JP2000507135A - 揮発性物質の制御された放散のための基材 - Google Patents

揮発性物質の制御された放散のための基材

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Abstract

(57)【要約】 本記載は、計量された量を基材に供給される揮発性物質の制御された放散のための基材に関する。前記基材は、平面状であり、少なくとも1面には、揮発性物質を貯蔵または収容するための一つまたはそれ以上の凹所を有する。基材の体積に対する前記凹所の比は、少なくとも1×102-1である。そして前記基材は、揮発性物質またはその溶剤の少なくとも一方に対して化学的に不活性である材料からなる。前記基材は、少なくとも一枚の可能な限り広い板の形体であればよい。前記凹所(2)は、少なくとも部分的に開口部(2)の形体でもよく、基材の体積に対する前記表面の比は、多くとも500×102-1である。そして前記基材は、ガーゼ、ファブリック、グリッド、ネットまたはふるいの態様であればよく。一方、凹所または開口部は、ある程度の幅の溝であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 揮発性物質の制御された放散のための基材 本発明は、殺菌または部屋の消臭あるいはそれに類似する目的、一般的には室 内の空気のフレッシュ化または改善をもたらすために使用される、揮発性物質の 制御された放散のための基材に関する。 芳香性物質または活性物質のディスペンサーは、その機能方式によって、いわ ゆる“スローリリース(Slow−Release)”システムと“コントロー ルドリリース(Contorolled−Release)”システムとに分類 される。これらは、実質的に、物理的もしくは化学的特性差を利用することによ る芳香性または活性物質の制御された放散に基づくものである。このディスペン サーは、近年、特に衛生目的または車内での使用等の家庭向きの使用だけではな く、範囲を広げて、農業および林業と同様に工業分野に幅広く利用されいる。そ れらは、殺菌性作用を有する揮発性物質の放散と貯蔵によって、例えば害虫等の 駆除に役立つ。同時にそれらは、消臭機能を有する揮発性物質の放散と貯蔵のた めに使用され、部屋の空気の改善またはフレッシュ化がもたらされる。 今まで使用されていた基材材料は、標準的には、貯蔵される物質が過度に早く 放散されるかまたはとてもゆっくりと放散されるといった不具合を示していた。 報道された改良においては、芳香性または活性物質は、例えばセルロース膜によ って封止されたプラッスティック封止体中に配置される。前記膜は、定められた 細孔構造を有するものであるので、物質の開放を制御することが困難である。空 気流れの変動によって、前記膜は、早急に乾燥してしまい、貯蔵物質の補給がと まってしまう。さらに、古くなった膜は、望ましくない選択的な作用を示し、そ の結果、純粋な芳香性または活性物質は、もはや放散されない。すなわち、オー バータイムにより、芳香性または活性物質の組成変化が生じる。 多孔質体を使用し、芳香性物質または活性物質を多孔質体の細孔中に位置させ 、そしてそれら細孔から蒸発させることにより、芳香性物質または活性物質の放 散 と貯蔵は簡単に実現できる。 セラミックからなる基材は、たった40%までの小さい孔体積を有し、開口す る孔の割合も低い。少量の基材で有効な体積をつくりだすために、蒸発される物 質は、主に外表面の孔に貯蔵される。また、セラミックス中にやむをえず混入す る無機物が、芳香性を非選択性とするかもしれない。 ドイツ特許明細書DE4417739には、蒸発物質の貯蔵および制御された 放散のための、開口する細孔を有する焼結ガラスからなる多孔質体の利用に類似 するものが記載されている。その多孔質体は、平均細孔サイズは10μm〜35 0μmであり、細孔の体積は30%〜85%であるものが好ましい。 芳香性物質または活性物質を放散する空間に、揮発性物質を絶えず供給して、 “スローリリース”システムの効果を長期なものとして維持するためには、蒸発 (=物質の沸点以下で生じる液体から気体の集合状態への変化)または昇華(= 通常液体の集合状態を介在物として生じることなしの固体から気体の集合状態へ の直接的変化)によって、途切れることなくより長い期間にわたり、言いかえれ ば使用する場所によって数時間より短くなく、可能な限り一定濃度および一定組 成で、芳香性または活性物質を放散させることがとても重要である。しかしなが ら、これによって、目的の芳香性または活性物質の放散を制御することは困難で あり、場合よっては全く不可能である。 したがって、“スローリリース”システムは様々な欠点および短所を有する。 すなわち閉ざされた部屋においては、“スローリリース”システムは、活性物質 のゆっくりとした放散に基づき一般にゆっくりと作用するため、要求される活性 物質濃度に達するまでに一定の時間が経過する。しかしながらこのことは、前記 した目的、すなわち例えば住宅または商業店舗での利用において、香りを即時に 認識可能とすることとは明らかに相違する。同様に閉ざされた部屋で殺虫剤とし て利用する場合は、絶対的に必要な量だけの活性物質が利用され、可能な限り早 く必要な濃度に達することが要求される。活性物質のその後の濃度は、必要とさ れる終了時間を過ぎるまで維持されるべきである。 一般に、“スローリリース”システムは、活性物質を継続的に蒸発させる。す なわちこの目的において必要としない時でさえも活性物質を蒸発させる。ゆえに 、“スローリリース”システムが、確実に非能率的であることを否定できない。 加えて、“スローリリース”システムは、高額な包装費用を必要とし、多くの事 例において詰め替えることができないので、環境問題の発生の考慮に欠けている 。 “スローリリース”システムとは対照的に、スプレー、アトマイザー、ドリッ プーボトルや、おそらくブラッシュアプリケーター−ボトルのような計量供給装 置を利用すると、芳香性または活性物質の一部分が、必要とするときに一つまた はいくつかの基材表面に直ちに放散されることになる。それゆえ、今までのとこ ろ、計量供給装置は、相対的に短い期間継続する即効性によって一般に特徴づけ られる。 ここでは、芳香性または活性物質を継続的に放散する目的のために、噴霧機か ら芳香性または活性物質を所定の量放散させ、そしてそれを、基材材質(先行技 術によるとセルロース厚紙またはフェルトまたはフリース材料からなる材質が推 奨される)に吹き掛けることを含む技術を利用した。 これらの材料は、通常“スローリリース”システムで使用されそして芳香性ま たは活性物質のほとんどすべてを吸収する。 ドイツ公開特許公報DE2540075は、放散されるスプレー線の進路の少 なくとも一部に配置され、吸収材、浸透性材料、好ましくは紙状またはペースト 状板の材料からなる基材を有する、エアロゾル容器を開示している。たとえ、エ アロゾル容器の保護カバーの形態または保護ケースに応じて設計された、基材の 表面のサイズ、および開口する導管のサイズおよび保護カバーに配置した孔が調 節可能であるにせよ、主に瞬間的に活性となり相対的に強い作用であるエアロゾ ルカンが簡単に開発できることが記載されている。放散された芳香性物質または 活性物質は、むしろ早急に凝着または消費されるので、期間を超えた後の作用は 、著しい強さの減少を自然に生じる。スプレー後の短い時間またはその間、大量 のエアロゾルまたは活性物質が周囲の空気中に存在し、したがって強い効果があ る。しかしそれは、後にほとんどすべての空気を汚染する作用源となるため、芳 香性または活性物質を換気して逃がせば、早急に消滅される。 ドイツ公開明細書DE2331891においては、エアロゾル容器の操作キャ ップが提案されている。これは、普通の取り外し可能なキャップに代わってそれ がエアロゾル容器に付けられれば、流体を噴霧するための流体開放弁の簡単な操 作を可能とすることを示唆しており、それによって、使用者の手が流体との接触 から保護され、そして流体中の化学物質の保護を持続することと即効性との双方 を達成するべく、噴霧される流体の一部が空気中に自由に散布される一方で、流 体の残分は吸収性材料に含浸され、それがそこから蒸発可能であるような方法で 噴霧が行われる。DE2331891に開示される操作キャップは、これによる と、含まれる流体を軸方向に放散し、かつ指で押す圧力によって操作される弁を 有するエアロゾル容器を使用することが特に意図されている。 ドイツ公開公報DE3706256から、推進剤と併用する放散可能物質を収 容する圧力容器から構成される、特に空気清浄のための揮発性物質放散装置が知 られる。少なくとも一つの穴のあいた壁の領域を有し、かつ開放弁の可動部分が 取り付けられている噴射ヘッドを縦軸方向に操作するくぼんだプッシュボタンを 通して容器の開放弁が作動する。少なくとも一つの吸収性素材がプッシュボタン に配置され、その吸収性素材に、噴射ヘッドに存在する少なくとも一つの出口開 口部を介して圧力容器から放散される物質、およびプッシュボタン内側から屈折 板に向かって噴射されかつそのときに吸収素材上におちる物質が含浸される。 前述の明細書DE2540075、DE2331981およびDE37062 56は、それぞれ、一つの噴霧装置からの与えられる量の芳香性または活性物質 が、基材中に放散され吹きかけられるという点で共通する。この文脈中には、セ ルロース繊維、特にセルロースフェルト、セルロース板、またはセルロースフリ ースから全体が作られるような物体が、基材として頻繁に使用されることが示唆 される。通常、最初に記載した“スローリリース”システムで使用されるこれら 材料は、孔構造および繊維構造を介した毛細管現象による力の作用を明示してい ない。非常にたくさんのセルロース水酸基は、芳香性または活性物質の極性を持 つ基および水分子との相互作用のために、貯蔵において活性物質および芳香性物 質の意図しない強い固定化を生じ、活性物質の放散において望まれないクロマト グラフィー効果が生じることがあり、それによって、活性物質および芳香性物質 または物質混合物のほとんどに関しては、周囲の効果全体に対して大きな減少が 引き起こされ、例えば非吸収性の原材料と同等の芳香効果にシフトする。 セルロース体の他の欠点は、それらの膨潤能力にある。高い空気の湿度では、 セルロース体は、層状に開いて壊れる可能性があり、これによってそのときに、 効果的な時間を短縮する空気の不均等な侵入と通常の空気中において要求される 活性物質の濃度の変化がおこる。このようにセルロース体に関しては変形および 変色の可能性があり、前記セルロース体は、美的印象を損失する効果を有し、そ のような基材を有する製品を販売する能力の損失に自然と影響する。示唆される 基材材料の通常の作用を制御できない芳香性または活性物質の蒸発ゆえに、思い 出さなければならないことは、DE254075、DE2331981およびD E3706256明細書中にそれぞれ記載される、計量供給装置を含む、“スロ ーリリース”システムで今まで使用されてきたセルロース繊維よりなる基材の材 料が、要求される手順において機能的ではないということである。示唆される基 材材料は、活性物質を不適当に吸収し、とても低い率または全く意味をなさない 割合で活性物質を蒸発する。 そのドイツの使用法参考特許DE9318043.8より、それらの表面上に 凹部を有する、桃を半分にした形状にして粘土を焼いた石の形態である、平面状 の良い匂いの石が知られている。これらの良い匂いのする石は、芳香油をふりか けられるか、液体に浸されるかされて、結果としてそれらは、数日間よいにおい を放つ。 明細書GB286862は、溝のような、例えば、表面の容積の割合を、意味 をもって増加させるための、凹部を表面に有する外面を有する、揮発性、消臭性 または殺菌性のブロックを開示している。しかしながら、揮発性物質を基材に与 る、例えば固体ナフトール(naphthals)の殺菌性ブロック材への、投 与手段ということが、明細書GB286862からは見たところ明瞭ではない。 更に言えば、明細書GB286862からは、基材材料が化学的に不活性である ことが明確ではない。 最後に、ドイツの使用法参考特許DE9318043.8と明細書GB286 862は双方とも、基材に対する表面の比に関するデータを全く紹介していない ことに注意すべきである。 上記の不十分な記載を基に、一方では、満足できる即効性の芳香効果で一定の 投与能力が保証され、他方では存続期間の延長を可能として作製される、揮発性 物質(芳香性物質または活性物質)の一部を収容、貯蔵および制御された放散す るためのスプレー、噴霧装置、ドリップボトルまたはおそらくブラッシュ−アプ リケーターボトルのような、特に室内で使用する計量供給装置に利用可能な基材 を作ることを本発明の目的とする。 したがって、本発明は、芳香性物質または活性物質を吸収することなしに、芳 香性または活性物質を供給されることを必要とするときだけ、そして一部分に、 受け止める基材を目的とする。温度に依存し、活性物質の組合せは、常に高い割 合で、基材によって制御されつつそして完全に放散されるということによる。こ れに関して、変化していない構成物中の貯蔵された物質の継続的な蒸発または昇 華等を保証する基材を紹介することを本発明のほかの目的とする。 本発明によれば、上述の目的は、基材上に投与可能な形態で利用できる揮発性 物質(芳香性または活性物質)を制御しつつ放散する基材であり、基材が平面持 つように設計され、少なくとも基材面の一面が、揮発性物質の貯蔵および収容を するための一つまたはいくつかの凹所を有すること、によって解決される。ここ で基材は、基材体積に対する表面の比が、少なくとも1・102・m-1であり、 そして揮発性物質およびそれらの溶剤の少なくとも一方に対して化学的に不活性 である材料からなる。 このように、変化しない構成物である貯蔵された物質の継続的な蒸発または昇 華は、空気中に投与する直接的な方法と比較して、長期の効果を保証する。基材 の光学的な印象と同様によい香りの印象が、歓迎されない変形を全くこうむるこ となしに維持される。 基材の少なくとも一面に少なくとも一つの凹所を配置することによって、空気 中に投与する直接的な方法と比較して、長い期間を越えても、継続的に投与可能 であることより即時に芳香効果を与えることを保証する。 本発明を特に有益に具体化すると、基材の材料は、有機または無機合成材料で あって、特に最低10-1W・m-1-1から最高35・10-1W・m-1-1の範囲 にある熱伝導率のセラミックまたはガラスであり、ここで、それに関するプラス チックとしては、好適に1.2・10-1W・m-1K-1の範囲の熱伝導率であるポ リエチレン(PE)または1.2・10-1W・m-1-1の範囲の熱伝導率である ポリプロピレン(PP)を含むものである。これは、感覚的認識の延長の測定を 使用する可能性があることに加えて、低い熱電動率に比例するような基材材料の 使用を意味する。その物質は、基材の可能な限り広い範囲に供給される。すなわ ちそれらは噴霧、吹きかけまたは塗布するべきである。 本発明の特に有益な具体化の選択の一つとして、基材の材料は、最低101W ・m−1K−1から最高40・101W・m−1K−1の範囲にある熱伝導率 である金属または合金であり、ここで合金は、好適に1.5・101W・m−1 K−1の範囲のステンレスを含む。 それに応じて、一つは、いままでの決定的に効果的な方法利点ではなく、室温に おいて揮発性物質の必要とする体積が長期間にわたって感知されうるという事実 から驚くべきことに簡単に、作られる基材の熱伝導率がより高いということが誘 導できる。本発明の例で、これは、空気中に投与する直接的な方法と比較して、 芳香性の感覚的認識が延長されるこの方法を達成するために、保持材料の熱伝導 率をより高くし、より揮発性の物質とするということを意味する。 特に好適に改良されたものは、可能な限り大きな表面を有する少なくとも一つ の基材板の形態である本発明に係る基材である。これに関して、本発明の具体的 な形体は、例えば、相互にむき合わせて平行に配置した二つまたはそれ以上の基 材板の形体に設計された基材が考えられる。それらに対する選択可能なもう一方 または補充として基材は、側面をずらすか角をずらすかの少なくとも一方の状態 で互い相互にむき合わせて平行に配置した二つまたはそれ以上の基材板の形体に 設計することもできる。前記事例のそれぞれにおいて、結合手段によって二つま たはそれ以上の基材を相互に結合することは、適当に行われる。 本発明の特に利点である具体的実施例によれば、その基材は、特に円筒状壁、 円錐状ケースまたは球状シェルの形体とする湾曲形体に設訃されればよい。 本発明に係る基材の好適な具体例は、最小限2cm2から最大限500cm2の範 囲にある表面および最小限0.1mmから最大限2mmの範囲にある厚さを有す る基材をを含む。 特に本発明に係る改善された基材によれば、前記凹所は、少なくとも一部が貫 通して設計されており、ここに基材の体積に対する表面の比は、約最大限500 ・102・m−1である。 本発明に係る他の利点の具体例は、前記凹所または貫通孔は、規則正しい間隔 で配置される。もし凹所または貫通孔がこれによって、基材がガーゼ、ティッシ ュ、ネット、フィルターの態様であるという手段で設計されるならば、またはも し凹所または貫通孔が、不規則な幅を有する溝の形体で設計されるならば、その 際には、芳香性の感覚的認識の更なる延長を達成する。 もし基材が、少なくとも一つの可能な限り大きな表面を有する保持板の形体に 設計されるならば、その際には、本発明に係る基材の特にこのましい改善性に関 連して、基材における凹所または貫通孔の深さが、最大限、基材の厚さと同じで ある。それとは独立して、凹所または貫通孔の利点となる直径は、0.2mより 小さくなく最大限1mmの間の範囲であるり、隣接する貫通孔または凹所の中心 間の距離は、0.2mより小さくなく最大限60mmの範囲にある。 もし前記した重要な明細事項による凹所または貫通孔であるならば、本発明に 係る基材の利用分野に関して要求される対流のために十分な量を供給して存在す る揮発性物質(芳香性または活性物質)で完全に満たされ、ここに揮発性物質は 、すべての方向に蒸発可能である。 前記からすでに述べているように、本発明に係る基材の使用を成功させるため に、その物理的な構造は特に重要である。そのようなため、基材の凹所または貫 通孔を有する表面部分は、基材表面全体の最大限で60%を占める。 芳香性の感覚的認識の延長は、少なくとも揮発性物質の付着を適当に増加する少 なくとも一つの媒体を少なくとも部分的またはスポットに基材をコーティングす ることによっても達成される。これによっては、媒体は、耐光性および抗酸化性 の少なくとも一方および利点として自然なにおいとする。媒体は、例えば噴霧器 によって基材に供給される例えば固定剤を含んでもよいしまたはオイルを含んで もよい。 実際の使用においては、計量供給装置によって基材上に揮発性物質が供給され るとき、基材は、好適には計量供給装置から最長20cmの距離にある。 以下に本発明を、部分的に拡大して描写する典型的な具体的を図式的にあらわ す図1〜13に基づいて更なる詳細を説明する。 図1は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第1の具体 的実施例を示す鳥瞰図である。 図2は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第2の具体 的実施例を示す鳥瞰図である。 図3は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第3の具体 的実施例を示す鳥瞰図である。 図4は、本発明に係る基材の第3の具体的実施例を示す図3の鳥瞰図の要部拡 大図である。 図5は、本発明に係る基材の第3の具体的実施例である図4で描写される鳥瞰 図を拡大した部分の側面図である。 図6は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第4の具体 的実施例を示す要部拡大鳥瞰図である。 図7は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第5の具体 的実施例を示す要部拡大鳥瞰図である。 図8は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第6の具体 的実施例を示す要部拡大鳥瞰図である。 図9は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第7の具体 的実施例を示す要部拡大鳥瞰図である。 図10は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第8の具 体的実施例を示す図である。 図11は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第9の具 体的実施例を示す図である。 図12は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第10の 具体的実施例を示す要郊拡大鳥瞰図である。 図13は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第11の 具体的実施例である室内空気浄化装置を示すものである。 図1〜12には、基材上に投与、供給される揮発性物質(芳香性または活性物 質)を収容、貯蔵し、制御された放散のための本発明に係る基材の具体的実施例 が図式的に表されている。本発明によれば、当該基材は、空気中に投与する直接 的な方法と比較して、長期間にわたり組成が変化することなしに、貯蔵された物 質の継続的な蒸発および昇華を保証して、長期間のわたって投与と同時に即効性 の芳香効果を容易に示す。かくして、望ましくない変化を生じさせることなく、 芳香性の印象が基材に長期間維持される。香りの感覚的知覚の延長が、揮発性物 質の付着を増加させる少なくとも一つの媒体を、基材上にスポットに適用するこ とによっても、達成されるというここに注目すべきである。媒体はここでは、耐 光性および抗酸化性でありおよび自然な香りである。 媒体は、例えば噴霧器によって基材上に供給される例えば固着材を含んでもよ いし、またはオイルを含んでもよい。これに関連して、固着材は、揮発性物質に よる香りの永続性を高める能力を有する物質、および蒸発継続期間中にほぼ一定 して香りの特徴を残存させるように個々の香り成分の蒸発を調整する能力がある 物質である。固着材自身は、ここでは、ほとんど容易に揮発することなく、高い 沸点であり、そしてそれらは無臭または芳香とすることができる。 具体例を図式的にあらわす図1〜12中のすべての基材は、各基材が揮発性物 質を貯蔵または収容するための凹所または貫通孔を。上述するように、本発明に 係る基材の採用をするために、その物理的な構造は特に重要性を有する。そのた め、図1〜12中に記載される本発明に係る基材は、それら基材の体積に対する 表面の比が少なくとも1・102-1に達するように設計された平面を有する。 それに一致する設計および揮発性物質の貯蔵および収容するための凹所または貫 通孔2の数に依存して、体積に対する表面の比の上限は、前記基材のためには5 00・102-1である。体積に対する表面の比は、好ましくは、50・102-1 〜100・102-1の間にある範囲である。 加えて、凹所または貫通孔を有する、基材の表面部分は、図1〜12中におい ては、基材の全表面の最大限60%を占める。基材は、最小限2cm2から最大 限500cm2の表面を有しそして最小限0.1mmから最大限2mmの間にあ る厚さを有する。 図1〜12からは、明白にはならないが、本発明に係る基材は、揮発性物質お よびそれらの溶剤の少なくとも一方に対して化学的に不活性である材料からなる 。前記材料は、例えば、特にセラミックまたはガラスである、最低10-1W・m-1 .K-1から最大限35・10-1W・m-1.K-1の範囲にある熱伝導率をゆうす る有機または無機合成材料であり、ここに、前記合成材料は、1.2・10-1W ・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であるポリエチレン(PE)または1.2・10-1 W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であるポリプロピレンを含んでもよい。選択 可能な一つとして、前記基材の材料が、最低101W・m-1・K-1から最高40・ 101W・m-1・K-1の範囲にある熱伝導率を有する金属または合金であ り、ここに、前記合金は、、1.5・101W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率で あるステンレスを含んでもよい。基材の材料のより高い熱伝導率によって室温で 与えられる揮発性物質の範囲をより長く認識するためにということは、記載され る特別な具体例に関連して、空気への直接的な方法と比較して香りの感覚的認識 の延長するこの方法のために、基材の熱伝導率はより高くし、物質はより揮発さ せるべきであるということを意味する。これは、基材の低い熱伝導率でというこ とは、付加的な計量供給装置が、香りの感覚的認識を延長するために必要とされ るということを、一方で暗に意味する。前記物質は、基材上に可能な限り広く供 給されるべきであり、言いかえれば、噴霧されるか吹きかけられるかまたは塗布 される。 図1、2および3中に本発明に係る基材は、それぞれ可能な限り大きな表面を 有する一枚の基材板の形体に設計されている。前記基材板中のその凹所または貫 通孔は、それぞれ円形の穴が規則正しく配列されて設計されており、その円形の 穴の直径(θ)は、最小限0.2mm〜最大限1mmの範囲であり、その中心間 の距離Aは、最小限0.2mm〜最大限60mmの範囲にある。 揮発性物質を制御しつつ放散する基材である図1(RV=ラウンドホールズス テイジアド)に表される第1の特別な具体例に関して、全表面に対する開口部分 の割合A0がA0=90.7×(θ/A)2で計算でき、揮発性物質を制御しつ つ放散する基材である図2または図3(RV=ラウンドホールズダイアゴナルま たはRGラウンドホールズストレート)に表される第2または第3の特別な具体 例に関して、全表面に対する開口部分の割合A0がA0=78.5×(θ/A)2 で計算できる。 前述の量的な特徴をより理解するために、図4は、図3にあらわされる本発明 に係る基材の第3の具体的実施例を示す鳥瞰図の一部を拡大して記載した。図5 は、本発明に係る基材の第3の具体的実施例を示す鳥瞰図の一部を拡大した図4 を、図4における区切り線S4−S4にそって側面から見て示したものであり、 ここに、図5中における凹所または貫通孔の深さTは、基材板の厚さDの半分と 同じとされる。 もし例えばポリエチレン(PE)を図1、2および3に関して基材として選択 するならば、PEが1.2・10-1W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であるとい う要素が選択され、そのときに、記載される穴の配置を基に、感覚的な芳香の認 識の延長が30分から9時間へ、すなわち18倍、記録された。 これに関連して、基材に配置された穴の直径θは、揮発性物質の使用の仕方に も依存するということに注意する。もし揮発性物質の使用が、例えば基材上にス プレーカンによって行われるならば、前記穴は、約0.2mmの直径θであるべ きであり、機械式噴霧器で行うためには約0.6mmの範囲にある穴の直径であ れば、納得する結果を与えるであろう。それぞれの場合において、通りぬける小 滴の割合によって前記穴の直径の上限が決定される。最大限可能多くの小滴が、 密着した層を形成することなしに、基材1に付着すべきである。本発明に係る基 材の使用分野に関しては、要求される十分な対流があるために、前述の特徴とな る要素を有する配置された穴は、揮発性物質で完全に満たされないべきである。 図4は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第4の具体 的実施例を示す鳥瞰図であり、ここでは、不規則な形状の凹所または貫通孔2は 、基材板1中に不規則な間隔で配置されている。 前述において、記事中の凹所または貫通孔は、ガーゼ、ティッシュ、グリッド 、ネットまたはフィルターという態様である基材とするようにして設計されても よいということが記載される。このようなことは、揮発性物質を制御しつつ放散 する本発明に係る基材の第5および第6の特徴を示す、鳥瞰図である図7および 図8中では、保持板1が蜂の巣構造(図8)および正方形構造(図7)の網形状と なるように、凹所または貫通孔2が設計される。 図9は、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第7の具体 的実施例をしめす鳥瞰図であり、ここでは、凹所または貫通孔2は、図7におけ る正方形凹所および図8における蜂の巣上貫通孔と同様に、結果として香りの感 覚的認識の付加的な延長がえられる、溝の形体に設計される。 図10には、揮発性物質の制御された放散のための本発明に係る基材の第8の 具体的実施例が図式的に描写されている。前述の基材は、相互に平行に配置し、 そして結合部材5により連結するのみならず、前記した配置で固定および保持さ れる、4枚の基材板の形体に設計される。 図12は、揮発性物質の制御された放散のための本発明による、基材の第10 具体的実施例を示す鳥瞰図を描写したものである。前述の基材は、、図12中に は角を直角にずらして具体化したものが記載される、角をずらして相互に配置し 、角を結合する手段5で結合されることなく、しかし結合する手段5によって前 述の配置で固定および保持される、図1に記載される、2つの基材板1の形状に 設計される。もちろん、角の差が90度とは異なる角度になってもよいことが、 普通に理解される。 図13は、揮発性物質の制御された放散のための本発明による基材の第11の 明確な具体例である。容器3は、主に、流体の芳香性または活性物質で満たされ る形状を有すればよく、ここで、流体の芳香性または活性物質の投与は、噴霧器 のような投与装置4によって行われる。図13において、活性化物質の部分的な 蒸発および収容を目的とする本発明による基材1は、円筒状壁の形体で貫通され てそして投与装置の周りに同心円上に配置され、それはステンレスを含み、湾曲 した形体て設計される。ここで、揮発性物質の供給の間、基材は投与装置4から 最大で20cmの距離にある。図13に関して、基材板1は、もちろん、円錐状 ケースまたは球状シェルの形状もあるということに注意すべきである。 実施例 結論として私たちは実験例を記載する。好適に選択された前記記載の基材材料ま たは空気中に機械式噴霧器によって化粧水0.1mlが供給される。50m3の 大きな室内で異なる人が、永続的に香りのする期間を確かめた。前記試験は、室 温20℃+/−1度で行われた。表は以下の一覧を示すものであり、左側の列は 材料の差であって、右側の列は香りのする期間(時間で測定)を示し、おのおの の場合において、穴のあいた状態および穴のあいていない状態条件(中間の列を 参照)で基材に影響させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基材上に投与的に供給される揮発性物質の制御された放散のための基材であ って、 フラットな形状を有し、少なくとも基材の一表面が、前記揮発性物質の収容お よび貯蔵するための一つまたはいくつかの凹所(2)を有し、かつ基材の体積に 対する表面の比は、最大限1.102-1であり、 前記基材は揮発性物質およびそれらの溶剤の少なくとも一方に対して化学的に不 活性である材料からなる、 ことを特徴とする基材。 2.基材の材料が、有機または無機合成材料であり、特に熱伝導率が最低10-1 W・m-1・K-1から最高35・10-1W・m-1・K-1の範囲にあるセラミックス またはガラスであることを特徴とする請求項1記載の基材。 3.前記合成材料が、1.2・10-1W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であるポ リエチレン(PE)または1.2・10-1W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であ るポリプロピレン(PP)を含むことを特徴とする請求項2記載の基材。 4.前記基材の材料が、熱伝導率が最低限101W・m-1・K-1から最高限40・ 101W・m-1・K-1の範囲にある金属または合金であることを特徴とする請求 項1記載の基材。 5.前記合金が、1.5・101W・m-1・K-1の範囲の熱伝導率であるステン レスを含むことを特徴とする請求項4記載の基材。 6.前記基材が、可能なかぎり広い表面を有する少なくとも一つの基材板(1) の形態に設計されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の 基材。 7.前記基材が、互いを平行に配置した2またはそれ以上の基材板(1)の形態 に設計されていることを特徴とする請求項6記載の基材。 8.前記基材が、相互に横にずらして配置した2またはそれ以上の基材板(1) の形態に設計されていることを特徴とする請求項6または7記載の基材。 9.前記基材が、相互に角度をずらして配置した2またはそれ以上の基材板(1 )の形態に設計されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載 の基材。 10.2またはそれ以上の基材板(1)が、結合手段(5)によって結合される いることを特徴とする請求項6〜9のずれか1項に記載の基材。 11.基材板(1)が、湾曲形状に設計されていることを特徴とする請求項6〜 10のいずれか1項に記載の基材。 12.基材板(1)が、円筒状壁、円錐状ケースまたは球状シェルに設訃されて いることを特徴とする請求項11記載の基材。 13.基材板(1)の表面積が、最小限2cm2〜最大限500cm2の範囲にあ ることを特徴とする請求項6〜12のいずれか1項に記載の基材。 14.基材板(1)の厚さが、最小限0.1mm〜最大限2mmの範囲にあるこ とを特徴とする請求項6〜13のいずれか1項に記載の基材。 15.凹所(2)が、少なくとも一部における貫通孔として設計されていること を特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の基材。 16.基材の体積に対する表面の比が最大限500・102-1であることを特 徴とする請求項15記載の基材。 17.凹所または貫通孔(2)が、規則正しく配列して設計されていることを特 徴とする請求項15または16記載の基材。 18.凹所または貫通孔(2)が、基材がガーゼ、ティッシュ、グリッド、ネッ トまたはスクリーンを有する態様で設計されていることを特徴とする請求項15 〜17のいずれか1項に記載の基材。 19.凹所または貫通孔(2)が、不規則な幅の溝の形態で設計されていること を特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の基材。 20.凹所または貫通孔(2)の深さが、前記基材板(1)の厚さ(D)と最大 限同じであることを特徴とする請求項14および請求項15〜19のいずれか1 項記載の基材。 21.凹所または貫通孔(2)の直径(θ)が最小限0.2mm〜最大限1mm の範囲にあることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の基材。 22.隣接する凹所または貫通孔(2)の中心間の距離が最小限0.2mm〜最 大限60mmの範囲にあることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に 記載の基材。 23.凹所または貫通孔が、基材表面全体の最大限60%を占める基材表面を有 することを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の基材。 24.基材が、少なくとも一つの媒体により、少なくとも一部分またはスポット において被覆されるていることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記 載の基材。 25.前記媒体が揮発性物質の接着性を増大させるものであることを特徴とする 請求項24記載の基材。 26.媒体が、耐光性および耐酸化性の少なくとも一方を有することを特徴とす る請求項24または25記載の基材。 27.媒体が、自然な臭いを有することを特徴とする請求項24〜26のいずれ か1項に記載の基材。 28.媒体が、固着剤であることを特徴とする請求項24〜27のいずれか1項 に記載の基材。 29.媒体が、オイルであることを特徴とする請求項24〜28のいずれか1項 に記載の基材。 30.投与装置によって揮発性物質が適用されるときに、基材が、投与装置から 最大限20cm離れた距離にあることを特徴とする請求項1〜29のいずれか1 項記載の基材。
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