JP2000350792A - 水中運動機具 - Google Patents

水中運動機具

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JP2000350792A
JP2000350792A JP11166261A JP16626199A JP2000350792A JP 2000350792 A JP2000350792 A JP 2000350792A JP 11166261 A JP11166261 A JP 11166261A JP 16626199 A JP16626199 A JP 16626199A JP 2000350792 A JP2000350792 A JP 2000350792A
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JP
Japan
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exercise equipment
pipe
underwater exercise
height
shaped
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JP11166261A
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English (en)
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Eiji Wakabayashi
英次 若林
Masafumi Arai
雅文 荒井
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MINATO KOGYO KK
MORISU AOYAMA KK
Original Assignee
MINATO KOGYO KK
MORISU AOYAMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主としてプール等の水底に載置し、その一部乃
至全部を水中に沈めて使用することができる多目的な水
中運動機具を提供する。 【解決手段】一対のパイプ状足杆11の対向部位に立設
された高さ調節機構5を備えた複数のパイプ状支柱12
と、該支柱の上端部に設けられた機能部と、を備えた運
動機具であって、係る運動機具を水底に載置し、その一
部乃至全部を水中に沈めて使用することができ、高さ調
節機構5によって高さが自在に調節できることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてプール
等の水底に載置し、その一部乃至全部を水中に沈めて使
用することができる水中運動機具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄棒等の器械体操具は一般的に床
または砂場等に設置して競技用または遊戯具の1つとし
て使用されてきた。スポーツ機具を水中で使用するもの
としては、例えば、特開平8−215341号公報に、
プールの内面に機具装着部を形成してスポーツ機具を着
脱自在に装設したプールの発明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報に記
載された発明はプールの内面に合成樹脂成型体による機
具装着部を形成しなければならず、大掛かりな工事を要
し、工事に要する費用も高額である等の問題があった。
一方、子供たちにとって屋外で自由に遊ぶ機会が減り、
筋力、運動能力が著しく低下している現在、全身を使っ
て遊びまたは運動する機会を与え、体力の増進を図る必
要性が指摘されている。
【0004】本発明は、上記のような問題点を改善する
とともに、その目的とするところは、従来の幼児や子供
向けの水泳指導に加えて遊びの中から協調性やルールを
理解させ、豊かな感性と運動神経を鍛え養って子供達の
成長の基礎づくりを担うとともに、広く成人一般に対す
る体力の増進と健康維持に役立てる水中運動機具を提供
することにある。
【0005】具体的には、プール内面に何ら工事を施す
ことなく、単に水底に機具を載置するだけでよく、従っ
て、工事費も不要であり、しかも、運動補助具や遊戯具
として使用することによって、水圧、水抵抗を利用して
筋力が強化されるとともにバランス感覚を養い、視覚や
触覚等の機能向上に役立つ水中運動機具を提供すること
にある。
【0006】また、前記目的に加えて、水上ないし水中
で使用するので、機具から落下しても怪我をするおそれ
がなく、成人は言うに及ばず子供から老人まで、これら
の機具を能力に応じて高さや幅を容易かつ自在に調節し
て使用者に最適の条件で使用でき、更に、生活習慣病の
予防、リハビリテーション等機能回復訓練の補助具とし
ても使用することができる総合的かつ多目的な水中運動
機具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、一対のパイプ状足杆の対向部位に立設
され、高さ調節機構を備えた複数のパイプ状支柱と、該
支柱の上端部に設けられた機能部と、を備えた運動機具
であって、係る運動機具を水底に載置し、その一部乃至
全部を水中に沈めて使用することができ、高さ調節機構
によって高さが自在に調節できることを特徴とする水中
運動機具とする(請求項1)。
【0008】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、一対のパイプ状足杆の対向部位に立設され、高さ
調節機構を備えた複数のパイプ状支柱と、前記対向する
両足杆をそれぞれ連結する補強杆と、前記支柱の上端部
に設けられた機能部とを備えた運動機具であって、該機
能部は、一対のパイプの両端部をU字状に形成した平行
棒または前記U字状に形成した一対のパイプの中間に複
数の横棒を梯子状に設けた雲梯の何れかからなり、係る
運動機具を水底に載置し、その一部乃至全部を水中に沈
めて使用することができ、高さ調節機構によって高さが
自在に調節できることを特徴とする水中運動機具とする
(請求項2)。
【0009】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記平行棒のうちの少なくとも一方が、円柱状の
周縁に輪状溝を有する1対の軸受部を互いに反対方向に
向けて設けた偏心軸受具を介して、偏心軸受具の各軸受
部にパイプの端部をそれぞれ嵌合して前記支柱に回動自
在に支持されてなり、各パイプの外側から軸受部の輪状
溝に固定用ねじを螺合して固定できることを特徴とする
水中運動具とすることが好ましい(請求項3)。
【0010】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記偏心軸受具の軸受部が相互に略隣接して形成
され、該平行棒を支持する軸受部を支柱を軸として回動
させて、前記平行棒を構成する両パイプの内側の距離が
300mm(両パイプの近接時)乃至500mm(両パ
イプの離隔時)の範囲で調節可能に構成されたことを特
徴とする水中運動機具とすることが好ましい(請求項
4)。
【0011】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、一対のパイプ状足杆の対向部位にA字状に立設さ
れたパイプ状支柱と、上面が平面な直方体の底部に中心
より略等間隔に離隔した2点に前記支柱を長手方向に回
動自在に取着した平均台からなる機能部と、該平均台の
両端部と前記支柱の支柱横杆とを高さ調節機構によって
伸縮自在に連結する連結具とを備えた運動機具であっ
て、係る運動機具を水底に載置し、その一部乃至全部を
水中に沈めて使用することができ、且つ、前記高さ調節
機構によって高さが自在に調節できることを特徴とする
水中運動機具とする(請求項5)。
【0012】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、高さ調節機構は、開口部を有する外パイプと、該
外パイプの内側に嵌合し、一定間隔をおいてストッパー
孔を有する内パイプと、表面にガイドボタンを装着し、
その対応する裏面に突起部を設けた板バネとを備え、外
パイプの開口部から前記ガイドボタンを突出した状態で
板バネを外パイプの内側に固着してなり、通常は前記突
起部がストッパー孔に嵌合して両パイプが固定されると
ともに、ガイドボタンを引いて突起部をストッパー孔か
ら脱出させることによって内パイプがスライド可能に構
成されてなることを特徴とする水中運動機具とすること
が好ましい(請求項6)。
【0013】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、平行棒或いは雲梯又は平均台の何れか一種の機能
部を備えた水中運動機具の高さが以下に記載した範囲内
で調節可能であることを特徴とする水中運動機具。 (Dw−150mm)<Hp<(Dw+350mm) (Dw+150mm)<Hl<(Dw+850mm) (Dw−300mm)<Hb<(Dw+400mm) 但し、Hp:平行棒を備えた水中運動機具の高さ(m
m)、Hl:雲梯を備えた水中運動機具の高さ(m
m)、Hb:平均台を備えた水中運動機具の高さ(m
m)、Dw:前記水中運動機具を載置する場所における
水深(mm)、とすることが好ましい(請求項7)。
【0014】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記パイプ状足杆に滑り止め具を装着したことを
特徴とする水中運動機具とすることが好ましい(請求項
8)。
【0015】
【作用】この発明の水中運動機具にあっては、支柱、足
杆、補強杆等はステンレススチール等の金属製パイプに
よって構成され、通常は水中においてパイプ中に水が侵
入した状態で維持される。水中のパイプが受ける浮力に
対して全体の自重が遥かに大きく構成されているので水
中運動機具は特に水底に固定しなくても不意に移動する
ことなく載置することができる。従って、任意の場所に
載置でき、場所の移動も極めて容易にできる。
【0016】一般的に、水中において人体は水の浮力を
受けて体重負担が空気中の10分の1になるといわれて
おり、地上では体重負担が掛かり過ぎてできなかった懸
垂運動や腹筋運動も水中では楽にできるようになる。平
行棒ないし雲梯の梯子状パイプを左右の手で交互に持ち
替えて前進ないし後進する場合に、身体が水中に浸かる
状態や動作の速さによって、身体が受ける浮力や水圧、
水抵抗の大きさが異なる。例えば、腕の力の弱い幼児や
老人又は陸上での運動が困難な過体重の人等は、支柱を
低く設定して胸の近くまで水中に沈めることによって浮
力が大きく身体に作用し、無理なく前進ないし後進する
ことができ腕の力を徐々に高めることができる。
【0017】ゆっくりと前後の移動動作をしばらく繰り
返した後で、今度は前記の動作を徐々にスピードアップ
して行うことによって、今度は水圧と水抵抗が大きく身
体に作用し循環器系に刺激を与え、呼吸器系を活発化し
て心肺の機能強化と負荷トレーニング効果により筋力を
強化することができる。更に、機具を斜めに設定して行
えば、より効果が高かまることとなる。
【0018】また、平均台を有する水中運動機具にあっ
ては、平均台の上を前向きまたは後向きで渡ることによ
って、反射能力、バランス感覚、視覚、触覚の向上に役
立つ。更に、上級者には、機具全体を水中に没した状態
で行い、或いは、支柱の一方を高く他方を低くして斜め
の状態で行うことによって、より高度のバランス感覚、
反射能力その他の諸感覚を向上する作用をなす。以上の
各水中運動機具をそれぞれ組合せて使用し、また、使用
する目的や使用者の能力、体格等に応じて機具の高さと
幅を段階的に変更使用することによって、計画的な体力
作りと人間形成に役立つこととなる。
【0019】幅調節機構にあっては、1本の平行棒を支
持する偏心軸受具を支柱を中心として水平方向に回動す
れば、偏心軸間距離の2倍に相当する範囲内で平行棒を
相互に近接離間することができる。軸受部の周縁に形成
された輪状溝に固定ねじを圧接してパイプの抜けを防止
するとともにパイプを軸受部に固定することができる。
両方の平行棒を偏心軸受具を介して支持すれば近接離間
する距離を更に2倍にすることができる。
【0020】両平行棒間の距離は、使用者の体格、能
力、使用目的によって最も適当な長さに任意に設定する
ことができる。通常この長さは両パイプの内側の距離
が、好ましくは300mm(両パイプの近接時)乃至5
00mm(両パイプの離隔時)の範囲、より好ましくは
350mm乃至450mmの範囲である。このように構
成することによって、水中で両腕を使って身体を支えた
り懸垂したり、又は両腋で平行棒を抱える際に適位置
で、且つ大人と子供の何れの使用者にも対応できること
となる。
【0021】前述のように、水中運動機具を使用する際
に身体が受ける浮力や水圧、水抵抗の大きさは身体が水
中に沈む部分が多い程大きく作用する。そこで、身体が
水中に沈む部分の大きさの目安としての水中運動機具の
高さと水深との差の大きさが一定の範囲内になるように
水中運動機具の種類によって、対応水深とその水深で使
用可能な高さ設定範囲を設けてこの範囲内で高さ調節が
可能なように構成したものである。この水中運動機具の
高さ設定範囲は、水中運動機具の種類に応じて、且つ、
使用方法の違い等を勘案して、水深との関係において次
ぎのような範囲に設定するのが好ましい。
【0022】平行棒を備えた水中運動機具の場合は、
(Dw−150mm)<Hp<(Dw+350mm)、
好ましくは、(Dw−100mm)<Hp<(Dw+3
00mm)、雲梯を備えた水中運動機具の場合は、(D
w+150mm)<Hl<(Dw+850mm)、好ま
しくは、(Dw+200mm)<Hl<(Dw+800
mm)、平均台を備えた水中運動機具の場合は、(Dw
−300mm)<Hb<(Dw+400mm)、好まし
くは、(Dw−250mm)<Hb<(Dw+350m
m)である。
【0023】ここで、水中運動機具の種類に応じた好ま
しい対応水深と高さ設定範囲の具体例を表1に示す。上
記の不等式の各辺からDwを引くと、例えば、平行棒を
備えた水中運動機具の場合は、−150mm<Hp−D
w<350mm、好ましくは、−100mm<Hp−D
w<300mmとなり、前述の水中運動機具の高さと水
深との差の大きさの範囲が求まる。このようにして求め
た、表1に示すそれぞれの設定高さについて各対応水深
における水中運動機具の高さと水深との差(Hp−D
w,Hl−Dw,Hb−Dw)の値を表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】平行棒と雲梯はパイプの両端部をU字状に
形成されており、危険防止並びに美的効果のためのみな
らず、水面からこのU字状部を握って運動機具に上り、
または移動する際の把手の役目を担っており、腕の筋力
を強化する補助具としても役立つ。
【0027】
【実施例】実施例1は平行棒2を、実施例2は雲梯3
を、実施例3は平均台4をそれぞれ機能部として備えた
水中運動機具1に関する各実施例である。以上の水中運
動機具について、対応水深が異なる数種類の水中運動機
具を作成した。以下それぞれの実施例の中の代表例につ
いて図に基づいて説明する。尚、この明細書において特
に言及しない限り、水中運動機具なる語は、通常の使用
時に、その一部ないし全部を水中に沈めて使用する運動
機具を言うものとし、運動機具とは、鉄棒等の器械体操
具類が含まれることは云うまでもなく、滑り台等の遊戯
具類も含めて広義に解するものとする。
【0028】実施例1 先ず、図1に示す実施例において、平行棒2の長さは2
400mm、幅はパイプの内側で約350mm乃至45
0mmの範囲で調節可能であり、全体の高さは高さ調節
機構5により1000mmから1400mmまで100
mm単位で4段階に調節可能に構成されている。左右の
パイプ状足杆11、4本のパイプ状支柱12を構成する
外パイプ12a及び2本の平行棒2を構成するパイプは
何れも厚さが約2.5〜3mm、外径が約50mmのス
テンレススチール素材からなる。パイプ状足杆11は長
さが1000mmで中央部に約450mmの間隔をおい
て2本のパイプ状支柱12が直立してなる。対向する両
足杆11を連結する補強杆13は前記の支柱等を構成す
るパイプよりも若干細いステンレススチール製パイプか
ら構成されている。
【0029】パイプは強度と水中での安定性を考慮して
厚さ乃至太さを任意に設定できる。素材は強度と水中で
の防錆性の観点からステンレススチールが好ましいが、
鋼鉄製のパイプに防錆塗料を塗布乃至鍍金によって防錆
皮膜を形成したものでもよい。左右の足杆11の両端に
は円筒状に形成した合成ゴム製の滑り止め具33が装着
されている。滑り止め具33は、通常スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、ニトリルブタジエンゴム(NB
R)、イソプレンゴム(IR)等の合成ゴム又は天然ゴ
ムの何れか又はこれらを混合したものに硫黄乃至過酸化
物等の加硫剤及び安定剤、着色剤、その他の添加剤を加
え加熱成型によって製造される。
【0030】次ぎに高さ調節機構5について説明する。
図4に示すようにパイプ状支柱12を構成する外パイプ
12aの内側に内パイプ12bがスライド可能に内設さ
れ、この内パイプには断面が略コの字状溝34がパイプ
の長手方向に形成されており、この溝34に、所定の間
隔をおいて形成されたストッパー孔35を有する角パイ
プ36が嵌着されてなる。一方、外パイプの側面には長
楕円形の開口部37が形成され、ガイドボタン38を開
口部から外側に突出させた状態で板バネ39が外パイプ
12aの内面に接合されている。
【0031】図5に示すように板バネ39のガイドボタ
ン38に対応する裏側には先端がテーパー状に形成され
た円筒状の突起部40が設けられており、この突起部4
0が板バネ39の反発力によって前記ストッパー孔35
に係止することによって内パイプ12bは所定のストッ
パー孔35の位置で固定される。前述のガイドボタン3
8を板バネ39の反発力に抗して手前に引くことによっ
て突起部40はストッパー孔35を脱しスライド可能に
なる。また、突起部40の先端がテーパー状に形成され
ているのガイドボタン38を上方に引上げるだけでスラ
イド可能となり、ストッパー孔に係止して固定すること
ができる。ストッパー孔35は合計4個設けられてお
り、4段階に高さが調節可能となる。ストッパー孔35
の数と間隔は、高さの調節できる範囲と調節の段階数に
応じて任意に設定できる。
【0032】次ぎに、偏心軸受具6は図6に示すよう
に、外径が平行棒2乃至支柱12の外パイプ12aの外
径と略等しく、軸受部41は平行棒2乃至パイプ状支柱
12の外パイプ12aの内径より若干小さく形成されて
いる。軸受部41の周囲の輪状溝42は軸受部41の長
さ方向の略中央にあり、係る2個の軸受部41が略隣接
して互いに反対方向に向かって構成されてなる。
【0033】また、この実施例では一対の平行棒2のう
ちの一方のみを偏心軸受具6を介して支持しているが両
方の平行棒2に対して偏心軸受具6を介して支持するよ
うに構成してもよい。パイプの直径や厚さ等、同一規格
のものを使用したが、使用部位に応じて異なる素材乃至
サイズのパイプを使用できることは云うまでもない。た
だし、規格を統一化することによって、原材料管理及び
メンテナンスが容易になり好ましい。パイプ間の接合は
連結用ボルト43で固定することによって、分解組立て
自在でノックダウンが可能に構成されてある。
【0034】実施例2 次ぎに、図2に示す実施例において、平行棒2の代わり
に雲梯3を備え、偏心軸受具6を使用しない以外は基本
的な構造は実施例1と略同様である。雲梯3の幅はパイ
プの内側で約600mm、長さは2400mm、全体の
高さは1200mmから1800mmまで200mm刻
みで調節可能に構成されている。雲梯3の梯子状パイプ
44は全長にわたって15本が略等間隔に設けてあり、
これらのパイプの表面には、識別用の色分けをしたゴム
製の滑り止め具が装着されている。
【0035】実施例3 次ぎに、図3に示す実施例において、長細い直方体状の
平均台4は全長が約3000mm、幅が約100mmの
ステンレススチール製板からなり、この平均台4の底面
には、両端部から約800mm内側に入った位置に、パ
イプ状足杆11の上にA字状パイプ45を立設してなる
支柱を平均台4の長手方向に回動自在に取着してなる。
【0036】A字状パイプ45の支柱横杆46と平均台
4の両端部をそれぞれ前記高さ調節機構5を備えた連結
具47によって連結し、この連結具47を伸縮させてA
字状パイプ45と平均台4とのなす角度を大小変化させ
ることによって、水中運動機具1全体の高さを950m
mから1250mmまで100mm単位で調節できるよ
うに構成されている。また、平均台4の上面は断面が略
コの字状からなる合成樹脂乃至合成ゴム製の複数個の着
色カバー48によってそれぞれ連続して覆われている。
その他実施例1乃至2と共通する部品については説明を
省略する。
【0037】使用例 前記実施例1乃至3の各種水中運動機具1をスイミング
スクールに通う小学低学年の生徒を対象に実験的に使用
した例について以下に説明する。先ず、対応水深に相当
する水深を有するプールにそれぞれの水中運動機具1を
載置し、第1ステップとして、平行棒2、雲梯3の部分
を水面上に水平に表出するように高さを設定し、平行棒
2と雲梯3に両手でぶら下がり、水面ラインWLが胸の
近辺にくる状態でゆっくりと前、横、後向き移動、更
に、上に上って四肢歩き乃至飛び込みを数回繰り返して
行った。次ぎに、第2ステップとして、タイムを測定し
て前記の動作を一定のタイム内にできるように繰り返
し、このタイムを徐々に短くしてスピードアップした。
次ぎに、第3ステップとして、平行棒3と雲梯4をそれ
ぞれ斜めに設定して前記の動作を繰り返して行った。
【0038】平均台についても同様に、第1ステップと
して、平均台4の部分を水面上に水平に表出するように
高さを設定し、前、横、後向き歩行、前方回転、飛び込
み等の動作を生徒の能力に応じて数回繰り返して行っ
た。次ぎに、第2ステップとして、平均台4の部分を水
面下に沈めて設定し、更に、スピードアップしてできる
ようになったら、第3ステップとして、平均台4を斜め
に設定して前記の動作を繰り返して行った。
【0039】前記の平行棒、雲梯、平均台の各水中運動
機具1を使用した一連の動作を組合せて行ったところ、
最初水を怖がっていた子供たちが2〜3回前記一連の動
作を繰り返すうちに全員が水に対する恐怖心が全く払拭
され、自らすすんで運動に参加するようになった。水泳
の上達する過程をみると、水中運動機具を使用しない他
の子供たちに比較して格段に早いことが確認された。
【0040】
【発明の効果】この発明に係る水中運動機具は、前記の
ように構成されているので、次ぎのような効果を奏す
る。この発明に係る何れの水中運動機具もプール等の水
底に単に載置して使用できるので使用したいときに簡単
に移動するだけでよく、使用しないときはプールサイド
等に片付けて置くだけでよく、また、水中運動機具の高
さや幅の変更も含めて取扱いが極めて簡単であって誰で
も直ぐに操作できる利点がある。
【0041】この発明に係る水中運動機具の使用上の効
果としては、水泳に必要な基礎体力を養い、水に対する
恐怖心を払拭し水泳の早期上達に貢献する。血流の促
進、筋力アップ並びにカロリー消費を促し、体力の増進
とストレスの解消により生活習慣病の予防に役立つ。更
に、妊娠中の体力維持向上、ダイエット、腰痛や関節炎
の炎症の緩和、脳溢血の後遺症、筋肉離れ、靭帯損傷、
腱鞘炎等の機能回復訓練に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1に係る水中運動機具の正側面
図であり、(b)は実施例1に係る水中運動機具の上面
図であり、(c)は実施例1に係る水中運動機具の側面
図である。
【図2】(a)は実施例2に係る水中運動機具の正側面
図であり、(b)は実施例1に係る水中運動機具の上面
図であり、(c)は実施例1に係る水中運動機具の側面
図である。
【図3】(a)は実施例3に係る水中運動機具の正側面
図であり、(b)は実施例1に係る水中運動機具の上面
図であり、(c)は実施例1に係る水中運動機具の側面
図である。
【図4】(a)は高さ調節機構の正面図であり、(b)
及び(c)は高さ調節機構の側面図である。
【図5】(a)は板バネの正面図であり、(b)は板バ
ネの上面図であり、(c)は板バネの側面図である。
【図6】(a)は偏心軸受具の側面図であり、(b)は
偏心軸受具の上面図である。
【図7】(a)は実施例1に係る水中運動機具の使用例
を示す斜視図であり、(b)は実施例2に係る水中運動
機具の使用例を示す斜視図であり、(c)は実施例3に
係る水中運動機具の使用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:水中運動機具、2:平行棒、3:雲梯、4:平均
台、5:高さ調節機構、6:偏心軸受具、WL:水面ラ
イン、11:パイプ状足杆、12:パイプ状支柱,12
a:外パイプ、12b:内パイプ、13:補強杆、3
3:滑り止め具、34:コの字状溝、35:ストッパー
孔、36:角パイプ、37:開口部、38:ガイドボタ
ン、39:板バネ、40:突起部、41:軸受部、4
2:輪状溝、43:連結用ボルト、44:梯子状パイ
プ、45:A字状パイプ、46:支柱横杆、47:連結
具、48:着色カバー
フロントページの続き (72)発明者 荒井 雅文 千葉県船橋市馬込町1021−1パールメゾン 馬込 206

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のパイプ状足杆の対向部位に立設さ
    れ、高さ調節機構を備えた複数のパイプ状支柱と、該支
    柱の上端部に設けられた機能部と、を備えた運動機具で
    あって、係る運動機具を水底に載置し、その一部乃至全
    部を水中に沈めて使用することができ、高さ調節機構に
    よって高さが自在に調節できることを特徴とする水中運
    動機具。
  2. 【請求項2】一対のパイプ状足杆の対向部位に立設さ
    れ、高さ調節機構を備えた複数のパイプ状支柱と、前記
    対向する両足杆をそれぞれ連結する補強杆と、前記支柱
    の上端部に設けられた機能部とを備えた運動機具であっ
    て、該機能部は、一対のパイプの両端部をU字状に形成
    した平行棒または前記U字状に形成した一対のパイプの
    中間に複数の横棒を梯子状に設けた雲梯の何れかからな
    り、係る運動機具を水底に載置し、その一部乃至全部を
    水中に沈めて使用することができ、高さ調節機構によっ
    て高さが自在に調節できることを特徴とする水中運動機
    具。
  3. 【請求項3】前記平行棒のうちの少なくとも一方が、円
    柱状の周縁に輪状溝を有する1対の軸受部を互いに反対
    方向に向けて設けた偏心軸受具を介して、偏心軸受具の
    各軸受部にパイプの端部をそれぞれ嵌合して前記支柱に
    回動自在に支持されてなり、各パイプの外側から軸受部
    の輪状溝に固定用ねじを螺合して固定できることを特徴
    とする請求項2記載の水中運動具。
  4. 【請求項4】前記偏心軸受具の軸受部が相互に略隣接し
    て形成され、該平行棒を支持する軸受部を支柱を軸とし
    て回動させて、前記平行棒を構成する両パイプの内側の
    距離が300mm(両パイプの近接時)乃至500mm
    (両パイプの離隔時)の範囲で調節可能に構成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の水中運動機具。
  5. 【請求項5】一対のパイプ状足杆の対向部位にA字状に
    立設されたパイプ状支柱と、上面が平面な直方体の底部
    に中心より略等間隔に離隔した2点に前記支柱を長手方
    向に回動自在に取着した平均台からなる機能部と、該平
    均台の両端部と前記支柱の支柱横杆とを高さ調節機構に
    よって伸縮自在に連結する連結具とを備えた運動機具で
    あって、係る運動機具を水底に載置し、その一部乃至全
    部を水中に沈めて使用することができ、且つ、前記高さ
    調節機構によって高さが自在に調節できることを特徴と
    する水中運動機具。
  6. 【請求項6】請求項1、2または5記載の高さ調節機構
    は、開口部を有する外パイプと、該外パイプの内側に嵌
    合し、一定間隔をおいてストッパー孔を有する内パイプ
    と、表面にガイドボタンを装着し、その対応する裏面に
    突起部を設けた板バネとを備え、外パイプの開口部から
    前記ガイドボタンを突出した状態で板バネを外パイプの
    内側に固着してなり、通常は前記突起部がストッパー孔
    に嵌合して両パイプが固定されるとともに、ガイドボタ
    ンを引いて突起部をストッパー孔から脱出させることに
    よって内パイプがスライド可能に構成されてなることを
    特徴とする水中運動機具。
  7. 【請求項7】請求項2記載の平行棒或いは雲梯又は請求
    項5記載の平均台の何れか一種の機能部を備えた水中運
    動機具の高さが以下に記載した範囲内で調節可能である
    ことを特徴とする水中運動機具。 (Dw−150mm)<Hp<(Dw+350mm) (Dw+150mm)<Hl<(Dw+850mm) (Dw−300mm)<Hb<(Dw+400mm) 但し、Hp:平行棒を備えた水中運動機具の高さ(m
    m)、Hl:雲梯を備えた水中運動機具の高さ(m
    m)、Hb:平均台を備えた水中運動機具の高さ(m
    m)、Dw:前記水中運動機具を載置する場所における
    水深(mm)、とする。
  8. 【請求項8】前記パイプ状足杆に滑り止め具を装着した
    ことを特徴とする請求項1、2または5記載の水中運動
    機具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102663481B1 (ko) * 2023-01-13 2024-05-03 박윤희 고정형 멀티 탄성 다리

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