JP2000346646A - レーザ投光器 - Google Patents

レーザ投光器

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JP2000346646A
JP2000346646A JP11161076A JP16107699A JP2000346646A JP 2000346646 A JP2000346646 A JP 2000346646A JP 11161076 A JP11161076 A JP 11161076A JP 16107699 A JP16107699 A JP 16107699A JP 2000346646 A JP2000346646 A JP 2000346646A
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健 岡本
Shunichiro Sakamoto
俊一郎 坂本
Nami Shida
奈巳 志田
Shigeyuki Sawaguchi
茂之 澤口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの光源のみで、水平面のような所定平面
内の全方向に同時に連続した細い幅の光を投光できるう
え、製品出荷前の調整が容易にできるようにしたレーザ
投光器を提供する。 【解決手段】 光学系支持体50は、円柱状ガラス30
を固定するとともに光源支持体70を軸64によって軸
支する胴鏡部55と、胴鏡部55から上方へ延びる1本
のアーム58と、下方へ延びる2本の脚部56からな
る。アーム58の先端に円板状反射体40を水平面内で
位置調整できるように取り付ける。光源支持体70は、
下端に光源載置板74を設けるとともに、軸64回りに
揺動させて傾きを調整できる。光源載置板74の上に、
この光源載置板74上での位置調整可能に、光源1とレ
ンズ20からなる平行光線生成手段を取り付ける。光学
系支持体50の脚部56は、傾斜調整可能な光学系支持
体載置盤80に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光により光
平面を形成する装置、例えば、室内で内装工事等を行う
とき、水平面や鉛直面を指示するため、幅の狭い光線を
周囲に広く投光するレーザ投光器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていた投光器には、レーザ
ビームの投射方向を360°回転させるものがあった。
【0003】最近では、特開平9−54278号公報に
開示されたような投光器の原理が提案されている。この
投光器の原理について、図9と図10により説明する。
図9は、この投光器の光学系の斜視図であり、図10
は、この投光器の光軸に沿う縦断面図である。
【0004】この投光器は、レーザ光源1と、該光源1
から発射された光線L1を平行光線L3にするレンズ2
0と、平行光線L3を環状光線L5にする円柱状ガラス
(COG)30と、環状光線L5を360°に渡って反
射する円錐プリズム等の円板状反射体40を備えてい
る。円柱状ガラス30は、平行光線L3の入射端面24
がレンズ20と光源1とで形成される光軸A−Aに対し
て傾いているため、円柱状ガラス30内へ入射した光
は、入射端面24で屈折して、光軸A−Aに対して傾
き、円柱状ガラス30内の側面で何度か反射されなが
ら、出射端面側へ伝播していく。この光は、円柱状ガラ
ス30の出射端面から出射されると、拡がり角θ3の幅
の狭い環状光線L5となり、円板状反射体40で反射さ
れ、360°に渡って投光される。
【0005】この投光器の原理を利用すると、1つの光
源のみで、周囲360°にわたって連続した幅の狭い光
線を投光できるから、作業者が、水平面や垂直面の確認
し易く、レーザの投射方向等の調節を容易に行えて、扱
いやすい投光器を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザビー
ムを回転させるものでは、レーザ照射点が高速に移動
し、所定個所を常時照射していないため、作業者が水平
面や垂直面の確認をすることが困難であるという問題が
あった。
【0007】また、前記公報に開示されたものは単なる
原理のみであって、そのまま製造できる具体的な投光器
の構成については記載されていない。
【0008】そこで、本発明は、前記投光器の原理を利
用して、1つの光源のみで、所定平面内の全方向に同時
に連続した幅の狭い光線を投光できるうえ、製品出荷前
の調整が容易にできるようにしたレーザ投光器を提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明では、平行光線を出射する平行
光線生成手段と、一端に前記平行光線が入射されると、
他端から円錐表面に沿って拡がる環状光線を出射する円
柱状ガラスと、前記環状光線を所定平面内の全方向に同
時に反射する円板状反射体からなる第1の光学系を備え
たレーザ投光器において、前記円柱状ガラスと前記円板
状反射体を支持する光学系支持体は、前記円柱状ガラス
を支持する胴鏡部と、該胴鏡部から延びる1本のアーム
からなり、アームの先端に前記円板状反射体を前記所定
平面内で位置調整ができるように取り付けた。請求項2
に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記平
行光線生成手段を一端に取り付けた光源支持体が、前記
胴鏡部に傾きを調整可能に軸支されている。請求項3に
係る発明では、請求項2に係る発明において、前記平行
光線生成手段は、前記光源支持体の一端に設けられた光
源載置板に対して、光源載置板上での位置を調整可能に
取り付けられる。請求項4に係る発明では、請求項1、
2または3に係る発明において、レーザ光線が楕円発振
のため、前記円柱状ガラスに入射する平行光線の形状を
変形をする絞りを設けた。請求項5に係る発明では、請
求項1、2、3または4に係る発明において、前記光学
系支持体は、前記所定平面と直交する平面内で所定角度
に拡がる幅の狭い光を投光する第2の光学系を固定して
いる。請求項6に係る発明では、請求項5に係る発明に
おいて、前記2つの光学系及びこれらを支持する支持体
を、前記2つの光学系から投光された光を夫々透過させ
る2つの窓を有したカバーで覆うとともに、各窓は1枚
の透明板からなるようにした。請求項7に係る発明で
は、請求項5または6に係る発明において、真上方向へ
光を投光する第3の光学系と、真下方向へ光を投光する
第4の光学系を備えた。請求項8に係る発明では、請求
項1、2、3、4、5、6または7に係る発明におい
て、平行下盤と、該平行下盤の上に傾斜調整可能に取り
付けられた平行上盤と、該平行上盤の上に水平回転可能
に取り付けられた回転水平盤と、該回転水平盤の中心孔
を貫通して上方へ延びる前記平行上盤の中空ハブの上端
部に球面軸受を介して結合された光学系支持体載置盤と
を有し、該光学系支持体載置盤は、前記回転水平盤とと
もに回転するとともに、前記回転水平盤に対して傾斜調
整可能にされている。請求項9に係る発明では、請求項
8に係る発明において、前記平行上盤の回りに水平回転
可能な目盛り盤を取り付け、前記回転水平盤に指標を取
り付けた。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施例に
ついて詳細に説明する。本実施例は、図1に示したよう
に、レーザ光源1とレンズ20からなる平行光線L3を
出射する平行光線生成手段と、一端に前記平行光線が入
射されると、出射側から円錐表面に沿って拡がる環状光
線L5を出射する円柱状ガラス30と、前記環状光線L
5を水平面(所定平面)内の全方向に同時に反射する円
板状反射体40からなる第1の光学系と、鉛直面(前記
平面と直交する平面)内に光を投光する第2の光学系
と、これらの光学系を固定する光学系支持体50を備え
ている。
【0011】光学系支持体50は、高さ方向の中央部に
おいて、図2の断面図で示したように、2つの柱部52
とこの間の連結部54とからなる胴鏡部55を有してお
り、両柱部52は下方へ延長されて光学系支持体載置盤
80に結合される脚部56となっており、また、一方の
柱部52は上方へ延長されて円板状反射体40を支持す
る1本のアーム58となっている。脚部56の下端に
は、図4に示した光学系支持体載置盤80のねじ孔59
にビス等で結合するための耳金57が設けられている。
【0012】胴鏡部55の連結部54には、中心線に沿
ってV字形曲折部60が設けてあり、このV字形曲折部
60の内側に円柱状ガラス30が固定されている。胴鏡
部55の下面には、円柱状ガラス30の入射端面24に
入射する平行光線L3の形状を変形するための絞り22
が取り付けられている。前記V字形曲折部60には、円
柱状ガラス30が取り付けられている面の反対側に光源
支持体固定部62が設けてある。
【0013】本投光器は、全方向に同時に水平光線L6
を投光できるが、水平光線L6を壁に投射したとき、1
個所だけ上下にずれて重なったり、左右に離れたりする
不連続部分が発生することがある。これは、レーザ光源
からのレーザ光が楕円形状をしていることに起因するも
のである。そこで、絞り22を配し、楕円形状の平行光
線L3の楕円の長手方向の両端を遮蔽して、円柱状ガラ
ス30の入射端面24に入射するときの平行光線L3の
形状を変えることで、水平光線L6の前記不連続部分を
正しく連続させることができる。絞り22は、平行光線
L3に直交する平面内で、楕円形状の平行光線L3の長
手方向の両端に配された一対の遮蔽板からなる。
【0014】光源支持体固定部62には、光源支持体7
0が、円柱状ガラス30の入射端面24の背後位置で軸
64によって軸支されている。光源支持体70は、上方
へ延びるレバー72と、下方へ延びる2本の吊り下げア
ーム73を備えている。このレバー72は、光源支持体
70の傾きを調整するとき押すために用いられる。吊り
下げア−ム73の下端には、光源載置板74が両脚部5
6の間に配置されるように取り付けられている。なお、
円柱状ガラス30を胴鏡部55から突出した腕の先端に
取り付ければ、本実施例のように、光学系支持体50に
2つの脚部56を設け、両脚部56の間に光源載置板7
4を配置する必要はない。
【0015】光源載置板74の上には、円柱状ガラス3
0の入射端面24の傾斜する方向(以下、第1の方向と
いう)に沿って移動できるように調節移動体76が摺動
可能に結合されており、調節移動体76の上には、第1
の方向とは直角方向に沿って移動できるように調節移動
体78が摺動可能に結合されている。調節移動体78の
上には、レーザ光源1と該光源1から出た光を平行光線
にするためのレンズ20とからなる平行光線生成手段が
固定されている。光源載置板74と調節移動体76、7
8には、光源1に接続される導線を通すための貫通孔7
9が設けられている。光源支持体70が、円柱状ガラス
30の入射端面24の背後位置で軸64によって軸支さ
れているから、調節移動体76、78の位置を調整し
て、平行光線生成手段で生成した平行光線L3を円柱状
ガラス30の入射端面24へ入射するように調整した後
は、光源支持体70の傾きを調整しても、平行光線生成
手段で生成した平行光線L3は、円柱状ガラス30の入
射端面24へ正しく入射するようになっている。
【0016】光学系支持体50から上方へ延びるアーム
58の先端部は、水平方向へ折り曲げられ、この先端部
に円板状反射体40がボルト42とナット44で結合さ
れている。図3の断面図で示されたように、ボルト42
は、ア−ム58の孔45よりも小径であって、調節ねじ
孔46内の図示していない4つの調節ねじを回転させ
て、円板状反射体40の水平面内での位置を微調整する
ことにより、円板状反射体40の光軸と円柱状ガラス3
0の光軸とを完全に一致させることができる。円板状反
射体40は、アルミニウムからなる円盤の下部周縁が切
り落とされて反射面48とされている。なお、光学系支
持体50は、円板状反射体40の支持部と一体部材であ
るので、胴鏡部55のV字形曲折部60の円柱状ガラス
30が当接する面と、ア−ム58の先端部の円板状反射
体40が当接する面の角度を高精度に直角にできるた
め、円板状反射体40の傾斜を調整できるようにはして
いない。
【0017】このように、アーム58が1本であるか
ら、円板状反射体40により水平面内の全方向に同時に
反射された水平光線L6は、アーム58の影になる部分
を除いて、水平面内の全方向に同時に連続して投光され
ることになる。
【0018】光学系支持体50が載置される光学系支持
体載置盤80は、図5及び図7に示されたように、回転
水平盤90と平行上盤100に水平調整可能となるよう
に結合されている。平行上盤100は、従来の測量機と
同様に、三脚等を取り付ける平行下盤102に、3つの
整準ねじ104で、平行上盤100の上面が水準器10
6を用いて水平調節可能に結合されている。平行上盤1
00、平行下盤102、整準ねじ104及び水準器10
6で整準台を構成している。本実施例で述べる調節は、
すべて、整準台の整準ねじ104と水準器106とを用
いて、レーザ投光器本体を水平にした後に行う。
【0019】図4−図7を用いて、光学系支持体載置盤
80の傾斜を調節可能とした構成について説明する。図
4は、図1において、回転水平盤90の周壁92によっ
て隠された部分の平面図である。図5は、図4のC−C
線に沿う縦断面図である。図6は、図5において、光学
系支持体載置盤80を取り除いたときの平面図である。
図7は、図4のD−D線に沿う縦断面図である。
【0020】平行上盤100の上面には、環状レール1
10が固定されており、このレール110に回転水平盤
90が係合している。このため、回転水平盤90は、平
行上盤100に対して水平回転可能となっている。回転
水平盤90の周壁92は、上方へ延びており、光学系支
持体載置盤80や、光学系支持体50の下部等を覆って
いる。また、周壁92の一部は水平突出部分を有し、こ
こに水準器106を固定している。さらに、回転水平盤
90上には、光学系支持体載置盤80と結合するため、
押さえ板82がビス88によって固定されており、押さ
え板82の上にばね座金84により所定間隔離して板ば
ね86がビス89によって固定されている。
【0021】平行上盤100には、水平回転可能に目盛
り盤112が取り付けられている。回転水平盤90の周
壁92の周囲に固定されたカバー取付体144には指標
94(図8参照)が設けられている。目盛り盤112を
水平回転自在としたから、基準方向を任意の方向に設定
できるので、使用者に便利である。
【0022】平行上盤100の中空ハブ120は、回転
水平盤90と押さえ板82の中心孔を貫通して上方へ延
びている。光学系支持体載置盤80の中心軸122は、
板ばね86の中心孔を貫通して下方へ延びている。中空
ハブ120の上端部と中心軸122とは、球面軸受12
4を介して結合されている。また、回転水平盤90と押
さえ板82の中心孔付近の位置を規制する位置規制板9
7、98が中空ハブ120に固定されている。
【0023】回転水平盤90と光学系支持体載置盤80
とは、直交する2つの直径上において、夫々、一端側を
押さえねじ126、他端側を調節ねじ128で結合され
ている。押さえねじ126は、コイルばね130と光学
系支持体載置盤80と板ばね86を貫通して押さえ板8
2に螺合していて、ねじ126の頭と光学系支持体載置
盤80には、コイルばね130の両端が当接している。
調節ねじ128は、下端が押さえ板82の窪みに当接し
ており、下端より少し離れたところに鍔132が設けて
あり、この鍔132の上面が板ばね86の下面に当接し
ており、上部は光学系支持体載置盤80の上に突出し
て、つまみ134に螺合している。つまみ134には段
付き孔136があり、小径部に調節ねじ128の上部が
螺合するねじが切ってあり、大径部内にはコイルばね1
38が収容され、このばね138の両端が光学系支持体
載置盤80と段部140とに当接している。
【0024】このような構成になっているから、光学系
支持体載置盤80は、回転水平盤90とともに回転する
ようにされ、かつ、つまみ134を回転させることによ
って、平行上盤100及び回転水平盤90に対する傾斜
を調整することができ、円柱状ガラス30と円板状反射
体40からなる光学系の光軸を平行上盤100及び回転
水平盤90に完全に垂直にすることができる。
【0025】さらに作業者に便利なように、光学系支持
体50には、可視光により鉛直面を示すため、鉛直面内
に幅の狭い光線を投光する図示していない第2の光学系
を設けている。これは、水平線に対して垂直線が壁等に
要求されることに基づくもので、別の光学系で行われ
る。例えば、可視光光源とシリンドリカルレンズを用い
て、幅の狭いビームを作ることができる。しかし、鉛直
面に関しては、水平面ほど広い範囲へ送光することは要
求されないことが多いので、本実施例の第2の光学系
は、1つのレーザ光源から約90°の範囲に幅の狭い鉛
直光線を投光できるようにしたものを採用した。
【0026】これらの光学系を塵埃や衝撃や雨水等から
保護するため、図8に示したようなカバーが取り付けら
れる。カバーは、本体カバー142とカバー取付体14
4と天井部146からなっている。カバー取付体144
は、回転水平盤90に固定され、このカバー取付体14
4に本体カバー142が固定される。本体カバー142
と天井部146とは、第1の光学系から投光された水平
光線を透過させる水平窓148をパッキン150により
水密になるように挟んで結合される。また、カバーの適
宜位置には、第2の光学系から投光された鉛直光線を透
過させる図示していない鉛直窓、持ち運びのための取手
152、操作スイッチ類154、電池入れ部156等が
設けられる。水平窓148と鉛直窓は、夫々1枚の透明
板からなっているため、アーム58の影になる部分を除
いて、投光された光が不連続になる点がない。
【0027】さらに、本投光器には、真上方向にレーザ
ビームを投光する第3の光学系と真下方向にレーザビー
ムを投光する第4の光学系を備えるようにしてもよい。
【0028】ここで、本実施例の作用効果について説明
する。光源1から発射された光は、レンズ20により平
行光線L3にされ、円柱状ガラス30により幅の狭いビ
ームの環状光線L5とされ、円板状反射体40で反射さ
れ、水平面内で360°にわたって同時に投光される水
平光線L6となる。このとき、円板状反射体40を支持
するアーム58は1本であるから、ア−ム58の影にな
る部分がほとんどなく、水平面内の略全方向に連続した
水平光線L6を投光できる。
【0029】さらに、本実施例では、製造上避けること
のできない誤差が各部に生じても、次のようにして調整
をすることにより、正しく水平面と鉛直面を出すことが
できる。
【0030】まず、整準台の整準ねじ104と水準器1
06とを用いて、レーザ投光器本体を水平にしておく。
調節移動体76、78を微調整することにより、平行光
線生成手段から出射された平行光線L3が、円柱状ガラ
ス30の入射端面24へ正しく入射するようにすること
ができ、平行光線L3の入射端面24への入射位置のず
れによる水平面と鉛直面の狂いを取り除くことができ
る。光源支持体70の傾きを調整することにより、平行
光線L3の円柱状ガラス30の入射端面24への入射角
を変えることにより、環状光線L5の拡がり角を変え
て、環状光線L5の円板状反射体40への入射角を変え
ることにより、水平光線L6の傾斜を調整することがで
きる。円板状反射体40は、水平面内で位置を調整でき
るから、円板状反射体40の光軸と円柱状ガラスの光軸
の不一致による水平面と鉛直面の狂いを取り除くことが
できる。光学系支持体載置盤80は、平行上盤100及
び回転水平盤90に対する傾斜を調整することができ、
円柱状ガラス30と円板状反射体40からなる光学系の
光軸を平行上盤100及び回転水平盤90に完全に垂直
にすることができる。
【0031】以上のような調整を予め正しく行っておく
と、この投光器の使用時には、整準ねじ104と水準器
106を用いて平行上盤100を正しく水平にするだけ
で、水平光線L6と鉛直光線を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、円板状反
射体を支持するアームは1本であるから、ア−ムの影に
なる部分を除いて、所定平面内の全方向に連続した幅の
狭い光線を同時に投光できるうえ、円板状反射体の所定
平面内での位置を調整できるから、円板状反射体の光軸
と円柱状ガラスの光軸の不一致による環状光線の方向の
狂いを取り除くことができる。請求項2に係る発明によ
れば、さらに、光源支持体の傾きを調整することによ
り、環状光線の円板状反射体への入射角を変え、水平光
線の傾斜を調整できる。請求項3に係る発明によれば、
さらに、調節移動体を微調整することにより、平行光線
生成手段から出射された平行光線が円柱状ガラスの入射
端面へ正しく入射するようにすることができ、該平行光
線の該入射端面への入射位置の狂いによる水平面と鉛直
面の狂いを取り除くことができる。請求項4に係る発明
によれば、円柱状ガラスの入射端面へ入射する平行光線
の形状を絞りにより変形することにより、所定平面内の
全方向に投光される幅の狭い光線に生じる不連続部分を
正しく連続させることができる。請求項5に係る発明に
よれば、水平面と鉛直面のように直交する2平面が同時
に分かるので、使用者にとって便利である。請求項6に
係る発明によれば、請求項5に係る発明と同じ効果を奏
するうえ、カバーによって光学系が塵埃や衝撃や雨水等
から保護されるうえ、各窓が1枚の透明板からなってい
るので、アーム58の影になる部分を除いて、投光され
た幅の狭い光線が不連続になる点がない。請求項7に係
る発明によれば、さらに、鉛直方向が分かるので、使用
者に便利である。請求項8に係る発明によれば、円柱状
ガラスと円板状反射体からなる光学系の光軸を平行上盤
に完全に垂直にすることができるので、この投光器の使
用時には、平行上盤を正しく水平にするだけで、水平面
のような所定平面内の全方向に幅の狭い光線を同時に投
光できる。請求項9に係る発明によれば、請求項8に係
る発明と同じ効果を奏するうえ、目盛り盤を水平回転自
在としたから、基準方向を任意の方向に設定できるの
で、使用者に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施例の光学系を示す図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1におけるB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1において、回転水平盤90の周壁によって
隠れた部分の平面図である。
【図5】図4のC−C線に沿う縦断面図である。
【図6】図5において、光学系支持体載置盤80を取り
除いたときの平面図である。
【図7】図4のD−D線に沿う縦断面図である。
【図8】本実施例の投光器にカバーを装着したときの外
形図である。
【図9】特開平9−54278号公報に開示された投光
器の原理を示す斜視図である。
【図10】図9において、光軸に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 光源(平行光線生成手段) 20 レンズ(平行光線生成手段) 30 円柱状ガラス 40 円板状反射体 50 光学系支持体 55 胴鏡部 58 アーム 70 光源支持体 74 光源載置板 80 光学系支持体載置盤 90 回転水平盤 100 平行上盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 俊一郎 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内 (72)発明者 志田 奈巳 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内 (72)発明者 澤口 茂之 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内 Fターム(参考) 2H037 AA04 BA03 CA38 2H087 KA29 LA25 RA31 TA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行光線を出射する平行光線生成手段
    と、一端に前記平行光線が入射されると、他端から円錐
    表面に沿って拡がる環状光線を出射する円柱状ガラス
    と、前記環状光線を所定平面内の全方向に同時に反射す
    る円板状反射体からなる第1の光学系を備えたレーザ投
    光器において、 前記円柱状ガラスと前記円板状反射体を支持する光学系
    支持体は、前記円柱状ガラスを支持する胴鏡部と、該胴
    鏡部から延びる1本のアームからなり、アームの先端に
    前記円板状反射体を前記所定平面内で位置調整ができる
    ように取り付けたことを特徴とするレーザ投光器。
  2. 【請求項2】 前記平行光線生成手段を一端に取り付
    けた光源支持体が、前記胴鏡部に傾きを調整可能に軸支
    されたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ投光
    器。
  3. 【請求項3】 前記平行光線生成手段は、前記光源支
    持体の一端に設けられた光源載置板に対して、光源載置
    板上での位置を調整可能に取り付けられたことを特徴と
    する請求項2に記載のレーザ投光器。
  4. 【請求項4】 前記円柱状ガラスに入射する平行光線
    の形状を変形する絞りを設けたことを特徴とする請求項
    1、2または3に記載のレーザ投光器。
  5. 【請求項5】 前記光学系支持体は、前記所定平面と
    直交する平面内で所定角度に拡がる幅の狭い光を投光す
    る第2の光学系を固定したことを特徴とする請求項1、
    2、3または4に記載のレーザ投光器。
  6. 【請求項6】 前記2つの光学系及びこれらの支持体
    を、前記2つの光学系から投光された光を夫々透過させ
    る2つの窓を有したカバーで覆うとともに、各窓は1枚
    の透明板からなることを特徴とする請求項5に記載のレ
    ーザ投光器。
  7. 【請求項7】 真上方向へ光を投光する第3の光学系
    と、真下方向へ光を投光する第4の光学系を備えたこと
    を特徴とする請求項5及び6に記載のレーザ投光器。
  8. 【請求項8】 平行下盤と、該平行下盤の上に傾斜調
    整可能に取り付けられた平行上盤と、該平行上盤の上に
    水平回転可能に取り付けられた回転水平盤と、該回転水
    平盤の中心孔を貫通して上方へ延びる前記平行上盤の中
    空ハブの上端部に球面軸受を介して結合された光学系支
    持体載置盤とを有し、該光学系支持体載置盤は、前記回
    転水平盤とともに回転するとともに、前記回転水平盤に
    対して傾斜調整可能にされたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7に記載のレーザ投光
    器。
  9. 【請求項9】 前記平行上盤の回りに水平回転可能な
    目盛り盤を取り付け、前記回転水平盤に指標を取り付け
    たことを特徴とする請求項8に記載のレーザ投光器。
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