JP2000353094A - 機器の故障診断装置及び方法 - Google Patents
機器の故障診断装置及び方法Info
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Abstract
の故障原因の究明を行うことを可能とする。 【解決手段】 機器の故障に対して当該機器の専門家の
知識に基づいて予め決められた機器の状態に関する質問
事項を出力すると共に、該質問事項に対する回答が入力
されると、この回答を機器の専門家の知識に従った推論
手法に基づいて処理することにより故障原因をその故障
確信度と共に診断結果として出力する故障原因推論手段
と、該故障原因推論手段から入力された前記質問事項及
び故障診断結果を外部に対して出力すると共に、質問事
項に対する回答が入力されると、該回答を故障原因推論
手段に出力する入出力部とを具備する。
Description
ン等の大型機器の故障診断に用いて好適な機器の故障診
断装置及び方法に関する。
故障した場合、当該機器の製造メーカあるいは当該機器
の使用者は、取扱説明書や結線図等の技術資料に基づい
て故障原因を究明し、修理することになる。この故障原
因の究明には、当該機器に対する高度の知識が不可欠で
あると共に、この高度の知識を有する専門家であっても
時間を要する作業である。特に、大型機器では、構成が
複雑化し構成要素の数が多くなるため、故障原因の究明
に極めて高度な専門知識と多大な労力が必要となる。ま
た、機器構成が大型化あるいは複雑化する程に、多くの
技術資料が存在することになり、その全てについて記載
事項を把握することは、極めて困難なことである。
ものであり、以下の点を目的とするものである。 (1)高度な専門知識を必要とすることなく、機器の故
障原因の究明を行うことを可能とする。 (2)機器の故障に関連する構成要素の技術情報の閲覧
を容易化する。
に、本発明では、機器の故障診断装置に係わる第1の手
段として、機器の故障に対して当該機器の専門家の知識
に基づいて予め決められた機器の状態に関する質問事項
を出力すると共に、該質問事項に対する回答が入力され
ると、この回答を機器の専門家の知識に従った推論手法
に基づいて処理することにより故障原因をその故障確信
度と共に診断結果として出力する故障原因推論手段と、
該故障原因推論手段から入力された前記質問事項及び故
障診断結果を外部に対して出力すると共に、質問事項に
対する回答が入力されると、該回答を故障原因推論手段
に出力する入出力部とを具備する手段を採用する。
手段として、上記第1の手段において、機器に関する技
術情報を記憶する技術情報記憶部を備え、入出力部に出
力された故障診断結果に対して故障原因を指示すると、
当該故障原因に関する技術情報を前記技術情報記憶部か
ら読み出して入出力部に出力するという手段を採用す
る。
2の手段において、入出力部は、機器の故障情報を入力
する機能並びに機器の診断すべき特定故障項目を出力す
る機能及びこの故障項目の診断指示を入力する機能を備
え、故障原因推論手段は、前記故障情報が入出力部から
入力されると、この故障情報に基づいて特定故障項目を
判断して入出力部に出力し、この特定故障項目に対して
入出力部から診断指示が入力されると、複数の故障項目
に係わる質問事項の中から前記特定故障項目の質問事項
を選択して入出力部に出力するという手段を採用する。
に係わる第1の手段として、機器の故障に対して、当該
機器の専門家の知識に基づいて予め決められた機器の状
態に関する質問事項を故障究明者に提供する工程と、故
障究明者から前記質問事項に対する回答が得られると、
この回答を機器の専門家の知識に基づく推論手法を用い
て処理することにより、故障原因の故障確信度を算出す
る工程と、前記故障原因と故障確信度とを故障診断結果
として故障究明者に提供する工程とを有する手段を採用
する。
して、上記第1の手段において、故障診断結果に対して
故障究明者から故障原因が指示されると、当該故障原因
に予め関連付けられた技術情報を技術情報記憶部から読
み出して故障究明者に提供する工程を有する手段を採用
する。
して、上記第1または第2の手段において、機器の故障
情報が故障究明者から提供されると、この故障情報に基
づいて診断すべき特定故障項目を判断して故障究明者に
提供する工程と、この特定故障項目に対して診断指示が
故障究明者から提供されると、複数の故障項目に係わる
質問事項の中から前記特定故障項目の質問事項を選択し
て故障究明者に提供する工程とを有する手段を採用す
る。
係わる機器の故障診断装置及び方法の一実施形態につい
て説明する。なお、本実施形態は、船舶用主機であるガ
スタービンエンジン(機器)の故障診断に本発明を適用
した場合に関するものである。
の機能構成を示すブロック図である。この図において、
符号Aは故障診断装置、Bは故障診断対象であるガスタ
ービンエンジンの制御装置(ガスタービンエンジン制御
装置)である。故障診断装置Aは、推論エンジン1(故
障原因推論手段)、技術情報記憶部2及び入出力部3等
から構成されるものである。
Aは、実体的にはパーソナルコンピュータ等の汎用コン
ピュータにガスタービンエンジン運転支援プログラムを
組み込んだものである。このガスタービンエンジン運転
支援プログラムは、上記推論エンジン1の機能及び技術
情報記憶部2から技術情報を検索して読み出す機能等を
含むものである。
ンジンの状態に関する質問事項をガスタービンエンジン
の故障項目毎に予め記憶し、質問事項に対する回答が入
出力部3から入力されると、この回答を所定の推論手法
に基づいて処理することにより、故障原因とその故障確
信度とを入出力部3に出力するものである。また、この
推論エンジン1は、ガスタービンエンジンの故障項目毎
にガスタービンエンジンを構成する複数の構成要素を故
障原因として記憶し、入出力部3からガスタービンエン
ジンの故障原因を特定するための故障情報が入力される
と、該故障情報に基づいて故障項目を特定し、入出力部
3に出力する。なお、この推論エンジン1の詳細につい
ては後述する。
ンエンジンの専門家の故障診断に関する知識に基づいて
予め決められたものであり、ガスタービンエンジンの各
種故障原因の何れかに対応する複数の項目から形成され
ている。すなわち、専門家の故障診断に関する知識に基
づいて、ガスタービンエンジンの複数の故障項目の各々
には、複数の故障原因が予め対応付けられており、ま
た、このような故障原因の各々には、1つあるいは複数
の質問事項が対応付けられている。また、推論エンジン
1の推論手法も、ガスタービンエンジンの専門家の故障
診断に関する知識に基づいて構成されたものである。
ンに係わる各種技術情報を記憶するものであり、入出力
部3から読出指示が入力されると、この読出指示に基づ
いて特定の技術情報を読み出して入出力部3に出力す
る。このような技術情報記憶部2には、技術情報とし
て、例えば当該ガスタービンエンジンの取扱説明書、各
構成要素の機能的な接続関係を示す機能ブロック図、各
構成要素間の実体配線を示す結線図等が記憶されてい
る。
等の表示装置及び該表示装置の画面に対するポインティ
ングデバイス(マウス等)から構成されるものである。
この入出力部3は、推論エンジン1から入力された上記
質問事項や推論結果及び技術情報記憶部2から入力され
た技術情報を表示装置に画面表示し、かつ、マウスを介
して使用者から入力された技術情報の表示指示を技術情
報記憶部2に出力すると共に質問事項に対する回答を推
論エンジン1に出力する。
Aの動作について、図2に示すフローチャートを参照し
て説明する。
は、制御装置Bが発する警報によってガスタービンエン
ジンの故障発生を認知すると、当該故障診断装置Aを起
動させる。このようにして起動すると、故障診断装置A
は、まず初期画面を入出力部3に表示させる(ステップ
S1)。使用者は、この初期画面に基づいて故障項目を
自ら特定するか、あるいは、当該故障診断装置Aによっ
て故障項目を特定するかの何れかを選択することができ
る(ステップS2)。
ンをクリックして故障診断装置Aに故障項目を特定させ
ることを選択した場合(Noの場合)、制御装置Bに備
えられた端末等を用いて故障情報を収集し、該故障情報
を入出力部3を操作することにより故障診断装置Aに入
力する(ステップS3)。通常、制御装置Bの端末に
は、ガスタービンエンジン各部に備えられた各センサの
検出値が表示されるようになっている。使用者は、この
ようなガスタービンエンジンの動作状態を示す各センサ
の検出値を故障情報として収集し、故障診断装置Aに入
力する。
て故障項目を特定し(ステップS4)、該故障項目を入
出力部3に表示させる(ステップS5)。例えば、ガス
タービンエンジンの1構成要素であるガスジェネレータ
の回転数が所定の限界値を超えていた場合、入出力部3
には、図3に示すように故障項目の一覧のうち、「ガス
ジェネレータ回転数過速度」の項目が点滅表示される。
このような入出力部3の表示に対して、使用者は、「ガ
スジェネレータ回転数過速度」の項目をマウスによって
クリックすることによって、故障原因を診断すべき故障
項目を選択指示する(ステップS6)。
を診断すべき故障項目が選択指示されると、推論エンジ
ン1は、使用者によって先に指示された故障項目に基づ
いて故障原因の抽出し(ステップS7)、また該故障原
因がどの程度確からしいかを示す故障確信度を推論的に
算出する(ステップS8)。
ェネレータ回転数過速度」という故障項目に対して、予
め記憶されたガスタービンエンジンの各構成要素のう
ち、ガスジェネレータ回転数に関連するガスタービンエ
ンジンの構成要素を故障原因として抽出する。通常、ガ
スジェネレータ回転数に関連するガスタービンエンジン
の構成要素は複数存在するので、上記故障原因として複
数の構成要素が抽出される。推論エンジン1は、このよ
うな複数の故障原因に対して、上記故障情報を専門家の
知識に従った推論手法に基づいて処理することにより、
各々の故障確信度を仮計算する。なお、説明の都合上、
この故障確信度の詳細な算出手順については、後述する
ものとする。
原因に対する故障確信度の仮計算が終了すると、各故障
原因の故障確信度と共に、1つあるいは複数の質問事項
を入出力部3に出力して表示させる(ステップS9)。
この質問事項は、ガスタービンエンジンの専門家の知識
に基づいて予め決められたものであり、通常、複数の項
目に亘る。また、この質問事項は、上記ガスジェネレー
タ回転数の過速度という故障項目の故障原因を特定する
に際して、専門家が確認する事項でもある。
の専門家の知識に基づいて予め決められた質問事項を故
障項目毎に記憶しており、上記ステップS6における故
障項目の指示情報に基づいて「ガスジェネレータ回転数
過速度」に対応する質問事項を選択し、入出力部3に出
力する。入出力部3は、このような質問事項と仮算出さ
れた各故障原因の故障確信度とを1画面に一覧表示す
る。図4は、この質問事項と各故障原因の故障確信度の
表示例である。
使用者は、「はい(yes)」、「いいえ(no)」あるい
は「不明(unk)」の操作ボタン(ラジオボタン)をマ
ウスを用いて選択することにより回答する(ステップS
10)。そして、この回答結果は、入出力部3から推論エ
ンジン1に入力される。推論エンジン1は、この回答結
果に基づいて各故障原因の故障確信度を再計算する。
障原因の推定処理の詳細について、図5に示すフローチ
ャート及び図6,図7に示す説明図を参照して説明す
る。なお、以下の説明では、故障原因として図4に示し
た制御モジュールの故障確信度の計算を一例として説明
する。
入力された各質問事項の回答(実回答)をメンバーシッ
プ関数に当てはめることによって類似度を算出する(ス
テップS110)。この類似度は、模範回答である教師回
答に対する類似程度を示す量である。また、上記メンバ
ーシップ関数は、推論エンジン1内に複数記憶されてお
り、ガスタービンエンジンの専門家の知識に基づいて何
れかが各質問事項に対応付けられるようになっている。
に4形態のメンバーシップ関数a〜dが推論エンジン1
内に記憶されており、どのメンバーシップ関数をどの質
問事項に対応させるかが専門家の知識に基づいて予め決
められている。すなわち、各々の質問事項には、「n
o」→「unk」→「yes」の順で類似度が折線状に
増加するメンバーシップ関数a,b及び「no」→「u
nk」→「yes」の順で類似度が折線状に減少するメ
ンバーシップ関数c,dのうち何れかが関連付けられて
いる。推論エンジン1は、このようにして一義的に対応
関係が決定されているメンバーシップ関数に実回答の内
容を当てはめることにより類似度を算出する。
に対応付けられた質問事項(質問番号Q3,Q8,Q1
0)の実回答に基づく故障確信度の具体的計算例を示す
ものである。この場合、質問番号Q4の質問事項にはメ
ンバーシップ関数cが、質問番号Q8,Q10にはメン
バーシップ関数aがそれぞれ対応付けられている。な
お、これらの図及び以下の説明では、実回答及び教師回
答共に、回答内容を数値として表現している。すなわ
ち、「yes」を1に、「no」を2に、また「un
k」を3に対応させて示している。
実回答「yes」に対する類似度が0.01、「un
k」に対する類似度が0.10、「no」に対する類似
度が1.00になっている。また、質問番号Q4の質問
事項の場合、実回答「yes」に対する類似度が1.0
0、「unk」に対する類似度が0.10、「no」に
対する類似度が0.01にそれぞれなっている。
エンジン1は、教師回答に基づいて教師信号を生成する
(ステップS111)。この教師回答は、質問事項に対す
る模範回答つまり故障原因を100%の故障確信度で特
定する場合の回答であり、専門家が間違いなく「ガスジ
ェネレータ回転数過速度」に対する故障原因であると断
定する回答である。例えば、実回答が教師回答と同一の
場合には、複数の故障原因のうち何れかが100%の故
障確信度で特定される。
て教師回答を以下のルールに基づいて処理することによ
り、実回答の「yes」,「no」あるいは「unk」
の何れかの類似度を選択し、かつ、この類似度に貢献度
を乗算した値を教師信号とする。すなわち、教師回答が
「yes=1」の場合は該教師回答に同様な実回答「y
es=1」の類似度が、教師回答が「no=2」の場合は
実回答「no=2」の類似度が、教師回答が「unk=
3」の場合は実回答「unk=3」の類似度がそれぞれ
選択される。
に貢献度を乗算することによって教師信号が算出され
る。この貢献度は、専門家の知識に基づいて各質問事項
毎に予め決定された0〜1の範囲内の係数であり、質問
事項が故障原因に対してどの程度の結合強度を有するか
を示す値である。なお、本実施形態では、演算処理の都
合上、教師回答に基づいて選択された類似度に0.01
を補正係数として乗算した値を教師信号としている。
いては、教師回答が2(no)なので、実回答「no」
の類似度である1.00に貢献度の0.1を乗算し、さ
らに補正係数である0.01を乗算した値つまり0.0
01が教師信号となる。質問番号Q8については、教師
回答が1(yes)なので、実回答「yes」の類似度
である1.00に貢献度の1.0を乗算し、さらに補正
係数である0.01を乗算した値つまり0.01が教師
信号となる。また、質問番号Q10については、教師回
答が1(yes)なので、実回答「yes」の類似度で
ある1.00に貢献度の0.1を乗算し、さらに補正係
数である0.01を乗算した値つまり0.001が教師
信号となる。
質問事項に対して教師信号を算出すると、続いて類似度
(すなわち実回答)に基づく出力信号を算出する(ステ
ップS112)。なお、この出力信号の算出は、上記教師
信号の場合と同様である。
答が3(unk)なので、当該実回答の類似度である
0.1に貢献度の0.1を乗算し、さらに補正係数であ
る0.01を乗算した値つまり0.0001が出力信号
となる。質問番号Q8については、実回答が3(un
k)なので、当該実回答の類似度である0.1に貢献度
の1.0を乗算し、さらに補正係数である0.01を乗
算した値つまり0.001が出力信号となる。また、質
問番号Q10については、実回答が3(unk)なの
で、当該実回答の類似度である0.1に貢献度の0.1
を乗算し、さらに補正係数である0.01を乗算した値
つまり0.0001が出力信号となる。
力信号を算出すると、推論エンジン1は、故障原因とし
ての制御モジュールについてパターン適合度を算出する
(ステップS113)。すなわち、まず各質問番号Q3,
Q8,Q10の質問事項について、各出力信号の総和S
と各教師信号の総和Kがそれぞれ算出される。具体的に
は、図6に示すように各出力信号の総和Sは0.001
20と算出され、各教師信号の総和Kは0.01200
と計算される。そして、総和Sを総和Kで除算すること
によってパターン適合度が0.100と計算される。
答と貢献度とに基づいて算出された値であり、一方、出
力信号は使用者による実回答と貢献度とに基づいて算出
された値である。すなわち、このパターン適合度は、実
回答に基づいて推論的に求められて出力信号が教師信号
に対して比較した量である。
モジュールのパターン適合度を算出すると、このパター
ン適合度を強調するために二乗し(ステップS114)、
この二乗値の総和Spを算出する(ステップS115)。そ
して、推論エンジン1は、全ての故障原因について算出
された各パターン適合度の二乗値の総和Stによって除
算することにより、制御モジュールの故障確信度を算出
する(ステップS116)。このようにして算出される故
障確信度は、全ての故障原因に対する制御モジュールの
パターン適合度の占有率(%)を示すものである。
因の故障確信度を再計算すると、推論エンジン1は、当
該故障確信度を入出力部3に出力し、上記図4と同様の
画面構成で故障確信度を再表示させる(ステップS1
2)。使用者は、この故障確信度を確認することによっ
て、故障原因を判断することができる。
因(例えば装置名称)をマウスによって選択指定すると
(ステップS13)、故障診断装置Aは、当該選択した故
障原因に関連する技術資料を入出力部3に表示させる
(ステップS14)。すなわち、この故障診断画面の各故
障原因は、HTML(Hyper Text Markup Language)等
のハイパーリンク技術に基づいて特定の技術資料との対
応関係が予め設定されている。したがって、使用者は、
故障診断画面から速やかに所望の技術資料を閲覧参照す
ることができる。
が自ら故障項目を特定することを選択した場合(Yes
の場合)、故障診断装置Aは、図3に示したような故障
項目の一覧を入出力部3に表示させる(ステップS1
5)。この場合、使用者は、制御装置Bの端末に表示さ
れる故障情報に基づいて自ら故障個所を判断する。そし
て、入出力部3の故障項目の一覧表示に対して、自らが
判断した故障項目をマウスを用いてクリックすることに
より、故障原因を診断すべき故障項目を選択指示するこ
とになる(ステップS16)。
信度が百分率(%)表示されるので、故障の可能性が最
もある故障原因を容易に特定することができる。したが
って、ガスタービンエンジンについて高度の知識を必要
とすることなく、故障原因を特定することができる。ま
た、故障原因に対応する技術情報を容易かつ速やかに参
照することができるので、ガスタービンエンジンの故障
に対して速やかな対応を取ることができる。
器の故障診断装置及び方法によれば、以下のような効果
を奏する。 (1)請求項1あるいは請求項4記載の発明によれば、
質問事項の回答に基づいて故障原因の故障確信度が自動
的に計算されて入出力部に出力されるので、高度な専門
知識を必要とすることなく、機器の故障原因を究明する
ことが可能である。 (2)請求項2あるいは請求項5記載の発明によれば、
故障原因に関連する技術情報を容易に閲覧することがで
きる。 (3)請求項3あるいは請求項6記載の発明によれば、
故障情報に基づいて複数の故障項目の中から特定故障項
目が自動的に選択されるので、機器に対して高度な専門
知識を必要とすることなく、特定故障項目に対する故障
原因の究明を行うことができる。
装置の機能構成を示すブロック図である。
装置の全体動作を示すフローチャートである。
示される故障項目の特定画面を示す説明図である。
示される質問事項及び故障原因の故障確信度の表示画面
を示す説明図である。
による故障原因の推定処理を示すフローチャートであ
る。
による故障原因の推定処理を補足説明する説明図であ
る。
定処理に共されるメンバーシップ関数の形態を示す特性
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 機器の故障に対して当該機器の専門家の
知識に基づいて予め決められた機器の状態に関する質問
事項を出力すると共に、該質問事項に対する回答が入力
されると、この回答を機器の専門家の知識に従った推論
手法に基づいて処理することにより故障原因をその故障
確信度と共に診断結果として出力する故障原因推論手段
(1)と、 該故障原因推論手段から入力された前記質問事項及び故
障診断結果を外部に対して出力すると共に、質問事項に
対する回答が入力されると、該回答を故障原因推論手段
に出力する入出力部(3)と、 を具備することを特徴とする機器の故障診断装置。 - 【請求項2】 機器に関する技術情報を記憶する技術情
報記憶部(2)を備え、入出力部に出力された故障診断
結果に対して故障原因を指示すると、当該故障原因に関
する技術情報を前記技術情報記憶部から読み出して入出
力部に出力することを特徴とする請求項1記載の機器の
故障診断装置。 - 【請求項3】 入出力部は、機器の故障情報を入力する
機能並びに機器の診断すべき特定故障項目を出力する機
能及びこの故障項目の診断指示を入力する機能を備え、
故障原因推論手段は、前記故障情報が入出力部から入力
されると、この故障情報に基づいて特定故障項目を判断
して入出力部に出力し、この特定故障項目に対して入出
力部から診断指示が入力されると、複数の故障項目に係
わる質問事項の中から前記特定故障項目の質問事項を選
択して入出力部に出力することを特徴とする請求項1ま
たは2記載の機器の故障診断装置。 - 【請求項4】 機器の故障に対して、当該機器の専門家
の知識に基づいて予め決められた機器の状態に関する質
問事項を故障究明者に提供する工程と、 故障究明者から前記質問事項に対する回答が得られる
と、この回答を機器の専門家の知識に基づく推論手法を
用いて処理することにより、故障原因の故障確信度を算
出する工程と、 前記故障原因と故障確信度とを故障診断結果として故障
究明者に提供する工程と、 を有することを特徴とする機器の故障診断方法。 - 【請求項5】 故障診断結果に対して故障究明者から故
障原因が指示されると、当該故障原因に予め関連付けら
れた技術情報を技術情報記憶部(2)から読み出して故
障究明者に提供する工程を有することを特徴とする請求
項4記載の機器の故障診断方法。 - 【請求項6】 機器の故障情報が故障究明者から提供さ
れると、この故障情報に基づいて診断すべき特定故障項
目を判断して故障究明者に提供する工程と、この特定故
障項目に対して診断指示が故障究明者から提供される
と、複数の故障項目に係わる質問事項の中から前記特定
故障項目の質問事項を選択して故障究明者に提供する工
程と、 を有することを特徴とする請求項4または5記載の機器
の故障診断方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16443099A JP2000353094A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 機器の故障診断装置及び方法 |
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