JP2000346939A - 反射光識別方法とその装置および反射光識別装置を使用した移動体の位置検出装置 - Google Patents

反射光識別方法とその装置および反射光識別装置を使用した移動体の位置検出装置

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JP2000346939A
JP2000346939A JP11160294A JP16029499A JP2000346939A JP 2000346939 A JP2000346939 A JP 2000346939A JP 11160294 A JP11160294 A JP 11160294A JP 16029499 A JP16029499 A JP 16029499A JP 2000346939 A JP2000346939 A JP 2000346939A
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light
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retroreflector
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Kazuyuki Hiraoka
和志 平岡
Yoichiro Nakamura
陽一郎 中村
Hirotoshi Shimoda
洋敏 下田
Shigeki Ueda
茂樹 植田
Koichi Saito
浩一 斎藤
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Hitachi Zosen Corp
TCM Corp
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Hitachi Zosen Corp
TCM Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、正確で簡素で実用的な反射光識別
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 移動体1の周囲に、位置が特定された複
数のリフレクタ(再帰反射体)を配置し、移動体1から
全周囲に渡って半導体レーザ11の光線を照射し、光線の
反射光を受光素子32で受光したときの光線を照射してい
るミラー回転角度θを検出し、リフレクタからの反射光
を受光素子32で受光するミラー回転角度の角度範囲θm
in〜θmaxを予測し、検出したミラー回転角度θが
この予測回転角度の範囲θmin〜θmax内にあると
き、リフレクタからの反射光であると認識する。この方
法により、リフレクタとその他のノイズ(窓、金属枠、
パイプなどの正反射体)を識別でき、レーザ誘導システ
ムにおいて外乱ノイズを除去できノイズによる位置の誤
検出を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再帰反射体からの
反射光であるかどうかを識別する反射光識別方法とその
装置および反射光識別装置を使用した移動体の位置検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定座標に配置された3個の再帰
反射体を使用して移動体の現在位置を計測する方式が知
られている。再帰反射体は、立方体の1つの角を切り取
ったように互いに直交する3つの平らな反射面で構成さ
れる三角錐形のプリズムからなり、入射した光線を3つ
の面で反射させた後、正確に入射した方向に送り返す働
きをする。また再帰反射体として、三角錐型のプリズム
を複数敷きつめたようにシート状に加工したものも使用
されている。このシート状の再帰反射体は縦長にして使
用されることが多い。
【0003】上記移動体の現在位置の計測方法を図7に
より説明する。移動体1の所定位置を中心として、平面
的に回転する回転体から光線を発射して全周を走査し、
所定の3ヵ所{A点(X1 ,Y1 )、B点(X2 ,Y2
)、C点(X3 ,Y3 )}に配置された再帰反射体2
からの反射光を入力したときの前記回転体の回転角度を
検出することにより行われる。
【0004】図7において、ψは移動体1のX軸からの
姿勢角度、L12はA点−B点間の距離、L13はA点−C
点間の距離、Θ1 はA点を検出したときの回転角度、Θ
2 はB点を検出したときの回転角度、Θ3 はC点を検出
したときの回転角度、ε1 はA点を原点としたB点のX
軸からの角度、ε2 はA点を原点としたB点−C点間の
角度である。
【0005】移動体1の位置(Xv,Yv)と姿勢角度
ψは次の式(1)〜(10)により求められる。(詳細
は、「システムと制御」第29巻第8号(1985)p.553
〜560参照。)
【0006】
【数1】 上記位置計測のとき、検出した反射光が、再帰反射体2
からの反射光であるか、窓や金属パイプなどの正反射体
からの反射光(ノイズ)であるかどうかを識別する必要
があり、そこで再帰反射体2を次のように設けて識別し
ている。 バーコード型配置方式 再帰反射体を複数、バーコード状に配置して識別する。 バーコード貼り付け方式 再帰反射体の背面、前面にバーコードを貼り、識別す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記再帰反射
体の構成による反射光の識別方法では、次のような問題
があった。 バーコード型配置方式 再帰反射体の設置サイズが大きくなり、また信号処理が
複雑になるという問題があった。また現在位置の計測に
必要な角度情報が不正確になる恐れがあった。さらにバ
ーコードをなす再帰反射体の隙間に正反射体が存在する
ような状態に偶然なったときには、バーコード自身が成
り立たなくなるため、エラーが発生する恐れがあった。 バーコード貼り付け方式 再帰反射体の大きさに制限があることから、距離が離れ
ると貼り付けられたバーコードの識別ができなくなり、
反射光の識別が不能となるという恐れがあった。
【0008】そこで、本発明は、正確で簡素で実用的な
反射光識別方法とその装置、および反射光識別装置を使
用した移動体の位置検出装置を提供することを目的とし
たものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、移動体から周囲に渡っ
て光線を照射し、その反射光が移動体の周囲に配置され
た再帰反射体からの反射光であるかどうかを識別する反
射光識別方法であって、反射光を受光したとき、光線を
照射している回転角度を検出し、再帰反射体の位置に基
づいて、光線が再帰反射体により反射されて受光される
ときの前記光線を照射している回転角度の範囲を予測
し、前記検出した光線の回転角度が、前記予測した回転
角度の範囲内にあるとき、前記再帰反射体からの反射光
であると認識することを特徴とするものである。
【0010】上記方法により、反射光を受光したときの
光線を照射している回転角度が、再帰反射体からの反射
光を受光する予測回転角度の範囲内に在るとき、再帰反
射体からの反射光であると認識される。また請求項2記
載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記予測
回転角度の範囲を、移動体の1制御周期前の座標と再帰
反射体が配置された座標との距離、および移動体の1制
御周期前の座標における移動体の走行方向と再帰反射体
の方向との角度により求めることを特徴とするものであ
る。
【0011】この方法により、移動体と各再帰反射体の
座標(位置)を考慮して、各再帰反射体からの反射光を
受光する予測回転角度の範囲が求められる。また請求項
3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明
であって、検出した光線の回転角度が複数の再帰反射体
の予測回転角度の範囲にあるとき、これら予測回転角度
の範囲を有す再帰反射体のうち移動体に最も近い再帰反
射体の予測回転角度の範囲を選択することを特徴とする
ものである。
【0012】この方法により、光線を反射した再帰反射
体の予測回転角度の範囲が選択される。また請求項4記
載の発明は、請求項3に記載の発明であって、選択され
た再帰反射体の予測回転角度の範囲内における、反射光
の受光時間、または受光強度の少なくとも一方を計測
し、複数の反射光を検出したとき、計測された受光時間
が最も長い、または受光強度が最も強い反射光を選択
し、この反射光を検出しているときの回転角度を、再帰
反射体から反射光を検出したときの回転角度と認識する
ことを特徴とするものである。
【0013】この方法により、再帰反射体の予測回転角
度の範囲内における反射光の計測によって複数の反射光
が検出されると、計測された受光時間が最も長い、また
は受光強度が最も強い反射光が選択され、この反射光を
検出しているときの回転角度が、再帰反射体から反射光
を検出したときの回転角度と認識される。さらに請求項
5記載の発明は、請求項3に記載の発明であって、選択
された再帰反射体の予測回転角度の範囲内における、反
射光の受光時間を計測し、複数の反射光を検出したと
き、予測回転角度の範囲内に存在する再帰反射体の1つ
を選択し、この選択した再帰反射体の反射光の受光時間
を予測し、この予測した受光時間に最も近い計測受光時
間の反射光を、選択した再帰反射体からの反射光と認識
し、この反射光を検出しているときの回転角度を、再帰
反射体から反射光を検出したときの回転角度と認識する
ことを特徴とするものである。
【0014】この方法により、複数の反射光が検出され
ると、使用したい1つの再帰反射体が選択され、選択さ
れた再帰反射体の受光時の受光時間(パルス幅)が予測
され、予測した受光時間に最も近い計測受光時間の反射
光が選択した再帰反射体からの反射光と認識され、この
反射光を検出しているときの回転角度が、再帰反射体か
ら反射光を検出したときの回転角度と認識される。
【0015】また請求項6記載の発明は、請求項3に記
載の発明であって、選択された再帰反射体の予測回転角
度の範囲内における、反射光の受光強度を計測し、複数
の反射光を検出したとき、予測回転角度の範囲内に存在
する再帰反射体の1つを選択し、この選択した再帰反射
体の反射光の受光強度を予測し、この予測した受光強度
に最も近い計測受光強度の反射光を、選択した再帰反射
体からの反射光と認識し、この反射光を検出していると
きの回転角度を、再帰反射体から反射光を検出したとき
の回転角度と認識することを特徴とするものである。
【0016】この方法により、複数の反射光が検出され
ると、使用したい1つの再帰反射体が選択され、選択さ
れた再帰反射体の受光時の受光強度が予測され、予測し
た受光強度に最も近い計測受光強度の反射光が選択した
再帰反射体からの反射光と認識され、この反射光を検出
しているときの回転角度が、再帰反射体から反射光を検
出したときの回転角度と認識される。
【0017】さらに請求項7記載の発明は、移動体から
周囲に渡って光線を照射し、その反射光が移動体の周囲
に配置された再帰反射体からの反射光であるかどうかを
識別する反射光識別装置であって、前記光線を照射して
いる回転角度を検出する角度検出手段と、反射光を検出
しているとき、前記角度検出手段により検出される光線
の回転角度を検出し、再帰反射体の位置に基づいて、光
線が再帰反射体により反射されて受光されるときの前記
光線を照射している回転角度の範囲を予測し、前記検出
した光線の回転角度が、前記予測した回転角度の範囲内
にあるとき、前記再帰反射体からの反射光であると認識
する認識手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】上記構成により、反射光を受光したときの
光線を照射している回転角度が、再帰反射体からの反射
光を受光する予測回転角度の範囲に在るとき、再帰反射
体からの反射光であると認識される。また請求項8記載
の発明は、請求項7に記載の発明であって、認識手段
は、前記予測回転角度の範囲を、移動体の1制御周期前
の座標と再帰反射体が配置された座標との距離、および
移動体の1制御周期前の座標における移動体の走行方向
と再帰反射体の方向との角度により求めることを特徴と
するものである。
【0019】上記構成により、移動体と各再帰反射体の
座標(位置)を考慮して、各再帰反射体からの反射光を
受光する予測回転角度の範囲が求められる。また請求項
9記載の発明は、移動体から周囲に渡って光線を照射
し、その反射光が移動体の周囲に配置された再帰反射体
からの反射光であるかどうかを識別する反射光識別装置
であって、前記光線を照射している回転角度を検出する
角度検出手段と、反射光を検出しているとき、前記角度
検出手段により検出される光線の回転角度を検出し、再
帰反射体の位置に基づいて、光線が再帰反射体により反
射されて受光されるときの前記光線を照射している回転
角度の範囲を予測し、前記検出した光線の回転角度が、
前記予測した回転角度の範囲内にあるとき、前記再帰反
射体からの反射光であると認識する認識手段とを備え、
前記認識手段は、検出した光線の回転角度が複数の再帰
反射体の予測回転角度の範囲にあるとき、これら予測回
転角度の範囲を有す再帰反射体のうち移動体に最も近い
再帰反射体の予測回転角度の範囲を選択することを特徴
とするものである。
【0020】上記構成により、反射光を受光したときの
光線を照射している回転角度が、再帰反射体からの反射
光を受光する予測回転角度の範囲に在るとき、再帰反射
体からの反射光であると認識される。また検出した光線
の回転角度が複数の再帰反射体の予測回転角度の範囲に
あるとき、これら予測回転角度の範囲を有す再帰反射体
のうち移動体に最も近い再帰反射体の予測回転角度の範
囲が選択される。
【0021】また請求項10記載の発明は、請求項9に
記載の発明であって、反射光を検出しているときの受光
時間、または受光強度の少なくとも一方を計測する受光
計測手段を設け、認識手段は、選択された再帰反射体の
予測回転角度の範囲内の反射光を計測し、複数の反射光
を検出したとき、前記受光計測手段により計測された受
光時間が最も長い、または受光強度が最も強い反射光を
選択し、この反射光を検出しているときの回転角度を、
再帰反射体から反射光を検出したときの回転角度と認識
することを特徴とするものである。
【0022】この構成により、再帰反射体の予測回転角
度の範囲内における反射光の計測によって複数の反射光
が検出されると、計測された受光時間が最も長い、また
は受光強度が最も強い反射光が選択され、この反射光を
検出しているときの回転角度が、再帰反射体から反射光
を検出したときの回転角度と認識される。また請求項1
1に記載の発明は、上記請求項9に記載の発明であっ
て、反射光を検出しているときの受光時間を計測する受
光計測手段を設け、認識手段は、選択された再帰反射体
の予測回転角度の範囲内の反射光を計測し、複数の反射
光を検出したとき、前記予測回転角度の範囲内に存在す
る再帰反射体の1つを選択し、移動体の1制御周期前の
座標あるいは予測される現在位置の座標と選択した再帰
反射体が配置された座標との距離と、選択した再帰反射
体の大きさにより、受光時の受光時間を予測し、この予
測した受光時間に最も近い計測受光時間の反射光を、選
択した再帰反射体からの反射光と認識し、この反射光を
検出しているときの回転角度を、再帰反射体から反射光
を検出したときの回転角度と認識することを特徴とする
ものである。
【0023】この構成により、複数の反射光が検出され
ると、使用したい1つの再帰反射体が選択され、選択さ
れた再帰反射体の受光時の受光時間(パルス幅)が予測
され、予測した受光時間に最も近い計測受光時間の反射
光が選択した再帰反射体からの反射光と認識され、この
反射光を検出しているときの回転角度が、再帰反射体か
ら反射光を検出したときの回転角度と認識される。
【0024】また請求項12に記載の発明は、上記請求
項9に記載の発明であって、反射光を検出しているとき
の受光強度を計測する受光計測手段を設け、認識手段
は、選択された再帰反射体の予測回転角度の範囲内の反
射光を計測し、複数の反射光を検出したとき、前記予測
回転角度の範囲内に存在する再帰反射体の1つを選択
し、移動体の1制御周期前の座標あるいは予測される現
在位置の座標と選択した再帰反射体が配置された座標と
の距離により受光時の受光強度を予測し、この予測した
受光強度に最も近い計測受光強度の反射光を、選択した
再帰反射体からの反射光と認識し、この反射光を検出し
ているときの回転角度を、再帰反射体から反射光を検出
したときの回転角度と認識することを特徴とするもので
ある。
【0025】この構成により、複数の反射光が検出され
ると、使用したい1つの再帰反射体が選択され、選択さ
れた再帰反射体の受光時の受光強度が予測され、予測し
た受光強度に最も近い計測受光強度の反射光が選択した
再帰反射体からの反射光と認識され、この反射光を検出
しているときの回転角度が、再帰反射体から反射光を検
出したときの回転角度と認識される。
【0026】また請求項13記載の発明は、請求項7〜
請求項12のいずれかに記載の反射光識別装置を備え、
複数の再帰反射体が配置されたエリアの所定径路を移動
する移動体の位置検出装置であって、認識手段により認
識された再帰反射体の座標と光線の回転角度に基づい
て、移動体の現在位置を計測する位置計測手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0027】上記構成により、認識された再帰反射体の
座標と光線の回転角度に基づいて、移動体の現在位置を
計測される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図2に示すように、移動体
1の周囲に、4個の円柱形状のリフレクタ(再帰反射体
の一例;たとえば±45゜以内の光を入射方向へ反射で
きる)5が配置され、ノイズ源となる窓や金属パイプな
どの正反射体9が存在するものとする。
【0029】図1は本発明の実施の形態における反射光
識別方法を実現する誘導設備を搭載した移動体の要部構
成図である。フォークリフトなどの移動体1には、誘導
設備として、レーザ光線を発生するレーザ光線発生手段
と、レーザ光線を平面的に全周に渡って照射する回転ミ
ラー手段と、反射体から反射されたレーザ光線(反射
光)を検出する光検出手段と、移動体1の位置と姿勢を
求める移動体1の位置検出手段が設けられている。
【0030】図1に示すように、上記レーザ光線発生手
段は、レーザ光線を垂直上方へ照射する半導体レーザ11
およびその駆動回路12から構成されている。この構成に
より、半導体レーザ11から、後述するハーフミラーを通
って垂直上方へレーザ光線aが照射される。また上記回
転ミラー手段は、レーザ光線aの通路となる垂直な筒状
の導管17と、この導管17が中心下方に接続され、リング
状の軸受18上に載置された筒体19と、この筒体19内に4
5度の傾きで配置された、導管17から導かれたレーザ光
線aを反射して筒体19の側面に設けた窓部20へ導く反射
ミラー21と、前記導管17を中心に嵌合して導管17を回転
する第1プーリー22と、DCモータ23およびその駆動回
路24と、DCモータ23の回転軸に直結された第2プーリ
ー25と、この第2プーリー25の回転力を第1プーリー22
へ伝達するベルト26から構成されている。
【0031】この構成により、DCモータ23が駆動回路
24により駆動されると、DCモータ23の回転力は第2プ
ーリー25、ベルト26、第1プーリー22を介して導管17へ
伝達され、導管17が回転し、よって筒体19とともに反射
ミラー21が回転し、導管17内に照射されたレーザ光線a
は、反射ミラー21の回転により、導管19の中心位置を中
心として移動体1の全周に照射される。
【0032】上記レーザ光線発生手段と回転ミラー手段
により、光照射手段が形成される。また上記光検出手段
は、半導体レーザ11の上方に反射ミラー21に対向して、
45度の傾きで配置されたハーフミラー31と、このハー
フミラー31により反射され、半導体レーザ11より出射さ
れた光路に沿って戻ってきたレーザ光線aの反射光を受
光する受光素子32およびそのアンプ33から構成されてい
る。
【0033】この構成により、反射ミラー21を介して導
かれたレーザ光線aの反射光は、それぞれハーフミラー
31により反射されて受光素子32へ入射され、この受光素
子32の受光信号はアンプ33により増幅される。また上記
位置検出手段は、前記導管17に連結され、導管17の回転
角度を検出するエンコーダ38と、このエンコーダ38から
出力されるパルス信号を加算して移動体1の進行方向を
0°とする反射ミラー21の回転角度(レーザ光線の照射
角度)θを計測するミラー回転角度検出器39と、コンピ
ュータからなる位置・姿勢計測部40と、各リフレクタ5
の座標(位置)が記憶されたメモリ41から構成されてい
る。
【0034】位置・姿勢計測部40は、ミラー回転角度検
出器32から出力されたミラー回転角度θのデータ、およ
び上記アンプ33により増幅された受光素子32の受光信号
jを入力し、受光素子32により検出された反射光が、リ
フレクタ5からの反射光であるか、窓や金属パイプなど
の正反射体9からの反射光であるかどうかを識別し、リ
フレクタ5からの反射光であると認識すると、検出信号
毎にミラー回転角度θを記憶し、すなわちリフレクタ5
の進行方向からの角度を記憶し、これら角度θとメモリ
41に記憶されたリフレクタ5の座標情報より移動体1の
現在位置と姿勢を計測する。位置検出手段は、認識手段
と計測手段を兼ねている。
【0035】位置・姿勢計測部40により計測された移動
体1の現在位置と姿勢の情報は、操舵コントローラ42へ
出力され、操舵コントローラ42は、メモリ43に予め設定
された移動体径路情報に基づいて操舵部44を駆動する。
これにより、移動体1は予め設定された移動体径路に沿
って移動することができる。上記位置・姿勢計測部40に
おける反射光の識別方法について図3のフローチャート
にしたがって詳細に説明する。なお、現在位置の計測方
法は従来と同様であり、説明を省略する。 ステップ−1,2 受光素子32の受光信号(パルス信号)j{図4(a)参
照}の立ち上がりを検出すると、このときのミラー回転
角度検出器39から出力されたミラー回転角度θを記憶す
る。 ステップ−3 次に、メモリ41に記憶(登録)されている各リフレクタ
5から反射される反射光を受光したとき予測されるミラ
ー回転角度の角度範囲(以下、予測角度範囲と略す)θ
min〜θmaxを、図5に示すように、1制御周期前
(前回)の位置計測値(Xt−1,Yt−1)とリフレ
クタ5の座標(Xr,Yr)との距離L、および前回の
位置計測値(Xt−1,Yt−1)における移動体1の
走行方向とリフレクタ5の座標(Xr,Yr)との角度
θxから式(11)により求める。式(11)において、k
は比例定数である。
【0036】Δθ=k×L θmin=θx−Δθ θmax=θx+Δθ・・・(11) 全てのリフレクタ5の予測角度範囲θmin〜θmax
を求める。 ステップ−4,5 次に、求められたミラー回転角度θが、各リフレクタ5
の予測角度範囲(θmin〜θmax)内にあるか、さ
らに各リフレクタ5のそれぞれのどの予測角度範囲(θ
min〜θmax)内にあるかを判別し、予測角度範囲
内に在るときリフレクタ5からの反射光と認識し、判別
されたリフレクタ5の座標(Xr,Yr)を記憶する。 ステップ−6〜8 求められたミラー回転角度θが、2つ以上のリフレクタ
5の予測角度範囲(θmin〜θmax)あるとき、前
回の位置計測値(Xt−1,Yt−1)とこれらリフレ
クタ5の座標(Xr,Yr)より、移動体1に最も近い
リフレクタ5を選択して、選択したリフレクタ5の座標
(Xr,Yr)と予測角度範囲(θmin〜θmax)
を記憶する。 ステップ−9,10 上記選択したリフレクタ5の予測角度範囲の上限値θm
axとなるまで、ミラー回転角度検出器39から出力され
たミラー回転角度のデータより受光信号jの立上がり時
の角度と立下がり時の角度を計測して記憶し、受光信号
jのパルス幅W(Wf,Wn)とピーク電圧V(Vf,
Vn){図4(a)参照}を計測して記憶する。 ステップ−11,12 次に、計測したリフレクタ5のデータに、図4(a)に
示すように、2つの受光信号jのパルスを確認すると、
これらパルスの受光信号jのパルス幅Wとピーク電圧V
より、最も確からしいパルス(リフレクタ5のデータ)
を選択する。
【0037】この選択は、下記の中の1つあるいは組み
合わせにより行う。 1.リフレクタ5のデータの中の受光信号jのパルス幅
Wが最も広いデータ、すなわち受光時間が最も長いパル
スを選択する。図4(a)に示すように、パルス幅Wn
>Wfのとき、パルス幅Wnのパルスを選択する。 2.受光信号jのピーク電圧Vが最も高いデータ、すな
わち受光強度が最も強いパルスを選択する。図4(a)
に示すように、ピーク電圧Vn>Vfのとき、ピーク電
圧Vnのパルスを選択する。なお、図4(b)に示すよ
うに、ピーク電圧Vは移動体1とリフレクタ5との距離
Lの2乗に反比例する。
【0038】このステップ−12により、認識されたリ
フレクタ5のデータのうち、受光信号jのパルス幅Wが
最も広い、すなわち受光時間が最も長い、または受光信
号jのピーク電圧Vが最も高い、すなわち受光強度が最
も強い反射光(パルス)が選択される。よって、最も移
動体1に近く、信頼性のあるリフレクタ5のパルスが選
択される。 ステップ−13 選択されたパルスの立上がり角度と立下がり角度の中間
値(平均値)を演算してリフレクタ5の角度θcを求め
る。 ステップ−14 ステップ−8に記憶したリフレクタ5の座標(Xr,Y
r)とステップ−13で求めたこのリフレクタ5の角度
θcと、前回までに求めた他の2つのリフレクタ5の座
標(Xr,Yr)と角度θcにより、移動体1の位置
(Xv,Yv)と姿勢角度ψを求め、操舵コントローラ
42へ出力する。
【0039】上記誘導設備の構成により、移動体1より
レーザ光線aが移動体1の周囲に渡って照射され、受光
素子32の受光信号jを入力したとき、リフレクタ5の反
射光を検出しているかが識別され、このときの回転角度
検出器31により検出されるミラー回転角度θcが求めら
れることによって、移動体1を中心とした各リフレクタ
5の配置角度θcと各リフレクタ5の座標(Xr,Y
r)から移動体1の現在位置(Xv,Yv)と姿勢角度
ψが計測される。移動体1は計測した移動体1の現在位
置(Xv,Yv)と姿勢角度ψに基づいて、予め設定さ
れたルートに沿って移動する。
【0040】このように、リフレクタ5とその他のノイ
ズ(窓、金属枠、パイプなどの正反射体9)を識別で
き、よって外乱ノイズを除去できノイズによる位置の誤
検出を防止できる。また誘導方法と組み合わせることに
より、反射ノイズの影響を無くした、精度のよい正確
な、そして安全な誘導を行うことができる。また、通常
のリフレクタ5を使用し、従来のようなバーコード形式
の特殊なリフレクタを用意する必要がないことから、バ
ーコードの乱れや識別の不備に起因してリフレクタを識
別できなくなるという不具合を解消でき、またコストを
低減することができる。
【0041】なお、本実施の形態では、上記ステップ−
12において、認識されたリフレクタ5のデータのう
ち、受光信号jのパルス幅Wが最も広い、すなわち受光
時間が最も長い、または受光信号jのピーク電圧Vが最
も高い、すなわち受光強度が最も強い反射光が選択され
ているが、選択されたリフレクタ予想角度の範囲内に、
複数の反射光を検出したとき、下記のように反射光を選
択することもできる。
【0042】まず、選択されたリフレクタ予想角度の範
囲内に存在するリフレクタ5の内の使用したい1つを選
択する。たとえば、リフレクタ予想角度の範囲内に存在
する各リフレクタ5の座標(Xr,Yr)と前回ステッ
プ−14において使用した他の2つのリフレクタ5の座
標(Xr,Yr)により形成される3角形の重心が、前
回の計測による移動体1の位置(Xv,Yv)に最も近
いリフレクタ5を選択する。
【0043】次に、選択したリフレクタ5の受光時間
(受光信号jのパルス幅W)、あるいは受光強度(受光
信号jのピーク値V)を予測する(詳細は後述する)。
そして、最も予測した受光時間(パルス幅Wy)に近い
受光時間(パルス幅W)の反射光、あるいは最も予測し
た受光強度(ピーク値Vy)に近い受光強度(ピーク値
V)の反射光を、選択したリフレクタ5からの反射光と
認識し、反射光(パルス)を選択する。よって、使用し
たいリフレクタ5のパルスが選択される。
【0044】選択したリフレクタ5の受光時間(パルス
幅W)の予測は、図6に示すように、移動体1の1制御
周期前(前回)の位置計測値(Xt−1,Yt−1)と
リフレクタ5の座標(Xr,Yr)との距離Lにより、
式(12)によりリフレクタ5を検出する角度θrを求
め、続いてこの角度θrをレーザ光線aの照射回転速度
vにより除算することによりパルス幅Wy(=θr/
v)を求めることができる。
【0045】
【数2】 式(12)において、rはリフレクタ5の半径、θ1はレ
ーザ光線aを反射可能なリフレクタ5の領域の角度、θ
2はレーザ光線aの有効強度の広がり角度である。θ2
は一定値、あるいは前記距離Lとレーザ光線aの有効強
度から広がり幅を実測してデータテーブルを用意し、こ
のテーブルから検索する。
【0046】また選択したリフレクタ5の受光強度(ピ
ーク値Vy)の予測は、前記図4(b)に示すように、
ピーク電圧Vは移動体1とリフレクタ5との距離Lの2
乗に反比例することから、距離Lにより求めることがで
きる。また予め、距離Lと受光強度の関係を実際に計測
したデータに基づくデータテーブルを用意し、このテー
ブルから検索するようにしてもよい。
【0047】なお、リフレクタ5の受光時間、あるいは
受光強度の予測に使用する距離Lを、1制御周期前(前
回)の位置計測値(Xt−1,Yt−1)とリフレクタ
5の座標(Xr,Yr)により求めているが、1制御周
期前(前回)の位置計測値(Xt−1,Yt−1)に代
えて、移動体1の予測される現在位置{たとえば、1制
御周期前(前回)の位置計測値(Xt−1,Yt−1)
を移動方向とその距離(走行速度×時間)により補正し
て求める}を使用して求めるようにしてもよい。
【0048】このように、リフレクタ5の反射光(パル
ス)が選択されると、この反射光を検出しているときの
回転角度を、リフレクタ5から反射光を検出したときの
回転角度と認識して、移動体1の位置を検出することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、再帰
反射体から反射される反射光の予測角度範囲を求め、こ
の予測角度範囲内に、検出した光線の回転角度があるか
どうかによりに再帰反射体からの反射光であるかどうか
を認識でき、よってその他のノイズ(窓、金属枠、パイ
プなど)を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における反射光識別方法を
実現する誘導設備を搭載した移動体の構成図である。
【図2】同移動体と再帰反射体の配置図である。
【図3】同移動体の位置・姿勢計測部の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】同移動体において検出される反射光の受光信号
の説明図である。
【図5】同移動体の位置・姿勢計測部における、リフレ
クタの予測角度範囲の説明図である。
【図6】同移動体の位置・姿勢計測部における、リフレ
クタの予測角度を検出する方法の説明図である。
【図7】レーザ誘導設備による位置測定の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 移動体 5 リフレクタ 11 半導体レーザ 17 導管 19 筒体 20 窓部 21 反射ミラー 22,25 プーリー 23 DCモータ 26 ベルト 31 ハーフミラー 32 受光素子 38 エンコーダ 39 回転角度検出器 40 位置・姿勢計測部 a レーザ光線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 陽一郎 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 下田 洋敏 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 植田 茂樹 大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 東洋運搬機株式会社内 (72)発明者 斎藤 浩一 大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 東洋運搬機株式会社内 Fターム(参考) 5J084 AA02 AA04 AA10 AC01 AD01 BA04 BA32 BB21 BB24 CA03 CA23 DA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体から周囲に渡って光線を照射し、
    その反射光が移動体の周囲に配置された再帰反射体から
    の反射光であるかどうかを識別する反射光識別方法であ
    って、 反射光を受光したとき、光線を照射している回転角度を
    検出し、 再帰反射体の位置に基づいて、光線が再帰反射体により
    反射されて受光されるときの前記光線を照射している回
    転角度の範囲を予測し、 前記検出した光線の回転角度が、前記予測した回転角度
    の範囲内にあるとき、前記再帰反射体からの反射光であ
    ると認識することを特徴とする反射光識別方法。
  2. 【請求項2】 前記予測回転角度の範囲を、移動体の1
    制御周期前の座標と再帰反射体が配置された座標との距
    離、および移動体の1制御周期前の座標における移動体
    の走行方向と再帰反射体の方向との角度により求めるこ
    とを特徴とする請求項1記載の反射光識別方法。
  3. 【請求項3】 検出した光線の回転角度が複数の再帰反
    射体の予測回転角度の範囲にあるとき、これら予測回転
    角度の範囲を有す再帰反射体のうち移動体に最も近い再
    帰反射体の予測回転角度の範囲を選択することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の反射光識別方法。
  4. 【請求項4】 選択された再帰反射体の予測回転角度の
    範囲内における、反射光の受光時間、または受光強度の
    少なくとも一方を計測し、 複数の反射光を検出したとき、計測された受光時間が最
    も長い、または受光強度が最も強い反射光を選択し、こ
    の反射光を検出しているときの回転角度を、再帰反射体
    から反射光を検出したときの回転角度と認識することを
    特徴とする請求項3記載の反射光識別方法。
  5. 【請求項5】 選択された再帰反射体の予測回転角度の
    範囲内における、反射光の受光時間を計測し、 複数の反射光を検出したとき、予測回転角度の範囲内に
    存在する再帰反射体の1つを選択し、この選択した再帰
    反射体の反射光の受光時間を予測し、この予測した受光
    時間に最も近い計測受光時間の反射光を、選択した再帰
    反射体からの反射光と認識し、この反射光を検出してい
    るときの回転角度を、再帰反射体から反射光を検出した
    ときの回転角度と認識することを特徴とする請求項3記
    載の反射光識別方法。
  6. 【請求項6】 選択された再帰反射体の予測回転角度の
    範囲内における、反射光の受光強度を計測し、 複数の反射光を検出したとき、予測回転角度の範囲内に
    存在する再帰反射体の1つを選択し、この選択した再帰
    反射体の反射光の受光強度を予測し、この予測した受光
    強度に最も近い計測受光強度の反射光を、選択した再帰
    反射体からの反射光と認識し、この反射光を検出してい
    るときの回転角度を、再帰反射体から反射光を検出した
    ときの回転角度と認識することを特徴とする請求項3記
    載の反射光識別方法。
  7. 【請求項7】 移動体から周囲に渡って光線を照射し、
    その反射光が移動体の周囲に配置された再帰反射体から
    の反射光であるかどうかを識別する反射光識別装置であ
    って、 前記光線を照射している回転角度を検出する角度検出手
    段と、 反射光を検出しているとき、前記角度検出手段により検
    出される光線の回転角度を検出し、再帰反射体の位置に
    基づいて、光線が再帰反射体により反射されて受光され
    るときの前記光線を照射している回転角度の範囲を予測
    し、前記検出した光線の回転角度が、前記予測した回転
    角度の範囲内にあるとき、前記再帰反射体からの反射光
    であると認識する認識手段とを備えたことを特徴とする
    反射光識別装置。
  8. 【請求項8】 認識手段は、前記予測回転角度の範囲
    を、移動体の1制御周期前の座標と再帰反射体が配置さ
    れた座標との距離、および移動体の1制御周期前の座標
    における移動体の走行方向と再帰反射体の方向との角度
    により求めることを特徴とする請求項7記載の反射光識
    別装置。
  9. 【請求項9】 移動体から周囲に渡って光線を照射し、
    その反射光が移動体の周囲に配置された再帰反射体から
    の反射光であるかどうかを識別する反射光識別装置であ
    って、 前記光線を照射している回転角度を検出する角度検出手
    段と、 反射光を検出しているとき、前記角度検出手段により検
    出される光線の回転角度を検出し、再帰反射体の位置に
    基づいて、光線が再帰反射体により反射されて受光され
    るときの前記光線を照射している回転角度の範囲を予測
    し、前記検出した光線の回転角度が、前記予測した回転
    角度の範囲内にあるとき、前記再帰反射体からの反射光
    であると認識する認識手段とを備え、 前記認識手段は、検出した光線の回転角度が複数の再帰
    反射体の予測回転角度の範囲にあるとき、これら予測回
    転角度の範囲を有す再帰反射体のうち移動体に最も近い
    再帰反射体の予測回転角度の範囲を選択することを特徴
    とする反射光識別装置。
  10. 【請求項10】 反射光を検出しているときの受光時
    間、または受光強度の少なくとも一方を計測する受光計
    測手段を設け、 認識手段は、選択された再帰反射体の予測回転角度の範
    囲内の反射光を計測し、複数の反射光を検出したとき、
    前記受光計測手段により計測された受光時間が最も長
    い、または受光強度が最も強い反射光を選択し、この反
    射光を検出しているときの回転角度を、再帰反射体から
    反射光を検出したときの回転角度と認識することを特徴
    とする請求項9記載の反射光識別装置。
  11. 【請求項11】 反射光を検出しているときの受光時間
    を計測する受光計測手段を設け、 認識手段は、選択された再帰反射体の予測回転角度の範
    囲内の反射光を計測し、複数の反射光を検出したとき、 前記予測回転角度の範囲内に存在する再帰反射体の1つ
    を選択し、 移動体の1制御周期前の座標あるいは予測される現在位
    置の座標と選択した再帰反射体が配置された座標との距
    離と、選択した再帰反射体の大きさにより、受光時の受
    光時間を予測し、この予測した受光時間に最も近い計測
    受光時間の反射光を、選択した再帰反射体からの反射光
    と認識し、この反射光を検出しているときの回転角度
    を、再帰反射体から反射光を検出したときの回転角度と
    認識することを特徴とする請求項9記載の反射光識別装
    置。
  12. 【請求項12】 反射光を検出しているときの受光強度
    を計測する受光計測手段を設け、 認識手段は、選択された再帰反射体の予測回転角度の範
    囲内の反射光を計測し、複数の反射光を検出したとき、 前記予測回転角度の範囲内に存在する再帰反射体の1つ
    を選択し、 移動体の1制御周期前の座標あるいは予測される現在位
    置の座標と選択した再帰反射体が配置された座標との距
    離により受光時の受光強度を予測し、この予測した受光
    強度に最も近い計測受光強度の反射光を、選択した再帰
    反射体からの反射光と認識し、この反射光を検出してい
    るときの回転角度を、再帰反射体から反射光を検出した
    ときの回転角度と認識することを特徴とする請求項9記
    載の反射光識別装置。
  13. 【請求項13】 請求項7〜請求項12のいずれかに記
    載の反射光識別装置を備え、複数の再帰反射体が配置さ
    れたエリアの所定径路を移動する移動体の位置検出装置
    であって、 認識手段により認識された再帰反射体の座標と光線の回
    転角度に基づいて、移動体の現在位置を計測する位置計
    測手段とを備えたことを特徴とする移動体の位置検出装
    置。
JP11160294A 1999-06-08 1999-06-08 反射光識別方法とその装置および反射光識別装置を使用した移動体の位置検出装置 Pending JP2000346939A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087676A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 移動物体の指標位置への相対角度及び位置計測方法及び、それを利用した駐車支援方法及びシステム
JP2012008114A (ja) * 2009-12-25 2012-01-12 Honda Motor Co Ltd 測定装置、位置測定システム、測定方法、較正方法及びプログラム
CN106959083A (zh) * 2017-05-09 2017-07-18 刘妼雯 散热片轧制角度检测装置

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