JP2000356117A - 動弁装置 - Google Patents

動弁装置

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JP2000356117A
JP2000356117A JP11166551A JP16655199A JP2000356117A JP 2000356117 A JP2000356117 A JP 2000356117A JP 11166551 A JP11166551 A JP 11166551A JP 16655199 A JP16655199 A JP 16655199A JP 2000356117 A JP2000356117 A JP 2000356117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブリフタの各部に潤滑油が積極的に供給
する。 【解決手段】 バルブリフタ14のリフト時に、タペッ
ト部16の裏面により油溜り18の潤滑油19をガイド
部15とガイド孔13との間に押し込んでガイド部15
とガイド孔13との間への潤滑油19の給油を行い、タ
ペット部16の外縁部と油溜り18の隙間から潤滑油1
9を押し出してカム12とタペット部16との接触面へ
の潤滑油19の給油を行い、バルブリフタ14の各部に
潤滑油を積極的に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のバルブ
を駆動するための直打式のバルブリフタを備えた動弁装
置に関し、バルブリフタ回りの潤滑性能の向上を企図し
たものである。
【0002】
【従来の技術】直動式のバルブリフタを備えた動弁装置
が、例えば、特開平10-331709 号公報等で知られてい
る。動弁装置は、内燃機関のシリンダヘッドの上方に配
置されたカムに接触するタペット部と、シリンダヘッド
に摺動自在に収容されるガイド部とを有したバルブリフ
タを備えている。そして、バルブリフタはカムとバルブ
との間に配置され、カムの回転によりタペット部がカム
山に押圧されガイド部がシリンダヘッドを摺動する。こ
れにより、バルブがバルブリフタと一体的に軸方向に動
かされ、吸気ポートもしくは排気ポートが開閉される。
【0003】従来の動弁装置を図17、図18に基づい
て説明する。図17、図18には従来の動弁装置の概略
構成を表す正面視を示してあり、図17にはバルブリフ
タが押し下げられていない状態、図18にはバルブリフ
タが押し下げられた状態を示してある。
【0004】図に示すように、内燃機関のシリンダヘッ
ド1の上方にはカム2が配置され、シリンダヘッド1に
はガイド孔3が設けられている。ガイド孔3には筒状の
バルブリフタ4の筒部(ガイド部)が摺動自在に収容さ
れ、バルブリフタ4の上面(タペット部)にはカム2が
当接している。バルブリフタ4を挟んでカム2の反対側
にはバルブ(吸気バルブ、排気バルブ)5が配置されて
いる。
【0005】カム2の回転によりバルブリフタ4は押し
下げられてガイド孔3内を往復移動し、バルブ5が開閉
動作される。ガイド孔3の上部の周囲には潤滑油7が溜
められた油溜り6が形成され、バルブリフタ4が押し下
げられた際にタペット部とカム2のカム山とが油溜り6
内の潤滑油7に浸かるようになっている。
【0006】多くの内燃機関では、極低温時にもバルブ
リフタ4が可動可能なように、ガイド孔3とバルブリフ
タ4との間には所定のクリアランスが設定されている。
カム2の回転やバルブリフタ4の上下運動、潤滑油7の
自重により、油溜り6内の潤滑油7が巻き込まれて各部
の潤滑が実施されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カム2のカム山が接す
るバルブリフタ4のタペット部は円形の略平面をなし、
タペット部とカム山とは線接触となる。このため、接触
位置がタペット部の径内を移動する状態になり、タペッ
ト部の荷重点が変化してバルブリフタ4は往復時に反対
のモーメントを受けることになる。
【0008】このため、高温時にはガイド孔3とバルブ
リフタ4とのクリアランスが大きくなり、潤滑油7の油
粘度も低いので油膜切れにより騒音が発生し、フリクシ
ョンも増大してしまう。また、低温時にはガイド孔3と
バルブリフタ4とのクリアランスが小さくなり、ガイド
部の側部に潤滑油7が流れにくくなり、フリクションが
増大してしまう。従って、内燃機関の出力や燃費の悪化
を招く虞があり、摩耗発生の虞があった。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、バルブリフタの各部に潤滑油が積極的に供給される
動弁装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、内燃機関のシリンダヘッドの上方に配置さ
れたカムとバルブとの間にバルブリフタが配置される動
弁装置において、カムに接触するタペット部と、シリン
ダヘッドに摺動自在に収容されるガイド部とを有し、ガ
イド部が摺動自在に収容されるガイド孔の周囲に潤滑油
が溜まる油溜り部を設け、バルブリフタのリフト時に油
溜り部を移動する突出部をガイド部の外径方向に突出し
てバルブリフタに形成し、突出部の油溜り部の移動によ
り潤滑油を必要部位に圧送することでバルブリフタの各
部に潤滑油を積極的に供給するようにしたものである。
【0011】好ましくは、突出部を円周方向にわたって
拡径して傘状のタペット部を構成し、油溜り部とタペッ
ト部との外縁との隙間を極僅かに設定することで、バル
ブリフタが押し下げられた際に、タペット部の下面によ
り潤滑油がガイド部とガイド孔との間に圧送されると共
に、油溜り部とタペット部との外縁との隙間から潤滑油
が飛散しタペット部の上面側に潤滑油が導かれる。ま
た、カムの回転中心軸に直交する方向に油溜り部を拡径
することにより、カム側への潤滑油の飛散量を多くする
ことができる。更に、傘状のタペット部の径をカムのベ
ース円の径よりも小さくすることで、飛散する潤滑油が
直接カムに導かれる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2には本発明の第1実施
形態例に係る動弁装置の概略構成を表す正面視を示して
あり、図1にはバルブリフタが押し下げられていない状
態、図2にはバルブリフタが押し下げられた状態を示し
てある。
【0013】図に示すように、内燃機関のシリンダヘッ
ド11の上方にはカム12が配置され、シリンダヘッド
11にはガイド孔13が設けられている。ガイド孔13
にはバルブリフタ14の筒状のガイド部15が摺動自在
に収容され、ガイド部15の上部にはタペット部16が
設けられている。タペット部16はガイド部15の外径
方向の円周に突出することで突出部となり、タペット部
16はガイド部15の上部に連続した傘状となってい
る。タペット部16はカム12のカム山に接する部分が
円形の略平面をなしており、タペット部16とカム12
のカム山とは線接触となる。尚、タペット部16をガイ
ド部15と同径に形成し、タペット部16の外縁部にガ
イド部15の外径方向に突出する突起部を任意の形状で
形成することも可能である。この場合、バルブリフタ1
4のリフト時に突起部が後述する油溜りを移動する。
【0014】バルブリフタ14のガイド部15内にはバ
ルブ(吸気バルブ、排気バルブ)17の軸部の頂部が当
接して配され、バルブ17は図示しないばねによって上
方側に付勢されている。つまり、バルブリフタ14は、
カム12とバルブ17との間に配置されている。カム1
2の回転によりカム山がタペット部16に接触してバル
ブリフタ14が押し差げられ、バルブ17はばねの付勢
力に抗してバルブリフタ14と共に押し下げられて開弁
動作する。
【0015】ガイド孔13の上部の周囲には潤滑油19
が溜められた油溜り部としての油溜り18が形成され、
油溜り18には僅かな隙間をもってタペット部16が配
設されている。つまり、バルブリフタ14のリフト時に
タペット部16が油溜り18を移動するようになってい
る。図1に示すように、油溜り18の深さdは、バルブ
リフタ14が押し下げられていない時のタペット部16
の上面から油溜り18の底までの寸法Dからバルブリフ
ト量Sを減じた寸法以上(d≧D−S)に設定されてい
る。
【0016】尚、図3に示した第2実施形態例の動弁装
置ように、バルブ17を傾斜させて挟角を持って配置し
た場合、バルブリフタ14のリフト時にタペット部16
の裏側が一部でも油面より下方になるようにレイアウト
される。
【0017】上記構成の動弁装置では、バルブリフタ1
4のリフト開始から最大リフトまでは、図2中の右側に
おけるタペット部16の面で荷重を受けるため、バルブ
リフタ14に働くモーメントはカム12の回転方向と同
じ方向に発生する。これにより、バルブリフタ14は図
中右側に傾き、反対側のガイド部15とガイド孔13と
のクリアランスは上方で大きくなる。上方のクリアラン
スが大きくなった時、直上のタペット部16の裏面によ
り油溜り18の潤滑油19が押し込まれ(図2、図3中
矢印A)、クリアランスに潤滑油19が満たされる。
【0018】同時に、タペット部16の外縁部と油溜り
18の隙間から潤滑油19が押し出され(図2、図3中
矢印B)、カム12側に潤滑油19が導かれる。また、
油溜り18内の潤滑油19は傘状のタペット部16によ
って攪拌され、スラッジ等はバルブリフタ14のリフト
によって排出される。
【0019】最大リフト後にバルブリフタ14には逆方
向のモーメントが働き、バルブリフタ14は図2中左側
に傾く。この時、ガイド部15とガイド孔13との前述
した上方のクリアランスは小さくなるが、クリアランス
に満たされた潤滑油19がスクイーズ効果を発生し、バ
ルブリフタ14の姿勢が急激に変化することがない。
【0020】上述した動弁装置では、バルブリフタ14
のリフト時に、タペット部16の裏面により油溜り18
の潤滑油19がガイド部15とガイド孔13との間に押
し込まれるため、潤滑油19の粘度に拘らずガイド部1
5とガイド孔13との間への潤滑油19の給油が成され
る。また、タペット部16の外縁部と油溜り18の隙間
から潤滑油19が押し出されてカム12側に潤滑油19
が導かれるため、カム12とタペット部16との接触面
への潤滑油19の給油が成される。更に、油溜り18内
の潤滑油19は傘状のタペット部16によって攪拌さ
れ、スラッジ等はバルブリフタ14のリフトによって排
出される。
【0021】このため、フリクションが低下してバルブ
リフタ14の姿勢変化時の叩き騒音を低減することでき
ると共に摩耗が低減し、出力性能及び燃費が向上して耐
久信頼性が向上する。
【0022】図4乃至図8に基づいて本発明の第3実施
形態例を説明する。図4乃至図7には本発明の第3実施
形態例に係る動弁装置の概略構成を表す正面視及び側面
視を示してあり、図4、図5にはバルブリフタが押し下
げられていない状態、図6、図7にはバルブリフタが押
し下げられた状態を示してある。また、図8には図4及
び図6中のVIII-VIII 線矢視を示してある。尚、図1乃
至図3に示した部材と同一部材には同一符号を付して重
複する説明は省略してある。
【0023】図に示すように、ガイド孔13の上部の周
囲には潤滑油19が溜められた油溜り部としての油溜り
21が形成されている。図4、図6及び図8に示すよう
に、油溜り21にはカム12の回転中心軸に直交する方
向(図中左右方向)に凹状に切りかかれたれた切欠部2
2がそれぞれ設けられている。そして、図5、図7に示
すように、切欠部22以外の部位(主にカム12の回転
中心軸に沿った方向)における油溜り21は僅かな隙間
をもってタペット部16が配設された状態になってい
る。
【0024】上述した動弁装置では、バルブリフタ14
のリフト時に、タペット部16の裏面により油溜り21
の潤滑油19がガイド部15とガイド孔13との間に押
し込まれてガイド部15とガイド孔13との間への潤滑
油19の給油が成される。また、主にカム12の回転中
心軸に沿った方向におけるタペット部16の外縁部と油
溜り21の隙間から潤滑油19が押し出されてカム12
側に潤滑油19が導かれる。更に、油溜り21内の潤滑
油19は傘状のタペット部16によって攪拌され、スラ
ッジ等はバルブリフタ14のリフトによって排出され
る。そして、バルブリフタ14のリフト時に、切欠部2
2からタペット部16の上面に潤滑油19が押し出さ
れ、カム12との接触面に多くの潤滑油19が導かれ、
カム12とタペット部16との接触部位の潤滑が十分に
成される。
【0025】このため、フリクションが低下してバルブ
リフタ14の姿勢変化時の叩き騒音を低減することでき
ると共に摩耗が低減し、出力性能及び燃費が向上して耐
久信頼性が向上する。
【0026】図9乃至図11に基づいて本発明の第4実
施形態例を説明する。図9、図10には本発明の第4実
施形態例に係る動弁装置の概略構成を表す正面視を示し
てあり、図9にはバルブリフタが押し下げられていない
状態、図10にはバルブリフタが押し下げられた状態を
示してある。また、図11には図9中のXI-XI 線矢視を
示してある。尚、図1乃至図8に示した部材と同一部材
には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【0027】図に示すように、バルブ17は傾斜して挟
角を持った状態で配置されている。ガイド孔13の上部
の周囲には潤滑油19が溜められた油溜り部としての油
溜り26が形成され、油溜り26にはカム12の回転中
心軸に直交する方向の傾斜内側(図中左側)に凹状に切
り欠かれた切欠部27が設けられている。切欠部27以
外の部位における油溜り26は僅かな隙間をもってタペ
ット部16が配設された状態になっている。
【0028】上述した動弁装置では、バルブリフタ14
のリフト時に、切欠部27からタペット部16の上面に
潤滑油19が押し出されてカム12との接触面に潤滑油
19が導かれる。また、特に高速回転速度領域でタペッ
ト部16により切欠部27内の潤滑油19が高圧力で押
圧されてシリンダヘッド11の壁面等に向けて潤滑油1
9が飛散し、ベース円の径がタペット部16よりも小径
のカム12のカム山に潤滑油19が壁面等に跳ね返って
導かれ、カム12とタペット部16との接触部位の潤滑
が十分に成される。
【0029】このため、高いフリクションや摩耗が発生
することがなく、出力性能及び燃費が向上して耐久信頼
性が向上する。
【0030】図12乃至図14に基づいて本発明の第5
実施形態例を説明する。図12、図13には本発明の第
5実施形態例に係る動弁装置の概略構成を表す正面視を
示してあり、図12にはバルブリフタが押し下げられて
いない状態、図13にはバルブリフタが押し下げられた
状態を示してある。また、図14には図12中のXIV-XI
V 線矢視を示してある。尚、図1乃至図11に示した部
材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略
してある。
【0031】図12、図13に示すように、内燃機関の
シリンダヘッド11の上方にはカム31が配置され、タ
ペット部16の径rはカム31のベース円の径Rよりも
小さく形成されている。ガイド孔13の上部の周囲には
潤滑油19が溜められた油溜り部としての油溜り32が
形成されている。図14に示すように、油溜り32には
カム31の回転中心軸に直交する方向(図中左右方向)
に長円部が存在する楕円形状をなすように拡径部33が
がそれぞれ設けられている。拡径部33以外の部位にお
ける油溜り32は僅かな隙間をもってタペット部16が
配設された状態になっている。
【0032】上述した動弁装置では、バルブリフタ14
のリフト時に、拡径部33からタペット部16の上面に
潤滑油19が押し出されてカム31との接触面に潤滑油
19が導かれる。また、特に高速回転速度領域でタペッ
ト部16により拡径部33内の潤滑油19が押圧されて
飛散し、タペット部16の径rがカム31のベース円の
径Rよりも小径となっているので、飛散した潤滑油19
がカム31のカム山に直接導かれ、カム31とタペット
部16との接触部位の潤滑が十分に成される。
【0033】このため、高いフリクションや摩耗が発生
することがなく、出力性能及び燃費が向上して耐久信頼
性が向上する。
【0034】図15、図16に基づいて本発明の第6実
施形態例を説明する。図15には本発明の第6実施形態
例に係る動弁装置の概略構成を表す正面視、図16には
図15中のXVI-XVI 線矢視を示してある。尚、図1乃至
図14に示した部材と同一部材には同一符号を付して重
複する説明は省略してある。
【0035】図に示すように、バルブ17は傾斜して挟
角を持った状態で配置されている。ガイド孔13の上部
の周囲には潤滑油19が溜められた油溜り部としての油
溜り36が形成され、油溜り36にはカム31の回転中
心軸に直交する方向の傾斜内側(図中左側)に長円部が
存在する半楕円形状をなすように拡径部37が設けられ
ている。拡径部37以外の部位における油溜り36は僅
かな隙間をもってタペット部16が配設された状態にな
っている。
【0036】上述した動弁装置では、バルブリフタ14
のリフト時に、拡径部37からタペット部16の上面に
潤滑油19が押し出されてカム31との接触面に潤滑油
19が導かれる。また、特に高速回転速度領域でタペッ
ト部16により拡径部37の潤滑油19が押圧されてて
飛散し、タペット部16の径rがカム31のベース円の
径Rよりも小径となっているので、飛散した潤滑油19
がカム31のカム山に直接導かれ、カム31とタペット
部16との接触部位の潤滑が十分に成される。
【0037】このため、高いフリクションや摩耗が発生
することがなく、出力性能及び燃費が向上して耐久信頼
性が向上する。
【0038】
【発明の効果】本発明の動弁装置は、内燃機関のシリン
ダヘッドの上方に配置されたカムとバルブとの間にバル
ブリフタが配置される動弁装置において、カムに接触す
るタペット部と、シリンダヘッドに摺動自在に収容され
るガイド部とを有し、ガイド孔の周囲に潤滑油が溜まる
油溜り部を設け、バルブリフタのリフト時に油溜り部を
移動する突出部をガイド部の外径方向に突出してバルブ
リフタに形成したので、突出部の油溜り部の移動により
潤滑油が必要部位に圧送されバルブリフタの各部に潤滑
油を積極的に供給することができる。この結果、フリク
ションが低下してバルブリフタの姿勢変化時の叩き騒音
を低減することできると共に摩耗が低減し、出力性能及
び燃費が向上して耐久信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図2】本発明の第1実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図3】本発明の第2実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図4】本発明の第3実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図5】本発明の第3実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す側面図。
【図6】本発明の第3実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図7】本発明の第3実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す側面図。
【図8】図4及び図6中のVIII-VIII 線矢視図。
【図9】本発明の第4実施形態例に係る動弁装置の概略
構成を表す正面図。
【図10】本発明の第4実施形態例に係る動弁装置の概
略構成を表す正面図。
【図11】図9中のXI-XI 線矢視図。
【図12】本発明の第5実施形態例に係る動弁装置の概
略構成を表す正面図。
【図13】本発明の第5実施形態例に係る動弁装置の概
略構成を表す正面図。
【図14】図12中のXIV-XIV 線矢視図。
【図15】本発明の第6実施形態例に係る動弁装置の概
略構成を表す正面図。
【図16】図15中のXVI-XVI 線矢視図。
【図17】従来の動弁装置の概略構成を表す正面図。
【図18】従来の動弁装置の概略構成を表す正面図。
【符号の説明】
11 シリンダヘッド 12,31 カム 13 ガイド孔 14 バルブリフタ 15 ガイド部 16 タペット部 17 バルブ 18,21,26,32,36 油溜り 19 潤滑油 22,27 切欠部 33,37 拡径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G013 AA05 BA01 BC14 CA00 3G016 AA06 AA19 BA46 BA47 BB04 BB06 CA02 CA11 CA13 CA16 CA27 CA57 GA02 GA04 3G024 AA17 BA23 DA08 EA01 FA06 FA07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドの上方に配置
    されたカムに接触するタペット部と、前記シリンダヘッ
    ドのガイド孔に摺動自在に収容されるガイド部とを有す
    るバルブリフタを備え、前記バルブリフタを前記カムと
    バルブとの間に配置した動弁装置において、前記ガイド
    孔の周囲に潤滑油が溜まる油溜り部を設け、前記バルブ
    リフタのリフト時に前記油溜り部を移動する突出部を前
    記ガイド部の外径方向に突出して前記バルブリフタに形
    成したことを特徴とする動弁装置。
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