JP2000352756A - カメラのデータ写し込み装置 - Google Patents
カメラのデータ写し込み装置Info
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- JP2000352756A JP2000352756A JP11162665A JP16266599A JP2000352756A JP 2000352756 A JP2000352756 A JP 2000352756A JP 11162665 A JP11162665 A JP 11162665A JP 16266599 A JP16266599 A JP 16266599A JP 2000352756 A JP2000352756 A JP 2000352756A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】発光手段からの光束をフィルム上に結像させる
結像レンズをフィルムに対して傾けて設置することによ
り、簡単な構造でカメラ寸法を大型化させることなく設
置することができるカメラのデータ写し込み装置を提供
する。 【解決手段】ＬＥＤ４８からの光束をフィルム上に結像
させる結像レンズ５０をフィルム４４に対して傾けて設
置する。これにより、簡単な構造でカメラ寸法を大型化
させることなくデータ写し込み装置４０を設置すること
ができる。
結像レンズをフィルムに対して傾けて設置することによ
り、簡単な構造でカメラ寸法を大型化させることなく設
置することができるカメラのデータ写し込み装置を提供
する。 【解決手段】ＬＥＤ４８からの光束をフィルム上に結像
させる結像レンズ５０をフィルム４４に対して傾けて設
置する。これにより、簡単な構造でカメラ寸法を大型化
させることなくデータ写し込み装置４０を設置すること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに日付等
の情報を写し込むカメラのデータ写し込み装置に関す
る。
の情報を写し込むカメラのデータ写し込み装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のデータ写し込み装置とし
ては、縦に並べた複数個の発光素子をフィルムの走行に
同期させて選択的に発光させ、この発光素子からの光束
を光学系を介してフィルム上に結像させることにより、
撮影日時等の撮影データをフィルム上に写し込む装置が
知られている。
ては、縦に並べた複数個の発光素子をフィルムの走行に
同期させて選択的に発光させ、この発光素子からの光束
を光学系を介してフィルム上に結像させることにより、
撮影日時等の撮影データをフィルム上に写し込む装置が
知られている。
【０００３】しかしながら、従来のデータ写し込み装置
は、発光素子が実装された基板をアパーチャの近傍に配
設するようにしていたため、この基板の配設に必要な空
間をアパーチャの近傍に確保しなければならず、カメラ
の寸法、特に横方向での寸法が大型化するという問題が
あった。このような問題を解決すべく、特開平７−２９
５０６１号公報に開示されたデータ写し込み装置では、
カメラのスプール室と撮影光路の間にデータ写し込み光
路を形成し、そのデータ写し込み光路の一端部をフィル
ムに臨ませ、他端部に発光素子が実装された基板を配置
するようにしている。そして、この特開平７−２９５０
６１号公報に開示されたデータ写し込み装置では、カメ
ラ内部の更なる省スペース化を図るために、発光素子か
らの光束をミラー及びプリズムを用いて複数回屈折させ
ることにより、データ写し込み光路をスプール室の湾曲
した壁面に沿って配置するようにしている。
は、発光素子が実装された基板をアパーチャの近傍に配
設するようにしていたため、この基板の配設に必要な空
間をアパーチャの近傍に確保しなければならず、カメラ
の寸法、特に横方向での寸法が大型化するという問題が
あった。このような問題を解決すべく、特開平７−２９
５０６１号公報に開示されたデータ写し込み装置では、
カメラのスプール室と撮影光路の間にデータ写し込み光
路を形成し、そのデータ写し込み光路の一端部をフィル
ムに臨ませ、他端部に発光素子が実装された基板を配置
するようにしている。そして、この特開平７−２９５０
６１号公報に開示されたデータ写し込み装置では、カメ
ラ内部の更なる省スペース化を図るために、発光素子か
らの光束をミラー及びプリズムを用いて複数回屈折させ
ることにより、データ写し込み光路をスプール室の湾曲
した壁面に沿って配置するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
７−２９５０６１号公報に開示されたデータ写し込み装
置のようにミラーやプリズム等を用いると、部品点数が
多くなるとともに構造が複雑になるという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡
単な構造でカメラ寸法を大型化させることなく設置する
ことができるカメラのデータ写し込み装置を提供するこ
とを目的とする。
７−２９５０６１号公報に開示されたデータ写し込み装
置のようにミラーやプリズム等を用いると、部品点数が
多くなるとともに構造が複雑になるという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡
単な構造でカメラ寸法を大型化させることなく設置する
ことができるカメラのデータ写し込み装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
前記目的を達成するために、複数の発光点が並んで配置
された発光手段と、該発光手段からの光束をフィルム上
に結像させる結像レンズとからなり、前記発光手段は、
前記フィルムの走行に同期して前記各発光点を発光制御
することにより、前記フィルム上にデータを写し込むカ
メラのデータ写し込み装置において、前記結像レンズを
前記フィルムに対して傾けて設置したことを特徴とす
る。
前記目的を達成するために、複数の発光点が並んで配置
された発光手段と、該発光手段からの光束をフィルム上
に結像させる結像レンズとからなり、前記発光手段は、
前記フィルムの走行に同期して前記各発光点を発光制御
することにより、前記フィルム上にデータを写し込むカ
メラのデータ写し込み装置において、前記結像レンズを
前記フィルムに対して傾けて設置したことを特徴とす
る。
【０００６】請求項１に係る発明によれば、結像レンズ
をフィルムに対して傾けて設置することにより、カメラ
の横方向の寸法を縮小化することができる。また、請求
項３に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の
発光点が並んで配置された発光手段と、該発光手段から
の光束をフィルム上に結像させる結像レンズとからな
り、前記発光手段は、前記フィルムの走行に同期して前
記各発光点を発光制御することにより、前記フィルム上
にデータを写し込むカメラのデータ写し込み装置におい
て、前記発光手段に対して前記結像レンズをずらして設
置したことを特徴とする。
をフィルムに対して傾けて設置することにより、カメラ
の横方向の寸法を縮小化することができる。また、請求
項３に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の
発光点が並んで配置された発光手段と、該発光手段から
の光束をフィルム上に結像させる結像レンズとからな
り、前記発光手段は、前記フィルムの走行に同期して前
記各発光点を発光制御することにより、前記フィルム上
にデータを写し込むカメラのデータ写し込み装置におい
て、前記発光手段に対して前記結像レンズをずらして設
置したことを特徴とする。
【０００７】請求項３に係る発明によれば、カメラ内部
に生じているデッドスペースに結像レンズをずらして設
置することができ、これにより、カメラの横方向の寸法
を縮小化することができる。また、請求項５に係る発明
は、前記目的を達成するために、複数の発光点が並んで
配置された発光手段と、該発光手段からの光束をフィル
ム上に結像させる結像レンズとからなり、前記発光手段
は、前記フィルムの走行に同期して前記各発光点を発光
制御することにより、前記フィルム上にデータを写し込
むカメラのデータ写し込み装置において、前記発光手段
を前記フィルムに対して傾けて設置したことを特徴とす
る。
に生じているデッドスペースに結像レンズをずらして設
置することができ、これにより、カメラの横方向の寸法
を縮小化することができる。また、請求項５に係る発明
は、前記目的を達成するために、複数の発光点が並んで
配置された発光手段と、該発光手段からの光束をフィル
ム上に結像させる結像レンズとからなり、前記発光手段
は、前記フィルムの走行に同期して前記各発光点を発光
制御することにより、前記フィルム上にデータを写し込
むカメラのデータ写し込み装置において、前記発光手段
を前記フィルムに対して傾けて設置したことを特徴とす
る。
【０００８】請求項１に係る発明によれば、発光手段を
フィルムに対して傾けて設置することにより、カメラの
横方向の寸法を縮小化することができる。
フィルムに対して傾けて設置することにより、カメラの
横方向の寸法を縮小化することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るカメラのデータ写し込み装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図１は、本発明に係るデータ写し込
み装置を内蔵したカメラ１０の正面図である。同図に示
すように、カメラ本体１２の前面中央部には撮影レンズ
１４が設けられており、該撮影レンズ１４の上方には図
中左から順にＡＦ窓１６、測光窓１８、ファインダ２
０、ストロボ発光部２２が設けられている。また、カメ
ラ本体１２の上面部にはシャッターボタン２４が設けら
れている。
係るカメラのデータ写し込み装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図１は、本発明に係るデータ写し込
み装置を内蔵したカメラ１０の正面図である。同図に示
すように、カメラ本体１２の前面中央部には撮影レンズ
１４が設けられており、該撮影レンズ１４の上方には図
中左から順にＡＦ窓１６、測光窓１８、ファインダ２
０、ストロボ発光部２２が設けられている。また、カメ
ラ本体１２の上面部にはシャッターボタン２４が設けら
れている。
【００１０】図２は、図１で示したカメラの背面斜視図
である。同図に示すように、カメラ本体１２の背面部に
は、フィルム圧板２６を備えた裏蓋２８が開閉自在に設
けられている。この裏蓋２８を開けたカメラ本体１２の
内部には、図中左側にフィルムカートリッジ（フィルム
パトローネ）が収納されるカートリッジ室３０が設けら
れている。また、図中右側には内部にスプール３２を有
するスプール室３４が設けられており、このスプール室
３４と前記カートリッジ室３０との間に撮影光路遮光筒
３６が設けられている。
である。同図に示すように、カメラ本体１２の背面部に
は、フィルム圧板２６を備えた裏蓋２８が開閉自在に設
けられている。この裏蓋２８を開けたカメラ本体１２の
内部には、図中左側にフィルムカートリッジ（フィルム
パトローネ）が収納されるカートリッジ室３０が設けら
れている。また、図中右側には内部にスプール３２を有
するスプール室３４が設けられており、このスプール室
３４と前記カートリッジ室３０との間に撮影光路遮光筒
３６が設けられている。
【００１１】前記スプール室３４と撮影光路遮光筒３６
の間には、図３に示すように、撮影光軸とほぼ平行な方
向に延びる空間３８が形成されている。そして、この空
間３８に本実施の形態のデータ写し込み装置４０が設け
られている。このデータ写し込み装置４０は、次のよう
に構成されている。図３に示すように、前記空間３８の
後端部には孔４２が形成されており、該孔４２はフィル
ム圧板２６上のフィルム４４に臨んで形成されている。
一方、この空間３８の前端部には、基板４６が固定され
ている。この基板４６には複数個（例えば７個）のＬＥ
Ｄ４８（発光手段）が実装されており、該ＬＥＤ４８は
フィルム４４の走行方向と直行する方向に一列に並べら
れて配設されている。このＬＥＤ４８は、フィルム４４
上に写し込むための撮影データを形成する光束を照射
し、該ＬＥＤ４８から照射された光束は、空間３８内に
設けられた結像レンズ５０を介して前記孔４２からフィ
ルム４４に到達する。
の間には、図３に示すように、撮影光軸とほぼ平行な方
向に延びる空間３８が形成されている。そして、この空
間３８に本実施の形態のデータ写し込み装置４０が設け
られている。このデータ写し込み装置４０は、次のよう
に構成されている。図３に示すように、前記空間３８の
後端部には孔４２が形成されており、該孔４２はフィル
ム圧板２６上のフィルム４４に臨んで形成されている。
一方、この空間３８の前端部には、基板４６が固定され
ている。この基板４６には複数個（例えば７個）のＬＥ
Ｄ４８（発光手段）が実装されており、該ＬＥＤ４８は
フィルム４４の走行方向と直行する方向に一列に並べら
れて配設されている。このＬＥＤ４８は、フィルム４４
上に写し込むための撮影データを形成する光束を照射
し、該ＬＥＤ４８から照射された光束は、空間３８内に
設けられた結像レンズ５０を介して前記孔４２からフィ
ルム４４に到達する。
【００１２】ここで、前記結像レンズ５０は、図３に示
すように、フィルム４４に対して所定角度傾けられて設
置されており、その一端が前記スプール室３４の湾曲し
た壁面３４ａによって画成される断面略三角形状の空間
３８ａに入り込むような形で配置されている。前記ＬＥ
Ｄ４８から照射された光束は、この結像レンズ５０を通
過することにより、前記孔４２を介してフィルム４４上
に結像される。
すように、フィルム４４に対して所定角度傾けられて設
置されており、その一端が前記スプール室３４の湾曲し
た壁面３４ａによって画成される断面略三角形状の空間
３８ａに入り込むような形で配置されている。前記ＬＥ
Ｄ４８から照射された光束は、この結像レンズ５０を通
過することにより、前記孔４２を介してフィルム４４上
に結像される。
【００１３】また、前記各ＬＥＤ４８は、図示しない制
御装置によって点滅のタイミングが制御されており、該
制御装置は、撮影日時等のフィルム４４に記録されるべ
き撮影データに応じたタイミングで各ＬＥＤ４８をフィ
ルム４４の走行に同期させて発光させる。前記のごとく
構成された本実施の形態のデータ写し込み装置４０の作
用は次のとおりである。
御装置によって点滅のタイミングが制御されており、該
制御装置は、撮影日時等のフィルム４４に記録されるべ
き撮影データに応じたタイミングで各ＬＥＤ４８をフィ
ルム４４の走行に同期させて発光させる。前記のごとく
構成された本実施の形態のデータ写し込み装置４０の作
用は次のとおりである。
【００１４】一駒の撮影が終了し、フィルム４４の巻き
上げが進行すると、制御装置は、そのフィルム４４の走
行に同期させて各ＬＥＤ４８を所定のタイミングで点滅
させ、結像レンズ５０及び孔４２を介して、フィルム４
４に向けてマトリックス状に撮影データを形成する光束
を投光する。投光された光束は、結像レンズ５０を通過
することにより前記フィルム４４上に結像され、この結
果、フィルム４４上に所定の撮影データが写し込まれ
る。なお、この制御装置による光束を投光のタイミング
は、記録されるべき撮影データの長さに応じて、その撮
影データが撮影画面の所定の位置（たとえば、右下隅）
に写し込まれるべく制御される。
上げが進行すると、制御装置は、そのフィルム４４の走
行に同期させて各ＬＥＤ４８を所定のタイミングで点滅
させ、結像レンズ５０及び孔４２を介して、フィルム４
４に向けてマトリックス状に撮影データを形成する光束
を投光する。投光された光束は、結像レンズ５０を通過
することにより前記フィルム４４上に結像され、この結
果、フィルム４４上に所定の撮影データが写し込まれ
る。なお、この制御装置による光束を投光のタイミング
は、記録されるべき撮影データの長さに応じて、その撮
影データが撮影画面の所定の位置（たとえば、右下隅）
に写し込まれるべく制御される。
【００１５】ところで、本実施の形態のデータ写し込み
装置４０では、結像レンズ５０がフィルム４４に対して
所定角度傾けられて設置されている。これにより、フィ
ルム４４に写し込む撮影データの像に多少の歪が生じる
ことがあるが、撮影日時等の撮影データゆえ、多少の像
の歪みは問題とならない。一方、このように結像レンズ
５０を傾けて設置することにより、狭小なスペースであ
ってもデータ写し込み装置を設置することができるよう
になる。また、このように結像レンズ５０を傾けて設置
することにより、スプール室３４の湾曲した壁面３４ａ
によって画成される空間３８ａに結像レンズ５０を配置
することができるようになり、デッドスペースを有効に
利用してコンパクトな配置とすることができるようにな
る。
装置４０では、結像レンズ５０がフィルム４４に対して
所定角度傾けられて設置されている。これにより、フィ
ルム４４に写し込む撮影データの像に多少の歪が生じる
ことがあるが、撮影日時等の撮影データゆえ、多少の像
の歪みは問題とならない。一方、このように結像レンズ
５０を傾けて設置することにより、狭小なスペースであ
ってもデータ写し込み装置を設置することができるよう
になる。また、このように結像レンズ５０を傾けて設置
することにより、スプール室３４の湾曲した壁面３４ａ
によって画成される空間３８ａに結像レンズ５０を配置
することができるようになり、デッドスペースを有効に
利用してコンパクトな配置とすることができるようにな
る。
【００１６】このように、本実施の形態のデータ写し込
み装置４０によれば、結像レンズ５０をフィルム４４に
対して傾けるという簡単な構造でカメラ寸法、とくに横
方向の寸法を大型化させることなくデータ写し込み装置
５０を設置することができる。また、デッドスペースを
有効に利用してデータ写し込み装置を配置することがで
きるようになる。
み装置４０によれば、結像レンズ５０をフィルム４４に
対して傾けるという簡単な構造でカメラ寸法、とくに横
方向の寸法を大型化させることなくデータ写し込み装置
５０を設置することができる。また、デッドスペースを
有効に利用してデータ写し込み装置を配置することがで
きるようになる。
【００１７】図４は、本発明に係るデータ写し込み装置
の第２の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、
上述した第１の実施の形態と同一又は類似部材には同一
符号が付されている。同図に示すように、第２の実施の
形態のデータ写し込み装置は、結像レンズ５０がＬＥＤ
４８に対して所定量ずらして設置されている。すなわ
ち、第２の実施の形態のデータ写し込み装置では、結像
レンズ５０の光軸Ｌが、ＬＥＤ４８からフィルム４４に
下ろした垂線Ｓに対して所定距離ｄの位置に位置するよ
うに結像レンズ５０が配置されている。
の第２の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、
上述した第１の実施の形態と同一又は類似部材には同一
符号が付されている。同図に示すように、第２の実施の
形態のデータ写し込み装置は、結像レンズ５０がＬＥＤ
４８に対して所定量ずらして設置されている。すなわ
ち、第２の実施の形態のデータ写し込み装置では、結像
レンズ５０の光軸Ｌが、ＬＥＤ４８からフィルム４４に
下ろした垂線Ｓに対して所定距離ｄの位置に位置するよ
うに結像レンズ５０が配置されている。
【００１８】また、そのようにＬＥＤ４８に対して所定
量ずらして設置された結像レンズ５０は、その一端が前
記スプール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成さ
れる断面略三角形状の空間３８ａに入り込むような形で
配置されている。以上のように結像レンズ５０をＬＥＤ
４８に対して所定量ずらして設置することにより、スプ
ール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成される空
間３８ａに結像レンズ５０を配置することができるよう
になり、デッドスペースを有効に利用してデータ写し込
み装置を配置することができるようになる。
量ずらして設置された結像レンズ５０は、その一端が前
記スプール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成さ
れる断面略三角形状の空間３８ａに入り込むような形で
配置されている。以上のように結像レンズ５０をＬＥＤ
４８に対して所定量ずらして設置することにより、スプ
ール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成される空
間３８ａに結像レンズ５０を配置することができるよう
になり、デッドスペースを有効に利用してデータ写し込
み装置を配置することができるようになる。
【００１９】図５は、本発明に係るデータ写し込み装置
の第３の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、
上述した第１の実施の形態と同一又は類似部材には同一
符号が付されている。同図に示すように、第３の実施の
形態のデータ写し込み装置は、ＬＥＤ４８が実装された
基板４６がフィルム４４に対して所定角度傾けられて設
置されている。一方、結像レンズ５０は、その一端が前
記スプール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成さ
れる断面略三角形状の空間３８ａに入り込むような形で
配置されている。
の第３の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、
上述した第１の実施の形態と同一又は類似部材には同一
符号が付されている。同図に示すように、第３の実施の
形態のデータ写し込み装置は、ＬＥＤ４８が実装された
基板４６がフィルム４４に対して所定角度傾けられて設
置されている。一方、結像レンズ５０は、その一端が前
記スプール室３４の湾曲した壁面３４ａによって画成さ
れる断面略三角形状の空間３８ａに入り込むような形で
配置されている。
【００２０】以上のようにＬＥＤ４８にフィルム４４に
対して所定角度傾けて設置することにより、スプール室
３４の湾曲した壁面３４ａによって画成される空間３８
ａに結像レンズ５０を配置することができるようにな
り、デッドスペースを有効に利用してデータ写し込み装
置を配置することができるようになる。このように、本
発明に係るデータ写し込み装置によれば、簡単な構造で
カメラ寸法、とくに横方向の寸法を大型化させることな
くデータ写し込み装置を設置することができ、また、デ
ッドスペースを有効に利用してデータ写し込み装置を配
置することができる。
対して所定角度傾けて設置することにより、スプール室
３４の湾曲した壁面３４ａによって画成される空間３８
ａに結像レンズ５０を配置することができるようにな
り、デッドスペースを有効に利用してデータ写し込み装
置を配置することができるようになる。このように、本
発明に係るデータ写し込み装置によれば、簡単な構造で
カメラ寸法、とくに横方向の寸法を大型化させることな
くデータ写し込み装置を設置することができ、また、デ
ッドスペースを有効に利用してデータ写し込み装置を配
置することができる。
【００２１】なお、上述した一連の実施の形態では、ス
プール室３４と撮影光路遮光筒３６の間に形成した空間
３８にデータ写し込み装置を設置した例で説明している
が、カートリッジ室３０と撮影光路遮光筒３６の間に同
様の空間を形成し、該空間にデータ写し込み装置を設置
するようにしてもよい。この場合もカートリッジ室３０
の湾曲した壁面によって画成される断面三角形状のデッ
トスペースに結像レンズを配置することができるように
なり、当該デッドスペースを有効に利用してデータ写し
込み装置を配置することができるようになる。
プール室３４と撮影光路遮光筒３６の間に形成した空間
３８にデータ写し込み装置を設置した例で説明している
が、カートリッジ室３０と撮影光路遮光筒３６の間に同
様の空間を形成し、該空間にデータ写し込み装置を設置
するようにしてもよい。この場合もカートリッジ室３０
の湾曲した壁面によって画成される断面三角形状のデッ
トスペースに結像レンズを配置することができるように
なり、当該デッドスペースを有効に利用してデータ写し
込み装置を配置することができるようになる。
【００２２】また、本実施の形態では、カートリッジ室
の湾曲した壁面によって画成される断面三角形状の空間
を利用して結像レンズを配置するようにしているが、こ
の他に形成されるデッドスペースを利用してもよい。さ
らに、本発明に係るデータ写し込み装置は、ＡＰＳフィ
ルムを使用するカメラと３５ｍｍフィルムを使用するカ
メラのいずれにも適用することができる。
の湾曲した壁面によって画成される断面三角形状の空間
を利用して結像レンズを配置するようにしているが、こ
の他に形成されるデッドスペースを利用してもよい。さ
らに、本発明に係るデータ写し込み装置は、ＡＰＳフィ
ルムを使用するカメラと３５ｍｍフィルムを使用するカ
メラのいずれにも適用することができる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、結
像レンズをフィルムに対して傾けて設置する、又は、結
像レンズを発光手段に対してずらして設置する、あるい
は、発光手段をフィルムに対して傾けて設置するという
簡単な構造でカメラ寸法を大型化させることなくデータ
写し込み装置を設置することができる。
像レンズをフィルムに対して傾けて設置する、又は、結
像レンズを発光手段に対してずらして設置する、あるい
は、発光手段をフィルムに対して傾けて設置するという
簡単な構造でカメラ寸法を大型化させることなくデータ
写し込み装置を設置することができる。
【図１】本発明に係るデータ写し込み装置を内蔵したカ
メラの正面図
メラの正面図
【図２】図１に示したカメラの背面斜視図
【図３】本発明に係るデータ写し込み装置の第１の実施
の形態の構成を示す断面図
の形態の構成を示す断面図
【図４】本発明に係るデータ写し込み装置の第２の実施
の形態の構成を示す断面図
の形態の構成を示す断面図
【図５】本発明に係るデータ写し込み装置の第３の実施
の形態の構成を示す断面図
の形態の構成を示す断面図
１０…カメラ、１２…カメラ本体、１４…撮影レンズ、
２４…シャッターボタン、２６…フィルム圧板、２８…
裏蓋、３０…カートリッジ室、３２…スプール、３４…
スプール室、３６…撮影光路遮光筒、３８…空間、３８
ａ…断面三角形状の空間、４０…データ写し込み装置、
４２…孔、４４…フィルム、４６…基板、４８…ＬＥ
Ｄ、５０…結像レンズ
２４…シャッターボタン、２６…フィルム圧板、２８…
裏蓋、３０…カートリッジ室、３２…スプール、３４…
スプール室、３６…撮影光路遮光筒、３８…空間、３８
ａ…断面三角形状の空間、４０…データ写し込み装置、
４２…孔、４４…フィルム、４６…基板、４８…ＬＥ
Ｄ、５０…結像レンズ
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の発光点が並んで配置された発光手
段と、該発光手段からの光束をフィルム上に結像させる
結像レンズとからなり、前記発光手段は、前記フィルム
の走行に同期して前記各発光点を発光制御することによ
り、前記フィルム上にデータを写し込むカメラのデータ
写し込み装置において、 前記結像レンズを前記フィルムに対して傾けて設置した
ことを特徴とするカメラのデータ写し込み装置。 - 【請求項２】 前記発光手段と前記結像レンズを前記カ
メラの撮影光路遮光筒とカートリッジ室又はスプール室
との間の空間に配置するとともに、前記結像レンズを前
記カートリッジ室又はスプール室の湾曲した壁面によっ
て画成される断面略三角形状の空間に配置することを特
徴とする請求項１記載のカメラのデータ写し込み装置。 - 【請求項３】 複数の発光点が並んで配置された発光手
段と、該発光手段からの光束をフィルム上に結像させる
結像レンズとからなり、前記発光手段は、前記フィルム
の走行に同期して前記各発光点を発光制御することによ
り、前記フィルム上にデータを写し込むカメラのデータ
写し込み装置において、 前記発光手段に対して前記結像レンズをずらして設置し
たことを特徴とするカメラのデータ写し込み装置。 - 【請求項４】 前記発光手段と前記結像レンズを前記カ
メラの撮影光路遮光筒とカートリッジ室又はスプール室
との間の空間に配置するとともに、前記結像レンズを前
記カートリッジ室又はスプール室の湾曲した壁面によっ
て画成される断面略三角形状の空間に配置することを特
徴とする請求項３記載のカメラのデータ写し込み装置。 - 【請求項５】 複数の発光点が並んで配置された発光手
段と、該発光手段からの光束をフィルム上に結像させる
結像レンズとからなり、前記発光手段は、前記フィルム
の走行に同期して前記各発光点を発光制御することによ
り、前記フィルム上にデータを写し込むカメラのデータ
写し込み装置において、 前記発光手段を前記フィルムに対して傾けて設置したこ
とを特徴とするカメラのデータ写し込み装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162665A JP2000352756A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | カメラのデータ写し込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162665A JP2000352756A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | カメラのデータ写し込み装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000352756A true JP2000352756A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15758962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11162665A Pending JP2000352756A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | カメラのデータ写し込み装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000352756A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6735389B2 (en) | 2002-07-24 | 2004-05-11 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Data superimposing device in camera |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP11162665A patent/JP2000352756A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6735389B2 (en) | 2002-07-24 | 2004-05-11 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Data superimposing device in camera |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050204 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050922 |