JP2000354831A - 粒状体選別装置 - Google Patents

粒状体選別装置

Info

Publication number
JP2000354831A
JP2000354831A JP11166029A JP16602999A JP2000354831A JP 2000354831 A JP2000354831 A JP 2000354831A JP 11166029 A JP11166029 A JP 11166029A JP 16602999 A JP16602999 A JP 16602999A JP 2000354831 A JP2000354831 A JP 2000354831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular material
removing means
transparent
foreign matter
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11166029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3374785B2 (ja
Inventor
Takeshi Takijiri
剛 瀧尻
Tetsuya Tamiya
徹弥 田宮
Nobuo Saiga
信男 雑賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd
Original Assignee
Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd filed Critical Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd
Priority to JP16602999A priority Critical patent/JP3374785B2/ja
Publication of JP2000354831A publication Critical patent/JP2000354831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374785B2 publication Critical patent/JP3374785B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選別精度が低下することを回避するととも
に、構造が複雑化することを抑制しながらも、移動経路
を挟んだ両側に設けられた透明体の清掃を確実かつ容易
に行える粒状体選別装置を提供する点にある。 【解決手段】 粒状体を選別する選別装置において、異
物であると判定された粒状体を除去する除去手段9を一
対の透明体A,B間に一部が入り込んだ状態で設け、除
去手段9を透明体A,B間に一部又は全部が入り込んだ
除去可能位置と透明体A,B間から退避した退避位置と
に位置変更自在に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀類、豆類、プラ
スチックペレット等の粒状体に混入する異物及び黒色粒
(以下異物という)を選別するための粒状体選別装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記粒状体選別装置には、反射体及び受
光検出手段への塵埃等の進入を阻止し、かつ、光を通過
させることができる透明体が粒状体の移動経路を挟んだ
両側に設けられている。前記透明体の表面に、例えば塵
埃や粒状体の粉分等が付着してしまうと、受光検出手段
へ入ってくる光の一部を遮ることになるため、検出精度
が低下し、選別精度が低下するものであった。そこで、
従来、特開平2−21980号公報に示されるように、
透明体の表面に当接するワイパー体を摺動自在に設けた
ものが提案されている。
【0003】上記構成のワイパー体は、タオル等で拭き
取る手間が要らない利点があるものの、特に、水分を含
んだ塵埃や粒状体の粉分等が透明体の表面に付着してし
まうと、それらを完全に拭き取ることができないため、
タオル等で人為的に拭き取る必要性があった。
【0004】しかしながら、前記粒状体選別装置では、
受光検出手段により検出された検出結果に基づいて直ち
に除去手段を作動させて粒状体を除去することにより除
去精度を高めることができるように、除去手段を前記透
明体間に一部又は全部が入り込んだ状態で配設しなけれ
ばならないことから、その除去手段が透明体の清掃の邪
魔になり、手前に位置する透明体の表面に付着している
塵埃や粒状体の粉分等はタオル等で拭き取ることができ
るのであるが、手前に位置する透明体の反対側の奥側に
位置する透明体の表面の全体を十分に拭き取ることがで
きないものであった。因みに、奥側に位置する透明体の
表面の全体を十分に拭き取ることができるように、前記
とは逆に除去手段を透明体間に入り込ませない状態、つ
まり透明体の下方箇所に配置させることが考えられる
が、検出してから除去するまでに落下時間がかかるた
め、粒状体と異物の落下速度が空気の抵抗の違いや自重
の違い等によっては、異物を確実に除去することができ
ず、選別精度が低下する問題点があり、実施し難いもの
であった。又、透明体の表面を確実に拭き取ることがで
きるように受光検出手段が組み込まれた組部品を清掃で
きる位置まで回転させるものも提案されているが、組部
品に対する位置決めや組付け精度等を要するだけでな
く、多数の配線が施された組部品を回転可能とする機構
が複雑で精度を要するものであり、コスト面において不
利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、選別精度が低下する
ことを回避するとともに、構造が複雑化することを抑制
しながらも、移動経路を挟んだ両側に設けられた透明体
の清掃を確実かつ容易に行える粒状体選別装置を提供す
る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、移動経路に沿って移動する穀粒等の粒状体
に測定光を照射する照射手段を設け、前記移動経路を挟
んだ両側又は一方に、前記照射手段により照射した測定
光を反射させるための反射体を設け、この反射体と対向
位置する両側又は一方に、該照射手段により照射した測
定光のうちの粒状体表面を反射した光又は粒状体を透過
した光と前記反射体を反射した光とを受光する受光検出
手段を設け、透明体を前記移動経路を挟んだ両側に設
け、前記受光検出手段により検出された受光値と予め設
定された設定値とを比較することにより粒状体が異物又
は黒色粒であるか否かを判定する判定手段を設け、この
判定手段により異物又は黒色粒であると判定された粒状
体を除去する除去手段を前記一対の透明体間に一部が入
り込んだ状態で設け、前記除去手段を前記透明体間に一
部又は全部が入り込んだ除去可能位置とその位置から退
避した退避位置とに位置変更自在に構成して、粒状体選
別装置を構成した。透明体の掃除を行いたい場合には、
除去手段を透明体間に一部又は全部が入り込んだ除去可
能位置から透明体間から退避した退避位置に位置変更す
ることによって、透明体間にタオル等を容易に入り込ま
せて一対の透明体の表面に付着した塵埃等を確実かつ容
易に拭き取ることができる。そして、掃除が完了する
と、前記除去手段を退避位置から透明体間に一部又は全
部が入り込んだ除去可能位置に位置変更することにな
る。前記除去手段の位置変更を、動力を用いて自動的に
行うようにしてもよいし、人為操作力により人為的に行
うようにしてもよい。前記除去手段は、エアを利用して
異物を移動経路外に吹き飛ばすものや、異物に接当させ
て異物を移動経路外に接当部材で構成したもの等、各種
のものを用いることができる。
【0007】前記照射手段、反射体、受光検出手段を前
記移動経路を挟んだ両側に配設したケースにそれぞれ収
納し、前記一方のケースの部位のうちの前記他方のケー
スから離間する端部側部位にほぼ水平軸芯周りで揺動自
在に取り付けた揺動部材の先端側に前記除去手段を一体
揺動自在に取り付けることによって、例えばガイド部材
を用いてスライドさせる構成の場合に発生する拗れ等が
なく、組付け精度をラフにしてもスムーズに位置変更操
作することができる利点がある。又、揺動部材の軸芯を
他方のケースから離間する端部側部位に設けることによ
って、大きな曲率半径で除去手段を一体揺動させること
ができ、他物への干渉を回避し易い利点がある。
【0008】前記除去手段を前記ケースの下部に補助ケ
ースにより取り囲み、前記除去手段を、エアを噴出して
粒状体を経路外に移動させるための吹き出し部と、この
吹き出し部に加圧エアを供給する状態と供給しない状態
とに切り替えるための電磁弁と、前記電磁弁へ前記補助
ケースの外部に配設した加圧エア装置からの加圧エアを
供給するために該電磁弁と加圧エア装置とを該補助ケー
スに形成の貫通孔を介して連結する連結ホースとから構
成している。補助ケースを設けることによって、塵埃等
が外部に排出されることを回避することができる。選別
中に、粒状体が異物であると判定されると、電磁弁を開
き操作して加圧エア装置から連結ホースを介して供給さ
れる加圧エアを吹き出し部から噴出して異物を経路外に
移動させるのである。請求項2のように大きな曲率半径
で除去手段を一体揺動させる構成にした場合には、その
揺動に伴い前記連結ホースをそれのほぼ長手方向に沿っ
て移動させることができるから、貫通孔を連結ホースの
移動を許容するために大きな長孔にする必要がなく、そ
の分、貫通孔から塵埃等が外部に排出されることを確実
に回避することができる。
【0009】前記除去手段が前記退避位置から除去可能
位置へ位置変更されたときに、該除去手段に備えさせた
接当部材を受け止めて該除去手段を除去可能位置に位置
決めするための受止部材を設け、前記接当部材に上端側
ほど先細りとなる先端部を備え、この接当部材の先細り
となる先端部が入り込む凹部を前記受止部材にそれの下
端から上方に向けて先細りとなる形状で備えさせること
によって、除去手段を退避位置から上下位置の異なる除
去可能位置へ確実に上昇させて、除去手段を的確に作動
させることができながらも、除去手段の水平方向、つま
り前後左右方向の位置が所定位置から少しずれた場合で
も、除去手段の上昇に伴って接当部材の先細りとなる先
端部と受止部材の上方に向けて先細りとなる凹部とが接
当して、接当部材を凹部の中央部に寄せることができ、
除去手段を水平方向においても位置修正することがで
き、常に確実な除去作業を行うことができる。
【0010】前記受止部材に形成した凹部の上端中央部
に上方に向けて該凹部よりも小さな上下方向の空間を形
成することによって、例え接当部材の上端に異物や移動
経路を外れた粒状体が付着した場合でも、上下方向の空
間が異物や粒状体を上下方向の空間内に突出させて逃が
すための空間として機能させることができるから、受止
部材の凹部と接当部材の上端との間に異物や粒状体が挟
まって除去手段が除去可能位置よりもその異物や粒状体
の高さ分低くなることを確実に回避することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の粒状体選別装置
を示している。以下、図1において図の左側を粒状体選
別装置の前側とし、図の右側を粒状体選別装置の後側と
し、紙面方向を粒状体選別装置の左右方向として説明す
ることにする。前記粒状体選別装置は、粒状体の一例で
ある穀粒を貯留するために上部に配置されたタンク1
と、このタンク1の下部から落下供給される穀粒を振動
により傾斜姿勢のシュート2に移送するための振動供給
樋3と、前記シュート2の下部から排出される穀粒の品
質及び穀粒と共に混入された異物を検出するために穀粒
の移動経路6の両側にそれぞれ配置したフォトダイオー
ド等からなる受光検出手段4等を収納した多数の部材か
らなるケース5と、前記ケース5,5の壁面のうちの互
いに向かい合う側の壁に形成の開口を閉じることにより
塵埃等の進入を阻止し、かつ、光を通過させることがで
きる前後一対の透明板A,Bと、前記受光検出手段4,
4により良品であると判定された穀粒を上端の開口7A
を通して下端に連結された収容体8へ移送するための傾
斜案内筒7と、前記受光検出手段4により受光した光量
により不良であると判定された穀粒又は異物にエアを吹
き付けることにより移動経路6から外すための除去手段
としてのエジェクター手段9と、このエジェクター手段
9により移動経路6から外された穀粒又は異物を受け止
めて下方の排出口10を介して異物収納部11に収納す
るための傾斜ガイド面12Aが形成され、かつ、前記ケ
ース5の下面に連設された補助ケース12とを主要構成
部材として構成している。本発明は、穀粒を選別するた
めのものに適応できる他、豆類やプラスチックペレット
等の他の粒状体においても適応することができる。又、
前記穀粒をベルトコンベア等を用いて例えば水平方向に
移送しながら、選別するものでもよく、粒状体を移送す
る具体構成及び移送方向は、これらのものに限定される
ものではない。
【0012】前記エジェクター手段9は、エアを吹き出
すエア吹き出し口9a(図6参照)を備えた吹き出し部
9Aと、この吹き出し部9Aに図外のエアコンプレッサ
等のエア供給装置からのエアを供給する状態と供給しな
い状態とに切り換える電磁弁9Bとを備えている。これ
ら吹き出し部9Aと電磁弁9Bのぞれぞれは、前記シュ
ート2の移送経路に対応させるために、シュート2と同
数を紙面方向(左右方向)に併設している。そして、前
記エジェクター手段9により吹き飛ばされた不良穀粒や
異物は、前記排出口10を通して異物収納部11に収納
されるのである。
【0013】前記エジェクター手段9は、前記透明板
A,B間に吹き出し部9Aが入り込んだ除去可能位置
(図2参照)と透明板A,B間から退避した退避位置
(図3参照)とに位置変更自在にそれの左右両側から上
方に延出され、それら上方に延出された上端部同士を後
記操作レバー21により連結して、正面視においてほぼ
門型に支持されており、その支持構造について詳述すれ
ば(左右の支持構造が同一構成であるため、図では一方
の支持構造のみを示すとともに一方の支持構造のみを説
明する)、図1〜図7に示すように、前記エジェクター
手段9の吹き出し部9Aの左右両端それぞれの前壁面
(一方の前壁面のみ図示している)に、上下方向に長い
アーム部材13の下端に90°折り曲げ形成された取付
部13Aを複数のボルト14(図7参照)により連結
し、前記アーム部材13の上端と前記一方のケース5、
図では正面視において右側(後方)のケース5の横側壁
5Aの後端部に一端が水平軸芯X周りで揺動自在に取り
付けた揺動アーム18の他端とを補強を兼ねた角柱形状
の間隔調節部材17により連結している。又、装置側に
固定している上壁16に固設したブラケット19に水平
軸芯Y周りで揺動自在にピン20を介して操作レバー2
1を取り付け、この操作レバー21にピン25を介して
枢支連結された板状のほぼコの字状のストッパー22の
下端に付設したピン体23と前記アーム部材13の上端
に付設したピン体15とをコイルスプリング24により
連結している。前記吹き出し部9Aの前壁面に複数の螺
子孔9bを形成し、前記取付部13Aにボルト14が貫
通する貫通孔13aの複数を形成してあり、ボルト14
を貫通孔13aに貫通させた状態で螺子孔9bに螺合さ
せることにより、吹き出し部9Aと取付部13Aとを固
定することができるようにしている。又、前記操作レバ
ー21は、前記ブラケット19に枢支連結される第1枢
支部分26Aと、この第1枢支部分26Aに対して90
°位相がずれた位置にあり、かつ、前記ストッパー22
の上端にピン25を介して枢支連結された第2枢支部分
26Bと、前記第1枢支部分26A及び第2枢支部分2
6Bが互いに連結される基端部から延出され、かつ、操
作部を構成する棒状体27の両端が連結される延出部分
26Cとからなる両端部26,26(図では一方のみ示
している)と、前記棒状体27とから構成している。図
4に示す38,39は、前記両端部26とストッパー2
2の間を設定間隔に保持するためのカラーである。前記
エジェクター手段9の左右両端を揺動自在に支持するこ
とによって、一方のみを揺動自在に支持させるものに比
べて、揺動を安定よく行うことができる利点があるが、
一方のみを揺動自在に支持させたものでもよい。又、エ
ジェクター手段9を揺動支持させるものの他、ガイドレ
ール等により上下方向にスライド自在に支持させる場合
でもよい。
【0014】従って、例えば前記透明板A,Bの表面に
付着した塵埃等をタオル等により拭き取る場合には、図
2の状態において操作レバー21をそれの棒状体27を
握って水平軸芯Y周りで下方に揺動操作することによっ
て、図3に示すように、エジェクター手段9を透明板
A,B間から退避した退避位置に位置させることができ
るから、透明板A,B間にタオル等を容易に入り込ませ
ることができ、後方に位置する透明板Bの表面の塵埃等
を全面に渡って確実かつ容易に拭き取ることができるよ
うにしている。拭き取り後は、前記操作レバー21をそ
れの棒状体27を握ってストッパー22の上端面22A
が上壁16の表面16Aに接当する位置まで水平軸芯Y
周りで上方に揺動操作することによって、前記退避位置
に位置しているエジェクター手段9をそれの吹き出し部
9Aが透明板A,B間に入り込み、更にアーム部13が
上方向に揺動しようとするが、アーム部13の下端に取
付けられているピン体32の先端が固定部材29に取付
けられている受止部材31の凹部31Aに突き当たり、
それ以上にはアーム部13は上方向には上がれない。一
方、操作レバー21は、図3に示すように境界線Zにピ
ン25が差し掛かった時点が最上昇位置であることか
ら、前記境界線Zを越えて後側(図では右側)にピン2
5が位置すると、前記コイルスプリング24の付勢力が
ストッパー22の上端面22Aを上壁16の表面16A
に接当させる方向に作用することになり、前記境界線Z
を越えるまで、つまり境界線Zよりも前側(図では左
側)にピン25が位置している間は、操作レバー21を
下方に揺動する側にコイルスプリング24の付勢力が作
用するようになっている。又、前記のように揺動アーム
18を後方のケース5の横側壁5Aの後端部に枢支する
ことによって、大きな曲率半径で除去手段を一体揺動さ
せる構成にした場合には、その揺動に伴い前記連結ホー
ス9Cをそれのほぼ長手方向に沿って移動させることが
できるから、前記補助ケース12に形成の貫通孔12K
を連結ホース9Cの移動に係わらず縦(上下)方向に長
い長孔にする必要がなく、この貫通孔12Kから塵埃等
が補助ケース12外に排出されることがないようにして
いる。尚、前記透明体A,Bの裏面側はケース5に覆わ
れている為、塵埃等が付着しないのでタオル等により拭
き取る必要がない。
【0015】前記アーム部材13の取付部13Aに、図
6及び図7に示すように、前記吹き出し部9Aの他、取
付部材33を複数のビス34により固定している。つま
り、前記取付部材33に螺子孔33aを形成するととも
に、前記取付部13Aに複数のビス34を貫通可能な貫
通孔13bを形成して、貫通孔13bを貫通させたビス
34を螺子孔33aに螺合することにより、取付部材3
3を取付部13Aに固定することができる。前記取付部
材33には、装置側に固定された固定部材29に複数の
ビス30により固定された受止部材31に受け止められ
る接当部材としてのピン体32が取り付けられている。
又、図に示すように、前記ピン体32の下端に形成した
螺子部32Aに螺合するナット35を設けてあり、前記
取付部材33の下端に水平方向に突出形成されている突
出部33Tに形成の貫通孔33Aに前記ピン体32を下
端側から貫通させた後、ナット35を螺子部32Aに螺
合させることにより、ピン体32を取付部材33に固定
することができるようにしている。従って、前記のよう
に退避位置から除去可能位置に位置変更することによ
り、前記ピン体32の上端に備えさせた上端側ほど先細
りとなるほぼ円錐形となす先端部32Bが前記受止部材
31に形成のほぼ円錐形の凹部31Aにて受け止めるこ
とによって、エジェクター手段9を退避位置から上下位
置の異なる除去可能位置へ確実に上昇させて、除去手段
を的確に作動させることができながらも、エジェクター
手段9の水平方向、つまり前後左右方向の位置が所定位
置から少しずれた場合でも、エジェクター手段9の上昇
に伴ってピン体32の先端部32Bと受止部材31の上
方に向けて先細りとなる凹部31Aとが接当して、ピン
体32を凹部31Aの中央部に寄せることができ、エジ
ェクター手段9を水平方向においても位置修正すること
ができ、常に確実な除去作業を行うことができるように
している。そして、前記操作レバー21とアーム部材1
3との間にコイルスプリング24を介在させることによ
り、ストッパー22の上端面22Aが上壁16の表面1
6Aに接当する位置と、ピン体32の上端のほぼ円錐部
32Bが受止部材31のほぼ円錐形の凹部31Aに接当
する位置とを精度よく合致させていなくても、コイルス
プリング24が緩衝材となり、組付け精度を必要としな
い利点がある。前記コイルスプリング24に代えて、弾
性ゴム等でもよい。又、アームの除去可能位置の固定の
させ方も、前記の方法に限らず、例えば、アーム部材1
3又はそれに取付けられている部材に上限位置で突き当
たる他のもの(ピン体32に代わるもの)を形成又は取
付けて実施することもできる。
【0016】前記受止部材31に形成した凹部31Aの
上端中央部に上方に向けて該凹部31Aよりも小さな縦
向きの凹部31Bを形成することによって、上下方向の
空間31Kが形成されるようにしている。この凹部31
Bは、前記ピン体32の上端に異物や移動経路を外れた
粒状体が付着した場合でも、上下方向の空間31K内に
異物や粒状体を突出させて逃がすことによって、受止部
材31の凹部31Aとピン体32の上端との間に異物や
粒状体が挟まってエジェクター手段9が除去可能位置よ
りもその異物や粒状体の高さ分低くなることを確実に回
避することができるために形成したものであるが、凹部
31Bの形状及び大きさは、図に示されるものに限定さ
れるものではない。
【0017】前記受光検出手段4,4の近傍箇所にそれ
ぞれ、移動経路6に沿って移動する穀粒や異物に測定光
を照射するハロゲンランプや蛍光灯等からなる照射手段
36及び穀粒や異物の明るさの比較となるバックグラウ
ンド37を設けている。
【0018】前記ケース5を透明な部材で構成すること
によって、透明板A,Bを一体形成して実施してもよ
い。又、前記除去手段をエアにより除去するエジェクタ
ー手段9としたが、異物に接当させて異物等を除去する
接当手段で構成してもよい。又、前記エジェクター手段
9の位置変更を人為操作力で行うようにしたが、電動力
を用いてエジェクター手段9の位置変更を行うようにし
てもよい。又、前記透明板A,Bに塵埃等が付着したこ
とを検出するセンサ等を設けるとともに、そのセンサ等
からの情報に基づいて、清掃時期等を報知する報知手段
を設けて実施してもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、除去手段を透明体間
に一部又は全部が入り込んだ除去可能位置と透明体間か
ら退避した退避位置とに位置変更自在に構成することに
よって、除去可能位置では除去手段を透明体間に一部又
は全部が入り込んだ状態にして、異物等を確実に除去す
ることができるものでありながら、除去手段を回転させ
るものに比べて除去手段の位置を変更するだけの簡素な
構造にすることができるとともに、除去手段を退避位置
にすれば、透明体の清掃等を確実かつ容易に行えるので
ある。
【0020】請求項2によれば、照射手段、反射体、受
光検出手段を移動経路を挟んだ両側に配設したケースに
それぞれ収納し、一方のケースの部位のうちの他方のケ
ースから離間する端部側部位にほぼ水平軸芯周りで揺動
自在に取り付けた揺動部材の先端側に除去手段を一体揺
動自在に取り付けることによって、例えばガイド部材を
用いてスライドさせる構成の場合に発生する拗れ等がな
く、組付け精度をラフにしてもスムーズに位置変更操作
することができる利点がある。又、揺動部材の軸芯を他
方のケースから離間する端部側部位に設けることによっ
て、大きな曲率半径で除去手段を一体揺動させることが
でき、他物への干渉を回避し易い利点がある。従って、
使用面及び製作面において有利な粒状体選別装置とする
ことができる。
【0021】請求項3によれば、補助ケースを設けるこ
とによって、塵埃等が外部に排出されることを回避する
ことができる。又、請求項2のように大きな曲率半径で
除去手段を一体揺動させる構成にした場合には、その揺
動に伴い前記連結ホースをそれのほぼ長手方向に沿って
移動させることができるから、貫通孔を連結ホースの移
動を許容するために大きな長孔にする必要がなく、その
分、貫通孔から塵埃等が外部に排出されることを確実に
回避することができ、完成度の高い粒状体選別装置を得
ることができる。
【0022】請求項4によれば、除去手段が退避位置か
ら除去可能位置へ位置変更されたときに、除去手段に備
えさせた接当部材を受け止めて除去手段を除去可能位置
に位置決めするための受止部材を設け、接当部材に上端
側ほど先細りとなる先端部を備え、この接当部材の先細
りとなる先端部が入り込む凹部を前記受止部材にそれの
下端から上方に向けて先細りとなる形状で備えさせるこ
とによって、除去手段を退避位置から上下位置の異なる
除去可能位置へ確実に上昇させて、除去手段を的確に作
動させることができながらも、除去手段の水平方向、つ
まり前後左右方向の位置が所定位置から少しずれた場合
でも、除去手段の上昇に伴って接当部材の先細りとなる
先端部と受止部材の上方に向けて先細りとなる凹部とが
接当して、接当部材を凹部の中央部に寄せることがで
き、除去手段を水平方向においても位置修正することが
でき、常に確実な除去作業を行うことができ、信頼性の
高い粒状体選別装置とすることができる。
【0023】請求項5によれば、受止部材に形成した凹
部の上端中央部に上方に向けて凹部よりも小さな上下方
向の空間を形成することによって、例え接当部材の上端
に異物や移動経路を外れた粒状体が付着した場合でも、
上下方向の空間が異物や粒状体を上下方向の空間内に突
出させて逃がすための空間として機能させることができ
るから、受止部材の凹部と接当部材の上端との間に異物
や粒状体が挟まって除去手段が除去可能位置よりもその
異物や粒状体の高さ分低くなることを確実に回避するこ
とができ、トラブルの少ない粒状体選別装置とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒状体選別装置全体の一部を断面にした概略側
面図
【図2】エジェクター手段を除去可能位置に位置させた
状態を示す要部の縦断側面図
【図3】エジェクター手段を退避位置に位置させた状態
を示す要部の縦断側面図
【図4】エジェクター手段の片側の支持構造を示す概略
正面図
【図5】操作レバーの取付部を示す分解斜視図
【図6】エジェクター手段の除去可能位置への位置決め
手段を示す分解斜視図
【図7】エジェクター手段の除去可能位置への位置決め
手段を示す縦断正面図
【符号の説明】
1 タンク 2 シュート 3 振動供給樋 4 受光検出手段 5 ケース 5A 横側壁 6 移動経路 7 傾斜案内筒 7A 開口 8 収容体 9 エジェクター手段(除去手段) 9A 吹き出し部 9B 電磁弁 9C 連結ホース 9a 吹き出し口 9b 螺子孔 10 排出口 11 異物収納部 12 補助ケース 12A 傾斜ガイド面 12K 貫通孔 13 アーム部 13A 取付部 13a 貫通孔 13b 貫通孔 14 ボルト 15 ピン体 16 上壁 17 間隔調節部材 18 揺動アーム 19 ブラケット 20 ピン 21 操作レバー 22 ストッパー 22A 上端面 23 ピン体 24 コイルスプリング 25 ピン 26 両端部 26A 第1枢支部分 26B 第2枢支部分 26C 延出部分 27 棒状体 28 ピン 29 固定部材 30 ビス 31 受止部材 31A,31B 凹部 31K 空間 32 ピン体( 接当部材) 32A 螺子部 32B 先端部 33 取付部材 33A 貫通孔 33a 螺子孔 34 ビス 35 ナット 36 照射手段 37 バックグラウンド 38,39 カラー A,B 透明板 X,Y 水平軸芯 Z 境界線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雑賀 信男 和歌山県和歌山市黒田12番地 株式会社東 洋精米機製作所内 Fターム(参考) 2G059 AA05 BB09 BB11 CC20 DD12 EE01 EE02 KK01 MM05 NN01 NN07 3F079 AC13 AC14 BA06 CA44 CB25 CB31 CB36 CB38 CC03 DA06 DA12 EA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動経路に沿って移動する穀粒等の粒状
    体に測定光を照射する照射手段を設け、前記移動経路を
    挟んだ両側又は一方に、前記照射手段により照射した測
    定光を反射させるための反射体を設け、この反射体と対
    向位置する両側又は一方に、該照射手段により照射した
    測定光のうちの粒状体表面を反射した光又は粒状体を透
    過した光と前記反射体を反射した光とを受光する受光検
    出手段を設け、透明体を前記移動経路を挟んだ両側に設
    け、前記受光検出手段により検出された受光値と予め設
    定された設定値とを比較することにより粒状体が異物又
    は黒色粒であるか否かを判定する判定手段を設け、この
    判定手段により異物又は黒色粒であると判定された粒状
    体を除去する除去手段を前記一対の透明体間に一部が入
    り込んだ状態で設け、前記除去手段を前記透明体間に一
    部又は全部が入り込んだ除去可能位置とその位置から退
    避した退避位置とに位置変更自在に構成してなる粒状体
    選別装置。
  2. 【請求項2】 前記照射手段、反射体、受光検出手段を
    前記移動経路を挟んだ両側に配設したケースにそれぞれ
    収納し、前記一方のケースの部位のうちの前記他方のケ
    ースから離間する端部側部位にほぼ水平軸芯周りで揺動
    自在に取り付けた揺動部材の先端側に前記除去手段を一
    体揺動自在に取り付けてなる請求項1記載の粒状体選別
    装置。
  3. 【請求項3】 前記除去手段を前記ケースの下部に補助
    ケースにより取り囲み、前記除去手段を、エアを噴出し
    て粒状体を経路外に移動させるための吹き出し部と、こ
    の吹き出し部に加圧エアを供給する状態と供給しない状
    態とに切り替えるための電磁弁と、前記電磁弁へ前記補
    助ケースの外部に配設した加圧エア装置からの加圧エア
    を供給するために該電磁弁と加圧エア装置とを該補助ケ
    ースに形成の貫通孔を介して連結する連結ホースとから
    なる請求項1又は2記載の粒状体選別装置。
  4. 【請求項4】 前記除去手段が前記退避位置から除去可
    能位置へ位置変更されたときに、該除去手段に備えさせ
    た接当部材を受け止めて該除去手段を除去可能位置に位
    置決めするための受止部材を設け、前記接当部材に上端
    側ほど先細りとなる先端部を備え、この接当部材の先細
    りとなる先端部が入り込む凹部を前記受止部材にそれの
    下端から上方に向けて先細りとなる形状で備えさせてな
    る請求項1記載の粒状体選別装置。
  5. 【請求項5】 前記受止部材に形成した凹部の上端中央
    部に上方に向けて該凹部よりも小さな上下方向の空間を
    形成してなる請求項4記載の粒状体選別装置。
JP16602999A 1999-06-11 1999-06-11 粒状体選別装置 Expired - Fee Related JP3374785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602999A JP3374785B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 粒状体選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602999A JP3374785B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 粒状体選別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000354831A true JP2000354831A (ja) 2000-12-26
JP3374785B2 JP3374785B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=15823633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16602999A Expired - Fee Related JP3374785B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 粒状体選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374785B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6884956B2 (en) 2001-11-19 2005-04-26 Kabushiki Kaisha Yamamoto-Seisakusho Color-based sorting apparatus
CN107790405A (zh) * 2016-08-31 2018-03-13 合肥美亚光电技术股份有限公司 色选机及其喷阀组件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6884956B2 (en) 2001-11-19 2005-04-26 Kabushiki Kaisha Yamamoto-Seisakusho Color-based sorting apparatus
CN107790405A (zh) * 2016-08-31 2018-03-13 合肥美亚光电技术股份有限公司 色选机及其喷阀组件
CN107790405B (zh) * 2016-08-31 2019-04-30 合肥美亚光电技术股份有限公司 色选机及其喷阀组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3374785B2 (ja) 2003-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8136964B2 (en) Illuminated bollard for loading dock
JPH07503067A (ja) 積み重ねたふるいを用いる自動粒子サイズ・アナライザ
EP0852328A1 (en) Measuring instrument improving fittability and removability of hopper
JP2000354831A (ja) 粒状体選別装置
US20080247859A1 (en) Streamlined Pallet Handling Apparatus and Method
TWI294754B (en) Work inspection system
JP4733409B2 (ja) 粒状体選別装置
BRPI0716736B1 (pt) Dispositivo de caracterização da granulometria de pós e utilização do mesmo
US20150028064A1 (en) Method, baffle free angle adjustable apparatus and system for delivering dry bulk-free flowing material into a container
SU1605934A3 (ru) Устройство дл контрол полых стекл нных емкостей на дефекты в полости
JP2011088097A (ja) 色彩選別機
JP6279355B2 (ja) 組合せ秤
JP3288613B2 (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置
KR102044606B1 (ko) 기계식 및 전자식 겸용 중량 선별기
JP2979944B2 (ja) 振動部品選別装置
CN112722906A (zh) 料斗抑尘器
KR102654783B1 (ko) 전복선별 접시 유니트 및 이를 적용한 전복 선별기
JP2501710B2 (ja) 球状物の階級判別装置
JP3160684B2 (ja) 被測定物の品質測定装置
JP2011045886A (ja) 粒状体選別装置
JP2501745B2 (ja) 球状物の階級判別装置
CN218433262U (zh) 一种翻转送灯泡机构
JP3017480B1 (ja) 廃ガラスびんのサイズ選別装置
JPH08267020A (ja) 弾性ボール選別装置
CN217457618U (zh) 一种料层的报警控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees