JP2000500684A - 吸収体用の延伸性サイドパネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 次の工程を含む、吸収体(２０)に用いられるサイドパネルのゼロスクラップ製造方法。まず予め決められた部分を有する材料ウエブ(２００)が、縦方向に供給される。ついで、サイドパネルにストレッチを与えるように、予め決められた部分が活性化される。ついで、ウエブ(２００)を第一パネル(３００)と第二パネル(３０５)とに切り離しながら、ウエブ(２００)を連続的に切断する。これらのパネルの各々は、交互になったネスト状の(nested)内側に延びている要素を有しており、これは切断によって画定され、遠位縁部で終了している。これらの内側に延びている要素は、互いに対して縦方向において中心から逸れている(offset)。第一パネル(３００)及び第二パネル(３０５)は、分離され、第一パネル(３００)の内側に延びている要素と、第二パネル(３０５)の内側に延びている要素が、縦方向に整列するように配置される。ついで第一パネル(３００)の少なくとも一部の内側に延びている要素の遠位縁部は、第二パネル(３０５)の内側に延びている要素の遠位縁部の少なくとも一部に接合される。最後に、第一パネル(３００)及び第二パネル(３０５)の複合材は、横方向に切り離されて、延伸性サイドパネルを作り、これは吸収体(２０)に接着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 吸収体用の延伸性サイドパネルの製造方法 発明の分野 この発明は、吸収体用のサイドパネルの製造方法に関する。より詳しくは吸収 体用の弾性的延伸性サイドパネルのゼロスクラップ製造方法に関する。 発明の背景 使い捨て吸収体、例えばおむつ、排泄しつけ用パンツ、失禁用衣類、女性用衛 生衣類等は、現在では市場で非常に一般的な(popular)ものになっている。これ らの製品の多くは、封じ込め特性の改良、及びより良好でより快適なフィットを 含む、様々な機能を提供する、例えばサイドパネルのような部材(features)を含 んでいる。 使い捨て吸収体の構成における最も重要な考慮事項は、材料費を含む製品の製 造コストである。本発明は、無駄な材料をほとんど又はまったく生じない、吸収 体用サイドパネルの製造方法を提供する。従って本発明のプロセスによって製造 されたサイドパネルは、材料が無駄にされる技術を用いて現在製造されているサ イドパネルの多くよりも、比較的低いコストで提供することができる。従って本 発明の方法は、吸収体の全体の費用を低減することができる。 従ってほとんど又はまったく屑を生じない、吸収体用サイドパネルの製造方法 を提供することが本発明の目的である。 吸収体用の比較的低コストのサイドパネルの製造方法を提供することが、本発 明のさらにもう１つの目的である。 吸収体に用いられる、「ゼロスクラップ」低コスト弾性延伸性サイドパネルの 製造方法を提供することが、本発明のさらにもう１つの目的である。 吸収体に用いられる、ほとんど又はまったくスクラップのない、多方向サイド パネルの製造方法を提供することが、本発明のさらにもう１つの目的である。 ほとんど又はまったくスクラップのない、多片多方向サイドパネルの製造方法 を提供することが、本発明のさらにもう１つの目的である。 発明の概要 本発明は、吸収体に用いられるサイドパネルのゼロスクラップ製造方法を提供 する。１つの好ましい実施形態において、本発明は、下記工程を含む多方向延伸 性サイドパネルのゼロスクラップ製造方法を提供する。第一に、予め決められて いる部分を有する材料ウエブが縦方向に供給される。ついで、サイドパネルにス トレッチを与えるように、予め決められた部分が活性化される。ついで、ウエブ を第一パネルと第二パネルとに連続的に切り離すことにより、ウエブが切断され る。これらのパネルの各々は、交互になったネスト状の内側に延びている要素を 有しており、これらは切断によって画定され、遠位縁部で終了している。この内 側に延びている要素は、互いに対して縦方向において中心から逸れている。第一 パネルと第二パネルとは、分離されており、第一パネルの内側に延びている要素 と、第二パネルの内側に延びている要素が、縦方向に整列するように配置されて いる。内側に延びている要素が整列された後、第一パネルの少なくとも一部の遠 位縁部は、第二パネルの遠位縁部の少なくとも一部に接合される。最後に、第一 パネルと第二パネルとの複合材は、横方向に切断され、従って１つおきの切断部 が、吸収体に接着されうる一対の多方向延伸性サイドパネルを画定し、これらの パネルは吸収体に接着されうる。 図面の簡単な説明 明細書は、本発明と見做される主題を特に指摘し、明確にクレームする特許請 求の範囲で結論付けてはいるが、本発明は、添付図面と共に考慮される次の記載 から、よりよく理解されると考えられる。 図１は、本発明の方法に従って製造されたサイドパネルを備える吸収体の平面 図である。 図２は、活性化工程及び打抜き(die cutting)工程を含む、サイドパネル製造 プロセスの一部の概略平面図である。 図３は、本発明のプロセスの概略側面図である。 図４は、本発明によって提供されるサイドパネルの１つの実施形態の図であり 、 ウエブ材料のいくつかの部分が組合わされて、多方向延伸性サイドパネルが形成 される好ましい形状を示している。 図５は、本発明のプロセスによって製造された多方向サイドパネルのもう１つ の実施形態の図である。 図６は、本発明のプロセスのもう１つの実施形態によって製造されたサイドパ ネルの図である。 図７は、もう１つのサイドパネル製造プロセスの一部の概略平面図である。 図８は、サイドパネルを製造するためのプロセスに用いられる打抜きパターン の１つの実施形態を示す材料ウエブの平面図である。 図９は、本発明のもう１つの方法に従って製造されたサイドパネルを備える吸 収体の平面図である。 図１０は、サイドパネル製造プロセスに用いられる打抜きパターンのもう１つ の実施形態を示す材料ウエブの平面図である。 図１１は、図１０に関連して記載されたプロセスから製造されたサイドパネル 及びおむつの平面図である。 図１２は、本発明のプロセスにおいて用いられる好ましいスリップロールの一 部の概略図式である。 発明の詳細な説明 本発明のゼロスクラップ方法は、使い捨て吸収体に用いられるサイドパネル製 造に特に適している。ここで用いられている「ゼロスクラップ」という用語は、 ほとんど又はまったくスクラップ材料を生じないサイドパネル製造方法のことを 言う。「吸収体」という用語は、体内からの滲出物を吸収して封じ込める装置の ことを言い、より特定すれば、体内から排出された様々な滲出物を吸収して封じ 込めるために、装着者の皮膚に対して配置される装置のことを言う。「使い捨て 」という用語はここでは、洗濯されるか、あるいはまた、ただ１回の使用後に吸 収体として復元又は再使用されるものではない吸収体について記載するために用 いられる（すなわち、これらは捨てられるものであり、好ましくはリサイクルさ れるか、堆肥にされるか、あるいはまた、環境に優しい方法で処分されるもので ある）。 「一体型」吸収体とは、別々の部品から形成されて、これらが統合されて調和し た物体が形成される吸収体のことを言い、従って別々のホルダー及びライナーの ような、別々に操作される部分を必要としない。本発明の方法によって製造され たテープタブを備える一体型吸収体の好ましい実施形態は、図１に示されている 使い捨て吸収体である。ここで用いられている「おむつ」という用語は、乳幼児 及び失禁者が一般に装着する吸収体のことを言い、これは一般に装着者の胴体下 部の周りに装着されものである。しかしながら本発明はまた、失禁用ショーツ、 おむつホルダー、女性用衛生衣類、排泄しつけ用パンツ等のような、その他の吸 収体にも適用しうると理解すべきである。 図１を参照すると、吸収体、例えばおむつ２０は一般に、液体透過性表面シー ト２２、液体不透過性バックシート２４、及び表面シート２２とバックシート２ ４との間にサンドイッチ状に挟まれた吸収性コア２６を備えている。おむつ２０ は好ましくはさらに、弾性化レッグカフス２８、サイドパネル３０、弾性ウエス ト部材３２、及び留め具装置３４を備えている。本発明のサイドパネル３０が接 着されうる吸収体の例は、1994年11月19日に、Ｒoblesらの名前で出願された、 発明の名称が「多方向延伸性サイドパネルを備えた吸収体(Ａbsorbent Ａrticle with Ｍulti-directional Ｅxtensible Ｓide Ｐanels)」という、共に譲渡さ れた共に出願中の(copending)米国特許出願番号第08/155,048号にさらに十分か つ完全に記載されている。この米国特許出願は参照によりここに組込まれる。 サイドパネルの製造方法 サイドパネル３０は、図２及び図３に示された装置１０において製造すること ができる。好ましい実施形態において、装置１０は使い捨て吸収体製造ラインに 統合され、従ってサイドパネル３０は、「オンライン」製造することができる。 （ここで用いられている「統合され」という用語は、原料物質から最終製品を製 造するために同時に操作される相互連結プロセスのことを言う。「オンライン」 という用語は、サイドパネル３０が接着されることになる使い捨て吸収体を製造 する製造ラインに統合されている装置において、サイドパネル３０を製造するプ ロセスのことを言うために用いられる。） このプロセスをより詳細に調べると、まずサイドパネルが製造される材料が装 置１０に供給される。材料は、サイドパネル３０の製造プロセスに先立つプロセ スにおいて、「オンライン」製造されてもよい。あるいは材料はオフライン製造 されて、サイドパネル製造装置１０に送られてもよい。サイドパネル３０が製造 される材料を製造するために用いられるプロセス又はその起源にもかかわらず、 材料は、好ましくは１つ以上の素材(stock material)のラミネートを備えている （しかしながらサイドパネル３０は、単一素材から製造されてもよいことに注目 すべきであろう）。好ましい実施形態において、材料は、外側カバー素材として のポリエチレンフィルムラミネート、充填材料、及び内側カバー素材としての不 織布材料を備えている。材料は好ましくは、フィンドレイ(Ｆindley)２０８５接 着剤の螺旋コーティングで組合わされる。しかしながらこの技術で知られている その他のあらゆる適切な接着剤、又は材料の接着手段も用いることができる。適 切な外側カバー素材の１つの例は、オハイオ州シンシナティ(Ｃincinnati，ＯＨ )のクロペイ社(Ｃlopay Ｃorporation)からクロペイ１４０１として入手しうる ものである。適切な外側カバー素材が製造される材料には、ポリオレフィン、例 えばポリエチレンが含まれるが、これらに限定されるわけではない。これには、 線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、高密度 ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、堆肥にしうるポ リマーあるいは生物分解性ポリマー、熱収縮性ポリマー、熱可塑性ポリマー、メ タロセン触媒ベースポリマー（例えばダウ・ケミカル社(Ｄow Ｃhemical Ｃompa ny)から入手しうるインサイト(ＩＮＳＩＴＥ)、エクソン社(Ｅxxon)から入手し うるエクサクト(ＥＸＸＡＣＴ)、及びトレデガー社(Ｔredegar，inc.)から入手 しうるＣＰＣ２ポリエチレン）が含まれる。 適切な充填材料には、インディアナ州テール・オート(Ｔerre Ｈaute，ＩＮ) のトレデガー・フィルム・プロダクツ社(Ｔredegar Ｆilm Ｐroducts，Ｉnc.)か ら入手しうる開口成形フィルム、二次元開口フィルム、巨視的膨張三次元開口成 形フィルム、ポリマーフィルム、不織布、フォーム、熱接着エアレイ繊維構造、 及び前記のどれかの複合材又はラミネートが含まれるが、これらに限定されるわ けではない。その他の充填材料は、Ｒadelらに発行された米国特許第4,342,314 号；Ａhrらに発 行された米国特許第4,463,045号；Ｔhompsonに発行された米国特許第3,929,135 号；Ｍullaneらに発行された米国特許第4,324,246号；及びＢairdに発行された 米国特許第5,006,394号に記載されている。これらの特許の各々は参照によりこ こに組込まれる。 許容しうる不織布は、サウスカロライナ州グリーンビル(Ｇreenville，Ｓouth Ｃarolina)のファイバーウエブ・ノース・アメリカ社(Ｆiberweb Ｎorth Ａmer ica Ｉnc)から商品名Ｐ-14として入手することができる。しかしながらその他の 適切な不織布には、天然繊維、例えば綿又はウール；ナイロン、ポリアミド、ポ リエステル、あるいはポリオレフィンの合成繊維；ヤーン；ポリエチレン；ポリ プロピレンあるいはこれらのあらゆる組合わせ、又はこの技術で知られているそ の他の材料を備えるものが含まれるが、これらに限定されるわけではない。不織 布ウエブは、次の方法のいずれかによって製造することができる。すなわち、ス パンレース、スパンボンド、メルトブローン、カード、通風、カレンダボンド、 あるいはこの技術で知られているその他のあらゆる方法である。 サイドパネルラミネート２００が形成され、サイドパネル製造装置１０に送ら れたら、ラミネート２００は好ましくは「巻き出され」、サイドパネル製造装置 １０に供給される。（ここで用いられている「巻き出され」という用語は、ラミ ネート２００を、ロール、ボックス、あるいはその他の装置から取り除くことを 意味する。この装置において、ラミネートは、製造装置１０の現場に運ばれるか 、あるいは製造プロセスに送られる前に保存される。）ラミネート２００は、こ の技術で知られているあらゆる巻き出し装置（図示されていない）によって巻き 出されてもよい。好ましい実施形態において、巻き出し装置は、張力装置（図示 されていない）及び計量(metering)装置（図示されていない）を備えている。従 ってラミネート２００は最初に、通常この技術においてダンサーとして知られて いる標準的張力装置によって張力下に置かれる。張力装置は、ラミネート２００ が計量装置に適切に供給されるように、トラッキング能力を与える。計量装置、 例えば電力(powered)ロール又はＳラップは、ラミネート２００を一定の速度で サイドパネル製造装置１０に供給する。適切な巻き出し装置は、ウイスコンシン 州シーボイガン・フォールズ(Ｓheboygan Ｆalls，ＷＩ)のカート・ジョア社(Ｃ urt Ｊoa Ｃorporation)から、及びオハイオ州フェアフィールド(Ｆairfield,ＯＨ)のマシ ンテック社(Ｍachintec Ｃorporation)から入手しうる。 ラミネート２００がプロセスに供給された後で、好ましくはラミネートは、こ の技術で通常知られているように、ラミネート２００を中心に配置するためのト ラッキング装置１００を通る。オクラホマ州オクラホマシティー(Ｏklahoma Ｃi ty,Ｏklahoma)のファイフ社(Ｆife Ｃorporation)によってファイフＡ９という 商品名で製造されているトラッキング装置は、適切なトラッキング装置１００の 一例である。 ついでラミネート２００は好ましくは、一般に等しい幅を有する２つのウエブ 部分３００及び３０５を作るために、標準的工業スリット装置１０２で切断され る。これらのウエブの各々は、２つの長手方向サイド縁部２５０を有している。 （しかしながらラミネート２００は、かなり多数のウエブに切断されてもよく、 あるいは単一ウエブのままであってもよい。このウエブは下記のように加工処理 される。さらに、２つのウエブ部分３００及び３０５は前記のプロセスのように 分離されてプロセスに送られる個々のウエブであってもよい。）ついで２つのウ エブ部分３００及び３０５は、この技術で知られているあらゆる手段によって分 離される。図２に示されているように、好ましい実施形態において、ウエブ部分 ３００及び３０５は、傾斜のある、あるいは角度が付けられているアイドラー１ ０４によって分離される。ついで２つのウエブ部分３００及び３０５は、このプ ロセスの活性化工程及び打抜き工程の前に、ウエブを中心に配置するための第二 トラッキング装置１０６を通過する。トラッキング装置１０６の例には、商品名 ファイフ・シマット(Ｆife Ｓymat)２５としてファイフ社から入手しうるトラッ キング装置がある。 図２に示されているように、ラミネート２００が切断及び分離された後、個々 のウエブ部分３００及び３０５は、活性化装置１０８によって活性化される。（ しかしながら、活性化工程は、ラミネート２００が前記のように切断される工程 の前であってもよいと理解すべきである。）ここで用いられている「活性化」と いう用語は、材料が１つ又はそれ以上の方向に弾性的に延伸しうるように、材料 に延伸性を与えるために材料を機械的に変形させることを意味する。「弾性的延 伸性のある」材料は、力が加えられた時、少なくとも１つの方向に延び、力が取 り除かれた時に大体そのもとの大きさに戻る。ウエブ部分３００及び３０５は、 この技術で知られているあらゆる手段によって活性化されてもよい。この手段に は、リングローリング、エンボス、熱成形、高圧油圧成形、又は注入成形が含ま れるがこれらに限定されるわけではない。ウエブ部分３００及び３０５に弾性を 与えるこれらの手段、及びここに挙げられていないその他の手段によって、追加 のエラストマー材料の必要性が無くなり、従って１つ又は複数のエラストマー材 料を追加する必要がある方法よりも一般に好ましい。しかしながら次のような本 発明の実施形態が考えられる。すなわち、追加のエラストマー材料、例えば弾性 のある天然又は合成ゴム、ゴムフォーム、エラストマースクリム、織布又は不織 布エラストマーウエブ、エラストマー複合材、ゼロ歪ストレッチラミネート、予 備歪ストレッチラミネート等も、ウエブに弾性を与えるために用いられる実施形 態である。ウエブ部分３００及び３０５に弾性を与える好ましい方法のいくつか の例は、1992年10月20日にＢuellらに発行された、発明の名称が「様々な程度の 弾性を与えるために、不均一的にゼロ歪ストレッチラミネートウエブをインクリ メンタルにストレッチする方法(Ｍethod for Ｉncrementally Ｓtretching Ｚer o Ｓtrain Ｓtretch Ｌaminate Ｗeb in a Ｎon-uniform Ｍanner to Ｉmpart a Ｖarying Ｄegree of Ｅlasticity Ｔhereto)」という米国特許第5,156,793号 ；1992年12月1日にＷeberらに発行された、発明の名称が「弾性を与えるために 、ゼロ歪ストレッチラミネートウエブをインクリメンタルにストレッチする方法 (Ｍethod for Ｉncrementally Ｓtretching a Ｚero Ｓtrain Ｓtretch Ｌamina te Ｗeb to Ｉmpart Ｅlasticity Ｔhereto)」という米国特許第5,167,897号； 及び1994年2月28日にＣhappellらの名前で出願された、発明の名称が「弾性様挙 動を示すウエブ材料(Ｗeb Ｍaterials Ｅxhibiting Ｅlastic-Like Ｂehavior) 」という共に出願中の(co-pending)米国特許出願番号第08/203,087号に詳細に記 載されている。これらの米国特許及び米国特許出願の各々は参照によりここに組 込まれる。 好ましい活性化パターン３０８は、図２に示されている。より明確には図４に 示されている。パターン３０８は、サイドパネル３０が、次の方法工程に従って 構成されている場合、サイドパネル３０に多方向ストレッチ特性を与える。さら には、図４に示されているパターン３０８は、好ましくは縦方向と横方向の両方 に段階が付けられており(phased)、打抜きパターン３０６と対応する。（ここで 用いられている「縦方向」という用語は、加工処理されつつある材料が移動する 一般的な方向のことを言う。縦方向は、図２、図３、及び図７に矢印ＭＤで示さ れている。「横方向」という用語は、縦方向に一般に垂直な方向のことである。 ここで用いられている「段階が付けられた(phased)」あるいは「段階にある(in phase)」という用語は、打抜きパターン３０６が、ウエブ又は活性化パターン３ ０８の予め決められた部分と一致するように連続的に繰返されるように制御され ているという意味である。）その他の活性化パターン３０８も考えられる。これ には、活性化パターン３０８がウエブ全体において一般に同じであるような均一 パターン、あるいは活性化パターン３０８がウエブ又はウエブのいくつかの部分 に、異なる量又は方向の弾性を与えるいくつかの異なる活性化部位を備えている ことがある不均一パターンが含まれるが、これらに限定されるわけではない。さ らには活性化区域は、所望のストレッチ特性によって様々であってもよい（様々 な活性化パターンを備えるサイドパネルの例は、図６に示されている。） ウエブ部分３００及び３０５が活性化されたら、ウエブ部分３００及び３０５ の各々は、好ましくは２つの異なるパネルに切断される。従ってこの時点におい ては、ラミネート２００は好ましくは４つの片に切断されている。ウエブ部分３ ００は第一パネル３１０と第二パネル３２０とに切断され、ウエブ部分３０５は 第三パネル３３０と第四パネル３４０に切断される（図４に示されている）。ウ エブ部分３００及び３０５は、対称パターンに切断されてもよく、あるいは互い に異なるパターンに切断されてもよい。（ウエブ部分３００及び３０５は、図４ では好ましい対称パターンに切断されているのが示されている。） 本発明の好ましい実施形態において、ウエブ部分３００及び３０５は、打抜き 集成体１１０によって打抜かれる。打抜き集成体１１０は、この技術で知られて いるあらゆる打抜き集成体であってもよい。しかしながら好ましい実施形態にお いて、打抜き集成体１１０は、ウエブ部分３００及び３０５が切断されている間 、これらを定位置に保持する真空孔を有するアンビルロールを備えている。さら に打抜き集成体３０６は、活性化パターン３０８の段階に位置するように、密接 に 連結されるかあるいは、活性化装置１０８と同じ駆動装置から駆動されるのが好 ましい。 ウエブ部分３００及び３０５の各々における打抜きパターン３０６は好ましく は、ウエブ部分３００及び３０５が縦方向に動くにつれてなされる連続的切断で ある。（ここで用いられている「連続的」という用語は、一般に終わりのないも のであるか、あるいは中断のないことを意味する。しかしながらこの用語は、適 切なウエブの分離を生じる一連のスリット又は穿孔を除外するように解釈される べきではない。）打抜きパターン３０６は好ましくは、一般に縦方向に垂直な部 分と交互になった、縦方向に一般に平行な部分を備えている。（ここで用いられ ている「一般に平行な」という用語は、方向線が測定されている方向に平行であ るか、あるいはこの方向から45°より小さい角度にある方向線のことを言う。「 一般に垂直な」という用語は、方向線が測定されている方向に垂直であるか、あ るいはこの方向から45°より大きい角度にある方向線のことを言う。）従って打 抜きパターン３０６は、ウエブが縦方向に動くにつれて、ウエブ部分３００及び ３０５を少なくとも一部横断して繰返し切断する。打抜きパターン３０６は、か なり多数のパターンを取ることができるが、好ましい実施形態において、打抜き パターン３０６は、サイドパネル３０の製造方法の間ほとんど又はまったくスク ラップが出ないような形状にある。さらには取扱い及びその他の目的のために、 切断はウエブの長手方向サイド縁部２５０に達しないのが好ましい。（特に好ま しい打抜きパターン３０６は、図４に示されている。） 各打抜き３０１は好ましくは、ウエブ部分３００及び３０５のうちの１つを、 一対の別々のパネルに切り離す。図４に示されているように、ウエブ部分３００ は、相補パネル、すなわち第一パネル３１０及び第二パネル３２０に切断される 一方で、ウエブ部分３０５は、相補パネル、すなわち第三パネル３３０及び第四 パネル３４０に切断される。（ここで用いられている「相補パネル」という用語 は、図４に示されている第一パネル３１０及び第二パネル３２０のように、単一 ウエブから切断される一対のパネルのことを言う。）各パネルは、内側に延びて いる要素４５を有している。これは、パネルの長手方向縁部２５０の１つから内 側に延びている。内側に延びている要素４５は、切断部３０１によって画定され てお り、遠位縁部４０において終了している。内側に延びている要素４５の遠位縁部 ４０は、相補パネルの近位部分４２に隣接している。近位部分４２は、長手方向 サイド縁部２５０と遠位縁部４０との間に位置するパネルの部分である。近位部 分４２は、遠位縁部４０から切断部３０１によって分離されている。相補パネル の各ペアの内側に延びている要素４５は、好ましくは縦方向において互いに中心 から逸れており、従ってパネルの内側に延びている要素４５は、互いに交互にな っており、従って図４に示されているようにネスト形状にある。この交互になっ たネスト形状は、相補パネルが多片多方向サイドパネル３０としてのその最終形 態にさらに機械加工される際に、無駄な材料をほとんど又はまったく生じない。 打抜き集成体１１０を出た時、相補パネルは互いから分離され、従って個別パ ネル、すなわち第一パネル３１０及び第三パネル３３０は、各々その相補パネル 、すなわち第二パネル３２０及び第四パネル３４０から離れている。相補パネル の分離は、この技術において知られているあらゆる方法によって実施されてもよ い。好ましい実施形態において、図３に示されているように、第一パネル３１０ 及び第三パネル３３０は、１つのアイドラー集成体１１２に向けられている。こ のアイドラー集成体は、次により詳細に記載されているようにパネル３１０及び ３３０が接合される前に、これらを回転させ、整列させ、段階付けを行なう働き をする。同様に第二パネル３２０及び第四パネルは、１つのアイドラー集成体１ １３に向けられている。この集成体はパネル３２０及び３４０が接合される前に 、これらを回転させ、整列させ、段階付けを行なう働きをする。（内側に延びて いる要素４５の遠位縁部４０が、個別パネル全体が整列される時にこれらを支持 するのではなく、この工程の間下方へ垂れ下がるようにするため、パネルを回転 させるのが有利であることが分かった。）アイドラー１１２及び１１３は好まし くは、第一パネル３１０の経路長さが、第三パネル３３０の経路長さとは異なり 、第二パネル３２０の経路長さが、第四パネル３４０の経路長さとは異なるよう な形状にある。これによって、図４に示されているように、適切な形状にまとめ られて多方向サイドパネル３０が形成されるように、パネルペア（３１０、３３ ０）及び（３２０、３４０）が縦方向に整列される。 一対のペア（第一パネル３１０と第三パネル３３０）及び（第二パネル３２０ と 第四パネル３４０）が整列されると、パネルは好ましくは、水平形状になるよう に回転される（すなわち遠位縁部４０はもはや下方に垂れ下がっていない）。つ いでパネルペア（３１０、３３０）及び（３２０、２４０）は、アイドラー１１ ４及び１１５によって配置され、従ってこれらのペアは図３及び図４に示されて いるように互いに上に載っている。プロセスのこの時点において、パネルペア（ ３１０、３３０）及び（３２０、３４０）の遠位縁部４０の少なくとも１つの部 分は、重なり合う形状にある。特に好ましい実施形態において、パネルは、パネ ルの遠位縁部４０が互いに一致するように整列される。ここで用いられている「 一致する」という用語は、１つのパネルの遠位縁部のすべてが実質的な部分と重 なり合うわけではないにして、別のパネルのすべてではないにしても、実質的な 部分を意味する。この形状は、図４においてサイドパネル３０によって示されて いる。（図４の矢印は、サイドパネル３０を形成するために、パネル３１０、３ ２０、３３０、及び３４０のいくつかの部分がどのような形状にあるかを示して いる。） 重なり合ったパネルの遠位縁部４０の少なくとも一部は、組合わせ装置１１６ によって接合されている。ここで用いられている「接合されている」という用語 は、要素がもう１つの要素に直接固定されている形状、及びこれ自体がもう１つ の要素に付着されている１つ又は複数の中間部材に１つの要素を付着させて、１ つの要素が間接的にもう１つの要素に固定される形状をも包含する。重なり合っ たパネルの遠位縁部４０は、この技術で知られているあらゆる手段によって連続 的あるいは断続的に接合されてもよい。この手段には、熱接着、圧力接着、接着 剤接着、動的機械的接着、超音波接着、あるいはこれらの手段のあらゆる組合わ せが含まれるが、これらに限定されるわけではない。好ましい実施形態において 、遠位縁部４０は、断続的機械的接着で接合されている。同様に、プロセスのこ の時点において、重なり合ったパネルの長手方向サイド縁部２５０を接合するこ とも好ましい。しかしながら長手方向サイド縁部２５０が接合されず、これらが 接着されることになっているおむつウエブの様々な部分又は表面に接着される形 態も考えられる。例えば１つの長手方向サイド縁部が表面シートに接着される一 方で、もう１つの長手方向サイド縁部２５０がバックシートと接着されてもよい 。あるいはまた、長手方向サイド縁部は、同じ要素の向かい合った表面（例えば 表面シ ート又はバックシート）に接着されてもよい。（例えば遠位縁部４０を接着する か、あるいは長手方向サイド縁部２５０を接着すると言うように、ここにおいて 縁部が接着されていると言われている場合、縁部を並置している材料は、それ自 体が縁部と共に、あるいは縁部の代りに接着されてもよいと理解すべきである。 ）ついで結果として生じたサイドパネルウエブ４００は、計量されて切断／スリ ップ／接着装置へ入れられる。この技術で知られているあらゆる切断／スリップ ／接着装置を用いることができる。この装置には、ウイスコンシン州シーボイガ ン・フォールズのカート・ジョア社によって製造されている装置が含まれるが、 これに限定されるわけではない。 切断／スリップ／接着装置１１８はまず、サイドパネルウエブ４００を、図４ に示されているような個別サイドパネル３０に切断する。この切断は、この技術 で知られているあらゆる切断手段によって行なうことができる。サイドパネル３ ０に切断されたら、サイドパネル３０は、おむつウエブ１２０上に配置され、こ れに接着される。ウイスコンシン州シーボイガン・フォールズのカート・ジョア 社によって製造されているような標準的工業用スリップロールは、サイドパネル ３０をおむつウエブ１２０に配置するために用いることができるものである。し かしながらサイドパネル３０の不規則な形状のために、真空量及び位置を様々に 変えることができるスリップロールが好ましい。図１２は、別々にあけられた(p orted)真空孔９５０及び９６０を備える好ましいスリップロールの一部を示して いる。真空孔９５０は、内側に延びている要素４５を、スリップロール９９０上 の定位置に保持し、これらは、サイドパネルウエブ４００の長手方向サイド縁部 ２５０を保持する真空孔９６０とは別々に孔があけられている。（真空孔９５０ 及び９６０の別々の孔あけ(porting)によって、真空量及び位置に好ましいバリ エーションが得られる。）好ましい実施形態において、サイドパネルウエブ４０ ０の長手方向サイド縁部２５０に低い真空度(vacuum)が加えられる一方で、サイ ドパネルウエブ４００が個別サイドパネル３０に切断される前、内側に延びてい る要素４５には真空は加えられない。（通常の低真空度は、材料及び特定のスリ ップロール設計に依るが、適切な低真空度は一般に、マグナヘリック真空計(Ｍa gnahelic Ｖacuum gauge)から読みとられた場合、水柱(ＷＣ)約２〜約15イン チであろう。）好ましい実施形態の１つにおいて、サイドパネルウエブ４００の 長手方向サイド縁部２５０は、ウエブ４００をさらなる加工処理のために適切な 位置に保持するのを助ける留めぐつわ(curb)９９１に隣接したスリップロール９ ９０に送られる。サイドパネルウエブ４００が切断され、個別サイドパネル３０ が形成されたら、サイドパネル３０が加速され、おむつウエブ１２０上に配置す るための位置に来た時、より強い真空度、好ましくはＷＣ約30〜約60インチを、 長手方向サイド縁部２５０並びに内側に延びている要素４５を含むサイドパネル ３０全体に加える。サイドパネル３０が適切に配置された後で、サイドパネル３ ０は、おむつウエブ１２０に接着される。サイドパネル３０は、表面シートバッ クシートあるいはこれらの両方を含む、おむつウエブ１２０のあらゆる部分と接 着されてもよい。さらには前記のように、長手方向サイド縁部２５０は、接合さ れ、おむつウエブ１２０に接着されてもよく、あるいはこれらは、おむつウエブ １２０の別々の部分又は表面、あるいはおむつウエブ１２０を備える材料に接着 されてもよい。サイドパネル、あるいはこの技術で知られているその他のあらゆ る手段を接着させるための前記手段のどれも、サイドパネル３０をおむつウエブ １２０に接着させるために用いることができる。 もう１つの実施形態 もう１つの実施形態において、相補パネル（第一パネル３１０及び第二パネル ３２０）及び（第三パネル３３０及び第四パネル３４０）が打抜き集成体１１１ を出た時、これらは前記のように分離される。しかしながら第一パネル３１０及 び第三パネル３３０を、１つのアイドラー集成体１１２に向け、第二パネル３２ ０及び第四パネル３４０をもう１つのアイドラー集成体１１３に向けるのではな く、相補パネル（３１０、３２０）及び（３３０、３４０）を、別々のアイドラ ー集成体１１２及び１１３に向ける。相補パネル（３１０、３２０）及び（３３ ０、３４０）はついで、前記のように回転され、段階付けされ、整列され、従っ てこれらは適切な形状にまとめられ、図４に示されているような多方向サイドパ ネル３０が形成される。相補ペア（３１０、３２０）及び（３３０、３４０）が 整列されたら、パネルをサイドパネルウエブに接合することに関して前記されて いるように、この プロセスは続行される。同様に前記のように、切断／スリップ／接着操作によっ て、個別サイドパネルをウエブから切断し、サイドパネルを配置し、これらをお むつウエブに接着させる。 図５に示されているような別のもう１つの実施形態において、サイドパネル３ ０に備えられているパネルの少なくとも１つの一部は、「切り取られている」。 （ここで用いられている「切り取られている」という用語は、この技術で知られ ているあらゆる手段によって除去されたウエブの一部のことを言う。これらの手 段には、切断、スリット、スライス、引裂き、あるいは穿孔が含まれるが、これ らに限定されるわけではない。）切り取られている部分３１は、多片サイドパネ ル３０に多方向ストレッチ特性を与えるためのもう１つの手段を提供する。この 部分は、プロセスのどの時点で切り取られてもよい。さらにはサイドパネル３０ の切り取られている部分３１のサイズ及び位置は、サイドパネル３０の所望のス トレッチ特性に依って、様々であってもよい。 本発明のさらにもう１つの実施形態において、単一片サイドパネル３０は、図 ６に示されているように、無駄な材料をほとんど又はまったく伴なわずに製造さ れる。ここで用いられている「単一片」という用語は、前記の多片多方向サイド パネル３０とは異なって、切断され、好ましくは活性化され、配置され、おむつ ウエブに接着される単一部材を備えているサイドパネルのことを言う。しかしな がら「単一片」という用語は、ラミネート又はその他の多層サイドパネル部材を 除外していないことに注目すべきであろう。 図７に示されているように、単一片イア(ear)パネルの製造プロセスは、材料 ウエブ２０１を装置５００に供給することから始まる。この装置は、サイドパネ ル１３０を形成するものである。材料は、オンライン製造されてもよく、あるい はオフライン製造されて、プロセスに送られてもよい。ウエブに適した材料には 、多片サイドパネルに関して前記されたものが含まれるが、これらに限定される わけではない。材料２０１は好ましくは、材料２０１を中心に置くためのトラッ キング装置６００を通ってプロセスに供給され、その後、材料は打抜き装置６０ ２に入る。（特に好ましい実施形態において、材料が打抜き装置６０２に入る前 に、材料に弾性を与えるために、材料は前記のように活性化プロセスに付される 。） 打抜き装置６０２は、材料２０１を予め決められたパターン６０４に切り離す。 前記のように打抜きパターン６０４は好ましくは連続的であり、材料２０１が縦 方向に動くにつれて、少なくとも一部材料２０１を横断して好ましくは繰返して 切断する。図７に示されているように、好ましい実施形態の１つにおいて、打抜 きパターンは、一連の交互になったネスト状の内側に延びている要素６０５を連 続的に作る。これらの要素は、切断部６０１によって画定されかつ遠位縁部６０ ６で終了している。内側に延びている要素６０５は、材料２０１の長手方向サイ ド縁部６５０から内側に延びている。打抜きパターン６０４は、一連の同様な形 状の内側に延びている要素６０５を作るように、好ましくは「規則的」である。 （ここで用いられている「規則的」という用語は、一般に同じサイズ及び形状の 多数部材を作るために繰返されているパターンのことを言う。しかしながら規則 的パターンは、多サイズ又は形状が繰返される限り、１つ以上のサイズ又は形状 を含んでいてもよいことに注目すべきである。） 材料２０１が、相補パネル、すなわち第一パネル７００及び第二パネル７０１ として打抜かれたら、パネル７００及び７０１は好ましくは互いから分離される 。図７に示されているように、これはアイドラー６１０によってなされる。特に 好ましい実施形態において、アイドラー６１０は、これらが縦方向及び横方向の 両方において配置される時に、パネル７００及び７０１の内側に延びている要素 ６０５が一般に下向きに垂れ下がるように、垂直形状にある。パネル７００及び ７０１の各々は好ましくは、別々のトラッキング装置、すなわちトラッキング装 置６１２及び６１４を、各々通過する。トラッキング装置６１２及び６１４は、 パネル７００及び７０１を、適切な縦方向及び横方向位置及び配列になるように 置き、おむつウエブ２０５に接合されるように配置する。（縦方向及び横方向に パネルを配置するために、あらゆる適切なトラッキング装置を用いることができ る。この適切なトラッキング装置の１つは、ウイスコン州グラフトン(Ｇrafton ，ＷＩ)のラッセル・ティー・ギルマン社(Ｒussell Ｔ.Ｇillman，Ｉnc.)から、 商品名ギルマン・スライド(Ｇilman Ｓlide)として入手しうる。この実施形態に おいて、パネル７００及び７０１は、第一パネル７００の内側に延びている要素 ６０５が、第二パネル７０１の内側に延びている要素６０５と、縦方向に整列す る時に適切に整 列される。パネル７００及び７０１の長手方向サイド縁部６５０はまた、好まし くはおむつウエブ２０５の向かい合った長手方向縁部２０４と横方向に整列する 。このおむつウエブに、サイドパネル１３０は接合されることになる。内側に延 びている要素６０５は、パネル７００及び７０１が、切断／スリップ／接着装置 ６３０に入る直前に、図７において整列しているのが示されている。 パネル７００及び７０１が前記のように適切に整列された後で、パネル７００ 及び７０１は好ましくは転移ガイド６１６によって回転させられ、従って内側に 延びている要素６０５はもはや一般に下向きに垂れ下がらない。むしろ回転によ って、内側に延びている要素６０５は、パネル７００及び７０１の長手方向サイ ド縁部６５０から外部に配置される。（ここで用いられている「外部に(outboar d)」という用語は、内側に延びている要素６０５が、回転させられ、従ってこれ らは今では、相補パネルの内側に延びている要素６０５から離れたある方向に延 びていることを意味する。）同様にこの回転によって、パネル７００及びフ０１ の長手方向サイド縁部６５０が確実に適切な位置に来て、おむつウエブ２０５の 長手方向縁部２０４と接着されるようになる。転移ガイドは、ウエブ材料を回転 させる手段としてこの技術で知られているあらゆる手段を備えていてもよい。こ の手段には、標準的工業用すきが含まれるがこれに限定されるわけではない。 アイドラー６１８は、パネル７００及び７０１を、転移ガイド６１６から真空 コンベヤー６２０まで動かす。このコンベヤー６２０は、パネル７００及び７０ １が切断／スリップ／接着装置６３０に送られる時に、これらを定位置に保持す る。真空コンベヤーは、この技術で知られているあらゆる真空コンベヤー手段を 備えていてもよい。切断／スリップ／接着装置６３０は、パネル７００及び７０ １を、個別サイドパネル１３０に切断する。これらの切断は、長手方向サイド縁 部６５０上の予め決められた位置において、内側に延びている要素６０５間で行 なわれる。ついで個別サイドパネル１３０は、これらがおむつウエブ２０５に接 合されるために適切な位置に来るように、ついでサイドパネルがおむつウエブ２ ０５に接着されるように、間隔をあけて配置される。（好ましい実施形態におい て、内側に延びている要素６０５間の長手方向サイド縁部６５０の材料もまた、 おむつウエブ２０５に接着されて、サイドパネル１３０とおむつウエブ２０５間 により強い接着を与える。）この形状には、あらゆる適切な切断／スリップ／接 着装置を用いることができる。この装置には、多片サイドパネル製造プロセスに 関して前記された切断／スリップ／接着装置が含まれるが、これらに限定される わけではない。 単一の連続ウエブから、無駄な材料をほとんど又はまったく伴なわずに、前部 サイドパネル及び後部サイドパネルの両方を製造するために、サイドパネルの製 造のための前記単一片プロセスを用いることができる。打抜きパターン６０４を 、図８に示されているもの、あるいはあらゆるこれに匹敵するパターンに変える ことによって、前部サイドパネル及び後部サイドパネルの両方を作る。前部サイ ドパネル８００及び後部サイドパネル８０２は、図８においてウエブ材料８５０ から切断されたもの、並びに図９に示されているようなおむつ２１に付けられて いるものとして示されている。前部サイドパネル及び後部サイドパネルの両方を 製造するためのプロセスは、単一片サイドパネルに関して前記されたものと同じ であり、打抜きパネル、すなわち第一パネル８０５及び第二パネル８０６の内側 に延びている要素８０４を、前部サイドパネル８００及び後部サイドパネル８０ ２に分離するために、余分な切断８２０がなされる。前部サイドパネル８００及 び後部サイドパネル８０２が、サイドパネル８０５及び８０６から切断されたら 、これらは、この技術で知られているあらゆる手段によって間隔をあけて配置さ れる。これらの手段は、ここに既に記載されているものが含まれるが、これらに 限定されるわけではない。前部サイドパネル８００が、好ましくはおむつ２１の 前部ウエスト部８２０に配置される一方で、後部サイドパネル８０２は、好まし くはおむつ２１の後部ウエスト部８１０に配置される。サイドパネルは適切に配 置された後、この技術で知られているあらゆる手段によっておむつ２１に接着さ れる。この技術には、前記手段が含まれるが、これらに限定されるわけではない 。 図１０及び図１１は、おむつの前部及び後部のための単一片サイドパネルを提 供するもう１つの方法を示す。前記のように、サイドパネルウエブ２０２は好ま しくは、パネル９００及び９０２として打抜かれる。しかしながらついでパネル ９００及び９０２は、分離され、整列され、図１１に示されているように、おむ つウエブ９１０に接合される。パネルがおむつウエブ９１０に接着された後、ウ エブ及びパネル９００及び９０２は切断される。切断９１５によって、おむつウ エブ９１０を個別おむつに分離し、パネル９００及び９０２を前部サイドパネル ９０４及び後部サイドパネル９０６に切り離す。図１０のサイドパネルのすべて は一般にサイズが同様なものではあるが、前部サイドパネル及び後部サイドパネ ルのサイズ及び形状を、所望に応じて吸収体の特別なニーズに合わせて変えるこ とも可能である。パネル９００及び９０２を切断し、配置し、おむつウエブ９１ ０に接着させる手段は、あらゆる適切な手段であってもよく、これらの手段には 、上に詳細に記載された手段が含まれるがこれらに限定されるわけではない。 本発明の特別な実施形態が例証され、記載されてはいるが、様々なその他の変 更及び修正も、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行なうことができる ことは、当業者には明白であろう。従って、この発明の範囲内にあるこのような 変更及び修正はすべて、添付の請求の範囲においてカバーするものとする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 ウォールシュ、ブラッドリー・エドワード アメリカ合衆国、オハイオ州 45251、シ ンシナチ、クレストランド・コート 10204 (72)発明者 アスキン、ロバート・ユージーン アメリカ合衆国、オハイオ州 45255、シ ンシナチ、テラス・ビュー・ドライブ 640 (72)発明者 エクステイン、ジョーゼフ・アレン アメリカ合衆国、インディアナ州 47041、 サンマン、シダー・クリーク・ドライブ 28429 【要約の続き】 (３０５)の複合材は、横方向に切り離されて、延伸性サ イドパネルを作り、これは吸収体(２０)に接着すること ができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．吸収体用の多方向延伸性サイドパネルのゼロスクラップ製造方法であり、 ａ）予め決められた部分を有する材料ウエブを縦方向に供給する工程と、 ｂ）前記予め決められた部分を活性化する工程と、 ｃ）前記ウエブを第一パネル及び第二パネルに切り離すために連続的切断を行 なう工程であって、前記パネルの各々は、前記切断によって画定されかつ遠位縁 部で終了している、交互になったネスト状の内側に延びている要素を有しており 、前記内側に延びている要素は、前記縦方向において中心から逸れている、予め 決められた部分を有する工程と、 ｄ）前記第一パネルを前記第二パネルから分離する工程と、 ｅ）前記第一パネル及び前記第二パネルの前記内側に延びている要素を、前記 内側に延びている要素の前記遠位縁部が少なくとも一部重なり合うように整列さ せる工程と、 ｆ）前記第一パネルの前記内側に延びている要素の前記遠位縁部の少なくとも 一部を、前記第二パネルの前記内側に延びている要素の前記遠位縁部に接合する 工程と、 ｇ）前記第一パネル及び前記第二パネルを、予め決められた位置において切り 離して、前記吸収体に接着されるサイドパネルを作る工程とを特徴とする方法。 ２．さらに、前記第一パネル又は第二パネルの少なくとも一部を切断及び除去 する工程を備える、請求項１に記載の方法。 ３．吸収体用の多方向延伸性サイドパネルのゼロスクラップ製造方法であり、 ａ）予め決められた部分を有する材料ウエブを縦方向に供給する工程と、 ｂ）前記ウエブを２つの別々のウエブ部分、すなわち第一ウエブ部分及び第二 ウエブ部分に切断する工程と、 ｃ）前記第一ウエブ部分と前記第二ウエブ部分とを分離する工程と、 ｄ）前記第一ウエブ部分及び前記第二ウエブ部分を活性化する工程と、 ｅ）前記ウエブ部分の各々を、一対のパネルとして切り離すために連続的切断 を行なう工程であって、前記第一ウエブ部分は第一パネル及び第二パネルを備え ており、前記第二ウエブ部分は第三パネル及び第四パネルを備えており、前記パ ネルの各ペアは、前記連続的切断によって画定されかつ遠位縁部で終了している 、交互になったネスト状の内側に延びている要素を有しており、前記内側に延び ている要素は前記縦方向において中心から逸れている、連続的切断を行なう工程 と、 ｆ）前記第一パネルと前記第二パネルを分離し、前記第三パネルと前記第四パ ネルを分離する工程と、 ｇ）前記第一パネル及び前記第二パネルの前記内側に延びている要素を、前記 内側に延びている要素の前記遠位縁部が少なくとも一部重なり合うように整列さ せる工程と、 ｈ）前記第三パネル及び前記第四パネルの前記内側に延びている要素を、前記 内側に延びている要素の前記遠位縁部が少なくとも一部重なり合うように整列さ せる工程と、 ｉ）前記第一パネルの前記遠位縁部の少なくとも一部を、前記第二パネルの前 記内側に延びている要素の前記遠位縁部に接合し、前記第三パネルの前記内側に 延びている要素の前記遠位縁部を、前記第四パネルの前記内側に延びている要素 の前記遠位縁部に接合する工程と、 ｊ）前記第一パネル及び前記第二パネル、及び前記第三パネル及び前記第四パ ネルを、予め決められた位置において切り離して、前記吸収体に接着される個別 サイドパネルを作る工程とを特徴とする方法。 ４．吸収体用の多方向延伸性サイドパネルのゼロスクラップ製造方法であり、 ａ）予め決められた部分を有する材料ウエブを縦方向に供給する工程と、 ｂ）前記ウエブを２つの別々のウエブ部分、すなわち第一ウエブ部分、及び第 二ウエブ部分に切断する工程と、 ｃ）前記第一ウエブ部分と第二ウエブ部分を分離する工程と、 ｄ）前記第一ウエブ部分及び前記第二ウエブ部分を活性化する工程と、 ｅ）前記ウエブ部分の各々を一対のパネルとして切り離すために連続的切断を 行なう工程であって、前記第一ウエブ部分は第一パネル及び第二パネルを備えて おり、前記第二ウエブ部分は第三パネル及び第四パネルを備えており、前記パネ ルの各ペアは、前記連続的切断によって画定されかつ遠位縁部で終了している、 交互になったネスト状の内側に延びている要素を有しており、前記内側に延びて いる要素は前記縦方向において中心から逸れている、連続的切断を行なう工程と 、 ｆ）前記第一パネルと前記第二パネルを分離し、前記第三パネルと前記第四パ ネルを分離する工程と、 ｇ）前記第一パネル及び前記第三パネルの前記内側に延びている要素を、前記 内側に延びている要素の前記遠位縁部が少なくとも一部重なり合うように整列さ せる工程と、 ｈ）前記第二パネル及び前記第四パネルの前記内側に延びている要素を、前記 内側に延びている要素の前記遠位縁部が少なくとも一部重なり合うように整列さ せる工程と、 ｉ）前記第一パネルの前記内側に延びている要素の前記遠位縁部の少なくとも 一部を、前記第三パネルの前記内側に延びている要素の前記遠位縁部に接合し、 前記第二パネルの前記内側に延びている要素の前記遠位縁部を、前記第四パネル の前記内側に延びている要素の前記遠位縁部に接合する工程と、 ｊ）前記第一パネル及び前記第三パネル、及び前記第二パネル及び前記第四パ ネルを、予め決められた位置において切断して、前記吸収体に接着される個別サ イドパネルを作る工程とを特徴とする方法。 ５．さらに、前記第一、第二、第三、又は第四パネルの少なくとも一部を切断 及び除去する工程を備える、請求項３又は４に記載の方法。 ６．前記予め決められた部分を活性化する工程の前に、前記ウエブを２つの別 々のウエブ部分に切断する工程（ｂ）を行なう、請求項３又は４に記載の方法。 ７．吸収体に用いられるための、組合わされた多片ストレッチ性イア付き製品 の製造方法であり、 ａ）材料ウエブを張力下に供給する工程と、 ｂ）前記ウエブを縦方向に一定の速度で連続的に計量する工程と、 ｃ）前記ウエブを長手方向にスリットして、等しい幅を有する第一ウエブ及び 第二ウエブを作る工程と、 ｄ）前記ウエブに弾性様特性を与えるために、前記第一ウエブ及び前記第二ウ エブを活性化する工程と、 ｅ）前記第一ウエブ及び前記第二ウエブを、４つのパターンイア片ウエブ３１ ０、３２０、３３０、及び３４０として、余剰トリムが生じないように打抜く工 程であって、前記パターンイア片ウエブの各々は、１つの連続部分と複数のイア 部分を含んでいる、打抜く工程と、 ｆ）前記パターンイア片ウエブの第一ペアを、イア片ウエブの前記第一ペアが 、イア片ウエブの第二ペアの上の水平面に向けられるように計量する工程と、 ｇ）前記イア片ウエブが垂直に向けられるように前記イア片ウエブを回転させ る工程であって、ここにおいて前記複数のイア部分は、前記連続部分の下へ垂れ 下がる、回転させる工程と、 ｈ）ウエブの前記第一ペアを備える前記ウエブが重なり合い、ウエブの前記第 二ペアを備える前記ウエブが重なり合うように、前記イア片ウエブを配置する工 程と、 ｉ）ウエブの前記第一ペアが水平に向けられるように、ウエブの前記第一ペア を回転させる工程と、 ｊ）ウエブの前記第一ペアを、ウエブの前記第二ペアと同じ水平面において計 量する工程と、 ｋ）ウエブの前記第一ペアとウエブの前記第二ペアとを接着させて、２つの異 なる複合材イア片ウエブを作る工程と、 ｌ）イア片ウエブの前記第一ペア及びイア片ウエブの前記第二ペアを、中央シ ャシーの反対側に接着させる工程と、 ｍ）横断方向において、予め決められた間隔をあけて、前記組合わされた多数 イア付き製品ウエブを連続的に切断して、別々の多数イア付き製品を形成する工 程とを特徴とする方法。 ８．前記ウエブに与えられる前記弾性様特性が、伸長方向におけるものである 、請求項７に記載の方法。 ９．パターンイア片ウエブの前記第一ペアが、イア片ウエブ３１０及び３３０ を備えており、パターンイア片ウエブの前記第二ペアが、イア片ウエブ３２０及 び３４０を備えている、請求項７に記載の方法。 １０．前記第一ウエブ及び前記第二ウエブが、縦方向と横方向の両方において 段階付けられた活性パターンを打抜きパターンに与える、請求項７に記載の方法 。 １１．ウエブの前記第一ペア及び前記第二ペアは、機械的に接着されて、前記 ２つの異なる複合材イア片ウエブを作るか、あるいはウエブの前記第一ペア及び 前記第二ペアは、接着剤によって接着されて、前記２つの異なる複合材イア片ウ エブを作る、請求項９に記載の方法。