JP2000502851A - 情報ラベル付けおよび制御のための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 情報のラベル付けおよび制御を行う方法および装置は、プログラム信号のオーディオ、ビデオ、およびデータ内容を連続的に分離して識別する内容ラベルとプログラム信号とを結合させる手段を備えた中央ステーション10の装置とユーザにアクセス可能なプログラム材料を識別するローカル内容ラベルを発生する手段を備えた視聴者ステーション20の装置とを備えている。２つのラベルを比較することによって視聴者ステーション20の装置は送信されて受信されたプログラム信号、或いはビデオテープ、オーディオテープ、ＣＤ、コンピュータディスク、光記憶媒体およびビデオカートリッジのような種々のメディアの再生のために記憶されているプログラム信号の排除すべき部分を阻止し、或いは別のオーディオ、ビデオ、またはデータで置換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 情報ラベル付けおよび制御のための方法および装置 ［発明の背景］ 本発明は、一般的に情報の処理に関するものであり、特に、ユーザが情報の内 容に基づいて情報へのアクセスを制御することのできる情報ラベル付けおよび制 御のためのシステムおよび方法に関する。 通信産業の急激な成長は社会的に大きい変化をもたらしている。テレビジョン ネットワーク、ホームビデオ、コンピュータおよび通信ネットワークを介して無 数の情報ソースに瞬間的にアクセスすることによって社会的、哲学的、倫理的、 法律的、技術的および競争的出版が増加している。例えば公衆に容易に利用可能 な多数のＴＶプログラムが多くの視聴者のよって彼等またはその子供に有害であ り、或いは不快であると考えられている。これはまた公共コンピュータネットワ ークで利用できるある種の情報についても当てはまることである。情報提供者は その制作物を配布する大きい自由度があることを好んでいるが、そのような情報 を受信するユーザの保護手段はその情報をオフにするか、オンにしない権利があ るだけである。そのような利用できる多量の広範囲の種々のプログラムおよび情 報によって、これらの選択は最初に出現したときよりも非常に困難になっている 。これらの簡単な選択は単なる可能な選択手段ではなく、情報の利用者が決定を 通報できないかぎり許容可能な代替手段ではない。 使用前に制作物の性質および内容をユーザが理解できるようにラベル付けがし ばしば与えられる。例えば食物および煙草は製品を必要としない選択情報を与え るためにラベルが付される。医薬はラベルが付されるだけでなく、しばしば子供 に見せないキャップを設けられる。これは両親が通知された決定を行い、子供に よる許可されない使用を親が阻止する手段を提供する。 最近まで一般公衆に利用できる情報はユーザに大きい脅威を与えない。例えば 、テレビジョンネットワークを通じて有害な、或いは排除すべき情報にアクセス することは最近まで比較的制限されていた。しかしながら、通信産業の急速な成 長により、潜在的な、有害な、或いは排除すべき情報が一層広範囲で入手可能に なっている。 食物および医薬産業と異なって、通信産業では一つには言論の自由のポリシー によってその製品にラベルを付けたりアクセスを制限する幾つかの手段が行われ ているに過ぎない。しかしながら、そのような方法は米国特許第４５２８５２９ 号明細書（発明の名称“Method and System for Subscription Television Bill ing and Access”）に記載されている。このシステムでは送信されたテレビジョ ンプログラム信号はプログラムが格付けされたカテゴリーを識別するコードを含 んでいる。家庭のテレビジョンシステムは家庭で聴視するプログラムの許容可能 な格付けを定めたパラメータをユーザが設定することができるようにされている 。２つの設定の比較に基づいて、システムはプログラムにアクセスすることを拒 否するか、或いは許可する。 上記のシステムは排除すべき材料を含むテレビジョンプログラムにアクセスす ることを制限する１つの方法を提供するが、ユーザの情報に対するアクセスにつ いての制御を強化する多数の他の方法が可能である。 ［発明の概要］ それ故、本発明の目的は、ユーザが内容に基づいて情報に対するアクセスを制 御することができる情報のラベル付けおよび制御のための方法および装置を提供 することである。 本発明の別の目的は、ユーザがプログラム、フィルケ、ファイル、ＣＤ−ＲＯ Ｍ、ワールドワイドウエブ（“ＷＷＷ”）ページ等のユーザにとって排除すべき 、或いは望ましくない部分に対するアクセスを避けることができ、また両親の場 合には子供のその情報に対するアクセスを阻止することができるようにする情報 のラベル付けおよび制御のための方法および装置を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、オーディオ、ビデオおよびデータ信号を別々に、 および連続してラベル付けおよび制御するのための方法および装置を提供するこ とである。 本発明の１実施形態によれば、テレビジョンプログラムのオーディオおよびビ デオは独立に評価され、それぞれに対して別々の内容の格付けが与えられる。内 容の格付けラベルはプログラムの変化する内容を反映してダイナミックに変化す ることができる。ユーザ位置における制御機構はユーザの設定と送信された内容 の格付けラベルとを連続的に比較し、送信された内容の格付けラベルがユーザに よる限界設定を越える場合には常にオーディオ、またはビデオを阻止する。 本発明のさらに別の目的は、置換プログラム信号がプログラムの排除すべき、 或いは望ましくない部分の代りにユーザに提供されるように情報のラベル付けお よび制御を行う方法および装置を提供することである。 本発明の例示的な情報のラベル付けおよび制御を行う装置は、プログラム信号 およびプログラム情報ラベルを受信する第１の手段と、プログラム情報ラベルに 関係するローカル情報ラベルを発生する第２の手段と、プログラム情報ラベルお よびローカル情報ラベルに基づいたプログラム信号の一部分を阻止する第３の手 段とを具備している。この装置はまたプログラム情報ラベルを発生する手段およ び正規のプログラム信号が阻止されたとき置換プログラム信号を提供する手段を 具備することができる。 本発明の例示的な情報のラベル付けおよび制御を行う方法は、プログラム信号 を含む複数の情報ユニットを受信し、情報ユニットの１つの内容にそれぞれ関係 している複数のプログラム情報ラベルを受信し、プログラム信号の内容に関係し ているローカル情報ラベルを発生し、プログラム情報ラベルおよびローカル情報 ラベルに基づいて情報ユニットに対するアクセスを許可または拒否するステップ を有することを特徴とする。 したがって、本発明は情報生成者およびユーザに対して幾つかの利点を提供す る。連続的に、ダイナミックに、電子的にプログラムをラベル付けし、ユーザに 対して彼等の要求を入力する手段を提供することによって、ユーザは知らされた 選択を行うことが可能になり、情報生成者および配布者は顧客が希望するものを 提供する機会を増加することができ、社会は選択の自由を維持し、知らされた決 定を支援することができる。 本発明は、、プログラム信号が、例えば、放送、ケーブル、または衛星テレビ ジョンシステムで、また家庭のビデオカセット、コンパクトディスク、ビデオデ ィスク、オーディオテープ、コンピュータディスク、ビデオゲームカートリッジ 、電子書籍、インターネットワールドワイドウエブページ、コンピュータネット ワーク、およびその他のマルチメディアおよび通信システムによりユーザに提供 さ れる任意の環境で実施することができる。本発明によるシステムおよび方法は新 しいシステムに組込まれ、または既存のシステムに統合され、或いは外部の独立 した装置によって構成されることができる。 ［図面の簡単な説明］ 本発明のこれらおよびその他の目的、特徴および効果は、添付図面と共に以下 の詳細な説明を参照することによって容易に理解されるであろう。 図１は、情報のラベル付けおよび制御を行う例示的装置のブロック図である。 図２は、本発明の例示的な実施形態にしたがった図１の中央ステーション装置 のブロック図である。 図３は、送信されたラベルＴＩＬに対する例示的な情報フォーマットを示す図 である。 図４は、図１のシステム中で使用されるプログラムラベルを有するプログラム 信号のビデオ部分の例示的形態を示す信号の波形図である。 図５は、図１に示された視聴者ステーション装置の例示的なアナログ形態のブ ロック図である。 図６は、図１に示された視聴者ステーション装置の例示的なデジタル形態のブ ロック図である。 図７は、図１に示された視聴者制御装置の例示的な実施形態のブロック図であ る。 図８は、図１に示されたラベル翻訳装置の例示的な実施形態のブロック図であ る。 図９は、図１に示されたアクセス制御装置の例示的なアナログ形態のブロック 図である。 図１０は、図１に示されたアクセス制御装置の例示的なデジタル形態のブロッ ク図である。 図１１は、図９および図１０に示されたフレーム記憶装置の例示的な実施形態 のブロック図である。 図１２は、アナログ環境における置換オーディオ信号の送信方法の説明図であ る。 図１３は、置換オーディオ信号の送信のための例示的な装置のブロック図であ る。 図１４は、プログラムビデオ流ＡおよびＢに対して置換信号を提供する置換ビ デオ流を示す説明図である。 ［実施例］ 図１を参照して、テレビの視聴に適合された例示的な情報ラベル付けおよび制 御装置が説明される。本発明のアプリケーションはテレビジョンシステムには限 定されておらず、情報をユーザに分配する任意の通信のシステムに適用されるこ とが理解されなければならない。テレビジョンの実施形態の一例において、装置 は各視聴者ステーションの視聴者ステーション装置20にプログラム信号を供給す る中央ステーション装置10を備えている。後に詳細に説明されるように、プログ ラム信号はオーディオおよびビデオ信号ならびに種々の同期信号およびラベルを 含んでいる。オーディオおよびビデオ信号はテレビジョンカメラ装置等の通常の ソースから発生できる。プログラム信号は通常の放送あるいはケーブル技術のい ずれかによって視聴者に提供され、適切な通常の送信機を使用して送信できる。 プログラム信号はスクランブル（例えば暗号化）、あるいは非スクランブル（普 通）のいずれかにすることができ、ＮＴＳＣ，ＰＡＬ，ＳＥＣＡＭ形式等のアナ ログ信号、あるいはデジタル信号であってよい。 図１に示されているように、中央ステーション装置10は、プログラム信号を発 生あるいは受信し、種々の同期信号およびラベルを発生するためのプログラムラ ベル付けステーション30と、ラベルが発生され、プログラム信号と結合された後 にプログラム信号を記憶するための記憶装置40と、プログラム信号を視聴者ステ ーション装置20に送信するための変調器および送信機50とを含んでいる。視聴者 ステーション装置20は、プログラム信号を受信するためのチューナ60あるいはプ ログラム選択装置70と、受信されたプログラム信号を復調およびデコードする復 調器80および／またはデコーダ90と、種々のローカルラベルを発生することによ って視聴者が受信されたプログラム信号へのアクセスを制御できるようにする視 聴制御装置100 と、ローカルに発生され送信されたラベルを評価および比較する ラベル解釈装置110 と、プログラム信号へのアクセスを制御するアクセス制御装 置120 と、ＴＶアンテナ入力への送信の前にアクセス制御されたプログラム信 号を適切な搬送波周波数に変調するための変調装置130 とを含んでいる。 図１においては変調器／送信機50によってプログラム信号およびラベルが視聴 者ステーション装置20に送信されるシステムが示されているが、本発明はプログ ラム信号をラベルと結合し、結合された信号をコンパクトディスク、ビデオディ スク、コンピュータディスク、オーディオテープ、ビデオテープあるいはビデオ ゲームカートリッジ等のローカル記憶装置上に記憶するように中央ステーション が機能するシステムにおいても使用されることは当業者によって認識される。そ のようなシステムにおいて、ユーザは、中央ステーション装置10の変調器の送信 機50からというよりもむしろローカル記憶装置からプログラム信号およびラベル を受信する。 中央ステーション装置10が図２において詳細に示されている。図示されている ように、例示的なプログラムラベル付けステーション30は、オーディオおよびビ デオプログラム信号の任意の一般的な発生装置であってよいプログラム材料ソー ス140 を含んでいる。例えば、プログラム信号の排除すべきあるいは不所望な部 分の間に代りの信号を供給する等のために、置換オーディオあるいはビデオプロ グラム信号を発生するように置換ソース発生装置150 が含まれていてもよい。 情報ラベル発生装置170 を含んでいるラベル編集装置160 は、プログラム信号 をラベル付けするための種々のラベルあるいはコードを生成するために設けられ ている。ラベル編集装置160 は、プログラム材料ソース140 から伝送ライン185 を通して受信されたプログラム信号を視聴／編集装置160 に提供するビデオスク リーンおよびスピーカを備えている。視聴／編集装置160 は、プログラム信号を 視聴し、例えばプログラム信号の瞬間的な内容に従って情報ラベル発生装置170 を使用して適切なラベルを生成するようにラベル編集装置160 に指令することが できる。ラベル編集装置160 はまた、ビデオ信号の排除すべきあるいは不所望な 部分をマスキングするためにプログラム信号と共に送信されるマスクコードを発 生するマスクコード発生装置180 を具備していてもよい。文字発生装置190 は、 ラベル編集装置160 によって送られた命令信号に従って表示するために視聴者ス テーション装置20に送信される文字信号を生成するために任意選択的に設けられ てもよい。 本発明の例示的な実施形態によれば、ビデオ信号と同期された情報ラベル発生 装置170 は、プログラム信号と共に送信するために送信された情報ラベルＴＩＬ を提供する。送信された情報ラベルＴＩＬは、オーディオおよびビデオプログラ ム信号の内容を識別および特徴付けるために使用される。ＴＩＬは、例えば垂直 帰線期間において、あるいはアナログ送信における任意の別の都合のよい位置に おいてビデオ情報流に挿入される。デジタル送信において、ＴＩＬ情報は任意の 適切な位置においてコード化された情報流に挿入できる。ＴＩＬ中に含まれた情 報の量に依存して、ＴＩＬは必要であるならば例えば１以上のライン上でアナロ グあるいはデジタルビデオ流に挿入される。その代りに、ＴＩＬは多数のフレー ムに分割されることもできる。 同期装置200 は、プログラム材料ソース140 、置換ソース150 および文字発生 装置190 の状態を制御し、それによって、視聴／編集装置は、プログラム信号中 の適切な場所におけるラベルの生成を容易にするためにラベル編集装置160 を使 用してプログラム信号の例えば停止、減速、あるいは反転を制御することができ る。同期装置200 はまた、垂直帰線期間中に例えば垂直同期パルス等のビデオ信 号中の適切な同期パルスを検出し、情報ラベル発生装置170 が送信された情報ラ ベルＴＩＬをビデオ流における適切な位置に挿入できるようにするために同期パ ルスをラベル編集装置160 に供給する。 情報ラベル発生装置170 は、同期信号を同期装置200 から受信し、送信された 情報ラベルＴＩＬを例えば垂直帰線期間中に生成する。本発明がデジタル信号で 実行された場合、ＴＩＬはデジタルビデオ流の任意の適切な位置に挿入される。 ＴＩＬはビデオ信号と同じ搬送周波数あるいはチャンネル（“帯域内”）で送信 されることが好ましいが、異なるチャンネルあるいは周波数（“帯域外”）で送 信されてもよい。 図３は、同期ヘッダ210 、一般情報ラベル220 、フレーム特定情報ラベル230 および検査合計250 に対する適切な割当を含む送信された情報ラベルＴＩＬの例 示的な情報フォーマットを示している。送信された情報ラベルＴＩＬは、構造内 の各フィールドに対して指定された数のビットを有するデジタルコードであるこ とが好ましいが、本明細書において参照されている米国特許第3,824,332 号明細 書“Pay Television System”に記載されたトーンバースト技術等の任意の既知 のコード化技術が使用されてもよいことが理解される。図３に示されたＴＩＬの 実施形態は一般情報ラベル220 およびフレーム特定情報ラベル230 の両方を含ん でいるが、本発明の別の実施形態はフレーム特定情報ラベルあるいは一般情報ラ ベルのいずれかを含んでいればよく、両方を含んでいる必要はない。 同期ヘッダ210 は、ＴＩＬを復調器80中の通常のデータ受信機85と同期させる ために設けられている。一般情報ラベル220 は、プログラム信号全体に関する情 報を含んでいる。フレーム特定情報ラベル230 は、ある情報のフレームの瞬間的 内容を格付けするラベルを含んでいる。検査合計250 は、エラー検査のための通 常の１６ビットの周期的冗長検査である。 送信された情報ラベルＴＩＬ内のフィールドは、視聴者ステーション装置20に 送信されたプログラム信号をラベル付けおよび制御するための任意の所望のコー ドを含んでいる。一実施形態によると、送信された情報ラベルＴＩＬは、特定の フレーム中のオーディオおよびビデオプログラム信号の内容を格付けするオーデ ィオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルを備えているフレーム特定 情報ラベル230 を含んでいる。オーディオおよびビデオカテゴリーラベルは、そ れぞれ１以上のビットを備え、各カテゴリーラベルがプログラムの内容の幾つか のレベルあるいは値を定めることができるようにするために３以上のビットを有 していることが好ましい。従って、オーディオおよびビデオカテゴリーラベルは 、テレビジョンプログラム中のオーディオおよびビデオプログラム信号の内容の 瞬間的なラベルを提供することができる。例えば、ビデオカテゴリーラベルの値 １乃至４は、プログラム中のある特定の時点においてビデオ信号が“Ｇ”、“Ｐ Ｇ”、“Ｒ”あるいは“ＮＣ−１７”と格付けされることを表わすことができ、 それらは次のようなものである。 １：一般に公衆による視聴に適している（“Ｇ”） ２：親の指導を必要とする題材（“ＰＧ”） ３：制限されるべき題材（“Ｒ”） ４：ＮＣ−１７指定（１７歳以下禁止）題材（“ＮＣ−１７”） 視聴／編集装置は、ラベル編集装置160 を使用して、オーディオおよびビデオ 信号の瞬間的な内容を独立して識別するオーディオおよびビデオカテゴリーラベ ルを生成することができる。カテゴリーラベルは、例えば“ＰＧ−１３”等の付 加的あるいは別の値を許容するように構成することができる。 オーディオおよびビデオ信号の内容に一層特定的なラベルのために多数の追加 的なカテゴリーラベルが割当てられてもよい。表１は、一般情報ラベル220 およ びフレーム特定情報ラベル230 の両方を含む例示的な送信された情報ラベルＴＩ Ｌの構造の一例を表わしている。一般情報ラベル220 は、後に詳細に説明される ように、プログラム信号の内容全体に関する情報を含んでいる。フレーム特定情 報ラベル230 は、表１のフレーム特定情報ラベル部分に示されているように、同 期ヘッダと、個々のフレームの内容全体を格付けするフレーム格付けラベルと、 コメディ、悲劇、ニュース、恋愛物、冒険物等の特定のテーマを有するものとし てフレームを類別するフレームテーマラベルと、プログラム信号の特定のフレー ムのオーディオおよびビデオ信号の暴力的内容、性的内容、および／または不愉 快な言語の内容のレベルを個々に格付けするラベルとを含んでいる。“性的”お よび“暴力”という用語は最も広い定義で使用される。それらは全ての性的また は暴力的な行動、あるいは肉体的、感情的、心理的、知的あるいは人種的な言及 に関連している。 表２は、図１に示された構造に従って送信された情報ラベルＴＩＬの内容の一 例を示している。表２のフレーム特定情報ラベルにおいて、０／（制限なし）の フレーム格付けラベルと、そのプログラムがニュースプログラムであることを特 定するフレームテーマラベルとが示されている。ビデオの性的内容ラベルは、ビ デオ信号の性的内容の格付けＶＳ−０乃至ＶＳ−７をラベル付けするように割当 てられており（例えばＶＳ−７は最も性的なものである）、オーディオの性的内 容ラベルは、オーディオ信号の性的内容の格付けＡＳ−０乃至ＡＳ−７をラベル 付けするように割当てられている。類似したオーディオおよびビデオの暴力的内 容のラベルが与えられ、同様に不愉快な言語の内容のラベルが与えられ、プログ ラム中の会話の瞬間的な内容をＬ−０乃至Ｌ−７に格付けする。 当業者によって理解されるように、任意の別の所望されたフレーム特定情報ラ ベルがユーザのニーズに従って送信された情報ラベルＴＩＬ中に含まれてもよい 。例えば、“ハウ・トゥ”プログラムは、専門的あるいは初心者のユーザに適切 なものとして記述テキストでラベル付けされ、それによって、ユーザはプログラ ムの洗練さのレベルについて知らされ、それを制御することができる。子供に値 を教えるプログラムは、親が自分の子供達にその拠り所として欲しい値を制御お よび育成できるように値が促進されるものとして記述テキストでラベル付けされ る。プログラム信号がデータ信号を含んでいる本発明の別の実施形態において、 ＴＩＬはデータの内容を特徴付けるためにデータカテゴリーラベルを含んでいて もよい。 表１および表２はまた、ＴＩＬ中のフレーム特定情報ラベルを示しており、そ れは、入来する信号をどのように処理するかに関して視聴者ステーション装置20 中のアクセス制御装置120 に命令するための種々のコードを含んでいるオーディ オおよびビデオアクセス処理命令を含んでいることが好ましい。例えば、オーデ ィオおよびビデオアクセス処理命令は、ビデオカテゴリーラベルあるいはオーデ ィオカテゴリーラベルがユーザの要求よりも大きいときにビデオ信号の所定の部 分をマスクするか、あるいはオーディオ信号の所定の部分を“ブリープアウト” する（すなわち、ピーというような高音を出す）ようにアクセス制御装置120 に 指令する。表１および表２に示されているように、オーディオおよびビデオアク セス処理命令は、ビデオパラメータを有する命令コードビデオであるビデオ“操 作符号”ならびにオーディオパラメータを有するオーディオ操作符号を含んでい る。ビデオ操作符号は、例えば、ビデオ信号が好ましくないものであるときにビ デオフレームの所定の部分をマスクするために視聴者ステーション装置20中のア クセス制御装置120 を指令する適切なコード等を含んでいる。ビデオパラメータ は、特定のフレームに対するマスクの形状および座標を提供する。オーディオ操 作符号は、オーディオ信号が許容できないものであるときに所定の時間オーディ オ信号を“ブリープアウト”するように視聴者ステーション装置20中のアクセス 制御装置120 に指示するコードを含んでいる。オーディオパラメータは、代りの “ブリープ”信号の開始点および終了点を提供する。ビデオ操作符号の別の例と して、次のものが挙げられる。 以下、送信された情報ラベルＴＩＬの一般情報ラベル220 が説明される。表１ および表２の一般情報部分に示されているように、例示的な一般情報ラベル220 は、同期ヘッダと、プログラムの名称（例えば“今晩のニュース”等）を含むテ キストフィールドを備えているネームラベルと、プログラムを特有に識別するた めのプログラムＩＤラベルと、情報あるいはプログラムの格付け全体を含んでい る格付けラベル（例えば“ＰＧ”等）と、ニュース、コメディ、悲劇等といった 情報あるいはプログラム全体のテーマを説明するテキスト領域を備えているテー マラベルと、プログラム信号と共に記述テキストを送信するために使用されるテ キストラベルと、格付けプロファイルラベルとを含んでいる。当業者によって理 解されるように、上述の多数のラベルがフレーム特定情報ラベル230 および一般 情報ラベル220 の両方において使用される。 格付けプロファイルラベルは、特定のプログラムを見るかどうかを決定する際 にユーザを補助するように与えられる。表１および表２に示されているように、 格付けプロファイルラベルは、プログラム信号が異なるレベルの性的材料、暴力 的材料、あるいは不愉快な言語を含んでいる時間のプログラムにおける割合に関 連したデータを含んでいる。このデータは、例えば、各カテゴリー（例えば、オ ーディオの暴力内容、ビデオの暴力内容、オーディオの性的内容、ビデオの性的 内容、不愉快な言語等）に対するフレーム特定情報ラベルが各レベル（例えばレ ベル０乃至４）に格付けされる時間のプログラムにおける時間の量を合計するこ とによって得られる。格付けプロファイルラベルは、例えばプログラムの２５パ ーセントに対して、オーディオ信号は不愉快な言語に関してレベル２に格付けさ れ、プログラムの２０パーセントに対して、ビデオ信号は性的内容に関してレベ ル３に格付けされることを示すデータを含む。 格付けプロファイルラベルはまた、オーディオとビデオとを区別せずにプログ ラム信号全体の内容を特徴付けるデータを含んでいてもよい。表１および表２に 示されているように、格付けプロファイルラベルはプログラム信号（例えば、オ ーディオ信号、ビデオ信号のどちらか、あるいはその両方）全体が各カテゴリー （例えば、性的内容、暴力内容、不愉快な言語等）に対して各レベル（例えば０ 乃至４）に格付けされる時間の割合を示してもよい。 格付けプロファイルラベルはまた、プログラム信号全体、または個々のオーデ ィオ信号あるいはビデオ信号が“Ｇ”、“ＰＧ”、“Ｒ”あるいは“ＮＣ−１７ ”等のそれぞれの通常の格付けで格付けされる時間のプログラムにおける割合に 関連したデータを含んでいてもよい。例えば、格付けプロファイルラベルは、プ ログラムの７５パーセントに対してはそのプログラムのビデオ信号は“Ｇ”に格 付けされ、プログラムの２３パーセントに対しては“ＰＧ”に、プログラムの２ パーセントに対しては“Ｒ”に、ゼロに対しては“ＮＣ−１７”に格付けされる こ とを示す。それ故、このデータは、格付けプロファイルラベルに変換される上記 “ＰＧ”に格付けされたビデオ信号の部分がブロックされた場合、そのプログラ ムを著しい中断（２％）を受けずに視聴することができるが、先に“Ｇ”と格付 けされたビデオ信号の部分がブロックされた場合、視聴者は著しい中断（２５％ ）を受ける。 視聴者ステーション装置20は、アクセス制御装置120 中に文字発生装置（図９ および図１０参照）を含み、それは格付けプロファイル中に含まれた情報の表、 ならびに所望であるならばＴＩＬ中の別の送信されたカテゴリーラベル中に含ま れた任意の情報の表を視聴者のスクリーン上に表示するために文字を生成する。 この有利な特徴によって、ユーザは送信された情報ラベルに基づいて視聴決定を 通知することができる。例えば、ユーザはプログラム中に含まれた排除すべき材 料の量ならびにプログラム信号が阻止される時間の量を評価することができる。 上述のように、送信された情報ラベルＴＩＬは、オーディオおよびビデオ信号 の内容のテキスト記述等の、プログラム信号に関連したテキストによる説明を含 む“記述テキスト”に割当てられた適切な数のビットを一般情報ラベル220 中に 含んでいる。記述テキストは、視聴者ステーション装置20における文字発生装置 によって表示され、それによって、例えばフィルム中の暴力的なシーンのテキス トによる説明、あるいはそのフィルムが所定の部分の期間中に“ＮＣ−１７”と して格付けされた理由等を表示する。そうでなければ、記述テキストは、プログ ラムの所定の部分が猥褻なビデオではなくその猥褻な言語のために“Ｒ”と格付 けされたというメッセージを含んでいる可能性もある。従って、そのような情報 によって、ユーザは最初にそのプログラムを見ずにプログラムを視聴するかどう かについての通知された決定をすることができる。 本発明の別の実施形態によると、記述テキストはまた、プログラム信号におい て示されたあるいは説明された消費者製品に関する情報を含んでいてもよい。例 えば、プログラム中に示された製品あるいはサービスのソースは、記述テキスト で送信され、視聴者のスクリーン上に表示される。この方法において、視聴者が そのプログラム中でその製品について見聞きし、それを気に入った場合、視聴者 は視聴者スクリーン上の記述テキストの表示を通してその製品をどのように購入 するかについての情報を得ることができる。視聴者が購入情報を得ることのでき る製品の例は、衣服、器具および音楽レコード等である。この実施形態によれば 、記述テキストは、電話番号、価格、あるいは視聴者が製品を購入できるように する製品あるいはサービスに関する任意の別の所望の情報を含むことができる。 記述テキストは、多数の別のタイプのテキストによる情報を送信するように適 合できる。例えば、プログラムがスポーツイベントであるとき、記述テキストは 、視聴者のスクリーン上にチームあるいは特定のプレーヤーの統計を表示するよ うに構成されてもよい。 表１の一般情報部分に示されたプログラムＩＤラベルは中央ステーション装置 10中に加えられ、本明細書において参照文献とされている米国特許第4,528,589 号明細書“Method and System for Subscription Television Billing and Acce ss”に記載されているように、料金請求の目的のためのプログラムを識別する。 プログラムＩＤラベルは、プログラムが特有に識別されるようにする任意の適切 な数のビットを有することができる。スクランブリングが実行された場合、プロ グラム信号と共に送信するために、送信された情報ラベルＴＩＬと共に中央ステ ーション装置10中のスクランブルコード発生装置によってスクランブルコードが 与えられる。プログラム信号が送信の前にスクランブルされた場合、スクランブ ルコードは、先に参照された米国特許第4,528,589 号明細書に記載されているよ うに、送信された情報ラベルＴＩＬおよびプログラムビデオ信号と結合されるこ とができる。 視聴者のスクリーン上のＴＩＬ中にラベルを表示する能力を視聴者に提供する ことの利点は、種々のタイプのプログラムをどのようにラベル付けされるかを視 聴者が学べることである。アクセス制御装置120 中の文字発生装置を使用して上 述の任意の種々のラベルを表示することができ、それによって、視聴者はプログ ラムが視聴されているときにラベルを見ることができる。この方法において、視 聴者は、“ＰＧ”または“Ｒ”等の特定のレベルに格付けされたタイプのプログ ラム題材、あるいはコメディ、または“ハウ・トゥ”プログラムのエキスパート として特徴付けられたタイプのプログラム題材に精通するようになる。オーディ オおよびビデオのアクセス処理命令は、送信されたラベルが受取られたときに視 聴者によって指令された場合に、それらを視聴者のスクリーン上に表示するよう にアクセス制御装置120 に命令する指定された数のビットを含んでいる。 再び図２を参照すると、プログラム信号、送信された情報ラベルＴＩＬおよび 任意の別のラベルならびに置換プログラム信号が信号結合器260 に供給される。 例えば、ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、あるいはＳＥＣＡＭ送信において、信号結合器260 は、プログラム信号およびラベル信号を受信し、これらの信号を通常の方法で結 合して図４に示されているような信号を生成する。図４に示されているように、 アナログビデオ信号の連続的な水平ラインは、水平な同期パルスによって通常の ように分離され、ビデオ信号の各フレームは垂直帰線あるいは垂直同期信号によ って分離されている。垂直帰線期間中、種々の等化および同期パルスが供給され 、このインターバル中に、送信された情報ラベルＴＩＬおよびその他のラベルが 送信された情報信号と結合されることが好ましい。これらのラベルは図４に示さ れたようなデジタル形式でコード化されることが好ましいが、米国特許第3,824, 332 号明細書に記載されたトーンバースト技術等の任意のよく知られたコード化 技術が使用されてもよい。従って、送信された各プログラムは、例えば垂直帰線 期間中に送信された情報ラベルＴＩＬおよび別のラベルをビデオ信号中に配置す ることによって、あるいはそれがデジタルシステムにおいて実行された場合には 、デジタルビデオ流における任意の都合のよい場所に配置することによって、識 別され、特徴付けられ、記述される。 その後、結合された信号はＶＣＲ等の記憶装置40に送信され、その記憶装置は 、ラベル編集装置160 で生成された種々のラベルおよびアクセス処理命令を含む プログラムのコピーが作られるように、結合された信号を記憶する。プログラム のコピーは、コンパクトディスク、ビデオディスク、オーディオテープ、ビデオ テープ、ビデオゲームカートリッジ等の通常の媒体に記憶でき、ユーザに分配さ れる。テレビジョンシステムにおいて、結合された信号は、例えば放送あるいは ケーブルによる送信のいずれかのために、適切な搬送波上で変調するように変調 器あるいは送信機50に与えられる。 中央ステーション装置10によって送信されたプログラム信号ならびに任意の置 換プログラム信号は、チューナ60によって受信されるか、あるいは、デジタル送 信の場合には視聴者ステーション装置20におけるチューナを含むプログラム選択 装置70によって受信される。図５および図６はそれぞれ、例示的なアナログ視聴 者ステーション装置22およびデジタル視聴者ステーション装置24を示している。 アナログ視聴者ステーション装置22において、所望のチャンネル周波数に同調す るために通常のチューナ50が設けられており、一方、デジタル視聴者ステーショ ン24もまたプログラム選択装置60を含んでおり、１以上のチャンネルが単一の周 波数で受信される。視聴制御装置100 は、視聴者が視聴のために所望のプログラ ム信号を選択できるようにするために設けられている。チューナ50あるいはプロ グラム選択装置60の制御、従って特定の搬送周波数あるいはプログラムの選択は 、遠隔制御装置あるいは視聴制御装置100 上の制御ノブによって通常の方法で行 われる。 その後、適切な受信された信号は、チューナ50あるいはプログラム選択装置60 によってアナログ視聴者ステーション装置22中の通常の復調器80に供給されるか 、あるいは、デジタル視聴者ステーション装置24中の通常の復調器80およびデコ ーダ90に供給される。デジタル視聴者ステーション装置の復調器80／デコーダ90 は、プログラム信号を復調およびデコードし、それによってデジタルのオーディ オ信号、デジタル置換オーディオ信号、デジタルビデオ信号およびデジタル置換 ビデオ信号をデジタルアクセス制御装置124 に供給する。アナログ視聴者ステー ション装置22の復調器80はプログラム信号を復調し、それによってアナログ信号 をアナログアクセス制御装置122 に供給する。 ビデオ信号はまた、ビデオ情報に加えて、送信された情報ラベルＴＩＬおよび 別のラベルを含んでいる。送信されたラベルは、復調器によってラベル解釈装置 110 に送られる。ラベル解釈装置110 は、受信されたビデオ信号中の情報ラベル ＴＩＬならびに適切であればスクランブルコード等の他のコードを検出する。 視聴制御装置100 はまた、どのプログラムを選択するかに関してチューナ50あ るいはチャンネル選択装置60に指令する信号を提供することに加えて、図７に示 されているようなローカル情報ラベル発生装置270 を含み、選択されたプログラ ム信号に対するアクセスを制御するためにローカル情報ラベルＬＩＬを生成する 。 ローカル情報ラベルＬＩＬは、図３に示された送信された情報ラベルＴＩＬにお ける送信されたカテゴリーラベルの形式に類似していることが好ましいローカル カテゴリーラベルを含んでいる。例えば、ローカル情報ラベルＬＩＬは、ＴＩＬ 中のオーディオおよびビデオカテゴリーラベルに類似したオーディオカテゴリー ラベルおよびビデオカテゴリーラベルを含んでいる。あるいは、ＬＩＬは、ＴＩ Ｌのビデオの暴力的内容のラベルに類似したビデオの暴力的内容のラベルを含ん でいる。ローカルカテゴリーラベルはユーザによって設定され、受信されたプロ グラム信号に対するアクセスのタイプおよび程度を定めることができる。 送信されたカテゴリーラベルを使用すると、１，２，３および４等の異なる値 のローカルカテゴリーラベルによって、“Ｇ”、“ＰＧ”、“Ｒ”および“ＮＣ −１７”等のプログラムのオーディオおよびビデオ部分の内容の分類を表わすこ とができる。ＴＩＬ中の送信されたカテゴリーラベルを使用すると、オーディオ の暴力内容、オーディオの性的内容、ビデオの暴力内容、ビデオの性的内容およ び不愉快な言語等に対する付加的なローカルカテゴリーラベルをＬＩＬ中に含む ことができる。許容可能なタイプのストーリー、許容可能な値、許容可能なデー タあるいは任意の別の所望のカテゴリーを特定するローカルカテゴリーラベルが 生成され、個々に独立に設定できる。従って、性的内容のプログラム材料ではな く、暴力内容を好ましくないものであると考えているユーザは、ローカルのオー ディオおよびビデオの暴力内容のカテゴリーラベルを“ＡＶ−２”および“ＶＶ −２”等、低い暴力内容の格付けに設定することができ、ローカルのオーディオ およびビデオの性的内容に対するカテゴリーラベルを“ＡＳ−６”および“ＶＳ −６”等、高い格付けに設定することができる。さらに、オーディオおよびビデ オのカテゴリーレベルは個々に設定することができ、それによって、暴力的なオ ーディオよりも暴力的なビデオを排除すべきと考えているユーザは、オーディオ のローカル暴力内容カテゴリーラベルよりも高いビデオのローカル暴力内容カテ ゴリーラベルを設定してもよい。もちろん、カテゴリーの数およびタイプは所望 に応じて設計されてもよく、それによって本発明の種々の実施形態は、ユーザに アクセス可能な情報のタイプを形成する際に非常に大きなフレキシビリティを提 供することができる。ローカル情報ラベル発生装置270 は、ユーザによって設定 されたローカルカテゴリーラベルを、ラベル解釈装置110 に送信されるローカル 情報ラベルＬＩＬに結合する。 ローカル情報ラベル発生装置270 は、ＴＩＬ中の送信された格付けプロファイ ルラベルに類似した“ローカル格付けプロファイルラベル”を生成することがで きる。上述のように、送信された格付けプロファイルラベルは、プログラム信号 全体あるいは個々のプログラム信号が“ＰＧ”あるいは“Ｒ”等の所定のレベル に格付けされた時間のプログラムにおける時間の割合に関する情報を含んでいる 。ローカル格付けプロファイルラベルは、プログラムを“ＰＧ”等のローカルに 特定された格付けより高く格付けできる時間のプログラムにおける時間に対する 最大の許容可能な割合を視聴者が特定できるようにする適切な数のビットを含ん でいることが好ましい。ローカル格付けプロファイルラベルはまた、個々のプロ グラム信号をＡＶ−６、ＶＶ−７、ＡＳ−４、ＶＳ−３、Ｌ−２等のローカルに 特定された格付けよりも高く格付けできる時間のプログラムにおける時間の最大 の許容可能な割合を特定するように構成できる。この方法において、視聴者は特 にプログラム信号中の好ましくないあるいは不所望な題材の量を特徴によって制 限することができる。 プログラムが予め定められた量以上の好ましくない題材を含んでいる場合、視 聴者は、多くの中断のあるプログラムを視聴するよりもプログラムへのアクセス を完全に拒否することを希望してもよい。従って、ローカル格付けプロファイル ラベルは、たとえ中断が多くとも中断のあるプログラムを視聴（部分的ブロッキ ング）するか、あるいは排除すべき題材を含んでいるプログラムの割合が特定さ れた割合より大きい場合にプログラム全体をブロッキング（全体ブロッキング） するかのいずれかをユーザが選択できる“全体／部分的ブロッキング”を含んで いることが好ましい。例えば、送信されたオーディオ信号の２５パーセントがロ ーカルに選択された“Ｇ”の格付けより上に格付けされた場合、ユーザはオーデ ィオ信号に対して著しく干渉があるプログラムを視聴するよりも、プログラムへ のアクセスを拒否するために“全体／部分的ブロッキング”ラベルを使用して選 択してもよい。従って、視聴者は、例えばプログラム全体、オーディオおよびビ デオ等のそれぞれのローカルカテゴリーの種々の許容可能な割合と、“全体／部 分的ブロッキング”ラベルの値とを遠隔制御装置を介して視聴制御装置100 に入 力する。例えば、プログラム全体に対する格付け“Ｇ”より高い最大の許容可能 な時間の割合が２５パーセントであることをユーザがローカル格付けプロファイ ルラベルにおいて特定し、“全体ブロッキング”のオプションを選択し、送信さ れた情報の２７パーセントが“Ｇ”よりも高く格付けされたことをＴＩＬにおけ る送信された格付けプロファイルラベルが示す場合、プログラムは全体を阻止さ れる。この特徴によって、ユーザはプログラムがしばしば中断されるという状況 を避けることができる。代りに、ユーザは“全体／部分的ブロッキング”ラベル を“部分的に”設定してもよく、この場合プログラムは視聴されるが、中断を受 ける。以下に詳細に説明されているように、ブロッキングは、要求されたチャン ネルに同調しない、要求されたチャンネルがスクランブルされている場合にはそ れをデスクランブルしない、別のチャンネルに同調する、あるいは要求されたチ ャンネルの映像およびオーディオの代りにスクリーンに情報を表示し、オーディ オを流さない等の種々の方法によって実行できる。 図７によって示されているように、視聴制御装置100 は、ローカル情報ラベル ＬＩＬの生成を制御する制御装置280 を含んでいる。視聴制御装置100 はまた、 視聴者によって選択された例えばローカルなオーディオ、ビデオおよび格付けプ ロファイルラベルの値等のローカル情報ラベルの設定を記憶するために複数のカ テゴリーレジスタ290 を含んでいてもよい。ロックされたチャンネルリストを記 憶するためにレジスタ300 が設けられてもよい。ロックされたチャンネルリスト 300 は制御装置280 にアクセスでき、それは適切な周波数制御信号をチューナ50 あるいはプログラム選択装置60に送信することによってロックされたチャンネル リスト300 中の任意のチャンネルへのアクセスを拒否することができる。視聴者 は一般的に、性的な内容があからさまなチャンネルあるいはホラームービーチャ ンネル等の、多くの排除すべき題材を含むチャンネルをロックされたチャンネル リストのチャンネル中に含んでいる。 視聴制御装置100 は、入来したプログラム信号の内容を管視するために使用で き、したがってローカル情報ラベルＬＩＬが個人識別番号（ＰＩＮ）または物理 的なキー、或はそれらの組合せ以外により変更されることを阻止するロック機構 310 を含んでいることが好ましい。１実施形態によると、視聴制御装置100 は、 マスター組合せおよび操作組合せを記憶するメモリ320 を含んでいる。操作組合 せは、例えばローカルオーディオまたはビデオカテゴリーラベルを変更するため にキーパッド330 または遠隔制御装置により親によって入力されることができる 。視聴制御装置100 中の比較器340 は、メモリ320 に記憶された操作組合せをキ ーパッド330 によって入力された組合せと比較し、それらが等しい場合、ローカ ル情報ラベルＬＩＬが変更されることを可能にする。マスター組合せの知識によ って、ユーザがメモリ320 に記憶された操作組合せを変更することが可能となる 。マスター組合せは、操作組合せが損なわれた場合に、これを使用してその操作 組合せを変更できるように親によって安全な場所に保存される。 別の例示的な方法によると、マスター組合せは製造業者によって保存されるこ とが可能であり、また操作組合せは操作組合せの知識によって変更されることが できる。最初に、操作組合せは、例えば００００に設定されることができる。操 作組合せを忘れた場合、親は、操作組合せを００００にリセットする方法につい てのインストラクションを提供できる製造業者に電話してもよい。リセット手順 の安全性を保つために、操作組合せを００００にリセットするために必要なキー ストロークは、マスター組合せがリセットされるたびに変わることが好ましい。 別の実施形態によると、ロック機構310 は、例えば金属またはプラスチックか ら形成された物理的なロックおよびキーであることができる。親は、キーをロッ ク中に挿入することによって操作組合せを００００にリセットすることができる 。 したがって、ロック機構310 は、ユーザが遠隔制御装置によって適切な組合せ またはＰＩＮを入力した後でのみローカル情報ラベルＬＩＬを変更または入力す ることを可能にすることが好ましい。例示的な実施形態によると、ユーザは正し いＰＩＮを入力した後、遠隔制御装置上の特定のボタンを押して、オーディオカ テゴリーラベルにアクセスし、例えばオーディオ音量制御ボタンで値を増加させ るか、或は減少させる。ビデオカテゴリーラベルは異なるボタン、例えば遠隔制 御装置上の上のチャンネル選択装置等でアクセスされ、変更されてもよい。同様 にして、別のラベルがアクセスされ、変更されることができる。 不揮発性メモリであってもよいメモリ350 は、ローカル情報ラベルＬＩＬおよ びロックされたチャンネルリスト用のデフォルト（不履行）設定値(settings)を 含んでいる視聴制御装置100 に含まれることができる。製造業者は、ユーザがリ セットすることのできるデフォルト設定値を設定してもよく、またこのデフォル ト設定値は、停電後の、またはユーザが所望のローカルラベルを視聴制御装置の レジスタ290 および300 に記憶する前のプログラム信号へのアクセスを制御する 。デフォルト設定値は、ローカル情報ラベルＬＩＬの設定値と類似した方法でユ ーザにより遠隔制御装置によってリセットされてもよい。ユーザは、メモリ350 に記憶されているデフォルト設定値を入力してもよい。このメモリ350 は、一日 の間の異なる時刻に対するデフォルト設定値を記憶するためのレジスタを含んで いることが好ましい。例えば、ユーザは、子供たちが学校に行っている昼の時間 帯に高く、子供たちがテレビを見る午後遅くおよび夕方には低く、また子供たち が眠っている深夜に再び高くなる第１のグループのデフォルト設定値を入力して もよい。制御装置280 は、デフォルト設定値の各セットが何時アクチブである時 を判断して決定するタイマーを含んでいてもよい。製造業者により提供されるデ フォルト設定値によるように、ユーザプログラムデフォルト設定値は、ローカル カテゴリーラベルによって無効にされることが好ましい。この制御装置280 は、 最初にローカルユーザプログラムラベルに注目し、利用不可の場合に、デフォル ト設定値に注目するようにプログラムされていてもよい。レジスタ290 に記憶さ れたデフォルトラベルまたはユーザプログラムラベルはローカル情報ラベル発生 器270 に出力され、この発生器270 はラベル解釈装置110 に送るためにローカル 情報ラベルＬＩＬを生成する。 視聴制御装置100 は、請求システムで構成されている場合、視聴者が視聴用の プログラムを選択しており、したがってそのプログラムの代金を支払う義務を負 うことを示す適切な信号を供給するための付加的な制御装置を含んでいてもよい 。上記において参照とされた米国特許第 4,528,589号明細書には、このような請 求システムの一例が記載されている。 再び図５および６を参照すると、視聴制御装置100 によって生成されたローカ ル情報ラベルＬＩＬはラベル解釈装置110 に送られ、このラベル解釈装置110 は また、復調器から出力されたビデオ信号から視聴されているプログラムに対する 送信された情報ラベルＴＩＬ中の瞬間的な送信されたカテゴリーラベルを受取る 。図８に詳細に示されているように、ラベル解釈装置110 は、視聴制御装置100 によって生成されたローカル情報ラベルＬＩＬと送信された情報ラベルＴＩＬと を比較する比較器370 を含んでいてもよい。比較器370 はローカル的に生成され たオーディオおよびビデオカテゴリーラベルを、例えば送信されたオーディオお よびビデオカテゴリーラベルと比較し、送信されたカテゴリーラベルがローカル カテゴリーラベルより大きいか否かを示す信号を発生し、この場合プログラム信 号が遮断されるか、或は修正される。 ラベル情報プロセッサ380 は、ＴＩＬおよびＬＩＬから種々のカテゴリーラベ ルを受取り、ＴＩＬからの処理命令と、比較器370 からの出力とにアクセスし、 適切なオーディオおよびビデオアクセス制御信号390 および400 を発生する。比 較器370 は、受取られたＴＩＬデータを調べて、それをＬＩＬデータと比較する 。ＴＩＬのデータフィールドがＬＩＬの設定値を越えた場合、ＴＩＬはラベル情 報プロセッサ380 に出力される。ラベル情報プロセッサ380 は、データ構造から オーディオおよびビデオアクセス制御信号を抽出する。これらはその後アクセス 制御装置120 に供給される。 一例として、ローカルな不愉快な言語ラベルが３で設定され、送信された不愉 快な言語ラベルが２で設定された場合、ラベル解釈装置110 は、オーディオプロ グラム信号が視聴者に伝送されることを可能にするようにアクセス制御装置120 に命令するオーディオアクセス制御信号390 を発生する。ローカルビデオ性的内 容ラベルが２で設定され、送信されたビデオ性的内容ラベルが３で設定された場 合、ラベル解釈装置110 は、視聴者に伝送される前にビデオ信号を修正または阻 止するようにアクセス制御装置120 に命令するビデオアクセス制御信号400 を発 生する。したがって、例示的な実施形態によると、ラベル解釈装置110 は、対応 したローカルカテゴリーラベル以下である送信されたカテゴリーラベルを付けら れたプログラム信号にユーザがアクセスすることを可能にしてもよい。このよう なアクセス決定は、ＴＩＬ中のオーディオおよびビデオアクセス処理命令で制御 されることが好ましい。 図９には例示的なアナログアクセス制御装置122 が示されており、また図１０ には例示的なデジタルアクセス制御装置124 が示されている。アクセス制御装置 は、オーディオおよびビデオアクセス制御信号390 および400 をラベル解釈装置 110 から受信して、これらの信号を使用して、オーディオおよびビデオプログラ ム信号へのアクセスを制御し、またオーディオアクセス制御信号プロセッサ460 およびビデオアクセス制御信号プロセッサ480 で復調器から受信された信号を置 換する。オーディオおよびビデオアクセス制御信号390 および400 は、アクセス 制御装置120 に対するアクセス命令を含んでいることが好ましい。オーディオお よびビデオアクセス制御信号390 および400 は、送信された情報ラベルＴＩＬに 含まれるオーディオおよびビデオアクセス処理命令にしたがってラベル解釈装置 110 において発生される。オーディオアクセス制御信号プロセッサ460 は、ビデ オ信号のタイミングとオーディオアクセス制御信号390 中の命令とにしたがって スイッチ410 を同期させるオーディオアクセス同期装置を含んでいることが好ま しい。スイッチ420 はビデオ信号へのアクセスを制御するために設けられている 。 オーディオアクセス制御信号プロセッサ460 は、ラベル情報プロセッサ380 か ら受信されたオーディオアクセス制御信号390 を検査して、ＴＩＬのオーディオ 操作符号に含まれている命令を解釈する。例えば、オーディオアクセス制御信号 プロセッサ460 は、１５０００本の走査線に対して２００本目の走査線から始ま る１０００Ｈｚの音でワードをブリープアウトする（高音で妨害する）ようにオ ーディオアクセス制御信号390 によって命令されてもよい。その後、オーディオ アクセス制御信号プロセッサ460 はこの機能を必要に応じて実行する。同様に、 ビデオアクセス制御信号プロセッサ480 は、ビデオアクセス制御信号400 を解釈 し、ＴＩＬのビデオ操作符号に含まれている命令、例えば画素（20，100）から （300，125）への方形マスク等を実行する。 １実施形態によると、オーディオおよびビデオアクセス制御信号390 および40 0 は、送信されたカテゴリーラベルがローカルカテゴリーラベルを越えたとき、 オーディオまたはビデオプログラム信号の伝送を阻止するようにアクセス制御装 置120 のオーディオおよびビデオアクセス制御信号プロセッサ460 および480 に 命令する。したがって、図９および１０に示されているように、アクセス制御装 置中には、ラベル解釈装置110 から受信されるオーディオおよびビデオアクセス 制御信号390 および400 にしたがって開閉されるスイッチ410 および420 が設け られている。したがって、アクセス制御装置は、送信された情報ラベルＴＩＬと ローカル情報ラベルＬＩＬとの比較に基づいてオーディオおよびビデオプログラ ム信号へのアクセスを制御する。例えば、ローカル情報ラベルＬＩＬにおいて規 定されたとおりに、ビデオカテゴリーラベルだけが許容された場合、視聴者がプ ログラムのビデオ部分だけを提供されるように、プログラムのビデオ部分はエネ ーブルされるが、オーディオ部分はエネーブルされない。したがって、受信され たオーディオおよびビデオプログラム信号に対する視聴者によるアクセスを独立 的に制限するためにオーディオおよびビデオカテゴリーラベルを使用することが できる。オーディオおよびビデオカテゴリーラベルは、伝送されたオーディオお よびビデオカテゴリーラベルに応じてプログラム中の異なる時に両信号のエネー ブリングが実行されるようにどのフレームでも変更可能である。 受信されたビデオ信号は各垂直帰線インターバル中に、或はデジタルビデオ流 中の適当な位置にオーディオおよびビデオカテゴリーラベルを含んでいることが 好ましいため、本発明はプログラムの選択された部分だけへのアクセスの拒否を 行う。例えば、排除されるべきオーディオ内容を少量しか含んでいないプログラ ムでは、その好ましくないオーディオ内容についてのみアクセスが拒否されるこ とができ、プログラムの残りの部分へのアクセスは可能である。このように、プ ログラム全体が阻止されるのではなく、好ましくない題材だけが阻止される。本 発明はまた、排除されるべき、または望ましくない題材が阻止された後、プログ ラム中のオーディオおよびビデオ信号の、視聴者に対する提供の再開を可能にす る。これは、ラベル解釈装置110 が送信されたオーディオおよびビデオカテゴリ ーラベルを連続的に監視できるためである。もちろん、オーディオ暴力内容、ビ デオ性的内容のような別のタイプのカテゴリーラベル、あるいはデータカテゴリ ーラベルが、プログラム信号へのアクセスを制御するために同じやり方で使用さ れることができる。 再び図５および６を参照すると、アクセス制御されたオーディオおよびビデオ 信号は、通常の変調器130 に出力されることができる。変調器130 は、オーディ オおよびビデオ信号により適切な搬送周波数の搬送信号を変調し、通常の方法で の視聴者のテレビジョンセットによる使用のためにテレビジョンアンテナ端子に プログラム信号を変調された搬送波の形態で供給する。その代り、アクセス制御 されたオーディオおよびビデオ信号が変調されずに直接伝送されてもよい。 いくつかの状況において、ユーザは、長期間ベースで特定のチャンネルへのア クセスを拒否することを所望してもよい。これは、ロックされたチャンネルリス ト300 を含んでいる視聴制御装置100 中のレジスタにより行われてもよい。ロー カルカテゴリーラベルのように、ユーザは正しいＰＩＮに入力した後、ロックさ れたチャンネルリスト300 を設定または変更してもよい。制御装置280 は、ロッ クされたチャンネルリスト300 にアクセスし、このロックされたチャンネルリス ト300 中に列挙されたどのチャンネルについても同調または選択も行わないよう にチューナ50またはプログラム選択装置60に命令してもよい。アナログシステム では、選択された周波数に同調しないようにチューナ（シンセサイザ）50をプロ グラムすることによって周波数の拒否を行ってもよい。この技術は、例えばホラ ー映画チャンネル等のチャンネル全体を長時間にわたって遮断するために使用さ れるのに有効かもしれない。デジタル環境において、視聴制御装置100 の制御装 置280 は、時分割多重化（ＴＤＭ）の場合に特定の時間スロットを避け、或はコ ード分割多アクセス（ＣＤＭＡ）の場合には特定のコードを避けるようにプログ ラム選択装置60に適切な命令を送る。 本発明の別の実施形態によると、送信されたオーディオおよびビデオ信号の内 容が排除されるべき、または望ましくない場合には、ローカル情報ラベルＬＩＬ によって規定されているとおりに、種々の置換オーディオおよびビデオ信号が視 聴者に供給されることができる。以下さらに詳細に説明するように、これらの置 換されたオーディオおよびビデオ信号は、視聴者ステーション装置20においてロ ーカル的に発生されるか、或は中央ステーション装置10において発生されて視聴 者ステーション装置20に送られる。 図９および１０に示された１実施形態によると、アクセス制御装置120 は、送 信された情報ラベルＴＩＬ中の送信されたオーディオカテゴリーラベルが、ロー カル情報ラベルＬＩＬ中のローカルオーディオカテゴリーラベルにより規定され た許容可能なオーディオカテゴリーラベルを越えた場合に、受信されたオーディ オ信号の代わりに変調器130 に出力される置換されたオーディオ信号を発生する 通常のハードウェアを含んでいることができる。図９および１０において、オー ディオ信号発生器450 がアクセス制御装置中に設けられている。送信されたオー ディオカテゴリーラベルがローカルオーディオカテゴリーラベルを越えた場合、 オーディオ信号発生器450 はラベル解釈装置110 によってオーディオアクセス制 御信号390 を介してスイッチ410 を通って付勢され、トーン信号のような適切な 信号を出力することができる。したがって、例えば、猥褻な言語は、オーディオ 信号発生器450 により適切な時に“ブリープアウト”されることができる。 通常の文字発生器470 は、送信されたビデオカテゴリーラベルがローカルビデ オカテゴリーラベルを越えた場合、スイッチ420 によりラベル解釈装置110 によ って付勢されることができる。この文字発生器470 は、ビデオ信号の排除される べき部分に代わるものとして視聴者のＴＶスクリーン上に表示されるべき適切な メッセージを含む信号を出力することができる。表示された文字を表す信号は、 送信された情報ラベルＴＩＬのオーディオおよびビデオアクセス処理命令におい て規定されることが可能であり、またビデオアクセス制御信号プロセッサ480 を 介してライン485 で文字発生器470 に送られることができる。この文字発生器47 0 はまた、例えば受信されたビデオ信号の排除されるべき部分の期間中に表示さ れるべき、文字発生器のメモリに予め記憶されている標準的なスライドまたは画 像を表す信号を出力することができる。 図９および１０に示されている本発明の別の実施形態によると、アクセス制御 装置は、“フリーズフレーム”機能を可能にするフレーム記憶装置490 を含んで いる。図１１にさらに詳細に示されているように、フレーム記憶装置490 はビデ オメモリ500 を含み、またアナログシステムの場合にはアナログデジタル変換器 （ＡＤＣ）510 およびデジタルアナログ変換器（ＤＡＣ）520 を含んでいる。デ ジタルシステムでは、ＡＤＣおよびＤＡＣはデジタルビデオインターフェース装 置と置換される。ビデオメモリ500 は、入力アドレス発生器535 およびタイミン グ装置555 と共同して、ビデオ信号が受信されたときにこれを記憶する。排除さ れるべきシーン中に、送信されたビデオカテゴリーラベルがローカルビデオカテ ゴリーラベルを越えた場合には、ＴＩＬのビデオアクセス処理命令にしたがって 、続いて受信されるビデオ信号がビデオメモリ500 に記憶されないように、フリ ーズフレーム信号530 がビデオアクセス制御信号プロセッサ480 によって入力ア ドレス発生器535 に送られてもよい。ラベル解釈ユット110 はまた、排除される べきシーンの前の最後のシーンを含んでいるフレーム記憶装置490 に接続するよ うにスイッチ420 に命令する。したがって、フレーム記憶装置490 のビデオメモ リ500 に記憶されたビデオフレームは、出力アドレス発生器545 がビデオメモリ 500 に記憶されたデータに対する出力アドレスを連続的に発生すると、ビデオス クリ上で連続的に復元される。フレーム記憶装置490 は、排除されるべきビデオ 信号の期間中変調器130 にビデオ信号を供給する。それ故、スイッチ420 を介し て新しいビデオフレームが供給されるまで、視聴者は同じ静止画像を観察する。 このように、最後のシーンは、好ましくない題材が受取られた場合に“凍結”さ れる。当業者によって理解されるように、“フリーズフレーム”技術は、例えば 標準的な時間基準修正器（ＴＢＣ）等で広く使用されている。 別の実施形態によると、中央ステーション装置10におけるプログラムラベル付 けステーション30は、ビデオスクリーンの排除されるべき部分に重ねられるマス クを規定するマスクコード信号を発生するマスクコード発生器180 を含む。マス クは、円形、正方形、長方形、その他任意の適切な形状であることができる。マ スクコード発生器180 は、マスクの形状、マスクの寸法、ＴＶスクリーン上にお ける異なる時点でのマスクの座標、およびその他任意の適切なデータを規定する マスクコード信号を発生する。マスクの座標および形状は、例えば表１に示され ているＴＩＬのビデオアクセス処理命令に含まれているパラメータにより規定さ れることができる。 視聴者ステーション装置20において、ラベル解釈装置110 は、送信されたビデ オカテゴリーラベルがローカルビデオカテゴリーラベルによって規定された許容 可能なビデオカテゴリーラベルを越えているか否かを判断して決定する。送信さ れたビデオカテゴリーラベルが許容可能である場合、ビデオ信号が変調器130 に 変更されない状態で送られる。しかしながら、送信されたビデオカテゴリーラベ ルがローカルビデオカテゴリーラベルを越える場合、ラベル解釈装置110 はロー カルマスク発生器540 に命令してビデオ信号を変調器130 に送る前にＴＩＬのマ スクコード信号により規定されたマスクをビデオ信号中に挿入させるようにアク セス制御装置120 の中のビデオアクセス制御信号プロセッサ480 に命令する適切 なビデオアクセス制御信号400 を送信する。ローカルマスク発生器540 は、図１ １に示されているようにフレーム記憶装置490 の中のビデオメモリ500 に送られ るマスクデータおよびマスクアドレスを発生する。このようにして、スクリーン のある部分だけがスクリーン全体とは対照的に暗くなる。例えば図１１に示され ているように、マスクはマスクコード発生器180 によって規定され、スクリーン 上の映像の一部分を阻止し、シーン中を映像と共に移動するＴＩＬで送られるこ とができる。 ローカルマスク発生器540 はまた、暗転マスクの代りにぼかし効果マスクを生 成するように構成されてもよい。図１１に示されているように、ビデオメモリ50 0 からのデータはローカルマスク発生器540 に送られ、このローカルマスク発生 器540 は暗転マスクを表す信号を送るのではなく、ビデオデータを平均し、その 平均化されたデータをビデオメモリ500 に送り返すようにされてもよい。ビデオ データの平均化により、暗転部分よりも視聴者にとって審美的に好ましいぼかし 効果が生じる。 本発明の別の実施形態によると、置換されたオーディオおよび、またはビデオ および、またはデータ信号は、例えば通常のオーディオ全体、ビデオおよびデー タ信号、またはその一部分を置換する中央ステーション装置10から視聴者ステー ション装置20に送信されることができる。例えば、ここにおいて参考文献として 含まれている米国特許第 4,410,911号明細書( Multiple Signal TransmissionMe thod and System,Particularly for Television )に記載されているように、通 常のオーディオ信号以外の複数のオーディオ信号は、オーディオ伝送に割当てら れた帯域の部分内の複合テレビジョン信号において供給されることができる。分 離オーディオプログラム（ＳＡＰ）として一般に知られているように、これら別 のオーディオ信号は、搬送周波数で通常のオーディオ信号搬送周波数から変位 されているが、複合オーディオ信号は、単一のテレビジョンチャンネルの周波数 帯域の中でオーディオ伝送に割当てられた２００乃至２５０ＫＨｚの帯域内にあ る。図１２は、アナログ環境で構成されてもよい置換オーディオ信号を伝送する 方法の一例を示す。図１２に示されているオーディオ信号は、例えば正規のオー ディオ信号550 、別の言語オーディオ信号560 、および置換オーディオ信号570 を含んでいてもよい。上記参照文献とされた米国特許第 4,410,911号明細書に記 載されているように、例えば視聴者ステーション装置20の復調器／デコーダ装置 80／90の中に、個々のオーディオ信号を再生する通常のオーディオ選択装置が設 けられてもよい。視聴者ステーション装置20のアクセス制御装置120 はまたビデ オ信号およびオーディオアクセス制御信号390 と同期されたスイッチ410 を含み 、このスイッチが適切な時に置換オーディオ信号でスイッチされる。例えば、送 信されたオーディオカテゴリーラベルおよびＴＩＬのオーディオアクセス処理命 令にしたがって、置換オーディオ信号は、送信されたオーディオカテゴリーラベ ルがローカル的に発生されたオーディオカテゴリーラベルを越えた場合に、アク セス制御されたオーディオ信号のようにスイッチされることができる。 この実施形態において、送信された情報ラベルＴＩＬは、各置換オーディオ信 号に対する付加的なオーディオカテゴリーラベルを含んでいることが好ましい。 したがって、情報ラベル発生器170 は、送信されている各オーディオ信号に対し てオーディオカテゴリーラベルを発生する。送信された情報ラベルＴＩＬはまた 、送信された情報信号における付加的なオーディオ信号の位置を識別し、例えば 最高の許容度の格付けを有するオーディオ信号を視聴者に送るようにアクセス制 御装置120 に命令するオーディオアクセス処理命令を含んでいてもよい。 視聴者ステーション装置20において、ラベル解釈装置110 は、送信されたオー ディオカテゴリーラベルをローカル的に発生されたオーディオカテゴリーラベル と比較し、ローカル的に発生されたオーディオカテゴリーラベルを越えない最高 のオーディオカテゴリーラベルを有するオーディオ信号を選択するようにスイッ チ410 に命令する。したがって、スイッチ410 は置換オーディオ信号の個数に適 した個数のコンタクトを含むようにすることができる。その後、選択されたオー ディオ信号は変調器130 に伝送される。 本発明の別の実施形態によると、置換オーディオ信号をビデオ信号中に挿入す ることができる。置換オーディオ信号は圧縮可能であり、例えば送信された情報 ラベルＴＩＬと共にアナログビデオ信号の垂直帰線インターバル中に、或はデジ タルシステムではデジタルビデオ流中の適当な位置に挿入されることができる。 したがって、中央ステーション装置10の信号結合器260 は、置換オーディオ信号 を受信して、通常の方法でこの置換オーディオ信号をビデオ信号中に挿入する。 置換オーディオ信号の内容を規定する付加的なオーディオカテゴリーラベルと、 ビデオ信号内における置換オーディオ信号の位置を規定するオーディオアクセス 処理命令とは、やはり情報ラベル発生器170 によって発生され、情報ラベルＴＩ Ｌ内のビデオ信号中に挿入される。垂直帰線インターバル中の置換オーディオ信 号は、オーディオアクセス処理命令にしたがってデータ受信装置85によってビデ オ信号から抽出され、圧縮から復元されて、適時再生するために記憶されること ができる。その代りに、デジタル構成では、置換オーディオ信号がデータ流から デマルチプレクスされる。 本発明の別の実施形態によると、付加的なオーディオ信号は、図１３に示され ているように置換信号源150 によって発生され、ビデオ信号の標準的な５２５本 の走査線の１つまたは複数の代わりに付加的なオーディオ信号を挿入するエンコ ーダ155 に送られる。例えば、ここにおいて参考文献とされている米国特許第5, 130,815 号明細書("Method and Apparatus for Encoding a Video Signal Havin g Multi-Language Capabilities")に記載されているように、ビデオ画像の上部 または底部に位置する予め選択された数の走査線は、オーディオ情報を記憶する ために使用されることができる。１つまたは複数の走査線は、各置換オーディオ チャンネルに割当てられることが可能である。図１３に示されているように、エ ンコーダ155 は、ビデオ信号の上部または底部走査線に置換オーディオ信号を適 時挿入するために設けられている。エンコーダ155 から出力された修正されたビ デオ信号は、時分割多重化されたオーディオチャンネルを含むＮＴＳＣ両立信号 となることができる。この修正されたビデオ信号は、デコーダ165 を使用してオ ーディオ信号が再生される視聴者ステーション装置20に送られる。 デコーダ165 は、置換オーディオ信号をデジタルフォーマットに変換するデコ ーダ165 中のアナログデジタル変換器に修正されたビデオ信号を適時に送ること によって置換オーディオ信号を再生する。続いて、デジタル置換オーディオ信号 は記憶され、その後アナログフォーマットに変換され、その後それが視聴者に伝 送される。デコーダ165 はまた、オーディオ情報が重書きされたビデオ信号の部 分にゼロ信号を挿入するための帰線消去装置を含んでいてもよい。ビデオ画像が 表示されたとき、信号のこの部分は黒い線のように見える。 中央ステーション装置10の中の情報ラベル発生器170 は、各置換オーディオ信 号に対してオーディオカテゴリーラベルを発生することが好ましく、またラベル はラベル解釈装置110 によって受取られる。情報ラベル発生器170 はまた、置換 オーディオ信号が再生されることができるように、ビデオ走査線内における置換 オーディオ信号の位置を識別する適切なアクセス処理命令を発生する。ラベル解 釈装置110 は、例えばローカル的に発生されたオーディオカテゴリーラベルによ って規定される最高許容度のオーディオカテゴリーラベルを有するオーディオ信 号を変調器130 に送るようにアクセス制御装置120 に命令する。 当業者が認識できるように、ビデオ信号の再構成を、その５２５本を下回る本 数の走査線を使用して可能にする種々の補間技術が考えられてきた。このような 補間技術は、例えば、上述されたように、付加的な情報の伝送のために、ビデオ 画像の上部または底部におけるものより多数のビデオ信号の走査線が必要な場合 に有効である。したがって、付加的なオーディオ信号によって置換されるビデオ 信号中の走査線は、既知の走査線補間方法を使用して再構成されてもよい。例え ば、ＴＩＬのビデオアクセス処理命令によって与えられた適切な命令にしたがっ て、アクセス制御装置120 のフレーム記憶装置490 は、ビデオ信号の失われた走 査線の代わりとなるように補間を行うために使用されることができる。図１１に 示されているように、失われた走査線に隣接しているビデオ信号の２本の走査線 を読取って、２本の走査線中の隣接する画素の平均輝度およびカラーを計算し、 平均値でビデオメモリ500 において失われた走査線に重書きするために補間装置 495 が設けられることができる。 以下、置換されたビデオ信号が視聴者ステーション装置20に送られる本発明の 例示的な実施形態を説明する。１実施形態によると、第１のビデオ信号は、５２ ５本の走査線ビデオ信号中の奇数番号の走査線を占有し、第２のビデオ信号は、 ５２５本の走査線ビデオ信号中の偶数番号の走査線を占有する。上述された既知 の補間技術により、いずれか一方のビデオ信号が視聴者に提供されるために再構 成される。したがって、ＴＩＬ中のビデオアクセス処理命令は、ビデオ信号の補 間された偶数または奇数の走査線を伝送するようにアクセス制御装置120 に命令 する適切な命令を含んでいてもよい。ビデオアクセス処理命令は、例えばビデオ 信号の偶数走査線をビデオメモリ500 に記憶し、またビデオ信号の奇数走査線の 代わりに、ビデオ信号の偶数走査線の補間を記憶するようにフレーム記憶装置49 0 を制御するために使用されてもよい。補間は、偶数番号の走査線の間の隣接す る画素のカラーおよび輝度値を平均することによって通常の方法で行われてもよ い。補間装置495 は、ビデオメモリ中の偶数番号の走査線を読取って、隣接する 偶数番号の走査線中の画素の間の平均カラーおよび輝度値を計算し、既知の奇数 番号の走査線上に計算された平均値を書き込む。中央ステーション装置10におけ るプログラムコード発生器170 は、コード解釈装置110 がどのビデオ信号を補間 して送信すべきなのかをアクセス制御装置120 に指令することができるように、 各ビデオ信号に対して適切なビデオカテゴリーコードを発生する。 別の実施形態によると、置換ビデオ信号を送信するために１つまたは複数の専 用チャンネルが設けられる。図１４に示されているように、１つまたは複数のプ ログラム用の置換ビデオ信号を含む置換ビデオ流が供給されてもよい。図１４に おいて、置換ビデオ流は、プログラムビデオ流ＡおよびＢに対する置換ビデオ信 号を含んでいる。アナログ環境において、置換ビデオ流は、通常付加的な周波数 チャンネル上に与えられる。デジタルシステムにおいて、置換ビデオ流は、周波 数スイッチングが必要ないように、１つまたは複数のプログラムビデオ流と同じ 周波数で異なる時間スロットにより伝送されることが好ましい。しかしながら、 デジタルシステムにおいて異なる周波数で置換ビデオ流を伝送することももちろ ん可能である。プログラムビデオ流ＡとＢの両者が置換ビデオ信号を同時に必要 としないように、置換ビデオ流は適当な数のプログラム信号用の置換ビデオ信号 を含んでいることが好ましい。 図５に示されているように、アナログシステムにおいて置換ビデオ流にアクセ スするために、アクセス制御装置122 は、ラベル解釈装置110 からのビデオアク セス制御信号に続いて、置換周波数変更要求を視聴制御装置100 に送り、この視 聴制御装置100 が、置換ビデオ流の周波数と同調するように周波数制御信号によ ってチューナ50に命令する。その後、置換ビデオ流は視聴者に送られる。置換ビ デオ流は、オーディオ信号と適切なプログラムラベルとを含むテレビジョンチャ ンネル全体の一部であることが好ましい。このように、置換信号のプログラムラ ベルは、要求された置換が終了したときに正規のプログラムに同調するようにチ ューナ50に命令するために使用される。 ビデオアクセス処理命令にしたがって送信されたビデオカテゴリーラベルがロ ーカルビデオカテゴリーラベルを越えたとき、置換が発生してもよい。置換ビデ オ流は、置換ビデオ流がただ１つあればよいように“Ｇ”のような最低の格付け で格付けされることが好ましい。しかしながら、もちろん置換ビデオ信号がロー カルビデオカテゴリーラベルにおいて規定された格付けを越えることなく、でき る限り高く格付けされるように、“ＰＧ”および“Ｒ”のような異なる格付けで 多数の置換ビデオ流を提供することも可能である。 デジタルテレビジョンシステムにおいて、例えば通常の時分割多重化（ＴＤＭ ）または時分割多重アクセス（ＴＤＭＡ）技術を使用して時間フレーム内の時間 スロットでビデオ信号を送ってもよい。したがって、置換ビデオ信号は、置換さ れたビデオ信号を得るために異なる周波数チャンネルに同調する必要がないよう に同じ周波数チャンネル上の第２の時間スロット内に位置していることが好まし い。図１０に示されているように、ビデオアクセス制御信号プロセッサ480 は、 ビデオアクセス処理命令によって命令されると、置換ビデオ時間スロット変更要 求をデマルチプレクサ465 に送り、それにしたがってこのデマルチプレクサ465 が適切な時間スロットをデジタルビデオ流として伝送する。置換ビデオ流は、置 換ビデオメモリ565 を備えたフレーム記憶装置490 において処理されてもよい。 図１１には簡明にするために示されていないが、置換ビデオメモリ565 は適切な タイミング装置およびアドレス発生器を含んでいる。 アナログまたはデジタルのいずれかのシステムにおいて、送信された情報ラベ ルＴＩＬは、置換ビデオ信号用の付加的なビデオカテゴリーラベルと、置換ビデ オ信号が配置される時間スロットを識別する情報とを含んでいることが好ましい 。ラベル解釈装置110 は、ローカルビデオカテゴリーラベルによって規定された 最高許容度のビデオカテゴリーラベルを有するビデオ信号を視聴者に伝送するよ うにアクセス制御装置120 に命令してもよい。 本発明の別の実施形態によると、置換オーディオおよびビデオ信号は、送信さ れたプログラム信号の未使用のスペクトルで伝送されることができる。伝送のあ る部分のあいだに使用される帯域幅は、伝送の別の部分のあいだに使用されるも のより狭いことがよく知られている。例えば、デジタル伝送において、暗いシー ンを伝送するために使用される帯域幅は明るいシーンの伝送に使用されるものよ り狭く、また音声を伝送するために使用される帯域幅は音楽の伝送に使用される ものより狭い。当業者によって認識されるように、現在利用可能な圧縮デジタル 技術は、単一のアナログＴＶチャンネルに使用される帯域幅中に１０個以上のチ ャンネルに十分なデータを入れることができる。これらのシステムの余分の容量 は、元の材料と同期して置換オーディオまたはビデオ信号を伝送するために使用 されてもよく、或は予めユーザ位置で置換ビデオメモリ565 に記憶され、適時に 置換オーディオおよび、またはビデオとして置換ビデオメモリ565 からクロック で読み出されてもよい。 当業者は、時分割多重化に加えて、その他多数のよく知られている伝送技術が プログラム信号および置換プログラム信号を伝送し、再生するために本発明によ り使用されてもよいことを理解するであろう。例えば、直接シーケンス拡散スペ クトル(DIrect Sequence Spread Spectrum)は、情報を分離するためにコードを 使用し、また周波数ホッピング(Frequency Hopping)拡散スペクトルは、情報信 号間を微分するために連続的に変化している瞬間周波数位置を使用する。信号を 微分するいくつかの空間的な手段もまた技術的に知られている。したがって、置 換プログラム信号は異なる位置から送られる（空間ダイバーシティ）か、或は異 なる偏波で送られ、伝送方法に基づいて後に分離されてもよい。例えば、置換プ ログラム信号は、正規のプログラム信号と同じ周波数であるが、異なるアンテナ 偏波で送信されることができる。当業者によって理解されるように、衛星伝送で は、しばしば２つの信号を同じ周波数で伝送できるようにするために水平および 垂直偏波が使用される。別の実施形態によると、置換信号は、同じ周波数である が別の位相で伝送される。例えば、直角位相変調は、周波数が同じであり、位相 が互いに９０°異なる２つの信号を供給する。これらの信号は、別々に検出され ることができる。種々の既知のデータ圧縮方法もまた、プログラム信号および置 換プログラム信号がプログラム信号に対して割当てられた空間を伝送されること ができるように、両信号を圧縮するために使用することができる。拡散時間コー ド分割(Spread Time Code Division)多重アクセスとしても知られており、また ここにおいて参考文献とされている米国特許第 5,101,432号明細書("Signal Enc ryption")に記載された時間拡散技術は、プログラム信号および置換プログラム 信号を伝送し、再生するために使用されることができる。当業者によって認識さ れるように、上述された全ての技術は、プログラム信号および置換プログラム信 号を伝送し、再生するために本発明と共に使用することができる。 上記の説明から、本発明の例示的な実施形態により、ユーザはアクセスできる 情報の範囲およびタイプを高度に制御することが可能になることが理解されるで あろう。置換オーディオおよびビデオ信号の伝送に関して、ユーザはまた受信さ れたプログラム信号をユーザの個人的な嗜好に合わせて調整することができる。 本発明に特に適した用途は、異なるバージョンで製作された映画である。映画の 製作者は、しばしば観客の文化に応じて異なるカットを映画に施す。例えば、映 画は欧州、極東、中東、およびラテンアメリカ市場向けにカットされるだけでな く、米国の劇場公開、ネットワークテレビジョン、有料ＴＶ、および定期航空設 備向けに異なるカットを施される。本発明により、ユーザは特定の映画フィルム を選択し、ローカルカテゴリーラベルに基づいてその映画の内容またはバージョ ンを制御してもよい。したがって、視聴者には、ＴＩＬ中の送信されたカテゴリ ーラベルに基づいて通知された選択を行うことができるという利点があり、また 製作者および配給業者は、顧客が所望するものを提供する機会に恵まれることに よって利益を得る。 本発明は、主としてテレビジョンおよび映画に関して説明されているが、本発 明は、プログラムが視聴者に提供される任意のシステムにおいて実施できること を理解すべきである。例えば、語句がスクリーン上に表示されるか、或はスピー カによって発せられる電子手帳は、もう１つの有効な用途を示している。代わり の会話部分を含む置換プログラム信号が供給されてもよい。したがって、適切な 制御装置で設定されたローカルカテゴリーラベルにより、ストーリーを特定のユ ーザの好みに合わせることができる。命令プログラムは、ローカルカテゴリーラ ベルを使用して経験レベルに基づいて学生に適切に提供されることができる。デ ータまたはデータファイルを含むプログラム信号は、ＬＩＬおよびＴＩＬまたは その他の適切なラベルと制御装置とを使用してラベル付けされ、置換され、制御 されてもよい。 音楽の録音は、本発明が適用される別の例である。したがって、排除されるべ き歌詞を含んでいる歌は別のバージョンで録音され、それに応じてラベル付けさ れてもよい。適切な制御装置を使用する聴取者は、排除されるべき歌詞が阻止さ れるか、或は許容可能な歌詞と置換されるようにローカルオーディオカテゴリー ラベルを入力できる。置き換えられる歌詞は、容易にアクセスできるように単一 のコンパクトディスクのような、プログラム信号と同じ媒体上に記憶されること が可能である。プログラムラベルがケーブルまたは放送技術によって伝送される のではなく、プログラム信号と共に単一の記憶媒体上に位置している実施形態で は、ラベルは、送信された情報ラベルＴＩＬというより、むしろ“プログラム情 報ラベル”ＰＩＬと呼ぶほうが適切である。 別のタイプのハードウェアもまた、本発明において使用できる。例えば、全て の置換信号を含むプログラムが単一のＣＤ ＲＯＭ、ビデオディスク、ビデオテ ープ、オーディオテープ、またはビデオゲームカートリッジ上に記憶されてもよ い。ユーザは、記憶装置に含まれる情報へのアクセスを制御する適切なローカル 情報ラベルを指定してもよい。したがって、本発明の例示的な実施形態によって 、情報製作者はさらに有効な商品を顧客に提供することが可能になり、また顧客 は情報商品から高度に保護され、かつそれらを高度に制御することが可能になる 。 本発明の別の実施形態によると、ローカル情報ラベルＬＩＬは、中央ステーシ ョンからのプログラム信号の伝送を制御するために使用されることができる。図 １に示されているように、システムは、電話線、両方向ケーブルシステムにおけ るライン、または無線通信システムにおける帰還路のような通信リンク15を含ん でいてもよく、それによってユーザは視聴者ステーション装置20から中央ステー ション装置10にローカル情報ラベルＬＩＬを送信することができる。中央ステー ション装置10は、上述されたものに類似した方法でコードおよびプログラム信号 を処理するラベル解釈装置およびアクセス制御装置を含んでいることが好ましい 。例えば、コード解釈装置は、中央ステーション装置10に伝送されたローカルカ テゴリーコードがプログラム信号内の送信されたカテゴリーコードより少ないか 否かを判断して決定する。その後、ユーザは、選択したプログラムの利用度につ いてユーザのローカルカテゴリーラベルを考慮した助言を受けることができる。 したがって、顧客は、彼／彼女がプログラムの視聴を望んでいるかどうか、およ びマスキングが使用されるべきか否かを決定することができる。さらに、プログ ラムが別のバージョンを有しているか、或は置換オーディオおよびビデオ信号を 有している場合には、ユーザに提供されるべき特定のプログラムがローカルカテ ゴリーラベルによって判断され決定されることができる。この実施形態は、視聴 者ステーション装置20に置換信号を送信する必要性を除去する。これは、例えば 各ユーザが各自の割当てチャンネルを有する“ビデオ・オン・デマンド”システ ム に特に適している。 本発明の別の特徴によると、プログラムのメニューは、ユーザの個人的嗜好に 応じてユーザに提供されることができる。多数のシステムにおいて、ユーザは特 定の時刻に非常に多数のプログラムを利用することができる。利用できるプログ ラムが非常に多いために、１つのプログラムを選択するためにその前に全てのプ ログラムを閲覧するのはユーザにとって時間の無駄と思われる。したがって、指 定されたチャンネルで視聴者ステーション装置20に送信されてもよいプログラム メニュー信号は、各プログラムの送信された情報ラベルＴＩＬを各リストプログ ラムに対して含んでいてもよく、例えばプログラムが種々の格付けを行われる、 プログラム中の時間の割合を特定する送信された格付けプロフィールラベルを含 んでいてもよい。視聴者ステーション装置20において、ＴＩＬはＬＩＬと比較さ れる。この比較に基づいて、ＬＩＬに従ったプログラムだけが視聴者に提供され るメニュー上に列挙される。一例として、ユーザはＬＩＬで“ミュージカル”と 特定の俳優とを指定し、その指定した俳優が出演している全ての視聴可能なミュ ージカルを一覧にしたメニューを入手することができる。ユーザはまた、プログ ラムが特定された格付けで格付けされる可能性のある時間の許容できる割合をロ ーカル格付けプロフィールラベルで特定してもよいため、条件に合わないプログ ラムは視聴者に提供されるメニューに現れない。したがって、許容可能なプログ ラムがスクリーン上に列挙され、適当な番号を入力することによって視聴すべき プログラム、または後で視聴するためのスケジュールをユーザが選択できるよう に、１，２，３の順に、または他の任意の所望の順番で番号を付けられてもよい 。 上述の例示的な実施形態は、すべての点で本発明の単なる例示に過ぎず、本発 明を制限するものではない。したがって、本発明は、当業者がここに記載された 説明から導くことのできる詳細な構成において多数の変形が可能である。このよ うな変形および修正は全て、以下の請求の範囲によって限定される本発明の技術 的範囲内に含まれる。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年９月２１日（１９９８．９．２１） 【補正内容】 請求の範囲 １．プログラム信号および送信された情報ラベルを送信する中央ステーションと 、 プログラム信号および送信された情報ラベルを受信するユーザステーションと 、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルを発生する手段と、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部を阻止する手段とを具備し、 送信された情報ラベルは２以上の値を有しており、さらに送信された情報ラベ ルが前記２以上の値のそれぞれにおいて格付けを定められるプログラム中の時間 の割合を表す情報信号を含んでいる通信システム。 ２．阻止する手段はプログラムの送信中にプログラム信号の送信を再開するよう に構成されている請求項１記載の通信システム。 ３．プログラム信号はフレームに分割され、送信された情報ラベルは各フレーム の期間中に視聴者ステーションに送信される請求項１記載の通信システム。 ４．プログラム信号はオーディオ信号とビデオ信号の少なくとも１つを含んでい る請求項１記載の通信システム。 ５．送信された情報ラベルはオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリ ーラベルの少なくとも１つを含んでいる請求項１記載の通信システム。 ６．送信されたプログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号を含み、阻止 する手段はオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルに基づい てオーディオ信号およびビデオ信号を独立に阻止するように構成されている請求 項５記載の通信システム。 ７．送信された情報ラベルは暴力的内容ラベルおよび性的内容ラベルを含んでい る請求項１記載の通信システム。 ８．プログラム信号および送信された情報ラベルを送信する中央ステーションと 、 プログラム信号および送信された情報ラベルを受信するユーザステーションと 、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルを発生する手段と、 送信された情報ラベルとローカル情報ラベルとに基づいてプログラム信号の一 部を阻止する手段と、 ローカルカテゴリーラベルに応答する置換プログラム信号をユーザに与える手 段とを具備し、 置換プログラム信号およびプログラム信号は異なるタイムスロット、異なるコ ードシーケンス、異なる位相、異なる周波数、異なる空間的位置および異なる偏 波の少なくとも１つを占めるデジタル信号である通信システム。 ９．さらに、ローカル情報ラベルを選択する手段と、 ローカル情報ラベルの選択が変更することを阻止する手段とを具備し、 この阻止する手段は変更可能な組合わせを有する組合せロックを含んでいる請 求項１記載の通信システム。 １０．さらに、ローカル情報ラベルに対する不履行値を記憶する手段を具備して いる請求項１記載の通信システム。 １１．不履行値を記憶する手段は一日の中の異なった時間に対する異なった不履 行値を記憶するように構成されている請求項１０記載の通信システム。 １２．送信された情報ラベルはプログラム信号の内容を記述する記述テキストを 示す信号を含んでいる請求項１記載の通信システム。 １３．さらに、ユーザステーションにおいて送信された情報ラベルを表示する手 段を具備している請求項１記載の通信システム。 １４．さらに、前記情報に基づいてプログラム信号全体を阻止する手段を具備し ている請求項１記載の通信システム。 １５．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルをユーザステーションに おいて発生し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部がユーザに提供されることを阻止し、そこにおいて、送信された情報ラベル はオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルを含み、オーディ オカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれ４以上の値を有し ており、 プログラム中でオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルが 前記４以上の値のそれぞれで格付けされる時間の割合を示す情報信号を視聴者ス テーションに送信するステップを含んでいる情報のラベル付けおよび制御方法。 １６．プログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくとも１つを含 んでいる請求項１５記載の方法。 １７．さらに、送信された情報ラベルをビデオスクリーン上で表示するステップ を含んでいる請求項１５記載の方法。 １８．プログラム信号はデジタル信号である請求項１５記載の方法。 １９．さらに、視聴者に対するプログラム信号の提供を再開するステップを含ん でいる請求項１５記載の方法。 ２０．送信された情報ラベルは暴力的内容ラベルおよび性的内容ラベルの少なく とも１つを含んでいる請求項１５記載の方法。 ２１．オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれ１ 以上の暴力的カテゴリー信号および性的カテゴリー信号を含んでいる請求項１５ 記載の方法。 ２２．さらに、プログラム信号の内容のテキスト記述を含む信号を視聴者ステー ションに送信するステップを含んでいる請求項１５記載の方法。 ２３．前記信号はさらに、送信された情報ラベルに対するプログラム信号の内容 に関連した記述を含んでいる請求項２２記載の方法。 ２４．オーディオカテゴリーラベルまたはビデオカテゴリーラベルの選択された 値に対する示された時間の割合が予め定められた時間の割合を超えたときにプロ グラム信号全体を阻止するステップを含んでいる請求項１５記載の方法。 ２５．オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれが ２以上のビットを有するデジタル信号である請求項１５記載の方法。 ２６．さらに、プログラムの提供中にオーディオ信号およびビデオ信号の内容に 従ってオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルを独立して変 化させるステップを含んでいる請求項１５記載の方法。 ２７．プログラム信号はフレームに分割され、送信された情報ラベルはプログラ ム信号のフレームが視聴者ステーションに送信される都度視聴者ステーションに 送信される請求項１５記載の方法。 ２８．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、そこにおいてプログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくと も１つを含んでおり、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルをユーザステーションに おいて発生し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部がユーザに提供されることを阻止し、 ビデオ信号が阻止されたときにビデオ信号のフレームを凍結するステップを含 んでいる情報のラベル付けおよび制御方法。 ２９．さらに、置換オーディオ信号および置換ビデオ信号の少なくとも１つを提 供するステップを含んでいる請求項１６記載の方法。 ３０．置換オーディオ信号はトーンを含んでいる請求項２９記載の方法。 ３１．さらに、文字発生器により置換ビデオ信号を発生するステップを含んでい る請求項２９記載の方法。 ３２．置換ビデオ信号はビデオ信号が阻止されたときに視聴者に提供されるグラ フィックディスプレイを定める請求項２９記載の方法。 ３３．さらに、置換ビデオ信号を視聴者ステーションに送信するステップを含ん でいる請求項２９記載の方法。 ３４．置換ビデオ信号は視聴者ステーションにおいて発生される請求項２９記載 の方法。 ３５．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルをユーザステーションに おいて発生し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部がユーザステーションに提供されることを阻止し、 ビデオスクリーンの一部分をマスクし、 前記ビデオスクリーンの前記マスクされた部分を阻止するステップを含んでい る情報のラベル付けおよび制御方法。 ３６．さらに、オーディオ送信に割当てられたプログラム信号の帯域幅内で置換 オーディオ信号を視聴者ステーションに送信するステップを含んでいる請求項１ ６記載の方法。 ３７．さらに、ビデオ信号の垂直帰線期間内でビデオ信号の一部分の代りに置換 オーディオ信号を視聴者ステーションに送信するステップを含んでいる請求項１ ６記載の方法。 ３８．テレビジョンスクリーンの走査線を表すビデオ信号の一部分の代りに置換 オーディオ信号を視聴者ステーションに送信するステップを含んでいる請求項１ ６記載の方法。 ３９．さらに、ビデオ信号の送信に割り当てられたスペクトルの一部分において 置換オーディオ信号を視聴者ステーションに送信するステップを含んでいる請求 項１６記載の方法。 ４０．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、そこにおいてプログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくと も１つを含んでおり、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルをユーザステーションに おいて生成し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部がユーザに提供されることを阻止し、 ビデオ信号の交互の走査線において置換ビデオ信号を視聴者ステーションに送 信するステップを含んでいる情報のラベル付けおよび制御方法。 ４１．さらに、プログラム信号が送信される周波数チャンネルとは異なる周波数 チャンネルの視聴者ステーションに置換ビデオ信号を送信するステップを含んで いる請求項１６記載の方法。 ４２．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、 送信された情報ラベルに関連したローカル情報ラベルをユーザステーションに おいて発生し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてプログラム信号の 一部分がユーザに提供されることを阻止し、そこにおいて、プログラム信号はオ ーディオ信号およびビデオ信号の少なくとも１つを含み、ビデオ信号およびオー ディオ信号の少なくとも１つはデジタル信号であり、 ビデオ信号およびオーディオ信号のものとは異なるタイムスロット、コードシ ーケンス、位相、周波数、空間的位置および偏波の少なくとも１つにおいて置換 ビデオ信号および置換オーディオ信号の少なくとも１つを視聴者ステーションに 送信するステップを含んでいる情報のラベル付けおよび制御方法。 ４３．情報格付けレベルを特定する複数の送信された情報ラベルの少なくとも１ つをそれぞれが有している複数の情報信号が情報プロバイダステーションから情 報ユーザステーションに送信される情報送信システムにおける情報のラベル付け および制御方法において、 ユーザ入力に応答して、１以上の送信された情報ラベルに関連したローカル情 報ラベルをユーザステーションにおいて発生してユーザに許容可能な情報の１以 上の格付けレベルを特定し、 ローカル情報ラベルに基づいて使用可能な情報のメニューを生成し、使用可能 な情報のメニューはローカル情報ラベルによって特定された１以上の格付けレベ ル以外の格付けレベルを有する任意の情報を排除するステップを含んでいる情報 のラベル付けおよび制御方法。 ４４．情報格付けレベルを特定する複数の送信された情報ラベルの少なくとも１ つをそれぞれが有している複数の情報信号が情報プロバイダステーションから情 報ユーザステーションに送信される情報送信システムにおける情報のラベル付け および制御方法において、 ユーザ入力に応答して、１以上の送信された情報ラベルに関連したローカル情 報ラベルをユーザステーションにおいて発生してユーザに許容可能な情報の１以 上の格付けレベルを特定し、 ローカル情報ラベルをユーザステーションから情報プロバイダに送信し、 ユーザから受信されたローカル情報ラベルに基づいて情報を情報プロバイダか らユーザに送信するステップを含んでいる情報のラベル付けおよび制御方法。 ４５．プログラム信号の一部分を阻止するための前記手段に優先するユーザ優先 手段を具備している請求項１記載の通信システム。 ４６．さらに、前記プログラム信号の一部分を阻止する前記ステップに優先する ステップを含んでいる請求項１５記載の方法。 ４７．ビデオスクリーンのマスク部分を阻止する前記ステップは、 ビデオスクリーンのマスク部分をぼかすステップを含んでいる請求項３５記載 の方法。 ４８．前記ぼかすステップはプログラム信号の一部分を表す平均データによって 実行される請求項４７記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プログラム信号およびプログラム情報ラベルを受信する第１の手段と、 プログラム情報ラベルに関するローカル情報ラベルを発生する第２の手段と、 プログラム情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいたプログラム信号の 部分を阻止する第３の手段とを具備していることを特徴とする情報ラベリングお よび制御システム。 ２．第１の手段は中央送信ステーションからプログラム信号およびプログラム情 報ラベルを受信する請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 ３．第１の手段はローカル記憶装置からプログラム信号およびプログラム情報ラ ベルを受信する請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 ４．プログラム信号はフレームに分割され、各フレームはプログラム情報ラベル を含んでいる請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 ５．プログラム情報ラベルはビデオカテゴリーラベルおよびオーディオカテゴリ ーラベルの少なくとも１つを含んでいる請求項１記載の情報ラベリングおよび制 御システム。 ６．ビデオカテゴリーラベルおよびオーディオカテゴリーラベルは２以上のビッ トでそれぞれ構成されているデジタル信号である請求項５記載の情報ラベリング および制御システム。 ７．前記プログラム信号の部分はビデオ信号およびオーディオ信号を含み、第３ の手段はそのオーディオ信号およびビデオ信号を独立に阻止するように構成され ている請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 ８．前記プログラム信号の部分が阻止されたとき、置換プログラム信号を与える 手段をさらに具備している請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 ９．置換プログラム信号は置換オーディオ信号および置換ビデオ信号の少なくと も１つを含んでいる請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 １０．置換プログラム信号は発声された語句を含んでいる請求項８記載の情報ラ ベリングおよび制御システム。 １１．第３の手段はプログラムの提供中、プログラム信号の提供を再開するよう に構成されている請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 １２．ビデオスクリーン上へプログラム情報ラベルを表示する手段を含んでいる 請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 １３．プログラム信号は、オーディオ信号、ビデオ画像、およびデータ表示テキ ストの少なくとも１つを含むコンピュータファイルである請求項１記載の情報ラ ベリングおよび制御システム。 １４．さらに、プログラム情報ラベルを発生するラベル発生装置と、 プログラム情報ラベルとプログラム信号とを結合させる信号結合装置とを具備 している請求項１記載の情報ラベリングおよび制御システム。 １５．プログラム信号および送信されたプログラム情報ラベルを送信する中央ス テーションと、 プログラム信号および送信されたプログラム情報ラベルを受信するユーザステ ーションと、 送信された情報ラベルに関係するローカル情報ラベルを発生する手段と、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいたプログラム信号の 部分を阻止する手段とを具備している通信システム。 １６．前記阻止する手段はプログラムの送信中、プログラム信号の送信を再開す るように構成されている請求項１５記載の通信システム。 １７．前記プログラム信号はフレームに分割され、送信された情報ラベルは各フ レーム中に視聴者ステーションへ伝送される請求項１５記載の通信システム。 １８．プログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくとも１つを含 んでいる請求項１５記載の通信システム。 １９．送信されたカテゴリー信号はビデオカテゴリーラベルおよびオーディオカ テゴリーラベルの少なくとも１つを含んでいる請求項１５記載の通信システム。 ２０．送信されたプログラム信号はビデオ信号およびオーディオ信号を含み、阻 止する手段はオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルに基づ いてオーディオ信号およびビデオ信号を独立に阻止するように構成されている請 求項１９記載の通信システム。 ２１．ローカルカテゴリーラベルに応答して置換プログラム信号をユーザに提供 する手段を備えている請求項１５記載の通信システム。 ２２．送信されたカテゴリーラベルは暴力内容ラベルおよび性的内容ラベルを含 んでいる請求項１５記載の通信システム。 ２３．置換プログラム信号およびプログラム信号は、異なったタイムスロット、 異なったコードシーケンス、異なった位相、異なった周波数、異なった空間的位 置、異なった偏波の少なくとも１つを占めているデジタル信号である請求項２１ 記載の通信システム。 ２４．ローカル情報ラベルを選択する手段と、 変化しているローカル情報ラベルの選択を阻止する手段とを具備し、 この阻止する手段は変更可能な組合わせを有する結合ロックを含んでいる請求 項１５記載の通信システム。 ２５．ローカル情報ラベルに対する不履行値を記憶する手段をさらに備えている 請求項１５記載の通信システム。 ２６．不履行値を記憶する手段は１日の中の異なった時間に対する異なった不履 行値を記憶するように構成されている請求項１５記載の通信システム。 ２７．送信された情報ラベルはプログラム信号の内容を記述する記述テキストを 表す信号を含んでいる請求項１５記載の通信システム。 ２８．さらに、ユーザステーションにおいて送信された情報ラベルを表示する手 段を備えている請求項１５記載の通信システム。 ２９．送信された情報ラベルは２以上の値を有し、さらに、送信された情報ラベ ルが前記２以上の値のそれぞれにおい格付けを定められているプログラム中の時 間の割合を表す情報信号を含んでいる請求項１５記載の通信システム。 ３０．さらに、情報信号に基づいてプログラム信号全体を阻止する手段を備えて いる請求項２９記載の通信システム。 ３１．プログラム信号を含む複数の情報ユニットを受信し、 情報ユニットの１つの内容にそれぞれ関係している複数のプログラム情報ラベ ルを受信し、 プログラム信号の内容に関係しているローカル情報ラベルを発生し、 プログラム情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいて情報ユニットに対 するアクセスを許可または拒否するステップを有することを特徴とする情報のラ ベル付けおよび制御方法。 ３２．情報ユニットおよびプログラム情報ラベルはローカル記憶装置から受信さ れる請求項３１記載の方法。 ３３．プログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくとも１つを含 んでいる請求項３２記載の方法。 ３４．プログラム信号はデータ信号を含んでいる請求項３１記載の方法。 ３５．さらに、プログラム情報ラベルをビデオスクリーン上に表示するステップ を有する請求項３２記載の方法。 ３６．プログラム情報ラベルはプログラム信号中に含まれている発声された語句 の内容を格付けする請求項３２記載の方法。 ３７．プログラム信号は音楽の歌詞を含んでいる請求項３２記載の方法。 ３８．さらに、ユーザに対する置換情報ユニットを提供するステップを有する請 求項３２記載の方法。 ３９．プログラム信号と置換情報ユニットは、コンパクトディスク、ビデオディ スク、ビデオテープ、オーディオテープ、コンピュータディスク、およびビデオ ゲームカートリッジの少なくとも１つに記録される請求項３８記載の方法。 ４０．置換情報ユニットは対話の一部を含んでいる請求項３８記載の方法。 ４１．置換情報ユニットは置換音楽歌詞を含んでいる請求項３８記載の方法。 ４２．情報ユニットとプログラム情報ラベルは中央送信ステーションから受信さ れる請求項３１記載の方法。 ４３．プログラム信号および送信された情報ラベルをユーザステーションに送信 し、 ユーザステーションにおいて送信された情報ラベルに関係するローカル情報ラ ベルを発生し、 送信された情報ラベルおよびローカル情報ラベルに基づいてユーザに提供され ているプログラム信号の部分を阻止するステップを有することを特徴とする情報 のラベル付けおよび制御方法。 ４４．送信された情報ラベルはオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴ リーラベルを含んでいる請求項４３記載の方法。 ４５．プログラム信号はオーディオ信号およびビデオ信号の少なくとも１つを含 んでいる請求項４３記載の方法。 ４６．さらに、送信された情報ラベルをビデオスクリーン上に表示するステップ を有する請求項４３記載の方法。 ４７．プログラム信号はデジタル信号である請求項４３記載の方法。 ４８．さらに、視聴者に対してプログラム信号の提供を再開するステップを有す る請求項４３記載の方法。 ４９．送信された情報ラベルは暴力内容ラベルおよび性的内容ラベルの少なくと も１つを含んでいる請求項４３記載の方法。 ５０．オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれ暴 力的カテゴリー信号および性的カテゴリー信号の少なくとも１つを含んでいる請 求項４４記載の方法。 ５１．さらに、プログラム信号の内容のテキスト記述を含む信号を視聴者ステー ションに送信するステップを有する請求項４３記載の方法。 ５２．前記信号は送信された情報ラベルに対するプログラム信号の内容に関係し た記述をさらに含んでいる請求項５１記載の方法。 ５３．オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれ少 なくとも４個の値を有し、さらに、オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカ テゴリーラベルが少なくとも４個の値のそれぞれにおいて格付けされているプロ グラム中の時間の割合を示す情報信号を視聴者ステーションに送信するステップ を有する請求項４４記載の方法。 ５４．さらに、オーディオカテゴリーラベルまたはビデオカテゴリーラベルの選 択された値に対する示された時間の割合が予め定められた時間の割合を越えたと き、プログラム信号全体を阻止するステップを有する請求項５３記載の方法。 ５５．オーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルはそれぞれ少 なくとも２ビットから構成されたデジタル信号である請求項４４記載の方法。 ５６．オーディオ信号およびビデオ信号の内容にしたがってはプログラムの提供 中にオーディオカテゴリーラベルおよびビデオカテゴリーラベルを独立して変化 させるステップを有している請求項４４記載の方法。 ５７．プログラム信号はフレームに分割され、送信された情報ラベルはプログラ ム信号のフレームが視聴者ステーションへ送信される都度視聴者ステーションへ 送信される請求項４３記載の方法。 ５８．ビデオ信号が阻止されたとき、ビデオ信号のフレームを凍結するステップ を有している請求項４５記載の方法。 ５９．置換オーディオ信号および置換ビデオ信号の少なくとも１つを視聴者に提 供するステップを有している請求項４５記載の方法。 ６０．置換オーディオ信号がトーンである請求項５９記載の方法。 ６１．文字発生器により置換ビデオ信号を発生するステップを有している請求項 ５９記載の方法。 ６２．置換ビデオ信号が阻止されたとき、置換ビデオ信号が視聴者に提供される クラフィックディスプレイを規定する請求項５９記載の方法。 ６３．置換ビデオ信号を視聴者ステーションへ送信するステップを有している請 求項５９記載の方法。 ６４．置換ビデオ信号が視聴者ステーションにおいて発生される請求項５９記載 の方法。 ６５．ビデオスクリーンの一部をマスクするステップを有している請求項４３記 載の方法。 ６６．ビデオスクリーンのマスクされた部分をぼかすステップを有している請求 項６５記載の方法。 ６７．プログラム信号の一部分を表す平均データによってぼかすステップが行わ れる請求項６６記載の方法。 ６８．オーディオ送信に割当てられたプログラム信号の帯域幅内で置換オーディ オ信号を視聴者ステーションへ送信するステップを有している請求項４５記載の 方法。 ６９．ビデオ信号の垂直帰線期間内に置換ビデオ信号を視聴者ステーションへ送 信するステップを有している請求項４５記載の方法。 ７０．テレビジョンスクリーンの走査線を表すビデオ信号の一部分の代りに置換 オーディオ信号を視聴者ステーションへ送信するステップを有している請求項４ ５記載の方法。 ７１．さらに、ビデオ信号の送信に割当られたスペクトルの一部分において、置 換オーディオ信号を視聴者ステーションへ送信するステップを有している請求項 ４５記載の方法。 ７２．ビデオ信号の交互の走査線において置換ビデオ信号を視聴者ステーション へ送信するステップを有している請求項４５記載の方法。 ７３．プログラム信号が送信される周波数チャンネルと異なっている周波数チャ ンネルで置換ビデオス信号の一部を視聴者ステーションへ送信するステップを有 している請求項４５記載の方法。 ７４．ビデオ信号およびオーディオ信号の少なくとも１つがデジタル信号であり 、ビデオ信号およびオーディオ信号のものとり異なっているタイムスロット、コ ードシーケンス、位相、周波数、空間的位置、偏波の少なくとも１つで置換ビデ オ信号および置換オーディオ信号の少なくとも１つを視聴者ステーションへ送信 するステップを有している請求項４５記載の方法。 ７５．さらに、プログラムのメニューをユーザに提供するステップを有し、メニ ューに現れるプログラムはローカル情報ラベルに応答して選択される請求項４３ 記載の方法。 ７６．ユーザステーションから中央ステーションへローカル情報ラベルを送信し 、 前記ローカル情報ラベルに基づいてユーザステーションへ送信するためのプロ グラムを選択する請求項４３記載の方法。 ７７．複数の情報ユニットを含むプログラム信号を生成し、 その情報ユニットの少なくとも１つとそれぞれ関連する複数のプログラム情報 ラベルを生成し、 プログラム情報ラベルとプログラム信号とを組合わせて結合信号を生成し、 プログラム情報ラベルに基づいてプログラム信号の一部分のユーザへの提供を 阻止するステップを有することを特徴とする情報のラベル付けおよび制御方法。 ７８．前記提供を阻止するステップは、プログラム信号の一部分をぼかす手段と 、プログラム信号の一部分をマスクする手段と、ユーザに対して置換プログラム 信号を提供する手段の少なくとも１つによって行われる請求項７７記載の方法。