JP2000356028A - ベースユニット - Google Patents

ベースユニット

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JP2000356028A
JP2000356028A JP11168927A JP16892799A JP2000356028A JP 2000356028 A JP2000356028 A JP 2000356028A JP 11168927 A JP11168927 A JP 11168927A JP 16892799 A JP16892799 A JP 16892799A JP 2000356028 A JP2000356028 A JP 2000356028A
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信行 斉藤
Kenji Kaneko
顕治 金子
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    • E04F13/07Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
    • E04F13/08Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
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    • E04F13/0894Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements characterised by the joints between neighbouring elements, e.g. with joint fillings or with tongue and groove connections with tongue and groove connections

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  • Structural Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上げ材の敷設におけるデザインバリエーシ
ョン及び、仕上げ材等における素材選択のバリエーショ
ンを豊かにすること。 【解決手段】 ベース本体2は、設置面2t側にタイル
5を係合して、上方に離脱を防止する複数個の交差3W
を有し、該交差部3Wは、前記タイル5の被係合面51
tがX方向から係脱し得る係合面30pと、Y方向から
係脱し得る係合面30pと、を備えてなるので、タイル
5は交差部Wを介してベース本体1に係合設置され、従
来のベースユニットのような格子状の枠が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイル等の仕上げ
材を床等に敷設する際に使用するベースユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タイル等の仕上げ材を床等に敷設
する際に使用するマット状のベースユニットが種々考案
されている。例えば従来のベースユニットは、マット状
のベース本体を有し、該ベース本体の表面側には格子状
の枠が形成されている。そして、タイル等の仕上げ材
は、格子状の枠内に嵌め込み、接着剤を介して接着固定
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のベースユニットでは、仕上げ材を格子状の枠に嵌め込
むので、該仕上げ材の大きさや形状、或いは配置パター
ンは一様とならざるを得ない。従って、仕上げ材の敷設
におけるデザインバリエーションが制限されていた。
【0004】また、仕上げ材等の素材は、固定用の接着
剤により所定の接着力を発揮できるものに限定されるた
め、素材選択のバリエーションも制限されていた。
【0005】そこで本発明は上記事情に鑑み、仕上げ材
の敷設におけるデザインバリエーション及び、仕上げ材
等における素材選択のバリエーションを豊かにすること
ができるベースユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、複数の仕上げ材(5、5A〜5D)を設置面(2
t、2u)を介して設置するマット状のベース本体
(2、2A)を有したベースユニット(1、1A、10
0)において、前記ベース本体は、前記設置面側に複数
個の仕上げ材係合部(3W、又はタイル係合レール3
S、3Tのうち交差部3V以外の部分)を有し、前記各
仕上げ材係合部を、互いに係脱自在な先太型の凸状係合
手段及び奥広型の凹状係合手段のうちの一方の係合手段
で形成すると共に、他方の係合手段(51、51A)を
有する仕上げ材(5、5A〜5D)と係脱自在に配置し
て構成したことを特徴とする。
【0007】また、前記仕上げ材係合部は、前記仕上げ
材の被係合面(51t、51u)が前記設置面に沿う第
1の方向から係脱し得る第1の方向の係合面(30p、
30q)と、前記仕上げ材の被係合面(51t、51
u)が前記設置面に沿いかつ前記第1の方向と交差する
第2の方向から係脱し得る第2の方向の係合面(30
p、30q)と、を備えていることを特徴とする。
【0008】また、前記ベース本体の設置面に、複数の
仕上げ材配置位置(S1〜S9)を設置し、前記各仕上
げ材係合部を、前記各仕上げ材配置位置に対応して配置
した、ことを特徴とする。この場合、前記各仕上げ材係
合部は、前記各仕上げ材配置位置の中央に配置した前記
凸状係合手段である、又は、前記各仕上げ材係合部は、
前記各仕上げ材配置位置の縁部に配置した前記凹状係合
手段である、ことが好ましい。
【0009】また、前記ベース本体に、前記仕上げ材配
置位置の縁端において、弾性変形可能な仕上げ材側部ス
トッパ(27)を、前記ベース本体の設置面側に突出さ
せて設けたことを特徴とする。
【0010】また、前記ベース本体に複数の接着剤注入
孔(35、35A)を設けると共に、これら各接着剤注
入孔(35、35A)を、前記各仕上げ材配置位置(S
1〜S9)で開口するように配置した。
【0011】[作用]上記構成により、複数の仕上げ材
(5、5A〜5D)を床(50)等に敷設するには、こ
れら仕上げ材(5、5A〜5D)を、仕上げ材係合部
(3W、又はタイル係合レール3S、3Tのうち交差部
3V以外の部分)を介してベース本体(2、2A)に係
合設置し、これら仕上げ材(5、5A〜5D)が設置さ
れたベース本体(2、2A)を床(50)等に設置す
る。
【0012】仕上げ材係合部(3W)が凸状係合手段で
ある場合には、仕上げ材(5)は、例えばアリ溝状に形
成された係合溝(51)を介して該仕上げ材係合部(3
W)と係合する。また、仕上げ材係合部(タイル係合レ
ール3S、3Tのうち交差部3V以外の部分)が凹状係
合手段である場合には、仕上げ材(5A)は、例えば先
太型の凸状となった突起(51A)を介して該仕上げ材
係合部と係合する。
【0013】また、仕上げ材(5、5A〜5D)を仕上
げ材係合部(3W、3V)に係合させる際には、仕上げ
材側部ストッパ(27)を弾性変形させて行い、仕上げ
材(5、5A〜5D)がベース本体(2、2A)に設置
された後には、該仕上げ材(5、5A〜5D)は仕上げ
材側部ストッパ(27)によってズレないように支持さ
れる。
【0014】また、接着剤注入孔(35、35A)を介
して設置された接着剤(P)により各仕上げ材配置位置
(S1〜S9)で仕上げ材(5、5A〜5D)がズレな
いように固定される。
【0015】なお、括弧内の符号は、参照のために図面
と対照するものであり、本発明の構成を何等限定するも
のではない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、仕
上げ材は仕上げ材係合部を介してベース本体に簡単に係
合設置するので、従来のベースユニットのような格子状
の枠が不要である。従って、仕上げ材の大きさや形状、
或いは配置パターンは制限されず、仕上げ材の敷設にお
けるデザインバリエーションが豊かになる。
【0017】また、仕上げ材は仕上げ材係合部との係合
により離脱が防止され固定されているので、従来のよう
に接着剤だけに固定を依存するようなことはない。つま
り、高い接着力を発揮できるかどうかに制限されず仕上
げ材等における素材選択が可能となるので、素材面での
バリエーションが豊かになる。
【0018】また、第1の方向及び第2の方向から仕上
げ材を係脱できる場合には、仕上げ材の設置が簡単で、
また多様な配置形態が可能となる。
【0019】また、仕上げ材側部ストッパにより仕上げ
材のズレが防止できる。更に、接着剤注入孔を介して設
置する接着剤等により仕上げ材の補助的なズレ防止を施
すこともできる。
【0020】なお、ベースユニットに対して仕上げ材
は、接着によらず係合により設置されるので、これらを
廃棄する際には、ベースユニットから仕上げ材を簡単に
分離することができる。つまり、産業廃棄物として処理
する場合に有利である。
【0021】
【発明の実施の形態】<実施形態1>以下、図面を参照
して本発明の実施形態1を説明する。図1は本発明の実
施形態1に係るベースユニット及びこれに設置されたタ
イルを示した平面図(タイルは一部のみ図示)、図2は
図1のB矢視図、図3は図1のA−A’線断面図、図4
は図2のE矢視図である。
【0022】ベースユニット1及びタイル5の構成に
ついてベースユニット1は、図1乃至図4に示すよう
に、基本的に平らなマット状のベース本体2を有してお
り、該ベース本体2の表面輪郭(図1)は略々正方形状
となっている。ベース本体2は水平な床50上に載置さ
れている。なお説明の便宜上、ベース本体2の一辺に平
行な方向(図1では紙面上方向)をX方向、他の一辺に
平行な方向(図1では紙面右方向)をY方向とした。
【0023】ベース本体2のうち1つの縁端部2a(図
1では左辺側)には、複数の連結部材21(図では3
個)が図のY方向とは逆方向に水平に突出形成されてお
り、各連結部材21の先端側は上方に向かって鈎形に曲
がった係合部21aとなっている。係合部21aの先端
はY方向に向かってとがった楔型となっている。
【0024】一方、ベース本体2のうち縁端部2aと背
向した縁端部2b側には、前記連結部材21に対応した
形でY方向とは逆方向に凹んだ連結部22が複数(図で
は3個)形成されており、各連結部22には、前記係合
部21aと係合自在な被係合部22aがY方向とは逆方
向にとがった楔型で形成されている。
【0025】ベース本体2のうち別の縁端部2c(図1
では下辺側)にも、上述した縁端部2aと同様に、先端
側が係合部21aとなった複数の連結部材21(図では
3個)が図のX方向とは逆方向に水平に突出形成されて
おり、該縁端部2cと背向した縁端部2d側には、前記
縁端部2bと同様の被係合部22aが形成された複数の
連結部22がX方向とは逆方向に凹んで形成されてい
る。
【0026】なお、上記各連結部材21には、上下に貫
通した締結穴21bが形成されていおり、該締結穴21
bを介して不図示のビス等により該連結部材21を床5
0に締結固定することもできる。
【0027】ベース本体2の表面側は正方形格子状に9
分割され、それぞれ区画S1〜S9(二点鎖線で示す)
とされており、これら各区画S1〜S9はタイル5をそ
れぞれ配置すべきタイル配置位置(仕上げ材配置位置)
に相当する。ベース本体2の表面側には、X方向に沿っ
た3本のタイル係合レール3Xと、Y方向に沿った3本
のタイル係合レール3Yとが互いに交差する形で設けら
れている。
【0028】3本のタイル係合レール3Xのうち、1本
は区画S1、S4、S7に亘って配置されており、他の
1本は区画S2、S5、S8に亘って配置されており、
残りの1本は区画S3、S6、S9に亘って配置されて
いる。また、3本のタイル係合レール3Yのうち、1本
は区画S1、S2、S3に亘って配置されており、他の
1本は区画S4、S5、S6に亘って配置されており、
残りの1本は区画S7、S8、S9に亘って配置されて
いる。
【0029】これらタイル係合レール3X、3Yは、ベ
ース本体2上の設置面2t側に凸状のレールとして形成
されているため、これらタイル係合レール3X、3Yに
タイル5が係合して移動する際(後述)に干渉しないよ
うに欠落した部分が形成されたレールとなっている。具
体的には、図1に示すように、タイル係合レール3X、
3Yが交差する交差部3W(仕上げ材係合部)以外は全
て欠落している。タイル係合レール3X或いは3Yの一
部である各交差部3Wは、各区画S1〜S9に対応して
1個ずつ、しかもこれら区画の中央に配置されている。
【0030】各タイル係合レール3X、3Yの幅方向両
側部30a、30aは該幅方向において断面楔型に突出
しており、つまり各交差部3Wの四方が全て側部30a
で形成されている。即ち、交差部3Wは、先太型の凸状
係合手段となっており、後述するタイル5の奥広型の凹
状係合手段である係合溝51と互いに係脱自在である。
各交差部3Wには、その上面である表面30bに開口す
る形で上下方向に貫通した接着剤注入孔35が形成され
ており、該接着剤注入孔35の下端はベース本体2の底
面側に開口している。
【0031】またベース本体2には、隣接する区画S1
〜S9の境界に沿ってスリット状に伸延した複数の通水
孔25が設けられており、各通水孔25はベース本体2
を上下に貫通している。
【0032】更に、ベース本体2の各縁端部2a〜2d
(従って区画S1〜S9の縁端)にはそれぞれ複数ずつ
のストッパ27(仕上げ材側部ストッパ)が設けられて
いる。ストッパ27はベース本体2の表面側上方に突出
したリブ状の部材であり、かつ弾性変形可能な部材であ
る。なお、このストッパ27は、縁端部2a〜2dだけ
でなく、図1乃至図3に示すように、区画S1、S2、
S4、S5相互間の境界付近等のようにその他の区画の
縁端にも設けることができる。
【0033】ベースユニット1には、図1(部分的に図
示)或いは図2及び図3(ともに破線で図示)で示すよ
うに、複数のタイル5が設置されている。各タイル5の
表面輪郭は、図1に示すように、上述した各区画S1〜
S9と略々等しい(実際には若干小さい)正方形状とな
っており、各タイル5の底部には図のX方向に伸延した
アリ溝状の係合溝51が、該タイル5を水平に貫通した
形で形成されている。
【0034】図9(a)は、ベースユニット1に9つの
タイル5が設置された様子を示す図である。該図9
(a)及び図1乃至図3に示すように、上記タイル5は
各区画S1〜S9に整合配置されていると共に(図1で
は区画S7等のものだけを示し、その他の図示は省略し
た)、係合溝51に交差部3W(タイル係合レール3
X)を挿入係合した形でベース本体2と係合固定されて
いる。タイル5の係合溝51における内側部51a、5
1aは、該係合溝51の内部が上方に向かって広がる形
のテーパ状となっており、交差部3W(タイル係合レー
ル3X)の側部30a、30aの係合面30p、30p
が係合溝51の内側部51a、51aの被係合面51
t、51tに対して下方向に当接し係止している。つま
り、設置面2tに設置されたタイル5は、被係合面51
tと係合面30pとの係合により交差部3Wと係合する
ことで、該設置面2tに交差する方向に離脱が防止され
ている。X方向に沿った被係合面51tと係合面30p
との係合の場合は、これら被係合面51tと係合面30
pはX方向から係脱自在でありことは図に示す通りであ
る(Y方向についても同様)。
【0035】図1のX方向或いはY方向に互いに隣接し
ているタイル5、5は、これらの間に隙間ができるよう
に配置されており、該隙間は上述した通水孔25の真上
に位置している。つまり、雨水等はタイル5、5間の隙
間と通水孔25側に排水されるようになっている。
【0036】また、ベース本体2の各縁端部2a〜2d
に設けられている前記各ストッパ27は、各縁端部2a
〜2dに接して配置されたタイル5の側部に当接(又は
近接)している。更に、図3に示すように、各接着剤注
入孔35には接着剤Pが注入されており、該接着剤Pは
タイル5の底側に付着している。このように、ストッパ
27及び接着剤Pにより、或いは接着剤Pにより、各タ
イル5は不用意に横ズレしないように固定されている。
【0037】ベースユニット1を用いたタイル5の敷
設方法についてベースユニット1及びこれに設置された
タイル5等は以上のように構成されているので、該ベー
スユニット1を用いて床50に多数のタイル5を敷設す
るには以下のように行う。
【0038】まず、ベースユニット1を用意する。ここ
で、区画S1、S4、S7に設置すべきタイル5を1列
目のタイル5、区画S2、S5、S8に設置すべきタイ
ル5を2列目のタイル5、区画S3、S6、S9に設置
すべきタイル5を3列目のタイル5とする。まず、1列
目のタイル5を以下のようにベースユニット1に位置決
めする。
【0039】即ち、1列目1番目のタイル5を、係合溝
51が図のX方向に平行な状態にして区画S1の図1紙
面下側に揃え、該タイル5を図のX方向にスライドさ
せ、区画S1に進入させる。タイル5の進入により、該
タイル5の係合溝51にはタイル係合レール3Xが挿入
係合する。続けて該タイル5をX方向へスライドさせ
る。これによりタイル5は区画S1から区画S4へ進
み、タイル5の係合溝51には、区画S1の交差部3W
が抜けて、区画S4の交差部3Wが挿入係合する。続け
て該タイル5をX方向へスライドさせる。これによりタ
イル5は区画S4から区画S7へ進み、タイル5の係合
溝51には、区画S4の交差部3Wが抜けて区画S7の
交差部3Wが挿入係合する。該タイル5を区画S7に整
合配置することで、該区画S7に対するタイル5の位置
決めが完了する。
【0040】なお、タイル5が区画S1の図1紙面下側
から区画S1に進入する際には、区画S1の側部にある
ストッパ27をタイル5の側部で折曲げるようにする。
折曲げられたストッパ27は、タイル5が通過した後に
弾性により復元する。これにより、区画S1にタイル5
が設置された際には、復元したストッパ27が該タイル
5の側部に適切に当接(或いは近接)する。
【0041】次いで、1列目2番目のタイル5を1列目
1番目のタイル5と同様の手順で区画S1の図1紙面下
側よりX方向にスライドさせてタイル係合レール3X係
合させ、これに沿って区画S1を通って区画S4に移動
させ位置決めする。更に1列目3番目のタイル5も区画
S1の図1紙面下側よりX方向にスライドさせてタイル
係合レール3X係合させ、これに沿って区画S1に位置
決めする。これで1列目のタイル5が3つとも位置決め
完了した。
【0042】更に、2列目と3列目のタイル5を、1列
目のタイル5と同様の手順により、それぞれのタイル係
合レール3Xを利用して位置決めする。即ち、2列目の
場合は、1列目の場合の区画S1、S4、S7をそれぞ
れ区画S2、S5、S8と置き換えて上述した手順を行
い、3列目の場合は、1列目の場合の区画S1、S4、
S7をそれぞれ区画S3、S6、S9と置き換えて上述
した手順を行う。
【0043】以上のようにすべての区画S1〜S9にタ
イル5を位置決めした後、ベース本体2の底部側から各
接着剤注入孔35を介して接着剤Pを注入する。これに
より各タイル5を固定して不用意に横ズレしないように
する。
【0044】以上で1つのベースユニット1に対するタ
イル5の設置が完了した。続けて、別のベースユニット
1に対しても同様の方法によりタイル5を設置し、タイ
ル5の設置されたベースユニット1を必要な数だけそろ
える。
【0045】次いで、タイル5の設置されたベースユニ
ット1を床50に設置する。これは複数のベースユニッ
ト1を縦横に並べて床50上に載置すると共に、隣接す
るベースユニット1、1は連結部材21と連結部22を
介して連結するようにして行う。即ち、連結すべき2つ
のベース本体2、2は、図3に示すように、一方のベー
ス本体2の連結部材21(二点鎖線で図示)を他方のベ
ース本体2の連結部22に挿入し、これらの係合部21
aと被係合部22aとを互いに係合させることにより、
一方の縁端部2aと他方の縁端部2bとを介して、或い
は一方の縁端部2cと他方の縁端部2dとを介して連結
させる。なお、各連結部材21は、締結穴21bを介し
て図示しないビス等により床50に締結固定しておく。
【0046】以上で複数のべースユニット1が床50上
に設置され、これらベースユニット1に設置されている
多数のタイル5が該床50上に敷設された。
【0047】ベースユニット1に対するタイル5の別
の設置方法について上記の方法では、タイル5をタイ
ル係合レール3Xを利用して位置決めしたが、タイル5
の位置決めはタイル係合レール3Yを利用して行うこと
も可能である。以下、この方法について説明する。
【0048】ここで、区画S1、S2、S3に設置すべ
きタイル5を1行目のタイル5、区画S4、S5、S6
に設置すべきタイル5を2行目のタイル5、区画S7、
S8、S9に設置すべきタイル5を3行目のタイル5と
する。
【0049】まず、1行目1番目のタイル5を、係合溝
51が図のY方向に平行な状態(図示省略)にして区画
S1の図1紙面左側に揃え、該タイル5を図のY方向に
スライドさせ、区画S1に進入させる。タイル5の進入
により、該タイル5の係合溝51にはタイル係合レール
3Yが挿入係合する。続けて該タイル5を、タイル係合
レール3Yを介してY方向へスライドさせ、区画S2を
経由して区画S3に整合配置することで、該区画S3に
対するタイル5の位置決めが完了する。
【0050】次いで、1行目2番目のタイル5を1行目
1番目のタイル5と同様の手順で区画S1の図1紙面左
側よりY方向にスライドさせてタイル係合レール3Yを
介して区画S2に移動させ位置決めする。更に1行目3
番目のタイル5も区画S1の図1紙面左側よりY方向に
スライドさせてタイル係合レール3Yを介して区画S1
に位置決めする。これで1行目のタイル5が3つとも位
置決め完了した。
【0051】更に、2行目と3行目のタイル5を、1行
目のタイル5と同様の手順により、それぞれのタイル係
合レール3Yを利用して位置決めする。即ち、2行目の
場合は、1行目の場合の区画S1、S2、S3をそれぞ
れ区画S4、S5、S6と置き換えて上述した手順を行
い、3行目の場合は、1行目の場合の区画S1、S2、
S3をそれぞれ区画S7、S8、S9と置き換えて上述
した手順を行う。
【0052】なお、タイル5の位置決め設置時における
ストッパ27の作用は上記の場合と同様である。また
タイル5の設置後、接着剤注入孔35を介して接着剤P
を注入し、各タイル5を接着固定する作業も上記と同
様である。
【0053】実施形態1の効果 以上のようにベースユニット1を用いると、タイル係合
レール3X或いは3Yを利用してタイル5を位置決めし
設置できるので設置作業が簡単に行える。また、タイル
5のベースユニット1に対する固定は、基本的にはタイ
ル係合レール3X或いは3Yとタイル5との係合によっ
て実現するため、ベースユニット1とタイル5との間に
接着剤を使用したとしてもその接着力は大きなものであ
る必要がない。従って、タイル5等の仕上げ材の素材
は、固定用の接着剤により所定の接着力を発揮できるも
のに限定されることがないので、素材選択のバリエーシ
ョンが豊かになる。
【0054】<実施形態2>次に本発明の実施形態2を
説明する。図5は本発明の実施形態2に係るベースユニ
ット及びこれに設置されたタイルを示した平面図(タイ
ルは一部のみ図示)、図6は図5のD矢視図、図7は図
5のC−C’線断面図、図8は図6のF矢視図である。
【0055】ベースユニット1A及びタイル5Aの構
成について ベースユニット1Aは、図5乃至図8に示すように、基
本的に平らなマッ状であり、表面輪郭(図5)が略々正
方形状であるベース本体2Aを有している。ベース本体
2Aは水平な床50上に載置されている。なお説明の便
宜上、ベース本体2Aの一辺に平行な方向(図5では紙
面上方向)をX方向、他の一辺に平行な方向(図5では
紙面右方向)をY方向とした。
【0056】ベース本体2Aは、係合部21a及び締結
穴21bを有する連結部材21、被係合部22aが形成
された連結部22、通水孔25、ストッパ27に関して
は、実施形態1のベース本体2と略々同様にして設けら
れているが、上述したタイル係合レール3X、3Yとは
異なるタイル係合レール3S、3T及び、上述した接着
剤注入孔35とは異なる接着剤注入孔35Aが設けられ
ている。以下、ベースユニット1Aの構成については、
前記ベースユニット1と異なる部分のみを説明する。
【0057】ベース本体2Aの表面でありタイルを設置
すべき設置面2uは、図5に示すように正方形格子状に
9分割され、それぞれ区画S1〜S9(二点鎖線で示
す)とされており、これら区画S1〜S9がそれぞれタ
イル5を配置すべきタイル配置位置に相当している。ベ
ース本体2Aの表面側には、X方向に沿った3本のタイ
ル係合レール3Sと、Y方向に沿った3本のタイル係合
レール3Tとが互いに交差する形で設けられている。
【0058】3本のタイル係合レール3Sのうち、1本
は区画S1、S4、S7に亘って配置されており、他の
1本は区画S2、S5、S8に亘って配置されており、
残りの1本は区画S3、S6、S9に亘って配置されて
いる。また、3本のタイル係合レール3Tのうち、1本
は区画S1、S2、S3に亘って配置されており、他の
1本は区画S4、S5、S6に亘って配置されており、
残りの1本は区画S7、S8、S9に亘って配置されて
いる。
【0059】これらタイル係合レール3S、3Tは、ベ
ース本体2Aの設置面2uに対する凹状のレールとして
形成されている。タイル係合レール3S、3Tが交差す
る部分は交差部3Vとなっており、各交差部3Vは、各
区画S1〜S9に対応しかつ各区画の中央に1個ずつ配
置されている。タイル係合レール3S、3Tのうち交差
部3V以外の部分は仕上げ材係合部となっており、各区
画S1〜S9では前記交差部3Vの四方に、従って各区
画の縁部に4個ずつ配置されている。
【0060】各タイル係合レール3S、3Tの幅方向両
側部は該幅方向内側に断面楔型に突出したリブ部30
t、30tとなっている。つまり、タイル係合レール3
S、3Tのうち交差部3V以外の部分である仕上げ材係
合部は、奥広型の凹状係合手段であり、後述するタイル
5Aの先太型の凸状係合手段である突起51Aと係脱自
在になっている。各交差部3Vには、その底面30uに
開口する形で上下方向に貫通した接着剤注入孔35Aが
形成されており、該接着剤注入孔35Aの下端はベース
本体2Aの底面側に開口している。
【0061】ベースユニット1Aには、図5(部分的に
図示)或いは図6及び図7(ともに破線で図示)で示す
ように、複数のタイル5Aが設置されている。各タイル
5Aの表面輪郭は、図5に示すように、上述した各区画
S1〜S9と略々等しい(実際には若干小さい)正方形
状となっており、各タイル5Aの底部には図のX方向に
伸延した筋状の突起51Aが、該タイル5AのX方向全
長に亘って形成されている。
【0062】図9(a)は、ベースユニット1Aに9つ
のタイル5Aが設置された様子を示す図である。該図9
(a)及び図5乃至図7に示すように、上記タイル5A
は各区画S1〜S9に整合配置されていると共に(図5
では区画S7等のものだけを示し、その他の図示は省略
した)、突起51Aがタイル係合レール3Sに挿入係合
した形でベース本体2Aと係合固定されている。タイル
5Aの突起51Aにおける側部51k、51kは、該突
起51Aの幅が下方に向かって広がる形のテーパ状とな
っており、タイル係合レール3Sのリブ部30t、30
tの係合面30q、30qが突起51Aの側部51k、
51kの被係合面51u、51uに対して下方向に当接
し係止している。
【0063】なお、互いに隣接しているタイル5A、5
A間の隙間が通水孔25の真上に位置している点、各ス
トッパ27が、各縁端部に接して配置されたタイル5A
の側部に当接(又は近接)している点、各接着剤注入孔
35Aに注入された接着剤Pがタイル5Aの底側に付着
している点は実施形態1と同様である。
【0064】ベースユニット1Aを用いたタイル5A
の敷設方法について ベースユニット1A及びこれに設置されたタイル5A等
は以上のように構成されているので、該ベースユニット
1Aを用いて床50に多数のタイル5Aを敷設するには
以下のように行う。
【0065】まず、1列目1番目のタイル5Aを、突起
51Aが図のX方向に平行な状態にして区画S1の図1
紙面下側に揃え、該タイル5Aを図のY方向にスライド
させ、区画S1に進入させる。タイル5Aの進入によ
り、該タイル5Aの突起51Aがタイル係合レール3S
に挿入係合する。続けて該タイル5Aを、タイル係合レ
ール3Sを介してY方向へスライドさせ、区画S2を経
由して区画S3に整合配置することで、該区画S3に対
するタイル5Aの位置決めが完了する。
【0066】次いで、1列目2番目のタイル5Aを1列
目1番目のタイル5Aと同様の手順で区画S1の図1紙
面左側よりY方向にスライドさせてタイル係合レール3
Sを介して区画S2に移動させ位置決めする。更に1列
目3番目のタイル5Sも区画S1の図1紙面左側よりY
方向にスライドさせてタイル係合レール3Sを介して区
画S1に位置決めする。これで1列目のタイル5Sが3
つとも位置決め完了した。
【0067】更に、2列目と3列目のタイル5Aも、1
列目のタイル5Aと同様の手順により、それぞれのタイ
ル係合レール3Sを利用して位置決めする。なお、タイ
ル5Aの位置決め設置時におけるストッパ27の作用は
実施形態1の場合と同様である。またタイル5Aの設置
後、接着剤注入孔35Aを介して接着剤Pを注入し、各
タイル5Aを接着固定する作業も実施形態1と同様であ
る。
【0068】同様にして別のベースユニット1Aにもタ
イル5Aを設置することにより、タイル5Aが設置され
たベースユニット1Aを必要数だけそろえる。その後、
これらベースユニット1Aを互いに連結して床50に設
置する作業は実施形態1での方法と同様である。
【0069】ベースユニット1Aに対するタイル5A
の別の設置方法について 上記の方法では、タイル5Aをタイル係合レール3S
を利用して位置決めしたが、タイル5Aの位置決めはタ
イル係合レール3Tを利用して行うことも可能である。
以下、この方法について説明する。
【0070】まず、1行目1番目のタイル5Aを、突起
51Aが図のY方向に平行な状態(図示省略)にして区
画S1の図1紙面左側に揃え、該タイル5Aを図のY方
向にスライドさせ、区画S1に進入させる。タイル5A
の進入により、該タイル5Aの突起51Aはタイル係合
レール3Tに挿入係合する。続けて該タイル5Aを、タ
イル係合レール3Tを介してY方向へスライドさせ、区
画S2を経由して区画S3に整合配置することで、該区
画S3に対するタイル5Aの位置決めが完了する。
【0071】次いで、1行目2番目のタイル5Aを1行
目1番目のタイル5Aと同様の手順で区画S1の図1紙
面左側よりY方向にスライドさせてタイル係合レール3
Tを介して区画S2に移動させ位置決めする。更に1行
目3番目のタイル5Aも区画S1の図1紙面左側よりY
方向にスライドさせてタイル係合レール3Tを介して区
画S1に位置決めする。これで1行目のタイル5Aが3
つとも位置決め完了した。
【0072】更に、2行目と3行目のタイル5Aを、1
行目のタイル5Aと同様の手順により、それぞれのタイ
ル係合レール3Tを利用して位置決めする。その他の手
順は上記の方法と同じである。
【0073】実施形態2の効果 以上のようにベースユニット1Aを用いた場合も、ベー
スユニット1の場合と同様にタイル5Aの設置作業が簡
単に行え、またタイル5A等の仕上げ材の素材選択のバ
リエーションが豊かになる。
【0074】<その他の実施形態> (1) 図9(b)または図9(c)のパターンについて 図9(b)、(c)は、ベースユニットに別のタイプの
タイルを設置した様子を示す図である。ベースユニット
1(或いは1A)に設置できるタイルの大きさは上記実
施形態1、2のものに限らない。例えば、図9(a)に
示すタイル5(或いは5A)を図9の紙面上下方向又は
紙面左右方向に3つ合体させた大きさ及び形状をもつタ
イル5Bを、図9(b)、(c)に示すように設置する
ことができる。
【0075】つまりベースユニット1、1Aには、従来
のように区画間を仕切る枠等が設けられていないので、
複数の区画を合わせた大きさ及び形状をもつタイルを設
置できるのである。これによりタイル等の仕上げ材の設
置態様に関するバリエーションは多様化される。
【0076】(2) 図10のパターンについて 図10はタイルを設置した複数のベースユニットを床に
設置した様子を示す図である。図9(b)のようにタイ
ル5Bを設置したベースユニット1(1A)を、実施形
態1、2のように床50等に設置すると図10(a)の
ようになる。また、図9(b)のパターンのベースユニ
ット1(1A)と図9(c)のパターンのベースユニッ
ト1(1A)とを混在させて設置すると図10(b)の
ようになる。このような方法により、タイル等の仕上げ
材の設置態様に関するバリエーションは更に多様化され
る。
【0077】(3) 図11のタイプのベースユニットにつ
いて 図11は別のタイプのベースユニットを示す図である。
図11に示すベースユニット100は、ベース本体の表
面側に形成される区画の数が16個になっている以外は
上述した実施形態1、2におけるベースユニット1又は
1Aと同じ構成である。従って、該ベースユニット10
0を介してタイル5(5A)を設置すると図11(a)
に示すようになる。
【0078】また、タイル5Aと、図9(b)又は
(c)で示したタイル5Bを混在させて設置すると、例
えば図11(b)のようなパターンで設置できる。
【0079】また、4つの区画(例えば図1で説明する
なら区画S1、S2、S4、S5の4つ等)を合わせた
大きさ及び形状をもつタイルCを採用し、例えばこのタ
イル5Cと前記タイル5Bとを混在させて設置すると、
例えば図11(c)のようなパターンで設置できる。
【0080】また、2つの区画(例えば図1で説明する
なら区画S1、S4の2つ等)を合わせた大きさ及び形
状をもつタイルDを採用し、例えばこのタイル5Dと前
記タイル5Bとを混在させて設置すると、例えば図11
(d)のようなパターンで設置できる。
【0081】(4) 図12のタイプのベースユニットにつ
いて 図12も別のタイプのベースユニットを示す図である。
図12に示すベースユニットは、ベース本体の表面側に
形成される区画の数が25個になっている。このように
ベースユニットの区画の数はいくつでも可能である。こ
のタイプのベースユニットでも、図12(a)〜(h)
に示すように一種類のタイルだけを設置することも可能
であるし、様々な種類のタイルを混在させて設置するこ
とも可能である。
【0082】(5) ベースユニット及びタイルの材質につ
いて 上述した各実施形態におけるベースユニットは合成樹脂
等により組合わせ成型することが好ましいが、本発明に
よるベースユニットの材質及び製法はこれに限定されな
い。また、上述した仕上げ材であるタイルは陶器製のも
の以外にも、例えば木質や合成樹脂等でできたものを採
用してもよい。既に各実施形態で説明したようにタイル
とベースユニットとの固定は、タイル係合レールとタイ
ルとの係合によって行うので、タイル等の仕上げ材は高
い接着力を発揮できるような素材とする必要がない。こ
れにより仕上げ材及びベースユニットの素材に関する選
択バリエーションが豊富となる。
【0083】(6) ベースユニットに対するタイルのその
他の配置方法について 例えば、実施形態1で説明したベースユニット1におい
てタイル5を配置する場合、図2に示すようにタイル5
(一点鎖線出示す)を配置すべき区画(図2では区画S
1を示すが、その他の区画に着いても同様である)の上
から押し込むようにして該タイル5の係合溝51に区画
の交差部3Wを嵌め込む。これによりタイル5はベース
ユニット1に対してワンタッチで設置でき、作業が非常
に簡単になる。本実施形態1の場合には、交差部3W
(タイル係合レール3X、3Y)の側部30aを上方及
び下方に向けてテーパ状となった形状としたので、タイ
ル5の嵌め込みが容易になっている。
【0084】同様に、実施形態2のベースユニット1A
に対してタイル5Aを、区画の上から押し込むようにし
て配置することも可能である。図6に示すように、タイ
ル係合レール3S、3Tの側部30tの形状は上方に向
けてテーパ状(勿論、上方だけでなく下方に向けてもテ
ーパ状としてよい)となっているため、タイル5Aの嵌
め込みが容易になっている。
【0085】(7) 接着剤注入孔について 接着剤注入孔は、実施形態1では交差部3Wの表面3b
に開口する形で、実施形態2では交差部3Vの底面30
uに開口する形で、それぞれ形成したが、接着剤注入孔
を交差部以外の位置、例えばベース本体2、2Aの表面
上に開口する形で形成してもよい。
【0086】(8) ベース本体について 実施形態1、2のベース本体2、2Aは、区画間の境界
(図1、図2の二点鎖線)で適宜切断して使用すること
もできる。また切断した場合、切断箇所を介してベース
本体どうしを連結できるように、区画間の境界に対応し
た位置にも連結部22が設けられている(図3、図7を
参照)。
【0087】(9) ベースユニットの設置場所について 上述した各実施形態では、ベースユニット1、1Aを床
50に設置したが、ベースユニットの設置は床に限定さ
れず、壁や天井などのその他の場所にも設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のベースユニットを示す平
面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】図1のA−A’線断面図。
【図4】図2のE矢視図。
【図5】本発明の実施形態2のベースユニットを示す平
面図。
【図6】図5のD矢視図。
【図7】図5のC−C’線断面図。
【図8】図6のF矢視図。
【図9】ベースユニットに対するタイルの配置パターン
を説明する図。
【図10】ベースユニットの組合せパターンを説明する
図。
【図11】別のベースユニットに対するタイルの配置パ
ターンを説明する図。
【図12】別のベースユニットに対するタイルの配置パ
ターンを説明する図。
【符号の説明】
l、1A、100 ベースユニット 2、2A ベース本体 5、5A、5B、5C タイル 3W、3V 交差部 27 ストッパ 30p、30q 係合面 35 接着剤注入孔 51t、51u 被係合面 S1〜S9 区画
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月19日(1999.10.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】つまりベースユニット1、1Aには、従来
のように区画間を仕切る枠等が設けられていないので、
複数の区画を合わせた大きさ及び形状をもつタイルを設
置できるのである。これによりタイル等の仕上げ材の設
置態様に関するバリエーションは多様化される。勿論こ
れは、後述するように1つのベースユニット内での仕上
げ材の設置態様だけでなく、2つ以上のベースユニット
に亘って設置される仕上げ材の設置態様についても言え
ることである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の仕上げ材を設置面を介して設置す
    るマット状のベース本体を有したベースユニットにおい
    て、 前記ベース本体は、前記設置面側に複数個の仕上げ材係
    合部を有し、 前記各仕上げ材係合部を、互いに係脱自在な先太型の凸
    状係合手段及び奥広型の凹状係合手段のうちの一方の係
    合手段で形成すると共に、他方の係合手段を有する仕上
    げ材と係脱自在に配置して構成した、 ことを特徴とするベースユニット。
  2. 【請求項2】 前記仕上げ材係合部は、前記仕上げ材の
    被係合面が前記設置面に沿う第1の方向から係脱し得る
    第1の方向の係合面と、前記仕上げ材の被係合面が前記
    設置面に沿いかつ前記第1の方向と交差する第2の方向
    から係脱し得る第2の方向の係合面と、を備えている、 ことを特徴とする請求項1記載のベースユニット。
  3. 【請求項3】 前記ベース本体の設置面に、複数の仕上
    げ材配置位置を設置し、 前記各仕上げ材係合部を、前記各仕上げ材配置位置に対
    応して配置した、 ことを特徴とする請求項2記載のベースユニット。
  4. 【請求項4】 前記各仕上げ材係合部は、前記各仕上げ
    材配置位置の中央に配置した前記凸状係合手段である、 ことを特徴とする請求項3記載のベースユニット。
  5. 【請求項5】 前記各仕上げ材係合部は、前記各仕上げ
    材配置位置の縁部に配置した前記凹状係合手段である、 ことを特徴とする請求項3記載のベースユニット。
  6. 【請求項6】 前記ベース本体に、前記仕上げ材配置位
    置の縁端において、弾性変形可能な仕上げ材側部ストッ
    パを、前記ベース本体の設置面側に突出させて設けた、 ことを特徴とする請求項3又は4又は5記載のベースユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 前記ベース本体に複数の接着剤注入孔を
    設けると共に、これら各接着剤注入孔を、前記各仕上げ
    材配置位置で開口するように配置した、 ことを特徴とする請求項3又は4又は5記載のベースユ
    ニット。
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