JP2000509186A - Fedおよびその他のカソードルミネセンスディスプレイのためのカラースクリーンの製造方法 - Google Patents

Fedおよびその他のカソードルミネセンスディスプレイのためのカラースクリーンの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 スクリーンの基板上への複数のエレクトロルミネセンス材料の析出を利用したカラーディスプレイスクリーンの形成に使用するための方法である。その方法は、順序不同のa)、b)およびc)の形成工程を具備する;a)第1の薬剤により選択的に除去可能な第1の物質にて覆われた第1の析出部のスクリーニングパターンを前記基板上に形成し、b)第2の薬剤により選択的に除去可能でかつ前記第1の薬剤によっては実質的に侵されない第2の物質にて覆われた第2の析出部のパターンを前記基板上に形成し、c)前記第1および第2の析出部のパターンを取り囲むマトリックスを前記基板上に形成する。方法は、その後にマトリックス内に第1の析出部を出現させるため、第1の薬剤による第1の物質の第1の除去を実行すること、および、その現れた第1の析出部内にて第1のエレクトロルミネセンス材料の第1の析出を実行することを含む。第1の除去および析出に続いて、マトリックス内に第2の析出部を出現させるために第2の薬剤によって第2の物質が除去されるとともに、その現れた第2の析出部内に第2のエレクトロルミネセンス材料が析出される。記述された方法を実施することにより、形成工程はエレクトロルミネセンス材料の析出工程から分離される。

Description

【発明の詳細な説明】 FEDおよびその他のカソードルミネセンスディスプレイのための カラースクリーンの製造方法発明の背景 本発明は、フィールド・エミッション・カソード・ディスプレイ(field emiss ion cathode displays、FEDs)、および赤光放射、青光放射、緑光放射蛍光素子 (以下、「赤」、「青」、および「緑」蛍光素子とする場合がある。)の所定の パターンを有するカラースクリーンを用いるタイプの他のカソードルミネセント (cathodoluminescent)カラーディスプレイの製造に有用な方法に関する。 図1は、本発明の教示にしたがって製造されたスクリーンを具体化したタイプ のFEDディスプレイ10を示すものである。このディスプレイ10は、ガラス フリットセメント16により結合されたガラス後部パネル14とガラス前部パネ ル12とを有する。電界放射配列18は、カラー蛍光スクリーン22を励起する コントロールグリッド20により促進される電子ビームを発生する多くの数のフ ィールドエミッター(field emmitters)を支持する。 このようなスクリーンの製造において、各パターンおよび他の二つのパターン に関連する各パターン内の赤、青および緑の蛍光素子は、極めて正確に配置され なければならない。 米国特許4,891,110号には、所定の赤、青および緑の蛍光パターンの 配列を電解析出(electrodeposition)により析出するための方法が記載されクレ ームされている。ここで用いる電解析出(エレクトロデポジッション(electrode position)もしくはエレクトロデポジッティング(electrodepositing))は、電気 泳動、もしくは基板と他の電極との間に作られた電界の誘導のもと、電気的に荷 電された基板の上に材料が析出される浴を用いた他の方法を示す。 「110」パテントの方法が概略記載されている図2A−7が引用されなけれ ばならないであろう。図2A−7において、基板「S」は導体「C」を支持して いる。 「110」パテントの方法は、赤、青、緑蛍光素子のパターンに相当する第1 、第2および第3の開口(openings)(OP1,OP2,OP3)のパターンが設 けられた電気的に絶縁されたブラックマトリックス(BM)(ある場合はブラッ クグリルもしくはブラックサラウンドとされる。)を形成すること含む(図2A )。そして、開口の第1および第3のパターンは、絶縁材料IN1で事実上塞が れる(図2B)。蛍光素子P2の第2のパターンは、下にある基板上のオープニ ングの第2のパターン内に電気泳動により析出される(図3)。開口の第1のパ ターンは、その後埋め込みが除去され(図4)、そして蛍光素子P1の第1のパ ターンは、開口の第1のパターン内に電気誘導により析出される(図5)。そし て、開口の第3のパターンの埋め込みが除去され(図6)、蛍光素子P3の第3 のパターンが、電解析出される(図7)。 電気的に絶縁なブラックマトリックスにおける開口の三つのパターンは、露光 されることによりフォトマスターのセットを用いて写真のようにして形成される 。上述した開口の第1および第3の埋め込みは、ブラックマトリックスにおける 開口の複合的なパターンを形成するために用いられるフォトマスターと共に内部 記録されたフォトマスターを用いて行なわれる。これは、プラグ(埋め込み、pl ug)が開口のパターンに正確に配置されることを保証する。動的な固定技術、も しくはこの分野において良く知られた他の技術は、記載された方法において用い られる種々のフォトマスターの内部記録を確定することに用いられる。 「110」パテントにおいて、スクリーニング技術が記載され、クレームされ ているが、ある蛍光体を電解析出する工程間で露光する工程が要求される。 特に、蛍光素子の上述した第2のパターンが、開口の第2のパターン中に電気 泳動的に析出された後、開口の第1のパターンが選択的に埋め込みを除去される 。これは、開口の第1および第3のパターンから埋め込みを除去し、そして開口 の第3のパターンを再度埋め込むことにより達成される。 写真露光工程による電解析出工程の中断は、数多くの問題を生じさせる。 最初のフォトリソグラフィによる埋め込み工程において、基板を運ぶために用 いられる取付具は、電解析出浴を通して基材を運ぶことができないので、第2の 埋め込み工程の部分を含む露光工程のために取り外されなければならず、そして 他の取付具を再度取付なければならない。 しかしながら、実際問題として、取付具および基材の取り外しや再取付を必要 とすることは、コストに影響する機械的な取付技術を用いて、高い解像度のFE Dスクリーンに関連する非常に高い公差を与える可能性を失う。埋め込み工程は 、光感受性の材料をスクリーン上にコーティングし、開口の第3のパターンに相 当する領域において材料に化学的な作用のある光にその材料を曝すことを含むも のである。現像の後、基板は開口の第1のパターンが開口され、開口の第3のパ ターンが埋められ、開口の第1のパターン内に蛍光素子のパターンの電解析出が なされる。 最終的に、プラグは開口の第3のパターンから剥離され、そして蛍光素子の第 3のパターンは開口の第3のパターン内に電解析出され、蛍光体析出工程が完了 する。 すなわち、「110」パテントの電解析出工程は、露光工程により中断される 。 繰り返すが、各蛍光体のパターンは、残りの二つの蛍光体パターンで正確に内 部に記録されていることが必須である。もし、機械的な記録の技術が、製造にお ける経済性から採用されるのであれば、記録された取付具は、全ての写真露光工 程を通じて基材に機械的に連結していなければならない。知られているように、 これは、取付具の接続を絶たないために必要であり、全ての露光工程を通じて基 材は、「110」パテントの方法を用いることを満足させることはできない。こ れは、よりコスト的に適当な記録方法が用いられるべきであることを意味する。 したがって、「110」パテントの方法は、実際的でない方法であり、そして 、電解析出の工程から露光工程を物理的に分離するものである。これらは、必要 な内部パターンの記録を行なうことを強い、電解析出と露光工程とを分離するこ とを不可能とし、生産コストを増加させることにつながる。本発明の目的 本発明は、FEDや、赤、青および緑蛍光素子の内部記録されたパターンを含 むタイプの他のカソードルミネセンスカラーディスプレイ装置を製造するために 有用な装置を提供することを目的とする。 本発明の他の目的は、赤、青、および緑の蛍光素子におけるパターンの配列を 電解析出する改良された方法で、そのようなスクリーンを製造することを提供す るものである。 本発明のさらに他の目的は、露光および現像工程のセットと、蛍光体を電解析 出する工程のセットとを含む蛍光素子における所定のパターンの配列を電解析出 する方法であって、写真露光および電解析出操作を分離させ、得られるスクリー ンの製造コストを驚異的に低減させることを可能とすることを特徴とする方法の 提供である。 そして、さらなる本発明の目的は、ブラックマトリクス材料として炭酸マンガ ンを用いた際、電気的な刺激による蛍光の放射の損失を結果として生じない方法 を提供することを目的とする。他の関連する技術 U.S.特許第3,314,871号 U.S.特許第3,360,450号 U.S.特許第3,475,169号 U.S.特許第3,554,889号 U.S.特許第3,632,339号 U.S.特許第3,681,222号 U.S.特許第3,681,223号 U.S.特許第3,904,502号 U.S.特許第3,914,634号 U.S.特許第4,070,596号 U.S.特許第4,130,472号 U.S.特許第4,617,094号 U.S.特許第5,466,358号 カナダ特許第964,713号 英国1,242,999号 CH-A-509,616 DE-A-3,012,993 FR-A-2,107,039 US-A-3,554,889 US-A-3,830,722 US-A-3,858,081 US-A-4341591 US-E-28360図面の説明 図1は、本発明の技術によって製造されるスクリーンを備える類のFEDディ スプレイを示す図である。 図2A〜図7は、米国特許第4,891,110号明細書に開示されたカラースクリー ンの製造方法を示す図である。 図8〜図15は、本発明によるカラースクリーンの製造方法の好ましい実施形 態を示す図である。 図16〜図25は、本発明による方法の別の実施形態を示す図であり、 図26〜図33は、本発明に係る原理の別の実施形態を示す図である。好ましい実施形態の説明 本発明は、フィールド エミッション カソード ディスプレイ等のエレクト ロルミネセント(EL)ディスプレイのカラースクリーンの製造に適用される。 特に、本発明はスクリーンを支持する基板上に、複数のEL物質を析出させる工 程を利用したカラーディスプレイの製造方法に関するものであり、スクリーンの 基板上への複数のエレクトロルミネセンス材料の析出を利用したカラーディスプ レイスクリーンの形成に使用するための方法であって、該方法は、順序不同のa )、b)およびc)の形成工程によって特徴付けられ、d)およびe)の工程に 伴われ: a)第1の薬剤により選択的に除去可能な第1の物質にて覆われた第1の析出部 のスクリーニングパターンを前記基板上に形成し、 b)第2の薬剤により選択的に除去可能でかつ前記第1の薬剤によっては実質的 に侵されない第2の物質にて覆われた第2の析出部のパターンを前記基板上に形 成し、 c)前記第1および第2の析出部のパターンを取り囲むマトリックスを前記基板 上に形成し、その後に、 d)前記マトリックス内に第1の析出部を出現させるため、前記第1の薬剤によ る前記第1の物質の第1の除去を実行するとともに、その現れた第1の析出部内 にて第1のエレクトロルミネセンス材料の第1の析出を実行し、 前記第1の除去および析出に続いて、 e)前記マトリックス内に第2の析出部を出現させるため、前記第2の薬剤によ る前記第2の物質の第2の除去を実行するとともに、その現れた第2の析出部内 に対する第2のエレクトロルミネセンス材料の第2の析出を実行し、 それにより、前記形成工程がエレクトロルミネセンス材料の析出工程から分離 されている。 本発明の方法によれば、EL物質を析出させる操作から形成のための操作を分 離することができる。 電解析出が特定の物質を析出させる好ましい方法として記述された、本発明の 方法の実施例についての以下の記載から、このような特定の物質を所定のパター ンに析出させるために伝統的なフォトリソグラフィー技術を用いることができる ことが明らかとなる。 ここで用いられている「エレクトロルミネッセント(EL)」の語句は、電気 的なエネルギーから光への直接的な転換を意味するものとする。 本発明の方法の好ましい実施形態におけるELディスプレイは、発光物質とし て蛍光物質を用いたカソードルミネッセントディスプレイである。好ましくは、 カタフォレシス(cathaphoresis)あるいは他の電解析出法によって、蛍光素子 の3つのパターンが析出される。本発明の方法の好ましい実施形態では、少なく とも蛍光素子の第1および第2の所定パターン、好ましくは蛍光素子の第1、第 2および第3の所定パターンが透明基板の導電性表面に配置されたカラースクリ ーンの製造に関する。図8〜15参照のこと。 工程は、電極Cが支持されており、電気絶縁層BMがその導電性表面に形成さ れた基板Sから開始される。その基板Sの導電性表面には、それぞれ基板を露出 させる第1、第2および第3の開口群OP1、OP2およびOP3が配置されて いる。第1、第2および第3の開口群は、それぞれ第1、第2および第3の蛍光 素子に対応している(図8)。 本発明の方法の好ましい実施形態では、フォトリソグラフィー技術を用いて、 第1の開口群OP1を、第1の剥離剤(薬剤)により除去可能な第1の電気絶縁 物質IN10によって塞ぐ(図9)。次に、第2の開口群OP2を、フォトリソ グラフィー技術を用いて、第2の剥離剤(薬剤)により除去可能な第2の電気絶 縁物質によって塞ぐ(図10)。 このように空間を塞いだ後、蛍光素子の第3のパターンが第3の開口群OP3 を介して基板上に析出される(図11)。次に、第2の電気絶縁物質IN11が 、第2の剥離剤によって第2の開口群OP2から除去される(図12)。次に、 蛍光素子の第2のパターンP2が第2の開口群OP2を介して基板上に析出され る(図13)。 次に、第1の電気絶縁物質IN10は、第1の剥離剤を用いて第1の開口群O P1から除去される(図14)。最後に、蛍光素子の第1のパターンP1が第1 の開口群を介して基板上に析出される(図15)。 また、第2絶縁材料IN11を除去する前に、第1絶縁材料IN10を除去し てもよい。更に、後述から明らかなように、閉塞工程の後またはその直後に、層 BMを析出させてもよい。 このように、本発明の方法の上述した実施形態においては、フォトリソグラフ ィー(露光工程を含む)を含む方法工程が、蛍光電解析出工程から分離独立して 行われることが理解される。 ここにおいて使用した用語「フォトリソグラフィー」または「フォトリソグラ フィック」は、感光材料の層が、この層に対して化学作用を有する放射線に曝さ れ、この層を現像して、パターンを形成するすべての方法を意味する。 本発明の方法は、蛍光素子を析出するための電解析出法を用いる。微少な蛍光 粒子を電解析出によって、より緻密なパターンに析出することができ、従来のス ラリー法よりも実用的であるため、電解析出法は、電界効果ダイオード(FED )等のための高解像度を有するスクリーンを製造する際に特に有益なものとして 見出された。 本発明の好ましい実施形態は、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第489 1110号に記載され、クレームされた方法の変形例である。本発明によるカラ ースクリーンの製造に使用される方法工程の数は、‘110特許に記載されたそ れと同一である。 本願の発明の背景において言及しているように、’110特許に記載された方 法は、ブラックマトリックスにおける開口群の閉塞と関連して、露光工程によっ て遮られた蛍光素子の3つのパターンを連続的に析出するための電解析出工程を 含むことを特徴としている。 以下に詳述するように、本発明は、露光工程を電解析出工程から分離独立して 行って、上述した利益をもたらすことを特徴とする。 図8乃至図15に再び言及するが、本発明の好ましい実施形態によれば、基板 の導電性表面C上に、基板を露出させる所定の開口群OP1、OP2、OP3の 第1、第2及び第3のパターンを有する層BMが形成される。層BMは、電気絶 縁性を有しているが、元来、導電性を有している場合には、その後、電気絶縁性 が付与される。本発明の方法をカソードルミネッセントカラースクリーンの製造 に適用する好ましい形態においては、基板Sは透明なガラスから構成される。本 発明においては、導電性ガラスの使用が考慮されているが、コストの理由から、 導電性を有する表面は、従来の非導電ガラス上に透明な導電性層Cを形成するこ とが望ましい。透明な導電性層Cは、インジウム錫酸化物または他の適切な材料 から構成されていてもよい。透明であれば、この層を、電解析出工程が完了した 後に除去する必要はない。 また、アルミニウムや光に対して透過性を有しない他の導電性材料を使用して もよい。透明でない材料を使用した場合には、最終的な電解析出工程の後に、こ れを除去する必要がある。アルミニウムを使用した場合には、周知のように、苛 性漂白剤を使用してこれを除去してもよい。 ’110特許に記載されているように、電気絶縁性を有する層は、ブラックマ トリックスまたはグリルとして作用するが、この目的のためであれば、炭酸マン ガン、酸化コバルト、または、適切な光吸収材料から構成されてもよい。 第1、第2及び第3の開口群を、’110特許に記載された方法、または、当 業界において周知の他の方法によって絶縁層に形成してもよい。 ’110特許には、第1、第2及び第3の開口群が、絶縁層から離れて配置さ れた露光フォトマスターにより、「偏向中心」印刷法("center of deflection" printing)を用いてフォトリソグラフィーにより形成されることが記載されてい るが、近接焼付け法(near contact printing)または密着焼付け法(contact p rinting)等の公知の技術が、高解像度を有するFEDスクリーンや他の高解像 度を有するカソードルミネッセントスクリーンにおける使用に、より適している 。また、絶縁材料が十分な光吸収性を有している場合には、(視野側から露光を 行う)従来の背面露光法(back exposure techniques)を適用してもよい。’1 10特許の教示によれば、赤、青及び緑の蛍光素子パターンの総数に対応する3 種類の開口群OP1、OP2、OP3を有する絶縁層BMが形成される。 蛍光電解析出工程の、露光工程による妨害を回避するために、本発明の好まし い実施形態に係る方法は、第1のグリル開口群を、第1除去剤を適用して除去す ることが可能な第1電気絶縁材料で閉塞し、そして、第2の開口群を、第2除去 剤を適用して除去することはできるが、第1除去剤によっては実質的に影響を受 けない第2電気絶縁材料で閉塞することを含んでいる。 このように選択的に除去する技術を用いれば、1つの開口群を閉塞しないこと により、基板を露出させて、蛍光素子のパターンを電解析出することが可能にな り、次いで、他の開口群を閉塞しないことによって、如何なる付加的な露光工程 を必要とすることなく、蛍光素子の2番目のパターンを電解析出することが可能 になる。 より詳しく言えば、第1の選択的に除去可能な絶縁材料として、ジアゾNo.4 で光増感されたPVA(ポリビニルアルコール)を用いて、’110特許に記載 されたフォトリソグラフィーで、第1開口群OP1を閉塞してもよい(図9)。 PVA/ジアゾの配合割合は、次の通りでよい:600g(グラム)のPVA タイプ523(エアープロダクト(Air Products))の10%溶液;900ml (ミリリットル)の脱イオン水;30g(グラム)のジアゾNo.4(フェアマ ウント(Fairmount))の10%溶液;20:1のPVA/ジアゾ濃度。ジアゾ 溶液のpHは、水酸化アンモニウムの2.5%溶液に対して7.0に調整される ことが望ましい。 第2開口群OP2は、例えば2クロム酸ナトリウム、2クロム酸カリウムまた は2クロム酸アンモニウムを有するPVA感光剤からなる第2電気絶縁材料IN 11を使用する「110特許」で説明されたように、フォトリソグラフィーによ って塞がれ、または埋め込まれる(図10)。PVA/2クロム酸アンモニウム としては、PVAタイプ523(エアー生産物)を600グラム含む10%溶液 、900mlの脱イオン水、2クロム酸アンモニウムを85.6グラム含む10 %溶液からなるものを使用した。PVA/2クロム酸塩とPVA/ジアゾNo. 4は、何れも電気絶縁性であり、蛍光体の断面汚染を電解析出ステップ中で生じ させない。 本発明による方法の全体的な説明に戻ると、第1開口群OP1は、PVA/ジ アゾNo.4の埋め込み物で塞ぐことができる。これは、PVA/ジアゾ材料を 有するスクリーンをコーティングし、そのスクリーンを乾燥し、そして第1露光 フォトマスターを通して露光することによって行われる。電気絶縁層BM中の第 1開口群OP1、第2開口群OP2および第3開口群OP3が所定の蛍光素子の パターンであることが必要なので、第1フォトマスターは、電気絶縁層中の第1 開口群OP1、第2開口群OP2および第3開口群OP3を所定の位置に形成す るためのフ ォトマスター手段である。 ネガレジストであるPVA/ジアゾを使用する好ましいプロセスとしては、第 1露光フォトマスターが、電気絶縁層内の第1開口群OP1に対応する光伝達面 のパターンを有し、これが蛍光素子の第1パターンに対応する。露光面は、開口 群の第1パターンに、PVA/ジアゾNo.4の埋め込む物を形成するために硬 化される(図9)。そのとき、基板は、例えば脱イオン水の最終洗浄を伴った水 道水で現像され、乾燥される。 第2開口群OP2を塞ぐために、基板Sは、上述のように2クロム酸塩を有す るPVA感光剤で被覆される。本発明の好ましい方法において、第1露光フォト マスターと共に所定の位置に設けられる第2露光フォトマスターは、電気絶縁層 内の第2開口群に対応する光伝達面のパターンを備えている。露光されたPVA /2クロム酸塩のコーティング面は、露光によって硬化し、第2開口群に埋め込 み物IN11を形成する(図10)。このとき、基板は、脱イオン水の最終洗浄 を伴った水道水で洗浄されて現像され、乾燥される。 こうしたことは、スクリーン製作プロセス中において著しく重要であり、全て の露光工程で行われている。特に、その後の電解析出工程が露光工程によって中 断されるという「110特許」の記述に対して、特に新しい試みであるといえる 。 この発明の方法の説明を続けると、先ず、基板Sには、三つの開口群を持つ電 気絶縁層が設けられている。第1開口群は、PVA/ジアゾ埋め込み物IN10 のパターンで塞がれ、第2開口群は、PVA/2クロム酸からなる埋め込み物I N11のパターンで塞がれる(図10)。第3開口群OP3は、基板S上の電気 伝導表面Cに接近するように設けられている。 「110特許」に記載された方法および他でよく知られた方法によれば、蛍光 素子P3(実施例で記載されている。)の三つのパターンは、第3開口群OP3 を通って基板の露出した電気伝導表面上に電解析出される(図11)。電解析出 工程は、乾燥後、予め決められた析出厚さが形成されるまで続き、さらに電解析 出するのを効果的に防止するため、丈夫な電気バリアーを形成するまで続く。こ の電解析出工程は、通常のように引き続き行うことができ、イソプロピルアルコ ールやメタノールですすがれ、基板が乾燥される。 次いで、蛍光体電解析出工程の準備として、電気絶縁層内の第2開口群からP VA/2クロム酸埋め込み物を除去することが必要である(図12)。これは、 PH7.0の10%過酸化水素水溶液を使用することによって容易に行うことが できる。水道水と脱イオン水ですすいだ後、蛍光素子P2の第2パターンは、第 2開口群OP2を通って基板の露出した電気伝導表面上に電解析出される(図1 3)。この電解析出工程は、通常のように引き続き行うことができ、イソプロピ ルアルコールやメタノールですすがれ、基板が乾燥される。 最初の蛍光体電解析出工程を開始するため、PVA/2クロム酸埋め込み物を 、電気絶縁層内の第1開口群から除去することが必要である(図14)。これは 、過ヨウ素酸ナトリウムの2%溶液や、33%以下の濃度の過ヨウ素酸カルシウ ム溶液や、他の好適な剥離薬剤の使用により行うことができる。水道水や脱イオ ン水で洗浄した後、第1開口群は、清浄化され、蛍光素子は基板上に析出される (図15)。 最後の電解析出工程は、通常のように引き続き行うことができ、イソプロピル アルコールやメタノールですすがれ、基板が乾燥される。 その後、通常の工程が、スクリーンの加工を終了させるのに用いられる。これ らの工程は、必要に応じてバインダーを塗布したり、薄膜を覆ったり、アルミナ イズしたりすること等を含めてもよい。 しかしながら、上述した好適な態様においては、PVA/2クロム酸とPVA /ジアゾNo.4は、選択的に剥離すことが可能な埋め込み材料として使用され 、他の埋め込み材料とそれに関連した剥離剤を組み合わせて用いてもよい。例え ば、ネガタイプのフォトレジストであるノーランドプロダクツによるNPR−6 を、一つの埋め込み材料として使用できる。NPR−6によるフォトレジスト埋 め込み材料は、水酸化ナトリウムの10%溶液の使用によって、容易に除去する ことができる。 FED、および、スクリーンのガードバンド領域に薄いフェースプレートおよ びフェースプレート保持構造を利用した他のディスプレイに本発明を適用する場 合には、例えば黒鉛(graphite)または炭酸マンガン(manganous carbonate) などの微粒子材料からなるブラックマトリクス(black matrix)を用いることは 望ましくない。なぜなら、微粒子材料は、基板上のフェースプレート保持構造の 周辺領域において、接着性が十分でなく、この結果、粒子のばらつきによって歩 留まりの低下を招くからである。一方、例えば、蒸発したブラッククロム(evap orated black chrome)のような好適な非微粒子または光吸収材料によってブラ ックマトリクスを形成することは可能である。 本発明による処理は、蛍光素子間の間質領域(interstitial areas)を電気的 に絶縁する必要があるため、ブラッククロムマトリクスを形成するために用いら れる絶縁フォトレジストが使用される。フォトレジストは、最終加熱工程(fina l bakeout operation)によって蛍光パターンを析出させた後に除去される。上 述した本発明による処理における他の点については、特に変更はない。 微粒子グリル(particulate grille)を使用しても差し支えないものに適用す る場合には、例えば炭酸マンガンなどの絶縁材料をコーティングすることによっ てグリルを形成することができる。カーボネートは、蛍光素子が最終的に残る領 域内に位置し、従来のフォトリソグラフィー処理によって設けられたPVA/二 クロム酸塩析出物(他のレジストが用いることも可能である)のパターン上に塗 布される。また、PVA析出物およびその上に重なっている絶縁材料を除去する ために、例えば過酸化水素(hydrogen peroxide)などの好適な剥離剤が用いら れる。これらを除去することにより、蛍光パターンに対応した開口が形成される 。 基本的に同様なリフトオフ(lift-off)処理は、蒸発した光吸収材料(evapor ated light-absorptive material)を炭酸マンガンの代わりに用いる場合に微粒 子の問題が生じる場所に用いることができる。 本発明の他の形態として、以下に述べるものがある。図16〜図25において 、2種類のPVA析出物IN20が析出および現像される(図16)。これらP VA析出物IN20は、例えば、二クロム酸ナトリウム(sodium dichromate) 、二クロム酸カリウム(potassium dichromate)または二クロム酸アンモニウム (ammonium dichromate)によって感光される。基板Sは、第2のフォトレジ スト材料IN22によってコーティングされる。この第2のフォトレジスト材料 IN22は、第2の剥離剤によって剥離することができる。しかしながら、この 剥離剤(例えば、過酸化水素:hydrogen peroxide)によって、PVA/二クロ ム酸塩析出物IN20の第1および第2のパターンは除去されない(図17)。 第2の材料IN22の露光および現像の後、基板上には、最終的に3種類の蛍光 素子のうち2種類の蛍光素子のパターンに対応する領域にPVA/二クロム酸塩 析出物IN20が設けられる。さらに、基板上には、第2の材料IN22―例え ばPVA/ジアゾNo.4―からなる析出物IN21の第3のパターンが設けら れる。これは、二クロム酸ナトリウムまたは二クロム酸カリウムを用いて剥離す ることができるが、過酸化水素を用いて剥離することはできない。 3種類のパターンが設けられた基板は、絶縁層BM(例えば、炭酸マンガン) によってコーティングされる(図18)。そして、過酸化水素溶液を用いること によって、PVA/二クロム酸塩析出物IN20のパターンのうちの2種類のパ ターンが剥離され、絶縁層BMが部分的に消失(ポップトスルー:popped throu gh)する(図19)。 上述したように、様々な形態によって本発明による方法は実行される。2種類 の剥離可能な材料を選択的に用いて2回の埋込工程(plugging operation)を行 い、続いて蛍光析出を行うよりも、例えばPVA/二クロム酸塩などからなる上 述した第1の材料IN20を用いて、1回の埋込工程を行い(図20)、続いて 蛍光電解析出工程(phosphor electrodeposition step、図21)を行う方が望 ましい。次に、上述した第2の材料IN22(PVA/ジアゾNo.4を剥離す るために二クロム酸ナトリウムまたは二クロム酸カリウムを塗布する)を除去す るために第2の剥離剤を塗布する工程においては、PVA/ジアゾNo.4の埋 込物を絶縁層BMの開口から除去するよりも、絶縁層BMの下に前工程で形成さ れたPVA/ジアゾ析出物IN21を過ヨウ素酸塩(periodate)によって除去 する方が望ましい。詳しく説明すると、フォトリソグラフィー析出技術を用い、 第1の絶縁材料IN20(PVA/二クロム酸塩)が開口OP1に埋め込まれ( 図20)、続いて、蛍光素子P2が開口部OP2を介して基板S上に電解析出さ れる(図2 1)。 次に、PVA/二クロム酸塩の析出物IN20が過酸化水素によって剥離され (図22)、これによって形成された開口部OP1を介して、蛍光素子P1が基 板S上に析出される(図23)。 さらに、選択的に用いられている剥離可能な第2の材料IN21(ここでは、 PVA/ジアゾNo.4)が、例えば過ヨウ素酸塩によって剥離され、第3の開 口群OP3が形成される(図24)。 最後に、第3の蛍光素子P3が開口OP3を介して基板S上に析出される(図 25)。 このように、この方法と、この方法を述べる前に述べた方法は、絶縁層内の開 口部から析出物を除去するか、または、絶縁層下のPVA/ジアゾ析出物を除去 するかの違いがあるものの、結果的には同一である。 なお、直前に述べた方法に代えて、感光したレジストの析出物の周囲の間質領 域における導電層C上に、絶縁材料を電解析出してもよい。 また、本発明によって示される他の方法によれば(図26ないし図33)、埋 込処理としてこれまで述べてきたすべての処理を行わず、絶縁層を塗布する前に 、各蛍光パターンに対応するように3つに分離した剥離可能な析出物のパターン を基板上にフォトリソグラフィー技術を用いて設けてもよい。例えば、第1の析 出物のパターンIN30をPVA/ジアゾNo.4によって、第2の析出物のパ ターンIN31をPVA/二クロム酸塩によって構成することができる。また、 選択的に剥離可能な第3の析出物のパターンIN32をNPR−6、および、過 酸化水素の10%溶液によって剥離することが可能なネガティブフォトレジスト によって構成することができる(図26)。 個別に剥離可能な析出物のパターンのフォトリソグラフィーによる析出の後、 基板Sを電気絶縁性の物質BM(図27)によりコートし、若しくは導電性物質 (グラファイトなど)によりコートし、次にそれを絶縁体によりコートする。こ の最後に記載した本発明の方法の実行において、電解析出手法の使用により、選 択的に剥離可能な析出物の3つのパターンIN30、IN31,IN32の上に 、 又は析出物の3つのパターンの周りに絶縁層(又は、後に絶縁性となる電気的導 電層)を適用した後、フォトリソグラフィー処理が完了する。その後、更なる露 光工程を行うことなく蛍光素子の3つのパターンの電解析出を実行する。 詳細には、選択的に剥離可能な析出物(好適な方法では、これはPVA/二ク ロム酸塩のパターンである)の第2のパターンIN31を過酸化水素により剥離 して、絶縁層BM中に第2の開口群OP2を形成する(図28)。洗浄及び乾燥 の後、蛍光素子P2の第2のパターンを、層BM内の第2の開口群OP2を通じ て電気的に導電性の基板面C上に電解析出させる(図29)。 BM層から析出物の第1のパターンIN30を剥離することにより、層内に第 1の開口群OP1を形成する(図30)。この例では、PVA/ジアゾ析出物I N30を過酸化水素溶液で剥離する。洗浄及び乾燥の後、蛍光素子P1の第1の パターンを、第1の開口群OP1を通じて基板Sの電気的に導電性の面上に電解 析出する(図31)。 析出物IN32の最後のセット(記載された好適な実施形態におけるNPR6 )を(水酸化ナトリウムにより)剥離することにより、積層した絶縁層BMに第 3かつ最後の開口群OP3を形成する(図32)。最後に、絶縁層BMを通じて 蛍光素子P3の第3のパターンを基板Sの電気的に導電性の面上に電解析出する (図33)。ブラックマトリクス又はグリルとしてのグラファイト層の使用が先 に示唆されてきた。導電体であれば、グラファイト層を非導電性にしなければな らない。これは、あらゆる活性蛍光素子の電解析出の前に、硫化亜鉛、ケイ酸亜 鉛又は不活性イットリウムトリオキサイド、若しくは他の適当な電解析出白体色 (white body color)物質などの白体色無発光蛍光性物質を電解析出することに より達成できる。電解析出される物質は電気的に絶縁性であるので、活性蛍光素 子のパターンの電解析出中に電気的なバリアとして機能するであろう。 上述した本発明の多くの方法例は、適用において絶縁層としての炭酸マンガン の使用を示唆し、そこで蛍光性析出物のパターンの周りの格子間(interstitial )領域内にブラックマトリクス又はブラックサラウンドを有することが望まれる 。 また、利用可能な、選択的に剥離可能な光増感フォトレジスト物質の一つはN PR−6フォトレジストであることが示唆された。更に、NPR−6フォトレジ ストと共に使用可能な剥離剤は水酸化ナトリウムであることが示唆された。水酸 化ナトリウムの使用の他の適用は、導電性層として使用された場合のアルミニウ ムを除去することである。 しかし、NPR−6の剥離又はアルミニウム導電性層の除去における水酸化ナ トリウムの使用の応用において、炭酸マンガンの存在は水酸化ナトリウムと炭酸 マンガンとの間の有害な反応のための条件を確立する。これらの物質間の反応の 副産物は、マンガン酸水酸化物(manganous oxyhydroxide)である。マンガン酸水 酸化物は蛍光性析出物のパターンを侵し、光吸収性である場合、電子の衝撃によ り励起された時に蛍光性析出物からの減少した光出力を生じさせる。 この潜在的な問題の一つの解決法は、炭酸マンガンを焼いて水酸化ナトリウム と反応しない酸化物の形態の化合物にすることである。しかし、焼き処理につい ての要求事項はスクリーニング処理の費用を増加させる。 水酸化ナトリウムの適用時に還元剤を使用すれば、マンガン酸水酸化物の生成 を抑制することが分かっている。こうして、炭酸マンガンを酸化させるための焼 き処理の必要性が排除される。 好適な還元剤は、水酸化ナトリウム溶液と化合したナトリウム・ハイドロサル ファイト(sodium hydrosulfite)の0.02%溶液であり、好ましくはAmw ayからのものである。 ここに記載され、請求の範囲に記載された発明の真の精神及び視野から逸脱す ることなく、本発明によるプロセス及び記載された工程の順において他の変更が 可能であることが理解され、本発明のプロセスの記載は、限定的ではなく、例示 的であると解釈すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. スクリーンの基板上への複数のエレクトロルミネセンス材料の析出を利用 したカラーディスプレイスクリーンの形成に使用するための方法であって、該方 法は、順序不同のa)、b)およびc)の形成工程によって特徴付けられ、d) およびe)の工程に伴われ: a)第1の薬剤により選択的に除去可能な第1の物質にて覆われた第1の析出部 のスクリーニングパターンを前記基板上に形成し、 b)第2の薬剤により選択的に除去可能でかつ前記第1の薬剤によっては実質的 に侵されない第2の物質にて覆われた第2の析出部のパターンを前記基板上に形 成し、 c)前記第1および第2の析出部のパターンを取り囲むマトリックスを前記基板 上に形成し、その後に、 d)前記マトリックス内に第1の析出部を出現させるため、前記第1の薬剤によ る前記第1の物質の第1の除去を実行するとともに、その現れた第1の析出部内 にて第1のエレクトロルミネセンス材料の第1の析出を実行し、 前記第1の除去および析出に続いて、 e)前記マトリックス内に第2の析出部を出現させるため、前記第2の薬剤によ る前記第2の物質の第2の除去を実行するとともに、その現れた第2の析出部内 に対する第2のエレクトロルミネセンス材料の第2の析出を実行し、 それにより、前記形成工程がエレクトロルミネセンス材料の析出工程から分離 されている。 2. 前記マトリックスが炭酸マンガンを含んでいることを特徴とする請求項1 の方法。 3. 前記薬剤の一つが水酸化ナトリウムを含み、前記炭酸マンガンを酸化させ るために前記スクリーンが焼成されることを特徴とする請求項2の方法。 4. 前記薬剤の一つが水酸化ナトリウムを含み、前記水酸化ナトリウムの効果 を緩和 して前記エレクトロルミネセンス材料が刺激されたときの光出力を減じるため、 前記水酸化ナトリウムに対してハイドロサルファイトが溶解されていることを特 徴とする請求項2の方法。 5. 前記物質の一つが二クロム酸アンモニウム、二クロム酸ナトリウムまたは 二クロム酸カリウムによって感光性を付与されたポリビニルアルコールを含み、 それに関連付けられた除去用の前記薬剤が過酸化水素を含んでいることを特徴と する請求項1の方法。 6. 前記物質の一つが、ホルムアルデヒドを含む4−(フェニルアミノ)−ベ ンゼンジアゾニウムポリマーまたは塩化亜鉛によって感光性を付与されたポリビ ニルアルコールを含み、それに関連付けられた除去用の前記薬剤が過ヨウ素酸ナ トリウムまたは過ヨウ素酸カリウムを含んでいることを特徴とする請求項1の方 法。 7. 前記物質の一つが、13%のアイシングラス、27%の二クロム酸アンモ ニウム、および85%の水から構成されたフォトレジストであり、それに関連付 けられた除去用の薬剤が水酸化ナトリウムを含んでいることを特徴とする請求項 1の方法。 8. 前記水酸化ナトリウムの効果を緩和して前記エレクトロルミネセンス材料 が刺激されたときの光出力を減じるため、前記水酸化ナトリウムに対してハイド ロサルファイトが溶解されていることを特徴とする請求項7の方法。 9. 前記基板がその上に配置される導電層を有していることを特徴とする請求 項1の方法。 10. 前記形成工程が前記導電層上で生じることを特徴とする請求項9の方法 。 11. 前記マトリックスが絶縁性であることを特徴とする請求項9の方法。 12. 前記析出が電解析出を含むことを特徴とする請求項1の方法。 13. スクリーンの基板の導電層上への複数の蛍光材料の電解析出を利用した カラーディスプレイスクリーンの形成に使用するための方法であって、該方法は a)、b)、c)およびd)の形成および電解析出工程に特徴付けられ、e)お よびf)の工程に伴われ: a)第1、第2および第3の蛍光体析出部のパターンを取り囲むマトリックスを 前記導電層上に形成し、 b)第1の薬剤により選択的に除去可能な第1の物質を、前記第1の前記蛍光体 析出部のスクリーニングパターン上の前記導電層上に写真製版的に形成し、 c)第2の薬剤により選択的に除去可能でかつ前記第1の薬剤によっては実質的 に侵されない第2の物質を、前記第2の蛍光体析出部のスクリーニングパターン 上の前記導電層上に写真製版的に形成し、 d)前記第3の蛍光体析出部のパターン上の前記導電層上に第1の蛍光材料を電 解析出し、 e)前記マトリクス内に前記第1および第2の析出部のいずれか一方を出現させ るため、関連付けられた前記第1および第2の薬剤のいずれか一方による前記第 1および第2の物質のいずれか一方についての第1の除去を実行するとともに、 その出現した析出部内で第2の蛍光材料についての第1の電解析出を実行し、 f)前記マトリクス内に前記第1および第2の析出部のいずれか他方を出現させ るため、前記第1および第2の薬剤のいずれか他方にて前記第1および第2の物 質のいずれか他方を除去するとともに、出現した前記他方の析出部内にて第3の 蛍光材料を電解析出し、それにより前記写真製版的な形成工程が前記蛍光材料の 析出工程に対して分離されている。 14. 前記絶縁性のマトリックスが炭酸マンガンを含んでいることを特徴とす る請求項13の方法。 15. 前記薬剤の一つが水酸化ナトリウムを含み、前記炭酸マンガンを酸化す るために前記スクリーンが焼成されることを特徴とする請求項14の方法。 16. 前記薬剤の一つが水酸化ナトリウムの溶液を含み、前記水酸化ナトリウ ムの効果を緩和して前記蛍光材料が刺激されたときの光出力を減じるため、ハイ ドロサルファイトが前記溶液に含まれていることを特徴とする請求項14の方法。 17. 前記第2の物質は前記物質の一つが二クロム酸アンモニウム、二クロム 酸ナトリウムまたは二クロム酸カリウムによって感光性を付与されたポリビニル アルコールを含み、それに関連付けられた除去用の前記薬剤が過酸化水素を含ん でいることを特徴とする請求項13の方法。 18. 前記第1の物質が、ホルムアルデヒドを含む4(フェニルアミノ)ベン ゼンジアゾニウムポリマーまたは塩化亜鉛によって感光性を付与されたポリビニ ルアルコールを含み、それに関連付けられた除去用の前記薬剤が過ヨウ素酸ナト リウムまたは過ヨウ素酸カリウムを含んでいることを特徴とする請求項13の方 法。 19. 前記第3の物質が、13%のアイシングラス、2%の二クロム酸アンモ ニウム、および85%の水から構成されたフォトレジストであり、それに関連付 けられた除去用の薬剤が水酸化ナトリウムの溶液を含んでいることを特徴とする 請求項13の方法。 20. 前記マトリックスが炭酸マンガンを含み、前記水酸化ナトリウムの効果 を緩和して前記蛍光材料が刺激されたときの光出力を減じるため、ハイドロサル ファイトが前記溶液に含まれていることを特徴とする請求項19の方法。 21. 前記マトリックスが成形された段階で電気的に絶縁であり、かつ光吸収 能を有していることを特徴とする請求項13の方法。 22. 前記マトリクスには電気的導電性および光吸収能が付与され、前記第1 の蛍光材料の電解析出に先立って電気的絶縁層にて覆われることを特徴とする請 求項13の方法。 23. 前記マトリクスが蒸着工程によって形成されることを特徴とする請求項 13の方法。
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