JP2000506565A - 高内部相逆転エマルジョンと制御された吸収性を有する担体を備えた清浄化用物品 - Google Patents

高内部相逆転エマルジョンと制御された吸収性を有する担体を備えた清浄化用物品

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Abstract

(57)【要約】 湿潤様清浄化用ワイプおよび同様の物品が記載されている。これらのワイプは、制御された流体吸収性を提供する担体および担体に適用されたエマルジョンを備える。エマルジョンは、連続外部脂質相および極性(例えば、水)内部相を含む。エマルジョンは、使用中に低い剪断圧力に供されたとき破壊されて、分散された内部相を放出するように十分にもろい。担体は、放出された内部相を初めは正常化しようとする表面上に到達させ、残存させるが、次に拭き取り過程の終わりに当該物質を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】 高内部相逆転エマルジョンと制御された吸収性を有する担体を 備えた清浄化用物品 技術分野 この出願は、湿潤様清浄化用ワイプ(wet-like cleanlng wipe)として有用な 物品に関する。この出願は、特に、高内部層逆転エマルジョン(hiqh internal phase inverse emulsion)で処理された担体から作られた湿潤様清浄化用ワイプ に関する。この担体は、清浄化性能を増大させるために、水および水系清浄化溶 液の遅延吸収性を示す。本ワイプは、種々の清浄化用途に有用であり、特に硬質 表面清浄化のための用途に有用である。 発明の背景 紙で作られたもののような不織ウエブまたはシートは、家庭での清浄化活動の 流れにおいて現代社会において広範な用途が見い出されている。例えばペーパー タオルは、液体のこぼれを拭き取り、窓ガラス、カウンタートップ、流し、陶器 および金属備品、壁等のような硬質表面から、並びにカーペットや家具のような 他の表面から、汚れおよび/またはしみを除去するために長い間使用されている 主要商業品である。 家庭での清浄化に特に有用であるペーパータオル製品は、比較的低い密度、高 い嵩、許容し得る柔らかさ、水性および非水性液体の双方に対する高い吸収性、 特に濡れたときの許容し得る強さおよび一体性等の性質を有する。そのような性 質を有する先行技術のペーパータオル、およびその製造方法が、例えば、197 5年9月16日に発行されたエイヤーズの米国特許第3,905,863号、19 76年8月10日に発行されたエイヤーズの米国特許第3,974,025号、1 980年3月4日に発行されたトロカーンの米国特許第4,191,609号、1 984年4月3日に発行されたウエルズおよびヘンスラーの米国特許第4,44 0,598号、1985年7月16日に発行されたトロカーンの米国特許第4,5 29,840号、および1987年1月20日に発行されたトロカーンの米国特 許第4,637,859号に開示されている。上記特許に記載されていろ特許のペ ーパータオルのようなペーパータオルは、硬質表面および家具やカーペットのよ うな他の表面の双方から液体のこぼれを吸収し、拭き取るために特に有用である 。しかしながら、ペーパータオル製品は、また、汚れやしみをそのような汚れや しみが特に強固に固着している表面から除去するために、一般には液体清浄化溶 液もしくは溶媒と組み合わせてしばしば使用される。例えばそのような汚れやし みには、ストーブ、オーブンもしくは調理器上の食物、浴槽および流しに見受け られる石鹸の浮きかす、キッチンカウンター上の食飲料汚れ、壁や家具の上のイ ンクもしくはクレヨン跡等が含まれる。これらの先行技術品は、典型的に、別の 清浄化溶液および拭き取り物品を使用して汚れやしみをきれいにすることを消費 者に要求するが、これはある程度の不都合さを伴う。 この都合性の問題に取り組むために、特にベビー用ワイプの分野では、事前湿 潤拭き取り物品が開発されている。これらの事前湿潤ワイプは、典型的に、ディ スペンサー中に保存され、典型的に、湿潤付与溶液(moistening solution)の 貯槽中に浸漬される。ワイプのそれぞれの水分含有率に関してしばしば一致性の 欠如があり、ワイプは感触が冷たい。また、そのようなワイプの主目的は清浄化 であるので、これらワイプは、一般に、比較的劣った清浄後の吸収性を示す。 L.マッケイらにより1994年11月9日に出願された同時係属中の米国特 許出願08/336,456号(以下、「'456出願」という)には、肛門周辺 の汚れを除去する際に特に有用な湿潤様浄化用ワイプが開示され、特許請求され ている。これらの浄化用ワイプは、脂質中水型エマルジョンにより処理された基 体材料(例えば、不織布)を含む。これらのワイプは、特に、肛門周辺の汚れを 除去するために湿潤様浄化用ワイプの形態で用いられたとき、従来の清浄化用製 品を上回る有意な利点を多く有している。これらの物品は、快適で、より有効な 清浄化のために、使用中、有意な量の水を放出する。該エマルジョンの連続脂質 相は、低い剪断接触(例えば、皮膚を拭く間)により容易に崩壊してこの内部水 相を容易に放出するように十分もろいが、脂質が溶融状態にある場合の高められ た温度において十分頑丈であり、過酷な処理中に水相が時期尚早的に放出される ことを防止する。これらの物品の連続脂質相は、内部水相の有意な蒸発を妨げる ように、貯蔵中十分に安定でもある。これらの物品の通常の引っ張り強度および 洗い流し性(flushability)特性は、本発明の高内部相逆転エマルジョンにより 処理される場合、悪影響を受けない。その結果、これらの物品の使用者は、その 使用者の通常の清浄化習慣を変える必要なく、快適で、効率的な湿潤清浄化を達 成する。 従来の浄化ワイプに対する有意な改良にもかかわらず、'456出願に記載さ れる基体(「担体」ともいう)は、一つの点に欠けている。具体的には、記載さ れた担体は、一般に疎水性材料であるので、使用中のエマルジョンの剪断により 、有意な量の水が基体に吸収され、従って、清浄化されるべきアイテムと接触す るために利用することができない。そうであるから、担体により吸収される水の レベルを補う追加量のエマルジョンにより基体を表面処理することが必要である 。エマルジョンの破壊による担体による迅速な流体吸収の問題に取り組むために 、G.ゴードンおよびL.マッケイにより1996年4月30日に出願された同時 係属中の米国特許出願第08/640,049号(以下、「'0490」出願とい う)は、基体の部分による水吸収を防止するために1またはそれ以上の疎水性領 域を有する担体の使用を既述している。この同時係属中の出願に記載されている 疎水性領域は、一般に、永久的な疎水性を有するものとして既述されている。す なわち、これらの領域は、拭き取り過程にわたって本質的に濡れ得ないものであ り、それ故、ワイプの全体的な吸収能に有意に寄与することがない。 したがって、ある状況において、上記同時係属中の'456出願に記載される 浄化用ワイプにより提供される利点を提供するが、低減されたレベルのエマルジ ョンによる処理を必要とする清浄化のための製品を提供することが望ましいであ ろう。同様に、同時係属中の'049出願に記載されているもののような吸収を 抑制する能力を有するが、本質的に担体の全体による吸収を可能とする製品を提 供することが望ましいであろう。この点において、制御されたもしくは遅延した 吸収性を提供する能力を示す担体は、ただ1つの担体材料の使用を可能とさせる 。これにより、なかんずく、比較的均質な担体を利用することができるという点 で、ワイプ加工の単純化が提供される。さらには、担体によろ清浄化用溶液の吸 収を制御する能力は、汚れを除去するために十分な、表面上の溶液の接触時間を 可能 とさせ、かつ典型的な拭き取り過程中における該溶液および溶解化された汚れの 除去を可能とさせるであろう。 したがって、本発明の目的は、(i)初期には感触が乾いているが、拭き取り 過程で流体を送給し得、(ii)当該物品から放出された流体(並びに任意的な付 加的な清浄化用溶液)の制御された吸収速度を有し、(iii)流体に対し望ましく 高い全体的な吸収能と、特に効果的な汚れおよびしみの除去性能を有し、(iv) 拭き取り過程の激しさに耐えるに十分な湿潤強度一体性を有する不織の、好まし くは紙系の、拭き取り物品を提供することである。 発明の概要 本発明は、浄化に有用な物品に関し、特には、湿潤様浄化用ワイプに関する。 これらの物品は、 a.担体、および b.該担体に適用されたエマルジョンであって、 (1)約30℃以上の融点を有するワックス状脂質物質を包含する連 続固化脂質相を2から約60%まで、 (2)該脂質相に分散された内部極性相を約39から約97%、およ び (3)該脂質相が流動状態にあるとき、該エマルジョンを形成し得る 乳化剤を有効量含むエマルジョン を備え、 c.該物品は、秒当り担体グラム当り約0.35グラムを超えない蒸留水 吸収速度を有する。 本発明は、これらの物品を製造するための方法にも関する。この方法は、 A.(1)約30℃またはそれ以上の融点を有するワックス状脂質物質を含有 する連続外部脂質相を約2から約60%まで、 (2)該外部脂質相中に分散された内部極性相を約39ないし約97%、 および (3)該外部脂質相が流動状態にあるとき、該エマルジョンを形成し得る 乳化剤を有効量 含有するエマルジョンを形成する工程、 B.該外部脂質相が流体または塑性コンシステンシーを有するように十分に高 い温度において、該エマルジョンを担体に適用する工程、並びに C.該適用した乳剤を、該外部脂質相が固化するように十分に低い温度に冷却 する工程 を含む。 本発明の物品は、特に、硬質表面(例えば、床、カウンタートップ、流し、浴 槽、トイレ等)の清浄化のために使用されるもののような湿潤様浄化ワイプの形 態にあるとき、従来の清浄化用製品を上回る有意な利点を多く供する。本発明者 らは、清浄化性能の重要な側面は、当該物品による初期の迅速な流体吸収を避け ることであることを見いだした。特に、典型的な使用者が表面を清浄化する時間 中に物品のエマルジョンから放出される流体清浄化用溶液を吸収することが一般 に望ましいのであるが、当該物品による直ぐさまの急速な吸収を避けることも重 要である。理論により拘束されることを望むものではないが、放出された内部相 の急速な吸収を避けることは、清浄化しようとする表面上における極性相成分の 留置時間を増大させ、それにより汚れの溶解化を増大させるものと信じられる。 (これは、エマルジョンの内部相に殺菌剤または抗菌剤が含まれている場合に特 別な利益を有し得る) 本発明の物品は、極性物質、特に水および水溶性もしくは水分散性活性成分の 送給を要する他の多くの用途に使用し得る。これらには、ベビー用ワイプのよう なパーソナルクレンジング用ワイプ、並びに水溶性もしくは水分散性抗菌剤また は薬理活性成分の送給のためのワイプが含まれる。 これらの物品は、多様な機能も奏することができる。例えば、これらの物品に 適用された高内部相逆転エマルジョンは、家具、靴、自動車等のようなアイテム に用いられる際、清浄化およびワックス掛けの利益を同時に提供するように処方 することができる。図面の簡単な説明 図1は、処理された紙ウエブのような担体に本発明の高内部相逆転エマルジョ ンを適用するためのスプレーシステムを説明する概略図である。 図2は、グラビアコーティングにより、処理された紙ウエブのような担体に本 発明の高内部相逆転エマルジョンを適用するためのシステムを説明する概略図で ある。 図3は、本発明の物品の断面図である。物品301は、内部極性相成分に可溶 である物質から形成されたフィルムである流体不透過層305を備える。例えば 、内部層が有意のレベルの水を含むところの好ましい態様において、フィルム層 305は、ポリビニルアルコールまたはメチルヒドロキシプロピルセルロースの ような水溶性物質である。流体不透過層305は、表面接触する疎水性層302 (好ましくは、例えば界面活性剤処理により濡れ可能とされた不織材料)と親水 性層303との間に位置している。流体不透過層302の内表面は、エマルジョ ンが疎水性層302と流体不透過フィルム層305との間に位置するようにエマ ルジョン309で処理されている。層305のたの側は、親水性基体303に付 着されている。この態様において、使用中の圧力によりエマルジョン309が破 壊され、それにより、内部水層成分を放出し、該成分は疎水性層302を浸透し て、清浄化されている表面に至る。流体不透過層305は、初期には、水相成分 が親水性層303を浸透することを防止してエマルジョンの内部相成分が表面上 の汚れ等と相互作用することを可能とする。しかしながら、流体不透過相305 が放出された水相成分により溶解化されるにつれ、親水性相303は流体に接近 可能となり、水相成分および溶解化された汚れの担体による吸収に寄与する。 図4は、エマルジョンの内部相が有意なレベルの水を含有する本発明の他の物 品の断面図である。この態様において、物品501は、エマルジョン509が層 502と503との間に位置した2プライ物品として示されている。層502と 503は、本質的に同じ材料から形成することができ、それぞれ、疎水性脂肪酸 (例えば、ステアリン酸)による処理により一時的に疎水性とされる親水性材料 (例えば、ウエットレイティッシュー基体)である。エマルジョン309の内部 相は、消費者による使用中の内部相の放出の際に該脂肪酸を中和し、層502と 503を親水性とさせる高pHバッファーを含んでいる。そうであるから、層5 02と503は初期には疎水性であってエマルジョン509の放出された内部相 の留置時間を可能とするが、両層は、拭き取り過程中に次第に親水性となり、放 出された内部層の吸収を可能とされる。 図5は、物品の水平重量測定吸い上げ速度(Horizontal Gravimetaric Wickin g rate)を測定するための装置の概略図である。 図6は、水平重量測定吸い上げ法(Horizontal Gravimetaric Wicking method )に使用される試料ホルダーグリッドの概略図である。 詳細な説明 本明細書において、「含む、備える、具備する、包含する」という用語は、本 発明を実施するに当たり、種々の構成要素、成分または工程が併せて用いられ得 ることを意味する。従って、用語「含む、備える、包含する」は、より制限的な 用語である「から本質的になる」および「からなる」を包含している。 本明細書において、「洗浄剤」、「洗浄性界面活性剤」および「洗浄剤界面活 性剤」という用語は、互換的に用いられ、水の表面張力を低減させるいずれもの 物質、特に、油−水界面に集中し、乳化作用を奏し、よって、汚れを除去するこ とを助けるする界面活性剤をいう。 本明細書において、「親水性」という用語は、その上に堆積された水性流体に より湿潤し得る表面をいう。親水性および湿潤性は、典型的には、関係する流体 および固体表面の接触角度および表面張力により規定される。このことについて は、ロバートF.グールドにより編集された「接触角度、湿潤性および接着」( 著作権1964年)との表題のアメリカ化学会の刊行物に詳細に記載されており 、この刊行物の記載は、引用により本明細書に取り込まれる。流体と表面との間 の接触角度が90°よりも小さい場合または流体が表面にわたり自然に広がる傾 向にある場合、表面は、流体により湿潤されている(すなわち、親水性)といい 、両条件は、通常、共存すろ。これに対して、もし接触角度が90°よりも大き く、流体が表面にわたり自然に広がらない場合、表面は、「疎水性」であるとみ なされる。 本明細書において、「極性」という用語は、双極子モーメントを有する分子、 すなわち、正および負の電荷が中心点を一致させている無極性分子に対して、こ れらの電荷が恒久的に分離している分子を意味する。「極性流体」は、1または それ以上の極性成分を含み得る。 本明細書において、「親極性」との用語は、その上に堆積された極性流体によ り湿潤し得る表面をいうために用いられる。親極性および湿潤性は、典型的には 、関係する流体および固体表面の接触角度および表面張力により規定される。極 性流体と表面との間の接触角度が90°よりも小さい場合、または極性流体が表 面にわたり自然に広がる傾向にある場合、表面は、極性流体により湿潤されてい る(すなわち、親極性)といい、両条件は、通常、共存する。これに対して、も し接触角度が90°よりも大きく、流体が表面にわたり自然に広がらない場合、 表面は、「疎極性」であるとみなされる。一般的に、本発明において用いられる 好ましい極性物質は水であるので、本明細書に説明される好ましい態様では、基 体の「親水性」および「疎水性」について言及する。しかしながら、そのような 用語の使用は、それに限定されるものではなく、「親極性」および「疎極性」基 体を含むものとして読まれるべきである。 本明細書で用いられる全ての百分率、比および割合は、別段の断りがない限り 、重量によるものである。 A. 高内部相逆転エマルジョンのための担体 指摘したように、本発明者らは、本物品の清浄化性能の重要な側面は、初期に 流体吸収を避ける能力である。特に、本発明の物品は、試験方法の項に記載され ている水平重力測定法吸い上げ法を用いて測定して、秒当たり担体グラム当たり 約0.35グラム以下の蒸留水吸収速度を有する。好ましくは、本発明の物品は 、秒当たり担体グラム当たり約0.25グラム以下の、より好ましくは秒当たり 担体グラム当たり約0.17グラム以下の、さらに好ましくは秒当たり担体グラ ム当たり約0.05グラム以下の流体吸収速度を有する。 制御された吸収速度は重要であるけれども、本発明の物品は、典型的な拭き取 り過程中に内部相から放出された流体を吸収する能力を有する。この点において 、本発明の物品は、好ましくは、以下の試験方法の項に記載された水平フルシー ト法(Horizontal Full Sheet method)にしたがって測定して、担体グラム当た り少なくとも約1グラムの蒸留水吸収能を有する。好ましくは、本物品は、担体 グラム当たり少なくとも約5グラムの、より好ましくは担体グラム当たり少なく とも約15グラムの吸収能を有する。 本発明の物品の清浄化性能において制御された吸収性が重要な役割をなすとい う本発明者らの知見に照らし、当業者は、物品による内部相成分の流体吸収の速 度は担体の材料により主として指示されるということを認識するであろう。この 点において、担体の体積フラックス(すなわち、流体吸収速度)は、層流につい てのハンゲン-ポアズイユ則(Hangen-Poiseuille law)を用いて計算することが できる。ハンゲン−ポアズイユ則は、体積フラックスqは、以下の式: q=R2[(2γcosθ/R)−ρgL]/8Lμ (ここで、Rは管の半径、γは吸収される流体の表面張力、θは流体−固体界面 における接触角、ρは流体の密度、gは重力定数、Lは管の濡れた長さ、μは流 体の粘度)に従って計算される。この式から、清浄化用パッドによる吸収速度は 、例えば、担体を構成する材料のポアサイズを調整すること、吸収される流体に 対する担体材料の表面濡れ性(cosθ)を調整すること、エマルジョンの内部極 性層の表面張力、粘度および/または密度を調整すること等によって制御される ことが明らかである。本開示の教示とともに、所望の吸収速度および全体の吸収 能を達成するために、よく知られた吸収材料を利用することができる。したがっ て、担体として代表的な材料および態様を以下に記載するが、本発明はそのよう な材料および態様に限定されるものではない。 当業者は、内部相吸収の所望の速度を得るために種々の手段があることに気付 くであろう。特に担体に関するアプローチには、一時的なもしくは可逆的な疎極 性を担体に与えること、担体材料の疎極性を制御することにより極性流体の担体 中への吸収速度を実現することが含まれる。第1のアプローチにおいて、担体は 初めは疎極性である。しかしながら、内部極性相(例えば、水)にさらされた後 、担体はより親極性となる結果をもたらす物理的変化を受ける。これに対し、第 2のアプローチは、拭き取り過程中に疎極性が有意に変化しないが、流体吸収速 度が、担体が所要の制御された吸収速度および全体的な吸収能を提供するもので あるような担体を利用する。 一時的な疎極性を提供するための好ましい態様において、本来親極性の担体材 料を処理して初期の疎極性を提供する。拭き取り過程中に、疎極性を提供する物 質は例えば化学反応(例えば、酸または塩基加水分解)により、除去(例えば、 溶解化)により、疎極性物質を中和するためのpH上昇により変性されて親極性 担体を提供する。好ましい態様において、エマルジョンの内部極性相は、有意の レベルの水を含む。そうであるので、担体は一時的な疎極性を示す。以下の開示 は親水性および疎水性材料に言及するが、当業者は、同じ利益を得るために他の 「親極性」および「疎極性」材料を使用し得ることに気付くであろう。 化学変性が利用される態様において、本来親水性の繊維(例えば、セルロース 繊維)は、疎水性エステルまたはアミドで表面処理し、これを後に酸または塩基 加水分解することによって一時的に疎水性とすることができる。必要とされる酸 または塩基は、エマルジョンの内部相中に含めることができる。好ましい物質は 、中性pHで加水分解する「活性化」エステルである。そのような物質には、1 996年7月23日にP.トロカーンらに発行された米国特許第5,538,59 5号に記載されているもののようなエステル官能性アンモニウム化合物;199 6年4月23日にD.パーンらに発行された来国特許第5,510,000号に記 載されているもののような植物性油系第4級アンモニウム化合物が含まれる。こ れら両特許の開示を引用により本明細書に含めておく。 溶解化を利用する態様において、本来親水性の繊維(例えば、セルロース繊維 )は、内部極性相にさらされたとき中和される脂肪酸(例えば、ステアリン酸) のような疎水性物質で表面塗布することができる。 さらに他の態様において、エマルジョンの内部相成分にさらされると分解して 親水性担体を提供する個別の流体不透過相を担体に含めることができる。初期に は流体の流れを防止するが、後には溶解化して担体中の流体の流れを可能とする 物質の例を挙げると、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビ ニルピロリドン、および他の水溶性ポリマーである。 本発明に有用な担体は、種々の基体形態にあり得る。好適な担体基体には、織 材料、不織材料、発泡体、スポンジ、中入れ綿、ボール、パフ、フィルム等が含 まれる。本発明において用いるために特に好ましい基体は、不織タイプである。 これらの不織基体は、好適な坪量、キャリバ(厚さ)、吸収性および強度特性を 有するいずれもの従来のスタイルの不織シートまたはウエブを含み得る。不織基 体は、繊維またはフィラメントが、「エアーレイイング(air-laying)」も しくはある種の「ウエット−レイイング(wet-layinq)」プロセスにおけるよう にランダムに分配された、またはある種の「ウエット−レイイング」もしくは「 カーディング(carding)」プロセスにおけるようにある程度の配向性を有して 分配された、ウエブ構造を有する結合繊維質もしくはフィラメント質製品として 一般的に定義され得る。そのような不織基体の繊維またはフィラメントは、天然 の(例えば、木材パルプ、ウール、シルク、ジュート、ヘンプ、綿、麻、サイザ ルもしくはカラムシ繊維)、または合成の(例えば、レーヨン、セルロースエス テル、ポリビニル誘導体、ポリオレフィン、ポリアミドもしくはポリエステル) であり得、ポリマーバインダー樹脂により一緒に結合され得る。好適な商業的に の商品名で販売されているものが含まれる。 いうまでもなく、いかなる担体材料を選択したかにかかわらず、担体は、本発 明の物品を規定する所要の吸収速度および吸収能を提供するものである。指摘し たように、所望の吸収速度を提供するために一時的疎水性を利用する場合には、 担体を構成する材料は、本来親水性である。比較的一定の制御された吸収速度を 望む場合には、あるレベルの疎水性を、さもなげれば親水性の基体に恒久的に含 めることができる。 吸収に置ける遅延を提供するために利用するアプローチいかんにかかわらず、 コスト、製造の容易性および物品処置性の理由から、本発明のワイプにおいて用 いられる好ましいタイプの不織基体は、木材パルプ繊維から製造されるもの、す なわち紙ウエブを含む。指摘したように、紙ウエブは、エアー−レイイングまた はウエットーレイイング技術のいずれかにより製造することができる。エアーテ ブは、ジェームスリバー社から商業的に入手可能である。より便利には、紙ウエ ブは、ウエット−レイイング手順により製造される。そのような手順において、 ウエブは、水性製紙完成紙料を形成し、この完成紙料を長網(Fourdrinier wire )のような有孔表面上に堆積させ、次いで、例えば、重力により、圧縮を伴って または伴わずに真空補助乾燥によりおよび/または蒸発により完成紙料から 水を除去し、もって、所望の繊維コンシステンシーの紙ウエブを形成することに より製造される。多くの場合、特に望ましい強度、触感、嵩、外観、吸収性等を 有する紙基体を形成するために、製紙装置は、脱水が進むと製紙完成紙料のスラ リー内の繊維を再配列させるように設定されている。 本発明の物品のための好ましい紙ウエブ基体を形成するために用いられる製紙 完成紙料は、製紙用繊維(すなわち、紙パルプ)の水性スラリーを本質的に含有 し、湿潤強力樹脂、界面活性剤、pH制御剤、柔軟添加剤、剥離剤等のような各 種の化学物質を場合に応じて含有し得る。全ての変種体にある木材パルプを用い て製紙用完成紙料を形成することができる。本発明において有用な木材バルブに は、亜硫酸塩および硫酸塩パルプ、さらには機械的、熱−機械的および化学−熱 −機械的パルプが含まれ、これらは全て、製紙技術の当業者に周知である。落葉 樹または針葉樹の両者由来のパルプを用い得る。本発明のワイプのための好まし い紙ウエブ基体を形成すろために用いられる製紙用完成紙料には、好ましくは、 北方針葉樹由来のクラフトパルプ(Kraft pulp)が含まれる。 多くの製紙プロセスが開発され、これらは、特に有用なまたは望ましい繊維構 造を有する紙ウエブを形成する製紙装置を用いるものである。そのような構造は 、高められた嵩、吸収性および強度のような紙ウエブの特性を付与するために寄 与し得る。そのようなプロセスの1つは、製紙プロセスにおいて捺印(imprinti ng fabric)を用い、このプロセスは、得られる紙ウエブに高密度ゾーンおよび 低密度ゾーンのナックル(knuckle)パターンを付与するために寄与する。この タイプのプロセスおよびこのプロセスを実施するための製紙装置は、1967年 1月31日に発行された米国特許第3,301,746号(サンフォードら)に詳 細に記載されており、この記載は、引用により本明細書に取り込まれる。 他の製紙プロセスでは、織物の平面を越えて上げられた刻印ナックル (impression knickle)を有する完全乾燥織物(throughdrying fabric)が用い られる。これらの刻印は、完全乾燥シートに突出部を形成し、機械方向に対して 垂直方向に伸張するシートを提供する。このタイプのプロセスは、1995年1 0月18日に公開されたウエンドらによる欧州特許公開公報第677,612A 2号に記載されており、この開示内容は、引用により本明細書に取り込ま れる。 特別の製紙装置を用いて実施されるさらに他の製紙プロセスは、基体のネット ワーク領域にわたって分散された複数の「ドーム」により形成された、別個の、 連続ネットワーク領域を有する紙ウエブを提供するものである。そのようなドー ムは、製紙プロセス中に形成される初期ウエブを、湾曲要素表面内に複数の別個 の、分離した湾曲導管により形成されるパターン化されたネットワーク表面を有 する有孔湾曲要素(foraminous deflection member)に圧縮することにより形成 される。このタイプのプロセスおよびそのようなプロセスを実施するための装置 は、1985年7月16日に発行された米国特許第4,529,480号(トロカ ーン)、1987年1月20日に発行された米国特許第4,637,859号(ト ロカーン)、1991年12月17日に発行された米国特許第5,073,23 5(トロカーン)に詳細に記載されており、これらの特許の記載はすベて、引用 により本明細書に取り込まれる。積層複合紙基体を製造するために好適な他のタ イプの製紙プロセスおよびそれを実施するための装置は、1976年11月30 日にされた米国特許第3,994,771(モルガンら)に記載されており、この 特許の記載は、引用により本明細書に取り込まれる。 好ましい紙ウエブ基体は、一緒に積層し得る2またはそれ以上のプライを形成 し得る。積層、および積層製品に複数の突出部を形成するためのエンボス化手順 と組み合わせて実施される積層は、1968年12月3日に発行された米国特許 第3,414,459号(ウエルズ)に詳細に記載されており、この記載は引用に より本明細書に取り込まれる。これらの紙基体は、好ましくは、約10g/m2 ないし約100g/m2の坪量、約0.6g/cc以下の密度を有する。より好ま しくは、坪量は、約40g/m2以下であり、密度は、約0.3g/cc以下であ ろう。最も好ましくは、密度は、約0.04g/ccないし約0.2g/ccであ ろう。1991年10月22日に発行された米国特許第5,059,282号(ア ンプルスキーら)の第13欄、第61行〜第67行を参照されたい、そこにはテ ィッシュペーパの密度の測定方法が記載されている。(別段の断りがない限り、 紙ウエブ基体に関連する全ての量および重量は、乾燥ベースに基づくものである 。) これらの紙ウエブ基体を製造するために用いる製紙完成紙料は、製紙繊維に追 加して、それに添加される他の成分または材料を含むことができ、当技術におい て既知であるかまたは後に明らかになるであろう。望ましい添加物のタイプは、 意図されるティッシュシートの個々の最終用途に依存するであろう。例えば、ペ ーパータオル、フェイシャルティッシュ、ベビー用ワイプおよび他の同様の製品 のようなワイプ製品において、高い湿潤強度は、望ましい特性である。従って、 「湿潤強力」樹脂として当技術に既知の化学物質を製紙完成紙料へ添加すること がしばしば望ましい。 紙技術において用いられる湿潤強力樹脂のタイプについての一般的な論文は、 TAPPIモノグラフシリーズNo.29、紙および板紙の湿潤強度、パルプお よび紙産業の技術協会(New York,1965)に見出すことができる。最も有用 な湿潤強力樹脂は、一般的には、その特性がカチオン性のものであった。恒久的 な湿潤強度発生のために、ポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂が、特に有用で あると見出された湿潤強力樹脂の好適なタイプである。そのような樹脂の好適な タイプは、1972年10月24日に発行された米国特許第3,700,623号 (ケイム)、1973年11月13日に発行された米国特許第3,772,076 号(ケイム)に記載されており、両者の記載は引用により本明細書に取り込まれ る。有用なポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂の1つの商業的供給源は、デル ウエア州ウィルミントンのハーキュレス社であり、そのような樹脂はカイミー ポリアクリルアミド樹脂も、湿潤強力樹脂として有用であることが見出されて きている。これらの樹脂は、1971年1月19日に発行された米国特許第3, 556,932号(コスシアら)および1971年1月19日に発行された米国 特許第3,556,933号(ウイリアムズら)に記載されれおり、両者の記載は 、引用により本明細書に取り込まれる。ポリアミド樹脂の1つの商業的供給源は 、コネチカット州、スタムフォードのアメリカン・シアナミド社であり、パレズ 湿潤強力樹脂としての用途が見出される、さらに他の水溶性カチオン性樹脂は 、尿素−ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン−ホルムアルデヒド樹脂である。 こ れらの多官能性樹脂のより普通の官能性基は、アミノ基および窒素に結合すろメ チロール基のような窒素含有基である。ポリエチレンイミン系樹脂も本発明にお いて有用であり得る。さらに、カルダス(Caldas)10(日本カーリットにより 製造される)、コボンド(CoBond)1000(ナショナル・スターチ・アンド・ケ ミカル)社により製造される)、およびパレズ(parez)750(アメリカン・ シアナミド社により販売される)のような一時的な湿潤強力樹脂を本発明におい て用い得る。上述した湿潤強力樹脂および一時的な湿潤強力樹脂のような化学的 化合物をパルプ完成紙料に添加することは、任意であり、本発明の実施のために 必要ではないことが理解されるべきである。 湿潤強力添加剤に追加して、当技術に既知のある種の乾燥強力添加剤およびリ ント制御添加剤を製紙繊維に含有させることも望ましい。これに関して、デンプ ン結合剤が特に好適であることが見出されてきている。紙基体のリンティング( linting)を低下させることに追加して、低レベルのデンプン結合剤は、高レベ ルのデンプンの添加がらもたらされ得る堅さを付与することなく常態引張強度の 穏やかな改良も付与する。典型的には、デンプン結合剤は、紙基体の重量の約0 .01ないし約2%、好ましくは約0.1ないし約1%のレベルに保持される量含 まれる。 一般的には、これらの紙ウエブ基体のために好適なデンプン結合剤は、水可溶 性および親水性により特徴づけられる。好適なデンプン結合剤の範囲を限定する ことを意図するものではないが、代表的なデンプン材料には、コーンスターチお よびジャガイモデンプンが含まれ、アミオカデンプンとして工業的に既知のワッ クス状コーンスターチが特に好ましい。アミオカデンプンは、それが完全にアミ ロペクチンであり、これに対して、通常のコーンスターチは、アミロペクチンお よびアミロースの両者を含有する点で通常のコーンスターチとは異なる。アミオ カデンプンの各種のユニークな特性は、「アミオカ−ワックス状コーン由来デン プン」、H.H.ショップメイヤー、食品産業(Food Industries),1945年1 2月、pp.106-108(Vol.pp.1476-1478)にさらに記載されてい る。 デンプン結合剤は、顆粒の形態であっても分散された形態であってもよく、顆 粒の形態が特に好ましい。デンプン結合剤は、好ましくは、顆粒を膨潤させるた めに十分に加熱される。より好ましくは、デンプン顆粒は、蒸解(cooking)等 によりそのデンプン顆粒の分散直前の点にまで膨潤される。そのような高く膨潤 されたデンプン顆粒は、「完全に蒸解された」と呼ばれるであろう。一般的な分 散のための条件は、デンプン顆粒のサイズ、顆粒の結晶度の程度および存在する アミロースの量に応じて変化し得る。例えば、完全に蒸解されたアミオカデンプ ンは、約4%コンシステンシーのデンプン顆粒の水性スラリーを約190°F( 約88℃)で約30分から約40分の間加熱することにより調製することができ る。他の用い得るデンプン結合剤の例には、修飾され、アミノ基および窒素に結 合したメチロール基を含む窒素含有基を有する、ナショナル・スターチ・アンド ・ケミカル社(ニュージャージー州、ブリッジウオーター)から入手可能な、湿 潤および/または乾燥強度を高めるためにパルプ完成紙料添加剤として先に用い られたものが含まれる。 任意の親水性基体層として有用であるとして説明した多くの物質は、本質的に 親水性である。本来的に親水性でない物質は、当該技術において周知の多様な親 水化剤のいずれもによって処理することができる。親水化のために好適な物質に は、例えば、コネチカット州、グリーンウイッチのグリコケミカル(Glyco オキシドのトリブロックコポリマー、ブルコースアミド、並びにミシガン州、ミ ッドランドのダウコ−ニングにより製造されるDC190のようなシリコーンお よびエチレングリコールのコポリマーが含まれる。基体の表面には、スプレー、 印刷または1990年8月21日に発行された米国特許第4,950,264号に 記載されるているような他の好適な方法により、界面活性剤を適用することがで きる。 一定の制御された流体吸収速度を提供するための1つの手段は、比較的疎水性 の材料を使用することである。そのような疎水性材料には、シリコーン、硬化性 シリコーン、アミノシリコーン、第4級アミノシリコーン、カルボキシル化シリ コーン、エトキシル化シリコーン等が含まれる。そのような材料の代表は、全て R.S.アンプルスキーらに発行された米国特許第5,246,546号、米国特許 第5,059,282号および米国特許第5,164,046号、1995年3月8 日にファンクらに発行された米国特許第5,558,873号、および1995年 7月21日にスミスらに発行された米国特許第5,552,020号に記載されて いるシリコーンであり、これら特許の開示内容は引用により本明細書に含めるこ ととする。セルロースのような繊維の制御された吸収性を提供する物質は、内部 的には、完成紙料への添加によるウエットエンド添加(wet-endaddition)を介 して、外部的には、ドライエンド表面処理(dry-end urface reatment)を介して 、添加することができる。好ましくは、本発明の担体は、疎水性物質のウエット エンド添加を介して形成される。 高内部相エマルジョンをティッシュー担体のような親極性表面に適用すること の1つの不利点は、エマルジョンの担体への適用中(すなわち、外部脂質相が溶 融されたとき)エマルジョンが紙担体中に吸い上げられることであり、これは内 部極性相の損失につながる。この潜在的な問題を軽減するための1つの手段は、 高内部相エマルジョンを適用する前に、紙の表面にサイズ剤を適用することであ る。(担体形成前のサイズ剤の添加、すなわちドライエンド添加は、「外部サイ ジング」といわれる)。かくして、適切な時間で当該物品においてより多い水が 使用に利用できる。表面サイジングは、米国特許第5,246,546号に記載さ れているように、例えばカレンダースタックでアミノシリコーンを適用すること によって行うことができる。デンプン、動物性グルー、ポリビニルアルコール、 ワックスエマルジョンまたはアルキルケテンダイマー(AKD)のような他のサ イズ剤も使用することができる。 他の適用において、担体は初めにサイズ処理することができる。ついで、この 担体をエマルジョン塗布することができる。担体の内部サイジング事前処理の利 益は、上記のように貯蔵中の水損失を減少させ、当該物品を通じる水の通過を可 能とし、水を清浄化状況において使用に利用できるようにする基体を提供するこ とである。内部サイジングは、製紙プロセスの形成段階中に製紙機のウエットエ ンドにサイズ剤を添加するとにより達成することができる。このことを達成す るための1つの方法は、カチオン性ケテンダイマーもしくはロジン酸の塩、長鎖 脂肪酸の塩、シリコーン油のようなサイズ剤をDE、ウイルミントンのハーキュ レスから入手し得るカイミーン557Hのような湿潤強力樹脂と組み合わせて使 用することによる。 このタイプの物品を作るための好ましい方法は、少なくとも約0.01%のシ リコーン、好ましくは約0.01ないし約2%の、NY、シュネクテディのジェ ネラル・エレクトリックから入手し得るCM2261D1もしくはMI、ミッド ランドのダウ・コーニングから入手し得る乳化されたダウ8075のようなアミ ノシリコーンを約0.25ないし2%のカイミーン557Hとともに製紙機のウ エットエンドにおいて添加することである。乾燥強度に要求されるならば、約0 .1ないし1%のカルボキシメチルセルロースを添加することができる。(これ らのレベルは、繊維の乾燥重量に基づく)。最終製品に適切なレベルの湿潤強度 を提供するためにカイミーン557Hのレベルを調節することができる。紙担体 に要求されるレベルの疎水性を提供するために、アミノシリコーンのレベルを調 節することができる。 このプロセスの目的に有用な他のサイズ剤および適用方法は、1981年ウイ リー−インターサイエンスのジェームズP.キャセイ編集、パルプおよび紙化学 および技術、第3版、第3巻に記載されており、その内容を引用により本明細書 に含めておく。 B. 高内部相逆転エマルジョン 本発明の物品は、高内部相逆転エマルジョンで処理された担体を備える。エマ ルジョンは、(1)連続固化脂質相、(2)脂質相が流動性であるとき、当該エ マルジョンを形成する乳化剤、および(3)脂質相に分散された内部極性相を含 む。このエマルジョンは、例えば、皮膚または他の表面を拭くような、使用中に 低い剪断に供されたとき、破壊して内部極性相を放出する。 1.外部脂質相 連続固化脂質相は、本発明の高内部相逆転エマルジョンのための必須の安定化 構造を提供する。特に、この連続脂質相は、分散された内部相が貯蔵のような当 該物品の使用前に時期尚早的に放出されないようにするものである。 連続脂質相は、本発明のエマルジョンの約2から約60%までを構成すること ができる。好ましくは、この連続脂質相は、エマルジョンの約5から約30%ま でを構成するであろう。最も好ましくは、この脂質相は、エマルジョンの約6か ら約15%までを構成するであろう。 この連続脂質相の大部分構成成分は、ワックス状脂質物質である。この脂質物 質は、約30℃以上の融点により特徴付けられる、すなわち、周囲温度で固体で ある。好ましくは、脂質物質は、約50℃以上の融点を有する。典型的に、脂質 物質は、約400から約80℃までの範囲内の、より典型的には約50℃から約 70℃までの範囲内の融点を有する。 このワックス状脂質物質は、周囲温度で固体ではあるけれども、高内部相逆転 エマルジョンが担体に適用される温度で流動性もしくは可塑性であることも必要 である。さらに、脂質物質は、高内部相逆転エマルジョンが担体基材に適用され る温度で流動性もしくは可塑性であっても、本発明の物品の貯蔵および配給中に 通常遭遇する高温(例えば、約50℃以上)で延長された期間に渡って幾分安定 であること(すなわち、エマルジョンマイクロ滴の最少の合着)がなお望ましい 。この脂質物質は、また、分散した内部極性相を破壊し解放するように物品の使 用の剪断条件で十分にもろいことが必要である。また、これらの脂質物質は、望 ましくは、肛門周囲の清浄化に使用される湿潤様ワイプおよびティッシューのよ うなパーソナルケア製品に使用されたとき皮膚に良好な感触を提供する。 本発明の高内部相逆転エマルジョンに使用するために好適なワックス状脂質物 質には、天然および合成のワックス、並びにワックス状コンシステンシーを有す る他の油溶性物質が含まれる。ここで使用する「ワックス」という用語は、一般 的に水不溶性であり、周囲温度で(例えば、25℃で)アモルファス、微結晶も しくは結晶性固体として存在する傾向にある有機混合物もしくはコンパウンドで ある。好適なワックスには、種々のタイプの炭化水素、並びにある種の脂肪酸お よび脂肪アルコールのエステルが含まれる。それらは、天然源(すなわち、動物 、植物もしくは鉱物)から誘導され得るが、合成され得る。これら種々のワック スの混合物も使用できる。 本発明において用い得るいくつかの代表的な動物および植物性ワックスには、 みつろう、カルナウバワックス、鯨ワックス、ラノリン、セラックワックス、カ ンデリラ等が含まれる。特に好ましい動物および植物性ワックスは、みつろう、 ラノリンおよびカンデリラである。本発明において用い得る鉱物資源由来の代表 的なワックスには、パラフィン、ペテロラタムおよび微結晶性ワックスのような 石油系ワックス、およびホワイトセレシンワックス、イエローセレシンワックス 、ホワイトオゾケライトワックス等のような化石ワックスまたは土ワックス (earth wax)が含まれる。特に好ましい鉱物ワックスは、ペトロラタム、微結 晶性ワックス、イエローセレシンワックスおよびホワイトオゾケライトワックス である。本発明において用い得る代表的合成ワックスには、ポリエチレンワック ス、「ハロワックス」のような塩素化ナフタレン、フィッシャートロプシュ合成 により製造される炭化水素系ワックス等が含まれる。特に好ましい合成ワックス は、ポリエチレンワックスである。 連続脂質相は、ワックス状脂質物質の他に、少量の他の親油性または脂質混和 性物質を含有することができる。これらの他の親油性/脂質混和性物質は、典型 的には、エマルジョンを安定化して内部極性相の損失を最小限にする目的で、ま たは皮膚へのエマルジョンの感覚的感触を改良するために含有されろ。連続脂質 相において存在し得るこのタイプの好適な物質には、フィンドレイ(Findley) 193−336樹脂のようなホットメルト接着剤、セチルアルコール、ステアリ ルアルコールおよびセタリールアルコール(cetarylalcohol)のような長鎖アルコ ール、ステアリン酸アルミニウムのような水不溶性石ケン、ポリジメチルシロキ サンのようなシリコーンポリマー、フェニルトリメチコンのような疎水的に修飾 されたシリコーンポリマー等が含まれる。他の好適な親油性/脂質混和性物質に は、ポリオールポリエステルが含まれる。「ポリオールポリエステル」とは、少 なくとも4個のエステル基を有するポリオールを意味する。「ポリオール」とは 、少なくとも4個、好ましくは4ないし12個、最も好ましくは6ないし8個の ヒドロキシル基を含有する多価アルコールを意味する。ポリオールには、単糖、 二糖および三糖、糖アルコール並びに他の糖誘導体(例えば、アルキルグリコシ ド)、ポリグリセロール(例えば、ジグリセロールおよびトリグリセロール)、 ベンタエリスリトールおよびポリビニルアルコールが含まれる。好ましいポリオ ールには、キシロース、アラビノース、リボース、キシリトール、エリスリトー ル、グルコース、メチルグルコシド、マンノース、ガラクトース、フルクトース 、ソルビトール、マルトース、ラクトース、スクロース、ラフィノースおよびマ ルトリオースが含まれる。スクロースは、特に好ましいポリオールである。本発 明において有用なポリオールポリエステルについて、ポリオールのヒドロキシル 基の全てがエステル化されている必要はないが、二糖ポリエステルは、3個以下 、より好ましくは2個以下の非エステル化ヒドロキシ基を有するべきである。典 型的には、ポリオールのヒドロキシル基の実質的に全て(例えば、少なくとも約 85%)がエステル化されている。スクロースポリエステルの場合、典型的には 、ポリオールのヒドロキシル基の約7ないし8個がエステル化されている。 「液体ポリオールポリエステル」とは、先に説明した群からの、約37℃また はそれ以下において流体コンシステンシーを有するポリオールポリエステルを意 味する。「固体ポリオールポリエステル」とは、先に説明した群からの、約37 ℃またはそれ以上において塑性または固体コンシステンシーを有するポリオール ポリエステルを意味する。液体ポリオールポリエステルおよび固体ポリオールポ リエステルは、本発明のエマルジョンにおいて、それぞれエモリエント剤および 固定剤として成功裏に用い得る。いくつかの場合、固体ポリオールポリエステル は、いくぶんかのエモリエント機能性をも提供し得る。 2.内部極性相 典型的には、本発明の高内部相逆転エマルジョンの大部分成分は、分散された 内部極性相である。好ましい態様において、内部極性相は、有意な割合の水、好 ましくはエマルジョン重量の少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも 約75重量%、さらに好ましくは少なくとも約90重量%の水を含有するであろ う。 内部極性相は、放出されたとき、多くの異なる利益を提供し得る。例えば、高 内部相が水であるところの肛門周辺の清浄化のための湿潤様ワイプにおいて、こ れらワイプについて主要な浄化作用を提供するものはこの放出された水である。 本発明の好ましい態様において、内部極性相(好ましくは大部分成分として水 を含む)は、抗菌性化合物、好ましくはエッセンシャルオイルもしくはその活性 成分と、漂白剤、好ましくは過酸素系漂白剤を含有する殺菌性極性相である。そ のような内部殺菌性極性相を含む殺菌性ワイプは、処理される表面に対して安全 でありながら表面上に効果的な殺菌性能を提供する。 「効果的な殺菌性能」とは、ここでは、本発明の殺菌性ワイプが感染した表面 における菌の量の有意の減少をもたらすことを意味する。実際、効果的な殺菌は 、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)のようなグラム 陽性菌およびシュードモナス・アエヌギノサ(Pseudomonas aeruginosa)のよう なグラム陰性菌等の種々の微生物に対して、並びに真菌(例えば、カンジダ・ア ルビカンス(Candida albicans))のようなより耐性の微生物に対して得ること ができる。 本発明による殺菌性ワイプの他の利点は、送給された殺菌特性以外に、殺菌性 極性相が界面活性剤および/または溶剤をさらに含むときに良好な清浄化が提供 されることである。 内部殺菌性極性相の必須の要素は、エッセンシャルオイルおよびその活性成分 、パラベン(paraben)(例えば、メチルパラベン、エチルパラベン)、グルタ ルアルデヒドおよびそれらの混合物からなる群の中から典型的に選ばれる抗菌性 化合物である。エッセンシャルオイルもしくはその活性成分は、本発明において 使用する好ましい抗菌性化合物である。 本発明に使用される好適なエッセンシャルオイルもしくはその活性成分は、抗 菌活性、特には抗バクテリア活性を示すエッセンシャルオイルである。「エッセ ンシャルオイルの活性成分」とは、ここでは、抗菌性/抗バクテリア活性を示す エッセンシャルオイルの成分を意味する。該エッセンシャルオイルおよびその活 性成分のさらなろ利点は、それらが、香料を添加する必要なしに本発明による殺 菌性ワイプに心地よい香りを付与することである。実際、本発明による殺菌性ワ イプは、感染した表面に対して優れた殺菌性能を送給するばかりでなく、良い匂 いを送給する。 そのようなエッセンシャルオイルには、タイム、レモン草、ミカン類、レモン 、オレンジ、アニス、チョウジ、アニスの実、シナモン、ゼラニウム、バラ、ミ ント、ラベンダー、シトロネラ、ユーカリ樹、ペパーミント、ショウノウ、ビャ ク ダン、ヒマラヤスギ、およびそれらの混合物から得られるものが含まれるが、そ れらに限定されるものではない。本発明において使用されるエッセンシャルオイ ルの活性成分には、チモール(例えば、タイム中に存在する)、オイゲノール( 例えばシナモンおよびチョウジ中に存在する)、メンソール(例えばミント中に 存在する)、ゼラニオール(例えばゼラニウムおよびバラ中に存在する)、ベル ベノン(例えばクマツヅラ中に存在する)、ユーカリプトールおよびピノカルボ ーン(例えばユーカリ樹中に存在する)、セドロール(例えばヒマラヤスギ中に 存在する)、アネソール(例えばアニス中に存在する)、カルバクロール、ヒノ キチオール、ベルベリン、テルピネオール、リモネン、メチルサリチレートおよ びそれらの混合物が含まれるが、それらに限定されるものではない。本発明に用 いる好ましいエッセンシャルオイルの活性成分は、チモール、オイゲノール、ベ ルベノン、ユーカリプトール、カルバクロール、リモネンおよび/またはゼラニ オールである。チモールは、アルドリッチから商業的に入手し得、オイゲノール は、例えばシグマ、システムズ−バイオインダストリーズ(SBI)−マンハイ マー社から商業的に入手し得る。 典型的に、抗菌性化合物またはその混合物は、内部極性相の総重量の0.00 1から5%まで、好ましくは0.001%から3%まで、より好ましくは0.00 5%から1%までのレベルで内部極性相中に存在する。 殺菌性内部極性の重要な要素は、漂白剤またはその混合物である。いずれもの 塩素系漂白剤およびいずれもの過酸素系漂白剤を含む当業者に知られているいず れもの漂白剤も本発明において好適に使用し得る。本発明の殺菌性ワイプにおけ る漂白剤、好ましくは過酸素系漂白剤の存在は、ワイプの殺菌性に寄与する。 本発明に使用して好適な塩素系漂白剤には、水と接触したとき塩素を放出し得 るいずれもの化合物が含まれる。好適な塩素系漂白剤には、アルカリ金属ジクロ ロイソシアヌレート並びにハイポクロライトおよび/またはハイポブロマイトの ようなアルカリ金属ハイポハライトが含まれる。好ましい塩素系漂白剤は、アル カリ金属ハイポクロライトである。種々の形態のアルカリ金属ハイポクロライト が市販されており、例えばナトリウムハイポクロライトである。 本発明に用いるための好ましい漂白剤は、過酸素系漂白剤、より具体的には過 酸酸化水素、またはその水溶性供給源またはその混合物である。過酸化水素が特 に好ましい。 過酸化水素のような過酸素系漂白剤は、それらが一般に環境の観点から十分に 許容されているので好ましい。例えば、過酸化水素の分解生成物は、酸素と水で ある。 ここで使用されている過酸化水素供給源とは、水と接触したときペルヒドロキ シイオンを生成するいずれもの化合物をいう。本発明で使用するために好適な過 酸化水素の水溶性供給源には、ペルカーボネート、ペルシリケート、モノペルス ルフェートのようなペルスルフェート、ペルボレート、ジペルオキシドデカン二 酸(DPDA)のようなペルオキシ酸、マグネシウムペルフタル酸、ジアルキル ペルオキシド、ジアセチルペルオキシド、バフォームドペルカルボン酸、有機お よび無機ペルオキシドおよび/またはヒドロペルオキシドおよびそれらの混合物 が含まれる。 典型的に、漂白剤またはその混合物は、総内部極性相の重量の0.001%か ら15%まで、好ましくは0.001%から5%まで、より好ましくは0.005 %から2%までのレベルで存在する。 内部の殺菌性極性相は、洗浄性界面活性剤またはその混合物をさらに含むこと ができる。典型的に、洗浄性界面活性剤またはその混合物は、総内部極性相の重 量の0.001%から40%まで、好ましくは0.01%から10%まで、より好 ましくは0.05%から2%までのレベルで存在する。 本発明に使用する好適な洗浄性界面活性剤には、非イオン性、カチオン性、両 性および/または双性界面活性剤のような当業者に知られているいずれもの界面 活性剤が含まれる。本発明に用いて好ましい洗浄性界面活性剤は、両性および/ または双性界面活性剤である。 本発明に使用する好適な両性洗浄性界面活性剤には、式R123NO(ここ で、R1、R2およびR3のそれぞれは、独立に、1から30個までの炭素原子を 有する飽和の、置換もしくは非置換の、直鎖状もしくは分枝鎖状炭化水素鎖であ る。)のアミンオキシドが含まれる。本発明により使用される好ましいアミンオ キシド界面活性剤は、式R123NOのアミンオキシドであって、 R1が1から30個までの、好ましくは6から20個までの、より好ましくは8 から16個までの、最も好ましくは8から12個までの炭素原子を有する炭化水 素鎖であり、R2およびR3が、独立に、1から4個までの、好ましくは1から3 個までの炭素原子を有する置換もしくは非置換の、直鎖状もしくは分枝鎖状炭化 水素鎖、より好ましくはメチル基であるものである。本発明に使用するための好 適なアミンオキシドは、例えば、ヘキストから商業的に入手し得る天然ブレンド C8〜C10アミンオキシドおよびC12〜C16アミンオキシドである。アミンオキ シドは、効果的な清浄化性能を示し、さらに本発明の殺菌性ワイプの殺菌性に参 与するので好ましい。 本発明に用いて好適な双性界面活性剤は、比較的広範なpHで同一分子上にカ チオン性およびアニオン性の双方の親水性基を含有する。典型的なカチオン性基 は、第4級アンモニウム基であるが、ホスホニウム、イミダゾリニウムおよびス ルホニウムのような他の正荷電基も使用することができる。典型的なアニオン性 疎水性基は、カルボキシレートおよびスルホネートであるが、スルフェート、ホ スホネート等のような他の基も使用することができる。本発明に使用されるいく つかの双性界面活性剤についての一般式は、 R1−N+(R2)(R3)R4- であり、ここで、R1は、疎水性基であり、R2およびR3は、それぞれ、結合し てNとともに環構造を形成してもよいC1〜C4アルキル、ヒドロキシアルキルも しくは他の置換アルキル基であり、R4はカチオン性窒素原子を疎水性基に結合 する基であって、典型的には1から10個までの炭素原子を有するアルキレン、 ヒドロキシアルキレンもしくはポリアルコキシ基であり、Xは、親水性基であっ て、好ましくはカルボキシレートまたはスルホネート基である。好ましい疎水性 基R1は、1から24個までの、好ましくは18個以下の、より好ましくは16 個以下の炭素原子を含有するアルキル基である。疎水性基は、アリール基、アミ ド基、エステル基等のような不飽和および/または置換基および/または結合基 を含有することができる。一般に、コストと安定性の理由で、単純なアルキル基 が好ましい。 非常に好ましい双性界面活性剤には、ベタインおよびスルホベタイン界面活性 剤、その誘導体もしくはその混合物が含まれる。該ベタインもしくはスルホベタ イン界面活性剤は、バクテリア細胞壁の浸透性を向上させ、もって他の活性成分 を細胞中に侵入させるので、好ましい。 さらに、該ベタインもしくはスルホベタインのマイルドな作用プロファイルに より、それらは、デリケートな表面、例えば食品と接触する硬質表面および/ま たはベビーの浄化に特に適している。ベタインおよびスルホベタイン界面活性剤 は、また、処理すべき皮膚および/または表面に対して非常にマイルドである。 本発明で使用する好適なベタインおよびスルホベタイン界面活性剤は、当該分 子が該分子に広範なpH値にわたってカチオン性およびアニオン性の双方の親水 性を与える内部塩を形成する塩基性基と酸性基との双方を含有するところのベタ イン/スルホベタインおよびベタイン様洗浄剤である。これらの洗浄剤のいくつ かの共通の例が米国特許第2,082,275号および第2,255,082号に記 載されており、これらを引用によりここに含めておく。好ましいベタインおよび スルホベタイン界面活性剤は、式 (ここで、R1は、1から24個までの炭素原子、好ましくは8から18個まで 、より好ましくは12から14個までを含有する炭化水素鎖であり、R2および R3は、1から3個までの炭素原子、好ましくは1個の炭素原子を含有する炭化 水素鎖であり、nは、1から10まで、好ましくは1から6まで、より好ましく は1の整数であり、Yは、カルボキシルおよびスルホニル基からなる群の中から 選ばれ、R1、R2およびR3炭化水素鎖の合計は14から24個までの炭素原子 である)に従い、またはそれらの混合物である。 特に好適なベタイン界面活性剤には、ココナッツベタインのようなC12〜C18 アルキルジメチルベタイン、およびラウリルベタインのようなC10〜C16アル キルジメチルベタインが含まれる。ココナッツベタインは、アモニル265イト&ウイルソンから商業的に入手し得る。 他の具体的な双性界面活性剤は、一般式: R1-C(O)-N(R2)-(C(R3)2)n-N(R2)2(+)-(C(R3)2)n-SO3(-):または R1-C(O)-N(R2)-(C(R3)2)n-N(R2)2(+)-(C(R3)2)n-COO(-) (ここで、各Rlは、炭化水素、例えば、8から20個までの、好ましくは18 個までの、より好ましくは16個までの炭素原子を含有するアルキル基であり、 各R2は、水素(アミド窒素に結合する場合)、または1から4個までの炭素原 子を含有する短鎖アルキルもしくは置換アルキル、好ましくは、メチル、エチル 、プロプル、ヒドロキシ置換エチルもしくはプロピルおよびそれらの混合物から なる群から選ばれる基であり、好ましくはメチル基であり、各R3は、水素およ びヒドロキシ基からなる群から選ばれ、各nは、1から4までの、好ましくは2 から3までの、より好ましくは3の数であり、いずれの(C(R32)基中にも 1を超えるヒドロキシ基はない)を有する。R1基は、分枝でもおよび/または 不飽和でもよい。R2基は、結合して環構造を形成してもよい。このタイプの界 面活性剤は、C10〜C14脂肪アシルアミドプロピレン−(ヒドロキシプロピレン )スルホベタインであり、これは「バリオンCASスルホベタイン(Varion CAS 本発明に使用される好適な非イオン性界面活性剤は、種々の脂肪アルコール鎖 長および種々のエトキシル化度をもって商業的に入手し得る脂肪アルコールエト キシレートおよび/またはプロボキシレートである。実際、そのようなアルコキ シル化非イオン性界面活性剤のHLB値は、脂肪アルコールの鎖長、アルコキシ ル化の性質およびアルコキシル化度に本質的に依存する。非イオン性のものを含 む多数の界面活性剤をそれらの個々のHLB値とともにリストしている界面活性 剤のカタログが入手できる。 非イオン系界面活性剤として本発明に特に好適なものは、16以下の、より好 ましくは15以下のHLB(親水性−疎水性バランス)を有する疎水性非イオン 性界面活性剤である。これらの疎水性非イオン性界面活性剤は、良好なグリース カット性を有することが見いだされている。 本発明に用いて好ましい非イオン性界面活性剤は、式 RO−(C24O)n(C36O)mH(ここで、Rは、C6〜C22アルキル鎖ま たはC6〜C28アルキルベタイン鎖、n+mは、0から20までであつてnは0 から15まで、mは0から20までであり、好ましくはn+mは、1から15ま でであって、nおよびmは、0.5から15までであり、より好ましくはn+m は、1から10までであって、nおよびmは、0から10までである。本発明に おいて用いるために好ましいRは、C8〜C22アルキル鎖である。したがって、 本発明に用いて好適な疎水性非イオン性界面活性剤は、ドバノール(Dobanol) R91−2.5(HLB=8.1;Rは、C9およびC11アルキル鎖の混合物、n は、2.5、mは、0)、またはルテンゾール(Lutenzol)RTO3(HLB= 8;Rは、C13アルキル鎖、nは、3、mは、0)、またはルテンゾールR A O3(HLB=8;Rは、C12〜C15アルキル鎖の範囲にあり、nは、3、mは 、0)、またはテルジトール(Tergitol)R25L3(HLB=7.7;Rは、 C9およびC11アルキル鎖の混合物、nは、3、mは、0)、またはドバノール R 23−3(HLB=8.1;Rは、C12およびC13アルキル鎖の混合物、n は、3、mは、0)、またはドバノールR 23−2(HLB=6.2;Rは、 C12およびC13アルキル鎖の混合物、nは、2、mは、0)、またはドバノール R 45−7(HLB=11.6:Rは、C14およびC15アルキル鎖の混合物、 nは、7、mは、0)、またはドバノールR 23−6.5(HLB=11.9; Rは、C12およびC13アルキル鎖の混合物、nは、6.5、mは、0)、または ドバノールR 25−7(HLB=12;Rは、C12およびC15アルキル鎖の混 合物、nは、7、mは、0)、またはドバノールR 91−5(HLB=11. 6;Rは、C9およびC11アルキル鎖の混合物、nは、5、mは、0)、または ドバノールR 91−6(HLB=12. 5;Rは、C9およびC11アルキル鎖の混合物、nは、6、mは、0)、または ドバノールR 91−8(HLB=13.7;Rは、C9およびC11アルキル鎖の 混合物、nは、8、mは、0)、またはドバノールR 91−10(HLB=1 4.2;Rは、C9およびC11アルキル鎖の混合物、nは、10、mは、0)、ま たはそれらの混合物である。ドバノールR 91−2.5、またはルテンゾール R TO3、またはルテンゾールR AO3、またはテルジトールR 25L3 、またはドバノールR 23−3、またはドバノールR 23−2、またはドバ ノールR 23−10、またはそれらの混合物が好ましい。ドバノールR界面活 性剤は、シェルから商業的に入手し得る。ルテンゾールR界面活性剤は、BAS Fから商業的に入手し得、テルジトールR界面活性剤は、ユニオン・カーバイド から商業的に入手し得る。 本発明に用いて好適なアニオン性界面活性剤には、式ROSO3M(ここで、 Rは、好ましくはC6〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC8〜C20アルキル成分 を有するアルキルもしくはヒドロキシアルキル、より好ましくはC8〜C18アル キルもしくはヒドロキシアルキルであり、Mは、Hまたはカチオン例えば、アル カリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモ ニウムもしくは置換アンモニウム(例えば、メチル、ジメチル、トリメチルアン モニウムカチオン、およびテトラメチルアンモニウムおよびピベリジニウムカチ オンのような第4級アンモニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチルアミ ン、トリエチルアミンおよびそれらの混合物から誘導される第4級アンモニウム カチオン等)である)の水溶性塩または酸が含まれる。 本発明に用いる他の好適なアニオン性界面活性剤には、アルキル−ジフェニル −エーテル−スルホネートおよびアルキルカルボキシレートが含まれる。他のア ニオン性界面活性剤には、石鹸、C9〜C2O直鎖状アルキルベンゼンスルホネー ト、C8〜C24第1もしくは第2アルカンスルホネート、C8〜C24オレフィンス ルホネート、例えば英国特許第1,082,179号明細書に記載されているよう にクエン酸アルカリ土類金属の加水分解性生物のスルホン化により製造されたス ルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルホネ ート(10モルまでのエチレンオキシドを含有する)の塩(例えば、 ナトリウム、カリウム、アンモニウム、およびモノ、ジおよびトリエタノールア ミン塩のような置換アンモニウムの塩等);C14〜C16メチルエステルスルホネ ートのようなアルキルエステルスルホネート;アシルグリセロールスルホネート 、脂肪オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシ ドエーテルスルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、ア シルイセチオネートのようなイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキル スクシナメートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル (特に飽和および不飽和のC12〜C18モノエステル)、スルホスクシネートのジ エステル(特に飽和および不飽和のC6〜C14ジエステル)、アルキルサルコシ ネート、アルキルポリグルコシドのスルフェートのようなアルキルポリサッカラ イドのスルフェート(非イオン性非スルフェート化化合物は以下に記載されてい る)、分枝鎖状第1アルキルスルフェート、式 RO(CH2CH2O)kCH2COO-M+(ここで、Rは、C8〜C22アルキル、 kは0から10までの整数、Mは、可溶性塩形成性カチオン)で示されるものの ようなアルキルポリエトキシカルボキシレートが含まれ得る。ロジン、水素化ロ ジンおよびトール油に存在しもしくはそれから誘導される樹脂酸および水素化樹 脂酸のような樹脂酸および水素化樹脂酸も好適である。さらなる例は、「界面活 性剤および洗剤」(シュワルツ、ペリーおよびベルチによるVol.IおよびII )に記載されている。そのようなさまざまな界面活性剤は、1975年12月3 0日にラーフリンらに発行された米国特許第3,929,678号の第23欄58 行無いし第29欄23行(引用により本明細書に含める)に記載されている。 本発明に用いるために好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンス ルホネート、アルキルスルフェート、アルキルアルコキシル化スルフェート、パ ラフィンスルホネートおよびそれらの混合物である。 本発明による殺菌性内部極性相は、1から12までの、好ましくは3から10 までの、より好ましくは3から9までのpHを有する。pHは、アルカリ化剤ま たは酸性化剤を用いることによって調節することができる。アルカリ化剤の例は 、水酸化カリウムおよび/またはナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物、ま た はナトリウムおよび/またはカリウムオキシドのようなアルカリ金属酸化物であ る。酸性化剤の例は、クエン酸または硫酸のような有機または無機の酸である。 本発明による殺菌性内部極性相中には溶媒が存在していてもよい。これら溶媒 は、有利なことに、本発明の殺菌性ワイプに増大した清浄化性を与える。含める のに好適な溶媒には、n−ブトキシプロパノールまたはn−ブトキシプロポキシ プロパノールのようなプロピレングリコール誘導体、水溶性カルビトール る。水溶性カルビトール溶媒は、当該アルコキシ基がエチル、プロピルまたはブ チルから誘導された2−(2−アルコキシエトキシ)エタノールクラスの化合物 である。好ましい水溶性カルビトールは、ブチルカルビトールとしても知られて いる2−(2−ブトキシエトキシ)エタノールである。水溶性セロソルブ溶媒は 、2−アルコキシエトキシエタノールクラスの化合物であり、2−ブトキシエト キシエタノールが好ましい。他の好適な溶媒は、ベンジルアルコール、メタノー ル、エタノール、イソプロピルアルコール、および2−エチル−1,3-ヘキサ ンジオールおよび2,2,4−トリメチルー1,3-ベンタンジオールのような ジオール、およびそれらの混合物である。本発明に用いるために好ましい溶媒は 、n 殺菌性内部極性相は、さらに、ラジカルスカベンジャー、キレート化剤、増粘 剤、ビルダー、バッファー、安定剤、漂白活性剤、汚れサスペンダー、染料移行 剤、増白剤、ダスティング防止剤、酵素、分散剤、染料移行防止剤、顔料、香料 、および染料等の他の任意成分を含んでいてもよい。 本発明に用いて好適なラジカルスカベンジャーには、よく知られている置換モ ノおよびジヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、アルキルおよびアリールカル ボキシレート、およびその混合物が含まれる。本発明に用いるために好ましいラ ジカルスカベンジャーには、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、 p−ヒドロキシ−トルエン、ヒドロキノン(HQ)、ジ−tert−ブチルヒドロキ ノン(DTBHQ)、モノジ−tert−ブチルヒドロキノン(MTBHQ)、ter −−ブチル−ヒドロキシアニソール、p−ヒドロキシ−アニソール、安息香酸、 2, 5−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシテレフタル酸、トルイル酸、 カテコール、t−ブチルカテコール、4−アリルカテコール、4−アセチルカテ コール、2−メトキシ−フェノール、2−エトキシ−フェノール、2−メトキシ −4−(2−プロペニル)フェノール、3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド 、2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒド、ベンジルアミン、1,1,3−トリ ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、−tert− ブチル−ヒドロキシ−アニリン、p−ヒドロキシアニリン、並びにn−プロピル −ガレートが含まれる。本発明に用いるために非常に好ましいものは、ジ−tert −ブ う商品名でシェルから市販されている。 典型的に、ラジカルスカベンジャーまたはその混合物は、内部水相中に、5重 量%まで、好ましくは0.001%から3重量%まで、より好ましくは0.001 %がら1.5%までのレベルで存在する。 本発明に用いて好適なキレート化剤は、ホスホネートキレート化剤、アミノカ ルボキシレートキレート化剤または他のカルボキシレートキレート化剤、または 多官能置換芳香族キレート化剤、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる もののような当業者に知られているいずれのキレート化剤であってもよい。 そのようなホスホネートキレート化剤には、エチドロン酸(1−ヒドロキシエ チリデン−ビスホスホン酸、すなわちHEDP)、並びにアミノアルキレンポリ (アルキレンホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネー ト、ニトリロトリメチレンホスホネート、エチレンジアミンテトラメチレンホス ホネート、およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート等のアミノ ホスホネート化合物が含まれ得る。ホスホネート化合物は、酸の形態で、または それらの酸官能基のいくつかもしくは全てについての異なるカチオンの塩として 存在し得る。本発明に使用するために好ましいホスホネートキレート化剤は、ジ エチレントリアミンペンタメチレンホスホネートである。このホスホネートキレ ている。 多官能置換芳香族キレート化剤も本発明に有用である。1974年5月21日 にコナーらに発行された米国特許第3,812,044号を参照のこと。酸の形態 にあるこのタイプの好ましい化合物は、1,2−ヒドロキシ−3,5−ジスルホ ベンゼンのようなジヒドロキシスルホベンゼンである。 本発明に用いるために好ましい生分解性キレート化剤は、エチレンジアミンN ,N’−ジコハク酸、もしくはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アン モニウム塩もしくは置換アンモニウム塩またはその混合物である。エチレンジア ミンN,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体は、1987年11月3日に ハートマンおよびパーキンスに発行された米国特許第4,704,233号に広範 という商品名でパーマー・リサーチ・ラバラトリーズがら市販されている。 本発明に有用な好適なアミノカルボキシレートキレート化剤には、エチレンジ アミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレン トリアミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジア ミントリアセテート、ニトリロトリ−アセテート、エチレンジアミンテトラプロ プリオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、エタノールジグリ シン、いずれも酸の形態もしくはアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換ア ンモニウム塩の形態にあるプロピレンジアミンテトラ酢酸(PDTA)およびメ チルグリシンジ酢酸(MGDA)が含まれる。本発明に用いて特に好適なものは 、 いう商品名でBASFから市販されているプロピレンジアミンテトラ酢酸(PD TA)、およびメチルグリシンジ酢酸(MGDA)である。 本発明に使用されるさらなるカルボキシレートキレート化剤には、マロン酸、 サリチル酸、グリシン、アスバラギン酸、グルタミン酸、ジピコリン酸およびそ の誘導体並びに混合物が含まれる。 典型的に、キレート化剤またはその混合物は、内部極性相中に、0.001重 量%から5重量%まで、好ましくは0.001重量%から3重量%まで、より好 ましくは0.001重量%から1.5重量%までのレベルで存在する。 本発明による殺菌性ワイプは、生物の表面(例えば、ヒトの皮膚)およびいず れもの硬質表面等の非生物の表面を含む種々の表面を殺菌するために好適である 。 その成分にかかわらず、内部極性相は、エマルジョンの約67から約92%ま でを構成する。最も好ましくは、内部極性相は、エマルジョンの約82から約9 1%までを構成する。 内部極性相が大部分成分として水を含む場合、その内部極性相は、高内部相逆 転エマルジョンの安定性に悪影響を及ぼさない他の水溶性または水分散性物質を 含有することができる。内部水相中に典型的に含有されるそのような物質の1つ は、水溶性電解質である。溶解された電解質は、脂質相中に存在する物質が水相 にも溶解する傾向を最小限にする。水相にイオン強度を付与し得るいずれもの電 解質を用い得る。好適な電解質には、水溶性ハロゲン化物、例えば、塩化物、ア ルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩および硫酸塩のような水溶性の1価 、2価または三価の無機塩が含まれる。そのような電解質の例には、塩化ナトリ ウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムおよび重炭酸ナトリ ウムが含まれる。電解質は、典型的には、内部水相の約1から約20%までの範 囲の濃度で含有される。 内部極性相中に存在し得る他の水溶性または水分散性物質には、増粘剤および 粘度改変剤が含まれる。好適な増粘剤および粘度改変剤には、カルボポール (Carbopol)およびペムレン(Pemulen)のような水溶性ポリアクリル樹脂および 疎水的に修飾されたポリアクリル樹脂、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、 タピオカのようなデンプン、グアーガム、アラビアゴムのようなガム、ヒドロキ シプロピルセルロール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ ースのようなヤルロースエーテル等が含まれる。これらの増粘剤および粘度改変 剤は、典型的には、内部相の約0.05から約0.5%までの範囲の濃度で含まれ るであろう。 再び、水が内部極性相の大部分成分である場合には、内部水相中に存在し得る 他の水溶性または水分散性物質には、極性相−脂質相界面において立体安定性を 提供するためのポリカチオン性ポリマー、およびエマルジョンをも安定化する非 イオン性ポリマーが含まれる。好適なポリカチオン性ポリマーには、レテン (Reten)201、カイミーン557Hおよびアコ(Acco)711が含まれる。 好適な非イオン性ポリマーには、カルボワックス(carbowax)のようなポリエ チレングリコール(PEG)が含まれる。これらのポリカチオン性および非イオ ン性ポリマーは、典型的には、極性相の約0.1から約1.0%,の範囲の濃度で 含有されるであろう。 3.乳化剤 本発明の高内部相逆転エマルジョンの他の鍵成分は、乳化剤である。本発明の エマルジョンにおいて、乳化剤は、有効量含有される。「有効量」を構成するも のは、脂質および極性相成分の各量、用いられる乳化剤のタイプ、乳化剤中に存 在する不純物のレベルおよび同様のファクターを含む多くのファクターに依存す るであろう。典型的には、乳化剤は、エマルジョンの約1から約10%までを構 成する。好ましくは、この乳化剤は、エマルジョンの約3から約6%までを構成 するであろう。最も好ましくは、この乳化剤は、エマルジョンの約4から約5% までを構成するであろう。単数の「乳化剤」は、この成分を説明するために用い られるが、エマルジョンを形成する場合は2以上の乳化剤が用いられ得る。事実 、以下に述べるように、ある種の物質が用いられる場合、主要(一次)および二 次的の乳化剤の両者を用いることが望ましいことがある。本発明の範疇を限定す ることを全く意図するものではないが、2種の乳化剤が用いられる場合、主要( 一次)乳化剤がエマルジョンの重量の約1から約7%まで、より好ましくは約2 から約5%まで、最も好ましくは約2から約4%までを構成し、二次的乳化剤が エマルジョンの重量の約0.5から約3%まで、より好ましくは約0.75から約 2%まで、最も好ましくは約0.75から約1.5%までを構成する場合が好まし い。 乳化剤は、特に、脂質物質が溶融する温度において、実質的に脂質溶解性また は脂質相物質と混和性である必要がある。乳化剤は、比較的低いHLB値を有す るべきでもある。本発明において用いるために好適な乳化剤は、典型的には約2 ないし約5の範囲のHLB値を有し、異なる乳化剤の混合物を含有することがで きる。好ましくは、これらの乳化剤は、約2.5から約3.5までの範囲のHLB 値を有するであろう。 本発明において用いるために好適な乳化剤には、アルキルジメチコンコポリオ ール(alkyl dimethicone copolyol)(例えば、ダウコーニングQ2−5 200ラウリルメチコンコポリオール)のようなシリコーンポリマー乳化剤が含 まれる。そのような乳化剤は、L.マッケイにより1995年4月27日に出願 された同時係属中の米国特許出願第08/430,061号(ケース5653) に詳細に記載されており、この文献の記載は、引用により本明細書に取り込まれ る。 他の好適な乳化剤は、L.マッケイらにより1994年11月9日に出願され た同時係属中の米国特許出願第08/336,456号(ケース5478)に記 載されており、この文献の記載は、引用により本明細書に取り込まれる。この文 献に記載される乳化剤には、ある種のソルビタンエステル、好ましくは、C16〜 C22飽和、不飽和または分枝鎖脂肪酸のソルビタンエステルが含まれる。それら が典型的に製造される方法故に、これらのソルビタンエステルは、通常、モノ− 、ジ−、トリ−等のエステルの混合物を含んでいる。好適なソルビタンエス ソルビタンモノイソステアレート(例えば、クロダ(croda)により製造される 60)、ソルビタントリオオレエート(sorbitan triooleate)(例えば、ス コポリオール(laurylmhthicone copolyol)は、本発明において用いるために特 に好ましい。前記文献に記載される他の好適な乳化剤には、ある種のグリセリル モノエステル、好ましくは、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノパル ミテートおよびグリセリルモノベヘネートのような、C16〜C22飽和、不飽和ま たは分枝鎖脂肪酸のグリセリルモノエステル;ある種のスクロース脂肪酸エステ ル、好ましくはスクローストリラウレートおよびスクロースジステアレー 不飽和および分枝鎖脂肪酸のスクロースエステル、並びにジグリセロールモノオ レエートおよびテトラグリセロールモノオレエートのようなC16〜C22飽和、不 飽和または分枝鎖脂肪酸のある種のポリグリセロールエステルが含まれる。こ れらの一次乳化剤に追加して、共乳化剤を用い、脂質中水型エマルジョンをさら に安定化することができる。好適な共乳化剤には、レシチンのようなホスファチ ジルコリンおよびホスファチジルコリン含有組成物;ステアリン酸ナトリウムの ような長鎖C16〜C22脂肪酸塩、ジタロウジメチルアンモニウムクロリドおよび ジタロウジメチルアンモニウムメチルスルフェートのような長鎖C16〜C22ジ脂 肪族、短鎖C1〜C4ジ脂肪族四級アンモニウム塩;長鎖C16〜C22ジアルコイル (アルケノイル)−2−ヒドロキシエチル(dialkoyl(alkenoyl)-2-hydroxye thyl)、ジタロウイル−2−ヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリドの ような短鎖C1〜C4ジ脂肪族四級アンモニウム塩、メチル−1−タロウアミドエ チル−2−タロウイミダゾリニウムメチルスルフェートおよびメチル−1−オレ イルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリニウムメチルスルフェートのような 長鎖C16〜C22ジ脂肪族イミダゾリニウム四級アンモニウム塩:ジメチルステア リルベンジルアンモニウムクロリドのような短鎖C1〜C4ジ脂肪族、長鎖C16〜 C22モノ脂肪族ベンジル四級アンモニウム塩、並びにステアラミドプロピルPG −ジモニウムクロリド(stearamidopropyl PG-dimonium chloride)(モナ・イ ンダストリーズから入手可能なホスホ脂質PTS)のような合成ホスホ脂質が含 まれる。水−脂質界面におけるより接近した充填のために、セチルおよびステア リルアルコール界面張力修飾剤も含有することができる。 本発明の物品を製造する際に好ましい乳化剤には、L.マッケイおよびB.ハー ドにより1996年4月30日に出願された同時係属中の米国特許出願第640 ,268号に記載される高粘度乳化剤が含まれ、この記載は、引用により本明細 書に取り込まれる。これらの乳化剤は、好ましくは、55℃において少なくとも 約5001センチポアズの粘度を有する。(粘度は、ラブ−ラインインストルメ ントブルックフィールド(Lab-Line Instruments Brookfield)型回転ディスク 粘度計を用いて測定することができる。)前記出願は、ルブリゾール社(The Lub rizol Corporation)(オハイオ州、ウイックリフ)によりOS-122102、OS-12186 3、OS-121864、OS-80541JおよびOS-80691Jと表示される乳化剤であって、エステ ルまたはアミド生成物を生成すろ(i)ヒドロカルビル置換カ ルボン酸または無水物(好ましくはポリイソブチレン置換コハク酸または無水物 )と(ii)アミンまたはアルコールとの反応生成物であるもの使用を具体的に記 載している。物質、それらの製造方法は、1987年11月24日にフォースバ ーグへ発行された米国特許第4,708,753号(特に、第3欄第32行〜第3 8行および第8欄第10行〜第26欄第68行を参照されたい)、並びに198 9年7月4日にフォースバーグへ発行された米国特許第4,844,756号に記 載されており、これらの記載は、引用により本明細書に取り込まれる。 本発明において有用であると信じられる他の物質には、1965年11月2日 にレンスへ発行された米国特許第3,215,707号、1996年1月25日に レンスへ発行された米国特許第3,231,587号、1991年9月10日にフ ォースバーグへ発行された米国特許第5,047,175号、および1987年6 月18日にフォースバーグにより公開された国際特許公開番号WO87/036 13号に記載されているもののような炭化水素置換コハク酸無水物が含まれる。 これらの刊行物の記載は、引用により本明細書に取り込まれる。 乳化剤として、特に、高粘度一次乳化剤との共乳化剤としてとして有用なさら なる他の物質は、12−ヒドロキシステアリン酸とポリエチレンオキシドのAB Aブロックコポリマーである。そのような物質は、1989年10月24日にT .タドロスヘ発行された米国特許第4,875,927号に記載されており、これ らの記載は、引用により本明細書に取り込まれる。本発明において乳化剤として 有用なこのクラスの代表的物質は、アールラセル(Arlacel)P135として、 インペリアル・ケミカル・インダストリーズPLCから入手することができる。 上述した物質の全ては、単一の乳化剤として用い得るが、エマルジョンを形成 する際、2種以上の乳化剤を用いることが望ましいことがある。特に、高粘度乳 化剤が用いられる場合、処理された物品が、エマルジョンを破壊させる使用時の 剪断圧力にさらされた場合、ある種の「粘着性」感触が生じ得る。この場合、比 較的低粘度の共乳化剤を一次乳化剤と共に用いることにより、主乳化剤の使用量 を下げることができ、もって、粘着性を緩和させることが望ましいことがある。 本発明の1つの好ましい態様において、ルブリゾールから入手可能な一次乳化剤 (すなわち、ポリイソブチレン置換コハク酸とアミンの反応生成物)、並びに二 次乳化剤であるポリ−12−ヒドロキシステアリン酸とポリエチレンオキシドの ABAブロックコポリマー(例えば、ICIのアールラセルP135)が用いら れ、改良された経時的水保持レベルをエマルジョンに提供し、さらには、有益な 低減された粘着性を(一次乳化剤のレベルを低減することにより)提供する。当 業者は、異なる所望の最終用途により、複合乳化剤が適切であるかどうか、もし 適当であれば、適切な各々の相対量が決定されるであろうことを理解するであろ う。そのような決定をするためには、本出願の開示に鑑みて、当業者による定型 の実験しか必要としないであろう。 4.任意のエマルジョン成分 本発明の高内部相逆転エマルジョンは、このタイプの水分含有溶液中に典型的 に存在する他の任意の成分も含有し得る。これらの任意の成分は、連続脂質相ま たは内部極性相のいずれかに存在し得、香料、抗菌剤(例えば、抗バクテリア剤 )、薬学的活性成分、脱臭剤、不透明化剤、アストリンジェント、皮膚湿潤剤等 、さらにはこれらの成分の混合物を含み得る。これらの物質の全ては、当技術に おいてそのような処方のための添加剤として周知であり、本発明のエマルジョン において有効な適切な量で用いられ得る。本発明の湿潤様清浄化用ワイプのエマ ルジョン中に含有される特に好ましい任意の成分は、皮膚コンディショニング剤 としてのグリセリンである。 本明細書において、本発明の物品のエマルジョン成分は、エマルジョン形成後 に存在する成分およびこれらの成分の各々の量に基づいて説明され、特許請求さ れている。すなわち、安定なエマルジョンが形成され、および担体に適用された 場合である。しかしながら、エマルジョンの記載(成分および量)には、乳化お よび担体への適用の後の成分の化学的同一性とは無関係に、記載される成分およ びレベルを組み合わせろことにより形成されるエマルジョンも包含されることが 理解される。 C.他の任意のワイプ成分 高内部相逆転エマルジョンの他に、典型的には、エマルジョンの内部極性相が 放出されたとき物品の清浄化性能を改良する目的で、本発明の物品中に含有され 得る他の任意の成分がある。これらの任意の成分のある種のものは、有意なレベ ル(例えば、内部相の2%よりも多く)にエマルション中に存在し得ない。なぜ ならば、それらは、エマルジョンの時期尚早の破壊を引き起こし得るからである 。これらには、直鎖状アルキルベンゼンスルホネート(LAS)またはアルキル エトキシスルフェート(AES)ナトリウム塩のような比較的高いHLB値(例 えば、約10から約25までのHLB)を有する各種のアニオン性洗剤界面剤、 さらにはアルキルエトキシレート、アルキルアミンオキシド、アルキルポリグリ コシドのような非イオン性洗剤界面活性剤、双性イオン洗剤界面活性剤、両性洗 剤界面活性剤、並びにセチルトリメチルアンモニウム塩およびラウリルトリメチ ルアンモニウム塩のようなカチオン性洗剤界面活性剤が含まれる。代表的なアニ オン性、非イオン性、双性、両性およびカチオン性洗剤界面活性剤については、 1986年7月1日に発行された米国特許第4,597,898号(バンダーメー ア)(この記載は、引用により本明細書に取り込まれる)、特に、第12欄から 第16欄を参照されたい。その代わりに、これらの高HLB洗剤界面活性剤は、 エマルジョンとは別に物品内に適用しまたは含有させることができる。例えば、 担体にエマルジョンを適用する前または後のいずれかに、これらの高HLB洗剤 界面活性剤の水溶液を担体へ適用することができる。拭いている間、エマルジョ ンは、崩壊し、極性相成分を放出し、次いで、それが高HLB洗剤界面活性剤と 組み合わされて、改良された硬質表面清浄を提供することができる。 本発明の記載は、一般的には、単一の脂質中水型エマルジョンを担体へ適用す ることに関するが、単一の物品を製造するために2またはそれ以上の異なるエマ ルジョンを用い得ることが理解される。そのような態様において、エマルジョン は、これらに限定されるものではないが、内部極性相と外部脂質相との比、用い られる乳化剤、内部相および脂質相の一方または両方に用いられる成分等、多様 な様式において異なり得る。2または3種の成分が互いに不適合ではあるが、そ の各々が別のエマルジョン中に含まれ得る場合、一つの物品において複数のエマ ルジョンを用いることが特に好ましい。その代わりに、もし、使用時に特定の反 応が望ましければ、それらの反応物質は、別のエマルジョン内に提供され得る。 使用中にエマルジョンが剪断されると、所望の反応が起こるであろう。例えば、 拭いている過程中に発泡することが望ましければ、1つのエマルジョンの内部極 性相内に穏和な酸を取り込む一方で、重炭酸塩を第2のエマルジョンの内部極性 相内に取り込むことができる。使用中にエマルジョンが剪断されると、これらの 反応物質が相互反応し、所望の発泡体が提供される。 D.エマルジョン処理された物品の製造 本発明の物品を製造するに当たり、高内部相逆転エマルジョンを初めに処方す る。典型的には、脂質相成分および乳化剤を一緒にブレンドしまたは溶融させる ことによりこれが達成される。この脂質/乳化剤混合物を加熱する具体的な温度 は、脂質相成分の融点に依存するであろう。典型的には、混合し、ブレンドし、 またはさもなければ水相成分と合わす前に、この脂質/乳化剤混合物を約50℃ から約90℃まで、好ましくは約70℃から約80℃までの範囲の温度に加熱す る。次いで、溶融された脂質/乳化剤混合物を、内部極性相成分とブレンドした 後、典型的には、低剪断条件下に一緒に混合し、エマルジョンを提供する。 次いで、この高内部相逆転エマルジョンを、上述した温度において流動または 塑性の状態担体へ適用し、これにより所要の流体吸収速度および吸収能を有する 物品が提供される。流体または塑性コンシステンシーを有する物質を適用するい ずれもの各種方法を用いて、このエマルジョンを適用することができる。好適な 方法には、スプレー、プリント(例えば、フレキソプリントもしくはスクリーン プリント)、塗布(例えば、グラビアコーティング)、押し出し、またはこれら の適用技術の組合せ、例えば、紙ウエブ上に洗剤界面活性剤をスプレーし、次い で、洗剤処理されたウエブ上にエマルジョンのグラビアコーティングを行うこと が含まれる。 エマルジョンは、担体のいずれか片側もしくは両側に適用することができ、ま たはエマルジョンは、担体を構成するプライの内および/または外表面へ適用す ることができる。例えば、2プライ担体の場合、エマルジョンは、プライの1つ または両方の内側表面へ適用し、担体の外側表面をエマルジョンなしのままにし ておくことができる。この担体設計により、ワックスおよび乳化剤が清浄化する 表面に移行することが最小限にされ、このことは、清浄化のためにより多くの液 体を提供するためにエマルジョンをより多量に充填する場合に特に望ましい。例 えば、硬質表面を清浄化するための典型的なワイプの液体レベルを提供するため に、担体の重量の5倍のエマルジョン充填を用い得る。担体の両側へのエマルジ ョンの適用は、連続的にも同時にも行い得る。一旦エマルジョンが基体に適用さ れたならば、これを冷却および固化させ、担体の表面上に、固化した、典型的に は不連続のコーティングまたはフィルムを形成する。しかしながら、エマルジョ ンは、連続または不連続コーティングが得られるように担体に適用することがで きる。 エマルジョンは、担体の表面へ不均一に適用することができる。「不均一」と は、エマルジョンの量、分配のパターン等が、処理される物質の表面にわたって 変化し得ることを意味する。例えば、エマルジョンを全く有さない表面の部分( すなわち、適用により不連続得mる序んコーティングが得られる)等、担体の表 面のある部分は、より多い量またはより少ない量のエマルジョンを有することが できる。高内部相逆転エマルジョンは、担体が乾燥した後、いずれもの時点でも 、担体に適用することができる。例えば、エマルジョンは、ヤンキー(Yankee) ドライヤーからクレープされた後に担体に適用することができる。通常、紙ウエ ブを親ロールから巻き解き、より小さい、仕上げ製品ロールに巻き上げる前にエ マルジョンを適用することが好ましい。 高内部相逆転エマルジョンを担体に適用するに当たり、スプレーおよびグラビ アコーティング法が通常好ましい。図1は、エマルジョンが担体10上にスプレ ーされる場合のそのような好ましい方法を説明するものである。図1を参照する と、このスプレーシステムは、担体10上にエマルジョンの分散スプレー14を 適用するスプーレーヘッド12を具備する。 このスプレーシステムは、カップリング18により水圧シリンダー22のピス トン26に接続されるボールスクリュードライブ16から構成されるアセンブリ により駆動される。シリンダー22の一部が、図1では、30により示される高 内部相逆転エマルジョンで満たされた状態で示されていろ。シリンダー22を加 熱し、エマルジョン30を流体または塑性の状態に維持する。エマルジョン30 は、加熱された充填ポート42に接続されたライン38を有する4方向カップリ ング34を経由してシリンダー22に入る。カップリング34は、圧力ゲージ5 0およびスプレーヘッド12に接続されたライン46も有する。ライン38およ び46内のエマルジョンの流れを制御する、56、58および60により示され る3つの弁がある。図1に示されるスプレーシステムは、スプレーヘッド12へ 接続されるライン64も有し、スプレーヘッド12は、68として概括的に示さ れる空気をスプレーヘッドへ入れることができる。ライン64も、ライン内の空 気圧力を制御および測定するための圧力ゲージおよび制御器72を有する。ライ ン64および46は加熱され、担体へ適用する前にエマルジョンを溶融状態に維 持する。 シリンダー22にエマルジョン30を充填するために、弁56および60を閉 じ、弁58を開く。ボールスクリュードライブ16を駆動し、ピストン26を左 に移動させる。シリンダー22内に発生する真空により、エマルジョンが充填ポ ート42からライン38を通り、シリンダー22内に導かれる。シリンダー22 からスプレーヘッド12へエマルジョンを提供するために、弁58を閉じ、弁5 6および60を開く。ボールスクリュードライブ16を駆動し、ピストン26を 右へ移動させる。これにより、エマルジョン30は、シリンダー22から出て、 カップリング34のライン46へ導かれる。そして、エマルジョンは、弁60を 通過し、スプレーヘッド12内へ入る。スプレーヘッド12において、エマルジ ョンは、ライン64からの空気の取り込みにより分散され、分散スプレー14を 提供し、ついでこれが担体10へ適用される。 図2は、可撓輸転グラビアコーティングシステムを含む高内部相逆転エマルジ ョンを適用するための別の方法を説明するものであろ。図2を参照すると、担体 110を親ティッシュロール112(矢印112aにより示される方向に回転す る)から巻き出し、転回ロール114、116および118の周りに進める。転 回ロール118から、概括的に120として示されるグラビアコーティングステ ーションへ担体110を進め、次いで、そこで、担体の両側にエマルジョンを適 用する。ステーション120を離れた後、担体110は、122により示される 処理ウエブになる。処理ウエブ122は、表面巻き戻しロール126(矢印12 6aにより示される方向に回転する)へ進み、次いで、最終製品ロール128( 矢印128aにより示される方向に回転する)上に巻き取られる。 ステーション120は、一対の加熱され、連結されたグラビアプレス130お よび134を有する。プレス130は、より小さいアニロックスシリンダー13 8およびより大きいプリントプレートシリンダー142から構成され、プレス1 34は、同様に、より小さいアニロックスシリンダー146およびより大きいブ リントプレートシリンダー150から構成される。アニロックスシリンダー138 および146の各々は、セラミックまたはクローム表面を有し、プリントプレー トシリンダー142および150の各々は、レリーフパターンゴム、ウレタンま たは光ポリマー表面を有する。これらのアニロックスおよびプリントプレートシ リンダーは、それぞれ、矢印138a、142a、146aおよび150aによ り示される方向に回転する。図2に示されるように、プリントプレートシリンダ ー142および150は、互いに対向し、154により示されるニップ領域を提 供し、その間を担体110が通過する。 熱い、溶融(例えば、600℃)エマルジョンは、それぞれ、矢印158およ び162により示されるニップ領域において、これらの結合グラビアプレス13 0および134の各々へ、一定の体積流量でポンプ輸送されまたは各々の上にス プレーされる。(プレス130および134へ配送されたエマルジョンは、同じ でも異なっていてもよい。)すなわち、エマルジョンは、エマルジョンが担体1 10へ適用されるのと同じ速度で、連結されたグラビアプレス130および13 4へ添加される。これにより、エマルジョンがシステム中に「蓄積」されること を排除する。アニロックスシリンダー138および146は、矢印138aおよ び146aにより示される方向に回転し、回転ドクターブレードとして作用し、 シリンダー142および150のプリントプレートから過剰のエマルジョンを除 去する。 プリントプレートシリンダー142および150(矢印142aおよび150 bにより示される反対方向に回転する)上に広げられたエマルジョンは、次いで 、ニップ領域154において、担体110の両側へ移送される。担体110へ移 送されるエマルジョンの量は、(1)プリントプレートシリンダー142および 150の間のニップ領域154の幅を調節することにより、(2)アニロックス /プリントプレートシリンダー対138/142および146/150の間のニ ップ領域158および162の幅を調節することにより、(3)シリンダー14 2 および150上のプリントプレートのプリントイメージレリーフ(すなわち、谷 深さ)により、(4)シリンダー142および150上のプリントプレートのプ リント面積(すなわち、谷面積)により、および/または(5)シリンダー14 2および150上のプリントプレートのプリントパンターンにより制御すること ができる。 E.試験方法 1.水平フルシート 水平フルシート(HFS)試験法は、本発明の物品により吸収され、保持され る蒸留水の量を決定するものである。この水の量は、乾燥担体重量の関数として 報告される。この方法は、まず物品(すなわち、エマルジョンで処理された担体 )の重量(「物品の乾燥重量」という)を測定した後、物品を完全に濡らし、濡 れた物品を水平位置で排水し、再秤量(「物品の湿潤重量」という)することに より行われる。最後に、濡れた物品を乾燥し、エマルジョンを除去して担体を残 す。ついで、担体の乾燥重量(「担体の乾燥重量」という)を測定する。次に、 物品の吸収能を乾燥担体のグラム当り物品により吸収された水のグラムの単位で 保持された水の量として算出する。 物品のHFS能を決定するための装置は、以下のもの、すなわち少なくとも± 0.01グラムの感度と1200グラムの最少容量を有する電子天秤を有する。 天秤は、床/ベンチトップ秤量の振動効果を最少にするために天秤テーブルおよ びスラブ上に置くべきである。天秤は、また、試験する物品のサイズ(約12i n.×12in.)を取り扱えるように特別の天秤パンを有するべきである。天秤 パンは、種々の材料から作ることができる。プレキシガラス(plexiglass)が使 用される普通の剤用である。試料支持ラックおよび試料支持カバーも必要である 。ラックとカバーは両方とも、0.5インチ平方のグリッドを形成するように0. 012in.直径のモノフィラメントで縫われた軽量金属フレームから構成され る。支持ラックとカバーのサイズは、典型的に12in.×12in.である試料 サイズが両者の間に都合よく置かれ得るようなものである。 HFS試験は、73±2Fおよび50±2%相対湿度に維持された環境中で行 われる。水貯槽またはタブは、73±2Fの蒸留水で3インチの深さまで満たさ れる。 試験する物品を天秤上で最も近い0.01グラムまで注意深く秤量する。試料 の乾燥重量を最も近い0.01グラムまで報告する。空の試料支持ラックを上記 特別の天秤パンを用いて天秤上に置く。ついで、天秤をゼロ調整(器材重量差し 引き)する。試料物品(エマルジョンで処理された担体)を試料支持ラック上に 注意深くおく。支持ラックカバーを支持ラックの上に置く。試料物品(今や、ラ ックとカバーとの間に挟まれている)を水貯槽中に漬ける。試料を60秒間漬け た後、試料支持ラックとカバーを貯槽から穏やかに上げる。試料物品、支持ラッ クおよびカバーを、試料物品を過度にゆすったり、振動させたりしないよう注意 して、水平状態で120±5秒間排水させる。ついで、ラックカバーを注意深く 取り外し、湿った試料物品と支持ラックを予め器材重量を差し引いた天秤上で秤 量する。重量を最も近い0.01グラムまで記録する。これが物品の湿潤重量で ある。 物品のグラム当りのグラム吸収能は、(物品の湿潤重量−物品の乾燥重量)/ (担体の乾燥重量)として定義される。担体(すなわち、エマルジョンで処理さ れていない)の乾燥重量を得るために、抽出のような当該分野で知られている方 法を用いて担体からエマルジョンを除去することができる。 2.水平重量測定吸い上げ 水平重量測定吸い上げ(HGW)は、2秒の時間内に吸収性物品により吸収さ れる水の量を測定する吸収速度試験である。値は、試料担体重量のグラムで除し た秒当りの水のグラムで報告される。HGWを行うための装置が、図5に装置6 00として示されている。この装置は、ポンプ601、圧力ゲージ602、入口 シャント603、ロトメータ604、貯槽605、サンプ606、出口シャント 607、水供給管608、試料ホルダー609、試料610、天秤61、および 配管612を備える。 この方法において、試料610(3”直径の切断ダイを用いて切断)を電子天 秤611から懸垂されたホルダー609内に水平に置く。ホルダー609は、0 .15インチ平方のグリッドを形成するように軽量ナイロンモノフィラメントで 縫われた寸法7in.×79in.の軽量フレームから構成される。(ホルダー6 0 9のグリッドパターンが図6に609aとして示されている。)支持ラックを縫 うためのナイロンモノフィラメントは、直径0.069±0.005in.である べきである(例えば、バークレー・トリレン・ライン21b(Berkley Trilene Line 2 lb)試験クリアー)。使用する電子天秤611は、最も近い0.001 gまで測定し得るべきである(例えば、サルトリアスL420P+)。 ホルダー中の試料を水供給管608上の中央に置く。水供給管ば、73°±2 °Fの蒸留水を収容する内径0.312インチのプラスチック管である。供給管 は、試験試料610に対してゼロ静水圧ヘッドで貯槽605に接続されている。 ルダーのナイロンモノフィラメントの高さは、水供給管の頂部上0.1251n. ±1/64in.に位置している。貯槽605内の水の高さは、水供給管608 と同じであるべきである。貯槽中の水は、#6409−15プラスチック管61 2を有する水ポンプ601(例えば、コールーパーマー・マスターフレックス7 518−02)を用い、85〜93ml/秒の水ポンプ循環速度を用いて連続的 に循環される。循環速度は、ロトメータ管604(例えば、ステンレス鋼パルプ およびフロートを有するコールーパーマーN092−04)により測定される。 ロトメータ中の循環速度は、アッシュクロフト(Ashcroft)グリセリン充填ゲー ジ602により測定して2.5±0.5psiのヘッド圧を生み出す。 この測定を行う前に、試料を73°±2°Fおよび50±2%相対湿度に2時 間状態調整すべきである。HGW試験は、また、これらの制御された環境条件内 で行われる。 吸収速度測定を開始するために、3in.試料を試料ホルダーに置く。その重 量を1秒間隔で計5秒間記録する。その重量を平均する(「平均試料乾燥重量」 という)。次に、循環する水をパルプ603による切り換えにより試料水供給6 08へ0.5秒間分流させる。電子天秤611上の重量読み取りを監視する。重 量が0から増加し始めたら、ストップウオッチを動作させる。2.0秒で、試料 水供給を循環ボンプ601の入口に分流させて、供給管内での試料と水との間の 接触を断つ。切り換えは、パルプ607による転換により行う。最少切り換え時 間は、少なくとも5秒である。試料と吸収された水の重量を11.0、12.0、 13.0、14.0および15.0の時問当分で最も近い0.001gまで記録する 。5回の測定を平均し、「平均試料湿潤重量」として記録する。 水が管から試料へ吸収された結果としての試料の重量増加を吸収速度を決定す るために用いる。担体(すなわち、エマルジョンで処理されていない)の乾燥重 量(「試料乾燥担体重量」という)は、抽出のような既知のいずれかの方法によ りエマルジョンを居居することによって得られる。この場合、速度(秒当り担体 グラム当りの水のグラム)は、 [(平均試料湿潤重量−平均試料乾燥重量)/試料乾燥担体重量]/2 として算出される。 タイミング、パルスシーケンスおよび電子重量測定はコンピュータにより自動 化できることが当業者に理解される。 物品の2つの側の代表的な試料をHGW法により測定する。2つの吸収速度の うち低い方が物品を特徴付ける。 F.本発明に従う湿潤様清浄化用ワイプの製造の具体的説明 以下は、本発明に従う湿潤様清浄化用ワイプの製造の具体的説明である。 例I この例は、製紙プロセスのウエットエンドにアミノシリコーンを添加すること により遅延吸収特性を有する紙基体に適用されたエマルジョンを含む物品の製造 を説明するものである。 A)担体の調製 担体は、通常のティッシュー/タオル紙基体である。基材紙は、201b/連 (ream)の坪量を有する100%NSK非積層シートである。通常の製紙プロセ スのウエットエンドにおいて、2%アミノシリコーン(ジェネラル・エレクトリ ックからCM22666D1として入手し得る)を乾燥紙ポンド当りアミノシリ コーン固形分0.004lbの割合でNSKパルプスラリーに1%(トン当り2 0ポンド)のカイミーン557Hとともに注入する。ついで、基体を形成し、乾 燥し、常法によりクレープ付けするとエマルジョン添加に備えられ、所望の吸収 速度を提供するものとなる。 B)エマルジョンの調製 表Iに示す成分から、86.5%の内部相(本質的に水からなる)を有するエ マルジョンを調製する。 内部水性相成分を処方する際、全ての極性相成分を一緒に混合した後、140 °F(45.8℃)に加熱する。別に、攪拌しながら、脂質相成分を溶融するま で焼く140°Fの温度に加熱する。次いで、極性相および脂質相成分をステン レス鋼容器内で合わせ、低速度に設定したホバートモデル(Hobart Model)10 0−Cミキサーを用いて混合しながら、成分をゆっくりと冷却させる。混合は、 エマルジョンが形成されるまで継続する。エマルジョン形成は、ラブ−ライン・ インストルメンツ回転ディスク粘度計を用いて測定した粘度が2000センチポ アズを越えて上昇することにより確認する。 C) 担体へのエマルジョンの適用 工程Bで製造されたエマルジョンをただ1つのグラビアプレス(130)を用 いた以外は図2に示すものと実質的に同じ輪転グラビアプリント法を用いて適用 する。(また、この例により記載される物品を製造する際には、巻き戻しロール 126も用いない。)エマルジョンをそれが流動もしくは溶融するように135 °Fの温度に加熱する。正の変位ポンプによりエマルジョンを一定の体積流量3 380mL/分で矢印158により示されるニップ領域においてグラビアプレス1 30に輸送する。アニロックスシリンダー138により、エマルジョンをプリン トシリンダー142(約40フィート/分で回転する)の表面にわたって均一に 分配する。次いで、シリンダー142によりエマルジョンをウエブ110一方の 側に移送する(シリンダー150は、ウエブ110上に一定の刻印を維持するた めにバックアップシリンダーとして使用する)。ついで、塗布された担体122 を穿孔し、折り、シール(これら機能を達成する装置は図2には示されていない )して最終製品ワイプを製造する。折りおよびシールの後、エマルジョンをワイ プの両側に担体の乾燥重量で約700%アッド−オンで塗布して本発明の物品を 提供する。 例II この例は、基体が疎水性脂肪酸で処理され、エマルジョンの内部相が消費者に よる使用中に内部相の放出により脂肪酸を中和するために高pHバッファを含有 する、一時的疎水性を有する物品の製造を説明するものである。 A)担体の調製 PAM600スプレーマティックスプレーガン(ファースニング・テクノロジ ー社)中で、ステアリン酸をその融点(〜69℃)を超える温度に加熱する。こ のステアリン酸を乾燥したウエットレイド紙基体上に微細なミストとして乾燥基 体の重量の1%のレベルで均一にスプレーする。 B) エマルジョンの調製 表IIに示す成分からエマルジョン(内部相88%)を製造する。 極性相成分を処方するに際し、ダントガード、炭酸ナトリウムおよびプロピレ ングリコールを蒸留水に添加した後、160°F(71.1℃)に加熱する。別 に、混合しながら、脂質相成分(イエローセレシンワックス、ベトロラタム、乳 化剤ダウコーニングQ2−5200および乳化剤アールラセルP−135を約1 70°F(77°)の温度に溶融するまで加熱する。次いで、極性相および脂質 相成分をステンレス鋼容器内で合わせ、低速度に設定したホバートモデル100 −Cミキサーを用いて混合しながら、成分をゆっくりと冷却させる。混合は、エ マルジョンが形成されるまで継続する。エマルジョン形成は、ラブ−ライン・イ ンストルメンツ回転ディスク粘度計を用いて測定した粘度が2000センチポア ズを越えて上昇することにより確認する。 C) エマルジョンの担体への適用 PAMスプレーガン中で、セクションBで調製したエマルジョンを60℃の温 度に加熱する。0.7mmのスプレーノズルを用いて、セクションAで調製した 担体上に、エマルジョンを基体グラム当りエマルジョン2グラムのレベルで連続 ビーズ状にかなり均一に押し出した。エマルジョンがまだ熱いうちに、エマルジ ョン上に基体の第2のプライを置いて、プライ間にエマルジョンを有する2プラ イ物品を形成する。 例III この例は、基体が式 (ここで、各R2は、メチル、各R3は、飽和およびモノ、ジおよびトリ不飽和C15 〜C17炭化水素であり、各Yは、−O−C(O)−、各nは、2、X-は、メチ ルスルフェート)で示される4級化アミンジエステル物質で処理され、エマルジ ョンの内部相が消費者による使用中に内部相の放出によりこのジエステルを加水 分解するために高pHバッフアを含有する、一時的疎水性を有する物品の製造を 説明するものである。 A)担体の調製 PAM600スプレーマティックスプレーガン(ファースニング・テクノロジ ー社)中で、4級化アミンジエステルをその融点(〜130℃)を超える温度に 加熱する。この4級化アミンジエステルをウエットレイド紙基体上に微細なミス トとして乾燥基体の重量の1%のレベルで均一にスプレーする。 B)エマルジョン製造 表IIIに示す成分からエマルジョン(内部相88.5%)を調製する。 極性相成分を処方するに際し、ダントガード、炭酸ナトリウムおよびエタノー ルを蒸留水に添加した後、160°F(71.1℃)に加熱する。別に、混合し ながら、脂質相成分(イエローセレシンワックス、ペトロラタム、乳化剤ダウコ ーニングQ2−5200および乳化剤アールラセルP−135)を約170°F (77℃)の温度に溶融するまで加熱する。次いで、極性相および脂質相成分を ステンレス鋼容器内で合わせ、低速度に設定したホバートモデル100−Cミキ サーを用いて混合しながら、成分をゆっくりと冷却させる。混合は、エマルジョ ンが形成されるまで継続する。エマルジョン形成は、ラブ−ライン・インストル メンツ回転ディスク粘度計を用いて測定した粘度が2000センチポアズを越え て上昇することにより確認する。 C) エマルジョンの担体への適用 PAMスプレーガン中で、セクションBで調製したエマルジヨンを60℃の温 度に加熱する。0.7mmのスプレーノズルを用いて、セクションAで調製した 担体上に、エマルジョンを基体グラム当りエマルジョン2グラムのレベルで連続 ビーズ状にかなり均一に押し出した。エマルジョンがまだ熱いうちに、エマルジ ョン上に基体の第2のプライを置いて、プライ間にエマルジョンを有する2プラ イ物品を形成する。 例IV この例は、放出された内部相成分に曝されたとき分解し、物品全体による吸収 を可能とさせる疎極性フィルム材料を含むマルチプライワイプを例示する。この 例において、エマルジョンの内部極性相は、有意のレベルの水を含む。相である から、上記フィルムは疎水性である。 担体は、不織ポリエステルのような疎水性材料の1つの外側プライを備える。 この疎水性プライを例IIIで調製したエマルジョンによりその内側表面を処理す る。第2の外側プライは、ウエットレイドセルロース基体のような親水性材料か ら構成される。ポリビニルアルコールのような冷水可溶性フィルムを親水性プラ イとエマルジョンとの間に置く。このワイプは、疎水性プライが脂質中水型エマ ルジョンを適用すべき表面を向くように使用される。活性化により、活性成分は 疎水性プライを通してエマルジョンから放出される。拭き取り過程中に、冷水可 溶性フィルムは溶解化され、親水性プライを露出させる。次いで、親水性プライ は、清浄化された表面から戻る液体活性成分を吸収する手段となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マッキー、ラリー・ネイル アメリカ合衆国、オハイオ州 45014、フ ェアーフィールド、クレストビュー・アベ ニュー 5856 (72)発明者 アンプルスキ、ロバート・スタンレイ アメリカ合衆国、オハイオ州 45014、フ ェアーフィールド、レッド・オーク・ドラ イブ 5674 (72)発明者 トロックハン、ポール・デニス アメリカ合衆国、オハイオ州 45013、ハ ミルトン、ワーベル・ロード 1356 (72)発明者 トウサント、ジョン・ウイリアム アメリカ合衆国、オハイオ州 45069、ウ エスト・チェスター、シャディーブルッ ク・ドライブ 8169 (72)発明者 カルトレッジ、ジェイムス・エドウイン・ ジュニア アメリカ合衆国、オハイオ州 45069、ウ エスト・チェスター、マノアー・ドライブ 7947 (72)発明者 ニッシン、ニコラス・ジェイムス アメリカ合衆国、オハイオ州 45215、シ ンシナチ、エヌ・ダブリュ、ウイリアムス バーグ・ロード 4702

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a.担体、および b.該担体に適用されたエマルジョンであって、 (1)30℃以上の融点を有するワックス状脂質物質を包含する連続 固化脂質相を2から60%まで、 (2)該脂質相に分散された内部極性相を39から97%、および (3)該脂質相が流動状態にあるとき、該エマルジョンを形成し得る 乳化剤を有効量含むエマルジョン を備える物品であって、 c.該物品は、秒当り担体グラム当り0.35グラムを超えない、好まし くは秒当り担体グラム当り0.25グラムを超えない、好ましくは秒当り担体グ ラム当り0.05から0.17グラムの蒸留水吸収速度を有することを特徴とす る物品。 2.該物品が、担体グラム当り少なくとも1グラム、好ましくは担体グラム当り 少なくとも5グラムの、好ましくは担体グラム当り少なくとも15グラムの蒸留 水吸収能を有することを特徴とする請求項1に記載の物品。 3.該エマルジョンが、5から30%までの脂質相および67から92%までの 極性相、好ましくは6から15%の脂質相および82から91%までの極性相を 含むことを特徴とする請求項1または2に記載の物品。 4.該エマルジョンの内部極性相が、少なくとも60%の水を、好ましくは少な くとも75%の水を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記 載の物品。 5.該ワックス状脂質物質が、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワック ス、合成ワックスおよびこれらの混合物からなる群から、好ましくは、みつろう 、ラノリン、カンデリラ、ベトロラタム、微結晶性ワックス、イエローセレシン ワックス、ホワイトオゾケライト、ポリエチレンワックスおよびこれらの混合物 からなる群から選択されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に 記載の物品。 6.該エマルジョンが、香料、抗菌剤、洗浄性界面活性剤、薬理活性剤、脱臭剤 、 不透明化剤、アストリンジェント、昆虫忌避剤、漂白剤、ラジカルスカベンジャ ー、キレート化剤、増粘剤、ビルダー、バッファー、安定剤、漂白活性剤、汚れ サスペンダー、染料移行剤、増白剤、耐ダスティング剤、酵素、分散剤、染料移 行防止剤、顔料、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる成分をさらに含 むこと、好ましくは、該エマルジョンが、抗菌剤、洗浄性界面活性剤、漂白剤お よびそれらの混合物からなる群から選ばれる成分を含むことを特徴とする請求項 1ないし5のいずれか1項に記載の物品。 7.該担体が、セルロース繊維を含むこと、好ましくは流体不透過性極性可溶性 フィルム;サイズ剤;疎水性エステルもしくはアミド;脂肪酸;およびそれらの 混合物からなる群から選ばれる物質をさらに含むことを特徴とする請求項1ない し6のいずれか1項に記載の物品。 8.該担体が、担体の合計重量を基準として、百万部当り250から1000部 までのレベルのアミノシリコーンサイズ剤を含有することを特徴とする請求項7 に記載の物品。 9. a.担体、および b.該担体に適用されたエマルジョンであって、 (1)30℃以上の融点を有するワックス状脂質物質を包含する連続 固化脂質相を2から60%まで、 (2)該脂質相に分散された内部極性相を39から97%、および (3)該脂質相が流動状態にあるとき、該エマルジョンを形成し得る 乳化剤を有効量含むエマルジョン を備える物品であって、該物品は、流体不透過性極性可溶性フィルム;サイズ剤 ;疎水性エステルもしくはアミド;脂肪酸;およびそれらの混合物からなる群か ら選ばれる物質を含むことを特徴とする物品。 10.該エマルジョンが、5から30%までの脂質相および67から92%まで の極性相を含むことを特徴とし、該エマルジョンの内部極性相が少なくとも75 %の水を含むことをさらに特徴とする請求項9に記載の物品。 11. A.(1)約30℃またはそれ以上の融点を有するワックス状脂質物質 を含有する連続外部脂質相を約2から約60%まで、 (2)該外部脂質相中に分散された内部極性相を約39ないし約9 7%、および (3)該外部脂質相が流動状態にあるとき、該エマルジョンを形成 し得る乳化剤を有効量 含有するエマルジョンを形成する工程、 B.該外部脂質相が流体または塑性コンシステンシーを有するように十分に高 い温度において、該エマルジョンを担体に適用する工程、並びに C.該適用した乳剤を、該外部脂質相が固化するように十分に低い温度に冷却 する工程 を含む請求項1ないし10のいずれか1項に記載の物品を製造する方法。
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