JP2000348580A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

パッファ形ガス遮断器

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JP2000348580A
JP2000348580A JP11294672A JP29467299A JP2000348580A JP 2000348580 A JP2000348580 A JP 2000348580A JP 11294672 A JP11294672 A JP 11294672A JP 29467299 A JP29467299 A JP 29467299A JP 2000348580 A JP2000348580 A JP 2000348580A
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fixed
hole
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circuit breaker
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Nobuyuki Takao
宣行 高尾
Toshiyuki Onchi
俊行 恩地
Mutsuo Tsutsumi
睦生 堤
Shuichi Sugiyama
修一 杉山
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F3/00Show cases or show cabinets
    • A47F3/12Clamps or other devices for supporting, fastening, or connecting glass plates, panels or the like
    • A47F3/125Doors for show cases
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/96Corner joints or edge joints for windows, doors, or the like frames or wings
    • E06B3/964Corner joints or edge joints for windows, doors, or the like frames or wings using separate connection pieces, e.g. T-connection pieces

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動装置が従来より小型で済む遮断器を提供す
る。 【解決手段】固定ピストン11にパッファ室8A側から
反固定アーク接触子2側へ貫通するガス抜き穴27が形
成され、このガス抜き穴27の反パッファ室8A側の開
口部に常時塞ぐ方向に付勢されたガス抜き弁25が設け
られ、ガス抜き穴27に貫通可能な押圧棒23がパッフ
ァ室8Aの固定アーク接触子2側からガス抜き穴27へ
向けて突設され、最大アーク時間後に、押圧棒23がガ
ス抜き穴27を貫通してガス抜き弁25を押圧すること
によってガス抜き弁25が開成され、このガス抜き弁2
5を介してパッファ室8A内の圧縮ガスが固定ピストン
11の反パッファ室8A側へ放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流回路用のS
6 ガス遮断器に関し、特に、その駆動装置が小さくて
も済む遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図29は、従来のパッファ形ガス遮断器
の内部構成を示す断面図である。絶縁ガスであるSF6
ガスが封入された図示されていない密閉容器内に固定ア
ーク接触子2と可動アーク接触子4とが互いに接離可能
に収納されている。固定アーク接触子2は棒状に形成さ
れるとともに固定通電接点14と一体に構成され、交流
回路に接続されている。一方、可動アーク接触子4は円
筒状に形成されるとともに排気ロッド6に固定されてい
る。排気ロッド6の外周にはパッファシリンダ8が固定
され、このパッファシリンダ8の下端部には可動通電接
点16と絶縁ノズル18とが固定されている。パッファ
シリンダ8の内部には固定ピストン10が嵌挿され、こ
の固定ピストン10は、パッファシリンダ8の内周面お
よび排気ロッド6の外周面と摺動するようになってい
る。それによって、パッファシリンダ8の内部に筒状の
パッファ室8Aが形成され、固定ピストン10がパッフ
ァ室8Aを塞ぐようになっている。また、固定ピストン
10と一体の集電接点26がパッファシリンダ8の外周
面と摺動する構成になっている。さらに、排気ロッド6
の上部には絶縁ロッド12を介して密閉容器外部の図示
されていない駆動装置に連結されている。なお、排気ロ
ッド6には、可動アーク接触子4の貫通穴4Aと連通す
る排気穴6Aが形成され、この排気穴6Aの上側は半径
方向に貫通する開口穴6Bでもって密閉容器内の自由空
間33と連通している。
【0003】図29において、固定アーク接触子2と固
定通電接点14と固定ピストン10と集電接点26とは
いずれも不動であり、密閉容器側に固定されている。一
方、可動アーク接触子4と可動通電接点16と排気ロッ
ド6とパッファシリンダ8と絶縁ノズル18と絶縁ロッ
ド12とで可動部が形成され、図29の上下方向に移動
可能である。可動アーク接触子4などの可動部は、遮断
指令あるいは投入指令によって動作する駆動装置によっ
て移動する。駆動装置は、電動でもって蓄勢されるばね
の放勢力でもって駆動する。図29は遮断動作の途中の
状態が示され、可動アーク接触子4などの可動部が一体
となって上方へ移動している最中の図である。そのため
に、開離間隙22にアーク20が発生している。
【0004】図30は、可動部が図29の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、開離間隙2
2のアークが消えた直後の構成である。図29の場合と
比べて、パッファ室8Aがさらに縮小されるとともに開
離間隙22がさらに開いている。
【0005】図29に戻り、この遮断器の遮断メカニズ
ムを次に説明する。遮断器の投入時は、可動アーク接触
子4などの可動部が図29のもう少し下側に位置し、固
定アーク接触子2が可動アーク接触子4の貫通穴4Aの
内部に嵌まり込むとともに、固定通電接点14が可動通
電接点16と接触している。そのために、投入時におけ
る遮断器の通電電流は、固定通電接点14と可動通電接
点16、および、固定アーク接触子2と可動アーク接触
子4の双方を分流している。遮断指令が出されると、前
述の駆動装置が動作して可動部が上方へ駆動され、それ
に伴って、パッファ室8Aの圧力が上昇する。これは、
パッファ室8Aの上面側が固定ピストン10でもって封
じられているので、パッファ室8Aの内容積が可動部の
移動とともに次第に縮小されるためである。可動部がさ
らに上昇すると、まず、固定通電接点14と可動通電接
点16とが開離する。そのとき、固定アーク接触子2と
可動アーク接触子4とは、まだ開離しないように設定さ
れている。したがって、通電電流は、固定アーク接触子
2と可動アーク接触子4とを介して流れるので、固定通
電接点14と可動通電接点16との開離間隙17にはア
ークは発生しない。したがって、固定通電接点14と可
動通電接点16とには接点消耗が起きない。可動部がさ
らに上昇すると、固定アーク接触子2と可動アーク接触
子4とが開離を始め、図29のように開離間隙22にア
ーク20が発生するようになる。その際、パッファ室8
A内に蓄積されたSF6 ガスの圧縮ガスが吹き出し穴8
Bから絶縁ノズル18に案内されて開離間隙22へ吹き
出す。その圧縮ガスはアーク20の熱が加わって高温高
圧の状態になる。さらに、可動部が上昇すると、図30
のように固定アーク接触子2が絶縁ノズル18のスロ−
ト部18Aから抜けるので、開離間隙22内の高温高圧
の圧縮ガスがスロ−ト部18Aから下方へ吹き出す。一
方、その高温高圧の圧縮ガスの一部は、可動アーク接触
子4の貫通穴4Aと排気ロッド6の排気穴6Aと開口穴
6Bとを介して上方の自由空間33へも吹き出す。この
圧縮ガスの流れでもってアークが冷却され消えるように
なる。可動部は、図30の状態よりさらに上昇すること
によって遮断が完了する。なお、集電接点26は、通電
中にパッファシリンダ8を流れる電流を摺動接触によっ
て集めるとともに、可動アーク接触子4から流れて来る
電流を排気ロッド6と固定ピストン10とを介して集め
通電電流として交流主回路側へ送るためのものである。
また、固定アーク接触子2と可動アーク接触子4とは耐
アーク性の材料でもって構成されている。
【0006】図31は、図29の装置の遮断動作時の特
性を示す特性線図である。横軸に時間が目盛られ、縦軸
に電流、可動部の位置、パッファ室の圧力上昇がそれぞ
れ目盛られている。波形24が交流回路から図29の遮
断器に流れ込む短絡電流、実線の特性51Sが図29の
遮断器の可動部の位置、実線の特性51Pが図29の遮
断器のパッファ室8A内の圧力上昇である。
【0007】図31において、波形24のような短絡電
流が交流回路に流れた場合、時間T0において遮断指令
が出されると、遮断器の可動部が特性51Sのように投
入状態の位置Xから遮断状態の位置Y方向へ移動し、時
間T1において固定アーク接触子と可動アーク接触子と
が開極し始める。一方、可動部の移動によって特性51
Pのようにパッファ室の圧力が上昇するとともに開離間
隙内のアークに圧縮ガスが吹き付けられ、時間T3にお
ける短絡電流の零点でもってアークが消える。時間T3
以降は、可動部がさらにY方向へ移動するとともにパッ
ファ室の圧力が低下し、時間T4において遮断動作が完
了する。なお、図31における波形24の時間T1から
T3の間はアークの発生しているアーク時間であり、波
形24の時間T3以降が零になるのは、アークが消え電
流が遮断されるためである。
【0008】遮断器には図31に示されるような最小ア
ーク時間TMIN と最大アーク時間T MAX とがある。最小
アーク時間TMIN とは、遮断器が消弧可能な状態になる
最小の時間であり、図31の例では、遮断器が開離を始
める時間T1から最小アーク時間TMIN までの時間幅が
ほぼ半サイクルになる。すなわち、時間TMIN 以前では
遮断器の開離間隙がまだ充分に開いていないのでアーク
を消すことが出来ない。したがって、波形24のように
時間T2において短絡電流が例え零点になってもその時
点ではアークを消すことができず、その次の零点である
時間T3になって初めて短絡電流が遮断されている。一
方、最大アーク時間TMAX とは、遮断器がアークを必ず
消すことの出来る最大の時間であり、図31の例では、
遮断器が開離を始める時間T1から最大アーク時間T
MAX までの時間幅がほぼ1サイクルになる。時間TMAX
においては、遮断器の開離間隙が充分に開くとともに固
定接触子が絶縁ノズルから抜け出し、確実にアークを消
すことができる。したがって、波形24のように、最大
アーク時間TMAX 以前の時間T3において短絡電流が零
点になるので、時間T3でもって短絡電流が遮断されて
いる。なお、図31では、短絡電流が零点から僅かにマ
イナス側になった瞬間の時間T1において固定アーク接
触子と可動アーク接触子とが開離を始める例が示されて
いるが、当然のことながら、固定アーク接触子と可動ア
ーク接触子との開離は、短絡電流の種々の位相において
始まる可能性がある。なお、図29は、遮断器の固定ア
ーク接触子2と可動アーク接触子4との開離直後の状態
を示し、図30は、遮断器が最大のアーク時間TMAX
過ぎた直後の状態を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、大型の駆動装置が必要であると
いう問題があった。
【0010】すなわち、図30において、開離間隙22
内が消弧した後も、可動部をさらに上方へ移動させない
と、開離間隙22にかかる過渡回復電圧に対しての絶縁
を維持することができずに再点弧し電流遮断ができなく
なる。しかし、可動部を上方へ移動させるにつれてパッ
ファ室8Aが縮小されるので、パッファ室8A内の圧力
が上昇する。そのために、駆動装置に反力がかかり、駆
動装置の動作停止あるいは投入方向への反転動作が起き
る可能性が生ずる。このようなことが起きるのを防ぐた
めに、従来は駆動装置の駆動力を充分に大きくしてい
た。したがって、大型の駆動装置が必要であり、遮断器
の体格が大きくなるとともにコストも高かった。この発
明の目的は、駆動装置が小型で済む遮断器を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、固定アーク接触子と、この固定
アーク接触子と接離する可動アーク接触子と、この可動
アーク接触子の反固定アーク接触子側に固定される排気
ロッドと、この排気ロッドの外周にパッファ室を形成す
るパッファシリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピ
ストンが絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可
動アーク接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構
成される可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の
外部に設けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記
可動部を反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動に
よって圧縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク
接触子と可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前
記開離間隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガ
ス遮断器において、前記固定ピストンにパッファ室側か
ら反固定アーク接触子側へ貫通するガス抜き穴が形成さ
れ、遮断時における最大アーク時間までは前記ガス抜き
穴を閉塞させておくとともに最大アーク時間の後に前記
ガス抜き穴を開口させてなるガス流通制御手段が設けら
れてなるようにするとよい。それによって、消弧した後
にパッファ室内の圧縮ガスがガス流通制御手段により開
口されたガス抜き弁を介して放出されるので、パッファ
室内の圧力が低下する。そのために、遮断時に駆動装置
にかかる反力が小さくなり、駆動装置が従来より小型の
もので済むようになる。
【0012】また、かかる構成において、前記ガス流通
制御手段が、前記ガス抜き穴の反パッファ室側の開口部
に設けられるとともに前記ガス抜き穴を常時塞ぐように
付勢されてなるガス抜き弁と、前記ガス抜き弁のパッフ
ァ室側に設けられるとともに遮断時における最大アーク
時間の後に前記ガス抜き弁を前記固定ピストンから離れ
る方向に押圧してなる押圧部材とからなるようにしても
よい。
【0013】また、かかる構成において、前記固定ピス
トンを貫通する開放穴が前記ガス抜き穴に並行して設け
られ、前記ガス抜き弁が前記ガス抜き穴と前記開放穴と
を同時に開口させてなるようにしてもよい。それによっ
て、押圧部材がガス抜き弁を固定ピストンから離れる方
向に押圧している状態において、ガス抜き穴には押圧部
材が貫通するが、開放穴には押圧部材が貫通しないの
で、パッファ室からのガス抜き穴の断面積を開放穴でも
って等価的に大きくすることができ、消弧後のパッファ
室内の圧力を素早く低下させることができる。それによ
って、遮断時に駆動装置にかかる反力がさらに小さくな
り、駆動装置がさらに小型のもので済むようになる。
【0014】また、かかる構成において、前記排気ロッ
ドの外周に前記固定ピストンと摺動可能な隔壁が固着さ
れ、この隔壁と前記排気ロッドと前記固定ピストンとで
膨張室が形成されてなるようにしてもよい。それによっ
て、パッファ室内の圧縮ガスがガス抜き穴や開放穴を介
して膨張室に放出されるので膨張室内の圧力が高まり、
隔壁が反可動アーク接触子側へ押圧されて可動アーク接
触子に開離間隙が増大する方向の力がかかる。そのため
に、遮断時に駆動装置にかかる反力が小さくなり、駆動
装置がさらに小型のもので済むようになる。
【0015】また、固定アーク接触子と、この固定アー
ク接触子と接離する可動アーク接触子と、この可動アー
ク接触子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッ
ドと、この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパ
ッファシリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピスト
ンが絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動ア
ーク接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成さ
れる可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部
に設けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動
部を反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によっ
て圧縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触
子と可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開
離間隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮
断器において、前記排気ロッドに前記開離間隙と連通す
る排気穴が形成され、排気ロッドの外周に前記固定ピス
トンと摺動可能な隔壁が固着されるとともに、前記隔壁
と前記排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成
され、この膨張室を遮断時における最小アーク時間の付
近で前記排気穴と連通させてなるようにしてもよい。そ
れによって、最小アーク時間の付近で開離間隙からの高
温高圧ガスが排気穴を介して膨張室へ流れ込み、それに
よって膨張室のガス圧力が高くなるので、隔壁が反可動
アーク接触子側へ押圧されて可動アーク接触子に開離間
隙が増大する方向の力がかかる。そのために、遮断時に
駆動装置にかかる反力が小さくなり、駆動装置が従来よ
り小型のもので済むようになる。
【0016】また、固定アーク接触子と、この固定アー
ク接触子と接離する可動アーク接触子と、この可動アー
ク接触子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッ
ドと、この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパ
ッファシリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピスト
ンが絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動ア
ーク接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成さ
れる可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部
に設けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動
部を反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によっ
て圧縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触
子と可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開
離間隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮
断器において、前記排気ロッドの外周に前記固定ピスト
ンと摺動可能な隔壁が設けられるとともに、前記隔壁と
前記排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成さ
れ、前記固定ピストンにパッファ室から膨張室へ貫通す
る放圧穴が形成され、前記パッファ室の圧力が少なくと
も前記開離間隙で消弧させるに必要な最少の圧力を超え
たときに前記放圧穴を開口させるとともに遮断時におけ
る最大アーク時間の後では前記放圧穴が開口した状態を
強制的に維持してなるガス流通制御手段が設けられてな
るようにしてもよい。それによって、遮断時にパッファ
室の圧力が開離間隙で消弧させるに必要な最小の圧力に
なったときに、パッファ室の圧縮ガスが膨張室側へも供
給されるので膨張室の圧力も上昇し始める。そのため
に、隔壁が最大アーク時間より早めに反可動アーク接触
子側へ押圧され、遮断時に駆動装置にかかる反力がさら
に小さくなり、駆動装置が従来より小型のもので済むよ
うになる。また、最大アーク時間の後にパッファ室の圧
力が低下したときにも放圧穴が開口した状態が維持され
るので、遮断時に駆動装置に反力がかからない。
【0017】また、かかる構成において、前記ガス流通
制御手段が、前記放圧穴の膨張室側の開口部に設けられ
るとともに前記放圧穴を塞ぐように常時パッファ室側へ
付勢されてなる放圧弁と、前記パッファ室内に設けられ
るととともに遮断時における最大アーク時間の後に前記
放圧弁を前記固定ピストンから離れる方向に押圧してな
る押圧部材とからなるようにしてもよい。
【0018】また、固定アーク接触子と、この固定アー
ク接触子と接離する可動アーク接触子と、この可動アー
ク接触子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッ
ドと、この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパ
ッファシリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピスト
ンが絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動ア
ーク接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成さ
れる可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部
に設けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動
部を反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によっ
て圧縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触
子と可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開
離間隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮
断器において、前記排気ロッドの外周に前記固定ピスト
ンと摺動可能な隔壁が設けられるとともに、前記隔壁と
前記排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成さ
れ、遮断時における最少アーク時間の後よりパッファ室
から前記通気穴を介して膨張室側へ絶縁ガスを流し始め
るとともに最大アーク時間の後にパッファ室から膨張室
ヘ流れる絶縁ガスの流量をさらに増加させてなるガス流
通制御手段が設けられてなるようにしてもよい。それに
よって、遮断時にパッファ室の圧縮ガスが遮断時の最小
アーク時間から膨張室へも供給されるので膨張室の圧力
が上昇し始める。そのために、最小アーク時間から隔壁
が反可動アーク接触子側へ押圧され、遮断時に駆動装置
にかかる反力がさらに小さくなり、駆動装置が従来より
小型のもので済むようになる。
【0019】また、かかる構成において、前記ガス流通
制御手段が、前記通気穴に通されるとともにそのパッフ
ァ室の外径が膨張室側の外径より細くなるように形成さ
れてなる通気棒と、この通気棒の膨張室側の端部に取り
付けられてなる通気弁と、前記パッファ室内に設けられ
るとともに遮断時における最少アーク時間の後より前記
通気棒を前記通気弁が固定ピストンから離れる方向に押
圧してなる押圧部材とからなるようにしてもよい。それ
によって、遮断時の最小アーク時間を過ぎた直後は、通
気棒の外径がまだ太いので通気穴のガス流通断面積が小
さく、パッファ室内の圧縮ガスの膨張室側への流量が多
少抑制されている。そのために、最大アーク時間以前に
おいてパッファ室内のガス圧力が急激に低下するのを抑
えることができる。最大アーク時間において、通気棒の
外径が細くなり通気穴のガス流通断面積が大きくなっ
て、膨張室の圧力がさらに上昇するようになる。それに
よって、隔壁が反可動アーク接触子側へ押圧され、遮断
時に駆動装置にかかる反力が小さくなり、駆動装置が従
来より小型のもので済むようになる。
【0020】また、かかる構成において、前記通気穴が
第1の通気穴と第2の通気穴とからなるとともに、第1
の通気穴を介した絶縁ガスの通流を制御する第1のガス
通流制御手段が、前記第1の通気穴の膨張室側の開口部
に設けられてなる第1の通気弁と、前記パッファ室内に
設けられるとともに遮断時における最少アーク時間の後
より前記第1の通気弁を固定ピストンから離れる方向に
押圧してなる第1の押圧部とからなり、第2の通気穴を
介した絶縁ガスの通流を制御する第2のガス通流制御手
段が、前記第2の通気穴の膨張室側の開口部に設けられ
てなる第2の通気弁と、前記パッファ室内に設けられる
とともに遮断時における最大アーク時間の後より前記第
2の通気弁を固定ピストンから離れる方向に押圧してな
る第2の押圧部とからなるようにしてもよい。それによ
って、遮断時における最小アーク時間の後の通気穴のガ
ス流通断面積は、第1の通気穴のガス流通断面積だけで
あるが、遮断時における最大アーク時間の後の通気穴の
ガス流通断面積は、第1の通気穴のガス流通断面積に第
2の通気穴のそれが加わる。そのために、最大アーク時
間において、通気穴のガス流通断面積が増し、膨張室の
圧力がさらに上昇するようになる。それによって、隔壁
が反可動アーク接触子側へ押圧され、遮断時に駆動装置
にかかる反力が小さくなり、駆動装置が従来より小型の
もので済むようになる。
【0021】また、かかる構成において、前記排気ロッ
ドに前記開離間隙と連通する排気穴が形成され、この排
気穴を遮断時における最少アーク時間付近で前記膨張室
と連通させるようにしてもよい。それによって、最小ア
ーク時間付近で開離間隙からの高温高圧の圧縮ガスが排
気穴を介して膨張室へ流れてくる。膨張室のガス圧力が
高くなると、隔壁が反可動アーク接触子側へ押圧され、
可動部に開離間隙が増大する方向の力がかかる。そのた
めに、遮断時に駆動装置にかかる反力が小さくなり、駆
動装置が従来より小型のもので済むようになる。
【0022】また、かかる構成において、前記隔壁に逆
止弁が設けられ、この逆止弁は膨張室内のガス圧が密閉
容器内の自由空間のガス圧より低いときにだけ自由空間
側から膨張室側へ絶縁ガスを流してなるようにしてもよ
い。それによって、遮断初期に膨張室側が膨張するとき
は、まだ排気穴側から充分なガスが供給されないので膨
張室側が負圧気味になる。逆止弁によって、密閉容器の
自由空間側から膨張室側へ絶縁ガスが供給されるので、
膨張室が負圧になることがなくなる。そのために、遮断
時に駆動装置にかかる反力がさらに小さくなり、駆動装
置がさらに小型のもので済むようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかるパッフ
ァ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図であり、遮断器
の開離直後の状態を示している。固定ピストン11にパ
ッファ室8A側から上方へ貫通するガス抜き穴27が形
成され、このガス抜き穴27の上部開口部に引張性のば
ね29でもって常時塞ぐ方向に付勢されたガス抜き弁2
5が設けられている。一方、このガス抜き穴27に貫通
可能な押圧棒23がパッファ室8Aの下面からガス抜き
穴27へ向けて突設されている。図1のその他は、図2
9の従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は同一参
照符号を付けることによって詳細な説明は省略する。
【0024】図2は、可動部が図1の状態よりさらに上
方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最大ア
ーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。パッ
ファ室8Aがさらに縮小されるとともに開離間隙22も
さらに開き、開離間隙22のアークが消えている。ま
た、押圧棒23がガス抜き穴27を貫通してガス抜き弁
25を上方へ押圧し、ガス抜き弁25が開成している。
すなわち、図1のように、開離間隙22にアーク20が
発生しているときは、ガス抜き弁25がばね29の付勢
力でもってパッファ室8Aを塞いでいるが、図2のよう
に、最大アーク時間TMAX を過ぎ開離間隙22に発生し
ていたアークが消えると、押圧棒23がガス抜き弁25
を押圧し、そのガス抜き弁25が開成する。ガス抜き弁
25の開成によって、パッファ室8A内の圧縮ガスが矢
印Aのように密閉容器の自由空間33へ放出される。そ
のために、パッファ室8A内の圧力が低下し、可動部を
下方へ押し戻そうとする反力が小さくなる。したがっ
て、駆動装置としては従来よりも小型のもので済むよう
になる。
【0025】図1の装置の特性が、図31の特性線図に
加えて示されている。一点鎖線の特性52Sが図1の装
置の可動部の位置、一点鎖線の特性52Pが図1の装置
のパッファ室8Aの圧力上昇である。特性52Sおよび
特性52Pは、最大アーク時間TMAX まではそれぞれ特
性51Sおよび特性51Pと同じである。最大アーク時
間TMAX でガス抜き弁が開成されると、それ以降は特性
52Pのようにパッファ室内の圧力上昇が特性51Pの
場合より抑えられ、それに伴って、特性52Sのように
可動部の移動も特性51Sの場合より速くなる。その差
分だけ駆動装置にかかる反力が従来の場合より緩和され
る。なお、最大アーク時間TMAX 後にガス抜き弁を開成
させるのは、可動接触子と固定接触子とが短絡電流のい
かなる位相でもって開離を開始したとしても、開離間隙
が消弧した後に必ずパッファ室の圧力が低下するように
させるためである。
【0026】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
パッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図であり、
遮断器の開離直後の状態を示している。ガス抜き穴42
を貫通するガス抜き棒45の上端部にガス抜き弁43が
固定され、ガス抜き棒45の下端部にばね受け46が固
定されている。ばね受け46と固定ピストン11との間
には、圧縮性のばね44が介装されている。ばね44が
ガス抜き弁43を常時下方へ付勢し、ガス抜き穴42の
上方の開口部を塞いでいる。また、パッファ室8Aの下
面には、ばね受け46と当接する当接部47が突設され
ている。図3のその他は、図1の構成と同じである。
【0027】図4は、図3のX−X断面図であり、ま
た、図5は、図3のY−Y断面図である。図4におい
て、ガス抜き穴42は固定ピストン11に複数個明けら
れ、それぞれのガス抜き穴42にガス抜き棒45が貫通
している。また、図5において、それぞれのガス抜き穴
を塞ぐガス抜き弁43が複数個設けられている。
【0028】図6は、可動部が図3の状態よりさらに上
方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最大ア
ーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。パッ
ファ室8Aがさらに縮小されるとともに開離間隙22も
さらに開き、開離間隙22のアークが消えている。ま
た、ばね受け46が当接部47と当接することによって
ガス抜き棒45が押し上げられ、ガス抜き弁43がガス
抜き穴42を開成させている。すなわち、図3のよう
に、開離間隙22にアーク20が発生しているときは、
ガス抜き弁43がばね44の付勢力でもってパッファ室
8Aを塞いでいるが、図6のように、最大アーク時間T
MAX を過ぎ開離間隙22に発生していたアークが消える
とガス抜き弁43が開成し、パッファ室8A内の圧縮ガ
スが矢印Aのように密閉容器の自由空間33へ放出され
る。そのために、パッファ室8A内の圧力が低下し、可
動部を下方へ押し戻そうとする反力が小さくなる。した
がって、駆動装置としては従来よりも小型のもので済む
ようになる。なお、この遮断器の特性は、図31におけ
る特性52P,52Sと同じである。
【0029】なお、図1のガス抜き弁25と図3のガス
抜き弁43とは、その取り付け構成が多少異なるが、パ
ッファ室8A内の圧力を低下させるときには同じように
作用する。また、図1,図2におけるガス抜き穴27,
42の閉塞および開口の制御を行うガス流通制御手段
は、一般的には遮断器が最大アーク時間TMAX を過ぎた
直後にパッファ室8Aの圧縮ガスを自由空間33に放出
させる構成ならばよく、必ずしも図1や図3の構成には
こだわらない。
【0030】また、図3における当接部47も必ずしも
突起形状でなくてよい。すなわち、ガス抜き棒45を図
3の構成の場合よりさらに長く伸ばすとともに、パッフ
ァ室8Aの内壁下面自体を当接部とし、ばね受け46を
パッファ室8Aの内壁下面に当接させるようにしてもよ
い。しかし、ガス抜き棒45を長くすると、ガス抜き棒
45を安定させて支持するのが難くなる。また、パッフ
ァ室8Aの内壁下面が図3に示される位置より上方に配
設されてなる構成とすることも可能であるが、パッファ
室8Aの内容積が小さくなり、充分な圧縮ガスの量を確
保することができなくなる。当接部47を図3のように
パッファ室内壁から突出する突起部とすることによっ
て、ガス抜き棒45を長くする必要がなくなり、ガス抜
き棒45を安定して支持させることができる。また、こ
のような突起部を設ける構成にすれば、パッファ室8A
の内容積が小さくなることがなく、充分な圧縮ガスの量
も確保することができ、遮断器の遮断特性を向上させる
ことができる。さらに、この突起部は、その位置や突起
長を簡単に調整することができるので、ガス抜き弁43
の開成時期を容易に設定することができ、その製作も容
易である。なお、当接部47は、図3とは異なりパッフ
ァ室8Aの内壁下面の排気ロッド7側に配置してもよ
い。また、当接部47はパッファ室8Aの隅ではなく、
排気ロッド7の外周面あるいはパッファ室8Aの内周面
から突設させてもよい。当接部は排気ロッド7側から突
設させた方がその半径が小さいので、当接部がパッファ
室8Aの内部を占める容積が減り、より充分な圧縮ガス
の量を確保することができる。
【0031】図7は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図で
あり、遮断器の開離直後の状態を示している。固定ピス
トン11にガス抜き棒45が貫通するガス抜き穴42
と、何も貫通していない開放穴42Aとが並行して形成
され、リング状のガス抜き弁48がガス抜き穴42と開
放穴42Aとを同時に共通して塞ぐように取り付けられ
ている。図7のその他は、図3の構成と同じである。
【0032】図8は、図7のU−U断面図であり、ま
た、図9は、図7のV−V断面図である。図8におい
て、ガス抜き穴42と開放穴42Aとが固定ピストン1
1に周回状に交互に貫通され、ガス抜き穴42にはガス
抜き棒45が通され、開放穴42Aには何も通されてい
ない。また、図9において、一つのガス抜き弁48でも
ってガス抜き穴と開放穴とを同時に塞いでいる。
【0033】図10は、可動部が図7の状態よりさらに
上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最大
アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。最
大アーク時間TMAX を過ぎ、開離間隙22に発生してい
たアークが消えると、ガス抜き棒45がガス抜き弁48
を押圧し、ガス抜き弁48が開成する。ガス抜き弁48
の開成によって、パッファ室8A内の圧縮ガスが矢印A
のように密閉容器の自由空間33へ放出されるのは、図
6の場合と全く同じである。ガス抜き棒45が貫通しな
い開放穴42Aが形成されているので、パッファ室8A
からのガス抜き穴42の断面積を開放穴42Aでもって
等価的に大きくして、パッファ室8Aと自由空間33と
の間のガス流通断面積を大きくすることができ、消弧後
のパッファ室8A内の圧力を素早く低下させることがで
きる。
【0034】また、固定ピストン11にガス抜き棒45
が貫通してなるガス抜き穴42のみが設けられる構成で
は、消弧後のパッファ室8A内の圧力の低下速度を充分
大きな速度とすることを目的としてパッファ室8Aと自
由空間33との間のガス流通断面積を所定の面積とする
ためにガス抜き穴42の穴径を大きくすることが必要と
なり、このため固定ピストン11の半径方向幅を広げる
ことが必要となって、遮断器の外径の縮小化における制
約条件となる場合もある。これに対して、固定ピストン
11にガス抜き穴42と開放穴42Aとの両方が設けら
れる構成では、ガス抜き穴42および開放穴42Aの穴
径を大きくしなくてもパッファ室8Aと自由空間33と
の間のガス流通断面積を効果的に大きくすることができ
るため、消弧後のパッファ室8A内の圧力の低下速度を
充分大きな速度とすることを目的として前記ガス流通断
面積を所定の面積とするために固定ピストン11の半径
方向幅を広げるという,遮断器の外径の縮小化における
制約条件がなくなり、遮断器の外径の縮小化を図ること
が可能になる。
【0035】なお、リング状のガス抜き弁48は、図1
の実施例にも適用することができる。すなわち、図示は
されないが、図1においてガス抜き弁25をリング状に
形成し、固定ピストン11を周回状に複数個貫通するガ
ス抜き穴27に押圧棒23を交互に貫通させる構成にす
ればよい。それによって、押圧棒23の数を省略するこ
とができ、ガス抜き穴27の総断面積を大きくしてパッ
ファ室8Aと自由空間33との間のガス流通断面積を大
きくすることができるので、パッファ室8A内の圧力を
素早く低下させることができる。
【0036】また、この場合も、ガス抜き穴27の穴径
を大きくしなくてもパッファ室8Aと自由空間33との
間のガス流通断面積を効果的に大きくすることができる
ため、消弧後のパッファ室8A内の圧力の低下速度を充
分大きな速度とすることを目的として前記ガス流通断面
積を所定の面積とするために固定ピストン11の半径方
向幅を広げるという,遮断器の外径の縮小化における制
約条件がなくなり、遮断器の外径の縮小化を図ることが
可能になる。
【0037】図11は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。排気ロ
ッド7の外周に隔壁31が突設され、この隔壁31の外
径側の先端面が固定ピストン10の固定部10Aと摺動
するように構成されている。したがって、この隔壁31
と固定ピストン10と排気ロッド7との間に膨張室30
が形成される。一方、排気ロッド7の排気穴7Aの下端
部を可動アーク接触子4の貫通穴4Aと連通させてあ
る。また、排気穴7Aの上端部は、開口穴7Bを介して
固定ピストン10でもって塞がれる構成になっている。
【0038】図12は、可動部が図11の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最
大アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。
パッファ室8Aがさらに縮小されるとともに開口穴7B
が上方へ移動し膨張室30へ開口するようになってい
る。開口穴7Bの膨張室30への開口は、遮断器の最小
アーク時間TMIN で行われる。図11および図12のそ
の他は、それぞれ図29および図30の従来の構成と同
じである。図11のように、遮断初期には排気ロッド7
の開口穴7Bが固定ピストン10でもって塞がれている
が、遮断器の最小アーク時間TMIN で開離間隙22から
の高温高圧の圧縮ガスが排気穴7Aと開口穴7Bとを介
して図12における矢印Cのように膨張室30へ流れ込
む。それによって、膨張室30の圧力が高められ、隔壁
31を上方へ押圧する力が働く。そのために、可動部を
下方へ押し戻そうとする反力が従来の場合より小さくな
り、駆動装置としては従来よりも小型のもので済むよう
になる。
【0039】図13は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。逆止弁
40が、隔壁31を貫通する吸気穴31Aの膨張室30
側の開口部に設けられている。この逆止弁40は、吸気
穴31Aを貫通する移動棒40Aを備えるとともに、移
動棒40Aの上端部に板部40Bが取り付けられてい
る。板部40Bと隔壁31との間には、圧縮性のばね4
1が介装され、逆止弁40が常時吸気穴31Aを塞ぐよ
うに反膨張室30側に付勢されている。このばね41
は、膨張室30内のガス圧が密閉容器の自由空間33の
ガス圧より低くなったときに、膨張室30と自由空間3
3との差圧により逆止弁40の受ける力でもっで縮むよ
うになっている。それによって、逆止弁40は下方,す
なわち、隔壁31から離れる方向へ移動し、矢印Dのよ
うに絶縁ガスが自由空間33側から膨張室30側へ流れ
込み、膨張室30が自由空間33に対して負圧にならな
いようにしている。
【0040】図14は、可動部が図13の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最
大アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。
膨張室30内の圧力が、矢印Cのような排気ロッド7側
からの絶縁ガスの流れによって高められ、逆止弁40が
押し上げられている。それによって、逆止弁40が吸気
穴31Aを塞ぎ、膨張室30内の絶縁ガスが自由空間3
3へ漏れるのを防いでいる。図13および図14のその
他は、それぞれ図11および図12の構成と同じであ
る。
【0041】図13において、遮断初期には、排気穴7
A側から絶縁ガスがまだ供給されないまま膨張室30が
膨張するので、膨張室30が自由空間33側に対して多
少負圧気味になる。逆止弁40によって、密閉容器の自
由空間33側から膨張室30側へ絶縁ガスが供給される
ので、膨張室30が膨張する初期で膨張室30が負圧ぎ
みになることがなくなる。アーク20が消える時点で
は、排気穴7A側から絶縁ガスが供給されて膨張室30
の圧力が高くなるので、図14のように逆止弁40が吸
気穴を塞ぐ。そのために、遮断時に駆動装置にかかる反
力がより小さくなり、駆動装置としてより小型のもので
済むようになる。
【0042】図15は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。隔壁3
1に移動棒40Aが貫通する吸気穴31Aが形成される
とともに、この吸気穴31Aに平行して何も貫通してい
ない補給穴31Bが形成されている。逆止弁50がリン
グ状に形成されるとともに吸気穴31Aと補給穴31B
とを同時に共通して塞いでいる。吸気穴31Aと補給穴
31Bとは、図8で示されたガス抜き穴42と同様に円
周状に複数個配され、移動棒40Aが交互に貫通するよ
うになっている。また、逆止弁50も図8で示されたガ
ス抜き弁48と同様にリング状であり、全ての吸気穴3
1Aと補給穴31Bとを同時に開閉するようになってい
る。
【0043】図16は、可動部が図15の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最
大アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。
膨張室30内の圧力が、矢印Cのような排気ロッド7側
からの絶縁ガスの流れによって高められ、逆止弁50が
押し上げられている。それによって、逆止弁50が吸気
穴31Aと補給穴31Bとを塞ぎ、膨張室30内の絶縁
ガスが自由空間33へ漏れるのを防いでいる。図15お
よび図16のその他は、それぞれ図13および図14の
構成と同じである。
【0044】図15に戻り、移動棒40Aが貫通しない
補給穴31Bが形成されているので、吸気穴31Aの断
面積を補給穴31Bでもって等価的に大きくすることが
できる。それによって、膨張室30と自由空間33との
間のガス流通断面積を大きくすることができ、膨張室3
0と自由空間33との差圧を素早く無くすことができ
る。また、吸気穴31Aと補給穴31Bの穴径を大きく
しなくても膨張室30と自由空間33と間のガス流通断
面積を効果的に大きくすることができるため、膨張室3
0と自由空間33との差圧を素早くなくすことを目的と
して前記ガス流通断面積を所定に面積とするために隔壁
31の半径方向幅を広げるという,遮断器の外径の縮小
化における制約条件がなくなり、遮断器の外径の縮小化
を図ることが可能となる。
【0045】図17は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。排気ロ
ッド61の外周に隔壁31が突設され、この隔壁31の
外径側の先端面が固定ピストン11の固定部11Aと摺
動するように構成されている。そのために、この隔壁3
1と固定ピストン11と排気ロッド61との間に膨張室
30が形成される。一方、排気ロッド61の排気穴61
Aの上端部は、開口穴61Bを介して自由空間33へ開
口するようになっている。
【0046】図18は、可動部が図17の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最
大アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。
パッファ室8Aがさらに縮小されるとともに開離間隙2
2もさらに開き、開離間隙22のアークが消えている。
図17および図18のその他は、それぞれ図3および図
6の構成と同じである。
【0047】図17において、最大アーク時間TMAX
過ぎた後、パッファ室8A内の絶縁ガスが密閉された膨
張室30へガス抜き弁43を介して吹き込まれるので、
膨張室30内の圧力が高くなる。そのために、隔壁31
が上方へ押され、遮断時に駆動装置にかかる反力がより
小さくなって、駆動装置をより小型のものにすることが
できる。
【0048】図32は、図17の装置の遮断動作時の特
性を示す特性線図である。横軸に時間が目盛られ、縦軸
に電流、可動部の位置、パッファ室あるいは膨張室の圧
力上昇がそれぞれ目盛られている。波形57が交流回路
から図17の装置に流れ込む短絡電流、一点鎖線の特性
54Sが図17の装置の可動部の位置、一点鎖線の特性
の54Pが図17の装置のパッファ室8Aの圧力上昇、
一点鎖線の特性54Qが図17の装置の膨張室30の圧
力上昇である。なお、図32には、図29の従来の装置
の特性も比較のために記入されている。すなわち、実線
の特性53Sが図29の装置の可動部の位置、実線の特
性53Pが図29の装置のパッファ室の圧力上昇であ
る。なお、図31における特性51Sと図32における
特性53S、および図31における特性51Pと図32
における特性53Pは、遮断指令が出された時間T0に
おける交流波形の位相が多少異なるだけであり、ほぼ同
じ波形である。したがって、特性53Sおよび特性53
Pの説明は、ここでは省略する。
【0049】図32において、図17の装置では、特性
54Qのように最大アーク時間TMA X 以後から膨張室3
0の圧力が上昇している。それは、前述のようにパッフ
ァ室の絶縁ガスがガス抜き穴を介して膨張室へ入って来
るためである。膨張室の圧力上昇によって駆動装置にか
かる反力がより小さくなり、特性54Sのように可動部
が従来の装置より早く位置Yに達するようになる。な
お、図17におけるガス抜き弁43は、図1におけるガ
ス抜き弁25であってもよい。
【0050】図19は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。排気ロ
ッド7の外周表面に隔壁31が突設され、この隔壁31
の外径側の先端面が固定ピストン11の固定部11Aと
摺動するように構成されている。そのために、この隔壁
31と固定ピストン11との間に膨張室30が形成され
る。一方、排気ロッド7の開口穴7Bは固定ピストン1
1でもって塞がれている。
【0051】図20は、可動部が図19の状態よりさら
に上方へ移動した状態を示す断面図であり、遮断器が最
大アーク時間TMAX を過ぎた直後の状態を示している。
パッファ室8Aがさらに縮小されるとともに開離間隙2
2もさらに開き、開離間隙22のアークが消弧されてい
る。一方、排気ロッド7の開口穴7Bが膨張室30に開
口し、その開口穴7Bから矢印Bのように排気ロッド7
の排気穴7A側からの絶縁ガスが吹き出している。開口
穴7Bの開口時期は、図11で説明されたように、最小
アーク時間TMIN である。図19および図20のその他
は、それぞれ図1および図2の構成と同じである。
【0052】図19においては、図17の場合と比較す
ると、排気ロッド7側からの絶縁ガスが加わるので、膨
張室30の圧力上昇がより高くなると言う利点がある。
それによって、遮断時に駆動装置にかかる反力がより小
さくなって、駆動装置をより小型のものにすることがで
きる。
【0053】図21は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。また、
図22は、可動部が図21の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図であり、遮断器が最大アーク時間
MAX を過ぎた直後の状態を示している。図21および
図22が、図19および図20と異なる点は、ガス抜き
弁25がガス抜き弁43に変わっただけである。その他
は全く同じである。したがって、図19の構成における
ガス抜き弁25の開成時期(最大アーク時間TMAX )お
よび開口穴7Bの開口時期(最小アーク時間TMIN
と、図21の構成におけるガス抜き弁43の開成時期
(最大アーク時間TMAX )および開口穴7Bの開口時期
(最小アーク時間TMIN )とがそれぞれ同じであれば、
図19と図21との特性は全く同じになる。図21の装
置の特性が、図32の特性線図に加えて示されている。
二点鎖線の特性55Qが、図21の膨張室30の圧力上
昇であり、二点鎖線の特性55Sが、図21の可動部の
位置である。特性55Qのように最小アーク時間TMIN
から膨張室30の圧力が上昇し始め、排気ロッド側から
の絶縁ガスの供給のない図17の装置(特性54Q)の
場合より膨張室30の圧力上昇が高くなっている。その
分だけ駆動装置にかかる反力が小さくなるので、最小ア
ーク時間TMIN から可動部の速度が、特性55Sのよう
に図17の装置(特性54S)の場合より速くなる。し
たがって、駆動装置をさらに小型にすることができる。
【0054】図23は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
であり、遮断器の開離直後の状態を示している。また、
図24は、可動部が図23の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図である。図21および図22と異
なる点は、隔壁31の吸気穴31Aに図13で説明され
たものと同じ逆止弁40が設けられていることである。
図23,図24のその他は、それぞれ図21,図22の
構成と同じである。図21の構成において、膨張室30
が膨張する遮断の初期には、まだ排気穴7A側から充分
な量の絶縁ガスが供給されないので膨張室30が自由空
間33側に対して多少負圧気味になる。これに対して、
図23の構成においては、逆止弁40によって、密閉容
器の自由空間33側から膨張室30側へ絶縁ガスが供給
されるので、膨張室30が負圧になることがなくなる。
アーク20が消える時点では、膨張室30の圧力が高く
なるので、図24のように逆止弁40が吸気穴31Aを
塞いでいる。そのために、遮断時に駆動装置にかかる反
力がより小さくなり、駆動装置としてより小型のもので
済むようになる。
【0055】図33は、図23の装置の特性線図ある。
横軸に最小アーク時間TMIN および最大アーク時間T
MAX 付近の時間が目盛られ、上段の縦軸は膨張室30の
圧力上昇、中段の縦軸は駆動装置自体の操作力、下段の
縦軸は駆動装置が可動部を開極方向へ引く力を示し、そ
れぞれ上方が正である。なお、図33における短絡電流
の遮断位相は、図32の場合における波形57と同じで
ある。図33の上段の図において、実線の特性56Qが
図23の装置の膨張室30の圧力上昇である。図33の
上段の図には比較のために、図21の装置の特性55
Q、および図17の装置の特性54Qも加えてある。ま
た、図33の中段の図において、特性60は駆動装置の
操作力であり、電動によって蓄積されたばねが可動部を
開極方向へ引っ張る力である。また、図33の下段の図
において、実線の特性56Cは図23の装置の駆動装置
が可動部を開極方向へ引く力である。なお、図33の下
段の図には比較のために、図21の装置の特性55C、
および図17の装置の特性54Cも加えてある。
【0056】図33の上段の図において、特性55Qお
よび特性54Qは、可動部の動作とともに膨張室が膨張
するので開極初期に前述されたように膨張室の圧力が多
少負圧気味になる。特性56Qは、逆止弁の介装によっ
て自由空間からの絶縁ガスの補給がなされるので膨張室
が負圧になることはない。そのために、特性56Qは、
最大アーク時間TMAX 後に特性55Qや特性54Qの場
合より圧力上昇値が高くなる。図33の中段の図におい
て、特性60は、ばね自体が一般的に有する性質であり
可動部が開極方向へ進むにつれてその操作力が弱まって
来る。図33の下段の図において、特性56Cは最小ア
ーク時間TMIN 以後、膨張室の圧力上昇によって駆動装
置の引く力の弱まる割合が緩和されている。また、特性
56Cは、最大アーク時間TMAX 以後、膨張室の圧力上
昇とともに駆動装置の引く力が増大し、時間T5におい
て膨張室の圧力上昇がピークとなるとともに駆動装置の
引く力もピークを持つ。そのために、最大アーク時間T
MAX 以後、駆動装置自体の操作力が弱まっても、可動部
が開極方向へ引かれる力はそれ程弱まることがない。特
性56Cは、膨張室の圧力上昇が高い分だけ特性55C
や特性54Cより可動部が開極方向へ引かれる力が大き
くなっている。なお、特性55Cと特性54Cとにおい
て、開極方向へ引く力が負極性になる時間帯があるが、
可動部には移動する際の加速度があるために、その時間
帯で可動部が停止することはない。
【0057】図25は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片
側断面図であり、(A)は遮断器の開離直後の状態を示
し、(B)は可動部が図25の(A)状態よりさらに右
方へ移動した状態を示し、(C)は可動部が図25の
(B)状態よりさらに右方へ移動した状態を示してい
る。図25の(A)において、固定ピストン11にパッ
ファ室8A側から膨張室30側へ貫通する放圧穴63が
形成され、この放圧穴63を常時塞ぐように付勢された
放圧弁64が放圧穴63の膨張室30側の開口部に設け
られてある。放圧弁64には放圧穴63を貫通する放圧
棒62が取り付けられ、この放圧棒62の左端にはばね
受け72が固定され、ばね受け72と固定ピストン11
との間には圧縮性のばね61が介装されている。また、
パッファ室8Aの内壁面にはばね受け72と当接可能な
当接部80が突設されている。図25の(A)のその他
は、図21の構成と同じである。ただし、図25の
(A)の遮断器は、可動アーク接触子4などの可動部が
左右に移動するように書かれてある。放圧弁64は、パ
ッファ室8Aの内部が所定の圧力上昇値P0、すなわ
ち、開離間隙で発生するアークを消すのに必要な最小の
圧力上昇値を越えたときに開成するようになっている。
パッファ室8Aの圧力が放圧穴63を介して放圧弁64
を押圧しているので、適正な強度のばね61を選ぶこと
によって、放圧弁64が所定圧力P0でもって開成する
ように構成することが可能である。
【0058】図25の(B)は、パッファ室8Aの内部
が所定圧力P0になり、放圧弁64が開成した直後の状
態を示している。パッファ室8A内の圧縮ガスが放圧穴
63を介して矢印Eのように膨張室30へ流れ出し、膨
張室30の圧力が上昇し始める。
【0059】図25の(C)は、遮断器の最大アーク時
間TMAX 直後の状態を示している。パッファ室8Aがさ
らに圧縮され、ばね受け72が当接部80と当接し、放
圧弁64がさらに右方,すなわち、固定ピストン11か
ら離れる方向へ移動し、矢印Fのように圧縮ガスが膨張
室30へ流れ出たままとなっている。
【0060】図34は、図25の装置の遮断動作時の特
性を示す特性線図である。横軸に時間が目盛られ、縦軸
に電流、可動部の位置、パッファ室あるいは膨張室の圧
力上昇がそれぞれ目盛られている。波形57が交流回路
から図25の装置に流れ込む短絡電流、一点鎖線の特性
62Sが図25の装置の可動部の位置、一点鎖線の特性
の62Pが図25の装置のパッファ室8Aの圧力上昇、
一点鎖線の特性62Qが図25の装置の膨張室30の圧
力上昇である。なお、比較のために、図34には図21
の装置の特性も記入されている。すなわち、実線の特性
55Sが図21の装置の可動部の位置、実線の特性55
Pが図21の装置のパッファ室8Aの圧力上昇、実線の
特性55Qが図21の装置の膨張室30の圧力上昇であ
る。
【0061】図34において、図25の装置では、パッ
ファ室8Aの圧力上昇が時間T6で所定の圧力上昇値P
0になるので、放圧弁64が開成する。そのために、パ
ッファ室8Aの圧力上昇を示す特性62Pが時間T6に
おいて急に折れ曲がり、特性55P程には上昇しない。
一方、最大アーク時間TMAX 以後は、放圧弁64の放圧
棒62が当接部80と当接するので、パッファ室8Aが
圧力上昇値P0以下になっても放圧弁64が開成したま
まになる。そのために、時間TMAX 以後のパッファ室8
Aの圧力上昇は特性62Pのように次第に低下する。一
方、時間T6から膨張室30へパッファ室8Aから圧縮
ガスが入り込むので、膨張室30の圧力上昇値は、特性
62Qのように特性55Qよりは早めに上昇する。した
がって、駆動装置にかかる反力が小さくなり、可動部が
特性62Sのように特性55Sの場合より早く位置Yに
達するようになる。
【0062】図35は、図25の装置の駆動装置が可動
部を開極方向へ引く力を示す特性線図である。横軸に時
間が目盛られ、縦軸に駆動装置が可動部を開極方向へ引
く力が示され、上方が正である。一点鎖線の特性62C
が図25の装置の駆動装置が可動部を開極方向へ引く力
であり、比較のために図21の装置の特性55C(実
線)も加えてある。特性62Cは時間T6以後、膨張室
30の圧力上昇とともに可動部が開極方向へ引かれる力
が特性55Cの場合より大きくなっている。そのため
に、図25の装置は図21の場合よりも駆動装置を小さ
くすることができる。なお、図25における放圧穴63
の閉塞および開口の制御を行うガス流通制御手段は、必
ずしも図25に示される放圧弁64および当接部80な
どからなる構成に限定されるものではなく、パッファ室
8Aの圧力が少なくとも開離間隙で消弧させるに必要な
最小の圧力を超えたときに放圧穴63を開口させるとと
もに遮断時における最大アーク時間の後では放圧穴63
を開口した状態を強制的に維持してなる構成であればよ
い。
【0063】図26は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片
側断面図であり、(A)は遮断器の開離直後の状態を示
し、(B)は可動部が図26の(A)状態よりさらに右
方へ移動した状態を示し、(C)は可動部が図26の
(B)状態よりさらに右方へ移動した状態を示してい
る。図26の(A)において、固定ピストン11にパッ
ファ室8A側から膨張室30側へ貫通する通気穴67が
形成され、この通気穴67を常時塞ぐように付勢された
通気弁68が通気穴67の膨張室30側の開口部に設け
られてある。通気弁68には通気穴67を貫通する通気
棒66が取り付けられ、この通気棒66の左端にはばね
受け72が固定され、ばね受け72と固定ピストン11
との間には圧縮性のばね65が介装されている。通気棒
66は右側,すなわち、パッファ室8A側から膨張室3
0側へ行くにしたがってその外径が太くなるように形成
されている。また、パッファ室8Aの内壁面には、ばね
受け72と当接可能な当接部80が突設されている。図
26の(A)のその他は、図25の(A)の構成と同じ
である。
【0064】図26の(B)は、可動部が右側へ移動
し、遮断器の最小アーク時間TMIN の直後の状態であ
り、ばね受け72が当接部80と当接し、通気弁68が
固定ピストン11から離れる方向に押圧されることによ
って通気穴67が開口している。パッファ室8A内の圧
縮ガスが通気穴67を介して、矢印Gのように膨張室3
0へ流れ出し、膨張室30の圧力が上昇し始める。しか
し、通気棒66の外径が太い部分がまだ通気穴67内に
あるので、圧縮ガスの通気穴67を流れるガス流通断面
積が小さく、通気穴67を流れる圧縮ガスの流量が抑え
られている。そのために、膨張室30の圧力は上昇する
が、パッファ室8Aの圧力を低下させる程には至らず、
パッファ室8A内には開離間隙で発生するアークを消す
のに充分な圧力が保たれている。
【0065】図26の(C)は、遮断器が最大アーク時
間TMAX 直後の状態を示している。時間の経過ととも
に、パッファ室8Aがさらに圧縮され、ばね受け72と
当接部80との当接により、通気弁68がさらに右方,
すなわち、固定ピストン11から離れる方向に押圧され
て移動し、矢印Iのように圧縮ガスが膨張室30へ流れ
出ている。この場合は通気棒66の外径が細い部分が通
気穴67内にくるので、圧縮ガスの通気穴67を流れる
ガス流通断面積が大きくなり、通気穴67を流れる圧縮
ガスの流量が増加する。
【0066】図36は、図26の装置の遮断動作時の特
性を示す特性線図である。横軸に時間が目盛られ、縦軸
に電流、可動部の位置、パッファ室あるいは膨張室の圧
力上昇がそれぞれ目盛られている。波形57が交流回路
から図25の装置に流れ込む短絡電流、一点鎖線の特性
61Sが図26の装置の可動部の位置、一点鎖線の特性
の61Pが図26の装置のパッファ室8Aの圧力上昇、
一点鎖線の特性61Qが図26に装置の膨張室30の圧
力上昇である。なお、比較のために、図36には図21
の装置の特性も記入されている。すなわち、実線の特性
55Sが図21の装置の可動部の位置、実線の特性55
Pが図21の装置のパッファ室8Aの圧力上昇、実線の
特性55Qが図21の装置の膨張室30の圧力上昇であ
る。
【0067】図36において、図26の装置では、遮断
時において最小アーク時間TMIN の後に圧縮ガスがパッ
ファ室8Aから通気棒67を介して膨張室30へ流れる
が、通気穴67のガス流通断面積が小さく、その流量が
僅かな流量に抑制されているのでパッファ室8Aの圧力
上昇は特性61Pのように特性55P程には上昇しな
い。そのために、膨張室30の圧力上昇が特性61Qの
ように特性55Qよりは早めに上昇する。一方、最大ア
ーク時間TMAX 以後は、通気穴67のガス流通断面積が
大きくなので、パッファ室8Aから膨張室30へ流れる
圧縮ガスの量が増え、特性61Qのように膨張室30の
圧力上昇が高まる。したがって、駆動装置にかかる反力
が小さくなり、可動部が特性61Sのように特性55S
の場合より早く位置Yに達するようになる。
【0068】図37は、図26の装置の駆動装置が可動
部を開極方向へ引く力を示す特性線図である。横軸に時
間が目盛られ、縦軸に駆動装置が可動部を開極方向へ引
く力が示され、上方が正である。一点鎖線の特性61C
が図26の装置の駆動装置が可動部を開極方向へ引く力
であり、比較のために図21の装置の特性55C(実
線)も加えてある。特性61Cは最小アーク時間TMIN
以後、膨張室30の圧力上昇とともに可動部が開極方向
へ引かれる力が特性55Cの場合より大きくなってい
る。そのために、図26の装置は図21の場合よりも駆
動装置を小さくすることができる。
【0069】図27は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片
側断面図であり、(A)は遮断器の開離直後の状態を示
し、(B)は可動部が図27の(A)状態よりさらに右
方へ移動した状態を示し、(C)は可動部が図27の
(B)状態よりさらに右方へ移動した状態を示してい
る。図27の(A)において、固定ピストン11にパッ
ファ室8A側から膨張室30側へ貫通する通気穴67が
形成され、この通気穴67を常時塞ぐように付勢された
通気弁68が通気穴67の膨張室30側の開口部に設け
られてある。通気弁68には通気穴67を貫通する通気
棒69が取り付けられ、この通気棒69はその外径が軸
方向の途中で異なるように形成され、左側,すなわち、
パッファ室8A側の部分69Aの外径が右側,すなわ
ち、膨張室30側の部分69Bのそれより細くなるよう
に形成されている。この通気棒69の左端部にはばね受
け72が固定され、ばね受け72と固定ピストン11と
の間に圧縮性のばね65が介装されている。また、パッ
ファ室8Aの内壁面にばね受け72と当接可能な当接部
80が突設されている。図27の(A)のその他は、図
26の(A)の構成と同じである。
【0070】図27の(B)は、可動部が右側へ移動
し、遮断器の最小アーク時間TMIN の直後の状態であ
り、ばね受け72が当接部80に当接し、通気弁68が
固定ピストン11から離れる方向に押圧されることによ
って、通気穴67が開口している。パッファ室8A内の
圧縮ガスが通気穴67を介して、矢印Jのように膨張室
30へ流れ出し、膨張室30の圧力が上昇し始める。し
かし、通気棒69の外径の太い部分69Bがまだ通気穴
67内にあるので、パッファ室8A内からの圧縮ガスの
通気穴67を流れるガス流通断面積が小さく、通気穴6
7を流れる圧縮ガスの流量が抑えられている。そのため
に、膨張室30の圧力は上昇するが、パッファ室8Aの
圧力を低下させる程には至らず、パッファ室8A内には
開離間隙で発生するアークを消すのに充分な圧力が保た
れている。
【0071】図27の(C)は、遮断器が最大アーク時
間TMAX 直後の状態を示している。パッファ室8Aがさ
らに圧縮され、ばね受け72が当接部80と当接し、通
気弁68がさらに右方,すなわち、固定ピストン11か
ら離れる方向に押圧されて移動し、矢印Kのように圧縮
ガスが膨張室30へ流れ出ている。この場合は、通気棒
69の外径の太い部分67Bが通気穴67から抜け出
て、通気棒69の外径の細い部分69Aが通気穴67内
にくるので、パッファ室8A内からの圧縮ガスの通気穴
67を流れるガス流通断面積が大きくなり、通気穴67
を流れる圧縮ガスの流量が増加する。
【0072】図27の装置の特性は、図26の装置の場
合と同様である。すなわち、遮断器の最小アーク時間T
MIN から膨張室30の圧力が上昇するので、駆動装置に
かかる反力が小さくなり、その可動部が図36における
特性61Sのように特性55Sの場合より早く位置Yに
達するようになる。
【0073】図28は、この発明のさらに異なる実施例
にかかるパッファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片
側断面図であり、(A)は遮断器の開離直後の状態を示
し、(B)は可動部が図28の(A)状態よりさらに右
方へ移動した状態を示し、(C)は可動部が図28の
(B)状態よりさらに右方へ移動した状態を示してい
る。図28の(A)において、固定ピストン11にパッ
ファ室8A側から膨張室30側へ第1の通気穴75Aお
よび第2の通気穴75Bがそれぞれ貫通している。第1
の通気穴75Aおよび第2の通気穴75Bのそれぞれに
第1の通気棒74Aおよび第2の通気棒74Bが通され
ている。この第1の通気棒74Aおよび第2の通気棒7
4Bの右端部,すなわち、膨張室30側に端部のそれぞ
れに第1の通気弁76Aおよび第2の通気弁76Bが取
り付けられ、第1の通気棒74Aおよび第2の通気棒7
4Bの左端部のそれぞれに第1のばね受け70A、第2
のばね受け70Bが固定されている。第1のばね受け7
0Aと固定ピストン11との間、第2のばね受け70B
と固定ピストン11との間にはそれぞれ圧縮性の第1の
ばね73A、圧縮性の第2のばね73Bが介装されてい
る。また、第1の通気棒74Aおよび第2の通気棒74
Bの左端部のそれぞれと当接可能な第1の当接部71A
および第2の当接部71Bがパッファ室8Aの内壁面に
突設されている。図28の(A)のその他は、図26の
(A)の構成と同じである。
【0074】図28の(B)は、可動部が右側へ移動
し、遮断器の最小アーク時間TMIN の直後の状態であ
り、第1のばね受け70Aが第1の当接部71Aと当接
し、第1の通気弁76Aが固定ピストン11から離れる
方向に押圧されることによって、第1の通気穴75Aが
開口している。それによって、パッファ室8A内の圧縮
ガスが通気穴75Aを介して、矢印Lのように膨張室3
0へ流れ出し、膨張室30の圧力が上昇し始める。その
場合、圧縮ガスの流れが僅かになるように、第1の通気
穴75Aの圧縮ガスが流れるガス流通断面積を予め選ん
でおけば、膨張室30の圧力は上昇するが、パッファ室
8Aの圧力を低下させる程には至らないようにすること
ができる。それによって、パッファ室8Aには開離間隙
で発生するアークを消すのに充分な圧力が保たれてい
る。
【0075】図28の(C)は、遮断器が最大アーク時
間TMAX 直後の状態を示している。パッファ室8Aがさ
らに圧縮され、第2のばね受け70Bが第2の当接部7
1Bと当接し、第2の通気弁76Bが固定ピストン11
から離れる方向に押圧されることによって、第2の通気
穴75Bが開口している。それによって、パッファ室8
A内の圧縮ガスが第1の通気穴75Aと第2の通気穴7
5Bとの双方を介してそれぞれ矢印M,Nのように膨張
室30へ流れ出し、膨張室30の圧力が上昇し始める。
パッファ室8A内からの圧縮ガスが2つの通気穴を流れ
出るので、圧縮ガスの通気穴内の流れのガス流通断面積
が大きくなり、膨張室30側への圧縮ガスの流量が増加
する。
【0076】図28の装置の特性も、図26の装置の場
合と同様である。すなわち、遮断器の最小アーク時間T
MIN から膨張室30の圧力が上昇するので、駆動装置に
かかる反力が小さくなり、その可動部が図36における
特性61Sのように特性55Sの場合より早く位置Yに
達するようになる。
【0077】なお、図26ないし図28における流通穴
のガス流通断面積の制御を行うガス流通制御手段は、必
ずしも図26ないし図28に示されるような流通弁,流
通棒および当接部などからなる構成に限定されるもので
はなく、遮断時における最小アーク時間の後よりパッフ
ァ室側から流通穴を介して膨張室側へ絶縁ガスを流し始
めるとともに最大アーク時間の後ではパッファ室から膨
張室へ流れる絶縁ガスの流量をさらに増加させてなる構
成であればよい。
【0078】また、図25ないし28の実施例におい
て、当接部80,71A,71Bはいずれも突起部であ
ったが、図3において説明されたように当接部は必ずし
も突起形状でなくてもよい。また、図25ないし28の
実施例において、図13や図23において説明されたよ
うな逆止弁40を隔壁30に設けてもよい。さらにま
た、図25ないし28の実施例において、開離間隙と連
通する排気穴7Bは、必ずしも膨張室30と連通してい
なくてもよい。
【0079】
【発明の効果】この発明は前述のように、固定ピストン
にパッファ室側から反固定アーク接触子側へ貫通するガ
ス抜き穴が形成され、遮断時における最大アーク時間ま
では前記ガス抜き穴を閉塞させておくとともに最大アー
ク時間の後に前記ガス抜き穴を開口させてなるようにす
ることによって、駆動装置として従来より小型のもので
済むようになり、遮断器の縮小化とコストの低減化とを
はかることができる。
【0080】また、かかる構成において、固定ピストン
を貫通する開放穴が前記ガス抜き穴に並行して設けら
れ、前記ガス抜き弁が前記ガス抜き穴と前記開放穴とを
同時に開口させてなるようにすることによって、遮断器
の外径を小さくすることができ、遮断器の縮小化とコス
トの低減化とをさらにはかることができる。
【0081】また、排気ロッドに開離間隙と連通する排
気穴が形成され、排気ロッドの外周に固定ピストンと摺
動可能な隔壁が固着されるとともに、隔壁と排気ロッド
と固定ピストンとで膨張室が形成され、この膨張室を遮
断時における最小アーク時間の付近で排気穴と連通させ
てなるようにすることによって、駆動装置が従来より小
型のもので済むようになり、遮断器の縮小化とコストの
低減化とをはかることができる。
【0082】また、排気ロッドの外周に固定ピストンと
摺動可能な隔壁が設けられるとともに、隔壁と排気ロッ
ドと固定ピストンとで膨張室が形成され、固定ピストン
にパッファ室から膨張室へ貫通する放圧穴が形成され、
パッファ室の圧力が少なくとも前記開離間隙で消弧させ
るに必要な最少の圧力を超えたときに放圧穴を開口させ
るとともに遮断時における最大アーク時間の後では放圧
穴が開口した状態を強制的に維持してなるガス流通制御
手段が設けられてなるようにすることによって、駆動装
置が従来よりさらに小型のもので済むようになり、遮断
器のさらなる縮小化とコストの低減化とをはかることが
できる。
【0083】また、排気ロッドの外周に固定ピストンと
摺動可能な隔壁が設けられるとともに、隔壁と排気ロッ
ドと固定ピストンとで膨張室が形成され、遮断時におけ
る最少アーク時間の後よりパッファ室から通気穴を介し
て膨張室側へ絶縁ガスを流し始めるとともに最大アーク
時間の後にパッファ室から膨張室ヘ流れる絶縁ガスの流
量をさらに増加させてなるガス流通制御手段が設けられ
てなるようにすることによって、駆動装置が従来よりさ
らに小型のもので済むようになり、遮断器のさらなる縮
小化とコストの低減化とをはかることができる。
【0084】また、かかる構成において、隔壁に逆止弁
が設けられ、この逆止弁は膨張室内のガス圧が密閉容器
内の自由空間のガス圧より低いときにだけ自由空間側か
ら膨張室側へ絶縁ガスを流してなるようにすることによ
って、駆動装置がさらに小型のもので済むようになり、
遮断器の縮小化とコストの低減化とをはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるパッファ形ガス遮断
器の内部構成を示す断面図
【図2】可動部が図1の状態よりさらに上方へ移動した
状態を示す断面図
【図3】この発明の異なる実施例にかかるパッファ形ガ
ス遮断器の内部構成を示す断面図
【図4】図3のX−X断面図
【図5】図3のY−Y断面図
【図6】可動部が図3の状態よりさらに上方へ移動した
状態を示す断面図
【図7】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッフ
ァ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図8】図7のU−U断面図
【図9】図7のV−V断面図
【図10】可動部が図7の状態よりさらに上方へ移動し
た状態を示す断面図
【図11】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図12】可動部が図11の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図13】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図14】可動部が図13の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図15】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図16】可動部が図15の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図17】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図18】可動部が図17の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図19】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図20】可動部が図19の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図21】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図22】可動部が図21の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図23】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す断面図
【図24】可動部が図23の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図25】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片側断面図であ
り、それぞれ(A)は遮断器の開離直後の状態、(B)
は可動部が図25の(A)の状態よりさらに右方へ移動
した状態、(C)は可動部が図25の(B)状態よりさ
らに右方へ移動した状態を示す
【図26】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片側断面図であ
り、それぞれ(A)は遮断器の開離直後の状態、(B)
は可動部が図26の(A)の状態よりさらに右方へ移動
した状態、(C)は可動部が図26の(B)状態よりさ
らに右方へ移動した状態を示す
【図27】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片側断面図であ
り、それぞれ(A)は遮断器の開離直後の状態、(B)
は可動部が図27の(A)の状態よりさらに右方へ移動
した状態、(C)は可動部が図27の(B)状態よりさ
らに右方へ移動した状態を示す
【図28】この発明のさらに異なる実施例にかかるパッ
ファ形ガス遮断器の内部構成を示す要部片側断面図であ
り、それぞれ(A)は遮断器の開離直後の状態、(B)
は可動部が図28の(A)の状態よりさらに右方へ移動
した状態、(C)は可動部が図28の(B)状態よりさ
らに右方へ移動した状態を示す
【図29】従来のパッファ形ガス遮断器の内部構成を示
す断面図
【図30】可動部が図29の状態よりさらに上方へ移動
した状態を示す断面図
【図31】図29の装置の遮断動作時の特性を示す特性
線図
【図32】図17の装置の遮断動作時の特性を示す特性
線図
【図33】図23の装置の遮断動作時の特性を示す特性
線図
【図34】図25の装置の遮断動作時の特性を示す特性
線図
【図35】図25の装置の駆動装置が可動部を開極方向
へ引く力を示す特性線図
【図36】図26の装置の遮断動作時の特性を示す特性
線図
【図37】図26の装置の駆動装置が可動部を開極方向
へ引く力を示す特性線図
【符号の説明】
2:固定アーク接触子、4:可動アーク接触子、4A:
貫通穴、6,7,61:排気ロッド、6A,7A,61
A:排気穴、6B,7B,61B:開口穴、8:パッフ
ァシリンダ、8A:パッファ室、8B:吹き出し穴、1
0,11:固定ピストン、10A,11A:固定部、2
0:アーク、22:開離間隙、23:押圧棒、45:ガ
ス抜き棒、29,41,44,61,65,73A,7
3B:ばね、25,43,48:ガス抜き弁、27,4
2:ガス抜き穴、42A:開放穴、30:膨張室、3
1:隔壁、33:自由空間、40,50:逆止弁、40
A:移動棒、62:放圧棒、63:放圧穴、64:放圧
弁、47,80:当接部、71A:第1の当接部、71
B:第2の当接部、31A:吸気穴,31B:補給穴、
66,69:通気棒、74A:第1の通気棒、74B:
第2の通気棒、67:通気穴、75A:第1の通気穴、
75B:第2の通気穴、68:通気弁、76A:第1の
通気弁、76B:第2の通気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 睦生 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 杉山 修一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5G001 AA08 BB04 CC03 DD03 EE01 EE13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子と接離する可動アーク接触子と、この可動アーク接触
    子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッドと、
    この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパッファ
    シリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピストンとが
    絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動アーク
    接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成される
    可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部に設
    けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動部を
    反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によって圧
    縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触子と
    可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開離間
    隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮断器
    において、前記固定ピストンにパッファ室側から反固定
    アーク接触子側へ貫通するガス抜き穴が形成され、遮断
    時における最大アーク時間までは前記ガス抜き穴を閉塞
    させておくとともに最大アーク時間の後に前記ガス抜き
    穴を開口させてなるガス流通制御手段が設けられてなる
    ことを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のパッファ形ガス遮断器に
    おいて、前記ガス流通制御手段が、前記ガス抜き穴の反
    パッファ室側の開口部に設けられるとともに前記ガス抜
    き穴を常時塞ぐように付勢されてなるガス抜き弁と、前
    記ガス抜き弁のパッファ室側に設けられるとともに遮断
    時における最大アーク時間の後に前記ガス抜き弁を前記
    固定ピストンから離れる方向に押圧してなる押圧部材と
    からなることを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のパッファ形ガス遮断器に
    おいて、前記固定ピストンを貫通する開放穴が前記ガス
    抜き穴に並行して設けられ、前記ガス抜き弁が前記ガス
    抜き穴と前記開放穴とを同時に開口させてなることを特
    徴とするパッファ形ガス遮断器。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のパッ
    ファ形ガス遮断器において、前記排気ロッドの外周に前
    記固定ピストンと摺動可能な隔壁が固着され、この隔壁
    と前記排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成
    されてなることを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  5. 【請求項5】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子と接離する可動アーク接触子と、この可動アーク接触
    子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッドと、
    この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパッファ
    シリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピストンとが
    絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動アーク
    接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成される
    可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部に設
    けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動部を
    反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によって圧
    縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触子と
    可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開離間
    隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮断器
    において、前記排気ロッドに前記開離間隙と連通する排
    気穴が形成され、排気ロッドの外周に前記固定ピストン
    と摺動可能な隔壁が固着されるとともに、前記隔壁と前
    記排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成さ
    れ、この膨張室を遮断時における最小アーク時間の付近
    で前記排気穴と連通させてなることを特徴とするパッフ
    ァ形ガス遮断器。
  6. 【請求項6】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子と接離する可動アーク接触子と、この可動アーク接触
    子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッドと、
    この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパッファ
    シリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピストンとが
    絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動アーク
    接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成される
    可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部に設
    けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動部を
    反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によって圧
    縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触子と
    可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開離間
    隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮断器
    において、前記排気ロッドの外周に前記固定ピストンと
    摺動可能な隔壁が設けられるとともに、前記隔壁と前記
    排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成され、
    前記固定ピストンにパッファ室から膨張室へ貫通する放
    圧穴が形成され、前記パッファ室の圧力が少なくとも前
    記開離間隙で消弧させるに必要な最少の圧力を超えたと
    きに前記放圧穴を開口させるとともに遮断時における最
    大アーク時間の後では前記放圧穴が開口した状態を強制
    的に維持してなるガス流通制御手段が設けられてなるこ
    とを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のパッファ形ガス遮断器に
    おいて、前記ガス流通制御手段が、前記放圧穴の膨張室
    側の開口部に設けられるとともに前記放圧穴を塞ぐよう
    に常時パッファ室側へ付勢されてなる放圧弁と、前記パ
    ッファ室内に設けられるとともに遮断時における最大ア
    ーク時間の後に前記放圧弁を前記固定ピストンから離れ
    る方向に押圧してなる押圧部材とからなることを特徴と
    するパッファ形ガス遮断器。
  8. 【請求項8】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子と接離する可動アーク接触子と、この可動アーク接触
    子の反固定アーク接触子側に固定される排気ロッドと、
    この排気ロッドの外周にパッファ室を形成するパッファ
    シリンダと、前記パッファ室に嵌まる固定ピストンとが
    絶縁ガスとともに密閉容器に収納され、前記可動アーク
    接触子と排気ロッドとパッファシリンダとで構成される
    可動部を移動させる駆動装置が前記密閉容器の外部に設
    けられ、遮断指令が出されると駆動装置が前記可動部を
    反固定アーク接触子側へ移動させ、この移動によって圧
    縮されたパッファ室内の絶縁ガスが固定アーク接触子と
    可動アーク接触子との開離間隙へ吹き出し、前記開離間
    隙間に発生するアークが消されるパッファ形ガス遮断器
    において、前記排気ロッドの外周に前記固定ピストンと
    摺動可能な隔壁が設けられるとともに、前記隔壁と前記
    排気ロッドと前記固定ピストンとで膨張室が形成され、
    遮断時における最少アーク時間の後よりパッファ室から
    前記通気穴を介して膨張室側へ絶縁ガスを流し始めると
    ともに最大アーク時間の後にパッファ室から膨張室ヘ流
    れる絶縁ガスの流量をさらに増加させてなるガス流通制
    御手段が設けられてなることを特徴とするパッファ形ガ
    ス遮断器。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のパッファ形ガス遮断器に
    おいて、前記ガス流通制御手段が、前記通気穴に通され
    るとともにそのパッファ室の外径が膨張室側の外径より
    細くなるように形成されてなる通気棒と、この通気棒の
    膨張室側の端部に取り付けられてなる通気弁と、前記パ
    ッファ室内に設けられるとともに遮断時における最少ア
    ーク時間の後より前記通気棒を前記通気弁が固定ピスト
    ンから離れる方向に押圧してなる押圧部材とからなるこ
    とを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  10. 【請求項10】請求項8に記載のパッファ形ガス遮断器
    において、前記通気穴が第1の通気穴と第2の通気穴と
    からなるとともに、第1の通気穴を介した絶縁ガスの通
    流を制御する第1のガス通流制御手段が、前記第1の通
    気穴の膨張室側の開口部に設けられてなる第1の通気弁
    と、前記パッファ室内に設けられるとともに遮断時にお
    ける最少アーク時間の後より前記第1の通気弁を固定ピ
    ストンから離れる方向に押圧してなる第1の押圧部とか
    らなり、第2の通気穴を介した絶縁ガスの通流を制御す
    る第2のガス通流制御手段が、前記第2の通気穴の膨張
    室側の開口部に設けられてなる第2の通気弁と、前記パ
    ッファ室内に設けられるとともに遮断時における最大ア
    ーク時間の後より前記第2の通気弁を固定ピストンから
    離れる方向に押圧してなる第2の押圧部とからなること
    を特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  11. 【請求項11】請求項8ないし11のいずれかに記載の
    パッファ形ガス遮断器において、前記排気ロッドに前記
    開離間隙と連通する排気穴が形成され、この排気穴を遮
    断時における最少アーク時間付近で前記膨張室と連通さ
    せることを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  12. 【請求項12】請求項5または11に記載のパッファ形
    ガス遮断器において、前記隔壁に逆止弁が設けられ、こ
    の逆止弁は膨張室内のガス圧が密閉容器内の自由空間の
    ガス圧より低いときにだけ自由空間側から膨張室側へ絶
    縁ガスを流してなることを特徴とするパッファ形ガス遮
    断器。
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