JP2000350256A - グループ通信装置 - Google Patents
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Abstract
を制御するとともにグループ通信を管理する回線制御装
置を備えたグループ通信装置に関し、送信権が付与され
ている移動局が通信中であるとき、他の移動局が緊急通
信を行うことを可能とする。 【解決手段】各基地局21が送信局が同一無線ゾーン21a
内に在圏するか否か及び好ましくはアクセスの可否を自
局の無線ゾーン21aに在圏する移動局31に通知し、この
通知に基づき該移動局31が緊急通信要求を発行するチャ
ネルを決定し、回線制御装置11が該緊急通信要求を検出
したとき該送信局の該送信権を強制的に解放するか、該
送信局に緊急通信要求があったことをことを通知する
か、又は通知したにも関わらず該送信局が該送信権解放
しないとき所定時間経過後、強制的に送信権を解放す
る。
Description
関し、特に基地局と移動局で構成される複数の無線ゾー
ンを制御するとともにグループ通信を管理する回線制御
装置を備えたグループ通信装置に関するものである。
ループを構成して相互接続通信を行うものであり、送信
権を有する移動局が他の移動局に対して通話を行う。こ
のようなグループ通信では、送信権を他の移動局に渡す
制御方式が重要となる。
人電波産業会で標準化されているRCRSTD-39通信方式(ST
D-39 π/4シフトQPSK変調方式)がある。この方式を以
下に説明する。
成例を示している。このグループ通信装置10は、相互に
接続された回線制御装置11…1nと、これらの回線制御装
置11…1nにそれぞれ接続された基地局21,22,…,23、
…、基地局24,25,…,2nと、これらの基地局21〜23、
…、24〜2nの無線ゾーン(サービスゾーン)21a〜23a、
…、24a〜2naに在圏する移動局31〜32,…,35〜36,
…,37〜38,…,3i〜3nとで構成されている。
介した内線電話機及び通信卓がそれぞれ接続され、指令
卓が共通に接続されるのが一般的である。移動局31〜3n
は、移動局個別に付与された個別番号の他に、予め登録
された所属する通信グループのグループ番号も有してい
る。
する複数の移動局の中の1局が話し手(以下、送信局と
称する)となり、他の移動局全てが聞き手(以下、受信
局と称する)となるものである。以下に、グループ通信
装置10の動作を図44の通信フェーズを用いて説明する。
した基地局21,22のサービスゾーン21a,22aにそれぞれ
在圏する移動局31及び32、移動局33及び34が同一通信グ
ループAに属していることを前提としている。図44にお
いて、移動局31は、対象グループAのグループ通信発呼
要求が発生した場合、発信操作を行い「グループ通信発
呼要求メッセージ=I(発信無線状態報告,−,単信呼設
定)」を在圏する基地局21に対して送信する。この時、
グループAのグループ番号を該メッセージに乗せて基地
局21に送信する(同図ステップS01)。
動局31からグループAの「グループ通信要求」があった
ことを通知する(同S02)。回線制御装置11は、グルー
プAの属する移動局32,33及び34がどこの基地局のサー
ビスゾーンに在圏しているかをホームロケーションレジ
スタ(HLR)により検索する。そして、グループAに属す
る移動局32、及び移動局33,34がそれぞれ基地局21及び
22に在圏することを認識する。
22を介して、グループ通信呼出[UI(ページング,−,
通信形態)]を移動局32,33及び34に送信する(同S0
4)。さらに、回線制御装置11は、チャネル指定[UI(無
線チャネル指定,−,呼設定)]により、グループ通信
に使用する通話チャネル(周波数とスロット)を各基地
局21及び22を介して移動局32,33及び34に通知する(同
S05)。
チャネルに切り替える(同S06)。基地局21及び22は、チ
ャネル指定した通話チャネルにおいて、移動局が通話チ
ャネルと同期確立するための同期バースト信号SB1を一
定時間送信する(同S07)。
ットを示している。同図(1)は、上り同期バースト信号S
B1の構成を示しており、フレーム前後のガード時間G、
リニアライザ用プリアンブルLP、バースト過渡応答用ガ
ード時間R、プリアンブルP、同期ワードSW、テールビッ
トQを含んだパラメータ部、から成っている。
している(以下、同様)。同図(2)は、下り同期バース
ト信号SB1のフォーマットを示しており、このフレーム
が、同図(1)のフレームと異なる点は、前後のガード時
間G及びリニアライザ用プリアンブルLPが無く、プリア
ンブルPが102ビットに大きくなっていること、並びにポ
ストアンブルPostが付加されていることである。
アイドルビットI、カラーコードCC、バースト識別ビッ
トB、タイムアライメント量TA、スーパフレーム同期カ
ウンタSSC、及び呼出符号IDから成っている。下り同期
バースト信号のパラメータ部は、上り信号SB1のパラメ
ータ部のアイドルビットIが制御チャネル通信情報CIに
置き代わっていることのみが異なっている。
を示しており、フレーム同期確立用の初期同期バースト
信号SB1及びSB2のとき“0”に設定され、タイムアライ
メント調整用及びスーパフレーム同期確立用の完了同期
バースト信号SB3及びSB4のとき“1”に設定される。
用物理チャネルに切り替える(同S08)。移動局31,32,
33及び34は、下りの初期同期バースト信号SB1又は通話C
Hを受信し、同期確立を行う。同期確立に成功した移動
局は、当該グループにおいて受信局となる。
トを示している。上りの通信用物理チャネルは、同図
(1)に示す如く、6ビットのバースト過渡応答用ガード
時間R、2ビットのプリアンブルP、148ビットのトラ
ヒックチャネル(TCH:以後、通話CHと称することがあ
る)、20ビットの同期ワードSW、2ビットのアイドル
ビットI、6ビットのカラーコードCC、20ビットの低
速ACCH又はRCH、108ビットのトラヒックチャ
ネルTCH、及び8ビットのガード時間Gで構成されてい
る。
す如く、同図(1)に示した上りの物理チャネルとほぼ同
じ構成であるが、最初のトラヒックチャネルTCH及び次
のトラヒックチャネルTCHのビット数がそれぞれ112及び
144ビットであることと、アイドルビットIの代わりに2
ビットの制御チャネル通信情報CIが挿入されているこ
と、及びガード時間Gの代わりに8ビットのビジー/アイ
ドルビットB/Iが付加されていることが異なっている。
移動局31,32,33及び34の内のいずれも送信権を獲得し
ていない場合、同図(2)に示すビジー/アイドルビットB/
I(以下、B/Iビットと称する)をアイドルIに設定す
る。同図(3)は、B/Iビットの設定値を示しており、ビジ
ーB及びアイドルIの設定値は、それぞれ“11111111”及
び“00000000”である。
態を示し、ビジーBは、アクセス可能でない状態を示し
ている。以後、これらの状態をそれぞれ“I状態”又は
“アクセス許可状態”、及び“B状態”又は“アクセス
非許可状態”と称する。図44(2)は、移動局が送信権を
獲得し送信局となるための通信フェーズを示している。
例えば移動局31は、送信局となるためにプレススイッチ
がONされると(同図のステップS10)、まず、基地局21
から通知されているB/Iビットを参照し、B/I=I(アクセ
ス許可状態)であることを確認する。
号SB2を基地局21に送信する。この時移動局31は、呼出
符号IDを同期バースト信号SB2に乗せて基地局21に送信
する(同S11)。図45(4)は、呼出符号IDの構成を示して
おり、この呼出符号IDは、識別子と移動局個別番号で構
成されている。識別子=“1”は個別を意味し、識別子
=“0”はグループをを意味している。
可状態)”で上り同期バースト信号SB2を受信すると、通
話CHのB/Iビット=“I”の送出を停止し、下りチャネル
で同期バースト信号SB3を移動局31に送信する(図44(2)
のステップS12)。この時、基地局21は、上り同期バー
スト信号SB2で受信した呼出符号IDを下り同期バースト
信号SB3に乗せて移動局31に送信するとともに、受信し
た上り同期バースト信号SB2の伝送遅延時間を測定し、
この遅延時間を移動局送信タイミング調整量とするタイ
ムアラメント量TAを下り同期バースト信号SB3に乗せて
移動局31に送信する。
中、下り同期バースト信号SB3を受信した場合、復元し
た情報の呼出符号IDが同期バースト信号SB2で送信した
自局の呼出符号IDと一致した場合には、上り同期バース
ト信号SB2の送信を停止し、上り同期バースト信号SB4の
送信を開始する(同S13)。
受信したタイムアライメント量TAも上り同期バースト信
号SB4により返送する。基地局21は、上り同期バースト
信号SB4を受信した場合、上り同期バースト信号SB4によ
り受信したタイムアライント量TAを参照し、タイムアラ
イメント量TAが下り同期バースト信号SB3で指定したタ
イムアライメント量と一致した場合には、下り同期バー
スト信号SB3の送信を停止し、図46(2)のフォーマットの
下り通話CHの送信を開始する(図44(2)のステップS1
4)。
(アクセス非許可状態)”設定して移動局31に送信する。
移動局31は、下り通話CHを受信して、上り同期バースト
信号SB4の送信を停止し、基地局21に対して上り通話CH
(音声)の送信を開始する(同S15)。
局31に送信権を付与したことを認識する。基地局21は、
移動局31に送信権を付与すると、グループAのグループ
通信を行っている基地局22の配下に在圏する移動局が送
信権を獲得しないように、回線制御装置11及び基地局22
を介して、通話CH(音声)[B/I=B(アクセス非許可)]を
移動局33及び34に通知する(同S16)。
次の送信局のために、プレススイッチをオフにし(同S1
7)、「送信権解放メッセージ=UI(送信権解放,−,
−)」を基地局21に対して送信する(同S18)。基地局21
は、当該チャネルの下り通話CHのB/I=“I=00000000
(アクセス許可状態)”に設定して移動局31及び32に送
信する。
獲得可能なように、通話CHのB/Iビット=I(アクセス許
可)を回線制御装置11を介して基地局22に通知する(同S
19)。基地局22は、通話CHのB/Iビット=“B”の送信を停
止し、移動局33及び34へ通話CHのB/Iビット=“I”を送
信する。
“I”を移動局31及び32へ送信する。
ープ通信装置においては、受信局が当該グループに対し
て緊急通信があることを送信局及び基地局に対して通知
する手段がないため、基地局は、強制的に送信権を解放
することも、送信局に対して送信権の解放を要求するた
めに通知することもできない。従って、送信局が送信権
を解放しない限り他の受信局である移動局は送信権を獲
得できない。
は、上りチャネルが空いているため、緊急通信であるこ
とを基地局に通知することが可能であるが、送信局が存
在するか否かを基地局から通知されていないため、送信
局が存在する無線ゾーンにおいてそのことを知らないで
緊急通信要求を送信する可能性がある。この場合、送信
局と相互に干渉し合い、緊急通信要求が伝わらない可能
性がある。
の必要性が発生した場合、送信局が送信権を解放するま
で緊急通信が待たされるという問題があった。従って本
発明は、基地局と移動局で構成される複数の無線ゾーン
を制御するとともにグループ通信を管理する回線制御装
置を備えたグループ通信装置において、送信権が付与さ
れている移動局が通信中であるとき、他の移動局が緊急
通信を行うことできるグループ通信装置とすることを課
題とする。
め、請求項1に係る本発明のグループ通信装置は、各基
地局は、送信権が付与されている移動局である送信局が
同一無線ゾーン内に在圏するか否かを自局の無線ゾーン
に在圏する移動局に通知し、該移動局は、該送信局の無
線ゾーンと異なる無線ゾーンに在圏するとき、通信回線
を介して緊急通信要求を発行し、該回線制御装置は、該
緊急通信要求を検出したとき、該送信局の該送信権を強
制的に解放することを特徴としている。
(サービスゾーン)に送信局が在圏しているか否かを自
局の無線ゾーンに在圏する各移動局に通知する。この通
知に基づいて、送信局と異なる無線ゾーンに在圏するこ
とを認識した移動局は、緊急通信が必要になったとき通
信回線を介して緊急通信要求を発行する。この緊急通信
要求を検出した回線制御装置は、該送信局の該送信権を
強制的に解放する。
無線ゾーンに在圏する移動局は、例えば緊急通信スイッ
チを押すことにより緊急通信を行うことが可能になる。
また、請求項2に係る本発明においては、該回線制御装
置は、該送信権を強制的に解放する代わりに、該送信局
に対して該緊急通信要求があったことを通知する手段を
有することができる。
急通信要求を検出した回線制御装置は、該送信局に緊急
通信要求があったことを通知する。この通知を受けて該
送信局は、該送信権を解放する。これにより、緊急通信
要求を発行した移動局は、例えば緊急通信スイッチを押
すことにより緊急送信を行うことが可能になる。
該回線制御装置は、該送信局が該送信権を所定の時間以
上解放しないとき強制的に解放するタイマを有すること
ができる。すなわち、請求項3の本発明において、該回
線制御装置は、該送信局に緊急通信要求があったことを
通知すると共に、タイマをスタートさせる。そして、該
送信局が、通知を受けたにもかかわらず送信権を解放し
ない場合、所定の時間経過してタイムアウトしたとき、
強制的に送信権を解放する。
た場合又は認識できない場合等においても、送信権を解
放して通話に割り込むことが可能となる。また、請求項
4に係る本発明においては、該移動局は、該送信局と同
一の該無線ゾーンに在圏し、該在圏する無線ゾーンの制
御回線を介して該緊急通信要求を発行することが可能で
ある。
動局は、自局が該送信局と同じ無線ゾーンに在圏するこ
とを認識し、制御回線を介して該緊急通信要求が発行す
る。この緊急通信要求を検出した回線制御装置は、該送
信局の該送信権を強制的に解放するか、又は緊急通信要
求が有ったことを該送信局に通知するか、又は所定時間
経過したとき該送信権を強制的に解放する。
局は、例えば、緊急通信スイッチを押すことにより緊急
送信を行うことが可能になる。また、請求項5に係る本
発明においては、該移動局は、該制御回線の代わりに、
該在圏する無線ゾーンに隣接する無線ゾーンの制御回線
を介して該緊急通信要求を発行することが可能である。
じ無線ゾーンに在圏するときで、例えば制御回線が使用
できないとき、隣接する無線ゾーンの制御回線を経由し
て緊急通信要求を発行する。この緊急通信要求を受信し
た回線制御装置は、上記と同様に該送信局の該送信権を
強制的に解放するか、又は緊急通信要求が有ったことを
該送信局に通知するか、又は所定時間経過したとき該送
信権を強制的に解放する。
局は、緊急送信を行うことが可能になる。また、請求項
6に係る本発明においては、該移動局は、該制御回線の
代わりに、該送信局が使用している通話回線とは異なる
通話回線を介して該緊急通信要求を発行することができ
る。
圏する移動局は、制御回線が例えば使用できないとき、
例えば通話回線を切り替えることにより該送信局が使用
している通話回線とは異なる通話回線を介して該緊急通
信要求を発行する。この緊急通信要求を受信した回線制
御装置は、上記と同様に該送信局の該送信権を強制的に
解放するか、又は緊急通信要求が有ったことを該送信局
に通知するか、又は所定時間経過したとき該送信権を強
制的に解放する。
局は、緊急送信を行うことができることになる。また、
請求項7に係る本発明においては、該回線制御装置は、
該送信局の該送信権が解放されたとき、これを該緊急通
信要求を行った移動局に通知する手段を有することがで
きる。
上記と同様に該送信局の該送信権が強制的、又は通知に
より、又は所定時間経過後の強制的に解放されたとき、
解放されたことを該緊急通信要求を行った移動局に通知
する。緊急通信要求を行った移動局は、該通知を受けて
送信権を獲得するタイミングが分かり、例えば緊急通信
スイッチを押すことにより緊急の通信を行うことが可能
となる。
該回線制御装置は、該送信権が解放された後の一定時
間、該緊急通信要求を行った移動局以外の移動局に対し
て送信権を付与しないことが可能である。すなわち、該
回線制御装置は、該送信権が解放された後の一定時間、
該緊急通信要求を行った移動局以外の移動局からの緊急
通信要求を受付けない。
局は、他の移動局と競合することなく確実に送信権を獲
得して、緊急の通信を行うことが可能となる。また、請
求項9に係る本発明においては、該移動局が、該通知を
表示する表示部を有することができる。
は、緊急通信要求が有ったことを表示する。該緊急通信
要求を行った移動局の表示部は、送信権が解放されたこ
とを表示する。これにより、送信局の操作者は、容易に
緊急通信要求を認識し、緊急通信要求を行った移動局の
操作者は、容易に送信権が解放されたこと認識すること
が可能となる。
局は、該緊急通信要求により該送信権が予約中であるか
否かをさらに通知することが可能である。すなわち、基
地局は、該緊急通信要求により該送信権が予約中である
か否かをさらに通知する。
求した移動局のみが、該送信権を獲得することが可能と
なる。また、請求項11に係る本発明では、該基地局は、
該送信権の予約を所定の時間経過後に解消するタイマを
有することができる。
局は、移動局が緊急通信要求により送信権を予約したに
も関わらず、送信権を獲得する要求を行わない状態が所
定の時間継続したとき、該予約を解消する。これによ
り、該所定時間経過後には、他の移動局も送信権を要求
して獲得することが可能となる。
局は、自局に該移動局が通常の送信権要求を行ってよい
か否かをさらに通知することが可能である。すなわち、
基地局は、自局のサービスゾーンに在圏する移動局に緊
急でない通常の送信権要求を行ってよいか否かを通知す
る。
する時期を知ることが可能となる。さらに、請求項13に
係る本発明では、該回線制御装置の代わりに、各基地局
が該タイマを有することを特徴としたグループ通信装
置。すなわち、上記の請求項3において、各基地局はタ
イマを有し、基地局は在圏する該送信局に緊急通信要求
があったことを通知すると共に、タイマをスタートさせ
る。そして、該送信局が、通知を受けたにもかかわらず
送信権を解放しない場合、所定の時間経過してタイムア
ウトしたとき、強制的に送信権を解放してもよい。
を示している。この実施例(1)では、図43に示したグル
ープ通信装置10の回線制御装置11、基地局21及び22、並
びにこれらのサービスゾーン(無線ゾーン)21a及び22a
に在圏する移動局31及び33の構成をより詳細に示してい
る。
(1)〜(13)では、同図に示したグループ通信装置10にお
いて、移動局31,32,33及び34が、同一の通信グループ
Aに属し、特に移動局31が送信局である場合について述
べる。また、実施例(1)〜(12)は、図2の実施例・使用
チャネル・送信権解放方法の対応テーブルで示す変形例
に対応している。
(6)、実施例(7)〜(9)、及び実施例(10)〜(12)は、それ
ぞれ使用チャネルが、通話CH、制御CH(制御回線)通信
が無い場合のCCH、隣接ゾーンのCCH、及び他の通話CHで
ある場合を示している。また、実施例(1),(4),(7),
及び(10)、実施例(2),(5),(8),及び(11)、並びに実
施例(3),(6),(9),及び(12)は、それぞれ、送信権を
即解放する場合、緊急通信有りの通知を行った後に解放
する場合、及び解放待ち後の強制的に一定時間後に解放
の場合、に対応している。なお、実施例(13)は該変形例
を更に変形したものである。
続されたメッセージ送受信部11-1及び11-2、送信権制御
部/送信権付与部11-3、緊急通信処理部11-4で構成さ
れ、メッセージ送受信部11-1及び11-2は、それぞれ基地
局21及び22に接続されている。基地局21は、送信用アン
テナ21-11及び受信用アンテナ21-12に共用器21-10を介
して接続された送受信部21-1〜21-4、及び共通制御部21
-5で構成されている。
共通に接続された送信権獲得制御部21-6、TCH_B/I制御
部/送信局有無制御部21-7、及びメッセージ制御部21-8
と、これらの制御部21-6〜21-8に接続されると共にメッ
セージ送受信部11-1に接続されたメッセージ送受信部21
-9とで構成されている。
ッセージ送受信部11-2に接続されていること以外は基地
局21と同一の構成を有している。移動局31は、受信用ア
ンテナ31-22に接続された受信部31-1、送受信用アンテ
ナ31-23に共用器31-21を介して接続された受信部31-2及
び電力増幅部31-20、この電力増幅部31-20に接続された
送信部31-3、受信部31-1,31-2並びに送信部31-3に接続
されたフレーム分解/組立制御部31-4、この制御部31-
4、受話器(RECV)31-6及びマイク(MIC)31-7に接続された
音声I/F部31-5、並びに制御部31-19で構成されている。
れたTCH_B/I検出部/送信局有無検出部31-11、送信権獲
得制御部31-12、緊急通信要求メッセージ生成送信部31-
13、送信権解放制御部31-14、LCD表示制御部31-15、緊
急表示制御部31-16、プレスON/OFF検出部31-17、及び緊
急通信要求検出部31-18で構成されている。
検出部31-18には、それぞれLCD31-8、プレススイッチ31
-9、及び緊急通信スイッチ31-10が、接続されている。
通信グループAに属する他の移動局33、移動局32(図示
せず)、及び移動局34(図示せず)は、移動局31と同一
の構成をしている。
1、及び基地局21,22の制御部21-7,22-7は、B/I情報を
それぞれ有し、移動局31〜34のメッセージ生成送信部31
-13〜34ー13は、緊急通信有無情報をそれぞれ有し、回線
制御装置11の送信権制御部/送信権付与部11-3及び緊急
通信処理部11-4は、それぞれ送信権情報及び緊急通信有
無情報を有している。
施例(1)全体の通信フェーズ(その1)及び(その2)
を示し、図5〜図7は移動局側の動作フローチャート
(その1〜3)を示し、図8〜図10は、基地局側の動作
フローチャート(その1〜3)を示し、さらに図11は、
各情報のビット割付を示し、図12は、緊急通信要求メッ
セージ及びその応答メッセージを示している。
実施例(1)〜(13)のフローを総合して示しており、例え
ば図6のフローチャート図でステップP13及びP14が実線
で接続されステップP13及びP15が破線で接続されてい
る。これは実施例(1)〜(3)の場合は実線のルートで実行
され、実施例(13)の場合では破線のルートで実行される
ことを示している。
〜図12を参照して説明する。実施例(1)では、送信権を
有する移動局31が通話中、移動局31と異なるゾーンに在
圏する移動局33が、緊急通信要求を行い強制的に送信権
を得る場合を取り扱っている。
1中の括弧付き番号と対応している。ただし、番号は必
ずしも処理の順番を示しているわけではない。また、図
3及び4では、各装置間での信号送受信ステップが省略
されている場合がある。
状態について説明する。 (1)移動局31及び32は、グループ通信発呼要求又は着呼
要求が有った場合、それぞれ図5のステップP1〜P5を経
てステップP6及びP7の“NO”の経路を循環して「プレス
スイッチON」待ち状態又は「緊急通信要求」待ち状態で
ある「アクセス許可状態」にある。
プQ1〜Q4を経由してステップQ5及びQ6の“NO”の経路を
循環して「送信権獲得要求」待ち状態、又は回線制御装
置11からの「TCH[B/I=B(送信局無)]送信要求」待ち状態
である「アクセス許可状態」にある(図3のステップS0
8)。
44(1)に示した従来のステップS01〜S08と同様であるの
で説明は省略する。図11(1)は、本発明における無線フ
レーム(通信用物理チャネル)のB/Iビットの「アクセ
ス状態情報」を示しており、この情報の設定値は図46
(3)で示した従来の設定値と異なっている。
クセス非許可状態(ゾーン内送信局有)」、「アクセス
非許可状態(ゾーン内送信局無)」、「アクセス許可状
態(送信権予約中)」、及び「アクセス許可状態」に分
類し、それぞれに“11111111”、“11110000”、“0000
1111”、及び“00000000”の設定値を割り付ける。
局有)”、“B(送信局無)”、“I(送信権予約中)”、及
び“I(アクセス許可)”と称することがある。図3のス
テップS08の通信フェーズは、図44(1)における従来のス
テップS08の「アクセス許可状態:TCH_B/I=I」と同様な
「アクセス許可状態(“I”=“00000000”)」である。
ェーズに従い送信権を獲得するときの動作を中心に以下
に説明する。なお、図5〜図8の移動局のフローチャー
トのステップ番号P及び図9〜図11の基地局のフローチ
ャートのステップ番号Qは図番号を示さずに参照する。
のステップS19)。 (3)プレスON/OFF検出部31-17は、プレススイッチ31-9が
押下されたことを検出する(ステップP6のYES)。 (4)制御部31-12は、送信権を獲得するために同期バース
トデータを作成する。
された同期バーストデータを無線伝送するためのフレー
ムを作成する。 (6)送信部31-3は、作成された無線フレームを電力増幅
部31-20、共用器31-21、及び送信用アンテナ31-23を介
して基地局21に送信する。
移動局31から送信された同期バーストデータを受信用ア
ンテナ21-12及び共用器21-10を介して受信する。 (8)送信権獲得制御部21-6は、グループ通信フェーズに
従って同期バーストデータ(送信権獲得要求)の授受を
行う(ステップQ5のYES、図3のステップS20〜S22)。
獲得要求メッセージ」を回線制御装置11に送信する(ス
テップQ7)。 (10)回線制御装置11において、メッセージ送受信部11-1
は、「送信権獲得要求メッセージ」を受信する。
送信権情報を“送信権付与中=01”に設定する。図11
(2)は、送信権情報の設定値を示しており、「送信権未
付与中」及び「送信権付与中」にそれぞれ“00”及び
“01”が割り付けられている。
とを「送信権獲得応答メッセージ」で基地局21に通知す
る。 (13)送受信部21-9は、「送信権獲得応答メッセージ」を
受信する。 (14)TCH_B/I制御部/送信局有無制御部21-7は、B/I情報
を“B(送信局有)=10”に設定する(ステップQ8)。
0のNOを循環する「送信権付与中」状態となる。図11(3)
は、B/I情報の設定値を示しており、「アイドルI」、
「ビジーB(送信局無)」、「ビジーB(送信局有)」、及び
「アイドルI(送信権予約中)」の状態に、それぞれ“0
0”,“01”,“10”,及び“11”を割り付けている。
及び33-11が有するB/I情報についても同じである。ま
た、B/I情報の「アイドルI」、「ビジーB(送信局
無)」、「ビジーB(送信局有)」、及び「アイドルI(送信
権予約中)」は、それぞれ無線フレームのB/Iビットの
“I”、“B(送信局無)”、“B(送信局有)”、及び“I
(送信権予約中)”に対応している。
信局有)=11111111”に設定した無線フレームを作成す
る。 (16)そして、共用器21-10及び送信用アンテナ21-11を経
由して“B(送信局有)”情報を移動局31及び32に通知す
る(図3のステップS23)。
ーンに在圏する移動局31に送信権を付与したことを移動
局31及び32に通知する。 (17)移動局31において、受信部31-1及び31-2は、受信用
アンテナ31-22を介して無線フレームを受信する。フレ
ーム分解/組立制御部31-4は、無線フレームのB/Iビット
から“B(送信局有)”情報を抽出する。
1のB/I情報を“B(送信局有)=10”に設定する。この結
果、移動局31は、ステップP20及びP21のNOを循環する送
信状態になる。 (19)LCD表示制御部31-15は、送信権を獲得できたことを
表示する制御を行う。
を表示する。移動局31の操作者は送信権が獲得できたこ
とを知り通話を行う(図3のステップS24)。 (21)一方、回線制御装置11において、メッセージ送受信
部11-2は、他の基地局21に送信権を付与したことを「TC
H_B/I制御メッセージ=TCH[B/I=B]送信要求」により基
地局22に通知する。
部22-9は、「TCH_B/I制御メッセージ」を受信する。 (23)そして、TCH_B/I制御部/送信局有無制御部22-7は、
B/I情報を“B(送信局無)=01”に設定する(ステップQ1
3)。
5,及びQ17のNOを循環するアクセス非許可状態(a)の状
態になる。 (24)送受信部22-3は、B/Iビットを“B(送信局無)=1111
0000”に設定した無線フレームを作成する。
動局33及び34に通知する(図3のステップS25)。すな
わち、基地局22は、自局のサービスゾーンに在圏する移
動局に送信権が付与されていないことを移動局33及び34
に通知する。 (26)移動局33において、受信部33-1及び33-2は該無線フ
レームを受信し、フレーム分解/組立制御部33-4は“B
(送信局無)”のB/Iビットを抽出する。
出部33-11は、B/I情報を“B(送信局無)=01”に設定す
る。同様に、移動局34の検出部34-11は、B/I情報を“B
(送信局無)=01”に設定する。この結果、移動局33及び
34はステップP8及びP9のNOを循環するアクセス非許可状
態になる。
送信権を獲得したことを表示するための制御を行う。 (29)LCD33-8は、他の移動局が送信権を獲得したことを
表示する。図3のステップS26〜S28は、移動局31がプレ
ススイッチ31-9を放して送信権を解放するしたときの通
信フェーズであり、図44(2)のステップS17〜S19と同様
である。
プP20において、プレススイッチ31-9がOFFされ、ステッ
プP23の送信権解放処理後、ステップP5のNOを経由して
ステップP6及びP7のNOを循環するアクセス許可状態にな
る。基地局21は、ステップQ9及びQ10の送信権付与中状
態からステップQ11の送信権解放処理を実行後、ステッ
プQ12でB/I情報を“I”に設定して、ステップQ5及びQ6
のアクセス許可状態になる。
を送信する動作を図4の通信フェーズに従い以下に説明
する。 (30)移動局33に緊急通信の必要が生じた場合、操作者
は、緊急通信スイッチ33-10を押下する(同図のステッ
プS30)。
信スイッチ33-10が押されたことを検出し(ステップP9
のYES)、送信権獲得処理を実行する(ステップP10のYE
S及びP11、同S31〜S34)。すなわち、基地局22の間で同
期バーストの授受を行い下り通話CHのB/I情報=“B(送
信局無)”であること確認する(ステップQ14のYES,Q2
7)。
-13内の緊急通信有無情報を緊急通信要求有=“01”に
設定し、「緊急通信要求メッセージ」を生成する。図11
(4)は、緊急通信有無情報の設定値を示しており、この
「緊急通信要求無」及び「緊急通信要求有」の状態に、
それぞれ“00”及び“01”が割り当てられている。この
設定値は緊急通信処理部11-4の緊急通信有無情報の設定
値と同じである。
成された「緊急通信要求メッセージ」を無線伝送するた
めのフレームを作成する。図12(1)は、「緊急通信要求
メッセージ」のフォーマットを示しており、このメッセ
ージには、情報要素として、メッセージ種別、グループ
番号、及びゾーン情報が含まれている。
ビットの“0000”と20ビットのグループ番号で構成され
ている。同(3)は、ゾーン情報を示しており、制御ゾー
ンを識別するための制御ゾーン番号、及び基地局を識別
するための基地局番号で構成されている。
ージ=UI(緊急通信要求,−,−)」を図46(1)に示した
上り通話CHのSACCH又はFACCHフィールドを用いて送信す
る(ステップP12、図4のステップS35)。 (35)基地局22において、送受信部22-3は、無線フレーム
を受信する。
要求メッセージ」を受信したことを検出する(ステップ
Q28)。 (37)メッセージ送受信部22-9は、「緊急通信要求応答メ
ッセージ=UI(緊急通信要求応答,−,−)」を移動局33
に返送すると共に(ステップQ29及びP13)、「緊急通信
要求メッセージ」を受信したことを「送信権剥奪要求メ
ッセージ」回線制御装置11に通知する(ステップQ30、
図4のステップS36)。
通信処理(a1)の状態になる。図12(4)は、「緊急通信要
求応答メッセージ」のフォーマットを示しており、情報
要素として、メッセージ種別(=緊急通信要求応答)を
含んでいる。以下に、「緊急通信要求メッセージ」受信
から移動局31の送信権の解放までの動作を説明する。
送受信部11-2は「緊急通信要求メッセージ」を受信す
る。 (39)緊急通信処理部11-4は、緊急通信有無情報を“緊急
通信要求有=10”に設定する。
解放するための「送信権剥奪要求メッセージ」を送信局
が存在する基地局21に送信する(図4のステップS3
7)。 (41)基地局21において、メッセージ送受信部21-9は、送
信権を解放するための該メッセージを受信する(ステッ
プQ10のYES)。
設定し(ステップQ12)、アクセス許可状態になる。 (43)送受信部21-2は、B/Iビットを“I=00000000(アク
セス許可状態)”に設定した無線フレームを作成する。
局31に通知する(同図S38)。 (45)移動局31において、受信部31-1及び31-2は、無線フ
レームを受信し、フレーム分解/組立制御部31-4は、“I
(アクセス許可)”のB/Iビットを抽出する。 (46)検出部31-11は、B/I情報を“I=00(アクセス許可
状態)”に設定する(ステップP21のYES,P5のYES)。
この結果、移動局31はステップP6及びP7のアクセス許可
状態になる。
されたことを表示するための制御を行う。 (48)LCD31-8 は、送信権が解放されたことを表示する。
以下に、緊急通信メッセージ受信による基地局22のB/I
制御を説明する。
送受信部11-2は、送信権を解放するためのメッセージを
基地局22に送信する(同図S39)。 (50)基地局22において、メッセージ送受信部22-9は、該
メッセージを受信する(ステップQ21のYES)。
設定する(ステップQ22)。この結果、基地局22はアク
セス許可状態になる。 (52)送受信部21-2は、B/Iビットを“I=00000000(ア
クセス許可状態)”に設定した無線フレームを作成す
る。
局33及び34に通知する(同図S40)。 (54)受信部31-1及び31-2は、該無線フレームを受信し、
フレーム分解/組立制御部31-4は、B/Iビットの“I(アク
セス許可)”情報を抽出する。 (55)検出部33-11は、B/I情報を“I=00(アクセス許可
状態)”に設定する(ステップP14のYES,P6及びP7)。
されたことを表示するための制御を行う。 (57)LCD33-8は、送信権が解放されたことを表示する。
以下に、緊急通信要求を行った移動局33が、送信権を獲
得する手順を説明する。
33-9を押下する(図4のステップS40とS41の間のタイミ
ング)。 (59)プレスON/OFF検出部33-17は、プレススイッチ33-9
が押下されたことを検出する(ステップP6のYES)。
獲得するために同期バーストデータを作成する。 (61)フレーム分解/組立制御部33-4は、作成された同期
バーストデータを無線伝送するためのフレームを作成す
る。
を基地局22に送信する(同図S41)。 (63)送受信部22-3は、該同期バーストデータを受信する
(ステップQ5のYES)。 (64)送信権獲得制御部22-6は、同期バーストの授受を送
受信部22-3を介して行う(ステップQ7、同S42及び4
3)。
獲得要求メッセージ」を回線制御装置11に送信する。 (66)メッセージ送受信部11-2は、「送信権獲得要求メッ
セージ」を受信する。 (67)送信権制御部/送信権付与部11-3は、送信権情報を
“送信権付与中=01”に設定する。
情報を“緊急通信要求無=00”にリセットする。 (69)メッセージ送受信部11-2は、送信権を付与したこと
を「送信権獲得応答メッセージ」により基地局22に通知
する。
獲得応答メッセージ」受信する。 (71)制御部22-7は、B/I情報を“B(送信局有)=10”に設
定する(ステップQ8)。この結果、基地局22は送信権付
与中の状態になる。 (72)送受信部22-3は、B/Iビットを“B(送信局有)=“11
111111”に設定した無線フレームを作成する。
に通知する(図4のステップS44)。 (74)受信部33-1及び33-2は、該無線フレームを受信し、
フレーム分解/組立制御部33-4は、該無線フレームのB/I
ビットから“B(送信局有)”情報を抽出する。 (75)検出部33-11は、B/I情報を“B(送信局有)=10”に
設定する。
-13は、緊急通信有無情報を“無=00”に設定する。 (77)LCD表示制御部33-15は、送信権を獲得できたことを
表示する制御を行う。 (78)LCD33-8は、送信権を獲得できたことを表示する。
権を獲得したことを知り、当該グループに対して緊急通
信を行う(図4のステップS45)。 (79)回線制御装置11において、メッセージ送受信部11-1
は、他の基地局に送信権を付与したことを「TCH_B/I制
御メッセージ」により基地局21に通知する。
部21-9は、「TCH_B/I制御メッセージ」を受信する(ス
テップQ6のYES)。 (81)制御部21-7は、B/I情報を“B(送信局無)=01”に設
定する(ステップQ13)。
信局無)に設定した無線フレームを作成する。 (83)そして、“B(送信局無)”情報を移動局31に通知す
る(図4のステップS46)。
ムを受信し、フレーム分解/組立制御部33-4は、B/Iビッ
トの“B(送信局無)”情報を抽出する。 (85)検出部31-11は、B/I情報を“B(送信局無)=01”に設
定する。この結果、移動局31の送信権は剥奪された。
送信権を獲得したことを表示するための制御を行う。 (87)LCD31-8は、他の移動局が送信権を獲得したことを
表示する。この表示を見て操作者は、プレススイッチ31
-9を「オフ」にする(図4のステップS47)。
り移動局31から移動局33へ送信権が移ったことになる。
なお、移動局31が送信権を獲得しグループ通信を行うま
での図3のステップS08,S19〜S25の動作手順は、後述
する実施例(2)〜(13)においても同様に実行されるので
説明を省略し、実施例(2)〜(13)では移動局31が送信権
を獲得しグループ通信を行っている状態からの動作手順
を述べることにする。実施例(2) 図13及び図14は、それぞれ本発明の実施例(2)における
移動局31、並びに基地局21及び回線制御装置11を示して
いる。これらの移動局31、基地局21、及び回線制御装置
11は、図1の実施例(1)で示した移動局31,基地局21、
及び回線制御装置11に対応している。
局32〜34、及び基地局22は、それぞれ移動局31及び基地
局21と同じ構成を有する。ただし、本実施例では移動局
32及び34には言及しない。すなわち、この実施例(2)を
要約すると、移動局31が送信権を獲得してグループ通信
を行っているとき、移動局31と異なるゾーンに在圏する
移動局33が緊急通信を通話CHを介して要求し、これを基
地局22は回線制御装置11及び基地局21を経由して移動局
31に通知し、この通知を受けて移動局31が送信権を解放
し、移動局33が送信権を獲得する例を示している。
3及び図14に基づき、図15の通信フェーズを参照して説
明する。移動局31が送信権を獲得しグループ通信を行っ
ているとき、移動局33が「緊急通信要求メッセージ」を
送信するステップS50〜S52の手順は、図4の実施例(1)
のステップS30〜S36の手順と同様である。
の送信状態、基地局21はステップQ9及びQ10の送信権付
与中の状態、基地局22はステップQ20,Q21,及びQ22の
アクセス非許可状態(b)、及び移動局33はステップP14の
緊急通信処理(a1)の状態にある。
は、基地局22から「緊急通信要求メッセージ」を受信す
る(図15のステップS52)。緊急通信処理部11-4は、緊急
通信有無情報を“緊急通信要求有=01”に設定するとと
もに、「送信権解放要求メッセージ」をメッセージ送受
信部11-1に送る。
ジ」のフォーマットを示しており、メッセージ種別と表
示種別で構成されている。同図(2)は、免許人が任意に
設定する表示種別を示している。メッセージ送受信部11
-1は、基地局21に「送信権解放要求メッセージ」を送信
する(図15のステップS53)。
要求メッセージ」を受信し(ステップQ22のYES)、この
「送信権解放要求メッセージ=UI(送信権解放要求,
−,−)」を送受信部21-2は移動局31に送信する(ステ
ップQ24、同図S54)。移動局31の受信部31-1又は受信部
31-2は、「送信権解放要求メッセージ」を受信する。
権解放要求メッセージ」を抽出する。緊急表示制御部31
-16は、制御部31-15を介してLCD31-8に緊急通信要求が
あることを表示し、操作者に対して緊急通信があること
を通知する(同図S55)。
局33から緊急通信要求があったことが表示されると、こ
の要求を受け入れる場合、送信権を解放するためにプレ
ススイッチ31-9を「オフ」にし(ステップP21のYES、同
図S56)、送信権解放制御部31-14は、送信権を解放する
(ステップP23)。
(送信権解放,−,−)」を基地局21に対して送信する
(同S57)。TCH_B/I制御部/送信局有無制御部21-7はB/I
情報を“I(アクセス許可)=00”に設定する。
ス許可)=00000000”に設定した無線フレームを作成し、
移動局31に送る(同S59)。受信部31-1及び31-2は、無
線フレームを受信し、フレーム分解/組立制御部31-4に
よりB/Iビットの“I(アクセス許可)”情報を抽出する。
は、B/I情報を“I=00”に設定する(ステップP5のN
O)。LCD表示制御部31-15は、送信権が解放されたこと
を表示するための制御を行い、LCD31-8は、送信権が解
放されたことを表示する。
-9は、B/I情報が“I(アクセス許可)”に設定されたこと
を回線制御装置11に通知する。回線制御装置11におい
て、メッセージ送受信部11-1は“I(アクセス許可)”に
設定されたことが通知されると、送信権制御部/送信権
付与部11-3は、送信権情報を“送信権未付与中”に設定
する。
(アクセス許可)”に設定されたことを基地局22に通知す
る(ステップQ21のYES)。基地局22のメッセージ送受信
部22-9は、“I(アクセス許可)”に設定されたことが通
知されると、TCH_B/I制御部/送信局有無制御部22-7のB/
I情報を“I(アクセス許可)=00”に設定し(ステップQ2
3)、ステップQ5及びQ6のアクセス許可状態になる。
ビット=“I(アクセス許可)”を送信する(同S59)。受
信部33-1及び33-2は、B/Iビット=“I”を受信する。フ
レーム分解/組立制御部33-4は、B/Iビット=“I”を抽出
する(ステップP14のYES)。この結果、移動局33はステ
ップP6及びP7のアクセス許可状態になる。
Iビット=“I”)されたことを通知する。移動局33が、
送信権を獲得するステップS60及びS61の手順は、図4の
実施例(1)のステップS42〜S46と同様であり、この手順
で、移動局33の操作者は、プレススイッチ33-9を押下す
ることにより送信権を獲得して緊急通信を行うことが可
能となる。実施例(3) 図17は、本発明の実施例(3)における基地局21及び回線
制御装置11を示している。これらの基地局21及び回線制
御装置11は、図1の実施例(1)で示した移動局31,基地
局21、及び回線制御装置11に対応しているが、回線制御
装置11の送信権制御部/送信権付与部11-3がタイマT1を
有する点が異なっている。また、基地局22は基地局21と
同じ構成を有する。
送信権を獲得してグループ通信を行っているとき、移動
局33が緊急通信を要求し、この要求を移動局31に実施例
(2)の手順で通知し、この通知を受けているにもかかわ
らず移動局31が送信権を解放しない場合、所定の時間経
過後、強制的に送信権を解放し、移動局33に送信権を与
えるということになる。
7に基づき、図18の通信フェーズを参照して説明する。
移動局31が送信権を獲得しグループ通信を行っていると
き、移動局33が緊急通信を要求し、基地局21が「緊急通
信要求メッセージ」を受信した後から、移動局31にLCD3
1-8に緊急通信が有ることを表示するまでの図18のステ
ップS51〜S55の動作手順は、図15の実施例(2)のステッ
プS51〜S55と同様である。
信部11-1が「送信権解放要求メッセージ」を送信した後
(図18のステップS53)、送信権制御部/送信権付与部11
-3は、送信権解放用のタイマT1を起動する(ステップQ4
1:下記参照、同図S70)。なお、タイマT1は、回線制御
装置11の代わりに基地局21内に配置し、タイムアウトを
回線制御装置11に通知してもよい。図9のステップQ40
〜Q44は、タイマT1を基地局21に配置した場合の手順を
示している。回線制御装置11の上記のステップQ41及び
下記のステップQ43は、図9のステップQ41及びQ43に対
応した動作である。
れ移動局31の操作者が、タイマT1がタイムアウトする前
に送信権を解放するためにプレススイッチを「オフ」に
した場合(同S75)、図15の実施例(2)のステップS57〜S
61と同様な実行され、移動局33は送信権を獲得し緊急通
信を行うことが可能となる。
ウトするまでに、移動局31の操作者によって送信権が解
放されない場合について説明する。タイムアウトすると
(ステップQ43、図18のステップS71)、メッセージ送受
信部11-1及び11-2はそれぞれ送信権を解放するためのメ
ッセージを基地局21及び22に送信する(同図S72)。送
信権制御部/送信権付与部11-3の送信権情報を“送信権
未付与中”に設定する。
獲得するステップS73〜S76の手順は、図4の実施例(1)
のステップS38〜S46と同様の動作を行い移動局33は送信
権を獲得する。実施例(4) 図19は、本発明の実施例(4)における移動局32を示して
いる。この移動局32が図1の実施例(1)で示した移動局3
1と異なる点は、制御CH切替要求部32-19及び制御CH通信
判定部32-25が追加されていることである。
成を有し、基地局21及び22、並びに回線制御装置11は実
施例(1)と同じ構成を有する。この実施例(4)を要約する
と、基地局21のサービスゾーン21aに在圏する移動局31
が送信権を獲得してグループ通信を行っているとき、同
一ゾーン21aに在圏する移動局32が緊急通信の要求を制
御CHを経由して送信して送信権を獲得するというもので
ある。
0の通信フェーズを参照して説明する。移動局31が送信
権を獲得しグループ通信を行っている図20のステップS2
4における基地局21、移動局31、及び移動局32の状態
は、それぞれステップQ9及びQ10の送信権付与中の状
態、ステップP20及びP21の送信状態、及びステップP8及
びP9のアクセス非許可の状態である。
じた場合、緊急通信スイッチ32-10を押下する(図20の
ステップS80)。緊急通信要求検出部32-18は、緊急通信
スイッチ32-10が押されたことを検出する(ステップP9
のYES)。
内の緊急通信有無情報を“緊急通信要求有”に設定する
と共に、「緊急通信要求メッセージ」を生成する。フレ
ーム分解/組立制御部33-4は、「緊急通信要求メッセー
ジ」の無線フレームを作成する。
(送信局有)”であるので(ステップP10)、基地局21の
ゾーン21aの上り制御CHに切り替えて同期確立を行う
(ステップ30及びP31、同図S81)。制御CH通信判定部32
-25は、基地局21のゾーン21aで制御CH通信が行われてい
るか否かをチェックする(ステップP32)。
合、送信部32-3は「緊急通信要求メッセージ」を送信す
る(ステップP33、同図S82)。同図ステップS83〜S85の
動作は、図4の実施例(1)の基地局21及び移動局32間と
基地局22及び移動局33間とのステップS35〜S39をそれぞ
れ基地局22及び移動局33間と基地局21及び移動局32間と
したものと同様である。
ト=“I(アクセス可能状態)”を受信すると(ステップP
34)、周波数を通話チャネルに切り替えて(ステップP3
5、図20のステップS86)、同期バーストの授受を行い同
期を確立し送信権を獲得する(ステップP36、同S88)。
そして、送信権獲得後、当該グループに対して緊急通信
を行う。実施例(5) この実施例(5)における移動局31〜34は、図19に示した
移動局32と同じ構成を有し、基地局21及び22、並びに回
線制御装置11は図14に示した実施例(2)と同じ構成を有
する。
例(2)と(4)とを組み合わせたものであり、基地局21のサ
ービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を獲得し
てグループ通信を行っているとき、同一サービスゾーン
21aに在圏する移動局32が緊急通信を制御CHを介して要
求し、移動局31の操作者が送信権を解放することによ
り、移動局32が送信権を獲得するというものである。
S80〜S83は、移動局31が送信権を獲得しグループ通信を
行っているとき、移動局32の操作者が緊急通信スイッチ
33-10を押下して、「緊急通信要求メッセージ」を制御C
Hを介して基地局21及び回線制御装置11に送信している
動作を示している。この動作は図20の実施例(4)のステ
ップS80〜S83と同様である。
置11が「送信権解放要求メッセージ」を受けて移動局31
に“緊急通信有”を表示させる。これにより、移動局31
の操作者が送信権を解放し、各移動局31〜34には、B/I
ビット=“I(アクセス可能状態)”が通知される。これ
は、実施例(2)のステップS53〜S59と同様の動作であ
る。
8,及びS89と同様の手順で、送信権を獲得し、当該グル
ープに対して緊急通信を行う(同図S97及びS98)。実施例(6) この実施例(6)における移動局31〜34は、図19に示した
実施例(4)の移動局32と同じ構成であり、基地局21及び2
2、並びに回線制御装置11は図17に示した実施例(3)と同
じ構成を有する。
実施例(5)を組み合わせたものであり、基地局21のサー
ビスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を獲得して
グループ通信を行っているとき、同一サービスゾーン21
aに在圏する移動局32が緊急通信を要求するが、移動局3
1が送信権を解放しない場合、一定時間後に強制的に送
信権を解放して移動局32に与えるというものである。
0〜S92は、移動局31が送信権を獲得しグループ通信を行
っているとき、移動局32が緊急通信要求を行い、この要
求が移動局31に表示されるまでの動作を示している。こ
の動作は図20の実施例(5)のステップS80〜S83及びS90〜
S92と同様である。
ージ」を送出したステップS90の後、タイマT1を起動す
る(図22のステップS100)。移動局31の操作者が、“緊
急通信有”の通知を受けて送信権を解放した場合の動作
は、図21の実施例(5)のステップS93〜S98と同様であ
る。
示にもかわらず送信権を解放しない場合、一定時間後タ
イマT1がタイムアウトする(図22のステップS101)。回
線制御装置11は、タイムアウトを基地局21及び22に通知
する(同S102)。以後のステップS103,S105,及びS106
で、移動局32は送信権を獲得し緊急通信を行う。この手
順は、実施例(5)のステップS96〜S98と同様である。実施例(7) 図23は、実施例(7)の移動局32を示しており、この移動
局32が図19に示した実施例(6)の移動局32と異なる点
は、隣接ゾーンレベル判定部32-26が追加されているこ
とである。なお、移動局31,33及び34も移動局32と同様
な構成を有している。
2の他に基地局23が追加される(図43参照)。基地局21
〜23、及び回線制御装置11は図1に示した実施例(1)の
基地局21及び回線制御装置11と同じ構成をそれぞれ有し
ている。この実施例(7)を要約すると、基地局21のサー
ビスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を獲得して
グループ通信を行っているとき、制御CH使用中である同
一サービスゾーン21aに在圏する移動局32が、例えば隣
接する基地局23のサービスゾーン23aの制御CHを経由し
て緊急通信を要求して送信権を獲得するというものであ
る。
4の通信フェーズを参照して説明する。移動局31が送信
権を獲得しグループ通信を行っているとき、緊急通信の
必要が生じた移動局32の操作者は、緊急通信スイッチ32
-10を押下する(図24のステップS80)。
イッチ32-10が押されたことを検出する(ステップP9のY
ES)。メッセージ生成送信部32-13は、緊急通信有無情
報を“緊急通信要求有”に設定すると共に、「緊急通信
要求メッセージ」を生成する。
通信要求メッセージ」を無線伝送するためのフレームを
作成する。制御CH切替要求部32-24は、下り通話CHのB/I
ビットをチェックし、B/Iビット=“B(送信局有)”であ
る場合は、基地局21のゾーン21aの制御CHの周波数に切
り替える(ステップP10のNO及びP30、同図S81)。
御CHと同期を確立した後、基地局21のゾーン21aで制御C
H通信が行われているか否かを、下り制御用物理チャネ
ルの制御チャネル通信情報CIを参照してチェックする
(ステップP31及びP32、同図S110)。
ォーマットを示しており、上り制御用チャネルの第1ユ
ニットは、リニアライザ用プリアンブルLP、バースト過
渡応答用ガード時間R、プリアンブルP、制御信号CAC、
同期ワードSW、アイドルビットI、カラーコードCC、制
御信号CAC、及びガード時間Gで構成されている。また、
上り制御用チャネルの第2以降のユニットは、ビット数
が異なるだけで第1ユニットと同じ構成を有している。
ォーマットを示しており、このチャネルの構成が上りチ
ャネルと異なる点は、リニアライザ用プリアンブルLP及
びガード時間Gが無いこと、アイドルビットIの代わりに
制御チャネル通信情報CIが追加されていること、並びに
後側の制御信号CACのビット数が異なることである。
定値を示しており、「非制御チャネル通信中」及び「制
御チャネル通信中」に対してそれぞれ“00”及び“01”
が割り当てられている。制御チャネル通信情報CI=“01
(制御CH通信中)”である場合、制御CH切替要求部32-24
は、例えば隣接する基地局23のサービスゾーン23aの下
り制御CHの周波数に切り替える(ステップP32のYES及びP
40、図24のステップS111)。
テップP43)、制御CH通信判定部32-25は基地局23のゾー
ン23aで制御CH通信が行われているか否かを判定し(ス
テップP44、同図S112)、隣接ゾーンレベル判定部32-26
は基地局23のゾーン23aの下り制御CHの受信レベルL1を
測定して(ステップP41、同図S113)、この受信レベルが
基地局から「無線チャネル指定メッセージ」で通知され
た“隣接ゾーン選択レベル”以上であるが否かを判定す
る(ステップP42、同図S114)。
のステップP41〜P44は動作する手順が前後しているが、
いずれの手順でもよい。図26(1)は、「無線チャネル指
定メッセージ」のフォーマットを示しており、このメッ
セージの情報要素は、メッセージ種別、周波数コード、
スロット番号、スクランブルコード、移動局送信電力指
定、チャネル情報、及び隣接ゾーン接続レベルである。
を示しており、1ビットの予備ビット及び7ビットの隣
接ゾーン選択のための受信レベルである隣接ゾーン接続
レベルから成っている。このレベルのビット値には、同
図(3)で示す設定値が設定されている。
ルL1が、通知された隣接ゾーン接続レベル以上であれ
ば、緊急通信要求メッセージ送信部32-3は切り替えた制
御CHを経由して「緊急通信要求メッセージ」を基地局23
に送信する(ステップP45、図24のステップS115)。
レベル以下であれば、制御CH切替要求部32-24は、下り
制御CHの受信レベルL1が、隣接ゾーン接続レベル以上の
基地局の制御CHを探し、その制御CHに切り替える。基地
局23は、「緊急通信要求メッセージ」を受信し、「緊急
通信要求応答メッセージ」を移動局32に送信すると共
に、回線制御装置11に対して、「緊急通信要求メッセー
ジ」を受信したことを通知する(同図S116)。
ジ」を受信して、基地局21の通話CHに切り替え同期を確
立する(ステップP46〜P48)。回線制御装置11は、基地
局23から「緊急通信要求メッセージ」を受信したことを
通知されると、送信局31が存在する基地局21に対して、
「送信権剥奪要求メッセージ」を送信する(ステップQ10
のYES、同S118)。
ジ」を受信して(ステップQ10のYES)、移動局31に対して
送信権を剥奪するために、下り通話CHのB/Iビットを“I
(アクセス許可)”に設定して移動局31及び32に送信する
(ステップQ12、同S119)。また、回線制御装置11は、基
地局22に対して、B/I情報を“B(送信局無)”から“I(ア
クセス許可)”に変更する様に指示する(同S120)。
(アクセス許可)”に設定して移動局33及び34に通知する
(同S121)。移動局32は、下り通話CHのB/Iビット=“I
(アクセス許可)”を受信すると(ステップP49のYES)、
同期バーストの授受を行い送信権を獲得して、当該グル
ープに対して緊急通信を行う(ステップP20及びP21の送
信状態、同S123)。実施例(8) 実施例(8)における移動局31〜34は、図23に示した移動
局32と同じ構成であり、基地局21〜23、及び回線制御装
置11は図14に示した実施例(2)と同じ構成を有する。
例(5)及び実施例(7)を組み合わせたものであり、基地局
21のサービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を
獲得してグループ通信を行っているとき、同一サービス
ゾーン21aに在圏する移動局32が、隣接する基地局23の
サービスゾーン23aの制御CHを経由して緊急通信を要求
し、移動局31の操作者が送信権を解放することにより、
移動局32が送信権を獲得するというものである。
S80,S81,及びS110〜S117は、移動局31が送信権を獲得
しグループ通信を行っているいるとき、移動局32が緊急
通信スイッチ32-10を押下して「緊急通信要求メッセー
ジ」を基地局23に送信し、周波数を基地局21の通話CHに
切り替えるまでの動作を示している。この動作は、図24
に示した実施例(7)のステップS80,S81,及びS110〜S11
7の手順と同様である。
権解放要求を受信した後、移動局31が「緊急通信有」の
表示で送信権を解放し、移動局32が送信権を獲得するま
でのステップS130〜S137の手順は、図21に示した実施例
(5)のステップS90〜S96,S98と同様である。実施例(9) この実施例(9)における移動局31〜34は、図23に示した
実施例(7)の移動局32と同じ構成であり、基地局21〜2
3、及び回線制御装置11は図17に示した実施例(3)と同じ
構成を有する。
例(6)及び実施例(8)を組み合わせたものであり、基地局
21のサービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を
獲得してグループ通信を行っているとき、同一サービス
ゾーン21aに在圏する移動局32が、隣接する基地局23の
サービスゾーン23aの制御CHを経由して緊急通信を要求
したにも関わらず、移動局31が送信権を解放しないと
き、タイマT1を起動し所定の時間経過後、強制的に送信
権を解放し、移動局32が送信権を獲得するというもので
ある。
〜S117,及びS130〜S132は、移動局31が送信権を獲得し
て通話を行っているとき、移動局32が緊急通信を基地局
23の制御CHを介して要求した後、周波数を基地局21の通
話CHに切り替え、移動局31に「緊急通信有」の表示がさ
れるまで動作を示している。この動作は、図27の実施例
(8)のステップS80,S81,S110〜S117,及びS130〜S132
と同様である。
11はタイマT1を起動する(同図のステップS140)。ステ
ップS140〜S144は、タイマT1がタイムアウトしたとき、
移動局31の送信権を強制的に解放し、移動局32が送信権
を獲得するまでの手順を示している。この手順は図22の
実施例(6)のS100〜S103,及びS106と同様である。
テップS117の位置が実施例(6)の切替のステップS105と
異なっているが、切替はいずれの位置で行ってもよい。実施例(10) 図29は、本実施例(10)における移動局31を示しており、
この移動局31が図1に示した移動局31と異なる点は、制
御部31-19にTCH切替要求部31-27が追加されていること
である。本実施例(10)の移動局32〜34も移動局31と同じ
構成を有し、基地局21〜23、及び回線制御装置11は図1
に示した実施例(1)と同じ構成を有する。
サービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を獲得
してグループ通信を行っているとき、同一サービスゾー
ン21aに在圏する移動局32が、移動局31が使用していな
い通話CHを経由して緊急通信を要求し、移動局31の送信
権を強制的に解放して、移動局32が送信権を獲得すると
いうものである。
30の通信フェーズを参照して説明する。移動局31が送信
権を獲得しグループ通信を行っているとき、移動局32に
緊急通信の必要が生じた場合の動作を以下に説明する。
-10を押下する(図30のステップS80)。緊急通信要求検
出部32-18は、緊急通信スイッチ32-10が押されたことを
検出する(ステップP9のYES)。
有無情報を“緊急通信要求有”に設定すると共に、「緊
急通信要求メッセージ」を生成する。フレーム分解/組
立制御部32-4は、「緊急通信要求メッセージ」の無線フ
レームを作成する。
(送信局有)”の場合(P10のYES)、基地局21のゾーン21
aの制御CHの周波数に切り替えて同期確立する(ステッ
プP30及びP31、同図S81)。制御CH通信判定部32-25は基
地局21のゾーン21aで制御CH通信が行われているか否か
を制御チャネル通信情報CI(図25(3)参照)を参照して
チェックする。
P32のYES、図30のステップS110)、通信CH切替要求部32-
27は基地局21の他の通話CHに切り替えて同期を確立する
(ステップS50及びP51、同図S111)。通話CHのB/Iビット
が“I”又はB(送信局無)”である場合(ステップP52のY
ES、同図S150)、同期バーストの授受を行い(同図S15
1)、図12(1)のフォーマットで「緊急通信要求メッセー
ジ」を基地局21に送信する(ステップP53)。
ジ」を移動局32に送信すると共に(ステップP54)、回
線制御装置11に「緊急通信要求メッセージ」を受信した
ことを通知する(同図S152)。移動局32は周波数を通話
CHに切り替える(ステップP56、同図S153)。
存在する基地局21に対して、「送信権剥奪要求メッセー
ジ」を送信する(同図S154)。基地局21は、移動局31に
対して送信権を剥奪するために、下り通話CHのB/Iビッ
トを“I(アクセス許可)”に設定して移動局32に送信す
る(同図S155)。
信権を獲得し、当該グループに対して緊急通信を行う
(ステップP57YES、P20及びP21の送信状態、同図S15
8)。また、回線制御装置11は、基地局22に対して、下
り通話CHのB/Iビットを“B(送信局無)”から“I(アクセ
ス許可)”に変更する様に指示する(ステップQ12)。
(アクセス許可)”に設定して移動局33及び34に通知する
(同図S156)。実施例(11) 実施例(11)における移動局31〜34は、図29に示した移動
局32と同じ構成であり、基地局21〜23、及び回線制御装
置11は図14に示した実施例(2)と同じ構成を有する。
例(8)及び実施例(10)を組み合わせたものであり、基地
局21のサービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権
を獲得してグループ通信を行っているとき、同一サービ
スゾーン21aに在圏する移動局32が、移動局31が使用す
る通話CHと別の通話CHを経由して緊急通信の要求を移動
局31に通知する。移動局31の操作者が送信権を解放する
ことにより、移動局32が送信権を獲得するというもので
ある。
通信を行っているとき、移動局32が緊急通信スイッチ32
-10を押下して「緊急通信要求メッセージ」を基地局21
に別の通話CHを経由して送信し、周波数を元の通話CHに
切り替えるまでの動作手順(図31のステップS80,S81,
S110,S111,S150〜S153)は、図30で示した実施例(10)
のステップS80,S81,S110,S111,S150〜S153の手順と
同様である。
ージ」を受信し、緊急通信があることを移動局31に通知
し、これを認識して移動局31の操作者が送信権を解放
し、移動局32が送信権を獲得するまでのステップS154,
S155,S160〜S165の手順は、図27に示した実施例(8)の
ステップS130〜S137と同様である。実施例(12) 実施例(12)における移動局31〜34は、図29に示した移動
局32と同じ構成であり、基地局21〜23、及び回線制御装
置11は図17に示した実施例(3)と同じ構成を有する。
例(9)及び実施例(10)を組み合わせたものであり、基地
局21のサービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権
を獲得してグループ通信を行っているとき、同一サービ
スゾーン21aに在圏する移動局32が、移動局31が使用す
る通話CHと別の通話CHを経由して緊急通信の要求を移動
局31に通知する。この通知にも関わらず移動局31の操作
者が送信権を解放しない場合、所定の時間経過後移動局
31の送信権を剥奪し、移動局32が送信権を与えるという
ものである。
びS150〜S153は、移動局31が送信権を獲得しグループ通
信を行っているとき、移動局32が緊急通信スイッチ32-1
0を押下して基地局23に「緊急通信要求メッセージ」を
別の通話CHを経由して送信した後、元の通話CHに切り替
えるまでの動作手順を示しており、これは、図30で示し
た実施例(10)のステップS80,S81,S110,S111,及びS1
50〜S153の手順と同様である。
ージ」を受信し、緊急通信があることを移動局31に通知
したにも関わらず、移動局31の操作者が送信権を解放せ
ず、所定時間経過後、移動局32が送信権を獲得するまで
のステップS154〜S155,S160,及びS170〜S174の手順
は、図28に示した実施例(9)のステップS130〜S132,及
びS140〜S144と同様である。実施例(13) 図33は、本実施例(13)における移動局31を示しており、
この移動局31が図1に示した移動局31と異なる点は、送
信権獲得制御部31-12に送信停止検出部31-28が付加され
たことと、予約中表示制御部31-29が追加されているこ
とである。また、他の移動局32〜34も移動局31と同じ構
成を有している。
装置11を示しており、図1に示した実施例(1)と同じ構
成を有する。この実施例(13)を要約すると、基地局21の
サービスゾーン21aに在圏する移動局31が送信権を獲得
してグループ通信を行っているとき、基地局22のサービ
スゾーン22aに在圏する移動局33が緊急通信を要求す
る。このとき移動局33には「送信権予約中」が表示さ
れ、他の移動局31及び32等には「プレス禁止」が表示さ
れる。
例えば移動局32がさらに緊急通信を要求した場合、これ
を回線制御装置11は禁止するというものである。以下
に、実施例(13)の具体的な動作を、図35及び図36の通信
フェーズ(その1)及び(その2)を参照して説明す
る。
行っているときの基地局21、並びに移動局31及び32は、
図35の通信フェーズのステップS23及びS24の状態にな
り、基地局22、並びに移動局33及び34は、ステップS25
の状態となる。移動局33に緊急通信の必要が生じた場合
以後の動作を以下に説明する。
-10を押下げる(ステップP9のYES、同図のステップS3
0)。以下、図4に示した実施例(1)のステップS31〜S35
と同様の動作が行われ、「緊急通信要求メッセージ」が
基地局22に送られる(ステップP10のYES、P11及びP1
2)。
ジ」を受信する(ステップQ29、図35のステップS35)。
メッセージ制御部22-8は、「緊急通信要求メッセージ」
を受信したことを検出する。
求応答メッセージ」を移動局33に送信すると共に(ステ
ップQ29、ステップP13)、「緊急通信要求メッセージ」
を受信したことを回線制御装置11に通知する(ステップ
Q30、同図S36)。メッセージ送受信部11-2は、「緊急通
信要求メッセージ」を受信する。
を“緊急通信要求有=01”に設定する。メッセージ送受
信部11-1は、送信権を解放するための「送信権剥奪要求
メッセージ」を送信局(移動局21)が存在する基地局21
に送信する。
要求メッセージ」を受信する(ステップQ17のYES)。TC
H_B/I制御部/送信局有無制御部21-7は、通話CHのB/I情
報を“I(送信権予約中)”に設定する(ステップQ12)。
予約中)”に設定した無線フレームを作成し、移動局31
及び32に送信する(同S180)。受信部31-1及び31-2は、
無線フレームを受信し、フレーム分解/組立制御部31-4
は、B/Iビットの“I(送信権予約中)”情報を抽出する。
は、B/I情報を“I(送信権予約中)”に設定する。LCD表
示制御部31-15及び予約中表示制御部31-29は、それぞれ
送信権が解放されたこと及び送信権が予約中であること
を表示するための制御を行う。
送信権が予約中であることを示す「プレス禁止」の表示
する(同S181)。また、予約中表示制御部31-29は、プ
レススイッチがオンされても送信権獲得処理を行わず送
信権獲得要求を禁止する。
て、下り通話CHのB/Iビットを“B(送信局無)”から“I
(送信権予約中)”に変更する様に指示する(ステップQ1
7のYES、同S182)。基地局22は、下り通話CHのB/Iビッ
トを“I(送信権予約中)”に設定して移動局33に通知す
る(ステップP15のYES、ステップQ50、同S183)。
(同S184)、同期バーストの授受を行い送信権を獲得
し、当該グループに対して緊急通信を行う(ステップP2
0及びP21の送信状態、同S185)。図36のステップ190に
おいて、「緊急通信要求メッセージ」を送信した移動局
33以外の例えば移動局34が基地局22経由で回線制御装置
11に送信権獲得要求を行った場合(同図のステップS19
1)、回線制御装置11は「送信停止要求メッセージ=UI
(送信停止,−,−)」を送信権獲得要求があった移動局
34に対して、基地局22を経由して送信する(同S192)。
ォーマットを示しており、この「送信停止要求メッセー
ジ」は1オクテットのメッセージ種別のみで成ってい
る。この「送信停止要求メッセージ」を受信した移動局
34は、送信権獲得処理を中断し、受信(送信禁止)状態
に移行する。
11)にタイマT2を配置し、緊急通信要求が発生し送信権
予約中を設定したときタイマT2をスタートさせ(図10の
ステップQ50及びQ51)、タイムアウトでB/I情報=“I
(アクセス許可)”に設定して(ステップQ54のYES及びQ5
5)、I「送信権予約中」及び「プレス禁止」の状態を解
除して移動局31〜34(移動局33も含めて)に緊急通信要
求を行うことできるステップQ5及びQ6のアクセス可能状
態にしてもよい。
したものであるが、実施例(2)〜(12)に対して同様に適
用可能である。図33,38〜40は、それぞれ実施例(2)及
び(3)、実施例(4)〜(6)、実施例(7)〜(9)、及び実施例
(10)〜(13)に適用した場合の移動局を示し、図34,41及
び42は、それぞれ実施例(4),(7)及び(10)、実施例
(2),(5),(8)及び(11)、並びに実施例(3),(6),(9)及
び(12)に適用した場合の回線制御装置及び基地局を示し
ている。
ープ通信装置によれば、各基地局が送信局が同一無線ゾ
ーン内に在圏するか否か及び好ましくはアクセスの可否
を自局の無線ゾーンに在圏する移動局に通知し、この通
知に基づき該移動局が緊急通信要求を発行するチャネル
を決定し、回線制御装置が該緊急通信要求を検出したと
き、該送信局の送信権を強制的に解放するか、該送信局
に緊急通信要求があったことをことを通知するか、又は
通知したにも関わらず該送信局が該送信権解放しないと
き所定時間経過後、強制的に送信権を解放するように構
成したので、送信権が付与されている移動局が通話中で
あるとき、他の移動局が緊急通信を行うことが可能とな
り信頼性の高いグループ通信装置を構築することができ
る。
通信要求を行った移動局に通知し、この通知を表示部に
表示し、又は該送信権が解放された後の一定時間、該緊
急通信要求を行った移動局以外の移動局に対して送信権
を付与しないようにしたので、該緊急通信要求を行った
移動局は、確実に送信権を獲得ことが可能となる。
示したブロック図である。
(12)における使用チャネル及び送信権解放方法の対応関
係を示したテーブル図である。
を示した図である。
を示した図である。
の動作例を示したフローチャー図(その1)である。
の動作例を示したフローチャー図(その2)である。
の動作例を示したフローチャー図(その3)である。
の動作例を示したフローチャー図(その1)である。
の動作例を示したフローチャー図(その2)である。
の動作例を示したフローチャー図(その3)である。
の設定値を示した図である。
信要求メッセージ及びその応答メッセージのフォーマッ
トを示した図である。
び(3)における移動局の構成例を示したブロック図であ
る。
(5)、(8)、及び(11)における回線制御装置及び基地局を
示したブロック図である。
ーケンス図である。
解放要求メッセージを示した図である。
(6)、(9)、及び(12)における回線制御装置及び基地局を
示したブロック図である。
ーケンス図である。
(6)における移動局の構成例を示したブロック図であ
る。
ーケンス図である。
ーケンス図である。
ーケンス図である。
(9)における移動局の構成例を示したブロック図であ
る。
ーケンス図である。
示した図である。
ャネル指定メッセージ例を示した図である。
ーケンス図である。
ーケンス図である。
(12)における移動局の構成例を示したブロック図であ
る。
ーケンス図である。
ーケンス図である。
ーケンス図である。
ロック図(その1)である。
示したブロック図(その1)である。
を示したシーケンス図である。
を示したシーケンス図である。
止要求メッセージを示した図である。
ロック図(その2)である。
ロック図(その3)である。
ロック図(その4)である。
示したブロック図(その2)である。
示したブロック図(その3)である。
を示したブロック図である。
のフェーズ例を示したシーケンス図である。
フォーマットを示した図である。
信号のフォーマットを示した図である。
ン) 31,32,33,34,…,3i…,3n 移動局 11-1,11-2 メッセージ送受信部 11-3 送信権制御部/送信権付与部 11-4 緊急通信処理部 21-1〜4,22-1〜4 送受信部 21-5,22-5 共通制御部 21-6,22-6 送信権獲得制御部 21-7,22-7 TCH_B/I制御部/送信局有無制御部 21-8,22-8 メッセージ制御部 21-9,22-9 メッセージ送受信部 21-10,22-10 共用器 21-11,22-11 送信用アンテナ 21-12,22-12 受信用アンテナ 31-1〜3,33-1〜3 受信部 31-4,33-4 フレーム分解/組立制御部 31-5,33-5 音声I/F部 31-6,33-6 RECV 31-7,33-7 MIC 31-8,33-8 LCD 31-9,33-9 プレススイッチ 31-10,33-10 緊急通信スイッチ 31-11,33-11 TCH_B/I検出部/送信局有無検出部 31-12,33-12 送信権獲得制御部 31-13,33-13 緊急通信要求メッセージ生成送信部 31-14,33-14 送信権解放制御部 31-15,33-15 LCD表示制御部 31-16,33-16 緊急表示制御部 31-17,33-17 プレスON/OFF検出部 31-18,33-18 緊急通信要求検出部 31-19 制御部 31-20,33-20 電力増幅部 31-21,33-21 共用器 31-22,33-22 受信用アンテナ 31-23,33-23 送受信用アンテナ 32-24 制御CH切替要求部 32-25 制御CH通信判定部 32-26 隣接ゾーンレベル判定部 32-27 通信CH切替要求部 31-28 送信停止検出部 31-29 予約中表示制御部 T1,T2 タイマ 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (13)
- 【請求項1】基地局と移動局で構成される複数の無線ゾ
ーンを制御するとともにグループ通信を管理する回線制
御装置を備えたグループ通信装置において、 各基地局は、送信権が付与されている移動局である送信
局が同一無線ゾーン内に在圏するか否かを自局の無線ゾ
ーンに在圏する該移動局に通知し、 該移動局は、該送信局の無線ゾーンと異なる無線ゾーン
に在圏するとき、通話回線を介して緊急通信要求を発行
し、 該回線制御装置は、該緊急通信要求を検出したとき、該
送信局の該送信権を強制的に解放することを特徴とした
グループ通信装置。 - 【請求項2】請求項1において、 該回線制御装置は、該送信権を強制的に解放する代わり
に、該送信局に対して該緊急通信要求があったことを通
知する手段を有することを特徴としたグループ通信装
置。 - 【請求項3】請求項2において、 該回線制御装置は、該送信局が該送信権を所定の時間以
上解放しないとき強制的に解放するタイマを有すること
を特徴としたグループ通信装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 該移動局は、該送信局と同一の該無線ゾーンに在圏し、
該在圏する無線ゾーンの制御回線を介して該緊急通信要
求を発行することを特徴としたグループ通信装置。 - 【請求項5】請求項4において、 該移動局は、該制御回線の代わりに、該在圏する無線ゾ
ーンに隣接した無線ゾーンの制御回線を介して該緊急通
信要求を発行することを特徴としたグループ通信装置。 - 【請求項6】請求項4において、 該移動局は、該制御回線の代わりに、該送信局が使用し
ている通話回線とは異なる通話回線を介して該緊急通信
要求を発行することを特徴としたグループ通信装置。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 該回線制御装置は、該送信局の該送信権が解放されたと
き、これを該緊急通信要求を行った移動局に通知する手
段を有することを特徴としたグループ通信装置。 - 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、 該回線制御装置は、該送信権が解放された後の一定時
間、該緊急通信要求を行った移動局以外の移動局に対し
て送信権を付与しないことを特徴としたグループ通信装
置。 - 【請求項9】請求項2又は7において、 該移動局が、該通知を表示する表示部を有することを特
徴としたグループ通信装置。 - 【請求項10】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 該基地局は、該緊急通信要求により該送信権が予約中で
あるか否かをさらに通知することを特徴としたグループ
通信装置。 - 【請求項11】請求項10において、 該基地局は、該送信権の予約を所定の時間経過後に解消
するタイマを有することを特徴としたグループ通信装
置。 - 【請求項12】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 該基地局は、自局に該移動局が通常の送信権要求を行っ
てよいか否かをさらに通知することを特徴としたグルー
プ通信装置。 - 【請求項13】請求項3において、 該回線制御装置の代わりに、各基地局が該タイマを有す
ることを特徴としたグループ通信装置。
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- 1999-06-02 JP JP15535499A patent/JP3688515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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