JP2000503380A - 室内用デュアルファンヒータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 室内用デュアルファンヒータは従来天井ファン、および天井ファン下に控えめに取付けられかつＰＴＣ加熱要素およびその加熱要素上に空気を循環させる第２ファンを有するヒータ組立体を含む。このデュアルファンヒータは効率的、効果的かつ快適に加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】 室内用デュアルファンヒータ 技術分野 本発明は天井ファン即ち送風機、特にヒータを含む天井送風機および天井送風 機用ヒータ取付装置に関する。 背景技術 天井送風機は閉鎖空間において空気を循環させるための効果的手段として周知 である。周知天井送風機は部屋の冷却および換気のために温かい気候条件下で快 適に使用される。部屋の天井の中央に設置される代表的天井送風機は、比較的大 きいブレード（例えば、約１／２ｍ長）を使用し、低速（例えば、約１３０ｒｐ ｍ）で循環し、かつ典型的には空気を部屋の中央へ押し下げる作用をし、空気は 部屋の壁および天井近傍で天井送風機へ戻る。天井送風機は典型的には低速で運 転されるので、静かに作動し、これは部屋の占有者に非常に望ましい。 天井送風機は殆ど例外なく温かい状況下で使用されるが、閉鎖空間が加熱され なければならない場合には涼しく寒い天候下でも同様に潜在的価値を有する。温 かい空気は上昇するので、部屋は上から下へ加熱される傾向があり、特に天井が 高い場合に冷気により部屋の占有者が遭遇する不快感を長引かせる。このことは 、また、部屋の上部は占有されていないのでエネルギの無駄な消耗になる。天井 送風機は部屋の中央に向けて空気を部屋の天井に接近して運ぶ傾向があるので、 天井送風機は部屋の空気の循環により加熱されるが冷房室の占有者の快適を増し 、かつ燃料費料を低減する。他方、蒸し 暑い日に快適な天井送風機が送り出す僅かな隙間風は寒い日には反対の効果を有 する。 部屋を加熱するための手段を有する天井送風機を提供するために数々の努力が 従来技術においてなされている。最も一般的な方向は、ＵＳＰ４，７８２，２１ ３および同４，５０４，１９１に例を採ると、ファンブレードそれ自体を加熱要 素へ固定する試みがなされている。この試みは加熱回路のために電気接触の移動 を必要とする潜在的困難性を有し、この回路は部屋を効果的に加熱するために相 当大量の電流を必要とする。他の困難性はファンブレードが天井近傍にあること であり、これは天井への熱損を増大させる。 第２の試みはファンブレードの領域に加熱要素を取付け、それにより加熱する 空気をその加熱要素上方へ引込むまたは押出す。この第２の試みはＵＳＰ５，０ ７７，８２５、同５，３３３，２３５および同５，４２５，１２６に例があり、 幾つかの深刻な欠点を潜在的に有する。 ＵＳＰ５，０７７，８２５および同５，３３３，２３５のごとく加熱要素がフ ァンブレード下に設置される場合、美観および使用者受容の要求から加熱要素が 送風機の回転軸近くにあることである。しかし、この場合、加熱要素の真上の天 井ファンのモータが実質的熱保護を有するものでなければならない。更に、回転 するブレードからの空気の流れは回転軸の近傍で最少であり、加熱要素から循環 空気への熱伝達を制限する。これらのファクタは安全に供給できる熱量を実質的 に制限する。 反対に、ＵＳＰ５，４２５，１２６のごとく、加熱要素がファンブレード上方 に設置される場合、ファンモータのみならず天井が加熱要素から断熱されなけれ ばならない。ＵＳＰ’１２６に示された装置において、送風機は後方へ運転され 、空気を加熱要素上方へ吹 き上げる。特別装置を設けなければ、このように循環する空気は部屋の中心の前 方の天井および壁を無駄に加熱することになる。このように、ＵＳＰ′１２６の 装置において、加熱された空気は天井ファンブレードの半径方向羽根の直ぐ外側 および下へ加熱された空気をまき散らすために装備された１セットの管へ押し出 され、それにより加熱空気が部屋の中央へ配送される。しかし、これらの管はそ の装置を従来にない外観にし、消費者採択を減退させる。 本発明の課題は、従来技術の幾つかの欠点を解消し、かつ涼しく寒い天候時に 閉鎖空間を効果的かつ快適に加熱し、かつ温かく熱い天候時に閉鎖空間の空気循 環および換気に従来と同様に使用できる室内用天井ファンヒータを提供すること にある。本発明の重要な課題は、迅速に熱を配送する室内用天井ファンヒータを 提供することにある。更に、本発明の課題は既存の天井ファン上に取付けること ができ、効率的、効果的かつ快適な方法で熱を供給するヒータ組立体を提供する ことにある。更に本発明の課題は既存の天井ファン上に簡単に設置できる天井フ ァン用ヒータ組立体を提供することにある。本発明の他の課題は、邪魔にならず 、かつその天井ファンのスタイルおよび表面仕上げに適合する天井ファン用ヒー タ組立体を提供することにある。本発明のもう一つの課題は、かかるファンに従 来設けられているような照明器具一式と共に使用できる天井ファン用のヒータ組 立体を提供することにある。 発明の開示 本発明は涼しく寒い天候時に閉鎖空間を効果的かつ快適に加熱する室内用デュ アル（dual）ファンヒータを提供する。この室内用デュアルファンヒータは半径 方向に延在する複数のファンブレード、ならびに室内の空気を循環させるために 低速回転で運転できる天井 ファンモータから成る天井ファン組立体、およびヒータ組立体を含む。このデュ アルファンヒータは工場組立できかつ消費者へユニットとして供給される。選択 的に、ヒータ組立体それ自体は新規天井ファン組立体の購入者の選択的付属品と して、または予め装備された天井ファンの装備品として提供できる。この場合、 ヒータ組立体は好適には従来天井ファン照明器具一式の代替品として装備できる 構成である。 ヒータ組立体それ自体は少なくとも１つの抵抗電気加熱要素、複数のファンブ レードを含むヒータファン組立体、および加熱された空気流を送るために前記少 なくとも１つの加熱要素上へ空気流を誘導するモータから成る。好適には、前記 少なくとも１つの抵抗電気加熱要素はＰＴＣ（positive temperature coefficie nt：正温度係数）タイプの要素から成る。前記ヒータ組立体は空気入口手段およ び空気出口手段を含むハウジングを更に含む。好適には、前記ヒータ組立体は天 井ファンブレード下に取付けられ、かつヒータ組立体からの加熱された空気流は 下方へ誘導される。回転する天井ファンブレードそれ自体はそのブレード下で空 気流を概ね下方へ誘導する。 前記ヒータ組立体は周囲温度に応答する温度制御手段を更に含むことが好まし い。前記ヒータ組立体は、また、本ヒータを操作する人に応答する加熱速度制御 手段を更に含むことが好ましい。前記ヒータ組立体は回転する天井ファンブレー ドから概ね下方へ誘導される空気流へ加熱された空気流を誘導する手段を更に含 むことが好ましい。好適には、少なくとも１つの抵抗加熱要素上方へ誘導された 空気流を予備濾過する手段が更に含まれる。本発明の室内用デュアルファンヒー タは少なくとも１つの照明要素を含んでよい。 本発明は、また、室内用デュアルファンヒータを提供するために 天井ファン上に取付けることのできるヒータ組立体を提供し、このヒータ組立体 は 少なくとも１つの抵抗電気加熱要素、 複数のファンブレード、および前記少なくとも１つの抵抗加熱要素上へ空気流 を誘導するモータを含むヒータファン組立体、および 前記天井ファン上へ前記ヒータファン組立体を取付ける手段から成る。 本発明は従来技術の種々の欠点を解決しかつ既存の天井ファン上へ取付けるこ とのできるヒータ組立体を有利に提供し、効率的、効果的かつ快適に迅速暖房を 可能にする。本発明のヒータ組立体は既存の天井ファン上に容易に設置でき、か つ従来照明器具一式と共に使用できる。本発明によるヒータ組立体は目立ちすぎ ず、かつ天井ファンのスタイルおよび表面処理に適応させることができる。 図面の簡単な説明 図１は本発明によるデュアルファンヒータの第１の好適形態の立面図である。 図２は図１のデュアルファンヒータの概略断面立面図である。 図３は下から見た図１のデュアルファンヒータの部分分解斜視図である。 図４は図１のデュアルファンヒータの概略立面線図である。 図５は本発明の第２形態の部分断面立面図である。 図６はヒータ組立体のハウジングの本体およびカバーの部分立面図であり、図 １のヒータ組立体の本体をカバーに連結するために使用された手段を示す。 図７は図６に示されたハウジングの部分平面図である。 図８は図１の室内用デュアルファンヒータにより加熱される部屋 の空気の流れを示す概略立面図である。 図９は図１の室内用デュアルファンヒータにより加熱されている部屋の温度分 布を示す概略立面図である。 発明を実施するための最良形態および産業上の利用性 次に、幾つかの図面において同様参照番号は同様要素を示す図面を参照して説 明すると、図１は本発明による室内用デュアルファンヒータ１０の第１形態の立 面を示す。 図２の概略断面立面図に示されたように、室内用デュアルファンヒータ１０は 従来法により加熱されるべき閉鎖空間の天井１４に固定された電気ボックス１２ へ取付けられている。オーバーヘッドライト用として天井１４の中心近くに位置 決めされた既存の電気ボックス１２が使用できる。電気ボックス１２はボックス カバー１６を含み、ボックスカバー１６には従来照明取付ロッド１８が固定され 、このロッドには室内用デュアルファンヒータ１０が固定される。 室内用デュアルファンヒータ１０は天井ファン組立体２０およびヒータ組立体 ３０を含む。天井ファン組立体２０は、説明の明瞭化のために図１および２にお いて２個のみが示された、典型的には４個から６個の複数ファンブレード２４が 懸垂される従来低速電動モータ２３を封入する中央モータハウジング２２を含む 。各ブレード２４は天井ファン用モータハウジング２２の外観に適した輝きまた はアンティークな金属的外観を有するように仕上げられる装飾的金属軸２５を含 んでよい。各軸２５は対応する木製パドル２６を天井ファン用モータロータ（図 示せず）へ取付ける。 本発明の１形態において、天井ファン組立体２０は現存の既に取付けらている 照明器具を受けるタイプの天井ファンで構成される。このタイプの天井ファンに おいて、照明器具用の取付けロッド２８ および電力コネクタ２９（図４）は天井ファンの製造業者により準備される。取 付けロッド２８および電力コネクタ２９は天井ファンの製造業者によって小さい ドラム状ハウジング２１の内側に取付けられ、かつファンブレード２４の下で天 井ファンの中心において小さいカバー（図示せず）により被覆される。このカバ ーは取付けロッド２８および電力コネクタ２９への接近のために容易に除去でき る。本発明のこの形態において、ヒータ組立体３０は消費者または電気屋により 用意され設置される。本発明の他の形態において、室内用デュアルファンヒータ １０は完全ユニットとして、または製造業者により少なくとも部分的に組立てら れて供給される。 図１および図３の部分分解斜視図に最良に示されたように、ヒータ組立体３０ は、好適には金属製の天井ファン用モータハウジング２２およびファンブレード ２４の装飾的軸２５に適合するように仕上げられた概ね円筒の中心本体５０を有 する概ねドラム状のハウジング３２を含む。本体５０は、空気出口手段もしくは 出口部６０を取付けるために、上面が開放し下面で内側に湾曲して狭い環状面も しくはフランジ５２を形成している。好適には、図２および６に最良に示された ように、選択的ランプもしくは照明セット１００，１０１を取付けるために、１ セットの半径方向に対称的に配置された楕円形孔５４が形成されている。ハウジ ング３２は、また、ヒータ組立体３０用の空気入口手段もしくは取入れ口を提供 する複数の概ね台形の空気入口孔３６（図３に最良に示されている）が形成され た概ね円錐形のカバー３４を含む。カバー３４は概ね円筒形の上部３８、切頭円 錐形部の形態の中心部４０、および概ね円筒形の下スカート部４２を含む。 図２に示されたように、着脱自在のダストフィルタ３３がヒータ組立体３０へ 侵入する空気流から粒子物を濾過するためにカバー３ ４の上面に当接している。ダストフィルタ３３は好適には３個の概ね三角形部３ １から形成され、その各々が一対の側部を有し、その側部が連結されてダストフ ィルタ３３を形成するように構成されている。この各側部は不織布もしくは発泡 フォーム型フィルタ材料を結合した可撓性プラスチック枠から成る。 図６および７に最良に示されたように、ヒータ組立体３０の天井ファン組立体 ２０上への設置を促進するために、カバー３４は本体５０に形成された内方へ向 う突起５６を受けるために対応する内方へ向かう複数の溝４４を有する。各溝４ ４はそれぞれの溝４４の上端部の近傍でカバー３４の１側上に形成された対応す る切欠き部４５を有する。各切欠き部４５は第１部４７および第２部４８を有す る下壁４６を有し、下壁４６は第２部４８に対して第１部４７内で僅かに上昇し ている。カバー３４のスカート部４２の内側は本体５０の上端部を受ける寸法に なっている。 ヒータ組立体３０を取付ける場合、第１にカバー３４を照明器具取付けロッド ２８上に設置し、従来取付けナットにより固定する。次に、電気的接続をヒータ 組立体３０上に設けられたコネクタ６９（図４）を照明器具用として天井ファン の製造業者により用意された対応する電気コネクタ２９へ差し込むことにより行 う。この点で、本体５０を含むヒータ組立体３０の残部をカバー３４へ滑り込ま せて本体５０に形成された突起５６をカバー３４に形成されたそれぞれの溝４４ と合致させる。次に、本体５０を回転させて突起５６をそれぞれの切欠き部４５ へ滑り込ませる。この回転は切欠き部４５の側幅が許す範囲で突起５６が切欠き 部４５の側方向へ移動するまで続ける。本体５０の回転に従って突起５６は最初 に第１部４７上へ移動し、次に切欠き部４５の下壁４６の第２部上へ移動する。 そこで、本体５０は設置者から解放され、突起５６の下縁部を切欠 き部４５の下壁４６上へ当接させ、そのようにして本体５０を含むヒータ組立体 ３０の下部をカバー３４へ係止する。下壁４６の第１部４７は第２部４８に対し て僅かに上昇しているので、本体５０の溝４４方向への偶発的回転は阻止もしく は妨害される。 本体５を含むヒータ組立体の残部を取付け時に完全に回転させるために、複数 の整合孔４３がカバー３４の下部もしくはスカート部４２内に形成されている。 カバー３４内の整合孔４３の各々は突起５６近傍で本体５０内に形成された対応 する複数の整合孔５８の各々と一致する。設置者はこの点で少なくとも１セット のねじ５９を使用してカバー３４と本体５０をねじ止めする。これは、本体５０ がカバー３４内に適正に位置決めされた場合にのみ可能である。 図３に最良に示されたように、出口部６０は複数の空気出口孔６４を有しかつ 好適には艶消し黒等の目立たない色で仕上げられる金属製の中央スクリーンもし くはグリル６２で構成される。スクリーン６２は、複数のタブ６６により、好適 には耐熱性熱硬化性プラスチック材料等の耐熱材料により形成される環状取付け リング６８へ固定される。取付けリング６８は、順次、本体５０の下部に形成さ れたフランジ５２へ固定される。 ヒータ組立体３０は、また、ヒータファン７０および加熱部８０および連結さ れる制御回路機構（図４）を含む。加熱部８０は出口部６０の直上でハウジング ３２内に位置決めされる。図２に示されたように、ヒータファン７０はファンモ ータ７２および複数のブレード７４を含みかつ加熱部８０の直上に位置決めされ る。好適には、ヒータファン７０は約２５００ｒｍｐ等の比較的低速で運転され るファンノイズを最小限にする高品質ボールベアリング式ファンである。ファン モータ７２の速度は好適には後述のごとく制御され、 加熱部８０を通って所望速度の空気流を送る。加熱部８０は好適には少なくとも １つのＰＴＣタイプの抵抗加熱要素８２を含む。図３に示されたようにこの好適 な形態において、ＰＴＣ要素８２は１セットの平行シートに配置された複数の概 ね矩形のセラミック半導体ＰＴＣユニット８１（図３に図示）から成り、その平 行シート間に延びる熱消散アルミニウユムフィン８３（０'フィンタイプ』要素 ）を有し、かつこのＰＴＣ要素８２はファン７０により推進される空気をフィン ８３へ容易に通過させるために耐熱性プラスチック材料により形成された一対の 要素ホルダ８４間に位置決めされる。選択的に、半導体の固体マスから形成され 複数の空気通路が形成されたディスクタイプ（『ディスクタイプ』要素）等の他 のタイプのＰＴＣ要素が使用できる。他のタイプの耐熱要素が使用できるが、Ｐ ＴＣタイプ要素との比較で望ましくなく、ＰＴＣ要素は潜在的自己規制温度特性 （温度の上昇につれて電気抵抗が増大する）を有すると考えられている。 図８の矢印により略図されたように、運転時にヒータ組立体３０内側のヒータ ファン７０（図２）が部屋の空気をハウジング３２のカバー３４内のダストフィ ルタ３３および空気入口孔３６から下へ引き込む。室内空気はＰＴＣ加熱要素８ ２の熱伝達フィン８３（図３）上に吹き付けられ、出口部６０から直下へ送られ 、加熱空気を送出する。室内空気が温まる（例えば約５０゜セ氏）ので、上昇し 始める（図８）。ただし、空気が上昇するときに、その空気は回転する天井ファ ンブレード２４から真下へ流れる空気流と遭遇し、それと混ざる。運転時の室内 用デュアルファンヒータにより、室温分布はヒータ下の温度が部屋の壁近くより も相当に高くなることが認知されている。 本発明の室内用デュアルファンヒータにより加熱される閉鎖空間 における周囲温度分布の略図は図９に示されている。横または水平温度分布Ｈの 略図で示されたように（ここでは固定高さ、床から約３フィート（約91.44cm） での温度が部屋の中心からの距離の関数としてグラフされている）室温は室壁近 傍で最少になる傾向があり、冷たい外壁に対して熱損失を最小限にし、かつ部屋 の中心に向かって最高になり、部屋の占有者は最適に時を過ごす。同様に、垂直 温度分布Ｖの略図で示されたように（ここで部屋の中心の温度が高さの関数とし てグラフされている）、温度は中央へ向かって最高になり、部屋の占有者に最も 評価されるであろう。 図５の部分断面立面図に示された本発明の第２形態において、出口部６０は変 更されていて概ね円錐形環状キャビティ６１を有するので、加熱された空気は天 井ファンブレード２４により下方へ向かう空気流へ向けて矢印により示されたよ うに外方かつ下方へ誘導される。これは、更に迅速加熱を可能にすると考えられ る。 好適には、図４の概略回路図に示されたように、加熱要素８２は回転スイッチ ９０から動力源へ並列に接続された第１部８５および第２部８６から成る。回転 スイッチ９０は動力源へ２つの隣接極を同時に接続でき、かつ（１）オフ、（２ ）ハーフパワー、（３）フルパワー、（４）ハーフパワーのシーケンス制御でき る。ファン７０は加熱要素８２へ動力が供給されないときでも連続的に作動する ように接続される。ファン速度は、電流が加熱要素８２の第１部８５または第２ 部の一方のみへ供給されるときよりも、電流がその両方へ供給されるときにより 高くなるようにトライアック７６により制御される。ファンの速度上昇は出口部 ６０の運転温度を低下させかつ加熱要素８２から熱が伝達される速度を上昇させ る。 発光ダイオード９４，９６は空気出口部６０の環状取付けリング６８に取付け られるのでヒータ組立体３０下から見ることができる 。これらのＬＥＤ９４，９６がそれぞれＰＴＣ要素部８５，８６に並列接続され るのでそれぞれのＬＥＤはそれぞれのＰＴＣ要素部８５，８６へ供給されるとき に『オン』状態になる。回転スイッチ９０は要素ホルダ８４の１側上に固定され たブラケット９１により取付けられかつ環状取付けリング６８内に形成された孔 を通る後述のごとく作動する制御コードまたはチエーン６３により作動する。こ のように、ヒータ組立体３０の加熱速度は回転スイッチ９０のオペレータによる 操作により制御されもしくは変化し、電流による加熱得度はＬＥＤ９４，９６に より表示される。選択的に、加熱速度を制御するために壁面設置制御または遠隔 制御紫外線型装置等によりリモートコントロール装置を使用できる。 第２回転スイッチ１０２は照明器具１００，１０１を制御するために設けられ 、回転スイッチ１０２は次のシーケンス制御により２つの隣接極を動力源へ同時 に接続できる。（１）オフ、（２）第１ランプ対、（３）第１および第２ランプ 対、（４）第２ランプ対のみ。第２回転スイッチ１０２は第２ブラケット１０３ によりＰＴＣ要素ホルダ８２へ取付けられかつ第２チエーンもしくはコード１０ ４により作動し、第２コードはヒータ組立体３０下からオペレータによるランプ １００，１０１の制御を可能にする環状取付けリング６８内に形成された第２孔 を通る。 所望によりサーモスタッド制御が可能であるが、ヒータ組立体３０はバイメタ ルタイプの温度制限制御装置１１０を有する。更に、ヒータ組立体３０は、１極 がバイメタルの、リレイタイプのコンタクトヘ並列に巻かれた小片ＰＴＣ材を含 むタイプの安全スイッチ１２０を装備する。ヒータ組立体３０の温度が所定限界 を越える場合、そのコンタクトが開放し、少量の電流がその小ＰＴＣ要素へ流れ 、バイメタル極を温め、そのようにして目的を達成してオペレータ により動力が遮断されれかつ安全スイッチが冷えるまでコンタクトを開放維持す る。 添付請求の範囲に記載された本発明の範囲および精神の範囲において種々の変 更が本発明の装置の実施形態の詳細について可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ａ）複数の半径方向に延在するファンブレード、および室内の空気を循環 させるための低速回転で運転できる天井ファンモータから成る天井ファン組立体 、および ｂ）少なくとも１つの抵抗電気加熱要素、複数のファンブレードを含むヒータ ファン組立体、および加熱された空気流を送るための前記少なくとも１つの加熱 要素上へ空気流を誘導するモータから成るヒータ組立体を含む室内用デュアルフ ァンヒータ。 ２．前記少なくとも１つの抵抗電気加熱要素はＰＴＣタイプの要素から成る請 求項１の室内用デュアルファンヒータ。 ３．前記ヒータ組立体は空気入口手段および空気出口手段を含むハウジングを 更に含み、前記ヒータ組立体は前記天井ファンブレード下に取付けられている請 求項１の室内用デュアルファンヒータ。 ４．前記ヒータ組立体は周囲温度に応答する温度制御手段を更に含む請求項２ の室内用デュアルファンヒータ。 ５．前記ヒータ組立体は本ヒータのオペレータに応答する加熱速度制御手段を 更に含む請求項２の室内用デュアルファンヒータ。 ６．前記ヒータ組立体は複数の抵抗加熱要素から成り、かつ前記加熱速度制御 手段は（ａ）電流を供給する加熱要素数の変化を含み、かつ（ｂ）前記ヒータフ ァンの速度を制御する手段を含む請求項５の室内用デュアルファンヒータ。 ７．前記加熱された空気流は前記ヒータ組立体から下方へ誘導される請求項１ の室内用デュアルファンヒータ。 ８．回転する前記天井ファンブレードはそのブレード下で空気流を概ね下方へ 誘導し、かつその下方へ誘導される空気流へ加熱された空気流を誘導する手段を 含む請求項１の室内用デュアルファンヒ ータ。 ９．前記少なくとも１つの抵抗加熱要素上へ誘導される空気流を予備濾過する 手段を更に含む請求項２の室内用デュアルファンヒータ。 １０．少なくとも１つの照明要素を更に含む請求項１の室内用デュアルファン ヒータ。 １１．室内用デュアルファンヒータを構成するための天井ファン上に取付ける ことのできるヒータ組立体であって、 少なくとも１つの抵抗電気加熱要素、 複数のファンブレード、および加熱された空気流を送るための前記少なくとも １つの抵抗加熱要素上へ空気流を誘導するモータを含むヒータファン組立体、お よび 前記天井ファン上へ前記ヒータファン組立体を取付ける手段から成るヒータ組 立体。 １２．前記少なくとも１つの抵抗電気加熱要素はＰＴＣタイプの要素から成る 請求項１１のヒータ組立体。 １３．空気入口手段および空気出口手段を含むハウジングを更に含み、本ヒー タ組立体は前記天井ファン下に取付けられる請求項１１のヒータ組立体。 １４．周囲温度に応答する温度制御手段を更に含む請求項１１のヒータ組立体 。 １５．ヒータのオペレータに応答する加熱速度制御手段を更に含む請求項１１ のヒータ組立体。 １６．本ヒータ組立体は複数の抵抗加熱要素から成り、かつ前記加熱速度制御 手段は（ａ）電流を供給する加熱要素数を変化させ、かつ（ｂ）ヒータファンの 速度を制御する手段から成る請求項１５のヒータ組立体。 １７．加熱された空気流が本ヒータ組立体から下方へ誘導される請求項１１の ヒータ組立体。 １８．前記天井ファンはブレードを有し、前記ブレードはそのブレード下で空 気流を概ね下方へ誘導する、かつ前記概ね下方へ誘導される空気流へ加熱された 空気流を誘導する手段を更に含む請求項１１のヒータ組立体。 １９．前記少なくとも１つの抵抗加熱要素上へ誘導される空気流を予備濾過す る手段を更に含む請求項１２のヒータ組立体。 ２０．少なくとも１つの照明要素を更に含む請求項１１のヒータ組立体。