JP2000348148A - Ｉｃタグ読取装置 - Google Patents
Ｉｃタグ読取装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＩＣタグが物品に再装着されたタグか否かを
的確に識別してＩＣタグの再装着による再利用を防止す
る。 【解決手段】 ＩＣタグ読取装置１は予めＩＣタグ３の
タグ情報を読み取り、かつそのタグ情報を管理するため
の管理情報を入力し、読み取ったタグ情報と管理情報と
を関連づけてＳＲＡＭ１３に登録する。そしてＩＣタグ
３の正否を監視する場合は、まずＩＣタグ３からの情報
の読み取りが可能か否かを判断し、ＩＣタグが物品から
引き剥がされ不正改ざんされてその物品に再装着された
ような場合は、読み取り不可、または読み取ったタグ情
報とＳＲＡＭ１３に登録されたタグ情報とが不一致とな
るため異常処理を実行して表示部１４に「タグ読取不
能」または「タグ情報なし」を表示する一方、読み取っ
たタグ情報と登録情報とが一致すると、そのタグ情報に
対応する管理情報をＳＲＡＭ１３から読み出して表示部
１４に表示する。
的確に識別してＩＣタグの再装着による再利用を防止す
る。 【解決手段】 ＩＣタグ読取装置１は予めＩＣタグ３の
タグ情報を読み取り、かつそのタグ情報を管理するため
の管理情報を入力し、読み取ったタグ情報と管理情報と
を関連づけてＳＲＡＭ１３に登録する。そしてＩＣタグ
３の正否を監視する場合は、まずＩＣタグ３からの情報
の読み取りが可能か否かを判断し、ＩＣタグが物品から
引き剥がされ不正改ざんされてその物品に再装着された
ような場合は、読み取り不可、または読み取ったタグ情
報とＳＲＡＭ１３に登録されたタグ情報とが不一致とな
るため異常処理を実行して表示部１４に「タグ読取不
能」または「タグ情報なし」を表示する一方、読み取っ
たタグ情報と登録情報とが一致すると、そのタグ情報に
対応する管理情報をＳＲＡＭ１３から読み出して表示部
１４に表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＣタグのタグ情
報を読み取るＩＣタグ読取装置に関する。
報を読み取るＩＣタグ読取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にこの種のＩＣタグは、情報を記憶
するメモリなどからなるＩＣチップと、ＩＣチップに接
続され外部装置との間で非接触で信号を送受するアンテ
ナと、ＩＣチップとアンテナ間を接続する導線部とから
なる。このようなＩＣタグは近年は店舗に陳列された高
価な物品等に貼り付けられ、外部装置からアクセスされ
るとＩＣタグはＩＣチップに記憶されている物品の品名
や価格などの固有のタグ情報をアンテナを介して外部装
置に送出する。店舗に設けられた前記外部装置側ではそ
のＩＣタグからのタグ情報を読み取り、読み取ったタグ
情報に基づき前記物品の販売料金を徴収するようにして
いる。
するメモリなどからなるＩＣチップと、ＩＣチップに接
続され外部装置との間で非接触で信号を送受するアンテ
ナと、ＩＣチップとアンテナ間を接続する導線部とから
なる。このようなＩＣタグは近年は店舗に陳列された高
価な物品等に貼り付けられ、外部装置からアクセスされ
るとＩＣタグはＩＣチップに記憶されている物品の品名
や価格などの固有のタグ情報をアンテナを介して外部装
置に送出する。店舗に設けられた前記外部装置側ではそ
のＩＣタグからのタグ情報を読み取り、読み取ったタグ
情報に基づき前記物品の販売料金を徴収するようにして
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記Ｉ
Ｃタグを物品から取り出すとともに、取り出したＩＣタ
グのＩＣチップを何らかの手段により不正に取り外し
て、取り外したＩＣチップの代わりに、例えば前記物品
の価格が不当に低価格に偽造されたタグ情報を有する新
たなＩＣチップと交換してＩＣタグに再装填し、そのＩ
Ｃタグを前記物品に再装着したような場合は、外部装置
側ではこうしたＩＣチップの交換を識別することができ
ない。このため前記物品を販売する店舗側ではその物品
を本来の価格より安い価格で販売することになり、店舗
側の被害が増大するという問題を生じている。したがっ
て本発明は、ＩＣタグが物品に再装着されたタグか否か
を的確に識別してＩＣタグの再装着による再利用を防止
することを目的とする。
Ｃタグを物品から取り出すとともに、取り出したＩＣタ
グのＩＣチップを何らかの手段により不正に取り外し
て、取り外したＩＣチップの代わりに、例えば前記物品
の価格が不当に低価格に偽造されたタグ情報を有する新
たなＩＣチップと交換してＩＣタグに再装填し、そのＩ
Ｃタグを前記物品に再装着したような場合は、外部装置
側ではこうしたＩＣチップの交換を識別することができ
ない。このため前記物品を販売する店舗側ではその物品
を本来の価格より安い価格で販売することになり、店舗
側の被害が増大するという問題を生じている。したがっ
て本発明は、ＩＣタグが物品に再装着されたタグか否か
を的確に識別してＩＣタグの再装着による再利用を防止
することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のＩＣタグ読取装置は、物品に貼付られ
タグ情報が記憶されたＩＣタグの前記タグ情報を読み取
るＩＣタグ読取装置であって、予めＩＣタグのタグ情報
を読み取る第１の読取手段と、メモリとを備え、第１の
読取手段により読み取ったタグ情報とこのタグ情報を管
理する管理情報とを関連づけてメモリに登録するように
したことにより特徴づけられる。ここで、タグ情報及び
管理情報がメモリに登録された後にそのＩＣタグのタグ
情報を読み取る第２の読取手段と、表示部と、表示制御
手段とを備え、表示制御手段は、第２の読取手段により
読み取られたタグ情報に基づいてメモリの管理情報を表
示部に表示するようにしたものである。また、表示制御
手段は、第２の読取手段により読み取られたタグ情報が
メモリに登録されていない場合は表示部に未登録の旨を
表示する。
るために本発明のＩＣタグ読取装置は、物品に貼付られ
タグ情報が記憶されたＩＣタグの前記タグ情報を読み取
るＩＣタグ読取装置であって、予めＩＣタグのタグ情報
を読み取る第１の読取手段と、メモリとを備え、第１の
読取手段により読み取ったタグ情報とこのタグ情報を管
理する管理情報とを関連づけてメモリに登録するように
したことにより特徴づけられる。ここで、タグ情報及び
管理情報がメモリに登録された後にそのＩＣタグのタグ
情報を読み取る第２の読取手段と、表示部と、表示制御
手段とを備え、表示制御手段は、第２の読取手段により
読み取られたタグ情報に基づいてメモリの管理情報を表
示部に表示するようにしたものである。また、表示制御
手段は、第２の読取手段により読み取られたタグ情報が
メモリに登録されていない場合は表示部に未登録の旨を
表示する。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図１は本発明に係るＩＣタグ読取装置の
構成を示すブロック図である。図１において、本ＩＣタ
グ読取装置１には、このＩＣタグ読取装置１の全制御を
行うＣＰＵ１１が設けられ、ＣＰＵ１１には、ＣＰＵ１
１が実行するプログラムが格納されるフラッシュメモリ
１２と、データが格納されるＳＲＡＭ１３と、表示部１
４と、操作部１５と、アンテナ１７を介して送受信され
るデータの変調及び復調を行う変復調回路１６と、ブザ
ー１８とが接続されている。
して説明する。図１は本発明に係るＩＣタグ読取装置の
構成を示すブロック図である。図１において、本ＩＣタ
グ読取装置１には、このＩＣタグ読取装置１の全制御を
行うＣＰＵ１１が設けられ、ＣＰＵ１１には、ＣＰＵ１
１が実行するプログラムが格納されるフラッシュメモリ
１２と、データが格納されるＳＲＡＭ１３と、表示部１
４と、操作部１５と、アンテナ１７を介して送受信され
るデータの変調及び復調を行う変復調回路１６と、ブザ
ー１８とが接続されている。
【０００６】また、ＩＣタグ読取装置１には、以上の各
部に電源を供給するための電源部が設けられ、電源部
は、主電池２１と、バックアップ電池２２と、外部電源
２３と、主電池２１，バックアップ電池２２及び外部電
源２３からの電源を入力してＣＰＵ１１やフラッシュメ
モリ１２等の各部に電源電圧Ｖを供給する電源制御回路
２０とからなる。
部に電源を供給するための電源部が設けられ、電源部
は、主電池２１と、バックアップ電池２２と、外部電源
２３と、主電池２１，バックアップ電池２２及び外部電
源２３からの電源を入力してＣＰＵ１１やフラッシュメ
モリ１２等の各部に電源電圧Ｖを供給する電源制御回路
２０とからなる。
【０００７】以上のように構成されたＩＣタグ読取装置
１では、電源部から電源が投入されるとＣＰＵ１１がフ
ラッシュメモリ１２内のプログラムを実行することによ
り、物品に貼り付けられその物品固有の情報であるタグ
情報が格納されている後述の非接触ＩＣタグ（以下、Ｉ
Ｃタグ）からの前記タグ情報をアンテナ１７及び変復調
回路１６を介して読み取るものである。そして、ＩＣタ
グからのタグ情報の読み取りの有無または読み取ったタ
グ情報の内容に応じ、ＩＣタグの再利用の有無やそのＩ
Ｃタグが貼り付けられている筐体内の装置のプログラム
の不正改造の有無を識別するものである。
１では、電源部から電源が投入されるとＣＰＵ１１がフ
ラッシュメモリ１２内のプログラムを実行することによ
り、物品に貼り付けられその物品固有の情報であるタグ
情報が格納されている後述の非接触ＩＣタグ（以下、Ｉ
Ｃタグ）からの前記タグ情報をアンテナ１７及び変復調
回路１６を介して読み取るものである。そして、ＩＣタ
グからのタグ情報の読み取りの有無または読み取ったタ
グ情報の内容に応じ、ＩＣタグの再利用の有無やそのＩ
Ｃタグが貼り付けられている筐体内の装置のプログラム
の不正改造の有無を識別するものである。
【０００８】図２はＩＣタグ読取装置１により識別され
るＩＣタグの構成を示すブロック図である。図２におい
て、ＩＣタグ３は、ＣＰＵ３１と、電気的に書き込み消
去が可能なメモリ３２と、アンテナ３４を介して送受信
されるデータの変調及び復調を行う変復調回路３３と、
ＩＣタグ読取装置１からの電波信号に基づきアンテナ３
４に発生した電圧を入力してＣＰＵ３１及び変復調回路
３３へ電源電圧Ｖとして供給する電源制御回路３５とが
設けられている。
るＩＣタグの構成を示すブロック図である。図２におい
て、ＩＣタグ３は、ＣＰＵ３１と、電気的に書き込み消
去が可能なメモリ３２と、アンテナ３４を介して送受信
されるデータの変調及び復調を行う変復調回路３３と、
ＩＣタグ読取装置１からの電波信号に基づきアンテナ３
４に発生した電圧を入力してＣＰＵ３１及び変復調回路
３３へ電源電圧Ｖとして供給する電源制御回路３５とが
設けられている。
【０００９】さて以上のように構成されたＩＣタグ３で
は、ＩＣタグ読取装置１が近づけられＩＣタグ読取装置
１から電波信号が送信されると、上述したようにアンテ
ナ３４にその電波信号に基づく電圧が誘起され、その誘
起電圧が電源制御回路３５により平滑処理されてＣＰＵ
３１及び変復調回路３３に供給される。ＣＰＵ３１は前
記電源の供給により起動され、ＩＣタグ読取装置１から
のコマンドを受信すると、メモリ３２に予め格納されて
いる自身のタグ情報を読み出し、変復調回路３３に送
り、変復調回路３３ではそのタグ情報を変調してアンテ
ナ３４を介しＩＣタグ読取装置１へ送信する。ＩＣタグ
読取装置１はそのタグ情報に基づいてＩＣタグ３の正否
を識別する。
は、ＩＣタグ読取装置１が近づけられＩＣタグ読取装置
１から電波信号が送信されると、上述したようにアンテ
ナ３４にその電波信号に基づく電圧が誘起され、その誘
起電圧が電源制御回路３５により平滑処理されてＣＰＵ
３１及び変復調回路３３に供給される。ＣＰＵ３１は前
記電源の供給により起動され、ＩＣタグ読取装置１から
のコマンドを受信すると、メモリ３２に予め格納されて
いる自身のタグ情報を読み出し、変復調回路３３に送
り、変復調回路３３ではそのタグ情報を変調してアンテ
ナ３４を介しＩＣタグ読取装置１へ送信する。ＩＣタグ
読取装置１はそのタグ情報に基づいてＩＣタグ３の正否
を識別する。
【００１０】図３は、ＩＣタグ３のタグ情報を読み取る
ＩＣタグ読取装置１の動作を示すフローチャートであ
る。このフローチャートにしたがって本発明の要部動作
を説明する。ＩＣタグ読取装置１はＩＣタグ３のタグ情
報を事前に読み取ってＳＲＡＭ１３に格納する。この場
合、ＩＣタグ読取装置１のＣＰＵ１１は、まず、アンテ
ナ１７及び変復調回路１６を介し、ＩＣタグ３のメモリ
３２に記憶されているタグ情報の読み込みを図３（ａ）
のステップＳ１で行う。ここで、ＩＣタグ３のタグ情報
の読み取りができずステップＳ２で「Ｎ」と判定される
とステップＳ３で異常処理を行う。
ＩＣタグ読取装置１の動作を示すフローチャートであ
る。このフローチャートにしたがって本発明の要部動作
を説明する。ＩＣタグ読取装置１はＩＣタグ３のタグ情
報を事前に読み取ってＳＲＡＭ１３に格納する。この場
合、ＩＣタグ読取装置１のＣＰＵ１１は、まず、アンテ
ナ１７及び変復調回路１６を介し、ＩＣタグ３のメモリ
３２に記憶されているタグ情報の読み込みを図３（ａ）
のステップＳ１で行う。ここで、ＩＣタグ３のタグ情報
の読み取りができずステップＳ２で「Ｎ」と判定される
とステップＳ３で異常処理を行う。
【００１１】一方、ＩＣタグ３のタグ情報が読み取られ
ステップＳ２の判定が「Ｙ」となると、ＣＰＵ１１は読
み取ったタグ情報をＳＲＡＭ１３に格納する。また、こ
のときそのタグ情報を管理するための管理情報が扱い者
の操作部１５の操作によりステップＳ４で入力される
と、ＣＰＵ１１はこの入力した管理情報を前記タグ情報
に関連づけてステップＳ５でＳＲＡＭ１３に格納する。
このように、ＩＣタグ３のタグ情報を事前に、ＩＣタグ
読取装置１により読み取り、かつそのとき扱い者により
入力操作され前記タグ情報を管理するための管理情報も
入力して、読み取ったタグ情報と入力した管理情報とを
関連づけてＳＲＡＭ１３に登録する。
ステップＳ２の判定が「Ｙ」となると、ＣＰＵ１１は読
み取ったタグ情報をＳＲＡＭ１３に格納する。また、こ
のときそのタグ情報を管理するための管理情報が扱い者
の操作部１５の操作によりステップＳ４で入力される
と、ＣＰＵ１１はこの入力した管理情報を前記タグ情報
に関連づけてステップＳ５でＳＲＡＭ１３に格納する。
このように、ＩＣタグ３のタグ情報を事前に、ＩＣタグ
読取装置１により読み取り、かつそのとき扱い者により
入力操作され前記タグ情報を管理するための管理情報も
入力して、読み取ったタグ情報と入力した管理情報とを
関連づけてＳＲＡＭ１３に登録する。
【００１２】こうしてＩＣタグ読取装置１のＳＲＡＭ１
３にタグ情報及びその管理情報とが初期登録された後、
ＩＣタグ読取装置１ではＩＣタグ３内の前記タグ情報を
必要に応じて監視する。この場合、ＩＣタグ読取装置１
のＣＰＵ１１はまず図３（ｂ）のステップＳ１１でアン
テナ１７及び変復調回路１６を介し、ＩＣタグ３のメモ
リ３２に記憶されているタグ情報の読み込みを行う。こ
こで、タグ情報の読み取りができない場合はステップＳ
１２で「Ｎ」と判定される。このようなときには、ＣＰ
Ｕ１１はステップＳ１３で異常処理Ａを行う。そして、
この異常処理Ａにおいて表示部１４に図４（ａ）に示す
ような「タグ情報読取不能」を表示し、かつブザー１８
を「ピッピッピッ」と３回鳴動させて異常を報知する。
３にタグ情報及びその管理情報とが初期登録された後、
ＩＣタグ読取装置１ではＩＣタグ３内の前記タグ情報を
必要に応じて監視する。この場合、ＩＣタグ読取装置１
のＣＰＵ１１はまず図３（ｂ）のステップＳ１１でアン
テナ１７及び変復調回路１６を介し、ＩＣタグ３のメモ
リ３２に記憶されているタグ情報の読み込みを行う。こ
こで、タグ情報の読み取りができない場合はステップＳ
１２で「Ｎ」と判定される。このようなときには、ＣＰ
Ｕ１１はステップＳ１３で異常処理Ａを行う。そして、
この異常処理Ａにおいて表示部１４に図４（ａ）に示す
ような「タグ情報読取不能」を表示し、かつブザー１８
を「ピッピッピッ」と３回鳴動させて異常を報知する。
【００１３】一方、ＩＣタグ３のタグ情報の読み取りが
可能であれば図３（ｂ）のステップＳ１２の判定が
「Ｙ」となる。この場合、ＣＰＵ１１は読み取ったタグ
情報とＳＲＡＭ１３に初期登録したタグ情報との一致を
ステップＳ１４で判断する。そして、両者が不一致とな
ると、ステップＳ１５で異常処理Ｂを行う。この異常処
理Ｂでは、ＣＰＵ１１は表示部１４に図４（ｂ）に示す
ような「タグ情報なし」等のタグ情報未登録の旨を表示
し、かつブザー１８を「ピッピッピッ」と３回鳴動させ
て異常を報知する。
可能であれば図３（ｂ）のステップＳ１２の判定が
「Ｙ」となる。この場合、ＣＰＵ１１は読み取ったタグ
情報とＳＲＡＭ１３に初期登録したタグ情報との一致を
ステップＳ１４で判断する。そして、両者が不一致とな
ると、ステップＳ１５で異常処理Ｂを行う。この異常処
理Ｂでは、ＣＰＵ１１は表示部１４に図４（ｂ）に示す
ような「タグ情報なし」等のタグ情報未登録の旨を表示
し、かつブザー１８を「ピッピッピッ」と３回鳴動させ
て異常を報知する。
【００１４】また、読み取ったタグ情報とＳＲＡＭ１３
に初期登録したタグ情報とが一致しステップＳ１４の判
定が「Ｙ」となると、ＣＰＵ１１はブザー１８「ピッ」
と１回鳴動させて正常を報知するとともに、ＳＲＡＭ１
３からそのタグ情報に関連づけて登録された管理情報を
読み出しステップＳ１６で表示部１４に表示する。即
ち、この例では、図４（ｃ）に示すように、このＩＣタ
グ３が貼付された物品の製品番号「９９００１００１」
が管理情報として表示部１４に表示される。
に初期登録したタグ情報とが一致しステップＳ１４の判
定が「Ｙ」となると、ＣＰＵ１１はブザー１８「ピッ」
と１回鳴動させて正常を報知するとともに、ＳＲＡＭ１
３からそのタグ情報に関連づけて登録された管理情報を
読み出しステップＳ１６で表示部１４に表示する。即
ち、この例では、図４（ｃ）に示すように、このＩＣタ
グ３が貼付された物品の製品番号「９９００１００１」
が管理情報として表示部１４に表示される。
【００１５】この場合、物品の製品番号（シリアル番
号）を管理情報として初期登録した装置１の扱い者は、
表示部１４に表示されたその番号「９９００１００１」
が自身の登録した番号に間違いないか否かを確認する。
そして、表示部１４に表示された番号「９９００１００
１」が自身の登録した番号に相違なければこのＩＣタグ
を不正改ざんが行われない正常なＩＣタグと認識する。
また、表示部１４に表示された番号「９９００１００
１」が扱い者自身の登録した番号と相違した場合は、そ
のＩＣタグ３は第三者により何らかの改ざんが行われた
ＩＣタグであると認識することができる。
号）を管理情報として初期登録した装置１の扱い者は、
表示部１４に表示されたその番号「９９００１００１」
が自身の登録した番号に間違いないか否かを確認する。
そして、表示部１４に表示された番号「９９００１００
１」が自身の登録した番号に相違なければこのＩＣタグ
を不正改ざんが行われない正常なＩＣタグと認識する。
また、表示部１４に表示された番号「９９００１００
１」が扱い者自身の登録した番号と相違した場合は、そ
のＩＣタグ３は第三者により何らかの改ざんが行われた
ＩＣタグであると認識することができる。
【００１６】このように、ＩＣタグ読取装置１は予めＩ
Ｃタグ３のタグ情報を読み取り、かつそのタグ情報を管
理するための管理情報を入力して、読み取ったタグ情報
と入力した管理情報とを関連づけてＳＲＡＭ１３に初期
登録する一方、ＩＣタグ３の正否を監視する場合は、ま
ずＩＣタグ３からの情報の読み取りが可能か否かを判断
し、読み取り不可の場合は異常処理Ａを実行する。一
方、タグ情報の読み取りが可能な場合は読み取ったタグ
情報とＳＲＡＭ１３に初期登録されたタグ情報との一致
を比較し、両者が不一致の場合はそのＩＣタグ３は物品
から引き剥がされ内部のタグ情報が不正に改ざんされた
後その物品に再装着されたものと判断できる。また、Ｉ
Ｃタグから読み取ったタグ情報とＳＲＡＭ１３に初期登
録されたタグ情報とが一致するときにはそのタグ情報に
関連づけて登録されている管理情報をＳＲＡＭ１３から
読み出して表示部１４に表示する。こうした管理情報の
表示によってもそのＩＣタグ３が不正改ざんが行われた
ＩＣタグか否かを容易に確認できる。この結果、ＩＣタ
グが物品に再装着されたＩＣタグか否かを的確に識別し
てＩＣタグの再装着による再利用を防止できる。
Ｃタグ３のタグ情報を読み取り、かつそのタグ情報を管
理するための管理情報を入力して、読み取ったタグ情報
と入力した管理情報とを関連づけてＳＲＡＭ１３に初期
登録する一方、ＩＣタグ３の正否を監視する場合は、ま
ずＩＣタグ３からの情報の読み取りが可能か否かを判断
し、読み取り不可の場合は異常処理Ａを実行する。一
方、タグ情報の読み取りが可能な場合は読み取ったタグ
情報とＳＲＡＭ１３に初期登録されたタグ情報との一致
を比較し、両者が不一致の場合はそのＩＣタグ３は物品
から引き剥がされ内部のタグ情報が不正に改ざんされた
後その物品に再装着されたものと判断できる。また、Ｉ
Ｃタグから読み取ったタグ情報とＳＲＡＭ１３に初期登
録されたタグ情報とが一致するときにはそのタグ情報に
関連づけて登録されている管理情報をＳＲＡＭ１３から
読み出して表示部１４に表示する。こうした管理情報の
表示によってもそのＩＣタグ３が不正改ざんが行われた
ＩＣタグか否かを容易に確認できる。この結果、ＩＣタ
グが物品に再装着されたＩＣタグか否かを的確に識別し
てＩＣタグの再装着による再利用を防止できる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
めＩＣタグのタグ情報を読み取る第１の読取手段と、メ
モリとを備え、第１の読取手段により読み取ったタグ情
報とこのタグ情報を管理する管理情報とを関連づけてメ
モリに登録するようにしたので、ＩＣタグの情報を読み
取ってメモリの登録情報と比較するようにすればＩＣタ
グが物品に再装着されたタグか否かを的確に識別するこ
とができ、したがってＩＣタグの再装着による再利用を
的確に防止できる。また、タグ情報及び管理情報がメモ
リに登録された後にそのＩＣタグのタグ情報を読み取る
第２の読取手段と、表示部と、表示制御手段とを備え、
表示制御手段は、第２の読取手段により読み取られたタ
グ情報に基づいてメモリの管理情報を表示部に表示する
ようにしたので、表示部に表示された管理情報からその
ＩＣタグが何らかの改ざんが行われたＩＣタグか否かを
的確に識別できる。また、表示制御手段は、第２の読取
手段により読み取られたタグ情報がメモリに登録されて
いない場合は表示部に未登録の旨を表示するようにした
ので、そのＩＣタグは不正に改ざんされた後で物品に再
装着されたものと判断することができる。
めＩＣタグのタグ情報を読み取る第１の読取手段と、メ
モリとを備え、第１の読取手段により読み取ったタグ情
報とこのタグ情報を管理する管理情報とを関連づけてメ
モリに登録するようにしたので、ＩＣタグの情報を読み
取ってメモリの登録情報と比較するようにすればＩＣタ
グが物品に再装着されたタグか否かを的確に識別するこ
とができ、したがってＩＣタグの再装着による再利用を
的確に防止できる。また、タグ情報及び管理情報がメモ
リに登録された後にそのＩＣタグのタグ情報を読み取る
第２の読取手段と、表示部と、表示制御手段とを備え、
表示制御手段は、第２の読取手段により読み取られたタ
グ情報に基づいてメモリの管理情報を表示部に表示する
ようにしたので、表示部に表示された管理情報からその
ＩＣタグが何らかの改ざんが行われたＩＣタグか否かを
的確に識別できる。また、表示制御手段は、第２の読取
手段により読み取られたタグ情報がメモリに登録されて
いない場合は表示部に未登録の旨を表示するようにした
ので、そのＩＣタグは不正に改ざんされた後で物品に再
装着されたものと判断することができる。
【図１】 本発明に係るＩＣタグ読取装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】 前記ＩＣタグ読取装置により情報が読み出さ
れるＩＣタグの構成を示すブロック図である。
れるＩＣタグの構成を示すブロック図である。
【図３】 ＩＣタグから情報を読み出すＩＣタグ読取装
置の要部動作を示すフローチャートである。
置の要部動作を示すフローチャートである。
【図４】 ＩＣタグから情報を読み出す際のＩＣタグ読
取装置の表示部の表示状況を示す図である。
取装置の表示部の表示状況を示す図である。
１…ＩＣタグ読取装置、３…ＩＣタグ、１１，３１…Ｃ
ＰＵ、１３…ＳＲＡＭ、１４…表示部、１６，３３…変
復調回路、１７，３４…アンテナ、３２…メモリ。
ＰＵ、１３…ＳＲＡＭ、１４…表示部、１６，３３…変
復調回路、１７，３４…アンテナ、３２…メモリ。
Claims (3)
- 【請求項１】 タグ情報が記憶されたＩＣタグの前記タ
グ情報を読み取るＩＣタグ読取装置において、 予め前記ＩＣタグのタグ情報を読み取る第１の読取手段
と、 メモリとを備え、前記第１の読取手段により読み取った
タグ情報とこのタグ情報を管理する管理情報とを関連づ
けて前記メモリに登録することを特徴とするＩＣタグ読
取装置。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記タグ情報及び管理情報が前記メモリに登録された
後、前記ＩＣタグのタグ情報を読み取る第２の読取手段
と、 表示部と、 前記第２の読取手段により読み取ったタグ情報に基づき
前記メモリの管理情報を前記表示部に表示する表示制御
手段とを備えたことを特徴とするＩＣタグ読取装置。 - 【請求項３】 請求項２において、 前記表示制御手段は、前記第２の読取手段により読み取
ったタグ情報が前記メモリに登録されていない場合は前
記表示部に未登録の旨を表示することを特徴とするＩＣ
タグ読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11159109A JP2000348148A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Ｉｃタグ読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11159109A JP2000348148A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Ｉｃタグ読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000348148A true JP2000348148A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15686450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11159109A Pending JP2000348148A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Ｉｃタグ読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000348148A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004088579A1 (en) | 2003-04-01 | 2004-10-14 | Mi-Kyoung Park | Contactless type communication tag, portable tag reader for verifying a genuine article, and method for providing information of whether an article is genuine or not |
| JP2005339352A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Toshiba Tec Corp | 無線タグ読取装置 |
| US7606557B2 (en) | 2003-04-01 | 2009-10-20 | Mi Kyoung Park | Mobile communication terminal having a function of reading out information from contactless type communication tag and method for providing information of whether an article is genuine or not |
-
1999
- 1999-06-07 JP JP11159109A patent/JP2000348148A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004088579A1 (en) | 2003-04-01 | 2004-10-14 | Mi-Kyoung Park | Contactless type communication tag, portable tag reader for verifying a genuine article, and method for providing information of whether an article is genuine or not |
| US7606557B2 (en) | 2003-04-01 | 2009-10-20 | Mi Kyoung Park | Mobile communication terminal having a function of reading out information from contactless type communication tag and method for providing information of whether an article is genuine or not |
| US8009017B2 (en) | 2003-04-01 | 2011-08-30 | Mi Kyoung Park | Contactless type communication tag, portable tag reader for verifying a genuine article, and method for providing information of whether an article is genuine or not |
| JP2005339352A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Toshiba Tec Corp | 無線タグ読取装置 |
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