JP2000502031A - ウルトラマリンの粗焼き物を作製する方法と装置 - Google Patents

ウルトラマリンの粗焼き物を作製する方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 この発明は製造を連続的に行うウルトラマリン粗焼き物を作製する方法、およびこの方法を実施する装置に関する。この装置は複数の室で形成される反応ユニットである。これ等の室はそれぞれ上下に搬送装置、配量装置および遮断装置で形成されている。顆粒状あるいはペレット状の初期材料は反応ユニットの室を順次移動し、還元、錯体形成(ゼオライト形成)および酸化の期間を伴う燃焼処理を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】 ウルトラマリンの粗焼き物を作製する方法と装置 この発明は、ウルトラマリンの粗焼き物を作製する方法と装置に関する。 ウルトラマリンを燃やす一般的な方法は坩堝燃焼である。シャモット坩堝は形 状と大きさが変わる。実績のある形状は円箇状や円錐状の坩堝であり、これ等の 坩堝は、一定比の耐火性の陶土とシャモット(Schammott;耐火粘土)により特 別な坩堝プレスで作製され、通常の方法で入念に乾燥させ、次いで複式炉の中で 約 1000 ℃で焼く。これに付属する折れ目のある蓋は同じ材料である。多孔性を 正しく調整することが非常に重要である。一つの坩堝は 10 個以上の焼き物であ る。 初期材料、カオリン、酸化珪素、ナトリウム炭酸塩、硫黄、および還元剤を通 常のボールミル、羽根車ボールミルやエッジランナーの中で均一にしかも微細に 粉砕した後、基礎材料を坩堝に入れる。混合物を満たした坩堝に蓋を押しつける 。これ等の坩堝を、陶磁器産業でのように複式炉の中に下方にあるいは上方にあ るいは交互に蓋と共に積み重ねる。 炉の大きさは種々のものがあり、約 2〜3トンの生産量の数百の坩堝を使う 小さい炉から 1500 個以上で 5〜7トンの生産量の最大の炉まである。 燃焼処理は殆ど例外なく一回の処理で行われる。この場合、三つの期間が区別 される。即ち、 1.加熱期間 ゆっくりとした加熱、炉の大きさに応じて約 10 〜 40 時間 で 500℃にする。 2.反応期間 500℃で始まり、蓋の継ぎ目のところで燃える硫黄の小さな 炎が生じると分かる。ここから反応は熱を放出して坩堝の列 が「ハッキリ」するまで続く。過剰な硫黄は全てこの時に燃 える。期間は炉に応じて約 10 〜 50 時間である。最高温度 は 700〜 800℃。 3.再加熱期間 ここでは褐色の製品になる混合物をゆっくりと緑色に酸化さ せる。この場合、燃焼ガスと共に炉の中に到来する過剰な硫 黄は坩堝の細孔の中に入り込む。灼熱している坩堝からサン プルを取り出しこの期間の終わりを確認する。再加熱期間の 長さは炉の種類に応じて同じ温度で 10 〜 50 時間となる。 燃焼処理が終わると、炉を入念に密閉する。主反応の終わりに褐色の粗焼き物 へ変わることは発生したSO2の還元により行われ、その時、硫黄が析出し、更 に硫黄が冷えた炉の中に入り込んで行われる。その場合、坩堝の壁の多孔性が重 要な役目を演ずる。 ほぼ1〜2日の後に排気ガスのスライド扉も閉ざし、空気を遮断してこの炉を 冷やす。温度が約 200℃に低下すると、マンホールを開け、更に冷却した後に取 り出しを始める。一つの炉の燃焼と冷却の期間は大きさに応じて 10 〜 20 日と なる。 一様なガスの流れに調整するため、および強い酸性の排気ガスを除去するため 、耐酸性の内張りを付けたできる限り高い煙突が必要である。 洗浄し、再粉砕し、水で選別し、乾燥させ、乾燥粉砕させて、粗焼き物を更に 処理する。 仕上がった青色のウルトラマリンを塩素またはガス状の塩化水素と共に約 100 ℃で処理するか、NH4Clに混合して 250℃まで加熱して、ウルトラマリン紫 あるいはウルトラマリン赤が得られる。温度の値、作用期間や濃度に応じて、紫 からピンクまでの望む色調を得るが、これ等の色調は生じたNaClを洗い流し て除去する必要がある。 酸化窒素を含むガスで処理しても同じ結果となる(D.R.P.Nr.1;東ドイ ツ特許の第一番目)。 今まで説明した方法の難点は、一列の坩堝を必ず保管して作製するかあるいは 準備する必要がある点にある。ウルトラマリンの粗焼き物の製作は多くの日数( 10 〜 20 日)の期間がかかり、困難である肉体労働から非常に困難となる肉体 労働を伴う。 ウルトラマリンを作製する他の方法は角石の粗焼き物にある。これには、初期 混合物を素地(角石)にプレスし、次いで間接加熱されたマッフル炉の中で焼い てウルトラマリンにする。 焼き物の品質に応じて、ウルトラマリンの品質は外縁部分から棒の芯に向けて 向上する。焼き物が悪いと逆なる。焼き物は他のものとは似ていない。これは、 例えば坩堝の充填物、初期材料の水分量、使用する坩堝の多孔性の相違、炉の温 度条件および炉の不気密性による。 東ドイツ特許第 149 203号明細書により、反応塔と燃焼室を互いに分離した、 ウルトラマリン、あるいは溶融、灼熱または脱ガス処理で生じる他の製品を作製 する方法が知られている。 この炉は、それぞれ三つの区域、 A, 予備加熱区域 B, 反応区域 C, 冷却区域 を有する立坑のシステムで構成されている。 燃焼は直接燃焼かあるいは発電機燃焼である。 最初の充填は、坩堝を区域Cに入れて、持ち上げ装置のピストンで反応区域B に持ち上げて下から行われる。ウルトラマリンのガスを、燃焼ガスとは別に、引 き出し、場合によって、排気装置あるいは煙突から引き出す。反応が終わるとピ ストンを下げる。こうして、次の粗焼き物のある坩堝をBのところで冷却区域C に、またAにある排気ガスで予熱された坩堝を反応区域Bに沈める。Aを同じよ うに再び充填し、扉を閉める。この装填を終了した後にも、冷ました坩堝をCか ら取り出す。同じ順でピストンを再び持ち上げ、坩堝をBとAに沈め、Aを再び 充填する。 更に、ドイツ特許第 810 054号明細書およびドイツ特許第 817 333号明細書に より、ウルトラマリンを作製する方法が知られている。この方法では、アルミニ ウム珪酸塩あるいは処理温度でアルミニウム珪酸塩を形成する能力のある多数の 構成要素、硫黄、およびアルカリ金属またはアルカリ土類金属を含む混合物を酸 化を防止しながら、600 ℃以上の温度、好ましくは約 750〜 800℃で約 20 分か ら3時間処理し、次に低い温度、例えば約 450 〜 600℃で酸化条件の下で、約1 /2 時間から3時間の期間にわたり加熱を行い、得られた生成物を冷却後に洗浄 する。燃焼処理は同じようにマッフル炉あるいは複式炉の坩堝の中で行われる。 東独特許第 215 708号明細書により人工ウルトラマリンを作製する方法と装置 が知られている。酸化物質を素地と混ぜる代わりに、適当な時点で、穴空き円管 の内部の素地自体の中心点に導入する。温度の影響の下で酸素を発生する反応が 進行する。この円管がその位置に来た後、カプセルの充填はこの円管が粗材料で 外から完全に取り囲まれるまで続行する。円管の底にはガスを放出する開口があ る。この開口を先ず栓で塞ぎ、この栓を穴空き円管の中に入れた中央の円管で押 し返す。カプセルをそのように予備処理して、マッフルの中に入れると、蓋が閉 じ、加熱を始める。この時点で、素地の酸化を行うので、蓋を取り除き、開口を 通して円管の内部に開口のある一つの円管を入れる。この開口の直径は最初の円 管の直径より小さい。高温で酸素を放出する適当な物質を円管に充填し、カプセ ルの壁に置く栓でこの円管を封止する。加熱下で発生する円管の内部の酸素は両 方の円管の開口をそれぞれ通過して酸化させたい素地に流れ、この素地をほぼ同 時に全部分反応させる。何故なら、酸素は素地の中心から外部層に通過して流れ るからである。酸素を放出する材料を円管に充填する代わりに、蓋と栓を通して コックのある円管を導入してもよく、この円管は空気あるいは圧搾酸素用の導管 に接続している。 この解決策の難点は、装置を形成するのに経費が掛かり、カプセル中の微細に 粉砕された素材が燃焼処理で硬化するため、問題なく簡単に空にすることができ ない。 他の解決策は東独特許第 219 924号明細書により周知である。この解決策では 、指定された時点にカプセルの蓋を取り、開口を経由して導入される耐火材料の 円管あるいはピストンを用いて空気を入れる通路を素地に付けている。 更に、東独特許第 228 496号明細書により、ウルトラマリンを作製する炉が知 られている。粗材料を入れるこの炉の室はリング状の断面に形成され、シリンダ の壁にはレトルトの内部に接続する炉の軸に平行に延びる円管状の開口が配置さ れていて、これ等の開口を介して反応ガスか導入される。 今までの方法の全てに共通することは、粉末にした初期材料を使用する点にあ る。充填と熱化学反応により、カプセルあるいはレトルトの全内容物を硬化/焼 結させるまで塊を形成して初期材料を圧縮し、これは再び取り出しを簡単に容易 にする。 近年、ドイツ特許第 44 02 358号明細書により、ウルトラマリン顔料を連続的 あるいは半連続的に作製する多層薄膜法として構成されたウルトラマリン顔料の 製造方法が知られている。メタカオリン、SiO2を含む材料、ソーダ、還元剤 および硫黄の化学量論成分から成る均一に粉砕したあるいは混合した微粒状の初 期材料を連続的に供給ホッパーで配量される。 この供給ホッパーは、連続的に供給する時に分離を防止するため再混合機とし て構成されていて、後続する装置に連続的に装填するための貯蔵容器としても使 用される。 適当なセルホィール取り出し口は一様な初期製品を供給ホッパーから 180℃に 加熱されたパイプ供給ウォームに配量する。このパイプ供給ウォームでは、混合 物の中に閉じ込められている空気や湿気も漏れ出る。硫黄は還元剤と共に溶融さ れ、メタカオリン、SiO2を含む材料とソーダにより吸収される。この場合、 初期混合物は濃縮され褐色である。 180℃で褐色の製品は約 350℃に加熱された槽供給ウォームに達する。ここで は、約 220℃でソーダと硫黄の間の反応が行われる。その場合、CO2がソーダ から漏れ出て、ポリ硫化物を形成し、還元剤の結合水素による微量のH2Oが生 じる。このCO2を槽供給ウォームの中で定量的に追い出す必要がある。この槽 供給ウォームから褐色の素地を 350℃で詰め込み連続プレスの中に供給する。褐 色の製品の連続体は酸化物セラミックス管の中で 700℃あるいは 950℃まで加熱 される。溶融したナトリウムポリ硫化物は、空間格子を形成して固体物質のメタ カオリンと反応してこの変換相となる。その場合、硫黄の蒸気と還元および反応 ガスCO,H2OとH2(x)が漏れ出る。従来の技術では硫黄の蒸気を凝縮させ る。凝縮熱は回収される。H2(x)はSO2と共に酸化して硫黄となる。一酸化 炭素はガス加熱部で再燃焼される。ゆっくりと流れる変換製品の熟成時間(滞在 時間)のために反応塔を用意しておく必要がある。 その後、熱交換機で変換製品を連続的に 500℃と 310℃の順の二段階で冷却す る。この時に回収される熱は後に生じる脱塩溶液を蒸発させるために利用される 。 310℃で3バールまでSO2を伴う連続的な酸化は 24 〜 48 時間の滞在時間と なる容積の連続混合機の中で行われる。次いで、脱塩と濡れた粉砕品を浮遊選別 するとき、回収硫黄 II を回収する。これには従来の技術の作業が続く。 説明した解決策の難点は、ウォーム供給装置が極端な温度負荷によりもはや確 実に動作しない点にある。更に、溶融処理により付着が生じ、これも均一な供給 を妨げる。供給装置に耐熱材料を使用すれば、この装置は殆ど支払不能なものに なる。結局、ウルトラマリンを得る時に必要となる 900℃までの高温は、装置に 使用する種々の材料の長さの延びを変えるので、確実な機能を得ることができな い。 この発明の課題は、前記解決策の難点を排除し、連続製造を可能にし、燃焼処 理の時間を最小にするウルトラマリン粗焼き物を作製する方法と装置を提供する ことにある。 この発明によれば、前記の課題は塵状に微細に粉砕し、その成分に応じて均一 に混合した初期材料を顆粒化および/またはペレット化し、これ等の顆粒および /またはペレットを反応ユニットに供給することにより解決されている。 ウルトラマリンを作製する時の初期材料としては、 (1)カオリン、ソーダ、硫黄および還元剤、あるいは (2)カオリン、ナトリウムポリ硫化物、ソーダ、硫黄、あるいは (3)適当な組成のナトリウムゼオライト、ソーダ、硫黄、ナトリウムポリ 硫化物、 の混合物を使用する。 顆粒化またはペレット化された初期材料の混合物は、重力により反応塔の個々 の室を順次通過し、これ等の室の間に配置されている遮断装置、配量装置および 搬送装置により支援されたり調整される。これ等の装置は、例えば羽根セル搬送 装置として形成してもよい。 粗焼成処理の間の熱化学反応により、顆粒またはペレットの焼結が生じる。つ まり、弱い結合の点状に焼結された接触点が生じる。 周波数の高い振動を加えることにより、これ等の結合は簡単になくなる。 反応ガスや反応蒸気の排出およびガス状および/または蒸気状の反応成分の導 入は、内部にあるガス交換管により行われる。 ウルトラマリンを作製する方法を実施するための装置は、一つまたはそれ以上 の遮断装置、配量装置および搬送装置に接続する加熱または冷却可能な円管状の 多数の室で形成された反応塔から成る。個々の室の内部には、それぞれ熱交換管 がある。内部にある熱交換管は、外から内にあるいはその逆にガス交換を行う多 孔質のセラミックス材料で形成されている。これ等の室は好ましくは円管状に形 成されている。反応塔のこれ等の室は、セラミックス、酸化物セラミックス、鋼 酸化物セラミックスの複合材料、あるいは特殊鋼で形成されている。室のジャケ ットには加熱および/または冷却装置が配置されている。遮断装置、配量装置お よび搬送装置には冷媒を印加でき、好ましくはノズルから出る冷却空気を印加で きる。 反応ユニットあるいは個々の室の各々には周波数の高い振動を発生する装置が 設けてある。 一つの実施例に基づき、この発明をより詳しく説明する。 ここに示すのは、 図1,ウルトラマリンを作製する反応塔、 である。 これに相当する初期材料は微細に粉砕され、その成分に合わせて均一に混合さ れる。続く工程では、この材料をペレット化あるいは顆粒化する。顆粒化および /またはペレット化された初期材料はさらさらとした粉粒特性が高く、羽根セル 供給装置1を経由して反応室として形成された室Iに導入される。 この室Iはセラミックス材料で形成され、室のジャケット2を取り囲む加熱装 置3と全ての室を取り囲む絶縁部9を備えている。室Iの中心には多孔質のセラ ミックス材料の熱交換管4が配置されている。この管の導入部と排出部は外に通 じている。室Iの出口は羽根セル供給装置5を経由して室 II の入口に接続して いる。 この室 II もセラミックス材料で形成され、室のジャケット2を取り囲む加熱 部3と絶縁部9を備えている。この室 II には再び外部に通じる導入部と排出部 を有する中央に配置された熱交換管4がある。室 II の出口は羽根セル供給装置 6を経由して室 IIIの入口に接続している。 室 IIIは室Iと II と同じ構造上の個別ユニットを有する。羽根セル供給装置 6のハウジングの外側には冷却空気の当たる冷却リブがある。このため、ハウジ ングには冷却送風機のノズル7が設けてある。粗焼き物の取出は羽根セル供給装 置8により行われる。この羽根セル供給装置8は室 II とIIIの間にある羽根セ ル供給装置6と同じ構造を持っている。 粗焼き物の冷却は羽根セル供給装置8でも行われ、次に続く捕集容器の水でも 行われる。 顆粒および/またはペレットの移動は、周波数の高い振動の支援と、室の間お よび反応塔の初めと終わりに配置されている羽根セル供給装置1,5,6と8を 用いて、例外なく作用している重力により行われる。 顆粒またはペレットがさらさらとした粉粒特性を持つため、流すことや導入と 排出は余り込み入ったことなく行われる。ウルトラマリンの粗焼き物の生産は反 応塔内で連続的に行われるので、時間を著しく節約でき、高度な均一性が保証さ れる。 初期製品(粗混合物)の処理 室I内では、ペレットおよび/または顆粒状の粗混合物が 400℃で連続的に加 熱される。その際、(1)の初期材料の場合には、ソーダと還元剤により硫黄を 還元してナトリウム硫化物、次いでナトリウムポリ硫化物(S3〜S5)にする。 発生した反応ガスは内部にあるガス交換管4を経由して排出される。即ち、 である。 羽根セル供給装置5により、さらさらした粉粒特性の顆粒またはペレットが室 II に移行する。 室 II では、更に 750℃まで更に加熱が行われ、次いで 400℃に冷却される。 この場合、常時存在する硫黄の蒸気相内では、発光団のグループを同時に封入し てゼオライトの形成が行われる。 硫黄の蒸気圧に応じて不活性にされた硫黄の蒸気相が全期間にわたりバランス しているように、硫黄の蒸気を多孔質のガス交換管4を介して排出して硫黄に凝 縮させることにより、硫黄の蒸気相を維持する。即ち、 あるいは 室 IIIでは、反応素地の温度を一定に維持して、例えば 400℃で、製品中に生 じた過剰なナトリウムポリ硫化物、および製品中で凝縮したコロイド状に分布す る元素の硫黄の酸化および/または不均一化が酸素、水蒸気および二酸化硫黄に より行われる。ガスの導入およびガスの排出は再び内部にあるガス交換管4によ り行われる。即ち、 S+O2→SO2 3S+ 2H2O→SO2+ 2H2S Na24+ 2O2→Na2SO4+ 3S Na24+SO2+O2→Na2SO4+ 4S 内部にあるガス交換管4は、この場合、原理的に以下の役目を満たす。 1.ガス交換管4は反応混合物からの反応ガスと反応蒸気を排出する「内部にあ る煙突」として働く。この場合、適当な装備により、過圧、正常圧および/ または 低圧の領域を移行する。 2.ガス交換管4はガス状および/または蒸気状の反応成分を反応混合物に入れ るために使用される。この場合、適当な装置により、過圧、正常圧および/ または 低圧の領域を移行する。 反応ガスの処理 反応工程からの排気ガスは、周知の方法で、BimSCH規則を維持して大気に排出 するか、あるいはその時に生じた製品を成分として初期材料に戻すように処理さ れる。 1.発生したエネルギを利用して第一反応期間からの一酸化炭素を燃やす。発生 した一酸化炭素を大気中に導く。つまり、 2CO+O2→ 2CO2 2.第二および第三反応期間からの硫黄の蒸気を別々に凝縮して、初期製品に再 利用する。つまり、 SD→SS 3.期間3からの二酸化硫黄と硫黄水素は「クラウス」 (Claus)法により硫黄 に 比例させる。つまり、 2H2S+SO2→ 3S+H2
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年11月28日(1997.11.28) 【補正内容】 補正部分I: 円管あるいは棒を用いて空気を入れる通路を素地に付けている。 更に、東独特許第 228 496号明細書により、ウルトラマリンを作製する炉が知 られている。粗材料を入れるこの炉の室はリング状の断面に形成され、シリンダ の壁にはレトルトの内部に接続する炉の軸に平行に延びる円管状の開口が配置さ れていて、これ等の開口を介して反応ガスが導入される。 今までの方法の全てに共通することは、粉末にした初期材料を使用する点にあ る。充填と熱化学反応により、カプセルあるいはレトルトの全内容物を硬化/焼 結させるまで塊を形成して初期材料を圧縮し、これは再び取り出しを簡単に容易 にする。 米国特許第 2 441 950号明細書には、ウルトラマリンを作製する方法が開示さ れている。この方法では、加湿状態の粉砕した初期材料をピストンあるいはロー ルレンガプレス機中でレンガにして、次いで坩堝の中で燃やして粗ウルトラマリ ンにしている。この方法は坩堝燃焼に当たる。 米国特許第 2 544 694号明細書には、ウルトラマリンを作製する方法が知られ ている。この方法では、粉砕した初期材料をペレット機械に入れ、その中で作製 されたペレットをマッフル炉で燃やして粗ウルトラマリンにしている。記載され ている方法はバッチ回転管炉あるいは連続的な回転管炉の中でも実施できる。 近年、ドイツ特許第 44 02 358号明細書により、ウルトラマリン顔料を連続的 あるいは半連続的に作製する多層薄膜法として構成されたウルトラマリン顔料の 製造方法が知られている。メタカオリン、SiO2を含む材料、ソーダ、還元剤 および硫黄の化学量論成分から成る均一に粉砕したあるいは混合した微粒状の初 期材料を連続的に供給ホッパーで配量される。 補正部分 II : 理の時間を最小にするウルトラマリン粗焼き物を作製する方法と装置を提供する ことにある。 この発明によれば、前記の課題は、顆粒および/またはペレットを反応ユニッ トに入れ、重力により反応塔の室を順次通過し、これ等の室の間に配置されてい る遮断装置、配量装置および搬送装置により支援されたり調整され、その場合、 反応ユニットあるいは個々の室の各々が所定の時間間隔で周波数の高い振動を受 けることにより解決されている。 ウルトラマリンを作製する時の初期材料としては、 (1)カオリン、ソーダ、硫黄および還元剤、あるいは (2)カオリン、ナトリウムポリ硫化物、ソーダ、硫黄、あるいは (3)適当な組成のナトリウムゼオライト、ソーダ、硫黄、ナトリウムポリ 硫化物、 の混合物を使用する。 顆粒化またはペレット化された初期材料の混合物は、重力により反応塔の個々 請求の範囲 1. 塵状に微細に粉砕し、成分に合わせて均一に混合した初期材料を顆粒化およ び/またはペレット化し、これを還元、錯体形成(カオリン形成)および酸化 の期間を伴う燃焼処理にかける、ウルトラマリン粗焼き物を作製する方法にお いて、前記顆粒および/またはペレットを反応ユニットに供給し、重力により 上下に反応塔の個々の室を通過させ、室の間に配置されている遮断装置、配量 装置および搬送装置により支援したり調整し、その場合、反応ユニットあるい は個々の室の各々に所定の時間間隔で周波数の高い振動を印加することを特徴 とする方法。 2. 反応ガスおび反応蒸気の排出と、ガス状および/または蒸気状の反応成分は ガス交換管により行われることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.請求の範囲第1項または第2項に記載の方法を実施する装置において、反応 ユニットを複数の室で形成し、これ等の室はそれぞれ上下に搬送装置、配量装 置および遮断装置により別々に形成され、各室には熱交換管と加熱装置が装備 されていることを特徴とする装置。 4 .反応ユニットあるいは個々の室の各々に周波数の高い振動を発生する装置が 装備されていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の装置。 5. 内部にあるガス交換管は多孔質のセラミックス材料で形成されていることを 特徴とする請求の範囲第3項または第4項に記載の装置。 6. 室は円管状に形成されていることを特徴とする請求の範囲第3〜5項の何れ か1項に記載の装置。 7.室はセラミックス、酸化物セラミックス、鋼と酸化物セラミックスの複合材 料、あるいは特殊鋼で形成されていることを特徴とする請求の範囲第3〜6項 の何れか1項に記載の装置。 8. 室のジャケットの中あるいは上には、加熱装置および/または冷却装置が配 置されていることを特徴とする請求の範囲第3〜7項の何れか1項に記載の装 置。 9. 遮断装置、配量装置および搬送装置には冷媒が印加することを特徴とする請 求の範囲第3〜8項の何れか1項に記載の装置。 10.遮断装置、配量装置および搬送装置のハウジングの中には、冷却通路が配置 されていることを特徴とする請求の範囲第3〜9項の何れか1項に記載の装置 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.初期材料を均一に混合し、還元、錯体形成(ゼオライト形成)および酸化の 期間を伴う燃焼処理にかけるウルトラマリン粗焼き物を作製する方法において 、塵状に微細に粉砕し、成分に合わせて均一に混合した初期材料を顆粒化および /またはペレット化し、これ等の顆粒および/またはペレットを反応ユニットに 供給することを特徴とする方法。 2.顆粒化またはペレット化された初期材料の混合物は反応塔の種々の室を順次 通過し、これ等の室の管に配置されている遮断装置、配量装置および搬送装置 により支援あるいは調整されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方 法。 3.反応塔は時間間隔を置いて周波数の高い振動を印加されることを特徴とする 請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4.反応ガスおび反応蒸気の排出と、ガス状および/または蒸気状の反応成分は ガス交換管により行われることを特徴とする請求の範囲第1〜3項の何れか1 項に記載の方法。 5.請求の範囲第1〜4項の何れか1項に記載の方法を実施する装置において、 反応ユニットを複数の室で形成し、これ等の室はそれぞれ上下に搬送装置、配 量装置および遮断装置により別々に形成され、各室には熱交換管と加熱装置が 装備されていることを特徴とする装置。 6.反応ユニットあるいは個々の室の各々に周波数の高い振動を発生する装置が 装備されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の装置。 7.内部にあるガス交換管は多孔質のセラミックス材料で形成されていることを 特徴とする請求の範囲第5項または第6項に記載の装置。 8.室は円管状に形成されていることを特徴とする請求の範囲第5〜7項の何れ か1項に記載の装置。 9.室はセラミックス、酸化物セラミックス、鋼と酸化物セラミックスの複合材 料あるいは特殊鋼で形成されていることを特徴とする請求の範囲第5〜8項の 何れか1項に記載の装置。 10.室のジャケットの中あるいは上には、加熱装置および/または冷却装置が配 置されていることを特徴とする請求の範囲第5〜9項の何れか1項に記載の装 置。 11.遮断装置、配量装置および搬送装置には冷媒が印加することを特徴とする請 求の範囲第5〜10項の何れか1項に記載の装置。 12.遮断装置、配量装置および搬送装置のハウジングの中には、冷却通路が配置 されていることを特徴とする請求の範囲第5〜11項の何れか1項に記載の装 置。
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