボン酸脂肪族基は
、未置換の、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、及びアラルキル
、もしくは置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、及び
アラルキル(ここで、置換基は、ハロゲン、カルボキシル、もしくはヒドロキシ
ルからなる)となることができる。
評価した薬剤を実施例の表1に示す。これらの物質を得る場合のポイントは、
入手可能性と毒性である。次に、現行の爆発物製造プロセスへの導入を容易にす
るためには、水不溶性であるのが非常に望ましい。
上記の四種類の基本的なクラスに従って同類の薬剤を分類した。いくつかの薬
剤は正確な化学構造が特許であったので、MSDS情報に基づいて薬剤の分類を
仮定した。四つのカテゴリー全てにおいて薬剤が得られた。脂肪酸エステルの上
記の三種類の下位分類の全
てに由来する化合物も示す。これらのカテゴリー内で用いることができる可能性
のある化合物のリストは、脂肪族基の大きさ、構造(分枝鎖もしくは直鎖)、追
加の官能基、量、組合せ、及び配置のためにほとんど無限である。評価が永遠に
続く可能性があるので、選択された各カテゴリー内で最も広範な実用性を示す薬
剤を選択した。
主たる装填爆薬の性能を大きく低下させることなくRDX及びHMX組成物の
衝撃及びショック感度を小さくすることが本発明の目的である。
RDX及びHMX組成物を製造するコストを大きく増加させることなくRDX
及びHMX組成物の感度を小さくすることが本発明のもう一つの目的である。
本発明のその他の目的及びバリエーションは以下の詳細な説明を読むことによ
り当業者には自明となるであろう。
発明の詳細な説明
本発明は衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする
高エネルギー爆発性組成物であり、この組成物はRDXもしくはHMX及び当該
組成物上に被覆されるショック減感剤を含んでなり、ショック減感剤は統計的に
有意なERL−ブルーストン(Bruceton)衝撃値の増加をこの組成物に有効に与
える量で存在する。ショック減感剤は、第四級アンモニウム化合物;アニオン性
脂肪族もしくは芳香族化合物;脂肪酸エステル;もしくは長鎖アミンとなること
ができる。
好ましい第四級アンモニウム化合物は次の構造を有する。ここで、R1は、水素、炭素数8〜22のアルキル、炭素数6〜30のアリール
、炭素数7〜30のアルカリール、炭素数7〜30のアラルキル、もしくはH(
OCH2CH2)n(ここで、nは1〜50)、
(ここで、nは1〜50)、炭素数8〜20のアルカリール、又はヒドロキシエ
チルである。R2はR1と同じであり、R3は、水素、炭素数1〜22のアルキル
、炭素数6〜30のアリール、H(OCH2CH2)n(ここで、nは1〜150
)、もしくはヒドロキシエチルであり、R4は、水素もしくは炭素数1〜4のア
ルキルであり、そしてX-は、ハロゲン、炭素数2〜22のカルボキシレート、
ニトレート、スルフェート、メトスルフェートもしくはホスフェートである。
他の好ましい第四級塩化アンモニウム剤は、ビス(水素添加タローアルキル)
ジメチル第四級塩化アンモニウム;トリメチルタローアルキル第四級塩化アンモ
ニウム;(CH3)3N+R Cl-(ここで、Rは炭素数14〜18の長鎖脂肪族
アルキル基と不飽和脂肪族アルキル基との混合);水素添加タローアルキル(2
−エチルヘキシル)ジメチル第四級アンモニウムメトスルフェート、N,N,N
−トリス(2−ヒドロキシエチル)タローアルキルアンモニウ
ムアセテート;
(ここで、Rは炭素数14〜18の脂肪族アルキル基と不飽和脂肪族アルキル基
との混合);ジメチルジ(ココアルキル)第四級塩化アンモニウム;R2N+(C
H3)2Cl-(ここで、RはC6〜C18アルキル基及び不飽和アルキル基);メチ
ルビス(2−ヒドロキシエチル)ココアルキル第四級塩化アンモニウム;トリア
ルキルポリアルコキシアルキレン第四級塩化アンモニウム;並びにR3N+CH2
CH2(OCH2CH2)nOH Cl-(ここで、Rはメチルであり、nは1〜2
50)である。
好ましいアニオン性脂肪族ショック減感剤は、アルカン基が炭素数6〜18で
あるアルカンスルホン酸ナトリウムである。
好ましいアニオン性化合物は、炭素数約8〜26のカルボン酸のリチウム塩、
カリウム塩もしくはナトリウム塩、又はアルキルベンゼンスルホネートに基づく
同様の塩類に基づく石鹸もしくは洗浄剤である。また、当該塩は、炭素数約8〜
26のカルボン酸のトリエタノールアミン塩、もしくはアルキル基が炭素数8〜
18であるアルキルベンゼンスルホネートに基づくトリエタノールアミン塩とな
ることができる。
好ましい長鎖アミン類はビス(2−ヒドロキシエチル)タローアルキルアミン
、(HOCH2CH2)2NR(ここで、RはC12〜C18)、
(ここで、R1はC12〜C18)、
[H(OCH2CH2)nOCH2CH2]2NR
(ここで、RはC12〜C18であり、nは1〜150)、そして
(ここで、R1はC12〜C18であり、nは1〜約150)である。長鎖アミンは
エトキシ化されたココアルキルアミン(ここでココアルキルは、C8〜C18飽和
もしくは不飽和基)となることができる。
好ましい脂肪酸エステルは次の構造:(ここで、Rは約C8〜C18)を有するグリセロールエステルである。
本発明で有用な他のショック減感化合物は、水溶性もしくは水分散性第四級ア
ンモニウム塩であり、次のものが含まれる:
Arquad 2HT-75(Akzo Chemicals Inc.製)(ビス(水素添加タローアルキル
)ジメチル第四級塩化アンモニウム);
Arquad T-50(Akzo Chemicals Inc.製)(トリメチルタローアルキル第四級
塩化アンモニウム)、(CH3)3N+R Cl-(ここで、Rは炭素数14〜18
の長鎖脂肪族基と不飽和脂肪族基との混合);
Arquad HTL8-MS(Akzo Chemicals Inc.製)(水素添加タローアルキル(2−
エチルヘキシル)ジメチル第四級アンモニウムメトスルフェート);
Ethoquad T/13-50(Akzo Chemicals Inc.製)(N−N−N−トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)タローアルキルアンモニウムアセテート);
(ここで、Rは炭素数14〜18の脂肪族アルキル基と不飽和脂肪族アルキル基
との混合);
Arquad 2C-75(Akzo Chemicals Inc.製)(ジメチルジ(ココアルキル)第四
級塩化アンモニウム)、R2N+(CH3)2Cl-(ここで、R=C6〜C18アルキ
ル基及び不飽和アルキル基);
Ethoquad C/12-75(Akzo Chemicals Inc.製)(メチルビス(2−ヒドロキシ
エチル)ココアルキル第四級塩化アンモニウム);
Markstat AL-12(Witco Chemical Corp.製)(トリアルキルポリアルコキシア
ルキレン第四級塩化アンモニウム);並びに
Staticide 30006(ACL Inc.製)(第四級アンモニウム化合物)(構造は特許
)。
その他の有用な第四級アンモニウム塩類は、ジアミン類、トリアミン類もしく
はポリアミン類から誘導される。
例えば、第四級アンモニウム塩類は、エチレンジアミン;ジエチレントリアミ
ン;ヘキサメチレンジアミン;1−4シクロヘキサン−ビス−メチルアミン(シ
ス、トランスもしくはシス/トランス混合体を用いることができる);フェニレ
ンジアミンから誘導される。典型的な塩類は、塩化ヘキサメチルエチレンジアン
モニウム;硫酸ヘキサメチレンフェニレンジアンモニウム;及び塩化ジメチルテ
トラヒドロキシエチル1−4シクロヘキシレンジメチレンジアンモニウムとなる
であろう。
有用な水溶性アニオン性脂肪族化合物及び芳香族化合物には、アルカンスルホ
ン酸ナトリウムであるDehydat 93P(Henkel Corp.製)(アルカンは特定されな
いが、おおよそC8〜C18である)が含まれる。
石鹸もしくは洗浄剤は、炭素数約8〜26のカルボン酸のリチウム塩、カリウ
ム塩もしくはナトリウム塩、又はアルキルベンゼンスルホネートに基づく類似の
塩類に基づく。
他の有用な塩類には、オクタン酸ナトリウム、デカン酸ナトリウム、ラウリン
酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン
酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、リノール酸ナトリウムが含まれる。
タロー及びココナッツオイルから得られるような混酸のナトリウム塩、リチウ
ム塩もしくはカリウム塩も有用である。典型的な塩は、炭素数12、14、16
、及び18の混酸のナトリウム塩であろう。
いくつかの典型的な有用なアルキルベンゼンスルホネートには、ドデシルベン
ゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、ドデシルベンゼン
スルホン酸トリエチルアミン塩、ノニルベンゼンスルホン酸、ノニルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム塩、及
び混合されたC10〜C13アルキルベンゼンスルホン酸塩類が含まれる。有用なア
ルカンスルホン酸ナトリウムには、ドデカンスルホン酸ナトリウム、ステアリル
スルホン酸ナトリウム、及びミリスチルスルホン酸ナトリウムが含まれる。有用
なアルキルナフタレンスルホネート塩類には、イソプロピルナフタレンスルホン
酸ナトリウム、ノニルナフタレンスルホン酸ナトリウムが含まれる。有用なα−
オレフィンスルホネートには、混合した1−オクテン、1−デセンスルホン酸ナ
トリウム塩が含まれる。有用なジアルキルスルホスクシネートは、ジ2−エチル
ヘキシルスルホコハク酸ナトリウム塩である。有用なアミドスルホネートは、ソ
ジウムN−オレオイル−N−メチルタウレートである。脂肪酸の有用なスルホエ
チルエステルは、スルホエチルオレイン酸ナトリウムである。
有用な硫酸アルコールは、ラウリル硫酸ナトリウムである。硫酸ポリエトキシ
エチレンナトリウム;エトキシ化された硫酸アルキルフェノール;ホスフェート
エステル(通常、モノ、ジ、及びトリエステルとして用いられる)のようなエト
キシ化された硫酸アルコールが本発明では有用である。
有用な脂肪酸エステルは、グリセロールモノステアレート、グリセロールジス
テアレート、及び通常、モノ及びジエステルの混合物であるグリセロールジラウ
レートのようなグリセロールエステル類である。多くの製品が、タロー、ラード
、綿実、サフラワー油のような天然脂肪から誘導され、炭素数約12〜約18を
有する脂肪酸の混合物となる。
ポリオキシエチレンエステル、アミン誘導体、及びビス(2−ヒドロキシエチ
ル)タローアルキルアミンも有用である。他の実施可能なアミン類には、アルキ
ル基が炭素数12〜18を有するジアルキルエタノールアミン;アルキル基が炭
素数約12〜18を有する
、アルキルポリエトキシエチルアミンのようなエトキシ化されたアミン類;及び
エトキシ化されたココアミンである。
本発明に有用なショック減感剤は帯電防止特性を示す。
ERLブルーストン衝撃試験機の説明
ERLブルーストン衝撃試験機を図1に示す。この試験機は適当な支持体に取
り付けられた金属基板1を含んでなる。基板から上方に4本(2本の支持体は示
されていない)の支柱が伸びている。支柱には円形の金属平板が取り付けられて
いる。円形金属平板上には、3つのTビーム7、9及び11が、各Tビームの足
13、15及び17に対して、約120度離して取り付けられており、有効に閉
じた誘導経路が形成されるように装置の中心に向けて内側に配向されている。誘
導経路内にはこの誘導経路内を垂直に上下に移動することができる電磁石19が
配置されている。通常のケーブル及びウィンドラスアッセンブリー(示されてな
い)を介して、この磁石を動かす。Tビーム7には試験機に組み込まれているス
トライカー機構から電磁石の底部の距離を測定する目盛りが刻まれている。この
目盛りはLog目盛りであり、0.1Logcm高さ増分(例えば、10cm落
下の対数をとると1.0である)を示す。最初の落下に用いる高さの選定は判断
の問題である。
図2に詳細に示したストライカー機構は、一般的に、約3.5インチ長及び約
1.25インチ径の円筒形金属ロッド21からなる。ストライカー21の上端は
半径2.5インチに丸められている。ストライカーの直ぐ下には、1.5インチ
長及び1.25インチ径で、各端部が平らな円筒形アンビル27がある。配置を
図2に示す。誘導経路内の電磁石の下には2.5kgの落錘23が配置されてい
る。落錘は通常反転した欠けたコーンの形状の底部を有する円筒形である。アン
ビル25は、図2に示すように、上記落錘の下面中央
に取り付けられている。
図3には、正方形のフリントペーパー29及びそのフリントペーパーに置かれ
たペレット検体31を有するアンビルの上面図が示されている。
図には示されて無いが、サウンドメータ(マイクを備えたピーク読み取り電圧
計、General Radio Model 1982-9720、Sound Analys is System)を用いて、落
下毎に爆発が起きたかどうかを測定する。
サウンドメータを次のように調節する:
サウンドメータのスイッチを15分間オンにした後、標準のバックグランドノ
イズでメータがゼロを指すようにアンプを調節する。不活性ペレットを方形のフ
リントペーパーに置き、アンビルの中央に置く(図1参照)。ストライカー上、
最大220cmの高さから錘を落として生じる音が、指針を読み取り目盛り全体
の約1/4上昇させるように、サウンドメータの感度を調節する。サウンド電圧
計の読み取った目盛りをマークもしくは記録する。感度試験を行って、このマー
クより上の示度だけを爆発として分類する。
以下の方法(Mil Standard 650-方法505.3)を用いて、アンビル−プランジャ
ー配置間のフリントペーパーに置かれた一連の35mg爆薬物検体の上に2.5
kgの錘を落としたとき、爆発が50%起きるところの高さ(cm)を測定する
。
検体は爆発物35±2mgからなる。テストには25の検体を必要とする。
いくつかの場合、衝撃試験のために爆発物検体をペレット化することが必要で
ある。爆発物検体をペレット化するには、3/16インチ径ダイを備えた水圧プ
レスが必要である。通常、ペレット化には圧力30、000psiを用いるが、
特定の爆発物規格が好まし
い。
必要な装置:
1.ERLブルーストン衝撃試験機。図面LD−70518、2.5kgの錘
を備えたもの、BuOrd図面(NOL)SK B−98 897。
2.アンビル、1.5×1.25インチ、BuOrd図面(NOL)SE/S
K 3810。
3.ストライカー、3.5×1.25インチ、BuOrd図面(NOL)SK
A−63888。
4.マイクを備えたピーク読み取り電圧計、General Radio Model 1982-9720
、Sound Analysis Systemもしくはこれと同等のもの。
5.サンドペーパー、フリント仕上げペーパー、A重量、オープンコート、1
80番、約1インチ方形に切ったもの。
材料
1.テスト爆薬と比較するための標準として用いられる統計的管理限界を有す
る衝撃値(cm)が分かっている爆発物、例えば、RDX60%、TNT39%
及びワックス1%の組成物B.
この標準爆薬はテスト検体と同じように調製され、試験されねばならない。
2.トリペンタエリトリトール粉末、工業用等級、ペレット化。
操作手順 ピーク読み取りサウンドメータの調節
1.サウンドメータのスイッチを15分間オンにし、標準のバックグランドノ
イズでメータがゼロを指すようにアンプを調節する。
2.トリペンタエリトリトールペレットを1インチ方形のフリントペーパーに
置く。ペレット及びフリントペーパーをアンビルの中
央に置く。
3.ホルダーにストライカーを配置し、静かにペレットとフリントペーパーの
上に降ろす。
4.電磁石のスイッチをオンにして、2.5kgの錘を拘束する。
5.2.5kgの錘を220cmの高さに揚げ、電磁石を非活動化させて錘を
ストライカー上に落とす。
6.ストライカーに落とした錘によって生じる音が、指針を読み取り目盛り全
体の約1/4振れるように、サウンドメータの感度を調節するために十分に工程
5を繰り返す。サウンドメータの示度を記録する。
サウンドメータのの目盛りを覆っているガラスに針が振れた点をマークするの
が有利であることが分かった。感度試験を行って、このマークより上の示度だけ
を爆発として分類する。
7.25枚の1インチ方形フリントペーパー29を各方形の中央に位置する検
体と一緒に平らな面に置く。
8.図3に示すように、アンビル上の中央位置に検体とフリントペーパーの一
つを置く。
9.ホルダーにストライカーを配置し、静かにペレットとフリントペーパーの
上に降ろし、電磁石のスイッチをオンにして2.5kgの錘を拘束する。
10.2.5kgの錘を爆発が起きると正常に予測する高さに上げる。
落下は0.1の対数cm高さ増分(例えば、10cm落下の対数を1.0とす
る)から行う。最初の落下に用いる高さの選定は判断の問題である。発火が得ら
れると、次のテストを0.1Logcm下げて行う。
爆発したときテストを開始して爆発しなくなるまで続けるか、その反対である
。そして、落下高さを増すか減らして試験を続け、20回の落下が完了するまで
爆発もしくは不発条件を得る。
各落下には、新しい試験検体を用いる。各落下の後、ストライカー及びアンビ
ル面を解体してきれいにする。必要ならば、アンビル及びストライカー表面アセ
トンのような溶剤できれいにする。作業面が粗くなるか変形すると、ストライカ
ー及びアンビルを交換する。表面のカーボンペーパーインプレションを取って、
これを決定する。
爆発物サンプルのテストが終了した後、テスト結果を記録し、比較サンプルの
テストをくり返し、結果を記録する。比較サンプルを調製し、候補の爆発物サン
プルと正確に同じように試験して評価する。
計算
任意の統計的に妥当な方法を用いて50%ポイントを計算することができる。
次の統計方法が容認できる:
a.もっと爆発するかもしくはさらに不発であるかを決定する。
b.より小さい方の二つの数字を選び、残りのデータを捨てる(同じ数字の場
合は、一方を使用することができる)。
c.次の表(数字は、具体的な説明のためだけである)を用いて統計的にデー
タを集計する。
対数落高(不発を基準とする) 対数落高(cm) i ni ini
1.3 0 1 0
1.4 1 4 4
1.4 2 4 8
所定の落高のLogを第一列に入れる。これを昇順に並べ、テス
トを記録した最低から始める。第二列iは、基準(即ち、0ライン)より上の等
増分の数に対応する連続番号である。次の列niは、i0、i1、i2等で起こる不
発(もしくは爆発)の数の表である。最後の列はi×niの計算値である。
次式を用いて平均を求める:
ここで、N=niの合計
A=iniの合計
c=最低ライン(i0)の高さ
d=落高の間隔(0.1)である。
注:カッコ内の記号は、不発の場合はプラス(+)を用い、爆発の場合はマイナ
ス(−)を用いる。
d.このようにして計算された平均は50%確立の爆発での高さを表す。式に
よって決定される数字は対数単位である。真数を計算し、この数字をcmで表し
た50%ポイントとして記録する。
データレポートは、2.5kg落高で得られた候補爆発物の平均(cm)に加
えて、比較爆発物の平均、検体の調製方法、テスト時の室温も含む。
本発明の具体例となる、以下の例を検討することによってさらに本発明を説明
する。
実施例
RDX及びHMX並びに一連のショック減感剤を含んでなる組成物を記述した
手順で調製した。組成物内の減感剤の種々の濃度での、濃度、ショック減感剤、
デトネーションに要したERLブルース
トン衝撃値を表に示す。また、統計的に有意なERLブルーストン衝撃値の増加
に達する組成物に必要な計算濃度も各表に示す。
表に記載した統計的に有意な衝撃値は、以下に記載したように決定した。
正常な未処理のRDXもしくはHMX組成物は、標準ERLブルーストン衝撃
試験機で試験した場合の平均及び標準偏差値は既知である。与えられたサンプル
の衝撃値は平均よりも3標準偏差単位を超えるとは思われない(正規分布表から
、平均の上、3単位未満である確率は0.9987である)。従って、薬剤をサ
ンプルに加えて、このサンプルの衝撃値が、平均の上、3標準偏差単位超である
とすると、添加剤がこの結果を生じたと推定でき、この結果は統計的に有意であ
ると言われる。
実験では、種々の量の薬剤を用いて固化生成物のサンプルを調製し、各サンプ
ルの衝撃値を測定した。衝撃値の結果を各サンプルの添加率%に対してプロット
した。このグラフから、衝撃値が平均を超える3標準偏差単位超となるa%(添
加物)を決定することができる。
これらのグラフ(広範囲の生成物及び添加物%をカバーする)の観察から、こ
の曲線(3標準偏差値を超える領域で)が不規則変数に対して本質的に線形であ
ることが分かる。このことに基づいて、最小二乗法によって
Y=mX+b
(ここで、Y=衝撃値であり、
X=添加物率%)
の形の線形曲線が、データーに一致した。そしてこの式を用いて基準値を超える
衝撃値ところの添加物比率を計算した。
次の手順を用いて、PBX N−3;PBX N−5;PBX
LX 14−0;C−4;PBX CH−6;組成物B;CXM−7及びPBX
A−5を調製した。
PBX N−3は、爆薬成分としてHMXを有するプラスチック接合爆薬であ
る。PBX N−3を次のように調製する。
秤量した量のクラス5HMXを測定量の水と一緒に溶解がまに入れる。このス
ラリーを70℃まで加熱し、調製したラッカー(n−ブチルアルコールに溶解し
たナイロン−(elvamide 8061))をスラリーに加える。このスラリーを80℃に
加熱し、粒状化が始まるまで煮詰める。そして、99+℃に加熱して溶剤を蒸留
する。生成物を50℃に冷却し、ブフナー漏斗に滴下し、脱水し、そして蒸気オ
ーブンで乾燥する。ラッカー調製
1.3リットル溶解がまもしくは1リットルビーカーにn−ブチルアルコール
を608g入れる。
2.この溶剤にナイロン70gを加える。
3.〜700RPMで内容物を攪拌し、55℃まで加熱し、そして温度を低温
方向にドリフトさせナイロンが完全に溶解するまで攪拌した。
4.トップローデングばかりでラッカーを秤量する。重量が678gより軽い
場合、n−ブチルアルコールを加えて重量を678gにする。
コーティング
1.10リットル溶解がまに水3500mLを入れる。栓をひねってコンデン
サーにクエンチ水を出し、確実に攪拌機シールが水で満たされるようにする。
2.クラス5HMX430gを量り、溶解がまに入れる。
3.このスラリーを70℃に加熱し、攪拌機を450RPMに設
定する。
4.以前にバッチが作成されスティッキングを起こしている場合はゼラチンを
0.4g加える。最初のバッチを作成する場合はゼラチンを加えない。
5.ヘラクレスNo.4消泡剤0.3gを加える。
6.ラッカーをゆっくりと加え、このスラリーを88℃まで加熱する。
7.粒状化が始まるまで88℃に保持する。
8.99+℃に加熱して溶剤を蒸留させ、全ての溶剤が蒸留するまでその温度
を維持する。
全ての溶剤が蒸留してしまうと、留出液(水になる)は受け容器で溶剤と分離
する。その分離を目視検査することによって全ての溶剤が蒸留されたことが分か
る。分液漏斗を用いて溶剤と水を分離することができ、次のラッカーバッチに再
循環させる。
9.蒸留が終了すると、蒸気を止めクエンチ水を出す。
10.スラリーを50℃に冷却し、ブフナー漏斗に滴下する。
11.アスピレータで真空吸引して生成物を脱水する。
12.この生成物をステンレス鋼パンに置き、このパンを蒸気オーブンに入れ
る。
PBX N−5
PBX N−5は、爆薬成分としてHMXを有するプラスチック接合爆薬であ
る。PBX N−5を次のように調製する。
秤量した量のクラス1及びクラス5HMXを測定量の水と一緒に10リットル
溶解がまに入れる。このHMX/水スラリーを450RPMで攪拌し、60℃±
2℃まで加熱する。このスラリーにゼラチン及び消泡剤を加え、3分間熟成させ
る。スラリーにラッカーを加え、60℃±2℃で5分間煮詰める。60℃±2℃
スラリーにク
エンチ水を加え、60℃±2℃で10分間熟成させる。このスラリーを98〜1
00℃に加熱し、溶剤(MEK)を蒸留する。スラリーを55℃より下に冷却し
、溶解がまから滴下して濾過する。PBX N−5を蒸気オーブン95〜100
℃で乾燥する。
操作手順 ラッカー:
1.フルオロエラストマー(Viton)25.9gを秤量し、600mLビーカ
ーに入れる。メチルエチルケトン(水飽和)を438.1gを加える。
2.蒸気ホットプレートに600mLビーカーを置き、Vitonエラストマーが
溶液になるまで攪拌する。
3.完全に溶液になった後、蒸発して無くなったMEKを補充する。
スラリー:
1.10L溶解がまに水1598.7gを加え、450RPMで攪拌機をスタ
ートさせる。
2.溶解がまの水に355.3gのクラス1HMX及び118.8gのクラス
5HMXを加える。
操作手順
1.10リットル溶解がまの水/HMXスラリーを450RPMで攪拌し、6
0℃±2℃に加熱する。
2.スラリーにゼラチン0.06gを加え、3分間熟成させる。
3.この溶解がまに消泡剤0.39gを加える。
4.この溶解がまにラッカー464.0gを加える(添加時間1〜3分)。
5.60℃±2℃で3分間煮詰める。
6.クエンチ水497.0gを加える。スラリーを60±2℃に
再加熱し、10分間熟成させる。
7.蒸留を開始し、最終温度が98〜100℃に達するまで蒸留する。
8.生成物を55℃に冷却する。
9.このバッチをフィルターに落し、脱水する。濾過した生成物を95〜10
0℃で蒸気オーブンに入れて乾燥する。
LX 14−0
PBX LX 14−0は、爆薬成分としてHMXを有するプラスチック接合
爆薬である。PBX LX 14−0を次のように調製する。
水及びHMX(クラス1、クラス2、及びLX−04等級)を10リットル溶
解がまに入れ、68℃±2℃まで加熱する。このスラリーにラッカー熱可塑性ポ
リウレタン(MEKに溶解した(Estane))を加え、2分間熟成させる。2分後、
LX−14−0スラリーにクエンチ水を加える。直ちに蒸留を開始し、温度が9
0℃に達するとRPMを小さくする。溶剤(MEK)を最高温度98〜100℃
まで蒸留する。蒸留したバッチを60℃に冷却し、ブフナー漏斗に落とす。生成
物を脱水して蒸気オーブンで一晩乾燥する。原材料 500gバッチ ラッカー: 量 MSDS No.
1.ポリウレタン 22.5g 0562.
(Estane 5703)
2.メチルエチルケトン 369.1g 0554.1193
(水飽和70%-30% New)スラリー:
1.HMX: 4805.0226
クラス1 310.5g(乾量)
クラス2 47.8g(乾量)
LX−04−1等級 119.4g(乾量)
2.水(スラリー) 1411.0g
3.水(クエンチ) 155.6g
4.バイオレット色素 0.02g
(必要な場合)操作手順 ラッカー:
1.600mLビーカーにポリウレタン(Estane)22.5gを加える。
2.水飽和メチルエチルケトン369.1gをポリウレタンを入れた600m
Lビーカーに注ぐ。
3.蒸気プレート上でポリウレタンが溶液になるまで、ポリウレタン/MEK
を空気攪拌機で攪拌する。ラッカー温度を60℃以下に維持する。MEKを加え
て蒸発した量を補う。
4.プロセス工程で必要とされるまで、ラッカーを入れたビーカーを被覆して
溶剤蒸発を防止する。スラリー:
1.クラス1HMX310.5g、クラス2HMX47.8g、及びLX−0
4−1等級HMX119.4gを10リットル溶解がまに加える。
2.上記HMXを入れた溶解がまに水1411.0gを加える。450RPM
でスラリーを攪拌する。
3.スラリーを68℃±2℃に加熱し、ラッカーを加える。2分間熟成させる
。
4.68℃スラリーにクエンチ水155.6gを加える。
5.溶剤の蒸留を開始する。90℃でRPMを300に下げる。98〜100
℃まで蒸留を続ける。
6.スラリーを60℃に冷却し、ブフナー濾過ロートに落とす。
7.最大100℃でバッチを蒸気オーブンで乾燥する。
C−4 クラス3
PBX C−4は、爆薬成分としてRDX(クラス1及びクラス5)を有する
プラスチック接合爆薬である。PBX C−4を次のように調製する。
水及びRDX(クラス1RDX及びクラス5RDX)を10リットル溶解がま
に入れ、78℃まで加熱する。450RPMで攪拌しながら、ラッカー(ポリイ
ソブチレン、n−オクタン、アジピン酸ジオクチル、及びモーター油を含有)を
RDX/水スラリーにゆっくりと注ぐ。RDX/水/ラッカースラリーを、5分
間熟成させる。熟成5分後、溶剤(n−オクタン)を最終温度が98〜100℃
になるまで蒸留する。生成物(組成物C−4)を40〜45℃に冷却し、フィル
ターに落とす。濾過した物質を蒸気オーブンに入れ一晩乾燥する。原材料 1000gバッチ ラッカー: 量 MSDS No.
1.ポリイソブチレン 23.8g 4100.0072
(PIB)
2.n−オクタン 329.8g 5722.1262
3.アジピン酸ジオクチル 56.1g 2070.
(DOA)
4.モーター油 15.3g原材料 1000gバッチ スラリー: 量 MSDS No.
1.RDXクラス1 678.7g 4425.0072
2.RDXクラス5 226.3g
3.水 2054.0g操作手順 ラッカー:
1.ポリイソブチレン(PIB)23.8gを秤量し、600mLビーカーに
入れる。PIBにn−オクタン329.8gを加える。
2.蒸気ホットプレート上に600mLビーカーを置いて、攪拌する。
3.PIBが完全に溶液になったとき、アジピン酸ジオクチル(DOA)56
.1g及びモーター油15.3gを加える。このオイル及びDOAを完全に溶液
になるまで攪拌する。スラリー:
1.10リットル溶解がまに水2054mLを加える。
2.上記溶解がまにクラス1RDX678.7g及びクラス5RDX226.
3gを加える。450RPMでスラリーを攪拌し、78℃に加熱する。
3.ラッカー425gをゆっくりと加える。78℃で5分間熟成させる。
4.n−オクタンの蒸留を開始し、最終温度98〜100℃になるまで蒸留を
続ける。
5.スラリーを40℃に冷却し、フィルターに落とす。
6.蒸気オーブンで乾燥するために濾過組成物C−4をパンに入れ、温度84
℃で乾燥するか、もしくは乾燥ケトルで84℃で乾燥
する。
7.組成物C−4を乾燥した後、サンプルを混練し分析にまわす。
PBX CH−6
PBX CH−6は、爆薬成分としてRDX(クラス1)を有するプラスチッ
ク接合爆薬である。PBX CH−6を次のように調製する。
秤量した量のクラス1RDX及びゼラチンを測定量の水と一緒に溶解がまに入
れる。このスラリーを75℃まで加熱し、秤量した量のステアリン酸ナトリウム
を加える。15分攪拌した後、塩化カルシウム溶液を加える。5分攪拌した後、
グラファイトスラリーを加える。15分攪拌後、調製済みラッカー(n−オクタ
ン中のVistanex)を加える。このスラリーを指定した時間熟成させ、n−オクタ
ンを蒸発させる。溶液がま内容物を冷却し、ブフナー漏斗に落とす。生成物を脱
水し、その後、蒸気オーブンで乾燥する。原材料 名称 量 MSDS No.
RDXクラス1 487.5g 4425.0072
ステアリン酸ナトリウム 8.0g 0586
塩化カルシウム 5.3g 0585.1452
グラファイト 2.5g 0588.
ポリイソブチレン 2.5g 0577.2211
(Vistanex)
n−オクタン 170mL 5722.1262
組成物 CH−6 4120.0072
CH−6用ラッカー 4120.1262操作手順 ラッカー調製:
1.ポリイソブチレン(Vistanex LM-MH-LC)2.5gを、風袋を除いた40
0mLビーカーに入れる。
2.n−オクタン170mLを加えて、再秤量する。
3.室温で2時間攪拌する。
4.蒸発した溶剤を取り替える。塩化カルシウム溶液調製
1.塩化カルシウム5.3gを、100mLビーカーに加える。
2.水50mLを加える。
3.溶解するまで攪拌する。グラファイトスラリー調製
1.グラファイト2.5gを100mLビーカーに加える。
2.温水50mLを加える。
3.グラファイトが十分に溶解するまで攪拌する。コーティング手順
1.水5250mLを10リットル溶解がまに入れる。
2.攪拌機のスイッチを入れて、400RPMに調節する。
3.クラス1RDX(水分含有率を補正した)487.5gを加える。
4.ゼラチン0.013gを加える。
5.スチームのスイッチを入れ、溶解がまを75℃±2℃に加熱する。
6.ステアリン酸ナトリウム8.0gを加え、15分間攪拌する。
7.塩化カルシウム溶液を加え、5分間攪拌する。
8.グラファイトスラリーを加え、15分間攪拌する(溶解がま壁及びシャフ
トを5分間隔で洗浄する)。
9.ラッカーを加えて、20分間攪拌する。
10.98℃+℃に5分間加熱する。
全ての溶剤が蒸留してしまうと、留出液(水になる)は受け容器で溶剤と分離
する。その分離を目視検査することによって全ての溶剤が蒸留されたことが分か
る。分液漏斗を用いて溶剤と水を分離することができ、次のラッカーバッチに再
循環させる。
11.バッチを60℃に冷却する。
12.バッチを濾過し固形分を保持する。
13.固形分を蒸気オーブンで一晩乾燥する。
組成物B
組成物Bは、TNT、RDX、及びワックスの混合物である。組成物Bを次の
ように調製する。
秤量した量のTNTを反応がまに入れる。TNTが溶融した後、秤量したRD
Xを加える。この混合物を攪拌して加熱する。上部から水が上がった後、攪拌を
止め、水をデカントする。この材料を攪拌して加熱しながら、残りの水を蒸発さ
せて除去する。混合物が所望の温度になったとき、指定量のワックスを加える。
RDX/TNT/ワックスが均一な生成物を形成するまで、混合物を攪拌する。
この混合物をステンレス鋼パンに注ぎ、冷却させる。原材料 名称 量 MSDS No.
RDX(公称クラス1) 476 4425
TNT 312 0599
ワックス 8 *操作手順
1.TNT312gを秤量し、反応がまに入れる。
2.反応がまジャケットの蒸気のスイッチを入れる。TNTが溶
融し始めるとき、攪拌機をゆっくりとスタートさせ攪拌速度を次第に速くして2
50rpmにする。
3.RDX(公称クラス1、乾量)476gを秤量し、反応がまに溶融したT
NTに加える。RDXを一度に全部加えないこと。徐々に添加して、TNTと混
合する時間を与える。
4.混合物を引き続き加熱して、水を飛ばす。水が攪拌機の回りに集まる場合
、攪拌機を止め水をデカントする。
5.攪拌を再開し、混合物を105℃に加熱して残りの水分を除去する。
6.ワックス8gを反応がまに加え、混合物が均一に見えるようになるまで(
約5分間)温度を105℃に維持する。
7.攪拌を遅くして、この材料を冷却するためにステンレス鋼乾燥パンに注ぐ
。
8.バッチを固化させ、室温まで冷却させる。
CXM−7
調合物CXM−7は、RDX及びアジピン酸ジオクチルの混合物である。調合
物CXM−7を次のように調製する。
CXM−7用の、秤量した量のクラス1及びクラス5RDXを、測定量の水を
入れた実験室溶解がまに入れる。攪拌機をスタートさせた後、中速に設定し、R
DX/水スラリーを40℃に加熱する。そして、アジピン酸ジオクチル(DOA
)をスラリーに加え、溶解がま内容物を、RDXがDOAで確実に被覆されるよ
うに熟成させる。そして、このスラリーを脱水用フィルターに落とし、生成物を
一晩中、50℃で実験室蒸気オーブンで乾燥する(16〜18時間か、もしくは
CXM−7の水分含有率が0.05%以下になるまで)。原材料 CXM−7 1000 gバッチ MSDS No.
RDXクラス1 902g 4425.0072
RDXクラス5 48g 4425.0072
アジピン酸ジオクチル 50g 2070.
(DOA)
濾過した水 3000g操作手順
1.水3000gを10リットルの溶解がまに入れる。
2.攪拌機をスタートさせ、中速(約375rpm)に設定する。
3.次の予め秤量した量のタイプIIのRDXを溶解がまに入れる。
クラス
1 902g
5 48g
4.スラリーを40℃±1℃に加熱する。
5.DOA50gを溶解がまに入れる。
6.スラリーを40℃±1℃で15分間熟成させる。
7.濾紙及び脱水機を備えたブフナー濾過漏斗にスラリーを落とし、脱水する
。
8.脱水した生成物を乾燥パンに入れ、一晩乾燥させるか、水分含有率が仕様
に適合するまで乾燥させる。最高乾燥温度は50℃である。
PBX A−5
PBX A−5は、爆薬成分としてRDX(クラス1)を有するプラスチック
接合爆薬である。PBX A−5を次のように調製する。
秤量した量の公称クラス1RDXを、測定量の水を入れた10リットル溶解が
まに入れる。このスラリーに測定量のステアリン酸を加える。その後、このスラ
リーに適当な量のシクロヘキサノンを加える。そして、このスラリーを99+℃
に加熱し、その温度で10分間保持してシクロヘキサノンを蒸留する。生成物を
50℃に冷却し、ブフナー漏斗に落とす。生成物を脱水して、蒸気オーブンで乾
燥する。原材料 量 MSDS No.
RDX公称クラス1 493.75g 4425.0072
ステアリン酸 6.25g 0584
シクロヘキサノン 385g 0543.1915
スラリー水 1500mL −
ゼラチン 0.01g 0552.操作手順
1.水1500mLを10リットルの溶解がまに入れる。攪拌機を450rp
mに設定する。コンデンサーの冷却水のスイッチを入れ、攪拌機のシールを確実
に水で満たす。
2.公称クラス1RDX493.75gを秤量し、溶解がまに入れる。
3.ゼラチン0.01gを秤量し、溶解がまに入れる。
4.ステアリン酸6.25gを秤量し、溶解がまに入れる。
5.シクロヘキサノン385gを秤量し、溶解がまに入れる。
6.スラリーを99+℃に加熱して、シクロヘキサノンを蒸留する。99+℃に
10分間保持する。
7.蒸留が完了すると、蒸気を止め、冷却水を止める。
8.このスラリーを50℃に冷却して、生成物をブフナー漏斗に
落とす。
9.吸引するアスピレーターを用いて生成物を脱水する。
10.脱水した生成物をステンレス鋼パンに入れ、このパンを蒸気オーブンに
入れる。
11.60℃で約8時間、もしくは水分含有率が仕様に適合するまで、生成物
を乾燥する。
爆発組成物のコーティング
秤量した薬剤及びおおよそ24.62gの組成物粒体を100mLビーカーに
入れて、水溶性薬剤で爆発組成物の外側コーティングを行った。[いくつかの薬
剤は、イソプロピルアルコール含有率25%で得られた。イソプロピルアルコー
ルはN−3を軟化し、粒体をお互いにくっつかせた。アルコール含有薬剤を、蒸
気加熱オーブンで「乾燥して」、アルコールを除去した。]約5mLの水を加え
た。このサンプルを200°F(使用した薬剤の融点より十分に高い)蒸気加熱
オーブンに置いた。このサンプルを5分毎に攪拌し、オーブンに戻した。水分が
全て蒸発するまでこの操作を続けた。衝撃を測定した。
24.62gの組成物粒体を100mLビーカーに入れて、水不溶性薬剤で爆
発組成物の外側コーティングを行った。この薬剤を秤量して、直接ビーカーにい
れた。約5mLの水を加えた。このビーカーを200°Fで15分間蒸気加熱し
て、薬剤を溶融させた。ビーカーを取り出し、5分毎に攪拌し、オーブンに戻し
た。水分が全て蒸発するまでこの操作を続けた。
物理的に薬剤をC−4に折り込んで、水溶性薬剤で組成物C−4を配合した。
薬剤1.0%を含有するC−4が、薬剤を含まないC−4の約半分ほどの感度で
あることは興味深い。言い換えれば、C−4を起爆するには約2倍量のエネルギ
ーを必要とする。
次の表は、種々の濃度でRDXもしくはHMX組成物と混合した減感剤(表に
挙げたもの)を用いたテスト結果を示す。テストして薬剤は、本発明に有用な薬
剤の典型例である。 本発明をその好ましい特定の態様を引用して詳細に記載したが、本発明の精神
及び範囲内で種々の変更及び改造が可能であることは、理解されるであろう。
図面の説明
図1はERLブルーストン衝撃試験機の具体図である。
図2はERLブルーストン衝撃試験機のストライカー−アンビル配置図である
。
図3は図2の3−3の線に沿って見た図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高エ ネルギー爆発性組成物であって、この組成物は最大約15重量%のポリアミド結 合剤及びショック減感剤で被覆されたHMX結晶を含んでなり、前記ショック減 感剤が統計的に有意なERL−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効に与える量 で存在する高エネルギー爆発性組成物。 2.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも52.54cmである請求 項1に記載の組成物。 3.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物、アニオン性脂肪族化 合物及びアニオン性芳香族化合物、脂肪酸エステル、並びにアミン誘導体から選 ばれる請求項1に記載の組成物。 4.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項3に記載 の組成物。 5.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物もしくはアニオン性芳香 族化合物である請求項3に記載の組成物。 6.前記ショック減感剤が、脂肪酸エステルである請求項3に記載の組成物。 7.前記ショック減感剤が、アミン誘導体である請求項3に記載の組成物。 8.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高エ ネルギー爆発性組成物であって、この組成物は約4〜6重量%のビニリデンフル オライドヘキサフルオロ−プロピレンコポリマー結合剤及び統計的に有意なER L−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効に与える量で存在するショック減感剤 で被覆されたHMX結晶を含んでなる高エネルギー爆発性組成物。 9.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも29.54cmである請求 項8に記載の組成物。 10.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物及び脂肪酸エステル から選ばれる請求項8に記載の組成物。 11.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項10に 記載の組成物。 12.前記ショック減感剤が、脂肪酸エステルである請求項10に記載の組成 物。 13.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高 エネルギー爆発性組成物であって、この組成物は約5重量%の熱可塑性ポリウレ タン結合剤及びショック減感剤で被覆されたHMX結晶を含んでなり、前記ショ ック減感剤が統計的に有意なERL−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効に与 える量で存在する高エネルギー爆発性組成物。 14.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも29.13cmである請 求項13に記載の組成物。 15.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物、アニオン性脂肪族 化合物及びアニオン性芳香族化合物、脂肪酸エステル、並びにアミン誘導体から 選ばれる請求項13に記載の組成物。 16.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項15に 記載の組成物。 17.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物もしくはアニオン性芳 香族化合物である請求項15に記載の組成物。 18.前記ショック減感剤が、脂肪酸エステルである請求項15に記載の組成 物。 19.前記ショック減感剤が、アミン誘導体である請求項15に記載の組成物 。 20.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高 エネルギー爆発性組成物であって、この組成物は約1〜2重量%のステアリン酸 成形剤及び統計的に有意なERL−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効に与え る量で存在するショック減感剤で被覆されたHMX結晶を含んでなる高エネルギ ー爆発性組成物。 21.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも21.29cmである請 求項20に記載の組成物。 22.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物、アニオン性脂肪族 化合物及びアニオン性芳香族化合物、脂肪酸エステル、並びにアミン誘導体から 選ばれる請求項20に記載の組成物。 23.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項22に 記載の組成物。 24.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物もしくはアニオン性芳 香族化合物である請求項22に記載の組成物。 25.前記ショック減感剤が、脂肪酸エステルである請求項22に記載の組成 物。 26.前記ショック減感剤が、アミン誘導体である請求項22に記載の組成物 。 27.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高 エネルギー爆発性組成物であって、この組成物は約39%TNT、60%RDX 、1%ワックス及びショック減感剤を含んでなり、前記ショック減感剤が統計的 に有意なERL−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効に与える量で存在する高 エネルギー爆発性組成物。 28.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも53.25cmである請 求項27に記載の組成物。 29.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物及びアニオン性芳香族 化合物、並びにアミン誘導体から選ばれる請求項27に記載の組成物。 30.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物もしくはアニオン性芳 香族化合物である請求項29に記載の組成物。 31.前記ショック減感剤が、アミン誘導体である請求項29に記載の組成物 。 32.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを特徴とする高 エネルギー爆発性組成物であって、約0.5重量%のポリイソブチレン、約1〜 2重量%のステアリン酸ナトリウム及び統計的に有意なERL−ブルーストン衝 撃感度値の増加を有効に与える量で存在するショック減感剤で被覆されたRDX 結晶を含んでなる高エネルギー爆発性組成物。 33.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも19.31cmである請 求項32に記載の組成物。 34.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物、アニオン性脂肪族 化合物及びアニオン性芳香族化合物、脂肪酸エステル、並びにアミン誘導体から 選ばれる請求項32に記載の組成物。 35.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項34に 記載の組成物。 36.前記ショック減感剤が、アニオン性脂肪族化合物もしくはアニオン性芳 香族化合物である請求項34に記載の組成物。 37.前記ショック減感剤が、脂肪酸エステルである請求項34に記載の組成 物。 38.前記ショック減感剤が、アミン誘導体である請求項34に記載の組成物 。 39.衝撃力による衝撃及び殉爆に対する感受性が小さいことを 特徴とする高エネルギー爆発性組成物であって、約8〜10重量%のポリイソブ チレン結合剤及び統計的に有意なERL−ブルーストン衝撃感度値の増加を有効 に与える量で存在するショック減感剤で被覆されたRDX結晶を含んでなる高エ ネルギー爆発性組成物。 40.ERL−ブルーストン衝撃感度値が少なくとも43.83cmである請 求項39に記載の組成物。 41.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物、アニオン性脂肪族 化合物及びアニオン性芳香族化合物、脂肪酸エステル、並びにアミン誘導体から 選ばれる請求項39に記載の組成物。 42.前記ショック減感剤が、第四級アンモニウム化合物である請求項41に 記載の組成物。
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