JP2000509177A - 多相分解と部分列を非線形にフィルタ処理する櫛型フィルタを備える電子式物品監視システム装置 - Google Patents

多相分解と部分列を非線形にフィルタ処理する櫛型フィルタを備える電子式物品監視システム装置

Info

Publication number
JP2000509177A
JP2000509177A JP9538184A JP53818497A JP2000509177A JP 2000509177 A JP2000509177 A JP 2000509177A JP 9538184 A JP9538184 A JP 9538184A JP 53818497 A JP53818497 A JP 53818497A JP 2000509177 A JP2000509177 A JP 2000509177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subsequences
digital
signal
filtering
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9538184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000509177A5 (ja
JP3878218B2 (ja
Inventor
フレドリック、トーマス・ジェイ
ベッティン、デイル・アール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sensormatic Electronics Corp
Original Assignee
Sensormatic Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sensormatic Electronics Corp filed Critical Sensormatic Electronics Corp
Publication of JP2000509177A publication Critical patent/JP2000509177A/ja
Publication of JP2000509177A5 publication Critical patent/JP2000509177A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3878218B2 publication Critical patent/JP3878218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2488Timing issues, e.g. synchronising measures to avoid signal collision, with multiple emitters or a single emitter and receiver
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2468Antenna in system and the related signal processing
    • G08B13/2471Antenna signal processing by receiver or emitter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 電子式物品監視システム装置(100)で受信(124)した信号(120)に非線形櫛形フィルタ処理を施して干渉(混信)を除去する。非線形櫛形フィルタ処理は、入力デジタル信号(128)を多相分解し、結果として生じる部分列を非線形フィルタ処理し、次にその非線形フィルタ処理された部分列を合成(130)することによって与えられる。中間数フィルタを部分列フィルタ処理機能として使用することができる。非線形櫛形フィルタを非線形櫛形フィルタの下流に設けて(130)更に干渉を減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 多相分解と部分列を非線形にフィルタ処理する櫛型フィルタを備える電子式物 品監視システム装置 発明の分野 本発明は電子式物品監視(EAS)に関し、特に、EASシステムで受信した信号の フィルタ処理に関する。 発明の背景 小売店において商品が盗まれることを防止するために電子式物品監視システム を備えることは十分に知られている。典型的なシステムにおいて、ストア出口に 設けられた電磁場に対して作用するよう意図されたマーカーが販売品に固定され る。マーカーが場あるいは「呼掛け信号ゾーン」内に持ち込まれると、マーカー の存在が検出されアラームが発生される。他方、レジにおいて商品に対する適切 な支払いがなされた場合、マーカーは販売品から除去され、あるいはマーカーを 販売品に取り付けたまま非作動処理を実施してマーカーがもう呼掛け信号ゾーン において検出されないようにマーカーの特性は変えられる。 広く使用されているEASシステムの1つのタイプでは、呼掛け信号ゾーンに設 けた電磁場は選択された周波数で交番し、検出されるマーカーは場を通過する際 に選択された周波数の調波摂動を引き起こす磁性材料を含む。検出装置が呼掛け 信号ゾーンに備えられ、この探知装置はマーカーによって作り出された特有の調 波周波数を認識するために調整される。このような周波数が存在するなら、検出 システムはアラームを始動させる。このタイプのEASシステムは、例えば、Humph reyに付与され、本願に相当する米国出願と共に本出願人に譲渡された米国特許 第4,660,025号に開示されている。 EASシステムは、実質的な干渉電磁気信号が存在する位置にしばしば配置され る。建物電力システムによって発生される通常の60Hzの放射及び調波のほかに 、他の干渉(混信)信号が電子式キャッシュ・レジスター、売り場端末、建物防 護システムなどから放射される可能性が高い。干渉信号が存在すると、EASシス テ ムを満足する方法で作動させることが困難になる。 EASシステムの感度をその設定範囲内において強くしたり弱くしたり調整する ことは広く知られている。システムの感度を比較的高く調整すると、EASマーカ ーが呼掛け信号ゾーンを通過しているにもかかわらず、それを認識できない可能 性は減少するが、しかし感受率が高くなって誤警報を発生させるという犠牲面も 備えることになる。逆にシステムの検出感度を下げたなら、誤警報の発生は減少 するが、マーカーが発見されずに呼掛け信号ゾーンを通過する可能性は増える。 従って、EASシステムの調整は、検出マーカーに関する信頼性能(時々「ピック レート(選択感度)」と呼ばれる)と、誤警報を発する感受率の間での調整をしば しば行うことが必要である。干渉信号の存在は、誤警報を発するような受け入れ 難い感受率を受けることなく十分に高い選択感度を得ることを難しくする傾向が ある。 この問題を克服するために、検出装置によって信号を受け取った際に、マーカ ーが呼掛け信号ゾーンに存在するかどうかを決定するための信号処理の前に、信 号を調整、あるいは信号をフィルタ処理(ろ波)することが知られている。信号 調整に関して考えられる1つのアプローチは、櫛形帯域フィルタである。櫛形帯 域フィルタはマーカーによって発生した調波信号を通過させ、異なる調波周波数 間のノイズスペクトルを弱めることを意図する。 図1は、信号調整とマーカーによる検出がデジタル信号処理手段によって実行 されるEASシステムを形成するハードウェアのブロック線図である。参照数字1 00はEASシステムを示す。システム100は、呼掛け信号116を呼掛け信号 ゾーン117内に放射する送信アンテナ114を駆動する信号発生回路112を 含む。EASマーカー118は呼掛け信号ゾーン117に存在し、そして呼掛け信 号116に応答して標識信号120を放射する。標識信号120は、受信アンテ ナ122において、呼掛け信号116と、呼掛け信号ゾーン117に時折存在す る種々のノイズ信号とともに受信される。アンテナ122において受信された信 号は受信回路124へ送られ、ここから前記受信信号は信号調整回路126へ送 られる。信号調整回路126は、受け取った信号に対してアナログフィルタ処理 といったアナログ信号調整を行う。例えば、信号調整回路126は、呼掛け信 号116、電力線放射及びその低調波を取り去るためにおよそ600Hzの遮断周 波数をもって高パスフィルタ処理を行うことができる。信号調整回路はまた、例 えば、8kHz以上の信号(これは、対象の調波信号を含む帯域を越えている)を 減衰させる低パスフィルタを含むことができる。 信号調整回路126から送られてくる調整された信号出力は次にA/D(アナ ログ-ディジタル)コンバータ128に送られ、コンバータは調整された信号を デジタル信号サンプルの数列から構成されるデジタル信号に変える。このデジタ ル信号はデジタル信号処理(DSP)デバイス130に入力信号として送られる 。 DSPデバイス130は、さらなる信号調整を行いかつ標識信号120の存在を 検出するために、上記入力デジタル信号を処理する。このような処理により、DS Pデバイス130はマーカー118が呼掛け信号ゾーンに存在しているようであ るかどうか決定し、そしてもしそうなら、デバイス130は標識デバイス133 に検出信号132を出力する。標識デバイス133は、例えば、目に見える、そ して/あるいは聞こえるアラームを発生させることによって、あるいは他の適切 な動作を始めることによって検出信号132に応答する。 DSPデバイス130によって与えられる櫛形バンドパスフィルタ処理機能は、 図2において実線134で示す周波数応答特性を有する。実線134で示す周波 数応答特性は、もし動作周波数Fo(すなわち、呼掛け信号116の周波数)が7 3.125Hz、即ち、調波EASシステムにおいて一般に使われる動作周波数である なら、適当である。櫛形フィルタ処理機能の通過帯域は動作周波数Foの整数倍、 すなわち73.125Hz、146.250Hz、219.375Hz等に相当する。実 線134によって表される周波数応答特性は、動作周波数Foの整数倍である送信 機周波数間の周波数スペクトルにわたって意昧がある減衰を与えることがわかる 。従って、マーカー検出処理が行われる前に、この周波数応答特性を有する櫛形 フィルタ処理を行うことによって優れた干渉信号減衰が得られる。 図3は望ましいフィルタ処理櫛形バンドパスを実行するためDSPデバイス13 0内で実行される処理を機能ブロック形式により図示する。図3に示すように、 入力デジタル信号の数列x[n]はブロック136においてM個の平行するサン プルストリームとして形成される。M個の部分列のそれぞれに対して、ブロ ック138に示すように、次に低パスフィルタ処理がなされる。典型的に部分列 フィルタは無限の衝撃応答フィルタとして実装されている。ブロック138にお ける低パスフィルタ処理後に、平行した部分列はブロック140において入力信 号x[n]と同じサンプリングレートを有する出力信号y[n]数列に合成され る。部分列Mの数は、サンプリングレートFsをA/Dコンバータの作動周波数Foで 割ること(すなわち、M=Fs÷Fo)により得られる。従来の調波EASシステムに おいて、サンプリングレートFsは18.72kHzであり、故に動作周波数Fo=73 .125Hzのとき、部分列Mの数は256である。 図3に示す櫛形フィルタ処理は多重レートフィルタと呼ばれ、入力信号からの 部分列の形成は多相分解として知られている。 帯域フィルタが図3に示すように多重レートアーキテクチャをもって実行され 、かつ、EASシステムにおける調波信号に相当する通過帯域をもって実行される 櫛形バンドパスフィルタは、通過帯域間に進入する干渉(混信)に関して重要な 利点を与える。しかしながら、同時係属の特許出願(1995年11月14日に 出願され、本願発明者と発明者が同じである米国出願08/557,628)で 指摘したように、衝動ノイズ、あるいは広周波数域のノイズが呼掛け信号ゾーン に存在するならば、図3に示す櫛形フィルタは「音を出す(鳴る)」ことによって このようなノイズに反応し、それによって呼掛け信号サイクルに同期して作り出 される信号列を生成しマーカーによって生じた調波摂動をまねる。このような信 号列は、実際マーカーが存在していないときに、マーカー検出処理の間のマーカ ー信号と間違えられやすい。 櫛形バンドパスのこの欠点を克服するために、前述の米国特許出願08/55 7,628において、図4に関して以下に説明する実施が提案された。 米国特許出願08/557,628に開示されるこの実施よれば、入力デジタ ル信号x[n]は、図2の実線134によって示す周波数応答を有する櫛形フィ ルタ処理ブロック150と、図2の破線155で示す周波数応答を有する「アン チ櫛形」フィルタ処理ブロック154の両方に対して入力として送られる。この「 アンチ櫛形」フィルタ処理機能154は、櫛形フィルタ処理機能150と同様に 、櫛形帯域フィルタであるが、「アンチ櫛形」の通過帯域は櫛形フィルタ150の 通 過帯域の間の中間に置かれる。 櫛形フィルタ処理機能150から出力された信号の数列y[n]は、ブロック 152においてマーカー検出処理を受ける。出力信号数列y[n]が呼掛け信号 ゾーン117で標識信号120の存在を示しているとブロック152において決 定されるならば、ブロック152は次に前述の検出信号132を発生させる。出 力数列y[n]はまた自乗機能156に送られ、その出力はブロック160にお いて低パスフィルタ処理がなされ、その結果のフィルタ処理された信号は比較ブ ロック164に最初の入力として送られる。ブロック154において入力信号の 「アンチ櫛形」フィルタ処理の結果として生じた出力数列y'[n]はまた自乗 され(ブロック158)、低パスフィルタ処理され(ブロック162)、そして比較 ブロック164に第2入力として送られる。比較ブロックはそれぞれ「櫛形」と 「アンチ櫛形」のチャネルから受け取った2つの入力を比較し、そして、入力が 実質的に同じであるとき、ブロック152におけるマーカー検出処理を禁止する ように作動する。 図4の「アンチ櫛形」処理チャンネルは衝動ノイズ又は広周波数域ノイズに応 答して誤警報を妨ぐ役目をする。なぜなら櫛形及びアンチ櫛形のフィルタ処理機 能は、本質的に同じエネルギレベルでもってそれぞれの出力y[n]とy'[n ]においてベルを鳴らすことによりそういったノイズに応答する。従って、衝撃 雑音又は広周波数域ノイズを受け取ったとき、比較ブロックへ送られた2つの入 力はほぼ等しく、マーカー検出処理は禁止される。 他方、標識信号が受信されたなら、信号エネルギーの大部分は櫛形フィルタ処 理機能150を通るが、アンチ櫛形フィルタ機能154の阻止帯によってふさが れる。その結果として、櫛形チャネルから比較ブロック164への入力はアンチ 櫛形のチャネル入力よりずっと高く、マーカー検出処理は禁止されない。 信号調整櫛形フィルタ処理を行うことよって引き起こされるかもしれない誤警 報を防ぐためにアンチ櫛形衝撃雑音検出チャネルを設けることは従来のEASに対 する前進である。なぜなら、特にそれにより、甚だしくシステムの誤警報を多発 さないで急な遷移周波数帯を有する櫛形フィルタを使うようになるからである。 しかしながら、アンチ櫛形チャンネルを設けることは、必ずしも衝動ノイズや広 周波数域ノイズ問題に対する理想的な解決策ではない。例えば、衝撃雑音が比較 的しばしば起こる環境において、アンチ櫛形チャネルはマーカー検出処理をしば しばかつ/または長い時間に渡って禁止する可能性があり、それによって好まし くない「選択感度」の低下を及ぼす。さらに、櫛形フィルタ処理は、必ずしも非 ガウス雑音に対して望まれるようには堅固なものではなく、上述の櫛形フィルタ 処理を行うものよりも速い応答時間で処理するフィルタを備えることが望ましい 。 発明の目的及び概要 従って本発明の目的は、呼掛け信号ゾーンにおいて受信した信号をフィルタ処 理して干渉を抑制する電子式物品監視システムを提供することにある。 本発明の別の目的は、実質的に誤警報を与えるような感受率とならないような 櫛形フィルタ処理を用いた電子式物品監視システムを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、櫛形フィルタ処理を用い、かつ、標識信号検出が実 質的に低減されることなく、誤警報を発する感受率が低減される電子式物品監視 システムを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、周知の櫛形フィルタ処理技術より速い応答時間で処 理する櫛形フィルタを使用する電子式物品監視システムを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、非ガウス分布干渉に対して堅固な櫛形フィルタ処理 機能を使用する電子式物品監視システムを提供することにある。 本発明の1つの現示によれば、呼掛け信号ゾーンで所定の周波数Foで交番する 呼掛け信号シグナルを生成し放射する回路、呼掛け信号ゾーンに存在する信号を 受信するアンテナ、該アンテナによって受信した信号を代表するアナログ信号を 受信してデジタルサンプルの数列に変換するアナログ-ディジタル変換器及びデ ジタルサンプルの数列を処理してそれらから干渉を除去するデジタル信号処理回 路であって、デジタルサンプルの数列からM個の部分列を構成することによって デジタルサンプル数列を処理し、Mは1より大きい正の整数であり、M個の各部 分列にそれぞれの非線形デジタルフィルタ処理機能を適用し、M個のフィルタ処 理された部分列を結合してデジタルサンプルの処理された数列を形成するデジタ ル信号処理回路を含む電子式物品監視システムが提供される。 さらに本発明のこの現示によれば、M個の部分列に適用された非線形フィルタ 処理機能は、一般性の高い順にリストアップされたフィルタ機能分類、即ち順列 フィルタ、積重ねフィルタ、順序統計量(order-statistic)フィルタといった フィルタ機能分類に入るものとすることができる。例えば、M個の部分列に適用 する非線形フィルタ処理は、中間数フィルタ処理機能を使用することによって実 施することができ、中間数フィルタは上述の3つのフィルタ分類のそれぞれに含 まれることに注意されたい。 M部分列に適用した非線形フィルタ処理機能は線形及び非線形フィルタ処理機 能のハイブリッド(両方を含んでいる)であり得ることにも注目されたい。例え ば、それぞれの部分列に関して、中間数フィルタ処理機能は、部分列に適用した 複数の有限衝撃応答線形フィルタ処理機能の出力に適用しうる。 本発明の特定の実施形態において、部分列の数(M)は、A/Dコンバータのサ ンプリングレートをシステム動作周波数Foで割って得た商である。例えば、73 .125Hzの作動周波数で交番するシステムにおいてサンプリングレートが18. 72kHzの場合、部分列Mの数は256である。 部分列が非線形にフィルタ処理されるという上に要約した櫛形フィルタ処理技 術は、多重レート非線形櫛形フィルタの出力が従来の櫛形帯域フィルタに対する 入力として与えられるように、事前フィルタとして使用されることに注目された い。特に、非線形櫛形フィルタが櫛形フィルタの上流で使われる場合、櫛形フィ ルタから出力されるデジタルサンプルの処理された数列は再びM個の部分列に分 かれて形成され、それぞれの線形低パスフィルタ処理機能が非線形櫛形フィルタ 出力から形成したM個の各部分列に適用される。最終的に、線形フィルタ処理さ れてできた部分列は結合されて2回処理されたデジタルサンプル数列を形成する 。 多重レート櫛形フィルタが多相分解によって引き起こされた部分列の非線形フ ィルタ処理によって実行されるという上に要約された実施は、実質的に衝撃雑音 に反応せず非ガウス雑音の分布を巧みに処理する比較的速い櫛形帯域フィルタを 与えることを可能にする。結果として、信頼できるマーカー検出と、誤警報を与 えるような感受率の減少という全体的に機能が改良されたEASシステムを供給す ることができた。 本発明の前述その他の目的、特徴及び利点は、次の望ましい実施形態の詳細な 説明及び添付図面から理解されるであろう。実施形態の詳細な説明及び添付図面 において全体を通して同様の参照数字を同様の要素に対して用いている。 図面の説明 図1は、本発明を応用した電子式物品監視システムを形成するハードウェアコ ンポーネントのブロック線図である。 図2は、本願と同じ発明者の別の特許出願で記述された第1及び第2櫛形フィ ルタ処理のそれぞれの周波数応答特性を示すグラフである。 図3は、櫛形フィルタ処理機能のデジタル多重レート実装機能を示す図である 。 図4は、上述の別の特許出願の開示技術に従い遂行される信号処理を示すブロ ック線図である。 図5は、図1の装置の一部であるDSPデバイスにおいて本発明に従い実行され る信号処理を示す機能ブロック線図である。 図6は、本発明により供給される非線形櫛形フィルタ処理機能を示す機能ブロ ック線図である。 図7は、本発明の一つの現示に従い、図6に示す多相分解処理によって形成さ れたデジタルサンプルの部分列に応用された中間数フィルタ処理機能を示す機能 ブロック線図である。 図8A-8Cはそれぞれ、図6の非線形多重レートフィルタ(ここでは、部分列 フィルタをそれぞれ長さL=3、L=5、L=7の中間数フィルタとした)でホ ワイトガウス雑音をフィルタ処理して得られる出力信号の測定されたパワースペ クトルを示すグラフである。 図9Aは、図3の多重レート櫛形帯域フィルタ内の部分列フィルタとして用い ることができる低パスフィルタ処理の衝撃応答特性を示すグラフである。 図9Bは、図3の多重レート櫛形フィルタの周波数応答特性の1部分と、図6 の非線形櫛形フィルタの対応測定出力スペクトル(ここでは図7の中間数フィル タ処理機能を用いて図6のフィルタの部分列をフィルタ処理している)の比較を 示すグラフである。 図10Aは、標識信号をホワイトガウス雑音と結合することによって形成され るテスト信号を示すグラフである。 図10Bは、図10Aのテスト信号を線形櫛形フィルタ処理することにより得 られる出力を示すグラフである。 図10Cは、図10Aのテスト信号を中間数櫛形フィルタ処理することによって 得られた出力を示すグラフである。 図11Aは、標識信号を衝撃雑音と一緒にすることによって得られるテスト信 号を示すグラフある。 図11Bは、図11Aのテスト信号を線形櫛形フィルタ処理することで得られる 出力を示すグラフである。 図11Cは、図11Aのテスト信号を中間数櫛形フィルタ処理するによって得ら れる出力を示すグラフである。 図12Aは、標識信号を衝撃雑音及びホワイトガウス雑音の両方と一緒にする ことによって得られるテスト信号を示すグラフである。 図12Bは、図12Aのテスト信号を線形櫛形フィルタ処理することにより得ら れる出力を示すグラフである。 図12Cは、図12Aのテスト信号を中間数櫛形フィルタ処理するによって得ら れる出力を示すグラフである。 図13は、本発明の現示に従い、図6に示す多相分解によって形成される部分 列を中間数櫛形フィルタ処理するために使用できるFIR中間数ハイブリッドフィ ルタ処理機能を示す機能ブロック線図である。 好ましい実施形態の説明 本発明が開示するシステムは、本出願の出願人により商標「AISLEKEEPER」と して市場に提供されているような従来のハードウェアによって形成されるEASシ ステムにおいて具現化できる。以下に記述されたデジタル信号処理は、テキサス インストルメンツ(Texas Instruments)から入手可能なモデルTMS-320C31 のような適当にプログラムされた従来のデジタル信号処理集積回路で実行するこ とができる。図1に示すハードウェア構成は本発明の信号処理システム装置に適 することが理解される。 図5は、本発明に従い実行される高レベルデジタル信号処理を示す機能ブロッ ク線図である。図5に示すように、入力サンプルx[n]の数列は、衝撃雑音を 十分に取り除くと共に、対象となる調波周波数問にある他のノイズを減衰させる ためにブロック170において非線形櫛形フィルタ処理を受ける。非線形櫛形フ ィルタ処理ブロック170をから出た信号出力はブロック150(このブロック は上述の図4に関連して記述したブロック150に相当する)において線形櫛形 フィルタ処理を受ける。ブロック150によって行われる問題の調波周波数間の 周波数に対する追加の雑音抑圧の後に、結果として生じる調整された信号は、マ ーカー検出処理のためマーカー検出ブロック152’に送られる。ブロック15 2’は、アンチ櫛形処理チャンネルを設けていないために選択的にマーカー検出 の禁止がなされないということを除いて、図4に関連して説明したブロック15 2と同じにすることができる。前と同じように、標識信号が呼掛け信号ゾーンに 存在することがマーカー検出処理によって示されると、検出信号132が発生さ れる。 図6は、非線形櫛形フィルタ処理機能170の望ましい実装の細部を図示する 。 図6から分かるように、入力サンプル数列x[n]は部分列x0(m),x1(m),x2(m ),・・・,xM-1(m)形成するためにM重の多相分解を受ける。多相分解の概念は、 Proceedings of the IEEE,Vol.73,No.1,1990年1月の56−93ペー ジのVaidyanathanによる「Multirate Digital Filters,Filter Banks,Polyphase Networks and Applications:A Tutorial」で論じられている。M重の分解を実 行するために必要な処理は、遅延ブロック172と、M重分解ブロック174に よって表される。望ましい実施において、入ってくるサンプルx[n]は、M行 とその後の処理のために必要とされる列数で構成される2次元マトリックス内に 配列される。各入力サンプルはマトリックス内で同じ列に置かれ、そして、前の サンプルが最後の行に配列されたときに入力サンプルは次の列の最初の行に置か れるが、この場合を除き、前のサンプルの位置に対してすぐ次の行に置かれる。 従って、データマトリックスのそれぞれの行はM個の部分列の1つに相当する。 部分列の数Mは、数列x[n]が形成されるサンプリングレートFsをシステム送 信機の動作周波数Foで割ることによって得られる。望ましい実施形態において、 Mは18.72kHz÷73.125Hz=256と計算される。従って、望ましい実 施形態において、データマトリックスは256行である。 各部分列はそれぞれの非線形フィルタ処理機能を受ける。図6において、非線 形部分列フィルタ処理機能はブロック176によって表される。非線形フィルタ 処理操作の目的は、衝撃雑音を十分にすべて取り除き、かつ、部分列x0(m)乃至 xM-1(m)において他のノイズを弱めることである。適当な非線形部分列フィルタ の実施例を以下に説明する。 非線形のフィルタブロック176から出力されたフィルタ処理部分列は、次に 合成されて入力数列x[n]と同じサンプリングレートを有する非線形の櫛形フ ィルタ処理がなされた出力数列を形成する。図6に示すように、フィルタ処理さ れた部分列y0(m),y1(m),y2(m),・・・,yM-1(m)は補間ブロック178においてM 重の補間(up-sampling)を受け、そして次に遅延ブロック180と、加重ブロ ック182によって合成がなされる。しかしながら、好ましい実施例によれば、 出力数列のそれぞれの信号サイクルは、y0(m)の現在の値を信号サイクルの第1 サンプルとして使い、y1(m)の現在の値を信号サイクルの第2サンプルとして使 い、以下同様に行うことによって合成され、それぞれの信号サイクルはM個のサ ンプルから構成されていて、呼掛け信号の1つのサイクル又はフレームに対応す ることがわかる。 図7は、図6のいくつか又はすべての非線形部分列フィルタを実行するために 使用することができる非線形フィルタ処理機能の実施例を示す。特に、図7に示 す機能は長さL=5の中間数フィルタであり、ここで「長さ」とは入力数を意昧 することが理解される。中間数機能ブロックに対する5つの入力、すなわち、xi (k),xi(k-1),xi(k-2),xi(k-3),xi(k-4)は部分列の5つの最も最 近のサンプルである。5つの入力サンプルの値はランク順であり、即ち、振幅に よってソートしたものであり、中央値(3番目に大きい値)はyi(k)として出力さ れる。 発明の1つの望ましい実施形態によれば、各非線形部分列フィルタは図7に示 す長さL=5の中間数フィルタである。しかしながら、長さL=3の中間数フィ ルタ、あるいはより長い中間数フィルタを使って実施することもできる。一般に 、長さLの中間数フィルタの場合、部分列中間数フィルタ処理機能の出力は、L 個の入力の値をランク付けし、ランク付けされた(L+1)/2番目の値を出力 信 号として選択することによって得られることが理解される。 図6に示す非線形櫛形フィルタは、長さL=3あるいはL=5の部分列中間数 フィルタで実行するとき、たいていの環境において衝撃雑音を十分除去し、その 他のノイズもかなり減衰させるが、問題の調波周波数は減衰することなく通過さ せると信じられている。しかしながら、非線形部分列フィルタに対して他のタイ プの非線形フィルタ処理を使うことも本発明の意図するところである。 中間数フィルタは、「順位(ランク)」あるいは「順序統計量」フィルタとして 知られている非線形フィルタの広範囲の分類に含まれる。順序統計量(OS)フィ ルタの定義は、IEEE Transactions on Acoustics,Speech and Signal Processin g,Vol.ASSP-35、No.8、1987年8月の1170-1184ページのP.Mar agos他による「Morphological Filters-PartII:Thier Relations to Median,0r der-Statistic,and Stack Filters(形態上のフィルターパートII、中間数、順序 統計量、積重ねフィルタとの関係)」において与えられる。中間数フィルタの代 わりに、中間数フィルタでないOSフィルタを使うこともできる。1つのこのよう なフィルタは、例えば、5つのサンプルのウインドウ長さを有し、入力値の中か ら第2あるいは第4のランク値を出力として与えるOSフィルタである。 すべての順序統計量フィルタを含む非線形フィルタのさらに広い分類は「加重 順序統計量(weighted order statistic)」(WOS)フィルタ分類として知られ ている。WOSフイルタの定義は、IEEE Transactionson Signal Processing、 Vol .42、No.7、1994年7月の1610-1628ページのYin他による「Fas t Adaptation and Performance Characteristics of FIR-WOS Hybrid Filters( FIR−WOSハイブリッドフィルタの速い順応と実行特性)」において与えられ ている。Yin他の監視におけるWOSフィルタの論議に言及することによって、例え ば、中間数フィルタではないが類似の効果を与える多くのWOSフィルタの設計が 可能であることを当業者は理解できる。中間数フィルタとは実質的に異なるが、 図6の望ましい非線形櫛形フィルタを提供するために適当な部分列処理を与える WOSフィルタの設計が可能であることもまた理解できる。 積重ねフィルタは、非線形のフィルタ、積重ねフィルタの部分集合である加重 順序統計量フィルタに関するさらに広い分類である。積重ねフィルタは、ブール の式のある特定の分類をウインドウ表示のサンプルシーケンスの閾値分解に適用 することによって実行することができる。積重ねフィルタの記述は、IEEE Trans actions on Acoustics、Speech and Signal Processing、Vol.ASSP-34、No.4 、1986年8月の898-911ページのWendt他による「Stack Filters(積重 ねフィルタ)」に見ることができる。 積重ねフィルタを部分集合とする非線形フィルタのさらに広い分類は、集合順 列に基づく順列フィルタである。順列フィルタの定義は、IEEE Transactions on Signal Processing、Vol.42、No.4、1994年4月の782-798ペー ジのBarner他による「Permutation Filters:A Class of Nonlinear Filters Ba sed on Set Permutations(順列フィルタ:非線形のフィルタの分類)」にみるこ とができる。 加重順序統計量フィルタではない部分列積重ねフィルタ又は積重ねフィルタで ない順列フィルタを使用することも発明の意図に含まれる。例えば、このような 積重ねフィルタあるいは順列フィルタの使用は、環境に在するノイズが、長いフ ィルタ、例えば、およそ11のサンプルのウインドウを使用するフィルタを必要 とする場合、望ましい。このような場合、どちらかと言うと滑らかなパルスと、 モノトーン的に増加し減少する一定配列は通過させるが、鋭敏な衝撃は拒絶する ような積重ねフィルタあるいは順列フィルタを備えることが望ましい。 図8Aは、図6の非線形櫛形フィルタ(ここでは、各部分列フィルタは、L= 3である中間数フィルタである)に入力としてゼロ平均単位分散のホワイトガウ ス雑音を与えることにより得られる出力信号の測定されたパワースペクトルを示 す。(図8A-8Cに示すすべての実施例のそれぞれにおいて、部分列の数Mは、 M=256であり、サンプリングレートFsは、Fs=18.72kHzである。)図8 Bは、部分列フィルタがL=5の中間数フィルタである同じノイズ信号をフィルタ 処理して得た測定パワースペクトルを示し、図8Cは、L=7の中間数フィルタ が部分列フィルタとして用いられる測定パワースペクトルを再度示す。望ましい 櫛形バンドパス挙動が存在し、問題とされる調波周波数の間のエネルギは相当減 衰していることに留意されたい。もし入力信号が異なった分配であれば、生ずる 出力パワースペクトルは非常に異なったものとなる。 図3に示す線形櫛形フィルタの部分列フィルタ138に関して図9Aに示す衝 撃応答を有する低パスフィルタを使用することによって得られる線形櫛形フィル タのような線形櫛形フィルタ分析特性に対して中間数櫛形フィルタをもって得ら れた経験的結果を比較することもまた有益である。比較結果を図9Bに周波数範 囲F0から2F0(F0=73.125Hz)に渡ってグラフとして示す。線186は、 この周波数範囲での線形櫛形フィルタの周波数応答を示し、線188は、L=5 の中間数部分列フィルタ(図8Bに関して先に言及した)を利用した中間数櫛形 フィルタに関する測定出力パワースペクトルを(入力としてのホワイトガウス雑 音と共に)示す。線形櫛形フィルタは、F0と2F0間で中間数櫛形フィルタによっ てガウス雑音に生じた減衰よりも通過帯域の間でより多くの減衰を生じさせるこ とが図9Bから観察される。従って、望ましい通過帯域の外のノイズを大きく減 衰するために図5に示すように、非線形櫛形フィルタの下流にかつマーカー検出 処理の上流に線形櫛形フィルタを備えることが望ましい。例えば、図5に示す線 形櫛形フイルタ150は、図9Aに示す衝撃応答を有する前述の線形部分列フィ ルタを使うことにより実施できる。非線形櫛形フィルタ170が十分にすべて衝 撃雑音を取り除くから、線形櫛形フィルタ150は本願の背景技術の欄に記述し た鳴り問題無しで作動する。 より速いシステムレスポンスが切望され、通過帯域間のノイズ減衰が小さくて 良い場合、線形櫛形フィルタ150を使用せず、非線形櫛形フィルタ170だけ を使うことができる。 非線形櫛形フィルタ170の出力の線形櫛形フィルタ150との比較を含め、 種々のテスト信号に関して行われたテストの結果をここに説明する。 図10Aは、標識信号をゼロ平均ホワイトガウス雑音と一緒にすることによっ て形成されたテスト信号の統計量特性を示す。テスト信号の持続時間はおよそ3 .5秒であった。そして統計量は部分列によって、すなわち、73.125Hzの呼 掛け信号の各サイクル毎に256の対応点においてコンパイルされた。図10A において、線190はテスト信号の平均を表わし、線192と194はそれぞれ 1標準偏差分プラス、マイナスしたもの表す。図10Bは、図10Aのテスト信号 を入力として上述の線形櫛形フィルタへ与えることにより得た出力信号の統計量 をグラフしたものである。ここでも線196は出力信号の平均であり、線198 と220はそれぞれ、1標準偏差分のプラス、マイナスを表す。 図10Cは、各部分列をL=5の中間数フィルタでフィルタ処理したときの、 図10Aのテスト信号を入力として中間数櫛形フィルタへ与えることによって得 られた出力信号の統計量をグラフ化したものである。ここでも、線202は平均 を表し、線204、206はそれぞれ中間数櫛形フィルタ出力の1標準偏差分プ ラス、マイナスしたものを表す。図10Bと10Cをテスト信号(図10A)と比 較すると、線形及び非線形櫛形フィルタの両方が分散量を減らすが、線形櫛形フ ィルタのほうが幾分もっと良く能力を発揮していることがわかる。 図11Aは、衝撃雑音に標識信号を加えることによって得られた2番目のテス ト信号の統計量を示す。衝撃雑音は独立させパルス発生確率p=0.01で等し く分配させた。衝動は、平均が1.1に等しく0.25の分散量のガウス分布を有 する。ここでも、図11Aは、平均(線208)と、1標準偏差分プラス、マイ ナスしたもの(210,212)を示す。 図11Bと11Cはそれぞれ、線形の中間櫛形フィルタでもって図11Aのテス ト信号をフィルタ処理ことによって得られた出力信号の統計量を示す。図11C からわかるように、中間数フィルタは、参照番号214で示す部分を除き、十分 にすべての衝動を排除してかなり良い働きをした。 図12Aは、ガウス雑音と衝撃雑音の両方を上述の標識信号と一緒にすること によって得られたもう1つのテスト信号を示す。図12Bと12Cはそれぞれ、線 形櫛形フィルタと中間数櫛形フィルタの出力を図示する。ここでも、中間数櫛形 フィルタによってより良い性能が得られることがわかる。 今説明したテストのために使われた非線形のフィルタに関し、同じ非線形フィ ルタ処理機能、すなわちL=5の中間数フィルタが各部分列のフィルタ処理のた めに使われた。しかしながら、部分列から部分列まで変動する非線形のフィルタ 処理機能を使うこともできる。例えば、IEEE Transactions on Signal Processi ng、Vol.40、No.1、Jan.1992(44-53ページ)のHaweel他による「A Class of Order Statistic LMS Algorithms(順序統計量LMSアルゴリズムの 分類)」に記載されたような適応統計量フィルタを用いてそれぞれの部分列をフ ィルタ処 理することができる。このような場合、もし部分列が異なった特性を示すなら、 それぞれの適応部分列フィルタによって行われるフィルタ処理の効果は異なる。 さらに、もし種々の部分列の特性について予備知識があるなら、それぞれの部 分列に対する適当な非線形フィルタ処理機能が備えられる。例えば、L=3の中 間数フィルタが幾つかの部分列に使用でき、L=5の中間数フィルタは別の部分 列に使用できる。このような実施は、呼掛け信号のピーク近くの部分列が他の部 分列とは異なったノイズ特性を示すところで適切であろう。もし信号が電力線周 波数と同じ周波数であるか、あるいは電力線周波数と関係があるなら、部分列ま で変動する非線形フィルタを使うことはまた適当であろう。 この点まで、部分列フィルタとして使用される非線形フィルタ処理機能はすべ て順列フィルタの広範囲の一般的な分類に属する。順列フィルタの特性は、それ ぞれの出力サンプルの値が入力サンプルの値であるというる拘束を受けるという ことである。しかしながら、部分列フィルタが線形及び非線形フィルタのハイブ リッドである櫛形フィルタを形成することも考えられている。例えば、図13に 示されIEEE Transactions on Acoustics,Speech,and Signal Processing,Vol.AS SP-35,No.6、1987年6月の832-838ページのHeinonen他の「FIR- Median Hybrid Filters(FIR中間数ハイブリッドフィルタ)」で論述されるような FIR中間数ハイブリッドフィルタを部分列フィルタとして用いることができる。 図13に示すハイブリッドフィルタにおいて、複数の有限衝撃応答(線形)フィ ルタが用いられ、各フィルタは入力数列のそれぞれの1つのウインドウ上で作動 し、ウインドウは重なっていないことが理解される。FIRフィルタからの出力の 中間数はハイブリッドフィルタ処理機能の出力として与えられる。(鋭いエッジ を保存することは非線形櫛形フィルタの実行のために重要ではないので、FIRフ ィルタの中央の1つがHeinonen他の監視に記載された例における出力に等しい出 力を有する必要はない。) 複数の非線形(例えば、中間数フィルタ)出力が線形フィルタ処理(例えば、F IR)を受けるハイブリッドフィルタを部分列フィルタとして用いることも可能で ある。 図13に示すタイプの部分列フィルタを使って実行した非線形櫛形フィルタは 、 図5に示すように非線形櫛形フィルタ170と線形櫛形フィルタ150をカスケ ードにすることによって得ることができた結果に類似する結果を生じるであると 信じられる。 線形櫛形フィルタの上流に、あるいは線形櫛形フィルタに代えて、非線形櫛形 フィルタを備えることにより、EASシステムにおいて有利なデジタル信号調整を することが可能であり、線形櫛形フィルタ上の衝撃雑音の作用によって生じる誤 警報の増加に苦しまずにすむ。 発明から逸脱することなく、上述の装置に種々の変更をなすことができる。特 に望ましい方法及び装置は説明的なものであり、これに限定されるものではない 。本発明の真の思想及び範囲は次の請求の範囲において明らかにされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ベッティン、デイル・アール アメリカ合衆国、フロリダ州 33067、コ ーラル・スプリングス、エヌダブリュ・フ ィフティフォース・ドライブ 6212

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.呼掛け信号ゾーンにおいて所定の周波数Foで交番する呼掛け信号を創生し 放射する手段と、 前記呼掛け信号ゾーン内に存する信号を受信するアンテナ手段と、 前記アンテナ手段によって受信した前記信号を表すアナログ信号を受け取っ てデジタルサンプルの数列に変換するアナログ/デジタル変換手段と、 前記デジタルサンプル数列を処理して干渉を除去するデジタル信号処理手段 とを、 含んでなる電子式物品監視システム装置であって、 前記デジタル信号処理手段は、 1より大きい正の整数であるM個の部分列を前記デジタルサンプル数列から 形成し、 前記M個の各部分列にそれぞれの非線形のデジタルフィルタ処理機能を適用 し、 M個のフィルタ処理された部分列を結合して処理されたデジタルサンプル数 列を形成することによって、 前記デジタルサンプル数列を処理する装置。 2. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は順 列フィルタ処理機能である請求項1に記載の装置。 3. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は積 重ねフィルタ処理機能である請求項2に記載の装置。 4. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は順 序統計量フィルタ処理機能である請求項3に記載の装置。 5. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は中 間数フィルタ処理機能である請求項4に記載の装置。 6. 前記中間数フィルタ処理機能は出力としてそれぞれの部分列の5つの最も 最近のサンプルから2番目に最も大きい値を与える請求項5に記載の装置。 7. 前記中間数フィルタ処理機能は出力としてそれぞれの部分列の5つの最も 最近のサンプルから3番目に最も大きい値を与える請求項5に記載の装置。 8. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は線 形及び非線形フィルタ処理機能のハイブリッドである請求項1に記載の装置。 9. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は、 前記それぞれの部分列に適用された複数の有限衝撃応答フィルタ処理機能の 出力に対して中間数フィルタ処理機能を適用することによって行われる請求 項8に記載の装置。 10. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能のす べてが同一である請求項1に記載の装置。 11. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能の少 なくとも幾つかは適用フィルタ処理機能である請求項1に記載の装置。 12. 前記アナログ/デジタル変換手段は、サンプリングレートがFsで、M=Fs /Foとして前記デジタルサンプルを形成する請求項1に記載の装置。 13. Fs=18.72kHz、Fo=73.125Hzであり、M=256である請求項 12に記載の装置。 14. 前記デジタル信号処理手段は、 前記処理されたデジタルサンプル数列からM個の部分列を形成し、 前記処理されたデジタルサンプル数列から形成されたM個の部分列にそれぞ れの線形低パスフィルタ処理機能を適用し、 前記M個の線形フィルタ処理された部分列を結びつけて2回処理されたデジ タルサンプル数列を形成することにより 前記処理されたデジタルサンプル数列をさらに処理する請求項1に記載の装置 。 15. 電子式物品監視システム装置によって信号から干渉を除去する方法であっ て、 呼掛け信号ゾーンにおいて所定周波数Foで交番する呼掛け信号シグナルを 創生して放射し、 前記呼掛け信号ゾーン内に存する信号を表すアナログ信号を受信し該受信ア ナログ信号をデジタルサンプル数列に換え、 前記デジタルサンプル数列から干渉を取り除くために前記デジタルサンプ ル数列を処理することを含み、 該デジタルサンプル数列処理は、 1より大きい正の整数であるM個の部分列を前記デジタルサンプル数列か ら形成し、 前記各M個の部分列にそれぞれの非線形デジタルフィルタ処理機能を適用 し、 前記M個のフィルタ処理した部分列を結びつけて処理されたデジタルサン プル数列を形成することを含んでなる方法。 16. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は順 列フィルタ処理機能である請求項15に記載の方法。 17. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は積 重ねフィルタ処理機能である請求項16に記載の方法。 18. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は順 序統計量フィルタ処理機能である請求項17に記載の方法。 19. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は中 関数フィルタ処理機能である請求項18に記載の方法。 20. 前記各中間数フィルタ処理機能は前記それぞれの部分列の3つの最も最近 のサンプルのうちの2番目に最も大きい値を出力として与える請求項19に 記載の方法。 21. 前記各中間数フィルタ処理機能は前記それぞれの部分列の5つの最も最近 のサンプルのうちの3番目に最も大きい値を出力として与える請求項19に 記載の方法。 22. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は線 形及び非線形フィルタ機能のハイブリッドである請求項15に記載の方法。 23. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能は、 中間数フィルタ処理機能を複数の有限衝撃応答線形フィルタ処理機能の出力 に適用することによってなされる請求項22に記載の方法。 24. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能のす べてが同一である請求項15に記載の方法。 25. 前記M個の部分列に適用した前記それぞれの非線形フィルタ処理機能の少 なくとも幾つかは適応フィルタ処理機能である請求項15に記載の方法。 26.前記デジタルサンプルは、サンプリングレートがFsで、M=Fs/Foで形成 される請求項15に記載の方法。 27. Fs=18.72kHz、Fo=73.125Hz、M=256である請求項26に 記 載の方法。 28. 請求項15に記載の方法であって、前記処理されたデジタルサンプル数列 に対する2度目の処理をさらに含み、該2度目の処理は、 前記処理されたデジタルサンプル数列からM個の部分列を形成し、 前記処理されたデジタルサンプル数列から形成されたM個の各部分列にそ れぞれの低パスフィルタ機能を適用し、 前記M個の線形フィルタ処理された部分列を結びつけて2回処理されたデ ジタルサンプル数列を形成することを含んでなる方法。 29. 呼掛け信号ゾーンにおいて所定の周波数で交番する呼掛け信号を創生し放 射する手段と、 前記呼掛け信号ゾーン内に存する信号を受信するアンテナ手段と、 前記アンテナ手段によって受信した前記信号を表すアナログ信号を受け取 ってデジタルサンプルの数列に変換するアナログ/デジタル変換手段と、 前記デジタルサンプル数列を処理して干渉を除去するデジタル信号処理手 段とを、 含んでなる電子式物品監視システム装置であって、 前記デジタル信号処理手段は、 多相分解を実行し前記デジタルサンプル数列から複数の部分列を形成し、 前記複数の各部分列にそれぞれの非線形デジタルフィルタ処理機能を適用 し、 該フィルタ処理された部分列を合成して処理されたデジタルサンプル数列 を形成することによって、 前記デジタルサンプル数列を処理する装置。 30. 前記部分列に適用された非線形フィルタ処理機能の少なくとも幾つかは中 間数フィルタ処理機能である請求項29に記載の方法。 31. 前記部分列に適用された非線形フィルタ処理機能のすべてが中間数フィル タ処理機能である請求項30に記載の方法。
JP53818497A 1996-04-22 1997-04-17 多相分解と部分列非線形フィルタリングによる櫛型フィルタを備える電子式物品監視システム装置 Expired - Fee Related JP3878218B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/635,697 US5673024A (en) 1996-04-22 1996-04-22 Electronic article surveillance system with comb filtering by polyphase decomposition and nonlinear filtering of subsequences
US08/635,697 1996-04-22
PCT/US1997/006432 WO1997040479A1 (en) 1996-04-22 1997-04-17 Electronic article surveillance system with comb filtering by polyphase decomposition and nonlinear filtering of subsequences

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000509177A true JP2000509177A (ja) 2000-07-18
JP2000509177A5 JP2000509177A5 (ja) 2004-12-02
JP3878218B2 JP3878218B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=24548755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53818497A Expired - Fee Related JP3878218B2 (ja) 1996-04-22 1997-04-17 多相分解と部分列非線形フィルタリングによる櫛型フィルタを備える電子式物品監視システム装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5673024A (ja)
EP (1) EP0898769B1 (ja)
JP (1) JP3878218B2 (ja)
AR (1) AR006781A1 (ja)
AU (1) AU711993B2 (ja)
BR (1) BR9709440A (ja)
CA (1) CA2243079A1 (ja)
DE (1) DE69729724T2 (ja)
WO (1) WO1997040479A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19644927A1 (de) * 1996-10-29 1998-04-30 Esselte Meto Int Gmbh Vorrichtung zur Überwachung eines elektronischen Sicherungselementes in einer Abfragezone
US5909178A (en) * 1997-11-28 1999-06-01 Sensormatic Electronics Corporation Signal detection in high noise environments
JP2002149200A (ja) * 2000-08-31 2002-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声処理装置及び音声処理方法
US6351216B1 (en) * 2001-02-05 2002-02-26 Sensormatic Electronics Corporation Large signal noise cancellation in electronic article surveillance
US6750768B2 (en) * 2002-04-15 2004-06-15 Wg Security Products, Inc. EAS system employing pseudorandom coding system and method
US6753821B2 (en) * 2002-04-22 2004-06-22 Wg Security Products, Inc. Method and arrangement of antenna system of EAS

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4660025A (en) * 1984-11-26 1987-04-21 Sensormatic Electronics Corporation Article surveillance magnetic marker having an hysteresis loop with large Barkhausen discontinuities
US4868773A (en) * 1985-03-15 1989-09-19 Purdue Research Foundation Digital filtering by threshold decomposition
US4859991A (en) * 1987-08-28 1989-08-22 Sensormatic Electronics Corporation Electronic article surveillance system employing time domain and/or frequency domain analysis and computerized operation
US5097433A (en) * 1990-07-11 1992-03-17 General Electric Company Stack filter with one stage per bit

Also Published As

Publication number Publication date
US5673024A (en) 1997-09-30
DE69729724D1 (de) 2004-08-05
AR006781A1 (es) 1999-09-29
EP0898769A4 (en) 2001-01-24
AU2674597A (en) 1997-11-12
WO1997040479A1 (en) 1997-10-30
CA2243079A1 (en) 1997-10-30
JP3878218B2 (ja) 2007-02-07
BR9709440A (pt) 1999-08-10
EP0898769B1 (en) 2004-06-30
DE69729724T2 (de) 2005-07-07
AU711993B2 (en) 1999-10-28
EP0898769A1 (en) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3875997B2 (ja) 干渉信号消去機能を備える電子式物品監視システム
GB2154396A (en) Security tag detection system
JP2000509177A (ja) 多相分解と部分列を非線形にフィルタ処理する櫛型フィルタを備える電子式物品監視システム装置
US5102218A (en) Target-aerosol discrimination by means of digital signal processing
Wellman et al. Feature extraction and fusion of acoustic and seismic sensors for target identification
US3961322A (en) Real time signal discrimination circuitry
EP0862771B1 (en) Electronic article surveillance system with comb filtering and false alarm supression
US5278774A (en) Alarm for transient underwater events
Erdogan et al. Deinterleaving radar pulse train using neural networks
Fechner Nonlinear noise filtering with neural networks: comparison with Weiner optimal filtering
US4524350A (en) Detection logic and signal processing method and apparatus for theft detection systems
Ghiurcau et al. A modified TESPAR algorithm for wildlife sound classification
EP0103629B1 (en) Method and apparatus for theft detection systems
Bilinskis et al. Digital alias-free signal processing tolerance to data and sensor faults
Amin et al. Order-recursive spectrum estimation
Parsons Performance of a neural network based transient classifier at monitoring an acoustic perimeter intruder detection system
Dante Spectrum estimation of time series with missing data
Vasic et al. Spectral analysis of coded digital signals by means of difference equation systems
Ricker et al. Suppression of impulsive noise in active acoustic time series
Astone et al. Time dispersion and efficiency of coincident detection of signals in resonant bar gravitational wave detectors
Yi et al. Automatic seismic wave detection and autoregressive model method
CA2340215A1 (en) Waveform coding method
Zhou et al. A class of recursive weighting filters and their application to well logging data processing
GB2434876A (en) Frequency and time audio signal discriminator
Fuqua et al. Automatic Detection and Classification of Marine Mammal Underwater Acoustic Emissions using Neural Networks

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040310

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051004

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees