JP2000355453A - 乾燥装置 - Google Patents
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- JP2000355453A JP2000355453A JP11168499A JP16849999A JP2000355453A JP 2000355453 A JP2000355453 A JP 2000355453A JP 11168499 A JP11168499 A JP 11168499A JP 16849999 A JP16849999 A JP 16849999A JP 2000355453 A JP2000355453 A JP 2000355453A
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
縮に対応でき、簡単な構造で、小型で安価な信頼性の高
い乾燥装置を得る。 【解決手段】 ガードワイヤー78は最小サイズの記録
紙の中心に対して搬送方向に沿って広がるように配置さ
れており、記録紙の左右両端部に位置し、左側のガード
ワイヤー78を基準として複数のガードワイヤー78が
平行に配設されている。従って、記録紙Pは順次搬送さ
れることにより、記録紙Pはガードワイヤー78により
ムラになることもなく均一に乾燥される。また、ガード
ワイヤー78は、略コ字状を成しており、ガードワイヤ
ー78の長さはプレート80とプレート81との離間距
離と略同一となっている。このため、ガードワイヤー7
8の端部78Aを穴部80A、81Aに引っ掛ける際に
は、バネ力が得られるので、ガードワイヤー78がハウ
ジング14に対してガタ付くことなく支持される。
Description
ッドで印字された記録紙を乾燥処理する乾燥装置に関す
る。
き、カラー印字ができるにも拘らず、低価格であり、将
来が有望である。このインクジェット記録装置は、イン
クの吸収性が良い専用紙と比較して普通紙では、インク
の吸収性が遅いため、印字後、乾燥装置によって記録紙
を乾燥してインクの定着を促進させている。
熱によって記録紙を加熱する方式と記録液に温風を吹き
付ける温風加熱方式とを併用したものが用いられる(特
開平8−224871号公報)。
って暖められた空気を循環させ、乾燥領域の温度を一定
に保持しているが、赤外線ヒーター付近は高温となるの
で記録紙に付着したインクや記録紙に含まれる水分が急
激に蒸発することにより、記録紙が浮き上がったり、変
形してプラテン上での記録紙の搬送状態が不安定とな
る。
での記録紙の浮き上がりを押え、また、記録紙の搬送力
を得るため、スターホイールが用いられたり、赤外線ヒ
ーターへの巻き込みを防止するため、ガードワイヤーが
配設されたりする。
ワイヤーを配置すると(平行に配置すると)、常にガー
ドワイヤーの直下部分では、記録紙の搬送方向に沿って
一条の乾燥されないラインが発生する。
停止時には常温と温度変化が大きく、ガードワイヤーを
ハウジングに固定すると、ガードワイヤーの膨張、収縮
によりガードワイヤーが変形したり、また、ガードワイ
ヤーが膨張変形したとき記録紙のこすれが多発するなど
信頼性を損なうなどの問題があった。
慮し、乾燥ムラがなく、ガードワイヤーの膨張、収縮に
対応でき、簡単な構造で、小型で安価な信頼性の高い乾
燥装置を提供できることを課題とする。
は、ハウジングによって区画された乾燥領域には、複数
のガードワイヤーが配設されている。このガードワイヤ
ーは記録紙の搬送方向に対して斜めに配置され、記録紙
の浮き上がりを抑えている。
送方向に対して斜めに配置されているため、記録紙は順
次搬送されることにより、ガードワイヤーに遮蔽される
箇所がライン状とならず、記録紙はガードワイヤーによ
りムラになることもなく均一に乾燥される。
ーが、搬送される記録紙の幅方向の中心線を基準に記録
紙の搬送方向の上流側から下流側へ向って広がる方向へ
斜めに配置されている。
ッジ部分が乾燥してカールしても確実に抑えることがで
きるので、乾燥領域内に配設された発熱体へ記録紙が巻
き込まれることはない。
ーの記録紙の搬送方向の上流側が記録紙の各サイズの両
端側に位置している。
小限で済み、発熱体から放射される近赤外光を遮蔽する
総面積が小さくなる。また、ガードワイヤーの本数が少
なくなる分、コストが安くなる。
ーの端部が、ハウジングに形成された穴部に可動可能に
支持されている。
張、或いは、収縮の変形を吸収でき、ガードワイヤーが
変形して、記録紙とのジャムや不要なこすれ等の問題も
発生することがない。
ーの端部を曲げ、ハウジングの穴部に引っ掛けてガード
ワイヤーにバネ性を持たせている。
対してガタ付くことなく支持され、ガードワイヤーが熱
膨張により伸張しても、ガードワイヤーの端部が穴部か
ら外れることはない。また、ガードワイヤーの端部を穴
部に引っ掛けるだけなので取付が容易である。
乾燥装置10が示されている。
ド12と隣接して配置されている。ブラック、マゼン
タ、シアン、イエローのインクを噴射する各インクジェ
ットヘッド12は図示しないキャリッジによって搭載さ
れており、このキャリッジが記録紙Pの搬送方向に対し
て直交する方向へ走査し、記録紙Pへインクが噴射され
る。
た記録紙Pはインクジェットヘッド12のノズル幅(図
示省略)分を逐次搬送されながら乾燥装置10へ移送さ
れる。
間を記録紙Pが通過することで、発熱体の近赤外光、輻
射熱及び温風により、記録紙Pに着弾されたインクの水
分を蒸発させ、記録紙Pの乾燥を行うものである。
る。
が開口した箱状のハウジング14が備えられている。こ
のハウジング14は、図3に示すように、長方形の板材
の両端を折り曲げて形成されたハウジング保持部材16
(図1及び図2では図示省略)に保持されている。
16Aの内側下方には、図示しない載置片が固定されて
おり、この載置片にハウジング14が取付けられる。ま
た、側壁16Aの上端部には鍔16Bが架渡されてお
り、ハウジング保持部材16を持ち易くしている。さら
に、側壁16Aの外側には、略C字型の可動レール18
が記録紙P(図1参照)の搬送方向に沿って設けられて
いる。
本体フレーム20には、プラテン22が設けられてい
る。このプラテン22は、記録紙Pの搬送路面を構成し
ており、プラテン22の天面22Cには矩形穴22Aが
形成され、この矩形穴22Aから搬送ロ−ラ26が露出
し、プラテン22上を記録紙Pが搬送される。
数のリブ22Bが記録紙Pの搬送方向に沿って形成され
ており、記録紙Pが静電気などで搬送路面にくっ付いて
ジャミングすることがないようにしている。
18が係合可能な一対のガイドレール24が設けられて
おり、可動レール18がガイドレール24と係合して記
録紙Pの搬送方向に沿って摺動する。
本体フレーム20に対して記録紙Pの搬送方向に沿って
プラテン22上を引出し可能となっている。このため、
メンテナンスを行うとき、或いは、記録紙Pのジャムが
発生したときに、ユーザーが容易に対応できる。
4は記録紙Pの搬送方向に沿って設けられているため、
ハウジング14は記録紙Pの搬送方向に沿って引き出さ
れる。このため、引き出す時にジャミングした記録紙P
が引っ掛かって破れたりすることが少ない(ジャミング
した記録紙Pを引き伸ばす方向へハウジング14が引き
出されるので記録紙Pが引っ掛かり難い)。
(Ex.変性ポリプロピレンオキサイド、ポリカーボネ
イト(ガラス繊維入り)等)で成形されており、熱が伝
導し難くなっている。このため、本体フレーム20から
引き出されたハウジング14に直接手を触れても熱くな
い。
に直接、可動レール30を形成しても良い。この場合、
ハウジング保持部材16(図3参照)は不要となるの
で、部品点数が減り、コストダウンできる。
にてハウジング14の左右の側壁の内側には、ブラケッ
ト72が固定されている。このブラケット72の上部7
2Aには、支持部88が切欠かれており、ハロゲンラン
プ36の端部が支持可能となっている。
れており、区画壁38が当たらないように逃げている。
ブラケット72の下部72Bは、さらにハウジング14
の内側に位置するように側面視にて逆L字状に屈曲して
いる。
ており、この支持穴部92には端部に環状溝98が形成
されたスターホイール支持シャフト70が挿入され、図
示しない抜け止めリングが環状溝98に装着されて抜け
止めされる。
形成されており、固定ネジ100がねじ込み可能となっ
ている。一方、側面視にて逆L字状のホルダー94には
ボス95が形成されており、固定ネジ100が挿通可能
となっている。このため、ホルダー94を下部72Bの
外側に配置させ、固定ネジ100をねじ込むと、ホルダ
ー94が下部72Bに固定される。
は、ボス95の端面95Aが下部72Bに当接した状態
で、図6に示すように、ホルダー94と下部72Bとの
間に間隙Dが生じる高さとなっている。
D未満となっており、シール部材96には、ボス95に
対応して上下方向に長い長穴部96Bが形成されてい
る。この長穴部96Bをボス95に挿通すると、シール
部材96がボス95に上下方向へガタを持って支持され
る。
方向に沿って本体フレーム(図3参照)から引き出すと
き、ブラケット72の下端部がプラテン22の天面22
Cを摺動しないようにブラケット72の下端部とプラテ
ン22との間には隙間が設けられているが、この隙間か
ら記録紙Pの搬送方向に直交する方向へ温風が漏れる
と、インクの乾燥効率が悪く、インクの定着効果が不充
分となる。
ラテン22の天面22Cに当接させ、記録紙Pの搬送方
向に直交する方向へ温風が漏れないようにしている。従
って、インクの乾燥効率が良く、インクの定着効果が上
がる。
ホイール支持シャフト70を逃げるため、切欠き部96
Aが形成されている。
の高さよりも若干薄くなっており、ホルダー94をブラ
ケット72に固定させても、シール部材96は可動可能
となっている。
/cm3以下のフェルトであり、これにより、耐摩耗
性、熱特性及び機械的強度等の仕様が満たされる。ここ
で、シール部材96に耐熱性が必要であることは言うま
でもない。
20(図3参照)から引き出し、シール部材96がプラ
テン22の天面22Cを摺動しても、摩耗することは少
ない。
されているため、ハウジング14を本体フレーム20か
ら引き出したとき、シール部材96が上方へ逃げること
ができ、シール部材96に掛かる負荷が少なくなり、さ
らに摩耗し難くなっている。
ホイール支持シャフト70には、複数のスターホイール
74、76が回転可能に支持されている。このスターホ
イール74、76は薄肉となっており、発熱体としての
ハロゲンランプ36からの近赤外光を遮蔽することはな
く、また、未乾燥のインクが再度記録紙Pに転写しない
ようにしている。
向して配置されており、搬送ローラ26に追従して記録
紙Pの搬送力を向上させている。また、スターホイール
74と搬送ロ−ラ26とで記録紙Pを挟持搬送すること
で、記録紙Pが変形している場合や記録紙Pの浮き上が
りに対応可能でジャムの発生を防止できる。
えられており、このゴムローラ26Aはハロゲンランプ
36の輻射熱にさらされるため、耐熱性の高いシリコン
ゴム等が用いられることが多い。
なく、用紙の搬送力を安定させるためには、スターホイ
ール74と搬送ローラ26との間で5〜15gのニップ
力を与えることが望ましい。
ル74と搬送ローラ26とのニップ点よりも上方に位置
しており、記録紙Pが乾燥し変形して浮き上がりが生じ
たときのみ、記録紙Pが触れるようになっており、ハロ
ゲンランプ36側へ記録紙Pが巻き込まれないように防
止すると共に、なるべくスターホイール76が記録紙P
に触れないように配慮されている。
に適合した紙幅位置に配置することが望ましいが、スタ
ーホイール76を搬送される記録紙Pの幅方向に対して
数多く取付けると、ジャム等の発生を低減することはで
きるが、組立工数が多くなり、乾燥装置10がコストア
ップしてしまう。
完するガードワイヤー78を搬送される記録紙Pの幅方
向の全域に渡って配置させることで、スターホイール7
6と同様にハウジング14内の記録紙Pのジャムやハロ
ゲンランプ36への記録紙Pの巻き込み等を低減するこ
とができる。
にガードワイヤー78を配置すると、常にガードワイヤ
ー78の直下部分では、記録紙Pの搬送方向に沿って一
条の乾燥されないラインが発生する。一方、図7に示す
ように、記録紙Pはサイドレジ構成によって平面視にて
右側が基準となり、各サイズの記録紙Pが右寄せされて
搬送される。
ズの記録紙P1の中心に対して搬送方向(矢印方向)に
沿って広がるように5〜10度斜めに配置され、記録紙
P1の左右両端部に位置している。平面視にて左側のガ
ードワイヤー79を基準として複数のガードワイヤー7
8が平行に配設されており、それぞれ各サイズの記録紙
Pの端部に位置している。
より、ガードワイヤー78に遮蔽される箇所がライン状
とならず、記録紙Pはガードワイヤー78によりムラに
なることもなく均一に乾燥される。
(図2参照)の上流側で記録紙Pの幅方向の両端側とな
るように位置しているため、搬送される記録紙Pの先端
部のエッジ部分が乾燥してカールしても確実に抑えるこ
とができ、乾燥領域82(図2参照)内に配設されたハ
ロゲンランプ36(図2参照)へ記録紙Pが巻き込まれ
ることはない。
にあり、記録紙Pに対しハロゲンランプ36から放射さ
れる近赤外光を遮蔽することとなり、数多く取付けると
乾燥性が損なわれてしまうが、ガードワイヤー78が記
録紙Pの各サイズの両端側に位置するように配置されて
いるため、ガードワイヤー78の本数が必要最小限で済
み、ハロゲンランプ36から放射される近赤外光を遮蔽
する総面積が小さくなる。また、ガードワイヤー78の
本数が少なくなる分、コストが安くなる。
(A)(B)に示すように、側面から見たとき、略コ字
状を成しており、ガードワイヤー78の両端部78Aは
端面が向かい合うように屈曲している。
の下方には、搬送される記録紙Pの幅方向に沿ってプレ
ート80、81が固定ネジ84で固定されており、プレ
ート80の下端部には、記録紙Pの搬送方向へ向って湾
曲したガイド片58(図8では省略)が設けられている
(後述する)。
レート81には穴部81Aがそれぞれ形成されており、
この穴部80A、81Aには、ガードワイヤー78の屈
曲した両端部78Aがプレート80とプレート81の外
側から引っ掛けられる。
78の長さL’はプレート80とプレート81との離間
距離と略同一となっている。
Aを穴部80A、81Aに引っ掛ける際には、バネ力が
得られるので、ガードワイヤー78の両端部78Aが単
に穴部80A、81Aに引っ掛かり、穴部80A、81
Aに対して可動可能であるにも拘らず、ガードワイヤー
78がハウジング14に対してガタ付くことなく支持さ
れる。また、ガードワイヤー78の端部78Aを穴部8
0A、81Aに引っ掛けるだけなので取付が容易であ
る。
部は、上方へ折曲げられて折曲げ部78Bとされ、スタ
ーホイール74(図2参照)のスターホイール支持シャ
フト70に当たらないように逃げている。
稼動時はハロゲンランプ36の近赤外光や輻射熱によっ
て高温となるが、停止中は常温となり、温度変化が大き
いので、ガードワイヤー78も同様に、高温状態(図8
(B)参照)となったり常温状態(図8(A)参照)と
なる等の温度変化が起きる。
8がプレート80に可動可能に取付けられることによっ
て、図8(A)に示すように、ガードワイヤー78の長
さLが、熱によって膨張し、(B)に示すように、L+
αとなっても、熱膨張量分をガードワイヤー78の両端
部78Aの可動によって吸収でき、ガードワイヤー78
が熱変形をすることなく、さらには記録紙Pとのジャム
や不要なこすれ等の問題も発生することがない。
4に固定ネジ84で固定するだけで、ガードワイヤー7
8が組付けられるので、ガードワイヤー78の配置が本
形態と異なる仕様のハウジングでもガードワイヤー78
を簡単に組付けることができる。
の中央部には、側面視にて角部が切られて台形状とされ
た略チャンネル状の反射板32が配置されている。この
反射板32の天面はプラテン22と平行に配置されてお
り、この反射板32の外側には、チャンネル状の反射板
ホルダー34が配設され、反射板32を支持している。
ンプ36が配設されており、ハロゲンランプ36の近赤
外光は記録紙Pに向って反射される。このハロゲンラン
プ36及び反射板32の長さは、印字される記録紙Pの
最大紙幅以上とされており、同じ記録紙P内で乾燥ムラ
が生じないようにしている。
ことで、単一のハロゲンランプ36で記録紙Pを乾燥す
る場合と比較すると、近赤外光や輻射熱が集中すること
なく、記録紙Pは均等に乾燥される。
ホルダー34に向って区画壁38が垂れ下がっている。
この区画壁38によって、ハウジング14の内側が吸気
通路40と排気通路42に区画されている。
44(図10参照)が設けられている。一方、ハウジン
グ14には、この吸気ファン44と反射板32との間
に、反射板32に対して平行に仕切り板46が設けられ
ており、吸気ファン44によって吸気された外気を面で
受けている。
方向の全域に渡って(搬送される記録紙Pの幅方向)設
けられており、仕切り板46によって、ハウジング14
内に導入された外気が、一旦、仕切り板46に当たっ
て、仕切り板46の端部と区画壁38との間を通過する
ため、ハウジング14の長手方向の全域に渡って風速が
平均化される。このため、記録紙Pの幅方向へ一様に温
風が通過し、乾燥ムラが生じることがない。
め、吸気ファン44によって吸気された外気が直下し
て、ハロゲンランプ36の温度を急激に下げることがな
い。このため、記録紙Pの乾燥効率が低下することがな
い。
(A)に示すように、チャンネル状のブラケット48が
固定ネジ50で固定されている。このブラケット48の
一方の側壁48Aが仕切り板46側に固定されており、
他方の側壁48Bは後述する段付きスクリュー54を介
して反射板32及び反射板ホルダー34を水平方向にガ
タを持たせて吊下げている。
の天面及び反射板ホルダー34の天面には、それぞれ丸
穴(図示省略)及び小判穴52が形成されている。丸穴
は位置決め用とされており、記録紙Pの搬送方向に沿っ
て2箇所形成され、図示しない固定ネジで固定されてい
る。
直交する方向へそれぞれ小判穴52が形成されている。
この小判穴52によって、反射板32及び反射板ホルダ
ー34は固定された丸穴を基準として、記録紙Pの搬送
方向に対して直交する方向へ熱膨張することができる。
32及び反射板ホルダー34の熱変形量より若干長くし
ており、反射板32及び反射板ホルダー34の熱膨張を
妨げないようにしている。
ハロゲンランプ36の近赤外光及び輻射熱によって、反
射板32は熱せられ、温度が約80deg上昇する。こ
のため、反射板32の長さが391mmの場合、線膨張
係数2.36×10-5mm/mm/℃に比例し、反射板
32は0.74mm程度の熱膨張が予測されるので、小
判穴52の長さは、0.74mmより若干長くなってい
る。
60で固定される段付きスクリュー54が挿通される。
この段付きスクリュー54は、頭部54Aと、首部54
Bと、段部54Cと、ネジ部54Dと、で構成されてい
る。
きくなっており、頭部54Aには反射板32が載置さ
れ、反射板32及び反射板ホルダー34が、抜け落ちな
いように吊下されている。
り、首部54Bの外形寸法は小判穴52の幅寸法よりも
小さくなっている。このため、小判穴は首部54Bの周
りを移動可能となっている。
ー34は小判穴52によって、段付きスクリュー54の
首部54Bの外形寸法L1と小判穴52の長さL2との
間で生じる寸法差分(L2−L1)の移動が可能とな
る。
34が熱膨張すると、図9(B)に示すように、小判穴
52が首部54Bの周りを移動する(矢印A方向)の
で、熱変形量分が小判穴52の移動によって吸収され、
反射板32及び反射板ホルダー34が熱変形することは
ない。
反射板ホルダー34の板厚よりも長くなっており、首部
54Bの先端にはネジ部54Dが形成され、ネジ部54
Dの基部が段部54Cとなっている。
54Cが当接するまでネジ部54Dをねじ込み、ナット
60で固定する。このとき、首部54Bの長さは、反射
板32及び反射板ホルダー34の板厚よりも長くなって
いるため、側壁48Bと反射板ホルダー34との間に
は、間隙tが設けられる。
入される穴を備えた断熱材56が配置される。この断熱
材56は、間隙tにより生じる上下方向のガタを吸収す
るので、反射板32がガタついてハロゲンランプ36
(図2参照)の近赤外光の反射方向は所定の方向以外に
散乱することはない。
32からブラケット48の他方の側壁48Bへの熱伝導
を防止している。また、仕切り板46と側壁48Aとの
間にも断熱材57を配置されている。このため、ブラケ
ット48の一方の側壁48Bを介して仕切り板46へ熱
が伝導することはない。
下方向では断熱材56によってガタが吸収され、記録紙
Pの搬送方向及び搬送方向に対して直交する方向で丸穴
と固定ネジ50によって位置決めされているにも拘ら
ず、反射板32及び反射板ホルダー34の熱膨張に対し
ては妨げられることはない。
34が熱変形することはなく、図2に示されるハロゲン
ランプ36の近赤外光の反射方向が所定の方向以外に散
乱することはない。従って、乾燥効率が低下することは
ない。
の熱変形の影響で、ハウジング14が変形し、搬送ロ−
ラ26に追従して記録紙Pを搬送するスターホイール7
4の軸芯が傾き記録紙Pの搬送性を悪化させることがな
い。
れについて説明する。
グ14の上部に配置された吸気ファン44によって外気
が吸引され、ハウジング14内に送り込まれる。吸気フ
ァン44によって吸気された外気は一旦、仕切り板46
に当たった後、仕切り板46の端部と区画壁38との間
を通過する。
た外気の風速が、ハウジング14の長手方向の全域に渡
って(搬送される記録紙Pの幅方向に対して)平均化さ
れる。
ー34との間に設けられた空間66を通過し、反射板ホ
ルダー34とハウジング14の側壁14Aとの間を抜け
る。この間に外気は反射板ホルダー34に伝導された熱
で若干暖められ温風となっている。
れたプレート80の下端部には、記録紙Pの搬送方向へ
向って湾曲したガイド片58(図10では省略)が設け
られており、仕切り板46によって整流され、反射板ホ
ルダー34と側壁14Aとの間を下方へ向って流れてき
た温風をプラテン22上へ記録紙Pの搬送方向へ案内し
ている。
グ14の側壁14A下端部からプラテン22上を記録紙
Pの搬送方向へ確実に案内され、温風がハウジング14
の外側へ漏れ難くなり、乾燥効率が向上する。
れたシール部材96(図1参照)が、プラテン22上を
移動する温風が記録紙Pの搬送方向と直交する方向へ漏
れないようにシールして、乾燥効率をさらに向上させて
いる。
紙Pの印字面は、輻射熱と温風の双方によって記録紙P
に着弾されたインクが短時間でムラなく乾燥される。ま
た、反射板ホルダー34の周りに外気が流れてくること
で、ハロゲンランプ36の過熱を防止すると共に、周辺
付近の上昇を抑えることができる。
へ抜けた温風は、反射板ホルダー34とハウジング14
の側壁との間を抜け、排気通路42を通じてハウジング
14の長手方向の端部に設けられた排気ファン62によ
って外部に排気される。
気の多い空気が排気され、ハウジング14の結露を防止
することができる。
分が含まれた空気及びハロゲンランプ36により温度が
上昇した空気を排気することで、乾燥領域82の空気の
湿度及び温度を一定とすることができ、記録紙Pが焦げ
たりすることがない。ここで、記録紙Pの表面温度を一
定にするには、プラテン22上を1m/Sの風速で温風
を移動させれば好適であるという実験データもある。
〜請求項3に記載の発明では、記録紙は順次搬送される
ことにより、ガードワイヤーに遮蔽される箇所がライン
状とならず、記録紙はガードワイヤーによりムラになる
こともなく均一に乾燥される。また、搬送される記録紙
の先端部のエッジ部分が乾燥してカールしても確実に抑
えることができるので、乾燥領域内に配設された発熱体
へ記録紙が巻き込まれることはない。さらに、ガードワ
イヤーの本数が必要最小限で済み、発熱体から放射され
る近赤外光を遮蔽する総面積が小さくなる。また、ガー
ドワイヤーの本数が少なくなる分、コストが安くなる。
ガードワイヤーの熱による膨張、或いは、収縮の変形を
吸収でき、ガードワイヤーが変形して、記録紙とのジャ
ムや不要なこすれ等の問題も発生することがない。ま
た、ガードワイヤーがハウジングに対してガタ付くこと
なく支持され、ガードワイヤーが熱膨張により伸張して
も、ガードワイヤーの端部が穴部から外れることはな
い。さらに、ガードワイヤーの端部を穴部に引っ掛ける
だけなので取付が容易である。
を本体フレームから引き出した状態を示す斜視図であ
る。
及びシール部材を支持する支持手段を示す分解斜視図で
ある。
及びシール部材を支持する支持手段を示す正面図であ
る。
ヤーの配置を示す平面図である。
ガードワイヤーの常温状態を示す側面図であり、(B)
は、ガードワイヤーの高温状態を示す側面図である。
反射板の吊下方法を示す拡大断面図であり、(B)は、
この反射板が膨張した状態を示す拡大断面図である。
する風の流れを示す斜視図である。
する風の流れを示す側断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 インクジェットヘッドで印字された記録
紙を乾燥処理する乾燥装置であって、 乾燥領域を区画するハウジングと、前記乾燥領域に前記
記録紙の搬送方向に対して斜めに配置され記録紙の浮き
上がりを抑える複数のガードワイヤーと、を有すること
を特徴とする乾燥装置。 - 【請求項2】 前記ガードワイヤーが搬送される前記記
録紙の幅方向の中心線を基準に記録紙の搬送方向の上流
側から下流側へ向って広がる方向へ斜めに配置されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 【請求項3】 前記ガードワイヤーの前記記録紙の搬送
方向の上流側が記録紙の各サイズの両端側に位置するよ
うに配設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載
の乾燥装置。 - 【請求項4】 前記ガードワイヤーの端部が、前記ハウ
ジングに形成された穴部に可動可能に支持されているこ
とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の乾燥装
置。 - 【請求項5】 前記端部を曲げ前記ガードワイヤーにバ
ネ性を持たせて前記穴部に引っ掛けたことを特徴とする
請求項4に記載の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168499A JP2000355453A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168499A JP2000355453A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355453A true JP2000355453A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15869221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11168499A Pending JP2000355453A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000355453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076122A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Konica Minolta Holdings Inc | 画像記録装置 |
JP2007509786A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-04-19 | ヴィデオジェット テクノロジーズ インコーポレイテッド | インクジェットプリントヘッドのくずの蓄積を減少させるための方法および装置 |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP11168499A patent/JP2000355453A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007509786A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-04-19 | ヴィデオジェット テクノロジーズ インコーポレイテッド | インクジェットプリントヘッドのくずの蓄積を減少させるための方法および装置 |
JP2006076122A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Konica Minolta Holdings Inc | 画像記録装置 |
JP4534680B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2010-09-01 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 画像記録装置 |
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