JP2000346583A - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JP2000346583A JP11152890A JP15289099A JP2000346583A JP 2000346583 A JP2000346583 A JP 2000346583A JP 11152890 A JP11152890 A JP 11152890A JP 15289099 A JP15289099 A JP 15289099A JP 2000346583 A JP2000346583 A JP 2000346583A
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    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
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    • F28B1/00Condensers in which the steam or vapour is separate from the cooling medium by walls, e.g. surface condenser
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    • F28BSTEAM OR VAPOUR CONDENSERS
    • F28B9/00Auxiliary systems, arrangements, or devices
    • F28B9/08Auxiliary systems, arrangements, or devices for collecting and removing condensate
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0037Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the conduits for the other heat-exchange medium also being formed by paired plates touching each other

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温流体から伝熱面への熱伝達同様に、伝熱
面から低温流体への熱伝達も効率よく行える伝熱面形状
とし、伝熱面各位置で確実且つ十分に熱交換を行わせて
高温流体の凝縮を促進でき、熱効率を向上させられる凝
縮器を提供する。 【解決手段】 伝熱面1にこの伝熱面1の高温流体側表
面に発生する凝縮液を排除する凝縮液排除樋部2及び凝
縮液流路部3を配設すると共に、前記凝縮液排除樋部2
及び凝縮液流路部3で区切られた伝熱面1の各領域に、
高温流体からの熱伝達率を最適にする形状部分と低温流
体に対する熱伝達率を最適にする形状部分とを複数組合
わせた凹凸パターンを形成し、それぞれの流体と伝熱面
1との熱伝達性能を効率の高い状態で両立させることに
より、伝熱面1全体で高温流体から低温流体への熱伝達
率を向上させることができ、高温流体の凝縮をより効率
よく進行させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温流体から低温
流体へ熱を伝達させて高温流体を凝縮させる凝縮器に関
し、特に凝縮効率の高い凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、温度差発電や蒸気動力、化学、
食品工業等のプラント、並びに冷凍機及びヒートポンプ
で用いられている凝縮器は、高温流体と低温流体との間
で熱の授受を行わせ、高温流体を気相から液相へ相変化
させることを目的とするものである。この従来の凝縮器
には、多管式、プレート式、スパイラル式等の種類があ
り、例えば温度差発電プラントでは、低温流体で熱を奪
って高温流体を凝縮させる凝縮器として、一般にプレー
ト式の凝縮器が用いられる。この従来の凝縮器の一例を
図6及び図7に示す。この図6は従来の凝縮器の要部分
解斜視図、図7は従来の凝縮器の組立状態概略説明図で
ある。
【0003】前記各図において従来の凝縮器100は、
二組の熱交換プレート101、102を交互に積層させ
た状態で、固定フレーム103と支え棒104間に架設
した上下二本のガイドロッド105、106に複数枚装
着し、ガイドロッド105、106に装着した可動フレ
ーム107と固定フレーム103とで各熱交換プレート
101、102を挟持し、各熱交換プレート101、1
02の表裏両側に二組の熱交換流路A、Bを形成する構
成である。一方の熱交換流路Aには高温流体108を流
し、他方の熱交換流路Bには低温流体109を流して、
熱交換を行わせる仕組みである。
【0004】前記熱交換プレート101、102は、略
板状体をプレスして所定の形状及び表面状態に加工され
てなり、四隅に高温流体108又は低温流体109が通
る通路a、b、c、dを開口形成されると共に、高温流
体108と低温流体109とが混流しないように区切る
パッキン111、112を一方の表面に配設される構成
であり、それぞれ互いに上下向きを入替えた同一のもの
となっている。
【0005】伝熱面となる熱交換プレート101、10
2には、伝熱面積を増加させると共に、高温流体108
から伝熱面への熱伝達、及び伝熱面から低温流体109
への熱伝達を促進する凹凸パターン(図示を省略)が形
成されている。また、上記した凝縮器とは別のプレート
式の凝縮器で、従来、伝熱面の凹凸パターンの一部とし
て、図8に示すように、伝熱面201の高温流体側に対
してピッチと深さを適切な値とした多数の縦溝202が
形成されたり、図9に示すように、伝熱面301に高温
流体流れ方向を斜めに横切る向きで凝縮液排除溝302
が複数形成されたりしている装置もあった。
【0006】前記縦溝202の場合、伝熱面201上に
凝縮する高温流体の凝縮液がその表面張力で縦溝202
の谷部分に集まり、谷部分に集った凝縮液が自重で流下
することで、伝熱面201を覆う凝縮液膜を少なくして
伝熱性能の向上を図ることができた。一方、凝縮液排除
溝302は、伝熱面301上に生じて流下する凝縮液を
途中で受けて集め、この凝縮液排除溝302に沿わせて
速やかに排除することで、伝熱面301上に凝縮液をな
るべく留めないようにし、伝熱面301と気相の高温流
体との接触効率を高めていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の凝縮器は以上の
ように構成されていたことから、伝熱面の高温流体側に
ついては、凝縮液を速やかに排除して気相の高温流体に
ついて熱伝達率が最も良くなる凹凸パターンに形成され
ているが、低温流体側についてはそのまま高温流体側の
凹凸が逆になっただけの形状であり、低温流体への熱伝
達率を考慮した凹凸パターンとはなっておらず、伝熱面
から低温流体への熱伝達に関しては伝達効率の最適化が
不十分で無駄が多いという課題を有していた。
【0008】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、高温流体から伝熱面への熱伝達同様に、伝熱
面から低温流体への熱伝達も効率よく行える伝熱面形状
とし、伝熱面各位置で確実且つ十分に熱交換を行わせて
高温流体の凝縮を促進でき、熱効率を向上させられる凝
縮器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る凝縮器は、
略板状体で形成される伝熱面を一又は複数配設され、高
温流体と低温流体とを前記伝熱面を挟んで直交流となる
ように伝熱面の両側にそれぞれ流して熱交換を行わせ、
高温流体を気相から液相へ相変化させる凝縮器におい
て、前記高温流体流れ方向と所定角度をなす斜め方向に
連続する溝状部分が高温流体側の伝熱面表面に形成され
てなり、伝熱面に生じて高温流体流れ方向に流下する高
温流体の凝縮液を受ける一又は複数の凝縮液排除樋部を
備え、前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分さ
れ、少なくとも高温流体側に表れる所定の凹凸パターン
を伝熱面の区分された各領域毎にそれぞれ所定形状で形
成されるものである。このように本発明においては、熱
交換用の伝熱面にこの伝熱面の高温流体側表面に発生す
る凝縮液を排除する凝縮液排除樋部を配設すると共に、
前記凝縮液排除樋部で区切られた高温流体側伝熱面表面
の各領域に凹凸パターンを形成し、伝熱面上に生じて流
下する凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて集め、この凝縮
液排除樋部に沿わせて速やかに排除することにより、伝
熱面上に凝縮液が滞留せず、伝熱面と気相の高温流体と
の接触効率を高められ、凹凸パターンによる高温流体と
伝熱面との熱伝達性能向上と合わせて伝熱面における高
温流体から低温流体への熱伝達率を向上させることがで
き、高温流体の凝縮をより効率よく進行させられる。
【0010】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記凝縮液排除樋部が伝熱面側端部から中央部に向
って形成され、前記伝熱面の高温流体流れ方向略中央部
から高温流体流出側端部まで高温流体流れ方向に連続す
る溝状部分が高温流体側の伝熱面表面に形成されてな
り、前記凝縮液排除樋部と連通する凝縮液流路部を備え
るものである。このように本発明においては、伝熱面に
凝縮液排除樋部と共に凝縮液流路部を配設し、伝熱面上
に生じて流下する凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて集
め、さらに凝縮液流路部に集合させてこの凝縮液流路部
に沿わせて速やかに排除することにより、伝熱面上に凝
縮液が滞留せず、伝熱面と気相の高温流体との接触効率
を高められ、高温流体の凝縮をより効率よく進行させら
れる。
【0011】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分さ
れ、高温流体側と低温流体側にそれぞれ凹凸を逆にして
共通に表れる所定の凹凸パターンを伝熱面の区分された
各領域毎にそれぞれ所定形状で形成されてなり、前記各
領域の凹凸パターンが、高温流体からの熱伝達率が最も
良好となる大きさの凹凸形状部分と、低温流体に対して
熱伝達率が最も良好となる大きさの凹凸形状部分とを、
所定の配置で一又は複数互いに組合わせて形成されるも
のである。このように本発明においては、凝縮液排除樋
部で区切られた伝熱面の各領域に、高温流体からの熱伝
達率を最適にする形状部分と低温流体に対する熱伝達率
を最適にする形状部分とを複数組合わせた凹凸パターン
を形成し、それぞれの流体と伝熱面との熱伝達性能を効
率の高い状態で両立させることにより、伝熱面全体で高
温流体から低温流体への熱伝達率を向上させることがで
き、高温流体の凝縮をより効率よく進行させられる。
【0012】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面の一又は複数の領域の凹凸パターンが、
高温流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ低温
流体への熱伝達率を最適値とする所定ピッチで低温流体
流れ方向に並列する略波状横断面の凹凸形状と、高温流
体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ高温流体か
らの熱伝達率を最適値とする前記と別の所定ピッチで低
温流体流れ方向に並列する略波状横断面の凹凸形状とを
複数組合わせて形成されるものである。このように本発
明においては、伝熱面の所定領域に対し、高温流体流れ
方向に平行で且つ低温流体流れ方向に直交する向きに連
続する形状の凹凸パターンを形成して、低温流体の流れ
に対する抵抗を大きくすることにより、低温流体と伝熱
面との接触頻度を向上させて、伝熱面から低温流体への
熱伝達を一層進ませることができると共に、高温流体の
流入抵抗を低減し、高温流体をスムーズに伝熱面間に流
通させて伝熱面と接触させられ、高温流体から伝熱面を
介した低温流体への熱伝達の効率を向上させて高温流体
の凝縮をより効率的に進行させられる。
【0013】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面の区分された複数の領域のうち、少なく
とも前記凝縮液流路部より高温流体流れ方向上流側の領
域の凹凸パターンが、高温流体流れ方向に対し所定角度
をなす斜め方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ前記斜
め方向に直交する向きへ低温流体への熱伝達率を最適値
とする所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形状
と、高温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方向へ
凸条状又は溝状に連続し、且つ前記斜め方向に直交する
向きへ高温流体への熱伝達率を最適値とする前記と別の
所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形状とを複数
組合わせて形成されるものである。このように本発明に
おいては、伝熱面の所定領域に対し、高温流体流れ方向
に対し所定角度をなす斜め方向へ連続する形状の凹凸パ
ターンを形成して、低温流体の流れに対する抵抗を大き
くすると共に高温流体の流れに対しても所定の抵抗を与
えることにより、低温流体と伝熱面との接触頻度を向上
させて、伝熱面から低温流体への熱伝達を一層進ませる
ことができると共に、高温流体においても伝熱面との接
触頻度を向上させ、高温流体から伝熱面への熱伝達の効
率を向上させることができ、高温流体が凝縮しにくい過
熱蒸気である場合でも、この過熱蒸気から適切に伝熱面
に熱を伝達させて高温流体の凝縮をより効率的に進行さ
せられる。
【0014】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記凹凸パターンが、低温流体に対する熱伝達率を
最適値とする所定ピッチで並列配置される凸条状又は溝
状部分に、高温流体からの熱伝達率を最適値とし且つ前
記低温流体に対する前記所定ピッチに比べ極めて小さい
ピッチで並列する凸条状又は溝状部分を組合わせて一体
に成形した複合波形状横断面の凹凸形状として形成され
るものである。このように本発明においては、伝熱面の
凹凸パターンが複合波形状横断面の凹凸形状として形成
され、高温流体からの熱伝達率を最大にする形状部分と
低温流体に対する熱伝達率を最大にする形状部分とをそ
れぞれ伝熱面に部分的な偏りなく一様に配置できること
により、高温流体からの熱伝達率を最大とする小さいピ
ッチの凸条状又は溝状部分を伝熱面に最大限に配置で
き、凝縮液を伝熱面から適切に排除可能として気相の高
温流体と接触可能な伝熱面積を最大限確保でき、凝縮熱
伝達率を最大とすることができるなど、それぞれの流体
と伝熱面との熱伝達性能を効率の高い状態で両立させ、
伝熱面全体で高温流体から低温流体への熱伝達の効率を
最大とすることができ、高温流体の凝縮効率をより一層
向上させられる。
【0015】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面が、高温流体流れ方向における高温流体
流入側端部から所定範囲の領域に、高温流体流れ方向へ
凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流体流れ方向に所定
ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形状となる凹凸パ
ターンを形成されてなるものである。このように本発明
においては、伝熱面の高温流体流入側端部の所定範囲に
高温流体流れ方向に長手方向が一致する所定形状の凹凸
パターンを形成し、伝熱面に気相の高温流体が流入しや
すくすることにより、凹凸で伝熱面積をより大きく確保
し、低温流体と伝熱面の高温流体流入側領域との接触を
促進して熱伝達を進ませることができると共に、高温流
体の流入抵抗を低減し、高温流体をスムーズに伝熱面間
に流入させて伝熱面と接触させられ、高温流体から伝熱
面への熱伝達の頻度を増やして高温流体の凝縮をより効
率的に進行させられる。
【0016】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面が、高温流体流れ方向における高温流体
流出側端部から所定範囲の領域に、高温流体流れ方向へ
凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流体流れ方向に所定
ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形状となる凹凸パ
ターンを形成されてなるものである。このように本発明
においては、伝熱面の高温流体最下流側所定範囲に高温
流体流れ方向に長手方向が一致する所定形状の凹凸パタ
ーンを形成し、高温流体流れ方向への抵抗を少なくする
ことにより、液相の高温流体を伝熱面間から外部へ離脱
しやすくし、伝熱面に沿っていつまでも凝縮液が残ら
ず、伝熱面と気相の高温流体との伝熱面積をより大きく
確保でき、高温流体をより効率的に凝縮させられる。
【0017】また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面が、高温流体流れ方向及び低温流体流れ
方向と各辺方向とをそれぞれ一致させた矩形又は方形状
の略板状体で形成されると共に、前記伝熱面の各領域の
凹凸パターンが、高温流体流れ方向に平行な伝熱面の二
等分線について対称に形成されるものである。このよう
に本発明においては、伝熱面の各領域の凹凸パターンが
伝熱面の二等分線について対称となる形状で形成され、
低温流体の流入方向を逆にしても熱伝達状態に変化を生
じさせないことにより、一つの伝熱面を左右入替えてこ
れと対向する伝熱面として利用でき、凝縮器全体のコス
トダウンが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係る凝縮器を図1ないし
図3に基づいて説明する。なお、本実施の形態に係る凝
縮器は、アンモニアを高温流体、海水を低温流体として
用い、動力サイクルの一部を構成するものとする。図1
は本実施の形態に係る凝縮器の側面図、図2は本実施の
形態に係る凝縮器における伝熱面の概略構成図、図3は
本実施の形態に係る凝縮器における伝熱面の要部切欠斜
視図である。
【0019】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る凝縮器は、金属製箱状体のシェル10内に金属製矩形
板状体の伝熱面1を高温流体に対応する面同士を平行に
対向させて複数組並列状態で配設し、向い合う二つの伝
熱面1をそれぞれ側端部で気密状態に連結して略筒状体
とし、この略筒状体の上下開口部分を高温流体の入口及
び出口として、高温流体を上部から下部に流通させると
共に、伝熱面1を挟んだ反対側に低温流体を高温流体流
れ方向と直交する向きで流す構成である。各伝熱面1を
取囲むシェル10のいずれかの側面には、ちょうど伝熱
面1の上下方向の中央部に該当する高さで低温流体の供
給口10a及び排出口10bが配設され、シェル10の
上下面には、それぞれ前記略筒状体の上下開口部分と連
通する高温流体の流入口10c及び流出口10dが配設
される。
【0020】前記伝熱面1は、高温流体側表面で、伝熱
面1の側端部から中央部に向って高温流体流れ方向と所
定角度をなす斜め方向に二つ並列状態で連続する溝状部
分で形成される複数の凝縮液排除樋部2と、伝熱面1の
高温流体流れ方向略中央部から高温流体流出側端部まで
高温流体流れ方向に連続する溝状部分で形成され、前記
凝縮液排除樋部2と連通する凝縮液流路部3とを有して
なり、この凝縮液排除樋部2及び凝縮液流路部3で表面
を複数の領域に区分され、高温流体側と低温流体側にそ
れぞれ凹凸を逆にして共通に表れる所定の凹凸パターン
を前記区分された各領域毎にそれぞれ所定形状で形成さ
れてなる構成である。凹凸パターンは、伝熱面積を増や
し、伝熱面1の強度向上を図ると共に、流体の流れを制
御し、所定の方向に流体を導く役割をも果すものであ
る。
【0021】前記伝熱面1の最も上側の領域4は、高温
流体の流入側であり、この領域4の凹凸パターンは、高
温流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流
体流れ方向に所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸
形状として形成される構成である。高温流体流れ方向へ
凸条状又は溝状部分が連続することで、高温流体の流入
抵抗を小さくしている。
【0022】伝熱面1の最上部の領域4の下側に隣接す
る最も大きい面積となる領域5の凹凸パターンは、高温
流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流体
流れ方向に所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形
状として形成される構成であり、アンモニアを高温流
体、海水を低温流体とする条件で、低温流体に対する熱
伝達率(対流熱伝達率)が最も良好となる15〜20m
m幅の溝状部5a(高温流体側から見た形状)に、高温
流体からの熱伝達率(凝縮熱伝達率)が最も良好となる
0.5〜1mm幅の溝状部5b(高温流体側から見た形
状)を複合させて一体に配置される複合波状横断面形状
となっている(図3参照)。
【0023】前記領域5より下流側に隣接する各領域6
の凹凸パターンは、低温流体流れ方向に平行となる伝熱
面1の二等分線について対称となる配置で、前記領域5
同様高温流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し且つ低
温流体流れ方向へ所定ピッチで並列する複合波状横断面
の凹凸形状として形成される構成である。また、伝熱面
1の最下部の高温流体流出側となる領域7は、前記領域
4同様、高温流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、
且つ低温流体流れ方向に所定ピッチで並列する略波状横
断面の凹凸形状として形成される凹凸パターンを有する
構成である。高温流体流れ方向へ凸条状又は溝状部分が
連続することで、高温流体の流出抵抗を小さくしてい
る。
【0024】前記伝熱面1の周囲には、対向する二つの
伝熱面1同士を連結すると同時に、連結により形成され
る略筒状体の側面となる所定幅の略板状の連結用部分
(図示を省略)があり、二つの伝熱面1を平行且つ所定
間隔に保持する。この連結用部分においては、略筒状体
内外の各流体の流れに対し抵抗を与えないよう平滑面と
される構成が一般的であるが、この連結用部分に、低温
流体側に対しては凹、高温流体側に対しては凸となる所
定の凹凸形状を所定間隔で複数配置した凹凸パターンを
形成する構成とすることもでき、低温流体側から加わる
圧力に対する伝熱面1の支持強度を大幅に向上させられ
る。
【0025】次に、前記構成に基づく凝縮器における熱
交換動作について説明する。シェル10の流入口10c
を通じて、気相の高温流体を所定の圧力で二つの伝熱面
1からなる略筒状体上部に下向きに供給し、高温流体を
略筒状体内側となる伝熱面1間に送込む。また、前記シ
ェル10の供給口10aから低温流体を連続的に供給
し、且つ、排出口10bから回収することで、この低温
流体を前記略筒状体外側となる伝熱面1間に高温流体流
れに対し直交流となる向きで流し、各伝熱面1を通じて
熱交換を行わせる。
【0026】低温流体の伝熱面1各位置への接触では、
伝熱面1の各領域の凹凸パターンが、低温流体流れ方向
に対し直交して低温流体の流れに対し抵抗を与え、低温
流体に対する熱伝達率が最も良好となる所定形状である
ことから、低温流体が伝熱面1各位置に十分に接触して
伝熱面1から熱を確実に受取り、高温流体側から十分に
熱を吸収できる。
【0027】略筒状体内側となる伝熱面1間では、まず
気相の高温流体が伝熱面1の上側の領域4各位置に接触
し、伝熱面1を介して外側の低温流体へ熱を放出しなが
ら次の領域5に達する。この領域5では、低温流体への
熱伝達により高温流体が伝熱面1で凝縮し、凝縮液が発
生する。凝縮により発生した微細液滴は、適切なピッチ
に形成した溝状部5b内に表面張力により誘引され、こ
の溝状部5bにのみ凝縮液膜を形成することとなる。こ
の溝状部5bに集まった凝縮液は所定の大きさの液滴ま
で成長した後、重力もしくは気相の高温流体流れの圧力
作用で順次流下し、領域5の直下の凝縮液排除溝2に達
する。こうして凝縮液の表面張力を利用して凝縮液滴を
溝状部5bで成長させ、伝熱面1における凝縮液の占め
る表面積を極小とし、且つ、溝状部5bに沿わせて凝縮
液を流下させて伝熱面1から適切に排除することで、気
相の高温流体と接触可能な伝熱面積を最大限確保し、凝
縮熱伝達率を最適値とすることができる。
【0028】前記領域5で未凝縮の気相の高温流体は、
さらに下流側の領域6に達し、前記同様伝熱面表面で凝
縮された高温流体は表面張力で溝状部に誘引され、所定
の大きさの液滴となって順次流下し、下側の凝縮液排除
溝2に達する。各凝縮液排除溝2に達した凝縮液は、そ
れぞれ凝縮液排除溝2に沿って中央側へ速やかに移動
し、凝縮液が増えても並列する二つの溝部分のいずれか
で確実に受止められ、下側の領域に流下することもな
く、伝熱面1と気相の高温流体との接触を妨げない。各
凝縮液排除溝2を流れる凝縮液は中央の凝縮液流路部3
に集合し、集った凝縮液は凝縮液流路部3を流下して伝
熱面1の間から下部開口に達し、シェル10の流出口1
0dを通じて外部へ取出される。
【0029】また、最下部の領域6では、残った気相の
高温流体がさらに冷却されて気体分が完全に凝縮し、凝
縮液が下方に移動して気相の高温流体から離れ、液相の
高温流体のみとなる。凝縮液は凹凸に沿ってスムーズに
下方へ抜け、凝縮液流路部3を流下した凝縮液同様、下
部開口に達して流出口10dを通じ外部へ取出される。
【0030】このように、本実施の形態に係る凝縮器で
は、シェル10内に熱交換用の伝熱面1を配設し、この
伝熱面1に高温流体からの熱伝達率を最適にする形状部
分と低温流体に対する熱伝達率を最適にする形状部分と
を組合わせた凹凸パターンを形成し、伝熱面1を介して
高温流体と低温流体とを熱交換させることから、伝熱面
1各位置で低温流体への熱伝達を最適化すると共に、高
温流体の液相及び気相のそれぞれの状態での流れをスム
ーズにして伝熱面1への熱伝達を十分に行わせることと
なり、それぞれの流体と伝熱面1との熱伝達性能を効率
の高い状態で両立させられ、伝熱面全体で高温流体から
低温流体への熱伝達を最適化することができ、高温流体
の凝縮をより効率よく進行させられる。
【0031】また、前記実施の形態に係る凝縮器におい
て、シェル10には、流入口10c及び流出口10dが
それぞれ一つずつ配設される構成であるが、これに限ら
ず、各々がそれぞれ複数配設される構成にすることもで
き、伝熱面1の数が多くなったり、寸法が大きくなった
りして、凝縮器の横方向の寸法が大きくなった場合で
も、各伝熱面1のなす略筒状体内に高温流体をより偏り
なく均等に送込むことができることとなる。
【0032】(本発明の第2の実施形態)本発明の第2
の実施形態に係る凝縮器を図4及び図5に基づいて説明
する。なお、本実施の形態に係る凝縮器は、アンモニア
を高温流体、所定のブライン(冷媒)を低温流体として
用い、冷凍サイクルの一部を構成するものとする。図4
は本実施の形態に係る凝縮器における伝熱面の概略構成
図、図5は本実施の形態に係る凝縮器における伝熱面の
要部切欠斜視図である。
【0033】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る凝縮器は、前記第1の実施形態同様、シェル10内に
伝熱面1を複数組並列状態で略筒状体として配設し、伝
熱面1を挟んで高温流体及び低温流体を互いに直交する
向きで流す構成を有する一方、伝熱面1の凹凸パターン
を一部異ならせて形成するものである。前記伝熱面1
は、前記第1の実施形態同様、複数の凝縮液排除樋部2
と、凝縮液流路部3とを有し、この凝縮液排除樋部2及
び凝縮液流路部3で区分された各領域に所定の凹凸パタ
ーンをそれぞれ形成されてなる構成である。前記第1の
実施形態と異なる点として、伝熱面1の最上部の領域4
の下側に隣接する最も大きい面積となる領域5の凹凸パ
ターンが、高温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め
方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ前記斜め方向に直
交する向きへ所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸
形状として左右対称に形成される構成であり、アンモニ
アを高温流体、水を低温流体とする条件で、低温流体に
対する熱伝達率(対流熱伝達率)が最も良好となる15
〜20mm幅の溝状部5a(高温流体側から見た形状)
に、高温流体からの熱伝達率(凝縮熱伝達率)が最も良
好となる0.5〜1mm幅の溝状部5b(高温流体側か
ら見た形状)を複合させて一体に配置される複合波状横
断面形状となっている(図5参照)。
【0034】次に、前記構成に基づく凝縮器における熱
交換動作について説明する。冷凍サイクルにおいて過熱
蒸気となっている気相の高温流体を所定の圧力で二つの
伝熱面1からなる略筒状体上部に下向きに供給し、高温
流体を略筒状体内側となる伝熱面1間に送込む。また、
前記シェル10の供給口10aから低温流体を連続的に
供給し、且つ、排出口10bから回収することで、この
低温流体を前記略筒状体外側となる伝熱面1間に高温流
体流れに対し直交流となる向きで流し、各伝熱面1を通
じて熱交換を行わせる(図1参照)。
【0035】低温流体の伝熱面1各位置への接触では、
前記第1の実施形態同様、伝熱面1の各領域の凹凸パタ
ーンが低温流体に対する熱伝達率が最も良好となる凹凸
形状であることから、低温流体が伝熱面1各位置に十分
に接触して伝熱面1から熱を確実に受取り、高温流体側
から十分に熱を吸収できる。略筒状体内側となる伝熱面
1間では、まず過熱状態の気相の高温流体が伝熱面1の
上側の領域4各位置に接触し、伝熱面1を介して外側の
低温流体へ熱を放出しながら次の領域5に達する。
【0036】この領域5では、凹凸パターンによる抵抗
を受けて高温流体が下方への速度を落しながら流れ、気
相の高温流体が伝熱面1各位置に接触し、伝熱面1を介
して外側の低温流体へ熱を放出して飽和状態となり、さ
らに下部に進んで伝熱面1と接触し、低温流体への熱伝
達により高温流体が伝熱面1で凝縮し、凝縮液が発生す
る。凝縮により発生した微細液滴は、適切なピッチに形
成した溝状部5b内に表面張力により誘引され、この溝
状部5bにのみ凝縮液膜を形成することとなる。この溝
状部5bに集まった凝縮液は所定の大きさの液滴まで成
長した後、重力もしくは気相の高温流体流れの圧力作用
で順次流下し、領域5の直下の凝縮液排除溝2に達す
る。こうして凝縮液の表面張力を利用して凝縮液滴を溝
状部5bで成長させ、伝熱面1における凝縮液の占める
表面積を極小とし、且つ、溝状部5bに沿わせて凝縮液
を流下させて伝熱面1から適切に排除することで、気相
の高温流体と接触可能な伝熱面積を最大限確保し、凝縮
熱伝達率を最適値とすることができる。
【0037】前記領域5で未凝縮の気相の高温流体も、
ほぼ飽和状態となっており、前記第1の実施形態同様、
さらに下流側の各領域6において伝熱面表面で凝縮さ
れ、この凝縮された高温流体が表面張力で溝状部に誘引
され、所定の大きさの液滴となって順次流下し、下側の
凝縮液排除溝2に達する。そして、前記第1の実施形態
同様、各凝縮液排除溝2に達した凝縮液は、中央の凝縮
液流路部3に達して集まり、凝縮液流路部3を流下して
伝熱面1の間から下部開口に達し、外部へ取出される。
残った気相の高温流体も最下部の領域6でさらに冷却さ
れて気体分が完全に凝縮し、凝縮液は凹凸に沿ってスム
ーズに下方へ抜け、下部開口に達して外部へ取出され
る。
【0038】このように、本実施の形態に係る凝縮器で
は、シェル10内に熱交換用の伝熱面1を配設し、この
伝熱面1に高温流体からの熱伝達率を最適にする形状部
分と低温流体に対する熱伝達率を最適にする形状部分と
を組合わせた凹凸パターンを高温流体流れ方向に対し所
定角度をなす斜め方向へ連続させて形成し、伝熱面1を
介して高温流体と低温流体とを熱交換させることから、
それぞれの流体と伝熱面1との熱伝達性能を効率の高い
状態で両立させられることに加え、高温流体と伝熱面と
の接触頻度を増加させて、高温流体が過熱蒸気である場
合でも適切に高温流体から伝熱面へ熱伝達を行わせて、
高温流体の凝縮を効率よく進められる。
【0039】なお、前記第1及び第2の各実施形態に係
る凝縮器において、伝熱面1の領域5の凹凸パターン
は、低温流体に対して熱伝達率が最も良好となる広い幅
の溝状部5aと、高温流体からの熱伝達率が最も良好と
なる狭い幅の溝状部5bとを一体に組合わせた複合波状
横断面の凹凸形状となっているが、これに限らず、広い
幅の溝状部5aと狭い幅の溝状部5bとを交互に配置す
るなど、配置状態を変えたり、全て同じ所定幅の溝状部
を並列配置したりする構成とすることもできる。また、
高温流体が混合流体である場合には、前記狭い幅の溝状
部5bとして、混合流体をなす各流体の表面張力の違い
に対応した幅の複数種類の溝状部を交互もしくは所定数
ごとにそれぞれ配置する構成とすることもでき、各流体
ごとに最適な熱伝達並びに凝縮を行わせることができ
る。また、溝状部の幅も前記に限らず、用いる高温流体
と低温流体の種類が前記とそれぞれ異なる場合には、各
流体の種類に対応させた適切な大きさとして形成する構
成とすることもでき、特に、低温流体に微生物等の不純
物が含まれる場合でも、低温流体に対する熱伝達率を最
適化する形状とすることにより、こうした不純物が伝熱
面の低温流体側表面に付着しにくく、低温流体に対する
熱伝達性能を確実に維持できることとなる。
【0040】また、前記第1及び第2の各実施の形態に
係る凝縮器においては、伝熱面1を高温流体に対応する
面同士平行に対向させ、それぞれ側端部で気密状態に連
結して略筒状体とし、この略筒状体の上下開口部分を高
温流体の入口及び出口としている構成であるが、これに
限らず、従来のシェルアンドプレート型の凝縮器同様、
シェル10内において上下に開口部分(貫通孔)を形成
した複数枚の伝熱面をパッキン等を介して重ね合せ、高
温流体側表面が向い合う間隙を密閉状態に形成すると共
に低温流体側表面が向い合う間隙を開放状態とし、上下
でそれぞれ連結した開口部分を高温流体の流路として、
高温流体を上部の開口部分から下部の開口部分に向けて
流下させ、凝縮を行わせる構成とすることもできる。
【0041】また、前記第1及び第2の各実施の形態に
係る凝縮器において、伝熱面1には凝縮液排除樋部2及
び凝縮液流路部3、並びにこの凝縮液排除樋部2及び凝
縮液流路部3で区分された複数の領域に所定の凹凸パタ
ーンがそれぞれ形成されてなる構成であるが、伝熱面1
を挟んで高温流体と低温流体との間に圧力差がある場合
には、対向する伝熱面1における複数箇所でそれぞれ対
向する凹凸パターンの凸部分同士を互いに一部接触させ
る構成とすることもでき、接触部分における支持で圧力
差による面の反りを防ぎ、各伝熱面1間の間隙を確実に
規定寸法に保てる。
【0042】さらに、前記第1及び第2の各実施の形態
に係る凝縮器においては、伝熱面1の領域4側を高温流
体の流入側、領域7側を高温流体の流出側とする構成で
あるが、この他、伝熱面1の上下を逆にして領域7側を
高温流体の流入側、領域4側を高温流体の流出側として
形成する構成とすることもでき、伝熱面1各領域におい
て凝縮された高温流体が順次流下して凝縮液排除溝2に
集り、集った凝縮液が各凝縮液排除溝2に沿って伝熱面
側端部に抜けることとなり、前記同様、凝縮液を伝熱面
1から適切に排除して気相の高温流体と接触可能な伝熱
面積を最大限確保し、凝縮熱伝達率を向上させられる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱交換用
の伝熱面にこの伝熱面の高温流体側表面に発生する凝縮
液を排除する凝縮液排除樋部を配設すると共に、前記凝
縮液排除樋部で区切られた高温流体側伝熱面表面の各領
域に凹凸パターンを形成し、伝熱面上に生じて流下する
凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて集め、この凝縮液排除
樋部に沿わせて速やかに排除することにより、伝熱面上
に凝縮液が滞留せず、伝熱面と気相の高温流体との接触
効率を高められ、凹凸パターンによる高温流体と伝熱面
との熱伝達性能向上と合わせて伝熱面における高温流体
から低温流体への熱伝達率を向上させることができ、高
温流体の凝縮をより効率よく進行させられるという効果
を奏する。
【0044】また、本発明によれば、伝熱面に凝縮液排
除樋部と共に凝縮液流路部を配設し、伝熱面上に生じて
流下する凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて集め、さらに
凝縮液流路部に集合させてこの凝縮液流路部に沿わせて
速やかに排除することにより、伝熱面上に凝縮液が滞留
せず、伝熱面と気相の高温流体との接触効率を高めら
れ、高温流体の凝縮をより効率よく進行させられるとい
う効果を有する。
【0045】また、本発明によれば、凝縮液排除樋部で
区切られた伝熱面の各領域に、高温流体からの熱伝達率
を最適にする形状部分と低温流体に対する熱伝達率を最
適にする形状部分とを複数組合わせた凹凸パターンを形
成し、それぞれの流体と伝熱面との熱伝達性能を効率の
高い状態で両立させることにより、伝熱面全体で高温流
体から低温流体への熱伝達率を向上させることができ、
高温流体の凝縮をより効率よく進行させられるという効
果を有する。
【0046】また、本発明によれば、伝熱面の所定領域
に対し、高温流体流れ方向に平行で且つ低温流体流れ方
向に直交する向きに連続する形状の凹凸パターンを形成
して、低温流体の流れに対する抵抗を大きくすることに
より、低温流体と伝熱面との接触頻度を向上させて、伝
熱面から低温流体への熱伝達を一層進ませることができ
ると共に、高温流体の流入抵抗を低減し、高温流体をス
ムーズに伝熱面間に流通させて伝熱面と接触させられ、
高温流体から伝熱面を介した低温流体への熱伝達の効率
を向上させて高温流体の凝縮をより効率的に進行させら
れるという効果を有する。
【0047】また、本発明によれば、伝熱面の所定領域
に対し、高温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方
向へ連続する形状の凹凸パターンを形成して、低温流体
の流れに対する抵抗を大きくすると共に高温流体の流れ
に対しても所定の抵抗を与えることにより、低温流体と
伝熱面との接触頻度を向上させて、伝熱面から低温流体
への熱伝達を一層進ませることができると共に、高温流
体においても伝熱面との接触頻度を向上させ、高温流体
から伝熱面への熱伝達の効率を向上させることができ、
高温流体が凝縮しにくい過熱蒸気である場合でも、この
過熱蒸気から適切に伝熱面に熱を伝達させて高温流体の
凝縮をより効率的に進行させられるという効果を有す
る。
【0048】また、本発明によれば、伝熱面の凹凸パタ
ーンが複合波形状横断面の凹凸形状として形成され、高
温流体からの熱伝達率を最大にする形状部分と低温流体
に対する熱伝達率を最大にする形状部分とをそれぞれ伝
熱面に部分的な偏りなく一様に配置できることにより、
高温流体からの熱伝達率を最大とする小さいピッチの凸
条状又は溝状部分を伝熱面に最大限に配置でき、凝縮液
を伝熱面から適切に排除可能として気相の高温流体と接
触可能な伝熱面積を最大限確保でき、凝縮熱伝達率を最
大とすることができるなど、それぞれの流体と伝熱面と
の熱伝達性能を効率の高い状態で両立させ、伝熱面全体
で高温流体から低温流体への熱伝達の効率を最大とする
ことができ、高温流体の凝縮効率をより一層向上させら
れるという効果を有する。
【0049】また、本発明によれば、伝熱面の高温流体
流入側端部の所定範囲に高温流体流れ方向に長手方向が
一致する所定形状の凹凸パターンを形成し、伝熱面に気
相の高温流体が流入しやすくすることにより、凹凸で伝
熱面積をより大きく確保し、低温流体と伝熱面の高温流
体流入側領域との接触を促進して熱伝達を進ませること
ができると共に、高温流体の流入抵抗を低減し、高温流
体をスムーズに伝熱面間に流入させて伝熱面と接触させ
られ、高温流体から伝熱面への熱伝達の頻度を増やして
高温流体の凝縮をより効率的に進行させられるという効
果を有する。
【0050】また、本発明によれば、伝熱面の高温流体
最下流側所定範囲に高温流体流れ方向に長手方向が一致
する所定形状の凹凸パターンを形成し、高温流体流れ方
向への抵抗を少なくすることにより、液相の高温流体を
伝熱面間から外部へ離脱しやすくし、伝熱面に沿ってい
つまでも凝縮液が残らず、伝熱面と気相の高温流体との
伝熱面積をより大きく確保でき、高温流体をより効率的
に凝縮させられるという効果を有する。
【0051】また、本発明によれば、伝熱面の各領域の
凹凸パターンが伝熱面の二等分線について対称となる形
状で形成され、低温流体の流入方向を逆にしても熱伝達
状態に変化を生じさせないことにより、一つの伝熱面を
左右入替えてこれと対向する伝熱面として利用でき、凝
縮器全体のコストダウンが図れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る凝縮器の側面図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る凝縮器における
伝熱面の概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る凝縮器における
伝熱面の要部切欠斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る凝縮器における
伝熱面の概略構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る凝縮器における
伝熱面の要部切欠斜視図である。
【図6】従来の凝縮器の要部分解斜視図である。
【図7】従来の凝縮器の組立状態概略説明図である。
【図8】従来の他の凝縮器における伝熱面の要部構成図
である。
【図9】従来の他の凝縮器における伝熱面の概略構成図
である。
【符号の説明】
1、201、301 伝熱面 2 凝縮液排除樋部 3 凝縮液流路部 4、5、6、7 領域 5a、5b 溝状部 10 シェル 10a 供給口 10b 排出口 10c 流入口 10d 流出口 100 凝縮器 101、102 熱交換プレート 103 固定フレーム 104 支え棒 105、106 ガイドロッド 107 可動フレーム 108 高温流体 109 低温流体 111、112 パッキン 202 縦溝 302 凝縮液排除溝 A、B 熱交換流路 a、b、c、d 通路
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月26日(2000.5.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る凝縮器
は、略板状体で形成される伝熱面を一又は複数配設さ
れ、高温流体と低温流体とを前記伝熱面を挟んで直交流
となるように伝熱面の両側にそれぞれ流して熱交換を行
わせ、高温流体を気相から液相へ相変化させる凝縮器に
おいて、前記高温流体流れ方向と所定角度をなす斜め方
向に連続する溝状部分が高温流体側の伝熱面表面に一又
は複数の凝縮液排除樋部が形成され、この凝縮液排除樋
部に連結されて高温流体流れ方向に連続する溝状部分を
高温流体側の伝熱表面に凝縮液流路部として形成され、
前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分され、高
温流体側と低温流体側にそれぞれ凹凸を逆にして共通に
表れる所定の凹凸パターンを伝熱面の区分された各領域
毎にそれぞれ所定形状で形成されてなり、前記低温流体
に対する熱伝達率を最適値とする所定ピッチの凸条状又
は溝状部分と、所定ピッチに比べ極めて小さいピッチの
凸条状又は溝状部分とを組合せて一体に成形した複合波
形状横断面の凹凸形状として凹凸パターンが形成され、
前記区分された複数の領域のうち少なくとも前記凝縮液
流路部より高温流体流れ方向の前記凝縮液流路部より高
温流 体流れ方向の上流側の領域を高温流体流れ方向に対
し所定角度をなす斜め方向とする前記凹凸パターンと
し、前記上流側の領域より下流側の領域を高温流体流れ
方向と同一方向とする前記凹凸パターンとするものであ
る。このように本発明においては、熱交換用の伝熱面に
この伝熱面の高温流体側表面に発生する凝縮液を排除す
る凝縮液排除樋部及び凝縮液流路部を配設すると共に、
前記凝縮液排除樋部で区切られた高温流体側伝熱面表面
の各領域に、前記区分された複数の領域のうち少なくと
も前記凝縮液流路部より高温流体流れ方向の上流側の領
域を高温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方向へ
凸条状又は溝状に連続すると共に、前記上流側の領域よ
り下流側の領域を高温流体流れ方向へ凸条状又は溝状に
連続する凹凸パターンを形成し、この凹凸パターンを高
温流体の熱伝達に適する所定ピッチとこのピッチよりも
大きなピッチであって低温流体の熱伝達に適するピッチ
とを組合わせて形成することにより、伝熱面上に生じて
流下する凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて集め、この凝
縮液排除樋部に沿わせて速やかに排除することにより、
伝熱面上に凝縮液が滞留せず、伝熱面と気相の高温流体
との接触効率を高められ、凹凸パターンによる高温流体
と伝熱面との熱伝達性能向上と合わせて伝熱面における
高温流体から低温流体への熱伝達率を向上させることが
でき、さらに高温流体からの熱伝達率を最大とする小さ
いピッチの凸条状又は溝状部分を 伝熱面に最大限に配置
でき、凝縮液を伝熱面から適切に排除可能として気相の
高温流体と接触可能な伝熱面積を最大限確保でき、凝縮
熱伝達率を最大とすることができるなど、それぞれの流
体と伝熱面との熱伝達性能を効率の高い状態で両立さ
せ、伝熱面全体で高温流体から低温流体への熱伝達の効
率を最大とすることができ、高温流体の凝縮をより効率
よく進行させられる。特に、伝熱面における高温流体流
れ方向上流側の領域に、高温流体流れ方向に対し所定角
度をなす斜め方向へ連続する形状の凹凸パターンを形成
して、低温流体の流れに対する抵抗を大きくすると共に
高温流体の流れに対しても所定の抵抗を与えることによ
り、低温流体と伝熱面との接触頻度を向上させて、伝熱
面から低温流体への熱伝達を一層進ませることができる
と共に、高温流体においても伝熱面との接触頻度を向上
させ、高温流体から伝熱面への熱伝達の効率を向上させ
ることができ、高温流体が凝縮しにくい過熱蒸気である
場合でも、この過熱蒸気から適切に伝熱面に熱を伝達さ
せて高温流体の凝縮をより効率的に進行させられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面高温流体流れ方向における高温流体流
入側端部から所定範囲の領域に、凸条状又は溝状部分を
高温流体流れ方向へ連続させると共に低温流体流れ方向
に所定ピッチで複数並列させてなる略波状横断面の凹凸
形状である凹凸パターンが形成されるものである。この
ように本発明においては、伝熱面の高温流体流入側端部
の所定範囲に高温流体流れ方向に長手方向が一致する所
定形状の凹凸パターンを形成し、伝熱面に気相の高温流
体が流入しやすくすることにより、凹凸で伝熱面積をよ
り大きく確保し、低温流体と伝熱面の高温流体流入側領
域との接触を促進して熱伝達を進ませることができると
共に、高温流体の流入抵抗を低減し、高温流体をスムー
ズに伝熱面間に流入させて伝熱面と接触させられ、高温
流体から伝熱面への熱伝達の頻度を増やして高温流体の
凝縮をより効率的に進行させられる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、前記伝熱面高温流体流れ方向における高温流体流
出側端部から所定範囲の領域に、凸条状又は溝状部分
高温流体流れ方向へ連続させると共に低温流体流れ方向
に所定ピッチで複数並列させてなる略波状横断面の凹凸
形状である凹凸パターンが形成されるものである。この
ように本発明においては、伝熱面の高温流体最下流側所
定範囲に高温流体流れ方向に長手方向が一致する所定形
状の凹凸パターンを形成し、高温流体流れ方向への抵抗
を少なくすることにより、液相の高温流体を伝熱面間か
ら外部へ離脱しやすくし、伝熱面に沿っていつまでも凝
縮液が残らず、伝熱面と気相の高温流体との伝熱面積を
より大きく確保でき、高温流体をより効率的に凝縮させ
られる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【発明の効果】 以上のように本発明によれば、熱交換
用の伝熱面にこの伝熱面の高温流体側表面に発生する凝
縮液を排除する凝縮液排除樋部及び凝縮液流路部を配設
すると共に、前記凝縮液排除樋部で区切られた高温流体
側伝熱面表面の各領域に、前記区分された複数の領域の
うち少なくとも前記凝縮液流路部より高温流体流れ方向
の上流側の領域を高温流体流れ方向に対し所定角度をな
す斜め方向へ凸条状又は溝状に連続すると共に、前記上
流側の領域より下流側の領域を高温流体流れ方向へ凸条
状又は溝状に連続する凹凸パターンを形成し、この凹凸
パターンを高温流体の熱伝達に適する所定ピッチとこの
ピッチよりも大きなピッチであって低温流体の熱伝達に
適するピッチとを組合わせて形成することにより、伝熱
面上に生じて流下する凝縮液を凝縮液排除樋部で受けて
集め、この凝縮液排除樋部に沿わせて速やかに排除する
ことにより、伝熱面上に凝縮液が滞留せず、伝熱面と気
相の高温流体との接触効率を高められ、凹凸パターンに
よる高温流体と伝熱面との熱伝達性能向上と合わせて伝
熱面における高温流体から低温流体への熱伝達率を向上
させることができ、さらに高温流体からの熱伝達率を最
大とする小さいピッチの凸条状又は溝状部分を伝熱面に
最大限に配置でき、凝縮 液を伝熱面から適切に排除可能
として気相の高温流体と接触可能な伝熱面積を最大限確
保でき、凝縮熱伝達率を最大とすることができるなど、
それぞれの流体と伝熱面との熱伝達性能を効率の高い状
態で両立させ、伝熱面全体で高温流体から低温流体への
熱伝達の効率を最大とすることができ、高温流体の凝縮
をより効率よく進行させられる。特に、伝熱面における
高温流体流れ方向上流側の領域に、高温流体流れ方向に
対し所定角度をなす斜め方向へ連続する形状の凹凸パタ
ーンを形成して、低温流体の流れに対する抵抗を大きく
すると共に高温流体の流れに対しても所定の抵抗を与え
ることにより、低温流体と伝熱面との接触頻度を向上さ
せて、伝熱面から低温流体への熱伝達を一層進ませるこ
とができると共に、高温流体においても伝熱面との接触
頻度を向上させ、高温流体から伝熱面への熱伝達の効率
を向上させることができ、高温流体が凝縮しにくい過熱
蒸気である場合でも、この過熱蒸気から適切に伝熱面に
熱を伝達させて高温流体の凝縮をより効率的に進行させ
られるという効果を奏する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月25日(2000.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る凝縮器
は、略板状体で形成される伝熱面を一又は複数配設さ
れ、高温流体と低温流体とを前記伝熱面を挟んで直交流
となるように伝熱面の両側にそれぞれ流して熱交換を行
わせ、高温流体を気相から液相へ相変化させる凝縮器に
おいて、前記高温流体流れ方向と所定角度をなす斜め方
向に連続する溝状部分が高温流体側の伝熱面表面に一又
は複数の凝縮液排除樋部が形成され、この凝縮液排除樋
部に連結されて高温流体流れ方向に連続する溝状部分を
高温流体側の伝熱表面に凝縮液流路部として形成され、
前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分され、高
温流体側と低温流体側にそれぞれ凹凸を逆にして共通に
表れる所定の凹凸パターンを伝熱面の区分された各領域
毎にそれぞれ所定形状で形成されてなり、前記低温流体
に対する熱伝達率を最適値とする所定ピッチの凸条状又
は溝状部分と、当該所定ピッチに比べ極めて小さいピッ
で、且つ前記高温流体に対する熱伝達率を最適値とす
るピッチの凸条状又は溝状部分とを組合せて一体に成形
した複合波形状横断面の凹凸形状として凹凸パターンが
形成され、前記区分された複数の領域のうち少なくとも
前記凝縮液流路部より高温流体流れ方向の上流側の領域
を高温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方向とす
る前記凹凸パターンとし、前記上流側の領域より下流側
の領域を高温流体流れ方向と同一方向とする前記凹凸パ
ターンとするものである。このように本発明において
は、熱交換用の伝熱面にこの伝熱面の高温流体側表面に
発生する凝縮液を排除する凝縮液排除樋部及び凝縮液流
路部を配設すると共に、前記凝縮液排除樋部で区切られ
た高温流体側伝熱面表面の各領域に、前記区分された複
数の領域のうち少なくとも前記凝縮液流路部より高温流
体流れ方向の上流側の領域を高温流体流れ方向に対し所
定角度をなす斜め方向へ凸条状又は溝状に連続すると共
に、前記上流側の領域より下流側の領域を高温流体流れ
方向へ凸条状又は溝状に連続する凹凸パターンを形成
し、この凹凸パターンを高温流体の熱伝達に適する所定
ピッチとこのピッチよりも大きなピッチであって低温流
体の熱伝達に適するピッチとを組合わせて形成すること
により、伝熱面上に生じて流下する凝縮液を凝縮液排除
樋部で受けて集め、この凝縮液排除樋部に沿わせて速や
かに排除することにより、伝熱面上に凝縮液が滞留せ
ず、伝熱面と気相の高温流体との接触効率を高められ、
凹凸パターンによる高温流体と伝熱面との熱伝達性能向
上と合わせて伝熱面における高温流体から低温流体への
熱伝達率を向上させることができ、さらに高温流体から
の熱伝達率を最大とする小さいピッチの凸条状又は溝状
部分を伝熱面に最大限に配置でき、凝縮液を伝熱面から
適切に排除可能として気相の高温流体と接触可能な伝熱
面積を最大限確保でき、凝縮熱伝達率を最大とすること
ができるなど、それぞれの流体と伝熱面との熱伝達性能
を効率の高い状態で両立させ、伝熱面全体で高温流体か
ら低温流体への熱伝達の効率を最大とすることができ、
高温流体の凝縮をより効率よく進行させられる。特に、
伝熱面における高温流体流れ方向上流側の領域に、高温
流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方向へ連続する
形状の凹凸パターンを形成して、低温流体の流れに対す
る抵抗を大きくすると共に高温流体の流れに対しても所
定の抵抗を与えることにより、低温流体と伝熱面との接
触頻度を向上させて、伝熱面から低温流体への熱伝達を
一層進ませることができると共に、高温流体においても
伝熱面との接触頻度を向上させ、高温流体から伝熱面へ
の熱伝達の効率を向上させることができ、高温流体が凝
縮しにくい過熱蒸気である場合でも、この過熱蒸気から
適切に伝熱面に熱を伝達させて高温流体の凝縮をより効
率的に進行させられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、伝熱面の高温流体流れ方向における高温流体流入側
端部から所定範囲の領域に、高温流体流れ方向へ連続す
凸条状又は溝状部分を低温流体流れ方向に所定ピッチ
で複数並列させ略波状横断面形状となる凹凸パターン
が形成されるものである。このように本発明において
は、伝熱面の高温流体流入側端部の所定範囲に高温流体
流れ方向に長手方向が一致する所定形状の凹凸パターン
を形成し、伝熱面に気相の高温流体が流入しやすくする
ことにより、凹凸で伝熱面積をより大きく確保し、低温
流体と伝熱面の高温流体流入側領域との接触を促進して
熱伝達を進ませることができると共に、高温流体の流入
抵抗を低減し、高温流体をスムーズに伝熱面間に流入さ
せて伝熱面と接触させられ、高温流体から伝熱面への熱
伝達の頻度を増やして高温流体の凝縮をより効率的に進
行させられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 また、本発明に係る凝縮器は必要に応じ
て、伝熱面の高温流体流れ方向における高温流体流出側
端部から所定範囲の領域に、高温流体流れ方向へ連続す
凸条状又は溝状部分を低温流体流れ方向に所定ピッチ
で複数並列させ略波状横断面形状となる凹凸パターン
が形成されるものである。このように本発明において
は、伝熱面の高温流体最下流側所定範囲に高温流体流れ
方向に長手方向が一致する所定形状の凹凸パターンを形
成し、高温流体流れ方向への抵抗を少なくすることによ
り、液相の高温流体を伝熱面間から外部へ離脱しやすく
し、伝熱面に沿っていつまでも凝縮液が残らず、伝熱面
と気相の高温流体との伝熱面積をより大きく確保でき、
高温流体をより効率的に凝縮させられる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略板状体で形成される伝熱面を一又は複
    数配設され、高温流体と低温流体とを前記伝熱面を挟ん
    で直交流となるように伝熱面の両側にそれぞれ流して熱
    交換を行わせ、高温流体を気相から液相へ相変化させる
    凝縮器において、 前記高温流体流れ方向と所定角度をなす斜め方向に連続
    する溝状部分が高温流体側の伝熱面表面に形成されてな
    り、伝熱面に生じて高温流体流れ方向に流下する高温流
    体の凝縮液を受ける一又は複数の凝縮液排除樋部を備
    え、 前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分され、少
    なくとも高温流体側に表れる所定の凹凸パターンを伝熱
    面の区分された各領域毎にそれぞれ所定形状で形成され
    ることを特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の凝縮器において、 前記凝縮液排除樋部が伝熱面側端部から中央部に向って
    形成され、 前記伝熱面の高温流体流れ方向略中央部から高温流体流
    出側端部まで高温流体流れ方向に連続する溝状部分が高
    温流体側の伝熱面表面に形成されてなり、前記凝縮液排
    除樋部と連通する凝縮液流路部を備えることを特徴とす
    る凝縮器。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の凝縮器にお
    いて、 前記伝熱面が、前記凝縮液排除樋部で複数区分され、高
    温流体側と低温流体側にそれぞれ凹凸を逆にして共通に
    表れる所定の凹凸パターンを伝熱面の区分された各領域
    毎にそれぞれ所定形状で形成されてなり、 前記各領域の凹凸パターンが、高温流体からの熱伝達率
    が最も良好となる大きさの凹凸形状部分と、低温流体に
    対して熱伝達率が最も良好となる大きさの凹凸形状部分
    とを、所定の配置で一又は複数互いに組合わせて形成さ
    れることを特徴とする凝縮器。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の凝縮器において、 前記伝熱面の一又は複数の領域の凹凸パターンが、高温
    流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流体
    への熱伝達率を最適値とする所定ピッチで低温流体流れ
    方向に並列する略波状横断面の凹凸形状と、高温流体流
    れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ高温流体からの
    熱伝達率を最適値とする前記と別の所定ピッチで低温流
    体流れ方向に並列する略波状横断面の凹凸形状とを複数
    組合わせて形成されることを特徴とする凝縮器。
  5. 【請求項5】 前記請求項3又は4に記載の凝縮器にお
    いて、 前記伝熱面の区分された複数の領域のうち、少なくとも
    前記凝縮液流路部より高温流体流れ方向上流側の領域の
    凹凸パターンが、高温流体流れ方向に対し所定角度をな
    す斜め方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ前記斜め方
    向に直交する向きへ低温流体への熱伝達率を最適値とす
    る所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形状と、高
    温流体流れ方向に対し所定角度をなす斜め方向へ凸条状
    又は溝状に連続し、且つ前記斜め方向に直交する向きへ
    高温流体への熱伝達率を最適値とする前記と別の所定ピ
    ッチで並列する略波状横断面の凹凸形状とを複数組合わ
    せて形成されることを特徴とする凝縮器。
  6. 【請求項6】 前記請求項4又は5に記載の凝縮器にお
    いて、 前記凹凸パターンが、低温流体に対する熱伝達率を最適
    値とする所定ピッチで並列配置される凸条状又は溝状部
    分に、高温流体からの熱伝達率を最適値とし且つ前記低
    温流体に対する前記所定ピッチに比べ極めて小さいピッ
    チで並列する凸条状又は溝状部分を組合わせて一体に成
    形した複合波形状横断面の凹凸形状として形成されるこ
    とを特徴とする凝縮器。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のいずれかに記載
    の凝縮器において、 前記伝熱面が、高温流体流れ方向における高温流体流入
    側端部から所定範囲の領域に、高温流体流れ方向へ凸条
    状又は溝状に連続し、且つ低温流体流れ方向に所定ピッ
    チで並列する略波状横断面の凹凸形状となる凹凸パター
    ンを形成されてなることを特徴とする凝縮器。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の凝縮器において、前記伝熱面が、高温流体流れ方向に
    おける高温流体流出側端部から所定範囲の領域に、高温
    流体流れ方向へ凸条状又は溝状に連続し、且つ低温流体
    流れ方向に所定ピッチで並列する略波状横断面の凹凸形
    状となる凹凸パターンを形成されてなることを特徴とす
    る凝縮器。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし8のいずれかに記載
    の凝縮器において、前記伝熱面が、高温流体流れ方向及
    び低温流体流れ方向と各辺方向とをそれぞれ一致させた
    矩形又は方形状の略板状体で形成されると共に、前記伝
    熱面の各領域の凹凸パターンが、高温流体流れ方向に平
    行な伝熱面の二等分線について対称に形成されることを
    特徴とする凝縮器。
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