JP2000507436A - 蓄電池を充電する方法および装置 - Google Patents

蓄電池を充電する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 蓄電池を充電する充電器を開示する。この充電器は、可変レベルの充電電流を生成する回路と、充電電流を制御する制御回路を含む。第一の充電期間においては、充電電流は、蓄電池を蓄電池のアンペアアワー容量より大きなアンペア速度にて急速に充電するレベルに維持される。コントローラは、所定の中断期間だけ充電電流を中断する手段を含む。この中断期間の際に、充電電流は、非零値に維持される。コントローラは、さらに、蓄電池の抵抗フリー電圧を決定する手段を含む。その後の充電期間においては、充電電流はこの抵抗フリー電圧の値に応答して制御される。

Description

【発明の詳細な説明】 蓄電池を充電する方法および装置発明の分野 本発明は、蓄電池の充電、より詳細には、蓄電池を充電する方法および装置に 関する。発明の背景 蓄電池は、活物質内に含まれる化学エネルギーを直接に電気エネルギーに変換 するデバイスであるが、これは、ある一つの物質からもう一つの物質への電子の 移動を伴う酸化還元電気化学反応を介して達成される。蓄電池は、その特性から 一次蓄電池と二次蓄電池に分類される。両タイプの蓄電池が広く用いられている が、二次蓄電池は、これらが充電できるため、つまり、蓄電池を元の状態に回復 できるために特に普及している。 充電可能な蓄電池、すなわち、二次蓄電池は、充電器を用いて充電されるが、 充電器は、2つのクラス、つまり、単純充電器と、閉ループあるいはフィードバ ック充電器に大別される。単純充電器は、蓄電池に低レベルの充電電流をある定 められた時間に渡って供給する。電流のレベルは、過充電によって蓄電池が損傷 しないような値に選択される。他方、フィードバック充電器は、蓄電池の状態を 監視することで、充電サイクルの際の充電電流の規模を制御する。充電サイクル は、高電流フェーズと、調節フェーズとから成る。高電流フェーズにおいては、 フィードバック充電器は、蓄電池に高い充電電流を加えることで蓄電池を急速に 充電する。フィードバック充電器は、絶えず蓄電池の状態を監視し、蓄電池の充 電状態が回復されるとともに充電電流を減少する。 蓄電池の容量およびサイクル寿命の期待値は、多数の様々な要因に依存する。 充電パラメータは、特に重要であり、蓄電池の容量に強い影響を及ぼす。 本発明と同一の譲受人に譲渡された合衆国特許第5,179,335号および第5,204,6 11号は、二次蓄電池を充電するための新規の充電器を開示する。これら以前の特 許による蓄電池充電器は、蓄電池を急速に充電するために、充電電流を二次蓄電 池に、蓄電池のアンペアアワー容量、つまり、1Cより大きなアンペア速度にて 供給する。蓄電池充電器は、充電中の二次蓄電池の内部抵抗フリー電圧(intern al resistance free voltage)を検出し、この抵抗フリー電圧を、充電中の蓄電 池のタイプに依存する所定の基準電圧と比較するための手段を含む。これら以前 の特許によると、抵抗フリー電圧は、基準電圧と充電電流が中断された時間期間 において比較される。これら以前の特許においては、内部抵抗フリー電圧が基準 電圧に達すると充電電流を低減することで充電速度が低減され、内部抵抗フリー 電圧が所定の基準電圧と等しいレベルに維持される。さらに、幾つかのタイプの 蓄電池充電器においては、温度を補償するステップ、熱暴走の望ましくない影響 を軽減するために充電サイクルを制御するステップ、蓄電池の充電状態を完全に 100%にするために仕上充電電流を供給するステップ等が含まれる。 従来の技術として、Burkettらは(合衆国特許第3,517,293号;第3,587,673号; 第3,609,503号;第3,614,583号)、蓄電池を充電する装置および方法を開示する 。Burkettによって教示される方法においては、蓄電池を構成するセルの公称1 時間率を超える規模を持つ充電電流が加えらるとともに、蓄電池が間欠的にこれ も公称1時間率を超える速度にて放電される。Burkettは、この間欠放電の目的 は、蓄電池を復極(減極)させ、これによって、充電能力を向上させることにあ ると主張する。Burkettは、さらに、放電電流(つまり、負の電流)を加えて蓄 電池を復極させると、完全充電状態に達した場合でも、より高い充電電流を加え ることが可能になり、結果として、蓄電池を完全に充電するために要求される時 間が劇的に短縮されると主張する。 合衆国特許第4,746,852号において、Martinは、蓄電池充電器用コントローラ を開示するが、この方法では、短期間の放電パルスが各充電パルスの後に加えら れる。この放電パルスの目的は、分極と電気分解を打ち消すことにある。Martin によると、これによって総充電時間が低減されるとともに、分極と電気分解が低 く押さえられるために劣化が押さえられる。 同様に、PTC特許出願第PCT/US93/00569号において、Feldsteinは、逆充電 電流を用いて充電中のセルに長短両方の逆パルスを供給する方法を開示する。Fe ldsteinによると、充電器はセルに短い充電パルスを供給し、これら充電パルス より短い継続期間を持つ放電パルスを引き出す。Feldsteinは、さらに、充電プ ロセスを周期的に終端した後に約0.5〜1.0秒の持続充電パルスを供給する 方法を開示する。 合衆国特許第4,829,225号において、Podrazhanskyらは、放電パルスの使用に 加えて、放電パルスの前あるいは後の休止期間の重要性について開示する。放電 パルスの継続期間は充電プロセスの際に変動される。PCT特許出願第PCT/US93 /00471号において、Podrazhanskyは、待ち期間によって分離された一つあるいは 複数の充電パルスと、これに続く、これも待ち期間によって分離された一連の放 電パルスを使用する方法を開示する。Podrazhanskyは、蓄電池を充電するために 要求される時間を充電パルスの間に放電(つまり、復極)パルスを加えることに よって短縮できると主張する。Podrazhanskyは、さらに、放電 パルスが終端してから、(次の)放電パルスを加える前に所定の期間を待つこと によって充電時間と蓄電池の加熱がさらに低減されると主張する。 上述の説明から、従来の技術によるアプローチは、充電の速度を増加するとと もに加熱効果を最小限に押さえるために充電パルスと放電(つまり、負の)パル スの様々な組合せを伴うことが理解できる。換言すれば、従来の技術は、蓄電池 の充電プロセスの際に充電パルスと放電パルスの両方を加えることを教示する。 従来の技術によって教示される充電パルスと放電パルスの両方を休止期間と組 合せて用いる方法は、実際には蓄電池の充電速度を低下させ、蓄電池を過剰に加 熱する原因となることが発見された。さらに、不均一系反応力学と質量輸送機構 が充電速度に大きな影響を及ぼすことが発見された。反応物の移動が速度制限要 因となるケースにおいては、反応物の流れ(つまり、充電電流)の中断および逆 転は、正味輸送フラックスを低減させ、結果として充電速度を低減させる。この ため従来の技術によって教示されるように1つあるいは複数の充電パルスに続い て1つあるいは複数の放電パルスを加える方法は、蓄電池の充電速度を低下させ 、蓄電池の加熱を増加させる。このような影響は明らかに望ましいものではない 。 従来の技術による方法は、可逆容量減衰(Reversible Capacity Decay:RC D)を起こすという観察結果が得られた。さらに、放電パルスの使用は、不必要 な蓄電池の加熱、EMフィールドに発生する電気的に誘引された機械的応力、コ ンデンサ充電効果等のために蓄電池にとって有害であることが発見された。さら に、放電パルスの使用は、蓄電池の充電時間を増加することに加え、充電デバイ スを複雑化し、実用上望ましくない。 完全な容量を回復するための周知の方法は、等化サイクルを含む。このサイク ルにおいては、蓄電池セルが全てのセルを完全に充電された状態に等化させるた めに若干過充電される。等化サイクルを用いることで蓄電池のセルを完全に充電 された状態にすることはできるが、ただし、結果としてセルの過充電はサイクル 寿命を短くするとともに、時間とともに容量を低下させる傾向を持つ。 従って、充電サイクルを繰り返すにつれて容量が低下する問題を含む従来の技 術と関連する様々な短所を克服することができる蓄電池を充電するための方法お よび装置に対する必要性が存在する。発明の概要 本発明は、蓄電池を充電するための方法および装置を提供する。 本発明においては、不均一系反応力学と質量輸送機構が、充電プロセスに重要 な役割を果たすことが発見された。反応物の移動が速度制限要因となるケースに おいては、反応物の流れ(つまり、充電電流)の中断および逆転は反応物の正味 輸送フラックスを低減させ、結果として充電速度を低減させる。 高電流充電期間においては、蓄電池の電荷受入能力(charge acceptance abil ity)は充電電流を超え、充電速度は充電電流の平均値によって決定されること が発見された。充電サイクルのこの期間においては、充電器は、充電電流を蓄電 池の相互接続と内部配線にとって安全な値に制限する。充電サイクルの調節フェ ーズにおいては、蓄電池の電荷受入能力は、極板表面の化学反応、あるいは電解 液内の拡散境界層を通る質量の輸送(移動)のいずれかによって決定されること が観察された。これは充電電流を逆転させると正味表面化学反応の速度と、境界 層を通る正味輸送フラックスが低下することを意味する。 さらに、表面化学反応は極板の幾つかの活サイトで開始され、このサイトでの 反応が反応が中断されるまで継続し、そこに活物質が蓄積するが、中断の後に反 応が再開された場合、表面化学反応は、極板上の異なるサイトから開始すること が発見された。 本発明によると、調節された充電電流が蓄電池に加えられる。充電電流が周期 的に中断され、電流の規模は、好ましくは、0ではない値まで低減された後、再 び充電値に増加される。本発明による充電電流は、過充電にならず、しかも、反 応の活性表面積は低減されない最適な電荷供給を特徴とする。本発明によると、 充電電流の規模の調節は、蓄電池の“抵抗フリー(resistance free)”電圧を 所定の値に維持することに基づ行なわれる。この抵抗フリー電圧は、電流が中断 されたとき測定されるか、あるいは、電流を中断することなく蓄電池の内部抵抗 から計算される。 本発明による充電方法は、従来の充電技法と比べて、幾つかの重要な長所を持 つ。第一に、充電電流のスイッチングにより表面反応を中断させることで局所的 な過充電が防止され、その後、化学反応は極板の別のサイトから再開される。第 二に、本発明による方法は、正の充電電流を維持することで、活性表面の形成を 促進し、従って、放電能力を高める。従来の技術では、充電電流が遮断あるいは 反転されるが、このようなアプローチでは結晶構造が出現し、このために放電能 力が低下することが観察された。 もう一つの長所として、本発明の方法によると、通常見られる可逆容量減衰( RCD)が著しく低減される。 一面においては、本発明は二次蓄電池を充電する装置を開示するが、この装置 は、可変 レベルの充電電流を生成する生成器(充電器)手段を含み、この充電電流は、第 一の充電期間においては前記蓄電池を蓄電池のアンペアアワー容量より大きなア ンペア速度にて急速に充電するレベルを持つ。この装置は、さらに、前記生成器 手段を制御するためのコントローラ手段を含み、このコントローラ手段は、(a )前記充電電流を所定の変動期間において充電電圧を非零値に維持しながら変化 させる手段と(b)前記変動期間において前記蓄電池の電荷受入電圧(charge a cceptance voltage)値を決定する手段と(c)前記電荷受入電圧値と基準電圧 を比較する手段と(d)前記電荷受入電圧に応答して前記充電電流のレベルを制 御する手段とを含む。 もう一面においては、本発明は、蓄電池を充電する方法を開示するが、この方 法は、(a)可変レベルの充電電流を生成するステップと(b)第一の充電期間 において前記充電電流を前記蓄電池を蓄電池のアンペアアワー容量より大きなア ンペア速度にて急速に充電するレベルに維持するステップと(c)所定の変動期 間だけ前記充電電流を変化させるステップと(d)前記充電電圧を前記変動期間 の際に非零値に維持するステップと(e)前記変化の後に前記蓄電池の電荷受入 電圧値を決定するステップと(f)ステップ(e)において決定された前記電荷 受入電圧に応答して前記充電電流のレベルを変化させるステップを含む。 さらにもう一面においては、本発明は、充電電流が二次蓄電池に加えられる充 電サイクルの際に蓄電池の電荷受入電圧値を決定する方法を開示するが、この方 法は、(a)前記充電電流を所定の期間において変化させるステップと(b)前 記所定の期間において前記蓄電池の高値と低値の電圧読み値および高値と低値の 電流読み値を入力するステップと(c)前記入力された電圧と電流の読み値から 電荷受入電圧値を式: に従って計算するステップを含む。図面の簡単な説明 以下に本発明の好ましい実施例を示す付録の図面を参照しながら本発明につい て詳細に説明する。ここで、 図1は、本発明による蓄電池を充電するための装置を示すブロック図であり、 図2(a)、(b)は、本発明による一例としての充電電流を示し、 図3は、抵抗フリー基準電圧VRFを計算する方法を示し、 図4は、本発明による充電電流を調節するための方法をブロック図の形式にて 示し、 図5は、本発明による充電方法の流れ図であり、 図6は、図5の充電方法の一面を示し、 図7は、図5の充電方法のもう一面を示し、 図8は、図5の充電方法による電流ランプアップ(単調増加)機能を示す流れ 図であり、 図9は、図8の電流ランプアップ機能に対する電流と電圧の波形を示し、 図10は、本発明による充電サイクルを通じての典型的な電流波形を示す。発明の詳細な説明 本発明による蓄電池充電器1をブロック図にて示す図1の説明から始める。 図1に示すように、充電器1は、コントローラ2、ユーザ制御インタフェース /ディスプレイパネル4、およびプログラマブル電源6を含む。 プログラマブル電源6は、充電器1に結合された蓄電池10を充電する符号8 によって示す充電電流Iを生成する。コントローラ2は、デジタル/アナログコ ンバータ(D/A)12を通じて、プログラマブル電源6のアナログ入力に結合 される。D/Aコンバータ12は、蓄電池10に加えられるべき充電電流Iの相 対レベルを表すアナログ制御信号出力をプログラマブル電源6に供給する。プロ グラマブル電源のアナログ入力は、D/Aコンバータ12からの0乃至10VD Cの範囲の制御電圧を受ける。この制御電圧信号は、プログラマブル電源6のフ ルスケール出力電流容量の0%乃至100%の範囲を表す。プログラマブル電源 6は、さらに、それぞれ、コントローラ2の出/入力ボートに結合された緩衝デ ジタル入/出力インタフェースを含む。プログラマブル電源6は、コントローラ 2によって発行される様々なデジタル制御信号を受信し、充電電流Iを、オン/ オフ(ON/OFF)に設定したり、あるいは、故障(FAULT)状態を解除した りする。好ましくは、プログラマブル電源6は、コントローラ2から充電電流I の出力を瞬間的に0%に遮断するデジタル入力信号を受信する。プログラマブル 電源6は、反対に、コントローラ2に、様々な状態および故障状態を示すデジタ ル信号、例えば、温度が高すぎることや、DCバス電圧が高すぎすること、ある いは低すぎることを示すデジタル信号を出力する。プログラマブル電源6の実現 は当業者においては周知である。 コントローラ2は、本発明による蓄電池充電プログラムおよび方法を実行する ように適当にプログラムされたマイクロプロセッサあるいはプロセッサボードを 含む。充電プロセ スは、様々なパラメータから構成され、これらは、ユーザインタフェース/ディ スプレイパネル4から入力される。ユーザインタフェース/ディスプレイパネル 4は、好ましくは、これら蓄電池充電パラメータを入力するためのディスプレイ とキーボードあるいはキーパッドを含む。ユーザインタフェース4は、さらに、 幾つかの既知の蓄電池タイプと関連する蓄電池パラメータ識別子を読み出すため の入力デバイスを含む。 コントローラ2は、ディスプレイパネル4を用いて、蓄電池の状態、充電シス テムの状態、故障状態、および診断情報をユーザに表示する。ディスプレイパネ ル4は、さらに、制御入力や、ディスプレイプロンプトを含み、蓄電池の充電プ ロセスを開始/停止する指示や、蓄電池10の充電器1への接続や充電器1の動 作(プロセス)を構成する指示等がこれを介して行なわれる。 充電器1は、閉ループ、すなわち、フィードバック充電システムとして動作す る。充電器1は、蓄電池10の様々なパラメータを監視するためのセンサブロッ ク14を含む。これらセンサとしては、充電電流センサ16、蓄電池電圧センサ 18、蓄電池温度センサ20、および蓄電池圧力センサ22が含まれる。これら センサは、様々なアナログプロセス測定回路を含み、これらは、アナログ/デジ タルコンバータ24を通じて、コントローラ2の対応する入力ポートに結合され る。 充電電流センサ16は、充電電流Iを監視するが、これは、負荷抵抗とアナロ グコンディショニング増幅器(図示せず)に接続された電流トランジューサ、例 えば、スイスのLES S.A社から市販されるLEM Module LT 500を用いて実 現される。このアナログ回路の実現は当業者においては周知である。蓄電池電圧 センサ18は、蓄電池10の出力電圧を監視するが、これは、好ましくは、例え ば、光結合器(図示せず)によって提供されるガルバニ絶縁を持つスケーラブル 信号コンディショニング増幅器(図示せず)を含む。蓄電池温度センサ20は、 蓄電池10の内部温度を監視するが、これは、蓄電池10の外側壁と接触する半 導体温度センサを用いて実現される。適当な温度センサとしては、National Sem iconductor社から市販されるLM335Aがある。温度センサ20は、温度センサ20 からの出力信号を調節(コンディショニング)するためのアナログコンディショ ニング増幅器(図示せず)を含む。蓄電池圧力センサ22は、蓄電池10の内部 圧力を監視するが、これは、適当な圧力トランジューサ、例えば、Omega Engine ering Inc.社から市販されるPX302を用いて実現される。これら様々なセンサか らの出力信号は、A/Dコンバータ24に供給され、デジタル化した上でコント ローラ2に供給される。好ましくは、このA/ Dコンバータ24は、高速の12ビットコンバータから構成される。 こうしてコントローラ2に入力されたデジタル化された信号は、本発明による 蓄電池充電プログラムおよび方法によって、ユーザによって入力される蓄電池/ 充電器パラメータと共に用いられる。これら入力に応答して、蓄電池充電器制御 プログラムは、プログラマブル電源6に対する制御コマンドを計算および更新し 、この制御プログラムは、さらに、プログラマブル電源6の状態および動作の監 視を続ける。そして、なんらかの故障が検出された場合は、この充電器制御プロ グラムは、充電サイクルを中止し、つまり、プログラマブル電源6をターンオフ し、ユーザディスプレイパネル4上に、放棄状態を表示する。この蓄電池充電プ ログラムおよび方法によって実施される処理ステップについては後に図4〜8と の関連で詳細に説明する。 本発明の一つの特徴は、充電電流Iが周期的に中断あるいは変動されることで ある。この変動の目的には二重の意味がある。第一に、この充電電流Iの変動は 、蓄電池10の抵抗フリー電圧、すなわち、電荷受入電圧VRFを計算するために 、電圧および電流パラメータを測定するための窓を提供する。第二に、この電流 の変動は、早期容量損失(Premature Capacity Loss,PLC)、すなわち、可逆容 量減衰(RCD)を低減および防止する機構を提供する。 コントローラ2は、プログラマブル電源6(図1)を通じて、充電電流Iの変 動あるいは中断を調節する。電流Iの変動には、ステップ変化(例えば、電流の 遮断による非零値への減少に続く増加)、ランプ変化(電流の単調な増減)、正 弦変化、指数変化、対数変化、その他、電流Iの任意の適当な変動が含まれる。 図2は、一例としての本発明による充電電流Iにステップ変化を持つ波形8a および8bを示す。波形8a、8bは、規模IHi、それぞれ、参照符号9と11 によって示す遷移部分、および規模ILowを持つ電流から成る。波形8aの場合 は、遷移部分9は、ステップ部分13a、13bを持つ実質的に正方形のパルス から構成される。ステップ部分13aは、充電電流Iの規模のIHiからの減少と 、これに続く、休止を表すが、これによって、充電中の特定の蓄電池の電気化学 反応と関連する時定数に対する時間が与えられる。ステップ部分13bは、充電 電流IのILowからの規模の増加を表す。ステップ部分13a、13bは、幾つか のタイプの蓄電池、例えば、大きな容量の鉛−酸蓄電池を充電する際に生成され る。当業者においては理解できるように、充電電流の規模と、ステップ部分13 a、13bの継続期間は、充電される蓄電池の電気化学的な特性に依存し、幾つ かのタイ プの蓄電池では、ステップ部分13a、13bは不要である。 図2(b)に示す波形8bの場合は、遷移部分11は、より緩やかな下降エッ ジ15aと、上昇エッジ15bを持つ。好ましくは、これらエッジ15a、15 bは、抵抗フリー電圧VFRと関連する電気化学現象(反応)に対する特性時定数 よりも短い下降および上昇時間を持つようにされる。下降および上昇時間は、好 ましくは、0.0IC/ミリ秒乃至10C/ミリ秒の範囲とされる。図2に示す ように、本発明の一つの特徴として、充電電流Iの低値ILowは、正に維持され る。遷移部分9あるいは11の継続時間は、好ましくは、0乃至500ミリ秒の 範囲とされるが、ただし、500ミリ秒を超える継続期間を用いることも可能で ある。 図2に示す充電電流Iの遷移の周波数は、好ましくは、0.01Hz乃至12 0Hzの範囲とされる。活物質の利用率の観点からは、周波数は、低い方が好ま しいことが発見されており、このため、本発明の1つの特徴として、充電電流I の変動は、蓄電池10の充電状態とリンクされる。蓄電池10が放電され、蓄電 池の電圧が調節点より大きく落ちた蓄電池を充電する場合、充電電流Iの周波数 は、最初は、好ましくは、低い周波数にされる。同様に、蓄電池の状態パラメー タのサンプリング周波数も、充電サイクルのこの段階では、低く押さえられる。 抵抗フリー電圧VRFが、設定電圧SVrに接近するとともに、サンプリング周波 数が増加され、抵抗フリー電圧VRFが、温度補償された設定電圧SVrefに達し たら充電電流Iの周波数が低減される。この時点で、この周波数は、充電電流I の平均値が、蓄電池の電荷受入能力を超えないように低減される。充電電流Iの 変化としては、離散的ステップ変化、あるいは連続的な電流の調節が含まれる。 離散的ステップ変化の場合は、抵抗フリー電圧VRFは、設定電圧SVref以下に 落とされ、電流Iは、抵抗フリー電圧VRFが再び設定電圧SVrefに戻されるま で一定にとどまる。連続的な電流の調節の場合は、コントローラ2は、充電電流 Iを絶えず調節し、抵抗フリー電圧VRFを、設定電圧SVrefと完全に一致する ように維持する。 次に、図4の説明に移るが、図4は、本発明による蓄電池充電制御プログラム 100のアーキテクチャをブロック図にて示す。蓄電池充電制御プログラム10 0は、充電アルゴリズム102、ユーザインタフェースモジュール104、充電 器制御モジュール106、充電器入力モジュール108、およびプロセス測定モ ジュール110を含む。 充電アルゴリズムモジュール102は、本発明による蓄電池10の充電を制御 するための方法のステップから構成される。この充電アルゴリズム102につい ては図5〜8との 関連で後に詳細に説明する。 ユーザインタフェースモジュール104は、ユーザ制御/ディスプレイパネル 4(図1)の動作を制御する様々な機能から構成される。ユーザインタフェース モジュール104は、ユーザによって入力された様々な入力を処理し、様々な充 電パラメータ112を生成するが、これら充電パラメータは、後に詳細に説明す るように、充電アルゴリズム102によって用いられる。ユーザインタフェース モジュール104は、さらに、充電アルゴリズム102からのデータを充電プロ セス出力114上に表示し、診断情報116をディスプレイパネル4上に表示す る。 充電器出力モジュール106は、プログラマブル電源6の動作を充電アルゴリ ズム102に応答して制御する。充電器出力モジュール106は、デジタル制御 信号をD/Aコンバータ12に供給し、コンバータ12は、プログラマブル電源 6に対する制御電圧信号を生成する。充電器出力モジュール106は、さらに、 プログラマブル電源6を制御するための様々なデジタル出力信号、例えば、充電 電流オン/オフ(ON/OFF)、故障(FAULT)リセット等の制御信号を生成 する。 充電器入力モジュール108は、プログラマブル電源6によって発行される状 態および故障状態信号を受信する。これら状態および故障状態信号は、コントロ ーラ2の入力ポート上に受信され、充電アルゴリズム102に処理のために送信 される。例えば、超過温度状態に応答して、充電アルゴリズム102は、蓄電池 の充電を放棄する。すると、プログラマブル電源6が充電器制御モジュール10 6によって遮断され、「放棄メッセージ」がユーザインタフェースモジュール1 04によってディスプレイパネル4上に表示される。 プロセス測定モジュール110は、充電電流センサ16、蓄電池電圧センサ1 8、蓄電池温度センサ18、蓄電池圧力センサ22(図1)からの入力信号を監 視する。これらセンサからのアナログ出力は、最初に、A/Dコンバータ24に よってデジタル化される。これらセンタから得られたこうしてデジタル化された 情報は、次に、メモリ内に格納され、こうして格納された情報は、後に詳細に説 明するように、充電モジュール102によって用いられる。 次に、図5の説明に移るが、これは、本発明による蓄電池充電器1および充電 アルゴリズム102の動作を示す。 この動作は、ステップ118から開始され、ステップ120において、充電器 1が蓄電池識別子を読み出す入力デバイスを含む場合、蓄電池タイプ識別子が読 み出される。充電 器1が、蓄電池のタイプを読み出すリーダを含まない場合は、ユーザは、インタ フェースパネル4を用いて蓄電池タイプを入力するように催促される。次に、ス テップ122において、蓄電池タイプ、つまり、蓄電池の化学的特性を用いて、 パラメータテーブルが選択される。このパラメータテーブルは、例えば、ニッケ ル・カドニウム蓄電池、ニッケル・金属ハイブリッド蓄電池、鉛・酸蓄電池等の 蓄電池の特定のタイプに依存し、好ましくは、第一の電流パラメータI1、第二 の電流パラメータI2、最大充電電流Imax、基準設定電圧Vr1、Vr2、および温 度補償の係数θに対するパラメータが含まれる。このパラメータテーブルは、さ らに、後に詳細に説明する入力/出力タイマのサンプリング速度あるいは解像度 に対するパラメータも含まれる。好ましくは、充電器1の対象となる様々なタイ プの蓄電池に対する様々なパラメータテーブルが不揮発メモリ、例えば、ROM に格納され、コントローラ2によってアクセスされる。 次に、ステップ124において、ローカル状態指標LCAが1(ONE)にセッ トされる。状態指標LCAは、プログラムによって用いられ、1(ONE)、2(T WO)、3(THREE)の3つの状態を持つ。状態LCA=1(ONE)は、蓄電池10 が充電器1に接続されており、充電中であることを示し、状態LCA=2(TWO )は、充電電流Iが最大許容値、つまり、IMaxに達したことを示し、状態LC A=3(THREE)は、蓄電池10の抵抗フリー電圧VRFが、温度補償された抵抗 フリー電圧設定SVrefに到達したことを示す。 図5に示すように、充電器1と関連して、データの取得を扱うモジュール12 6と、制御コマンドの送信を扱うモジュール128が存在する。データ取得モジ ュール126は、センサ16〜22(図1)から入力されるデータを監視し、リ アルタイムプロセスモジュール128は、デジタル制御信号および電流制御信号 をD/Aコンバータ12を介してプログラマブル電源6に出力する。 リアルタイププロセス制御モジュール128によって遂行されるステップ13 0において、出力制御コマンドを出力するための時間ベースが生成される。次に 、ステップ132において、出力制御コマンドが、対応するハードウエアドライ バに送信される。図示するように、リアルタイムプロセス制御モジュール128 とリアルタイムデータ取得モジュール126との間には、ループバック経路13 4が存在する。このループバック経路134は、後に説明するように、リアルタ イムデータ取得モジュール126に対する「トリガ」を供給する。 図5のステップ136において、データ取得モジュール126は、入力するた めの、つ まり、データをサンプリングのための時間ベースを生成する。サンプリング速度 は、当業者においては理解できるように、用いられる特定のハードウエアと、プ ロセス制御に対して要求される解像度に依存する。例えば、充電器1の場合は、 60μ秒当たり1回のサンプリングが適当である。次に、ステップ138におい て、データ取得モジュール126は、指定されるサンプリング速度にて、充電電 流センサ16(図1)から電流の読み値I1,..,In、蓄電池電圧センサ18から 電圧の読み値V1,..,Vn、蓄電池温度センサ20から温度の読み値T1,..,Tn 、そして、蓄電池圧力センサ22から圧力の読み値P1,..,Pnを収集する。 次に、ステップ140において、入力データから、平均電圧Vav、平均充電電 流Iav、クーロン電荷Q、電荷エネルギーE、および経過充電時間τに対する値 が計算される。平均電流Iavと平均電圧Vavの値は、選択された期間、例えば、 1秒間に渡って計算される。クーロン電荷Qは、充電電流I1,...に対する値を 積分することによって計算され、電荷エネルギーEは、平均充電電流Iavと平均 電圧Vavから計算される。 さらに、ステップ138において、高値充電電流IHi、低値充電電流ILow、 高値電圧VHi、および低値電圧VLowに対応するデータが、リアルタイムプロセ ス制御モジュール128からループフィードバック経路134上に供給されたト リガがとともに読み出される。高値充電電流IHiのトリガは、充電電流Iを高( HIGH)値に上げるためにプログラマブル電源6に送信される出力コマンドから成 る。同様に、低値充電電流ILOWのトリガは、充電電流Iを低(LOW)値に下 げるためにプログラマブル電源に送信される出力コマンドから成る。高値電圧VHi 、および低値電圧VLOWも同様に読み出される。データ取得モジュール126 によって収集されたデータは、後の使用のために、メモリ内に格納される。 次に、ステップ142において、2つの動作が遂行される。第一の動作におい て、抵抗フリー設定電圧SVrを温度について補償することによって、温度補償 された抵抗フリー設定電圧SVrefが得られ、第二の動作において実際の抵抗フ リー電圧VRFが計算される。SVrとSVRFの計算は、ステップ142からの手 続き呼、あるいは機能呼として実現され、これら機能の形式は、実施形態に依存 する。これら機能の論理ステップについて以下に図6との関連で詳細に説明する 。 図6の説明に移り、動作はステップ200から開始され、次に、判定ブロック を構成するステップ202において、平均電流Iavが、第一の電流パラメータI1 と比較される。平均電流Iavの方が第一の電流パラメータI1より大きな場合は 、充電プロセス102は 所定の電圧設定点Vr1を利用しているものと判断され、次に、ステップ204に おいて、抵抗フリー電圧設定点SRrが、パラメータテーブルからのVr1に設定 される。反対に、可変抵抗フリー電圧設定点が用いられている場合は、ステップ 206において、平均充電電流Iavの値が、第一の電流パラメータI1、および 第二の電流パラメータI2と比較される。平均充電電流Iavが、第一の電流パラ メータI1より小さく、第二の電流限界(パラメータ)I2より大きな場合、つま り、遷移領域にあるときは、ステップ208において、示される式に従って抵抗 フリー電圧設定点SVrが調節される。可変基準設定点電圧SVrが利用されてい るときは、ステップ208は、設定点電圧レベルを充電電流が減少するとともに 、つまり、蓄電池が充電されるととともに増加する。反対に、充電電流の平均電 流Iavが、遷移領域にない場合は、ステップ210において、抵抗フリー設定電 圧SVrは、パラメータテーブルからのVr2に設定される。 いったん、抵抗フリー設定電圧SVrに対する値が決定されると、ステップ2 12において、この電圧が温度について補償される。この温度補償された抵抗フ リー設定電圧SVrefは、ステップ212に示すように、測定された蓄電池の温 度T、基準温度パラメータTref、および温度補償係数θの関数として補償され る(充電電流Iは、図1のプログラマブル電源6によって供給されている値であ り、蓄電池の温度Tは、蓄電池温度センサ20からA/Dコンバータ24を介し て読み出される。)。この温度補償された抵抗フリー設定(つまり、基準)電圧 SVrefが、図5のステップ144において、計算された抵抗フリー電圧VRFと 比較される。 次に、ステップ214において、充電電流Iを中断すべきか否か決定される。 本発明の一面においては、充電電流Iは、周期的に中断される。さらに、本発明 によると、この充電電流Iは、中断はされるが、ただし、図2に示すように、正 の値に維持される。本発明によると、この中断の際に電流Iを正の値に維持する ことによって、表面化学反応が終端することが防止される。電流Iが中断されて いる最中に、ステップ216において、蓄電池の内部抵抗、すなわち、内部充電 抵抗(internal charge resistance)Rが計算され、ステップ218において、 抵抗フリー電圧VRFが計算される。 図2に戻り、充電電流Iを低値(LOW)にする前に、電圧VHiと電流IHiの値 が読み出される。次に、その後、電流Iが低値(LOW)になった後に、電圧VLow と電流VLowの値が、抵抗フリー電圧VRFを決定するために読み出される。好ま しくは、これらの読み出しは、充電電流Iが低値(LOW)になってから0乃至1 00ミリ秒後に行なわれる。充電電 流Iの低値(LOW)の値ILow(図2)は、全充電サイクルに対して予め選択され た一定の値とすることも、あるいは、高(HIGH)値のパーセント(つまり、0乃 至100%)として設定することもできる。 図6に戻り、蓄電池の内部抵抗Rは、ステップ216の所に示す式に従って計 算される。この内部抵抗Rの計算は、低電圧値VLowと低電流値ILowを読み取っ た後に行なわれる。蓄電池の内部抵抗の値Rはメモリ内に格納される。 次に、ステップ218に示す式に従って抵抗フリー電圧VRFの値が計算される 。本発明の一面によると、充電電流Iの調節は抵抗フリー電圧VRFに基づいて行 なわれる。図3との関連で、蓄電池内部抵抗Rから抵抗フリー電圧VRFを計算す る方法を示す。本発明のこの一面によると、変化(つまり、図2に示す遷移9あ るいは11)が、実際に内部抵抗を測定するために充電電流Iに導入される。電 流Iのステップ変化は、高値電流IHiと高値電圧VHi、および対応する低値電流 ILowと低値電圧VLowによって定義される。図3に示すように、充電電流Iのス テップ変化は、蓄電池電圧の対応する変化を引き起こす。抵抗フリー電圧VRFは 、以下の式に従って計算される。 コントローラ2は、高値電圧VHiと低値電圧VLowの値は、蓄電池電圧センサ( 図1)から読み出された値から決定し、他方、コントローラ2は、充電電流Iの ステップ変化における高値電流IHiと低値電流ILowの値はプログラマブル電源 6に対する制御ループから知る。 抵抗フリー電圧の計算は、好ましくは、充電電流Iが低値になってから所定の 期間が経過した後に行なわれる。電流を中断する周波数は、好ましくは、0乃至 10Hzの範囲に維持するが、ただし、120Hzの値にまで増加することもで きる。 図6に示すように、電流を中断しない場合も、抵抗フリー電圧VRFが、ステッ プ220において計算される。ステップ220においては、抵抗フリー電圧VRF は、蓄電池の内部抵抗Rと、高値電圧VHiおよび高値電流IHiの読み値の関数と して計算される。蓄電池の内部抵抗Rは、既に計算され、メモリ内に格納されて いる。蓄電池10の内部抵抗Rは、 充電サイクルを通じて変化するために、内部抵抗Rは、好ましくは、充電電流I が中断されたとき、定期的にステップ216において再計算し、更新される。 いったんステップ218あるいはステップ220において抵抗フリー電圧VRF が更新されると、制御は、図5のステップ144に渡される。充電電流の各中断 の間に、計算された抵抗フリー電圧VRFを用いて、後に説明するように、蓄電池 10の充電プロセスが制御される。 ステップ144は、判定ステップから成るが、ここで、抵抗フリー電圧、すな わち、電荷受入電圧VRFが、図6のステップ212において得られた温度補償さ れた抵抗フリー設定電圧SVrefと比較される。抵抗フリー電圧VRFの方が、設 定電圧SVrefより小さな場合は、蓄電池10は完全には充電されていない。本 発明によると、充電電流は、以下に説明するように、蓄電池10が効率的に充電 されるように調節される。蓄電池の内部抵抗Rは蓄電池の内部電荷抵抗を表す。 図10に示すように、充電サイクルは、3つの異なる領域から成る。領域Iは 高電流期間を表し、領域IIは調節フェーズを表し、領域IIIは仕上充電を表す。 領域Iにおいては、典型的には、1C以上の高い充電電流Iが蓄電池に加えられ る。領域Iにおいては、蓄電池の電荷受入能力は、充電電流を超え、このため、 充電の速度は、平均充電電流Iavによって決定される。領域Iにおける高い充電 電流Iは、電荷(クーロン)効率を高め、このため蓄電池の寿命を延ばす効果が ある。さらに、領域Iにおける動作の際には、充電器1は、充電電流Iを蓄電池 電極の相互接続と内部配線にとって安全な値に制限する。本発明によると、充電 電流Iは逆転されないが、これは、平均電流を高値電流期間を通じて最適なレベ ルに維持する効果を持つ。 領域IIにおける充電電流の調節によって、蓄電池の過充電による損傷が阻止さ れる。領域IIにおいては、充電の速度は、蓄電池の電荷受入能力によって決定さ れるが、これは、表面化学反応、すなわち、電解液内の拡散境界層を通じての物 質の輸送(移動)に依存する。このため、領域IIにおいては、充電電流(つまり 、平均値)は、蓄電池の電荷受入曲線に従って減少される。充電電流はこれら遷 移期間において逆転されることはなく、このため、領域IIにおける電流の調節に よって、正味表面化学反応速度と、境界層を通じての正味輸送フラックスが低下 するという悪影響が回避される。 領域IIIは、仕上充電部分から成り、この領域においては、典型的には、0. 05C乃至0.2Cの範囲の充電電流Iが加えられる。この仕上充電の目的は、 蓄電池の様々なセル の充電を均等にすることで、可逆容量減衰(Reversible Capacity Decay:RC D)を防止することにある。ただし、上述のように電流を変化させることによっ て、可逆容量減衰(RCD)が低減されるために、この仕上充電のプロセスは、 最小限にすることも、あるいは省くこともできる。 図5のステップ146に戻り、状態指標LCAがチェックされ、計算された抵 抗フリー電圧VRF(つまり、電荷受入電圧)が設定電圧SVrefを超える場合は 、充電電流の増分8は、調節されない。 ステップ148において、状態指標LCAが再びチェックされ、LCA=2で あるか、すなわち、充電電流Iが、最大値に達したか否か決定される。真である 場合は、充電電流Iは、ステップ150において、充電されている蓄電池10の タイプによって許される最大電流値IMaxにセットされ、続いて、ステップ16 2において、「充電の終端(End of Charge)」状態に達したか否かチェックさ れる(後に説明)。充電電流Iが、最大値に達していない場合は、ステップ15 2において、充電電流Iが、ランプアップされる(単調直増加される)。本発明 によると、ランピング機能によって従って充電電流Iを増加する際は、抵抗フリ ー電圧VRFおよび増分電圧ΔVへの影響が考慮される。 充電電流Iをランピングする(単調増加する)ための機能について、図8と図 9との関連で説明する。図9に示すように、充電電流Iが変化すると、これに対 応して、増分電圧ΔViが変化し、この変化は測定することができる。さらに、 電圧の変化ΔVtが存在するが、これは、図9に示すように、電流には依存しな い。この増分電圧ΔVtは、ドウェル時間D1として定義される期間を通じての 3つのポイントP1、P2、P3を計算し、外挿することによって決定される。 図8に示すように、この機能は、ステップ300から開始され、充電電流Iが 、図9に示すようにランピングされる(直線的に増減される)。次に、ステップ 302において、増分電圧ΔVtが正であるか否か決定される。増分電圧ΔVtが 正でない場合は、ステップ304において、増分電圧ΔVtが0にセットされる 。他方、増分電圧Δtが正である場合は、ステップ306において、充電電流I の変化による電圧の変化(総和)が、温度補償された設定電圧SVrefと比較さ れる。この電圧(総和)は、抵抗フリー電圧VRFに、増分電圧ΔViとΔVtを加 えた値から成る。ステップ306における増分電圧ΔViの値は、係数“n1”を 含むが、n1は、1...4の値を持つ。 ステップ306において、電圧の総和が、温度補償された設定電圧SVrefを 超える場 合は、過充電の可能性があり、充電電流Iの増分あるいはステップ変化が、増分 電流ΔI2によって表される量に低減される。ステップ308に示すように、こ の増分電流ΔI2は、増分電流△I1と係数n2の関数であり、この係数n2は、1 〜10の範囲の値を取る。 他方、ステップ306において、電圧の総和が温度補償された設定電圧SVre f を超えない場合は、充電電流Iを増加しても安全であり、ステップ310にお いて、充電電流Iが、ΔI2によって表される増分量だけ増加される。ここで、 ΔI2は、電流の変化ΔI1に、1・・・4の値を取る係数n1を掛けた値の関数 である。次に、ステップ312において、制御は、図5のステップ154に戻る 。 図5に戻り、ステップ154は、判定ブロックから成り、ここで、ランプアッ プ(増加)された充電電流Iが、許容最大電流IMaxと比較される。この充電電 流Iがまだ許容最大電流IMaxより低い場合は、充電サイクルが継続される。他 方、充電電流が許容最大値を超えた場合は、ステップ156において、状態指標 が2(TWO)にセットされ、充電サイクルが継続される。 ステップ144において、抵抗フリー電圧VRFが設定電圧SVrefが達してい る場合は、ステップ158において、状態指標LCAが3(THREE)にセットさ れ、次に、ステップ160において、充電電流Iが、抵抗フリー電圧VRFの関数 として調節される。つまり、充電電流Iが、蓄電池の電荷受入曲線に従うように 、つまり、図10の領域IIの動作に従って、次第に減少される。本発明によると 、領域IIにおいて充電電流を制御するための方法は、以下のステップ、つまり、 (1)無中断充電電流Iを加えて、充電電流Iの規模を計算された内部抵抗に基 づいて制御するステップ、 (2)充電電流IONの規模を変化させるステップ、 (3)領域IIの継続時間に対して、充電電流Iのオンとオフの時間、つまり、衝 撃係数を一定の反復速度に変化させるステップ、 (4)充電電流Iのオン時間を変化させ、オフ時間は一定に維持するステップ、 (5)ステップ(2)と(3)を組み合わせたステップ、あるいは (6)ステップ(2)と(4)を組み合わせたステップ、 を含む。充電電流Iを制御する機能を図7に示す。 図7の説明に移り、この機能は、ステップ400から開始され、ステップ40 2において、抵抗フリー電圧VRFが、設定電圧SVrefと比較される。抵抗フリ ー電圧VRFが設定 電圧SVrefを超える場合は、ステップ404において、電流減分iが0にセッ トされ、この機能は、ステップ160に戻る。そうでいな場合は、ステップ40 6において、電流減分iが1だけ増加される。ステップ408において、電流減 分iが5より大きいか否かテストされ、これが5より大きな場合は、ステップ4 10において、安全係数cが、増加される。次に、ステップ412に示されるよ うに、充電電流の増分変化ΔIが、電流減分iと、安全係数cの関数として計算 される。ここで、パラメータ“a”および“b”は、充電パラメータ112から 得られる係数であり、蓄電池のタイプ毎に経験的に定義される。 次に、図5のステップ162において、充電サイクルの終端であるかチェック される。充電サイクルの終端は、一つあるいは複数の選択されたパラメータを調 べることによって決定される。これらパラメータには、経過した充電時間τ、ク ーロン電荷Qの値、最小充電電流Iminと比較しての充電電流の値、および蓄電 池電圧の変化の速度dV/dτが含まれる。例えば、蓄電池に加えられる充電電 流が、最小値Iminに向けて次第に減少した場合、蓄電池の充電は完了したもの 、つまり、これ以上の電荷を受け入れることができないものと判断される。同様 に、領域IIIにおいて、蓄電池電圧の変化の速度、つまり、dV/dτが実質的 に0である場合も、蓄電池の充電は完了したものと判断される。 ステップ162において、充電終端状態であると判定された場合は、ステップ 162において、通常の充電終端シーケンスが遂行される。仕上充電、つまり、 領域III(図10)が施されている場合は、充電の終端は、仕上充電シーケンス の終端に対応する。充電終端シーケンスにおいては、プログラマブル電源6(図 1)、つまり、充電電流、および他のハードウエアデバイスが遮断され、これに 続いて、パネル4上に通知メッセージが表示される。 サイクルの終端に到達してない場合は、充電プロセスは継続され、ステップ1 66において、安全リミット(限界)がチェックされる。ステップ166におけ る安全チェックは、充電サイクルが所定の安全限界の範囲内に進行することを確 保するために遂行される。ステップ166においてチェックされるパラメータに は、最大許容電圧Vmax、最小電圧Vmin、最大許容蓄電池温度Tmax、最大許容 充電時間τmax、最大許容クーロン電荷Qmax、蓄電池内部抵抗R、および蓄電池 圧力pが含まれる。これにパラメータの最大許容値は、充電される蓄電池の電気 化学的特性に依存し、好ましくは、事前にパラメータテーブル内に格納しておく 。 ステップ166において、これら安全限界の一つが超えられた場合は、ステッ プ170 において、充電の異常が示され、充電サイクルは、終端され、充電サイクルの終 端が、ディスプレイパネル4上に表示される。 一方、安全限界が超えられてない場合は、充電サイクルは継続され、ステップ 168において、プロセス制御パラメータおよびデータが更新される。これら制 御パラメータおよびデータは、蓄電池に加えられる充電電流の規模と変化を制御 する。次に、これら制御パラメータがハードウエアデバイス、例えば、プログラ マブル電源6を制御するために、リアルタイム制御モジュール128に送られる 。 本発明が、充電電流Iを正の非零値に維持するものとして説明されたが、ただ し、充電電流Iを遮断、あるいは逆転、つまり、負にする状況も考えられる。例 えば、不良セルを追跡するための診断が遂行される場合は、電流は、診断動作の 一部分として、セルを開セル電圧に戻すために逆転される。従って、本発明は、 充電電流Iを本質的に非零値に維持することを特徴とするが、ただし、充電電流 は場合によっては負の値にされることもあることに注意する。 本発明は、本発明の精神あるいは本質的な特徴から逸脱することなく、他の形 態にて実現することもできる。上述の実施例は、限定ではなく、単に解説を意図 するものである。本発明の範囲は、上述の説明ではなく、付録の請求の範囲によ って規定されるものであり、従って、請求の範囲の意味および範囲に入る全ての 変更が本発明の範囲に含まれものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ノア,ジリ,ケー. カナダ国.エル6ジェー 4エックス5 オンタリオ,オークビル,パインハースト ドライヴ 318 (72)発明者 フィールド,ロバート,ビー. カナダ国.エル6エイチ 5エイチ3 オ ンタリオ,オークビル,キャラガン クレ セント 393

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.蓄電池を充電する装置であって、この装置が、 可変レベルの充電電流を生成する生成器(充電器)手段を含み、前記電流の第 一の充電期間が前記蓄電池を蓄電池のアンペアアワー容量より大きなアンペア速 度にて急速に充電するレベルを持ち、この装置がさらに 前記生成器手段を制御するためのコントローラ手段を含み、このコントローラ 手段が、 (a)前記充電電流を所定の変動期間において充電電圧を非零値に維持しなが ら変化させる手段、 (b)前記変動期間において前記蓄電池の電荷受入電圧値を決定する手段、 (c)前記電荷受入電圧値と基準電圧を比較する手段、および (d)前記電荷受入電圧に応答して前記充電電流のレベルを制御する手段を含 むことを特徴とする装置。 2.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記充電電流が前記蓄電池の充 電状態に依存する速度にて周期的に中断されることを特徴とする装置。 3.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記変動期間が最高約500ミ リ秒の継続期間を持つことを特徴とする装置。 4.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記充電電流を変化させるため の手段が、前記充電電流を前記電荷受入電圧が前記基準電圧の所定のパーセント に達したときに変化させることを特徴とする装置。 5.請求の範囲第4項に記載の装置において、前記所定のパーセントが、92 %、96%、98%、あるいは99%であることを特徴とする装置。 6.請求の範囲第5項に記載の装置において、前記変動期間が最高約500ミ リ秒の継続期間を持つことを特徴とする装置。 7.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記電荷受入電圧値を決定する 手段が、前記変動期間の際に高値と低値の電圧読み値および高値と低値の電流読 み値を入力する手段と、前記入力された電圧と電流の読み値から電荷受入電圧値 を計算する手段を含むことを特徴とする装置。 8.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記電荷受入電圧値を決定する 手段が、前記変動期間の際に高値と低値の電圧読み値および高値と低値の電流読 み値を入力する手段と、前記入力された電圧と電流の読み値から前記蓄電池の内 部電荷抵抗を計算する手段 を含むことを特徴とする装置。 9.請求の範囲第8項に記載の装置において、前記電荷受入電圧値を決定する 手段が、さらに、電荷受入電圧値を前記内部電荷抵抗値と前記高値の電圧と電流 の読み値から計算する手段を含むことを特徴とする装置。 10.請求の範囲第7項に記載の装置において、前記電荷受入電圧が式: に従って計算されることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第8項に記載の装置において、前記内部抵抗値が式: R=(VHi−VLOW)/(IHi−ILOW) に従って計算されることを特徴とする装置。 12.請求の範囲第9項に記載の装置において、前記電荷受入電圧が式: VRF=VHi−RIHi に従って計算されることを特徴とする装置。 13.請求の範囲第3項に記載の装置において、前記電流が前記変動期間にお いて2つあるいはそれ以上のレベルを持ち、これらレベルが所定の継続期間を持 つことを特徴とする装置。 14.請求の範囲第13項に記載の装置において、前記変動期間の際に前記電 流が約0.1C/ミリ秒〜10C/ミリ秒の範囲の下降および上昇時間を持つこ とを特徴とする装置。 15.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記電荷受入電圧を決定する 手段が、前記電荷受入電圧の値を読み出す手段を含み、この読み出しが、前記変 動期間が開始されてから1ミリ秒後に開始されることを特徴とする装置。 16.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記充電電流を制御する手段 が一定のレベルを持つ電流を所定の時間期間供給する手段を含むことを特徴とす る装置。 17.請求の範囲第1項に記載の装置において、前記充電電流を制御する手段 が、前記 充電電流のレベルを、前記蓄電池の電荷受入電圧が基準電圧に接近するように維 持することを特徴とする装置。 18.請求の範囲第17項に記載の装置において、前記充電電流を制御する手 段が、前記充電電流のレベルを、前記電荷受入電圧が基準電圧に達したとき次第 に低減する手段を含むことを特徴とする装置。 19.蓄電池を充電する方法であって、この方法が、 (a)可変レベルの充電電流を生成するステップ、 (b)第一の充電期間において前記充電電流を前記蓄電池を蓄電池のアンペア アワー容量より大きなアンペア速度にて急速に充電するレベルに維持するステッ プ、 (c)所定の変動期間だけ前記充電電流を変化させるステップ、 (d)前記充電電圧を前記変動期間の際に非零値に維持するステップ、 (e)前記変化の後に前記蓄電池の電荷受入電圧値を決定するステップ、およ び (f)ステップ(e)において決定された前記電荷受入電圧に応答して前記充 電電流のレベルを変化させるステップを含むことを特徴とする方法。 20.請求の範囲第19項に記載の方法において、前記充電電流を変化させる ステップが、前記蓄電池の電荷受入電圧値を基準電圧と比較するステップ、およ び前記電荷受入電圧値が前記基準電圧を超える場合は、前記充電電流のレベルを 低減するステップを含むことを特徴とする方法。 21.請求の範囲第19項に記載の方法において、前記充電状態が前記蓄電池 の充電状態に依存する速度にて変化されることを特徴とする方法。 22.請求の範囲第21項に記載の方法において、前記変動期間が最高約50 0ミリ秒の継続期間を持つことを特徴とする方法。 23.請求の範囲第19項に記載の方法において、前記充電電流を変化させる ステップが、前記充電電流のレベルを前記蓄電池の決定された電荷受入電圧が前 記基準電圧の所定のパーセントに達したときに変化させるステップを含むことを 特徴とする方法。 24.請求の範囲第23項に記載の方法において、前記所定のパーセントが、 92%、96%、98%、あるいは99%であることを特徴とする方法。 25.請求の範囲第24項に記載の方法において、前記変動期間が最高約50 0ミリ秒の継続期間を持つことを特徴とする方法。 26.請求の範囲第19項に記載の方法において、前記蓄電池の電荷受入電圧 値を決定 するステップが、前記変動期間の際に蓄電池の高値と低値の電圧読み値および高 値と低値の電流読み値を入力するステップと、前記入力された電圧と電流の読み 値から電荷受入電圧値を式: に従って計算するステップを含むことを特徴とする方法。 27.請求の範囲第19項に記載の方法において、前記蓄電池の内部電荷抵抗 を決定するステップがさらに含まれ、このステップが、前記変動期間の際に高値 と低値の電圧読み値および高値と低値の電流読み値を入力するステップと、前記 蓄電池の内部電荷抵抗を前記入力された電圧と電流の読み値から式: R=(VHi−VLow)/(IHi−ILow) に従って計算するステップを含むことを特徴とする方法。 28.請求の範囲第27項に記載の方法において、前記蓄電池の電荷受入電圧 値を決定するステップが、電荷受入電圧の値を式: VRF=VHi−RIHi に従って計算するステップを含むことを特徴とする方法。 29.充電電流が二次蓄電池に加えられる充電サイクルの際に蓄電池の電荷受 入電圧値を決定する方法であって、この方法が、 (a)前記充電電流を所定の期間において変化させるステップ、 (b)前記所定の期間において前記蓄電池の高値と低値の電圧読み値および高 値と低値の電流読み値を入力するステップ、および (c)前記入力された電圧と電流の読み値から電荷受入電圧値を式: に従って計算するステップを含むことを特徴とする方法。 30.請求の範囲第29項に記載の方法において、前記充電電流を変化させる ステップが、前記充電電流の規模を前記所定の期間の際に非負値に低下させるス テップを含むことを特徴とする方法。 31.請求の範囲第30項に記載の方法において、前記充電電流が、前記蓄電 池の充電状態に基づく速度にて変化させることを特徴とする方法。 32.請求の範囲第31項に記載の方法において、前記所定の期間が最高約5 00ミリ秒の継続期間を持つことを特徴とする方法。 33.請求の範囲第29項に記載の方法において、前記充電電流を変化させる ステップが、前記充電電流の規模を前記所定の期間の際に所定の継続期間を持つ 複数の非負値に低下させるステップを含むことを特徴とする方法。
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