JP2000346360A - ガスタービン予混合ダクト - Google Patents

ガスタービン予混合ダクト

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JP2000346360A
JP2000346360A JP11153084A JP15308499A JP2000346360A JP 2000346360 A JP2000346360 A JP 2000346360A JP 11153084 A JP11153084 A JP 11153084A JP 15308499 A JP15308499 A JP 15308499A JP 2000346360 A JP2000346360 A JP 2000346360A
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gas turbine
gas
cylindrical body
duct
outlet
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English (en)
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Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数の分流出口から燃焼室に予混合気を噴出さ
せる際、圧力損失を少なくさせて予混合気の噴出量の均
一化をはかったガスタービン予混合ダクトを提供する
事。 【解決手段】ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れの方向にそって配設した筒体11
の、その筒体に設けた複数の出口を介して燃焼器内に案
内する予混合ダクトの上記複数の分流出口13a,13
b,13cのうち少なくともひとつに整流板14を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンに適
用されるガスタービン予混合ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のガスタービンプラントは、法律の
規制も手伝って低NOx形のガスタービン燃焼器の開発
が進められており、その構成として図20に示すものが
ある。
【0003】ガスタービン燃焼器は、燃焼器ライナ1で
区画された燃焼室2の頭部側の中央にパイロット拡散燃
焼用ノズル3およびパイロット予混合燃焼用ノズル4を
配置するとともに、燃焼室2の側面に予混合燃焼用ノズ
ル5を予混合ダクト6とを組み合せた予混合燃料部7を
配置し、起動運転時、パイロット拡散燃焼用ノズル3か
らの燃料で拡散燃焼させ、負荷併入後、パイロット予混
合燃焼用ノズル4から生成され燃焼ガスを保炎として予
混合燃料部7からの予混合気を燃焼させている。
【0004】予混合燃料部7は、予混合燃焼用ノズル5
から予混合ダクト6に噴出させる燃料に、空気圧縮機
(図示せず)からの高圧空気を加えて燃料希薄状態の予
混合気を生成している。
【0005】このように、最近のガスタービンプラント
では、保炎としての拡散燃焼に、ガスタービン駆動用燃
焼ガスとしての予混合燃焼を組み合せ、法律規制値に充
分に対処させた低NOx濃度値を維持させている。
【0006】一方、予混合気を生成する予混合ダクト6
は、図19に示すように、長筒状の筒体6aで形成し、
その入口IN側にガイド8を設け、その出口EXT側に
複数の分流出口9a,9b,9cを設け、各分流出口9
a,9b,9cの先端に絞り出口10a,10b,10
cを形成し、ここから図20で示した燃焼室2のほぼ全
域に亘って予混合気を噴出させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図19で示した従来の
予混合ダクト6には、幾つかの問題点があり、その一つ
に予混合気の燃焼室2への不均一な噴出量がある。
【0008】予混合ダクト6は、予混合気の流れの慣性
力により複数の分流出口9a,9b,9cのうち、その
入口に設けたガイド8から最も遠くに位置する分流出口
9cの予混合気噴出量に較べて、その入口に設けたガイ
ド8から一番近いところに位置する分流出口9aの予混
合気噴出量が相対的に少なくなっている。このため、予
混合気の噴出量の不均一化に伴って、燃焼ガス温度に高
低のむらができ、何らかの事情で温度の高い燃焼ガスが
逆火したとき、予混合ダクト6は、逆火が保炎となって
予混合気を燃焼させ、焼損することが往々にしてあっ
た。
【0009】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、複数の分流出口から燃焼室に予混合気を噴
出させる際、圧力損失を少なくさせて予混合気の噴出量
の均一化を図ったガスタービン予混合ダクトを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ン予混合ダクトは、上記目的を達成するために、請求項
1に記載したように、ガスタービン圧縮機から供給され
る空気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、
この混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒
体の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内
するガスタービン予混合ダクトにおいて、上記出口部の
うち、少なくとも一つ以上に整流板を設けたものであ
る。
【0011】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項2に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部から出
口部上流に至るまでの流路に案内羽根を設けたものであ
る。
【0012】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項3に記載し
たように、案内羽根を筒体に対して固定させたものであ
る。
【0013】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項4に記載し
たように、案内羽根を筒体に対して回転自在に取り付け
たものである。
【0014】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項5に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部から出
口部上流に至るまでの流路に渦衝突拡散部を設けたもの
である。
【0015】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項6に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部から出
口部上流に至るまでの流路に境界層吸込み口を設けたも
のである。
【0016】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項7に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部から出
口部上流に至るまでの流路に空気供給口を設けたもので
ある。
【0017】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項8に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、その
横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭く
した筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるととも
に、上記各筒体の出口部に絞り部を形成したものであ
る。
【0018】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項9に記載し
たように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と燃
料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合し
たガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、その
筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガスタ
ービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、その
縦断面方向の開口を広く、その横断面方向の開口を狭く
した筒体を、その横断面方向に向って積み重ねるととも
に、上記各筒体の出口部に絞り部を形成したものであ
る。
【0019】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項10に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるとと
もに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一方、各
絞り部のうち、少なくとも一以上の上流側に整流板を設
けたものである。
【0020】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項11に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるとと
もに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一方、上
記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流路に回
転自在に取り付けられた案内羽根を設けたものである。
【0021】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項12に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるとと
もに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一方、上
記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流路に固
設させた案内羽根を設けたものである。
【0022】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項13に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に沿って列状に配置する
とともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
路に渦衝突拡散部を設けたものである。
【0023】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項14に記載
したように、渦衝突拡散部はV字状の突出し片、楔状の
突出し片、円柱状の突出し片、楕円柱状の突出し片、菱
形状の突出し片、三角柱状の突出し片のうち、いずれか
を選択したものである。
【0024】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項15に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるとと
もに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一方、上
記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流路に境
界層吸込み口を設けたものである。
【0025】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項16に記載
したように、境界層吸込み口は、丸形、四角形、三角
形、菱形、楕円形のうち、いずれかを選択したものであ
る。
【0026】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、上記目的を達成するために、請求項17に記載
したように、ガスタービン圧縮機から供給される空気と
燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混合
したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、そ
の筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガス
タービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、そ
の横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を狭
くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねるとと
もに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一方、上
記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流路に空
気供給口を設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
予混合ダクトの実施形態を図面および図面に付した符号
を引用して説明する。
【0028】図1は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第1実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。
【0029】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、燃料に空気を加えた予混合気MFAの流れに沿っ
て長く延びた長筒状の筒体11の入口IN側にガイド1
2を設けるとともに、その出口EXT側に分流出口13
a,13b,13cを設けている。
【0030】分流出口13a,13b,13cは、その
入口側に整流板14を着脱自在に取り付けるとともに、
その出口側を絞り部15a,15b,15cに形成して
いる。
【0031】整流板14は、例えば、金網、多孔板等の
いずれかが適用される。金網が適用される場合、整流板
14は線の太さ、メッシュ、予混合気MFAのレイノル
ズ数により抵抗係数が変化するため、予混合気MFAの
流速に応じて線の太さ、メッシュ等が設定される。
【0032】このように、本実施形態では、分流出口1
3a,13b,13cの入口側に整流板14を設けると
ともに、その出口側に絞り部15a,15b,15cを
設け、整流板14で予混合気MFAの流れを均一化さ
せ、絞り部15a,15b,15cで均一化させた流れ
の予混合気MFAに速度エネルギを与えて燃焼室に噴出
させたので、圧力損失が少なく、むらの少ない予混合気
MFAを燃焼室に噴出させることができ、温度分布をほ
ぼ均一にして安定状態に燃焼ガスを維持させることがで
きる。
【0033】また、本実施形態では、整流板14を分流
出口13a,13b,13cの入口IN側に着脱自在に
装着させたので、取付、取外しの作業を容易に行なうこ
とができ、作業員の労力を少なくさせることができる。
【0034】図2は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第2実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0035】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、長筒状の筒体11の入口IN側に案内羽根16を
設け、予混合気MFAの流れを均一化させ、分流出口1
3a,13b,13cを介して燃焼室に噴出させたもの
である。
【0036】この案内羽根16は、入口IN側の、例え
ば横断方向に向って延びる一体または分割状の翼形とし
て配置されており、負荷に応じて回転自在に回動できる
ように筒体11に取り付けられている。
【0037】このように、本実施形態では、筒体11の
入口IN側に、回転自在に案内羽根16を取り付け、予
混合気MFAの流れを整流させて分流出口13a,13
b,13cに案内したので、予混合気MFAの流れを均
一化して燃焼室に噴出させることができる。
【0038】図3は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第3実施形態を湿す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0039】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、分流出口13a,13b,13cの入口側に案内
羽根17を設け、案内羽根17により圧力損失の少ない
予混合気MFAにして円滑に分流出口13a,13b,
13cに案内させたものである。
【0040】このように、本実施形態では、分流出口1
3a,13b,13cの入口IN側に案内羽根17を設
け、案内羽根17により予混合気MFAを分流出口13
a,13b,13cに円滑に案内させたので、予混合気
MFAを均一の流量にして燃焼室に噴出させることがで
きる。
【0041】なお、本実施形態では、分流出口13a,
13b,13cの各入口IN側に設けた案内羽根17を
固定しているが、この実施形態に限らず、例えば図4に
示すように、案内羽根18を回転自在に取り付けてもよ
い。この場合、回転自在に取り付けられた案内羽根18
は、図5に示すように、ピン19で支持され、矢印の方
向に回転させる構成になっている。
【0042】図6は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第4実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0043】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、長筒状の筒体11に渦衝突拡散部20を設け、予
混合気MFAに含まれる渦を渦衝突拡散部20で衝突さ
せて細くし、予混合気MFAの流れを均一化させて分流
出口13a,13b,13cのそれぞれに供給したもの
である。
【0044】渦衝突拡散部20は、V字状、楔状、円柱
状、楕円柱状、菱形状、三角柱状などの突出し片であれ
ばいかなる形状でも良く、渦を細くして拡散できるもの
であれば良い。
【0045】このように、本実施形態では、筒体11に
渦衝突拡散部20を設け、筒体11で発生した渦を渦衝
突拡散部20で衝突させ、細くして拡散させたので、分
流出口13a,13b,13cから燃焼室に予混合気M
FAを均一化して噴出させ、安定状態にして燃焼ガスを
生成することができる。
【0046】図7は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第5実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0047】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、長筒状の筒体11に境界層吸込み口21を設け、
筒体11の内壁で発達する予混合気MFAの三次元境界
層中に発生する乱流遷移の原因となる攪乱を境界層吸込
み口21で吸い込ませ、予混合気MFAの圧力損失を少
なくさせたものである。境界層吸込み口21は、丸形、
四角形、三角形、菱形、楕円形など予混合気MFAの攪
乱を吸い込む形状であれば、いかなる形状でも良い。
【0048】このように、本実施形態では、筒体11に
境界層吸込み口21を設け、予混合気MFAの攪乱を境
界層吸込み口21で吸い込ませたので、圧力損失を少な
くさせた予混合気MFAの流れを燃焼室に均一化して噴
出させることができる。
【0049】図8は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第6実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0050】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、長筒状の筒体11にその外部からの高圧空気をそ
の内部に案内する空気供給口22を設け、筒体11の内
壁を流れる運動量の低い予混合気MFAに、空気供給口
22を介して外部から供給された高圧空気で加速させ、
境界層剥離を抑止させたものである。
【0051】空気供給口22は、第6実施形態で示した
境界層吸込み口21の形状と同じで良い。
【0052】このように本実施形態では、筒体11に空
気供給口22を設け、空気供給口22を介して外部から
供給された高圧空気で予混合気MFAの境界層を加速さ
せ、内壁からの境界層剥離を抑止させたので、分流出口
13a,13b,13cから燃焼室に予混合気の流れを
均一化して噴出させることができる。
【0053】図9は、本発明に係るガスタービン予混合
ダクトの第7実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0054】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、長筒状の筒体11の入口IN側にガイド12を、
出口EXT側に絞り部23をそれぞれ備えるとともに、
予混合気MFAの流れに対し、横断面方向の開口を広
く、縦断面方向の開口を狭くした筒体11を、例えば第
1筒体24a、第2筒体24b、第3筒体24cに区分
けし、各筒体24a,24b,24cを予混合気MFA
の流れに対し、縦断面方向に向って積み重ねて形成した
ものである。
【0055】このように、本実施形態では、横断面方向
の開口を広く、縦断面方向の開口を狭くした筒体11
を、例えば第1筒体24a、第2筒体24b、第3筒体
24cに区分けし、各筒体24a,24b,24cを縦
断面方向に向って積み重ね、途中から分流通路を形成す
ることなく一つの通路にしたので圧力損失の少ない予混
合空気MFAの流れを燃焼室に均一にして噴出させるこ
とができる。
【0056】なお、本実施形態は、予混合気MFAの流
れに対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口
を狭くした筒体11を、予混合気MFの流れに対し、縦
断面方向に向って積み重ねたが、この実施形態に限ら
ず、例えば図10に示すように、筒体11を予混合気M
FAの流れに対し、横断面方向に向って列状に配置させ
ても良い。
【0057】図11は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第8実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0058】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第1実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、絞り部23の上流側に整流
板14を設けたものである。
【0059】本実施形態によれば、筒体11を細く区分
けするとともに、途中に分流通路を設けることなく一つ
の通路に形成して圧力損失を少なくさせる一方、出口E
XT側の絞り部24の上流側に整流板14を設け、整流
板14を介して予混合気MFAの流れを整流にしたの
で、絞り部23から燃焼室に予混合気MFAの流量を均
一化して噴出させることができる。
【0060】図12は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第9実施形態を示す一部切欠概略斜視図であ
る。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一
符号を付している。
【0061】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第2実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、入口IN側に回転自在な案
内羽根16を設けたものである。
【0062】本実施形態によれば、筒体11を細く区分
けするとともに、途中に分流通路を設けることなく一つ
の通路に形成する一方、入口IN側に回転自在な案内羽
根16を設けたので、圧力損失の少ない予混合気MFA
の流れを燃焼室に均一に噴出させることができ、案内羽
根16で負荷の大小に応じて予混合気MFAの流量を調
整して燃焼室に噴出させ、無駄の少ない部分負荷運転を
行わせることができる。
【0063】図13は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第10実施形態を示す一部切欠概略斜視図で
ある。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同
一符号を付している。
【0064】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第3実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、絞り部23の入口IN側に
案内羽根17を設けたものである。
【0065】本実施形態によれば、筒体11を細く区分
けするとともに、途中に分流通路を設けることなく一つ
の通路に形成して圧力損失を少なくさせる一方、出口E
XT側の絞り部23の上流側に案内羽根17設け、案内
羽根17を介して予混合気MFAの流れを均一化させた
ので、絞り部23から燃焼室に予混合気MFAの流量を
均一にして噴出させることができる。
【0066】なお、本実施形態では、絞り部23の上流
側に設けた案内羽根17を固設しているが、この実施形
態に限らず、例えば図14に示すように、案内羽根18
を回転自在に取り付けても良い。この場合、回転自在に
取り付けられた案内羽根18は、図15に示すように、
ピン19で支持され、矢印の方向に回転させた構成にな
っている。
【0067】図16は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第11実施形態を示す一部切欠概略斜視図で
ある。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同
一符号を付している。
【0068】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第4実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、各筒体24a,24b,2
4cに渦衝突拡散部20を設けたものである。なお、渦
衝突拡散部20は、第4実施形態と同様に、V字状、楔
状、円柱状、楕円柱状、菱形状、拡散柱状などの突き出
し片である。
【0069】本実施形態によれば、筒体11を細く区分
けするとともに、途中に分流通路を設けることなく一つ
の通路に形成して圧力損失を少なくさせる一方、筒体1
1に渦衝突拡散部20を設けたので、予混合気MFAの
流れをより一層均一にして燃焼室に噴出させることがで
き、渦を渦衝突拡散部20で衝突させ、細くして拡散さ
せ、予混合気MFAを安定状態にして燃焼室に噴出させ
ることができる。
【0070】図17は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第12実施形態を示す一部切欠概略斜視図で
ある。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同
一符号を付している。
【0071】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第5実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、筒体11に境界層吸込み口
21を設けたものである。境界層吸込み口21は、丸
形、四角形、三角形、菱形、楕円形など予混合気MFA
の攪乱を吸い込む形状であればいかなる形状でも良い。
【0072】このように、本実施形態では、筒体11を
細く区分けするとともに、途中に分流通路を設けること
なく一つの通路に形成して圧力損失を少なくさせる一
方、筒体11に境界層吸込み口21を設け、予混合気M
FAの攪乱を境界層吸込み口21で吸い込ませたので、
圧力損失を少なくさせた予混合気MFAの流れを燃焼室
に均一にして噴出させることができる。
【0073】図18は、本発明に係るガスタービン予混
合ダクトの第13実施形態を示す一部切欠概略斜視図で
ある。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同
一符号を付している。
【0074】本実施形態に係るガスタービン予混合ダク
トは、第6実施形態と第7実施形態とを組み合せたもの
で、入口IN側にガイド12を、出口EXT側に絞り部
23をそれぞれ備えるとともに、予混合気MFAの流れ
に対し、横断面方向の開口を広く、縦断面方向の開口を
狭くした筒体11を、例えば第1筒体24a、第2筒体
24b、第3筒体24cに区分けし、各筒体24a,2
4b,24cを予混合気MFAの流れに対し、縦断面方
向に向って積み重ねる一方、筒体11にその外部からの
高圧空気をその内部に案内する空気供給口22を設けた
ものである。
【0075】このように、本実施形態では、筒体11を
細く区分けするとともに、途中に分流通路を設けること
なく一つの通路に形成して圧力損失を少なくさせる一
方、筒体11に空気供給口22を設け、空気供給口22
を介して外部から供給された高圧空気で予混合気MFA
の境界層を加速させ、内壁からの境界層剥離を抑止させ
たので、絞り部23から燃焼室に予混合気MFAの流量
を均一化して噴出させることができる。
【0076】なお、図11〜図18に示した筒体11
は、予混合気MFAの流れに対し、横断面方向の開口を
広く、縦断面方向の開口を狭くして縦断面方向に向って
積み重ねているが、これらの実施形態に限らず、例えば
図10に示すように、横断面方向の開口を狭く、縦断面
方向の開口を広くして、横断方向に列状に配置させた
り、あるいは横断方向の開口を広く、縦断面方向の開口
を狭くして、横断方向に列状に配置させても良い。
【0077】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るガス
タービン予混合ダクトは、予混合気の流れを均一化させ
る手段を設けて圧力損失を少なくさせたので、燃焼室に
予混合気を安定状態にして噴出させることができる。
【0078】また、本発明に係るガスタービン予混合ダ
クトは、予混合気に含まれる渦を細く、拡散させる手段
や予混合気の境界層の剥離を抑制する手段を設けて予混
合気の流れを安定化させたので、燃焼室に予混合気の流
量を均一にして流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第1
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図2】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第2
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図3】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第3
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図4】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第3
実施形態の変形例を示す一部切欠概略斜視図。
【図5】図4に示すX部の部分拡大図。
【図6】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第4
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図7】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第5
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図8】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第6
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図9】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第7
実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図10】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
7実施形態の変形例を示す一部切欠概略斜視図。
【図11】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
8実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図12】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
9実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図13】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
10実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図14】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
10実施形態の変形例を示す一部切欠概略斜視図。
【図15】図14に示すY部の部分拡大図。
【図16】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
11実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図17】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
12実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図18】本発明に係るガスタービン予混合ダクトの第
13実施形態を示す一部切欠概略斜視図。
【図19】従来のガスタービン予混合ダクトを示す一部
切欠概略斜視図。
【図20】従来のガスタービン燃焼器を示す概略側面
図。
【符号の説明】
1 燃焼器ライナ 2 燃焼室 3 パイロット拡散燃焼用ノズル 4 パイロット予混合燃焼用ノズル 5 予混合燃焼用ノズル 6 予混合ダクト 6a 筒体 7 予混合燃料部 8 ガイド 9a,9b,9c 分流出口 10a,10b,10c 絞り出口 11 筒体 12 ガイド 13a,13b,13c 分流出口 14 整流板 15a,15b,15c 絞り部 16,17,18 案内羽根 19 ピン 20 渦衝突拡散部 21 境界層吸込み口 22 空気案内口 23 絞り部 24a 第1筒体 24b 第2筒体 24c 第3筒体

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、上記出口部のうち、
    少なくとも一つ以上に整流板を設けたことを特徴とする
    ガスタービン予混合ダクト。
  2. 【請求項2】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部か
    ら出口部上流に至るまでの流路に案内羽根を設けたこと
    を特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  3. 【請求項3】 案内羽根を筒体に対して固定させたこと
    を特徴とする請求項2記載のガスタービン予混合ダク
    ト。
  4. 【請求項4】 案内羽根を筒体に対して回転自在に取り
    付けたことを特徴とする請求項2記載のガスタービン予
    混合ダクト。
  5. 【請求項5】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部か
    ら出口部上流に至るまでの流路に渦衝突拡散部を設けた
    ことを特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  6. 【請求項6】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部か
    ら出口部上流に至るまでの流路に境界層吸込み口を設け
    たことを特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  7. 【請求項7】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、上記筒体の入口部か
    ら出口部上流に至るまでの流路に空気供給口を設けたこ
    とを特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  8. 【請求項8】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、
    その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開口を
    狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ねると
    ともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成したことを
    特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  9. 【請求項9】 ガスタービン圧縮機から供給される空気
    と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この混
    合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体の、
    その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内するガ
    スタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対し、
    その縦断面方向の開口を広く、その横断面方向の開口を
    狭くした筒体を、その横断面方向に沿って列状に配置す
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成したこ
    とを特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  10. 【請求項10】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、各絞り部のうち、少なくとも一以上の上流側に整流
    板を設けたことを特徴とするガスタービン予混合ダク
    ト。
  11. 【請求項11】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
    路に回転自在に取り付けられた案内羽根を設けたことを
    特徴とするガスタービン予混合ダクト。
  12. 【請求項12】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
    路に固設させた案内羽根を設けたことを特徴とするガス
    タービン予混合ダクト。
  13. 【請求項13】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
    路に渦衝突拡散部を設けたことを特徴とするガスタービ
    ン予混合ダクト。
  14. 【請求項14】 渦衝突拡散部はV字状の突出し片、楔
    状の突出し片、円柱状の突出し片、楕円柱状の突出し
    片、菱形状の突出し片、三角柱状の突出し片のうち、い
    ずれかを選択したことを特徴とするガスタービン予混合
    ダクト。
  15. 【請求項15】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
    路に境界層吸込み口を設けたことを特徴とするガスター
    ビン予混合ダクト。
  16. 【請求項16】 境界層吸込み口は、丸形、四角形、三
    角形、菱形、楕円形のうち、いずれかを選択したことを
    特徴とする請求項6または15に記載のガスタービン予
    混合ダクト。
  17. 【請求項17】 ガスタービン圧縮機から供給される空
    気と燃料供給装置から供給される燃料とを混合し、この
    混合したガスを、ガス流れ方向に沿って配設した筒体
    の、その筒体の複数の出口部を介して燃焼器内に案内す
    るガスタービン予混合ダクトにおいて、ガスの流れに対
    し、その横断面方向の開口を広く、その縦断面方向の開
    口を狭くした筒体を、その縦断面方向に向って積み重ね
    るとともに、上記各筒体の出口部に絞り部を形成する一
    方、上記各筒体の入口部から出口部上流に至るまでの流
    路に空気供給口を設けたことを特徴とするガスタービン
    予混合ダクト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004002184A (ja) * 2002-05-02 2004-01-08 Daimler Chrysler Ag 反応室に流入する混合気のフラッシュバックを防止する方法
JP2011520687A (ja) * 2008-05-14 2011-07-21 エアバス オペレーションズ リミテッド 気流偏向装置を備えた翼

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