JP2000507853A - オゾン滅菌装置及びオゾン発生装置 - Google Patents

オゾン滅菌装置及びオゾン発生装置

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    • B01J2219/0849Corona pulse discharge

Abstract

(57)【要約】 重量パーセントで少なくとも約10%のオゾンを含むガスを発生させることのできるオゾン発生装置(10)を含むオゾン滅菌装置であって、保持タンク(31)と、オゾン化されたガスを受け、このガスを加湿することにより、少なくとも約60%の湿度下に重量%で少なくとも約8%のオゾンを含む滅菌剤ガスを形成するための加湿チャンバ(33)と、滅菌剤ガスを第1の触媒(47)上を通してブリージングするための通気口(43)と、滅菌剤ガスの制御された流れを受けるための滅菌チャンバ(75)にして、第2の触媒(89)上を通して該滅菌チャンバ(75)を脱気するためのポンプ(91)と流通された滅菌チャンバ(75)と、滅菌チャンバから滅菌剤ガスをブリージングするための通気口(85)と、ヒータ(99)と、を含むオゾン滅菌装置が提供される。また、相互に同中心の電極と、コロナ放電を発生させるための手段とを有するオゾン発生装置(10)と、オゾン発生装置を出る、オゾンを含むガスの一部を導管を通して再循環させるためのポンプ(90)と、前記オゾンを含むガスの一部を冷却するための熱交換器(38)とを含むオゾン発生装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 オゾン滅菌装置及びオゾン発生装置 (発明の分野) 本発明はオゾン発生並びにオゾンを使用する滅菌の分野に関するものである。 詳しくは、本発明は、オゾン発生のための方法並びに装置、そして、オゾン滅菌 装置を使用して物品を滅菌するための方法及び装置に関する。 (従来技術) 病院及び関連する医療施設、医院、並びに様々の化学的及び医療的な実験室はそ の全てが滅菌設備を必要とする。高圧蒸気が熱や水分に敏感な医療機器を破壊す ることから、大抵のそうした機器はエチレンオキシドをベースとした“低温”滅 菌システムを使用して滅菌される。エチレンオキシドは有効な滅菌剤ガスではあ るが3つの大きな欠点がある。 先ず第1に、エチレンオキシドは本来可燃性が高いので、クロロフルオロカー ボン(CFCs)と組み合わせる必要があることである。CFCsはオゾン層を 破壊することが分かったので、世界の環境基準、例えばモントリオール条約案で は、全ての主要工業国での1995年12月31日以降のCFC製造を禁止して いる。その結果、一般に使用される12%エチレンオキシドと88%CFCの混 合物は市場から事実上閉め出された。 第2には、エチレンオキシドガスが神経毒性を有ししかもOSHAから発癌性 物質として分類されていることである。この結果、CFCの問題とは無関係に、 エチレンオキシドはすぐに病院内では使用されなくなった。 最後に、エチレンオキシドは、これを有効な滅菌剤ガスたらしめるためには、 滅菌した物品を長い時間(代表的には12〜18時間)エアレーション処理し、 有毒なエチレンオキシド残留物を排除する必要があることである。エアレーショ ン処理時間が長いことは、大量の医療機器を迅速且つ有効に滅菌することができ ないことを意味する。これは、医療処置が、当日の内の処理や通院型式での手術 の形をますます取るようになっている病院及び類似の施設では特に重要な問題と なってきている。 最近、エチレンオキシドの使用に代わる幾つかの別の方法が導入され、その中 には、過酢酸及び過酸化水素水をベースとしたプラズマ−ガスシステムが含まれ るが、何れのシステムも、有効で安全且つ低廉なエチレンオキシドに対し、真に 受け入れ得る別法として代替し得るものではない。 一般的なオゾン、特に加湿オゾンが浄化作業のために長年使用されてきている が、この加湿オゾンを医療機器用の滅菌剤ガスとして使用する場合、2つの主要 な問題、即ち、(1)微生物を殺すための十分な高濃度及び湿度を有するオゾン を発生させること及び、(2)そのような湿度及び高濃度のオゾンの流れを、オ ゾンが細菌の保護膜を貫くための十分長い時間維持すること、という2つの問題 がある。 オゾンは不安定な物質であり加熱下或いは水中では簡単に酸素に減成する。オ ゾンは幾つかの方法により発生させることが可能である。最も一般的な方法は、 酸素を含むガスを2つの電極間に通し、電極間にコロナ放電を発生させることで ある。一方の電極は高電圧型の金属からなる電極であり、他方の電極は一般には ガラス或いはセラミックのような誘電体上にコーティングした導体から構成され る。前記金属の電極は代表的には高電圧の変圧器の接地側に接地され、前記導体 の電極は一般に、高電圧の変圧器の高電圧端子側に電気的に取り付けられる。 コロナ放電により本来の酸素分子が高活性の酸素原子に分解される。これらの 酸素原子は最も近い酸素分子と結合してトリオキシジエン分子、即ち、オゾンと なる。この反応は非常に速く且つ発熱を伴う。この反応に際して発生する熱、コ ロナ放電により発生する熱、そして電流通過により誘電体内に発生する熱が、新 しく発生するオゾンを破壊する直接の要因となる。 滅菌は加湿オゾンを使用することにより助長される。オゾンは、細菌が、必要 水準の湿度から生じた水膜でコーティングされた場合は細菌の膜を容易に突き抜 ける。オゾンをまず水酸化物に通し、次いで細菌膜に通す場合、水膜を移行媒体 として使用すると必要なエネルギーは小さくなる。移行媒体としての水膜はイン ピーダンス変成器として作用するので、細菌膜を通り抜けるために必要なオゾン の分子エネルギー量は僅かなものとなる。 オゾン発生装置内に蓄熱が生じるために、加湿オゾンを滅菌剤ガスとして使用 する従来のオゾン滅菌装置では、加湿された滅菌剤ガス内に重量%で6%を越え るオゾンが含まれる水準が一貫して達成されることはない。 発生オゾンの量及び濃度を増大するべく、冷却水準を高め、オゾン発生装置内 でのオゾン変換量を増やすための様々な試みが行われている。こうした試みには 、米国特許第5、002、738号に記載されるようにオゾン発生装置に冷えた 酸素を送ることが含まれる。この場合、環状の2つの平行なオゾン発生帯域の一 方に冷えた酸素を送り込み、一方の環状のオゾン発生帯域からのオゾン化された ガスの全てを、米国特許第5、008、087号、第5、169、606号及び 第2、936、279号に記載されるようにオゾン発生装置を出る前に他方の環 状のオゾン発生帯域を通過させるようにし、次いで酸素を、米国特許第4966 、666号に記載されるように、螺旋形状の誘電体を通して送達する。 従来、オゾン滅菌装置を作製するに際し、オゾン発生装置内に形成される発生 オゾンが発熱により破壊されるのを防ぐ方法を開発し、酸素−オゾン変換率を増 やそうとする努力が払われたが無駄に終わっていた。 酸素−オゾン変換率を増やす別の方法は、オゾン発生装置を非常に大型化する ことである。しかし、大型のオゾン発生装置は大電力を要し、コストが増えるば かりか、更に重要なことにはオゾンを破壊する熱量が増大する。しかも、大型の オゾン発生装置は滅菌装置を必要とする多くの施設では非実用的なものである。 従って、オゾン発生装置での或いは加湿手順でのオゾンの有意の損失を生じる ことのない、高い変換率を実現するオゾン滅菌装置及びオゾン発生装置を開発す ることが有益である。 更には、オゾン形成のために使用する酸素を含むガスを、オゾン発生帯域のイ オン化エネルギーの最も大きい部分、即ち電極に最も近い部分に長く滞留させる ようにしてオゾン発生量を増大させるのが有益である。オゾン発生量を増大させ ることで、オゾン発生装置の熱及び加湿によるオゾン損失は最小化され、オゾン 滅菌装置の効率及び実用性が向上する。 滅菌剤ガスとしてのエチレンオキシドが先に述べたように早々に消え去ったこ とや、電流で代替する方法が明らかに失敗であることから見て、斯界には、特に 医療及び科学的分野には、非常に湿った、高濃度のオゾンの持続した流れを安全 且つ制御態様下に使用する、効率的且つ有効なオゾン発生装置及び滅菌装置に対 する要望がある。運転コストが安価で、殺菌率が高く従って滅菌サイクルが短く 、しかも大型のみならず小型の滅菌装置内で有効な高濃度オゾンを発生すること のできるオゾン滅菌装置に対する要望が斯界にある。最後に、高い殺菌率を可能 な限り短時間内に実現させるような制御された加湿オゾン滅菌剤ガスの有効量が 加湿器内に提供されるよう、十分に大量のオゾンを発生させるための装置及び方 法に対する要望がある。 (発明が解決しようとする課題) 前述の要望を満たすためのオゾン滅菌装置及びオゾン発生装置を提供すること である。 (課題を解決するための手段) 本発明によれば、オゾン発生装置及びオゾンを含むガスを発生させるための方 法が提供される。オゾン発生装置には、オゾン発生装置(以下、単にオゾン発生 装置とも称する)と、コロナ放電を発生させるための手段と、熱交換器と、オゾ ン発生装置のオゾン発生帯域を出るガスの一部を部分的に包囲するための導管と 、循環ポンプとが含まれる。本装置では、オゾン発生帯域を出るオゾン含有ガス の一部が熱交換器を通して循環され、酸素を含むガスと結合されて送給ガスを形 成する。冷却された送給ガスがオゾン発生装置のオゾン発生帯域に送られ、オゾ ン発生帯域内でそれ以上のオゾンを形成するために使用される。送給ガスがオゾ ン発生装置内を冷却し、オゾン発生装置を出るオゾン含有ガスのオゾン濃度を増 大させる。 オゾン発生装置は第1の電極及び第2の電極を有する。これら第1及び第2の 各電極は相互に離間され、その間部分にオゾン発生帯域を画定する。オゾン発生 帯域の入り口は酸素を含む送給ガスを受け、出口からは送給ガスと、オゾン発生 帯域内で発生したオゾンとのガス混合物が排出される。第1の冷却剤が第1の電 極の一方の表面と熱交換関係を有する。熱交換器はガス側と第1の冷却剤側とを 有し、ガス側はオゾン発生帯域と流通されている。第1の冷却剤側の第2の冷却 剤が、熱交換器のガス側を貫いて循環するガスを冷却する。導管が、オゾン発生 帯域と熱交換器のガス側との間を流通させる。この導管は、オゾン発生帯域の出 口から出るガス混合物の一部を受けるための構成を有する。ポンプが、ガス混合 物の一部を、導管と、熱交換器と、オゾン発生帯域とを通して循環させる。 オゾン発生方法では、先に説明したような酸素を含む送給ガスがオゾン発生装 置のオゾン発生帯域に導入される。オゾン発生装置内の第1及び第2の各電極間 にコロナ放電が創出され、オゾン発生帯域内の送給ガス内の酸素からオゾンが形 成される。第1の電極の表面が第1の冷却剤により冷却される。オゾンと送給ガ スとのガス混合物がオゾン発生帯域を出、このガス混合物の一部が熱交換器を通 して送られ、冷却される。熱交換器を通して冷却されたこのガス混合物の一部は 酸素を含むガスと結合して送給ガスを形成する。 本発明によれば、物品を滅菌するためのオゾン滅菌装置及びオゾン滅菌方法も また提供される。オゾン滅菌装置には、オゾン発生装置と、保持タンクと、加湿 チャンバと、滅菌チャンバと、前記加湿チャンバのための第1の通気口及び滅菌 チャンバのための第2の通気口と、加湿チャンバから滅菌チャンバへのガス流れ を制御するための手段と、ヒータ及びポンプ手段とが含まれる。オゾン発生装置 は、重量%で少なくとも10%のオゾンを含むガスを発生することができる。保 持タンクはガスオゾン発生装置と流通され、ガスオゾン発生装置からの、オゾン を含むガスを受容する。保持タンクはガスオゾン発生装置への水分の逆流をも防 止する。保持タンクは加湿チャンバとも流通される。加湿チャンバは保持タンク からのオゾンを含むガスを受容し、このガスを加湿して滅菌剤ガスとする。滅菌 剤ガスには、少なくとも約60%の湿度で重量%が少なくとも8%のオゾンが含 まれる。第1の通気口が加湿チャンバから滅菌剤ガスを排出させ、第2の通気口 が滅菌チャンバから滅菌剤ガスを排出させる。第1及び第2の各通気口は、オゾ ンを酸素に変換する第1の触媒上を通して滅菌剤ガスを排出させる。滅菌チャン バは加湿チャンバと流通され、この加湿チャンバからの滅菌剤ガスを受ける。加 湿チャンバから滅菌チャンバに流入するガスは制御手段により制御される。ヒー タが滅菌チャンバに暖気を提供する。ポンプ手段が滅菌チャンバ内に空気を流入 させ、また滅菌チャンバを、第1の触媒と同様にオゾンを酸素に変換する第2の 触媒上を通して脱気させる。 物品を滅菌するための本方法には、物品を滅菌チャンバ内に配置し、滅菌チャ ンバをシールすることが含まれる。滅菌チャンバが少なくとも部分的に脱気され 滅菌サイクルが開始される。滅菌剤ガスの、先に説明したような制御された流れ が、この滅菌チャンバがほぼ周囲圧力になるまで滅菌チャンバに導入される。滅 菌剤ガスが滅菌チャンバ内で循環され、滅菌チャンバ内の圧力が周囲圧力となっ た後にも継続して導入される。一方、同時に、滅菌剤ガスは滅菌チャンバから第 1の所定時間、第1の触媒上を通して滅菌チャンバから排出される。第1の触媒 がオゾンを酸素に変換させる。滅菌チャンバは所定サイクル数で再度、少なくと も部分的に脱気され、滅菌剤ガスが先に説明したように再導入される。次いで、 滅菌チャンバはオゾンを酸素に変換する第2の触媒上を通して脱気され、エアレ ーションサイクルが開始される。エアレーションサイクルでは、ろ過され加熱さ れた空気が、滅菌チャンバが周囲圧力となるまで滅菌チャンバ内に導入される。 滅菌チャンバ内が周囲圧力になると、滅菌チャンバを通して空気が継続的に流入 される。一方、同時に、空気は第2の所定時間、第2の触媒上を通して排出され る。次いで滅菌チャンバは脱シールされ、物品が取り出される。 (図面の簡単な説明) 図1は本発明に従うオゾン発生装置の簡略化された断面図である。 図2は図1の底部の部分拡大断面図である。 図3は図2を線3−3に沿って切断した部分断面図である。 図4は本発明の1実施例に従うオゾン滅菌装置の流れダイヤグラムである。 図4aは図4の破線内の、加湿チャンバの1実施例の概略例示図である。 図4bは別態様での、図4の破線内の、加湿チャンバの1実施例の概略例示図 である。 図5は本発明に従う別態様でのオゾン滅菌装置の流れダイヤグラムである。 図6は、図1の破線内のオゾン発生装置を含む、オゾン発生装置のための1実 施例の概略例示図である。 図7は本発明の1実施例に従う、マルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置内 での1つのオゾン発生装置の断面図である。 図8はマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置の上方からの平面図である。 図9はマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置の送給ガスの入り口部分を例 示する部分破除した斜視図である。 図10はマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置の送給ガスの入り口部分を 例示する部分破除した断面図である。 図11は図7のマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置におけるオゾン発生 装置で使用するシールの、図7を線11−11に沿って切断した位置で上方から 見た場合の平面図である。 図12は、図11を線12−12に沿って切断した場合のシールの断面図であ る。 図13はマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置の出口部分の上部の部分破 除した拡大断面図である。 図14は本発明の中央プロセスユニットを含む、電気的及び制御システムの流 れダイヤグラムである。 図15は本発明の実施例に従う、オゾン発生のための方法の流れダイヤグラム である。 図16は本発明の実施例に従う、物品を滅菌するための方法の流れダイヤグラ ムである。 (実施例) ここで使用する用語は便宜的なものであってこれに限定されるものではない。 “右”、“左”、“下方”、“上方”、“内側”、“外側”等の文言は参照する 図面上での方向を示すものである。用語には、上述した文言、その派生語並びに 類似の意味を持つ文言が含まれる。 本発明によれば、オゾン濃度の高いオゾン化ガスの連続流れを提供する、非常 に効率的で経済的なオゾン発生装置が提供される。本オゾン発生装置は、オゾン 発生装置内に形成されるオゾン化ガスの一部が連続的に循環されること、冷却シ ステムが極めて効率化されること、また、オゾン発生装置内で送給ガスの流れが 旋回されることの結果、非常に効率的なものである。オゾン発生装置の効率が高 いことにより、本オゾン発生装置を2立方フィート(約0.056立方メートル )の小型の滅菌装置から、約12立方フィート(約0.34立方メートル)まで の大型ユニットで使用することができる。滅菌装置には、オゾンの濃度パーセン テージが高く従って滅菌サイクルの必要回数を減らす、加湿されたオゾンガス滅 菌剤ガスを提供する加湿器が含まれる。本滅菌装置での滅菌サイクル時間及び殺 菌率は従来からのオゾン滅菌装置に比べずっと高い。 図面を参照して詳しく説明するに、図1には本発明に従うオゾン発生装置で使 用するためのオゾン発生装置の1実施例が、簡略化断面図で表されている。以下 にオゾン発生装置、コロナ放電発生手段、ガス循環のための導管の説明を記載し た後、熱交換器及びポンプ手段を含む装置のその他の特徴部分を説明する。 オゾン発生装置は全体を番号10で示され、環状の第1の電極12と、この第 1の電極12から離間され中央に配置された第2の電極14とを含み、第1の電 極12と第2の電極14との間の環状空間にオゾン発生帯域16が画定される。 図1に示すように、第1の電極12は高電圧型の電極であり外側が金属管の形態 を有している。第2の電極14は、図1に示すように、内側管20の内面18上 に被覆された導伝性のコーティングから構成される。第1の電極12と内側管2 0とは相互に同中心に配列される。 第1及び第2の各電極12、14は、図では同中心の管として示されるが、圧 力容器内に座着した平行プレート形態のものとし、冷却用流体を第1の電極及び 各電極間の空間と関連させたものとすることもできる。装置の冷却効率を最大化 するため及び環状の大きなオゾン発生帯域16を提供させるためには同中心配列 とする方が好ましい。 内側管20は誘電性の絶縁材料から形成する。誘電性の絶縁材料は任意の好適 な誘電材料、例えば、誘電定数が少なくとも約10である任意の好適なガラス或 いはセラミック誘電材料とすることができる。誘電性の絶縁材料はガラスが好ま しく、鉛ガラスであるのが更に好ましい。鉛ガラスを使用することにより、誘電 定数は大抵の標準的なガラス配合物のそれよりもほぼ15%高くなる。誘電定数 が大きくなるとガラスがあまり高温に加熱されなくなり、ガラスに吸収されるエ ネルギー量が減少する。更に、鉛ガラスのような高誘電定数の材料を使用するこ とにより、そうした材料が内側管20全体の電圧抵抗を低下させ、以下に説明す るように冷却される、オゾン発生帯域16を通るガスの維持する電気的エネルギ ーがずっと大きくなることから、酸素−オゾン変換が助長される。 図1では第2の電極14は導電材料、例えば陽極処理銀の箔層を含む導伝性コ ーティングの形態を有している。第2の電極は好適な手段で接地される。各電極 は何れも、コロナ放電を発生させるための手段の端子に接続される。オゾン発生 装置に送電するための任意の好適な電源を使用することができる。そうした電源 には、各電極に電圧のパルスを提供するための手段が含まれる。図1に示される ように、オゾン発生装置に送電するための変圧器26が提供される。各電極が図 示される配列を有するのが好ましいが、何れかの電極を変圧器26に関する極性 を逆転させることにより接地側電極としても良い。 変圧器26は、DC電源を約2、000〜4、000の電圧チャージをパルス 化するためのチョッパに接続した昇圧変圧器であるのが好ましい。チョッパは約 300〜約8、000Hz、好ましくは約350Hzの一定の周波数か或いは、 約300〜約1、000Hz、好ましくは約300及び500Hzの間の可変周 波数範囲を有する。チョッパの周波数が一定である場合には入力する電圧を、チ ョッパにDC電力を提供するDC整流器に入る中央プロセス処理ユニットからの AC電流を使用して制御することが可能である。 中央プロセス処理ユニットは、オゾン発生装置を出るガスのオゾン濃度を、中 央プロセス処理ユニットの入り口と関連する出口を有するオゾンモニタを通して 測定した前記オゾン発生装置を出るオゾン濃度に応じてチョッパに送るDC電力 を断・続し、所定の最小及び最大値の間で制御するようにプログラムすることが できる。チョッパの周波数を可変とする場合、この周波数は、中央プロセス処理 ユニットからの、最小及び最大のオゾン濃度レベルに関する約1〜10ボルトの 電圧で制御される発振器により最小値及び最大値間で比例変動され得る。周波数 の高さは、測定されたオゾン濃度が減少すると相対的に増大する。周波数が高い ほど、オゾン発生装置10内で発生するオゾン量は大きくなる。 オゾン発生装置10は外側の圧力容器ハウジング28(以下、単にハウジング 28とも称する)を含む。ハウジング28は、図1では円筒形状のものとして示 されるが、例えば矩形、球形、及びその他の形状のものとすることができる。円 筒形状はガス流れ特性を向上させるためには好ましいものである。ハウジング2 8は、図1に示されるように、第1の電極12とハウジング28との間に形成さ れる環状の冷却ジャケット30を包囲するのが好ましい。冷却ジャケット30は 第1の電極12の外側表面34を冷却するためにこの第1の電極12と熱交換関 係にある、第1の冷却剤を受けるための入り口32と、この第1の冷却剤を釈放 するための出口36とを有する。第1の冷却剤は水であるのが好ましいが、エチ レン或いはプロピレングリコール、ブライン、シリコンオイル、以下に説明する ような冷却された送給ガスを含む冷却ガスを含むその他の好適な冷却剤を使用す ることができる。ドライアイス或いは類似の冷えた固体もまた第1の冷却剤とし て使用することができると考えられるがそれらは好ましくない。ハウジングの出 口を出る冷却剤はドレンに廃棄しても良いが、図6に示すように熱交換器に通し て再循環させ、熱交換器38内で冷却して再使用する方が好ましい。 別の実施例でのオゾン発生装置では、図1の装置が改良され、ハウジング28 が第1の電極として機能し、第2の電極14と関連してコロナ放電を発生させる ために使用される。この配列構成では金属管形態の第1の電極12の使用は随意 的なものとされ、冷却ジャケット30がオゾン発生帯域16を含んでいる。冷却 された送給ガスが入り口32を通して送り込まれ、オゾン化されるべきガスとし て作用するのみならず、第1の電極を冷却するための第1の冷却剤としても作用 する。この送給ガスは出口36から排出され、以下に説明するように熱交換器を 通して再循環され得る。 金属管形状の第1の電極12と共に第1の冷却剤として作用するそうした送給 ガスは冷却ジャケット30内で同じくオゾン化され、かくして、冷却ジャケット 30とオゾン発生帯域16とは共にオゾン発生帯域を構成する。しかし、図1に 示すような冷却ジャケットは、複数の、例えば、同アルミニューム、ジルコニウ ム、ステンレススチールその他の、高い熱伝導性及び非腐食性を有する類似金属 のような金属から形成した吸熱体40、或いは電着銅のような金属メッキ体を含 んでいるのが好ましい。これら吸熱体或いは金属メッキ体は、金属のチップある いは小ファイバであって良いが、これらチップ及びファイバーの混合物を含むの が好ましい。チップは少なくとも1つの平坦表面を有し、もっとも長い部分で測 定した直径が約1/16〜約1/4インチ(約0.15cm〜約0.8cm)の 範囲のものであるのが好ましい。ファイバーあるいはストランドは長さが一般に 約1/8インチ(約0.3cm)であり、直径が約1/32インチ(約0.08 cm)である。 金属製の吸熱体40は、冷却ジャケット30内での冷却剤の流れの配分を良好 化し、冷却剤と第1の電極12との相互の接触を増長させる。吸熱体40は集合 状態でヒートシンクとしても機能し、第1の電極12から冷却剤に移行する熱を 均等に分散及び吸収する。金属製の吸熱体はスクリーンその他の多孔質の表面を 有し、ハウジングの入り口32及び出口36を覆うようなメッシュ42により、 冷却ジャケット30内に保持させるのが好ましい。冷却ジャケット内での吸熱体 の量は変動させ得るが、冷却ジャケット30は、熱を吸収し且つ第1の冷却剤を 均等に分布させるために、しかし、冷却ジャケット全体で約2psi(約0.1 4kg/cm2)以上の圧力降下を生じない量の吸熱体で十分に充填されるのが 好ましい。 オゾン発生帯域16は、酸素を含む送給ガスを受けるための入り口44と、オ ゾン発生装置から、オゾン発生帯域16内で形成されたオゾンと送給ガスとのガ ス混合物を釈放するための出口46とを有する。出口46は、内側管20内にこ の内側管20と同中心に位置付けられた導管50の第1の端部48と流通される 。導管50は、シール52により内側管20の内部でこの内側管と同中心状態に 保持される。シール52は内側管及び導管を、これら内側管及び導管がシール内 の同中心の凹所56内にシール関係で座着されるよう、内側管の第1の端部54 及び導管の第1の端部48を保持する形状を有している。シールは任意の抗オゾ ン物質、例えばネオプレン、シリコーン、フルオロエラストメリックラバーその 他から形成することができる。抗オゾン性のO−リングがシールと前記各第1の 端部48、54間に位置付けられ、内側管20及び導管50の熱膨張に応答して の漏れやたわみを防止する。シール52は、出口46と流通し、導管50の第1 の端部48と整列した開口58を含む。 導管50及び第1の端部48は、出口46を出るガス混合物の一部、即ち、体 積%で約0〜約30%、好ましくは約5〜約15%を受け、これを熱交換器38 (図6参照)に通して再循環させるための形状を有する。ガス混合物の残余部分 はオゾン発生装置の出口59を通して排出され、詳細を以下に説明するオゾン滅 菌装置のようなオゾン用途で使用される。導管50の第1の端部48は、ガス混 合物の一部を受けるための直径寸法を有し得るものであるが、この第1の端部内 に挿通され、ガス混合物の一部を調節自在に受容する可変数のオリフィス(図示 せず)を有するのが好ましい。 導管50の第2の端部60はオゾン発生装置の円筒形状の底部62を貫いて長 手方向外側に伸延する。図2に最も良く示されるように、入り口44がオゾン発 生装置の底部62の環状空間65と流通され、この環状空間65が、図2及び図 3に最も良く示されるようにオゾン発生装置の底部62内で導管50を包囲する 。環状空間65は、オゾン発生装置の底部62の側壁68を貫いて伸延する開口 66を有する。図3に示すようなパイプ70がこの開口66を覆って装着され、 開口66を横断して側壁に引いた接線Tとの間に夾角αを形成する。夾角αは約 20度〜約45度であり好ましくは約30度である。送給ガスはパイプ70を通 しオゾン発生装置10に入るが、前記夾角αが、環状空間65を通しての一般に 円形でのこの送給ガスの旋回運動を提供する。 環状空間65を通しての旋回流れにより、送給ガスはオゾン発生帯域16内を 直線的に流れる場合よりもずっと高速で、螺旋を描きつつ上昇する。送給ガスの 旋回流れは内側管20にも流入する。こうした旋回流れ模様は、誘電体である内 側管20及び第1の電極と送給ガスとの、送給ガスがオゾン発生帯域16を貫く ワンパス当たりの接触状況を、送給ガスが直線的に流れる場合と比較して増長さ せる。こうした旋回流れによる効果により、送給ガスがオゾン発生帯域16を貫 いて流動する際には第1の電極及び内側管20の表面が冷却され、送給ガスが内 側管20を貫いて流動する際には第2の電極14が更に冷却される。更には、旋 回流動する送給ガスによる前述の冷却効果により、オゾン発生帯域16を貫いて のパス当たりのオゾン収率が高くなる。 オゾンは代表的には、オゾン発生帯域16のまさに中心ではなく、イオン化エ ネルギーが最も強い場所、即ち、第1の電極12と、誘電体である内側管20と の各表面に最も近い場所で最も良く発生する。この場所では、第1の電極12及 び内側管20に近接し或いは接触する状態で入手されるジオキシゲン分子の流れ が増大され、この増大された流れが送給ガスの滞留時間を長引かせることでオゾ ン生成量が増大する。環状空間65と、送給ガスの流量とは、環状空間65内を 連続的に旋回流動する送給ガス容量が、オゾン発生帯域16を通して実際に上昇 する送給ガス量の約3倍であるように形状付けされ、調節されるべきである。 内側管20の第2の端部72は、環状空間65内を部分的に下方に伸延し、こ の環状空間65内を流動する送給ガス流れが分割され、分割流れの一部が、導管 50と、内側管20とシール52とにより画定される環状チャンバ76の入り口 74に送られる。既に冷却された送給ガスは環状チャンバ76及びオゾン発生帯 域16に流入する。環状チャンバ76に流入する送給ガス部分は、体積%で送給 ガスの約50〜約99%であるのが好ましく、より好ましくは70〜90%であ る。環状チャンバに流入した送給ガス部分は熱交換器で冷却され、環状チャンバ 76を上昇し、第2の電極14の内面を冷却した後、導管内の、第1の端部48 に近接する帯域内の少なくとも1つの孔80を通し、環状チャンバ76を出る。 環状チャンバを出た送給ガス部分は導管を通して送られるガス混合物と結合し、 導管の第2の端部60を通してオゾン発生装置を出、再循環される。オゾン発生 帯域16を通して流動する送給ガスが、内側管20の表面82及び第1の電極1 2の表面84を夫々冷却する。 図1及び図2に示されるように、メッシュ或いはスクリーン材料のような多孔 質表面86が入り口74を横断して伸延する位置に位置決めされる。この多孔質 表面は、環状チャンバ76内の先に説明したチップやファイバのような吸熱体を 保持する作用がある。環状チャンバ76は銅或いはアルミニュームウール等の金 属ウールで更に充填されるのが好ましい。これらの金属ウールは更に別のヒート シンクとして作用し、環状チャンバ76を通る送給ガス部分の流れを乱し、この 冷却用のガスと第2の電極14との接触を増長させる。環状チャンバ76を通る 冷えた送給ガスの冷却効果はそうした金属ウール及びあるいは金属製の吸熱体が 存在することにより非常に大きなものとなる。内側管20内には約1.3〜約2 psi(約0.09〜0.14kg/cm2)の若干の圧力低下が生じる。この 圧力低下は任意の従来方法により送給ガスの圧力を若干高めることにより容易に 補償されるが、再循環される送給ガス混合物中に導入される酸素含有ガスの圧力 を増大させる方法が好ましい。第2の電極14と完全に接触する導体ストリップ 88が導管50の周囲に、しかしこの周囲から離間される状態でコイル巻きされ 、高パルス電流を第2の電極に送り且つ誘電体である内側管のための更に別のヒ ートシンクとして作用する。 当業者には、各孔80を閉じた内側管20の底部72を、オゾン発生装置の底 部62に向けて交互に伸延させ得ることを理解されよう。その場合、冷媒、冷却 水その他のような冷却剤を、金属製の吸熱体40と共にあるいはそれら無しで環 状チャンバ76を通して循環させることができる。この場合、送給ガスの旋回流 入流れの全てはオゾン発生帯域16を通して送られ、出口46から出るガス混合 物は尚、導管50を通して抜き出される。この場合の冷却剤は冷却ジャケット3 0で使用する第1の冷却剤と同じものとすることができる。 図6に示すように、本装置には熱交換器38及びポンプ90が含まれる。ポン プは、端部60を通してガス混合物部分を引き出す位置に位置決めされる。装置 に送るべき酸素含有ガスのための入り口92がポンプ90と端部60との間に位 置付けられる。酸素を含むガスが端部60を出るガス中に流入されることで、入 り口44のための送給ガスが形成される。酸素を含むガスは純酸素或いは、任意 の好適な手段により空気から抽出或いは濃縮した酸素であり得るが、酸素シリン ダのような加圧減からの純酸素を使用するのが好ましい。 ポンプは任意の好適なポンプであって良いが、熱交換器38のガス側96の入 り口94を通してガスを押し出すことのできる抗オゾン性の材料を含むのが好ま しい。送給ガスは熱交換器を通して、約75°F(約23.9℃)〜約100° F(約37.8℃)の温度で送られ、ガス側96の出口98から約30°F(約 −1.1℃)〜約50°F(約10℃)の温度となって排出される。ガス側96 は入り口44と流通状態にあり、第1の冷却剤側100と熱交換関係を有する。 第2の冷却剤は約25°F(約−3.9℃)〜約45°F(約7.2℃)の温度 を有し、第1の冷却剤側100の内側空間を通して流動する冷媒であるのが好ま しい。第1の冷却剤側100は第2の冷却剤側102とも熱交換関係にある。第 2の冷却剤側102は冷却ジャケット30を循環する第1の冷却剤を冷却する。 この第1の冷却剤は、第2の冷却剤側102に約65°F(約18.3℃)〜約 90°F(約32.2℃)の温度で入り、約35°F(約1.6℃)〜約45° F(約7.2℃)の温度で出る。第2の冷却剤側102は冷却ジャケット30の 入り口32及び出口36と流通される。第2の冷却剤は送給ガス及び第1の冷却 剤の流れ方向に対する向流方向で流動する。送給ガス及び第1の冷却剤は共に、 オゾン発生装置を通してのガス及び冷却剤の流れを概略例示する図6及び図15 に最も良く示されるように、熱交換器38を平行に貫いて流動する。第1の冷却 剤側100と第2の冷却剤側102、そしてガス側96とは何れも、これら第1 の冷却剤側100、第2の冷却剤側102、ガス側96と熱交換関係を有し、集 合状態でヒートシンクとして機能し得るところの、先に説明したような複数の吸 熱体40を含むのが好ましい。金属製のこれら吸熱体は、冷却ジャケット30及 び環状チャンバ76に関連して先に説明したような多孔質の被覆体或いはメッシ ュ42を使用して、ガス入り口92及びガス出口98並びに第1の冷却剤側及び 第2の冷却剤側を覆うことにより、熱交換器の各側の内部に保持され得る。 金属製の吸熱体を使用することにより、熱交換器はより効率化されそれにより 、熱交換器の必要熱交換表面積が小さくなり及びあるいは、第1及び第2の各冷 却剤側を流れる冷却剤量が少なくなる。その結果、熱交換器をずっと小型化する ことができるようになる。金属製の吸熱体は本発明においては随意的なものであ るが、その使用は熱交換器の効率が向上することから好ましいものである。そう した吸熱体を冷却ジャケット30或いは熱交換器38の一方或いは両方に使用す ると水圧は幾分増大し、熱交換器を通しての約1.5psi(約0.1kg/c m2)の、及び冷却ジャケットを通しての約0.5psi〜約2psi(約0. 03〜0.14kg/cm2)の僅かな圧力低下が補償され得る。そのような圧 力増大は任意の従来方法、例えば、流入水の圧力を調節することにより容易に得 られ、或いは、熱交換器に流入する水のための小さい入り口オリィス或いは高圧 ノズ ルを設けることにより容易に得られる。 本発明は更に、図7から図13に示されるようなマルチオゾン発生装置型のオ ゾン発生装置104を含む。図8に最も良く示されるように、オゾン発生装置1 04は外側容器106を含み、この外側容器106はガス混合物を釈放するため の第1の出口108を有する。オゾン発生装置104内の別個のオゾン発生装置 10’が、図8及び図13に示されるように通路110を通して出口108と流 通される。図示される実施例ではオゾン発生装置10’は6基設けられるが、当 業者には、空間的制約及び特定用途のための必要オゾン量とに基づき、6基以上 のオゾン発生装置を設け得ることを理解されよう。 図7、9、10に最も良く示されるように、オゾン発生帯域16’に対する入 り口44’が環状空間65’と流通される。各環状空間65’は送給ガス導入の ためのパイプ70’と流通する開口64’を含む。各パイプ70’は、図7及び 図10に示されるように、送給ガス導入のために熱交換器38の出口と流通する 状態で共通入り口112に連結される。各パイプ70’は、各オゾン発生装置内 の送給ガスの旋回流れが達成され得る、先に説明したような夾角αで各開口64 ’に連結される。図7及び図9に示されるように、誘電体である内側管の内部を 冷却するために分岐された送給ガス部分は、底部座面114に創出された間隙形 態の入り口74’を通し、各オゾン発生装置10’の環状チャンバ76’に入る 。底部座面114は、内側管20’の第2の端部72’に嵌入してシールする形 状を有している。 各シール52’は各オゾン発生装置10’の幅全体を横断してそれぞれ伸延す る。シール52’は、図7に示すようにマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装 置104の上部内に座着するオゾン発生装置の、外側延長壁28’の溶接セクシ ョン内に嵌着する形状を有する。この外側延長壁28’と、各シール52’内の 凹所56’とは、漏れを防止するための、先に説明したようなO−リングを含む のが好ましい。各シール52’は、ガス混合物がオゾン発生帯域の出口46’か ら出られるようにするための複数の開口116を有する。 冷却ジャケット30’の入り口32’及び出口36’には、外側容器106の 底部の内側に沿ってこの底部を貫いて伸延する主導管及び外側容器106の外側 に沿って伸延する主導管の、計2本の主導管118を通して供給を受ける。これ らの主導管は熱交換器38と熱交換関係を有する。 ガス再循環のための導管50’の第2の端部60’の各々が、オゾン発生装置 10’の底部を貫いて伸延され、外側容器106の下方チャンバ120に入る。 導管50’を出たガスはこの下方チャンバ120内で結合された後、熱交換器の ガス側の入り口と流通する第2の中央出口122を通して外側容器106を出る 。 本発明には、図1、図6、図15に最も良く示されるような、オゾン発生のた めの方法も含まれる。本方法では、酸素を含む送給ガスが、第1の電極12及び 第2の電極14の相対する表面82、84間の、オゾン発生帯域16に導入され る。各電極12及び14間にコロナ放電が創出され、オゾン発生帯域内にオゾン が形成される。第1の電極12の、オゾン発生帯域16とは反対側の表面34は 第1の冷却剤で冷却される。オゾン発生帯域内に生じるオゾンと送給ガスとの混 合物はオゾン発生帯域16から釈放される。送給ガスの一部をオゾン発生帯域1 6から離れる方向に送り、第2の電極14の、オゾン発生帯域16と反対側の内 面18を冷却するために使用するのが好ましい。オゾン発生帯域16から離れる 方向に送るこの送給ガス部分については先に説明した。 前記混合物の第1の部分は、先に説明したように導管50を通して抜き出され 、第2の部分は出口59を通してオゾン発生装置10から釈放される。混合物の 前記第1の部分は導管50を出た後、酸素を含むガスと結合されてオゾン発生装 置10のための送給ガスを形成する。混合物の第1の部分は、内側管20及び第 2の電極14を冷却するために、オゾン発生帯域16から離れる方向に送られる 送給ガス部分とも結合されるのが好ましい。 送給ガスは熱交換器38のガス側96を通して、第1の冷却剤側100と熱交 換関係状態下に強制的に送られそれにより送給ガスを、第1の電極12及び第2 の電極14の相対する表面82、84を冷却するために入り口44に導入される に先立ち冷却する。第1の冷却剤は熱交換器38の第2の冷却剤側200を通し て並流状態で送られるのが好ましい。第2の冷却剤側については先に説明した。 第2の冷却剤は熱交換器のガス側を通して送られる送給ガス流れに対し向流流れ で送られる。更には、第1の冷却剤と、送給ガスと、第2の冷却剤とは、熱交換 器の各側に位置付けた、先に説明したような金属製の複数の吸熱体を通して流動 されるのが好ましい。 先に説明したような、熱交換器を通しての再循環並びにオゾン発生は、オゾン 化されたガスがもはや不要となるまで連続的に反復される。排出されるガス混合 物内における必要オゾン量は、オゾンガスを使用する特定用途の関数である。オ ゾン滅菌用途の場合では必要オゾン量は特定の滅菌負荷で滅菌される物品量と、 物品の汚染の度合いとに依存する。本発明のオゾン発生装置は、重量%で約9〜 15%、少なくとも約10%の濃度でのオゾンを、周囲圧力から約250psi a(絶対値での約17.6kg/cm2)、好ましくは周囲圧力から約100p sia(絶対値での約7.0kg/cm2)の圧力下に発生させることができる 。オゾン発生装置は、約60%の相対湿度下に、少なくとも約14%の濃度のオ ゾンを発生するのがもっと好ましい。 先に説明したような、オゾン発生のためのマルチオゾン発生装置型のオゾン発 生装置104及び方法は、オゾン発生装置10に関する、先に説明したような第 1の電極12、第2の電極14の配列、冷却剤の選択、そして、冷却された送給 ガス或いは冷却剤の環状チャンバ72を通しての循環に関し、類似態様下に変更 することができる。 全体を番号11で示す別態様の滅菌装置の実施例が図4、図4a、図4b、図 5に概略例示される。本滅菌装置はオゾン発生装置を含んでいる。オゾン発生装 置は少なくとも約10%のオゾンを含むオゾン化されたガスを発生する能力のあ る任意のオゾン発生装置であって良い。オゾン発生装置は、先に説明したオゾン 発生装置10或いはマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置104と同じもの であるのが好ましい。滅菌装置の別態様での実施例を説明する目的上、滅菌装置 のためのオゾン発生装置をオゾン発生装置10を参照して説明する。しかしなが らオゾン発生装置104その他のオゾン発生装置は、重量%で少なくとも10% のオゾンを含むオゾン化されたガスを発生することが可能であり且つオゾン発生 装置10と代替させ得る、本発明の範囲内のものである。 オゾン発生装置10は熱交換器のガス側から送給ガスを受ける。熱交換器は先 に説明したような熱交換器38と同じものであるのが好ましいが、本発明の範囲 を離れることなく、その他形状の熱交換器で代替させることができる。 図4に示すように、暖められ、オゾン発生装置10を出るガスは、ポンプ90 或いは類似の押し出し手段に入る前に、熱交換器38の入り口位置のガス供給源 15からの、酸素を含む新たなガスと結合されるのが好ましい。酸素を含むガス は調節弁アセンブリ17を通して熱交換器38に入る。調節弁アセンブリ17は 、直列に接続された、標準型の圧力調節器、ソレノイド弁、圧力スイッチ、ガス フローメーター、ニードル弁を含むのが好ましく、圧力ゲージ及びフィルターも 含んでいるのが好ましい。弁アセンブリは主電源から送電を受け、弁アセンブリ への入力は図14に示され且つ以下に説明するように、中央プロセス処理ユニッ ト(CPU)の出力に結合される。酸素を含むガスは先に説明したような、任意 の酸素を含むガスであって良いが、酸素タンク或いは内蔵酸素源から約2〜約1 0psig(ゲージ圧での約0.1〜0.7kg/cm2)の圧力下にシステム 中に導入される、供給される純酸素であるのが好ましい。酸素を含むガス及び、 オゾン発生装置10からの暖められたガスとは結合して送給ガスを形成する。こ の送給ガスはポンプ90により先に説明したように熱交換器38のガス側の入り 口に押送され、冷却される。 ろ過処理された水、その他の好適な冷却剤が、主給水ライン19を通し、約2 5〜約50psig(ゲージ圧での約1.75〜3.52kg/cm2)好まし くは約35psig(ゲージ圧での約2.46kg/cm2)の圧力及び約65 °F(約18.3℃)の温度で滅菌装置11内に送られる。主給水ライン19は 2つの送給ライン21及び23に分岐される。送給ライン21を通しては、弁ア センブリ25を介して制御された水圧及び水量の水が熱交換器38の第2の冷却 側に送られる。弁アセンブリ25はソレノイド弁と、水圧制御体と、ニードルベ ント、スイッチとを含むのが好ましい。図14に示すように、CPUの出力はこ の弁アセンブリの入力に結合され、熱交換器38に入る水は約25psig(ゲ ージ圧で約1.75kg/cm2)の圧力及び、毎分約1.7ガロン(約7.7 リットル)の水量に制御される。水は熱交換器38の第2の冷却側の入り口に送 られ、例えば熱交換器38の第1の冷却側の冷媒或いは冷却水のような第2の冷 却材に よって冷却され、約30°F〜約45°F(約−1.1〜7.2℃)、好ましく は約30°F〜約35°F(約−1.1〜1.7℃)の温度となる。 冷却された水は熱交換器38の第2の冷却側を出てライン27に入る。ライン 27はオゾン発生装置10の冷却ジャケットの入り口32に接続され、かくして 前記水は先に説明したようにオゾン発生装置のための第1の冷却剤として機能す る。 冷却ジャケットの出口36はライン27aの第1の端部に接続される。ライン 27aの第2の端部は熱交換器38の第2の冷却剤側と流通される。ライン21 を通して熱交換器に送られる量と実質的に等しい制御量での水が排水ライン29 を通して熱交換器から排出されるのが好ましい。 オゾン発生装置10内に形成された、オゾンを含むガスを釈放させるための出 口は、このオゾンを含むガスを受容するための保持タンタ31と流通される。こ のオゾンを含むガスは送給ガスと、オゾン発生装置10を出るオゾンとの混合物 である。ガス混合物は保持タンタ31に送られ、加湿チャンバ33に送られる先 立ちこの保持タンクに蓄積される。保持タンク31の第1の出口が、オゾンモニ タ37への入り口と流通されたライン35に結合される。オゾンモニタは、米国 特許第5、167、927号に記載されるモニタのような、任意の受け入れ得る オゾンモニタとすることができる。オゾンモニタは、図4及び図5に示すような 、保持タンク31内のオゾン濃度を測定する入力結合体と、加湿チャンバへの入 り口と、第1の触媒とを有し、滅菌チャンバ内にあるのが好ましい。 弁アセンブリ39はライン35内に配置され、ライン35内のオゾンを含むガ スの圧力を調節するための圧力制御体及びソレノイド弁とを含むのが好ましい。 保持タンク31内のオゾン濃度はオゾンモニタにより検出及び測定される。オゾ ンモニタ37の出口は、ライン43と結合されたライン41に接続される。ライ ン43はシステムの第1の触媒47に導出され、オゾンモニタから外側に送られ る余剰のオゾンがこの第1の触媒47を通して送られ、次いで排出ライン29に 入る。第1の触媒47は、オゾンを酸素に変換させることで滅菌剤ガス中のオゾ ンを破壊する。第1の触媒は加熱要素を含むことも好ましい。滅菌剤ガスをドレ ンに釈放するに先立って、この滅菌剤ガス中のオゾンを破壊することのできる任 意の触媒を使用することができる。第1の触媒47は、米国特許第4、988、 484号及び第5、069、880並びに第4、167、927号に記載される ような温度センサを含む管内の触媒及びヒータであるのが好ましい。加湿チャン バ33に入るオゾン濃度を計測するためのライン45が、オゾンモニタ37とラ イン49との間に結合される。 保持タンク31は、この保持タンクからの酸素を含むガスを受けるための、加 湿チャンバ33への入り口49’と流通されるのが好ましい。ライン49が保持 タンク31の主たる出口ラインを加湿チャンバ33の入り口49’に接続する。 逆止弁51が保持タンク31と加湿チャンバ33との間に配置される。逆止弁5 1は、加湿された滅菌剤ガスがオゾン発生装置に戻るのを防止する。保持タンク 31は、逆止弁51がうまく作用しなかった場合に逆流する加湿された滅菌剤ガ スを、オゾン発生装置10に入る前に蓄積させる。その場合、保持タンク31に は、第1の触媒47上を通し且つ排出ライン29に流すための緊急排出ライン( 図示せず)が結合されているのが好ましい。この緊急排出ラインには弁が含まれ 、CPUが、オゾン発生装置が冷却されることによりこのオゾン発生装置と保持 タンク31との内部に僅かな真空が発生した場合に、この弁を開放してオゾン発 生装置10をシャットオフさせるようにプログラムされる。このようにして、保 持タンク31内に集積される水はオゾン発生装置10に逆流することが無くなり 、漏れの恐れが防止される。 ライン45は、CPUと共に機能するソレノイド弁53と、オゾンモニタ37 と、保持タンク31を出てオゾン発生装置から離れ、加湿チャンバ33に入るオ ゾンガス混合物のオゾン濃度、流量並びに圧力を制御するための弁アセンブリ3 9とを含むのが好ましい。 給水ライン23が加湿チャンバ33に結合される。ニードル弁及びソレノイド 弁を含むのが好ましい弁アセンブリ55がライン23に配置され、加湿チャンバ 33に入る水量を制御する。図4A及び図4Bには加湿チャンバ33の他の実施 例が示される。何れの実施例の場合でも、加湿チャンバ33は、加湿チャンバ3 3内の水位を監視及び測定するための覗き窓(図示せず)のようなサイドチャン バと、加湿チャンバ内に受容される水位を制御するための水位制御体とを含むの が好ましい。水位制御体は任意の好適な水位制御体とすることができる。 図4Bに示すように、加湿チャンバ33は、オゾンガス混合物を水中に通して バブリングすることによりオゾン化されたガスを加湿し、水上に滅菌剤ガスを形 成させるための複数の小孔を有するパイプ形態の加湿器33aを含んでいる。そ のような加湿器33aは米国特許第5,069、880号に記載されている。加 湿チャンバ33はCPUと電気的に連通されたソレノイド弁57を含む排出ライ ンを備えるのが好ましい。こうしたバブリング形式の加湿器33aは製造が簡単 で且つ安価である。加湿器33aは小型の滅菌装置内でも良好に機能する。しか しながら、本発明に従う、少なくとも約4ft3(約0.1m3)の大型滅菌装置 を製造する場合、或いはもっと大量の加湿オゾンが必要とされる場合、バブリン グ形式の加湿チャンバは、水浴内でのオゾンの損失量があまりに大きくなること から好ましいものではない。 図4Aには加湿チャンバの別態様での実施例が示される。本実施例ではオゾン ガス混合物は水浴を通してバブリングされることはなく、加湿チャンバ33内で のオゾンの損失量は極めて少ない。図4Aの実施例の加湿チャンバ33は図4B に示されるような水位制御体を含んでいる。しかしながら、図4Aの実施例は、 オゾンガス混合物を水浴に通してハブリングさせるためのパイプに代えて、超音 波振動セル61を有する加湿器33bを含んでいる。超音波振動セル61は任意 の好適な超音波セル、例えば、圧電セラミック結晶、例えばカリウム、バリウム チタナイト、リードジルコネート、ダイヤモンド、クォーツ、その他のような任 意の好適な超音波セルであって良い。超音波セル61はこの超音波セルを振動さ せるための揺動体63の出力側に接続される。揺動体63の入力側はCPUの、 好ましくは加湿チャンバ33内の水位を制御するために機能するCPUと同じ部 分に結合される。 図4Aの実施例ではオゾンガス混合物は水浴を通しては送られないが、水浴の 上面上を通して送られる。揺動体の周波数が制御水位以下の結晶を振動させる。 水が振動されることにより水面上に水蒸気が発生する。約30、000〜約10 0、000Hz、好ましくは約70kHz〜約80kHzの周波数で振動する5 0KC揺動体が本実施例では好ましい。発生した水蒸気は水浴上方を通過するオ ゾン化されたガスと結合してこれを加湿し、滅菌剤ガスを形成する。加湿水準は 、CPUにより制御されるものとしての、揺動体63の振動周波数を変動させる ことにより制御することができる。振動周波数が高いほど滅菌剤ガスの相対湿度 が高くなる。従って、本実施例では滅菌在中のオゾン濃度が最大化される利点が あり高いレベルでの加湿制御が提供される。 加湿チャンバ33を出る滅菌剤ガスは約45°F〜約90°F(約7.2℃〜 32.2℃)の温度と、重量%で約8〜約15%、好ましくは約10〜約15% 、もっと好ましくは約12〜約15%のオゾン濃度と、約60〜99%、好まし くは約80〜95%の相対湿度とを有する。オゾン滅菌剤ガスの温度は、滅菌チ ャンバ75に入る際には約45°F〜約80°F(約7.2℃〜約26.6℃) であるのが好ましいが、加湿チャンバを出る滅菌剤ガスの温度並びにバイパス弁 を通して滅菌チャンバに導入される滅菌剤ガスの流量とによっては若干の高低が あって良い。約100°F(約37.7℃)までの温度の滅菌剤ガスにより、従 来の滅菌剤ガスよりも有効な殺菌率及びより短い殺菌時間とが提供される。本発 明により送達される、重量%で約8〜15%の滅菌剤ガス濃度により、4.5分 のDスターでの枯草菌(globigii)に対する殺菌時間は僅か25分であ った。 加湿チャンバ33からの滅菌剤ガスの流れを、この滅菌剤ガスをライン43を 通して滅菌剤ガスを流動させることにより第1の通気口を通して送るのが好まし い。この流れは、ニードル弁と、ソレノイド弁と、流量計とを含むのが好ましい 弁アセンブリ67により制御される。ライン43は第1の触媒47にも結合され 、弁アセンブリ67が開放された場合にこのライン43を通して加湿チャンバ3 3が連続的にブリージングされる。 滅菌剤ガスは、図4A及び図4Bに示されるように、出口68を通して加湿チ ャンバ33から釈放される。ライン68’がライン43、69、71を分岐させ る。ライン43は加湿チャンバ33のための通気ラインである。ライン69はバ イパスラインであり、ライン71は配向ラインであり、また共に、滅菌剤ガスを 滅菌チャンバに導入させるラインでもある。加湿チャンバ33の出口68は、加 湿チャンバからの滅菌剤ガスを受ける滅菌チャンバ75の入り口73と流通され る。 滅菌チャンバ75は、この滅菌チャンバ内で滅菌するべき物品を受けるための 内側空間75’を包囲する外側壁部分を含むのが好ましい。図示される実施例で は、滅菌チャンバ75は、この滅菌チャンバの壁部分に関して摺動する自動ドア を含んでいる。この自動ドアは、滅菌サイクルが終了し、オゾンモニタがオゾン が安全レベルにあることを検出した場合に自動的に開くようにCPUと電気的に 連通される。自動ドアは、装置のオペレーターからの、滅菌サイクルを開始する ための入力を受けると閉じる。自動ドアは滅菌サイクル中は密閉され、内部から 錠止されるのが好ましく、滅菌チャンバ内のオゾンレベルが安全レベル以下にな るまでは手動では開けないことが好ましい。滅菌チャンバ75は、弁の故障によ り圧力が誤って蓄積された場合にシステム触媒の1つを通して滅菌チャンバを通 気させることができるようにするための、破壊ディスクその他の安全弁を備えて いることも好ましい。 滅菌チャンバへの滅菌剤ガスの流れは、滅菌チャンバの入り口73と連通する 状態に位置決めされた、滅菌剤ガスの流れを制御するための手段により制御され る。図4に示されるように、滅菌剤ガスは、滅菌チャンバ75への計量された滅 菌剤ガス流れの流入を可能とするバイパスライン69を通して滅菌チャンバ75 に流入する。滅菌剤ガスの計量流れは、滅菌プロセスに先立って滅菌チャンバ7 5を脱気することにより生じる大きな圧力変化が、オゾンガス滅菌剤ガスを破壊 することがないようにして提供される。バイパスライン69は、ニードル弁及び ソレノイド弁を含むのが好ましい弁アセンブリ77を含んでいる。滅菌剤ガスの 計量流れは次いでソレノイド弁79を通り、滅菌チャンバ75に入る。 滅菌チャンバ75が、この滅菌チャンバ内の、CPUと電気的に連結された圧 力センサ及び圧力検出体により周囲圧力状況となったことが検出された場合、弁 アセンブリ77が閉じられ、滅菌次はライン71を通して加湿チャンバから排出 され、制限されない全流量下に滅菌チャンバ75に流入する。ソレノイド弁81 がライン71内の、加湿チャンバ33と、滅菌チャンバ75に対する弁との間に 位置決めされる。ソレノイド弁81は、バイパス流れ中は閉じられそれにより、 滅菌剤ガスは弁アセンブリ77を通して送られる。バイパス流れが終了し、周囲 圧力状況となるとソレノイド弁81は開放される。ソレノイド弁81及び79を 通して制御されない全流れが送られるとバイパス弁77が閉じられ、滅菌剤ガス は、滅菌チャンバ75の出口83と流通する第1の触媒47上を通して第2の通 気口を介して連続的に通気される。図4に示すような、滅菌剤ガスのための第2 の通気口は、滅菌剤ガスをライン85及びソレノイド弁87を通して排出するこ とが含まれ得る。図4に示すように、ライン85はライン43に接続される。滅 菌剤ガスは内側ファン或いはガス循環のための類似手段により、チャンバ全体を 通して循環される。滅菌チャンバは、循環手段が滅菌チャンバの孔壁部分の内部 に設けられた内側ファンであるような構成を有するのが好ましい。滅菌チャンバ 75内の温度及び圧力は、チャンバ内に位置付けた温度センサ及び圧力センサに より、滅菌運転中に継続的に監視される。各センサは、主電源から送電されCP Uに電気信号を送る圧力検出器及び温度検出器と電気的に連通される。 滅菌サイクルが終了すると、或いは滅菌サイクルに先立って、滅菌チャンバ7 5は、ポンプ91のようなポンプ手段を使用して滅菌チャンバから滅菌剤ガスを 抜き出すことにより、第2の触媒89上を通してソレノイド弁87’を通して脱 気される。ポンプ91は出口83とも流通される。圧力釈放弁のような安全弁9 3が第2の触媒89とポンプ91との間でライン93’内に好ましく配置される 。ポンプ91は耐オゾン性材料を含み得る。しかしながら、触媒が存在すること により、この触媒がオゾンを、オゾンが真空ポンプを通して送られシステムから 排出される前に破壊することから、非オゾン耐久性の真空ポンプを使用すること ができる。代表的な真空ポンプは、高濃度のオゾンを含むガスをポンピングする 場合には、受け入れ得る真空を連続的に創出することはできないが、第2の触媒 89が存在することで、任意の好適な真空ポンプを使用することが可能である。 一定時間経過後、排出された滅菌剤ガスからの水がポンプの底部位置に収集さ れる。ポンプ底部に収集されたこの水及びオイルは、ポンプ91を出、オイル分 離器95を通して送られる。オイル分離器は中空チャンバとドリップラインとを 含む。水はオイルから分離し、ライン93’を通して主排水ライン29を通して 廃棄され、分離されたオイル相はポンプオイルとして再循環され得る。 滅菌サイクル終了時、滅菌チャンバを脱気した後、ポンプ91を作動し、加熱 されろ過された空気を滅菌チャンバ75を通して抜き出す。こうして、滅菌され た物品を乾燥させると共に、これら物品を取り出すために滅菌チャンバを開ける 前に全ての滅菌剤ガスを確実に排出させる。空気フィルタ97、例えば、登録商 標名HEPAバイオメディカル空気フィルタを通して外部から流入する空気がヒ ータ99に通され、約110°F(約°43.3℃)の温度に加熱される。加熱 されたこの空気はソレノイド弁101、ライン71、弁79を通して滅菌チャン バ75に入り、ファン、ブロワその他により、先に説明したように循環される。 滅菌装置の、図5に示すような別態様の実施例では、弁アセンブリ25を通過 した後、流入水ライン21からの水は35°F(約1.6℃)の低温下に熱交換 器に入り、熱交換器38’内の第1及び第2の各冷却剤として作用する。この冷 えた水が、オゾン発生装置10を出る送給ガス及びオゾンの再循環され、次いで 、ポンプ90’により熱交換器のガス側の入り口を通して押し出される混合物を 冷却する。こうして冷却され熱交換器を出るガスは供給源15からの酸素を含む ガスと結合して送給ガスを形成し、オゾン発生装置10に送られる。40°F( 約4.4℃)の温度で熱交換器を出る冷えた水は、オゾン発生装置の冷却ジャケ ット内の第1の冷却剤として更に使用される。 図5に示されるように、真空ポンプ91’は、図4の装置のように滅菌装置を 通して空気を抜き出すためにではなく、滅菌サイクルの最後に、滅菌装置を通し て空気を外部に押し出すための位置に位置付けられる。真空ポンプ91’は更に ライン93’と、オイルフィルタ103とを通し、システムの第2の触媒89を 通して滅菌チャンバ75を排気しそれにより、ポンプオイル或いは水から、ろ過 された空気中にポンプにより導入されたであろう粒状物を除去させる機能も有す る。オイルフィルタは任意の好適なオイルフィルタ或いは先に説明したようなオ イル分離器とすることができる。ろ過後、排出された滅菌剤ガスその他のガスは ライン105を通して直接排出ライン29に送られる。 滅菌運転の終了後、エアレーションサイクル中に、空気フィルタ97を通して ポンプ91’によりシステム内に空気が導入され、この空気がライン109内の ソレノイド弁107を通して送られる。次いでこの空気はオイルフィルタ103 及びソレノイド弁11を通り、空気ヒータ99に入る。ろ過され加熱された空気 は、弁101及び79を通り滅菌チャンバ75の入り口73に入る。この空気は 出口83、ライン85、弁87を通して滅菌チャンバ75を出、システムの第1 の触媒47を通して送られる。 図5に示す実施例での装置は、熱交換器及びポンプ系統の他の全ての構成は、 図4、図4A、図4B、図5、における実施例と同一である。 図4、図4A、図4B、図5に示される各実施例では、電気的制御システムに は、図14に示すような120VAC電源であるのが好ましい主電源或いは分配 バスが含まれる。この電源は、装置の、熱交換器及びポンプその他の付勢手段を 含む冷却システムと、ヒータ、滅菌チャンバのためのチャンバファンその他の循 環手段と、真空ポンプと、滅菌チャンバの自動ドアを作動させるためのドアモー タと、CPUと、電気作動弁、調節器、センサ及び検出器と、周波数駆動制御体 と、変圧器そしてオゾン発生装置といった主要な電機部品を作動させるために使 用される。 CPUは標準型の中央プロセス処理ユニットであり得るが、このユニットは好 ましくはランダムアクセス及び不揮発性メモリ容量を有する、例えば登録商標名 OMRONのモデル41−Eであるのが好ましい。CPUはまた、様々な大きさ の負荷を処理するための滅菌データ、例えば望ましい滅菌サイクル時間やサイク ル数、要求オゾン濃度或いは揺動体の周波数設定点などを入力するためのキーボ ードをも含むことができる。キーボードは、装置を予めプログラム化するための プログラム情報を入力するためにも使用することが可能である。CPUは、図1 4に示すように、随意的にディスプレー端末、モデム、或いはプリンタを含むこ とができる。滅菌装置は更に、オペレータが滅菌サイクルを終了させる必要を感 じた場合に、滅菌方法に関して以下に説明するように、CPUへの送電を絶ち、 触媒89を通してシステムを通気させることができる停止ボタンをキーホード上 に更に含んでいる。 CPUの出力は様々な制御弁式の調節体、センサ、検出体と接続されそれによ りCPUは、以下に説明するように温度及び圧力の各センサ及び検出体からの信 号に応答して制御弁及び調節体を作動させることが可能である。CPUは、以下 に説明するように滅菌サイクル中の異なる相の間、このCPUの入力にその出力 を接続したオゾンモニタにより測定されるシステムの様々な場所でのオゾン濃度 に応答して、種々の制御弁を作動させる。 CPUの出力はオゾン発生装置のための制御手段にも接続される。図14に示 すように、CPUからの出力は変圧器を作動させる周波数駆動制御体を比例制御 するべく作動する揺動体の入力に接続され得る。この変圧器は、オゾン発生装置 10に関して先に説明したように、オゾン発生装置に電力を供給する。本実施例 では、保持タンク内のオゾン濃度は、CPUに入力した揺動体の振動周波数を、 オゾンモニタにより監視される望ましいオゾン濃度の最大値及び最小値に比例し て最小及び最大の各設定値間で変動するようにプログラムすることで制御される 。 或いはオゾン濃度は、図14で点線で示すように、先に説明したようなDC整 流器を通してCPUからのAC電圧により電気的に作動されるような周波数駆動 制御体(一定周波数で作動する)をオン−オフすることによって制御される。 オゾン濃度は、保持タンク内のオゾン濃度が重量%で15%よりも大きい場合は 周波数駆動制御体に対する電圧の入力を停止し、保持タンク内のオゾン濃度が重 量%で8%未満となった場合には周波数駆動制御体への電圧入力を増大させるこ とにより制御されるが、濃度制御範囲は例えば、重量%で10%〜15%の狭い 範囲のものとなる。濃度設定点は、CPUに滅菌サイクル時間及び滅菌サイクル 数を入力した後は、そうした濃度設定点が自動的に機能するようにプログラムす ることができる。 本発明には物品を滅菌するための方法も含まれる。本方法の1実施例が図16 の流れダイヤグラムに表され、この図16及び図4に示すような滅菌装置11の 実施例を参照して以下に説明される。物品は、先に説明した滅菌装置11のよう な装置の滅菌チャンバ内に配置される。物品はラッピングされ或いはガス透過性 のパッケージで包囲するのが好ましい。各物品はラッピングせずに滅菌チャンバ 内に配置しても良い。滅菌チャンバはチャンバドアを閉じることにより自動的に シールされる。滅菌チャンバをシールした後、滅菌チャンバを約50μの圧力に 脱気し、第1の滅菌サイクルを開始する。真空レベルは、孔、クレバス、穴その 他に捕捉された空気を除去するために一般に高レベルである。 特定量の物品を滅菌するための時間を、滅菌チャンバのチャンバドアを閉じる 際にCPUに入力することができる。滅菌時間を入力しチャンバドアを閉じると すぐに滅菌処理が開始される。 滅菌チャンバを脱気する間、少なくとも1つのオゾン発生装置、好ましくはオ ゾン発生装置10あるはマルチオゾン発生装置型のオゾン発生装置104内にオ ゾンが発生されるのが好ましい。滅菌チャンバの脱気中に発生するオゾンはシス テムの開放ライン及びチャンバを通して加湿チャンバ33へと上昇し、この加湿 チャンバ内で滅菌剤ガスとなる。この時点で、弁81、77、79、が滅菌チャ ンバ75への滅菌剤ガスの導入を制御し、滅菌剤ガスブリージング弁87は閉じ られる。この間、オゾン滅菌剤ガスは、加湿チャンバから通気ライン43内の弁 67を通して連続的に通気され、システムの第1の触媒47を通しシステムから 排出される。完全真空レベルが達成されると圧力検出器がCPUに真空完了の信 号を送る。これによりCPUは真空ポンプ91への送電を止め、ポンプを停止さ せる。CPUは図4に示すように弁87’、及び、滅菌剤ガスをブリージングす るための弁67をも閉じ、また、バイパスライン69内の弁79及び77を開放 させ、滅菌剤ガスを滅菌チャンバ75内にゆっくりと導入させる。 圧力検出体がCPUに滅菌チャンバ75内が周囲圧力状況になったことを示す 信号を送るとCPUは弁81を開放し、弁77を閉じそれにより、全流量での滅 菌剤ガスが滅菌チャンバ75に提供されるようにする。CPUは弁81を開放さ せると同時に弁87を開放する信号を送り、滅菌チャンバ75を通しての全流量 での滅菌剤ガスの連続流れが達成されるようにすると共に、滅菌剤ガスを、滅菌 チャンバからライン85を通して制御された流量でブリージングさせ、システム の第1の触媒47を通してシステムから排出させる。 オゾン濃度が重量%で少なくともも8%であり、相対湿度が少なくとも60% である、先に説明したような滅菌剤ガスの制御された流れが所定時間t1に渡り 滅菌チャンバを通して流動される。滅菌剤ガスは滅菌チャンバ内を第1の滅菌サ イクル中循環される。第1の滅菌サイクルの終了時、滅菌チャンバは再度脱気さ れ、N回のサイクル数で滅菌サイクルが反復される。滅菌時間t1及び滅菌サイ クル数Nは滅菌するべき物品の寸法及び量と、汚染の程度とにより決定される。 重滅 菌負荷に対しては滅菌サイクルを長くする必要がある。滅菌時間は滅菌するべき 物品量と、それら物品がラッピングされているか或いはいないかとにより、代表 的には約10分から約40分の間、好ましくは約5分〜約15分の間で変動され る。滅菌サイクル数Nは一般に約2〜6回、好ましくは約3回である。 第1のサイクル、即ち時間t1が完了すると、CPUは弁87、81、79を 閉じ、弁67、87’、93を開放し、真空ポンプ91を始動させる。真空ポン プ91はシステムの第2の触媒89を通して滅菌チャンバ75を再度脱気し、そ の間、滅菌剤ガスはライン43、システムの第1の触媒47を通して連続的に通 気される。真空レベルが達成されると、先に説明したように滅菌サイクルがN回 反復される。N回の滅菌サイクルの各回が同じ滅菌時間t1となるように自動的 にプログラム化することができる。滅菌サイクル数は滅菌するべき物品の量によ り変動される。 滅菌サイクルが完了した後、エアレーションサイクルを開始する。オゾン発生 装置10への送電がCPUにより停止され、オゾンはもはや発生しなくなる。冷 却システムもまた停止され、過失チャンバ33内の水が弁57を通して排出され る。CPUが弁87、81、79を閉じ、弁87’、93を開放する。加湿チャ ンバ75がオイル分離器95を介して真空ポンプ91により、システムの第2の 触媒89を通して約50μの水準に再度脱気される。真空レベルが達成されると 弁101、79が開放され、真空ポンプ91により、ろ過され、加熱された、細 菌を含まない空気が、滅菌チャンバ及び物品から全てのオゾン残留物を排出する ために十分な第2の所定時間t2に渡り滅菌チャンバに連続的に導入される。 第2の所定時間t2の経過後、オゾンモニタ37により滅菌チャンバ75内に 尚オゾンが検出された場合には、チャンバドアを開放せずにこの滅菌チャンバ内 にオゾンが検出されなくなるまでエアレーションサイクルを自動的に反復させる 。平均的なエアレーション時間である第2の所定時間t2は約3〜10分であり 、約5〜約10分であるのが好ましい。 滅菌チャンバが、完全にエアレーション処理されたことがオゾンモニタにより 確認された後、表示光が、オゾンレベルが安全レベルであることをオペレータに 告げ、CPUがドアモータを自動的に作動してチャンバを開放し、チャンバをア ンシールする。次いで滅菌チャンバから物品を取り出す。 以下に、特定の、しかしこれに限定するものではない例を参照して本発明を詳 しく説明する。 例I 図5に示されるような、ガス側と第1の冷却側とを有する熱交換器の実施例に 基づき、モデル熱交換器が製作された。このモデル熱交換器の合計流れ長さは2 8インチ(約71.1cm)であった。モデル熱交換器は内径0.75インチ( 約1.9cm)壁厚0.025インチ(約0.06cm)のステンレススチール 製の円筒形状の内側管から形成されたガス側を含んでいる。モデル熱交換器には 、この内側管の周囲に位置決めされた、ステンレススチール製の、円筒形状の外 側管から形成された第1の冷却剤側も含まれる。この外側管は内径1.75イン チ(約4.4cm)、壁厚は0.13インチ(約0.33cm)であった。モデ ル熱交換器のための端部プレートもまたステンレススチール製であった。外部の 絶縁体は取り付けられなかった。 モデル熱交換器のガス側の内側には、最も長い部分で測定して3/4インチ( 約1.9cm)の、銅製の、概略半円形状の金属チップが配置された。夫々の金 属チップの外側表面は平坦であり、各金属チップの厚みは1/16〜1/18イ ンチ(約0.15〜0.31cm)であった。 このモデル熱交換器を使用して3p.s.i.(約0.21kg/cm2)の 圧力下に空気を加熱する一連の加熱実験を行った。外側の管を通して3つの異な る流量下に熱水を送通した。外側の管の内部での熱水の温度及び内側の管内の空 気温度は、オメガ社製の0.1%精度の5台のプラチナ熱電対を使用して連続的 に監視された。ガス及び水の流れはハネゥエル社製の1.0%精度の2台の流量 計を使用して監視された。各流量計から流量を3回読み取り、これを平均した。 金属チップを使用した場合と使用しなかった場合とで数回の実験を行った。金属 チップを使用しなかった場合の実験データを表Iに示し、表IIには金属チップ を使用した場合のデータを示す。 例II 例Iのモデル熱交換器を使用して空気圧3p.s.i(約0.21kg/cm2 )下でこのモデル熱交換器を空気冷却器として使用して一連の冷却実験を実施 した。外側の管にはドライアイスが充填され、内側の管内を可変流量下に空気が 循環された。実験は例Iで使用した金属チップを使用し及び使用しない状態で実 施され、流量は5分毎に読取られた。金属チップを使用しない場合のデータが表 IIIに示され、表IVには金属チップを使用した場合のデータが示される。 例I及び例IIから明らかなように、金属チップを追加した場合には熱交換器 全体での温度変化により測定される熱の移行量は著しく増大する。大抵の場合、 様々な熱交換用途での熱の移行効率は、使用する金属チップ、流体バリヤーの形 式と、熱交換流体の温度範囲と、熱交換器を通す流体の形式及びその流量に依存 している。 例III 図4に示す実施例を使用する滅菌装置を使用して、様々な一般的細菌を殺すた めに要する時間をテストした。滅閑装置はオゾン発生装置を含む全体寸法が5f t3(約0.14m3)であった。滅菌装置には、純酸素と、送給ガス及びオゾン 発生帯域を出るオゾンの混合物の再循環部分とから形成される送給ガスからオゾ ンを形成する2つのオゾン発生装置を有する、マルチオゾン発生装置ユニットが 含まれていた。各オゾン発生装置各オゾン発生装置からは、95%の相対湿度下 に、重量%での平均濃度が10%のオゾンを含むオゾン滅菌剤ガスが滅菌チャン バに送られた。オゾン濃度は、300及び400Hzの間の周波数で作動し、1 0〜15アンペアでの160ボルトの入力を有する変圧器を制御する、可変周波 数駆動制御体を使用して制御した。周波数70、000Hzで振動する結晶整流 器を使用する加湿器が図4Bに示す実施例に従い作製された。 米政府の滅菌基準に従えば、殺菌時間は滅菌剤ガスが周囲圧力状況となった後 に、ステンレススチール製のキャリヤストリップ上に106個の細菌を有する滅 菌装置に滅菌剤ガスを10分間投与することにより判定される。50のサンプル が様々な時間を使用して実施され、殺菌率は殺菌時間がゼロに近づくまで増大さ れた。細菌数に対する殺菌時間のグラフが用意され、ゼロ細菌に相当する時間が 実験的な殺菌時間として使用された。細菌が僅かに残っていても、計算及び運転 上のエラーから細菌カウント数が近似的にゼロとなる場合もあることから、実験 的な殺菌時間を2倍にし、滅菌装置内で使用される実際の殺菌時間を判定した。 種々の一般的な細菌に対する滅菌装置のための殺菌時間が表Vに示されるが、先 に説明したように、表中の殺菌時間は、ステンレススチール製のキャリヤストリ ップ上の、相対湿度が95%の、重量%で10%の加湿されたオゾンを最大量投 与した場合に106個の細菌を殺すための必要時間の2倍の時間を表している。 表Vには、殺菌時間は(安全上及び調整上から2倍とした場合でさえも)従来 からのエチレンオキシドを使用する滅菌装置と比較して遥かに短いことが示され ている。更に、滅菌装置は平均約10分という素早いエアレーション時間を提供 する。全滅菌サイクルは平均2時間以下で完了された。全てのサンプルに対する 殺菌率は100%であった。 以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をな し得ることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU 【要約の続き】 換器(38)とを含むオゾン発生装置が提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. オゾン発生装置であって、 (a)相互に離間された第1の電極及び第2の電極を有するオゾンオゾン発生装 置にして、前記第1の電極及び第2の電極が、その間部分にオゾン発生帯域を画 定し、該オゾン発生帯域が酸素を含む送給ガスを受けるための入り口と、送給ガ ス及びオゾン発生帯域内で発生したオゾンとを含むガス混合物を釈放するための 出口とを有し、第1の電極の1つの表面が第1の冷却剤と熱交換関係を有してな るオゾンオゾン発生装置と、 (b)オゾン発生帯域内にコロナ放電を発生させるための手段と、 (c)第1の冷却剤側と熱交換関係を有し且つオゾン発生帯域と流通するガス側 を有し、第1の冷却剤が第2の冷却剤を含む熱交換器と、 (d)オゾン発生帯域及び熱交換器のガス側との間を流通する導管にして、前記 ガス混合物の一部を受けるための形状を有している導管と、 (e)該導管、熱交換器、そしてオゾン発生帯域を通して前記ガス混合物部分を 循環させるためのポンプと、 を含むオゾン発生装置。 2. 酸素を含むガスを、熱交換器の上流側でガス混合物部分中に導入するため の入り口を更に有している請求の範囲1のオゾン発生装置。 3. 熱交換器の、第1の冷却剤側及びガス側の少なくとも一方の側が複数の金 属製の吸熱体を含み、該金属製の吸熱体が、前記第1の冷却剤側及びガス側の少 なくとも一方の側入り口及び出口を覆うメッシュにより熱交換器の前記少なくと も一方の側の内部に保持され、前記金属製の吸熱体がヒートシンクとして機能す る請求の範囲2のオゾン発生装置。 4. 第1の電極が金属製の外側管の形態を有する高電圧電極を含み、第2の電 極が、内側管の内面上のコーティングの形態を有する導体を含み、外側管及び内 側管が相互に同中心に配列され、第2の電極が接地側を構成してなる請求の範囲 1のオゾン発生装置。 5. 外側管の周囲には、第1の冷却剤をその内部に受ける冷却ジャケットを更 に含み、熱交換器が、第1の冷却剤側と熱交換関係を有し且つ冷却ジャケットと 流通する第2の冷却剤側を更に含み、 第1の冷却剤側及び第2の冷却剤側、そしてガス側の少なくとも1つの側が金 属製の吸熱体を含み、 該金属製の吸熱体が、前記熱交換器の前記少なくとも1つの側に、該少なくと も1つの側の入り口及び出口を覆うメッシュにより保持され、該保持された金属 製の吸熱体がヒートシンクとして機能し、 前記冷却ジャケットが、該冷却ジャケットの内側空間内に位置付けられ且つ該 冷却ジャケットの入り口及び出口を覆うメッシュにより冷却ジャケット内に保持 された複数の金属製の吸熱体を含んでいる請求の範囲4のオゾン発生装置。 6. 内側管と同中心状態で導管を保持するための形状を有するシールを更に含 み、該シール内の、該シールと同中心の凹所内で、前記導管の第1の端部及び内 側管の第1の端部がシール関係を有し、該シールが、導管の第1の端部と整列し 且つオゾン発生帯域の出口と流通し該シールを貫いて伸延する開口部を有し、導 管の第2の端部が、オゾン発生装置を通して外側に伸延してなる請求の範囲4の オゾン発生装置。 7. 送給ガスを、オゾン発生装置の円筒形状の底部の側壁を貫いて伸延する開 口を通して該オゾン発生装置内に導入するためのパイプを更に含み、オゾン発生 装置の前記円筒形状の底部及び導管が、オゾン発生帯域の入り口と流通する環状 空間を画定し、前記パイプと側壁とが、前記環状空間を通る送給ガスのための、 全体に円形形状の流れ模様を提供するための夾角を形成してなる請求の範囲6の オゾン発生装置。 8. 内側管の第2の端部が環状空間及びシール内に部分的に伸延し、内側管と 導管とが、内側管と第2の電極とを冷却するための送給ガスの一部を受けるため の環状空間と流通する環状チャンバを画定し、前記導管が、環状チャンバから送 給ガス部分を導管内に釈放して再循環させるための孔を有している請求の範囲7 のオゾン発生装置。 9. 環状チャンバ内に位置決めされた金属ウール及び金属製の吸熱体を更に含 み、導体ストリップが第2の電極と接触し、多孔性の表面が金属ウール及び金属 製の吸熱体の下方で環状チャンバを横断し、導体ストリップがコイル形状を有し 且つ導管から離間されている請求の範囲8のオゾン発生装置。 10. (f)ガス混合物を釈放するための出口と、送給ガスを受けるための入 り口とを有する容器にして、熱交換器と流通する容器を更に含み、 該容器内には複数のオゾン発生装置が配列され、各オゾン発生装置が更にシー ルを有し、該シールが、オゾン発生装置の内側管内に導管を同中心状態で保持す るための形状を有し、導管の第1の端部と、内側管の第1の端部とがシール内の 同中心の凹所内にシール関係で座着され、該シールが、導管の第1の端部と整列 し且つオゾン発生帯域の出口と流通し該シールを貫いて伸延する開口部を有し、 導管の第2の端部がオゾン発生装置を貫いて外側に伸延し、オゾン発生帯域の出 口が容器の出口と流通され、容器の入り口が熱交換器とオゾン発生帯域の入り口 との間と流通され、導管の第2の端部が熱交換器と流通してなる請求の範囲4の オゾン発生装置。 11. 容器の入り口と流通する複数のパイプにして、各オゾン発生装置の円筒 形状の底部の側壁を貫いて伸延する開口を通して各オゾン発生帯域に送給ガスを 導入するための複数のパイプを含み、前記円筒形状の底部及び胴部が、オゾン発 生帯域への入り口と流通する環状空間を画定し、前記複数のパイプと各円筒形状 の底部の側壁とが、前記各環状空間を通る送給ガスのための全体に円形形状の流 れ模様を提供するための鋭角を形成してなる請求の範囲10のオゾン発生装置。 12.熱交換器であって、 (a)第1の熱交換流体を流動させるための第1の内部空間を有する第1の側 と、 (b)該第1の側と熱交換関係を有し、第2の熱交換流体を流動させるための 第2の内部空間を有する第2の側と、 (c)第1の内部空間及び第2の内部空間の少なくとも一方の内部に位置付け られた複数の吸熱体にして、前記少なくとも一方の内部空間の入り口及び出口を 横断方向に伸延する多孔性の覆いにより、前記少なくとも一方の内部空間内に保 持されてなる吸熱体と、 を含む熱交換器。 13.吸熱体が、少なくとも1つの平坦な表面を有する金属製のチップである請 求の範囲12の熱交換器。 14.オゾンを含むガスを発生させるための方法であって、 (a)酸素を含む送給ガスを、オゾン発生装置内の第1の電極及び第2の電極間 のオゾン発生帯域内に導入すること、 (b)第1の電極と第2の電極との間にコロナ放電を発生させ、オゾン発生帯域 内にオゾンを発生させること、 (c)第1の冷却剤を使用して第1の電極の表面を冷却すること、 (d)オゾン及び送給ガスの混合物をオゾン発生帯域から釈放すること、 (e)オゾン発生帯域から釈放された前記混合物の第1の部分を熱交換器を通し て抜き出し、該混合物の第1の部分を冷却すること、 (f)前記混合の第1の部分を酸素を含むガスと結合して送給ガスを形成するこ と、 を含む方法。 15.(f)が、酸素を含むガスを熱交換器の上流側に導入することを更に含み 、オゾンを含むガスを発生させるための方法が、 送給ガスをオゾン発生帯域の入り口に導入するに先立って該送給ガスを冷却し それにより第1の電極及び第2の電極を冷却し、第1の冷却剤を、送給ガスと並 流状態で熱交換器を通して送達し、また、第2の冷却剤を送給ガス及び第1の冷 却剤と向流状態で熱交換器を通して送達することを含んでいる請求の範囲14の 方法。 16.(e)での混合物の第1の部分が、混合物の体積%で約0〜30%を含ん でいる請求の範囲14の方法。 17.(a)での送給ガス温度が約30°F〜約50°F(−1.1℃〜約10 ℃)である請求の範囲14の方法。 18.(a)が、送給ガスの体積%で約50〜約90%の量の送給ガス部分を、 オゾン発生帯域から離れる方向に配向し、該送給ガス部分を使用して第2の電極 の表面を冷却することを更に含む請求の範囲14の方法。 19.第2の電極の表面を冷却するための送給ガスの一部を導管内のガス混合物 中に導入し、熱交換器を通して再循環させることを更に含んでいる請求の範囲1 8の方法。 20.オゾン滅菌装置であって、 (a)重量%で少なくとも約10%のオゾンを含むガスを発生することが可能で あり、酸素を含むガスをオゾンを含むガスの一部内に導入することにより送給ガ スを形成するための入り口と、該送給ガスを冷却するための熱交換器とを有する オゾン発生装置と、 (b)オゾン発生装置と流通し、該オゾン発生装置からの、オゾンを含むガスを 受け、また、オゾン発生装置への水分の逆流を防止する保持タンクと、 (c)該保持タンクと流通し、保持タンクからのオゾンを含むガスを受ける加湿 チャンバにして、オゾンを含むガスを加湿し、少なくとも約60%の湿度下に重 量%で少なくとも約8%のオゾンを含む滅菌剤ガスを形成するための加湿チャン バと、 (d)加湿チャンバからの滅菌剤ガスを、オゾンを酸素に変換させるための第1 の触媒上を通してブリージングするための第1の通気口と、 (e)滅菌剤ガスを受けるために加湿チャンバと流通する滅菌チャンバと、 (f)滅菌チャンバからの滅菌剤ガスを第1の触媒上を通してブリージングする ための第2の通気口と、 (g)加湿チャンバから滅菌チャンバへのガス流れを制御するための手段と、 (h)加熱された空気を滅菌チャンバに提供するためのヒータと、 (i)滅菌チャンバ内に空気を流入させ、また、オゾンを酸素に変換させるため の第2の触媒上を通して滅菌チャンバを脱気するための手段と、 を含むオゾン滅菌装置。 21.オゾン発生装置が、重量%で少なくとも約14%のオゾンを含むガスを発 生させることが可能であり、滅菌剤ガスが、少なくとも約60%の湿度下に重量 %で少なくとも約10%のオゾンを含む請求の範囲20のオゾン滅菌装置。 22.保持タンクと流通する出口を有する複数のオゾン発生装置を含む請求の範 囲20のオゾン滅菌装置。 23.保持タンク及び加湿チャンバ間の逆止弁と、保持タンク内のオゾン濃度を 重量%で少なくとも約8%から約15%より大きくない値に制御するための手段 とを更に含んでいる請求の範囲20のオゾン滅菌装置。 24.ポンプが、第2の触媒と、オイル分離器との間に位置決めされ、生物学的 な空気フィルタ、ヒータ、第2の触媒、を通して空気を抜き出し、滅菌装置を出 る空気を該オイル分離器を通して押し出すためのポンプを含み、前記オイル分離 器が排出ラインと流通されている請求の範囲20のオゾン滅菌装置。 25.ポンプが、生物学的な空気フィルタを通して空気を抜き出し、該抜き出し た空気をオイルフィルタ及びヒータを通して滅菌チャンバへと押し出すポンプを 含み、該ポンプが、前記生物学的な空気フィルタとオイルフィルタとの間で流通 され、前記オイルフィルタがポンプとヒータとの間で流通される請求の範囲20 のオゾン滅菌装置。 26.物品を滅菌するための方法であって、 (a)物品を滅菌チャンバ内に配置し滅菌チャンバをシールすること、 (b)滅菌チャンバを少なくとも部分的に脱気した後、滅菌サイクルを開始する こと、 (c):(i)酸素を含む送給ガスを、オゾン発生装置の第1の電極及び第2の 電極間のオゾン発生帯域内に導入すること、 (ii)第1の電極及び第2の電極間にコロナ放電を発生させ、オゾン発 生帯域内にオゾンを発生させること、 (iii)第1の冷却剤を使用して第1の電極の表面を冷却すること、 (iv)オゾンと送給ガスとの混合物をオゾン発生帯域から釈放すること (v)オゾン発生帯域から釈放される前記混合物の第1部分を熱交換器 を通して抜き出すことにより該第1部分を冷却すること、 (vi)前記混合物の第1部分と、酸素を含むガスとを結合して送給ガス を形成すること、 により、オゾンを含むガスを発生させること、 (d)該オゾンを含むガスを加湿することにより、少なくとも約60%,の湿度 下に重量%で少なくとも約8%のオゾンを含む滅菌剤ガスを形成すること、 (e)滅菌チャンバ内に、該滅菌チャンバが周囲圧力状況となるまで滅菌剤ガス の制御された流れを導入すること、 (f)滅菌チャンバ内に、少なくとも約60%の湿度下に重量%で少なくとも約 8%のオゾンを含む滅菌剤ガスの制御された流れを、滅菌チャンバが周囲圧力状 況となるまで導入すること、 (g)滅菌剤ガスを滅菌チャンバ内で循環させること、 (h)滅菌チャンバ内が周囲圧力状況となった後に該滅菌チャンバ内に滅菌剤ガ スを第1の所定時間流入させ、同時に、滅菌チャンバから滅菌剤ガスを、オゾン を酸素に変換させるための第1の触媒上を通してブリージングすること、 (i)所定の滅菌サイクル数、前記(b)から(e)を反復すること、 (j)第2の触媒上を通して滅菌チャンバを脱気し、エアレーションサイクルを 開始すること、 (k)ろ過され、加熱された空気を滅菌チャンバ内に、該滅菌チャンバが概略周 囲圧力状況となるまで導入すること、 (l)滅菌チャンバが周囲圧力状況となった後、第2の所定時間、加熱された空 気を連続的に流入させ、同時に、オゾンを酸素に変換するための第2の触媒上を 通して滅菌チャンバから空気をブリージングすること、 (m)滅菌チャンバのシールを開放すること、 (n)滅菌チャンバから物品を取り出すこと、 を含む物品を滅菌するための方法。 27.(b)が更に、複数のオゾン発生装置内でオゾンを発生させること及び、 複数のオゾン発生装置内で発生したオゾンを加湿することにより、滅菌剤ガスを 滅菌チャンバに導入するに先立って滅菌剤ガスを形成することを含んでいる請求 の範囲26の物品を滅菌するための方法。
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