JP2000357479A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2000357479A JP2000357479A JP2000149500A JP2000149500A JP2000357479A JP 2000357479 A JP2000357479 A JP 2000357479A JP 2000149500 A JP2000149500 A JP 2000149500A JP 2000149500 A JP2000149500 A JP 2000149500A JP 2000357479 A JP2000357479 A JP 2000357479A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子放出素子52を備えたバックプレート
と、蛍光体を備えたフェースプレートと、該バックプレ
ートと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器53
と、該フェースプレートの成す面と該バックプレートの
成す面間を接続する板状の耐大気圧スペーサ7とを有す
る画像形成装置において、前記電子放出素子52からの
放出電子の軌道を妨げることのないパネル構造を実現す
る。 【解決手段】 耐大気圧スペーサ7を、電子放出素子5
2から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、該耐大気圧スペーサ7の
少なくとも一端を、固定ブロック51を用いて前記外囲
器53に固定する。
と、蛍光体を備えたフェースプレートと、該バックプレ
ートと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器53
と、該フェースプレートの成す面と該バックプレートの
成す面間を接続する板状の耐大気圧スペーサ7とを有す
る画像形成装置において、前記電子放出素子52からの
放出電子の軌道を妨げることのないパネル構造を実現す
る。 【解決手段】 耐大気圧スペーサ7を、電子放出素子5
2から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、該耐大気圧スペーサ7の
少なくとも一端を、固定ブロック51を用いて前記外囲
器53に固定する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子放出素子、特
に表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置や記録
装置等の画像形成装置に関する。
に表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置や記録
装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子として熱電子源と冷
陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には
電界放出型(以下、「FE型」と称す。)、金属/絶縁
層/金属型(以下、「MIM型」と称す。)や表面伝導
型電子放出素子(以下、「SCE」と称す。)等があ
る。
陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には
電界放出型(以下、「FE型」と称す。)、金属/絶縁
層/金属型(以下、「MIM型」と称す。)や表面伝導
型電子放出素子(以下、「SCE」と称す。)等があ
る。
【0003】FE型の例としては、W.P.Dyke
& W.W.Dolan,“Field emissi
on”,Advance in Electron P
hysics,8,89(1956)やC.A.Spi
ndt,“Physicalproperties o
f thin−film field emissio
n cathodes with molybdenu
m cones”,J.Appl.Phys.,47,
5248(1976)等が知られている。
& W.W.Dolan,“Field emissi
on”,Advance in Electron P
hysics,8,89(1956)やC.A.Spi
ndt,“Physicalproperties o
f thin−film field emissio
n cathodes with molybdenu
m cones”,J.Appl.Phys.,47,
5248(1976)等が知られている。
【0004】MIM型の例としては、C.A.Mea
d,“The tunnel−emission am
plifier”,J.Appl.Phys.,32,
646(1961)等が知られている。
d,“The tunnel−emission am
plifier”,J.Appl.Phys.,32,
646(1961)等が知られている。
【0005】SCEの例としては、M.I.Elins
in,Radio Eng.Electron Phy
s.,10,(1965)等がある。
in,Radio Eng.Electron Phy
s.,10,(1965)等がある。
【0006】SCEは基板上に形成された小面積の薄膜
に、膜面に平行に電流を流すことにより、電子放出が生
ずる現象を利用するものである。
に、膜面に平行に電流を流すことにより、電子放出が生
ずる現象を利用するものである。
【0007】このSCEとしては、前記エリンソン等に
よるSnO2薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの
[G.Dittmer:“Thin Solid Fi
lms”,9,317(1972)]、In2O3/Sn
O2薄膜によるもの[M.Hartwell and
C.G.Fonstad:“IEEE Trans.E
D Conf.”,519(1975)]、カーボン薄
膜によるもの[荒木久他:真空、第26巻、第1号、2
2頁(1983)]等が報告されている。ほかにも本出
願人が先に提案した、微粒子を用いたSCEの例がある
(USP5066883号明細書)。これらのSCE
は、素子構造が簡単である、電子放出の応答速度が速
い、等の特長を持っている。
よるSnO2薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの
[G.Dittmer:“Thin Solid Fi
lms”,9,317(1972)]、In2O3/Sn
O2薄膜によるもの[M.Hartwell and
C.G.Fonstad:“IEEE Trans.E
D Conf.”,519(1975)]、カーボン薄
膜によるもの[荒木久他:真空、第26巻、第1号、2
2頁(1983)]等が報告されている。ほかにも本出
願人が先に提案した、微粒子を用いたSCEの例がある
(USP5066883号明細書)。これらのSCE
は、素子構造が簡単である、電子放出の応答速度が速
い、等の特長を持っている。
【0008】上記SCEの典型的な素子構成として前述
のM.ハートウェルの素子構成を図19に示す。同図に
おいて111は絶縁性基板である。113は電子放出部
形成用薄膜で、スパッタで形成されたH型形状金属酸化
物薄膜等からなり、後述のフォーミングと呼ばれる通電
処理により電子放出部112が形成される。
のM.ハートウェルの素子構成を図19に示す。同図に
おいて111は絶縁性基板である。113は電子放出部
形成用薄膜で、スパッタで形成されたH型形状金属酸化
物薄膜等からなり、後述のフォーミングと呼ばれる通電
処理により電子放出部112が形成される。
【0009】従来、これらのSCEにおいては、電子放
出を行う前に電子放出部形成用薄膜113を予めフォー
ミングと呼ばれる通電処理によって電子放出部112を
形成するのが一般的であった。すなわち、フォーミング
とは前記電子放出部形成用薄膜113の両端に電圧を印
加通電し、電子放出部形成用薄膜を局所的に破壊、変形
もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電子
放出部112を形成することである。なお、電子放出部
112は電子放出部形成用薄膜113の一部に亀裂が発
生しその亀裂付近から電子放出が行われる場合もある。
以下フォーミングにより形成した電子放出部を含む電子
放出部形成用薄膜113を電子放出部を含む薄膜と呼
ぶ。
出を行う前に電子放出部形成用薄膜113を予めフォー
ミングと呼ばれる通電処理によって電子放出部112を
形成するのが一般的であった。すなわち、フォーミング
とは前記電子放出部形成用薄膜113の両端に電圧を印
加通電し、電子放出部形成用薄膜を局所的に破壊、変形
もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電子
放出部112を形成することである。なお、電子放出部
112は電子放出部形成用薄膜113の一部に亀裂が発
生しその亀裂付近から電子放出が行われる場合もある。
以下フォーミングにより形成した電子放出部を含む電子
放出部形成用薄膜113を電子放出部を含む薄膜と呼
ぶ。
【0010】前記フォーミング処理をしたSCEは、上
述電子放出部を含む薄膜113に電圧を印加し、素子表
面に電流を流すことにより上述電子放出部112より電
子を放出せしめるものである。
述電子放出部を含む薄膜113に電圧を印加し、素子表
面に電流を流すことにより上述電子放出部112より電
子を放出せしめるものである。
【0011】図20は上述の電子放出部から放出される
電子の放射特性評価装置を示した断面図であり、111
は絶縁性基板、114及び115は素子電極、113は
電子放出部を含む薄膜、112は電子放出部を示し、1
16はガラス基板、117は透明導電膜からなるアノー
ド電極、118は電子照射により可視光を発する蛍光
膜、119はSCEに電圧を印加するための電源、12
0はアノード電極117に電圧を印加するための高圧電
源である。素子電極114及び115には電源119を
接続し、該SCEの上方に電源120を接続したアノー
ド電極117を配置している。アノード電極117及び
蛍光膜118を有するガラス基板116と該SCEは真
空装置内に設置されている。
電子の放射特性評価装置を示した断面図であり、111
は絶縁性基板、114及び115は素子電極、113は
電子放出部を含む薄膜、112は電子放出部を示し、1
16はガラス基板、117は透明導電膜からなるアノー
ド電極、118は電子照射により可視光を発する蛍光
膜、119はSCEに電圧を印加するための電源、12
0はアノード電極117に電圧を印加するための高圧電
源である。素子電極114及び115には電源119を
接続し、該SCEの上方に電源120を接続したアノー
ド電極117を配置している。アノード電極117及び
蛍光膜118を有するガラス基板116と該SCEは真
空装置内に設置されている。
【0012】上述の評価装置において、素子電極11
4,115間に電圧を印加して電子放出部112より電
子を放出させ、アノード電極117を数百Vから数千V
の電圧を印加すると、放出電子は、絶縁性基板111の
面に対する電子放出部112からの法線(図中の1点鎖
線)に対して、該SCEに印加した電圧の正極側(図2
0では素子電極115側)にずれて飛翔し(以後これを
偏向と呼ぶ)、図中の矢印付点線の軌道をとり、蛍光膜
118上の発光部中心は該法線上からずれる。
4,115間に電圧を印加して電子放出部112より電
子を放出させ、アノード電極117を数百Vから数千V
の電圧を印加すると、放出電子は、絶縁性基板111の
面に対する電子放出部112からの法線(図中の1点鎖
線)に対して、該SCEに印加した電圧の正極側(図2
0では素子電極115側)にずれて飛翔し(以後これを
偏向と呼ぶ)、図中の矢印付点線の軌道をとり、蛍光膜
118上の発光部中心は該法線上からずれる。
【0013】上述の放射特性は、絶縁性基板111に平
行な面内での電位分布が、電子放出部112に対して非
対称になることによるものと考えられ、SCEに固有の
特性である(但し、FE,MIM型でも構成によっては
この特性を示す)。
行な面内での電位分布が、電子放出部112に対して非
対称になることによるものと考えられ、SCEに固有の
特性である(但し、FE,MIM型でも構成によっては
この特性を示す)。
【0014】このようなSCEを複数個配置したマルチ
素子及びパネル構成については、例えば本出願人による
USP5066883号明細書等に記載がある。
素子及びパネル構成については、例えば本出願人による
USP5066883号明細書等に記載がある。
【0015】上述したような電子放出素子は、10-6T
orr程度以上に真空中で動作させることから、該電子
放出素子を用いて画像形成装置を形成する場合、耐大気
圧構造が必要となる。特に、大面積のバックプレート
(図20の絶縁性基板111に対応)及びフェースプレ
ート(図20のガラス基板116に対応)を用いて耐大
気圧支持を行う平面型画像形成装置の場合、各プレート
の板厚が非常に厚くなってしまうので、重量、コストな
どの点で実現性が乏しくなってしまう。これを回避する
ために、耐大気圧のためのスペーサをバックプレートと
フェースプレートの間に支柱として配置し、耐大気圧構
造とすることで、該画像形成装置の軽量化が可能であ
る。また、上記耐大気圧スペーサはパネル間隔を一定に
保つ目的で使用される場合もある。
orr程度以上に真空中で動作させることから、該電子
放出素子を用いて画像形成装置を形成する場合、耐大気
圧構造が必要となる。特に、大面積のバックプレート
(図20の絶縁性基板111に対応)及びフェースプレ
ート(図20のガラス基板116に対応)を用いて耐大
気圧支持を行う平面型画像形成装置の場合、各プレート
の板厚が非常に厚くなってしまうので、重量、コストな
どの点で実現性が乏しくなってしまう。これを回避する
ために、耐大気圧のためのスペーサをバックプレートと
フェースプレートの間に支柱として配置し、耐大気圧構
造とすることで、該画像形成装置の軽量化が可能であ
る。また、上記耐大気圧スペーサはパネル間隔を一定に
保つ目的で使用される場合もある。
【0016】上述の電子放出素子を用いた平面型の画像
形成装置として、図21に断面を示すような装置が知ら
れている(特開平2−299136号公報)。
形成装置として、図21に断面を示すような装置が知ら
れている(特開平2−299136号公報)。
【0017】この画像形成装置は、電子放出素子として
SCEを用いたもので、基板121上に電子放出素子1
25(電極122、123と該電極間に形成された電子
放出部124からなる)が作製され、該基板121と対
向して配置されるフェースプレート130はガラス板1
27の内面に蛍光面128が形成されている。蛍光面1
28はカラー画像形成装置では図22に示すようなブラ
ックストライプなどと呼ばれる黒色導伝材131と蛍光
体132とで構成される。ブラックストライプが設けら
れる目的は、カラー蛍光面で必要となる三原色蛍光体
の、各蛍光体132間の塗り分け部を黒くすることで混
色等を目立たなくすることと、蛍光面128で外光を反
射することにより生じるコントラストの低下を防ぐこと
などである。
SCEを用いたもので、基板121上に電子放出素子1
25(電極122、123と該電極間に形成された電子
放出部124からなる)が作製され、該基板121と対
向して配置されるフェースプレート130はガラス板1
27の内面に蛍光面128が形成されている。蛍光面1
28はカラー画像形成装置では図22に示すようなブラ
ックストライプなどと呼ばれる黒色導伝材131と蛍光
体132とで構成される。ブラックストライプが設けら
れる目的は、カラー蛍光面で必要となる三原色蛍光体
の、各蛍光体132間の塗り分け部を黒くすることで混
色等を目立たなくすることと、蛍光面128で外光を反
射することにより生じるコントラストの低下を防ぐこと
などである。
【0018】さらに、蛍光面128の内面側には通常メ
タルバック129が形成されている。メタルバック12
9の目的は、比抵抗が一般に1010〜1012Ω・cmと
高い蛍光体132に電荷(電子)が溜まり電位が低下す
ることを防ぎ、電子ビーム加速用の電圧を印加するため
の電極として作用すること、蛍光体の発光のうち装置内
面側への光を鏡面反射することにより輝度を向上させる
こと、負イオンの衝突によるダメージからの蛍光体13
2の保護等があり、上記目的に適した材料として通常A
lが用いられる。
タルバック129が形成されている。メタルバック12
9の目的は、比抵抗が一般に1010〜1012Ω・cmと
高い蛍光体132に電荷(電子)が溜まり電位が低下す
ることを防ぎ、電子ビーム加速用の電圧を印加するため
の電極として作用すること、蛍光体の発光のうち装置内
面側への光を鏡面反射することにより輝度を向上させる
こと、負イオンの衝突によるダメージからの蛍光体13
2の保護等があり、上記目的に適した材料として通常A
lが用いられる。
【0019】また、電子放出素子125が形成された基
板121とフェースプレート130を大気から受ける圧
力に抗してほぼ一定の間隔に保つために、耐大気圧スペ
ーサ126が配置されている。従来、この耐大気圧スペ
ーサ126は、図23に示されるように格子状に配置さ
れ、各電子放出素子125の1つに対して1つのセル空
間を有するように配置されていた。なお、図23中の1
33は、図21のフェースプレート130の周囲を接続
する外囲器である。
板121とフェースプレート130を大気から受ける圧
力に抗してほぼ一定の間隔に保つために、耐大気圧スペ
ーサ126が配置されている。従来、この耐大気圧スペ
ーサ126は、図23に示されるように格子状に配置さ
れ、各電子放出素子125の1つに対して1つのセル空
間を有するように配置されていた。なお、図23中の1
33は、図21のフェースプレート130の周囲を接続
する外囲器である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、耐大気圧ス
ペーサ126は、各プレート面に対して垂直な圧力に耐
えるように構成されるので、通常各プレート間を垂直に
結ぶ体積要素を含む形状からなる。従って、図20を用
いて説明した電子放射特性を持つSCEを用いて画像形
成装置を構成する場合には、次のような問題点があっ
た。
ペーサ126は、各プレート面に対して垂直な圧力に耐
えるように構成されるので、通常各プレート間を垂直に
結ぶ体積要素を含む形状からなる。従って、図20を用
いて説明した電子放射特性を持つSCEを用いて画像形
成装置を構成する場合には、次のような問題点があっ
た。
【0021】(1)放出された電子ビームが正極の素子
電極側に偏向することにより、該電子ビームは正極の素
子電極側に配置された耐大気圧スペーサ126に衝突
し、蛍光面128上へ到達する電子量が減少し、発光効
率が低下する。
電極側に偏向することにより、該電子ビームは正極の素
子電極側に配置された耐大気圧スペーサ126に衝突
し、蛍光面128上へ到達する電子量が減少し、発光効
率が低下する。
【0022】(2)もしくは、該電子ビームが耐大気圧
スペーサ126に完全に妨げられてしまい、蛍光面12
8上に電子ビームが達しない。
スペーサ126に完全に妨げられてしまい、蛍光面12
8上に電子ビームが達しない。
【0023】(3)電子ビームの衝突で起こる耐大気圧
スペーサ126へのチャージアップにより、電位分布の
変化に伴う電子軌道の変化、さらには沿面耐圧低下に伴
う沿面放電による素子破壊等が発生する。
スペーサ126へのチャージアップにより、電位分布の
変化に伴う電子軌道の変化、さらには沿面耐圧低下に伴
う沿面放電による素子破壊等が発生する。
【0024】(4)耐大気圧スペーサ126が帯電する
ことによって、電子ビームの軌道が電気的な力によって
曲がってしまい、本来当たるべき蛍光面に達せず、周辺
の蛍光面に当たることによって画像がにじむ。
ことによって、電子ビームの軌道が電気的な力によって
曲がってしまい、本来当たるべき蛍光面に達せず、周辺
の蛍光面に当たることによって画像がにじむ。
【0025】(5)上記問題点を回避するために、基板
121上に疎らに電子放出素子125を配置した場合、
高精細な画像形成装置が実現できない。
121上に疎らに電子放出素子125を配置した場合、
高精細な画像形成装置が実現できない。
【0026】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、電子放出素子を用いた画像形
成装置において、該電子放出素子からの放出電子の軌道
を妨げることのないパネル構造を実現することであり、
特に、本目的に適した該電子放出素子及び耐大気圧スペ
ーサの配置又は形状を与えることにある。また、該画像
形成装置において、高密度な絵素を実現できる該電子放
出素子及び耐大気圧スペーサの配置又は形状を与えるこ
とにある。さらには、該画像形成装置において、解像度
の高い絵素配置を実現できる該電子放出素子及び耐大気
圧スペーサの配置又は形状を与えることにある。
であり、本発明の目的は、電子放出素子を用いた画像形
成装置において、該電子放出素子からの放出電子の軌道
を妨げることのないパネル構造を実現することであり、
特に、本目的に適した該電子放出素子及び耐大気圧スペ
ーサの配置又は形状を与えることにある。また、該画像
形成装置において、高密度な絵素を実現できる該電子放
出素子及び耐大気圧スペーサの配置又は形状を与えるこ
とにある。さらには、該画像形成装置において、解像度
の高い絵素配置を実現できる該電子放出素子及び耐大気
圧スペーサの配置又は形状を与えることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、以下の通りである。
明の構成は、以下の通りである。
【0028】すなわち、本発明の第1は、複数の電子放
出素子を搭載したバックプレートと、該バックプレート
に対向配置され前記電子放出素子から放出される電子を
受ける被照射部材を搭載したフェースプレートと、該バ
ックプレートと該フェースプレートの周囲を接続する外
囲器と、該フェースプレートの成す面と該バックプレー
トの成す面間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有す
る画像形成装置において、上記耐大気圧スペーサを上記
電子放出素子から放出される電子ビームの偏向方向に対
して平行あるいは略平行に設けると共に、該耐大気圧ス
ペーサの少なくとも一端を、固定ブロックを用いて前記
外囲器に固定したことを特徴とする画像形成装置であ
る。
出素子を搭載したバックプレートと、該バックプレート
に対向配置され前記電子放出素子から放出される電子を
受ける被照射部材を搭載したフェースプレートと、該バ
ックプレートと該フェースプレートの周囲を接続する外
囲器と、該フェースプレートの成す面と該バックプレー
トの成す面間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有す
る画像形成装置において、上記耐大気圧スペーサを上記
電子放出素子から放出される電子ビームの偏向方向に対
して平行あるいは略平行に設けると共に、該耐大気圧ス
ペーサの少なくとも一端を、固定ブロックを用いて前記
外囲器に固定したことを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0029】本発明の第2は、複数の電子放出素子を搭
載したバックプレートと、該バックプレートに対向配置
され前記電子放出素子から放出される電子を受ける被照
射部材を搭載したフェースプレートと、該バックプレー
トと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器と、該
フェースプレートの成す面と該バックプレートの成す面
間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有する画像形成
装置において、上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素
子から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、該耐大気圧スペーサを、
固定ブロックを用いて前記フェースプレート及び/又は
バックプレートに固定したことを特徴とする画像形成装
置である。
載したバックプレートと、該バックプレートに対向配置
され前記電子放出素子から放出される電子を受ける被照
射部材を搭載したフェースプレートと、該バックプレー
トと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器と、該
フェースプレートの成す面と該バックプレートの成す面
間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有する画像形成
装置において、上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素
子から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、該耐大気圧スペーサを、
固定ブロックを用いて前記フェースプレート及び/又は
バックプレートに固定したことを特徴とする画像形成装
置である。
【0030】本発明の第3は、複数の電子放出素子を搭
載したバックプレートと、該バックプレートに対向配置
され前記電子放出素子から放出される電子を受ける被照
射部材を搭載したフェースプレートと、該バックプレー
トと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器と、該
フェースプレートの成す面と該バックプレートの成す面
間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有する画像形成
装置において、上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素
子から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、前記フェースプレート及
び/又はバックプレート及び/又は外囲器に溝を設け、
該溝に前記耐大気圧スペーサをはめ込み固定したことを
特徴とする画像形成装置である。
載したバックプレートと、該バックプレートに対向配置
され前記電子放出素子から放出される電子を受ける被照
射部材を搭載したフェースプレートと、該バックプレー
トと該フェースプレートの周囲を接続する外囲器と、該
フェースプレートの成す面と該バックプレートの成す面
間を接続する板状の耐大気圧スペーサを有する画像形成
装置において、上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素
子から放出される電子ビームの偏向方向に対して平行あ
るいは略平行に設けると共に、前記フェースプレート及
び/又はバックプレート及び/又は外囲器に溝を設け、
該溝に前記耐大気圧スペーサをはめ込み固定したことを
特徴とする画像形成装置である。
【0031】上記本発明の第1〜第3は、その好ましい
態様として、前記複数の電子放出素子は複数の電子放出
素子列を構成し、該電子放出素子列1つに対して1列の
前記耐大気圧スペーサが配置されていること、前記複数
の電子放出素子は複数の電子放出素子列を構成し、複数
の該電子放出素子列に対して1列の前記耐大気圧スペー
サが配置されていること、前記耐大気圧スペーサが、前
記バックプレートと前記フェースプレートで挟まれた空
間に両端部が前記外囲器に接するように設置されている
こと、前記耐大気圧スペーサが、前記バックプレートと
前記フェースプレートで挟まれた空間を部分的に横切る
ように設置されていること、を含むものである。
態様として、前記複数の電子放出素子は複数の電子放出
素子列を構成し、該電子放出素子列1つに対して1列の
前記耐大気圧スペーサが配置されていること、前記複数
の電子放出素子は複数の電子放出素子列を構成し、複数
の該電子放出素子列に対して1列の前記耐大気圧スペー
サが配置されていること、前記耐大気圧スペーサが、前
記バックプレートと前記フェースプレートで挟まれた空
間に両端部が前記外囲器に接するように設置されている
こと、前記耐大気圧スペーサが、前記バックプレートと
前記フェースプレートで挟まれた空間を部分的に横切る
ように設置されていること、を含むものである。
【0032】本発明によれば、電子ビームの偏向方向に
対して平行あるいは略平行に耐大気圧スペーサを配置し
て電子ビームの軌道空間を確保しているため、電子の飛
翔を妨げることがない。また、耐大気圧スペーサを固定
ブロック又は溝を用いて固定することで強固な耐大気圧
構造が得やすく、特に溝を用いると精度よく耐大気圧ス
ペーサを固定しやすい。
対して平行あるいは略平行に耐大気圧スペーサを配置し
て電子ビームの軌道空間を確保しているため、電子の飛
翔を妨げることがない。また、耐大気圧スペーサを固定
ブロック又は溝を用いて固定することで強固な耐大気圧
構造が得やすく、特に溝を用いると精度よく耐大気圧ス
ペーサを固定しやすい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、参考形態例と実施形態例と
によって本発明の画像形成装置をさらに説明する。
によって本発明の画像形成装置をさらに説明する。
【0034】[参考形態例1]本発明の参考形態例を図
1に示す。
1に示す。
【0035】図1において1はガラス基板、2は配線部
3と素子部4とからなる素子電極である。5は電子放出
部であり、素子電極2とともに電子放出素子を構成して
いる。6は側壁、7はスペーサ、8はガラス板、9は蛍
光面で、10はガラス板8の内面に蛍光面9が形成され
て構成されるフェースプレートである。11は素子電極
2より厚く(高く)形成された素子側リブであり、12
は蛍光面9より厚く(高く)形成された蛍光面側リブで
ある。
3と素子部4とからなる素子電極である。5は電子放出
部であり、素子電極2とともに電子放出素子を構成して
いる。6は側壁、7はスペーサ、8はガラス板、9は蛍
光面で、10はガラス板8の内面に蛍光面9が形成され
て構成されるフェースプレートである。11は素子電極
2より厚く(高く)形成された素子側リブであり、12
は蛍光面9より厚く(高く)形成された蛍光面側リブで
ある。
【0036】本装置は、複数の素子側リブ11と蛍光面
側リブ12が、これらを横切る方向(X方向)に沿って
配置された複数のスペーサ7と接するように組み上が
る。
側リブ12が、これらを横切る方向(X方向)に沿って
配置された複数のスペーサ7と接するように組み上が
る。
【0037】本参考形態例における電子放出素子部分の
拡大図を図2に示す。図2において、14は電子放出部
形成用薄膜である。また、蛍光面9の平面図を図3に、
フェースプレート10の拡大図を図4に示す。蛍光面側
リブ12は赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体13
の間に形成されたブラックストライプ15と重なるよう
にストライプ状に形成されている。また、蛍光面9のさ
らに装置内面側には、前述のメタルバック(不図示)が
形成されている。また、不図示ではあるが、入力信号に
応じて画像形成するために、図1の画像形成装置には、
例えば、後述するように、変調手段が設けられている。
拡大図を図2に示す。図2において、14は電子放出部
形成用薄膜である。また、蛍光面9の平面図を図3に、
フェースプレート10の拡大図を図4に示す。蛍光面側
リブ12は赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体13
の間に形成されたブラックストライプ15と重なるよう
にストライプ状に形成されている。また、蛍光面9のさ
らに装置内面側には、前述のメタルバック(不図示)が
形成されている。また、不図示ではあるが、入力信号に
応じて画像形成するために、図1の画像形成装置には、
例えば、後述するように、変調手段が設けられている。
【0038】次に、本装置の作製法を説明する。
【0039】(1)ガラス基板1を有機溶剤により充分
に洗浄後、該基板1面上に、厚さ1000ÅのNiから
なる素子電極2を形成した(図1及び図2参照)。この
時、配線部3はフェースプレート側の蛍光体ストライプ
と直交する方向(図中X方向)に沿って複数本形成し、
素子部4は該複数の配線部3のうち隣り合う一対の配線
部3のそれぞれに電気的に接続され、かつ3μmの間隔
(図2中L1で示す)をもって対向するよう作製し、ま
た配線部3に沿った方向(X方向)に複数個作製した。
に洗浄後、該基板1面上に、厚さ1000ÅのNiから
なる素子電極2を形成した(図1及び図2参照)。この
時、配線部3はフェースプレート側の蛍光体ストライプ
と直交する方向(図中X方向)に沿って複数本形成し、
素子部4は該複数の配線部3のうち隣り合う一対の配線
部3のそれぞれに電気的に接続され、かつ3μmの間隔
(図2中L1で示す)をもって対向するよう作製し、ま
た配線部3に沿った方向(X方向)に複数個作製した。
【0040】(2)有機パラジウム(奥野製薬(株)
製、ccp−4230)含有溶液を塗布した後、300
℃で10分間の加熱処理をして、酸化パラジウム(Pd
O)微粒子からなる微粒子膜を形成し、エッチング等で
パターニング処理を施し、各素子電極(素子部)4間に
電子放出部形成用薄膜14を設けた(図2参照)。ここ
で電子放出部形成用薄膜14は、その幅(素子の幅)W
を300μmとし、素子電極4間のほぼ中央部に配置し
た。また、この電子放出部形成用薄膜14の膜厚は10
0Å、シート抵抗値は5×104Ω/□であった。なお
ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合した膜
であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散配置
した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるいは、
重なり合った状態(島状も含む)の膜をさし、その粒径
とは、前記状態で粒子形状が認識可能な微粒子について
の径をいう。
製、ccp−4230)含有溶液を塗布した後、300
℃で10分間の加熱処理をして、酸化パラジウム(Pd
O)微粒子からなる微粒子膜を形成し、エッチング等で
パターニング処理を施し、各素子電極(素子部)4間に
電子放出部形成用薄膜14を設けた(図2参照)。ここ
で電子放出部形成用薄膜14は、その幅(素子の幅)W
を300μmとし、素子電極4間のほぼ中央部に配置し
た。また、この電子放出部形成用薄膜14の膜厚は10
0Å、シート抵抗値は5×104Ω/□であった。なお
ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合した膜
であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散配置
した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるいは、
重なり合った状態(島状も含む)の膜をさし、その粒径
とは、前記状態で粒子形状が認識可能な微粒子について
の径をいう。
【0041】(3)次に素子電極素子部4間に電圧を印
加し、電子放出部形成用薄膜14を通電処理(フォーミ
ング処理と呼ぶ)することにより、電子放出部5を素子
電極素子部4間に作製し電子放出素子を完成した。
加し、電子放出部形成用薄膜14を通電処理(フォーミ
ング処理と呼ぶ)することにより、電子放出部5を素子
電極素子部4間に作製し電子放出素子を完成した。
【0042】(4)以上のようにして素子電極配線部3
に沿って複数個作製された電子放出素子に対し、配線方
向(X方向)において各素子間のほぼ中央を通るように
素子側リブ11を設ける。つまり、素子側リブ11は図
中Y方向に沿って形成した。素子側リブ11は、フリッ
トガラスと呼ばれる低融点ガラスを印刷によって、幅、
高さとも100μmの大きさに作製した。
に沿って複数個作製された電子放出素子に対し、配線方
向(X方向)において各素子間のほぼ中央を通るように
素子側リブ11を設ける。つまり、素子側リブ11は図
中Y方向に沿って形成した。素子側リブ11は、フリッ
トガラスと呼ばれる低融点ガラスを印刷によって、幅、
高さとも100μmの大きさに作製した。
【0043】(5)次にフェースプレート10の作製法
について述べる。
について述べる。
【0044】ガラス基板8を弗酸等にてよく洗浄したあ
と、ホトリソグラフィーによりブラックストライプ15
(図3及び図4参照)を形成する。ブラックストライプ
15の材料は黒鉛を主成分とした。その後、三原色蛍光
体13を一色ずつレジストと混ぜスラリー状にして塗布
し、所定の位置に現像、定着させることを繰り返すとい
うCRTで通常用いられるスラリー法にてカラー蛍光面
9を作製した。蛍光体13の厚さは20〜30μmでム
ラやはがれのない良好な塗布状態が得られた。
と、ホトリソグラフィーによりブラックストライプ15
(図3及び図4参照)を形成する。ブラックストライプ
15の材料は黒鉛を主成分とした。その後、三原色蛍光
体13を一色ずつレジストと混ぜスラリー状にして塗布
し、所定の位置に現像、定着させることを繰り返すとい
うCRTで通常用いられるスラリー法にてカラー蛍光面
9を作製した。蛍光体13の厚さは20〜30μmでム
ラやはがれのない良好な塗布状態が得られた。
【0045】(6)次に、フィルミングと呼ばれる、蛍
光面9の表面の平滑化処理を行った後、Alを真空蒸着
により、ほぼ2000Åの厚さで蛍光面9の内面側に一
様に形成することで、メタルバック(不図示)を作製し
た。
光面9の表面の平滑化処理を行った後、Alを真空蒸着
により、ほぼ2000Åの厚さで蛍光面9の内面側に一
様に形成することで、メタルバック(不図示)を作製し
た。
【0046】(7)蛍光面9、メタルバックの作製後、
やはり印刷法にて、フリットガラスを材料として幅、高
さともほぼ100μmの蛍光面側リブ12を三原色蛍光
体の一組に一本の割合でブラックストライプ15と重な
るように形成した。なお、本参考形態例で蛍光面側リブ
12の材料として用いたフリットガラスは黒色で光の透
過率、反射率ともに低いので、各色蛍光体の間毎に蛍光
面側リブ12を設けることで、ブラックストライプ15
を省略することも可能である。
やはり印刷法にて、フリットガラスを材料として幅、高
さともほぼ100μmの蛍光面側リブ12を三原色蛍光
体の一組に一本の割合でブラックストライプ15と重な
るように形成した。なお、本参考形態例で蛍光面側リブ
12の材料として用いたフリットガラスは黒色で光の透
過率、反射率ともに低いので、各色蛍光体の間毎に蛍光
面側リブ12を設けることで、ブラックストライプ15
を省略することも可能である。
【0047】(8)以上のようにして電子放出素子を作
製した基板1とフェースプレート10とを、複数の耐大
気圧スペーサ7と側壁6を介し対向して配置し、フェー
スプレート10、側壁6、基板1の接合部にフリットガ
ラスを塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中で400℃
ないし500℃で10分以上焼成することで封着した。
本参考形態例では、図1の如く耐大気圧スペーサ7とし
て、高さが5mm,厚さが200μmの平板状のガラス
材を用い、基板1とフェースプレート10とに設けられ
たリブ11,12と直交する方向(X方向)に平行に配
置した。
製した基板1とフェースプレート10とを、複数の耐大
気圧スペーサ7と側壁6を介し対向して配置し、フェー
スプレート10、側壁6、基板1の接合部にフリットガ
ラスを塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中で400℃
ないし500℃で10分以上焼成することで封着した。
本参考形態例では、図1の如く耐大気圧スペーサ7とし
て、高さが5mm,厚さが200μmの平板状のガラス
材を用い、基板1とフェースプレート10とに設けられ
たリブ11,12と直交する方向(X方向)に平行に配
置した。
【0048】(9)以上のようにして完成したガラス外
囲器(基板1、側壁6、フェースプレート10で構成さ
れる)内の雰囲気を排気管(不図示)を通じ真空ポンプ
にて排気し、十分な真空度に達した後、10-6Torr
程度の真空度で、不図示の排気管をガスバーナーで熱す
ることで溶着し外囲器の封止を行った。
囲器(基板1、側壁6、フェースプレート10で構成さ
れる)内の雰囲気を排気管(不図示)を通じ真空ポンプ
にて排気し、十分な真空度に達した後、10-6Torr
程度の真空度で、不図示の排気管をガスバーナーで熱す
ることで溶着し外囲器の封止を行った。
【0049】(10)最後に封止後の真空度を維持する
ために、ゲッター処理を行った。これは、封止を行う直
前あるいは封止後に、抵抗加熱あるいは高周波加熱等の
加熱法により、画像形成装置内の所定の位置に配置され
たゲッター(不図示)を加熱し、蒸着膜を形成する処理
である。ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該蒸着
膜の吸着作用により、真空度を維持するものである。
ために、ゲッター処理を行った。これは、封止を行う直
前あるいは封止後に、抵抗加熱あるいは高周波加熱等の
加熱法により、画像形成装置内の所定の位置に配置され
たゲッター(不図示)を加熱し、蒸着膜を形成する処理
である。ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該蒸着
膜の吸着作用により、真空度を維持するものである。
【0050】以上述べた構成は、画像形成装置を作製す
る上で必要な概略構成であり、例えば各部材の材料等、
詳細な部分は本参考形態例の内容に限られるものではな
く、画像形成装置の用途に適するよう適宜選択する。
る上で必要な概略構成であり、例えば各部材の材料等、
詳細な部分は本参考形態例の内容に限られるものではな
く、画像形成装置の用途に適するよう適宜選択する。
【0051】その一例として、変調用のグリッド電極を
電子放出素子が形成されるのと同一のガラス基板上に形
成した好ましい変形例を示す。図5は本変形例の構成例
を示す斜視図、図6は図5のB−B’断面図である。図
1と同じ部分は同じ符号を付した。図中、17は変調グ
リッド電極、18は電子放出素子(電子放出部5及び素
子電極2からなる)と変調グリッド電極17を絶縁する
ための絶縁体膜である。図5及び図6からわかるよう
に、変調グリッド電極17は、電子放出部5及び素子電
極2の素子部4に対して同一平面上及び下部に形成され
ている。
電子放出素子が形成されるのと同一のガラス基板上に形
成した好ましい変形例を示す。図5は本変形例の構成例
を示す斜視図、図6は図5のB−B’断面図である。図
1と同じ部分は同じ符号を付した。図中、17は変調グ
リッド電極、18は電子放出素子(電子放出部5及び素
子電極2からなる)と変調グリッド電極17を絶縁する
ための絶縁体膜である。図5及び図6からわかるよう
に、変調グリッド電極17は、電子放出部5及び素子電
極2の素子部4に対して同一平面上及び下部に形成され
ている。
【0052】本変形例の製造方法は、上記参考形態例と
同様な蒸着技術及びエッチング技術等により形成できる
ので説明を省略する。
同様な蒸着技術及びエッチング技術等により形成できる
ので説明を省略する。
【0053】本変形例の構成において、変調グリッド電
極17に印加する電圧を適当に制御することにより、蛍
光面9(図1参照)に照射する電子ビームの量を制御で
きた。
極17に印加する電圧を適当に制御することにより、蛍
光面9(図1参照)に照射する電子ビームの量を制御で
きた。
【0054】以上のように作製した本参考形態例の画像
形成装置においては、蛍光面や電子放出素子を形成する
電極を傷つけることなく、フェースプレートと素子基板
との間に耐大気圧スペーサを容易に配置することがで
き、組立が容易であった。また、スペーサの位置ずれに
よる画像欠陥がなく、多少の応力を加えても長期的に安
定した高精細な画像が得られた。
形成装置においては、蛍光面や電子放出素子を形成する
電極を傷つけることなく、フェースプレートと素子基板
との間に耐大気圧スペーサを容易に配置することがで
き、組立が容易であった。また、スペーサの位置ずれに
よる画像欠陥がなく、多少の応力を加えても長期的に安
定した高精細な画像が得られた。
【0055】また、本参考形態例で作製した表面伝導型
電子放出素子から放出される電子ビームは、主にガラス
基板1とフェースプレート10との間に印加される加速
電圧によって、Z方向の速度成分を有すると共に、正極
の素子電極素子部4側に偏向されて+X方向もしくは−
X方向の速度成分を有する。本参考形態例では、この偏
向方向(X方向)に平行に耐大気圧スペーサ7を配置し
ているため、耐大気圧スペーサ7が放出電子の軌道を妨
げることによる発光効率の低下、耐大気圧スペーサ7の
チャージアップ等を防止することができる。
電子放出素子から放出される電子ビームは、主にガラス
基板1とフェースプレート10との間に印加される加速
電圧によって、Z方向の速度成分を有すると共に、正極
の素子電極素子部4側に偏向されて+X方向もしくは−
X方向の速度成分を有する。本参考形態例では、この偏
向方向(X方向)に平行に耐大気圧スペーサ7を配置し
ているため、耐大気圧スペーサ7が放出電子の軌道を妨
げることによる発光効率の低下、耐大気圧スペーサ7の
チャージアップ等を防止することができる。
【0056】また、本参考形態例においては、フェース
プレート10上のストライプ蛍光面をY方向に平行に配
置(図4の13R,13G,13B)したので、電子放
出素子を有するガラス基板1と蛍光面9を有するフェー
スプレート10間のY方向(図4のストライプ蛍光面1
3R,13G,13Bに平行な方向)の精密な位置合わ
せが不要になる。すなわち、ガラス基板1及びフェース
プレート10の間でY方向に多少の位置ずれが生じて
も、表示画像の輝度低下や色ずれは生じなかった。ま
た、複数のス耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェ
ースプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方
向での相互の精密な位置合わせは不要であり、電子放出
素子の配置に対応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位
置決めすれば十分であった。
プレート10上のストライプ蛍光面をY方向に平行に配
置(図4の13R,13G,13B)したので、電子放
出素子を有するガラス基板1と蛍光面9を有するフェー
スプレート10間のY方向(図4のストライプ蛍光面1
3R,13G,13Bに平行な方向)の精密な位置合わ
せが不要になる。すなわち、ガラス基板1及びフェース
プレート10の間でY方向に多少の位置ずれが生じて
も、表示画像の輝度低下や色ずれは生じなかった。ま
た、複数のス耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェ
ースプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方
向での相互の精密な位置合わせは不要であり、電子放出
素子の配置に対応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位
置決めすれば十分であった。
【0057】[参考形態例2]図7は本参考形態例の画
像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
【0058】基板1上への電子放出素子の作製法、蛍光
面9の作製法及び装置全体の作製法は参考形態例1と同
様なので省略する。また、参考形態例1と同様である側
壁も図面上省略した。
面9の作製法及び装置全体の作製法は参考形態例1と同
様なので省略する。また、参考形態例1と同様である側
壁も図面上省略した。
【0059】本参考形態例においては、素子側リブ1
1、蛍光面側リブ12、耐大気圧スペーサ7のいずれ
も、実施例1のように直線状に連続したものでなく、分
割して配置した。
1、蛍光面側リブ12、耐大気圧スペーサ7のいずれ
も、実施例1のように直線状に連続したものでなく、分
割して配置した。
【0060】但し、それぞれの耐大気圧スペーサ7に対
応する位置の蛍光面9及び基板1面には、高さ、幅とも
約100μmのリブが、フリットガラスを成分としてや
はり印刷法にて形成されていて、耐大気圧スペーサ7は
蛍光面9や電子放出素子を形成する電極(不図示)とは
直接接することがないので、参考形態例1と同様の効果
がある。
応する位置の蛍光面9及び基板1面には、高さ、幅とも
約100μmのリブが、フリットガラスを成分としてや
はり印刷法にて形成されていて、耐大気圧スペーサ7は
蛍光面9や電子放出素子を形成する電極(不図示)とは
直接接することがないので、参考形態例1と同様の効果
がある。
【0061】さらに、本実施例の構成では、個々の耐大
気圧スペーサ7の長さが参考形態例1に比べ短かいた
め、加工時における変形等が少なく、精度の高い耐大気
圧スペーサを作製できるという利点があった。また、装
置内を真空に排気する際、コンダクタンスを妨げるもの
が少ないので、封止可能な真空度(10-6Torr程
度)に達するまでの時間が短くて済むという利点があっ
た。
気圧スペーサ7の長さが参考形態例1に比べ短かいた
め、加工時における変形等が少なく、精度の高い耐大気
圧スペーサを作製できるという利点があった。また、装
置内を真空に排気する際、コンダクタンスを妨げるもの
が少ないので、封止可能な真空度(10-6Torr程
度)に達するまでの時間が短くて済むという利点があっ
た。
【0062】[参考形態例3]図8は本参考形態例の画
像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
【0063】本参考形態例においては、蛍光面9は図9
に示すように、蛍光体13がいわゆるデルタ配列となっ
ている。16は黒色導伝材で、図のような蛍光体配列の
場合はブラックマトリクスと呼ばれる。デルタ形の蛍光
体配列を用いた場合は、同色蛍光体間の間隔(これをド
ットピッチと呼ぶ)をPと表した時、画面水平方向の同
色蛍光体間隔は(√3)P/2となり、水平方向の解像
度が増し、より高精細で高密度な画像を形成できるとい
う利点がある。
に示すように、蛍光体13がいわゆるデルタ配列となっ
ている。16は黒色導伝材で、図のような蛍光体配列の
場合はブラックマトリクスと呼ばれる。デルタ形の蛍光
体配列を用いた場合は、同色蛍光体間の間隔(これをド
ットピッチと呼ぶ)をPと表した時、画面水平方向の同
色蛍光体間隔は(√3)P/2となり、水平方向の解像
度が増し、より高精細で高密度な画像を形成できるとい
う利点がある。
【0064】このようなデルタ配列蛍光面の場合におい
て、図8に示すように、素子側リブ11及び蛍光面側リ
ブ12を、三菱状の形状にて作製し、該リブ11及び1
2のそれぞれと、円柱状の耐大気圧スペーサ7とが接す
るように配置することで、蛍光面9や素子電極3,4を
損傷することなく、より一層高精細な画像が安定して得
られる画像形成装置を作製することができた。
て、図8に示すように、素子側リブ11及び蛍光面側リ
ブ12を、三菱状の形状にて作製し、該リブ11及び1
2のそれぞれと、円柱状の耐大気圧スペーサ7とが接す
るように配置することで、蛍光面9や素子電極3,4を
損傷することなく、より一層高精細な画像が安定して得
られる画像形成装置を作製することができた。
【0065】[参考形態例4]本参考形態例は、参考形
態例1の電子放出素子等が形成されたガラス基板1を、
図10に示す態様、すなわち電子放出素子を単純マトリ
クス配置した態様を示すものである。
態例1の電子放出素子等が形成されたガラス基板1を、
図10に示す態様、すなわち電子放出素子を単純マトリ
クス配置した態様を示すものである。
【0066】図10において、図1〜図4と同じ部分は
同じ符号を付した。
同じ符号を付した。
【0067】本参考形態例の電子放出素子も実施例1と
同様な表面伝導型の素子であり、各電子放出素子におい
ては、一対の素子電極素子部4も耐大気圧スペーサ7と
同じくほぼX軸方向に沿って配置されている。
同様な表面伝導型の素子であり、各電子放出素子におい
ては、一対の素子電極素子部4も耐大気圧スペーサ7と
同じくほぼX軸方向に沿って配置されている。
【0068】フェースプレート10上には、Y方向に平
行なストライプ状の赤(R)蛍光面13R、緑(G)蛍
光面13G、青(B)蛍光面13Bの3種の蛍光面が繰
り返し形成されており、各蛍光面間にはブラックストラ
イプ15が形成されている。また、素子側リブ11は素
子電極素子部4より厚く(高く)素子電極配線部3と重
なるようにY方向に平行に形成されており、蛍光面側リ
ブ12は蛍光面9より厚く(高く)ブラックストライプ
15と重なるようにY方向に平行に形成されている。
行なストライプ状の赤(R)蛍光面13R、緑(G)蛍
光面13G、青(B)蛍光面13Bの3種の蛍光面が繰
り返し形成されており、各蛍光面間にはブラックストラ
イプ15が形成されている。また、素子側リブ11は素
子電極素子部4より厚く(高く)素子電極配線部3と重
なるようにY方向に平行に形成されており、蛍光面側リ
ブ12は蛍光面9より厚く(高く)ブラックストライプ
15と重なるようにY方向に平行に形成されている。
【0069】本画像形成装置においては、複数の素子側
リブ11と蛍光面側リブ12が、これらを横切る方向
(X方向)に平行に配置された複数の耐大気圧スペーサ
7と接するように組み上げる。
リブ11と蛍光面側リブ12が、これらを横切る方向
(X方向)に平行に配置された複数の耐大気圧スペーサ
7と接するように組み上げる。
【0070】本参考形態例の画像形成装置は、参考形態
例1と同等な蒸着技術及びエッチング技術等により形成
できるので、その製造方法についての説明は省略する。
例1と同等な蒸着技術及びエッチング技術等により形成
できるので、その製造方法についての説明は省略する。
【0071】本参考形態例においても参考形態例1と同
様に、電子放出素子から放出される電子ビームの偏向方
向と平行にスペーサ7を配置しているため、電子ビーム
がスペーサ7にその軌道を妨げられることはない。従っ
て、電子ビームはスペーサ7が無い場合と同じように、
蛍光面9に衝突することができた。
様に、電子放出素子から放出される電子ビームの偏向方
向と平行にスペーサ7を配置しているため、電子ビーム
がスペーサ7にその軌道を妨げられることはない。従っ
て、電子ビームはスペーサ7が無い場合と同じように、
蛍光面9に衝突することができた。
【0072】また、本参考形態例の画像形成装置におい
ては、リブ11及び12を設けることにより、蛍光面や
電子放出素子を形成する電極を傷つけることなく、フェ
ースプレート10と素子基板1との間に耐大気圧スペー
サ7を容易に配置することができ、組立が容易であっ
た。また、耐大気圧スペーサ7の位置ずれによる画像欠
陥がなく、多少の応力を加えても長期的に安定した高精
細な画像が得られた。
ては、リブ11及び12を設けることにより、蛍光面や
電子放出素子を形成する電極を傷つけることなく、フェ
ースプレート10と素子基板1との間に耐大気圧スペー
サ7を容易に配置することができ、組立が容易であっ
た。また、耐大気圧スペーサ7の位置ずれによる画像欠
陥がなく、多少の応力を加えても長期的に安定した高精
細な画像が得られた。
【0073】また、本参考形態例の画像形成装置におい
ては、フェースプレート10上のストライプ蛍光面をY
方向に平行に配置したので、電子放出素子を有するガラ
ス基板1と蛍光面9を有するフェースプレート10間の
Y方向(ストライプ蛍光面9に平行な方向)の精密な位
置合わせが不要になる。すなわち、ガラス基板1及びフ
ェースプレート10の間でY方向に多少の位置ずれが生
じても、表示画像の輝度低下や色ずれは生じなかった。
また、複数の耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェ
ースプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方
向での相互の精密な位置合わせは不要であり、電子放出
素子の配置に対応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位
置決めすれば十分であった。
ては、フェースプレート10上のストライプ蛍光面をY
方向に平行に配置したので、電子放出素子を有するガラ
ス基板1と蛍光面9を有するフェースプレート10間の
Y方向(ストライプ蛍光面9に平行な方向)の精密な位
置合わせが不要になる。すなわち、ガラス基板1及びフ
ェースプレート10の間でY方向に多少の位置ずれが生
じても、表示画像の輝度低下や色ずれは生じなかった。
また、複数の耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェ
ースプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方
向での相互の精密な位置合わせは不要であり、電子放出
素子の配置に対応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位
置決めすれば十分であった。
【0074】本参考形態例の変形例として、フェースプ
レート10の構成を変形した例を示す。図11は、本変
形例のフェースプレート10の蛍光面配置を示したもの
であり、図10に示した例との違いは、各色のストライ
プ蛍光面を一画素に対応する間隔で区切ったものであ
る。その区切りの部分19には黒色遮光部材等を設けて
もよい。
レート10の構成を変形した例を示す。図11は、本変
形例のフェースプレート10の蛍光面配置を示したもの
であり、図10に示した例との違いは、各色のストライ
プ蛍光面を一画素に対応する間隔で区切ったものであ
る。その区切りの部分19には黒色遮光部材等を設けて
もよい。
【0075】本変形例においても、電子放出素子を有す
るガラス基板1と蛍光面9を有するフェースプレート1
0間のY方向(ストライプ蛍光面9に平行な方向)の精
密な位置合わせが不要になる。すなわち、ガラス基板1
及びフェースプレート10の間でY方向に多少の位置ず
れが生じても、表示画像の色ずれは生じなかった。ま
た、複数の耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェー
スプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方向
での相互の精密な位置合わせは不要であり、表示画像の
色ずれを生じさせない為には、電子放出素子の配置に対
応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位置決めすれば十
分であった。
るガラス基板1と蛍光面9を有するフェースプレート1
0間のY方向(ストライプ蛍光面9に平行な方向)の精
密な位置合わせが不要になる。すなわち、ガラス基板1
及びフェースプレート10の間でY方向に多少の位置ず
れが生じても、表示画像の色ずれは生じなかった。ま
た、複数の耐大気圧スペーサ7(X軸に平行)をフェー
スプレート10と組み立てる場合も、X方向及びY方向
での相互の精密な位置合わせは不要であり、表示画像の
色ずれを生じさせない為には、電子放出素子の配置に対
応した間隔で各耐大気圧スペーサ7を位置決めすれば十
分であった。
【0076】また、他の変形例としては、素子側リブ1
1を数電子放出素子おきに、又は、蛍光面側リブ12を
R,G,Bの3本のストライプ蛍光面おきに設置するな
ど、様々な変形が可能である。
1を数電子放出素子おきに、又は、蛍光面側リブ12を
R,G,Bの3本のストライプ蛍光面おきに設置するな
ど、様々な変形が可能である。
【0077】[実施形態例1]図12及び図13は本実
施形態例の画像形成装置の構成を説明するための図であ
り、図12は全体斜視図、図13はフェースプレートを
取り除いた場合の部分平面図(X−Y平面図)である。
施形態例の画像形成装置の構成を説明するための図であ
り、図12は全体斜視図、図13はフェースプレートを
取り除いた場合の部分平面図(X−Y平面図)である。
【0078】これらの図において、1は電子放出素子を
搭載した基板(バックプレート)、6は外囲器(側
壁)、7はX軸にほぼ平行に設置された耐大気圧スペー
サ、10はフェースプレート、51は耐大気圧スペーサ
7を固定するための固定ブロック、52はバックプレー
ト1上に形成された電子放出素子、53は複数の電子放
出素子52を横一列に並べた電子放出素子列、54は耐
大気圧スペーサ7と固定ブロック51を外囲器6に固定
するためのフリットガラスである。
搭載した基板(バックプレート)、6は外囲器(側
壁)、7はX軸にほぼ平行に設置された耐大気圧スペー
サ、10はフェースプレート、51は耐大気圧スペーサ
7を固定するための固定ブロック、52はバックプレー
ト1上に形成された電子放出素子、53は複数の電子放
出素子52を横一列に並べた電子放出素子列、54は耐
大気圧スペーサ7と固定ブロック51を外囲器6に固定
するためのフリットガラスである。
【0079】本実施形態例では電子放出列53と耐大気
圧スペーサ7を交互に配置し、電子放出素子52として
は表面伝導型電子放出素子を用い、図20に示したよう
な対向する一対の素子電極114,115をX軸方向に
沿って形成している。
圧スペーサ7を交互に配置し、電子放出素子52として
は表面伝導型電子放出素子を用い、図20に示したよう
な対向する一対の素子電極114,115をX軸方向に
沿って形成している。
【0080】上記のごとく構成した電子放出素子52か
ら放出される電子ビームは、主にバックプレート1とフ
ェースプレート10との間に印加される加速電圧によっ
て、Z方向の速度成分を有するとともに、正極の素子電
極側に偏向されて+X方向もしくは−X方向の速度成分
を有する。該電子ビームは最終的にはフェースプレート
10内面上に配置された被照射部材であるところの蛍光
体(不図示)に衝突し、発光することによって、画像を
形成する。このとき、上記加速電圧によって飛翔する電
子ビームは、耐大気圧スペーサ7にその軌道を妨げられ
ることはない。従って、電子ビームは耐大気圧スペーサ
7がない場合と同じように、蛍光体に衝突することがで
きる。
ら放出される電子ビームは、主にバックプレート1とフ
ェースプレート10との間に印加される加速電圧によっ
て、Z方向の速度成分を有するとともに、正極の素子電
極側に偏向されて+X方向もしくは−X方向の速度成分
を有する。該電子ビームは最終的にはフェースプレート
10内面上に配置された被照射部材であるところの蛍光
体(不図示)に衝突し、発光することによって、画像を
形成する。このとき、上記加速電圧によって飛翔する電
子ビームは、耐大気圧スペーサ7にその軌道を妨げられ
ることはない。従って、電子ビームは耐大気圧スペーサ
7がない場合と同じように、蛍光体に衝突することがで
きる。
【0081】本実施形態例において耐大気圧スペーサ7
は、フェースプレート10上に配置された蛍光体間のX
方向の隙間(ブラックストライプ)に一致させ、また、
バックプレート1上では電子放出素子が占有していない
部分に配置されている。これは、以下の実施形態例にお
いても同様である。
は、フェースプレート10上に配置された蛍光体間のX
方向の隙間(ブラックストライプ)に一致させ、また、
バックプレート1上では電子放出素子が占有していない
部分に配置されている。これは、以下の実施形態例にお
いても同様である。
【0082】本実施形態例では、耐大気圧スペーサ7を
フェースプレート10及び/又はバックプレート1にフ
リットガラスで固定し、さらに4つの固定ブロック51
を用いて固定している。しかし、強度的に十分であり、
なおかつ設置位置精度が十分に得られれば、固定ブロッ
ク51の個数とフェースプレート10及び/又はバック
プレート1への固定を任意に設定できる。また、本実施
形態例では、耐大気圧スペーサ7の両端が外囲器6に固
定されているが、強度的、又は位置合わせが十分精度良
く行われるならば、該耐大気圧スペーサ7の片方のみを
外囲器6に固定する構造も可能である。
フェースプレート10及び/又はバックプレート1にフ
リットガラスで固定し、さらに4つの固定ブロック51
を用いて固定している。しかし、強度的に十分であり、
なおかつ設置位置精度が十分に得られれば、固定ブロッ
ク51の個数とフェースプレート10及び/又はバック
プレート1への固定を任意に設定できる。また、本実施
形態例では、耐大気圧スペーサ7の両端が外囲器6に固
定されているが、強度的、又は位置合わせが十分精度良
く行われるならば、該耐大気圧スペーサ7の片方のみを
外囲器6に固定する構造も可能である。
【0083】さらには、本実施形態例では、耐大気圧ス
ペーサ7を外囲器6に固定するとしているが外囲器6の
内側に設ける支持枠等に固定することも可能である。ま
た、耐大気圧スペーサ7もしくは固定ブロック51等を
固定する手段としてフリットガラス54を用いている
が、接着剤を用いても良い。これら2点については、以
下の実施形態例においても同様である。
ペーサ7を外囲器6に固定するとしているが外囲器6の
内側に設ける支持枠等に固定することも可能である。ま
た、耐大気圧スペーサ7もしくは固定ブロック51等を
固定する手段としてフリットガラス54を用いている
が、接着剤を用いても良い。これら2点については、以
下の実施形態例においても同様である。
【0084】なお、図12では、電子放出素子列が10
列である画像形成装置について説明してあり、図13で
は、1素子列の中に4つの電子放出素子52が記述され
ているが、該列数と該素子数は何等制限されるものでは
ない。
列である画像形成装置について説明してあり、図13で
は、1素子列の中に4つの電子放出素子52が記述され
ているが、該列数と該素子数は何等制限されるものでは
ない。
【0085】[実施形態例2]図14(a)及び図14
(b)は本実施形態例の画像形成装置の構成を説明する
ための図であり、図14(a)は部分水平(X−Y平
面)断面図であり、図14(b)は部分垂直(X−Z平
面)断面図である。
(b)は本実施形態例の画像形成装置の構成を説明する
ための図であり、図14(a)は部分水平(X−Y平
面)断面図であり、図14(b)は部分垂直(X−Z平
面)断面図である。
【0086】これらの図において、55はフェースプレ
ート10上に形成された蛍光体、51’は耐大気圧スペ
ーサ7をフェースプレート10に固定する固定ブロック
である。
ート10上に形成された蛍光体、51’は耐大気圧スペ
ーサ7をフェースプレート10に固定する固定ブロック
である。
【0087】本実施形態例の特徴は、耐大気圧スペーサ
7を支え、固定するための固定ブロック51’を電子ビ
ームの軌道外に配置し、フリットガラスを用いてフェー
スプレート10上に設置することである。
7を支え、固定するための固定ブロック51’を電子ビ
ームの軌道外に配置し、フリットガラスを用いてフェー
スプレート10上に設置することである。
【0088】なお、電子ビームの軌道を妨げないよう
に、固定ブロック51’をバックプレート1側に、もし
くはフェースプレート10とバックプレート1の両側に
設置することもできる。
に、固定ブロック51’をバックプレート1側に、もし
くはフェースプレート10とバックプレート1の両側に
設置することもできる。
【0089】さらには、実施形態例1における外囲器6
に固定する固定ブロック51を同時に用いることで、よ
り強固な耐大気圧構造を得ることができる。
に固定する固定ブロック51を同時に用いることで、よ
り強固な耐大気圧構造を得ることができる。
【0090】[実施形態例3]図15及び図16は本実
施形態例の画像形成装置の構成を説明するための図であ
り、図15は部分垂直(Y−Z平面)断面図、図16は
部分水平(X−Y平面)断面図である。
施形態例の画像形成装置の構成を説明するための図であ
り、図15は部分垂直(Y−Z平面)断面図、図16は
部分水平(X−Y平面)断面図である。
【0091】これらの図において、56は耐大気圧スペ
ーサ7をはめ込み固定するための溝である。耐大気圧ス
ペーサ7はフリットガラス54によって溝56に固定さ
れている。
ーサ7をはめ込み固定するための溝である。耐大気圧ス
ペーサ7はフリットガラス54によって溝56に固定さ
れている。
【0092】本実施形態例と実施形態例1とは、耐大気
圧スペーサ7の固定方法が異なるのみである。
圧スペーサ7の固定方法が異なるのみである。
【0093】本実施形態例の特徴は、溝56に沿って耐
大気圧スペーサ7を配置することによって、封着すると
きにおける操作性を向上させるとともに、精度良く耐大
気圧スペーサ7を固定できるようにしたものである。
大気圧スペーサ7を配置することによって、封着すると
きにおける操作性を向上させるとともに、精度良く耐大
気圧スペーサ7を固定できるようにしたものである。
【0094】本実施形態例においては、図15に示した
ようにフェースプレート10とバックプレート1のそれ
ぞれに溝56を彫り耐大気圧スペーサ7を固定するとと
もに、図16に示したように外囲器6に溝56を設けて
該耐大気圧スペーサ7を固定しているが、該溝56はフ
ェースプレート10、バックプレート1,外囲器6及び
外囲器6の内側に設ける支持枠等のうち、いずれか一つ
に設けることも可能であるし、これらのうちの複数に設
けることも可能である。
ようにフェースプレート10とバックプレート1のそれ
ぞれに溝56を彫り耐大気圧スペーサ7を固定するとと
もに、図16に示したように外囲器6に溝56を設けて
該耐大気圧スペーサ7を固定しているが、該溝56はフ
ェースプレート10、バックプレート1,外囲器6及び
外囲器6の内側に設ける支持枠等のうち、いずれか一つ
に設けることも可能であるし、これらのうちの複数に設
けることも可能である。
【0095】さらには、耐大気圧スペーサ7を固定する
手段として、実施形態例1又は実施形態例2で示した固
定ブロック51,51’による固定方法と本実施形態例
で示した溝56による固定方法を共に用いた固定方法も
有効な手段である。この場合においても、電子放出素子
もしくは蛍光体55(図15参照)の占有しない領域に
該耐大気圧スペーサ7を設置すればよい。
手段として、実施形態例1又は実施形態例2で示した固
定ブロック51,51’による固定方法と本実施形態例
で示した溝56による固定方法を共に用いた固定方法も
有効な手段である。この場合においても、電子放出素子
もしくは蛍光体55(図15参照)の占有しない領域に
該耐大気圧スペーサ7を設置すればよい。
【0096】[実施形態例4]図17は本実施形態例の
画像形成装置の構成を説明するための部分水平(X−Y
平面)断面図である。
画像形成装置の構成を説明するための部分水平(X−Y
平面)断面図である。
【0097】図17において、7と7’は耐大気圧スペ
ーサである。該耐大気圧スペーサは、外囲器6のX軸方
向の長さL以下の長さL’又はL”であり、実施形態例
3で示したフェースプレート10ないしはバックプレー
ト1に設けた溝56に固定されている。また、電子放出
素子列53と耐大気圧スペーサ7,7’の列は実施形態
例1〜3と同様に交互に設置されている。
ーサである。該耐大気圧スペーサは、外囲器6のX軸方
向の長さL以下の長さL’又はL”であり、実施形態例
3で示したフェースプレート10ないしはバックプレー
ト1に設けた溝56に固定されている。また、電子放出
素子列53と耐大気圧スペーサ7,7’の列は実施形態
例1〜3と同様に交互に設置されている。
【0098】耐大気圧スペーサ7は電子放出素子52か
ら放出される電子ビームの偏向方向(X軸方向)にほぼ
平行に配置されているが、耐大気圧スペーサ7’はX軸
から多少傾むいた状態で配置されている。この場合のス
ペーサ7’の傾きは、電子ビームの飛翔に影響を及ぼさ
ない程度である。
ら放出される電子ビームの偏向方向(X軸方向)にほぼ
平行に配置されているが、耐大気圧スペーサ7’はX軸
から多少傾むいた状態で配置されている。この場合のス
ペーサ7’の傾きは、電子ビームの飛翔に影響を及ぼさ
ない程度である。
【0099】本実施形態例において耐大気圧スペーサ
7,7’の固定方法として、実施形態例1及び/又は実
施形態例2に示した固定ブロック51による固定方法を
とることも可能である。なお、耐大気圧スペーサ7,
7’を外囲器6に固定しない場合は、フェースプレート
10又はバックプレート1上に固定する。
7,7’の固定方法として、実施形態例1及び/又は実
施形態例2に示した固定ブロック51による固定方法を
とることも可能である。なお、耐大気圧スペーサ7,
7’を外囲器6に固定しない場合は、フェースプレート
10又はバックプレート1上に固定する。
【0100】[実施形態例5]図18は本実施形態例の
画像形成装置の構成を説明するための部分水平(X−Y
平面)断面図である。
画像形成装置の構成を説明するための部分水平(X−Y
平面)断面図である。
【0101】本実施形態例において、実施形態例1と異
なる点は、複数の電子放出素子列53に対して1列の耐
大気圧スペーサ7を有することのみである。
なる点は、複数の電子放出素子列53に対して1列の耐
大気圧スペーサ7を有することのみである。
【0102】なお、実施形態例2〜4においても、本実
施形態例のように複数の電子放出素子列53に対して1
列の耐大気圧スペーサ7を設けることも可能である。
施形態例のように複数の電子放出素子列53に対して1
列の耐大気圧スペーサ7を設けることも可能である。
【0103】以上の実施形態例の画像形成装置のいずれ
も、発光源として用いて記録装置に応用することもでき
た。この場合、高精細で、画像欠陥の少ない再生画像が
安定して得られる記録装置が作製できた。
も、発光源として用いて記録装置に応用することもでき
た。この場合、高精細で、画像欠陥の少ない再生画像が
安定して得られる記録装置が作製できた。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に表面伝導型電子放出素子を用いた画像形成装置にお
いて、該電子放出素子から放出される電子ビームの偏向
方向と平行に耐大気圧スペーサを配置することにより、
電子ビームの軌道を妨げることのないパネル構造を実現
することができる。従って、次のような特有の効果があ
る。
特に表面伝導型電子放出素子を用いた画像形成装置にお
いて、該電子放出素子から放出される電子ビームの偏向
方向と平行に耐大気圧スペーサを配置することにより、
電子ビームの軌道を妨げることのないパネル構造を実現
することができる。従って、次のような特有の効果があ
る。
【0105】(1)蛍光体上への到達電子量の損失がな
く、発光効率の低下のない安定した発光が得られる。
く、発光効率の低下のない安定した発光が得られる。
【0106】(2)耐大気圧スペーサのチャージアップ
による電位分布の変化に伴う電子軌道の変化、沿面耐圧
低下に伴う沿面放電による素子破壊等が発生しない。
による電位分布の変化に伴う電子軌道の変化、沿面耐圧
低下に伴う沿面放電による素子破壊等が発生しない。
【0107】(3)沿面耐圧の増加により、加速電圧を
上げることができるため、より高効率で輝度の高い発光
部が得られる。
上げることができるため、より高効率で輝度の高い発光
部が得られる。
【0108】(4)電子放出素子及び耐大気圧スペーサ
を高密度に配置できるため、高精細な画像形成装置を実
現できる。
を高密度に配置できるため、高精細な画像形成装置を実
現できる。
【0109】また、耐大気圧スペーサを固定ブロック又
は溝を用いて固定することで強固な耐大気圧構造が得や
すく、特に溝を用いると精度よく耐大気圧スペーサを固
定しやすいものである。
は溝を用いて固定することで強固な耐大気圧構造が得や
すく、特に溝を用いると精度よく耐大気圧スペーサを固
定しやすいものである。
【図1】参考形態例1の画像形成装置の概略構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】参考形態例1の画像形成装置の電子放出素子部
拡大図である。
拡大図である。
【図3】参考形態例1の画像形成装置における蛍光面の
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図4】参考形態例1の画像形成装置におけるフェース
プレートの拡大斜視図である。
プレートの拡大斜視図である。
【図5】変調用のグリッド電極を素子基板上に備えた参
考形態例1の変形例を示す斜視図である。
考形態例1の変形例を示す斜視図である。
【図6】図5の素子基板の断面図である。
【図7】参考形態例2の画像形成装置の概略構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】参考形態例3の画像形成装置の概略構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】参考形態例3の画像形成装置における蛍光面の
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図10】参考形態例4の画像形成装置の概略構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図11】蛍光面の変形例を示す拡大平面図である。
【図12】実施形態例1の画像形成装置の全体斜視図で
ある。
ある。
【図13】実施形態例1の画像形成装置の部分水平(X
−Y平面)断面図である。
−Y平面)断面図である。
【図14】実施形態例2の画像形成装置の部分水平(X
−Y平面)断面図及び部分垂直(X−Z平面)断面図で
ある。
−Y平面)断面図及び部分垂直(X−Z平面)断面図で
ある。
【図15】実施形態例3の画像形成装置の部分垂直(Y
−Z平面)断面図である。
−Z平面)断面図である。
【図16】実施形態例3の画像形成装置の部分水平(X
−Y平面)断面図である。
−Y平面)断面図である。
【図17】実施形態例4の画像形成装置の部分水平(X
−Y平面)断面図である。
−Y平面)断面図である。
【図18】実施形態例5の画像形成装置の部分水平(X
−Y平面)断面図である。
−Y平面)断面図である。
【図19】表面伝導型電子放出素子の典型的な素子構成
を示す図である。
を示す図である。
【図20】表面伝導型電子放出素子の特性評価装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図21】従来の平面型画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図22】従来の画像形成装置に用いられるストライプ
形蛍光面の拡大平面図である。
形蛍光面の拡大平面図である。
【図23】従来例の画像形成装置の耐大気圧スペーサの
配置を説明する斜視図である。
配置を説明する斜視図である。
1 基板(バックプレート) 2 素子電極 3 素子電極配線部 4 素子電極素子部 5 電子放出部 6 側壁(外囲器) 7,7’ 耐大気圧スペーサ 8 ガラス基板 9 蛍光面 10 フェースプレート 11 素子側リブ 12 蛍光面側リブ 13 蛍光体 14 電子放出部形成用薄膜 15 ブラックストライプ 16 ブラックマトリクス 17 変調グリッド電極 18 絶縁体膜 19 蛍光面の区切り部分 51,51’ 固定ブロック 52 電子放出素子 53 電子放出素子列 54 フリットガラス 55 蛍光体 56 溝 111 絶縁性基板 112 電子放出部 113 電子放出部形成用薄膜 114,115 素子電極 116 ガラス基板 117 アノード電極 118 蛍光膜 119 電源 120 高圧電源 121 基板 122,123 電極 124 電子放出部 125 電子放出素子 126 スペーサ 127 ガラス板 128 蛍光面 129 メタルバック 130 フェースプレート 131 ブラックストライプ 132 蛍光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金子 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 多川 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 安藤 友和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長田 芳幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の電子放出素子を搭載したバックプ
レートと、該バックプレートに対向配置され前記電子放
出素子から放出される電子を受ける被照射部材を搭載し
たフェースプレートと、該バックプレートと該フェース
プレートの周囲を接続する外囲器と、該フェースプレー
トの成す面と該バックプレートの成す面間を接続する板
状の耐大気圧スペーサを有する画像形成装置において、
上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素子から放出され
る電子ビームの偏向方向に対して平行あるいは略平行に
設けると共に、該耐大気圧スペーサの少なくとも一端
を、固定ブロックを用いて前記外囲器に固定したことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 複数の電子放出素子を搭載したバックプ
レートと、該バックプレートに対向配置され前記電子放
出素子から放出される電子を受ける被照射部材を搭載し
たフェースプレートと、該バックプレートと該フェース
プレートの周囲を接続する外囲器と、該フェースプレー
トの成す面と該バックプレートの成す面間を接続する板
状の耐大気圧スペーサを有する画像形成装置において、
上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素子から放出され
る電子ビームの偏向方向に対して平行あるいは略平行に
設けると共に、該耐大気圧スペーサを、固定ブロックを
用いて前記フェースプレート及び/又はバックプレート
に固定したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 複数の電子放出素子を搭載したバックプ
レートと、該バックプレートに対向配置され前記電子放
出素子から放出される電子を受ける被照射部材を搭載し
たフェースプレートと、該バックプレートと該フェース
プレートの周囲を接続する外囲器と、該フェースプレー
トの成す面と該バックプレートの成す面間を接続する板
状の耐大気圧スペーサを有する画像形成装置において、
上記耐大気圧スペーサを上記電子放出素子から放出され
る電子ビームの偏向方向に対して平行あるいは略平行に
設けると共に、前記フェースプレート及び/又はバック
プレート及び/又は外囲器に溝を設け、該溝に前記耐大
気圧スペーサをはめ込み固定したことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記複数の電子放出素子は複数の電子放
出素子列を構成し、該電子放出素子列1つに対して1列
の前記耐大気圧スペーサが配置されていることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記複数の電子放出素子は複数の電子放
出素子列を構成し、複数の該電子放出素子列に対して1
列の前記耐大気圧スペーサが配置されていることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記耐大気圧スペーサが、前記バックプ
レートと前記フェースプレートで挟まれた空間に両端部
が前記外囲器に接するように設置されていることを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記耐大気圧スペーサが、前記バックプ
レートと前記フェースプレートで挟まれた空間を部分的
に横切るように設置されていることを特徴とする請求項
1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13992693 | 1993-05-20 | ||
JP5-145418 | 1993-05-26 | ||
JP5-139926 | 1993-05-26 | ||
JP14541893 | 1993-05-26 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06129860A Division JP3118683B2 (ja) | 1993-05-20 | 1994-05-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000357479A true JP2000357479A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=26472593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149500A Pending JP2000357479A (ja) | 1993-05-20 | 2000-05-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000357479A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004042768A1 (ja) * | 2002-11-07 | 2004-05-21 | Sony Corporation | 平面型表示装置及びその製造方法 |
JP2006294318A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Sony Corp | 平面型表示装置 |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149500A patent/JP2000357479A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004042768A1 (ja) * | 2002-11-07 | 2004-05-21 | Sony Corporation | 平面型表示装置及びその製造方法 |
US7812510B2 (en) | 2002-11-07 | 2010-10-12 | Sony Corporation | Flat display and manufacturing method thereof |
JP2006294318A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Sony Corp | 平面型表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031007 |