JP2000350410A - 減速機構付モータ - Google Patents

減速機構付モータ

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JP2000350410A
JP2000350410A JP11158952A JP15895299A JP2000350410A JP 2000350410 A JP2000350410 A JP 2000350410A JP 11158952 A JP11158952 A JP 11158952A JP 15895299 A JP15895299 A JP 15895299A JP 2000350410 A JP2000350410 A JP 2000350410A
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inner core
stage planetary
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outer core
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JP11158952A
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Nobuhide Mori
信 秀 森
Itsuo Tomoigawa
逸 雄 友井川
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて容易にして内側コアの内周を真円にし
て外側コアに組込めて、高い効率が得られる減速機構付
モータを提供する。 【解決手段】 回転子5の外側に配置される固定子4を
形成する内側コア24と外側コア22との間に、内側コ
ア24を外側コア22の予め定められた位置に位置決め
可能な位置決め手段40を備えた減速機構付モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定子への通電
により回転する回転子に結合された減速機構をもつ減速
機構付モータに関する。
【0002】
【従来の技術】固定子への通電により回転する回転子に
結合された減速機構をもつ減速機構付モータとしては、
固定子に、インシュレータが装着されてそのインシュレ
ータにコイル巻線が巻回された内側コアと、この内側コ
アの外側で内側コアに磁気的に接続された外側コアとが
備えられているものが知られている。固定子の内側コア
の内周部には、回転子が非接触で配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の減速
機構付モータにおいて、磁気回路内での高い効率を得る
に際し、内側コアと回転子との間のギャップ寸法をより
小さくする必要があるが、内側コアを外側コアに組付け
た際に、内側コアの内周を真円にして組付けることがし
難く、内側コアの内周が真円にならずに歪んだ場合、内
側コアの内周部に配置される回転子に接触する可能性が
あるから、ギヤップ寸法を小さくすることができず、効
率の向上が望めないという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる減速機構付モータは、
極めて容易にして内側コアの内周を真円にして外側コア
に組込めて、高い効率が得られる減速機構付モータを提
供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる減速機構付モータでは、負荷に結合される出力軸
と、出力軸の外側に配置された第1の太陽歯車、第1の
太陽歯車に外側で噛合されている1段目遊星歯車、1段
目遊星歯車を回転可能に支持する第1の支持部材、1段
目遊星歯車に外側で噛合されている共通の内歯車をもつ
1段目減速機構と、第1の支持部材に一体的に形成され
た第2の太陽歯車、第2の太陽歯車に外側で噛合されて
いるとともに内歯車に内側で噛合されている2段目遊星
歯車、2段目遊星歯車を回転可能に支持するとともに出
力軸に結合された第2の支持部材をもつ2段目減速機構
と、内歯車の外側に配置されていて、出力軸に回転可能
に支持されているとともに第1の太陽歯車が一体的に形
成され、外周部にマグネットをもつ回転子と、回転子の
マグネットに非接触にしてマグネットの外側に配置され
ていてコイル巻線が巻回されたインシュレータが装着さ
れた内側コア、内側コアとは独立して内側コアの外側に
配置されていて内側コアに磁気的に接続可能に結合され
た外側コアをもち、コイル巻線への通電により内側コア
の内側に回転磁界を発生する固定子と、内側コアと外側
コアとの間に設けられていて、内側コアを外側コアの予
め定められた位置に位置決め可能な位置決め手段を備え
ている構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる減速機構付モ
ータでは、負荷に結合される出力軸と、出力軸の外側に
配置された第1の太陽歯車と、第1の太陽歯車の外側に
配置されていて第1の太陽歯車に噛み合う1段目遊星歯
車と、出力軸に回転可能に支持されているとともに1段
目遊星歯車を回転可能に支持している第1の支持部材
と、第1の支持部材に一体的に形成された第2の太陽歯
車と、第2の太陽歯車の外側に配置されていて第2の太
陽歯車に噛み合う2段目遊星歯車と、出力軸に結合され
ていて2段目遊星歯車を回転可能に支持している第2の
支持部材と、1段目遊星歯車および2段目遊星歯車の外
側に配置されていて1段目遊星歯車および2段目遊星歯
車に噛合されている共通の内歯車と、内歯車の外側に配
置されていて、出力軸に回転可能に支持されているとと
もに第1の太陽歯車が一体的に形成され、外周部にマグ
ネットをもつ回転子と、回転子のマグネットに非接触に
してマグネットの外側に配置されていてコイル巻線が巻
回されたインシュレータが装着された内側コア、内側コ
アとは独立して内側コアの外側に配置されていて内側コ
アに磁気的に接続可能に結合された外側コアをもち、コ
イル巻線への通電により内側コアの内側に回転磁界を発
生する固定子と、内側コアと外側コアとの間に設けられ
ていて、内側コアの内周を真円形にして外側コアに取付
けるための位置決め手段を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる減速機構付モ
ータでは、内側コアには、回転子のマグネットの外側に
配置される内側コア本体と、この内側コア本体の外側に
突出形成されていてインシュレータが装着される複数個
のインシュレータ支持部と、インシュレータ支持部の先
端部に形成された外側コア嵌入部が備えられ、外側コア
には、内側コアの外周部に配置される外側コア本体と、
この外側コア本体の内側に配置されていて内側コアの外
側コア嵌入部がそれぞれ嵌入可能な内側コア受が備えら
れ、位置決め手段は、内側コアの外側コア嵌入部と、外
側コアの内側コア受とからなる構成としたことを特徴と
している。
【0009】この発明の請求項4に係わる減速機構付モ
ータでは、固定子には、内側コア、外側コアが収容され
るコアカバーが備えられていてこのコアカバーに位置決
めねじがねじ込まれる位置決めねじ孔が形成されてお
り、内側コアには、外側コア嵌入部に、位置決めねじが
挿通されるねじ挿通孔が形成され、位置決め手段は、位
置決めねじと、コアカバーの位置決めねじ孔と、内側コ
アのねじ挿通孔とからなり、固定子は、内側コアの外側
コア嵌入部が外側コアの内側コア受に嵌入され、外側コ
ア嵌入部のねじ挿通孔に挿入された位置決めねじのコア
カバーの位置決めねじ孔へのねじ込みにより、内側コ
ア、外側コアがコアカバーに固定されている構成とした
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4に係わ
る減速機構付モータにおいて、回転子のマグネットの外
側に非接触で配置される固定子は、固定子に設けられた
位置決め手段により、内側コアが外側コアの予め定めら
れた位置に位置決められることによって内側コアの内周
が真円形になる。それ故、内側コアを外側コアに組付け
るだけで、内側コアの内周が歪むことなく外側コアとの
組付けが行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】
【実施例】図1ないし図9には、この発明に係わる減速
機構付モータの一実施例が示されている。
【0013】図示される減速機構付モータ1は、主とし
て、第1のケース2、第2のケース3、固定子4、位置
決め手段40、回転子5、出力軸7、減速機構50から
構成されており、減速機構50に、共通の内歯車8、第
1の太陽歯車9、第1、第2、第3の1段目遊星歯車1
0、11、12、第1の支持部材13からなる1段目減
速機構51と、共通の内歯車8、第2の太陽歯車14、
第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、16、17、
第2の支持部材18からなる2段目減速機構52とが備
えられている。この減速機構付モータ1は、電動式バイ
クの原動機に用いられる。
【0014】第1のケース2には、円板状にされた第1
のケース本体2aの中央に有底の出力軸支持部2bが形
成されており、この出力軸支持部2bに第1の軸受19
が取付けられている。
【0015】第1の軸受19は、外輪が第1のケース2
の出力軸支持部2bに固定され、内輪に出力軸7の先端
部に形成された第1の軸部7bが挿入されている。
【0016】第1のケース2には、出力軸支持部2bの
外周部に、回転検出機構60が配置されている。回転検
出機構60には、ホルダ61、ホール素子62、センサ
マグネット63が備えられている。
【0017】ホルダ61は、図5に示されるように、樹
脂等の不導電材を素材としてほぼ90度の円弧をもつ板
形にして形成されており、ホルダ61には、ホルダ本体
61aの内周側に等間隔で3個のホール素子固定部61
b、61c、61dがそれぞれ形成されている。ここで
は3個のホール素子固定部61b、61c、61dのう
ちのひとつを説明すると、ホール素子固定部61bに
は、本体固定孔61b1と、3つのリード部通し孔61
b2、2つのガイド61b3がそれぞれ備えられてい
る。
【0018】本体固定孔61b1は、ホール素子62に
備えられたホール素子本体62aの外形よりもわずかに
大きい矩形にされている。本体固定孔61b1は、ホル
ダ本体61aの上面61a1から下面61a2の近くま
での有底にして形成されている。
【0019】リード部通し孔61b2は、図7に示され
るように、本体固定孔61b1の下面61a2側に3個
設けられており、リード部通し孔61b2のそれぞれ
は、本体固定孔61b1から下面61a2に連通されて
いる。
【0020】ガイド61b3は、図7に示されるよう
に、ホルダ本体61aの下面61a2で3つのリード部
通し孔61b2のそれぞれのあいだに2つ配置されてい
る。ガイド61b3は、3つのリード部通し孔61b2
のそれぞれを遮蔽するようにホルダ本体61aの下面6
1a2から板状に突出形成されている。3つのリード部
通し孔61b2のそれぞれには、ホルダ本体61aの下
面61a2でホール素子62に備えられた3本のリード
部62bがそれぞれ引き出されるため、ガイド61b3
のそれぞれは、引き出されたリード部62bをそれぞれ
絶縁する。
【0021】ホール素子62をホルダ61のホール素子
固定部61bに取付けるに際しては、図5に示されるよ
うに、ホール素子62の3本のリード部62bを先にし
てホール素子固定部61bの本体固定孔61b1にホー
ル素子62のホール素子本体62aを差し込んでいき、
ホール素子62の3本のリード部62bをリード部通し
孔61b2にそれぞれ挿入する。すると、ホール素子6
2のホール素子本体62aが本体固定孔61b1に嵌入
されるとともに、ホール素子62の3本のリード部62
bがリード部通し孔61b2をそれぞれ通って下面61
a2から飛び出る。そこで、図6に示されるように、下
面61a2から飛び出ているホール素子62の3本のリ
ード部62bをガイド61b3のそれぞれのあいだに折
り曲げる。そして、ガイド61b3のそれぞれのあいだ
に折り曲げられた3本のリード部62bのそれぞれにリ
ード線64が半田付されることによってホール素子62
がホール素子固定部61bに取付けられる。リード線6
4のそれぞれは、図示しないモータ制御装置に接続され
る。
【0022】センサマグネット63は、図2に示される
ように、回転子5に備えられた円板部5a上に円筒形に
突出形成されたセンサマグネット取付部5a1に取付け
られている。センサマグネット63は、第1のケース2
にホルダ61によって取付けられたホール素子62に近
接して配置されている。
【0023】回転検出機構60では、回転子5が回転す
ると、センサマグネット63も回転子5とともに回転す
る。すると、センサマグネット63が発している磁力が
それぞれのホール素子62に与えられ、ホール素子62
のそれぞれにホール電圧が発生し、リード線64よりモ
ータ制御装置に回転信号が与えられる。ホール素子62
からそれぞれ与えられた回転信号によって、回転子5の
回転数および回転方向が検出される。
【0024】回転検出機構60では、ホール素子62の
それぞれがホルダ61のホール素子固定部61b、61
c、61dにそれぞれ位置決めされるから、ホール素子
62同士で定められる角度に狂いを生ずることがない。
【0025】回転検出機構60では、ホルダ本体61a
の下面61a2に引き出されたホール素子62のリード
部62bがガイド61b3によってそれぞれ絶縁される
ため、リード部62bとリード線64との半田付けに際
し、短絡等を起こすことなく、確実に電気的な接続が行
われる。
【0026】第1のケース2は、図8、図9に示される
ように、電動式バイク80のリアサスペンションを構成
するトレーリングアーム80aに固定ボルト80bによ
って固定される。トレーリングアーム80aはコイルス
プリング80cによって路面からの衝撃を緩和される。
【0027】第2のケース3には、円板状にされた第2
のケース本体3aの中央に貫通孔にされた出力軸支持部
3bが形成されており、この出力軸支持部3bに第2の
軸受20が取付けられている。第2のケース3は、第1
のケース2に結合されている。
【0028】また、第2のケース3には、出力軸支持部
3bの外周部に内歯車固定部3cが形成されている。こ
の内歯車固定部3cは、環状の溝形にされているため、
内歯車8の基端部に形成された第2のケース固定部8b
が嵌入れられることによって、内歯車8が固定されてい
る。
【0029】第2の軸受20は、外輪が第2のケース3
の出力軸支持部3bに固定され、内輪に出力軸7の中央
部に形成された第4の軸部7cが挿入されている。
【0030】固定子4は、図3、図4に示されるよう
に、コアカバー21、外側コア22、インシュレータ2
3、内側コア24、コイル巻線25、位置決めねじ26
から構成されており、この固定子4に位置決め手段40
が設けられている。
【0031】コアカバー21は、断面形状がコ字形の円
形にされており、図3に示されるように、このコアカバ
ー21に備えられた外側板21aの内周側には、外側板
21aの端縁部21a1に対し段差をもって配置された
円環形のコア取付部21bが形成されている。コア取付
部21bの円周上には、位置決め手段40の一部を構成
する12個の位置決めねじ孔21cが等間隔で設けられ
ている。コアカバー21のコア取付部21b上には、外
側コア22が配置されている。
【0032】外側コア22は、磁性体製の薄板を複数枚
積層して形成されており、この外側コア22には、円環
形の外側コア本体22aの内周部に、位置決め手段40
の他の一部を構成する内側コア受22bが形成されてい
る。内側コア受22bは、外側コア本体22aの内側縁
からコアカバー21の外側板21a側に向けて矩形の凹
状にされており外側本体22aの内周円周上に等間隔で
12個配置されている。図3、図4中の1個所でのみ示
されている。内側コア受22bのそれぞれは、コアカバ
ー21の位置決めねじ孔21cが中央部にくるようにし
て配置されている。外側コア22の内周部には、内側コ
ア24が配置されている。
【0033】内側コア24は、外側コア22と同様にし
て磁性体製の薄板を複数枚積層して形成されており、こ
の内側コア24には、薄肉状であって、外側コア22の
内径寸法よりも小さく、回転子5の外径寸法よりも大き
い内径寸法をもつ円筒形にされた内側コア本体24aが
備えられている。
【0034】内側コア24には、外周円周上で等間隔の
12個所から外側に向け放射状にそれぞれI字形にして
突出形成されたインシュレータ支持部24bが備えられ
ており、インシュレータ支持部24bにインシュレータ
23がそれぞれ装着されている。
【0035】インシュレータ23は、非磁性体の樹脂に
よって成形されており、内側コア24のインシュレータ
支持部24bと同数の12個備えられている。インシュ
レータ23には、四角形の筒状にされたコイル巻線巻回
部23aと、コイル巻線巻回部23aの一端部に配置さ
れた第1のフランジ23bと、コイル巻線巻回部23a
の他端部に配置された第2のフランジ23cとが備えら
れている。
【0036】コイル巻線巻回部23aには、コイル巻線
25が巻回されている。コイル巻線25の端部は、固定
子4の外側に引き出されてモータ制御装置に電気的に接
続される。
【0037】第1のフランジ23bは、四角形の板形に
されて内側コア24の内側コア本体24a側に配置され
ており、内側コア24の内側コア本体24aに当接して
いる。
【0038】第2のフランジ23cは、八角形の板形に
されて外側コア22側に配置されている。この第2のフ
ランジ23cには、4角部分にカット部23c1がそれ
ぞれ形成されている。カット部23c1は、インシュレ
ータ23が内側コア24に取付けられた状態で、コイル
巻線25の引き回し側に配置されるから、第2のフラン
ジ23cの外側からコイル巻線巻回部23aにコイル巻
線25が巻回される際、コイル巻線巻回部23aのまわ
りで引っ掛かりなく巻回が行われることによって作業性
を向上させる機能をもつ。カット部23c1は、図3中
の1個のインシュレータ23cのみで示されている。
【0039】内側コア24には、インシュレータ支持部
24bのそれぞれの突出先端部に位置決め手段40の他
の一部を構成する外側コア嵌入部24cがそれぞれ形成
されている。外側コア嵌入部24cのそれぞれは、外側
コア22に形成された内側コア受22bにそれぞれ嵌入
される矩形に形成されている。
【0040】外側コア嵌入部24cは、図3中上方か
ら、外側コア22の内側コア受22bに嵌め入れられる
ことによって、インシュレータ支持部24bを外側コア
22の円周上の予め定められた12個所に位置決めする
機能をもつ。外側コア嵌入部24cが外側コア22の内
側コア受22bに嵌め入れられた際、外側コア嵌入部2
4cの側壁が外側コア22に形成された内側コア受22
bの側壁に平行にして配置されるため、インシュレータ
支持部24bは、外側コア22の径方向に移動可能にし
て配置される。
【0041】そして、内側コア24には、外側コア嵌入
部24cの端部寄りに、位置決め手段40の他の一部を
構成するねじ挿通孔24c2が形成されている。ねじ挿
通孔24c2は、内側コア22の積層方向である幅方向
に形成されている。ねじ挿通孔24c2には、位置決め
手段40の残り一部を構成する位置決めねじ26が挿通
される。位置決めねじ26は、コアカバー21の位置決
めねじ孔21cにねじ込まれる。
【0042】固定子4では、組付けに際し、図3に示さ
れるように、内側コア22のインシュレータ支持部24
bにインシュレータ23がそれぞれ装着されると、内側
コア24の外側コア嵌入部24cがインシュレータ23
の第2のフランジ23cからそれぞれ外側に突出して配
置される。
【0043】そして、インシュレータ23がインシュレ
ータ支持部24bに装着された内側コア24に対し、そ
れぞれのインシュレータ23のコイル巻線巻回部23a
にコイル巻線25が巻回される。このとき、インシュレ
ータ23の第2のフランジ23cがコイル巻線25の引
き回し側に配置され、その第2のフランジ23cの4角
部分にカット部23c1がそれぞれ形成されているた
め、コイル巻線25は、コイル巻線巻回部23aのまわ
りで引っ掛かることなく巻回され、コイル巻線25の端
部がインシュレータ23の外側に引き出される。
【0044】次に、コアカバー21の位置決めねじ孔2
1cに内側コア受22bを対応させて外側コア22がコ
アカバー21の外側板21a内に収められ、この外側コ
ア22のそれぞれの内側コア受22bに内側コア24の
それぞれの外側コア嵌入部24cが図3中上方から嵌め
入れられることによって、内側コア24のインシュレー
タ支持部24bおよびインシュレータ23が外側コア2
2に対して位置決めされる。このとき、内側コア24の
外側コア嵌入部24cは、外側コア22の径方向に移動
可能にして配置されるため、内側コア24と外側コア2
2とは固定されていない。
【0045】続いて、図4に示されるように、外側コア
22の内側コア受22bに位置決めされている内側コア
24のそれぞれの外側コア嵌入部24cに形成されたね
じ挿通孔24c2に位置決めねじ26がそれぞれ挿入さ
れていき、位置決めねじ26がコアカバー21の位置決
めねじ孔21cにそれぞれねじ込まれる。このとき、内
側コア24の外側コア嵌入部24cは、外側コア22の
径方向に移動可能にして配置されているから、位置決め
ねじ26がコアカバー21の位置決めねじ孔21cにね
じ込まれる際に、外側コア22の中心寄りに位置ずれし
ている内側コア24の外側コア嵌入部24cは外側コア
22の外周方向に変位されるとともに、外側コア22の
外周方向に位置ずれしている内側コア24の外側コア嵌
入部24cは外側コア22の中心寄りに変位されること
によって内側コア24の外側コア嵌入部24が予め定め
られた位置に調整される。これにより、内側コア24は
内周の形状が真円形にされる。そして、真円形にされた
内周形状の内側コア本体24aをもつ内側コア24の内
周部に回転子5が非接触で配置される。
【0046】固定子4では、コアカバー21の外側にそ
れぞれ引き出されたコイル巻線25が図示しないモータ
制御回路に電気的に接続されるため、そのモータ制御回
路からコイル巻線25毎に所定の電流が順次供給される
ことにより、内側コア24の内側コア本体24aの内周
部に回転磁界を生ずる。
【0047】回転子5には、円板部5aと側板部5bと
から断面形状がコ字状にされた回転子本体5cが備えら
れており、円板部5aの中央部に出力軸支持部5dが形
成されている。側板部5bは幅寸法L1にされている。
【0048】円板部5aには、センサマグネット取付部
5a1が外側に向け円筒形に突出形成されており、この
センサマグネット取付部5a1にセンサマグネット63
が取付けられている。
【0049】出力軸支持部5dには、小径側軸受取付部
5d1と大径側軸受取付部5d2とが形成されており、
小径側軸受取付部5d1に第3の軸受27が取付けら
れ、大径側軸受取付部5d2に第4の軸受28が取付け
られている。側板部5bには、前述した幅寸法L1でも
って、内径寸法d1にされた減速機構収容部5eが形成
されている。回転子5の側板部5bの外周部には、8個
のマグネット6が円周上に並べて固定されている。8の
マグネット6は隣同士が異なる極に着磁されている。
【0050】第3の軸受27は、外輪が出力軸支持部5
dの第1のケース2側に固定され、内輪に出力軸7に形
成された第1の軸部7bが挿入されている。
【0051】第4の軸受28は、外輪が出力軸支持部5
dの第1のケース2とは反対側に固定され、内輪に出力
軸7に形成された第1の軸部7bが挿入されている。第
4の軸受28は、第3の軸受27よりも大型である。
【0052】回転子5には、出力軸支持部5dの大径側
軸受取付部5d2の外周部に第1の太陽歯車9が回転子
本体5cに一体に形成されている。
【0053】第1の太陽歯車9は、回転子5の側板部5
bの幅寸法L1の半分よりも小さい幅寸法L2にされて
おり、この第1の太陽歯車9には、平歯の第1の外歯9
aが形成されている。第1の太陽歯車9の第1の外歯9
aには、第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、1
1、12がそれぞれ噛合されている。第1の太陽歯車9
は、回転子5の減速機構収容部5e内に収容されてい
る。
【0054】出力軸7は、単一の軸部材として成形され
ており、この出力軸7には、軸状をなす軸本体7aの基
端部に第2のケース3から突出した負荷結合部7dが形
成されている。出力軸7の負荷結合部7dは、図9に示
されるように、電動式バイク80の後輪ホイール80d
にナット80eを締め込むことによって結合される。
【0055】出力軸7には、軸本体7aの先端部から基
端部に向けて第1の軸部7b、第2の軸部7e、第3の
軸部7f、第4の軸部7c、負荷結合部7dが一体成形
されている。第1の軸部7bは円形の軸にされていて第
2の軸部7eよりも外径が小さくされ、第2の軸部7e
は円形の軸にされていて第3の軸部7fよりも外径が小
さくされ、第3の軸部7fは小判形の軸にされていて第
4の軸部7cより外径が小さくされている。
【0056】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12は、いずれも同じ外径で第1の太陽歯車9の
幅寸法L2よりも小さい幅寸法L3にされており、図2
に示されるように、第1、第2、第3の1段目遊星歯車
10、11、12のそれぞれには、平歯である外歯10
a、11a、12aが形成されている。第1、第2、第
3の1段目遊星歯車10、11、12は、それぞれの中
央部に枢支ピン30、30、30が挿入され、枢支ピン
30、30、30が第1の支持部材13の外周部に形成
されたピン支持部13b、13b、13bにそれぞれ固
定されているため、第1の支持部材13に回転可能に支
持されている。第1、第2、第3の1段目遊星歯車1
0、11、12は、回転子5の減速機構収容部5e内に
収容されている。
【0057】第1の支持部材13には、円板形状にされ
た第1の支持部材本体13aの中央部に出力軸支持部1
3cが形成されている。出力軸支持部13cには、小径
側軸受取付部13c1と大径側軸受取付部13c2とが
形成されており、小径側軸受取付部13c1に第5の軸
受31が取付けられ、大径側軸受取付部13c2に第6
の軸受32が取付けられている。第6の軸受32は第5
の軸受31よりも大型である。第1の支持部材13は、
回転子5の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0058】第5の軸受31は、外輪が出力軸支持部1
3cの小径側軸受取付部13c1に固定され、内輪に出
力軸7に形成された第2の軸部7eが挿入されている。
第6の軸受32は、外輪が出力軸支持部13cの大径側
軸受取付部13c2に固定され、内輪に出力軸7に形成
された第2の軸部7eが挿入されている。
【0059】第1の支持部材13には、第1の支持部材
本体13aの外周部に、等間隔でピン支持部13b、1
3b、13bが配置されており、前述したように、ピン
支持部13b、13b、13bに第1、第2、第3の1
段目遊星歯車10、11、12が枢支ピン30、30、
30によって回転可能に取付けられている。
【0060】第1の支持部材13には、大径側軸受取付
部13c2の外周部に第2の太陽歯車14が第1の支持
部材本体13aに一体に形成されている。
【0061】第2の太陽歯車14は、前述した第1の太
陽歯車9と同一にして回転子5の側板部5bの幅寸法L
1の半分よりも小さい幅寸法L4にされており、この第
2の太陽歯車14には、平歯である第2の外歯14aが
形成されている。第2の太陽歯車14の第2の外歯14
aには、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、1
6、17が噛合されている。第2の太陽歯車14は、回
転子5の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0062】第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17は、いずれも同じ外径で第2の太陽歯車14
の幅寸法L4よりも小さい幅寸法L5にされており、図
2に示されるように、第1、第2、第3の2段目遊星歯
車15、16、17のそれぞれには、平歯である外歯1
5a、16a、17aが形成されている。第1、第2、
第3の2段目遊星歯車15、16、17は、それぞれの
中央部に枢支ピン33、33、33が挿入され、枢支ピ
ン33、33、33が第2の支持部材18の外周部に形
成されたピン支持部18b、18b、18bにそれぞれ
固定されているため、第2の支持部材18に回転可能に
支持されている。第1、第2、第3の2段目遊星歯車1
5、16、17は、回転子5の減速機構収容部5e内に
収容されている。
【0063】第2の支持部材18には、円板形状にされ
た第2の支持部材本体18aの中央部に出力軸結合部1
8cが形成されている。出力軸結合部18cは、図2に
示されるように、小判形の孔にされているため、出力軸
7の小判形の第3の軸部7fが挿入されることによって
出力軸7に一体的に結合される。第2の支持部材18
は、回転子5の減速機構収容部5e内に収容されてい
る。
【0064】第2の支持部材18には、第2の支持部材
本体18aの外周部に、等間隔でピン支持部18b、1
8b、18bが配置されており、前述したように、ピン
支持部18b、18b、18bに第1、第2、第3の2
段目遊星歯車15、16、17が枢支ピン33、33、
33によって回転可能に取付けられている。
【0065】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12と、第1、第2、第3の2段目遊星歯車1
5、16、17の外側には、共通の内歯車8が配置され
ている。
【0066】内歯車8には、回転子5の側板部5bの内
径寸法d1よりも小さい外径寸法d2の円環形状にされ
て側板部5bの内周部に収容されていて、回転子5の側
板部5bの幅寸法L1よりもわずかに大きい幅寸法L7
にされた内歯車本体8aが備えられており、この内歯車
本体8aの内周部には、中央部から先端部までの間に、
第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、12の
外歯10a、11a、12aおよび第1、第2、第3の
2段目遊星歯車15、16、17の外歯15a、16
a、17aに噛合される共通の内歯8cが形成されてい
る。内歯8cは、回転子5の側板部5bの幅寸法L1と
同等の幅寸法L6にされている。内歯車8は、回転子5
の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0067】内歯車8には、内歯8cの内周側に、第1
の太陽歯車9と、第1、第2、第3の1段目遊星歯車1
0、11、12と、第1の支持部材13と、第2の太陽
歯車14と、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17と、第2の支持部材18とが収容されてい
る。
【0068】内歯車本体8aの基端部には、第2のケー
ス固定部8bが形成されている。内歯車8は、第2のケ
ース固定部8bが第2のケース3に形成された内歯車固
定部3cに嵌入れられることによって第2のケース3に
固定されている。
【0069】減速機構50では、共通の内歯車8、第
1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、12、第
1の太陽歯車9、第1の支持部材13からなる1段目減
速機構51と、共通の内歯車8、第1、第2、第3の2
段目遊星歯車15、16、17、第2の太陽歯車14、
第2の支持部材18とからなる2段目減速機構52が回
転子5の減速機構収容部5e内にそれぞれ収容されてい
るため、回転子5の外側に配置されるものがなく、それ
故、回転子5の外形に基づき減速機構50の外形が小さ
くなっている。
【0070】また、減速機構50では、第1の太陽歯車
9と第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、1
2とが回転子5の円板部5a側で出力軸7に形成された
第1の軸部7bの径方向に並べて配置されているととも
に、第2の太陽歯車14と第1、第2、第3の2段目遊
星歯車15、16、17とが第2の軸部7eの径方向に
並べて配置されているため、全体の幅寸法が小さくな
る。
【0071】そして、減速機構50では、第1の太陽歯
車9が出力軸7の第1の軸部7bによって支持されてい
るとともに、第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12と第1の支持部材13と第2の太陽歯車14
とが出力軸7の第2の軸部7eによって支持され、第3
の支持部材と第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17とが第3の軸部7fによって支持されてお
り、これら第1、第2、第3の軸部7b、7e、7fが
出力軸7に一体にして形成されているので、2つの減速
機構毎に別体の出力軸を設ける必要がなくなる。
【0072】このような構造の減速機構付モータ1は、
第1のケース2が電動式バイク80のトレーリングアー
ム80aに固定されるとともに、出力軸7の負荷結合部
7dが電動式バイク80の後輪ホイール80dに結合さ
れ、固定子4のコイル巻線25、回転検出機構60のリ
ード線64が電動式バイク80に内装されたモータ制御
回路に電気的に接続されて電動式バイク80に搭載され
る。モータ制御回路は、電動式バイク80に備えられた
スロットルが開閉されることによって、回転検出機構6
0が検出している回転数データがフィードバックされる
ことによりコイル巻線25に供給する電流のデューティ
を制御する。
【0073】電動式バイク80のイグニションキーがオ
ン切換えされると、モータ制御回路に電源が投入され
る。そこで、スロットルが開かれると、モータ制御回路
より、固定子4のコイル巻線25に電流が供給されて、
固定子4の内側コア24の内周部に回転磁界が発生す
る。
【0074】固定子4の内側コア24の内周部に回転磁
界が発生すると、回転子5のそれぞれのマグネット6と
の間での電磁誘導によって回転子5に回転力が与えら
れ、回転子5が正回転を始める。
【0075】回転子5が正回転を始めると、第1の太陽
歯車9も回転子5とともに正回転するため、第1の太陽
歯車9の正回転によって、第1、第2、第3の1段目遊
星歯車10、11、12が逆回転で自転しながら第1の
太陽歯車9のまわりを正方向に公転する。
【0076】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12が第1の太陽歯車9のまわりを正方向に公転
するため、第1の支持部材13が回転子5の回転を減速
して正回転する。このとき、第1、第2、第3の1段目
遊星歯車10、11、12は、内歯車8に噛み合いなが
ら、内歯車8の内側を公転する。
【0077】第1の支持部材13が正回転することによ
り、第2の太陽歯車14も第1の支持部材13とともに
正回転する。
【0078】第2の太陽歯車14が正回転することによ
り、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、16、1
7が逆回転で自転しながら第2の太陽歯車14のまわり
を正方向に公転する。
【0079】第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17が第2の太陽歯車14のまわりを正方向に公
転するため、第2の支持部材18が第1の支持部材13
の回転を減速して正回転する。このとき、第1、第2、
第3の2段目遊星歯車15、16、17は、内歯車8に
噛み合いながら、内歯車8の内側を公転する。
【0080】第2の支持部材18が正回転することによ
り、この第2の支持部材18に結合された出力軸7が正
回転し、出力軸7の正回転により、後輪ホイール80d
が正回転して電動式バイク80が前進する。
【0081】スロットルが開かれると、モータ制御回路
よりコイル巻線25に供給される電圧のデューティ比が
上がるため、出力軸7の回転数が上がって電動式バイク
80が増速され、これに反して、スロットルが閉じられ
ると、モータ制御回路よりコイル巻線25に供給される
電圧のデューティ比が下がるため、出力軸7の回転数が
下がって電動式バイク80が減速される。
【0082】上述したように、減速機構付モータ1で
は、固定子4に設けられた位置決め手段40により、位
置決めねじ26がコアカバー21の位置決めねじ孔21
cにねじ込まれることによって、外側コア22の中心寄
りに位置ずれしている内側コア24の外側コア嵌入部2
4cが外側コア22の外周方向に変位されるとともに、
外側コア22の外周方向に位置ずれしている内側コア2
4の外側コア嵌入部24cが外側コア22の中心寄りに
変位されることによって内側コア24の外側コア嵌入部
24が予め定められた位置に調整されて、内側コア24
の内側コア本体24aの内周形状が真円形にされるか
ら、内側コア24と回転子5との間のギャップ寸法を小
さくするものとなる。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4に係わる減速機構付モータによれ
ば、回転子のマグネットの外側に非接触で配置される固
定子は、固定子に設けられた位置決め手段により、内側
コアが外側コアの予め定められた位置に位置決められる
ことによって内側コアの内周が真円形になる。それ故、
内側コアを外側コアに組付けるだけで、内側コアの内周
が歪むことなく外側コアとの組付けが行われる。よっ
て、極めて容易にして内側コアの内周を真円にして外側
コアに組込めて、高い効率が得られるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる減速機構付モータの一実施例
の内部構造を説明する部分破断正面図である。
【図2】図1に示した減速機構付モータにおいての各部
品の組付関係を説明する外観斜視図である。
【図3】図1に示した減速機構付モータに用いた固定子
においての各部材の組付関係を説明する外観斜視図であ
る。
【図4】図1に示した減速機構付モータに用いた固定子
の外観図である。
【図5】図1に示した減速機構付モータに用いたホルダ
とホール素子との組付け関係を説明する外観斜視図であ
る。
【図6】図5に示したホルダの下方から見た外観斜視図
である。
【図7】図6に示したホルダにおいてのホール素子の固
定部分の拡大図である。
【図8】図1に示した減速機構付モータが用いられる電
動式バイクの正面図である。
【図9】図8に示した電動式バイクにおいての減速機構
付モータの組付関係を説明する部分破断平面図である。
【符号の説明】
1 減速機構付モータ 4 固定子 5 回転子 6 マグネット 7 出力軸 8 内歯車 9 第1の太陽歯車 10 (1段目遊星歯車)第1の1段目遊星歯車 11 (1段目遊星歯車)第2の1段目遊星歯車 12 (1段目遊星歯車)第3の1段目遊星歯車 13 第1の支持部材 14 第2の太陽歯車 15 (2段目遊星歯車)第1の2段目遊星歯車 16 (2段目遊星歯車)第2の2段目遊星歯車 17 (2段目遊星歯車)第3の2段目遊星歯車 18 第2の支持部材 21 コアカバー 21c 位置決めねじ孔 22 外側コア 22a 外側コア本体 22b 内側コア受 23 インシュレータ 24 内側コア 24a 内側コア本体 24b インシュレータ支持部 24c 外側コア嵌入部 24c2 ねじ挿通孔 25 コイル巻線 40 位置決め手段 51 1段目減速機構 52 2段目減速機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA17 FB05 GB03 GC13 GC24 GC26 GC29 GD02 GD07 GE27 GE29 5H607 AA12 BB01 CC01 CC03 DD01 DD02 DD03 EE33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に結合される出力軸と、 上記出力軸の外側に配置された第1の太陽歯車、該第1
    の太陽歯車に外側で噛合されている1段目遊星歯車、該
    1段目遊星歯車を回転可能に支持する第1の支持部材、
    該1段目遊星歯車に外側で噛合されている共通の内歯車
    をもつ1段目減速機構と、 上記第1の支持部材に一体的に形成された第2の太陽歯
    車、該第2の太陽歯車に外側で噛合されているとともに
    上記内歯車に内側で噛合されている2段目遊星歯車、該
    2段目遊星歯車を回転可能に支持するとともに上記出力
    軸に結合された第2の支持部材をもつ2段目減速機構
    と、 上記内歯車の外側に配置されていて、上記出力軸に回転
    可能に支持されているとともに上記第1の太陽歯車が一
    体的に形成され、外周部にマグネットをもつ回転子と、 上記回転子のマグネットに非接触にして該マグネットの
    外側に配置されていてコイル巻線が巻回されたインシュ
    レータが装着された内側コア、該内側コアとは独立して
    内側コアの外側に配置されていて内側コアに磁気的に接
    続可能に結合された外側コアをもち、該コイル巻線への
    通電により該内側コアの内側に回転磁界を発生する固定
    子と、 上記内側コアと上記外側コアとの間に設けられていて、
    該内側コアを該外側コアの予め定められた位置に位置決
    め可能な位置決め手段を備えていることを特徴とする減
    速機構付モータ。
  2. 【請求項2】 負荷に結合される出力軸と、 上記出力軸の外側に配置された第1の太陽歯車と、 上記第1の太陽歯車の外側に配置されていて該第1の太
    陽歯車に噛み合う1段目遊星歯車と、 上記出力軸に回転可能に支持されているとともに上記1
    段目遊星歯車を回転可能に支持している第1の支持部材
    と、 上記第1の支持部材に一体的に形成された第2の太陽歯
    車と、 上記第2の太陽歯車の外側に配置されていて該第2の太
    陽歯車に噛み合う2段目遊星歯車と、 上記出力軸に結合されていて上記2段目遊星歯車を回転
    可能に支持している第2の支持部材と、 上記1段目遊星歯車および上記2段目遊星歯車の外側に
    配置されていて該1段目遊星歯車および該2段目遊星歯
    車に噛合されている共通の内歯車と、 上記内歯車の外側に配置されていて、上記出力軸に回転
    可能に支持されているとともに上記第1の太陽歯車が一
    体的に形成され、外周部にマグネットをもつ回転子と、 上記回転子のマグネットに非接触にして該マグネットの
    外側に配置されていてコイル巻線が巻回されたインシュ
    レータが装着された内側コア、該内側コアとは独立して
    内側コアの外側に配置されていて内側コアに磁気的に接
    続可能に結合された外側コアをもち、該コイル巻線への
    通電により該内側コアの内側に回転磁界を発生する固定
    子と、 上記内側コアと上記外側コアとの間に設けられていて、
    該内側コアの内周を真円形にして該外側コアに取付ける
    ための位置決め手段を備えていることを特徴とする減速
    機構付モータ。
  3. 【請求項3】 内側コアには、回転子のマグネットの外
    側に配置される内側コア本体と、この内側コア本体の外
    側に突出形成されていてインシュレータが装着される複
    数個のインシュレータ支持部と、該インシュレータ支持
    部の先端部に形成された外側コア嵌入部が備えられ、 外側コアには、上記内側コアの外周部に配置される外側
    コア本体と、この外側コア本体の内側に配置されていて
    上記内側コアの外側コア嵌入部がそれぞれ嵌入可能な内
    側コア受が備えられ、 位置決め手段は、内側コアの外側コア嵌入部と、外側コ
    アの内側コア受とからなることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の減速機構付モータ。
  4. 【請求項4】 固定子には、内側コア、外側コアが収容
    されるコアカバーが備えられていてこのコアカバーに位
    置決めねじがねじ込まれる位置決めねじ孔が形成されて
    おり、 内側コアには、外側コア嵌入部に、上記位置決めねじが
    挿通されるねじ挿通孔が形成され、 位置決め手段は、位置決めねじと、上記コアカバーの位
    置決めねじ孔と、上記内側コアのねじ挿通孔とからな
    り、 固定子は、内側コアの外側コア嵌入部が外側コアの内側
    コア受に嵌入され、外側コア嵌入部のねじ挿通孔に挿入
    された位置決めねじのコアカバーの位置決めねじ孔への
    ねじ込みにより、内側コア、外側コアが上記コアカバー
    に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の減
    速機構付モータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1562275A1 (de) * 2004-02-04 2005-08-10 Beatrix Dipl.-Ing. Gross Motor mit Planetengetriebe
CN114165561A (zh) * 2021-12-13 2022-03-11 华宏伟 一种嵌入式智能行星齿轮减速器

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