JP2000508436A - 位置合わせされた偏光子を有するレンズブランク - Google Patents

位置合わせされた偏光子を有するレンズブランク

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Abstract

(57)【要約】 熱成形されたプラスチック層状偏光複合レンズブランクが、高分子層間に偏光層を備えた積層体から作製される。積層体の偏光層の吸収軸は、レンズブランクの凸面を形成し、複屈折である高分子層の主屈折率と実質的に平行するように位置合わせされ、その結果、直線偏光に関する複屈折材料への遅延影響を最小限に抑える。レンズブランクの凹面を形成する高分子層は、その層の研削を眼の処方に適応させるために、対向する高分子層よりも実質的に厚い。積層体の供給体から切断される単一部分の熱成形は、熱および圧力下で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】 位置合わせされた偏光子を有するレンズブランク 関連出願のクロスリファレンス 「処方レンズを製造するためのレンズブランク」に関する国際出願第PCT/US97 /05480号(出願日未詳(filed of even date))には、偏光光学レンズを製造す るための湾曲複合レンズブランクと、その製造方法とが開示および請求されてい る。その中では、1組の光透過性高分子シート間に偏光層を備えた積層体の単一 部分が、積層体の供給体から切り取られ、加熱された圧板間に配置され、熱およ び圧力下で、湾曲レンズブランクへと熱成形され、圧板間から取り外される。少 なくとも湾曲複合レンズブランクの凸面を形成する上記1組のシートの1方が、 等方性、すなわち20ナノメータ以下の光遅延を示す高分子シートを包含する。 発明の背景 本発明は、プラスチック偏光レンズの作製に有用な、プラスチックの層状偏光 複合レンズブランクに関する。特に、本発明は、1組の光透過性高分子層間に積 層された偏光層を有する成形された(湾曲した)レンズブランクと、レンズブラ ンクの作製方法に関し、このレンズブランクは、良好な偏光効率を有する光学レ ンズの製造に有用である。 メガネおよび光学機器に有用で、1組の基板シートまたはプレート間に分子的 に配向された偏光材料の層を有する湾曲偏光レンズは公知である。湾曲偏光レン ズは、例えば、米国特許第2、263、249号(H.G.Rogersに1941年11月18日に発 行);米国特許第2、320、375号(H.R.Moultonに1943年6月1日に発行);米国 特許第2、387、308号(H.H.Styllに1945年10月23日に発行);米国特許第3、5 60、076号(F.G.Ceppiに1971年2月2日に発行);米国特許第3、711、417号(N .W.Schulerに1973年1月16日に発行);米国特許第3、786、119号(C.Ortlieb に1974年1月15日に発行);米国特許第5、327、180号(W.F.Hester.IIIに1994 年7月5日に発行);および米国特許第5、434、707号(W.H.Dalzellらに、1995 年7月18日に 発行)に記載されている。 典型的には、上記の米国特許に記載されているタイプの湾曲偏光光学レンズは 、レンズの光屈折面を規定する機能を果たす光透過性材料の内側層および外側層 間に偏光層を含む。メガネに使用するためのレンズの場合には、着用者の眼から 最も近いおよび最も遠い層は、それぞれレンズの凹状および凸状光屈折表面を規 定する。複合レンズの内側および外側レンズ素子(その間に偏光材料素子を有す る)は、特定の公知の方法に頼って作製され得る。 従って、前成形された偏光子は、上記の米国特許第2、263、249号に記載され るように、1つまたは複数の平坦または湾曲したガラスの支持シートに積層され 得る。上記の米国特許第2、320、375号に記載されるように、光透過性ガラスま たはプラスチック合成材料の層は、その間に偏光子を備えて組み立てられ、湾曲 レンズを作製するための所望の曲率(curvature)を有するプレスで加熱積層さ れ得る。実質的にヘーズおよび表面欠陥のない湾曲偏光レンズの作製は、上記の 米国特許第3、560、076号に記載されている。上記の米国特許第5、327、180号で は、偏光レンズは、適切な材料のレンズ素子を作製し(例えば、研削(grinding )によって)、レンズ素子を完全に洗浄し、間に偏光膜を配置した素子を積層す ることによって作製される。 上記の米国特許第5、434、707号では、実質的に光学度を有さないプラスチッ クレンズおよびその中の偏光層が、透明熱可塑性材料の対向するシート間の偏光 層の積層体から切り取られた単一ブランクを成形することによって製作される。 レンズは、所定の曲率半径を有する対向する成形鋳型(圧板)間での層状ブラン クの加熱およびプレスによって成形され、その成形は、圧板間から成形されたレ ンズを取り外す際に、実質的に光学度を有さないレンズが製造されるように、熱 可塑性シートの流動および圧板のそれぞれの曲率への適合を引き起こすのに十分 な熱および圧力条件の下で行われる。 あるいは、上記の米国特許第2、387、308号に記載されるように、湾曲偏光レ ンズは、所望の曲率を有する面を持つ鋳型に偏光子を配置し、鋳型を流体ガラス で充填することによって作製され得る。鋳型表面は、流体ガラスが固まった後に 鋳型から取り外される完成レンズに望まれる屈折度(refractive power)を与え る ように予め決められ得る。上記の米国特許第3、711、417号および第3、786、119 号の各々では、重合化したモノマーの表面間に偏光子を有する湾曲レンズの作製 が記載されている。どちらの場合も、所定の成形面と、その間に配置された偏光 子とを有する鋳型は、重合可能なモノマーで充填される。その結果生じる、モノ マーの重合後に鋳型から取り外されるプラスチックレンズブランクは、所望の度 にまで成形または研削される。 良好な偏光効率、耐久性、および耐摩耗性を有し、簡単かつ効率的な方法によ って作製され得るプラスチック偏光レンズブランク(および完成レンズ)には、 多大な関心があることが理解される。さらに、処方(prescription)(例えば、 視力矯正)眼用レンズの作製のためのレンズブランクの場合には特に、レンズブ ランク表面の曲率が、完成レンズの所定の処方特性を与えるために必要とされる 曲率に少なくともほぼ一致することが有益であろう。分離した内側および外側レ ンズ素子が、最初に研削および研磨され、次に前成形された(湾曲した)偏光子 をその間に挟んで共に接着(積層)されることを必要とするプロセスによる複合 レンズブランクの作製は、単調で、労働密度が高く、非効率的なプロセスである ことが理解される。同様に、湾曲偏光子の前成形、鋳型への偏光子の配置、重合 可能なモノマーによる鋳型の充填、モノマーの硬化(重合)、および鋳型からの 湾曲ブランクまたはレンズの取り外しを必要とする方法によるレンズブランクの 作製は、労働密度が高く、時間がかかり、非効率的である。 偏光レンズがレンズブランクから作製され得る容易さ、および特にレンズの光 学特性は、レンズの作製に使用される材料(およびプロセス工程)の性質に影響 を受ける。例えば、ガラスは、偏光に対する非回旋効果が理由で、偏光子を含む 光学装置における利用に特に適応する、光学的に等方性の材料である。しかし、 ガラスは、簡便な成形(例えば、熱成形またはベンディング)に容易に適応しな い。さらに、利用される特定の材料によっては、成形方法は、レンズブランクの 偏光層または光透過性層における歪み(strain)および配向を誘起し得、光学的 ディストーションおよび偏光子の効率低下によって現れる。鋳型におけるインサ イチュの重合に基づく方法に使用される重合可能なモノマーの性質に応じて、硬 化樹脂の縮み、および物理的歪みの発生は、偏光子の効率低下を引き起こし得る 。 処方レンズに特に関係した考察は別として、サングラスへの適用を意図したレン ズが、サングラスの場合に頻繁に遭遇する使用状態および乱用に耐えるために、 良好な耐久性および耐摩耗性を有することがしばしば重要である。 発明の要旨 良好な偏光効率、耐久性、および耐摩耗性を有する偏光レンズをそれから作製 するのに適した湾曲複合レンズブランクは、偏光層との適切な関係で構成された 低コストの複屈折光透過性レンズ形成材料から、簡単かつ効率的な方法で作製さ れ得ることがわかっている。 本発明の物品的(article)局面によれば、偏光光学レンズの製造のための、 単一の層状の湾曲複合レンズブランクが提供され、レンズブランクは、順番に: 第1の光透過性複屈折高分子層と; 偏光層と; 第2の光透過性高分子層と; を備え、 該第1の光透過性層は、該レンズブランクの凸面を規定し、且つ該第2の光透 過性層と比較して薄い層であり; 該第2の光透過性層は、レンズブランクの凹面を規定し、第1の光透過性層よ りも実質的に厚く、該偏光光学レンズにおいて望まれる光学特性を作り出すため に、その凹面を研削することが十分可能な厚みを有し; 該単一の層状の湾曲複合レンズブランクの該凸面は、該偏光光学レンズにおい て望まれる光学特性を少なくとも実質的に提供し、その該凹面は、該偏光光学レ ンズに該所望の光学特性を与える表面へと研削可能であり; 該偏光層と、該第1および第2の光透過性層のうち少なくとも第1の層とが、 光透過性層の主屈折率方向が、偏光層の光吸収軸と実質的に平行となるように位 置合わせされる。 方法的側面では、本発明は、レンズブランクを作製する方法、またはそれから 研削されたレンズを作製する方法を提供し、 層状複合構造の供給体を提供する工程であって、該層状複合構造は、順番に、 かつ上に重ねられる関係で、第1の光透過性複屈折高分子層と、偏光層と、第2 の光透過性高分子層とを含み、該第1の光透過性層は、該第2の光透過性層と比 較して薄い層であり、該第2の光透過性層は、該第1の光透過性層よりも実質的 に厚く、該層状複合構造から形成されるレンズの凹面の光学的研削において、そ れから材料の研削をすることを可能とするのに十分な厚みを有し、該偏光層と、 該第1および第2の光透過性層のうち少なくとも第1の層とが、光透過性層の主 屈折率方向が、偏光層の光吸収軸と実質的に平行となるように位置合わせされる 、工程と; 該層状複合構造の該供給体から、湾曲レンズをそれから製造するのに十分なサ イズの単一部分を切断し、取り外す工程と; 該単一部分を、対向する凹状圧板と凸状圧板との間に配置する工程であって、 該部分の第1の光透過性層が、該凹状圧板による成形のために配置されている、 工程と; 該圧板を一緒に加熱およびプレスする工程であって、該加熱は、該単一部分を 、その第1の光透過性層によって規定される凸面と、その第2の光透過性層によ って規定される凹面とを有する湾曲レンズへと成形するのに十分であり、該面の 各々は、該面を形成するそれぞれの圧板の曲率半径に実質的に一致する曲率半径 を有する、工程と; 該湾曲レンズを、該圧板間から取り外す工程と; を含む。 本発明の性質および目的をより完全に理解するためには、添付の図面と共に以 下の説明が参照されるべきである。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の複合積層の偏光眼用レンズブランクがそれから形成可能な、 熱成形可能な光透過性シート間に偏光子を備えたプラスチック複合偏光積層体の それぞれの層を分解した関係で示す等角図であり; 図2は、図1の複合積層体の偏光子の吸収軸と、その光透過性シートの1方の 主屈折率との間の位置合わせ関係の概略図であり; 図3は、レンズブランクがそれから製造され得る好適な層状複合構造の平面図 であり、その偏光子の吸収軸と、1組の外側光透過性シートの各々の主(平行) 屈折率との位置合わせを示し; 図4は、偏光パネル(積層体)の1部分の平面図であり、本発明の湾曲レンズ ブランクへと熱成形可能な積層体の単一部分をそれから作製する際の特定の段階 を示し; 図5は、図4の積層体の部分から取り外された単一の熱成形可能な部分の平面 図であり; 図6は、本発明の湾曲レンズブランクへと熱成形可能な積層体の単一部分のそ れぞれの層を断面で示し; 図7は、本発明の方法によって湾曲複合レンズブランクを形成するのに適した プレス成形装置の1種を示す等角図であり; 図8は、本発明の方法の1工程の実施を示す、図7の装置の断面図であり; 図9は、本発明の方法の加熱およびプレス工程の実施を示す、図7の装置の断 面図であり; 図10は、本発明の方法のさらなるレンズブランク取り外し工程を示す、図7 の装置の断面図であり;そして 図11は、完成(研削)された光学レンズがそれから作製され得る、本発明の 完成したプラスチック偏光レンズブランクの好適な実施形態を示す側面図である 。 発明の詳細な説明 上記のように、本発明は、比較的低コストの高分子シート材料から簡単かつ効 率的に作製され得、効率的な偏光特性を有する光学レンズの提供に使用され得る プラスチック偏光レンズブランクに関する。これらの実現が達成される方法は、 特定の材料を互いに適切な関係、すなわち以下に示される詳細な説明から明らか になるような、定められた順序および構成で利用することに依存する。 本明細書中に使用されるような、レンズ「ブランク」とは、上記の性質と、所 望の光学特性を有する光学レンズが、エッジの研削、および通常はレンズブラン クの凹面の光学的研削および研磨によってそれから作製され得るサイズおよび形 状とを有する光透過性高分子層間に偏光子を備えた湾曲(凹凸)単一積層体のこ とである。凹面の光学的研削は、光学機器に使用され得る(眼用レンズの場合に は、ゼロ度または視力矯正レンズの作製のために)「完成」レンズに望まれる光 学特性にレンズブランクを適用させるために使用され得る。一般的に、眼用レン ズ処方の範囲に適応させるためには、「ファミリー」または一連の眼用レンズブ ランク(そのメンバーは、例えば、2、4、6、または9ジオプターの球面湾曲 形状に形成された凸面を有する(図11の面27s))を作製すると便利である。各 レンズブランクの形成に必要な圧板のレンズ成形表面の曲率半径は、物理学およ び光学の公知の原理によって決定され得る。湾曲レンズブランクは、球面状、非 球面状、環状、レンズ形状、単一焦点、または多焦点であり得、ゼロ度または視 力矯正であり得る。一連(または「ファミリー」)のブランクから、ある特定の レンズブランクを選択することによって、ある特定の処方が、レンズの眼科学度 (ophthalmic power)(P)に関する以下の式(I)に基づいて計算される特定 の曲率半径へとブランクの凹面(図11の面28s)を光学的に研削(表面形成)す ることによって満たされ得る。 ただし、Tは、レンズの厚みであり;nは、レンズ材料の屈折率であり;P1は 、凸面(ベース湾曲)の度であり;P2は、凹面の度である。各面の度は、式(I IおよびIII)を用いて計算される: ただし、R1およびR2の各々は、曲率半径であり、nは、レンズ材料の屈折率で ある。処方のレンズ度、ブランクの凸面半径およびレンズ材料の屈折率がわかり 、完成レンズの中心の厚みを指定すれば、凹面の曲率半径は、公知の方法で計算 され得る。従来の仕上げ作業、例えば、研磨およびエッジの研削を用いて、光 学機器またはメガネフレームへの挿入に適した「完成」光学レンズが作製され得 る。 図1を参照すると、層状複合構造体10(そこから単一部分が取り外されて偏光 光学レンズブランクへと成形され得る)の構成要素を構成する層(シート)12、 14、および16が分解形態で示されている。層状複合体10は、第1(12)および第 2(14)の光透過性高分子層またはシート間に積層された偏光層16を含む。偏光 層またはシート16は、本発明のレンズブランクの偏光機能を提供する分子的に配 向された偏光材料を含む。 一般的に線形偏光子は、(第2の所与の電磁ベクトルに沿って振動する電磁波 を吸着する一方で)所与の電磁波ベクトルに沿って選択的に放射を通過させる特 性を、透過媒体の異方性質に帰する。ダイクロイック偏光子は、吸収的多様性(a bsorptive variety)を有する線形偏光子である。すなわち、それらの偏光子は、 偏光特性を、偏光子媒体のベクトル異方性に帰する。ダイクロイック媒体に入射 する光は、2つの異なる吸収係数(1つは低く、1つは高い)に遭遇する。出現 する光は、低吸収の方向に優勢的に振動する。 図1には、偏光子16の吸収軸(線A−A’)が示され、そこでは、偏光子の透 過軸が、線T−T’として示されている。典型的には、好適な複合積層体10にお ける場合のように、偏光子16の吸収軸は、縦方向(machine direction)、すな わち偏光子生成物が、製造に用いられるプロセスの結果として流れる方向(およ び特に材料関連工程の方向)に沿う。それに対応して、偏光子の透過軸は、典型 的には偏光子の横方向に沿う。少なくとも光透過性層(シート)12の主屈折率に 対する、これらの軸(および特に吸収軸)の関係は重要となり、以下により詳細 に説明される。 一般的に、偏光子16の有用な材料には、線形の分子的に配向されたダイクロイ ック偏光材料が含まれる。このような材料は公知であり、典型的には、約0.1〜 3ミル(約0.0025〜0.076ミリメートル)の範囲の厚みを有する。偏光子16とし て機能する好適な材料は、公知の方法によって、ヨウ素等のダイクロイック染料 で染色された約1ミル(0.025ミリメートル)の厚みの延伸(配向)されたポリ ビニルアルコール層である。このような偏光材料はまた、安定性を向上するため に、好適にほう酸塩処理される。このタイプの適切な偏光層は、米国再発行特許 Re23、297および米国特許第4、166、871号に記載の方法を用いて作製され得る。 別の好適な偏光材料は、公知の様式の塩酸蒸気処理によって提供され得るような ポリビニレン偏光種を含有する延伸されたポリビニルアルコール(PVA)シート である。好適には、そのような偏光材料は、安定性の向上のためにほう酸塩処理 される。このタイプの適切な偏光材料は、米国特許第2、445、555号に記載の方 法で準備され得る。しかし、他の偏光材料が用いられ得、その製造方法は、米国 特許第2、237、567号、第2、527、400号、および第2、554、850号に見い出され 得る。 偏光子の製造において、偏光材料の耐久性および取り扱いの性質を向上させる ために、1つ以上の支持体またはキャリアシートが使用され得る。好適には、1 つまたは複数の支持シートは、偏光子16による透過された偏光に対する光学的光 旋回効果を避けるまたは最小限に抑えるために、光学的に等方性またはほぼ等方 性である材料を含む。セルロースアセテート、セルロースアセテート−ブチレー ト(CAB)、または他の高分子材料の支持シートが、この目的のために使用され 得る。本発明のプラスチックレンズブランクの作製において良好な結果が、1組 のセルローストリアセテート(CTA)膜の間に挟持されたPVAベースの偏光材料の 層を用いて得られ得る。好適な偏光子16は、1組のセルローストリアセテートシ ート(不図示)の間に挟持された約0.5〜1.5ミル(0.013〜0.038ミリメートル) の厚みを有するPVAベースの偏光材料層を含み、各シートは、約1〜5ミル(0.0 25〜0.127ミリメートル)の範囲の厚みを有する。接着剤を使用して、気泡、ヘ ーズ、または他の可視の欠陥を形成することなく、所望の結合を促進し得る。 層(またはシート)12および14は、熱可塑性材料、すなわち温度および圧力の 影響によって形成または成形され得る高分子材料を含む。アクリル材料(例えば 、ポリメチルメタクリレート等のポリアクリレート)、ポリスチレン、およびポ リカーボネートを含む様々な光透過性熱可塑性材料が使用され得る。熱成形され 得、良好な耐久性を示し得る光透過性高分子シート材料が、有利に使用され得る 。複屈折を示し、そのような特性が理由で、そこを通るように向けられた直線偏 光の偏光解消を引き起こし得る高分子シート材料が、上記に特定されたアライメ ント関係の観察によって使用され得る。押出し、延伸、および加工材料に対する 同様 の分子配向影響を取り入れた大量生産方法によって製造される高分子材料は、そ のような材料が、偏光子に材料が近接することを必要とする光学的適用において 有用性が限定される原因となると考えられ得るあるレベルの複屈折を本質的に示 す材料の一例である。一軸の押出し方法によって準備されるポリアクリレートは 、上記のアライメント関係が観測されるという条件で、良好な偏光特性を有する 光学レンズブランクがそれから作製され得る偏光複合積層体10に使用され得る低 コストおよび市販の材料を含む。 ポリ(メチルメタクリレート)のシート12および14を用いて良好な結果が得ら れ得る。一般的には、ポリ(メチルメタクリレート)樹脂が、良好な耐久性、透 明度、および加工性(processability)を示す。ポリ(メチルメタクリレート) および上記材料の他の材料の有利な性質および制限は、光学素子の製造に対する それらの適応性に関する限り、公知であり、例えば、米国特許第4、986、648号 (A.Kobayashiに1991年1月22日に発行)および米国特許第5、043、405号(T. Kosekiに1991年8月27日に発行)に記載されている。メチルメタクリレートおよ び他の共重合可能なモノマーからの繰り返しユニットを含むメタクリルコポリマ ーが可能なように、ノルボルニルメタクリレート等のメチルメタクリレートおよ び他のメタクリレートモノマーのホモポリマーが使用され得る。このようなホモ ポリマーおよびコポリマーの例は、上記の米国特許第4、986、648号および米国 特許第5、043、405号に見い出され得る。 シート12および14は、それぞれ1つまたはそれ以上の層を含み得る。層12およ び14の各々に対して単一のシートを使用することで、良好な結果が得られ得る。 図1および図6の単一複合ブランク26に示されるように、シートの一方(図1の 14;および図6の28)は、1組の光透過性シートの他方よりも実質的に大きな厚 みを有する。一般的に、レンズブランクの凸面を有する成形光学レンズブランク 50の形成のための第1の厚みを有する熱可塑性材料の第1の光透過性シートと、 結果として生じる光学レンズブランク50の凹面の形成のための熱可塑性材料(第 1のシートの厚みの3〜100倍、例えば4〜20倍の第2の厚みを有する)の第2 の光透過性シートを用いると有益である。形成されたレンズブランクの厚い方は 、次に、処方要求にまで研削され得る。 シート12は、染料あるいは他の吸収剤または添加剤の所望の取り込みを十分に 可能とする厚みではあるが、重量または質量を増加させないまたはヘーズを引き 起こさない厚みを有する比較的薄いシートであるべきである。シート12は、例え ば、5〜75ミル(0.127〜1.91ミリメートル)の厚みを有し得る。良好な結果が 、例えば、約30ミル(0.76ミリメートル)の厚みの比較的薄い第1のシートと、 約280ミル(7.10ミリメートル)の厚み(すなわち、第1のシートの厚みの9倍 以上)を有する比較的厚い第2のシートを使用して得られ得る。好適な実施形態 によれば、このようなシートの各々は、押出加工されたポリ(メチルメタクリレ ート)を含む。 様々な添加剤が、偏光子16または光透過性シート12および14のどちらか一方、 またはその両方に含まれ得る。紫外線吸収剤、酸化防止剤等の安定剤および着色 染料が使用され得る。灰色、黄色、青色等の染料、または他の染料を用いて、特 に眼に関する適用のための、所望の濃度または色の光学レンズが得られ得る。 着色料またはティント染料(tint dye)は、シート12および14の作製に使用さ れる熱可塑性材料のどちらかに取り込まれ得る。複合偏光積層体10およびそれか ら作製される光学レンズブランクに、所望の着色を与える染料は、好適には、シ ート12に限定される。このように、より厚い層(14)の光学的研削およびその結 果生じる不均一の厚みは、それに対応して、不均一の着色および吸収を導入する ことはない。 層(またはシート)12および14はそれぞれ、熱および圧力の条件下で所望の曲 率に形成、鋳造、または成形され得る高分子熱可塑性材料を含む。層12および14 の各々の重要な機能特性は、完成レンズブランクおよびそれから作製されるレン ズに耐久性を与えることである。好適には、層12および14は、ある程度の耐久性 および耐引っかき性を本質的に与え得る高分子材料を含む。ある場合には、適切 な高分子保護コーティングを保有またはそれと共に設けられ得るシート材料12お よび/または14を用いると有益である。保護コーティングは、クラッキング、積 層剥離、または他の望ましくない失敗あるいは欠陥的影響なしに、レンズブラン クの成形に使用される熱成形工程の条件に耐え得るものである。適切な硬質保護 コーティングは、公知のポリウレタン、ポリアクリレート、または尿素タイプの 樹脂を用いて塗布され、シート12の場合には、図11に示される保護表面27sを有 する完成レンズにおいて設けることが特に有益である。 図1の複合偏光積層体10を構築する際に、偏光子16の吸収軸(図1の線A−A ’)および1組の光透過性シート12および14のうち少なくともシート12の主屈折 率に関する実質的な平行(アライメント)を観察することが重要である。図1の 観察から、シート12および14の各々に示される、平行および垂直主屈折率をそ され得る。従って、図3の積層体17の平面図に示されるように、シート12および 平行屈折率が、シート間に積層される偏光子16の吸収軸(線A−A’)と整合す る結果となる。適切な配向が、偏光子16の吸収軸と光透過性シート12の主屈折率 との間のアライメント関係の図示である図2から理解され得る。 に一致する場合に存在する。このような状態により、偏光子16の吸収軸がシート 12の主屈折率に整合していない場合に生じる偏光効率の損失が低減される。 上に指摘されたように、少なくともシート12は、複屈折高分子層を含み、層の 複屈折および光学的遅延を促進する能力の結果、シート12は、偏光子16と実質的 に平行する結果となる。シート14もまた複屈折層であること、またはシート14が 、複屈折層である場合に整合される(または偏光子の吸収軸と実質的に平行する )ことは、必要条件ではない。しかし、一般的に、層12および14の各々に複屈折 材料のシートを使用し、その結果、ある程度の複屈折および光学的遅延効果を典 型的に示す大量生産された高分子シートのコスト利点を実現することが便宜的で ある。所望であれば、シート14は、光学的に等方性のポリマー、例えば20ナノメ ータ以下の光学的遅延を示すポリマーを含み得る。1組の複屈折シートが用いら れる場合には、製造の観点から、図3に示されるように、シート12および14の各 々の同一の主屈折率(例えば、シート12および14の各々の縦または延伸方向に沿 った屈折率)を偏光子16の吸収軸(A−A’)と整合させることが通常便宜的で ある。 本明細書中に使用されるように、主屈折率および偏光子吸収軸のアライメント に関する実質的な平行状態は、複屈折シート12の屈折率が、吸収軸の±3度以内 にある場合に存在すると考えられる。図2に示されるように、シート12の主屈折 (図11)において認容可能な性能特性をなお提供する一方で、偏光子の吸収軸 (A−A’)から最大3度の角度(α)を成し得る。同様に、光透過性シートの 屈折率および偏光子の吸収軸をそれぞれ表す線は、最大−3度の角度(−α)を 成し(subtend)得る。一般的に、平行状態が観測されること、または±1度よ り小さい角度を成す(それにもかかわらず約±3度の範囲の偏差が認容不可能な 偏光および効率損失なしに許容され得る)ことが好ましい。 レンズブランクが、積層体の供給体、すなわち所望の光学レンズの作製に適し たサイズを有する単一部分から切断および取り外すことによって、複合偏光積層 体10から作製され得る。レンズへと熱成形される個々のブランクを作製するため の好適な方法が、そこから個々のユニット(22および23)が切断および取り外さ れる熱成形可能な偏光積層体の部分20の平面図である図4に示される。 図4には、熱成形可能な偏光積層体20が、積層体の残りの部分24から取り外さ れる個々のユニット(22または23)の境界線を規定するカット21と共に設けられ ている切断段階を示す。積層体を完全に切断する際には、個々のユニット(22ま たは23)が規定され、取り外しの際には、図5に示されるような熱成形可能なブ ランク25が提供される。カット21は、回転ナイフカッター、往復スタンピングカ ッター、カットライン21に沿って並進的(translationally)に動作するストレ ートエッジ切断ナイフ、ライン21に沿って旋回する(traverse)ロータリーまた はスイング染料、またはレーザーカッターを含む多くの方法で形成され得る。 偏光積層体から単一部分22および23を切断するためのある好適な方法は、カッ トライン21に沿ってレーザービームをあてることによって積層体を切断すること に関する。鋭く明確なカットラインは、この様に得られ得る。良好な結果が、1 ミリメートルのレーザービーム直径を有する、CO2タイプの500ワットまたは1000 ワットレーザを用いて実現され得る。図5のブランク25のような個々の偏光層状 ブランクは、以下に詳細に説明される方法でレンズブランクへと熱成形され得る 。しかし、ブランクは、必要に応じて、洗浄、研削、または研磨などの準備処理 に 典型的に供される。所望であれば、表面コーティング、鋳型取り外し剤、または 他の薬剤が、塗布され得る。ブランクはまた、所定の温度(熱成形可能な圧板の 温度より低い)に予め加熱され、それによって、ブランクが熱成形可能な温度に 到達するのに必要な時間を短くし得る。 図6に示されるように、レンズブランクへと熱成形するのに適した単一偏光ブ ランク26は、1組の光透過性層27および28の間に偏光子29を備える。それから眼 用レンズを作製する場合には、ブランク26の熱成形は、凸面および凹面を層27お よび28の上へ規定する。層27と比較した層28のより大きな厚みは、所望の屈折度 を提供するための成形レンズの研削(特に処方眼用レンズの作製において重要で ある)に順応する。 図6に示される単一積層体26は、様々な方法で製造および利用され得る。好適 には、有限または無限の長さの複合構造体は、熱可塑性シート材料のウェブまた は断片が、偏光子の対向する側面に接着され、個々のブランクが、使用された特 定の成形装置に適した所定の寸法に切断される、連続的または半連続的方法によ って形成され得る。それらは加熱され、即時に、または実質的な冷却の後、成形 装置に配置され得る。 単一偏光層状ブランク26は、1つの側面が凸状で、他方の側面が凹状である偏 光レンズに形成される方法が、図7から図10に関連して以下に説明される。 成形プロセスは、図7に示されるタイプの装置によって実施され得る。この装 置は、凸状圧板18と、凹状圧板19と、圧板を互いに圧力を加える関係へと駆動す るおよびその関係から外れるように駆動する手段と、各圧力付与間隔の間に圧板 を交互に加熱および冷却する手段とを含む。 凹状圧板19は、滑らかな凹状成形表面31を有するガラス部材30(図8)、適切 な駆動手段に動作可能に(operatively)接続されたシャフト32、流体チャンバ3 3、流体インレットカップリング34、および流体アウトレットカップリング36を 含む。 凸状圧板18は、凸状成形表面40を有するガラス部材38(図8)、固定支持手段 42、流体チャンバ43、流体インレットカップリング44、および流体アウトレット カップリング46を含む。 駆動手段は、適切な液圧ピストン、および圧板18との圧力付与関係へと圧板19 を動作させる、およびその関係から外れるように圧板19を動作させるために圧板 19に動作可能に接続されたシリンダアレンジメント47を含む。 両方の圧板のための加熱および冷却手段は、三方弁手段49、加熱流体導管51、 冷却流体導管53、および圧板19および18の流体インレットカップリング34および 44それぞれに三方弁の1つを接続する流体インレット55を含む。 図8を参照すると、単一層状部分26が、凹状圧板19に配置され、それによって 、比較的厚いシート28が、凸状圧板18に直面し、その結果、偏光層29が凹状圧板 19の比較的近くに配置される。凹状および凸状圧板は、次に、図9に示されるよ うに、圧力および温度の組み合わせ効果によって、凹凸の対向する表面によって 特徴づけられる成形光学レンズへと単一層状部分26を形成または成形するための 圧力付与関係へと動作される。 付与される圧力の程度は、層状部分26の複合構造体の特定の性質、および特に シート12および14の熱可塑性材料の性質と成形表面30および40の温度と共に変化 する。ポリ(メチルメタクリレート)のシート間に積層された上記の好適なタイ プの偏光子を備えた複合体の場合には、レンズ面積(7.0〜70.3kg./cm2のレンズ 面積)の約100〜1000lbs./in.2の範囲の圧力が、適切に使用され得る。好適な圧 力は、約256lbs./in.2(約18.0kg./cm2)である。 圧力が、上記の様式で層状ブランク部分26に付与されると、圧板は、熱湯を圧 板19および18のチャンバ33および43にそれぞれ通過させることによって加熱され る。表面31および40は、シート12および14の熱可塑性材料を成形し、層状ブラン ク26の表面を圧板19および18の成形表面31および40に一致させるのに十分な程、 連続的に加熱される。レンズブランクの形成中、温度および圧力条件を使用して 、レンズブランクが、圧板表面によって決定される所望の形状をおびること、お よびアニールされることを十分に引き起こし、それによって、その形状を維持さ れ、偏光効率に影響を与える内部応力が低減される。このようなことは、特にポ リカーボネートレンズブランクの場合、そしてより少ない程度に、アクリルレン ズブランクの場合に重要となる。 圧板間に配置される層状ブランク26の均一な厚みは、変化することなく、光学 度を有するレンズが製造される。 本発明の方法は、比較的厚く、従ってそのような厚みに関連する耐久性を有す る完成レンズの製造に使用され得る。厚みが大きく異なるレンズが製造され得る 。30〜400ミル(0.76〜10.2ミリメートル)の好適な厚みを有する耐久性のある レンズが、本発明の方法を用いて簡単に製造され得る。完成レンズは、研削され 、公知の方法で、保護および他の機能層を設けるために処理され得る。防曇層、 金属層、有機ポリシロキサンおよび他の層が、それらの公知の光学的、耐久性、 および美的効果のために塗布され得る。浸漬、スピンコーティング、真空堆積、 および同様のコーティング方法が、塗布される特定のコーティングに適切に使用 され得る。 本発明の偏光レンズブランク50の製造において、形成されるレンズの凸面の所 定の曲率に対して少なくとも実質的に、そして好適には正確に一致する成形表面 30を有する圧板19を利用すると便利である。これにより、熱成形されたレンズブ ランクの凸面が、完成レンズにおいて所望の屈折度を実質的または正確に有する ことが可能となり、レンズブランクの凸面の表面仕上げまたは研削の必要が回避 される。凸面の研削は除外されないが、実用的な見地から、および本発明のレン ズブランクの場合には典型的に、そのような研削の回避に適切な鋳型表面を選択 すると有益である。シート27(成形表面30に対して形成される)の凸面は、眼用 サングラスレンズの外側表面として機能し得ることが理解できる。表面30の曲率 半径は異なり得、その形状は、球面状または非球面状であり得る。眼用レンズの ためのレンズブランクファミリーの製造に関しては、一連のレンズブランクが、 例えば、それぞれ2.5、4、6、および9ジオプターの様々な曲率半径を有する 圧板を用いて製作され得る。 レンズブランク50の凹面および凸面(28sおよび27s)をそれぞれ形成する圧板 18および19の各々の曲率半径は、公知の方法で決定され得る。従って、凸状圧板 18(レンズブランク50の凹状レンズ表面28sを提供する)の表面40の曲率半径( R2)は、式(IV)によって計算され得る: ただし、R1は、凹状圧板19(レンズブランク50の凸面27sを提供する)の表面30 の曲率半径であり、tは、ブランクの厚みである。 良好な結果が、例えば2〜10ジオプターの範囲のベース湾曲を与える表面30を 有する凹状圧板19を使用し、上記のように凸状圧板18の表面40の曲率半径(R2 )を計算することによって得られ得る。例えば、6.25ジオプター、1.492の屈折 率、および0.137インチ(3.48ミリメートル)の厚みの表面27sを有するレンズブ ランク50の場合には、凹状圧板19の曲率半径(R1)は、式(V)を用いて計算 される: ここでPは、ジオプターでのレンズのベース湾曲である。R1の計算値(3.099イ ンチ;0.079メートル)は、次に、式IVを使用して、凸状圧板18の表面40の半径 (R2)、すなわち2.782インチ(0.071ミリメートル)の曲率半径を計算するた めに使用される。 単一層状ブランク26を形成(成形)するための必要温度は、熱可塑性シート12 および14の化学組成と共に変化する。一般的に、例えばポリカーボネートクラス の材料の熱成形温度範囲は、300°Fと450°F(177℃〜232℃)との間であり、 アクリル材料の場合にはより低くなる。ポリ(メチルメタクリレート)シートを 使用すると、約200〜450°F(93.3〜232℃)の成形温度が良好な結果を提供す る。好適な成形温度は、約300°F(177℃)である。しばしば、例えばポリ(メ チルメタクリレート)シートの場合に、10〜30分の間、160〜230°F(71〜110 ℃)の温度にブランクを予熱することが有益である。他の前処理もまた、熱成形 される構造的積層体に応じて使用され得る。 圧板の成形表面の温度は、上記のように、熱湯および冷却水の通過によって制 御され得る。好適には、圧板は予熱され(すなわち、単一層状ブランク26をその 間に配置する前に)、所望の成形レンズを提供するのに十分な加熱サイクルの間 、必要成形温度に加熱される。例えば、圧板の成形表面は、ポリ(メチルメタク リレート)熱可塑性材料の場合に、複合積層体を鋳型に配置にし、約5〜30秒以 内 に鋳型を閉じる前に、約100〜40°F(38〜204℃)に予熱され得る。鋳型表面は 、次に、圧板中の熱湯の通過によって、必要成形温度にまで加熱され、温度は、 所望のレンズ形成をもたらすのに十分な期間(例えば、60〜240秒)維持される 。その後、表面31および40の温度が、圧板のチャンバ33および43を通る比較的冷 たい水などの冷却流体の通過によって下げられる。冷却流体は、ある期間(例え ば約30秒間)、圧板中を通される。 熱湯は、導管51を通して圧板に供給され、比較的冷たい水が、導管53を通して 供給される。加熱サイクルの間、弁49は、導管51とインレット55との間の連結通 路を開き、導管53を閉じる。反対に、冷却サイクルの間に、弁は、導管53とイン レット55との間の連結通路を開き、導管51を閉じる。加熱サイクルから冷却サイ クルへの遷移は、操作弁(operating valve)49によって実行され、それによっ て、熱湯が冷水に完全に置換されるまで冷水と熱湯を混合する。冷却サイクルか ら加熱への遷移は、この動作を逆にすることによって実行される。 冷却動作の後、図10に示されるように、圧板18および19は、層状ブランク26に 対する圧力を取り除き、その取り外しを可能とするために引き離される。層状ブ ランクは、圧板の1方に接着され得、そこから、エアノズル48または物理的手段 によって供給される圧縮エアの流れによって取り外され得る。 図11は、成形された偏光レンズ50(凸状圧板18によって形成された側は凹状で あり、凹状圧板19によって形成された側は凸状である)を示す。図7に示される 装置および本明細書中に記載される条件を用いて、良好な耐久性を示す偏光レン ズブランクが提供され得る。しかし、他の装置を使用してもよく、加熱および冷 却サイクル等のプロセス条件のバリエーションが、複合積層体10の製造に使用さ れる特定の材料に応じて、有利に使用され得る。光学レンズブランクは、例えば 、単一複合ブランク26を圧板に載せる時と、成形されたレンズブランク50を取り 外す時との間の約130秒以内に、急速に形成され得る。従って、本発明の方法は 、比較的厚く、良好な耐久性を示す偏光成形レンズの製造目的を満たす簡単かつ 効率的な手段を提供する。 以下の実施例は、本発明を例示するが、本発明を限定するものとして考えられ るものではない。 実施例 光学レンズブランクが、以下のように製造された。 24in.×18in.×0.317in.(61.9cm.×45.7cm.×0.81cm.)のプラスチック偏光 パネルが、1組の圧力ローラー間への積層、すなわち構成要素間に光学的に透明 なアクリレートタイプの接着剤を用いて、記載の順番で以下の構成要素を組み立 てることによって作製された。 (1)着色染料および紫外線吸収剤を含有し、0.030インチ(0.76ミリメート ル)の厚みを有する、複屈折の一軸に配向された(押出加工された)ポリ(メチ ルメタクリレート)シート; (2)38%の吸収力を有し、1組の透明セルローストリアセテートシート(各 々の厚みが0.003インチ(0.076ミリメートル))間に挟持された、1ミル(0.02 5ミリメートル)の厚みを持つ、ヨウ素染色され、ほう酸塩処理されたポリビニ ルアルコール層を備えた偏光子サンドイッチ;および (3)0.280インチ(7.1ミリメートル)の厚みを有する、複屈折の、一軸に配 向された(押出加工された)ポリ(メチルメタクリレート)の透明シート。 上記の圧力積層の前に、パネルの構成要素が、偏光子の吸収軸(縦方向に沿う )が、偏光子の対向しあう側面上の各アクリルシートの主屈折率(縦方向に沿う )の1度以内に整合するように組み立てられた。得られた積層体(パネル)は、 偏光子構成要素の偏光特性を維持していた。 平坦な円板(直径60、65、70、および75ミリメートルを有する)が、1ミリメ ートルのビーム直径を有する500ワットのCO2タイプのレーザを用いて、パネルか ら切り取られた。得られた円板は、洗浄され、乾燥され、212°F(100℃)で20 分間予熱された。予熱された円板を冷却することなく、光学的に研磨されたガラ ス鋳型表面(それぞれ凸状および凹状)を有する1組の圧板を備えた熱成形装置 の各ケースに配置された。圧板表面は、球面および非球面形状であり、2.5、4 、6、および9ジオプターを含む様々な曲率を有していた。各場合において、円 板は、円板の薄いアクリル側面が凹状鋳型表面に面し、厚いアクリル側面が凸状 鋳型表面に面するように、凸状鋳型表面と凹状鋳型表面との間に配置された。 それぞれの凸状圧板および凹状圧板は、150psi(17.6kg.cm2)の圧力下で、110 秒間合わせられ、さらに320°F(160℃)に加熱された。圧力を維持しながら、 圧板は、80°F(26.7℃)に、30秒間冷却された。圧板は、次に分離され、形成 されたレンズブランクが取り外された。その結果は、一連の凹凸レンズブランク であり、各凸面は、2.5、4、6、または9ジオプターであり、各ブランクの背 面は、要求される処方に合うように、指定の曲率に研削可能であった。凸面は、 スピンコーティング方法によって塗布される耐引っかき性コーティングによって 向上され得る。 特定の変更が、上記の製品および方法において、本明細書に関与する本発明の 範囲から逸脱することなく成され得るので、上記の説明に含まれる、または添付 の図面に示される全ての事項は、限定的な意味ではなく、例示として解釈される べきことが意図される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.単一の層状凹凸複合レンズであって、 第1の光透過性高分子層(12)と、 偏光層(16)と、 第2の光透過性高分子層(14)と、 をこの順に備え、 該凹凸複合レンズは、該レンズの凹面が、完成レンズ(11)の所定の屈折度に まで研削可能であるレンズブランクであり、 該第1の光透過性高分子層(12)は、複屈折材料を含み、該層(12)は、該第 2の光透過性高分子層(14)と比較して薄く、 該所定の屈折度にまで研削可能な該凹面は、該第1の光透過性高分子層(12) の厚みより実質的に大きな厚みを有する該第2の光透過性高分子層(14)によっ て規定され、 該レンズブランクの該凸面は、該レンズブランクの該第1の光透過性高分子層 (12)によって規定され、少なくとも実質的に該完成レンズ(11)の凸面の該光 学度を提供し、 該偏光層(16)と、該第1および第2の光透過性高分子層のうち少なくとも該 第1の層とが、該第1の光透過性高分子層(12)の少なくとも平行または垂直の 屈折率および該偏光層(16)の吸収軸が、±3度の範囲の角度を成すように位置 合わせされる、 単一の層状凹凸複合レンズ。 2.前記第1の光透過性複屈折高分子層(12)が、一軸的に延伸された高分子シ ート材料であって、該シートは、該延伸方向に沿って平行の屈折率を示す、請求 項1に記載のレンズ。 3.前記第1の光透過性複屈折高分子層(12)の前記一軸的延伸方向と、前記偏 光層(16)の前記吸収軸が、±1度の範囲の角度を成す、請求項2に記載のレン ズ。 4.前記延伸方向と前記吸収軸とが平行する、請求項3に記載のレンズ。 5.前記第2の光透過性ポリマー層が、複屈折高分子シートであり、前記第1の 高分子シートおよび該第2の高分子シートの各々は、アクリルポリマーを包含す る、請求項2に記載のレンズ。 6.前記アクリルポリマーシートの各々は、押出加工されたポリ(メチルメタク リレート)シートを包含する、請求項5に記載のレンズ。 7.前記偏光層は、ダイクロイック染料で染色されたポリビニルアルコールのシ ート、またはポリビニレン偏光種を含有するポリビニルアルコールのシートを包 含する、請求項2に記載のレンズ。 8.前記第1の光透過性高分子層(12)が、0.127mm.〜1.91mm.の範囲の厚みを 有し、前記第2の光透過性高分子層(14)が、該第1の光透過性高分子層の該厚 みの3〜100倍の厚みを有する、請求項2に記載のレンズ。 9.凹凸レンズブランクの製造方法であって、該レンズブランクの凹面は、完成 レンズ(11)の所定の屈折度にまで研削可能であり、該方法は: 複合偏光積層体(20)の供給体を提供する工程であって、該積層体は、順番に 、かつ上に重ねられる関係で、第1の光透過性複屈折高分子層(12)と、偏光層 (16)と、第2の光透過性高分子層(14)とを備え、該第1の光透過性層は、該 第2の光透過性層と比較して薄い層であり、該第2の光透過性高分子層は、該第 1の光透過性高分子層よりも実質的に厚く、該偏光層(16)と、該第1および第 2の光透過性層のうち少なくとも該第1の層とが、少なくとも該第1の光透過性 高分子層(12)の平行または垂直の屈折率および該偏光層(16)の吸収軸が、± 3度の範囲の角度を成すように位置合わせされる、工程と; 該偏光積層体の該供給体から、湾曲レンズブランクをそれから製造するのに十 分なサイズの単一部分(25)を切断し、取り外す工程と; 該単一部分を、対向する凹状圧板と凸状圧板との間に配置する工程であって、 該部分の該第1の光透過性高分子層が、該凹状圧板による成形のために配置され ている、工程と; 該圧板を一緒に加熱およびプレスする工程であって、該加熱は、該単一部分を 、その該第1の光透過性高分子層によって規定される凸面と、その該第2の光透 過性高分子層によって規定される凹面とを有する凹凸レンズブランクへと成形す るのに十分であり、該面の各々は、該面を形成するそれぞれの該圧板の曲率半径 に実質的に一致する曲率半径を有し、該凹面は、該所定の屈折度にまで研削可能 である、工程と; 該得られた凹凸レンズブランクを、該圧板間から取り外す工程と、 を含む。 10.前記第1の光透過性複屈折高分子層は、一軸的に延伸された高分子シート 材料であり、該シートは、該延伸方向に沿って平行屈折率を示す、請求項9に記 載の方法。 11.前記第1の光透過性複屈折高分子層の前記一軸的延伸方向と、前記偏光層 の前記吸収軸が、±1度の範囲の角度を成す、請求項10に記載の方法。 12.前記延伸方向と前記吸収軸とが平行する、請求項11に記載の方法。 13.前記第1および第2の光透過性高分子層の各々は、アクリルポリマーを含 む、一軸的に延伸された複屈折高分子シートである、請求項10に記載の方法。 14.前記アクリルポリマーが、ポリ(メチルメタクリレート)を包含する、請 求項13に記載の方法。 15.前記偏光層(16)は、ダイクロイック染料で染色されたポリビニルアルコ ールのシート、またはポリビニレン偏光種を含有するポリビニルアルコールのシ ートを包含する、請求項10に記載の方法。 16.前記第1の光透過性複屈折高分子層が、0.025mm.〜1.91mm.の範囲の厚み を有し、前記第2の光透過性高分子層が、該第1の光透過性高分子層の該厚みの 3〜100倍の厚みを有する、請求項10に記載の方法。 17.前記第2の光透過性層によって規定される前記凹面を、眼の処方にまで研 削する工程を含む、請求項10に記載の方法。 18.処方の眼用レンズをそれから作製するための一連のレンズブランクの作製 方法であって、該方法は: 複合偏光積層体(20)の供給体を提供する工程であって、該積層体は、順番に 、かつ上に重ねられる関係で、第1の光透過性複屈折高分子層(12)と、偏光層 (16)と、第2の光透過性高分子層(14)とを備え、該第1の光透過性層は、該 第2の光透過性層と比較して薄い層であり、該第2の光透過性層は、該第1の光 透過性層(12)よりも実質的に厚く、該偏光層(16)と、該第1および第2の光 透過性層のうち少なくとも該第1の層とが、該第1の光透過性層(12)の平行ま たは垂直の屈折率および該偏光層の吸収軸が、±3度の範囲の角度を成すように 位置合わせされる、工程と; 該偏光積層体(20)の該供給体から、それから凹凸レンズブランクを製造する のに十分なサイズの単一ブランク部分(25)を切断し、取り外す工程と; 該単一ブランク部分(25)を、対向する凹状圧板と凸状圧板との間に配置する 工程であって、該部分の該第1の光透過性層が、該凹状圧板による、2〜10ジ オプターの範囲の屈折度を有する第1の凸状レンズ表面への成形のために配置さ れている、工程と; 該圧板を一緒に加熱およびプレスする工程であって、該加熱は、該第1の単一 部分を、該第1の凸状レンズ表面と、その該第2の光透過性層によって規定され る凹面とを有する湾曲レンズへと成形するのに十分であり、該面の各々は、該面 を形成するそれぞれの該圧板の曲率半径に実質的に一致する曲率半径を有する、 加熱およびプレス工程と; 該得られた凹凸レンズブランクを、該圧板間から取り外す工程と、該レンズブ ランクの該第2の光透過性層が、完成レンズの所定の屈折度にまで研削可能であ る、工程と; 該配置工程、加熱およびプレス工程、および取り外し工程の各々を繰り返す工 程であって、一連の凹状圧板を使用して、単一部分を、一連の凸状レンズ表面の 各々に成形し、該凸状レンズ表面の各々は、該屈折度範囲内の残りの該屈折度の うちの異なる屈折度を有し;それによって一連のレンズブランクを提供し、該一 連のレンズブランクの各々は、該範囲内の凸状レンズ表面を有する、工程と、 を含む。
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