JP2000506926A - ディレードコーキングプロセスにおいて液体生成物の収率を増加させるための方法 - Google Patents

ディレードコーキングプロセスにおいて液体生成物の収率を増加させるための方法

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Abstract

(57)【要約】 ディレードコーキングプロセスにおいて、コークスドラム(4)における液体の温度は、加熱された非コークス化炭化水素希釈剤の添加により増加される。加熱された非コークス化希釈剤は、コークスドラム(4)への流入に先立ってディレードコーキング炉流出分へか、直接コークスドラム(4)へか、またはその両方のいずれかに加えられうる。結果としてのコークスドラム温度の増加は、増大する液体収率およびコークス収率における減少となる。

Description

【発明の詳細な説明】 ディレードコーキングプロセスにおいて 液体生成物の収率を増加させるための方法 1. 発明の分野 本発明は、ディレードコーキングに関し、特に、コーカーへの供給原料に基づ くディレードコーキング操作において液体生成物の収率を増加させ、コークス収 率を減少させる方法に関する。 2. 先行技術 ディレードコーキングは長年にわたって実施されてきた。そのプロセスは、気 体、さまざまの沸騰範囲の液体流、およびコークスを生産する重質液体炭化水素 の熱分解を広く伴う。 重質の、汚れた(sour)(すなわち硫黄高含有量の)原油からの残油のコ ークス化は、主として、残油の一部をより価値のある液体および気体生成物に転 換することにより低価値の残油を処理する手段として実施される。得られたコー クスは一般的に低価値副産物として処理されるが、しかし、そのコークスは、燃 料(燃料グレード)、アルミナ製造のための原料(標準グレード)または鉄鋼製 造のための陽極(プレミアムグレード)としての有用性を有する。 高い金属および硫黄含有量を有する重質原油の使用は多くの精油所において増 えており、ディレードコーキング操作は精油者にとって重要性を増している。コ ーカーは既存の精油ユニットにおいて比較的簡単に除去されうる形態において硫 黄を有する気体および液体を製造するので、空気汚染を最小化することへの増大 する必要性は、ディレードコーカーにおいて残油を処理することについての更な る契機となっている。 現在商業的に実施されているものとしての基本的なディレードコーキングプロ セスにおいて、液体供給原料は精留器に導入される。リサイクル材料を含む精留 器の残油は、熱したコークス化原料を供給する様に、コークス化炉においてコー クス化温度に加熱される。熱した原料は、次いで、コークス化条件の温度および 圧力に維持されたコークスドラムへ至り、そこで、液状原料はそこに含まれてい る熱中でソーキングされてコークスおよび揮発性成分を形成する。揮発性成分は 回収され、精留器に戻り、そこでその様な成分は液体生成物として回収される。 そのコークスドラムが固形のコークスで充満するとき、原料はもう1つのドラム に切り替えられ、充満したドラムは冷却され、通常の方法により空にされる。 基本的なディレードコーキングプロセスにおいてさまざまな改変がなされてき た。例えば、ジャンセン(Janssen)らの米国特許第4,455,219 号は、重質リサイクル分の沸騰範囲より低い沸騰範囲を有する希釈剤炭化水素が 通常新たなコークス化原料と組み合わせられる重質リサイクル分の一部と置換さ れるディレードコーキングプロセスを開示する。この手順は、コークス収率にお いて対応する減少を伴う増大した液体生成物が得られる改善されたコーキングプ ロセスとなる。 グラフ(Graf)らの米国特許第4,518,487号は、重質リサイクル 分の全てを低沸騰範囲希釈剤炭化水素画分と置換することによりディレードコー キングプロセスにおいて更なる改変を提供する。ここで再び、改善されたディレ ードコーキングプロセスは、増加した液体生成物および減少したコークス収率に 結果する。 さらにもう1つの改変が、1つの側面において、プロセスにおいて用いられる 供給原料が重質リサイクル分も低沸点範囲希釈剤も含まない1回通過式ディレー ドコーキングプロセスを記述する米国特許第4,661,241号において開示 される。しかしながら、この特許は、希釈材料がコークス化炉からの流出分に加 えられうるし、コークスドラムに導入されうることを開示する。 基本的なディレードコーキングプロセスにおいて、および第4,455,21 9号、第4,518,487号、および第4,661,241号において開示さ れるさまざまな改変において、液体生成物の量および種類ならびに形成されるコ ークスの量を決定する上での重要な要因は、コークスドラムにおける液体材料に おいて起こるコークス化反応の温度である。一般的に、コークス化温度がより高 いと、コークス化プロセスからの液体生成物の収率がより大きくなる。液体収率 の向上は、コークス収率の減少を伴うが、コークスは、重質残油のディレードコ ーキングにおいて製造される最も価値の低い材料であるのでこのことは好ましい 。先行技術の方法においては、より高い温度に供給原料を加熱することは、炉管 におけるコークス化を促進し、閉止および炉の洗浄についての遅延を引き起こす 。従って、先行技術においては、ディレードコーキングの専門家は、コークス化 が炉管内で起こるであろう温度レベルを超えることなく、可能な限り高くコーク ス化炉を出て行くコークス化供給原料の温度を維持することを試みた。その様な 早期のコークス化は、コークスが除去されうるまで炉の閉鎖を必要とする管の詰 まりを速やかに生じさせる。この様に、より高い温度でのディレードコーキング が望ましいであろうが、コーキング操作は、コークスドラムへのその導入に先立 ってコークス化供給原料が加熱されうる温度により制限されてきた。発明の概要 本発明のプロセスによれば、ディレードコーキングプロセスにおけるコークス ドラムへの追加の熱の投入は、コークスドラムの頂点でのコークスドラム蒸気圧 により示されるものとしてのコークスドラムにおける液体の温度を増加させるの に十分な熱含量を有する加熱された炭化水素非コークス化希釈剤をコークスドラ ムに導入することにより得られる。炭化水素非コークス化希釈剤は、コークスド ラムに直接導入されうるし、またはコークスドラムに先立ってコークス化炉流出 分と組み合わせられうるし、またはその両方が可能である。加熱は、コークスド ラム全体の温度を高くするのに必要な上昇した温度に達するためにコークス化供 給原料炉とは別に実施される。 典型的なコークス化原料についてのコークス収率を増加させることに加えて、 本発明は、供給原料炉における過度のコークス化の故にコークス化操作にとって 困難で不満足なコークス原料の処理をも可能とする。低温でコークス化するその 様な以前には困難な原料の例は、パラフィン性残油、重質減圧蒸留残油、脱アス ファルト化ピッチ、ビスブレーカー残油および水素化分解残油である。本発明の 実施は、炉の操業の長さを延ばすために、炉管内のコークス形成を最小化するた めに十分に低い温度でディレードコーカー原料炉の操業を可能とし、一方、より 価値の高い液体の収率を最大化し、より価値の低いコークスの収率を減少させる ために通常の温度より高い温度でコークスドラムを操業することを可能とする。図面の簡単な説明 図面は、発明を例示するコークス化ユニットの概要のフローダイアグラムであ る。発明の詳細な説明 ここで図を参照すると、供給原料はライン1を経由してコークス化プロセスに 導入される。常圧蒸留残油、減圧蒸留残油、脱アスファルト化ピッチ、ビスブレ ーカー残油、FCCスラリーオイルなどでありうる供給原料は、炉2において、 通常は約850°Fから約1100°Fの範囲で、好ましくは約900°Fない し約975°Fの温度に加熱される。減圧蒸留残油をその様な温度に急速に加熱 する炉が通常は用いられる。実質的に既に示された温度で炉を出ていく減圧蒸留 残油は、ライン3を通ってコークスドラム4の底に導入される。コークスドラム は、約10ないし約200psigの圧力に維持され、約800°Fから約10 00°Fの範囲で、より普通には約820°Fないし約950°Fの温度で操作 される。ドラムの内部では、供給原料における重質の炭化水素は、分解された蒸 気とコークスを形成するように熱的に分解する。 コークスドラムにおけるコークス化反応および分解反応は、液体減圧蒸留残油 または他のコークス化炭化水素のプールまたは実質において起こる。この液体の 温度を高くし、それによりコークスの収率を下げ、他の生成物の収率を増加させ るために、コークス化供給原料炉により達せられる温度を超えてコークスドラム の全内容物の温度を高くするのに十分に高い温度の希釈剤の非コークス化炭化水 素流がコークスドラム4に導入される。高くされた温度を有するこの非コークス 化炭化水素希釈剤は、ライン5および3(図示せず)を通して炉の流出分の供給 原料と組み合わせられうるし、または例示されたライン5および6を経由してコ ークスドラムに直接導入されうる。 コークスドラムの液体の温度を高くするために用いられる希釈剤の非コークス 化炭化水素は、1種類の炭化水素または複数の炭化水素または更には、必要な特 性を有する直留の未処理炭化水素であってもよいがしかし、通常は、石油精製プ ロセスにおける生成物または副産物として得られた炭化水素画分である。非コー クス化希釈剤として用いられる典型的な画分は、軽もしくは中沸騰範囲の軽油の ような石油蒸留物またはディーゼル燃料の範囲において沸騰する画分である。「非 コークス化希釈剤」と言う術語は、一般的にコークスドラムから頭上で出て行く 希釈剤を意味し、コークス技術の当業者が理解するように、これらの希釈剤の幾 分かの微量成分はコークスを形成しうる。用いられる希釈剤の沸騰範囲は、少な くともある程度、通常のディレードコーキングプロセスにおいて用いられる通常 の重質リサイクル油の沸騰範囲より低い。この重質リサイクル油は、約750° Fを超え、ほとんどの場合において約850°Fを超えて沸騰する物質から主に 成り立っている。典型的には、プロセスにおいて用いられる非コークス化希釈剤 は、約335°Fないし約850°Fの、通常は約450°Fから約750°F の、好ましくは約510°Fから約650°Fの沸騰範囲を有する。用いられる 非コークス化希釈剤の量は、蒸留物の温度および所望のコークス化温度における 上昇に依存するであろう。コークスドラムの頂点でコークスドラム蒸気温度を計 測するとして、1°Fから50°F、好ましくは5°Fから15°Fのコークス ドラム全体の温度上昇を得るために、通常は、希釈剤が、コークスドラムへのコ ークス化原料のバレル当たり約0.01ないし1.00バレルの量において導入 され、より当り前には、コークス化原料のバレル当たり約0.10ないし約0. 20バレルの非コークス化炭化水素希釈剤が導入されるであろう。 非コークス化炭化水素希釈剤は、コークス化プロセス由来の非コークス化炭化 水素希釈剤から都合よく入手されうるものであり、例えば、コークス化精留器由 来の軽質軽油である。もしディレードコーカーが通常の石油精製施設における多 くのユニットの1つであれば、1以上の他のユニット由来の非コークス化炭化水 素希釈剤が用いられうる。 本発明の目的に有効であるために、コークスドラムに流入する非コークス化炭 化水素希釈剤の熱含量は、コークスドラムにおける炭化水素およびコークスの温 度を増加させるのに十分でなければならない。その沸騰範囲のために、精製ユニ ットから得られる非コークス化炭化水素希釈剤は、コーキングプロセスにおける 直接使用についての十分な熱を含んでいない。その様な非コークス化炭化水素希 釈剤の熱含量は、熱交換または通常は炉における加熱のいずれかにより所望のレ ベルに増加される。炉の選択は単に便宜の問題であるが、普通は、用いられる炉 は、コークス化供給原料を加熱するために用いられる同じタイプのパイプスチル であろう。加熱された非コークス化炭化水素希釈剤の熱含量は、通常は、その温 度により反映されるであろうし、その温度は、コークスドラムにおける液体温度 を超えて数百度程度の高さとなりうる。通常は、しかし決定的ではないが、非コ ークス化炭化水素希釈剤は、コークスドラムの液体温度を約10°Fないし約2 00°F超える温度でコークス化プロセスに、コークスドラムの頂点で蒸気温度 を測定して少なくとも1°F好ましくは5°Fから10°Fコークスドラム全体 の温度を高くするのに十分な量において導入されるであろう。用いられる量は、 コークスドラムに流入するときの希釈剤の温度および所望のコークスドラムの温 度上昇に依存する。 再び図面を参照すると、分解された蒸気は、ライン10を通ってコークスドラ ム4の頭上から連続的に除去される。ドラムへの供給が停止され、同じ操業が実 施される第2のコークスドラム4aに切りかえられる時間にあらかじめ決められ たレベルに達するまで、コークスはドラムの中に蓄積する。この切り替えは、ド ラム4から供給を除去し、開放し、通常の技術を用いてそこから蓄積されたコー クスを除去することを可能とする。コークス化サイクルは、約10ないし約60 時間を必要とするであろうが、しかし通常は、約16から約48時間で終了する 。 コークスドラムの頭上から採取される蒸気は、ライン10により精留器11に 運ばれる。図面において示される様に、蒸気は典型的には、C1−C3生成物流1 2、ガソリン生成物流13、軽質軽油生成物流14およびライン15を経由して 精留器から採取されるコークス化重質軽油に精製されるであろう。 精留器由来のコークス化重質軽油の一部は、ライン16を通ってコークス化炉 に所望の比でリサイクルされうる。過剰な最終残油のいずれもが、所望の様に、 通常の残留物精製技術に供されうる。 未硬化コークスは、出口17および17aのそれぞれを通してコークスドラム 4および4aから除去され、揮発物質を除去し、コークスの炭素対水素比を増加 させる、未硬化コークスが上昇した温度に供されるか焼装置18に導入される。 か焼は、約2000°Fないし約3000°F、好ましくは約2400°Fない し2600°Fの範囲内の温度で実施されうる。コークスは、約半時間ないし約 10時間、好ましくは約1時間ないし約3時間の間か焼条件下に維持される。か 焼温度およびか焼の時間は、所望されるコークスの密度に依存して変化するであ ろう。大きな黒鉛電極の製造にとって適切であるか焼プレミアムコークスは、出 口15を通してか焼装置から取り出される。 コークスドラム温度を上昇させるために加熱される非コークス化希釈材料は好 都合なことに、コークス化精留器から入手されうる。例えば、ライン14を通っ て精留器を出て行く軽質軽油は、この目的のために用いられうる。その様な選択 に伴い、所望の量におけるこの材料は、ライン7を経由して、その材料が非コー クス化希釈剤の熱含量を増加させるために十分な温度、例えば900°Fに加熱 される蒸留炉に通過する。次いで、その加熱された非コークス化希釈剤は、コー クスドラム4において液体の温度における所望の増加をもたらすのに十分な量に おいて、すでに記載された様に、ライン5を通ってコーカーに導入される。代わ りに、非コークス化希釈剤は、精製ユニットのような他の起源から入手されうる ものであり、ライン9を経由してコーカーに導入されうる。その様な他の起源由 来の希釈剤は、便利で経済的であるプロセスにおいて用いられる非コークス化希 釈剤の部分または全体を構成しうる。 本発明は、重質軽油がコークス化供給原料炉にリサイクルされる通常のディレ ードコーキングプセスへのその適用において詳細に記載されてきたが、本発明の プロセスは、他のディレードコーキングプロセスにおいても適用される。例えば 、それは、希釈剤が重質リサイクル分の一部と置換される来国特許第2,455 ,218号において記載されたプロセスにおいて、重質リサイクル分の全てが蒸 留分と置換される米国特許第2,518,487号のプロセスにおいておよびリ サイクル油が使用されない米国特許第4,661,241号の1回通過式プロセ スにおいて、コークス製造における更なる減少を提供するために利用されうる。 本発明は、米国特許第2,455,218号および第2,518,487号のプ ロセスにおいて特に有用である。 次の例は、本発明の実施において得られた結果を例示する。例は、本発明を例 示するために与えられ、発明を限定することを意図しない。 本発明のプロセスにより提供される減少したコークス収率は、高度に展開され たコーカーデザインプログラムから導出された次の模擬試験例において例証され る。この例において、同一の供給原料を用いて3回の操作のシミュレーションが 行われた。第1の操作、すなわち基本事例において、通常の重質蒸留リサイクル 油(新たな原料それぞれ100部について5部)は、リサイクルの部分として用 いられ、リサイクル油の残り(新たな原料それぞれ100部について10部)は 、335°Fから650°Fの沸騰範囲を有する非コークス化炭化水素希釈材料 であった。 第2の操作において、10部の非コークス化炭化水素希釈剤はリサイクルから 除外され、別に加熱され、コークス化供給原料炉を出て行く5部の重質蒸留リサ イクル油を含む加熱された供給原料と組み合わせられる。 第3の操作は、付加量の非コークス化炭化水素希釈剤(新たな原料それぞれ1 00部について10部)が別に加熱され、次いで、コークス化供給原料炉を出て 行く5部の重質蒸留リサイクル油および5部の希釈剤リサイクル油を含む加熱さ れた供給原料と組み合わせられることを除いて、第1の操作と同一である。 それぞれの操作において、3.2のAPIグラビティ(重力)、23重量パー セントのコンラドソン(Conradson)炭素含有量、11.31の特性係 数「K」および3.05重量パーセントの硫黄含有量を有する供給原料が25. 0psigの圧力および次の表において示される温度でコークス化された。 操作No.2において、非コークス化炭化水素希釈剤は、加熱された供給原料 に重質蒸留リサイクル分を合せたものと組み合わせられる前に、930°Fに加 熱された。操作No.3において、別にされた非コークス化炭化水素希釈剤流は 950°Fに加熱された。 3つの操作からの生成物分布は次の表において示される。操作No.1 操作No.2 操作No.3 付加蒸留分 蒸留リサイクルの 蒸留分(930°F) (950°F) 基本事例 が別に加熱される が別に加熱される コークスドラムの コークスドラムの コークスドラムの 頂点温度 頂点温度 頂点温度 −825°F −835°F −835°F 成分 重量パーセント 2S 0.88 0.88 0.88 H2 0.09 0.09 0.09 C1 3.71 3.68 3.68 C2 1.57 1.62 1.79 C3 1.89 1.95 2.14 C4 2.03 2.11 2.32 C5〜335°F 13.29 13.42 13.76 335〜510°F 10.60 10.53 10.09 510〜650°F 7.54 7.48 6.55 650°F+ 24.82 25.26 26.28 コークス 33.58 32.96 32.41 上述の例は、非コークス化炭化水素希釈剤がコークス化器へのリサイクル分か ら除去され、より高い温度に別にして加熱され、コークスドラムにおける蒸気温 度を上昇させるようにコークス化ドラムに導入されるとき、コークス収率におい て約1.84パーセントの減少(32.96パーセント対33.58パーセント )が起きることを示す。コークスドラムの頂点での温度を上昇させるように非コ ークス化炭化水素希釈剤の付加量が別にして加熱されるとき、コークス収率にお けるより大きな減少(3.48パーセント)が起こる。 コークス収率における同様な減少は、異なる操作条件および他の供給原料の使 用によっても得られうる。本発明のプロセスは、可変的な生成物分布および最小 量のコークス製造を指示するかもしれない市場の状況に合致する、操作における 柔軟性を提供する。 ある種の態様および詳細が、本発明を例示する目的のために示されてきたが、 この技術の当業者にとっては、発明の精神または範囲を逸脱することなく、ここ でさまざまな変更がなされうることが明らかであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年9月10日(1997.9.10) 【補正内容】 請求の範囲 1.液体コークス化供給原料を上昇した温度に加熱し、ディレードコーキング 条件の下でコーキングドラムに充填し、該液体供給原料が、該供給原料を分解さ れた蒸気とコークスに転換するのに十分なその含有熱中でソーキングされ、該分 解蒸気は冷却されて液体生成物に凝縮されるところのディレードコーキング方法 において、該コーカー供給原料とは別に加熱され該コーキングドラムにおける液 該体供給原料の温度レベルを増大させるのに十分な熱含量を有する非コークス化 炭化水素希釈剤を該コーキングドラムに導入し、それにより該コーキングプロセ スからの液体生成物を増加させ、コークス生成物を減少させることを包含する改 良。 2.コークスドラム内容物における温度上昇が少なくとも1°Fである請求項 1記載のプロセス。 3.温度上昇が少なくとも10°Fである請求項2記載のプロセス。 4.コークス化プロセスからの液体生成物の1つが、少なくとも一部がコーキ ングプロセスにリサイクルされうる重質軽油である請求項3記載のプロセス。 5.コークス化供給原料が、少なくとも一部が重質軽油の沸騰範囲より低い沸 騰範囲を有する非コークス化炭化水素希釈剤である非コークス化炭化水素希釈剤 と組み合わせられる請求項4記載のプロセス。 6.非コークス化炭化水素希釈剤の少なくとも一部がコーキングドラムからの 液体生成物の1つである請求項5記載のプロセス。 7.重質軽油が、加熱された非コークス化希釈剤の少なくとも一部を形成する ようにコーキングプロセスにリサイクルされる請求項5記載のプロセス。 8.重質軽油および非コークス化炭化水素希釈剤がコーキングプロセスへの加 熱された非コークス化炭化水素希釈剤として少なくとも一部がリサイクルされる 請求項5記載のプロセス。 9.リサイクルがコーキングプロセスにおいて用いられず、すべての加熱され た非コークス化炭化水素希釈剤がコーキングプロセス以外から得られる請求項5 記載のプロセス。 10.重質液体炭化水素油を約825°Fないし約1100°Fに加熱し、コ ーキングドラムに導入し、該液体供給原料が、約800°Fないし約1000° Fの温度および約10psigないし約200psigの圧力で、その含有熱中 でソーキングされて該供給原料を液体生成物およびコークスに転換し、該蒸気は 冷却されて実質的に液体生成物に凝縮し、該液体生成物の1つは重質軽油であり、 その少なくとも一部はプロセスにリサイクルされるディレードコーキングプロセ スにおいて、コーキングドラムにおける液体供給原料の温度を少なくとも1°F 上昇させるのに十分である熱含量を提供するために該コーカー供給原料とは別に 加熱された非コークス化炭化水素希釈剤を該コーキングドラムに導入し、それに よりコーキングプロセスからの液体生成物増加させ、コークス生成物減少させる ことを包含する改良。 11.非コークス化炭化水素希釈剤が、その少なくとも一部が、コーキングプ ロセスからの液体生成物の1つから得られる請求項10記載のプロセス。 12.非コークス化炭化水素希釈剤が、コーキングドラムにおける液体の温度 より約10°Fないし約300°F高い温度に加熱される請求項11記載のプロ セス。 13.非コークス化炭化水素希釈剤が、重質軽油の沸騰範囲より少なくとも一 部が低い沸騰範囲を有する請求項12記載のプロセス。 14.非コークス化炭化水素希釈剤の沸騰範囲が約335°Fないし約850 °Fである請求項13記載のプロセス。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体コークス化供給原料を上昇した温度に加熱し、ディレードコーキング 条件の下でコーキングドラムに充填し、該液体供給原料が、該供給原料を分解さ れた蒸気とコークスに転換するのに十分なその含有熱中でソーキングされ、該分 解蒸気は冷却されて液体生成物に凝縮されるところのディレードコーキング方法 において、該コーキングドラムにおける液該体供給原料の温度レベルを増大させ るのに十分な熱含量を有する非コークス化炭化水素希釈剤を該コーキングドラム に導入し、それにより該コーキングプロセスからの液体生成物を増加させ、コー クス生成物を減少させることを包含する改良。 2.コークスドラム内容物における温度上昇が少なくとも1°Fである請求項 1記載のプロセス。 3.温度上昇が少なくとも10°Fである請求項2記載のプロセス。 4.コークス化プロセスからの液体生成物の1つが、少なくとも一部がコーキ ングプロセスにリサイクルされうる重質軽油である請求項3記載のプロセス。 5.コークス化供給原料が、少なくとも一部が重質軽油の沸騰範囲より低い沸 騰範囲を有する非コークス化炭化水素希釈剤である非コークス化炭化水素希釈剤 と組み合わせられる請求項4記載のプロセス。 6.非コークス化炭化水素希釈剤の少なくとも一部がコーキングドラムからの 液体生成物の1つである請求項5記載のプロセス。 7.重質軽油が、加熱された非コークス化希釈剤の少なくとも一部を形成する ようにコーキングプロセスにリサイクルされる請求項5記載のプロセス。 8.重質軽油および非コークス化炭化水素希釈剤がコーキングプロセスへの加 熱された非コークス化炭化水素希釈剤として少なくとも一部がリサイクルされる 請求項5記載のプロセス。 9.リサイクルがコーキングプロセスにおいて用いられず、すべての加熱され た非コークス化炭化水素希釈剤がコーキングプロセス以外から得られる請求項5 記載のプロセス。 10.重質液体炭化水素油を約82°Fないし約1100°Fに加熱し、コ ーキングドラムに導入し、該液体供給原料が、約800°Fないし約1000° Fの温度および約10psigないし約200psigの圧力で、その含有熱中 でソーキングされて該供給原料を液体生成物およびコークスに転換し、該蒸気は 冷却されて実質的に液体生成物に凝縮し、該液体生成物の1つは重質軽油であり 、その少なくとも一部はプロセスにリサイクルされるディレードコーキングプロ セスにおいて、コーキングドラムにおける液体供給原料の温度を少なくとも1° F上昇させるのに十分である熱含量を提供するために加熱された非コークス化炭 化水素希釈剤を該コーキングドラムに導入し、それによりコーキングプロセスか らの液体生成物増加させ、コークス生成物減少させることを包含する改良。 11.非コークス化炭化水素希釈剤が、その少なくとも一部が、コーキングプ ロセスからの液体生成物の1つから得られる請求項10記載のプロセス。 12.非コークス化炭化水素希釈剤が、コーキングドラムにおける液体の温度 より約10°Fないし約300°F高い温度に加熱される請求項11記載のプロ セス。 13.非コークス化炭化水素希釈剤が、重質軽油の沸騰範囲より少なくとも一 部が低い沸騰範囲を有する請求項12記載のプロセス。 14.非コークス化炭化水素希釈剤の沸騰範囲が約335°Fないし約850 °Fである請求項13記載のプロセス。
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