JP2000348625A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2000348625A JP2000142489A JP2000142489A JP2000348625A JP 2000348625 A JP2000348625 A JP 2000348625A JP 2000142489 A JP2000142489 A JP 2000142489A JP 2000142489 A JP2000142489 A JP 2000142489A JP 2000348625 A JP2000348625 A JP 2000348625A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エージング電圧が最も高い緑色セルのエージ
ング電圧を低めて絶縁状態が破壊することを防止し、各
放電セルの動作範囲の偏差を減らすことにより、モジュ
ール動作電圧の調節余裕を増幅させ得るようにしたプラ
ズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】 緑色蛍光体が設けられた放電セルのエー
ジング電圧及びモジュールでの動作電圧が他の蛍光体に
比べ高くて、エージング工程中に各電極間の絶縁状態が
破壊される虞があり、モジュールでの赤色、緑色、青
色、そして、白色電圧領域の共通領域の白色電圧が狭く
なる問題点が解決され得るように、維持電極、アドレス
電極、誘電膜又は隔壁の形状を変形して、緑色蛍光体が
設けられた放電セルのエージング電圧を低めるから、誘
電体絶縁破壊の可能性を減少させ、白色を安定的に示す
ためのマージン電圧の最小値を低めて、モジュールでの
白色電圧マージンを増加させることにより、回路調節の
範囲を広めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平板形表示装置に関
し、特に、プラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルと液晶表示
装置(LCD:Liquid Crystal Display)は平板形表示
装置のうち最も実用性の高い次世代表示装置として脚光
を浴びている。特に、プラズマディスプレイパネルは液
晶表示装置より輝度が高く、視野角が広いため、屋外広
告塔、又は壁かけ用テレビ及び劇場用ディスプレイ装置
のように薄型の大型ディスプレイ装置としての応用性が
高い。
【0003】一般的な3電極面放電方式のプラズマディ
スプレイパネルは、図1aに示すように、互いに対向し
て設けられた上部基板10と下部基板20とが合着して
構成される。図1bは図1aに示すプラズマディスプレ
イパネルの断面構造を示すものであって、説明の便宜の
ために下部基板20面が90°回転したものを示してい
る。
【0004】上部基板10は互いに平行に形成されたス
キャン電極16、16′とサステーン電極17、1
7′、そして、前記スキャン電極16、16′とサステ
ーン電極17、17′を塗布する誘電層11、及び保護
膜12から構成され、下部基板20はアドレス電極2
2、アドレス電極22を含む基板の全面に形成された誘
電体膜21、アドレス電極22の間の誘電体膜21上に
形成された隔壁23、そして、各放電セル内の隔壁23
及び誘電体膜21の表面に形成された蛍光体24から構
成される。前記上部基板10と下部基板20との間の空
間はヘリウム(He)、キセノン(Xe)などの不活性
ガスが混合され、300乃至700Torr程度の圧力
で満たされて放電領域を形成している。
【0005】スキャン電極16、16′とサステーン電
極17、17′は各放電セルの光透過率を高めるため
に、図2aと図2bに示すように、透明電極16、17
及び、金属から成ったバス電極16′、17′から構成
されている。図2aはサステーン電極17、17′とス
キャン電極16、16′の平面図であり、図2bはサス
テーン電極17、17′とスキャン電極16、16′の
断面図である。バス電極16′、17′は外部に設けら
れた駆動ICから放電電圧が印加され、透明電極16、
17はバス電極16′、17′に印加された放電電圧が
伝達されて隣接した透明電極16、17の間に放電を起
こす。透明電極16、17全体の幅は略300μm程度
で酸化インジューム又は酸化錫から成り、バス電極1
6′、17′はクロム(Cr)−銅(Cu)−クロム
(Cr)から成った3層の薄膜又は銀(Ag)から成る。
この際、バス電極16′、17′ラインの幅は略透明電
極16、17ラインの1/3程度の幅に設定される。
【0006】このような3電極面放電方式のAC型プラ
ズマディスプレイパネルの動作は図3a乃至図3dに示
す通りである。まず、アドレス電極とスキャン電極との
間に駆動電圧が印加されると、図3aのようにアドレス
電極とスキャン電極との間に対向放電が起こり、この対
向放電によって放電セル内の不活性ガスから放出した電
子の中一部が図3bに示すように保護層の表面に衝突す
る。このような電子の衝突によって保護層の表面から2
次的に電子が放出される。そして、2次放出した電子は
プラズマ状態のガスと衝突して放電を拡散させる。アド
レス電極とスキャン電極との間の対向放電が終わると、
図3cに示すように、アドレス電極とスキャン電極上の
保護層の表面にそれぞれ反対極性の壁電荷が生成され
る。
【0007】そして、スキャン電極とサステーン電極に
互いに極性の反対の放電電圧が持続的に印加されると共
に、アドレス電極に印加されていた駆動電圧が遮断され
ると、図3dに示すように、スキャン電極とサステーン
電極間の電位差によって、誘電層と保護層の表面の放電
領域で面放電が起こる。このような対向放電と面放電に
よって、放電セルの内部の電子が放電セル内部の不活性
ガスと衝突する。その結果、不活性ガスが励起されつ
つ、放電セル内に147nmの波長を有する紫外線が発
生する。このような紫外線がアドレス電極と隔壁の周囲
を囲む蛍光体と衝突してプラズマディスプレイパネルが
動作する。
【0008】プラズマディスプレイパネルの製造工程は
以下の通りである。まず、図4aに示すように、上部基
板と下部基板をそれぞれ形成し、図4bに示すように、
上部基板と下部基板とを合着させ、基板の縁部を密封す
る。そして、図4cに示すように、密封した基板に排気
管50を設置して、上部基板と下部基板とが合着した放
電空間の空気を排出させ、その代わりに不活性ガスを注
入する。その後、不活性ガスが注入された放電セルに初
期放電を起こしてエージング工程を行い、チップオフ工
程で排気管を除去することでプラズマディスプレイパネ
ルを完成する。ここで、エージング工程はプラズマディ
スプレイパネルが安定的に動作するまで放電セルを持続
的に放電させる工程である。
【0009】従来の技術によるエージング工程を行うた
めに各放電セルの電極に印加するエージング電圧は、正
常の動作電圧より50乃至200ボルト(V)程度更に
高く、パネルが大きいほど更に高くなる。また、エージ
ング電圧は、図5に示すように、赤色蛍光体が形成され
た放電セルと緑色蛍光体が形成された放電セル、そし
て、青色蛍光体が形成された放電セルでそれぞれ異な
り、特に、緑色でのエージング電圧が最も高くて、誘電
体絶縁破壊の可能性が高い。
【0010】また、赤色を示すためのエージング電圧と
緑色を示すためのエージング電圧、そして、青色を示す
ためのエージング電圧が少しずつ異なり、特に、白色を
示すためのエージング電圧は他の色を示すためのエージ
ング電圧に比べ遙かに高くて、赤色、緑色、青色及び白
色に対するモジュールでの適正電圧領域が非常に狭くな
る。その理由は、同一放電電圧が全ての放電セルに印加
された場合、緑色蛍光体が形成された放電セルの発光時
点が他の蛍光体が形成された放電セルの発光時点より遅
くて、他の蛍光体の発光にも拘わらず緑色蛍光体が発光
しないことがあるため、白色を示すためのエージング電
圧は少なくとも緑色蛍光体の発光電位より更に高い電位
となるべきであるからである。
【0011】前述したように、従来のプラズマディスプ
レイパネルは高いエージング電圧によって電極間の絶縁
状態が破壊されパネルを使用できない場合が発生し、モ
ジュール動作電圧の余裕が少なくてモジュールの誤動作
が発生する虞があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためのもので、エージング電圧が最も高い緑
色セルのエージング電圧を低めて絶縁状態が破壊するこ
とを防止し、各放電セルの動作範囲の偏差を減らすこと
により、モジュール動作電圧の調節余裕を増幅させ得る
ようにしたプラズマディスプレイパネルを提供すること
にその目的がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施
例は、赤色蛍光体と緑色蛍光体及び青色蛍光体が設けら
れた各放電セルにそれぞれ形成されたアドレス電極と、
アドレス電極に直交するように形成され、赤色蛍光体が
設けられた放電セルには第1幅から成り、緑色蛍光体が
設けられた放電セルには第2幅から成り、青色蛍光体が
設けられた放電セルには第3幅から成る維持電極とを含
んで構成されることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するための本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルの第2実施例は、赤色蛍光体
が設けられた放電セルに第1幅に形成された第1アドレ
ス電極と、青色蛍光体が設けられた放電セルに第2幅に
形成された第2アドレス電極と、緑色蛍光体が設けられ
た放電セルに前記第1幅と第2幅より更に広い幅に形成
された第3アドレス電極とを含んで構成されたことを特
徴とする。
【0015】上記目的を達成するための本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルの第3実施例は、赤色蛍光体
が設けられた放電セルに第1幅に形成された第1アドレ
ス電極と、青色蛍光体が設けられた放電セルに第2幅に
形成された第2アドレス電極と、緑色蛍光体が設けられ
た放電セルに第3幅に形成された配線と、前記配線の一
部に一定の間隔を置いて前記第3幅より広い幅に形成さ
れた複数個の電極とから成る第3アドレス電極とを含ん
で構成されることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するための本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルの第4実施例は、赤色蛍光体
と緑色蛍光体及び青色蛍光体が設けられた各放電セルに
それぞれ形成されたアドレス電極と、アドレス電極を塗
布するように形成され、赤色蛍光体が設けられた放電セ
ルには第1厚さから成り、緑色蛍光体が設けられた放電
セルには第2厚さから成り、青色蛍光体が設けられた放
電セルには第3厚さから成る誘電膜とを含んで構成され
ることを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するための本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルの第5実施例は、赤色蛍光体
が設けられた放電セルの第1アドレス電極と青色蛍光体
が設けられた放電セルの第2アドレス電極との間に形成
された第1隔壁と、第1隔壁と所定の第1間隔を置い
て、緑色蛍光体が設けられた放電セルの第3アドレス電
極と第1アドレス電極との間に形成された第2隔壁と、
そして、第2隔壁と第1間隔より更に大きい第2間隔を
置いて、第3アドレス電極に隣接した第4アドレス電極
と第3アドレス電極との間に形成された第3隔壁とを含
んで構成されることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するための本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルの第6実施例は、赤色蛍光体
が設けられた第1放電セルの第1アドレス電極と青色蛍
光体が設けられた第2放電セルの第2アドレス電極との
間に形成された第1隔壁と、緑色蛍光体が形成された第
3放電セルの第3アドレス電極と第1アドレス電極との
間に、第1放電セルの側は突出し、第3放電セルの側は
陥没するように形成された第2隔壁と、そして、第3ア
ドレス電極に隣接した第4アドレス電極と第3アドレス
電極との間に形成された第3隔壁とを含んで構成される
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1乃至第6実施
例によるプラズマディスプレイパネルを添付の図6a乃
至図13を参照しながら詳細に説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるプラズマディ
スプレイパネルを添付の図6aと図6b、そして、図6
cに基づいて説明する。アドレス電極101、102、
103は下部基板(図示せず)上に一定の間隔を置いて
形成され、隔壁110は一定の大きさの放電セルを成す
ようにアドレス電極101、102、103の間毎に形
成されている。このようなアドレス電極101、10
2、103及び隔壁110は従来のプラズマディスプレ
イパネルと同様であり、詳しい説明は省略する。
【0020】本発明の主要特徴部である維持電極12
0、120′の幅は不均一であって、特に、緑色蛍光体
が設けられた放電セルを通る維持電極120、120′
部分の幅は他の蛍光体が設けられた放電セルを通る部分
の幅より更に広い。そして、緑色蛍光体が設けられた放
電セルを通る維持電極120、120′の幅は他の蛍光
体が設けられた放電セルを通る部分の最も狭い幅の1.
25倍以内であることが好ましい。この際、赤色蛍光体
が設けられた放電セルを通る維持電極120、120′
の幅と、青色蛍光体が設けられた放電セルを通る維持電
極120、120′の幅とは互いに異なることがある
が、同じ幅で形成しても良い。
【0021】即ち、本発明によるプラズマディスプレイ
パネルはアドレス電極101、102、103に直交す
るよう各放電セルにわたって形成された一対の維持電極
120、120′と、緑色蛍光体を通る維持電極12
0、120′の一部分に一定の幅に突出した突出部12
2、122′、123、123′を含んで構成されてい
る。この際、突出部は図6aに示すように、アドレス電
極101、102、103と一対の維持電極120、1
20′とが交差して構成された放電領域の中心部の方向
に互いに対応するように形成されることができ、図6b
に示すように放電領域の外郭方向に互いに対応するよう
に形成されることもできる。また、図6cに示すよう
に、両方向に形成されることもできる。その結果、緑色
蛍光体が設けられた放電セルを通る維持電極120、1
20′の幅が他の蛍光体が設けられた放電セルを通る維
持電極120、120′の幅より更に広くなる。この
際、突出部122、122′、123、123′の突出
した幅は維持電極120、120′全体の幅の30%以
内であることが好ましい。
【0022】緑色蛍光体が設けられた放電セルを通る維
持電極120、120′の幅が他の蛍光体が設けられた
放電セルを通る維持電極120、120′の幅より更に
広くなると、バス電極121、121′を介して印加さ
れた放電電圧によって、緑色蛍光体が設けられた放電セ
ルに荷電粒子が更に多く発生する。従って、緑色蛍光体
が設けられた放電セルのプライミング効果(priming ef
fect)が他の蛍光体が設けられた放電セルより更に高く
なる。その結果、同一放電電圧が全ての放電セルに印加
された場合、緑色蛍光体が設けられた放電セルの電界が
他の蛍光体が設けられた放電セルの電界より更に強くな
るから、緑色蛍光体の発光率が高くなる。
【0023】(第2実施例)本発明の第2実施例による
プラズマディスプレイパネルの構造を図7に基づいて説
明する。本発明によるプラズマディスプレイパネルの第
1アドレス電極201は下部基板200で赤色蛍光体が
設けられた放電セルに形成され、第2アドレス電極20
2は青色蛍光体が設けられた放電セルに形成され、第3
アドレス電極203は緑色蛍光体が設けられた放電セル
に形成されるが、前記第3アドレス電極203の幅は他
の蛍光体が設けられた放電セルに形成されたアドレス電
極に比べ更に広く形成されている。そして、各放電セル
は隔壁210により区分されている。この際、第1アド
レス電極201と第2アドレス電極202は同じ大き
さ、又は相違の大きさに形成され得るが、必ず第3アド
レス電極103は他のアドレス電極に比べ更に広い幅に
形成されるべきである。
【0024】本発明によるプラズマディスプレイパネル
の動作原理は次の通りである。各アドレス電極(図示せ
ず)に放電電圧が印加されると、維持電極(図示せず)
と各アドレス電極との間で放電が起こる。この際、第1
アドレス電極201と第2アドレス電極202が形成さ
れた放電セルより第3アドレス電極203が形成された
放電セルに荷電粒子が更に多く形成される。その理由
は、第3アドレス電極203の幅が第1アドレス電極2
01と第2アドレス電極202より広いからである。
【0025】電極の幅が広いと電界の形成領域が広くな
り、同一電圧で発生する荷電粒子の量が多くなる。従っ
て、第3アドレス電極203が形成された放電セル、つ
まり、緑色蛍光体が形成された放電セルのプライミング
効果が他の蛍光体が設けられた放電セルより更に高くな
る。その結果、同一放電電圧が全ての放電セルに印加さ
れた場合、緑色蛍光体が設けられた放電セルの電界が他
の蛍光体が設けられた放電セルの電界より更に強くなる
から、緑蛍蛍光体の発光率が高くなる。
【0026】(第3実施例)本発明の第3実施例による
プラズマディスプレイパネルの構造を図8に基づいて説
明する。本発明によるプラズマディスプレイパネルの第
3アドレス電極303は一定の幅に形成された配線と、
配線の一部に一定の間隔を置いて配線の幅より広い幅に
形成された複数個の電極303′とを含んで構成されて
いる。即ち、第1及び第2アドレス電極301、302
の幅より狭い幅に形成された配線上に、その配線より広
い幅に形成された電極303′を含んで構成されてい
る。この際、配線の一部に形成された複数個の電極それ
それの幅は第1アドレス電極301と第2アドレス電極
302の幅より更に広い。特に、第3アドレス電極30
3の配線に形成されたそれぞれの電極は、図8に示すよ
うに、上部基板の維持電極と配線とが交差する部分に構
成されることが好ましい。
【0027】本発明の動作原理は以下の通りである。第
3アドレス電極303配線に印加された放電電圧によっ
て、第3アドレス電極303配線に形成された各電極と
上部基板の維持電極との間に電界が形成され、緑色蛍光
体が形成された放電セルに放電が起こる。この際、第3
アドレス電極303配線に形成された各電極の幅は第
1、2アドレス電極の幅より広いため、第3アドレス電
極303配線から構成された放電セルの荷電粒子が他の
アドレス電極から構成された放電セルより更に多く形成
される。それによって、第3アドレス電極303配線か
ら構成された放電セル、つまり、緑色蛍光体が形成され
た放電セルのプライミング効果が他の蛍光体が設けられ
た放電セルより更に高くなる。 結局、同一放電電圧が
全ての放電セルに印加された場合、緑色蛍光体が設けら
れた放電セルの電界が他の蛍光体が設けられた放電セル
の電界より更に強くなるから、緑色蛍光体の発光率が高
くなる。
【0028】(第4実施例)本発明の第4実施例による
プラズマディスプレイパネルの構造を図9に基づいて説
明する。本発明によるプラズマディスプレイパネルは赤
色蛍光体と緑色蛍光体及び青色蛍光体が設けられた放電
セルにそれぞれ形成されたアドレス電極410と、アド
レス電極410を塗布するように形成され、赤色蛍光体
が設けられた放電セルには第1厚さから成り、緑色蛍光
体が設けられた放電セルには第2厚さから成り、青色蛍
光体が設けられた放電セルには第3厚さから成った誘電
膜420とを含んで構成されている。
【0029】アドレス電極410はプラズマディスプレ
イパネルの下部基板400上に一定の間隔を置いて形成
され、その構造は従来のプラズマディスプレイパネルの
ものと同一である。誘電膜420はアドレス電極410
を塗布するように形成されるが、エージング電圧が最も
高い放電セルに最も薄く形成される。即ち、プラズマデ
ィスプレイパネルの全ての放電セルのうち、エージング
電圧が最も高い放電セルは緑色蛍光体が形成された放電
セルであるから、本発明の誘電膜420は緑色蛍光体が
形成された放電セルに最も薄い厚さに形成される。この
際、青色蛍光体と赤色蛍光体が形成された放電セルの誘
電膜420は同じ厚さに形成されることが好ましいが、
他の目的のために異なるように形成しても良い。
【0030】また、本発明の誘電膜420は一定の厚さ
に下部基板400上に形成され、全てのアドレス電極4
10を塗布する第1誘電膜と、赤色蛍光体と青色蛍光体
が設けられた放電セルの第1誘電膜の上にのみ形成され
た第2誘電膜とから構成されることもできる。即ち、緑
色蛍光体が設けられた放電セルは他の蛍光体が設けられ
た放電セルと異なって第2誘電膜が形成されてないた
め、他の蛍光体が設けられた放電セルに比べアドレス電
極410上の誘電膜の厚さが薄くなる。
【0031】本発明の動作原理は以下の通りである。下
部基板400上の各アドレス電極410に放電電圧が印
加されると、維持電極(図示せず)と各アドレス電極4
10との間で放電が起こる。この際、第1厚さと第2厚
さの誘電膜420が塗布されているアドレス電極410
が設けられた放電セルより第2厚さの誘電膜420が塗
布されているアドレス電極410が設けられた放電セル
に荷電粒子が更に多く形成される。その理由は、誘電膜
420の厚さによって各放電セルのキャパシタンス値が
異なり、各放電セルの電界強度が前記誘電膜420の厚
さにより左右されるからである。
【0032】同一電圧がアドレス電極410に印加され
る状態では誘電膜420の厚さが厚いほど電界の強度が
低くなり、電圧で発生する荷電粒子の量が少なくなる。
そして、誘電膜420の厚さが薄くなるほど電界の強度
が高くなって荷電粒子の量が多くなる。本発明によるプ
ラズマディスプレイパネルは全ての放電セルのうち、緑
色蛍光体が設けられた放電セルの誘電膜420の厚さが
最も薄いため、緑色蛍光体が設けられた放電セルの電界
が他の蛍光体が設けられた放電セルの電界より更に高
い。従って、緑色蛍光体が形成された放電セルのプライ
ミング効果が他の蛍光体が設けられた放電セルより更に
高くなる。その結果、同一放電電圧が全ての放電セルに
印加された場合、緑色蛍光体が設けられた放電セルの電
界が他の蛍光体が設けられた放電セルの電界より更に強
くなるから、緑色蛍光体の発光率が高くなる。
【0033】(第5実施例)本発明の第5実施例による
プラズマディスプレイパネルの構造を図10に基づいて
説明する。本発明によるプラズマディスプレイパネルの
隔壁の形態は従来のものと同一であるが、緑色蛍光体が
設けられた放電セルの幅が他の蛍光体が設けられた放電
セルの幅より広いように隔壁を形成する。即ち、赤色蛍
光体が形成された放電セルは第1隔壁520と第2隔壁
510を含んで構成され、第1隔壁520と第2隔壁5
10は所定の第1幅(W1)を置いて形成されている。
青色蛍光体が形成された放電セルは第3隔壁510′と
第4隔壁520′を含んで構成され、第3隔壁510′
と第4隔壁520′は所定の第2幅(W2)を置いて形
成されている。 この際、第1幅(W1)と第2幅(W
2)は同一に構成しても良い。
【0034】一方、緑色蛍光体が形成された放電セルは
第2隔壁510と第3隔壁510′を含んで構成され、
第2隔壁510と第3隔壁510′との間の間隔は第1
幅(W1)と第2幅(W2)より更に広い第3幅(W
3)から構成されている。即ち、緑色蛍光体が形成され
た放電セルの幅は他の蛍光体が形成された放電セルの幅
より更に広い。この際、緑色蛍光体が形成された放電セ
ルと他の蛍光体が形成された放電セルの幅の比率、つま
り、第1幅(W1)と第3幅(W3)の比率、又は第2
幅(W2)と第3幅(W3)の比率は0.5:1乃至
0.9:1であることが好ましい。
【0035】本発明の動作原理は以下の通りである。下
部基板上の各アドレス電極500に放電電圧が印加され
ると、維持電極(図示せず)と各アドレス電極500と
の間で放電が起こる。この際、第1幅(W1)の放電セ
ルと第2幅(W2)の放電セルより第3幅(W3)の放
電セルに荷電粒子が更に多く形成される。即ち、同一電
圧がアドレス電極510に印加される状態では放電セル
の幅が狭いほど電界の強度が低くなって電圧で発生する
荷電粒子の量が少なくなり、放電セルの幅が広いほど電
界の強度が高くなって荷電粒子の量が多くなる。
【0036】本発明によるプラズマディスプレイパネル
は全ての放電セルのうち、緑色蛍光体が設けられた放電
セルの幅が最も広いため、緑色蛍光体が設けられた放電
セルの電界が他の蛍光体が設けられた放電セルの電界よ
り更に高い。従って、緑色蛍光体が形成された放電セル
のプライミング効果が他の蛍光体が設けられた放電セル
より更に高くなり、その結果、同一放電電圧が全ての放
電セルに印加された場合、緑色蛍光体が設けられた放電
セルの電界が他の蛍光体が設けられた放電セルの電界よ
り更に強くなるから、緑色蛍光体の発光率が高くなる。
【0037】(第6実施例)本発明の第6実施例による
プラズマディスプレイパネルを図11及び図12に基づ
いて説明する。本発明のプラズマディスプレイパネル
は、図11に示すように、隔壁の形態を変形することで
緑色蛍光体が形成された放電セルの幅を広めることもで
きる。
【0038】図11に示す本発明によるプラズマディス
プレイパネルは赤色蛍光体が形成された第1放電セルの
第1アドレス電極と青色蛍光体が形成された第2放電セ
ルの第2アドレス電極との間に形成された第1隔壁62
0と、緑色蛍光体が形成された第3放電セルの第3アド
レス電極と第1アドレス電極との間に、第1放電セルの
側は突出して、第3放電セルの側は陥没するように形成
された第2隔壁610と、そして、第3アドレス電極に
隣接した第4アドレス電極と第3アドレス電極との間に
形成された第3隔壁610′とを含んで構成されてい
る。この際、第4アドレス電極と第3隔壁610′、そ
して、第4隔壁620′は第3放電セルに隣接した放電
セルを形成している。
【0039】まず、第1隔壁620は従来のプラズマデ
ィスプレイパネルに設けられた隔壁と同一である。即
ち、青色蛍光体が設けられた放電セルと赤色蛍光体が設
けられれた放電セルとの間の隔壁は全て同一の形態であ
る。そして、第2隔壁610は第1隔壁620及び第4
隔壁620′の形態と相違である。即ち、第2隔壁61
0はジグザグ状に曲がって突出した部分と陥没した部分
が形成される。この際、第2隔壁610の突出した部分
は赤色蛍光体が設けられた放電セル、又は青色蛍光体が
設けられた放電セルの側に形成され、第2隔壁610の
陥没した部分は緑色蛍光体が設けられた放電セルの側に
形成される。その結果、緑色蛍光体が設けられた放電セ
ルの平均の幅が他の蛍光体が設けれた放電セルの平均の
幅より更に広くなるのである。
【0040】本発明の最も好ましい形態は第3隔壁61
0′が第2隔壁610に対称となるよう突出した部分と
陥没した部分が形成されることである。即ち、第3隔壁
610′の突出した部分は赤色蛍光体が設けられた放電
セル、又は青色蛍光体が設けられた放電セルに形成さ
れ、第3隔壁610′の陥没した部分は緑色蛍光体が設
けられた放電セルに形成される。その結果、緑色蛍光体
が設けられた放電セルの平均の幅が他の蛍光体が設けら
れた放電セルの平均の幅より更に広くなるのである。
【0041】本発明によるプラズマディスプレイパネル
の動作原理は以下の通りである。下部基板上の各アドレ
ス電極600に放電電圧が印加されると、維持電極(図
示せず)と各アドレス電極600との間で放電が起こ
る。この際、赤色蛍光体が設けられた放電セルと青色蛍
光体が設けられた放電セルより緑色蛍光体が設けられた
放電セルに荷電粒子が更に多く形成される。その理由は
同一電圧がアドレス電極610に印加される状態では放
電セルの幅が狭いほど電界の強度が低くなって電圧で発
生する荷電粒子の量が少なくなり、放電セルの幅が広い
ほど電界の強度が高くなって荷電粒子の量が多くなる
が、緑色蛍光体が形成された放電セルはジグザグ状に陥
没した部分と突出した部分によって、他の蛍光体が形成
された放電セルより幅が更に広いからである。従って、
緑色蛍光体が形成された放電セルのプライミング効果が
他の蛍光体が設けられた放電セルより更に高くなり、そ
の結果、同一放電電圧が全ての放電セルに印加された場
合、緑色蛍光体が設けられた放電セルの電界が他の蛍光
体が設けられた放電セルの電界より更に強くなるから、
緑色蛍光体の発光率が高くなる。
【0042】本発明の第1乃至第6実施例によるプラズ
マディスプレイパネルは、上述したように、緑色蛍光体
の発光率が高くなるため、図13のように、緑色に対す
るエージング電圧が赤色及び青色蛍光体と同一水準に降
下する。
【0043】
【発明の効果】本発明の第1乃至第6実施例によるプラ
ズマディスプレイパネルは以下のような効果が得られ
る。第一、従来のプラズマディスプレイパネルに比べ緑
色蛍光体が設けられた放電セルの荷電粒子が他の蛍光体
が設けられた放電セルより更に多く発生するため、緑色
蛍光体が設けられた放電セルの放電電圧を他の蛍光体が
設けられた放電セルの放電電圧と殆ど同じように維持で
き、その結果、緑色蛍光体が設けられた放電セルのエー
ジング電圧が低くなることで電極間の絶縁破壊の可能性
が減少する。
【0044】第二、各放電セルを発光させるエージング
電圧間の偏差を減らすことにより、白色を安定的に示す
ためのマージン電圧の最小値が低くなり、モジュールで
の赤色、緑色、青色、そして、白色電圧領域の共通領域
の白色電圧マージンが増加して、回路の調節範囲が広く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】一般のプラズマディスプレイパネルの構造を
示す斜視図。
【図1b】前記図1aに示すプラズマディスプレイパネ
ルの構造を示す断面図。
【図2a】上部基板に設けられた維持電極の構造を示す
平面図。
【図2b】上部基板に設けられた維持電極の構造を示す
断面図。
【図3a】放電区間で放電セルの動作を示す図面。
【図3b】放電区間で放電セルの動作を示す図面。
【図3c】放電区間で放電セルの動作を示す図面。
【図3d】放電区間で放電セルの動作を示す図面。
【図4a】一般的方法によるプラズマディスプレイパネ
ルの製造工程を示す図面。
【図4b】一般的方法によるプラズマディスプレイパネ
ルの製造工程を示す図面。
【図4c】一般的方法によるプラズマディスプレイパネ
ルの製造工程を示す図面。
【図5】従来のプラズマディスプレイパネルの製造中に
印加されるエージング電圧の調整範囲を示すグラフ。
【図6a】本発明の第1実施例によるプラズマディスプ
レイパネルの構造を示す図面。
【図6b】本発明の第1実施例によるプラズマディスプ
レイパネルの構造を示す図面。
【図6c】本発明の第1実施例によるプラズマディスプ
レイパネルの構造を示す図面。
【図7】本発明の第2実施例によるプラズマディスプレ
イパネルの構造を示す図面。
【図8】本発明の第3実施例によるプラズマディスプレ
イパネルの構造を示す図面。
【図9】本発明の第4実施例によるプラズマディスプレ
イパネルの構造を示す図面。
【図10】本発明の第5実施例によるプラズマディスプ
レイパネルの構造を示す図面。
【図11】本発明の第6実施例によるプラズマディスプ
レイパネルの構造を示す図面。
【図12】本発明の第6実施例に適用され得る隔壁の多
様な形態を示す図面。
【図13】本発明の第1乃至第6実施例によるプラズマ
ディスプレイパネルの製造中に印加されるエージング電
圧の調整範囲を示すグラフ。
【符号の説明】
101、102、103 アドレス電極 110 隔壁 120、120′ 維持電極 121、121′ バス電極 122、122′、123、123′ 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1999−17423 (32)優先日 平成11年5月14日(1999.5.14) (33)優先権主張国 韓国(KR)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色蛍光体と緑色蛍光体及び青色蛍光体
    が設けられた各放電セルにそれぞれ形成されたアドレス
    電極と、 前記アドレス電極に直交するように形成され、赤色蛍光
    体が設けられた放電セルには第1幅から成り、緑色蛍光
    体が設けられた放電セルには第2幅から成り、青色蛍光
    体が設けられた放電セルには第3幅から成る維持電極と
    を含んで構成されることを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネル。
  2. 【請求項2】 前記第1幅と第2幅及び第3幅のうち第
    2幅が最も広いことを特徴とする請求項1記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記第1幅と第2幅及び第3幅のうち最
    も広い幅は最も狭い幅の1.25倍以内の範囲から成る
    ことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ
    パネル。
  4. 【請求項4】 前記第1幅と第3幅は同じ幅であること
    を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  5. 【請求項5】 赤色蛍光体と緑色蛍光体及び青色蛍光体
    が設けられた各放電セルにそれぞれ形成されたアドレス
    電極と、 前記アドレス電極に直交するように各放電セルにわたっ
    て形成された一対の維持電極と、 前記緑色蛍光体が設けられた放電セルを通る各維持電極
    の一部分の突出による突出部とを含んで構成されること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 前記一対の維持電極に形成された各突出
    部は前記アドレス電極と前記一対の維持電極とが交差し
    て構成された放電領域の中心部の方向に対応して形成さ
    れたことを特徴とする請求項5記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  7. 【請求項7】 前記一対の維持電極に形成された各突出
    部は前記アドレス電極と前記一対の維持電極とが交差し
    て構成された放電領域の外郭方向に対応して形成された
    ことを特徴とする請求項5記載のプラズマディスプレイ
    パネル。
  8. 【請求項8】 前記突出部の突出した幅は前記維持電極
    の全体の幅の30%以内であることを特徴とする請求項
    5記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 【請求項9】 赤色蛍光体が設けられた放電セルに第1
    幅に形成された第1アドレス電極と、 青色蛍光体が設けられた放電セルに第2幅に形成された
    第2アドレス電極と、 緑色蛍光体が設けられた放電セルに前記第1幅と第2幅
    より更に広い幅に形成された第3アドレス電極とを含ん
    で構成されたプラズマディスプレイパネル。
  10. 【請求項10】 前記第1幅と第2幅は同じ幅であるこ
    とを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイパ
    ネル。
  11. 【請求項11】 赤色蛍光体が設けられた放電セルに第
    1幅に形成された第1アドレス電極と、 青色蛍光体が設けられた放電セルに第2幅に形成された
    第2アドレス電極と、 緑色蛍光体が設けられた放電セルに第3幅に形成された
    配線と、前記配線の一部に一定の間隔を置いて前記第3
    幅より広い幅に形成された複数個の電極とから成る第3
    アドレス電極とを含んで構成されることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル。
  12. 【請求項12】 赤色蛍光体と緑色蛍光体及び青色蛍光
    体が設けられた各放電セルにそれぞれ形成されたアドレ
    ス電極と、 前記アドレス電極を塗布するように形成され、赤色蛍光
    体が設けられた放電セルには第1厚さから成り、緑色蛍
    光体が設けられた放電セルには第2厚さから成り、青色
    蛍光体が設けられた放電セルには第3厚さから成る誘電
    膜とを含んで構成されることを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネル。
  13. 【請求項13】 前記第1厚さと第3厚さは同一である
    ことを特徴とする請求項12記載のプラズマディスプレ
    イパネル。
  14. 【請求項14】 前記第1厚さと第2厚さ及び第3厚さ
    のうち前記第2厚さが最も薄いことを特徴とする請求項
    12記載のプラズマディスプレイパネル。
  15. 【請求項15】 所定の下部基板上の赤色蛍光体と緑色
    蛍光体及び青色蛍光体が設けられた各放電セルにそれぞ
    れ形成されたアドレス電極と、 前記下部基板上に全てのアドレス電極を塗布するように
    形成された第1誘電体層と、そして、 前記赤色蛍光体と青色蛍光体が設けられた放電セルのア
    ドレス電極上に形成された前記第1誘電層の上にのみ形
    成された第2誘電体層とを含んで構成されることを特徴
    とするプラズマディスプレイパネル。
  16. 【請求項16】 赤色蛍光体が設けられた放電セルの第
    1アドレス電極と青色蛍光体が設けられた放電セルの第
    2アドレス電極との間に形成された第1隔壁と、 前記第1隔壁と所定の第1間隔を置いて、緑色蛍光体が
    設けられた放電セルの第3アドレス電極と前記第1アド
    レス電極との間に形成された第2隔壁と、そして、 前記第2隔壁と前記第1間隔より更に大きい第2間隔を
    置いて、前記第3アドレス電極に隣接した第4アドレス
    電極と前記第3アドレス電極との間に形成された第3隔
    壁とを含んで構成されることを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネル。
  17. 【請求項17】 前記第1間隔と第2間隔は0.5:
    1.0乃至0.9:1.0の比率から成ることを特徴と
    する請求項16記載のプラズマディスプレイパネル。
  18. 【請求項18】 赤色蛍光体が設けられた第1放電セル
    の第1アドレス電極と青色蛍光体が設けられた第2放電
    セルの第2アドレス電極との間に形成された第1隔壁
    と、 緑色蛍光体が設けられた第3放電セルの第3アドレス電
    極と前記第1アドレス電極との間に、前記第1放電セル
    の側は突出し、前記第3放電セルの側は陥没するように
    形成された第2隔壁と、そして、 前記第3アドレス電極に隣接した第4アドレス電極と前
    記第3アドレス電極との間に形成された第3隔壁とを含
    んで構成されることを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネル。
  19. 【請求項19】 前記第3隔壁は前記第3放電セルの側
    が陥没し、前記第4アドレス電極の側が突出するように
    形成されることを特徴とする請求項18記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  20. 【請求項20】 前記第3隔壁は前記第2隔壁と線対称
    に形成されることを特徴とする請求項18記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  21. 【請求項21】 前記第2隔壁と第3隔壁の平均間隔は
    第1隔壁と第2隔壁の平均間隔より大きいことを特徴と
    する請求項18記載のプラズマディスプレイパネル。
  22. 【請求項22】 前記第2隔壁はジグザグ状に突出した
    部分と陥没した部分が形成されることを特徴とする請求
    項18記載のプラズマディスプレイパネル。
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