JP2000506958A - 改良された形状の障害物を有する流体振動子 - Google Patents
改良された形状の障害物を有する流体振動子Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、長手方向対称平面(P)に関して対称であり、対称平面(P)に対して横方向に振動する2次元流体噴流を形成するようになっている流体流入口(22)と障害物(28)とを含み、障害物(28)には、流体流入口(22)に面し且つ振動噴流によって清掃されるキャビティ(32)が構成される流体振動子(20)において、障害物(28)は、概ね平らであり且つキャビティ(32)を形成する所謂2つの前面(34,36)をもった前壁(30)を有し、各前面の平面は対称平面(P)と概ね垂直であり、キャビティ(32)は、対称平面(P)と概ね平行な表面が前面(34,36)の各々と接合する個所(A1,A2)で、前記表面によって定められ、障害物(28)は2つの横壁(38,40)を有し、横壁(38,40)の横面は、該横面の各々が対応する前面(34,36)に接合する個所(B1,B2)で対称平面(P)と概ね平行であることを特徴とする流体振動子(20)に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
改良された形状の障害物を有する流体振動子
本発明は、長手方向対称平面に関して対称であり、該対称平面に対して横方向
に振動する2次元流体噴流を形成するようになっている流体流入口と、前壁を有
する障害物とを含み、キャビティが障害物に作られ、そして流体流入口と向い合
って位置し、障害物は振動噴流によって清掃される、流体振動子に関する。
フランス特許第2690717号は図1に平面図で示すこの種の流体振動子を
説明している。
この振動子1は振動室2とその内側に収容された障害物4とを含む。障害物4
は前壁6を有し、前壁6には主キャビティ8が作られ、そして孔10と対向して
位置している。
孔10は振動室2の流体取入れ口を構成し、長手方向対称平面Pに対して横方
向に振動する2次元流体噴流を形成するようになっている。
流体噴流は、それが振動しているとき、主キャビティ8を交互に清掃する。
障害物4はまた、その前面部分に、主キャビティ8の両側に位置する2つの2
次キャビティ12、14を有する。これらの2次キャビティ12,14は、孔1
0を構成する振動室の前壁と対向して配置され、先端形状要素12a、12b、
14a、14bによって2次キャビティの範囲が定められる。
孔から最も遠い主キャビティの部分の形状は丸く、孔に近づくとき、キャビテ
ィの縁は広くなる(図1)。
流体噴流が主キャビティに出会って、それを清掃するとき、渦が噴流の各々の
側に形成され、渦と位相が反対で噴流の振動に関連して交互に強かったり弱かっ
たりする。
これらの渦は噴流の振動中に変形し、2次キャビティ12、14の目的は渦の
半径方向の延びを噴流の流量調節に応じるようにさせることにあり、半径方向の
延びは問題にしている渦の中心とその周囲との間の距離である。
障害物4は振動室の横壁と一緒に、流体を流出口16の方向に流体振動子の下
流に流れさせることができる2つのチャンネルC1、C2を構成する。
次の説明は、図2及び図3を参照してなされている、遷移状態における流体振
動子の一般的な機能に関する。
流体噴流Fの衝突は極個所11と12との間で主キャビティ8を清掃する。振
動は、障害物4の前部分6と、孔10に連結された振動室2の壁との間に局在す
る主渦T1、T2の形成が伴う。
図2において、噴流の衝撃は個所I1に当り、次いで渦T1を集中させ、渦T
1は強く、渦T2は弱い。流体噴流は、主として、チャンネルC2を経て逃げる
。
乱流状態では、2次キャビティ12、14は主渦と位相が反対で強かったり弱
かったりする2次渦Ts1、Ts2で占められる。しかしながら、流量が少なく
なればなるほど、これらの2次渦の強さ又は集中は益々減少する。
その結果、強い主渦(図2のT1)の半径方向の延びが増大するので、流量が
少なくなるとき、2次キャビティ12を徐々に占めて主渦が2次渦Ts1を壊し
、2次渦Ts1は完全に消えて終りになる。
他方、流体噴流の逃げによって作られた2次渦Ts2は、依然として2次キャ
ビティ14の内側に存在する。
図3において、噴流の衝撃は12に位置し、増大した半径方向の延びを有する
渦T2があり、流量が十分に低下するとき、2次渦Ts2は完全に消える。主渦
は、これが集中し、強いとき、遷移状態で、乱流状態で有する半径方向の延びよ
りも大きい半径方向の延びを有する(この乱流状態では、2次キャビティが両方
とも2次渦で占められるので、主渦の発生に利用できる空間は減少する)。強い
主渦の半径方向の延びが大きいとき、振動周波数はずっと低い。
かくして、この流体振動子は、以前から知られた流体振動子に関して、乱流状
態では高い振動周波数を、遷移状態では低い周波数を有し、かくして、改善され
た直線性を有する。
しかしながら、この流体振動子は、先端形状要素12a、12b、14a、1
4bの存在のために、測定値の繰返し性の問題を有する。
事実、生産中、2次キャビティを絶えず正確に再現することは難しく、1つの
流体振動子から他の流体振動子までに得られた食い違いは較正曲線に表され、そ
の直線性は想定した適用例には不適当であることがわかった。
本発明はこの問題を、性能がフランス特許第2690717号に説明された振
動子の性能と依然としてほぼ同じである流体振動子を提供することによって解決
しようとする。
かくして、本発明は長手方向対称平面に関して対称であり、該対称平面に対し
て横方向に振動する2次元流体噴流を形成するようになっている流体流入口と、
障害物とを含み、キャビティが障害物に作られ、且つ流体流入口と向い合って位
置し、障害物が振動噴流によって清掃される流体振動子において、障害物は、キ
ャビティを構成する主として平らな2つの前面を含む前壁を有し、各前面の平面
は対称平面とほぼ垂直であり、キャビティは、前面の各々と接合する個所で対称
平面とほぼ平行な表面によって形成され、障害物は2つの横壁を有し、横壁の横
面は、その各々が対応する前面に接合する個所で対称平面とほぼ平行であること
を特徴とする流体振動子に関する。
本発明の流体振動子の新しい簡易形態は、半径方向の延び(渦の中心と渦の境
界との間の距離)がレイノルズ数と共に増大し、かくして、噴流の振動周波数を
減少させるのに役立つ主渦を得ることを可能にする。
このように、新しい流体振動子の性能は、フランス特許第2690717号に
記載された先行技術の振動子の性能とほぼ同じである。
この流体振動子の形態により、2次キャビティが噴流流量による渦の幾何学的
な応力を付加させる先行技術の振動子よりも自由に渦を成長させる。
乱流及び定常流に関して、先行技術の流体振動子では、2次キャビティは両方
とも主渦の存在に加えて2次渦で占められ、これに対して、本発明の振動子では
、主渦だけが障害物の前部分と流体流入口との間に位置する空間を占める。
先行技術の流体振動子では、遷移状態において、主渦の大きさが乱流状態及び
定常流状態における同じ渦の大きさに対して増大する。
2次キャビティ、かくしてキャビティの境界を定める先端形状要素を廃止した
事実は、流体振動子を作り且つそれを一定の正確さで再現することをずっと容易
にする。
本発明の1つの特徴によれば、キャビティの表面は、流体噴流をキャビティに
案内し、且つキャビティ内側での再循環現象の発生を防止するように成形される
。
本発明の更なる特徴によれば、流体振動子は、流体流入口に連結され且つ障害
物を収容する振動室を含む。振動室は流体流入口の両側で前面と向い合って位置
する壁を有し、該壁の表面は前面とほぼ平行である。
この特徴は渦の大きさを調節するのにも寄与する。
本発明の更なる特徴によれば、障害物は長手方向対称平面Pとほぼ垂直な後面
によって形成される後壁を有する。
他の特徴及び利点が、例示として単に与えられ且つ添付図面を参照した以下の
説明の解釈からより容易に明らかになるであろう。
図1は先行技術の流体振動子の平面図である。
図2及び図3は、遷移状態における2つの別の瞬間に作動する図1に示した流
体振動子の部分的な平面図を概略的に表わす。
図4は本発明の1つの実施形態による流体振動子の平面図である。
図5a及び図5bは先行技術の流体振動子及び本発明の流体振動子について得
られた較正曲線を表わす。
図6a、図6b及び図6cは定常状態、遷移状態及び乱流状態に対して機能す
る図4に示した流体振動子の部分的な平面図を概略的に表わす。
図4に示し、全体的に参照番号20によって示すように、流体振動子が、それ
を通過したガスの流量及び容積を決定するために、ガス流れに対して使用される
。
流体振動子20は長手方向対称平面Pに関して対称であり、該対称平面に沿っ
て、ガス流れ用の流入口22及び流出口24が整合される。
流入口22は横方向寸法、即ち一定幅dの孔の形態で具体化され、その最大寸
法、即ちその高さは図4の平面と垂直な平面に含まれる。
孔は、そこを通過する矢印Fで記したガス流れを長手方向対称平面Pに対して
横方向に振動する2次元流休噴流(流体噴流は孔の高さと平行な方向に沿って依
然としてほとんど同じである)に変換する。
流体振動子20は振動室26を含み、ガス噴流は孔22を経て振動室26に通
じ、障害物28が振動室26の中央に位置決めされ、振動室26の大部分を占め
ている。
障害物28の壁は振動室26の壁26a、26bと一緒に2つのチャンネルC
1、C2を構成し、流体振動子の流出口24に向って交互にガス流れがいずれか
のチャンネルを経て逃げるのを可能にする。
障害物28は孔22と向い合った1つの前壁30を有し、キャビティ32が障
害物28に作られ、孔22と向い合って位置し、ガス噴流の振動運動中、ガス噴
流で清掃される。
噴流はキャビティにぶつかった後、2つの流れに分かれる。
図4に示す平面において、キャビティ32は表面を有し、その輪郭は、ガス噴
流をその振動中キャビティの内側に案内することができる。
これを達成するためには、表面を湾曲させる必要があり、しかもキャビティは
深すぎてはならず、もしそうでなければ噴流をキャビティの底まで案内すること
はできない。
その上、表面は、キャビティ内側での再循環現象の発生を防止するように輪郭
が形成されることが必要であり、もしキャビティがその表面上に鈍角を有するな
らば、再循環現象が起こるであろう。
最も簡単な形状を図4に示し、これは半円形に相当する。
しかしながら、前述した機能を満たすことを条件に他の形状も適している。
例えば、表面形状は放物線であっても良い。
障害物28の前壁30は又、キャビティ32の両側に対称に位置し且つ基本的
には平らな2つの前面34、36を含む。
これらの前面が配置される平面は、長手方向対称平面Pと、及び孔22と垂直
をなす流れ方向とほぼ垂直である。
しかしながら、これらの前面が所定平面に配置されることは厳密には必要では
なく、又はこれらの前面の各々の平面が対称平面Pと厳密に垂直であることが厳
密には必要でない。
振動室26は又、前面34、36と向い合って孔22の両側に対称に配置され
た2つの壁26c、26dを含む。
壁26c、26dは前面34、36と平行な表面を有する。
噴流の両側に形成されるべき渦は、前面34,36と壁26c、26dのそれ
ぞれの対応する表面との間に位置決めされる。従って、これらの渦はこれらの表
面間で事実上自由に発生する。
キャビティ32の形状は、キャビティが前面34、36と接合する個所A1、
A2で、キャビティの表面が長手方向対称平面Pとほぼ平行であるようなもので
ある。
かくして、噴流から始まる流れは、キャビティの表面に遭遇する際に分離され
、表面によって案内され、キャビティを離れる際に長手方向対称平面とほぼ平行
な方向に沿って流れる。
これに反して、もしキャビティの形状が個所A1、A2で幅広ならば、流れは
キャビティ32の表面によって対称平面Pの方向から非常に離れた方向に沿って
案内されて、これらの渦の発生が妨げられるおそれがある。
加えて、壁26c、26dの表面が前面と平行であり、しかもキャビティ32
から出てくる流れがこれらの面とほぼ垂直な方向をたどる事実は、壁26c、2
6dの表面に衝突し且つこれらの表面に関して法線からかけ離れた入射角をなす
流れになることを回避する。
事実、法線からかけ離れた入射角により、この前面と壁26c、26dの対応
する向い合った表面との間に位置決めされる渦の大きさを変更させる。
障害物は、それぞれチャンネルC1、C2と連絡して2つの横壁38,40を
有する。
これらの壁38,40は主として平らな横面を有し、横面はその各々がそれぞ
れ対応する前面34、36の各々と接合する個所B1、B2で、長手方向対称平
面Pとほぼ平行である。
これは、流れの出ていく方向を明瞭に定めることを可能にし、且つ、もし障害
物28の横面38,40と対称平面の長手方向との間の角度が明らかに0より大
きい又は横面の各々と対応する前面との間の接合帯域が曲線を形成するならば起
こるおそれがある再循環流れ現象を回避することを可能にする。
これらの場合には、渦の形成が妨げられるおそれもある。
接合帯域は個所B1、B2で完全に定められ、種々の定常流、遷移流及び乱流
で流れの分離縁の場所を正確に固定させる量産の間、再現可能である。
他方、この流れの分離縁の位置は所謂凸型結合帯域に対する流れの状態により
変わる。その結果、凸形状を確実に再現することは難しいので、分離縁の正確な
位置決めを得ることは難しい。
図4に示すように、障害物28の壁38,40の横面は振動室26の横壁26
a、26bと一緒に互いに平行な2つのチャンネル部分を構成する。
障害物28は又、流体振動子の流出口24に面する後壁42を有する。
後壁42は長手方向対称平面Pの中央部分とほぼ垂直な表面によって構成され
る。
事実、再循環帯域の発生を回避するために、対称平面Pに関して対称であるこ
の後面は、壁38,40の横面の各々から僅かに凸状の4分の1円を形成し、次
いで、障害物28の前面34,36に対して僅かに傾斜した直線部分を対称平面
Pまで形成する。
孔22から最も遠いキャビティ32の部分に相当するキャビティ32の底は、
孔から4d乃至8dの距離に位置し、その距離は例えば6.25dに等しい。
最小厚さと称せられる、キャビティ32の底と後壁42の表面との間の障害物
28の長手方向寸法は、十分な機械的抵抗を確保するために0.05dよりも大
きく、2dよりも小さい。
キャビティ32の横方向寸法は2.5d乃至6.5dであり、例えば4.5d
に等しい。
前面34,36は孔22から、即ちそれぞれの壁26c、26dから2.25
d乃至6.25dの長手方向距離に位置し、その距離は例えば4.25dに等し
い。
前面34,36は0.25d乃至5dの横方向即ち幅寸法を有し、その寸法は
例えば3.25dに等しい。
本発明の流体振動子の簡易形態のおかげで、振動子は大量に生産し易くなり、
従って振動子は形状の再現性、よって測定値の繰返し性を確保することができる
ようにする。
その上、本発明の流体振動子の簡易形状は、ガス流によって運ばれた塵の振動
子への蓄積による汚染の問題に関する抵抗を増大させた。
図4の流体振動子は振動子を通過するガス(又は水のような他の流体の)流量
を、キャビティ32の内側のガス噴流の極清掃個所に位置する2つの圧力タッピ
ングにより測定することができる。これらの圧力タッピングは、噴流の振動周波
数を測定することができる周知の装置に接続される。従来の調節装置は周波数と
流量とを関連させることができる。
熱又は超音波センサーを噴流の振動周波数を測定するのに使用しても良い。
これらのセンサーを孔22と障害物28との間で、流体振動子のカバーを形成
する上壁(図4に示さず)に配置しても良いし、或いは流体振動子の下壁にすら
配置しても良い。
これらのセンサーの場所を図4に示す破線で指示する。
図5a及び図5bに示す曲線は、先行技術(図5a)と本発明(図5b)の流
体振動子についてのレイノルズ数による、ガス流量測定値に対して得られた相対
誤差Eの比較結果である。
図6a、図6b及び図6cは定常流、遷移流及び乱流に関する種々の作動条件
による図4の流体振動子を表わす。
各図において、現象の理解を容易にするために、噴流の振動を同じ側に表わし
ている。
噴流が振動しているとき、2つの主渦T1、T2は噴流の両側に位置する。
従って、これら3つの図の比較は、前面34と表面26cとの間に局在する主
渦T1の半径方向の延びが、レイノルズ数を増すことによって、増すことを明ら
かに示す。
噴流振動周波数は半径方向の延びの際、渦の回転速度比率に比例するという事
実を仮定すれば、レイノルズ数が増すとき、延びは増し、噴流の最大速度は減少
し、かくして、周波数を一定にする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.長手方向対称平面(P)に関して対称であり、対称平面(P)に対して横方 向に振動する2次元流体噴流を形成するようになっている流体流入口(22) と障害物(28)とを含み、キャビティ(32)が障害物(28)に作られ、 且つ流体流入口(22)と向い合って位置し、障害物(28)が振動噴流によ って清掃される流体振動子(20)において、障害物(28)は、キャビティ (32)を形成する基本的には平らな2つの前面(34,36)を含む前壁( 30)を有し、各前面の平面は対称平面(P)とほぼ垂直であり、キャビティ (32)は、対称平面(P)とほぼ平行な表面が前面(34,36)の各々と 接合する個所(A1,A2)で前記表面によって形成され、障害物(28)は 又、2つの横壁(38,40)を有し、横壁(38,40)の横面は、該横面 の各々が対応する前面に接合する個所(B1,B2)で対称平面(P)とほぼ 平行であることを特徴とする流体振動子(20)。 2.キャビティ(32)の表面は、噴流をキャビティ(32)の内側に案内し且 つキャビティ(32)内側での再循環現象の発生を防止するように輪郭が形成 される、請求の範囲第1項に記載の流体振動子。 3.キャビティ(32)の表面は、流体噴流の振動平面内で半円形状を有する、 請求の範囲第1項又は第2項に記載の流体振動子。 4.キャビティ(32)の表面は、流体噴流の振動平面内でほぼ放物線形状を有 する、請求の範囲第1項又は第2項に記載の流体振動子。 5.流体流入口(22)に連結され且つ障害物(28)を収容する振動室(26 )を含み、振動室(26)は、流体流入口(22)の両側で前記前面と向い合 って位置する壁(26c,26d)と、前記前面とほぼ平行な表面とを有する 、請求の範囲第1項乃至第4項に記載の流体振動子。 6.障害物(28)の横面(38,40)は、基本的には、対称平面(P)と平 行である、請求の範囲第1項に記載の流体振動子。 7.障害物(28)は、対称平面(P)とほぼ垂直である後面によって構成され た後壁(42)を有する、請求の範囲第1項乃至第6項に記載の流体振動子。 8.障害物(28)は振動室(26)の大部分を占める、請求の範囲第5項に記 載の流体振動子。 9.障害物(28)は、流体流入口(22)から最も遠い1つの部分及び横方向 寸法dを有し、前記部分は流体流入口(22)から4d乃至8dの距離に位置 する、請求の範囲第1項乃至第8項に記載の流体振動子。 10.キャビティ(32)の横方向寸法は2.5d乃至6.5dであり、dは流体 流入口(22)の横方向寸法である、請求の範囲第1項乃至第9項に記載の流 体振動子。 11.前面(34,36)は流体流入口(22)から横方向寸法dを用いて2.2 5d乃至6.25dの長手方向距離に位置する、請求の範囲第1項乃至第10 項に記載の流体振動子。 12.流休流入口(22)から最も遠いキャビティ(32)の部分と障害物(28 )の後壁(42)との間の長手方向距離は0.05d乃至2dであり、dは流 体流入口(22)の横方向寸法である、請求の範囲第1項乃至第11項に記載 の流体振動子。 13.前面(34,36)は0.25d乃至5dの横方向寸法を有し、dは流体流 入口(22)の横方向寸法である、請求の範囲第1項乃至第12項に記載の流 体振動子。
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