JP2000502177A - バッテリの状態、配線と接続部の抵抗、電気システムの総合的な品質、及び電流等の電気システムの測定のための装置及び方法 - Google Patents

バッテリの状態、配線と接続部の抵抗、電気システムの総合的な品質、及び電流等の電気システムの測定のための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 電気エネルギー供給システムの電気的特性を測定するための装置及び方法であって、電圧計等の電圧感応回路、制御可能な電流ソース又はシンク、及びマイクロコンピュータを使用している。マイクロコンピュータは、エネルギー供給システムの一部に対して少なくとも一つの所定の電流パターンを印加するか又は該一部から少なくとも一つの所定の電流パターンを引き出すために電流ソース又はシンクを制御する。電圧感応回路は電流パターンに応答して発生される電圧に応答し、マイクロコンピュータは、エネルギー供給システムの少なくとも一つの電気的特性の値をその応答の結果として計算する。

Description

【発明の詳細な説明】 バッテリの状態、配線と接続部の抵抗、電気システムの総合的な 品質、及び電流等の電気システムの測定のための装置及び方法 関連出願の相互参照 本出願は、デントン・エム・ブラムウェル(Denton M.Bramwell)によって 1995年9月8日に出願された仮特許出願第60/003,453及びデント ン・エム・ブラムウェルによって1996年1月23日に出願された仮特許出願 第60/010,487に基づく優先権を主張するもので、これらの出願の開示 内容を本明細書の一部を成すものとしてここに援用する。 発明の背景 本発明は電気システムの電気的特性、特に電気エネルギー供給システムの特性 を測定するための方法と装置に関する。本発明は、特に車両の電気システムの特 性を評価するのに適合させたものであるが、多くの異なる形式の電気システムに も適用できる。 多くのテスト装置では、抵抗、エネルギー源とケーブルの総合的な性能、及び 回路中の流れる電流等の回路パラメータを測定できることが有用である。これは 、乗用車、トラック、ボート等の車両における電気的な問題を検査するのに特に 有用である。バッテリ、スタータモータ、オルタネータ等の部品は、保証期間中 に製造メーカに戻され、そこで欠陥がないことが発見されることが頻繁にある。 現在、バッテリの状態を評価する一般的な方法は、バッテリの端子に電圧計を 接続し、大量の熱を放散できる抵抗値の低い抵抗をバッテリ端子に接続し、そし てバッテリが放電する間における端子電圧を時間の関数として観察することであ る。このテストはバッテリに恒久的な変化をもたらし、バッテリが完全に充電さ れていなければテストを行うことができず、そして正確にするためにはバッテリ の温度で測定結果を補正し なければならない。 バッテリをテストする他の方法は、バッテリの端子に小さなAC信号を加え、 ホイートストンブリッジ(又はその派生形)を使用してバッテリの内部抵抗を測 定することである。バッテリの内部抵抗はバッテリの状態に関係し、このテスト は、バッテリの状態に大きな影響を与えることのない比較的小型の装置を使用可 能で、かつ完全に充電されていないバッテリにも適用できるという利点がある。 多くの場合、従来の抵抗計は、配線及び接続部の抵抗を測定するのに役立たな い。何故なら、その抵抗値が小さ過ぎるからである。乗用車の電気システムを例 にとると、エンジンを始動するのに約200Aが必要である。この場合、10ミ リオーム程度の低抵抗でも重大な問題となるが、これは従来の抵抗計の測定範囲 よりはるかに低い。この場合も、推奨される通常の手順は、電気システムに抵抗 値の低い抵抗を接続し、ステトすべき配線及び/又は接続部を介して大電流を引 き出し、システムの抵抗を推定するために電圧低下を素早く測定することである 。 通常、電流の測定は、回路中に設けた電流計、周囲の磁界から電流を推定する クランプオン型装置の何れかで行われる。 回路内電流計を挿入するためには回路を切断して挿入し、測定すべき電流が電 流計を介して流れるようにしなければならない。この方法は実施が面倒な欠点が ある。また、電流計の実際上の制約及びコネクタの抵抗により、通常は50A未 満の電流に限られる。 電流を取り巻く磁界から電流を推定するクランプオン型の電流プローブはより 便利である。しかし、安価なモデルでは限られた精度しか得られず、ほぼ10A 以下の電流は許容できる精度で測定できない。精度の高いモデルは非常に高価に なる傾向がある。 電気エネルギー源と電気エネルギーを目的とするところまで供給するために使 用される導体とから成るシステムを1ステップで評価する一般的に利用できる手 段は存在しない。 本明細書に記載した装置には、自動車用及び固定型バッテリのテスト、 ミリオーム以下の低抵抗の測定、電気エネルギー源と接続ケーブルとから成るシ ステムの1ステップ評価、回路中を流れる電流の測定等の多くの用途があり、全 て同じ基本回路が使用される。 発明の概要 本発明は、従来技術の欠点を避ける方法で車両の電気システムの種々のパラメ ータを迅速かつ正確に測定する方法と装置を提供するものである。本発明は主に 車両の電気システムに適用できるが、材料取扱い装置等の、直流モータを採用す るその他の電気システムにも適用できる。 本発明は、車両のバッテリケーブルとバッテリとの間、車両のスタータモータ をバッテリに接続する電磁スタータスイッチ内、及び車両用オルタネータとバッ テリとの間で発生する電気的接続部、並びに同様のオーム接続部のコンダクタン ス、即ちミリオームの抵抗値を測定するための方法及び装置を提供する。本発明 はまた、車両のバッテリ回路等のエネルギー供給システムの評価指標(figure o f merit)、例えば、常温エンジン始動電流値を、再現性がありかつバッテリに 必要以上のストレスを掛けることのない方法で決定するための方法及び装置を提 供する。テスト器具を挿入するために回路を切断する必要がなく、また回路にテ スト電流でない負荷電流が流れていても正確な測定が行えるという利点がある。 本発明の一つの様相によれば、電気システム測定方法及び装置は、制御可能な 電流源、電圧感応回路、及びマイクロコンピュータを備える。マイクロコンピュ ータは電流源を制御して、エネルギー供給システムの少なくとも一部に少なくと も一つの所定の電流パターンを印可する。更に、マイクロコンピュータは、電流 源によってエネルギー供給システムの一部に印加された電流パターンに応答して 発生される電圧にも応答する。マイクロコンピュータは、エネルギー供給システ ムの少なくとも一つの電気特性の値を発生された電圧の関数として計算する。 本発明の一つの様相によれば、直流回路ノイズに打ち勝つのに充分なレベルで 瞬間的に電気エネルキーを印加することにより経路の抵抗又は コンダクタンスが測定される。電気パラメータの測定が行われ、そして線型重ね 合わせの法則を用いて電気抵抗又はコンダクタンスに変換される。マイクロコン ピュータによる制御下の電気源は、電界効果型トランジスタ(FET)のような 高速スイッチングデバイスを利用して電気経路に接続される。電気的パラメータ の測定を2回行うことにより、負荷電流のようなテスト電流でない電流を相殺し 、回路に負荷がかかった状態での測定が可能となる。経路の抵抗/コンダクタン スがこのようにして一旦測定されると、経路を流れる電流を得るために経路を横 切って生じる電圧降下が測定される。これにより、経路を切断することなく経路 を通して流れる電流を測定する簡便な手段を実現できる。 本発明の他の様相によれば、一つまたはそれ以上の短い期間の間、バッテリの 最大容量以下でバッテリに電流を供給又はバッテリから電流を引き出すことによ り貯蔵バッテリ装置がテストされる。端子電圧と内部インピーダンスがバッテリ 温度と共に測定され、評価指標を推定するために使用される。評価指標は、例え ば、常温エンジン起動電流とすることができる。バッテリの内部インピーダンス は、本発明の他の様相による抵抗/コンダクタンス測定技術を使用して測定でき る。バッテリへの電流の供給またはバッテリからの電流の引き出しは、電気的パ ラメータの付随する測定とともに、マイクロコンピュータの制御下で行われる。 マイクロコンピュータは測定回路を制御し、結果を計算し、この結果は、測定さ れた電気パラメータから簡単にユーザのために表示できる。 本発明を車両の電気システムに適用した場合、完全に集積化され、車両の電気 システムやその構成部品に必要以上のストレスをかけることなく正確なテストを 行えるコンパクトな測定器具を提供できる。本発明を、直流モータの抵抗/コン ダクタンスの測定等の他の電気システムに適用した場合、モータを回転させるこ となく測定ができる。この効果は、直流回路ノイズを避けるのに充分な大きさの 電流を利用するという事実にも関わらず達成できる。何故なら、電流の印加はモ ータを回転させるのに充分なエネルキーを供給するのには不十分な短い時間だけ 行われるた めである。 本発明の種々の様相による実施例を以下に記載する。その他の例は当業者には 明らかであろう。 上記の及びその他の本発明の目的、利点及び特徴は、図面き関連づけて以下の 明細書を理解することにより明らかにあるであろう。 図面の簡単な説明 図1は本発明による電気システム測定装置のブロック図であり、 図2は本発明において有用なバッテリ温度センサの分解斜視図であり、 図3は本発明によるバッテリの評価指標を測定する方法のフローチャートであ り、 図4は本発明による抵抗値を測定する方法のフローチャートであり、 図5は本発明による回路の評価指標を測定する方法のフローチャートであり、 図6は本発明による回路中を流れる電流を測定する方法のフローチャートであ る。 好適な実施例の説明 電気システム測定装置20のための回路を図1に示す。Dctr1は、トランジス タ又は電界効果型トランジスタ等の電流制御デバイスで、このデバイスは検出抵 抗Rsともう一つの抵抗Rxを通して流れる電流を制御する。その全体が制御シス テム22として示されているメモリ、データプロセッサ、及び制御システムによ って電圧が制御増幅器25の電流制御ポイントAに印加されると、この制御増幅 器25はポイントAと、抵抗Rsの両端の電圧を検出する差動増幅器27のポイ ントBの出力との間の差を増幅する。この結果、ポイントAとポイントBにおけ る電圧が等しくなるようにRsとRxを通して電流が引き出される。このようにし て、制御システム22の制御下で任意の所望の大きさと波形を有する電流がRs とRxを通して引き出すことができる。スイッチS1とS2を設定し、RsとRx を通して引き出し、電圧計26によって測定された電圧を同時に測定し、そして 場合によっては、電圧と電流の値に算 術演算を施すことにより有用な診断情報が発生される。更に、バッテリ温度を測 定するためのオプションの温度センサ28が示されている。バッテリの測定の場 合、この装置によって発生された情報により温度補償が可能となり、以下に更に 詳く述べるように、より精度の高い結果が得られる。 図示の実施例では、メモリ、データプロセッサ及び制御システム22は、内蔵 のDA変換器を有するか又は外部のDA変換器を駆動するマイクロコンピュータ である。電力消費を低減するために、電圧計26は、サンプルホールド型である ことが好ましく、これにより測定は短い期間の間に行われる。 バッテリ状態のテスト バッテリの状態は、充電状態、温度及び内部抵抗の3つの変数から推定できる 。もしバッテリに(「表面チャージ(surface charge)」としても知られる)分 極(polarization)が無い場合、充電状態は、無負荷状態でのバッテリの端子電 圧によって推定できる。この変数をVOCとする。温度をTとする。バッテリの内 部抵抗をRIとする。バッテリの評価指標をFOMとする。図示の実施例では、 FOMはバッテリの常温エンジン始動電流値(Cold Crank Ampere rating(CC A))である。従って、FOMはVOCと、T及びRIの関数である。 FOM= f(VOC,T,RI) 図示の実施例では、バッテリBATに電力を印加及び/又は電力を除去し、そ の結果生じる端子電圧の変化を観察し、メモリ、データプロセッサ及び制御シス テム22内で計算を行うことによってRIが決定される。若しくは、FOMはVO C 、T、EMEASURED及びITESTにより直接表すことができる。なお、ITEST既知 のテスト電流であり、EMEASUREDは、ITESTが流れている間のバッテリ端子電圧 である。当業者には明らかなように、テスト電流を上手に選ぶことにより計算の 一部 又は全てを省くか単純化できる。 制御システム22は、(1)バッテリが12ボルトか24ボルトか、テストが できる程度に充分充電されているか、及びバッテリの「表面チャージ」が既に放 出されているかを判断し、そして(2)温度、端子電圧(充電状態を判定するた め)及び内部インピーダンスを測定し、(3)CCA等の評価指標を計算して表 示する。したがって、オペレータはテスト用配線を取り付けることと、ディスプ レイ30上の測定結果を読み取ること以外は何もしなくてもよい。 温度センサTSは、器具の電圧プローブ内にあり、バッテリ(BAT)と熱的 に密接している。バッテリの温度はデータプーセッサによって「読み取られ」、 計算の為に記憶される。 バッテリの端子電圧は、テスト電流を引き出すことなく(又は非常に小さい電 流を引き出して)測定される。バッテリBATの内部抵抗RIによる電圧降下EO はテスト電流でない電流が流れていない場合零になる。制御シテスム22が出力 を発生しテスト電流が引き出されると、RIによる電圧降下が発生し、これによ ってバッテリの端子電圧は低下する。ループルールにより、無負荷時の電圧から 負荷時の電圧を引いた値が内部抵抗での電圧降下である。したがって、RIは( EO−ETEST)/ITESTとなる。 他のアプローチは、異なった大きさの2個の電流パルスを引き出すことで、こ の場合も線型重ね合わせの法則を適用する。したがって、RIは(E1−E2)/ (I1−I2)となる。負荷状態ではバッテリ電圧は瞬間的にその平衡電圧になら ないので、2パルスシステムは、整定時間(settling time)による誤差を減少 できる利点を有する。更に他のアプローチは、1個のパルス又は大きさの異なる 2個のパルスをバッテリに供給し、上記の場合と同様な測定と計算を行うことで ある。同じ式が、「ソース(source)」の場合と同様に「シンク(sink)」の場 合も支配する。図示の実施例では、約0.01アンペア〜100アンペアの範囲 の電流パルスが約0.1ミリ秒〜約10ミリ秒の間印加される。 バッテリの内部抵抗を測定する更に他の方法では、バッテリの端子に可変の電 流シンク又はソースが取り付けられる。バッテリ端子電圧は、制御システム22 の内部の比較器に接続された電圧計26によって監視される。制御システム22 の制御下において、電流シンク又はソースは、比較器の状態が変化するまで、漸 増する電流を引き出すか又は供給する。 この状態の変化がデータプロセッサに信号によって伝達される。この時点で、デ ータプロセッサは、バッテリ端子電圧に所定の変化を生じさせるのに必要な電流 の量を「知る」ことができ、そして式R=E/Iにより内部抵抗を計算できる。 バッテリBATの内部抵抗を測定する更に他の方法では、バッテリの定格常温 エンジン始動電流容量の約半分に等しい一定の電流をバッテリから引き出す。端 子電圧は1秒当たり0.2ボルト、即ち1ミリ秒当たり0.2ミリボルトのオー ダの割合で減少する。もし数ミリ秒の間電流が引き出されると、バッテリ端子電 圧は、0.1ミリボルトの数倍だけ変化するが、これは充分測定可能である。テ スト電流とテスト期間中の放電曲線の傾きが分かれば、内部抵抗の変化速度を計 算できる。これから、バッテリが許容できる最低端子電圧に達するまでに必要な 時間を計算できる。 制御システム22はバッテリからRsを介して流れるテスト電流を増幅器25 、27を介して設定する。バッテリ端子電圧が落ちついた後、データプロセッサ はBAT電圧をサンプリングするように電圧計26に指令する。そして、読取値 はその後の計算のためにメモリに記憶される。データプロセッサは所定時間だけ 待機し、2回目のサンプリングを行うことを指令する。そして、2回目のサンプ ル値が記憶される。これらの2つの記憶された電圧値から、電圧低下曲線の傾き が決定され、バッテリの評価指標が計算されて表示される。 バッテリの評価指標の計算に使用される変数の内の一つはバッテリ温度である 。現在使用されている手順では、ユーザーがバッテリ温度の推定値を手動操作に よって入力しなければならない。これにより測定が遅 くなり、誤差を誘発する。より好ましい構成は、温度の実際の測定値を自動的に 得るものである。図2において温度センサTSは、ポイント、即ちプローブチッ プ34を備えた中空の金属部品32内に埋め込まれており、プローブチップ34 は、バッテリ端子電圧を表示する電圧計26に通じるライン44上に電圧信号を 供給するために、テストを行っている回路中の配線と接触する(電圧プローブチ ップ)。この配線は、測定装置20をバッテリBATの陽極端子に接続するケル ビンクリップの一方に通じるリード線40でもよい。そして部品32は、金属性 のポイント34を突出させた状態で絶縁スリーブ26内に入れられている。この 組立体全体は、一端にノッチ39を形成した金属スリーブ38の内側に保持され ている。このノッチにより電圧プローブチップを配線40上で確実にセンタリン グできる。温度センサTSはライン42を介して制御システム22にバッテリ温 度のデータを報告する。もし測定装置20をバッテリBATに接続するためにケ ルビンクリップが使用される場合、温度センサTSは、クリップに簡単に取り付 けられるがそれからは熱的に絶縁され、温度センサTSがバッテリポストに接触 し、ケルビンクリップの温度特性によって比較的影響を受けていないバッテリ温 度を「報告」する。 図3のフローチャートは、簡単で短期間の電流パルスを用いてバッテリがどの 様にテストされるかを示す。この方法が46から開始されると、温度センサ28 が読まれ、温度の読取値が落ちついたか否かが50において判定される。もし落 ちついていない場合、制御は54において所定時間待機し、48において温度の 読み取りをもう一度行う。温度の読取値が落ちついた場合、52において温度の 読取値がメモリに記憶される。その後、スイッチS1がA位置に、スイッチS2 がC位置に設定される。そして、バッテリ電圧Vccが電圧計26により読み込ま れ、メモリに記憶される。その後、制御システム22は、バッテリ端子電圧Vcc の読み取り・記憶を行いながら既知のテスト電流をバッテリに供給するか、若し くはバッテリ端子電圧vccの読み取り・記憶を行いながら既知のテ スト電流をバッテリから引き出す。そして、制御システム22は上記した原理を 使用してCCAを計算しその値をディスプレイ30上に表示する。実際には、他 のより複雑な形の電流を印加することにより、ノイズの影響から逃れるだけでな く二次誤差を相殺できる利点が得られる。例えば、2個のパルスの差は、電圧測 定間隔の間におけるバッテリ端子電圧の低下に起因する誤差をキャンセルするた めに使用できる。或いは交流を同期検波と組み合わせて使用することにより近く の導体によって引き起こされるにせの信号(artifacts)を除去できる。 配線及び接続部の抵抗 非常に類似した手順を低抵抗値の測定に使用できる。この場合、バッテリBA Tはもはやテストの対象ではない。それに代え、テスト中の抵抗(resistance u nder test,RUT)RXの抵抗値が測定される。この抵抗RXは長い導体、電気 的ジョイント、又は導体とジョイントとの組み合わせであることができる。実際 には、バッテリBATとRUTとの間の任意の接続部が外され、測定装置20内 の小型のバッテリがRUTに電流を供給する。この手順を図4に示す。この手順 では、RUTの抵抗値を測定するために短い期間のパルスを使用している。テス トはテスト電流でない電流がRXを通して流れている状態で行うこともでき、こ の電流は無視される。車両においては、時計のように絶えずオフにされることが ない幾つかの装置に供給される電流である。 抵抗テスト測定方法が64から開始されると、66においてスイッチS1が位 置Bに設定され、スイッチS2が位置Dに設定される。68においてRXの両端 間の初期電圧EOが電圧計26を使用して測定され、メモリに記憶される。その 後、制御システム22は、抵抗RXを通して既知の電流が引き出されるように増 幅器25、27を動作させ、その間電圧計26はRXの両端の電圧E1をサンプリ ングし保持する。70において電圧E,の値がメモリに記憶される。制御システ ム22は72において、線型重ね合わせの法則を使用してRXの抵抗値を計算す る。これにより、下記の式を使用することで回路中を流れるテスト電流でない 電流を効果的に無視できる。 RX=(E1−EO)/ITEST テスト電流でない電流が存在している状態で抵抗測定を行える能力は非常に便 利である。何故なら、これによりテスト中の電気システムを抵抗測定を行うため にオフにする必要がなくなるからである。図示の実施例では、測定装置20をテ スト中の抵抗(RUT)に接続するためにケルビンコネクタ又はクリップが使用 されている。 最も基本的なアプローチはテストすべき配線又は接続部(RUT)を介してあ る大きさの電流、例えば1Aの電流を流すことである。これにより、RUTを横 切って発生する電圧低下を測定し、それを通って流れる電流の量を知ることがで き、抵抗値を計算できる。1Aを選択すると便利である。それはRUTでの電圧 低下がそれを通って流れる電流と数値的に等しくなるためである。これにより測 定値が得られるが、もし、車両ではよくあるようにテスト電流でない電流がRU Tを通って流れていると、誤差を含む。テスト電流でない電流が存在している状 態でRUTの抵抗値を測定できるようにするために、測定が2回行われる。E1 は任意のテスト電流でない電流(合計でI1)が流れている場合のRUTでの電 圧降下であり、E2はテスト電流とテスト電流でない電流の両方が流れている場 合の電圧降下である。テスト電流とテスト電流でない電流の合計がI2である。 線型重ね合わせの法則により、R=(E1−E2)/(I1−I2)が得られる。I1 −I2はテスト電流に等しくこれは既知であるため、Rの値は簡単に計算できる 。 RUTの抵抗値を測定するもう一つの方法は、RUTを通して等しい電流パル スを最初は一方向にそして次は反対方向へ流すことである。二つの電流方向の各 々について1回、合わせて2回の電圧サンプリングが行われる。この場合も、線 型重ね合わせの法則により、RX=(E1−E2)/(I1−I2)が得られる。な お、RXはテスト中の装置の抵抗、 E1はI1が流れた時RXの両端の電圧、E2はI2が流れた時のRXの両端の電圧で ある。もしテスト電流でない電流も回路中を流れている場合、I1はテスト電流 でない電流IOと第1テストパルスIT1とから成る。I1とI2の値は、I1=IO +IT1、、I2=IO+IT2の式により計算できる。RXの式に代入することによ り、RX=(E1−E2)/((IO+IT1)−(IO+IT2))が得られる。分母 の括弧を取ると、IOのテスト電流でない電流の項がなくなり、RXは、値が全て 分かっているE1、E2、IT1、及びIT2だけによって表される。したがって、RX の値を制御システム22によって計算できる。この場合も、システムは、大き な未知の非テスト電流の存在下でRXを測定できる。 RUTの抵抗値を測定する更に別の方法は、2つの異なる電流パルスをRUT を通して同じ方向に流し、電圧の差を測定することである。この場合もRX=( E1−E2)/((IO、+IT1)−(IO+IT2))が成り立ち、テスト電流でな い電流の存在下でRXを計算できる。計算を単純化するために1Aと2Aの電流 を使用するのか便利である。 RUTの抵抗値を測定する更に別の方法は、ランプ状又は階段状(本議論では 両者は実際上等価であるとする)に変化する電流を供給する電流源と、制御シス テム22内の比較器を使用することである。抵抗値RXは「ランプ」(直線的に 増加する電流)を使用することによって得られる。テストランプを印加していな い状態においてRUTを横切って発生する電圧が比較器の基準電圧に達するまで に必要な時間(T1)を、テストランプを印加した状態においてRUTを横切っ て発生する電圧が比較器の基準電圧に達するまでに必要な時間(T2)と比較す る。RUTの抵抗値はT2−T1に直線的に比例する。同様に、T1とT2はデュ アルスロープ技術(増加積分時間をある既知のVREFへの減少積分時間で割る) によって見出すことができる。この場合もRXはT2−T1に比例する。ランプ電 流は電流値が既知の値になるまで増加できる。電流のランプが始まる前に電圧を 測定し、そして差が既知の値(例えば1又は10mV)になるまで電流を増加さ せ、その差を生じさせた電流を 記録することにより抵抗値を簡単に計算できる。適切な電流になった時に「フラ ッグをたてる」ように適切なオフセット値にセットされた簡単な電圧比較器を用 いることにより速度を向上できる。これは各電流増加ステップの後で、電圧計2 6内のAD変換器が電圧を測定するのを待っている場合に比べさらに速い。 RUTの抵抗値を測定する更に別のアプローチは、RUTと、RUTに直列接 続された既知のコンデンサとによるRC時定数を使用してRUTの抵抗値を見つ けることである。最初、コンデンサを並列スイッチによって完全に放電した状態 に保つ。並列スイッチが開かれ、デバイスDctrlが閉じられると、RUTの両端 間に電圧V+が現れ、コンデンサが充電されるにしたがって指数関数的に低下し 始める。 RC曲線上の63%の点に到るまでの時間はRX×Cに等しいので、RXはデー タプロセッサによって簡単に計算できる。この回路は、入力を電圧計26に対し てAC結合することにより(RUTを通る他の電流によって生じる)直流成分に 対して影響を受けないようにできる。このため、コンデンサとRUTによって作 られるRC減少(RC decay)のみが測定される。わずかに異なる構成において は、コンデンサを最初シャント抵抗を介してグランドに接続することによって放 電状態に保つ。スイッチDctrlがオンになると、コンデンサは充電を開始し、R UTの両端間に電圧V+が現れる。コンデンサが完全に充電されると、RUTを 通して電流が流れなくなる。スイッチDctrlが閉じられてからRC曲線上の63 %の点に到るまでの時間を知ることにより、RC時定数を見出すことができ、こ れからRUTの抵抗値を簡単に計算できる。 一実施例では、RUTは古典的なブリッジ回路の一つの辺に接続される。ブッ リジに印加する電圧は直流でも交流でもよい。ブリッジが平衡状態になった時に は、印加電圧が交流か直流かに関わらず出力は零となる。直流の場合、データプ ロセッサによる計算によってRUTを通って流れる非テスト電流の影響が除去さ れる。交流の場合、同期検波が使用され、これによりテスト電流でない直流電流 、及び印加した交流と周波 数が異なる交流電流は無視される。或いは、ブリッジの固定抵抗の任意のものを FETのような能動デバイスに置き換え、ブリッジの平衡の確立とRXの測定を 行うためにデータプロセッサを反復的に使用してもよい。電圧計26の出力を監 視することによりデータプロセッサはブリッジが平衡状態にあるか否かを検知す る。もし平衡状態にない場合には、増幅器25へ印加される入力電圧が変更され 、ブリッジが平衡状態にあるか否かが再びテストされる。受入れ可能な平衡状態 となるまでこれが続けられる。印加電圧の関数である能動デバイスの抵抗は知る ことができる。したがって、平衡状態を確立した印加電圧を知ることによりRX の計算が可能になる。 また、RUTの抵抗値は印加したACテスト信号のみを使用して測定してもよ い。これには、非常に大きな直流電流が存在していてもテストが実施できること 、及びテスト信号でないAC信号によってシステムが影響を受けないようにでき る等の利点がある。一実施例では、制御システム22は、10〜2,000Hz の範囲の一以上の周波数で正弦波を発生するように増幅器25、27を制御する 。RXの両端に発生する電圧を監視するために同期検波が使用される。テスト周 波数以外の全ての周波数は、直流と同様に除去される。データプロセッサは幾つ かのテスト周波数を発生させることができるため便利である。これにより回路中 の任意のリアクタンスの値を推定できる。リアクタンスに対してベクトル減算を 行うと抵抗成分のみ残り、RXの抵抗値が得られる。更に、リアクタンス成分の 大きさと符号は回路のインダクタンス又はキャパシタンスを推定するのに使用で きる。 電気システムの総合的品質 負荷へ電気エネルギーを供給する基本的なシステムは非常に馴染みの深い電気 回路であり、この回路はエネルギー源(発電機、バッテリ等)と負荷(電球、ヒ ータ巻線、テレビ受像機)とから成る。単純な回路の場合、エネルギー源から引 き出された電流は、バッテリの端子電圧と、バッテリの内部抵抗を含む回路中の 全ての抵抗の合計とによって決定さ れる。過去においては、電気エネルギー供給システムは、エネルギー源の端子電 圧によってのみ特徴づけられていた。端子電圧は有益な情報を提供するが、シス テムを完全に特徴づけるためには充分な情報といえない。システムのエネルギー 供給能力を特徴づけるためには、エネルギー源の内部抵抗を含む、供給システム の抵抗値も特定することが重要である。車両の電気システムの場合には、関係す る抵抗はバッテリの内部抵抗と接続配線の抵抗、それに加え回路中の電気的接続 部の抵抗である。 バッテリの内部抵抗又はインピーダンスを見出すための上記した技術を使用す ることにより、エネルギー源の内部抵抗/インピーダンスを含む供給システム全 体の抵抗値を測定できる。或いは、回路を切断し、負荷はそのままにして、回路 に関する有用な情報を得るために、負荷の抵抗値を含む回路全体の抵抗値を測定 する。一般的な例は、車両のエンジン始動システムの抵抗である。測定装置20 をスタータソレノイドのバッテリ端子と電気スタータのケース接地端子に取り付 けることができる。ケーブルとコネクタの抵抗に加えバッテリの内部抵抗も測定 でき、スタータへ電流を供給する電気システムの能力を正確に予測できる。測定 装置20はソレノイドのバッテリ端子とスタータ端子とに取り付けることができ 、回路の総合的な直流抵抗値を測定できる。もしこれが供給システム単体での抵 抗値よりもはるかに高い場合には、電気エネルギーはスタータに効率的に運ばれ るであろう。僅かな変更により、これらと同じ技術を、直流励起だけでなく交流 励起を使用して任意の負荷に使用できる。 電気システムの負荷への電力供給能力は、電気エネルギー源の端子電圧、電気 エネルキー源の内部抵抗、及びケーブルとコネクタ中の全ての抵抗の合計によっ て決まる。議論のために、一定の効率Fを有する電気モータが、内部抵抗がRIN T である電圧Vの電気エネルギー源に接続されているものとする。この電気シス テム中のケーブルとコネクタの総抵抗値はREXTである。電気モータのシャフト に供給できる最大パワーPMAXは、 となる。PMAXせ非常に有用な評価指標、即ちFOMである。 場合によっては、負荷における電圧がある選択されたレベルまで低下すること なく負荷の端子に供給できる最大電流によってシステムのFOMを表すことがよ り望ましい。例えば、スタータの端子における電圧を10ボルト未満に低下させ ない範囲で車両のスタータモータに供給できる電流が決定される。この計算はオ ームの法則の直接的な適用である。逆に、同じ技術を、二次バッテリがケーブル と接続部を介して電荷を受け入れる能力を評価するために使用できる。この場合 、測定装置20はオルタネータに取り付けられ、テストが行われる。いずれの場 合も、2箇所の接続と1回のテストで実施できる。この手続きは使用が簡単で、 かなりの時間を節約できる。 これかどのようにして行われるか示すフローチャートを図5に示す。この場合 、BATが電気エネルギー源であり、RXがREXTである。例えば、車両において は、BATは車両用バッテリであり、バッテリとケーブルを組み合わせたものが スタータモータを動作させるのに充分な品質を有しているか否かを判定するため にテスト装置がスタータモータの入力端子に取り付けられる。評価指標測定方法 が74で開始されると、76においてスイッチS1が位置Aに設定され、スイッ チS2が位置Bに設定される。回路中にテスト電流が流れていない状態で、78 においてバッテリ両端の電圧が電圧計26にて測定される。そして、スイツチS 2が位置DXに設定される。その後80において、増幅器25、27を使用して 既知の電流がバッテリ及びREXTを介して印加され、RINT及びREXTの両端に発 生する電圧が電圧計26を使用して測定される。82において、前述した原理を 使用して回路の評価指標が制御回路22によって計算され、表示装置30上に表 示される。 電流の測定 前述した技術は導線の任意の一部における抵抗値を見出しその値をメモリに記 憶するのに使用できる。この回路は、エネルギーが与えられ、例えば車両上のス タータモータに係合される。電流が流れている間、RXを横切って発生する電圧 が測定される。抵抗値と電圧から回路中を流れる電流を計算できる。このための ロジックを図6に示す。導体RXを通して流れる電流を測定する方法が84で開 始されると、86においてスイッチS1が位置Bに設定され、スイッチS2が位 置Dに設定される。88において、RXを開回路にした状態でRXの両端の電圧が 測定される。90において、増幅器25、27により既知の電流がRXに印加さ れ、RXの両端の電圧が電圧計26を使用して測定される。前述した技術を使用 して抵抗RXの値が計算され、意味のある電流測定ができる程度にRXの抵抗値が 十分低いか否かを92において判定する。もしRXの抵抗値が高過ぎるか無限で ある場合には、テスト電流の印加はテスト中の回路に危害を及ぼす恐れがある。 もしRXの抵抗値が高過ぎると92において判定された場合には、94において これがオペレータに通知され、テスト中の回路を保護するためにプロセスは96 で終わる。もしRXの抵抗値が許容範囲内であると92において判定された場合 には、テスト中の回路が98において活性化され、100においてRX両端の電 圧がで電圧計26を使用して測定される。その後103において、制御システム 22はRXを通って流れる電流を計算し、表示装置30上に結果を表示する。交 流励起方式の一つが使用されている場合には、大きな直流回路電流が流れている 間に抵抗値の測定を行うことができ、手順を簡単にできる。 本発明の原理から逸脱することなく以上詳細に記載した実施例の変更や変形を 行うことは可能であり、本発明は、均等の法理を含む特許法の原則に従って解釈 した添付のクレームの範囲によってのみ限定されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電気エネルギー供給システムの電気的特性を測定する方法であって、電圧感 応回路と制御可能な電流ソース又はシンクとを提供し、 エネルギー供給システムの少なくとも一部に対して少なくとも一つの所定の電 流パターンを印加するか又は該一部から少なくとも一つの所定の電流パターンを 引き出すために前記制御可能な電流ソース又はシンクの何れかを制御し、 印加又は引き出された電流パターンに応答して発生される電圧に前記電圧感応 回路によって応答し、 前記エネルギー供給システムの少なくとも一つの電気的特性の値を前記応答の 関数として計算することを含む方法。 2.請求項1に記載の方法において、前記エネルギー供給システムの少なくとも 一つの電気的特性は電源の内部抵抗と外部抵抗であり、前記エネルギー供給シス テムの評価指標を前記内部抵抗と外部抵抗の関数として計算することを更に含む 方法。 3.請求項2に記載の方法において、前記評価指標は、 (なお、PMAXは電源から負荷に運ばれる最大電力であり、 Vは源の測定端子電圧であり、 RINTは電源の内部抵抗であり、 REXTは局所抵抗であり、 Fは定数である) で決定される方法。 4.請求項1に記載の方法において、前記エネルギー供給システムの少なくとも 一つの電気的特性は電源の端子電圧と内部インピーダンスであり、前記電源の評 価指標を計算することを更に含む方法。 5.請求項4に記載の方法において、前記電源はバッテリであり、前記評価指標 の計算は前記バッテリのエンジン始動電流容量を計算することを含む方法。 6.請求項5に記載の方法において、前記端子電圧、前記内部インピーダンス及 び前記バッテリの温度の関数として前記エンジン始動電流容量を計算することを 含む方法。 7.請求項6に記載の方法において、前記バッテリの前記内部インピーダンスは 、前記制御可能な電流ソース又はシンクを用いて前記バッテリに少なくとも1個 の電流パルスを供給するか又は前記バッテリから少なくとも1個の電流パルスを 引き出し、前記電圧感応回路を用いて端子電圧の変化を監視することよって計算 される方法。 8.請求項7に記載の方法において、前記バッテリに少なくとも1個の電流パル スを供給することと、前記バッテリから少なくとも1個の電流パルスを引出すこ との両方を含む方法。 9.請求項7に記載の方法において、前記供給には大きさの異なる少なくとも2 個の電流パルスを供給することを含む方法。 10.請求項7に記載の方法において、前記バッテリの放電曲線の傾きを計算す ること、及び前記エンジン始動電流容量を前記放電曲線の関数として計算するこ とを含む方法。 11.請求項1に記載の方法において、前記電圧感応回路は電圧計であり、前記 電流バターンは少なくとも1個の電流パルスであり、前記少なくとも一つの特性 は前記部分の抵抗であり、この抵抗は前記少なくとも1個の電流パルスの結果と して前記部分を横切って発生される電圧の関数として測定される方法。 12.請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1個の電流パルスは少 なくとも2個の異なった電流パルスであり、前記部分の抵抗が前記部分を流れる 非テスト電流の存在に関わらず測定される方法。 13.請求項11に記載の方法において、前記電流パターンは交流電流パターン であり、前記電圧感応回路は前記交流電流パターンと同期の取られた同期検波器 を含み、更に前記部分の前記抵抗が前記部分を流れる非テスト電流の存在に関わ らず測定される方法。 14.請求項11に記載の方法において、前記少なくとも一つの特性には前記部 分を流れる電流が含まれ、この電流は前記電流の結果として前記部分を横切って 発生される電圧と前記部分の抵抗値との関数として測定される方法。 15.請求項14に記載の方法において、前記部分を通して前記電流を流す前に 前記部分の抵抗が特定の値未満であることを判定することを含む方法。 16.電気システム測定装置であって、 電圧感応回路と制御可能な電流ソース又はシンクと、 エネルギー供給システムの少なくとも一部に対して少なくとも一つの所定の電 流パターンを印加するか又は該一部から少なくとも一つの所定 の電流パターンを引き出し、印加又は引き出された電流パターンに応答して発生 される電圧に応答し、前記エネルギー供給システムの少なくとも一つの電気的特 性の値を前記応答の関数として計算するために前記制御可能な電流ソース又はシ ンクを制御し前記電圧感応回路に応答するマイクロコンピュータとを含む装置。 17.請求項16に記載の装置において、前記制御可能な電流ソース又はシンク は電流検出抵抗と、前記電流パターンを発生するために前記マイクロコンピュー タからの信号と前記検出抵抗を横切って発生される電圧とに応答するデバイスと を含む装置。 18.請求項17に記載の装置において、前記デバイスは、前記マイクロコンピ ュータからの前記信号と前記検出抵抗を横切って発生される電圧とに応答する少 なくとも1個の差動増幅器と、前記電流パターンを発生するために前記差動増幅 器からの出力に応答する電界効果トランジスタとを含む装置。 19.請求項16に記載の装置において、貯蔵バッテリへの接続に適合され前記 電流パターンを受入れ、前記貯蔵バッテリに前記電流パターンを供給するために 接続されている電気コネクタを含む装置。 20.請求項19に記載の装置において、バッテリ温度に関連する表示を前記マ イクロコンピュータに提供するために前記マイクロコンピュータに供給される出 力を有する温度センサを含む装置。 21.請求項20に記載の装置において、前記温度センサは前記電気コネクタ内 に組み込まれている装置。 22.請求項20に記載の装置において、前記マイクロコンピュータは、 バッテリのエンジン始動電流容量を、前記電圧感応回路によって測定された端子 電圧、バッテリの内部インピーダンス及びバッテリの温度の関数として計算する 装置。 23.請求項22に記載の装置において、前記マイクロコンピュータは、前記制 御可能な電流ソース又はシンクを用いて前記バッテリに少なくとも1個の電流パ ルスを供給するか又は前記バッテリから少なくとも1個の電流パルスを引き出し 、前記電圧感応回路を用いて端子電圧の変化を監視することよって前記バッテリ の内部インピーダンスを計算する装置。 24.請求項16に記載の装置において、前記電圧感応回路は電圧計であり、前 記電流バターンは少なくとも1個の電流パルスであり、前記少なくとも一つの特 性は前記部分の抵抗であり、この抵抗は前記少なくとも1個の電流パルスの結果 として前記部分を横切って発生される電圧の関数として前記マイクロコンピュー タにより測定される装置。 25.請求項24に記載の装置において、前記少なくとも1個の電流パルスは少 なくとも2個の異なった電流パルスであり、前記マイクロコンピュータは前記部 分の抵抗を前記部分を流れる非テスト電流の存在に関わらず測定する装置。 26.請求項24に記載の装置において、前記電流パターンは交流電流パターン であり、前記電圧感応回路は前記交流電流パターンと同期の取られた同期検波器 を含み、更に前記マイクロコンピュータは前記部分の前記部分の抵抗を前記部分 を流れる非テスト電流の存在に関わらず測定する装置。 27.請求項24に記載の装置において、前記少なくとも一つの特性には前記部 分を流れる電流が含まれ、前記マイクロコンピュータは前記電 流の結果として前記部分を横切って発生される電圧と前記部分の抵抗値との関数 として前記電流を計算する装置。 28.請求項27に記載の装置において、前記マイクロコンピュータは、前記部 分を通して前記電流を流す前に前記部分の抵抗が特定の値未満であることを判定 することを含む装置。
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