JP2000344201A - 粉体投入装置 - Google Patents

粉体投入装置

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JP2000344201A
JP2000344201A JP11155777A JP15577799A JP2000344201A JP 2000344201 A JP2000344201 A JP 2000344201A JP 11155777 A JP11155777 A JP 11155777A JP 15577799 A JP15577799 A JP 15577799A JP 2000344201 A JP2000344201 A JP 2000344201A
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Japan
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powder
roller
hopper
weighing
feeding device
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JP11155777A
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English (en)
Inventor
Naoaki Kida
直亮 木田
Hiroshi Ishii
浩志 石井
Mamoru Tani
守 谷
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UEDA AVANCER CORP
Original Assignee
UEDA AVANCER CORP
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  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化および低コスト化を図り、ま
た、装置立ち上がり時のロスを最小限にすることのでき
る粉体投入装置を提供することを課題としている。 【解決手段】 散薬投入装置10では、ホッパー12の
開口部15にローラ13が設けられ、ローラ13を移動
させることにより開口部15に隙間を形成し、ここから
散薬を投入するようにした。このようなホッパー12お
よびローラ13は、秤ユニット上に設けられ、秤ユニッ
トでの秤量結果に基づき、ローラ13を駆動させる伸縮
シリンダー22を制御する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば散薬等の粉
体を所定量ずつ秤量して投入するときに用いて好適な粉
体投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、散薬等は、分包体中に所
定量ずつ封入された状態で多く提供されている。
【0003】このような分包体への散薬の封入には薬剤
自動分割分包機が用いられており、従来の薬剤自動分割
分包機では、開閉式のホッパーやスクリュー式のフィー
ダで散薬を所定量ずつ秤量して分包紙上に投入し、この
分包紙を溶着して区切ることによって、所定量ずつの散
薬が封入された分包体を複数形成していた。
【0004】近年、このような薬剤自動分割分包機にお
いては高速化が課題となっており、これに伴って、散薬
を所定量ずつ秤量して投入するための装置にも、より高
速で、かつ高精度の秤量を行うことのできるものが求め
られている。このような要求に対応するものとして、図
11に示すようなものがすでに提供されている。
【0005】この粉体投入装置1は、バイブレータ2a
を備えたフィーダ2上にホッパー3が備えられ、ホッパ
ー3に供給すべき散薬が収められるようになっている。
そして、フィーダ2をバイブレータ2aにより微振動さ
せながら、ホッパー3から散薬を投入する。すると、散
薬がフィーダ2上で均されつつ、順次投入部2a側に搬
送されて、均一に投入されるようになっている。
【0006】このような装置においては、フィーダ2と
ホッパー3とが秤量装置4上に設けられており、この秤
量装置4で、フィーダ2とホッパー3およびホッパー3
に収められた散薬の重量を秤り、所定の重さだけ重量が
減った時点で所定量の散薬が投入されたとみなしてバイ
ブレータ2aを止め、散薬の投入を停止させるようにな
っているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の粉体投入装置1では、散薬を均一にする
ためにバイブレータ2aを備えたフィーダ2が必要であ
り、そのため装置が大がかりになり、部品点数も多く、
装置のコンパクト化、低コスト化が図れないという問題
があった。また、装置の始動時には、ホッパー3からフ
ィーダ2上に落下した散薬がフィーダ2上を経て端部か
ら落下し始めるまで、例えば10秒といった時間がかか
り、したがって装置の立ち上がりにロスがあるという問
題がある。
【0008】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、装置の小型化および低コスト化を図り、ま
た、装置立ち上がり時のロスを最小限にすることのでき
る粉体投入装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
散薬等の粉体を投入するための装置であって、粉体が収
められてその下端部に開口部を有したホッパーと、前記
開口部を塞ぐように設けられた外形筒状のローラと、前
記ホッパーまたはローラのいずれか一方または双方を移
動させて前記開口部に隙間を開閉自在に形成する駆動機
構と、前記駆動機構を制御する制御手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0010】制御手段で駆動機構を制御して、ホッパー
またはローラのいずれか一方または双方を移動させて開
口部に隙間を形成することにより、ホッパー内の粉体が
開口部から下方に所定量ずつ投入される。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の粉
体投入装置であって、前記ローラが、該ローラを回転駆
動させる回転駆動源を備え、該回転駆動源が前記制御手
段で制御される構成となっていることを特徴としてい
る。
【0012】回転駆動源によりローラを回転させること
により、粉体の落下を促し、粉体を円滑に投入すること
ができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の粉体投入装置であって、前記ホッパーおよびロー
ラが、これらの重量を計測する秤量装置上に設けられ、
前記制御手段では、該秤量装置での秤量結果に基づき、
前記駆動機構を制御する構成となっていることを特徴と
している。
【0014】秤量装置でホッパーおよびローラを秤量す
ることにより、ホッパー内の粉体の重量変化を検出する
ことができ、これにより粉体の投入量を検出することが
できる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項3記載の粉
体投入装置であって、前記ホッパーおよびローラが、粉
体の投入口を跨ぐ支持部材上に備えられ、前記支持部材
の一端側のみが前記秤量装置上に載置されていることを
特徴とする粉体投入装置。している。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項4記載の粉
体投入装置であって、前記ホッパーおよびローラが、所
定長を有した支持部材の中央部に支持されていることを
特徴としている。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項3から5の
いずれかに記載の粉体投入装置であって、前記駆動機構
や前記回転駆動源と、前記秤量装置との間に、前記駆動
機構や前記回転駆動源からの振動を吸収する緩衝材が備
えられていることを特徴としている。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の粉体投入装置であって、上記粉体投入
装置が、粉末状の薬剤を定められた量毎に分割する薬剤
分割部と、前記薬剤分割部から帯状の分包紙によって形
成される薬封入分包体に封入する薬剤封入部とを備えて
構成される薬剤自動分割分包機の、前記薬剤分割部に備
えられていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉体投入装置
の実施の形態について、図1ないし図10を参照して説
明する。
【0020】図1に示すものは、散薬投入装置(粉体投
入装置)10である。この散薬投入装置10は、図示し
ない薬剤自動分割分包機Aの薬剤分割部に備えられてい
る。
【0021】薬剤自動分割分包機Aでは、薬剤分割部の
散薬投入装置10で散薬を所定量ずつ秤量して分割し、
これを帯状の分包紙に投入して、分包紙を分包紙溶着機
構で溶着することにより、所定量ずつの散薬が封入され
た分包体を形成するものである。ここで、分包紙溶着機
構としてはヒーター等によって分包紙を熱溶着する方式
のものや、また超音波溶着により分包紙を超音波溶着す
るものなどが用いられる。
【0022】散薬投入装置10は、二本一対の支持フレ
ーム11,11に、散薬が収められるホッパー12と、
円柱状のローラ13とが備えられた構成となっている。
【0023】ホッパー12は、平面視すると矩形状で、
図2に示すように、互いに対向する二枚の側板12aと
12bとが、下方に行くに従い漸次接近するよう逆ハ字
型に配置されている。所定間隔を隔てた二本一対の支持
フレーム11,11間には、2本の断面C字状の支持部
材14が設けられている。そして、逆ハ字型の側板12
a,12bが支持部材14に当接することにより、ホッ
パー12が所定のレベルに保持されるようになってい
る。
【0024】図1に示したように、このホッパー12の
下端部には散薬を投入するための開口部15が形成され
ている。開口部15は、ローラ13の形状に対応して、
側板12aの下端部がローラ13の頂部近傍に位置し、
かつ側板12bの下端部がローラ13の側部近傍に位置
し、またこれら側板12a,12bに直交する側板12
c,12dが、ローラ13の端部においてローラ13の
表面に沿うよう円弧状に切り欠かれて形成されている。
そして、この開口部15の全周が、通常時においてロー
ラ13の外周面に当接し、これによって開口部15が閉
塞される構成となっている。
【0025】図3に示すように、ホッパー12の開口部
15の周縁部には、樹脂あるいはゴム系材料等からなる
シール部16が設けられており、これによりローラ13
と開口部15との間の閉塞を確実に行うようにしてい
る。
【0026】ローラ13は、ホッパー12の幅に対応し
た長さを有し、例えば直径12〜16mm程度の外形略
円柱状とされ、アルミ製で、その表面は平滑面とされて
アルマイト等の表面処理が施されている。
【0027】図1に示したように、このローラ13に
は、その中心軸線に沿って両端部に突出する回転軸17
が設けられており、この回転軸17は、板状のローラ支
持板18の下端部に回転自在に軸支されている。
【0028】ローラ13およびホッパー12の側板12
c,12dとの隙間を塞ぐため、回転軸17には、ロー
ラ13とローラ支持板18との間に、ローラ13よりも
所定寸法大径のリングプレート19が介装されており、
これにより前記隙間からの散薬の漏れを防止するように
なっている。
【0029】そして、回転軸17の一端側には、ローラ
支持板18の外側に、回転駆動源として例えば直流モー
タ(図示なし)が一体に連結されており、この直流モー
タ(図示なし)は、制御装置(制御手段;図示なし)に
よってその作動が制御されるようになっている。
【0030】前記ローラ支持板18は、その中間部が支
持フレーム11にシャフト21を介して回転自在に軸支
されている。
【0031】そして、一方のローラ支持板18の上部に
は、例えばソレノイドシリンダ等の伸縮シリンダー(駆
動機構)22の伸縮ロッド22aが、ピンを介して回転
自在に連結されている。この伸縮シリンダ22は、支持
フレーム11に図示しないブラケットを介して設けられ
ており、制御装置(図示なし)によりその作動が制御さ
れるようになっている。これにより、伸縮シリンダー2
2を伸縮させると、ローラ支持板18がシャフト21を
中心として揺動する。その結果、ローラ支持板18の下
端部に支持されたローラ13が、図3に示したように、
ホッパー12の開口部15に対し接近・離間する方向に
移動して、ホッパー12の開口部15に隙間cが開閉自
在に形成されるようになっているのである。
【0032】なお、図1に示したように、双方のローラ
支持板18,18は、その中間部において連結板23に
よって一体に連結され、揺動時のねじれが防止されるよ
うになっている。
【0033】図4に示すように、このような散薬投入装
置10は、支持フレーム11がフレーム(支持部材)2
5に固定されることにより、フレーム25上に支持され
ている。フレーム25は、ホッパー12から投入される
散薬の投入口26をまたぐように設けられており、その
一方の脚部25aは、薬剤自動分割分包機Aの本体に埋
め込まれた秤ユニット(秤量装置)27上に搭載されて
おり、他方の脚部25bは本体上に支持されている。
【0034】これにより、秤ユニット27では、フレー
ム25およびホッパー12、ローラ13を含んだ重量の
1/2を秤量するようになっている。そして秤ユニット
27での検出結果は制御装置(図示なし)に出力される
ようになっている。なお、秤ユニット27ではフレーム
25上の重量の1/2を計量しているため、制御装置
(図示なし)においては、その計量値を2倍して計算お
よび制御を行う。
【0035】ところで、この薬剤自動分割分包機Aで
は、例えば異なる2種類の散薬を投入できるよう上記構
成の散薬投入装置10が二組設けられている。
【0036】このような散薬投入装置10では、通常時
においてローラ13はホッパー12の開口部15を閉塞
している。
【0037】図1に示したホッパー12の内部に、例え
ば粒径10〜50μm程度で、250グラム程度の量が
収められた散薬を所定量ずつ投入するには、制御装置
(図示なし)で伸縮シリンダー22を作動させてローラ
13を移動させ、このローラ13とホッパー12の開口
部15との間に所定寸法(例えば0.5mm程度)の隙
間c(図3参照)を形成する。するとこのスリット状の
隙間cからホッパー12内の散薬が下方に落下し、投入
口26に投入されるのである。そして、図3に示したよ
うに、ローラ13を移動させて隙間cを形成すると同時
に、直流モータ(図示なし)でローラ13を図3中矢印
(イ)方向に回転させ、散薬の落下を促進させる。この
とき、ローラ13は、例えば1800rpm程度で回転
駆動させるようにする。そして、前記隙間cを、例えば
250〜750ms程度の間だけ形成することにより、
1〜5グラム程度の散薬が図4に示した投入口26に投
入される。
【0038】そして、制御装置においては、秤ユニット
27で検出されるホッパー12内の散薬の重量変化をモ
ニタリングし、予め定めた所定位置の所定重量が減った
時点で伸縮シリンダー22を作動させ、ローラ13を元
の位置に戻してホッパー12の開口部15を塞ぐように
する。なお、ローラ13を元の位置に戻すときには、駆
動用の直流モータ(図示なし)を所定の微小時間だけ反
対方向(図3中矢印(ロ)方向)に回転させる。これに
より、直流モータ(図示なし)による駆動では、通常、
ローラ13を停止させようとしてもローラ13が惰性で
回転してしまうが、上記のようにローラ13に逆回転を
一瞬かけることにより、ローラ13を瞬時に止めること
ができる。
【0039】このようにして、ホッパー12から投入口
26に所定量の散薬が投入されるようになっている。
【0040】上述したような構成の散薬投入装置10で
は、支持フレーム25に支持されたホッパー12の開口
部15にローラ13が設けられ、ローラ13を移動させ
ることにより隙間cを形成し、ここから散薬を投入口2
6に投入するようにした。このようにスリット状の隙間
cから散薬を投入させるので、散薬の落下量が均一にな
り、安定して散薬を投入することができる。しかも、ロ
ーラ13を移動させるのみで散薬が開口部26に落下投
入されるので、従来のようにバイブレータ2aを備えた
フィーダ2等が不要であり、散薬投入装置10の部品点
数を削減し、装置の小型化および低コスト化を図ること
ができる。
【0041】また、ローラ13を移動させれば直ちに隙
間cが形成されて散薬が落下し始めるので、装置の立ち
上がり時に時間がかかることもない。
【0042】また、散薬の投入時には直流モータ(図示
なし)でローラ13を回転させるようにしたので散薬の
落下が促進され、これによっても散薬の安定した投入を
行いながら、高速化を図ることができる。さらに、所定
量の散薬を投入した時点で投入を停止させるときには、
ローラ13を短時間だけ逆回転させてその回転を停止さ
せるようにした。これにより低コストな直流モータ(図
示なし)を用いる場合であってもローラ13を瞬時に停
止させることができ、したがって、散薬の投入精度を低
下させることがない。
【0043】加えて、このようなホッパー12およびロ
ーラ13が秤ユニット27上に設けられ、秤ユニット2
7での秤量結果に基づき伸縮シリンダー22が制御され
る構成となっているので、秤ユニット27ではホッパー
12内の粉体の重量変化を検出することによって散薬の
投入量を検出することができ、したがって、散薬を所定
量ずつ正確に投入することができる。
【0044】しかもこのような秤ユニット27はフレー
ム25の片側のみに設けられ、その計量結果を二倍して
制御を行うようになっている。これにより秤ユニット2
7が、これをフレーム25の両側に設ける場合に比較し
て半分で済み、したがって、装置の低コスト化に貢献す
る。
【0045】[他の実施の形態]次に、本発明に係る散
薬投入装置の他の実施の形態を示す。以下の説明におい
て、上記散薬投入装置10と同様の構成については同符
号を付し、その説明を省略する。図5に示すように、散
薬投入装置10’においては、ホッパー12がフレーム
(支持部材)25’の長手方向中央部に正確に位置決め
される構成となっている。具体的には、ホッパー12の
上部側面に支持シャフト40が突出形成され、これら支
持シャフト40が、粉体の投入口26を跨ぐよう設けら
れたフレーム25’の長さ方向中央に形成されたV字状
の支持溝41にて支持された構成となっている。
【0046】このとき、支持シャフト40と支持溝41
の間には、支持シャフト40の周囲に装着された例えば
ゴム製等の緩衝材42が介在している。また、フレーム
25’の両端部も、秤ユニット27及び本体上に、同じ
く例えばゴム製等で形成された緩衝ブロック(緩衝材)
43を介して搭載されている。これらにより、ローラ1
3の駆動系の振動が、秤ユニット27における秤量に影
響を及ぼすのを防止するようになっている。なお、これ
らの緩衝材42や緩衝ブロック43の形状や材質等につ
いては何ら限定するものではなく、振動を吸収するとい
う機能を有しているもので有れば、いかなるものを採用
しても良い。
【0047】そして、当該散薬投入装置10’のホッパ
ー12においては、以下のような構成でローラ13を開
閉駆動させるようになっている。すなわち、図6に示す
ように、ホッパー12の幅方向両側面には、シャフト4
5がそれぞれ突出形成されており、これら両側のシャフ
ト45に支持フレーム44が回動自在に支持されてい
る。この支持フレーム44は、ホッパー12の周囲を囲
うように形成されており、ホッパー12の一方の側にお
いてローラ13を支持する支持部44aが形成され、他
方の側には、ソレノイドシリンダ(駆動機構)46等の
駆動系に連結された連結部44bが形成された構成とな
っている。また、このローラ13は、直流モータ(回転
駆動源)M等によりその軸線回りに回転駆動可能な構成
となっている。
【0048】このような構成では、ソレノイドシリンダ
46を伸縮駆動させることにより、支持フレーム44が
シャフト45を中心として回動し、これによりローラ1
3がホッパー12の開口部15を開閉するよう駆動され
るのである。
【0049】このような構成の散薬投入装置10’にお
いては、上記散薬投入装置10(図1参照)と同様の効
果が得られる。それに加えて、ホッパー12の支持シャ
フト40がフレーム25’の支持溝41に支持される構
成となっているので、ホッパー12がフレーム25’の
中央部に正確に位置決めされ、したがって、秤ユニット
27での秤量を高精度で行うことができる。例えばフレ
ーム25’の支点間距離を240mm、負荷400gと
した場合、中心が0.1mmずれると、秤ユニット27
においては0.2g程度の誤差が出る。このような誤差
を上記構成により抑えることが可能となるのである。
【0050】また、ホッパー12を上部に設けた支持シ
ャフト40を介してフレーム25’に支持することによ
り、ホッパー12の荷重はこの支持シャフト40のみを
介してフレーム25’に作用することになる。したがっ
て、図5(c)に示すように、ホッパー12の内部に散
薬が不均一に入っている場合であっても、フレーム2
5’に対する荷重の作用点位置は何ら変わらず、したが
って、これによっても秤量精度の向上に貢献することが
できる。
【0051】さらには、支持シャフト40とフレーム2
5’の両端部に、例えばゴム製の緩衝材42や緩衝ブロ
ック43を備えるようにした。これにより、ローラ13
を開閉駆動させるためのソレノイドシリンダ46や、ロ
ーラ13の回転駆動用のモーターM等、駆動系からの振
動を遮断し、秤ユニット27における秤量精度が低下す
るのを防止することができる。
【0052】なお、上記の実施の形態において、ソレノ
イドシリンダ46は、その荷重が支持シャフト40を介
してフレーム25’に伝わるよう、ホッパー12側に取
り付けるのが好ましい。また、ローラ13を回転駆動す
るモータMは、重量バランスをとるためにローラ13の
両側に備えるような構成としても良い。
【0053】なお、上記実施の形態において、例えばホ
ッパー12およびローラ13の設置構造等については他
の形態としてもよく、上記で挙げた例に対し、例えばフ
レーム25,25’に対し直交する状態で取り付けるよ
うにしてもよい。
【0054】また、上記の実施の形態では、ローラ13
を開口部15に対して揺動させることによって開閉動作
を行う構成としたが、これに限るものではなく、例えば
図7に示すようにローラ13の支持フレーム31に長孔
32を形成しておき、この長孔32に沿って図示しない
伸縮シリンダ等によってローラ13を前後動させるよう
な構成も可能である。
【0055】この他、上記の例ではローラ13をホッパ
ー12の開口部15に対して移動させる構成としたが、
これとは逆にホッパー12側をローラ13に対して移動
させ、隙間cを形成して散薬を投入するような構成とす
ることも可能である。この場合も、作動の正確さおよび
応答性等から駆動装置としてはソレノイドシリンダー等
を用いることが適している。なお、この場合、ホッパー
12全体を移動させるようにしてもよいが、形成すべき
隙間cは例えば0.5mmといった微少なものであるの
で、図8に示すように、ホッパー12自体は固定したま
まとし、ホッパー12の側板12bのみをソレノイドシ
リンダで押す(或いは引く)ことにより、側板12bを
弾性変形させ、これによりローラ13との間に隙間cを
形成するようにすることも可能である。さらに他の例と
して、図9に示すように、ホッパー12の開口部15近
傍に揺動可能なプレート35を設け、このプレート35
をソレノイドシリンダ36で駆動して揺動させることに
より、ローラ13との間に隙間cを形成することも可能
である。この場合、ホッパー12に対してプレート35
を揺動可能とするには、ホッパー12とプレート35と
の継ぎ目の部分からホッパー12の内部の散薬が漏れる
のを防止する必要があるため、例えば、ホッパー12と
プレート35とにわたって、その内面側に、例えば樹脂
系あるいはビニール系材料等からなるライニング37を
施し、このライニング37によって散薬の漏れを防止す
るとともに、ライニング37の弾性によりプレート35
を揺動可能に保持する構成とするようにしても良い。
【0056】また、これ以外にも、例えば図10に示す
ように開口部15に二個一対のローラ13’,13’を
それぞれ揺動自在に設け、このローラ13’,13’の
双方あるいはいずれか一方を移動させることにより、双
方のローラ13’,13’間に隙間c’を形成するよう
にしてもよい。
【0057】また、上記散薬投入装置10は、薬剤自動
分割分包機Aに備えられた構成となっている。ここで、
薬剤自動分割分包機Aについては、薬剤分割部の散薬投
入装置10で散薬を所定量ずつ秤量して分割し、これを
帯状の分包紙に投入して、分包紙を分包紙溶着機構で溶
着することにより、所定量ずつの散薬が封入された分包
体を形成するのであれば、他の細部の構造や構成につい
ては何ら限定するものではなく、上記散薬投入装置10
を備えることによって、散薬の秤量分割を非常に効率良
く行うことが可能となり、使用者はホッパー12に散薬
を投入しさえすれば良くなる。
【0058】なお、上記実施の形態の散薬投入装置10
では、投入すべき粉体として散薬を取り扱う構成となっ
ているが、もちろん、粉状であれば他の粉体を取り扱う
ことも可能である。
【0059】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る粉
体投入装置によれば、制御手段で駆動機構を制御して、
ホッパーまたはローラのいずれか一方または双方を移動
させて前記開口部に隙間を形成することにより、ホッパ
ー内の粉体が開口部から下方に所定量ずつ投入される。
このとき、ホッパーまたは閉塞体を移動させれば直ちに
開口部に隙間が形成されるため、粉体が即座に投入され
る。したがって、装置の立ち上がり時のロスを最小限と
することができる。また、ホッパーまたは閉塞体を移動
させるための駆動機構のみでよいため、装置の小型化、
部品点数の削減、低コスト化を図ることができる。
【0061】請求項2に係る粉体投入装置によれば、回
転駆動源によりローラを回転させることにより、粉体の
落下を促し、粉体を円滑に投入することができる。ま
た、回転駆動源として直流モータを用いる場合には、制
御手段で、ローラを停止させる直前でローラを一瞬逆転
させることにより、ローラを惰性回転させることなく瞬
時に停止させることができる。その結果、粉体の投入精
度を高めることができる。
【0062】請求項3に係る粉体投入装置によれば、秤
量装置でホッパーおよびローラを秤量することにより、
ホッパー内の粉体の重量変化を検出することができ、こ
れにより粉体の投入量を検出することができる。したが
って、粉体投入装置で粉体を所定量ずつ正確に投入する
ことができる。
【0063】請求項4に係る粉体投入装置によれば、秤
量装置の数が半分で済む。その結果、装置コストを抑え
ることが可能となる。また、粉体の投入口を跨ぐ支持部
材により、粉体をホッパーの開口部から真下に落とすこ
とが可能となる。したがって、粉体をいったん受けてこ
れを側方に搬出する必要がなくなり、そのための機構も
不要となる、といった効果も得ることが可能となる。
【0064】請求項5に係る粉体投入装置によれば、ホ
ッパーおよびローラが支持部材の中央部に支持されてい
るので、秤量装置における秤量を高精度で行うことが可
能となる。
【0065】請求項6に係る粉体投入装置によれば、秤
量装置との間に、駆動機構や回転駆動源からの振動を吸
収する緩衝材が備えられているので、駆動系からの振動
を遮断して、秤量装置における秤量精度が低下するのを
防止することができる。
【0066】請求項7に係る粉体投入装置によれば、上
記粉体投入装置が薬剤自動分割分包機に具備された構成
となっているので、このような薬剤自動分割分包機にお
いては、装置の立ち上がり時のロスが最小限となり、ま
た装置の小型化、部品点数の削減、低コスト化を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粉体投入装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】 前記粉体投入装置の側面図である。
【図3】 同装置の開口部に形成される隙間を示す図で
ある。
【図4】 同装置が薬剤自動分割分包機に備えられてい
る状態を示す平面図および正断面図である。
【図5】 本発明に係る粉体投入装置の他の一例を示す
図である。
【図6】 前記装置の開閉機構を示す図である。
【図7】 同装置の他の例を示す側面図および平断面図
である。
【図8】 同装置のさらに他の例を示す図である。
【図9】 同装置のさらに他の例を示す図である。
【図10】 同装置のさらに他の例を示す図である。
【図11】 従来の粉体投入装置の一例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 散薬投入装置(粉体投入装置) 12 ホッパー 13 ローラ 15 開口部 22 伸縮シリンダ(駆動機構) 25、25’ フレーム(支持部材) 26 投入口 27 秤ユニット(秤量装置) 42 緩衝材 43 緩衝ブロック(緩衝材) 46 ソレノイドシリンダ(駆動機構) A 薬剤自動分割分包機 M 直流モータ(回転駆動源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 守 千葉県印旛郡富里町大和741番地 ウエダ アヴァンセ株式会社成田工場内 Fターム(参考) 3E018 AB02 BB02 BB10 DA02 DA04 EA03 EA04 3E055 AA03 CA01 DA03 DA06 EA01 EB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散薬等の粉体を投入するための装置であ
    って、粉体が収められてその下端部に開口部を有したホ
    ッパーと、前記開口部を塞ぐように設けられた外形筒状
    のローラと、前記ホッパーまたはローラのいずれか一方
    または双方を移動させて前記開口部に隙間を開閉自在に
    形成する駆動機構と、前記駆動機構を制御する制御手段
    とを備えていることを特徴とする粉体投入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粉体投入装置であって、
    前記ローラが、該ローラを回転駆動させる回転駆動源を
    備え、該回転駆動源が前記制御手段で制御される構成と
    なっていることを特徴とする粉体投入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の粉体投入装置で
    あって、前記ホッパーおよびローラが、これらの重量を
    計測する秤量装置上に設けられ、前記制御手段では、該
    秤量装置での秤量結果に基づき、前記駆動機構を制御す
    る構成となっていることを特徴とする粉体投入装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の粉体投入装置であって、
    前記ホッパーおよびローラが、粉体の投入口を跨ぐ支持
    部材上に備えられ、前記支持部材の一端側のみが前記秤
    量装置上に載置されていることを特徴とする粉体投入装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の粉体投入装置であって、
    前記ホッパーおよびローラが、所定長を有した支持部材
    の中央部に支持されていることを特徴とする粉体投入装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3から5のいずれかに記載の粉体
    投入装置であって、前記駆動機構や前記回転駆動源と、
    前記秤量装置との間に、前記駆動機構や前記回転駆動源
    からの振動を吸収する緩衝材が備えられていることを特
    徴とする粉体投入装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の粉体
    投入装置であって、上記粉体投入装置が、粉末状の薬剤
    を定められた量毎に分割する薬剤分割部と、前記薬剤分
    割部から帯状の分包紙によって形成される薬封入分包体
    に封入する薬剤封入部とを備えて構成される薬剤自動分
    割分包機の、前記薬剤分割部に備えられていることを特
    徴とする粉体投入装置。
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