JP2000358138A - 機器内蔵用イメージスキャナ及びイメージスキャナ内蔵機器 - Google Patents

機器内蔵用イメージスキャナ及びイメージスキャナ内蔵機器

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JP2000358138A
JP2000358138A JP11170446A JP17044699A JP2000358138A JP 2000358138 A JP2000358138 A JP 2000358138A JP 11170446 A JP11170446 A JP 11170446A JP 17044699 A JP17044699 A JP 17044699A JP 2000358138 A JP2000358138 A JP 2000358138A
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Yasuyoshi Matsumoto
康義 松本
Hiroshi Kobashi
広志 小橋
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯情報端末に内蔵しても携帯性を損なうこ
となく、原稿の画像読み込みが可能で、しかも省電力化
が図れた極めてコンパクトな機器内蔵用イメージスキャ
ナ、及びこのような機器内蔵用イメージスキャナを内蔵
した機器の提供を目的とする。 【解決手段】 読み取り対象6が通過する走査路11
と、読み取り対象6の走査路11の通過に伴って回転す
る回転ローラ31と、回転ローラ31の回転を検出する
ロータリーエンコーダ34と、照射光を出射する発光素
子211と、読み取り対象6からの反射光を検出するイ
メージセンサ231と、回転ローラ31と走査路11を
介して対向し、照射光及び反射光を伝達する光伝達部2
32とを備える構成のイメージスキャナ1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器内蔵用イメー
ジスキャナ及びイメージスキャナ内蔵機器に関し、特
に、サブノートパソコンやPDA(Personal Digital A
ssistant)等携帯情報端末に内蔵が可能なイメージスキ
ャナ及びこのイメージスキャナを内蔵した携帯情報端末
などの機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報端末は、無線・移動体通
信を効果的に結びつけ、いつでも、どこでも情報を交換
することが可能なため、サブノートパソコンやPDA等
数多くの機器が商品化されている。また、携帯情報端末
は、情報の収集・整理・蓄積・検索等の機能を有してお
り、個人の住所や電話番号等アドレス管理用データベー
スへの入力に、例えば名刺等の画像入力が容易に行える
よう、携帯情報端末へ内蔵可能な小型のイメージスキャ
ナが求められている。
【0003】従来のイメージスキャナは手で持って走査
できる大きさで、携帯情報端末と電気的に接続させるハ
ンディタイプのスキャナが殆どであり携帯性を損ねてい
る。この問題を回避するために、例えば、特開平7−2
83910号公報には、小型のイメージスキャナと携帯
情報端末を脱着可能とした画像入力装置が開示されてい
る。
【0004】図7は、この画像入力装置の構成を示す斜
視図である。図7に示されるように、携帯機器71は、
PCカードスロットル72を備える。読み取りモジュー
ル73は、PCカードインターフェース部74とイメー
ジセンサ75を備え、車輪76aおよび76bは原稿と
接触することにより回転し、走査位置を検出する。読み
取りモジュール73のPCカードインターフェース部7
4を携帯機器71のPCカードスロットル72に挿入す
ると、読み取りモジュール73の突起77aおよび77
bが携帯機器71の穴78aおよび78bに嵌合する。
このように読み取りモジュール73と携帯機器71を機
械的に固定した状態で携帯機器本体を手で持ちながら、
原稿の上を手動で走査する。
【0005】この画像入力装置では、読み取りモジュー
ルが携帯機器と着脱可能な構造であるため、読み取りモ
ジュールの小型化が図られている。さらに、画像の読み
取りが必要なときに情報機器に装着できるため、読み取
り不要なときは他のPCカードを装着できるという特徴
が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−2
83910号公報で示された画像入力装置は携帯性や操
作性に関して以下の問題点を有している。第1に、画像
の読み取りが必要なときにその都度読み取りモジュール
を装着したのでは、操作が煩雑となる。また、一方の手
で携帯機器本体を持ちながら、他方の手で原稿を押さえ
走査するのでは、携帯機器本体は大きすぎて作業勝手が
悪い。
【0007】第2に、携帯機器と読み取りモジュールを
常に装着して持ち歩いた場合、携帯機器自体が大きくな
り、携帯性を損ねる。また、読み取りモジュールを携帯
機器からはずした場合も、常に帯同しなければならず、
携帯性の向上にはつながっていない。
【0008】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、携帯情報端末に内蔵しても携帯性を損なうこと
なく、原稿の画像読み込みが可能で、しかも省電力化が
図れた極めてコンパクトな機器内蔵用イメージスキャナ
の提供を目的とする。また、本発明は、このような機器
内蔵用イメージスキャナを内蔵した機器の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の機器内蔵用イメージスキャナは、読
み取り対象が通過する走査路と、前記読み取り対象の前
記走査路の通過に伴って回転する回転ローラと、前記回
転ローラの回転を検出するロータリーエンコーダと、照
射光を出射する発光素子と、前記読み取り対象からの反
射光を検出するイメージセンサと、前記回転ローラと前
記走査路を介して対向し、前記照射光及び前記反射光を
伝達する光伝達部とを備える構成としてある。
【0010】このような構成の発明によれば、読み取り
対象を走査させる内蔵方式であるため、極めて小型化が
可能であり、また、いつでも画像の読み取りが可能であ
り、操作性が良好である。しかも、別途持ち歩かずに済
むので、携帯性も良好である。
【0011】請求項2記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項1記載の機器内蔵用イメージスキャナにお
いて、前記発光素子が搭載されたメイン基板の両側に、
前記イメージセンサと前記光伝達部が設けられたセンサ
取付基板と、コネクタが取り付けられているコネクタ基
板とが固定されて断面凹型の基板ユニットが形成されて
いる構成としてある。このような構成の発明によれば、
発光・受光部を一つの基板ユニットに形成できるため、
小型化に寄与できる。
【0012】請求項3記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項2記載の機器内蔵用イメージスキャナにお
いて、前記基板ユニットの開口部を覆って前記発光素子
からの出射光を反射する反射部が設けられている構成と
してある。このような構成の発明によれば、反射部で基
板ユニットを強化できると共に、発光素子からの出射光
を間接的に照射できるため、少ない発光素子で均一な照
射光を得ることができ、省電力化に寄与できる。
【0013】請求項4記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項1〜3いずれかに記載の機器内蔵用イメー
ジスキャナにおいて、前記光伝達部が、光ファイバ収束
部材である構成としてある。このような構成の発明によ
れば、光ファイバ収束部材が照射光を平行光にできるた
め、照射光にムダがなく、省電力化に寄与できる。
【0014】請求項5記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項1記載の機器内蔵用イメージスキャナにお
いて、前記回転ローラが、前記走査路と離間可能に前記
光伝達部側に付勢されて保持されている構成としてあ
る。このような構成の発明によれば、走査路に挿入され
た読み取り対象によって回転ローラが押され、付勢力に
逆らって走査路から離れる方向に移動し、読み取り対象
に対する回転ローラの押圧力が一定にできることから、
読み取り対象のスムーズな挿入が可能である。
【0015】請求項6記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項1記載の機器内蔵用イメージスキャナにお
いて、前記回転ローラと前記ロータリーエンコーダとが
可撓性連結部材で連結されている構成としてある。この
ような構成の発明によれば、回転ローラが移動した場合
でも、ロータリーエンコーダをスムーズに回転させるこ
とができる。
【0016】請求項7記載の機器内蔵用イメージスキャ
ナは、請求項1〜6いずれかに記載の機器内蔵用イメー
ジスキャナにおいて、前記発光素子から出射された光を
前記光伝達部に集光する集光部材を設けた構成としてあ
る。このような構成の発明によれば、発光素子から出射
した光を有効に利用できるため、発光素子の数を減らす
ことができ、省電力化に寄与できる。
【0017】請求項8記載のイメージスキャナ内蔵機器
は、請求項1〜7いずれかに記載の機器内蔵用イメージ
スキャナを内蔵する構成としてある。このような構成の
発明によれば、コンパクトで省電力のイメージスキャナ
を内蔵しているため、携帯性に優れると共に、いつでも
どこでも画像を簡単に取り込め、操作性に優れる。
【0018】請求項9記載のイメージスキャナ内蔵機器
は、請求項8記載のイメージスキャナ内蔵機器におい
て、機器内蔵のスキャナ制御部で前記機器内蔵用イメー
ジスキャナを制御する構成としてある。このような構成
の発明によれば、イメージスキャナの制御は機器内蔵の
回路で行うことができるので、イメージスキャナを外付
けする場合と比べて、全体のコンパクト化に寄与でき
る。
【0019】請求項10記載のイメージスキャナ内蔵機
器は、請求項9記載のイメージスキャナ内蔵機器におい
て、前記イメージセンサの出力と前記ロータリーエンコ
ーダの出力を前記スキャナ制御部で合成して2次元画像
を得る構成としてある。このような構成の発明によれ
ば、イメージセンサの一次元出力に読み取り対象の走査
を合成して二次元画像を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の機器内蔵用イメー
ジスキャナ及びイメージスキャナ内蔵機器の実施の形態
について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明にお
ける機器内蔵用イメージスキャナを内蔵した携帯情報端
末機器の外観斜視図である。
【0021】この携帯情報端末機器1は、イメージスキ
ャナが内部に実装されており、CPU、メモリ等を内蔵
した本体部2にはキーボード等の入力部3が設けられ、
本体部2にはディスプレイ部4が開閉可能に取り付けら
れている。ディスプレイ部4には、液晶画面等の表示部
5が設けられている。更に、ディスプレイ部4には名刺
大寸法の読み取り対象である原稿6を取り込む挿入口7
が、例えば表示部5等の横に設けられている。
【0022】図2は、図1におけるディスプレイ部4に
内蔵されたイメージスキャナ部10の平面図であり、図
3は側面断面図を示す。このイメージスキャナ10は、
発光・受光部20と走査位置検出部30とを備える。ま
た、ディスプレー部4には、読み取り対象の原稿6を挿
入する挿入口7と共に、原稿6を排出する排出口8が設
けられ、これらの挿入口7と排出口8の間が原稿6の走
査路11になっている。
【0023】発光・受光部20は、メイン基板210を
備え、メイン基板210表面には発光素子211が線状
に複数配列されていると共に、イメージセンサ駆動部や
画像合成バッファと発光素子駆動部等の回路を構成する
素子212が搭載されている。また、メイン基板210
の両端には、電気的に接続する多数の電極ピン221を
有するコネクタ基板220と、リニアイメージセンサ2
31および光伝達部としての光ファイバ収束部232を
装着するセンサ取付基板230とが立設され、これらの
メイン基板210、コネクタ基板220、センサ取付基
板230が凹型形状の基板ユニットに組み合わされてい
る。
【0024】この基板ユニットは、イメージスキャナ1
0をサブノートパソコンやPDA等のディスプレイ部に
内蔵するするための基本構成で、小型化・薄型化に対応
するために全高は5mm以下としている。この基板ユニ
ットは、コネクタ基板220、センサ取付基板230に
設けられたそれぞれの電極ピン221、233とメイン
基板210に設けられた電極パッド213を合わせた
後、半田接合することにより電気的に接続されると共
に、各々の基板を組み立てる際の位置決め用ピンとして
の役割も果たしている。
【0025】これら、発光素子211およびリニアイメ
ージセンサ231を有する凹型形状に構成されたユニッ
トは、図示されていないが、イメージセンサ駆動部や画
像合成バッファと発光素子駆動部を有し、携帯情報端末
1に内蔵されたスキャナ制御部と前記コネクタ基板22
0の電極ピン221を介して電気的に接続されている。
【0026】また、凹型形状の基板ユニットを構成する
メイン基板210、コネクタ基板220、センサ取付基
板230の開口部には、内面に反射面241を有する反
射ブロック240を挿入し接合され、凹型形状基板ユニ
ットの剛性を増加させている。
【0027】また、センサ取付基板230は、リニアイ
メージセンサ231とワイヤーボンディング等で電気的
に接続されているばかりでなく、設けられた溝付穴部2
34に光ファイバ収束部232とリニアイメージセンサ
231をセットすれば、光ファイバ収束部232とリニ
アイメージセンサ231の位置決めが容易に行われ、そ
の後、例えば紫外線硬化型接着剤等で接着できるなど組
立用の治具としての機能も有している。光ファイバ収束
部232は、走査路11に対して垂直方向に多数の光フ
ァイバ235が束ねられたもので、走査路11を通過す
る原稿に接触するようになっており、原稿への照射光、
及び原稿からの反射光の伝達を行う。
【0028】発光・受光部20における光路を説明する
と、発光素子211からディスプレー部4と垂直方向に
出射された光は、反射ブロック240の反射面241で
走査路11方向に符号Bで示すように反射され、光ファ
イバ収束部232を通ってほぼ平行光となって走査路1
1を通過する原稿を照射する。原稿から反射された光
は、光ファイバ収束部232を通ってリニアイメージセ
ンサ231で検出される。
【0029】次に、イメージスキャナ10を構成する走
査位置検出部30について説明する。センサ取付基板2
30には、光ファイバ収束部232と平行に対峙する回
転ローラ31を保持する凸型ブロック32がネジ等で装
着されている。また、回転ローラ31の軸311の両端
は凸型ブロック32に設けられた長孔の軸受け321に
挿入され保持されている。
【0030】一般的にローラ31は、軸311にゴムラ
イニングを施すか、市販のゴムチューブを被せ製作す
る。この際、ゴムの部分に少なくとも二ヶ所以上の切り
欠き部312を設けることにより、前記凸型ブロック3
2に固着された複数の板バネ33で、ローラ31の切り
欠き部312の軸311を押圧し、回転ローラ31を走
査路11側に付勢するようになっている。
【0031】一方、ローラの軸311の一端はメイン基
板210装着されたロータリーエンコーダ34の軸と可
撓性連結部材としてのコイルバネ35によって接続され
ている。
【0032】図4に携帯機器1のイメージスキャナ関係
のブロック図を示す。この携帯機器1はCPU101で
全体が制御され、イメージスキャナはスキャナ制御部1
02を介してCPU101で制御される。スキャナ制御
部102は、イメージセンサ駆動部103を介してイメ
ージセンサ231を駆動し、また、発光素子駆動部10
4を介して発光素子211を駆動する。イメージセンサ
231の出力は画像合成バッファ105に蓄えられ、ス
キャナ制御部102に送られる。
【0033】また、ロータリーエンコーダ34の出力は
スキャナ制御部102に送られ、スキャナ制御部102
はリニアイメージセンサ231の出力とロータリエンコ
ーダ34の出力を合成して二次元画像を得る。この二次
元画像は表示制御部106を介して表示部5で表示可能
であり、また、本体のメモリ107に記憶可能である。
【0034】次に、図1、図2、図3を参照して、本実
施形態の作用について説明する。図1および図3におい
て、携帯情報端末1の入力部3の操作によりイメージス
キャナ部10の使用を選択することにより、図示されて
いないが、スキャナ駆動部に電源が入り、発光素子21
1が点灯する。
【0035】次に、名刺大寸法の原稿6を挿入口7に投
入し、光ファイバ収束部232と対峙するローラ31の
間に差し込むと、ローラ31は複数の板バネ33の押圧
力に反発しながら、凸型ブロック32の両端に設けられ
た長孔の軸受け321に沿って、原稿6の厚み分矢印A
方向に平行に移動する。この際、移動したローラの軸3
11とロータリーエンコーダ34の軸芯にズレが生じる
が、コイルバネ35による軸継ぎ手を用いているため、
軸芯のズレを吸収し滑らかな回転を伝えることが可能と
なる。このコイルバネ35の代わりに、既製のゴムや樹
脂製のチューブ等の可撓性連結部材を用いても、同様の
効果が得られる。
【0036】また、挿入口7に差し入れる原稿6が挿入
されやすいようにローラ31と光ファイバ収束部232
の隙間を0.05mm程設けている。さらに、板バネ3
3の押圧力を調節することにより、手動による原稿6の
引張力は40gf程度と抵抗感の少ない走査となってお
り、走査後の原稿6は排出口8から滑らかに取り出せ
る。また、板バネ33の代わりに圧縮コイルバネを用い
ても同様の効果が得られる。
【0037】一方、差し込まれた原稿6の読み取りにつ
いての詳細な説明は省くが、発光素子211から発せら
れた光(矢印B)がリニアイメージセンサ231の開口
部および光ファイバ収束部232に組み込まれた直径1
5から25ミクロンの無数の光ファイバ235を通過
し、原稿6を照明する。原稿6からの反射光は光ファイ
バ収束部232を通過しリニアイメージセンサ231に
取り込まれると共に、原稿6の移動距離をローラ31と
ロータリエンコーダ34により検知し、リニアイメージ
センサ231の出力とロータリエンコーダ34の出力を
前記スキャナ制御部102にて合成して2次元画像を得
る。
【0038】この際、原稿へ光を照射する発光素子21
1の数を減らすことは、本イメージスキャナの消費電力
の低減となる。発光素子211の数を減少するために素
子の間隔を広げた場合、発光素子211から発せられる
光の範囲は決まっているため、隣り合う素子の中間部分
の光は弱くなる。この欠点を回避するため、発光素子2
11は原稿6の走査路11に対して直角方向に並べ、反
射ブロック240の反射面241を介して光を拡散させ
た間接照明により光の強度と分布を得ている。
【0039】光の強度と分布は、リニアイメージセンサ
231を介した光量が電気信号に変換された値を基に測
定している。実験によれば、図3に示すように発光素子
211の発光面に対する反射面241の角度を45゜に
した場合、反射面241をR面や他の角度にした時に比
べ、高い値が得られる。
【0040】また、図5に示すように、反射面241の
表面に細かなディンプル242を施すと、より光の拡散
が促進され前記図3の構成に比べ約1.5倍の光の強度
が得られる。また、反射面241の表面に細かな皺を施
したり、アルミホイルを反射面に貼り付けた場合でも同
じ効果が得られる。
【0041】更に、図6に示すように、リニアイメージ
センサ231と発光素子211の間にガラス円柱250
をおいた場合、前記図3の構成に比べ約2.5の照度が
得られる。これは、ガラス円柱250が集光レンズの役
目をなし、拡散光が光ファイバ収束部232に組み込ま
れた無数の光ファイバ235へより多く取り入れられた
ことによる。
【0042】なお、上述の如くイメージスキャナ10
は、発光素子を有するメイン基板をベースにイメージセ
ンサ、光ファイバ収束部、反射ブロック等を極めてコン
パクトにユニット化しているため、図1に示した場所以
外でも、内蔵することが可能である。
【0043】本発明の機器内蔵用イメージスキャナによ
れば、極めてコンパクトなイメージスキャナを構成する
ことにより、携帯情報端末の携帯性を損ねることなく内
蔵が可能であり、省電力化が図れ、名刺大寸法の原稿の
画像読み込みが可能である。
【0044】また、かかるイメージスキャナを内蔵した
ノートパソコン,PDA等の携帯機器は、イメージスキ
ャナを別途携帯することがなく、携帯性に優れる。ま
た、イメージスキャナを情報入力手段の一つとして接続
の手間もいらずにいつでもどこでも使用可能であり、し
かも、イメージスキャナで得た画像情報を内蔵している
ハードディスクなどのメモリに直接記憶させたり、液晶
表示部で表示させたりすることができるため、操作性に
優れる。
【0045】上述した説明では、発光素子は複数個設け
ているが、面発光体でもよく、また、イメージセンサも
種々のものが使用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機器内蔵
用イメージスキャナは、小型、省電力であり、携帯性に
優れると共に、操作性もよい。また、本発明のイメージ
スキャナ内蔵機器は、携帯性に優れると共に、イメージ
スキャナの操作性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯情報端末の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1に示す携帯情報端末に内蔵したイメージス
キャナ部の平面断面図である。
【図3】図2に示したイメージスキャナ部の側面断面図
である。
【図4】図1の携帯情報端末のブロック図である。
【図5】本発明のイメージスキャナの他の実施の形態を
示す側面断面図である。
【図6】本発明のイメージスキャナのさらに他の実施の
形態を示す側面断面図である。
【図7】従来のイメージスキャナの一実施形態の構成を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯情報機器 2 本体部 3 入力部 4 ディスプレイ部 5 表示部 6 原稿 7 挿入口 8 排出口 10 イメージスキャナ 11 走査路 20 発光・受光部 210 メイン基板 211 発光素子 220 コネクタ基板 230 センサ基板 231 リニアイメージセンサ 232 光ファイバ収束部 235 光ファイバ 240 反射ブロック 241 反射面 30 走査位置検出部 31 回転ローラ 311 回転軸 33 板バネ 34 リニアエンコーダ 35 コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BB02 BC01 BC20 CA08 CA15 CB07 5C072 AA01 BA01 BA06 EA04 NA01 PA01 PA02 PA09 UA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象が通過する走査路と、 前記読み取り対象の前記走査路の通過に伴って回転する
    回転ローラと、 前記回転ローラの回転を検出するロータリーエンコーダ
    と、 照射光を出射する発光素子と、 前記読み取り対象からの反射光を検出するイメージセン
    サと、 前記回転ローラと前記走査路を介して対向し、前記照射
    光及び前記反射光を伝達する光伝達部とを備えることを
    特徴とする機器内蔵用イメージスキャナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機器内蔵用イメージスキ
    ャナにおいて、 前記発光素子が搭載されたメイン基板の両側に、前記イ
    メージセンサと前記光伝達部が設けられたセンサ取付基
    板と、コネクタが取り付けられているコネクタ基板とが
    固定されて断面凹型の基板ユニットが形成されているこ
    とを特徴とする機器内蔵用イメージスキャナ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の機器内蔵用イメージスキ
    ャナにおいて、 前記基板ユニットの開口部を覆って前記発光素子からの
    出射光を反射する反射部が設けられていることを特徴と
    する機器内蔵用イメージスキャナ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の機器内
    蔵用イメージスキャナにおいて、 前記光伝達部が、光ファイバ収束部材であることを特徴
    とする機器内蔵用イメージスキャナ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の機器内蔵用イメージスキ
    ャナにおいて、 前記回転ローラが、前記走査路と離間可能に前記光伝達
    部側に付勢されて保持されていることを特徴とする機器
    内蔵用イメージスキャナ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の機器内蔵用イメージスキ
    ャナにおいて、 前記回転ローラと前記ロータリーエンコーダとが可撓性
    連結部材で連結されていることを特徴とする機器内蔵用
    イメージスキャナ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の機器内
    蔵用イメージスキャナにおいて、 前記発光素子から出射された光を前記光伝達部に集光す
    る集光部材を設けたことを特徴とする機器内蔵用イメー
    ジスキャナ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の機器内
    蔵用イメージスキャナを内蔵することを特徴とするイメ
    ージスキャナ内蔵機器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のイメージスキャナ内蔵機
    器において、 機器内蔵のスキャナ制御部で前記機器内蔵用イメージス
    キャナを制御することを特徴とするイメージスキャナ内
    蔵機器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のイメージスキャナ内蔵
    機器において、 前記イメージセンサの出力と前記ロータリーエンコーダ
    の出力を前記スキャナ制御部で合成して2次元画像を得
    ることを特徴とするイメージスキャナ内蔵機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2386017A (en) * 2002-02-27 2003-09-03 Portable Peripheral Co Ltd Scanner for personal digital assistant

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GB2386017A (en) * 2002-02-27 2003-09-03 Portable Peripheral Co Ltd Scanner for personal digital assistant

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